2: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:27:31.13 ID:AqHwWwvvO


フレデリカ「ひまーん。杏ちゃん何か面白い話なーい?」


杏「その振りってされた時点で負けだよねー」


肇「文香さん、中々戻ってきませんね」


杏「プロデューサーとちょっと喋ってくるって言ってたけど、そもそも喋るの遅いしねー」


フレデリカ「よーし、合コンする?」


杏「ちょっと何言ってるか分かんないな」


肇「アイドルが何言ってるんですか…?一度精神科へ…」


フレデリカ「肇ちゃんかなり辛辣になってきてない?」



引用元: フレデリカ「可愛いって言ってる私可愛いごっこ」 


 

3: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:28:11.00 ID:AqHwWwvvO




フレデリカ「そう!そんな荒んだした肇ちゃんを矯正すべく!」


肇「言い方」


フレデリカ「お互いを褒めあってユニットの仲をより良くしよーってねー」


杏「繋ぎ方雑だね」


肇「褒める…ところ?」


フレデリカ「うわぁーおマジ悩みだねー」


杏「なに、つまりお互いの良いところを言い合えばいいの?」


フレデリカ「アタシ達はアイドルだし、トーク力を鍛える為にもねー」


肇「うぐっ…確かに、自信がある訳ではありませんが…」



4: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:28:40.66 ID:AqHwWwvvO





フレデリカ「そんな感じでそんなわけがそんなふーに、トランプを用意したよー」


杏「繋がり最早なくなくなくない?」


肇「麻雀でもする気ですか?」


フレデリカ「フレちゃん麻雀分かんないからドンジャラがいいなー」


杏「杏的にはトランプとかみたいなパーティゲームはトラウマしかないしスルーしたいなー」


肇「私も出来れば…今は兎も角、文香さんが戻ってきてしまうと…」


フレデリカ「もちろん、フレちゃん的にもそれは避けたいから安心していーよ?」



5: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:29:07.32 ID:AqHwWwvvO



フレデリカ「ところがどっこい!これはタダのトランプじゃないんだー」


肇「手品用トランプ、でしょうか?」


フレデリカ「お金払ったから有料だよー」


杏「オッケー読めてた」


肇「私も…なんとなく分かってはいました…」


フレデリカ「なんでそんなに悔しそうなのかなー?」


肇「説明、必要ですか?」


フレデリカ「されるとアタシが凹む未来まで見えたよー」



6: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:32:28.05 ID:AqHwWwvvO




フレデリカ「1がアタシ、2が杏ちゃん、ジョーカーが肇ちゃんねー」


肇「なんで3じゃないんですか」


杏「なるほどねー、捲った数字の人を褒めればいいんだね」


フレデリカ「人を素直に褒めれば、その分自分も成長できるからねー」


杏「きゃーカワイイーって言ってる女子って大抵アレだけどね」


肇「可愛いって言える私が可愛い理論ですから…」


フレデリカ「肇ちゃんかなり荒んできてない?」


杏「まぁ、人の魅力を見つけるのも大切だよねーアイドル的には」


フレデリカ「人を褒める練習にもなるしねー」





7: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:49:45.18 ID:AqHwWwvvO



フレデリカ「それじゃーやってみよー」


杏「伏せカードオープン!」


肇「…ジョーカーですね」


フレデリカ「よーし、肇ちゃんを褒めよーう」


杏「多分一番良いスタートだよね」


フレデリカ「良いところ簡単に見つかるしねー」


杏「よーし、ゲームスタート!」



8: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:50:13.54 ID:AqHwWwvvO




杏「肇ちゃんって指先きれーだよね」


フレデリカ「ザ、女の子って感じだねー」


杏「些細な仕草とかも可愛さに溢れてるしね」


フレデリカ「それでいて力強さもあるからねー」


杏「ツッコミもキレキレだし」


フレデリカ「頭の回転の早さ故に成せる技ってやつかなー」


杏「ユニット組めてよかったよー」


肇「…す、少し恥ずかしいですね…」


杏「なんだか場があったまった感じするねこれ」


フレデリカ「もっと仲良くなった気がするんじゃないかなー!」



9: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:50:53.46 ID:AqHwWwvvO




肇「ふふっ、ありがとうございます。では、次は…」


杏「ありゃ、またジョーカーだ」


肇「もう一度捲りますか?」


杏「いーんじゃない?二連続になる確率も低くないし」


フレデリカ「よーし、フレちゃんもっと褒めちゃうぞー」


肇「では、お願いしますね」


10: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:51:31.23 ID:AqHwWwvvO



杏「肇ちゃんって体力もかなりあるよねー」


フレデリカ「田植えも出来るし、農家アイドルにもなれるよねー」


杏「いずれ島の開拓とかしそう」


フレデリカ「集中してるときの表情が凛々しいって思ったなー」


杏「フレデリカちゃんに的確なツッコミ入れるしねー」


フレデリカ「頭の回転の早さ故に成せる技ってやつかなー」


杏「ユニット組めてよかったよー」


肇「ふふっ、なんたかくすぐったいです」


フレデリカ「ホットミルクのみたいなー」


杏「全員分やったらねー」



11: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:51:59.72 ID:AqHwWwvvO




肇「では、次を始めましょうか」


フレデリカ「だれかなー…あ、ジョーカーだ」


杏「三連続かあ…ま、いいや」


肇「引きなおしますか?」


フレデリカ「まっさかー、ルールは絶対だよ?」


杏「最初に決めた事を変えるのは癪だしねー」


フレデリカ「じゃ、ほめていこっかー」



12: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:52:53.37 ID:AqHwWwvvO




杏「肇ちゃんって、名前もかっこいいよね」


フレデリカ「名字もFで始まるしねー」


杏「見た目可愛くて名前かっこいいって反則じゃない?」


フレデリカ「田植えとか出来そうな名前だよねー」


杏「田植えもキレッキレだし」


フレデリカ「頭の回転の早さ故に成せる技ってやつかなー」


杏「ユニット組めてよかったよー」


13: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:53:36.44 ID:AqHwWwvvO

肇「…雑になってきてませんか?」


杏「きのせーじゃない?」


フレデリカ「多分ちゃんとしてるよー?」


肇「そうですか…では、次を」


杏「よーし…あ、またジョーカーだ」


フレデリカ「いくぞー!」

14: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:56:22.11 ID:AqHwWwvvO




杏「肇ちゃんって指先可愛いよねー、かっこいいし」


フレデリカ「指先が稲みたいだよねー」


杏「名前も田植えみたいだし」


フレデリカ「些細な仕草が農家っぽいよねー」


杏「キレッキレな指先だよね」


フレデリカ「指先の回転の早さ故に成せる技ってやつかなー」


杏「ユニット組めてよかったよー」


15: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 18:57:38.60 ID:AqHwWwvvO


肇「…次、いきましょうか」


杏「うん、そろそろしんどい」


フレデリカ「よーし、トラップカードオープン!」


杏「…ジョーカーだ…」


肇「…」


フレデリカ「よーし、れっつ褒めデリカ!」

16: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 19:00:06.91 ID:AqHwWwvvO


杏「肇ちゃんって農家だよね」


フレデリカ「頭の回転が農家みたいだよねー」


杏「キリッとした表情で田植えするからね」


フレデリカ「ユニットの田植え担当って感じがするなー」


杏「力強く田植えするし」


フレデリカ「頭の回転の早さ故に成せる田植えってやつかなー」


杏「田植え出来てよかったよー」



17: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 19:01:49.30 ID:AqHwWwvvO


肇「…次を」


杏「うん、そろそろ他のが出るんじゃないかな」


フレデリカ「フレちゃんもう飽きたーん」


肇「まだ、もう一度…」


杏「肇ちゃん、若干文化(ふみか)してない?」


フレデリカ「よーし、ラストバトル!」


杏「…あ」

18: ◆TDuorh6/aM 2016/10/09(日) 19:04:49.68 ID:AqHwWwvvO


杏「またジョーカーだ」


肇「…なんで!」


杏「そんなの杏に言われてもねー…」


肇「褒められてる筈なのに、後半馬鹿にされてる気しかしなかったんですが!」


フレデリカ「フレちゃん精一杯褒めてたよ?」


肇「私をですか?」


フレデリカ「田植えを」


肇「私!」


ガチャ


文香「…相変わらず、破茶滅茶ですね…」


肇「…はぁ…誰か代わって下さい…」