1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 13:10:24.96 ID:FIll9ROFO
時臣「大体君は一体誰なんだ?」

士郎「衛宮士郎って言います」

時臣「衛宮?」ピクッ

時臣「もしかして、衛宮切継のご親戚かな?」

士郎「はい、じいさん……衛宮切継は俺の父親です」

時臣「ふむ……。それでは君も魔術を使えるのかね?」

士郎「はい。強化と投影だけ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380600624

引用元: 士郎「遠坂を俺にください!」時臣「断る」 


 

 
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 13:11:08.98 ID:FIll9ROFO
時臣「強化と投影ね……。どちらも残念な魔術だと思うんだが」

凛「まぁ、見てみてよ」

時臣「はぁ……仕方ない。ちょっとやってみなさい」

士郎「分かりました。では、強化から」

士郎「トレース、オンーーーー」

時臣「ふむ、木刀が硬くなったね……それで?」

士郎「これだけです」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 13:11:57.10 ID:FIll9ROFO
時臣「はぁ……もう魔術はいい。魔術回路は何本だい?」

士郎「二十七本です」

時臣「あのねぇ……平均よりは上かも知れないが、凛は何本あると思っているんだい?」

時臣「メインが40本、サブだけでも各30本あるんだよ」

時臣「君で釣り合うと思うかい?」

士郎「それは………」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 13:13:21.46 ID:FIll9ROFO
凛「待って、お父様。まだ、投影の方を見ていないわ」

時臣「本気で言っているのか凛? 投影なんて非効率な魔術」

時臣「優雅でもないし、見る必要も無いと思うが……」

凛「いいからいいから」

時臣「…………凛がそこまで言うなら見てみよう」

士郎「ありがとうございます。では」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 13:14:25.00 ID:FIll9ROFO
士郎「体は剣で出来ているーーー」ジャキン

時臣「え?」

士郎「まずは、作るのに慣れてる干将・莫耶を作ってみました」

時臣「あ、ああ。作るの速いんだね」

時臣「それはレプリカかい? それで何分ぐらい消せずに維持してられるんだい?」

士郎「いえ、限りなく本物に近い贋作です」

時臣「は?」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 13:15:04.53 ID:FIll9ROFO
士郎「それに消えません」

時臣「…………どういうことだ凛?」

凛「彼の言ってる事は本当よ、お父様」

凛「それに今のだけじゃなく、見たことがあれば剣ならどれでも、それ以外でも大体は実物を投影出来るわ」

時臣「……え?」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 13:16:00.14 ID:FIll9ROFO
凛「それにこれは彼の魔術のほんの一端。本来の力は別にあるのよ」

時臣「な……に……?」

凛「士郎、やってみせて」

士郎「ああ。ーーー体は剣で出来ていた」アンリミテッドブレイドワークス

時臣「え?」



時臣「…………え?」

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 13:17:05.36 ID:FIll9ROFO
時臣「凛」

凛「なに?」

時臣「これは?」

凛「固有結界よ」

時臣「そうだよね」

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 13:18:17.50 ID:FIll9ROFO
時臣「…………これは、彼が?」

凛「ええ、そうよ。魔力は私が貸してあげてるけどね」

時臣「…………いいよ」

士郎「へ?」

時臣「結婚を許そう!!」

凛「やったわ! 士郎!」

士郎「あ、ああ。そうだな」



士郎が遠坂家へ突撃編 完

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 15:27:52.13 ID:FIll9ROFO
凛「士郎を私にくださいお義父様」

切継「断るよ」

士郎「なんでさ!?」

切継「魔術師はやめておきなさい。冷酷な連中だ」

士郎「遠坂は心の贅肉が多いから大丈夫だって」

凛「何かいったかしら? 士郎」

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 15:28:30.68 ID:FIll9ROFO
切継「……士郎が言うなら信じてみるよ。それで、遠坂さん?」

凛「あ、凛でいいですよ」

切継「それじゃ、凛ちゃん。君は、主婦らしいことは出来るのかな?」

凛「大抵の事は得意ですが」

切継「それじゃ、料理をやってみてくれるかい?」

凛「はい」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 15:29:38.90 ID:FIll9ROFO
凛「いつも通り、中華でいいわね」ジャァジャァ


凛「出来ました」

切継「悪くないね、むしろいい。これなら他の家事も完璧そうだ」

士郎「じゃあ!」

切継「いや、まだだ。まだ、馴れ初めを聞いていないよ」

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 15:30:39.59 ID:FIll9ROFO
士郎「馴れ初めか……元々、俺と遠坂は高校の同級生で」

切継「……」ウンウン

士郎「あるとき気付いたら聖杯戦争に巻き込まれて殺されたんだ」

切継「なんだって」

士郎「その時、助けてくれたのが遠坂だったんだ」

切継「そんな事が……」

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 15:31:44.06 ID:FIll9ROFO
士郎「それから俺が俺と戦うのを見届けて貰ったり」

切継「ん? 心境とかの話かな?」

士郎「いや?」

切継「そうか…………。どういうことだい?」

士郎「まあ、それはいいだろ。それから俺と遠坂の間にパスを繋いだりしたんだ」

切継「そうか(気になる……)」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 15:32:47.45 ID:FIll9ROFO
凛「そしてそんなこんなで戦争戦争を勝ち残りました」

切継「そうなのかい」

凛「それで許してくれますか? 結婚」

切継「まだ考え中だ」

凛「そうですか……。あ、そういえば舞弥さんていいましたっけ奥さん」

切継「!?」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 15:33:53.98 ID:FIll9ROFO
士郎「なに言ってんだ遠坂。母さんはアイリだぞ?」

凛「あら、そうだったかしら? あの黒髪の人アイリって言うのね」

切継「!?!?!?」ビクッ

士郎「黒髪? なに言ってんだ。母さんは銀」

切継「そうだ! 僕の奥さんはアイリだ! もう止めてくれ!」

士郎「どうしたんだ、じいさん?」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/01(火) 15:34:43.39 ID:FIll9ROFO
凛「あぁ、そうそう髪が短髪でー」

切継「わかった! この話はここまでだ! 結婚を許そう!」

凛「やったわよ、士郎!」

士郎「お、おう?」




凛が衛宮家に突撃編 完

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/02(水) 12:41:13.83 ID:2DCknh7qO
士郎「セイバーを俺にください!」

ガウェイン「断らさせて頂く!」

ランスロット「そうですとも!」

セイバー「何故ですか!」

ガウェイン「この者の素性が知り得ません。どこがよろしいのですか? それに王には妻も居たはず」

ランスロット「ガウェイン、その話は拗れてしまう」

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/02(水) 12:43:23.17 ID:2DCknh7qO
セイバー「シロウのいいところですか。美味しいご飯を作ってくれます」

ガウェイン「それなら! 私がいつも作っていたはずです……何故!?」

セイバー「ガウェイン、貴方は王の気持ちが分からない」

ガウェイン「!? …………いいでしょう。私とそこのシロウという者で料理の勝負をします。私が勝てば話は無かったことに」

ランスロット「やめておけ……」

ガウェイン「やりますか、やりませんか?」

士郎「よし、やってやる!」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/02(水) 12:46:07.89 ID:2DCknh7qO
士郎「うーん……何がいいかな」トントントン

ガウェイン「ふんっ! ふんっ!」ドンッドンッ


士郎「今回は洋風にしてみた」

ガウェイン「ふむ」チラッ

ガウェイン「ふふ、私のマッシュポテトの勝ちですね」

セイバー「審査は公平にランスロットがしてください」

ランスロット「はい」

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/02(水) 12:47:41.18 ID:2DCknh7qO
ランスロット「まずはガウェインのものを……いつも通りだな……うん」モゴモゴ

ガウェイン「ふふ、いつも通り美味しいですか」

ランスロット「……次は士郎のものを……これは……!」モグモグ

ガウェイン「ふ、食中りでもおこしましたか?」

ランスロット「…………うまい。生まれて初めての感覚だ。最高に美味い。この時代にはない衝撃だ…………!!」

ガウェイン「は? どれどれ……」モグモグ

ガウェイン「むぅ……やはり私の方が上だと思うのですが……効率的に」

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/02(水) 12:52:42.25 ID:2DCknh7qO
ランスロット「この勝負……シロウの勝利!」

ガウェイン「なに!?」

セイバー「まあ、当然ですね」

士郎「なら、結婚を」

ランスロット「駄目だ!」

士郎「え?」

ランスロット「王は……みんなのものだ! お前一人のものになっていいわけがない!」

セイバー「は?」

55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/02(水) 13:02:41.11 ID:2DCknh7qO
ランスロット「王が孤立しているのを温かく見守るのが通なんだ! それが分からないお前に……!」

セイバー「切ってもいいですか?」

ガウェイン「少し私も引きました。王の手を煩わせる必要はありません、私が切りましょう」

ランスロット「ガウェイン、貴様裏切ったな!」

ガウェイン「私はもとより、王の味方。今の貴様は切り捨てて当然」

ランスロット「くっ……」

コンコン ガチャッ

モードレッド「遊び来たぞー! 父上ー!」


57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/02(水) 13:06:45.14 ID:2DCknh7qO

セイバー「む、モードレッドですか」

士郎「セイバー…………父上って?」

セイバー「えー……彼は私の息子です」

士郎「え!?」

セイバー「モードレッド。今日から私はお前の父上ではなく母上になる」

モードレッド「え?」

セイバー「そして、シロウが父上になります」

士郎「待ってくれ、なんでさ!? 子持ち何て聞いてないぞセイバー!」

79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/03(木) 01:22:14.33 ID:dSpvw/jEO
セイバー「やはり……子持ちでは駄目でしょうか?」ショボーン

士郎「早く言ってくれればよかっただろ!」

セイバー「え……士郎、いいのですか?」

士郎「なに、見た目そっくりだしセイバーが二人になったみたいで嬉しいよ」

セイバー「シロウ……」

モードレッド「オレ一応母上もいるんだけど」

セイバー「あんなのは知りません。今日から士郎が父上、私が母上です」

モードレッド「え……まぁいいか」

80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/03(木) 01:23:21.72 ID:dSpvw/jEO
士郎「それじゃあ、改めて。結婚しよう、セイバー!」

セイバー「はい……シロウ」



ランスロット(そうだ、また●●ってしまえば王は孤独になるじゃないか……!!)

ガウェイン「ランスロットは私達が片付けておきましょうか」チャキッ

モードレッド「そうだな」チャキッ

ランスロット「え?」


士郎が円卓に突撃編 完

123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/04(金) 13:06:52.59 ID:wF3YLVlvO
セイバー「キリツグ、シロウを私にください」

切嗣「……士郎、これは?」

士郎「いやさ……セイバーが切嗣にも許可とっときたいって言うからさ」

セイバー「キリツグ! 今は私が話をしているんです。私と話して下さい!」

切嗣「……セイバーはやめておきなさい」

士郎「なんでさ?」

セイバー「キリツグ! 私の話を聞いて下さい!!」

124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/04(金) 13:07:48.78 ID:wF3YLVlvO
切嗣「何かセイバーについて不満なところがあるはずだ。言ってごらん」

士郎「……食べてばっかだな」

セイバー「キリツグ! 話を! 聞いてください!」

切嗣「他にもあるだろう?」

士郎「んー……」

切嗣「家事はしてくれるかい?」

士郎「いや。家事は好きだから俺がやってるよ」

切嗣「つまりセイバーは何もしていないんだね?」

セイバー「そ、そんなことはありません! シロウ、言ってやってください」

125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/04(金) 13:09:10.50 ID:wF3YLVlvO
士郎「セイバーは家守ってくれてるぞ」

セイバー「そうです! 私は家を守っています!」

切嗣「士郎、そういうのは俗に自宅警備員と言うらしいよ」

士郎「…………」

セイバー「ジタクケイビイン……恰好良い響きですね。騎士らしいです」

切嗣「……本当にこんなのでいいのかい?」

士郎「それは……」

セイバー「シロウ、どうして言葉に詰まっているのですか!?」

126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/04(金) 13:10:47.46 ID:wF3YLVlvO
士郎「でもさ、爺さん」

切嗣「どうしたんだい、士郎?」

士郎「セイバーの顔を見ているとさ、力が湧いてくるんだ」

切嗣「……」

士郎「俺、セイバーが好きなんだよ」

セイバー「シロウ……」

切嗣「……でも、相手は英霊だ」

ガラガラ

アイリ「あら、キリツグ。私だってホムンクルスよ?」

127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/04(金) 13:11:27.77 ID:wF3YLVlvO
切嗣「アイリ……」

アイリ「私は良くてセイバーさんは駄目なのかしら?」

切嗣「……」

士郎「切嗣」

切嗣「……はぁ、二人相手じゃ勝ち目がないな」

セイバー「あの、私は人数に……?」

士郎「それじゃ……」

128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/04(金) 13:12:20.42 ID:wF3YLVlvO
切嗣「ああ、構わないよ。好きにするといい」

士郎「切嗣……! やったな、セイバー!」

セイバー「へ? ええ、やりましたねシロウ!」

アイリ「良かったわね」

セイバー「あの、キリツグ。これからは父上と呼ばせ」

切嗣「それじゃ、僕は部屋に戻るよ」

ガラガラ

セイバー「……」

アイリ「ごめんなさいね、セイバーさん。キリツグって頑固なのよ……」




セイバーが衛宮家へ突撃編 完

158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/06(日) 16:36:07.32 ID:ijbb94hdO
士郎「桜を俺にください!」

臓硯「……」チラッ

桜「……」ユラッ

臓硯「ははは、わしは構わんぞ」

慎二「……」チラッ

桜「……」ユラッ

慎二「あ、ああ。僕も構わないよ」

159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/06(日) 16:38:36.15 ID:ijbb94hdO
士郎「え、いいのか?」

桜「良かったですね先輩」ニコッ

雁夜「ちょっと待って! 何で、二人共そんなにあっさりなんだ!?」

臓硯「そんなことどうでも良いじゃろう。ほれ、雁夜も祝いの準備を手伝え」

雁夜「早いよ! 臓硯は駄目だ……慎二君、君はどうして」

慎二「ん? おじさんも早く手伝えよ。僕達だけにやらせるつもりなわけ?」

雁夜「くっ……俺が判断するしかない……」

161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/06(日) 16:40:38.23 ID:ijbb94hdO
桜「どうしたんですか、おじさん?」

雁夜「桜ちゃん。俺がしっかり見てあげるからね」

桜「……そうですか」

雁夜「えーと、君はなんて言うんだ?」

士郎「衛宮士郎です」

雁夜「それじゃ、士郎君。君達の馴れ初めを聞いてもいいかな?」

士郎「分かりました」

162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/06(日) 16:43:36.44 ID:ijbb94hdO
士郎「えっと、俺と桜は慎二を通じて知り合って、そこから仲良くなっていって」

雁夜「うん」

士郎「それから高校の先輩後輩になったり、桜がよく家に来たりするようになって」

雁夜「その頃から仲良かったんだね」

士郎「そして、ある日聖杯戦争に巻き込まれました」

雁夜「……それで?」

士郎「いろいろあって、桜を殺そうとしたり」

雁夜「ん?」

士郎「殺されそうになったり」

雁夜「……は?」

163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/06(日) 16:44:32.29 ID:ijbb94hdO
雁夜「ごめん士郎君。もう一度頼む」

士郎「まあ、それはともかく。その後、正義の味方をやめる決心をしました」

雁夜「え、正義? 何を言ってるんだ?」

士郎「そして、みんなで桜を救うために命がけでサーヴァントと戦ったりして」

雁夜「まるで自分で戦ったりしたような言い方だね」

士郎「自分で戦って倒した事もありますよ」

雁夜「え?」

士郎「それから、桜を助けて俺は一度死んだらしいけど今に至ります」

雁夜「駄目だ、おじさんじゃもう着いていけないよ」

165: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/06(日) 16:52:05.53 ID:ijbb94hdO
雁夜「馴れ初めはもういいや……。んーそうだな……」

桜「先輩凄いんですよ、自分の腕を英霊の腕に移植してまで助けに来てくれたんです!」

雁夜「え、英霊に? ……やっぱりついていけないから馴れ初めはもう」

桜「英霊の力を使う度に死にかけるのに何度も何度も使って……」

雁夜「な……!?」

雁夜(まるで聖杯戦争のときの俺みたいだ……)

167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/06(日) 16:54:35.67 ID:ijbb94hdO
雁夜「士郎君。もしかして、死んだというのは桜ちゃんのため?」

士郎「そうです」

雁夜「……この際、どうやって生き返ったとかはいいね」

士郎「……」

雁夜「桜ちゃんを愛してるかい?」

士郎「……はい」

雁夜「……桜ちゃん。いい人を見つけたね」

桜「おじさん……」

170: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/06(日) 16:55:25.86 ID:ijbb94hdO
雁夜「士郎君、桜ちゃんを幸せにしてやってくれ」

士郎「うん……」

桜「やりましたね、先輩!」


慎二「衛宮、今日から僕達は義兄弟だ!」

臓硯「早く孫の顔が見たいのぅ……」







士郎が間桐家に突撃編 完

205: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 15:20:18.77 ID:2CPo0X7kO
士郎「イリヤを俺にくれ!」

切嗣「言い訳は?」チャキッ

士郎「爺さん……それ偽物だよな?」

切嗣「おや、そう思うかい?」カチャッ

イリヤ「ち、ちょっと待ってキリツグ! 銃を下ろして!」

切嗣「イリヤごめんね……僕は何処で士郎の育て方を間違ったんだろうか」

206: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 15:21:08.47 ID:2CPo0X7kO
切嗣「だからね、イリヤ……僕は自分でけりをつけるよ」

イリヤ「待って!」

切嗣「お別れだ士郎」

バキューン

『熾天覆う―――七つの円環!!』

キィン

切嗣「なに!?」

207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 15:21:36.17 ID:2CPo0X7kO
士郎「切嗣がそう来るなら……俺も力づくで!」

士郎「―――体は剣で出来ていた」アンリミテッドブレイドワークス

切嗣「な……!?」


切嗣「固有結界……僕だって娘を息子にやるわけにはいかない」

切嗣「Time alter ・ square accel」シュンシュンシュン

士郎「速い!?」

208: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 15:22:34.91 ID:2CPo0X7kO
士郎「何故! 駄目なんだ!」ブゥンブゥン

切嗣「子供二人が! 結婚しようとしている! 親の気持ちが分かるかい!?」シュンバキューン

士郎「そんなの! 血が繋がってないんだ! いいだろ!」キィンブゥン

切嗣「そういう問題じゃ! ないんだよ!」バキューンバキューン

士郎「じゃあ! なんでさ!」キィンブゥン

切嗣「親になってみれば分かるさ! この複雑な! 気持ちが!」シュンシュンシュン

士郎「……それがさ俺、親になるんだ!」ブゥン

切嗣「何!?」グシャア

209: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 15:23:09.19 ID:2CPo0X7kO
切嗣「くふ……今なんと言ったんだい士郎?」

士郎「イリヤに子供が出来たんだ」

切嗣「なに……」

アイリ「もういいでしょ、キリツグ」

切嗣「アイリ……」

アイリ「シロウならしっかりしてるしイリヤを任せられるわ。認めてあげましょうよ」

切嗣「…………」

210: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 15:23:38.27 ID:2CPo0X7kO
士郎「今2ヶ月なんだ」

切嗣「……イリヤのどこがいいんだい?」

士郎「純粋なところや体型とか性格かな」

切嗣「そうか……ん? 体型?」

アイリ「いいでしょ、キリツグ」

イリヤ「許してくれないとキリツグの事嫌いになるから!」

切嗣「ははは……それは嫌だな」

211: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 15:26:21.91 ID:2CPo0X7kO
士郎「……って事は」

切嗣「イリヤを頼むよ士郎」

イリヤ「やったー! 士郎のお嫁さんだー!」ギュウ

士郎「おいおいイリヤ、爺さん達の前では恥ずかしいからやめろって」

アイリ「あらあらお熱いわね」




士郎が衛宮家に突撃編 完

236: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 19:42:40.47 ID:2CPo0X7kO
一成「衛宮を俺にくれ!」

凛「なにこいつ」

桜「えと……生徒会長さんでしたよね」

セイバー「シロウは男が好きだったのですか」

士郎「いや! 俺はそんな気は無いぞ! 一成が勝手に言ってるだけだから!」

凛「ふぅーん」ジトー

一成「はっはっは、そう照れるな衛宮。裸の付き合いをした中ではないか」

桜「へ……そ、そうなんですか先輩?」

237: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 19:43:22.63 ID:2CPo0X7kO
士郎「桜、違うぞ!? 修学旅行で一緒に風呂に入っただけだ!」

一成「な……その程度の気持ちで共に風呂に……」

凛「あらー落ち込んじゃったー。士郎どうにかしなさいよ?」

士郎「なんでさ!? あー、一成。なんで突然こんな事言い出したんだ? 何かきっかけがあるだろ?」

一成「それは……昨日の事だ……」

238: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 19:44:07.22 ID:2CPo0X7kO
士郎「昨日?」

一成「ああ、昨日……間桐とのお前を昼飯に誘う戦いの時だった」

セイバー「昼飯ですか……大切そうな話ですね」

凛「セイバーはちょっと黙っときましょうね」

一成「俺は間桐に見事勝利し、その結果見事勝数500を記録したのだ!」

士郎「……そんな事数えてたのか。ていうか何で勝負してんだよお前らは」

239: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 19:44:40.10 ID:2CPo0X7kO
一成「お前は俺の誘いに500回も乗ってくれた……それはつまり! そろそろ結婚してもいい、そういう事だろ衛宮!」

士郎「ま、待てよ一成! それはなんかいろいろおかしい!」

凛「あらーお熱いのね」

桜「先輩……」

セイバー「シロウは男が好きだったのですか?」

士郎「違うから!」

240: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 19:45:43.44 ID:2CPo0X7kO
一成「それで答えはどうなのだ衛宮」

士郎「え……そりゃ」

凛「ま、いいんじゃないの? 私達同性愛に対しては悪いとも思ってないわ」

凛「桜は反対しないでしょうし」

桜「え?」

凛「セイバーは同性の姉妹との子供までいるものねぇ」

セイバー「確かにそうですが……」

士郎「遠坂、後で話がある」

241: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 19:46:22.01 ID:2CPo0X7kO
一成「今回だけは感謝してやろう悪魔め」

凛「借り一つね」

士郎「あの」

凛「じゃあ、士郎はどうぞ。煮るなり焼くなり好きにしちゃって」

一成「では持ち帰らせて貰う」

士郎「あれ、俺の人権は?」

242: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/09(水) 19:47:01.54 ID:2CPo0X7kO
士郎「く……助けてくれ爺さん、母さん!」

切嗣「士郎の趣味は否定しないよ。好きにしなさい」

アイリ「シロウとイッセイ君……ふふふ」

士郎「ええ!?」

一成「ご両親の了承も得た。観念しろ衛宮!」

士郎「なんでさああああ!!」




一成が衛宮家に突撃編 完

259: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/10(木) 16:21:49.82 ID:YHcFn/BhO
士郎「爺さん、孫連れてきたよ」

切嗣「孫だって?」チラッ

モードレッド「こ、こんにちわ」

切嗣「……セイバーにしか見えないよ。嘘はよくないな士郎」

セイバー「嘘ではありません! 私の息子です!」

切嗣「……本当なのかい」

士郎「ああ」

260: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/10(木) 16:22:38.19 ID:YHcFn/BhO
切嗣「それにしたって士郎とほとんど同じ年齢に見えるが……彼? 名前は?」

士郎「モードレッドっていうんだ」

モードレッド「……」ソワソワ

士郎「ほら、教えた通りにやってみな」

切嗣「?」

モードレッド「不束者ですがよろしくお願いします、お祖父ちゃん」

切嗣「お、お祖父ちゃん!?」キュピーン

261: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/10(木) 16:23:38.04 ID:YHcFn/BhO
士郎「おいおい、だから不束者は違うって教えたろー」

モードレッド「む……すまない父上」

士郎「まあ、あんまり緊張するなよ。……ん、どうしたんだ爺さん?」

切嗣「あー、いやなんでもないよ」

セイバー「やはり、お祖父ちゃんという呼び方はどうかと。祖父上、こちらの方で呼ばせるべきです」

士郎「あまり堅苦しいのは嫌だろ? 切嗣だって孫の顔見るのにそんな呼ばれ方は嫌だって」

262: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/10(木) 16:24:23.36 ID:YHcFn/BhO
セイバー「それではキリツグに決めて頂きましょう。シロウ」

士郎「ああ。なあ、切嗣は祖父上とお祖父ちゃんどっちがいいんだ?」

切嗣「え、僕かい? ……そうだな」

切嗣「お祖父ちゃん」ボソッ

士郎「へ?」

セイバー「祖父上といいました。難聴ですか士郎?」

263: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/10(木) 16:25:19.96 ID:YHcFn/BhO
切嗣「え?」

士郎「そっか……モードレッド、これからは祖父上でいいよ」

モードレッド「ああ、分かった」

切嗣「え?」

士郎「あれ、どうしたんだ爺さん?」

切嗣「え? ……ああ、いやなんでもないよ。そうだなー、僕も呼び方としては祖父上が正しいと思うよ? でも一般家庭でそれはどうだろうなー」

士郎「?」

切嗣「いやー、ここの家ではお祖父ちゃんと呼んだ方が自然かもしれないね。うん」

264: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/10(木) 16:26:04.93 ID:YHcFn/BhO
士郎「ん? そうか、それならそれでいいけど」

セイバー「む……そうですか」

切嗣「そういえば士郎、モードレッドと言えばアーサー王と姉の間の子だったよね? でもアーサー王は女だった。彼は一体?」

士郎「ああ、モードレッドはホムンクルスなんだよ」

切嗣「なに?」

265: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/10(木) 16:26:46.19 ID:YHcFn/BhO
切嗣(確かモードレッドはアーサー王の姉が自身の勝手のために生み出した)

士郎「だから楽にしてていいって」

モードレッド「お、おう!」モジモジ

士郎「あれ、もしかしてトイレか?」

モードレッド「!? そんなわけないだろ!」

266: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/10(木) 16:27:27.75 ID:YHcFn/BhO
切嗣(それなのにあんなに純粋そうに育って……)

士郎「トイレならそこを曲がってだなそこを真っ直ぐいけば着くぞ」

モードレッド「…………行ってくる」

ガラガラ

切嗣(可哀想なモードレッド……。これも全部あのアーサー王が悪いんだ)

切嗣(アーサー王が普段から寝る時まで気にしていればこんな事にはならなかった……!)

267: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/10(木) 16:28:23.47 ID:YHcFn/BhO
ガラガラ

モードレッド「ふぅー」

切嗣「モードレッド君。これからも僕をお祖父ちゃんとして頼って来てくれ」

モードレッド「へ?」フワリ

切嗣「あれ……スカートを履いていたんだね。さっきまで座っていたから気付かなかったよ。……もしかして、女の子なのかい?」

モードレッド「おい……」

268: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/10(木) 16:29:13.71 ID:YHcFn/BhO
切嗣「ん?」

モードレッド「お祖父ちゃんなんか大嫌いだ!!」

切嗣「!?」パリィン

士郎「あれ、今何か割れた音がしなかったか? それより、モードレッド。そんな事お祖父ちゃんに言っちゃだめだろ?」

切嗣「ああ……割れたよ……僕の心が砕けた……」ブツブツ

セイバー「大丈夫ですかキリツグ?」

切嗣「……」プイッ

セイバー「……」




孫と衛宮家へ突撃編(モードレッド) 完

289: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 16:06:09.51 ID:d0oYyXHfO
ライダー「士郎を頂けますか?」

アイリ「えー、キリツグは英霊嫌いなので代わりに私が見るわね」

士郎「ああ」

アイリ「そうねえ……ライダーさんは見た目は完璧ね。ぼんきゅっぼんだし」

ライダー「……」

士郎「あー、母さんそうじゃなくてさ」

アイリ「あら? そういうのも大切なのよシロウ。しっかり判断していかなきゃ」

290: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 16:07:50.09 ID:d0oYyXHfO
アイリ「家事はどうなのかしら?」

ライダー「家事ですか……習ってみてはいますが……」

士郎「あー、家事はいずれ出来るさ。それまでは俺がやるしな」

アイリ「まあそうね、家事はシロウがすればいいわね。それじゃ何もしないわけにはいかないし、お仕事は?」

ライダー「バイトを」

アイリ「へえ、そうなのね。シロウ、女の子に苦労かけちゃ駄目でしょ?」

シロウ「え? ああ、うん」

291: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 16:08:46.70 ID:d0oYyXHfO
アイリ「うーん、いい方じゃないライダーさん。シロウには勿体無いぐらいね」

士郎「そうだろ? 何で俺なんだろうな」

ライダー「ふふ、内緒です」

アイリ「あらあら、仲がよろしいのね。よし、それじゃ結婚は」

桜「だめええええええええ!!」ガラガラ

292: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 16:11:09.00 ID:d0oYyXHfO
ライダー「サクラ……」

アイリ「あら、サクラちゃんどうしたの?」

桜「だ、駄目です! 先輩は……」

士郎「ん?」

桜「あ、いや……そうだ! ライダーに用事があって」

アイリ「サクラちゃん、今は大事なお話中なの。急用じゃないなら後でにして欲しいんだけど」

293: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 16:12:27.26 ID:d0oYyXHfO
アイリ「用件は何かしら?」

桜「え……用件は……」

ライダー「……分かりました桜。士郎、私は出て来ますので」

士郎「いや、待ってくれ。桜、用件は何なんだ?」

桜「えと……用件は……ありません」

294: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 16:13:14.63 ID:d0oYyXHfO
士郎「え?」

桜「先輩と離れたくなくて嘘吐いちゃいました……」

アイリ「あら、なんで離れるのかしら?」

桜「ふぇ? だって夫婦になったら私がいたら迷惑じゃ……」

ライダー「そんな事はありませんよ、サクラ」

295: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 16:13:46.55 ID:d0oYyXHfO
士郎「ああ、これからも来てくれた方が俺は嬉しいよ」

桜「へ……?」

ライダー「そうですね、私もまだ家事を教えて欲しいです」

桜「え、いやそういうことじゃ」

アイリ「良かったわねサクラさん」

桜「あれ」

296: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 16:14:13.27 ID:d0oYyXHfO
アイリ「それじゃ、結婚は私が許可するわ!」

ライダー「……士郎」

士郎「ああ、やったなライダー!」

ライダー「サクラも、ありがとうございます」

桜「え? あ、おめでとう? ライダー」




ライダーが衛宮家に突撃編 完

337: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/31(木) 01:30:47.30 ID:wj4D06C70
アーチャー:金貰えるレベルの家事手伝いのレベル(別に食事も睡眠も無くても良い)
セイバー:自宅警備員(大喰らいの3食昼寝付き)

極論で言えば掛かるお金が5桁位違う可能性
食器や調理器具も投影で作れる、遊びに使う道具(釣り竿等)も投影で作れる
アーチャー自身に収入ないって言っても正規の英霊だから魔翌力以外に食う物が無い

346: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 01:07:29.83 ID:NmDQTFWAO
綺礼 「聖杯をめぐったのあの殺し愛より、ずっと切嗣君をお慕い申し上げておりました。 その他に、( ̄ー+ ̄)ニヤリ 」

359: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 13:58:28.78 ID:4q0JXEJsO
士郎「言峰! 俺のものになれ!」

言峰「……………………なに?」

士郎「お前が好きなんだ……結婚しよう!」

言峰「…………私は気分が悪い。後は任せたぞ」スタスタ

ギル「待て、どこへ行くのだ言峰」ガシッ

ランサー「そうだぜ? ほらそこ座んな」ガシッ

360: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 13:59:00.94 ID:4q0JXEJsO
言峰「貴様ら……それで、何のつもりかな? 衛宮士郎」

士郎「お前の背が高いところやあの運動神経。そしてSなところ、好みなんだ!」

言峰「そういう事を聞いているのでは無い……!」

ギル「くはははは! 良き相手に巡り会えたな言峰よ!」

ランサー「くふ……はははは! 違いねえ!」

言峰「令呪を持って命じる。自害せよランサー、真名解放を使って」

グサッ

ランサー「ぐふっ!? なんで俺……だけ……」ガクッ

361: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 13:59:43.69 ID:4q0JXEJsO
士郎「だから……結婚しよう! 言峰!」

言峰「……勿論断らさせてもらおう、衛宮士郎」

士郎「……っ!? なんでさ!?」

言峰「私はノーマルだ」

士郎「なんだよ、好きな奴でもいるのか!?」

言峰「話を聞け。……む、好きな奴……か」

362: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 14:00:15.74 ID:4q0JXEJsO
言峰「いるぞ」

士郎「な……誰なんだ!」

言峰「……切嗣だ」ボソッ

士郎「なんだって?」

言峰「衛宮……切嗣だ!」

ギル「くはははは!」

363: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 14:00:41.33 ID:4q0JXEJsO
士郎「なに!?」

言峰「私は知らず知らずのうちに奴を好きになっていたのだ……だから貴様の気持ちには答えられん」

士郎「それならさ……今から俺を好きになれよ」

言峰「なに?」

士郎「お前が俺を好きになるよう精一杯努力する……だから……!!」

364: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 14:01:20.74 ID:4q0JXEJsO
言峰「な……貴様、それほどに私を……?」

士郎「ああ、分かってくれたか?」

言峰「…………いいだろう」

士郎「え?」

ギル「くはははは! くっ! ははははははは!!」

365: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 14:01:48.95 ID:4q0JXEJsO
言峰「……私は貴様を好きになれるか分からんぞ? それでもいいなら」

士郎「構わないさ。お前がそばにいるだけで俺は幸せだ」

言峰「衛宮…………士郎……」ズキュゥゥゥン

ギル「クヒヒヒヒヒ! ひっひっひ! クァッハッハッハッハ!!」



士郎が教会へ突撃編(言峰) 完

367: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/11/02(土) 14:04:00.40 ID:4q0JXEJsO
大河「士郎ちょーだい」

切嗣「ああ、いいよ」

大河「やったー! じゃあ、士郎結婚しよ」

士郎「ああ、いいよ」

大河「よし、婚姻届取りに行きましょうか」

368: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/11/02(土) 14:04:30.15 ID:4q0JXEJsO
士郎・切嗣「え?」

大河「なにぼさってしてるのよ士郎。ほら、立った立った」

士郎「本気で言ってたのか藤ねえ?」

大河「あたりまえでしょ」

切嗣「……本気かい?」

大河「うん」

369: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/11/02(土) 14:04:59.82 ID:4q0JXEJsO
切嗣「あのね、大河ちゃん。僕はてっきり冗談かと思ったんだ。だからね、」

大河「だから?」

士郎「結婚は無かったことに……」

大河「ふーん。これ見ても言えるかなー?」スッ

切嗣「それは……ICレコーダー……」

370: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/11/02(土) 14:05:26.47 ID:4q0JXEJsO
大河「遠坂さんに相談したらねー、一応証言取れたら記録しときなさいって言われたのよー」

大河「それで、さっきの一応録音してるんだけど」

士郎「く……遠坂のやつ……」

切嗣(流石にいつものような手を使うわけにはいかない。相手は大河ちゃんだ……どうするべきか)

大河「ふふん。それじゃ役所行ってそのまま手続きしましょ」

371: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/11/02(土) 14:06:10.56 ID:4q0JXEJsO
切嗣「……すまない士郎。僕じゃどうにも……」

大河「ほら観念するのよ士郎!」

士郎「……分かった。役所に行こう藤ねえ」スタッ

大河「よし、それじゃ行きましょうか」スタッ

切嗣「く……せめて僕も一緒に行こう」スタッ

372: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/11/02(土) 14:06:42.43 ID:4q0JXEJsO
士郎「藤ねえとの結婚生活か……養えきれるかな、俺……」

大河「あ、家事と仕事は任せるからねー」

士郎「……それ全部だろ!?」

大河「この大河ちゃんの魅力だけで十分でしょ?」

士郎「くそう……くそう……」

大河「まあ」



大河「冗談だけどね」

373: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/11/02(土) 14:07:17.03 ID:4q0JXEJsO
士郎「え?」

大河「だから冗談よー」

切嗣「本当かい?」

大河「だって、士郎にはお嫁さん候補いっぱいいるじゃない。お姉ちゃんは怖くて入ってけないよぅ」

切嗣「……良かったね士郎」

士郎「…………えと、めでたしめでたし?」




藤村が衛宮家に突撃(?)編 完

375: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 14:57:57.90 ID:NmDQTFWAO
藤ねえは、将来、校長→穂積原トップの学院(学園)長まで勤めあげるはず。

葛城先生
→最後は、教頭あたり(キャス子が時々,臨時講師)

カレン
保健(今ココ)→保健体育,倫理・道徳,世界史・外国語の教科担任


保健→理系教科(生物など) 家庭科の教科担任+生活指導 (生徒よりむしろ教員や藤村の懲罰担当(最終防衛システム)

赤青チンピラ
(属託ブラウニ-時々臨時講師,時々(最終防衛システムの暴走を止める為の生け贄) ,時々給食調理員

377: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 16:18:30.43 ID:NmDQTFWAO
士郎 「お嬢さんを下さい!」
時臣
「未熟者は、お断りだ。」
凛 「お父様, 話だけでも聞いて!」時臣
「凛よ。悪いが,我が一族の悲願、このような者に託せると思えるのかね? 」ユウガアア
士郎
「確かに、気品も教養も、魔術の腕前でさえ、まだまだ未熟者ですが、解析と投影に関しては...」

時臣「そのような事をいっておるのではない!!!」杖ブン ガシャーン

葵さん 「あなた?」

時臣 「それは,必要ではあるが我が一族の悲願を前にしては些細な事だ!」
杖ガツン バキッ
葵さん
「貴方?」

士郎 「しかし、根源に至る為の..イタッ!」 バシン

時臣 「,魔術師足る者の常識を聞いておるのではない!」
ビュン パリン
葵さん
「あーなた?」(やや黒)

時臣 「娘から聞いておらんのかね?我が一族の忌まわしい呪いとの闘いを!」
ガラゴロヘコミ
凛 「ええっ!? 初耳よ!」

葵さん(黒化)
「アーナータ?いい加減、こっちを向きやがれデスワ」アイアンクロ-

時臣「」ピクピク
士郎・凛
ガクガクブルブル

379: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/02(土) 17:07:30.42 ID:rwwZJYyi0
葵 「まったく、何かに夢中になると周りが見えなくなるんだから気を付けてくださいと言っているのに注意しないんだか  ら・・・・・」 ズルズルズル

士郎 「あ、あのー・・」

葵 「ああー、ごめんなさい。衛宮君。 ちょっとこれから、夫婦でお話合いがあるからまた後にしてね。」
  「それから凛?」


凛 「はっ、はい!」

葵 「お父様が言おうとしていた 「遠坂の伴侶となる者の資格」については、もう分かっているわよね。」

凛 「イ、イエスマム! 士郎は、その最低条件の資格を十分に満たしております。ですが、私はこれからもお母様やアー   チャーの言いつけをしっかり守っていく心構えを忘れずに生きていきたいと思います。」ビシッ

士郎「え、何このピリピリとした空気・・・・・」

葵 「たいへんよろしい。 では、これからちょっと手が離せなくなるから、衛宮君を送って差し上げて頂戴ね。」
  「あと、衛宮君。 今度、挨拶にいらっしゃったとき、簡単なテストの様な事をするから、詳細は凛に訊いてね。」

士郎「え、テストですか? それはいったいどういったことで、」

凛 「士郎、とりあえず衛宮邸まで帰るわよ。詳しいことについては、歩きながら話すわ。」

381: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 17:50:57.15 ID:rwwZJYyi0
士郎 「それにしても、遠坂のお母さん、アグレッッシブルというか、気迫がすごいというか
    あんな性格の人だったっけ?もっと大人しい人かと思ってたんだけど・・・・」

凛  「えっ、注目するとこ、そこじゃないでしょ。お父様への挨拶はどうでもいいわけ?」

士郎 「いや、遠坂のお父さん、ある意味通常運転だから想定内だったけど、
    遠坂のお母さんがあんなに怒っていたの初めて見たからびっくりした。」

凛  「よくある事、じゃなくて私の母親だけじゃなく、「桜の母親」でもあるのよ。
    迂闊に舐めてかかると、命がいくつあっても足りないから注意してね。」

士郎 (アーチャーみたいに、余計な突っ込みはやめておこう。痛いの嫌だし。)

凛  「もう、士郎のせいで話が脱線した―。 
    それでね、肝心の「遠坂家の伴侶の資格」の事なんだけど、これは遠坂家の代々に渡る宿命の闘い・・」

士郎 「それについては言われなくてもはっきりと分かるぞ。今から一緒に言っても正解だと思う。」
   
士郎・凛 「せーの。『うっかり』の解明に生涯を捧げられる者!!!」

392: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/12/06(金) 02:51:10.53 ID:PhXQ2wpvO
はくのん「アーチャーを私に下さい」

切嗣「……誰だい君は? それにアーチャーって、」

無銘「俺だよ、爺さん」

切嗣「まさか君は……士郎かい?」

無銘「ああ」

393: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/12/06(金) 02:51:41.88 ID:PhXQ2wpvO
はくのん「それは後で直に聞いて下さい」

切嗣「そっか……後で教えてくれるかい、士郎?」

無銘「話すと長くなるが……俺はエミヤとは少し違うのでな。こっちの凛のとこにいるアーチャーから聞いてくれ」

切嗣「こっちとか何を言ってるんだい?」

はくのん「話を戻しますね?」

切嗣「……脱線してたね、すまない」ショボーン

394: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/12/06(金) 02:53:00.69 ID:PhXQ2wpvO
順番を間違えました>>393は一度無かった事に


切嗣「大きくなったね……士郎」

無銘「まあ俺は、エミヤじゃなくて無銘の方だが……その辺はいいだろう」

切嗣「まさか英霊なるなんてね……きっと僕に代わり正義の味方になってくれたんだよね。嬉しいよ」

はくのん「あの、話の続きいいですか?」

切嗣「うん? ああ、すまないね。士郎を下さいだったかな?」

はくのん「はい」

395: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/12/06(金) 02:53:29.06 ID:PhXQ2wpvO
切嗣「ははは、そうだね……まだ結論を出すには早い。馴れ初めから聞こうか」

はくのん「えっとですね、私とアーチャーは月の聖杯戦争で出会いました」

切嗣「ごめんよ、ちょっと聞き割れない単語が出てきたんだけど」

はくのん「それでですね、4回戦まで宝具も使わず、私達は勝ち抜いていきました」

切嗣「もう意味が分からないんだけど」

はくのん「そして5回戦……強敵との出会いでした。その時初めて、アーチャーの過去を聞き、本当の信頼を手にしたんです」

切嗣「その過去は僕もよく知らないから聞きたいなあ」

396: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/12/06(金) 02:53:55.44 ID:PhXQ2wpvO
はくのん「それは後で直に聞いて下さい」

切嗣「そっか……後で教えてくれるかい、士郎?」

無銘「話すと長くなるが……俺はエミヤとは少し違うのでな。こっちの凛のとこにいるアーチャーから聞いてくれ」

切嗣「こっちとか何を言ってるんだい?」

はくのん「話を戻しますね?」

切嗣「……脱線してたね、すまない」ショボーン

397: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/12/06(金) 02:54:27.39 ID:PhXQ2wpvO
はくのん「それでその後は苦あり難ありで突き進んで聖杯を手に入れました」

切嗣「へえ、月の聖杯戦争? というのにも聖杯があったんだね」

はくのん「まあそれはさておき、そこからなんやかんやあって月の裏側に行きました」

切嗣「……なんやかんやが気になるんだけど」

はくのん「そこではアーチャーが恥ずかしい姿になったまま世界を救う事に」

切嗣「急に大規模な事になったね……」

398: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/12/06(金) 02:55:20.16 ID:PhXQ2wpvO
はくのん「そんなこんなで相棒であり、恋人でありというような関係に」

切嗣「へー、凄そうなのは分かったけどいまいち分からなかったね。もう家事とか出来るのか聞いて終わりでいいよ」

無銘「ふ、家事なら私がするから問題は無い。むしろ私が進んでやろう」

切嗣「士郎、これは大事な事だよ? そうなると、この……」

はくのん「岸波白野です」

切嗣「白野ちゃんに働いてもらう事になるけどいいのかい?」

399: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/12/06(金) 02:55:47.27 ID:PhXQ2wpvO
はくのん「問題ありません」

切嗣「…………へ?」

無銘「それがだな、彼女は聖杯を手に入れているからね……どこかしこからエリート扱いされていて働き口には困らんのだ」

切嗣「なんだって……?」

はくのん「場合によってはアーチャーの投影した剣を売り捌くのでその辺は問題ないです」

400: ◆WFVwcR0RzTMy 2013/12/06(金) 02:56:19.17 ID:PhXQ2wpvO
切嗣「な……」

無銘「それでどうなんだ切嗣?」

切嗣「指摘するところがもう無いね……。まあ、いいんじゃないかな……」

はくのん「やったわねアーチャー!」

無銘「ああ、そうだな! とはいっても私は英霊だから婚姻届出せないのだがね」



はくのんが衛宮家に突撃編 完