2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:01:40.79 ID:zIA0k0240
【神崎蘭子のウワサ:実は結構な読書家らしい?】

~車内~

蘭子P(以下、P)「今日の撮影もバッチリだったぞ!」

蘭子「我が力にかかれば造作もない事よ!(たくさん頑張りましたのでっ!)」

引用元: 蘭子「堕天使の讃談!(アイドルのウワサ!)」 


 

 
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:02:08.80 ID:zIA0k0240
P「さすが蘭子だな!」アハハ

蘭子「♪」

P「あっ、そうそう。今日も本持ってきたぞ」

蘭子「それは真か!?(本当ですか!?)」

P「あぁ、事務所に置いてあるから帰ったら渡すよ」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:02:37.42 ID:zIA0k0240
蘭子「我が友のグリモワール・・・ククク、魂がたぎるわ(早く読みたいな~)」

P「この前の続きと適当に何冊か・・・5,6冊くらいあるかな?」

蘭子「我の器に収まりきるか・・・?(読み切れるかな・・・?)」

P「返すのはいつでもいいからゆっくり読めばいいさ」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:03:07.24 ID:zIA0k0240

~346プロ~

バタン!

デレP「やべーっ!」

デレP(休憩室で本読んでたらついつい寝ちまった!)

デレP(会議まであと10分。15分前には会議室にいないとネチネチ言われるのにっ!)

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:03:37.38 ID:zIA0k0240
デレP(今から行けば会議には間に合う。ちょっと小言を言われるくらいで済むだろう・・・問題は)

デレP(この本どうすっかな~)ウーン・・・

デレP(俺のデスクに行く時間もないし、そこらに置きっぱなしにするわけにもいかないよなぁ・・・)

デレP「・・・ん?」

【CP(シンデレラプロジェクト)事務所】

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:04:04.86 ID:zIA0k0240
デレP「・・・」

デレP「!」

デレP(そうだっ! CPのプロデューサーにやればいいんじゃん!)

デレP(ナイスアイデア~!)コンコン!

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:04:33.21 ID:zIA0k0240
ガチャ

デレP「おつかれーっす!」

シーン・・・

デレP「・・・おいおい、誰もいないのかよ」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:05:00.88 ID:zIA0k0240
デレP「参ったなぁ・・・」

ちひろ「何してるんですか?」

デレP「うわぁ!?」ビクーン!

デレP「ち、ちひろさん!?・・・どうかしましたか?」

ちひろ「いや、それはこっちのセリフですよ・・・」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:05:28.63 ID:zIA0k0240
ちひろ「こちらに何かご用ですか?」

デレP「ま、まぁ・・・ちょっと」エヘヘ・・・

ちひろ「・・・」

ちひろ「そんなことしてていいんですか?」

デレP「え?」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:06:07.72 ID:zIA0k0240
ちひろ「時間。もう始まりますよ?」

デレP「うわっ、やばっ!」

ちひろ「今回遅刻したら3回目・・・社長言いましたよね? 次遅刻したら減給って・・・」

デレP「え、うそ・・・? そんなこと言ってましたっけ・・・?」

ちひろ「・・・知ーらない」ツカツカ

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:06:37.94 ID:zIA0k0240
デレP「ちょ、ちひろさん待って!」

デレP(くそっ、こうなったらどっかゴミ箱に・・・ん?)

デレP(なんだこのデスク、やたら本がたくさんあるな)

デレP(確かここは・・・Pのデスク。そういやアイツ本好きだったな)

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:07:10.46 ID:zIA0k0240
デレP(しかも偶然にも同じ店のブックカバーじゃないか・・・)

デレP「・・・」

デレP「」サッ

デレP「・・・よしっ!」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:07:43.10 ID:zIA0k0240
デレP「事務所で読んじゃダメだからなー!」タッタッタッタ・・・

バタンッ!





ガチャ

P「ただいま戻りましたー!」

P「・・・なんだ誰もいないのか」

蘭子「うむ・・・(そうみたいですね)」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:08:14.38 ID:zIA0k0240
P「まぁいいや・・・はい蘭子、これ本な」

蘭子「ククク、これが新たなるグリモワールか・・・(こんなにたくさんありがとうございます!)」

P「じゃあ今日はこれで仕事終わりだから、お疲れさん」

蘭子「闇に飲まれよ!(お疲れ様でした!)」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:09:03.07 ID:zIA0k0240
― その日の夜 ―
~女子寮 蘭子部屋 ~

蘭子「」ペラッ・・・ペラッ・・・

蘭子「ふぉ~///」キラキラ

蘭子(すごく面白かった・・・///)パタン

蘭子「ふぅー・・・」

蘭子(・・・早く明日にならないかなー)

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:09:50.56 ID:zIA0k0240
蘭子(プロデューサーと早くお話したいのに・・・)
――――――――
――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――
蘭子『あの娘からは秘めたる力を感じる・・・(ヒロインの娘、実はすごい力を持っていると思います!)』キリッ!

P『おっ、蘭子もそう思うか!? 実は俺も―――』

キャッキャ! キャッキャ!
―――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
――――――――

蘭子「えへへ///」


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:10:29.43 ID:zIA0k0240
ポーン ポーン

蘭子「もう9時・・・」

蘭子(もう一冊くらい大丈夫だよね・・・?)ペラッ・・・

蘭子(あれ、これだけ違う本だ・・・)

蘭子「【ダメだよアイドル ~秘密のレッスン場は失楽園~】・・・?」


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:11:02.77 ID:zIA0k0240
蘭子(【アイドル】って書いてあるからアイドルの本?)

蘭子(私もアイドルだからプロデューサーが選んでくれたのかな?)

蘭子(なんだか面白そう!)ペラッ

『超人気アイドルのプロデューサーをやってから数年が経った。
事務所がまだ小さかった頃にはプロデューサー兼マネージャーとしてよく一緒に行動していたのだが、事務所が大きくなったことによりアイドルにはマネージャーが付くことになった。』

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:11:33.61 ID:zIA0k0240
蘭子(マネージャー・・・私にもいつか付くのかな?)

『俺の仕事はプロデュース業のみとなり、以前よりも遥かに自分の時間を持てるようになった・・・が、どこか心に穴が空いてしまったような気持ちになる時がある。』

蘭子(私はプロデューサーと二人でずっとやっていきたいなぁ・・・)

蘭子「・・・」ペラッ・・・ペラッ・・・

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:12:13.85 ID:zIA0k0240
『――――ここは俺達二人のレッスン場・・・ここの存在は誰も知らない』

蘭子「?」

『このレッスン場ではアイドルとプロデューサーという肩書きはない。ただ欲望に塗れた男と女になるのだ。』

蘭子「??」

『イヤッ! そ、そこはっ・・・!』
『どうした? ここ、好きだったじゃないか』

蘭子『!!??』

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:12:47.53 ID:zIA0k0240
『お前の弱いところは全て把握しているぞ・・・?』
『んっ・・・わ、私だって!』
『お、おい! そこはっ・・・!』
『私だってアンタの弱いところ・・・全部知ってるのよ?』
『くっ、お前・・・いつの間に上達して―――』

蘭子「キャーッ!///」ベチーン!

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:13:19.88 ID:zIA0k0240
蘭子「こ、これって・・・!///」

蘭子(なんでこんな本が!?///)

蘭子「う~っ・・・///」

蘭子「・・・はっ!?」

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:13:49.95 ID:zIA0k0240
蘭子(も、もしかして・・・プロデューサーは私と・・・!?)
――――――――――――――――――
――――――――――――
―――――
P『蘭子』カベドンッ!
蘭子『ひっ・・・わ、我が友?』
P『好きだ・・・』
蘭子『え・・・?』
P『俺は蘭子の事が好きなんだ!』
蘭子『! わ、わたしもプロデューサーのこと・・・///』
P『そうか・・・じゃあこんなことも好k――――』
―――――
―――――――――――――
―――――――――――――――――――
蘭子「わー!わー!///」ブンブン!

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:14:43.42 ID:zIA0k0240
蘭子(こ、この本は返さなくちゃ!)

蘭子(でもこの本だけ返すのは恥ずかしいよ~!)

蘭子(他の本と一緒に返すしかないよね?)

蘭子(それまでこの本は家に置いておくしか・・・)

蘭子(どうしよ~!)

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:15:17.97 ID:zIA0k0240

― 数日後 ―
~事務所~

蘭子「わ、煩わしい太陽ね・・・(おはようございます・・・)」ゲッソリ

P「おはよう蘭子」

蘭子「我が友よ・・・感謝する(プロデューサー・・・ありがとうございました)」ガサッ

P「え、もう読んだの!? 早くないか?」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:16:09.66 ID:zIA0k0240
蘭子「フ、フフ・・・我が魂が力を求めた故・・・(面白くて一気に読んじゃいました・・・)」

P「あっ! だから最近眠そうにしてたのか!?」

蘭子「え? あ、いや・・・それは・・・」

蘭子(あの本の存在が気になって眠れなかったなんて言えない!)

P「本に夢中になるのはいいが、仕事に支障をきたすようなことをしちゃダメじゃないか」

蘭子「は、はい・・・ごめんなさい」シュン・・・




28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:16:42.62 ID:zIA0k0240
― その日の夜 ―
~P宅~
P「まったく蘭子は・・・」ガサガサ

P「・・・」

P(ちょっと言い過ぎたか?)

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:17:11.70 ID:zIA0k0240
P(いやいや! そんなことは・・・)

P「・・・」

P(でもそれだけ俺の薦めた本を楽しんでくれたってことだよな・・・?)

P(仕事も遅刻していたわけじゃないし)

P「う~ん・・・」

P「明日謝るか・・・」

30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:17:42.35 ID:zIA0k0240
P「・・・」ガサガサ

P「・・・あれ?」

P(一冊多い? 貸した本は全部あるのに・・・)

P「?」ペラッ

P「【ダメだよアイドル ~秘密のレッスン場は失楽園~】・・・?」

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:18:42.53 ID:zIA0k0240
P(いやこれ・・・官能小説じゃん)

P「なんでこんな本が入ってるんだよ・・・」

P「・・・」

P「あれ? も、もしかしてこの本・・・」

P(蘭子の本、だったり・・・!?)

P「・・・」

32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:19:19.96 ID:zIA0k0240
P(でも蘭子が買うか~?)

P(演技で『キス』も言えないくらいなのに)

P(だいたい中学生がエロいことなんて・・・)

P(いや、真っ盛りだよな・・・)

P「うーん・・・」

33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:20:02.47 ID:zIA0k0240
P「ということはやはりこの本は・・・」

P「・・・」

P「まぁ・・・蘭子も大人になっているということだよな」ウンウン

P「しかし困ったな、普通に返していいものなのか?」

P「どうするか・・・」

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:20:35.25 ID:zIA0k0240
― 数日後 ―
~事務所~

P「お、おはようございます・・・」ゲッソリ

蘭子「煩わしい太陽ね!(おはようございます!)」

P「お、おう・・・おはよう蘭子」

P(言うか言わないか迷いに迷ったが・・・)

P「蘭子、ちょっといいか・・・?」

蘭子「?」

35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:21:05.17 ID:zIA0k0240
P「えーっと・・・そのだな・・・」

蘭子「神の逆鱗に触れてしまったというのか・・・!?(わ、私なにか悪いことしちゃいましたか!?)」ビクビク

P「ち、違う違う! そういうことじゃなくって・・・!」

P「この本なんだけどさ・・・」サッ

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:21:45.68 ID:zIA0k0240
蘭子「?」ペラッ・・・

【ダメだよアイドル ~秘密の  蘭子「キャーーーーーッ!!///」ビターン!

P「えぇー!?」

P「ら、蘭子!? 本を地面に叩きつけちゃダメじゃないか」

蘭子「イヤーーー!!///」

37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:22:19.41 ID:zIA0k0240
ちひろ「どうしたんですか? 悲鳴が聞こえてきましたけど」

P「ち、ちひろさん!? いや、別になんでも・・・」

ちひろ「?・・・あら、本が落ちてますよ」スッ

P「ちひろさん! 大丈夫ですからっ!!」

ちひろ「もう拾っちゃいましたよ。なになに~・・・・ん?・・・・・・・ほー」

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:22:50.77 ID:zIA0k0240
P「いや、その本はですね・・・」

ちひろ「アイドル事務所にこんな本持ち込んで・・・良い度胸してますね」

P「ち、ちがう! 誤解です! 」

ちひろ「誤解、ですか?」

P「この本は僕のじゃなくって、えっと・・・その~・・・蘭子「我がグリモワールでもないっ!///」

P「え?」

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:23:20.81 ID:zIA0k0240
P「これ蘭子の本じゃないの?」

蘭子「!? ち、違うよっ!/// コホン・・・わ、我が友から授かったグリモワールに紛れ込んでいたのだ・・・」

ちひろ「はい、確定」

P「ち、ちがう! 僕じゃないですって!」

ちひろ「じゃあ誰のだって言うんですか?」

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:23:57.37 ID:zIA0k0240
ガチャ・・・

デレP「なに騒いでるんだよ・・・休憩室まで聞こえてきたぞ」フワァー

P「デレPさん!」

ちひろ「こんなものが事務所から見つかりまして」

デレP「本~?」ペラッ

デレP「・・・」

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:24:40.60 ID:zIA0k0240
ちひろ「なにか見覚えはありますか?」

デレP「え!? いやぁ知らないな~・・・おっと、会議の時間だ。俺はこれで失礼するよ、じゃあな!」アッハッハ!

ちひろ「?」

P「そんな、デレPさぁーん!」

蘭子「ぷ、プロデューサー・・・」

ちひろ「・・・」フム・・・

42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:25:14.52 ID:zIA0k0240
ちひろ「・・・蘭子ちゃんに本を貸したのはいつ頃ですか?」

P「え・・・? 確か4日くらい前のお昼頃だったかな」

ちひろ「4日前のお昼ころ・・・その時間、この事務所には誰もいないはずですよね」

P「そうですね、みんなオフか営業でいませんでした」

蘭子「」コクン

ちひろ「・・・うん、犯人わかりました」

43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:26:14.47 ID:zIA0k0240
P「え、本当ですか!?」

ちひろ「はい、よく思い返したらそのブックカバーも見覚えありますね」チラッ


デレP「」タッタッタッタ


P「なんか逃げてません!?」


ちひろ「」ダッ!

P「あ、ちひろs・・・」



タッタッタッタッタッタッタ・・・………… ギエェーーーーーーー!!!>


44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:26:56.82 ID:zIA0k0240
P「デレPさんの仕業だったのか・・・」

蘭子「あの・・・プロデューサー」

P「蘭子・・・色々とゴメンな?」

蘭子「う、ううん!・・・プロデューサーは何も悪くないよ?」

P「・・・ありがとな、蘭子」ナデナデ

蘭子「えへへ・・・///」

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:27:30.78 ID:zIA0k0240
― 後日 ―
~車内~

蘭子「我が友よ! 新たなるグリモワールが創造される時! (プロデューサー! 確か今日は新刊の発売日ですよ!)」

P「そう言えばそうだな。事務所戻る前に本屋に寄っていこうか」

蘭子「フフフ・・・(やった~!)」

46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:27:57.93 ID:zIA0k0240
~本屋~

P「お、あったあった」

蘭子「我も探すとしよう(私も探そーっと)」テクテク

蘭子「ム?」チラッ・・・

【――恋愛小説コーナー】

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:28:43.35 ID:zIA0k0240
蘭子「・・・」

蘭子(恋愛小説・・・見たことはないけどこれくらいなら大丈夫かな?)

蘭子(この前もプロデューサーに迷惑かけちゃったし、こういうのに少しくらい慣れとかないとだよね・・・?)

蘭子(ちょっと恥ずかしいけど・・・よ、よ~しっ!)ペラッ・・・

『おくさーーーんッ!』
僕はそのまま覆いかぶさr・・・・・パタンッ!

蘭子「」

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:29:31.81 ID:zIA0k0240
P「おーい」

蘭子「!」ビクッ

P「なんか見つかったかー? あれ、ここは・・・」

蘭子「あ、あの・・・これは・・・その・・・・」アタフタ

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/12(月) 14:31:31.44 ID:zIA0k0240
P「?」

蘭子「我が魂が拒絶するっ!///(わ、私にはまだ無理ですーっ!///)」タッタッタッタ・・・

P「お、おい蘭子!・・・行っちゃったよ」

P「・・・」チラッ

P「まぁ、まだ早い・・・のかな?」


【オトナの 恋愛小説コーナー】

終り