『@ブルネイ2』

ブル督「第二艦隊!多摩、村雨、曙、島風、初春、吹雪!」

鈴谷「編成の発表はこれで終了でーす」

ブル督「作戦が終わったらパラオで休んでから帰っておいで!」

ブル督「でもなるべく早く帰って来てね・・・こっち忙しくなっちゃうから(ハハ・・・」

引用元: 【艦これ】まったりラバウル基地だより - 短編集2 - 【4行SS】 


 

 
503: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:11:04.20 ID:ZtHc3mK90
『@パラオ1』

長良「横須賀と呉からも少しだけ戦力を借りられるみたいです」

パラオ提督「そうか」

パラ督「艦娘が一所に集まる時は、不測の事態に備えるべし」

パラ督「との事だ。その戦力は出撃させず温存しておこう」

504: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:11:34.60 ID:ZtHc3mK90
『2014/11/14 南西方面海域 第一次渾作戦』

最上「9人で出撃できると心強いね」

三隈「普段は艦隊を集中運用する程、人手が余っていませんし」

最上「出来れば戦艦とか空母とかがたくさんいる連合艦隊を見てみたいなぁ」

三隈「あら、もがみんは見てるだけで満足なのかしら?」

505: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:12:04.15 ID:ZtHc3mK90
『第一次渾作戦 前衛巡洋艦隊』

島風「吹雪ちゃんだけ高射装置貰って良いなぁ~」

吹雪「えへへ。まだ数が少ないみたいで」

初春「空母が現れた時は頼んだぞ吹雪」

村雨「艦隊の命運は吹雪ちゃんにかかってるわ!」

506: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:12:34.16 ID:ZtHc3mK90
『第一次渾作戦 任務部隊 A群』

名取「確かに知らない内にこの辺、敵が増えちゃったんですね」

最上「東南アジア~ソロモンまでの輸送船の護衛でそこそこ来てるはずなんだけど」

三隈「深海棲艦の被害数も多くないから哨戒も後回しになりがちなのでしょう」

最上「沖に出ずに島に沿って移動すれば敵もあまり寄って来ないもんね」

507: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:13:04.18 ID:ZtHc3mK90
『2014/11/15 第一次渾作戦 南方前衛主力艦隊1』

最上「艦影6!ここから100度100海里。敵針280度」

三隈「敵はこちらに気付いてますの?」

最上「分からない。単に島を避ける航路なのかも」

吹雪「あ、あの。敵に空母はいますか?(ドキドキ」

508: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:13:34.48 ID:ZtHc3mK90
『第一次渾作戦 南方前衛主力艦隊2』

多摩「敵艦隊みゆ!」

初春「ほぅ。確かに見ない顔じゃな」

吹雪「敵の新しい重巡、なんですかね」

曙「綺麗な艦ね・・・」

509: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:14:04.18 ID:ZtHc3mK90
『第一次渾作戦 南方前衛主力艦隊3』

最上「ふぅ。各艦、状況を報告して」

三隈「私たちはこの辺にして、パラオに向かいましょうか」

吹雪「吹雪、損傷ありません!高射装置もピカピカです・・・」

村雨「元気出して吹雪ちゃん。きっと直ぐ使う機会もあるわよ!」

510: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:14:34.11 ID:ZtHc3mK90
『@パラオ2』

長良「そろそろブルネイの第一波とラバウルの第二波が戦闘をしている頃ですね」

パラ督「ああ。横須賀から長門・雪風、呉から瑞鶴・矢矧・初風が来てくれた」

パラ督「これだけいてくれれば、第三次渾作戦は千歳・千代田を除く」

パラ督「パラオの全戦力を投入しても良いだろう」

511: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:15:04.11 ID:ZtHc3mK90
『南西方面海域 第二次渾作戦』

五月雨「これより戦闘海域に入ります。各小隊報告をお願いします」

大潮「大潮・文月、異常なーし!」

初雪「初雪・潮、だいじょぶ」

五月雨「五月雨・初霜、異常なし。全艦単縦陣を組んでください!」

512: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:15:34.18 ID:ZtHc3mK90
『第二次渾作戦 軽巡戦隊』

五月雨「敵は軽巡ツ級以下駆逐艦4隻!」

潮「魚雷撃たれたくないね・・・」

大潮「撃たれる前に倒す!」

初雪「じゃあ私はその辺のイ級の相手しとく」

513: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:16:04.13 ID:ZtHc3mK90
『2014/11/16 第二次渾作戦 警戒部隊』

大潮「気付かれた!?」

初霜「敵速未だ遅いわ!」

五月雨「夜襲を敢行します!まだ被弾はしないでください!(ズズ・・・」

初雪「こんな時にクシャミしたの誰・・・」

514: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:16:34.13 ID:ZtHc3mK90
『第二次渾作戦 嚮導水雷戦隊旗艦1』

五月雨「あれ?あそこにいるの春雨ちゃんじゃない?」

潮「遠くてハッキリ見えないけど・・・」

初雪「1人で?こんな所に?」

初霜「春雨ちゃんって鹿屋に配属されたんじゃなかったかしら」

515: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:17:04.22 ID:ZtHc3mK90
『第二次渾作戦 嚮導水雷戦隊旗艦2』

五月雨「声かけてみよっか。お」

文月「違う!」

五月雨「ーーい!」

敵駆逐艦たち「ザバァッ」

516: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:17:34.16 ID:ZtHc3mK90
『第二次渾作戦 嚮導水雷戦隊旗艦3』

初霜「――3,4,5隻。潜って隠れてたのね!」

初雪「旗艦のあいつも敵なの?(ドン!」

五月雨「ごめんなさい!本当に春雨ちゃんに思えて・・・」

大潮「敵、速いよ!これはスピード勝負になりそう!」

517: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:18:04.12 ID:ZtHc3mK90
『第二次渾作戦 嚮導水雷戦隊旗艦4』

潮「文月ちゃん、敵駆逐棲姫は何か言ってる?」

文月「『おちろ!おちろ!』って」

初霜「落ちろ・・・?飛行機はいない、わよね?(キョロキョロ」

五月雨「あの子には見えているのかもしれない。私たちじゃない、何かが」

518: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:18:34.06 ID:ZtHc3mK90
『第二次渾作戦 嚮導水雷戦隊旗艦5』

五月雨「姫級の敵も討ちましたし」

初雪「燃料も減ってきたし(ソワソワ」

五月雨「私たちはこの辺で帰りましょうか」

初雪「ぃやったー」

519: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:19:04.19 ID:ZtHc3mK90
『2014/11/15 パラオ3』

パラ督「出撃メンバーは」

パラ督「第一艦隊。榛名、摩耶、鳥海、長良」

パラ督「第二艦隊。五十鈴、敷波、霰、叢雲、綾波、黒潮。以上」

パラ督「内地から来た部隊はここに残ってくれ」

520: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:19:34.36 ID:ZtHc3mK90
『2014/11/17 南西方面海域 第三次渾作戦』

榛名「そろそろ敵が見つかっても良い頃ですね」

鳥海「偵察機、飛ばしましょうか」

摩耶「へへ、腕が鳴るぜ!」

長良(戦闘が始まった私がしっかり指揮を執らないとなぁ)

521: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:20:04.46 ID:ZtHc3mK90
『第三次渾作戦 ピケット水雷戦隊 B群』

摩耶「オラオラァ!ぶっ殺されてぇか!!」

鳥海「当たったのも外れたのも全部計算通りよ!!!妖精さんどんどん撃って!!!!」

榛名「勝利を、提督にぃぃぃぃぃ!!!!!」

長良「前衛艦隊は陣形を崩さないで!まだ小型砲の射程じゃないから落ち着いて!」

522: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:20:34.18 ID:ZtHc3mK90
『第三次渾作戦 水上打撃部隊』

叢雲「もうちょっと静かに戦えないのかしら」

黒潮「榛名はんら、連合艦隊の陣形によーけワクワクしとったからなぁ」

綾波「私もちょっと楽しみでしたよ?『第四警戒航行序列』」

敷波「子供がテンション上げるのは分かるけどさ・・・」

523: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:21:04.14 ID:ZtHc3mK90
『うずしお』

敷波「パラオ、大丈夫かなぁ」

五十鈴「ちゃんと留守番組もいるし、大丈夫よ」

霰「私たちも、」

黒潮「ウチらも団体行動しとるんやから、いつ狙われたっておかしくないやん?」

524: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:21:34.38 ID:ZtHc3mK90
『2014/11/18 第三次渾作戦 任務部隊 D群』

叢雲「後衛の気合いで何とかなってるけど、制空権を取られるとやっぱりキツイわね」

綾波「当初の推測通り、敵の空母は一応少な目ですけど」

敷波「それでも1隻くらいこっちも空母欲しかったよなー」

五十鈴「ちょっとでも戦闘機がいてくれると、全然気が楽よね」

525: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:22:04.55 ID:ZtHc3mK90
『第三次渾作戦 南東方面主力戦隊1』

榛名「見つけました!敵影6。空母もいますね」

鳥海「頼んだわよ。摩耶」

摩耶「はぁ!?無理だろ一人じゃ!ここは連合艦隊皆で」

長良「敵機はこっちを狙うわ。第二艦隊は接近して魚雷を叩き込んで来て」

526: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:22:34.17 ID:ZtHc3mK90
『第三次渾作戦 南東方面主力戦隊2』

摩耶「ダアァ!鬱陶しい!!(バババッ」

鳥海「その調子よ。やればできるじゃない」

榛名「手を止めないで!押し切りますよ!」

長良(第二艦隊が上手くやってくれると良いけど)

527: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:23:04.78 ID:ZtHc3mK90
『第三次渾作戦 南東方面主力戦隊3』

敷波「敵までの距離は!?」

五十鈴「敵大型戦艦まで三〇〇!どこから魚雷撃ちたい?」

綾波「3000mまで行きます!」

五十鈴「単縦陣に直して!最大戦速で行くわよ!3000mは行き過ぎ。25分耐えて頂戴!」

528: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:23:34.23 ID:ZtHc3mK90
『第三次渾作戦 南東方面主力戦隊4』

五十鈴「距離一〇〇!」\ドゴォ!/

黒潮「くぅっ!(中破」

五十鈴「黒潮!」

黒潮「先に行って下さい!この距離なら砲撃で戦えます!」

529: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:24:04.23 ID:ZtHc3mK90
『第三次渾作戦 南東方面主力戦隊5』

五十鈴「距離八〇!魚雷戦用意!」

叢雲「私たちはまだ行くわよ!」

綾波「五十鈴さんは黒潮ちゃんを拾ってあげてください!」

敷波「あたしたちに当てないでくださいね」

530: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:24:34.22 ID:ZtHc3mK90
『第三次渾作戦 南東方面主力戦隊6』

霰「距離四〇!」

叢雲「敵艦隊みゆ!」

敷波「我ながらよくここまで掻い潜って来れたよね」

綾波「どれでもいいです!当てて戻りましょう!!」

531: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:25:04.12 ID:ZtHc3mK90
『第三次渾作戦 南東方面主力戦隊7』

綾波「ってー!」

叢雲「面舵っ!離脱するわよ!」

霰「ぉぉぉ(カタムク」

敷波「霰!こんな所で転ばないでよ!」

532: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:25:34.15 ID:ZtHc3mK90
『第三次渾作戦 南東方面主力戦隊8』

榛名「撃ち方止め!」

鳥海「ふぅ。何とかなりましたね」

摩耶「こういうパワープレイ、嫌いじゃないぜ」

長良「榛名さん、艦隊の状況を確認しましょう」

533: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:26:04.19 ID:ZtHc3mK90
『2014/11/20 パラオ4』

榛名「連合艦隊、帰還しました!」

パラ督「丁度良かった」

パラ督「マリアナ方面から敵機動部隊が近づいている」

パラ督「内地戦力の力も借りて、これを迎撃するぞ」

※今回は拡張作戦の描写は割愛します

534: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:26:34.25 ID:ZtHc3mK90
『後日1 横須賀1』

鹿屋提督『敵は、やっぱり来たんですね』

横須賀提督「うむ。パラオに長門を派遣しておいて正解だった」

鹿督『その長門さんたちが敵を引き寄せたかもしれないですよね?』

鹿督『何隻くらい艦娘が集まると、どれくらいの敵が来るんでしょうか』

535: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:27:04.13 ID:ZtHc3mK90
『後日2 横須賀2』

鹿督『パラオとトラック。どちらも離れ小島ですから』

鹿督『敵の襲撃が恐いですけど、戦力増強も躊躇われるわけですね』

横督「ブルネイとラバウルに艦娘を多めに配置してある」

横督「出来れば敵にはそっちに寄って来て欲しい物だが」

536: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:27:34.26 ID:ZtHc3mK90
『後日3 パラオ5』

パラ督「作戦、ご苦労だった」

長良「私たちは太平洋の方を向きがちですけど」

長良「南もちゃんと見ておかないと、今回みたいな事になるんですね」

パラ督「そうだな。なんとかやり繰りしないといかんな。ふぅ・・・」

537: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:28:04.16 ID:ZtHc3mK90
『後日4 ブルネイ3』

鈴谷「ねーねー提督。どうして鈴谷は遠征に行かせてくれないの?」

ブル督「全員を出す訳にはいかないし、最上や三隈の方が経験豊富だし、それに・・・」

ブル督「何となく最上三隈は太平洋、鈴谷熊野はインド洋的な分担が脳内に(ハッハ!」

鈴谷「ふーん(もっと違う感じの理由があるのかと思ってた)」

538: ◆2nPseSjy3g 2016/08/20(土) 01:28:44.14 ID:ZtHc3mK90
『後日5 ラバウル3』

提督「不思議な深海棲艦もいるんだね」

五月雨「確かにパッと見た時に春雨ちゃんだって思ったんですよねぇ」

提督「五月雨ちゃん、戦場での声掛け事案2回目なんだから、これから注意しようね」

五月雨「あうっ。気を付けます・・・」



【艦これ-E07】五月雨「渾作戦ですか?」【4行SS】 (完)

544: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 00:55:51.26 ID:WmkKFAMV0
【艦これ】漣「ご主人様の観察日記」【4行SS】

『05:00 @2組の部屋』

白雪「それは?」

漣「ご主人様の観察日記」

白雪「前とは表紙の色が・・・。また1冊埋まったんですか」

漣「落書きとか、関係ない事にも結構使ってるからねっ」

545: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 00:57:01.07 ID:WmkKFAMV0
『08:30 @執務室』

漣「さてさて」

漣「皆がまだ食堂にいる間に、ご主人様のPCを覗いてみますか(ポチ」

アンテナ「ゼロです」

漣「インフラ弱いからって、そろそろネット回線くらい安定させてくだしあ・・・」

546: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 00:57:31.07 ID:WmkKFAMV0
『データ 前編』

漣「相変わらず置いてあるデータ少ないですなぁ(カチカチ」

漣「ん?・・・おお!」

漣「間宮さんの来航日程やんけ!」

漣「おっとっと。漣喜びの余りつい猛虎弁が」

547: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 00:58:00.78 ID:WmkKFAMV0
『データ 後編』

漣「今度は漣たちの出撃記録」

漣「基本的に任務通りに活動してるだけだから」

漣「みんな目立った功績の差は無いなぁ」

漣「漣の撃沈数勝手に書き換えたら・・・流石にバレるか」

548: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 00:58:30.72 ID:WmkKFAMV0
『09:00 @執務室』

ドア「ガチャ」

提督「ん、漣いたんだ。パソコン使ってたの?」

漣「いや↑漣は別に何のデータも弄ってないですぞっ!!」

提督(まぁ触られて困るデータはパソコンでは扱ってないんだけどね)

549: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 00:59:00.64 ID:WmkKFAMV0
『提督の観察 前編』

漣「ジーー」

提督「どうした?」

漣「何でもない。お茶でも淹れよっか」

提督「ありがとう。宜しく」

550: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 00:59:30.57 ID:WmkKFAMV0
『提督の観察 後編』

提督「ゴクゴク」

漣「ジーー。ご主人様、口内炎でも出来ちゃいました?」

提督「よく分かったな。なんかなー昨日の午後からなー」

漣「ビタミン摂らなきゃダメですよ!ビタミン!」

551: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:00:00.65 ID:WmkKFAMV0
『朝の事』

漣(そういや今朝)

漣(如月ちゃんがご主人様を起こしに行ったけど)

漣(二人の間では何か目くるめく展開があったのであろうか)

漣(漣はこのままで良いのかな)

552: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:00:30.85 ID:WmkKFAMV0
『キャラ 前編』

漣(なんとなく気恥ずかしくて)

漣(おどけた態度でご主人様に接してきて)

漣(良い事もたくさんあった。秘書艦に選ばれなくても)

漣(積極的にご主人様に絡みに行けるポジションを手に入れた)

553: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:01:00.75 ID:WmkKFAMV0
『キャラ 後編』

漣(でも)

漣(なんとなく真剣なムードに持って行きづらいというか)

漣(このまま、道化のまま誰かに先を越されるのは、良くない)

漣「そう思いませんかご主人様」\エッ?ナニ?/

554: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:01:31.17 ID:WmkKFAMV0
『口調 前編』

漣「漣、今からご主人様の事普通に呼びますよ」

提督「どうした、急に」

漣「て、てぃ、テイトくぅぅぅぅぅ!!!恥ずいコレ!!!!!!」

提督「えぇ・・・」

555: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:02:00.70 ID:WmkKFAMV0
『口調 後編』

提督「普通に喋るってそんなに緊張する?」

漣「あー、えー。本日もお天気が宜しいようでー、その(アワワワ」

提督「ガチガチじゃないか。一端いつも通りに戻って」

漣「くぅ・・・。これにて終了です(プシュー」

556: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:02:30.76 ID:WmkKFAMV0
『12:00 @食堂』

漣(なんという体たらく・・・モグモグ)

漣(モノローグでなら普通に語れるというのに。モグモグ)

漣(これは難題ですなぁ・・・モグモグガリ)

漣(いてて。頬を噛んでしまった。これでご主人様とおそろいに・・・なんつって)

557: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:03:00.97 ID:WmkKFAMV0
『日が暮れた頃』

漣(うーん。気の弱そうな潮ちゃんでも)

漣(ご主人様の事、提督って呼んで普通に喋ってるもんなぁ)

漣(潮ちゃんみたいな感じをマネして・・・)

漣「て、提督・・・。ん?」

558: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:03:30.69 ID:WmkKFAMV0
『発見』

漣「て、提督」

漣(やっぱり)

漣「これが…これが近代化改装!」

漣(漣、潮ちゃんの声マネうめえええええええええ!!!)

559: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:04:00.82 ID:WmkKFAMV0
『テスト』

漣「私の裸が見たいだけなんでしょっ、このクソ提督!」

漣(似てる!)

漣「いっちばーーん!」

漣(似てない・・・)

560: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:04:30.55 ID:WmkKFAMV0
『分析』

漣(一瞬将来の夢が声優になりかけたけど)

漣(どうやら朧シリーズの声マネしか似てないっぽい~)

漣(夕立ちゃんのマネもダメか・・・)

漣(そうは言っても、これはこれで色々と遊べそうなのでは)

561: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:05:00.79 ID:WmkKFAMV0
『遊び』

曙(cv:漣)「ちょっと潮、パーティ抜け出して、人気のないテラスで何の用なの?」

潮(cv:漣)「あ、あのね曙ちゃん・・・ごめんね!!」

曙(cv:漣)「や、やめなさいよ!いゃ!んんっ」

潮(cv:潮)「漣ちゃん何してるの?」\ヒエッ/

562: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:05:30.79 ID:WmkKFAMV0
『説明』

潮「なるほど・・・」

朧(cv:潮)「ふーん。そうなんだ」

潮「出来た」

漣「似てたね」

563: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:06:00.85 ID:WmkKFAMV0
『21:00 @執務室前 前編』

漣「一回ご主人様と、漣ボイスで普通に会話してみてくれない?」

潮「どうして?」

漣「イメージトレーニングというか、その」

提督「ん?今なんか呼ばれたような」

564: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:06:30.91 ID:WmkKFAMV0
『21:00 @執務室前 後編』

漣(cv:潮)「提督」

提督「お、漣かと思ったら潮か。声マネ上手いな」

漣(cv:潮)「私、提督の事好k」

漣(cv:漣)「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! ! ! ストップストップー!」

565: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:07:00.69 ID:WmkKFAMV0
『21:30 @2組の部屋』

漣「ふぅ・・・大変な目に合った」

漣(あの後潮ちゃんには宿直当番という理由で逃げられてしまったけど・・・)

漣「今度会ったら潮ボイスで恥ずかしいセリフ言ってやる!!」

白雪「潮ちゃんと何かあったのですか?」

566: ◆2nPseSjy3g 2016/08/27(土) 01:07:30.98 ID:WmkKFAMV0
『22:10 @2組の部屋』

漣(cv:潮)『提督』

漣(さっきの潮ちゃんの『提督』の感じで)

漣(明日ご主人様に喋りかけてみよう)

漣(その後は何を話そうかな)



【艦これ】漣「ご主人様の観察日記」【4行SS】 (完)

573: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:02:01.06 ID:HWc6U4or0
【艦これ-E08】雪風「確定的な情報ではないのでしょうか?」【4行SS】

『2015/02/06 @トラック泊地1』

トラック提督「敵の潜水艦が多い?」

由良「朝の哨戒だけで数隻見つけています」

トラ督「ふむ。確かに珍しい。偵察機も飛ばしてみよう」

由良「私たちももう少し様子を見てみます」

574: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:02:31.27 ID:HWc6U4or0
『@トラック泊地2』

トラ督(ここに配属されて1年半)

トラ督(現地の人達とも親しくなった。チューク諸島の歴史も調べた)

トラ督(海の者は縁起を担ぐ。何かしら縁に惹かれる)

トラ督(この時期、この場所に潜水艦が現れた意味は――――)

575: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:03:00.52 ID:HWc6U4or0
『@横須賀鎮守府1』

横須賀提督「『トラックに敵襲来の予兆あり。支援を求む』か」

雪風「確定的な情報ではないのでしょうか?」

横督「トラック提督は気さくだがこういう事ではふざけない」

横督「現地でしか分からない何かを感じ取っているのかもしれない」

576: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:03:30.73 ID:HWc6U4or0
『@ラバウル基地1』

提督「支援の要請が来てる。しかも緊急で」

五月雨「私たちが出ましょうか?」

提督「うん。ケチらずに第一艦隊を出そう。あ、文月と那珂ちゃんが指名されてる」

五月雨「すぐ皆集めて来ますね!」

577: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:04:00.88 ID:HWc6U4or0
『トラック泊地 泊地周辺の敵潜を叩け』

トラ督「由良・深雪・睦月・菊月・霞・夕立の6隻で対潜戦闘」

トラ督「金剛・高雄・愛宕・千歳は偵察機で敵情を探る。まだここからで良い」

トラ督「夕張は敵の通信を傍受できないか探ってくれ」

トラ督「早ければ21時間でラバウルの援軍が着く。それまでこの人数でトラックを守る!」

578: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:04:30.61 ID:HWc6U4or0
『泊地周辺の敵潜を叩け 潜水艦隊 III群』

深雪「提督、随分張り切ってたな!」

菊月「潜水艦を沈めて終わり、ではないのか」

霞「潜水艦の数が明らかに普段より多いもの。警戒するのも当然だわ」

由良「提督は過去の空襲の再来を危惧してるんだと思う。この次があると思ってる」

579: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:05:00.87 ID:HWc6U4or0
『2015/02/07 泊地周辺の敵潜を叩け 潜水艦隊 IV群』

由良「近海はラバウルの子達が守ってくれるから、私達はもう少し先に行きましょう」

菊月「これまでの敵の散開線から何か予測できないのか?」

夕立「由良さん!あっちが臭うっぽい!(ポイ!」

由良「水偵を飛ばしてみましょうか(ヨシヨシ」

580: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:05:30.56 ID:HWc6U4or0
『泊地周辺の敵潜を叩け 潜水艦隊群 旗艦艦隊1』

睦月「雷跡!睦月より右30度」

由良「各艦回避行動をとって(スゥー...」

夕立「由良さん!」

由良「追いつくから大丈夫よ。少し静かにして頂戴ね」

581: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:06:00.54 ID:HWc6U4or0
『泊地周辺の敵潜を叩け 潜水艦隊群 旗艦艦隊2』

由良「お待たせ。みんな無事ね?」

由良「ソ級の航走音が聞こえたわ。爆雷の調定深度は二〇〇にしておきましょう」

深雪「ササッと沈めて帰ろうぜ!」

由良「霞ちゃんと夕立ちゃんは後方の警戒をお願い」

582: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:06:30.43 ID:HWc6U4or0
『泊地周辺の敵潜を叩け 潜水艦隊群 旗艦艦隊3』

睦月「菊月ちゃん何か聞こえる?」

菊月「いや。静かな海だ」

深雪「さっきの奴がボスだったんじゃねーの?」

由良「一度戻りましょうか。提督の指示を貰いましょう」

583: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:07:00.64 ID:HWc6U4or0
『@トラック泊地3』

トラ督「潜水艦が引いたか」

由良「まだ断言は出来ませんが、気配も減ったような・・・」

トラ督「敵が後方の艦隊に通信を送っているのを、夕張が傍受した」

トラ督「潜水艦による偵察に見切りを付けただけかもしれん。次の行動に移ろう」

584: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:07:30.63 ID:HWc6U4or0
『@トラック泊地4』

トラ督(トラック近海の哨戒はラバウルの艦娘に任せたとして)

トラ督(最短でもパラオからの支援はあと1時間、横須賀からはあと30時間かかる)

トラ督(トラックの艦娘だけであと48時間は稼ぎたい)

トラ督(住民の島奥退避も間に合った。やれる事はもうやったか?杞憂ならそれでいいが)

585: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:08:00.56 ID:HWc6U4or0
『トラック泊地 トラック泊地空襲』

トラ督「由良・睦月・菊月・霞・夕立と千歳でマーシャル諸島の方まで偵察を頼む」

深雪「なぁなぁ、一人忘れてないか?」

トラ督「敵との戦闘も許可するが、偵察と時間稼ぎが目的だ。必要なら撤退しろ」

トラ督「深雪、お前は秘密兵器として温存するッ!」\マジカ!?ソレナラ シカタネーナ!/

586: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:08:30.64 ID:HWc6U4or0
『2015/02/08 トラック泊地空襲 前衛ピケット艦隊 II群』

千歳「今のが敵の本隊・・・?」

由良「なら良いんだけど」

睦月「ピケット艦隊なら」

菊月「逆にこっちが見つかったって事か」

587: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:09:00.46 ID:HWc6U4or0
『トラック泊地空襲 任務部隊 I群』

夕立「敵、どんどん強くなるっぽい」

千歳「問題が起きて無ければパラオの援軍がもう着いてる頃かしら」

由良「あと30時間は粘りたいわね」

菊月「本当にこのメンバーでいけるのか・・・?」

588: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:09:30.59 ID:HWc6U4or0
『トラック泊地空襲 任務部隊 II群』

由良「状況報告」

睦月「睦月小破。航行可能です」

夕立「夕立中破したっぽい。スピードはまだ出せる・・・ぽい」

由良「日が沈まなければ撤退もあり得たわ。夕立ちゃん、よく旗艦を庇ったわね」

589: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:10:00.58 ID:HWc6U4or0
『2015/02/09 トラック泊地空襲 敵機動部隊先鋒1』

千歳「戦闘機隊、交戦を開始」

由良「出来るだけ雲の下を選びましょう。千歳さん、艦載機の無線誘導は出来ます?」

千歳「出来るわよ。帰って来られれば、だけど」

由良「制空権は厳しいか。あと6時間、直接戦わずに済めば良いけど・・・」

590: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:10:30.45 ID:HWc6U4or0
『トラック泊地空襲 敵機動部隊先鋒2』

霞「敵機見ゆ!」

由良「来たわね!対空戦闘用意」

菊月「戦闘機は残ってないのか・・・」

千歳「ごめんね。しっかり避けて次に繋げましょう」

591: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:11:00.51 ID:HWc6U4or0
『トラック泊地空襲 敵機動部隊先鋒3』

由良「一度引きます。被害は?」

睦月「今度は大丈夫!」

霞「霞、航行に問題なし。まだまだ来そうね」

菊月「もう戻っても良いんじゃないかっ?」

592: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:11:30.66 ID:HWc6U4or0
『トラック泊地空襲 敵機動部隊先鋒4』

菊月「敵弾弾着!600m!」

由良「思ったより近い・・・。撤退します。千歳さんは最大戦速で抜けてください」

由良「霞ちゃん夕立ちゃんは千歳さんの護衛をお願い」

由良「睦月ちゃんと菊月ちゃんは私と魚雷を撒く準備」

593: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:12:00.56 ID:HWc6U4or0
『トラック泊地空襲 敵機動部隊先鋒5』

夕立「由良さん・・・機関が・・・」

由良「睦月ちゃん達は千歳さんと合流して」

由良「私は夕立ちゃんを曳航して帰るから」

由良「夕立ちゃん、本気で飛ばすからしっかり掴まってて」

594: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:12:30.40 ID:HWc6U4or0
『@トラック泊地5』

トラ督「由良、夕立。よく戻った。」

トラ督「迎撃用の艦隊がさっき出撃したところだ」

トラ督「ラバウルの五月雨・初霜・大潮・文月・初雪・潮、そして那珂」

トラ督「パラオの榛名・千代田。うちからは金剛・高雄・愛宕を出した」

595: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:13:00.68 ID:HWc6U4or0
『少し前』

トラ督「連合艦隊旗艦は千代田に任せる」

千代田「え、パラオの私ですか?」

トラ督「他所の艦娘はうちの艦娘がちゃんと守るから。旗艦でドッシリ構えて行ってきなさい」

トラ督「倒せないような敵がいたら撤退してくれ。その頃には増援も来てるだろう」

596: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:13:30.57 ID:HWc6U4or0
『2015/02/10 トラック泊地沖 連合艦隊、出撃!』

大潮「トラック島の空襲があったのって何日だったっけ」

那珂「2月17日」

文月「18日もだよ~」

初霜「あと1週間。なんだか不思議な感じがするわね」

597: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:14:01.93 ID:HWc6U4or0
『連合艦隊、出撃! 分遣索敵艦隊』

五月雨「榛名さんと千代田さんはパラオから来てるんでしたっけ?」

千代田「ええ、そうよ。五月雨ちゃんはラバウルよね」

榛名「前衛のラバウルの子達、凄く頼もしい背中です!」

五月雨「みんな後ろに強い人がいるからノビノビしてるんだと思います!」

598: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:14:30.52 ID:HWc6U4or0
『連合艦隊、出撃! うずしお』

千代田「南方の艦娘は好戦的って聞いたけど、本当?」

五月雨「えぇ??ブインにはそう言う噂がありますけど、ラバウルは普通ですよ」

高雄「やっぱりソロモンに常駐するにはそれくらいの胆力がいるって事なのかしら」

金剛「比叡も霧島も立派な働きぶりだと聞いてマース!」

599: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:15:00.64 ID:HWc6U4or0
『2015/02/11 連合艦隊、出撃! 任務部隊 主力B群』

千代田「状況!」

那珂「第二艦隊、大潮中破!進軍可能!以上!」

金剛「こっちはノープロブレムデース!」

千代田「逃げられた相手は手負いの戦艦棲姫だけ・・・。先に進みましょう!」

600: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:15:30.95 ID:HWc6U4or0
『連合艦隊、出撃! 任務部隊 旗艦艦隊1』

千代田「見つけた!艦影6。未確認の巡洋艦1、ヲ級空母2、戦艦1、駆逐艦2!」

千代田「敵針270度、距離60海里。第四警戒航行序列。針路そのまま、ヨーソロー」

那珂「ヨーソロー!」

千代田「接敵したらなんとか魚雷を当てて頂戴!」

601: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:16:00.57 ID:HWc6U4or0
『連合艦隊、出撃! 任務部隊 旗艦艦隊2』

軽巡棲鬼「ギィィィ・・・ギィィィ・・・ギィィィ・・・」

那珂「ガブる度にあの子凄い音立ててるけど、勝手に折れたりしないよね」

初雪「似てる・・・」

潮「歌い出しそうな姿の鬼だね」

602: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:16:31.09 ID:HWc6U4or0
『連合艦隊、出撃! 任務部隊 旗艦艦隊3』

千代田「艦戦、あんまりもたないかも!」

金剛「大丈夫デース!軽巡の盾になってる空母がいるなら美味しくいただきマース!」

金剛「榛名!高雄!愛宕!一斉射デース!」

愛宕「空母で軽巡を守るなんて、何を考えているのかしら?」

603: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:17:00.67 ID:HWc6U4or0
『連合艦隊、出撃! 任務部隊 旗艦艦隊4』

大潮「文月ちゃん、敵の軽巡、何て言ってるの?」

文月「『させぬ、させぬ』だって」

那珂「守ろうとしてるんだよ。仲間を」

初雪「那珂ちゃんも鬼の声聞こえるの?」\ンーン。ナントナク/

604: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:17:30.55 ID:HWc6U4or0
『連合艦隊、出撃! 任務部隊 旗艦艦隊5』

潮「敵の爆撃、減ってきた・・・?」

初霜「空母の損傷が大きくて攻撃出来なくなってるのよ!」

那珂「じゃあ、そろそろ決めちゃおっか!」

那珂「魚雷次発装填用意!」

605: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:18:00.53 ID:HWc6U4or0
『連合艦隊、出撃! 任務部隊 旗艦艦隊6』

千代田「ふぅ。全部倒せたかしら」

金剛「あれだけの魚雷が直撃して助かる訳無いデース!」

榛名「浮遊要塞もいませんでしたし、修復も出来ないでしょう」

高雄「終わってみれば少ない被害で済んだわね」

606: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:18:30.63 ID:HWc6U4or0
『連合艦隊、出撃! 任務部隊 旗艦艦隊7』

那珂「後方のみんなー!うずしお注意!!」

大潮「これ、来た時にもあった奴かな?」

初雪「敵倒したのに消えなかったんだ」

初霜「いえ、全部倒して来たわけじゃないわ」

607: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:19:00.88 ID:HWc6U4or0
『2015/02/12 @トラック泊地6』

トラ督「まだ不安が残る?」

千代田「そう感じてる艦娘がいるみたいです」

トラ督「分かった。報告ありがとう。今日はもう休んでくれ」

トラ督(まだ終わっていないのか。那珂と文月を呼んで正解だったか・・・?)

608: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:20:00.72 ID:HWc6U4or0
『2015/02/13 トラック諸島海域 敵機動部隊を捕捉せよ!』

トラ督「本土艦隊と途中で合流して来てくれたブルネイの子達に」

トラ督「折角だから一仕事して貰おうと思う」

由良「召集しましょうか?」

トラ督「頼んだ。もう一度偵察をしてみよう」

※今回は拡張作戦の描写は割愛します

609: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:20:30.61 ID:HWc6U4or0
『2015/02/16 トラック諸島海域 決戦!連合艦隊、反撃せよ!』

トラ督(横須賀にも支援の要請をしておいて良かった・・・)

トラ督(正規空母3、戦艦4、重巡4)

トラ督(支援も含めてこれだけいれば、対応しきれるだろう)

トラ督(みんな無事に戻って19日を迎えられれば、一段落出来る気がする)

※今回は拡張作戦の描写は割愛します

610: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:21:00.61 ID:HWc6U4or0
『後日1 @横須賀鎮守府2』

横督「過剰な支援かと思ったけど、丁度良かったみたいだな」

雪風「凄く強い敵の戦艦が現れたんです!」

横督「何か言っていたかい?」

雪風「主砲を撃つのが楽しそうでした!」

611: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:21:30.55 ID:HWc6U4or0
『後日2 ブイン基地』

蒼龍「艦攻帰って来た!」

飛龍「ちゃんと辿り着けたんだねー!流石うちの攻撃隊!」

蒼龍「太平洋拠点でブインだけ仲間外れの作戦なんて許せないよ!もう!」

飛龍「まぁ私たちの支援を以て、ブインも作戦参加したって事で!(ワイワイ」

612: ◆2nPseSjy3g 2016/09/04(日) 23:22:00.63 ID:HWc6U4or0
『後日3 ラバウル基地2』

五月雨「やっぱり戦艦や空母がいると心強いなって思いました」

提督「いつもごめんね。鼠輸送みたいな強行出撃が多くて」

五月雨「いえいえ。こっちはどんな様子でした?」

提督「護衛出来る人員が減った分、渡航用の船の便を少し減らして貰ったくらいかな」



【艦これ-E08】雪風「確定的な情報ではないのでしょうか?」【4行SS】 (完)

621: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:20:01.42 ID:I3Kv/T5R0
【艦これ】五月雨「花火、楽しかったです!」【4行SS】

『許可』

提督「申請通った、やったー!」

五月雨「わー!...で、何の申請なんですか?」

提督「おもちゃ花火を持って来てもらうって話」

五月雨「あー、花火!結構時間かかりましたね!」

622: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:22:00.72 ID:I3Kv/T5R0
『宿直室での警戒シフト』

提督「2人には計30分警戒シフトに就いてもらうことになる」

那珂「みんなが楽しめるなら、那珂ちゃん裏方でも頑張っちゃうよ!」

神通「駆逐艦の子達に仕事をさせて、自分が遊ぶなんてかっこ悪いですしね」

提督「ありがとう。途中少しだけだけど、2人にも花火の監督を任せるよ」

623: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:24:00.87 ID:I3Kv/T5R0
『当日の18時』

提督「色んな花火を用意したけど」

提督「お互い向け合ったりしないで安全に楽しんで欲しい」

提督「なお、危険を考慮して打ち上げ花火とロケット花火は禁止します」

初雪「えぇ!!?」

624: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:26:00.73 ID:I3Kv/T5R0
『ロケット花火』

初雪「ロケットも打ち上げもしないのかぁ...」

初霜「万が一遠くまで飛んじゃって、引火したら大変だもの」

大潮「いつも機銃の曳光弾見てるんだし、それで良いじゃん!」

初雪「違うの!曳光弾と花火は違うの!」

625: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:28:01.23 ID:I3Kv/T5R0
『スパークラー 前編』

潮「あ、これバチバチする方だ(バチバチ」

文月「シュワーってする奴が良かったね」

初霜「花火セットに説明が書いてあるわ」

初霜「ねずみ色のポッキーみたいな形のがスパークラー。今やってる物ね」

626: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:29:00.71 ID:I3Kv/T5R0
『スパークラー 後編』

潮「スパークラーは不発が少ないイメージがあるね」

初霜「火薬がむき出しになっているから火が点き易いのかも」

文月「違うの取って来よーっと」

潮「花火の匂い嗅いでるとなんか安心する...」

627: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:30:01.02 ID:I3Kv/T5R0
『すすき 前編』

初雪「点火...!(シュワワワー」

五月雨「あ、いっぺんに点けたら駄目だよ!」

大潮「手持ち花火やってると腕振り回したくなるよね!(グルグル」

提督「危ない事やってると退場させるぞー」

628: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:31:00.69 ID:I3Kv/T5R0
『すすき 後編』

初霜「先端にピロピロした紙が付いてるのがすすきね」

潮「これがやりたかったの(シュワー」

文月「潮ちゃん火ちょーだい!(シュワー」

初霜(そういえば私まだ何もやってないわ!)

629: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:32:00.83 ID:I3Kv/T5R0
『花火めがね 前編』

初霜「どんな花火があるのかしら(ゴソゴソ」

初霜「ん?薄い...めがね?」

説明『このめがねを通して花火を見ると光の模様が見える!』

初霜「ふーん。一応持って行きましょうか」

630: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:33:01.13 ID:YMYO/woM0
『花火めがね 後編』

初霜「これは凄いわ!」

潮「どうしたのそのめがね」

初霜「花火からいっぱい☆が零れて見えるの!」

文月「ねぇねぇ、次かしてー!」

631: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:34:01.18 ID:YMYO/woM0
『宿直室 前半』

神通「失礼します(ガチャ」

提督「監督とは言え、楽しんでおいで」

那珂「外はどんな感じ?盛り上がってる?」

提督「日没頃に始めて今は良い感じに暗くなってきたよ」

632: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:35:01.28 ID:YMYO/woM0
『宿直室 後編』

那珂「行って来まーす!(ガチャ」

提督「安全にはシッカリ注意してね」

神通「みんな楽しそうでした。やっぱり季節の催しは良いですね」

提督「手続きに時間はかかったけど、輸送担当の船に困らないのは助かったよ」

633: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:36:00.89 ID:YMYO/woM0
『へび花火 前編』

初雪「これも一応やっとくか...」

大潮「火点けるよ!」

へび『モコモコ。モクモク』

五月雨(意外と煙が多い...)

634: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:37:00.78 ID:YMYO/woM0
『へび花火 後編』

大潮「これって蛇っていうよりさ」

大潮「うんk」

五月雨「ケホッ...ゴホッ...」

初雪「さっきから五月雨ちゃんの方にばっかり煙行ってるけど大丈夫?」

635: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:38:00.79 ID:YMYO/woM0
『ねずみ花火 前編』

文月「ねずみ花火だってー。やった事ないかも」

初霜「火をつけたら直ぐに離れてね」

文月「火、点けまーす」

文月「えい!(ポイ」

636: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:39:00.84 ID:YMYO/woM0
『ねずみ花火 後編』

潮「ひゃあぁぁ!文月ちゃんなんで投げたの!!」

ねずみ『シュウウウウゥゥゥウウゥゥゥゥ...ゥゥゥウウウゥゥウゥウ!!』

文月「遠くにやろうと思って。ごめんね?」

潮「うん、良いけど。ビックリしちゃった」

637: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:40:01.07 ID:YMYO/woM0
『きんぎょ花火 前編』

五月雨「水に浮いて花火で進むんだって」

初雪「皆でレース出来そう」

大潮「これ海でやったら波で火消えちゃうかな?」

五月雨「オスタップ探して来るね!」

638: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:41:00.95 ID:YMYO/woM0
『きんぎょ花火 後編』

五月雨「一人ずつたらいの中を泳がせて、一番グルグル周回した人が勝ち!」

大潮「まず大潮からね!」

初雪(この一回を見てコツを掴む)

五月雨「よーい、どん!」

639: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:42:00.73 ID:YMYO/woM0
『線香花火 前編』

潮「線香花火を始めると、もう終わりって感じがするね」

初霜「みんな自然と静かになるわn」

大潮「誰が一番最後まで生き残るか!!」

初雪「競争する人...!」

640: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:43:00.95 ID:YMYO/woM0
『線香花火 後編』

文月「見て見てー。2個合体したー!」

五月雨(ソーーー)バチバチ

五月雨(結構長生きしてる!)

五月雨「ふぁ...はぁ...はっっクシュン!」

641: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:44:00.77 ID:YMYO/woM0
『後片付け』

提督「暗いけどゴミ残さないようによく探してなー」

初雪「全然見えない」

初霜「探照灯でも持ってきましょうか」

提督「熟練見張員にしておけー」

642: ◆2nPseSjy3g 2016/09/10(土) 16:45:00.95 ID:YMYO/woM0
『執務室』

五月雨「花火、楽しかったです!」

提督「なら良かった。夏は毎年忙しかったからな」

提督「来年も時間があったらまたやろうな」

五月雨「はい!」



【艦これ】五月雨「花火、楽しかったです!」【4行SS】 (完)

647: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 18:50:52.89 ID:S3q/vG4m0
【艦これ-E01】雪風「絶対、大丈夫!」【4行SS】

『2013/04/23 横須賀1』

雪風「絶対、大丈夫!」

横須賀提督「この一年、その言葉には何度も励まされたよ」

横督「お前は本当に雪風なんだな」

雪風「これから始まるんですよ!取り戻しましょう、平和な海を!」

648: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 18:52:01.11 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/16 作戦会議1』

横督「無人偵察機が撃墜された」

雪風「深海棲艦でしょうか」

横督「冬にも一度出撃した場所だ。その可能性が高い」

雪風「また倒しに行くんですね!」

649: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 18:53:01.04 ID:S3q/vG4m0
『作戦会議2』

横督「その後も撃墜が後を絶たず敵の確認が取れない」

横督「要請も来ている。艦娘の皆からも偵察に出てもらう」

横督「千歳、響、荒潮、長月、暁、朧。以上の6名を偵察部隊とする」

横督「これまでより強力な敵が現れたのかもしれない。心してかかってくれ」

650: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 18:54:00.91 ID:S3q/vG4m0
『出撃前夜1』

長月「今更だが、なぜ私が選ばれたのだろうな・・・」

菊月「着任して間もないメンバーが3人か。確かに意外だった」

長月「練度の高い叢雲や漣を本土に呼び戻す事も出来ただろうに」

菊月「ジックリやると言っていたし、そういう判断は偵察結果次第なんだろう」

651: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 18:55:00.55 ID:S3q/vG4m0
『出撃前夜2』

暁「偵察部隊、6人もいるけど大変な任務なのかしら・・・」

響「相手が未知数だから、少しゆとりを持たせているのかもしれない」

響「いつもとは違う大規模な作戦になりそうだけど、立派に先陣を切ろう」

暁「うん。あのね響、私緊張して寝られそうにないわ!」

652: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 18:56:01.06 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/17 前哨戦』

千歳「少し北回りで行きますよ」

千歳「朧ちゃん無線の様子はどう?」

朧「まだ繋がってます。北方の中継部隊とも」

千歳「そう、ありがとう。後方の警戒もお願いね!」

653: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 18:57:01.11 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/22 前哨戦 航海中』

荒潮「全然敵が出て来ないわねぇ」

千歳「6人も集まれば敵に察知されてもおかしくないのに」

朧「消えていなくなっちゃった・・・って事はないんでしょうね」

千歳「まぁ、ここまで無傷なのは良い事よ。先に進みましょう!」

654: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 18:58:01.27 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/23 前哨戦 泊地前衛艦隊』

長月「あっ、問題ありません。空母に気を取られて砲撃が掠っただけなので」

千歳「何かあったらすぐ知らせてね。朧ちゃんは現状を横須賀に通信して」

暁「響も何かあったら暁にすぐ知らせるのよ!」

響「大丈夫。問題ない」

655: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 18:58:50.73 ID:S3q/vG4m0
『横須賀2』

横督「敵空母と交戦か」

横督「利根、筑摩、由良、深雪、霞、夕立は直ぐに出撃用意」

横督「扶桑、山城、祥鳳、川内、霰、初春を第一波」

横督「金剛、比叡、長門、赤城、加賀、雪風を第二波として、続報を待って出撃する」

656: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 18:59:40.82 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/24 前哨戦 敵潜水艦隊』

千歳「どうやら少し離れた所に敵の補給艦隊と護衛空母群がいるみたいね」

千歳「それを倒したら、島の方向にも偵察機を飛ばします」

朧「千歳さん、ちょっと」

荒潮「聴音器の音が聞こえないわぁ」

657: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:00:30.72 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/25 前哨戦 敵護衛空母群』

長月「なんとか夜戦まで持ち込めたぞ!」

朧「急に元気になったね」

暁「飛行機が飛んでこないもの!」

響「ハラショー」

658: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:01:20.62 ID:S3q/vG4m0
『前哨戦 深海棲艦補給艦隊』

千歳「落ち着いて戦いましょう」

千歳「敵の戦力は普段戦っている物と大差ないわ」

荒潮「水上機で事前に準備が出来るって良いわねぇ」

長月「本当に心強いよ」

659: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:02:10.57 ID:S3q/vG4m0
『横須賀3』

千歳『地点E1を確保』

千歳『地点E2に敵の警戒線を確認。地点E3港湾内に敵泊地の形成を確認』

横督「泊地形成か。それが奴らの目的なのか?」

横督「何にせよ、早いうちに叩いておいた方が良さそうだ」

660: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:03:00.21 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/27 警戒線突破』

利根「千歳!ご苦労なのじゃ。もう下がってよいぞ!」

筑摩「ここからは私たちが引き受けます。補給に戻ってください」

長月「ふぅ・・・。やっと帰れるのか」

千歳「ありがとう!何か確認しておきたい情報があれば引き継ぎます」

661: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:03:50.06 ID:S3q/vG4m0
『警戒線突破 泊地前衛艦隊』

利根「警戒線と聞いておったがこの程度か!」

深雪「折角大暴れしてやろうと思ってたのになぁ!」

霞「ずっとソワソワしてた奴がいきがるんじゃないわよ!」

筑摩「あらあら。霞ちゃんも安心して調子出てきたのかしら」

662: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:04:40.84 ID:S3q/vG4m0
『警戒線突破 敵潜水艦隊』

利根「由良!あっちじゃ!あっち!」

筑摩「姉さんちゃんと方位を指示してあげないと」

霞「偵察機が多いと対潜水艦もかなり助かるわね」

由良「夕立ちゃん、爆雷戦用意よ」

663: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:05:30.36 ID:S3q/vG4m0
『警戒線突破 敵教導潜水艦隊』

深雪「雷跡!深雪様から八〇度!」

由良「さっきの潜水艦は囮だったってことかしらね」

利根「小癪な真似を!水偵よ、逃がすでないぞ!」

由良「筑摩さんは別の方角も警戒しておいてください」

664: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:06:20.44 ID:S3q/vG4m0
『警戒線突破 深海棲艦補給艦隊1』

利根「明日、再び周囲の確認をする」

利根「直に第三艦隊も追いつくじゃろう」

利根「それまでに島の全様を丸裸にするのじゃ!」

夕立「このメンバーだけで突入するのは無しっぽい?」

665: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:07:00.64 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/28 警戒線突破 深海棲艦補給艦隊2』

利根「気を付けろt!戦艦の射程に入るぞ!」

深雪「へっ。敵もようやく本気を出してきやがったか!」

夕立「島の港湾とは違う方角から来たって筑摩さん言ってたっぽい」

霞「湾内の泊地に向かってた艦隊ってところかしら」

666: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:07:50.37 ID:S3q/vG4m0
『警戒線突破 深海棲艦補給艦隊3』

由良「ふぅ。深雪ちゃん、夕立ちゃん大丈夫?」

深雪「ちょっとまずったかも。魚雷も捨てちゃったし・・・すんません」

夕立「夕立、微妙に傾いてるっぽい?」

利根「こりゃーこのまま湾内突入は無理じゃのう」

667: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:08:40.14 ID:S3q/vG4m0
『警戒線突破 偵察機』]

利根「未帰還か」

筑摩「あれも深海棲艦なんでしょうか」

利根「ど真ん中におるんじゃから、そうなんじゃろう」

利根「戦うとするならやはり戦艦の火力が欲しい所じゃな」

668: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:09:21.15 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/29 湾内突入!』

利根「来たか」

扶桑「ここで良いのよね」

利根「うむ。周囲の敵は片付けた。後は突入するだけじゃ」

扶桑「新しい敵・・・いけるかしら」

669: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:10:00.56 ID:S3q/vG4m0
『湾内突入! 泊地防衛艦隊』

山城「港湾内から戦艦1、空母2、巡洋艦1、駆逐艦2!」

扶桑「閉じた海で囲まれるより良いわ。おびき出して戦いましょう」

祥鳳「私一人で守りきれるかしら」

川内「ちょっとくらい撃ち漏らしたってちゃんと回避するから安心しなって!」

670: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:10:40.67 ID:S3q/vG4m0
『湾内突入! 敵潜水艦隊前衛』

山城「雷跡!」

祥鳳「息つく暇も無しですか」

川内「いいねいいね!出番だよ、駆逐艦!」

霰「爆雷、落とすよ」

671: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:11:30.69 ID:S3q/vG4m0
『湾内突入! 敵潜水艦隊主力』

山城「また雷跡よ!」

扶桑「山城、落ち着いて回避するのよ」

初春「深海棲艦も必死じゃのう」

川内「親玉が近いって訳だ!」

672: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:12:20.59 ID:S3q/vG4m0
『湾内突入! 深海棲艦泊地1』

泊地棲鬼「ギィィィイイイ゛イ゛イ゛」

初春「角の付いた化け物。あれも船なのかや」

山城「嫌な音・・・。聞きたくない・・・」

扶桑「竜骨に響く、沈む船の音だわ・・・」

673: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:13:01.01 ID:S3q/vG4m0
『湾内突入! 深海棲艦泊地2』

扶桑「まずは落ち着いて取り巻きを沈めましょう」

扶桑「変わっているのは旗艦だけよ。他はいつも通りの敵(フゥ」

祥鳳「そうはいっても」

川内「戦艦も空母もフラグシップ・・・。燃えるね!」

674: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:13:40.62 ID:S3q/vG4m0
『湾内突入! 深海棲艦泊地3』

霰「あっ」

初春「何じゃ!庇ってやる余裕はないぞ!」

霰「魚雷!」

川内「あのツノ付き、雷撃も出来るのかよ!」

675: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:14:20.94 ID:S3q/vG4m0
『湾内突入! 深海棲艦泊地4』

扶桑「川内、雷撃を加えて離脱しなさい!」

川内「そっちは!?」

扶桑「こちらも一度距離を取るわ!」

川内「合点・・・初春!霰!魚雷戦用意!」

676: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:15:10.89 ID:S3q/vG4m0
『湾内突入! 追撃せず』

扶桑「まずは情報を整理しましょう」

扶桑「湾から出てきた最後の艦隊、あれが敵の本隊でしょう」

山城「あの旗艦、何度か直撃させたと思ったけど」

祥鳳「回復・・・していますよね。でも、」

677: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:15:50.71 ID:S3q/vG4m0
『湾内突入! 艤装』

初春「あの化け物はどう見る」

川内「腕に魚雷を握りつぶされたように見えた」

霰「直接触られたくない」

初春「あれに捕まったら海中に引きずり込まれかねんな」

678: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:16:31.53 ID:S3q/vG4m0
『湾内突入! 反復攻撃』

扶桑「気まりね」

扶桑「修復していると言ってもそれ以上の打撃を与えれば傷ついていく」

扶桑「明日以降、第四艦隊が来るまで少しでもダメージを与えましょう」

扶桑「初春ちゃんと霰ちゃんも大丈夫?」

679: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:17:10.73 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/30 湾内突入! 深海棲艦泊地5』

初春「やっとあの艤装が沈んだか・・・!」

山城「姉さま!敵が湾内に逃げていきます!」

川内「追撃しよう!」

扶桑「いいえ、時間は十分稼げたはずよ。それに応急修理が必要な子もいるわ」

680: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:17:50.69 ID:S3q/vG4m0
『2013/05/31 敵泊地強襲!』

長門「扶桑、よく耐えてくれた」

扶桑「敵はもうほとんど残っていないはずよ」

金剛「あとは私たちに!」

比叡「まッかせてください!」

681: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:18:30.63 ID:S3q/vG4m0
『敵泊地強襲! 敵潜水艦隊』

長門「潜水艦か。雪風、一人でいけるか?」

雪風「頑張ります!」

長門「全艦警戒を怠るな!無傷で湾内に突入するぞ!」

加賀「敵は残っていない、と聞きましたが。湾内にもまだいるようですね」

682: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:19:10.67 ID:S3q/vG4m0
『敵泊地強襲! 敵泊地潜水艦隊』

比叡「また潜水艦!」

赤城「雪風ちゃん一人では大変でしょう」

加賀「私たちも加勢します」

赤城「艦攻隊、発進!」

683: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:19:50.78 ID:S3q/vG4m0
『敵泊地強襲! 敵泊地最終迎撃線』

長門「あの丸い要塞、攻撃は多彩だが大したことは無いな」

加賀「寄せ集めみたいに見えるわね。敵も追い詰められているんだわ」

比叡「こんなんじゃ金剛お姉さまは止められませんよ!」

金剛「そこの雷巡にも退場してもらいマース!」

684: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:20:30.53 ID:S3q/vG4m0
『敵泊地強襲! 深海棲艦泊地最深部1』

浮遊要塞「ハァァァァ...」

長門「要塞に囲まれてるアレが敵の旗艦か・・・」

赤城「要塞から漂う霧、見るからに怪しいですね」

加賀「爆風で消し飛ばしてしm」

685: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:21:10.64 ID:S3q/vG4m0
『敵泊地強襲! 深海棲艦泊地最深部2』

泊地棲姫「ィァアアアアアアアアアアアアアア!!!」

長門「悲鳴!?人間の!?」

金剛「渦に飲み込まれるような気分デース・・・」

赤城「人間の声はこんなに大きくありませんよ。落ち着いて下さい(フゥ...」

686: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:22:00.63 ID:S3q/vG4m0
『敵泊地強襲! 深海棲艦泊地最深部3』

長門「要塞を狙え!まず得体の知れない霧を払う!」

泊地棲姫「ギギギギギイ゙イ゙イ゙イ゙イ゙」

加賀「不快な音・・・」

比叡「自分の艤装が軋んでるような・・・気のせいですよね?」

687: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:22:40.84 ID:S3q/vG4m0
『敵泊地強襲! 深海棲艦泊地最深部4』

金剛「ハァ、ハァ。残るはあなた一人デース!」

泊地棲姫「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ ァ ァ ァ ァ ァ!!! 」スー...

比叡「ひぇっ!あいつ逃げる気です!」

長門「逃がすな!追うぞ!」

688: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:23:21.07 ID:S3q/vG4m0
『敵泊地強襲! 深海棲艦泊地最深部5』

泊地棲姫「ァ―――――」

長門「やった」

加賀「やりました」

赤城「ふぅ。さぁ、帰りましょう!温かいご飯を食べに!」

689: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:23:50.99 ID:S3q/vG4m0
『2013/06/05 横須賀4』

雪風「雪風、只今戻りました!」

横督「よく帰って来てくれた。よく全員無事に返してくれた!(ガシッ」

雪風「司令!手痛いです!」

横督「電文は受けているが、今回の事、色々聞かせて欲しい」

690: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:24:22.25 ID:S3q/vG4m0
『泊地棲姫1』

横督「その話は利根たちからも聞いている」

横督「新しい敵、角の生えた深海棲艦が不気味な悲鳴や物音を響かせるとか」

雪風「司令」

雪風「これから雪風の言う事、信じてくれますか?」

691: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:25:00.56 ID:S3q/vG4m0
『泊地棲姫2』

泊地棲姫『オノレ...イマイマシイカンムスドモメ...』

長門「悲鳴!?人間の!?」

泊地棲姫『イマイチド……ミナゾコニカエルガイイワ…』

加賀「不快な音・・・」

692: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:25:40.75 ID:S3q/vG4m0
『泊地棲姫3』

泊地棲姫『グッ…ワタシハ…ホロビヌゾ…!』スー...

比叡「ひぇっ!あいつ逃げる気です!」

泊地棲姫『...モドレルノカ...アオイウミノ...ウエニ...』

赤城「ふぅ。さぁ、帰りましょう!温かいご飯を食べに!」

693: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:26:21.04 ID:S3q/vG4m0
『横須賀5』

横督「ふむ。泊地の姫が言葉を発していたと」

雪風「他の皆さんはそんな風には見えなくて・・・」

横督「話してくれてありがとう。何か今後の役に立つかもしれない」

横督(深海棲艦と対話が出来る可能性があるのだろうか・・・?)

694: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:27:00.86 ID:S3q/vG4m0
『後日1』

雪風「司令、考え事ですか?」

横督「ん?ああ。ちょっとな」

横督(泊地棲姫の残骸から、『翔鶴』『瑞鶴』が建造された)

横督(なぜ翔鶴型の船体があの海域にあったのか。一体誰が運んだのだろうか)

695: ◆2nPseSjy3g 2016/09/16(金) 19:27:40.78 ID:S3q/vG4m0
『後日2』

雪風「し・れ・え!」

横督「どうした?」

雪風「雪風もインド行ってみたいです!」

横督(今は少しでも安全な海に戻れるよう、艦隊は西へ足を延ばしている)



【艦これ-E01】雪風「絶対、大丈夫!」【4行SS】 (完)

704: ◆2nPseSjy3g 2016/09/24(土) 16:50:02.96 ID:gybWXy470
【艦これ】五月雨「なん!」【4行SS】

『ある日の会話1』

提督「今日は護衛艦さみだれの進水日だね」

五月雨「もうそんな時期なんですね」

提督「今年で18歳。結構ベテランだ」

五月雨「まだまだ頑張れます!」

705: ◆2nPseSjy3g 2016/09/24(土) 16:51:30.89 ID:gybWXy470
『ある日の会話2』

提督「さみだれはむらさめ型護衛艦の六番艦」

五月雨「私も六番艦です!」

提督「第二駆逐隊の全員の名前がむらさめ型に受け継がれている」

五月雨「他のみんなはどうなったんでしょう」

706: ◆2nPseSjy3g 2016/09/24(土) 16:52:21.11 ID:gybWXy470
『ある日の会話3』

提督「自衛隊の護衛艦には他の6人はまだいない」

五月雨「そうなんですね...」

提督「ただ、戦後初の国産護衛艦はるかぜの設計の参考に」

提督「白露型が取り上げられたらしい。コンパクトだからかな」

707: ◆2nPseSjy3g 2016/09/24(土) 16:53:20.65 ID:gybWXy470
『ある日の会話4』

提督「さみだれはインド洋やソマリア沖に派遣された事もある」

提督「五月雨ちゃんは外国語大丈夫?」

五月雨「この前ビスマルクさん達とお喋りして来ましたよ!」

提督「ビスマルク達は日本語で喋るからね」

708: ◆2nPseSjy3g 2016/09/24(土) 16:54:00.40 ID:gybWXy470
『ある日の会話5』

提督「海軍と海自の船ではサミダレはまだ2隻しかいない」

提督「名前と一緒にドジっこ属性も引き継いだのか、油を漏らした事件もある」

五月雨「えぇ!?私は漏らしてないです!」

五月雨「姉妹艦の中でちょっと燃費が悪かっただけです!」

709: ◆2nPseSjy3g 2016/09/24(土) 16:54:45.98 ID:gybWXy470
『ある日の会話6』

提督「実は何度かさみだれを見学してきた事があるよ」

五月雨「そうなんですか?どうでした?」

提督「たまに見る分には良いけど、何日もあの中で過ごすのは大変そう」

五月雨「五月雨はもっと小さいし、乗員も多かったんですよ!」

710: ◆2nPseSjy3g 2016/09/24(土) 16:55:45.70 ID:gybWXy470
『ある日の会話7』

提督「むらさめ型は造水機も進歩して」

提督「スコールを浴びるほどの過剰な節水はしないみたい」

五月雨「便利になりましたね!」

提督「今でも真水は大切だよ」

711: ◆2nPseSjy3g 2016/09/24(土) 16:56:31.21 ID:gybWXy470
『ある日の会話8』

提督「さみだれ公認レシピのカレーが呉で食べられるよ」

五月雨「へぇー。どんなレシピなんですか?」

提督「鶏と豚と牛を使ったカレーで、ナンと食べる」

五月雨「ナン...!喉が渇きそうですね」

712: ◆2nPseSjy3g 2016/09/24(土) 16:57:11.04 ID:gybWXy470
『ある日の会話9』

提督「ちなみにさみだれ艦内でもナンを出すことがあるらしい」

五月雨「なん!」

提督「でも喉が渇くからご飯の方が人気なんだって」

五月雨「やっぱり!」

713: ◆2nPseSjy3g 2016/09/24(土) 16:58:00.40 ID:gybWXy470
『ある日の会話10』

提督「海自のwebサイトのファミリーページに」

提督「さみだれ提供の『たこ酢』と『生姜和え』のレシピが載っている」

五月雨「火を使わないから焦げなくて良いですね!!!!」

提督「今度一緒に作ってみようか」



【艦これ】五月雨「なん!」【4行SS】 (完)

722: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 21:45:27.76 ID:sJgDRob00
【艦これ】文月「また遊ぼうね!」【4行SS】

『3年前 初めての撃沈』

文月「あっ」

五月雨「敵駆逐艦イ級撃沈!」

大潮「今の魚雷は文月ちゃんのかな!?」

文月「うん…たぶん。まだドキドキしてる」



※短いですがスマホからなのでゆっくり投稿します

723: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 21:48:50.84 ID:sJgDRob00
『3年前 墓標1』

五月雨「あれ?文月ちゃんは?」

大潮「貝殻探すから先に帰っててって」

五月雨「良かった~。迷子になっちゃったかと思った」

五月雨「私は提督に報告しに行くから、皆はここで解散ね!」

724: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 21:50:25.49 ID:sJgDRob00
『3年前 墓標2』

大潮「文月ちゃん見っけ!」

大潮「裏庭にいたんだ。貝埋めてるの?」

文月「地面に刺してるの(ザクッ」

文月「イ級のお墓」

725: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 21:51:59.15 ID:sJgDRob00
『3年前 艦』

大潮「なんでまた」

文月「深海棲艦も、艦って言うでしょ?」

文月「艦は戦う船なの。船には人が乗ってるから」

文月「沈めたら ごめんなさい しなきゃって思って」

726: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 21:53:16.24 ID:sJgDRob00
『3年前 船』

大潮「戦ってる時はお互い命懸けだけど」

大潮「沈んだ相手は、改めて思いやらないとね」

文月「うん」

文月「沈める前に分かり合えればいいのにね」

727: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 21:55:01.24 ID:sJgDRob00
『3年前 スコール』

文月「あっ」

大潮「ああ、この前のスコールで貝殻流されちゃったんだ」

文月「また集めてくる」

大潮「じゃあさ!」

728: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 21:56:09.74 ID:sJgDRob00
『3年前 蔓』

文月「できたっ」

大潮「貝殻を紐で束ねればバラバラにはならないよ!」

大潮「近くの島の人がこういう飾りを持ってたんだ!」

文月「これを木に結んでお祈りすればいいんだね」

729: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 21:57:14.24 ID:sJgDRob00
『今』

大潮「貝殻たくさん貯まったねー」

大潮「大潮はこれ以上の数を沈めてるのかぁ」

大潮「記録を見て一度数えてみようかな」

文月「早く戦いが終わるといいねぇ」

730: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 21:58:23.54 ID:sJgDRob00
『夢 会話』

イ級「こんにちは文月」

文月「こんにちは。お喋りできるの?」

イ級「夢の中だからね」

文月「ふみぃ…。ここ、海の上だ」

731: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 21:59:25.90 ID:sJgDRob00
『夢 遊び』

イ級「主砲を撃ってごらん」

文月「こう?」ピュー

文月「あ、水」

イ級「この水鉄砲を使って、皆で遊んでるんだ」

732: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 22:00:28.86 ID:sJgDRob00
『夢 鬼ごっこ』

イ級「水鉄砲に当たったら鬼を交代する、鬼ごっこだよ」

イ級「あっちに他の艦娘も見えるでしょ?」

文月「逆光でよく見えない…」

イ級「日が傾いてるからね。それじゃ、文月が鬼ね」

733: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 22:01:27.11 ID:sJgDRob00
『夢 日没』

文月「待てえぇー」ピューピュー

イ級「うわっ、当たっちゃった」

文月「やったー。また鬼交代ね!」

イ級「いや、そろそろ終わりにしよう」

734: ◆2nPseSjy3g 2016/10/09(日) 22:03:07.45 ID:sJgDRob00
『夢』

文月「もっと他の艦もいれば良かったのに」

イ級「こうして誰も沈まず、楽しく過ごせれば良いのにね」

文月「また遊ぼうね!」

イ級「うん。じゃあね。また明日」



【艦これ】文月「また遊ぼうね!」【4行SS】 (完)

744: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:05:44.06 ID:KuPwzifz0
【艦これ】五月雨「伝言ゲームですか?」【4行SS】

『テスト』

五月雨「伝言ゲームですか?」

提督「そうそう。それ」

提督「第一艦隊の伝達能力をテストしようと思って」

五月雨「じゃあ皆を集めて来ますね!」

745: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:07:58.73 ID:KuPwzifz0
『伝言ゲーム』

提督「ルールは簡単。お題を」

提督「五月雨、初霜、大潮、文月、初雪、潮」

提督「の6人で伝言してもらう。全部で5問」

提督「たくさん正解したら間宮羊羮を進呈します」\ワーイ/

746: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:18:15.51 ID:KuPwzifz0
『第1問 出題』

提督「聞き直すのは無し。一発勝負ね」

提督「それじゃ、五月雨ちゃんにお題を伝えます」

提督「『来週間宮さんが来てくれる』」

五月雨(結構短いし、簡単かも)

747: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:23:11.38 ID:KuPwzifz0
『第1問 答え』

提督「潮まで伝わったようなので」

提督「潮は聞いた通りに伝言を発表して下さい」

潮「『毎週間宮さんが来てくれる』」

提督「惜しい!」

748: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:24:38.78 ID:KuPwzifz0
『第1問 間違い探し 前編』

提督「誰から『毎週』に変わったの?」

文月「私の時は毎週って聞こえたよー」

初霜「私、ちゃんと『来週』って言ったよね...?(アタフタ」

大潮「じゃあ大潮か!」

749: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:25:51.41 ID:KuPwzifz0
『第1問 間違い探し 後編』

提督「間違った自覚は?」

大潮「無い!」

提督「聞き間違えか、間宮さんを欲する本能か」

初霜「私の声が小さかったからかも...ごめんね」

750: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:27:00.91 ID:KuPwzifz0
『第2問 出題』

提督「2問目いくぞー」

提督「『第一艦隊は明日の午後は待機』」

五月雨「第一艦隊は明日の午後は待機(ヒソヒソ」

初霜「第一艦隊は明日の午後は待機(ヒソヒソ」

751: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:27:56.45 ID:KuPwzifz0
『第2問 答え』

提督「それでは答えをどうぞ」

潮「『第一艦隊は明日は休み』」

大潮「あれ?」

提督「試しに五月雨ちゃんから順に言ってみてよ」

752: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:28:59.29 ID:KuPwzifz0
『第2問 間違い探し 前編』

五月雨「第一艦隊は明日の午後は待機」

初霜「第一艦隊は明日の午後は待機」

大潮「第一艦隊は明日の午後は待機」

文月「第一艦隊は明日の午後は待機」

753: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:30:02.93 ID:KuPwzifz0
『第2問 間違い探し 後編』

初雪「......」

初雪「待機って休みじゃ...」

提督「休みじゃないです(キッパリ」

提督「ちなみに明日は実際は普通に出撃だよ」\エー!/

754: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:31:03.67 ID:KuPwzifz0
『第3問 出題』

提督「3問目」

提督「『今日の夕飯は鰹のたたき』」

五月雨「今日の夕飯は鰹のたたき(ヒソヒソ」

初霜「今日の夕飯は鰹のたたき(ヒソヒソ」

755: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:31:57.34 ID:KuPwzifz0
『第3問 答え』

潮「『今日の夕飯は鰹のたたき』」

初雪「ん?」

提督「正解!」

初雪「!?」

756: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:32:53.53 ID:KuPwzifz0
『第3問 経過 前編』

提督「どうした初雪」

初雪「鰹の『かたき』って聞こえたから」

初雪「そのまま伝えたんだけど」

文月(言い間違えた...)

757: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:33:50.40 ID:KuPwzifz0
『第3問 経過 後編』

潮「確かにかたきって言われたんだけど」

潮「普通は鰹のたたきかなぁって思って」

潮「思い切って修正してみました」

大潮「ファインプレーだよ!潮ちゃん!」

758: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:34:48.82 ID:KuPwzifz0
『第4問 出題』

提督「第4問」

提督「『砲撃戦での実質火力は単縦陣を10とすると複縦陣で8」

提督「輪形陣で7、梯形陣で6、単横陣で6』」

五月雨(ひえぇ!長い...)

759: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:35:43.17 ID:KuPwzifz0
『第4問 答え』

潮「『砲撃戦の火力は単縦陣が10」

潮「複縦陣が8、輪形陣が7』」

提督「終わり?」

潮「?...終りです」

760: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:36:44.04 ID:KuPwzifz0
『第4問 間違い探し 前編』

提督「梯形陣と単横陣は誰で消えたんだろう」

初霜「私です...」

初霜「輪形陣までは聞いてたんですが」

初霜「その後一瞬気が緩んだ隙に先に進んじゃって...」

761: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:37:40.80 ID:KuPwzifz0
『第4問 間違い探し 後編』

提督「他の人も少しずつ言葉が変わっていったみたいだし」

提督「ちょっと長かったかな...ん?」

五月雨「あ、あの。私が」

五月雨「輪形陣より先の部分を曖昧に言いました...」

762: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:38:33.08 ID:KuPwzifz0
『5問目 出題』

提督「最後は短くね」

提督「『燃料の一滴は血の一滴』」

五月雨「!」

五月雨「燃料の一滴は血の一滴(ヒソヒソ」

763: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:39:24.84 ID:KuPwzifz0
『5問目 答え』

潮「『燃料の一滴は血の一滴』」

提督「正解!」

初雪「楽勝」

文月「簡単だったよー」

764: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:40:17.41 ID:KuPwzifz0
『結果発表』

提督「5問中2問正解でした」

大潮「慣れた今なら最初の問題は間違えないよ!」

初霜「確かに感覚が掴めてきたわ」

提督「意外と訓練にもなるのかな」

765: ◆2nPseSjy3g 2016/10/15(土) 01:41:40.87 ID:KuPwzifz0
『賞品』

初雪「羊羮は...」

提督「半分も正解出来なかったからなぁ――」

五月雨「(´・ω・`)」

提督「――皆で羊羮食べようか(キリッ」



【艦これ】五月雨「伝言ゲームですか?」【4行SS】 (完)

770: ◆2nPseSjy3g 2016/10/21(金) 19:05:05.80 ID:DKdkgi1z0
【艦これ】初雪「もしも怪獣が現れたらどうなるんだろう」【4行SS】

『もしも』

初雪「もしも怪獣が現れたらどうなるんだろう」

潮「どういうこと?」

初雪「でっかい怪獣が現れたら艦娘が戦うのかなーって」

大潮「そういうことか。海に出たらそうなるのかな」



>>10レスで終わります

771: ◆2nPseSjy3g 2016/10/21(金) 19:06:02.96 ID:DKdkgi1z0
『武装』

初雪「小口径の主砲でも効くのかな」

大潮「怪獣映画みたいな相手だとダメそう」

初雪「魚雷当てても水柱の中から悠々と出てきそう...」

大潮「でも魚雷で倒せなかったらもう打つ手無くない?」

772: ◆2nPseSjy3g 2016/10/21(金) 19:07:00.85 ID:DKdkgi1z0
『秘密兵器』

潮「大口径主砲ならどう?」

初雪「そういえば、ラバウル基地の保管庫にも」

初雪「普段誰も使ってない試製51cm連装砲があったはず...!」

大潮「秘密兵器みたいでワクワクする話だね!」

773: ◆2nPseSjy3g 2016/10/21(金) 19:07:45.72 ID:DKdkgi1z0
『執務室にて1』

初雪「司令官!」

大潮「試製51cm連装砲の使用許可を!!」

提督(なんだ急に...?)

潮(今、怪獣退治の算段をシミュレートしてるんです)ヒソヒソ

774: ◆2nPseSjy3g 2016/10/21(金) 19:08:30.60 ID:DKdkgi1z0
『ノリ 前編』

提督(そういうことか)

提督「試製砲の使用は許可できないッ!」

大潮「どうしてですか!怪獣を倒すにはもう他に手がありません!」

提督「なぜなら...!」

775: ◆2nPseSjy3g 2016/10/21(金) 19:09:16.02 ID:DKdkgi1z0
『ノリ 後編』

提督「うちには大口径主砲を扱える妖精さんがいないからだ(バッサリ」

初雪「あっ...」

大潮「確かに」

提督「あれは他の拠点から大型艦が来た時のためのストックだからな」

776: ◆2nPseSjy3g 2016/10/21(金) 19:10:00.68 ID:DKdkgi1z0
『装備保管庫にて』

潮「大きい...」

初雪「これが51cm砲...」

大潮「妖精さん、本当に動かせないの?」

妖精「スマンナ」

777: ◆2nPseSjy3g 2016/10/21(金) 19:10:30.88 ID:DKdkgi1z0
『空想』

大潮「一人じゃ無理でも」

大潮「駆逐艦娘何人かで力を合わせれば動かせるとか」

初雪「熱い展開」

潮「妖精さんも集まれば出来ること増えそうだしね」

778: ◆2nPseSjy3g 2016/10/21(金) 19:11:15.81 ID:DKdkgi1z0
『深海棲艦』

潮「深海棲艦って怪獣の味方をするのかな?」

初雪「敵の敵は味方」

大潮「何か理由があって共闘出来たら面白そう!」

潮「今更だけど、深海棲艦も怪獣みたいなものだよね」

779: ◆2nPseSjy3g 2016/10/21(金) 19:12:00.86 ID:DKdkgi1z0
『執務室にて2』

五月雨「実際に怪獣が出たらどうするんですか?」

提督「うちの駆逐艦は直接戦うんじゃなくて民間人の救助がメインかな」

提督「怪獣なら軍隊が強力な現代兵器を使えば倒せそうだし」

五月雨「そう言われればそうですね。お茶淹れて来ますね!」



【艦これ】初雪「もしも怪獣が現れたらどうなるんだろう」【4行SS】 (完)

787: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:03:16.60 ID:+ws9k9mN0
【艦これ】五月雨「トリック・オア・トリート!」【4行SS】

『遠隔地用 鎮守府通販』

提督「ハロウィン用品の注文締め切り日が近いから」

五月雨「皆に確認とってきますね!」

提督「よろしくね~」

五月雨「行ってきます!」

789: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:05:01.82 ID:+ws9k9mN0
『通販カタログ1 手作り』

如月「今年はカボチャにも種類があるのね」

五月雨「今回は黄色い皮で食用のもあるんだって」

白雪「去年までの飾り用のはどれでしょうか」

白雪「今年こそ美味しく調理して見せます...!」

790: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:06:45.93 ID:+ws9k9mN0
『通販カタログ2 仮装』

漣「去年の仮装衣装どこやったっけなー」

潮「魔女の奴?」

漣「そうそう!どこに仕舞ったっけ!?」

潮「知らないけど...」

791: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:09:00.31 ID:+ws9k9mN0
『通販カタログ3 既製品』

文月「あ!今年もカボチャプリンあるんだー」

大潮「たぶん白雪ちゃんが作ってくれるけどね!」

文月「でも去年作ったのは渋ーい味だったし...」

文月「こっちの甘ーいプリンも買っとこーっと」

792: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:10:50.48 ID:+ws9k9mN0
『注文書』

五月雨「只今戻りました!」

提督「お疲れさま。みんな何かと注文するんだね」

提督「あとは皆に配るお菓子を足して...っと」

提督「大淀さんに渡すだけ(フゥ」

793: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:12:38.32 ID:+ws9k9mN0
『所属:横須賀』

大淀「こんにちは」

提督「ようこそラバウルへ」

大淀「任務の報告書と、注文書をお願いします」

提督「はい、どうぞ。今日は投錨していくの?」

795: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:16:28.35 ID:+ws9k9mN0
『ハロウィン二日前』

間宮「遅くなりましたー!」

五月雨「間宮さーん!(ギュッ」

提督「お疲れ様です。お急ぎみたいですね」

間宮「ブイン基地にも配送がありますので!(バタバタ」



>>794
ラバウルの動かない基地での日常を描いています
宜しくお願いします

796: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:18:15.76 ID:+ws9k9mN0
『ランタン作り 前編』

大潮「まず底を切る!」

文月「それー(ザクッ」

大潮「頑張ってスプーンで底をくり貫く!」

文月「えい!えい!」

797: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:19:41.05 ID:+ws9k9mN0
『ランタン作り 後編』

大潮「開いた穴から中身を掻き出して」

文月「よいしょ、よいしょ」

大潮「カッターで顔を切った物がこちらになります(サッ」

文月「!?」

798: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:21:28.66 ID:+ws9k9mN0
『ランタン』

大潮「試しに先に作っておいた」

文月「ずるいずるい!」

文月「一緒に作りたかったなぁ」

大潮「ごめんね!並べて置いておこうね」

799: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:22:55.84 ID:+ws9k9mN0
『被り物 前編』

潮「漣ちゃん?」

潮「漣ちゃんだよね...?」

潮「今年はカボチャの被り物にしたんだ」

潮「何か言ってよ!フルフェイスで無言は恐いよ!」

800: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:24:21.24 ID:+ws9k9mN0
『被り物 後編』

潮「衣装は買わなかったの?」

漣「コクッ」

潮「頭だけなんだ。シュールだね」

漣「ガバッ」\ヒェッ/

801: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:25:33.52 ID:+ws9k9mN0
『調理班 前編』

如月「たくさん買ったわねぇ」

白雪「たくさん試作しますから」

如月「試作品もちゃんと食べなきゃダメよ」

白雪「ハッ......」

802: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:26:53.95 ID:+ws9k9mN0
「調理班 後編」

白雪「如月ちゃんのは食用カボチャですか」

如月「えぇ。私は当日にポタージュを作るだけよ」

白雪「......。じゃあ私の試作に付き合って」

如月「ダッシュ」\マッテ!! オネガイ!!/

803: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:28:27.48 ID:+ws9k9mN0
『ハロウィン当日』

提督「みんな仮装を楽しんでるなぁ(チラッ」

┃^w^) ジーーー

提督「漣か。一番シンプルな姿なのに」

提督「黙ってこっち見てるだけで何か不気味だな...」

804: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:29:53.12 ID:+ws9k9mN0
『お菓子』

大潮「トリック・オア」

文月「トリート!」

提督「ハッピーハロウィン!」

提督「今年のお菓子はくじ引きで決まるよ(ハイ」

805: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:31:00.78 ID:+ws9k9mN0
『抽選』

五月雨「くじを引いてね」

大潮「どんなお菓子があるの?」

五月雨「色々あるよー。飴とかチョコとか」

五月雨「少しだけ、ケーキもあるよ(ゴクリ」

806: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:32:21.13 ID:+ws9k9mN0
『抽選結果』

文月「いいないいな。プリン」

大潮「文月ちゃん一昨日から毎日食べてるじゃん(モグ」

文月「だって好きなんだもーん」

大潮「じゃあ一口あげる」\ハイ、アーン/

807: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:33:26.68 ID:+ws9k9mN0
『完成』

提督「手、黄色くなってるよ」

白雪「ツラく厳しい戦いでした」

如月「はぁ...ダイエットしなきゃ」

提督「二人のカボチャプリン、頂きます」

808: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:34:33.85 ID:+ws9k9mN0
『成果』

提督「うむ。今回は結構いける気がする(パクパク」

白雪「良かった。調味料、香料、製法」

白雪「全力を尽くしました」

如月「お砂糖、いっぱい使ったものね(ホロリ」

809: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:35:50.45 ID:+ws9k9mN0
『執務室 前編』

五月雨「お菓子、全部配りました!」

提督「お疲れさま」

提督「最後は五月雨ちゃんの番だよ」

五月雨「トリック・オア・トリート!」

810: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:37:08.91 ID:+ws9k9mN0
『執務室 後編』

提督「一応くじ引いてね。賞品は変わらないけど」

五月雨「あれ?お菓子はもう全部配っちゃいましたよ」

提督「ん?おかしいなぁ。人数分頼んだはずだけど」

提督「しょうがない。今度間宮をご馳走するよ」

811: ◆2nPseSjy3g 2016/10/30(日) 01:38:41.55 ID:+ws9k9mN0
『ハロウィン』

提督「鹿屋提督作の行事のしおりを読んだけど」

提督「ハロウィンの仮装には」

提督「帰ってきた霊に紛れて身を隠す意味もあるんだって」

五月雨「へぇ~。遊びじゃなかったんですねぇ」



【艦これ】五月雨「トリック・オア・トリート!」【4行SS】 (完)

818: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:31:37.13 ID:e4GmYxir0
【艦これ】大潮「タイムカプセル埋めたい!」【4行SS】

『事の発端』

大潮「タイムカプセル埋めたい!」

潮「どうしたの急に」

初霜「楽しそうね!いつかやってみましょうか」

大潮「今やりたい!」

819: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:32:41.42 ID:e4GmYxir0
『議長:五月雨』

五月雨「大潮ちゃんの発案で」

五月雨「第一艦隊6人のタイムカプセルを作ります」

五月雨「中身を考えるのは楽しいけど」

五月雨「カプセルって用意できてるの...?」

820: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:33:41.45 ID:e4GmYxir0
『カプセル探し 前編』

文月「水に強くて」

初雪「土にも強くて」

潮「物を入れるなら...」

潮「ドラム缶かなぁ」

821: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:35:41.91 ID:e4GmYxir0
『カプセル探し 後編』

初霜「タイムカプセル、作れないかしら」

五月雨「お裁縫や木材加工ならできそうだけど...」

初霜「金属やプラスチックは経験が少なくて...」

五月雨「明石さんがいてくれればなぁ」

822: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:37:03.36 ID:e4GmYxir0
『カプセル』

五月雨「カプセルは」

五月雨「大潮ちゃんが貰ってきた」

五月雨「食材保存用の密閉ケースに決まりました」

五月雨「大きめだけど、ドラム缶よりは手軽かな」

823: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:37:48.03 ID:e4GmYxir0
『タイムカプセルの中身』

五月雨「中身はどうするの?」

大潮「それぞれ持ち寄った物と」

大潮「未来の自分への手紙でどうかな」

初雪「無難」

824: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:38:57.20 ID:e4GmYxir0
『手紙 潮』

潮「手紙、何書こう」

潮「将来の自分が見て面白いこと...」

潮「今の私のこととか、懐かしく思うのかなぁ」

潮「今の私の好きな食べ物、趣味、活躍...(カキカキ」

825: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:39:49.69 ID:e4GmYxir0
『手紙 初雪』

初雪「10年後って」

初雪「ちゃんと生きてるのかな」

初雪「生きて働いて...はぁ。憂鬱」

初雪「『頑張って今日を生き抜いてね』っと」

826: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:41:04.53 ID:e4GmYxir0
『手紙 文月』

文月「大人になった自分...」

文月「『背は伸びましたか』」

文月「『強くなれましたか』」

文月「質問ばっかりになっちゃった(フミィ...」

827: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:41:55.43 ID:e4GmYxir0
『手紙 大潮』

大潮「大人になっても」

大潮「まだ皆一緒にいるのかな」

大潮「タイムカプセルを掘る時は集まってるか」

大潮「『タイムカプセルを掘った日にやりたい事(カキカキ」

828: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:43:02.18 ID:e4GmYxir0
『手紙 初霜』

初霜「『こんにちは。昔の初霜です』」

初霜「『今そちらは平和になりましたか?』」

初霜「『こちらは日々、深海棲艦と戦っています』」

初霜「『でも楽しいこともいっぱいあります』(カキカキ」

829: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:44:01.56 ID:e4GmYxir0
『手紙 五月雨』

五月雨「将来の自分...」

五月雨「『お料理は上達しましたか』」

五月雨「『私も少しずつ頑張っています』」

五月雨「『余熱があるので、火は少し早く止めると良いですよ』」

830: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:45:14.10 ID:e4GmYxir0
『手紙を書く』

初雪「静かに手紙書いてたら」

潮「うん」

初雪「出撃前に遺書を書いてる気持ちになった」

潮「えぇ...。どんな手紙書いたの」

831: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:46:05.60 ID:e4GmYxir0
『記念品 前編』

初霜「タイムカプセルに何を入れよう...」

五月雨「急な話だったから全然用意できてないよね」

初霜「私物も多くなくて。刺繍糸でも良いかしら...」

五月雨「私は普段秘書で使ってるペンにしようかな」

832: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:47:31.11 ID:e4GmYxir0
『記念品 中編』

大潮「自分で発案しておいて」

大潮「何入れるか決めてないや」

大潮「髪留めのゴムでいっか!」

文月「文月も髪のゴムにしよーっと」

833: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:48:18.09 ID:e4GmYxir0
『記念品 後編』
潮「初雪ちゃん何入れるか決めた?」

初雪「櫛。いっぱい持ってるし」

潮「櫛かぁ。私どうしよう」

初雪「写真は?」

834: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:49:31.43 ID:e4GmYxir0
『記念写真』

潮「私個人の記念品とは別に」

潮「皆で集合写真を撮りたいんだけど」

大潮「採用!」

初霜「綺麗に並びましょうね」

835: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:50:20.43 ID:e4GmYxir0
『封入』

大潮「小物はジックロップで個別に密閉して」

文月「密閉してー」

大潮「ケースに並べて」

文月「並べてー」\フウニュウ!!/

836: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:51:34.43 ID:e4GmYxir0
『カプセル埋め 前編』

初霜「埋め終わったわ(フゥ」

大潮「基地のお庭のフレンジーパニーの木から」

大潮「北に1m。皆埋めた場所覚えておいてね!」

潮「写真撮っておくね(パシャ」

837: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:52:29.50 ID:e4GmYxir0
『カプセル埋め 後編』

五月雨「写真に撮っておけば安心だね」

大潮「写真、絶対失くさないでね!」

初雪「潮ちゃんにかかってる」

潮「ひぇぇ...」

838: ◆2nPseSjy3g 2016/11/06(日) 21:53:38.94 ID:e4GmYxir0
『意外と』

初雪「ラバウルから撤収する日か来たら」

初雪「カプセルも持って帰るの?」

潮「あっさり戦闘が終わったりしてね」

大潮「それは...考えてなかった!」



【艦これ】大潮「タイムカプセル埋めたい!」【4行SS】 (完)

846: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 22:58:42.92 ID:PaIn0idQ0
【艦これ-E09】五月雨「カレー洋で作戦があるんですね!」【4行SS】

『2015/04/21 @ラバウル基地1』

五月雨「カレー洋で作戦があるんですね!」

提督「そのための支援をウチからも出す。第一、第二艦隊だ」

五月雨「二部隊も出撃したら基地の艦娘が半分になっちゃいますよ」

提督「それだけ大きな作戦らしい」

847: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 22:59:32.41 ID:PaIn0idQ0
『@ラバウル基地2』

五月雨「第一艦隊と」

電「第二艦隊が同時に支援に行くなんて」

五月雨「どんな作戦なんだろう。カレー洋の向こうまで行ったり...」

電「きっと今までにない激しい戦闘なのです」

848: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:00:03.79 ID:PaIn0idQ0
『2015/04/28 @ブルネイ泊地1』

五月雨「ラバウルからの支援艦隊、到着しました!」

ブルネイ提督「ありがとう。君たちには特殊任務にあたってもらう」

五月雨「ゴクリ...」

ブル督「南西諸島の通常任務の代行を宜しく!(ハハッ」

849: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:00:33.24 ID:PaIn0idQ0
『@ブルネイ泊地2』

電「えっ」

五月雨「通常任務ですか?」

ブル督「うん。ブルネイの艦娘はカレー洋に出ちゃうから」

ブル督「時々手伝いに来てくれてた君たちにここを任せるよ」

850: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:01:02.24 ID:PaIn0idQ0
『今回の作戦』

ブル督「そもそも今回は」

ブル督「カレー洋での深海棲艦の活発化を受けて」

ブル督「横須賀から要請された作戦で」

ブル督「本土からも艦娘が来てるんだ」

851: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:01:32.18 ID:PaIn0idQ0
『少し前 @舞鶴1』

舞鶴提督「西方で機動部隊を組むらしい」

山城「加賀さんが呼ばれたの?(ハァ」

舞督「うむ」

球磨「だったら朝霜を護衛に付けるクマ」

852: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:02:02.18 ID:PaIn0idQ0
『@舞鶴2』

朝霜「うぇ!?何で、あたいには近海警備もあるし...」

舞督「別に一人くらい外洋に行って来ても構わんが」

球磨「朝霜は着任から2か月経つのに深海棲艦にビビり過ぎクマ」

球磨「ちょっと外で根性付けてくるクマ」

853: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:02:32.10 ID:PaIn0idQ0
『ブルネイへ』

朝霜「横須賀からは赤城、足柄、雪風...呉からは...」

朝霜「なぁ。あたいだけ場違いじゃないかなぁ...」

加賀「以前は着任して1カ月で戦地に向かった子もいたのよ」

加賀「あなたは装備もシッカリしているの。しゃんとしなさい」

854: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:03:02.28 ID:PaIn0idQ0
『2015/04/28 @ブルネイ泊地3』

ブル督「戦力も揃ったからそろそろ動きだそうか」

ブル督「偵察部隊を出して」

ブル督「敵情が知れたら攻略部隊を出撃させ」

ブル督「出来るだけ敵を遠くまで押し返す。こういう流れで(ハハッ」

855: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:03:32.47 ID:PaIn0idQ0
『2015/04/29 カレー洋 発動準備、第十一号作戦!』

ブル督「偵察メンバーは」

ブル督「ブルネイから多摩、村雨、曙、島風、初春」

ブル督「舞鶴から朝霜。これでいこう」

朝霜「え...あたい加賀さんと一緒じゃないのか?」

856: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:04:02.36 ID:PaIn0idQ0
『2015/05/01 深海東洋艦隊 ピケット艦』

島風「朝霜ちゃんおっそーい!」

朝霜「っくしょー。波が大きぃ...」

初春「日本海の冬を越えたんじゃろう。大丈夫じゃ」

朝霜「敵のイ級も何か大きいしよぉ...」

857: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:04:32.05 ID:PaIn0idQ0
『能動分岐』

朝霜「なぁ、偵察ってどこまで行くんだ?」

多摩「行けるとこまで行くにゃ」

村雨「まだまだ帰さないわよ~(フフ」

朝霜「燃料大丈夫かな(ソワソワ」

858: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:05:02.25 ID:PaIn0idQ0
『潜水艦哨戒線』

朝霜「お、おい!潜水艦がいるぞ!」

曙「ビビりも警戒の役には立つじゃない!」

多摩「爆雷戦用意にゃ!」

朝霜「や、やってやるっ...」

859: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:05:32.02 ID:PaIn0idQ0
『深海東洋艦隊 警戒部隊 II群』

朝霜「なぁ、敵に空母がいたらどうすんだよ」

初春「その時は腹をくくれ」

村雨「戦うか逃げるかは旗艦が決めてくれるわ」

朝霜「マジかよ!折角味方空母だっていっぱいいるのに!」

860: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:06:02.05 ID:PaIn0idQ0
『深海東洋艦隊 警戒部隊旗艦1』

初春「良かったのう、朝霜。相手に空母はおらんぞ!」

朝霜「なんだよあの重巡!速ぇよ!」

島風「あいつは倒した事ある。私がやる!」

朝霜「あ、あたいは...(アタフタ」

861: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:06:32.18 ID:PaIn0idQ0
『深海東洋艦隊 警戒部隊旗艦2』

曙「あれは重巡リ級改flagship」

曙「従来の重巡リ級より火力も雷装も高いタイプよ」

曙「一年前から見るようになったわね。あっちはツ級elite(ペラペラ」

朝霜「く、詳しいなお前」

862: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:07:02.15 ID:PaIn0idQ0
『深海東洋艦隊 警戒部隊旗艦3』

多摩「偵察機を飛ばしてそろそろ帰るにゃ」

島風「えーもう帰るのー?」

朝霜「あ、ぁぁあたいもまだまだやれるけどな!」

多摩「燃料が減って来てるにゃ。任務を完遂するにゃ」

863: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:07:32.17 ID:PaIn0idQ0
『2015/05/02 @ブルネイ泊地4』

鈴谷「偵察部隊から通信だよ」

ブル督「敵は機動部隊か。こっちも空母を出そう」

ブル督「主隊は赤城、加賀、Z1、Z3。前衛は」

ブル督「名取、巻雲、浜風、卯月、プリンツ、ビスマルク。GO!」

864: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:08:32.24 ID:PaIn0idQ0
『2015/05/04 カレー洋リランカ島沖 第二次カレー洋作戦』

赤城「あなた達が護衛してくれるのね」

Z1「それ弓だよね!早く戦ってる所を見てみたいな」

加賀「ブルネイの空母は...飛鷹型だったかしら」

Z3「イッコーセン。守ってみせるわ」

865: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:09:02.20 ID:PaIn0idQ0
『少し前 @ブルネイ泊地5』

朝霜「帰ったぞー!」

ブル督「お帰り。朝霜は明日からラバウルの艦娘と合流してくれ」

ブル督「多摩たちはとんぼ返りで悪いが別方面の偵察を頼む」

多摩「了解にゃ」

866: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:09:32.32 ID:PaIn0idQ0
『敵影を見ず』

赤城「泊地から作戦海域までいちいち遠いですね」

加賀「どこかに中継拠点が欲しいわね」

Z1「スリランカに港があるよ!」

赤城「トリンコマリですか。近くまで行けたら様子を見てみましょう」

867: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:10:02.19 ID:PaIn0idQ0
『能動分岐』

Z1「なかなか敵が見つからないね」

加賀「偵察部隊からの報告ではそう遠くないはずです」

赤城「偵察機の連絡待ちですね」

Z3「海も静かだわ...」

868: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:10:32.11 ID:PaIn0idQ0
『深海東洋艦隊 機動部隊』

Z1「凄いや!イッコーセンがいれば怖い物無しだね!」

Z3「今の敵が敵の本隊かしら?」

加賀「どうですか?」

赤城「まだ先にいますね。もう二戦続きますよ」

869: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:11:02.10 ID:PaIn0idQ0
『深海東洋艦隊 戦艦戦隊 A部隊』

赤城「前衛のブルネイの艦娘、頼り甲斐がありますね」

加賀「皆タフね。次も十分戦えそうだわ」

Z1「ビスマルクは強いんだよ!」

Z3「この海に来てまた強くなったみたいだわ」

870: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:11:32.35 ID:PaIn0idQ0
『深海東洋艦隊 機動部隊旗艦』

ビスマルク「プリンツ!赤城と加賀が制空権を抑えるわ」

ビスマルク「あなたが戦艦を沈めなさい!」

プリンツ「ヤー!」

ビスマルク「敵の旗艦は私がやるわ!」

871: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:12:02.59 ID:PaIn0idQ0
『戦闘終了 偵察』

赤城「軍港まで偵察機を飛ばして様子を見ましょうか」

加賀「使わせてもらえると良いのだけど」

ビスマルク「どちらにしろ一度戻りましょう」

ビスマルク「補給が必要だわ」

872: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:12:32.03 ID:PaIn0idQ0
『2015/05/05 @ブルネイ泊地6』

ブル督「ビスマルクの通信では」

鈴谷「リランカ島に陸上型の敵が出現」

ブル督「多摩の追加偵察の結果は?」

鈴谷「南西環礁に敵泊地を発見」

873: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:13:02.32 ID:PaIn0idQ0
『@ブルネイ泊地7』

ブル督「今の装備じゃ倒せないはずだから」

ブル督「ビスマルクたちは一度帰ってくるはず」

鈴谷「補給の用意もしておかないとね」

ブル督「時間が惜しい。リンガ泊地で全部済ませよう」

874: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:13:32.08 ID:PaIn0idQ0
『2015/05/07 @リンガ泊地』

鈴谷「提督からの編成指示を伝えます」

鈴谷「赤城さんたちの機動部隊は対地装備に積み換えて再出撃」

鈴谷「最上、三隈、雲龍、本土からの重巡で南西環礁泊地の襲撃」

鈴谷「私率いる精鋭部隊で補給線の破壊に行きます。以上!」



※今回は三方面作戦(E3,E4,E5)のうち機動部隊(E4)のみ書きます

875: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:14:02.26 ID:PaIn0idQ0
『カレー洋リランカ島沖 決戦!リランカ島攻略作戦』

赤城「トリンコマリに港湾棲姫が現れた所で引き返してしまいましたが」

赤城「あの島には反対側にもう一つ大きな港がありましたよね」

加賀「コロンボですか」

赤城「港の人達はちゃんと避難できたのでしょうか...」

876: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:14:32.17 ID:PaIn0idQ0
『深海棲艦 機動部隊 前衛』

赤城「もう少し近づいたらコロンボにも偵察機を飛ばしましょう」

加賀「もし2カ所に陸上型の敵がいたら...?」

赤城「一方は私が爆撃します」

赤城「もう一方は加賀さんと艦砲射撃にお願いしますね!」

877: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:15:02.28 ID:PaIn0idQ0
『能動分岐』

赤城「針路20度。雲、多いですね」

加賀「これくらいならやってくれますよ」

ビスマルク「何なら全部私が焼き払ってもいいのよ?」

赤城「あ、この先水上戦闘になりますからまだ徹甲弾積んでてくださいね!」

878: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:15:32.28 ID:PaIn0idQ0
『深海棲艦 東洋艦隊 B部隊』

ビスマルク「偵察結果は?」

赤城「コロンボにも陸上型の深海棲艦が発生しています」

ビスマルク「で、私はどっちをやればいいの?」

赤城「艦隊はコロンボに進めましょう。先にトリンコマリを私が落とします」

879: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:16:02.15 ID:PaIn0idQ0
『深海棲艦 リランカ島 港湾部』

赤城「帰投出来た機体はこれだけですか...」

赤城「妖精さん、お疲れ様でした」

加賀「赤城さん」

赤城「私はほとんど丸腰です!後は任せましたよ!」

880: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:16:32.13 ID:PaIn0idQ0
『リランカ島 主要港湾部1』

ビスマルク「名取!上手く雲の下を進みなさい」

ビスマルク「あなたが私を港湾まで導くのよ」

名取「は、はい!」

名取(もう敵の爆撃圏内...。見つかりたくないなぁ)

881: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:17:02.20 ID:PaIn0idQ0
『リランカ島 主要港湾部2』

ビスマルク「加賀の先制攻撃で港を離れた戦艦がいるわ!」

プリンツ「先にそいつらをやっつけちゃうんですね!」

ビスマルク「その通りよ!名取は取り巻きをお願い!」

名取「了解です!駆逐艦の皆、しっかり着いて来て!」

882: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:17:32.35 ID:PaIn0idQ0
『リランカ島 主要港湾部3』

ビスマルク「プリンツ!まだ戦える?」

プリンツ「魚雷は投棄しましたっ。でもまだ行けます!」

ビスマルク「良い子ね。敵は損傷した護衛要塞と港湾水鬼だけよ」

ビスマルク「綺麗に掃除して、港を利用させてもらいましょう!」

883: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:18:02.02 ID:PaIn0idQ0
『2015/05/09 @リランカ島コロンボ』

大鯨「こんにちはぁ」

速吸「補給部隊、到着しました!」

赤城「来ましたか(ガタッ」

速吸「提督からの伝言もありますよ」

884: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:18:32.18 ID:PaIn0idQ0
『伝言』

速吸「出撃した艦隊をコロンボに集結させて」

速吸「補給をした後、動けるメンバーで西方に敵を押し戻せ」

速吸「だそうです。温存されていた雪風ちゃんも連れて来ました」

雪風「出番はまだですか!」



※拡張作戦2(E6)は今回は割愛します

885: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:19:02.34 ID:PaIn0idQ0
『2015/05/16 @ブルネイ泊地8』

ブル督「皆おかえりぃ!」

鈴谷「ただいま。提督がアホ面に戻ってるや」

ビスマルク「って事は今回はこれで作戦終了なのね(フゥ」

ブル督「支援に来てくれた皆も本当にありがとう!(ハァァン!」

886: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:19:32.23 ID:PaIn0idQ0
『後日 @舞鶴』

朝霜「そこであたいの爆雷が炸裂して窮地を救ったってわけよ!」

朝雲「へぇー!やるじゃない!(本当かしら)」

磯風「ほぅ(何割か話盛ってるだろうな)」

江風「明日から対潜当番は朝霜一人で十分だな!」\エッ、チョットマテヨ!/

887: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:20:02.16 ID:PaIn0idQ0
『2015/05/18 @ラバウル基地3』

提督「じゃあ皆は南西諸島で船団護衛とかしてたんだ」

電「そうなのです」

五月雨「のんびりできて楽しかったねー」

電「ご飯も贅沢だったのです」

888: ◆2nPseSjy3g 2016/11/12(土) 23:20:32.33 ID:PaIn0idQ0
『後日 @ラバウル基地4』

提督「ブルネイ泊地は今後、西方への哨戒頻度を上げるらしい」

五月雨「陸上型の姫は何度も再生しますからね」

提督「ウチからも支援に行くことが増えるかもしれないけど宜しくね」

五月雨「産油地帯でバカンス出来るのでいつでも歓迎です!なんて」



【艦これ-E09】五月雨「カレー洋で作戦があるんですね!」【4行SS】 (完)

895: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:03:31.78 ID:KIdYw3B70
【艦これ】白雪「味見をしましょう!」【4行SS】

『ある秋の日』

白雪「今年も本土の鎮守府では」

白雪「サンマ漁をしてるのでしょうか」

如月「そうねぇ。脂ののったサンマ、食べたいわねぇ」

白雪「南方拠点の唯一にして最大の弱点です...」

896: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:04:31.89 ID:KIdYw3B70
『聞き耳』

提督「今度伊良湖ちゃんがサンマを持って来てくれるって」

白雪(本土で加工した物でしょうか)

提督「今年は専用船で活サンマを運んでくれるらしい」

白雪(!?)

897: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:05:01.76 ID:KIdYw3B70
『サンマ到着』

伊良湖「どうですか?眠ってますけど、生きたサンマですよ!」

白雪「ハァハァ...サンマ。本物のッ!」

白雪「」

如月「白雪ちゃん?......死んでる!!」

898: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:05:31.28 ID:KIdYw3B70
『@執務室』

提督「伊良湖ちゃん、すぐ出港するの?」

伊良湖「今回はここが最後の輸送地点なので少し泊まっていければと」

提督「それならゆっくりしていってよ!」

提督「折角だからサンマを振る舞う公開イベントでもしようかな」

899: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:06:01.83 ID:KIdYw3B70
『イベント当日』

白雪「基地の敷地内に近隣の住人さんが入って来るまであと1時間」

伊良湖「いよいよですね!」

白雪「如月ちゃんには屋外の塩焼きブースを任せました」

白雪「私たちの戦場は厨房です。作りましょう。サンマ料理を!!」

900: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:06:31.27 ID:KIdYw3B70
『サンマの炊き込みご飯 前編』

伊良湖「キノコを炒めて!」

白雪「サンマと調味料を加えて!」

伊良湖「炊飯釜にお米と一緒に入れて!」

白雪「炊くッ!!」

901: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:07:01.48 ID:KIdYw3B70
『サンマの炊き込みご飯 後編』

伊良湖「出来ました!」

白雪「味見をしましょう!」

伊良湖「いただきます!」

白雪「サンマの旨味とキノコの風味がホカホカのご飯に染み渡り(略」

902: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:07:31.41 ID:KIdYw3B70
『サンマの煮つけ 前編』

伊良湖「そろそろ中骨を取り出して...」

白雪「醤油とみりんで味付けして!」

伊良湖「サンマを投入して!」

白雪「煮上げるッ!!」

903: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:08:01.65 ID:KIdYw3B70
『サンマの煮つけ 後編』

白雪「最後に一味唐辛子を振って...」

伊良湖「は、早く味見をしましょう!」

白雪「頂きます!」

伊良湖「余分な脂が汁に溶けだしてサンマの身に凝縮された旨味が(略」

904: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:08:31.33 ID:KIdYw3B70
『サンマの蒲焼き 前編』

伊良湖「タレを作って!」

白雪「下味を付けておいたサンマの汁気を切ったら...」

伊良湖「片栗粉をまぶして!」

白雪「揚げ焼きッ!」

905: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:09:01.33 ID:KIdYw3B70
『サンマの蒲焼き 後編』

伊良湖「最初に作ったタレを絡めて!」

白雪「完成です!味見です!頂きます!(ハフハフ」

伊良湖「カリッとした衣の表面にジュワっとタレが絡んで」

白雪「引き締まったサンマがほぐれる食感と良く合っています!」

906: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:09:31.39 ID:KIdYw3B70
『裏話』

伊良湖「実はですね」

伊良湖「私も御相伴に与れるんじゃないかと期待して」

伊良湖「一番良いサンマをラバウルまで残しておいたんです!」

白雪「伊良湖さん、あなたも相当なワルですね...!」

907: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:10:01.47 ID:KIdYw3B70
『サンマの竜田揚げ 前編』

白雪「イベント開始も近づいて来ました」

伊良湖「次は竜田揚げですね!」

白雪「生姜醤油につけ込んだサンマに片栗粉と小麦粉を付けて」

伊良湖「揚げます!」

908: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:10:31.19 ID:KIdYw3B70
『サンマの竜田揚げ 後編』

白雪「こんがり出来ました!」

伊良湖「頂きましょう!揚げたてを!」

白雪「味見ですよ。これは味見なんです(ハフハフ」

伊良湖「揚げたてのサンマから立ち上がる湯気に生姜の香りとサンマの風味が(略」

909: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:11:01.33 ID:KIdYw3B70
『サンマのつみれ汁 前編』

伊良湖「煮込んでおいたお野菜も柔らかくなってきましたよ!」

白雪「そろそろこちらも仕上げますか」

伊良湖「サンマのつみれを入れて!」

白雪「味を調える!」

910: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:11:31.39 ID:KIdYw3B70
『サンマのつみれ汁 後編』

伊良湖「ズズズ...」

白雪「落ち着きますね」

白雪「やはり一品は汁物を用意しておかないと。伊良湖さん?」

伊良湖「素材から逃げる旨味が全て汁の中に溶けだしてつみれを食べながら吸う事(略」

911: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:12:01.43 ID:KIdYw3B70
『サンマの炙り寿司 前編』

白雪「本当は生のまま提供したいのですが...」

伊良湖「私は炙りも好きですよ!グッって来る味になりますよね!」

白雪「そうですね。それじゃあ、やっちゃってください!」

伊良湖「伊良湖、炙ります!(バーナー」

912: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:12:31.36 ID:KIdYw3B70
『サンマの炙り寿司 後編』

伊良湖「お寿司って二貫で一皿ですよね」

白雪「ダメです伊良湖さん!抑えてください!これは味見なんです!」

伊良湖「そうですよね...一貫まるごと食べちゃうだけでも十分」

白雪「口の中に入れた瞬間炙りサンマの香ばしい風味が鼻に抜けそれに続く酢飯の(略」

913: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:13:03.17 ID:KIdYw3B70
『開場』

提督「羅針盤妖精さん、人払いの解除をお願いします」

妖精「ホラヨ」

如月「これでお客さんが基地の敷地まで入って来られるようになったのね」

提督「儲けるための会じゃないから、交流を楽しんでね」

914: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:13:31.30 ID:KIdYw3B70
『サンマのなめろう 前編』

白雪「イベントで提供する料理は一段落です(フゥ」

伊良湖「午後の部まで時間ありますから...」

白雪「我々のお昼ご飯を作りましょう!」

伊良湖「生です!生サンマです!」

915: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:14:01.42 ID:KIdYw3B70
『サンマのなめろう 後編』

白雪「サンマとお味噌とお酒、お葱に生姜を叩いて」

伊良湖「完成です!」

伊良湖「ご飯!ご飯はどこですか!」

白雪「落ち着いてください。まだその時ではありません(モグモグ」

916: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:14:31.50 ID:KIdYw3B70
『サンマの刺身 前編』

白雪「ウッヘッヘ」

伊良湖「白雪ちゃん、気持ち悪い笑い声出てますよ」

白雪「これは失礼しました。サンマのお刺身なんてなかなか食べませんから」

伊良湖「活魚輸送して来て良かったです!」

917: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:15:01.35 ID:KIdYw3B70
『サンマの刺身 後編』

白雪「美しい...」

伊良湖「銀皮キラキラです!」

白雪「ジュルリ」

伊良湖「まだです。次で最後ですから!」

918: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:15:31.57 ID:KIdYw3B70
『サンマの太巻き 前編』

白雪「(*´Д`)ハァハァ」

白雪「玉も瓜も椎茸も使いませんよ!」

白雪「サンマと大葉と針生姜で巻きます!」

伊良湖「巻きます!」

919: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:16:01.39 ID:KIdYw3B70
『サンマの太巻き 後編』

白雪「お醤油を付けて...」

伊良湖「いただきます!」

白雪「あーーn」

提督「おーい白雪、そろそろ皆が昼飯待ってるんだが」

920: ◆2nPseSjy3g 2016/11/18(金) 22:16:31.43 ID:KIdYw3B70
『夕方 サンマの塩焼き』

白雪「今日は長い一日でしたね...」

伊良湖「サンマ、堪能しましたねぇ...」

如月「白雪ちゃん達の分の塩焼きとってあるけど食べられる?」\サメチャッテルケド/

白雪「ハッ!後から私も焼きに行こうと思ってたの忘れてました...」\イタダキマス!/



【艦これ】白雪「味見をしましょう!」【4行SS】 (完)

926: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:06:31.33 ID:TNxxAEw10
【艦これ-E10】五月雨「夜明けとの時間の戦いです!」【4行SS】

『2015/08/10 零時 @ラバウルの通信室』

荒潮『最近敵が増えてる気がするのよねぇ』

満潮「ブインの艦娘が音をあげるって相当な量なんじゃ。大丈夫なの?」

荒潮『宿直してても直ぐに電探が反応するから眠くならなくt』\プツン/

満潮「荒潮?...やだ、故障!?困るんだけど!」

927: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:07:31.03 ID:TNxxAEw10
『夜 @執務室1』

満潮「最初は故障だと思ったんだけど」

提督「機械に異常は無さそう、と。深海棲艦の妨害か?」

満潮「電波が荒れる事はよくあるけど、あんな途切れ方初めてで...」

提督「神通を起こして来てくれ。何か現れたのかもしれない」

928: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:08:00.96 ID:TNxxAEw10
『夜 @執務室2』

提督「第二艦隊はトラック泊地に向かって救援要請に出港」

電「はいなのです!」

提督「第一艦隊は無線が復旧してないかチェックを続けて」

五月雨「了解です!」

929: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:08:30.73 ID:TNxxAEw10
『ショートランド沖 発動準備、第二次SN作戦!』

提督『神通、磯波、三日月、朝潮、満潮、皐月』

提督『第三艦隊6名でブイン基地に支援に出てもらう』

提督『何事も無ければ良いが、何かあれば現地の指示で動いてくれ』

神通「との事です。急ぎましょう」

930: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:09:01.00 ID:TNxxAEw10
『ピケット艦隊』

神通「軽巡へ級に駆逐艦イ級。一見いつもと大差ないようにも見えますが」

磯波「空気がピリピリするような...」

神通「良い緊張感ですね!磯波ちゃん。日頃の訓練の賜物です」

満潮「直ぐに帰れるって感じじゃなさそうですね」

931: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:09:30.65 ID:TNxxAEw10
『補給マス @ブイン基地1』

ブイン提督「朝から偵察機を飛ばして情報を集めているが」

ブイ督「昨晩のうちに深海棲艦が多くソロモン海に侵入している」

神通「私たちも補給が終わり次第出撃します!」

ブイ督「助かる。突然で悪いが一隻、近くにいる姫の相手を頼む」

932: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:10:00.79 ID:TNxxAEw10
『警戒艦隊旗艦』

神通「状況を報告してください」

朝潮「朝潮、損傷軽微です」

三日月「三日月、航行可能。魚雷は投棄しました。あっという間だったね」

満潮「満潮、被弾無し!そりゃ高練度の水雷戦隊同士が1000mまで近づけばね...」

933: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:10:30.69 ID:TNxxAEw10
『ソロモン海 連合艦隊、ソロモン海へ!』

神通「お二人を加えて8隻でこのまま更に進軍ですか?」

衣笠「一度帰った方が良ければ引き返すけど」

青葉「えー。折角合流したばっかりなのに」

神通「いえ。このまま行きましょう。私たちならやれます」

934: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:11:00.71 ID:TNxxAEw10
『その頃 @ラバウル基地1』

提督「あ、無線生き返った?」

提督「やっぱりソロモンが荒れてるのか」

提督「トラック泊地とも情報共有しつつ他の拠点にも支援要請出して」

提督「そこまで出来たら第一艦隊もブイン基地の支援に向かってくれ」

935: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:11:30.69 ID:TNxxAEw10
『2015/08/11 前衛艦隊』

神通「ブイン基地の今後の動きはどうなっているんですか?」

衣笠「私たちが邪魔な敵を片付けたら」

衣笠「敵の飛行場の動きを止めて」

衣笠「もっと奥まで様子を見てみるって流れみたいよ」

936: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:12:00.68 ID:TNxxAEw10
『潜水艦哨戒線』

青葉「ひゃぁ、潜水艦ですよ!潜水艦!」

神通「爆雷戦用意!」

衣笠「水偵いる?」

神通「2機お願いします。ちゃんと回収してから進みましょう」

937: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:12:30.76 ID:TNxxAEw10
『水上打撃部隊II群』

皐月「あれ?この辺普段から重巡ネ級出るんだっけ?」

青葉「んん?結構珍しいと思うよ」

神通「皆さん被害は出てませんか?」

衣笠「もう少し先まで行きましょう。まだ引き返すには早いわ」

938: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:13:00.70 ID:TNxxAEw10
『ソロモン泊地輸送船団』

満潮「昨日ってブインは大丈夫だったんですか?」

青葉「ビックリしたよね~」

衣笠「しばらくしたら収まったけど」

衣笠「偵察機を飛ばしても通信出来ない状態にはなってたわね」

939: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:13:30.70 ID:TNxxAEw10
『ソロモン泊地投錨艦隊旗艦1』

青葉「もう直ぐ日が沈みますよ!綺麗ですねー」

衣笠「敵がいなければ、ね」

神通「短時間でケリを付けましょう」

三日月「明らかに敵が多い。今日何戦目だっけ...」

940: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:14:00.72 ID:TNxxAEw10
『ソロモン泊地投錨艦隊旗艦2』

神通(出来るだけ探照灯で指示する敵を集中的に狙ってください!)

朝潮(月も出てないし)

満潮(敵も味方も魚雷が多いし)

皐月(これ神通さんの好きな戦闘だ)

941: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:14:30.78 ID:TNxxAEw10
『ソロモン泊地投錨艦隊旗艦3』

神通「ちょっとやり過ぎましたか」

衣笠「この被害は...流石にもう帰った方が良さそう(中破」

青葉「逃がしたのは戦艦棲姫だけでしょうか(大破」

神通「軽巡棲鬼を倒せたのは大きいですね(大破」

942: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:15:01.84 ID:TNxxAEw10
『2015/08/10 @トラック泊地1』

トラック提督「ラバウルから救援要請か。結構大変そうだな」

トラ督「金剛、高雄、愛宕に夕立と霞を付けて送ろう」

夕張「正気ですか!さっき機動部隊を出撃させたばかりで」

夕張「うちが空っぽになっちゃいますよ!!」

943: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:15:30.63 ID:TNxxAEw10
『@トラック泊地2』

夕張「と思ったらラバウルから電ちゃん達が来てくれた」

電「ブイン基地に大至急支援が欲しいのです!」

トラ督「知らせに来てくれてありがとう。丁度今無線でその連絡が届いたんだ」

電「はわわ!とんだ無駄足だったのです!」

944: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:16:00.72 ID:TNxxAEw10
『@トラック泊地3』

トラ督「いやいや。今まさにここの戦力が夕張だけになりそうだったから」

トラ督「君たちには休息がてらこの泊地の周辺の哨戒をやってもらおうと思う」

トラ督「うちの出撃メンバーが帰ってくるまでね」

電「それなら良かったのです。よろしくお願いしますね」

945: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:16:31.06 ID:TNxxAEw10
『南太平洋海域 激突!第二次南太平洋海戦』

トラ督『南東方向に見つけた深海棲艦を倒して来て欲しい』

トラ督『ただ、昨晩からラバウル、ブインと連絡が取れないから』

トラ督『様子を見つつ、更なる敵を発見した場合は可能な範囲で対応してくれ』

トラ督『前衛は由良、深雪、睦月、菊月。後衛は天城、葛城とする』

946: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:17:00.84 ID:TNxxAEw10
『2015/08/12 任務部隊哨戒艦隊』

由良「丸一日以上かかっちゃったわね」

深雪「無事目的の敵も倒せたんだし、任務達成っしょ!」

菊月「いや、周囲を探って来いとも言われていたような」

天城「偵察機飛ばしましょうか」

947: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:17:31.50 ID:TNxxAEw10
『任務部隊IV群』

深雪「航空戦かよ!敵はどこにいるんだ」

葛城「ここからずっと東よ!こっちだって攻撃してやるんだから!」

深雪「ぐぬぬ...主砲も魚雷も届かねぇとは」

由良「その分回避に専念してね」

948: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:18:00.81 ID:TNxxAEw10
『任務部隊II群』

睦月「敵の空母多くないかにゃ?」

由良「ソロモンが主戦場かと思ったけど、私たちが当たりを引いたかしら」

葛城「少しずつ消耗してるし一端引いた方が良いんじゃ...?」

由良「もう少し戦いましょう。戻ってもトラックを守ってくれる人は他にいないわ」

949: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:18:30.70 ID:TNxxAEw10
『2015/08/13 深海任務部隊旗艦艦隊1』

深雪「まだ敵は見えないのかよ!」

由良「この艦載機の量、明らかに異常ね」

由良「一度引き返しましょう。天城さん葛城さんは防空に専念して」

菊月「逃げ切れるのか...?」

950: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:19:00.71 ID:TNxxAEw10
『深海任務部隊旗艦艦隊2』

葛城「やっと振り切った...?」

由良「それじゃ困るのよね。幸いこっちはなんとか皆動けるみたいだし」

由良「あの部隊がソロモンに加勢に行ったら私たちがここに来た意味が無い」

葛城「嘘でしょ!?また突っ込むの!?」

951: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:19:30.71 ID:TNxxAEw10
『深海任務部隊旗艦艦隊3』

菊月「何波目か分からんが、敵機が引いていくぞ(フゥ」

由良「じゃあ、私たちもそっちの方角へ着いて行きましょうか」

菊月「あ...もう日が暮れるのか。よく耐えきったな」

由良「流石に被弾も多いけど。あと一頑張りして帰りましょう」

952: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:20:00.59 ID:TNxxAEw10
『2015/08/14 深海任務部隊旗艦艦隊4』

葛城「ねぇ、あの敵の水上機母艦って皆も初めて見たの?」

深雪「たぶんそうだろうな。で、そいつを倒したのが深雪様だぜ!」

菊月「本当に沈んだか確認は出来なかっただろう」

睦月「大本営発表にゃしぃ」

953: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:20:30.65 ID:TNxxAEw10
『2015/08/11 午前 @ブイン基地2』

五月雨「ラバウル第一艦隊、支援に駆けつけました!」

ブイ督「ラバウル提督の差し金か。良い判断だ」

ブイ督「今先遣部隊が暴れまわってる所だが」

ブイ督「君たちにはこれから出撃する連合艦隊の魁となって欲しい」

954: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:21:30.81 ID:TNxxAEw10
『その頃、各地の提督たち』

パラオ提督「ソロモンから支援要請か」

ブルネイ提督「ちょっと待って西方もキナ臭いんだけど(ハハッ!ドウシヨウ」

横須賀提督「本土の各拠点からも援軍を募るか」

横須賀提督「お前も行くかい?雪風」

955: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:22:30.84 ID:TNxxAEw10
『アイアンボトムサウンド 海峡突入!敵飛行場を撃滅せよ!』

ブイ督『今頃ラバウル第三艦隊と青葉衣笠が敵を粉砕しているはずだ』

ブイ督『心配はしていない。ここで一気に連合艦隊を出してソロモンの先に行く』

ブイ督『ラバウル第一艦隊は連合艦隊に先行して残存勢力の露払いを頼む』

ブイ督『五月雨、初霜、大潮、文月、初雪、潮。2年前を思い出すメンバーだ』

956: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:23:00.73 ID:TNxxAEw10
『哨戒潜水艦A群』

五月雨「まだ異変から1日しか経ってないのに」

五月雨「もうソロモン海を突破する段階まで来てるんだね」

初霜「ブイン基地は昼夜を問わず緊急出撃が多いって聞くけど」

大潮「慣れてるのかねーこういう展開。それにしても流石に早い」

957: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:23:30.64 ID:TNxxAEw10
『任務部隊支隊』

五月雨「ちょっと脇道に逸れちゃった。針路戻そっか」

大潮「対地装備渡されたけどさ。これって地上攻撃しろって事だよね」

初雪「あぁ、あそこか...」

潮「前は通り過ぎただけだったけど、今度は直接戦うんだね」

958: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:24:00.69 ID:TNxxAEw10
『夜戦 ソロモン方面守備艦隊前衛』

文月(もう敵が撃って来てる)

初雪(撃ち返したい...)

潮(早く攻撃して楽になりたいけど...)

五月雨(この艦隊、この暗闇ならもっと引き付けられる...ッ!)

959: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:24:30.70 ID:TNxxAEw10
『2015/08/12 夜戦 ソロモン方面守備艦隊後衛』

五月雨「あ!神通さん」

初雪「うわ、凄いボロボロ」

神通「恥ずかしい所を見られちゃいましたね。これから進撃ですか?」

五月雨「はい!飛行場を抑えに行きます。明るくなる前に離れて下さいね!」

960: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:25:00.69 ID:TNxxAEw10
『深海飛行場基地1』

五月雨「夜明けとの時間の戦いです!」

初霜「戦艦ル級改が2隻も...」

大潮「最終目標が飛行場なんだから、魚雷は出し切っちゃって良いよね?」

五月雨「乱戦にせず単縦陣で近づいて集中して魚雷を撃ちます!」

961: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:25:30.79 ID:TNxxAEw10
『深海飛行場基地2』

大潮「文月ちゃん!飛行場姫、何て言ってる?」

文月「『熱いでしょ?』って。笑ってる」

大潮「何それ」

文月「分かんない。焼かれてる時の感覚、忘れられないのかも」

962: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:26:00.68 ID:TNxxAEw10
『深海飛行場基地3』

初雪「これ、効いてるの?」

潮「やっぱり大口径主砲じゃないと火力不足なんじゃ」

霧島「私たちの出番かしら」

比叡「やっと追いつきました!」

963: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:26:30.73 ID:TNxxAEw10
『深海飛行場基地4』

比叡「五月雨ちゃん達のおかげで」

比叡「連合艦隊がほぼ消耗無しでここまで進軍出来たよ!」

五月雨「えへへ。良かったです!」

霧島「五月雨ちゃん達は一度補給に戻って頂戴」



※今回は拡張作戦の描写は割愛します

964: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:27:00.94 ID:TNxxAEw10
『2016/09/09 作戦の完了報告 @ラバウル基地2』

提督「長い作戦になったね。本当にお疲れ様」

五月雨「結局南方拠点の艦娘だけじゃ戦力が足りないって事になって」

五月雨「色んな拠点から来た艦娘たちが力を合わせて戦ったんですよ!」

提督(皆ラバウルを経由してるから顔触れも知ってるけど、黙って聞いてあげよう)

965: ◆2nPseSjy3g 2016/11/26(土) 00:27:30.72 ID:TNxxAEw10
『まったりラバウルと戦闘集団ブイン』

提督「しかしソロモン確保とFS方面進出までが2日かぁ」

提督「ブイン提督は元々エネルギッシュな人だったけど」

提督「自分から飛び込んで行ったんだったよなぁ。こっちで良かった」

五月雨「凄いですよねぇ。私も提督と一緒で良かったです」



【艦これ-E10】五月雨「夜明けとの時間の戦いです!」【4行SS】 (完)

969: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:01:11.62 ID:GiFBM8Yh0
【艦これ】若葉「ん?お前は情報通の妖精か」【4行SS】

『05:00 @2組の部屋』起床。寝ぼけて多目的室に行こうとする

電「おはようございます!」

若葉「zzz...ハッ......朝か」

若葉「走って来る。(スタスタ」

電「若葉ちゃん待った。今日は休日だけど特別任務があるのです!」

970: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:03:46.10 ID:GiFBM8Yh0
『06:00 @ラバウル基地の庭』

提督「テントの足って束になってると結構重いな(フゥ」

若葉「そうか?」

若葉「持ってやろうか?良いトレーニングになる」

提督「いや、これくらい手を借りなくても頑張れる!」 

971: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:04:30.60 ID:GiFBM8Yh0
『07:00 @ラバウル基地の庭』

若葉「もう会場設営は終わりか?ならトレーニング室に行くが」

電「あとコーンとトラロープを持ってきて欲しいのです!」

若葉「分かった。行くぞ提督」

提督「荷物運びも訓練のつもりでやると重たい方がやる気出るな」

972: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:05:10.89 ID:GiFBM8Yh0
『08:00 @ラバウル基地の庭』

如月「サンマ焼けたわよ~」

電「朝ごはんなのです!」

若葉「白飯は無いのか?」

提督「お前ら、これ一応試し焼きだからな。食い尽くすなよ」

973: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:05:40.64 ID:GiFBM8Yh0
『09:00 @多目的室』

若葉「お前はサンマ会の方にいなくて良いのか?」

初霜「サンマ会は2組の人達が運営の中心だから1組の私はいいの」

若葉「そう言われればそうか」

若葉「......。会場設営と片付けを手伝えと言われている。サボりじゃないぞ!」

974: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:06:10.42 ID:GiFBM8Yh0
『10:00 トレーニング中』

初霜「ジーー」

若葉「フンッフンッ」

若葉「艦娘は普通の人間より力があるが、心は地道に鍛えるしかない」

若葉「筋トレは体だけじゃなく心も鍛えてくれる。お前もやるか?」

975: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:06:40.84 ID:GiFBM8Yh0
『11:00 トレーニング中』

若葉「フンッフンッ」

初霜「フンッフンッ」

若葉「日々トレーニングをし、新たに一つウエイトを増やせた時」

若葉「筋繊維がブチブチ千切れ筋肉が悲鳴を上げる感覚が心地よいのだ」

976: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:07:10.62 ID:GiFBM8Yh0
『12:00 @食堂』

漣「お、若葉ちゅゎーん!また筋トレしてきたん?」

若葉「ああ。そして飯を食べに来た」

漣「筋肉いっぱい付けちゃうと天然ギプスになって背伸びなくなるらしいよん」

若葉「......。そう、なのか」

977: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:07:40.25 ID:GiFBM8Yh0
『13:00 @応接室』

若葉「ペラ...ペラ...」

若葉(書棚から昔の写真を探して見てみたが)

若葉(確かに背が伸びていないように見える...)

若葉(筋肉のせいなのだろうか)

978: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:08:10.50 ID:GiFBM8Yh0
『14:00 @応接室』

妖精「ネェネェ」

若葉「ん?お前は情報通の妖精か」

妖精「ナンカ、ハナシ キカセテヨ」

若葉「誰かが資料棚を開けるのを待ってたのか」

979: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:08:40.52 ID:GiFBM8Yh0
『15:00 @応接室』

若葉「次に最新の敵の情報だが」

若葉「最近の深海棲艦はビーチパラソルを持っている」

妖精「ナン...ダト...!?」

若葉「これを見ろ。目撃した艦娘の証言を元にしたスケッチだ。これは戦艦だな」

980: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:09:10.51 ID:GiFBM8Yh0
『16:00 @応接室』

若葉「6連装魚雷発射管が試作されているのを知っているか?」

妖精「ソンナモノガ!ウチニハ ハイビサレルノカ?」

若葉「分からん。でも是非回して欲しいものだ」

妖精「イイ ジョウホウガ キケタ!」

981: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:09:40.48 ID:GiFBM8Yh0
『17:00 @ラバウル基地の庭』

若葉「どうだった?サンマの売れ行きは?」

電「たくさんの人が食べに来てくれたのです!」

如月「若葉ちゃんも少しは見に来れば良かったのに」

若葉「こっちもつい話が弾んでな。片付けはしっかりやるぞ」

982: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:10:10.28 ID:GiFBM8Yh0
『18:00 @お風呂』

若葉「モミモミ」

若葉「お前も揉んでやろか」

初霜「エッ!いや、良いけど...」

若葉「太ももには大きい血管が流れてるから温まりながら解すと良いぞ」

983: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:10:40.33 ID:GiFBM8Yh0
『19:00 @食堂』

若葉「どうした初霜」

若葉「たくさん食べないと大きくなれないぞ」

初霜「今日は昼間にサンマ料理を食べちゃったから...」

若葉「そうか。魚は良いぞ!海で元気になれる」

984: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:11:10.58 ID:GiFBM8Yh0
『20:00 @食堂』

若葉「お前は午後からサンマ会に行っていたのか?」

初霜「うん。手伝いじゃなくて、ちょっと見に行くつもりで」

初霜「でもサンマ料理を振る舞いながらたくさんの人とお話をしたわ」

若葉「現地の住人との交流も我々にとって大事だ。偉いぞ、初霜」

985: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:11:40.46 ID:GiFBM8Yh0
『21:00 @2組の部屋』

若葉「ノビーーーー」

若葉「背中押してくれ」

子日「ん、良いよ!それーーーー(ギュー」

若葉(この筋肉が無理やり伸ばされる感じ。気持ち良い...)

986: ◆2nPseSjy3g 2016/12/03(土) 01:12:10.62 ID:GiFBM8Yh0
『22:00 @2組の部屋』

若葉(早く寝よう)

若葉(夜中にしっかり眠れば体が成長する)

若葉(1分でも早く眠りに落ちて、大きくなる)

若葉(などと考えていたらいつまで経っても眠れん...)



【艦これ】若葉「ん?お前は情報通の妖精か」【4行SS】 (完)