1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 16:40:30.43 ID:nWXmNAiso
男「大丈夫か?起きてるか?」

幼「んー……」

男「まったく、やる気があるのはいいが眠いなら眠いと早く言わないとだな」

幼「……んー……」

男「だー!俺の部屋で寝るな!」

幼「……」

男「……ちょっと?幼さん?」

幼「……」

男「……はぁ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382341230

引用元: 男「幼、時間だぞ」幼「……ん」 


 

 
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 16:43:55.37 ID:nWXmNAiso
男「あ、もしもし……おばさんですか?」

男「はい、幼の事で……」

男「え?宜しく頼むって……」

男「あ、ちょっと!?」

男「……切れちゃったよ」

男「あの娘にして、あの母あり……って感じだよなぁ」


幼「……すぅ」

男「さて、どうしたもんかなぁ」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 16:47:29.03 ID:nWXmNAiso
男「とりあえず、ベッドまで運んで……」

男(……やっぱ軽いなぁ、こいつ)

幼「……」

男(しかしまぁ、昔っからどこでも寝る奴だなぁ)

男(思春期の男の部屋でこんな無防備に……俺ってもしかして、男と思われてないのか?)

男「……何考えてんだか、俺は」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 16:53:52.19 ID:nWXmNAiso
男「……」

幼「……」

男(コーヒー飲んだせいで……眠気が全く……)

男「……」

幼「……んぅ」

男「っ!」

男(……あいつ、いまだに上着の下に何も着てないのか……!?)

男「……ゴクッ」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 16:56:30.20 ID:nWXmNAiso
男(お、男の部屋で無防備なこいつが悪いんだ……)

男(……いや、別に何も悪くないけど……)

男「……」

幼「……」

じーっ

男「……いつから、起きてた」

幼「……」

幼「……ぐー」

男「寝たふりするな!バレてるぞ!」


6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 17:00:02.29 ID:nWXmNAiso
男「……ってことがあってなぁ」

友「……」

男「どう思う?友」

友「いや、どう思うって……」

友「死ね、というか。いやむしろ殺してやろうか?」

男「おいおい、物騒だな」

友「……そこまでされて、お前は何も感じないのか?」

男「んー、男としては遺憾だよなぁ」

友「……はぁ、さいですか」

男「さいだな」

友「やっぱここで死ねぇっ!」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 17:08:42.43 ID:nWXmNAiso
女「それで、何もされなかったと」

幼「……ん」

女「まったく、男くんも甲斐性なしねぇ」

幼「……」

女「あー、違う違う。男くんを悪く言ったわけじゃないから、そんなに睨まないで」

幼「……ん」

女「なら次は、こんなのはどうかな……って、幼?」

幼「……」

女「おーい、幼ー?授業始まるよー?」

幼「……くー」

女「……聞いちゃいない」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 17:11:00.00 ID:nWXmNAiso
とある幼馴染SS読んでたら久々に書きたくなったので
気が向いたら書いてくのでマッタリおつきあいください

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 17:17:39.30 ID:nWXmNAiso
男(また寝てる……)

男(あ、先生来た……けどスルーした)

男(まぁ、何言っても起きないしな……そりゃそうなるか)

「おい!」

男「は、はいっ!?」

「そんなに俺の授業は詰まらんか?よそ見したくなるほど」

男「い、いえ……そんなことは……」

「……」

男「……」

「廊下に立ってろ!」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 17:24:38.23 ID:nWXmNAiso
女「いやー、災難だったね男くんも」

男「まぁよそ見してたのは事実だし、仕方ないな」

幼「……ん」

男「ん、あぁ。待たせてすまんな幼」

幼「……」

男「お、おい!そんなに引っ張るな……そんなに腹が減ったのか?」


女「んー、なんというかねぇ」

友「爆ぜろ」

女「……あんたねぇ」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 17:27:32.87 ID:nWXmNAiso
幼「……」

男「腹が減ってたんじゃないのか?それで足りるか?」

幼「……ん」

男「ならいいんだが」

幼「……」

じー

男「……これ、欲しいのか?」

幼「……んー」

男「何を怒ってるんだお前は……」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 17:33:13.93 ID:nWXmNAiso
幼「……」

男(また寝てる……まぁ、昼休みだからいいんだが)

幼「……ん、ぅ」

男(見えそうで……見えない)

男(って、俺はまた何を考えているんだ)


キーンコーンカーンコーン


男「あっ、おい、幼……起きろ」

幼「……んー」

男「……むぅ」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 17:38:19.80 ID:nWXmNAiso
友『なぁ……なんであいつらいないんだ……?』

女『私が知るわけないでしょ……』

友『まさか……二人でお楽しみを……!?』

女『……あの二人でそれはないでしょ……ない、わよねぇ』


「……詰まらん授業しか出来なくてすまんなぁ?」

友「いやー、アハハ……」

女「……廊下に立ってます……」

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 22:53:42.76 ID:nWXmNAiso
自分語りは恥ずかし気持ち悪いのでこの辺にしときます、申し訳ない
私の事をもし知ってたらそっと見てってくださいね


男「……はっ」

幼「……」

じー

男「あ、あの……幼さん?上に乗っかられると困るんですが」

男「つか、今何時!?授業は!?」

幼「……ん?」

男「おう、すまんな……ってもう放課後じゃねぇか!」

幼「……ん」

男「いや、素直に肯定されても困る……つかどけてください」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 22:58:37.09 ID:nWXmNAiso
幼「……」

男「気が済みましたか?お姫様」

幼「……ん」

男「ほら、スカートに埃が」

幼「……んー」

男「ん、ぅー」

男「さて、と。帰るか」

幼「……ん」

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:06:16.14 ID:nWXmNAiso
男「ん、あれは……」


友「……はっ……ハッ……!」


男「……あいつ、スポーツしてる姿あんなカッコイイのに何でもモテないんだろうなぁ?」

幼「……んー」

男「俺の方がカッコイイって?そりゃ幼馴染びいきって奴だな」


「友先輩!どこ見てるんですか!」

友「そりゃあ、その食い込みをだn……」


男「……前言撤回だな」

幼「……ん」

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:15:12.62 ID:nWXmNAiso
女「あら?」

男「あら?」

幼「……?」

女「あんたら、まだ学校いたんだ。てっきりふけたのかと」

男「大して変わらんけどなー」

幼「……」


女『……変な事、してないわよね?』

男『変な事?』

女『……分かんないならいいわよ』


幼「……んー」

男「何を怒ってんだ?」

女「あーあー、それじゃ邪魔者は退散するわ」

男「おう、またなー」

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:20:10.73 ID:nWXmNAiso
幼「……」

男「おーい」

幼「……」

男「こんなに強く引っ張って、いったいどこへ行くつもりだー?」

幼「……」

男「あれ?こっちの方向って……」

幼「……ん」

男「ここ、お前の家だろ……」

幼「……んー」

男「あがってけって?随分と急だな……」

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:22:53.20 ID:nWXmNAiso
「あら?男くんじゃない」

男「ども、お邪魔します」

幼「……」

「昨日は上がり込んだと思えば、今度は引っ張ってきて……」

幼「……んー」

「睨んだって怖くありませんよー?」

幼「……んー!」

「はいはい、お邪魔虫は奥に行ってますねー」


「……晩御飯、ハンバーグとオムライスどっちがいい?」

幼「……ん」

男「あ、じゃあ俺も同じので」

「はいはーい」

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:28:21.93 ID:nWXmNAiso
幼「……」

男「……ふー」

幼「……ん」

男「そうだなー、幼の家はなんか落ち着くんだよなー」

幼「……ん」

男「え?頭出せって……なんで」

幼「……ん!」

男「へいへい……」

幼「……」

男(撫でられて悪い気は……しない、しないけどもなぁ……)

「二人ともーご飯できたわよー」

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:32:44.51 ID:nWXmNAiso
幼「……」

男「おい」

幼「……ん?」

男「無表情でご飯粒付けてんじゃねーよっ、と」

幼「……ん」

男「そら、食え」

幼「……んー」

男「……ったく、子供じゃねぇんだから」

「……ふふっ」

男「……?」

幼「……んー!」


「あはは。はいはい、ごめんなさいね」


男「なんか……今日は妙に怒りっぽいな、お前」

幼「……んー」

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:36:45.27 ID:nWXmNAiso
「あら、男くん帰っちゃうの?」

男「はい、あんまり遅くまでいさせてもらうと悪いんで」

幼「……」

「そう……ゆっくりしていっていいのにー」

男「それじゃ……ん?」

幼「……」

男「……離していただけると助かるのですが?」

幼「……」

「そのまま行こうとしたら、その子も引っ付いていっちゃいそうだから……出来ればこのまま泊まっていってくれたら嬉しいのだけれど」

男「……」

幼「……」

男「……それじゃ、お言葉に甘えて」

幼「……ん」

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:40:39.30 ID:nWXmNAiso
男「ふー……」

男(そういや、こうしてゆっくり湯船に浸かるってのも久々だなぁ……シャワーで済ますことが多いし)

ガラッ

男「ん?」

幼「……」

男「……へ?」

幼「……」

男「いやいやいや、おかしいでしょ幼さん」

幼「……ん」

男(なんでだろうか、何も着てない方があまりドキドキしないというか……服が合った方が、隠されている分未知数な部分が……?)

幼「……」

男(……なんだかんだで追い出せなかった)

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:44:32.94 ID:nWXmNAiso
男(こいつ、ちっちゃいままだなぁ……食べないわけじゃないんだが)

男(……栄養は一体、どこへ……?)

幼「……」

じー

男「ん、どうした?」

幼「……ん」

男「頭洗えって?自分で洗えよ、そのぐらい」

幼「……」

男「……はいはい、お任せくださいお姫様」

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:47:46.14 ID:nWXmNAiso
男(普段無造作に扱われている超ロングヘアーだが、触れてみると意外とサラサラで)

男(手入れは欠かしていないだろうか?などと考えていたら……結局、何事も無かった)

男(……いや、何事かあることを期待したわけではないのだが)

男「ほら、もう髪は乾いたろ?」

幼「……」

男「……幼さん?」

幼「……」

男「……ほんと凄い特技だよなぁ、立ったまま寝れるなんて」

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:50:28.25 ID:nWXmNAiso
男「……ふー」

「お疲れ様、男くん。部屋まで運んでもらっちゃって悪いわね」

男「あ、いえ。泊めてもらってこっちが悪いくらいです」

「もー、謙虚ねぇ……うちの子にこんな出来た子、もったいないわぁ」

男「そんなことないですよ?」

「……こりゃ、天然ね。あの子も苦労しそうだわ」

男「??」

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/21(月) 23:56:44.46 ID:nWXmNAiso
「こんなこと言うのもなんだけどねー……キミは、あの人と正反対なのよねぇ」

男(あの人……)

「あの人は、あの子を真っ直ぐ見てくれた事なんて一度も無かったし……あの子の言葉を、聞こうとしたこともなかった」

「それについてあの人を責めるつもりなんて、もちろんないんだけどね」

男「……」

「……あの子の事、大切にしてあげてね。分かりにくい子だと思うけれど」

男「そうですかね?単純すぎるぐらいだと思いますけど」

男「……あ、生意気言ってすいません」

「ふふ、すぐにその言葉が出てくるなら安心ね。明日も早いんでしょう?あなたも寝なさいな」

男「あ、ども」

「……あの子と一緒の部屋にするぅ?うふふ」

男「んー……いえ、流石に別でお願いします

(ちょっと悩むんだ……逆にちゃんと女の子として見てくれてるのか心配ねぇ)

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 00:16:30.22 ID:DyFjQuoBo
幼「……」

男「……ねぇ、キミ」

幼「……?」

男「……キミも、一人なの?」

幼「……」

男「……ボクもね、一人なんだ……」

幼「……ん」

男「……あ」

「幼ー、帰るわよー」

幼「……ん」

「ちょっと幼?その子は……?」

幼「……ん」

「んー……幼が誰かと遊ぶなんて珍しいわねぇ」

男「……えと……」

「またこの子と遊んであげてね?キミ」

男「あ……は、はいっ」

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 00:19:48.24 ID:DyFjQuoBo
男「……ん」

男(……なんか夢を、見てた気がする……それも、かなり懐かしい夢だった気が)

男(なんだ、腕が重い……)

幼「……」

男「……」

男「……起きてるだろ、幼」

幼「……くー」

男「だから分かりやすすぎるんだよ!」

幼「……ん」

43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 00:23:28.70 ID:DyFjQuoBo
「本当に、送っていかなくていいの?」

男「流石にそこまでしてもらうわけには……どうせ教科書は全部学校に置いてますし」

幼「……ん」

男「お前が同意するのはおかしいだろ」

「……ふふ」

幼「……?」

「いってらっしゃい、幼」

幼「……ん」


44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 00:28:23.59 ID:DyFjQuoBo
男(そういや、並んで登校は久々だな……なんだかんだで朝はこいつが寝坊すること多かったし)

幼「……?」

男「ん、あぁ。一緒に登校なんて久々だなって思ってな」

幼「……ん」

男「お前が俺を起こしに来てくれれば、俺も楽なんだがなー」

幼「……」

男「ん、どうし……」


友「おーまーえーらー……!」


男「ん?あぁ、友か」

友「友か、じゃねーよ!学校でも見せつけて、プライベートでも見せつけて……次は登校でまで見せつけるのか!」

男「別に、見せつけてるつもりはないが」

友「くそ……やっぱりお前はここで俺が……!」


「先輩、あと5周残ってますよー」


友「くっ……勝負は預けるぞっ!」


男「あいつは一体何と戦っているんだ……?」

幼「……」

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 00:33:08.27 ID:DyFjQuoBo
女「ひゅー、熱いねぇお二人さん」

男「おっす、女。おはよう」

女「……おはよう」

幼「……ん」

女「……男くん、シャンプー替えた?」

男「ん?いんや、特には」

女「へー……」

女『やるじゃない、幼』

幼『……ん』

男「おーい、幼。行くぞー」

幼「……ん」

女(家に泊めてこれって……相当だ、こりゃ)

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 00:39:12.52 ID:DyFjQuoBo
男「ひー、ダルいなー」

友「そうか?俺は走るの好きだぞ」

男「そりゃ、部活で毎日毎日はしってりゃそうだろうなー」

友「……部活入るつもりはないのか?」

男「んー、いまいち興味がないかなー」

友「それじゃ、次の周で俺が勝ったらってのはどうだ?」

男「いや、疲れるからいいや」

友「……チックショー!!!!」


「はぁ……はぁ……早すぎんだろあいつら……」


「友くんってかっこいいよねー……黙ってスポーツやってる間は」
「うんうんー」
「でも、男くんもいいと思わない?物静かだけどそこが友くんとはまた違った魅力が……」
「分かるー」

女「……相変わらずだねぇ、みんな」
幼「……ん」
女「そしてあんたは相変わらず体硬いな……っと!?」
幼「……んっ!?」
女「わ、悪い悪い……たはは……ひゃーっ!?」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 00:45:32.22 ID:DyFjQuoBo
友「はぁ……はぁ……」

男「そんなムリして、部活大丈夫か?」

友「こんぐらい……余裕に決まってんだろ……!」

男「ならいいんだが……ん」

幼「……ん」

男「おう、せんきゅ」


友「……うおーっ!!」


男「あ、おい!……行っちまった」

「これは、自己ベスト更新か……!?」

男「あれ、後輩ちゃん」

「あ、男先輩どうも」

男「一年生も体育だっけ?」

「美術の時間なので平気でっす!それに、友先輩の走る音が聞こえてきたら……いてもたってもいられませんっ!」

男「ふーん」


男「後輩ちゃんと友、お似合いだよなぁ。鈍い奴だなぁ、あいつも」

幼「……ん」

女(……こいつは分かってて言ってるのか?)

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 00:52:02.00 ID:DyFjQuoBo
友「ハーッ……ハーッ……」

「友先輩、お疲れ様ですっ!」

友「……あれ……?目の前に……」

友「パンツが浮いt……」


男「あれ、友は?」

女「保健室」

男「だからムリするなって言ったのになー」

女(……それとは関係ない気がするけども)


女「……あれ、そういや幼は?」

男「さぁ?あいつも保健室か、それともトイレとか?」

女「いつも一緒にいるから知ってるかと思った」

男「トイレまで知ってたら怖くないか?」

女「ま、まぁそうだけど……」

50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 00:54:01.53 ID:DyFjQuoBo
女「幼が何も言わなくても分かってそうだしさ」

男「流石に何も言わないと分からんよ」

女「……何も言ってなくない?」

男「え?」

女「ん、しか言ってないじゃん」

男「あー……そういやそうだっけ?」

女(なんだ、私に聞こえない声が聞こえてるわけではないのか……)


幼「……」

56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 10:05:25.83 ID:uxFdoclno
男「そういうお前も、幼と一緒にいる方だと思うけど」

女「んー……でも、私の場合は見てて面白いからと言うか何と言うか……」


幼「……」


女「うおわっ!?」

男「噂をすれば、ってやつかな。ちょうどお前の話を……」

幼「……」


女「……行っちゃったけど、いいの?」

男「んー、最近ご機嫌ナナメな事が多いからなぁ」

女「……あんた、あの子の事分かってるようで分かってないのね」

男「ふーむ……」

57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 10:11:03.57 ID:uxFdoclno
幼「……」

友「……あの」

幼「……ん」

友「……」

友(後輩ちゃんから逃げて屋上に来てみたら、あいつのお気に入りの子がいて……)

幼「……」

友(……無言で隣に座られて……これは一体、どういうことなんだ……?)

幼「……」

友「……」

友(……あいつ、どうやって意思疎通してるんだこれ……)

58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 10:14:44.41 ID:uxFdoclno
ガチャリ

友「……ん?」

男「お、友か」

友「おう、お前か。どうした?そんなに汗かいて」

男「それがな、幼のやつが見当たらなくてな……いつもこの時間ならここかなと思って」

友「おう、おおあt……づっ!?」

友(いでででででっ!?せ、背中が……)

幼『……ん』

友(このちっこい体のどこにこんな……いででででっ!!!)

友『だ、黙ってろってことか……?』

幼『……ん』

友(ず、ずいぶんとバイオレンスな意思疎通だな……こいつ、まさかこういう趣味なのか?)

男「??」

59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 10:16:27.45 ID:uxFdoclno
男「とりあえず、見かけたら教えてくれ!それじゃ!」

友「お、おう……」


友「……」

幼「……」

友「……あいつと喧嘩でもしたか?」

幼「……」

友(わからん!さっぱりわからん!)

60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 10:18:50.93 ID:uxFdoclno
友「あー……とだなぁ」

幼「……」

友「お前らは横から見てても、かなり仲良く見えるけど」

友「お互いの事をしっかり話してるようには見えねーんだわな」

友(言葉を発してるようにすら見えんけどな、正直)

幼「……」

友「だからそのなんだ、そうやって仏頂面で黙ってたら伝わるものも伝わらんぞって話だ」

幼「……」

友(に、睨まれている……怒らせたか……?)

61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 10:23:27.21 ID:uxFdoclno
幼「……ん」

スタスタ

友「……行っちまった」

友(少ない言葉で意思が通じちまうってのも、案外不便なもんなのか?)

『せんぱーい!どこですかーっ!』

友「ゲッ、この声……」

「こんな所に隠れて……今度こそ逃がしませんよ!」

友「わ、わわっ!?」

「きゃっ!?」

ドシーン


友「これは……マシュマr」


男「はぁ……はぁ……」

男(どこにもいねぇ……そろそろ昼休みも終わりだが……)

男「……!」


幼「……」


男「おい、待てよっ!」

62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 10:33:11.49 ID:uxFdoclno
幼「……」

男「おい、どこまで行くんだよ……学校の外に出ちまってるぞ」


幼「……」

男「ここは……」

幼「……」

男「懐かしいな、お前と初めてあったのもここだっけ」

幼「……」

男「……隣、いいか?」

幼「……ん」

63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 10:36:53.99 ID:uxFdoclno
男「……あの時のお前は」

幼「……」

男「俺の為に、黙ってずっとそばにいてくれたよな」

幼「……ん」

男「あの時決めたんだ、俺もお前のそばにいてやるって」

男「もちろん、義務的とかじゃなくて……俺が一緒にいたくて、だ」

幼「……」

男「でも……それが、お前にとって実は迷惑になっているのだとしたら……俺はどうしたらいいんだろうな」

幼「……」

男「……幼?」

64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 10:40:04.07 ID:uxFdoclno
幼「……」

男「……背中がくすぐったいぞ」

幼「……」

男「……」

幼「……すき」

男「へ?」

幼「……」

男「今、お前……」

幼「……んー」

男「……よく聞こえなかった。もっかい、もっかい言ってくれ」

幼「……んー!」

78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 18:41:26.48 ID:uxFdoclno
友「あいつら、またいないなー」

女「……みたいね」

友(あいつら、今頃お楽しみか……?)

女(流石に先生に目を付けられないかなぁ……幼はあの調子だからともかく……いや、男も平気か)

友「……はぁ」

女「……はぁ」

79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 18:46:13.13 ID:uxFdoclno
友(結局戻ってこなかった……)

友「リア充め……爆発しやがれ……」

『せんぱーっい!』

友「っ!」

友「女!もしあいつが来たら、俺は名誉の戦死を遂げたと伝えてくれ!」

ガラッ

「せんぱーいっ!……って、あれ?」

女「あいつなら、あっち行ったよ」

「ありがとうございまーす!」


女(リア充、ねぇ……)

女「……あぁ、風が冷たい」

80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 18:51:32.56 ID:uxFdoclno
幼「……ん」

男「え、俺も言えって?」

幼「……ん」

男「……あー、うん」

幼「……」

男「……」

男「好きだぞ、幼。あの日からずっと」

幼「……ん」

男「ん……」


男「……急に大胆だな、お前」

幼「んー」

男「わ、こらっ!?」

81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 18:55:17.10 ID:uxFdoclno
男「……気は済みましたか」

幼「……ん」

男「まったく、今何時だ……っ」

幼「……」

男「もうこんなに風が寒くなる時期だったかー……よっと」

幼「……ん」

男「今日はそれ着て帰れ。明日返してくれればいい」

幼「……」


男「……で、俺の家なわけだが」

幼「……ん」

男「……おばさんへの電話は、自分でしろよ?」

幼「……ん」

82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 19:00:53.73 ID:uxFdoclno
男(あんなことの後だから、変に意識しちまうな……)

幼「……」

男(こいつはどう思ってるんだろうなぁ)

幼「……ん」

男「んー……お前は今何を思ってるのかなって」

幼「……すき」

男「あ、いや……うん」

男(思ったことストレートに言われても困るとは思っていなかった)

83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 19:20:12.02 ID:uxFdoclno
男「あー……なんか腹減ったなぁ」

幼「……ん」

男「何食べる?幼」

幼「……」

男「こっちを見ても何も答えは……っ」

幼「……ん」

男「舌なめずりするな、舌なめずりを……一体お前に何のスイッチが入ったんだ」

幼「……」

男「そんな目で見るな……そして近寄るな……」

幼「……」

男「あーあー、泣くな泣くな。近づいてもいいから」

幼「……ん」

男「っ!?」

84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 19:23:12.24 ID:uxFdoclno
男「……いいのか、幼」

幼「……ん」

男「なんか、焦ってないか?」

幼「……」

男「お前らしくない、なんて分かったような口聞いていいのか分からんけども……」

男「昨日の今日でってのは、あんまりじゃないか?」

幼「……んー」

男「よろしい。これで我慢しとけ」

幼「……ん、っ」


男「……お前、こんな恥ずかしいの我慢して自分からしてたんだな」

幼「……ん」

86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 22:11:24.02 ID:uxFdoclno
男「……ふぅ」

男(急に大胆になって……一体あいつに何があったんだ?)

男「……ん?」

ガラッ

男「」

幼「……ん」

男(……意識してみると、こいつの肌真っ白で……すげぇ綺麗だな……)

幼「……」

ちゃぷ

男(……昨日まで普通にしてただろ、何を俺は……)

男「!」

幼「……」

ドクン ドクン

男「……お前も、緊張してたのか」

幼「……ん」

男「……ぷっ、あはは。ほら、髪洗ってやるよ」

幼「……ん」

87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 22:16:02.55 ID:uxFdoclno
男「……変に意識するのは、俺ららしくないよな」

幼「……ん」

男「いや、別にお前の思いを軽く見てるわけじゃないぞ」

幼「……んー」

男「え、一緒に寝るって……流石にそれはまだ……」

男(……よく考えたら、一緒に風呂入ってるのに何言ってんだろうな)

幼「……」

男「……その、背中合わせでもいいか?」

男(裸を見るよりも、この下着姿の方がドキドキするんだよなぁ不思議と)

幼「……ん」

97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/24(木) 19:46:40.99 ID:9W+ib0IXo
幼「……」

男「……すー……」

幼「……ん」

男「……」

幼「……んー」

男(……結構胸あるんだな……)

幼「……」

スリスリ

男(くっ……)

98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/24(木) 19:57:58.41 ID:9W+ib0IXo
男(……結局、ほとんど寝れなかった……)

幼「……」


幼「……おはよ」

男「……ん、あぁ。おはよう」


男「……ん?」

幼「……ん」

99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/24(木) 20:08:47.87 ID:9W+ib0IXo
男「そういや……お前、教科書とか大丈夫か?」

幼「……んー」

男「そうか、お前も全部置いてるんだっけ」

男「というか、あの後おばさんに電話したか?」

幼「……」

男「そこ黙るのか……」

幼「……ん」

男「ん、じゃねーよ」

ペシッ

幼「……むぎゅ」

101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/24(木) 20:35:09.75 ID:9W+ib0IXo
男(……いつもなら、この辺で友が話しかけてくる頃なのだが)

幼「……ん」

男「ん、いや。なんでもない」


友(なんだろうあいつら……今までと変わりないように見えるのに)

友(すっげー声かけづらいというか、なんだろうあの見えないいちゃいちゃオーラは)

「せんぱーい、足止まってますよー」

友「……お、おう」

「わわっ、ちょっと!ランニングで急にペース上げないでくださいっ!!」


男(友の声がしたような……?気のせいか)

幼「……??」

102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/24(木) 21:20:40.11 ID:9W+ib0IXo
男「おっす、おはよう」

女「ん、おはよ……う」

幼「……ん」

男「どうした?女」

女「い、いや……なんかあった?」

男「いや、何も……無かったわけでも、ないかな」

幼「……ん」

女(頬を染めてる幼、珍しい……そういう事ですかい)

103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/24(木) 21:45:51.70 ID:9W+ib0IXo
男「風が気持ちいいなー……」

幼「……ん」

男(ああいう事があったから、何か変わるかと思ったが)

幼「……」

男「ん?」

幼「……んー」

男(変わったのは、こいつの積極性だけ……いや、本当は今までずっと我慢していたのかもな)

男「ほれ、指」

幼「……んっ」

男「ははは」

幼「……んー!」

男「わぁっ!?や、やめろっ!」


107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 00:26:48.91 ID:PH7b+gHlo
幼「……くー」

女(また寝てる……まぁ昼休みだからいいっちゃいいんだけど)

女(男と話してない時のこの子って、ほとんど寝てる気がするわ)

幼「……んっ」

女(あーあー、涎垂らして……何の夢見てるんだか)

「せんぱぁい……」

女「ん?あぁ、お前は……友のやつなら、男と……」

「ちがうんですぅ……」

女「え?」

108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 00:45:24.79 ID:PH7b+gHlo
「先輩が、私の事無視するんですぅ……」

女「ふーん……」

女(そりゃまあ、あんなに毎日付き纏えばな)

「わたしもうどうしたらいいか……」

幼「……ん」

女(あ、起きた)

「……そうだ!」

ガバッ

幼「……っ」

「幼先輩!ラブラブの秘訣ってなんですか!」

幼「……??」

女「そいつは今起きたばっかだ、そんなに揺らしてやるな」

109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 00:53:29.66 ID:PH7b+gHlo
「……って、わけなんです」

幼「……ん」

スッ

「ふんふん……ふんふん、なるほど……」

幼「……ん」

「なるほどわっかりました!ありがとうございます!」


女「行っちまった……お前、一体何言ったんだ?」

幼「……ん」

女(何言ったんだ……)

110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 01:23:15.18 ID:PH7b+gHlo
男「あれ、友」

友「っ!なんだ、お前か」

男「そんなところに挟まって、何してんだ?」

友「好きで挟まってるわけじゃねーよ。これには止むに止まれぬ事情があってな……」

男「後輩ちゃん関係?」

友「む……まぁな」


111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 01:30:24.02 ID:PH7b+gHlo
男「はっきり言ってあげればいいじゃん、どう思ってるのか」

友「……そうは言ってもな」

男「いい子だと思うけどなぁ」

友「そりゃまぁ、俺だって悪い子だとは……」

男「ならなんで」

友「……むぅ」

男「自分の事になると急に奥手だな、お前」

友「……そういうお前はグサグサ言うな」

男「気持ちは口にしないと伝わらないって、最近知ったからな」

友(……どっかで聞いたような台詞だ)

112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 01:43:39.51 ID:PH7b+gHlo
「せんぱーい、どこですかーっ?」

男「噂をすれば」

友「っ!」

ガタッ

友「……あ」

「せんぱい……」

友「えーと、だな……」

「せんぱいっ!」

友「えっ?」

「……ん、はぁ」

友「……」

「これで上手く……せんぱい?せんぱいっ!?」

友「……」プシュー

113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 02:10:51.84 ID:PH7b+gHlo
男(あいつら、上手くいったかなぁ)

幼「……ん」

男「んー、俺らが心配しなくても大丈夫だとは思うんだけどな」

幼「……んー」

男「気持ちに気付けたら、後は自然と……な」

幼「……ん」

117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 10:03:40.56 ID:PH7b+gHlo
男「それより、なんで俺の膝の上に座ってるんだ?」

幼「……んー」

男「いや、別に不快なわけではないぞ」

幼「……ん」

男「……ん」


男「……はっ」

幼「……すー」

男(……今、何時だ……?少なくとも、放課後だってのは間違いないようだが)

男「おい、幼。起きろ」

幼「……んぁ」

男(駄目だ、目の焦点があってない……しょうがないな)

男「ほら、腕回せ」

幼「……んー」

119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 10:16:12.76 ID:PH7b+gHlo
「あ、先輩方」

男「お、後輩ちゃん……って、友は一緒じゃないの?」

「え?あ、は、はい」

男「……なんかあった?」

「い、いえ!なーんにもありませんよ、なーんにも!」

男「……??」

「幼先輩……寝ていらっしゃいますね」

男「こうなるとしばらくは起きないけど……何か用事?」

「い、いえ。大したことではないですので」

男「そう?」

(お礼を、と思いましたが……こうもらぶらぶだとお邪魔虫ですね)

男「それじゃ、後輩ちゃんも風邪ひかないようにね」

「はいっ!」

120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 10:29:14.03 ID:PH7b+gHlo
男(……寒いな、上着被せといてよかった)

ピンポーン

「はーい……って、あら?」

男「……どうも」

「寒かったでしょ?上がって上がって」

男「お邪魔します」

121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 12:21:43.77 ID:PH7b+gHlo
幼「……」


「またうちの子がお世話になったみたいね、ありがとう」

男「いえ、そんなことないです」

「……その顔、何かあったわね?」

男「えっ」

「昨日の夜、連絡もよこさずどこ行ってたかと思えば……なるほどねぇ」

男「あ、あの」

「それで、どこまで行った?Cまでもう行っちゃった」

男「ま、まだです」

「まだってことは、予定あり?」

男「それは……まぁ、その」

「ははは、ごめんごめん。どうしてもからかいたくなっちゃうわね、あなた達」

122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 13:57:18.79 ID:PH7b+gHlo
幼「……ん」

男「あ、幼。起きたか」

幼「……んー」

男「わ、ちょっ……寝惚けてるのかっ!?」

「……にやにや」

幼「……?」

男「ここはお前の家、学校じゃありません。OK?」

幼「……」


幼「……っ!」


男「いてて、俺のせいじゃないだろ!」

幼「んー!」

「あはははは!あなた達はやっぱ見てて飽きないわねぇ」

幼「……!!」

「きゃー、逃げろーっ」

123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 18:19:51.28 ID:PH7b+gHlo
幼「……」

男「……ん?」

幼「……ん」

男「なんだ、起きてたのか」

幼「……んー」

男「どうせ遅かれ早かれ伝えるつもりだったんだろ?いいじゃないか、そんなに恥ずかしがらなくても」

幼「……ん」

男「え?いや、流石にCとかは冗談で言ったんだろ……流石に、そこまでバレるはずは」

女「……んー」

男「いや、流石にここでやったらバレ……」

男(……背中に柔らかい感触が……)

幼「……?」

男「……いいんだな?」

幼「……ん」


「若いって、いいわねぇー」

124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/25(金) 18:30:13.55 ID:PH7b+gHlo
幼「……ん」

男「あぁ、今行く。それじゃあな、三人とも」


「……せんぱい、あーんです」

友「あ、あぁ……あーん」


女「……」

女「……なんだこれ」