未央「あの～、常務……。ど、どうかしました～？」ﾍｺﾍｺ

凛(未央、顔がまりもっこりみたいになっちゃってるよ)

卯月「あﾞのﾞ～、新ﾞメﾞンﾞバﾞーっﾞてﾞどﾞうﾞいﾞうﾞこﾞとﾞでﾞすﾞかﾞ～」ﾍｺﾞﾍｺﾞ

凛(卯月もあまりの衝撃に別人みたいになっちゃってるよ)

常務「ふむ、新たなプロジェクトの一環だと聞かされたが」

凛「えっと、それがニュージェネとどういう関係が……」

常務「なんだ、不満か？」ｷﾞｮﾛ

未央「えっへっへ、いや～～、不満なんて思ってないような気もないような～～」

卯月「そ、そうですよね～～あはは～～、はあ……」ｶﾞｸｯ

凛「ちょっと露骨すぎない！？」

常務「――まあ、今後の活動は私を含め4人でニュージェネということだ」ﾌﾌｯ

未央「……常務はそれでいいんだ」

常務「まあ、悪くないかな」

卯月「でも、そうなると歌も一緒に歌うことになるんですよね……」

常務「ふーん」

凛「なんか、ちょっと私とキャラ被せてきてない！？」ｶﾞﾀｯ

卯月「り、凛ちゃんが、ふ、二人……？」ｱﾜｱﾜ

凛「卯月、目を覚まして！！」

常務「属性チェックだと、どうやら私はパッションらしいぞ」ﾁﾗｯ

未央「ヒエッ」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

卯月「脅かされてる……！　未央ちゃんのアイデンティティが……！」

未央「ヤバいよ、ポジパでも私の居場所なくなっちゃうよ……！」ｶﾞｸｶﾞｸ

常務「……」

未央「あ、あああ、」ｶﾞｸｶﾞｸ

常務「……」ﾆｨ

未央「ひ、ひぃぃぃぃいいいいいい！！！」


凛(ノリノリだな、この人)

凛「いや、まず属性チェックってなんなの」

常務「ん？　それはコレだ」ｽｯ


ﾃﾞﾃﾞｰﾝ!!!!


常務「属性チェック君だ。どうやら、開発部が作成したらしい」

凛「ああ、そういうやつ……」

未央「まあ、私たちのときの属性決めって甘々だったからね……」ｼﾐｼﾞﾐ

卯月「たしか、その場で適当に決められたような……」

未央「未だに属性のことで話題にあがる子もいるもんね」


――――


李○菜『いぇーい！　ロックだぜぇ！』

○衣菜『え？　この猫耳？　やだなあ、こんなのつけないって――あ、わわっ、そ、そんな無理やりぃ！』

李衣○『に、にわかぁぁあ！？』


――――


凛「伏字の意味」

未央「でも、常務ってパッションって感じあんまりしないような――」

常務「ミツボシ☆☆★！　ミツボシ☆☆★！」ﾊﾞｼｯﾊﾞｼｯ

未央「ちょ、い、いたい！　いたいよ常務！」

卯月「凛ちゃん！　常務が、未央ちゃんの肩を重点的にミツボシ☆☆★してますよ！」ｱﾜｱﾜ

常務「ふふ、これくらいがパッションだろう？」

凛「アンタ、完全にパッションはき違えてるよ！！」



未央「……パッと弾けたよ」ｶﾞｸｩ


凛「未央ぉぉぉぉおおおお！！！」

―数分後―


常務「少々、遊びすぎたな」

未央「みっしー、今度は何する？」ｷｬﾋﾟｷｬﾋﾟ

卯月「オセロやりましょう！　いつも私、家で一人でやってるので！」ﾜｸﾜｸ

凛「いつの間にかめっちゃ溶け込んでるよ、この人」



卯月「凛ちゃん！　オセロ、オセロやりましょう！」

凛「卯月はどんだけオセロやりたいの！？」

卯月「……あの、えっと、私オセロが弱くて、最後にはおばあちゃんにも相手されなくなって、でも、一人でもオセロ出来るって、頑張ろうって思って、……でも。でも、オセロなんて、オセロなんて一人じゃ出来ないもん！　すぐに飽きちゃうもん！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

常務「島村……」ｽｯ

卯月「じょ、常務……」


常務「ミツボシ☆☆★！」ﾊﾞｼｯ

卯月「ぐふっっっ！！」



凛「さっきからそれなんなの！？」

常務「そんなことより、お前たちも属性チェックをやってみたらどうだ」

未央「属性チェックを？」

常務「ああ、とりあえず島村からやるといい」

卯月「はい！　頑張ります！」ﾌﾞｲｯ

常務「回復早くない！？」

凛「それ私の真似のつもり！？」

未央「し、しぶりんが……二人？」ｶﾞｸｶﾞｸ

凛「さっきも見たよこのくだり！！」

卯月「あの、これどうやってやればいいんですか……？」

常務「とりあえず、この属性チェック君を被るんだ」ｺﾞｿｺﾞｿ

卯月「わ、わわっ！」ｱﾀﾌﾀ

常務「それで、この頭についてるボタンを押すとだな――」ｶﾁｯ


ｷｭｰﾄ!!


未央「お～！　すごい！　っていうか、しまむーはやっぱりキュート属性なんだね！」

卯月「えへへ～、そうみたいですね～」ﾆｺﾆｺ

凛「……ふーん、で、コレって信憑性あるの？」

常務「次は本田だな」

凛「いや、なんで無視するの！？」

未央「よぉ～し、それでは未央ちゃんも属性チェックしちゃうよ！！」

常務「ふむ、よしそれじゃあ押すぞ」ｶﾁｯ


ﾐﾂﾎﾞｼ☆☆★!!


未央「……」

常務「……」



未央「……えっ」

常務「……」



未央「あの、」

常務「ミツボシ☆☆★！」ﾄﾞｽｯ

未央「ぐふっ！！！」ｶﾞｸｯ


卯月「未央ちゃぁぁぁああん！！！」

常務「よし、それじゃあ渋谷。最後はお前だ」

凛「ものすごく嫌なんだけど……」

常務「よし、それじゃあ押すぞ」

凛「あの、やっぱり――」

常務「ん？」ｶﾁｯ


ｴﾅﾄﾞﾘｨ!!


凛「えっ」




ｶﾞﾁｬ


ちひろ「――ふふ、こんにちは」

凛「は？」

常務「新メンバーの千川だ」

凛「え？」

常務「これから五人で頑張っていこう」ｸﾞｯ

ちひろ「お～！」




こうして新たなニュージェネレーションは、”ニュージェネレーションズ”として活躍することになった。



凛「いや、だからなんでそうなったの！？」



おわり