1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 09:45:16.87 ID:3AmYx/tri
鳴「イェァ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ァァァァァ!!!!」

恒一「…」

鳴「ンウェー!ヘェァィ!キャモーン ゲラップ!」

恒一「…」

鳴「レツゴォーゥ!ヒェアッ!ハッ、フンッ、ハァッー!!」

恒一「…」

鳴「テェィクディス…ラィズィングドゥラァゴォン!!」

恒一「み、見崎…」

鳴「フゥーッ!!ヒャアッハァー!!」グルングルングルン…

恒一「そんなに傘振り回したら危ないよ…」

鳴「ヘルクラゥドォ!!…スウィートゥベイベー?」ドヤァ…

恒一「どうしよう…見崎の様子がおかしい…」

引用元: 恒一「デビル鳴クライ?」 


 

 
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 10:02:38.21 ID:3AmYx/tri
恒一「何が原因で…こんな事に…」

鳴「トゥーイィーズゥィー…」

恒一「…」

鳴「フゥーッ!ヘェアッ、フンッ、ハァッ!」キュイーン

恒一「…」

鳴「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハァッー!!」グルングルン…

恒一「どうすれば良いんだ…」

鳴「ヘェアーイwwwドゥーユージョォーブ?wwww」

恒一(なんかすごい煽られてる気がする…)

鳴「イェア"ア"ア"ア"ア"!!!!」シュッ

恒一「うっ!?」ドスッ‼

鳴「カモーン…」

恒一(痛い…)

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 10:19:52.86 ID:3AmYx/tri
恒一「と、とにかく…皆が来る前になんとかしないと…」

鳴「ホォーゥ!!ホォアァァァァァ!!…スウィート"ゥリームス…」

恒一「あっ、ちょっと!教室で暴れないで!!」

鳴「ン"ンゥエーッ!!アーユーレェデェ?ハァッー!!フゥーーッ!!!」シュインシュイン…

恒一「みっ、見崎ッ!」ガシッ

鳴「!?」ビクッ

恒一(とりあえず捕まえておこう…)

鳴「ロイヤッガァードゥ!!」バッ

恒一「うわっ!?」

鳴「ハッ、フンッ、ヘェアッ!ビーゴォーンッ!!ヘエ"ァッ!」

恒一「つ、強い…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 10:36:00.81 ID:3AmYx/tri
ガラッ

赤沢「あら、恒一君に見崎さん、今日は早いのね…」

恒一「あ、赤沢さん…」

鳴「 レッツゴォ"オ"ーーーーン"…ヘァッ!!!」シュッ

赤沢「み、見崎さん…?あなたちょっと大丈夫?」スタスタ…

恒一「あっ!赤沢さん!今の見崎に近付いたら危険だよ!!」

鳴「フンッ、フンッ、フンッ、フゥンッ!!サイレェースッ!!」ブォンブォン…

赤沢「えっ?」

鳴「イエェ"ェ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!」ソォッイッ!

赤沢「うっ…!?」 ドスッ

恒一「鳩尾に傘がっ!」

鳴「クゥレェイズゥィ?…ハッンッ!」ドヤァ…

赤沢「」

恒一「赤沢さんっ!ほ、保健室に行かないと…」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 10:45:54.52 ID:3AmYx/tri
恒一「とまぁ、そんな事があったんだよ…」

勅使河原「な、なるほどな…だから今日、
赤沢居ないのか…」

望月「それよりも、見崎さんがそんな風になるなんてね…」

恒一「うん…今日登校してきたら一人で教室で暴れてて…」




鳴「ンン"ゥ"エ"ーーー!!レッツゴー!ヘァッア"ッ!!」ブゥオッンッ‼

勅使河原「それで今の今まであんな調子なのか…」

恒一「…」

望月「…なんか怖いね」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 10:55:34.56 ID:3AmYx/tri
鳴「フゥッー!!ウゥラァ"ァ"ーッ!!」

勅使河原「随分と、イキイキ動いてるなぁ…」

鳴「ケェーイス…トゥー…ヘルクラゥドォ!!」ビョーンッ…

望月「ねぇ…見崎さんが、ああなった理由って心当たりないの?」

勅使河原「そうだな…見崎は元々変な影響受けやすい子だからなぁ」

恒一「そういえば…」

勅使河原「ん?どうしたサカキ?」

恒一「なんだか最近ゲームにハマってるって見崎が言ってたな…」

望月「ゲーム?」

鳴「ヘァッ、フゥ、ハァーッ!!…ハッハッハッハッハ」グルングルン…


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 11:09:51.25 ID:3AmYx/tri
恒一「なんでも入院中の双子のお姉さんに借りたとかなんとか…」

鳴「ハァッー!!イェーッ!…ヘェイ?ワッツアップ?」ドヤァ…

望月「見崎さんがゲームなんて珍しいね…」

勅使河原「そういうの…嫌いなイメージだったんだがなぁ」

鳴「レッツロック!!…フゥオーウ!!」カキイン‼

恒一「あんまり想像できないよね…」

鳴「ボォクヲミロォー!!」シュッ、パッ

恒一「あっ!見崎!二段ジャンプすると、   見えちゃうよ!!」

鳴「テェアッ!!フッ、ハァッ!!…スウィートベイビー!」

望月(なんだこれ…)

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 11:22:46.85 ID:3AmYx/tri
~病院~

勅使河原「そんな訳で病院に来たわけだけども…」

鳴「…ビーゴォーン!へァ"ァ"!!」ジュインジュイン…

望月「なんで連れて来たの…」

恒一「いや、一人にしておくと危険だと思って…」

勅使河原「それに頭の病気かもわからねぇからな…」

鳴「フゥァ"ーーーオ"オ"!!ハッハァー!!」グルングルン…

望月「…た、確かに、この動きは異常だよね…」

鳴「カモォン!!スリィーピィオン…ベイビー」ドヤァ…

恒一(ひとしきり動いた後に決めゼリフみたいなの言うのは意味あるのかな…)

勅使河原「まぁ、早く行こう…」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 11:29:41.32 ID:3AmYx/tri
~未咲の病室~

恒一「ここがそうっぽいね…」

勅使河原「なぁ、サカキィ…やっぱやめようぜ」

恒一「えっ?どうして?」

望月「なんだか猛烈に嫌な予感するよね…」

鳴「…」←腕を組んで俯いている

勅使河原「なんだか見崎も妙に神妙な態度になっちまったしな…」

恒一「…でもここまで来たんだし、ちょっとくらい話を聞いて行こうよ…」

望月「う、うん…まぁそうかも知れないけどさ…」

鳴「…カモォーン」

勅使河原「…」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 11:36:55.56 ID:3AmYx/tri
ガチャ…

恒一「こ、こんにちは…」

未咲「…」

勅使河原「あ、あのさぁ…見崎の姉妹さん?だよな…?」

未咲「……」

望月(普通なのかな…?無口だけど…)ヒソヒソ

恒一(うーん、僕も会うのは初めてだからね…)

未咲「……ダァーイ…」スッ…

勅使河原「えっ?」

望月「や、ヤバイよこれ…」

未咲「…ユゥーシャルダァーイ…」シュッ!!

恒一「逃げろぉおおおお!!勅使河原ァあああああ!!」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 11:48:15.08 ID:3AmYx/tri
未咲「ダァーイ!」ブンッ

勅使河原(い、何時の間に背後に…)

未咲「ヘァ"ア"ア"ア"ア"ァァァァァ!!」グィッ!

勅使河原「ふぐっ!?」ドスッ

恒一「て、勅使河原が…」

望月「目にも留まらぬ早さの兜割りだ…」

未咲「…ユーアァナーモチベェーショォン?」

鳴「イエ"エ"エ"ア"ア"ァァァァァァァァ!!!!」ジュッ‼

未咲「…ワッツローン…」キィンッ

恒一「あっ、見崎!!」

望月「ここは一先ず見崎さんに任せて逃げよう!!」

恒一「そ、そうだね…勅使河原なんか頭から血出てるし」




41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 11:58:26.63 ID:3AmYx/tri
~病院の外~

恒一「こ、ここまで来れば大丈夫だよね」

望月「でも瞬間移動してくるから油断出来ないけどね…」

勅使河原「」ビクビク

望月「勅使河原君…白目向いちゃってるけど大丈夫かなぁ…」

恒一「一応、血は止まったけどね…」

?「おーい!」

恒一「うん?」

赤沢「あら?恒一君、それから望月君に…勅使河原?」

恒一「あれ?赤沢さん?どうしてここに…?」

赤沢「見崎さんに鋭い突きを食らった衝撃で肋骨にヒビが入ったらしくて…病院に…」

望月「す、すごい威力だったんだね…」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 12:07:58.38 ID:3AmYx/tri
恒一「…今は病院に行かないほうがいいと思うよ」

赤沢「えっ」

望月「見崎さんが暴れてるからね…」

赤沢「そ、そうなの…?」

恒一「…」

望月「それより勅使河原君どうしようかな…」

赤沢「私も結構重症なんだけど…」

恒一(見崎…大丈夫かな?だいぶ押されてたけど…)

望月「とりあえず救急車呼ぶね…」

恒一「赤沢さん」

赤沢「へっ?なに?恒一君」

恒一「勅使河原を頼むよ。ぼくはちょっと見崎が心配だから見てくる」ダッ

赤沢「あっ、ちょっと待って…」

望月「えぇー殺されるよ…やめた方が…」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 12:11:46.66 ID:3AmYx/tri
~病院~

恒一「…おかしいな…居ないぞ?」

恒一「一体どこに…」


シュインシュインシュイン…ハァッ!

恒一「なんか屋上の方から音がする…」

恒一「み、見崎!」ダッ

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 12:31:59.15 ID:3AmYx/tri
屋上

恒一「見崎!大丈夫!?」

未咲「フンッフンッフンッフンッフンッ…」ショインショインショイン…

見崎「ウッ、ウッ、ウッ、ウッ、ウッ…」ザシュザシュザシュ…

恒一「見崎が空中に固定されてずっと切られてる…」

未咲「フンッフンッフンッフンッフンッフンッフン…」ショインショインショイン…

鳴「ウッ、ウッ、ウッ、ウッ、ウッ、ウッ、ウッ…」ザシュザシュザシュ…

恒一「あれどうやって浮いてるんだろう…」

未咲「…ヘェア"ッ!!」ブンッ!

鳴「…ウワァァァァァァァ…」ドサァ…

恒一「あっ、終わった…」

未咲「フゥーリッシュグゥアール…」ドヤァ…

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 14:35:58.52 ID:3AmYx/tri
鳴「ウゥ…」ヨロッ

未咲「フゥーリッシュネス、メイェ…フゥーリシュ…」ドドヤァ…

恒一「…」

未咲「…」バッ

恒一(屋上から飛び降りてった…大丈夫なんだろうか)

鳴「…ゥウ…」フラッ

恒一「見崎!」

鳴「榊原君…うっ…」

恒一「あ、あんまり動かない方が…」(素に戻った…)

鳴「くっ…」

恒一「…なんでこんな事になったか、説明して貰えるかな?」

鳴「…うん」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 14:45:46.73 ID:3AmYx/tri
数日前

鳴「未咲…お見舞いに来たよ」

未咲「あっ、鳴!」

鳴「これ、お花…」

未咲「綺麗…ありがとう!退院したら、また遊園地に行こうね!」

鳴「うん、きっとね……病院、退屈じゃない?」

未咲「全然退屈じゃないよ、ちょっと淋しいけど、テレビもあるからゲームも出来るし…」

鳴「そう、良かった…」

未咲「それより鳴は、ゲームとかしないの?」

鳴「私はあんまり…そういうの、得意じゃないからね」

未咲「やってみなよ!きっと気に入ると思うよ!」

鳴「どうかな…」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 14:52:26.63 ID:3AmYx/tri
未咲「あっ、そうだ!最近、私がハマってるヤツを貸してあげるよ!」

鳴「え…でもそれだと、未咲が退屈に…」

未咲「大丈夫!鳴が来てくれるから、ちっとも退屈しないよ!」フフフ

鳴「……そ、そう///」

未咲「それじゃあこれ、貸してあげる!」スッ…

鳴「…デビルメイクライ…3?」

未咲「主人公がね、ひゃっはーって感じでね、格好良いんだよ!!」

鳴「そうなんだ…ありがとう」

未咲「もしクリアしたら、感想聞かせてね!」

鳴「…うん、わかった」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 14:57:13.58 ID:3AmYx/tri
現在

恒一「デビル鳴クライ?」

鳴「そう、デビルメイクライ…」

恒一「そのゲームが原因なの?」

鳴「まぁ、そういう事になる…」

恒一「そっか…でも、話を聞いてると、二人は仲が良さそうな印象なんだけど…」

鳴「…」

恒一「どうしてさっきは喧嘩を?壊しちゃったとか?」

鳴「違うの…それには深い訳があってね…」


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 15:08:09.31 ID:3AmYx/tri
また数日前

鳴「未咲に借りたゲーム…」

鳴「やってみようかな…」カチッ

鳴(ちゃんとクリア出来るかな…)ウィーン…カリカリ…

鳴(このゲーム15歳以上対象なんだ…)

デビルメイクラァーイ…

鳴(主人公…銀髪なんだ…)

鳴(すごい…あんなに沢山の敵をいとも簡単に…)ワクワク

ダンテ『ヒャッホォー!!イェア!コモォン!!』

鳴(二丁拳銃、剣も使うんだ…すごい、格好良い)ワクワク

鳴(…私好みのゲームかも知れない)



鳴「それから私は狂った様に、お風呂も入らず昼夜問わずにやり込んだわ…」

恒一「見崎はちょっと極端な所あるよね…」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 15:21:40.80 ID:3AmYx/tri
鳴「それから未咲の病室に行って、楽しめた事に対して、お礼を言いにいったの…」

恒一「それで?」(今の所、特に仲違いするような理由は見つからないけど…)



鳴「未咲、このゲーム…すごい面白かったよ」

未咲「そう!良かったぁ…鳴ならきっと気に入ると思ったの!」(厨二だからね…)

鳴「退院したら…二人でやろう」

未咲「うん!!その為には私も頑張らないとね!!」(なんか鳴…ちょっと酸っぱい匂いするけど…ま、いっか)

鳴「ダンテは最高に格好良い主人公だった…」

未咲「そうだね!でもバージルの方が格好良いけどね!」

鳴「…え?」

未咲「日本刀を武器に、自分の美学だけを信じる生き方…格好良いなぁ」

鳴「…いや、ダンテの方が格好良い」

鳴「…二丁拳銃と大剣リベリオンを武器に、どんな時でもクールな態度で敵を倒すダンテの方が格好良い」




90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 15:32:18.59 ID:3AmYx/tri
未咲「いやいや、バージルでしょ?」

鳴「…ダンテ…これは譲れない」

未咲「…ダンテはちょっと馬鹿っぽいじゃん」イラッ

鳴「…バージルは脳筋過ぎ…」イラッ

未咲「…でも実力ではバージルの方が強いんだよ?」イライラ…

鳴「…最後、負けたじゃん」イライラ…

未咲「…あれは連戦で疲れてたからだよ」イライライラ

鳴「…そんなのダンテもじゃない」イライライラ




鳴「僅かな価値観の違いから、私達の間に険悪なムードが漂った…」

恒一「そっか…」(そんなんどっちでも良いじゃないか…)




95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 15:46:40.13 ID:3AmYx/tri
鳴「そして…」

恒一「う、うん…」(見崎は変な所で頑固だったりするからなぁ…)




未咲「…この厨二病邪気眼少女」ボソッ

鳴「…うるさい虚弱モヤシ少女」ボソッ

未咲「…」カッチーン

鳴「…」カッチーン

未咲「…ウォア"ア"ア"ア"ァァァァ!!!ビィゴォーン!!!」ガタッ!

鳴「イェア"ァ"ァァァァァァ!!!!ハァア"ァ"ッアアアア!!!!」ガッ!

看護婦「えっ?」ビクッ



鳴「そして私達は…袖を分かつ事になった」

恒一「そうなんだ、大変だね…」(どうでも良いわぁ…)

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 15:59:50.06 ID:3AmYx/tri
鳴「教室で暴れていたのは…未咲に勝つ為だった…」

恒一「なるほど…だけど、負けちゃったんだね…」(赤沢さんは巻き添えを食らったのか…)

鳴「悔しいけれど、バージルの強さは認めざるを得ない…アルカプでも糞キャラだし…」

恒一「そうなんだ…それで、どうするの?」

鳴「…正直、もう心が折れそうになってる…円陣幻影剣がウザ過ぎる…」シュン…

恒一「み、見崎…」(明らかにションボリしてる…)

鳴「迷惑をかけてごめんなさい…赤沢さんにも謝っておくね…」トボトボ…

恒一「…」(見崎…)

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 16:07:11.47 ID:3AmYx/tri
翌日

鳴「…」ションボリ



恒一「という訳だったんだよ」

勅使河原「なるほどなぁ…それであんなにテンション高かったのか…」

望月「それに比べて、今日は打って変わって静かだねぇ…それより勅使河原君、頭のアイスノン溶けそうだよ?」

勅使河原「…ん?そういやそうだなぁ…そろそろ取り替えに行くかぁ…」

望月「それじゃあ僕も一緒に行ってくるね…」

恒一「…うん、それじゃあね」

鳴「……二丁拳銃さえあれば…」ショボン

恒一(見崎…すっかり元気なくしちゃったな…)

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 16:37:45.36 ID:3AmYx/tri
恒一「ま、まぁ見崎…そんなに落ち込む事ないよ…」

鳴「…」フィッ

恒一「どっちも格好良いって事で良いじゃないか?ね?」(うつ伏せになって机に突っ伏してる辺り…かなり拗ねてるなぁ)

鳴「…別にそんなの分かってる」

恒一「…」

ガラッ

綾野「見崎さん!こういっちゃん!」

恒一「綾野さん?」

綾野「うん、ちょっと見崎さんに用があってね…」

鳴「…何?」

綾野「あれ?昨日は狂ったように傘を振り回してたのに、今日は元気ないねぇ…」

鳴「…」

恒一「あ、綾野さん…」

 

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 16:49:11.76 ID:3AmYx/tri
恒一「実はね…カクカクシカジカ」

綾野「えーそうなの?なんだー…折角演劇部に入れようと思ったのになー」

鳴「……別に演劇部に入りたくて傘を振り回してたわけじゃない…」フンッ

綾野「なるほどねぇ…姉妹喧嘩に負けちゃったわけかー」

恒一「それで今日はずっとこんな感じなんだよ…」

見崎「…二丁拳銃さえあったら勝ってた…」

綾野「あはは、意外と負けず嫌いなんだね」

恒一「まだそんな事言ってるのか…」

綾野「ふーん……あっ、そういえば演劇の小道具で、確か拳銃あったような…?」

鳴「……マジで?」ガバッ

恒一(食いついた…)

 

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 16:59:02.76 ID:3AmYx/tri
綾野「まぁ拳銃って言っても、エアーガンだけどね」アハハ

鳴「ち、ちなみに…何丁?」ドキドキ…

恒一(喜びを隠しきれてない…)

綾野「うーん、どうだったかなぁー?確か一丁しかなかった気がするなぁ…」

鳴「……二丁ないと意味がない」ガクッ

恒一「こだわるなぁ…」

綾野「変に期待させちゃってゴメンねー」

鳴「…別に気にしてない」ガックリ

恒一「めちゃめちゃ気にしてるじゃないか…」

ガラッ

小椋「あれー皆何してんの?」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:08:10.69 ID:3AmYx/tri
綾野「んー、何かねぇ、見崎さんが拳銃欲しがってるんだよ」

鳴「別にそんなに欲しい訳じゃない…」

恒一「いやいや、えらい欲しそうだったじゃないか」

小椋「ふーん、拳銃って本物の?」

綾野「エアーガンとかで良いんだってぇー」

小椋「そっかぁー…あっ、演劇部の貸して上げれば良いじゃん!」

鳴「二丁ないと駄目なの…」

綾野「だってさ」



小椋「…ならさぁ、ウチのアニキが持ってるヤツも貸してあげようか?」

鳴「!?」ガタッ

恒一「眼に光を取り戻した…」


157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:16:10.77 ID:3AmYx/tri
鳴「ほ、本当に…?」ワナワナ…

小椋「うん、なんかサバゲーやるって言ってさぁー沢山持ってたんだけどねぇ…今は引きこもりだし」

鳴「ま、マジすか…?」ワクワク

恒一「見崎…口調が…」

小椋「うん、多分大丈夫だと思うけど…」

綾野「良かったね!見崎さん!」

鳴「…二人は親友、早速取りに行く…」

恒一「えっ?今から?」

小椋(問題はアニキが部屋を開けてくれるか…)

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:34:16.16 ID:3AmYx/tri
小椋家


小椋兄「…」

『アニキー!起きてるんでしょー』ドンドン

小椋兄「…チッ」(うるせーなぁ…)

『友達が借りたい物あるらしいんだけどさぁー、開けてよー!』ドンドン

小椋兄「…」(その手には乗らないっつの)

『ねぇーってば!開けないと無理矢理開けるよー?いいの?』

小椋兄「…開けれるもんなら開けてみろよ」ボソ…

『…』

小椋兄「…行ったかな?」



『ンゥエ"ァー!!!イィエ"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!』ズドォオン…!

小椋兄「!!!?」ビクッ(ド、ドアが…)

鳴「…お邪魔します…」

174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:46:25.43 ID:3AmYx/tri
恒一「あ、すいません…ちょっと入りますね…」

綾野「うわぁー!小椋のお兄さん初めて見たー!」

小椋(ドアが無くなれば…アニキの引きこもりも治るハズ…!)

ゾロゾロ…

小椋兄「」

鳴「…このガス銃…ダンテのに似てる…」

恒一「えぇーでも、これ高そうだよ?貸してくれるかなぁ…?」

綾野「窓開けよーよ、空気悪いよ!」

小椋兄「…な、なんだ?何なの?」


177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:57:50.43 ID:3AmYx/tri
鳴「…あの、ちょっと良いですか?」チョンチョン…

小椋兄「え…?」

鳴「これ…借りても良いですか?」

小椋兄「う、うん…いや、ていうかさぁ…君、誰?」

鳴「…見崎、鳴」

小椋「私の友達なの…」

小椋兄「そ、そうなんだ…あの、ドア壊したの…君?」

鳴「イェア…」

小椋兄「ど、どうやって壊したのかな?いや、別に責めるわけじゃないんだけど…」

鳴「Level2スティンガーで…」

小椋兄「そ、そっかぁ…」

鳴「イェァア…スウィートベイベー…」ドヤァ…

小椋兄「そ、それ…もう返さなくてもいいよ…うん…」


180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:10:38.46 ID:3AmYx/tri
帰り道


鳴「…おぐりんのお兄さん、良い人だった…」

恒一「そ、そうだね…」(おぐりんって…)

鳴「…このオグニー&アヤボリーで、次こそ未咲を倒す」クルクル…

恒一「な、名前付けたんだ…」

鳴「うん、格好良いでしょ」ドヤァ

恒一「お、おう…そうだね…」


ちょっと休憩



193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:43:01.30 ID:3AmYx/tri
鳴「なんかテンション上がってきた…」

恒一「え?」

鳴「…イェ"ア"ァァァァ!!!!レッツゴォーゥヘェア"ッー!!!」ビョーンッ

恒一「うわっ!?」

鳴「フゥッワフッフッフッフッーーー!!!イェアァァァ!!」グルングルンバンバンバン‼

恒一「あっ、見崎!銃を下に向けて撃ちながら回転すると  モロするよ!!はしたないよ!!」

鳴「ヒャッフゥゥゥゥゥゥ!!!フンッ、ヘァッ、ハァッー!!」ブォンブォン…

恒一「聞いてないな…よっぽどはしゃいでるんだね、見崎」

鳴「タイムトゥロック!!ンウェー!!ハァッー!!インマァイサン!!」トゥトゥン…

恒一「…ははは」

鳴「キーピンスタイリッシュ!!イヤァッホォwwwwwフゥーwwww」バンババンバン…

恒一「…」

鳴「ジャックポッwwwwww」バシュウン‼

恒一(これ元の見崎に戻らなかったらどうしよう…)


198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:56:30.88 ID:3AmYx/tri
恒一「…」

鳴「ガッチャッ!!ドゥォンリンク!!ンウェー!!」

恒一「…」

鳴「…」ピタッ

恒一「ん?どうしたの見崎、見てるからまだ動いても良いよ?」

鳴「…榊原君、私がこのままだったらどうしようって思ってない?」

恒一「…いや、べ、別に思ってないけど」

鳴「…安心して、次に未咲と闘ったら、勝っても負けてもデビルハンターは卒業するから」

恒一「うん…」(デビルハンターだったのか…)

鳴「それじゃあ、また明日ね。榊原君」

恒一「また明日、見崎」

鳴「…」ノシ


イェア"ァァァァ…

恒一(見崎…スティンガーで移動しながら帰ってる…)

203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:10:59.70 ID:3AmYx/tri
~翌日~

鳴「デビチルッスコンブッ!!ハァッー!!」ギュイーン

勅使河原「見崎、すっかり元気を取り戻したなぁ…」

望月「戻らなかった方が良かったかも知れないけど…」

恒一「うん、でも今日で終わりにするらしいからね…」

勅使河原「えっ…?そうなの?」

鳴「フウゥーーウ!!ハッハーッ!」グルグルグルグル…

恒一「流石に…ね?」

勅使河原「なんだぁーガッカリだなぁー…大ジャンプでの  チラはもう見えないのかぁー…」

望月「勅使河原君…それはちょっと…」

鳴「イェ"ア"ァァァァ!!」シュッ‼

勅使河原「いってぇ!!ゴメン、ゴメン…悪かったよ…」ドスッ

鳴「カモォーン!ゲラップ!!」

恒一「ははは」

204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:18:48.34 ID:3AmYx/tri
~病院~

未咲「…」(昨日はついやり過ぎちゃったな…)

看護婦「未咲さーん、明日には退院できるそうですよー」

未咲「…」(最近、ろくに口聞いてないけど…絶交とか、ないよね?)

看護婦「み、未咲さん?」

未咲「…失せろ」

看護婦「えっ?」

未咲「二度は言わん…」

看護婦(前はこんな子じゃなかったのに…)

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:29:35.33 ID:3AmYx/tri
~放課後~

鳴「…とうとう来た」クルクル…

恒一「本当に戦うの?」

鳴「家族だからね…」キリッ

恒一(全然理由になってないんだけど…)

恒一「僕もついて行こうか?」

鳴「いい、榊原君は巻き込めないから…私一人で行く…」

恒一「えっ?でも…」

鳴「フンッ…!」シュパッ‼

恒一「!?」

恒一「み、見崎が消えた…」




鳴「…あれ?」キョロキョロ

恒一「ちょっと先にすぐ出てきた…」


212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:41:32.36 ID:3AmYx/tri
~病院~(屋上)


鳴「…」

未咲「…」

未咲「…待ってた」

鳴「こういうの、感動の再会っていうらしい」シュキィーンッ…

未咲「…そうみたいね」

鳴「まずは再会のキスでもしようか?」

未咲「…え?」(えっ///)

未咲「…ゴホン…たまには鳴の遊びに付き合ってあげよう」シャキーン…

鳴「…イェア"ア"ァァァァァ!!!!」ダッ!

未咲「…ハァ"ア"ァァァァァァッ!!!!」ダッ!


恒一(気になるから見にきちゃったよ…)

220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:55:01.71 ID:3AmYx/tri
鳴「ハッ、フッ、ヤァッ!!インニュッペイッ!!ヒャッフォォォ!!」バンバンバン…‼

未咲「…ユライダゥーンッ」グルングルングルングルン…

恒一(全部弾かれてる…)

未咲「ハァッ!!」シュパシュパシュパ‼

鳴「ロイヤッガードゥ!!」キュイーンッ‼

未咲「ユーアァマァーイン…テェイクディス!!!ヘェァッー!!」グルングルン…

鳴「…フンッ!!」シュパッ

未咲「…!?」(消えた…だと…?)

鳴「イェア"ア"ア"ァァァァァ!!!!」ズンッ‼

未咲「…チッ…」ガキィーッン‼

鳴「…スウィートベイビー?」ドヤァ…

恒一(見崎はあの挑発好きだなぁ…)






225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 20:06:13.91 ID:3AmYx/tri
鳴「…ハッハーwwwイェアッ!!」ブゥン‼

未咲「…フン…ハッ、フッ、フンッ!!!」キィン…!

鳴「…テェイクディス…ライズィングドゥラアゴォオン!!」ゴパァッ‼

未咲「グフッ…!?」

鳴「ゥンウェー!!……ヘルクラウドゥ!!!」グルングルン…ドンッ

未咲「ナァーゥアムービングゥ…!」ギリッ

恒一(見崎がちょっと押してる…)

恒一(それにしても…)

鳴「カモン!!ゲラップ!!」クイックイッ…

未咲「…ダァーイ!バスタァードゥ!ヒィェル!!」キュイーンッ

恒一(無駄に熱い…)

230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 20:17:52.88 ID:3AmYx/tri
未咲「…くっ」ガクッ…

鳴「…そんなものじゃない筈、立てよ」

未咲「…少し鳴を見くびっていた…」

鳴「…?」

未咲「少し…本気を出してやろう…」キィン…

鳴「…!?」

未咲「ユーアァゴーインダァーウン…」ブゥンブゥンブゥン…

鳴「!!」ロイヤッガード‼

恒一(なんか見崎のお姉さんが凄いオーラ出してる…)

未咲「ハァッー!!!」シュンッ

鳴「…!?」ガッ!


シュイン、シュイン、シュイン、シュイン、シュイン…


鳴「…ッ!?」ガキィンッ!ガキィン!

恒一(すげぇ…厨二病を極めるとあんな事が出来るのか…)

231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 20:19:32.75 ID:3AmYx/tri
ゴメン、晩飯食ってくる
すぐ戻る

239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 20:56:43.50 ID:3AmYx/tri
鳴「…ッ!!」ガインッ、ガィンッ!

未咲「ダァーイ!ダァーイ!ダァーイ!ビーゴォン!」バシュッ!バシュッ!

鳴「…はぁ、はぁ」(ロイヤルガードがなかったら即死だった…)

未咲「…マイト、コントゥロールゥ…エブリィウェア…」

鳴「……。」グッ

未咲「…終わりね…」キィン…

鳴「……」

未咲「ダァーッイッ!!!!」ビュオッ‼

鳴「…ハッハーw」キィン…

未咲「…!!!?」

鳴「ロイヤッリリーッスッ!!!!」キュゥイィーン‼

未咲「…!?…ッ」ズズッ‼

恒一(カウンター!?)

244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:08:08.78 ID:3AmYx/tri
未咲「ぐっ…ふぅ…」フラッ…

恒一(あっ、かなり効いてる…!今がチャンスだ…!)

鳴「…インヤァ"ァー」ダッ

未咲「…クッ」

鳴「イェィ"ィィィヤァ"ァァァァァ!!!」シュキィーーン…!

未咲「……メイェ…」ドスッ!!

鳴「…」クルクルクルクル…

未咲「…」バタッ…

鳴「…ジャックポッ!!」ドヤァ…

恒一(か、勝った…)


246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:16:55.83 ID:3AmYx/tri
未咲「…さすが、鳴」ヨロッ

鳴「…勝負は着いた、私の勝ち」ドヤ

恒一(ここぞとばかりにドヤ顔連発してる…)

未咲「…ふふ、やっぱりダンテは強いね」

鳴「バージルも中々強い…」

未咲「仲直り…してくれる?」

鳴「もちろん」グッ

恒一(良かった…)ホッ…


ガチャッ!

恒一(ん?)

霧果「ちょっと!!!鳴ちゃん!!!」

鳴「あ…お母さん…」

249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:28:44.88 ID:3AmYx/tri
霧果「ちょっと貴方!!先生から聞いたわよ!!」パァンッ!

鳴「痛い…」ヒリヒリ…

霧果「赤沢さんの娘さんに怪我させたでしょ!!!」

鳴「え?」ジンジン…

霧果「もう!!何やってるの!!傘でチャンバラなんかして!!!お母さん悲しい!!!」

鳴「…ご、ごめんなさい」ジンジン…

霧果「本当にもぉー!!この子は!!赤沢さんの親御さんがね、許してくれたから良かったけどね…一歩間違ったら大変よ!!!分かってるの!!?」

鳴「…」ジンジン…

未咲・恒一(き、気まずい…)

霧果「もう!!そんなとこで遊んでないで!!!早くこっち来なさい!!!」ガー

鳴「…うぅ」



251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:39:03.74 ID:3AmYx/tri
霧果「それにね!!アンタ小椋さんの家のドアも壊したらしいじゃないの!!!」

鳴「…はい」

霧果「人の物を壊したりしちゃダメって!!!何回も言ってるでしょ!!!」

鳴「…ご、ごめんなさい」シュン…

霧果「もう中学三年生にもなって!!!そんなオモチャの鉄砲なんか持ち歩いて!!!もうこれは没収!!」バッ!

鳴「…あっ…」ガックリ…

霧果「これからね!!赤沢さんと小椋さん家に謝りに行くからね!!!鳴ちゃんも来なさい!!!」グィッ

鳴「あっ…み、未咲…またね」ズルズル…

未咲「う、うん…また今度」


バタンッ…

恒一(ま、まぁ…そうなるよね…)


253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:49:55.94 ID:3AmYx/tri
未咲「…」

恒一「…あ、あの…」

未咲「…!」ビクッ

恒一「み、見崎の姉妹?なんだよね?」

未咲「そ、そうだけど…貴方は榊原君?」

恒一「うん、名前知ってたんだ…」

未咲「鳴がね、貴方の話をよくするから…」

恒一「ふ、ふーん、そうなんだぁ…」(なんか凄い嬉しいな…)

未咲「それより…私も謝らないとね…」

恒一「え?誰に?」

未咲「…病室で私が殴りかかった人」

恒一「あ、あぁー…」

256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:57:35.49 ID:3AmYx/tri
未咲「…それじゃあ、また今度ね」

恒一「うん、また今度…次は学校かな?」

未咲「多分ね…それじゃあ」

恒一「…じゃあね」

恒一(なんか疲れた…)

恒一(凄い二日間だったなぁ…)

恒一(ぼくも早く帰ろう…)

259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 22:08:57.06 ID:3AmYx/tri
恒一(こうして…妙にしんどい二日間が終わった…)

恒一(見崎は次の日からいつも通りのテンションで登校するようになった。)

恒一(ただ、頬っぺたには綺麗なモミジの後があって、三日は消えずに残った。)

恒一(それから…小椋さんのお兄さんは、引き篭もりを辞めたらしい。)

恒一(ドアがなくなった事で、家族ともスキンシップを取るようになり、社会復帰まであと僅かだという…)

恒一(そして、見崎と小椋さんの仲が少しだけ良好になった…)

恒一(藤岡さんは、しばらくして学校にも登校してくるようになり、大団円だ…)

恒一「…まぁ、めでたしめでたしって事で…」





おわり