1: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:36:57.09 ID:0ijYlNk50
律子「いや、いきなりなんですか…」

P「正直に言おう……今まで我が765プロは色々なアーティストの曲をカバーしてきた」
P「そろそろカバーアルバム出してもいいと思うんだ!!」

小鳥「それは私も常々思っていたんですよ!」グワッ

律子「ッ!ビックリした…音無さん、急に会話に大声で参加してこないでください」

P「どうしてうちのアイドルはこれだけ優れていながらカバーアルバムを出していないのか、その疑問を共有してくれている人がこんなにも近くにいるなんて」

小鳥「就業中隙を見ては脳内で、カバーアルバム出すとしたら誰がどの曲歌ったら良いかなーなんて考えていた甲斐がありましたよ!」

律子「そんな時間があるなら仕事ちゃっちゃと終わらせとけば定時に帰れると思うんですけど…」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383403016

引用元: P「カバーアルバム出したい」 


 

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2: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:38:11.64 ID:0ijYlNk50
小鳥「うう~ん」

律子「二人とも急に難しい顔してどうしたんですか」

P「いやあ、律子がカバーするとしたら誰のどの歌がいいかなーって考えてた」

律子「いや、え?アイドルの話でしょう?どうして私なんですか」

小鳥「私にいい案があります」

律子「話勝手に進んでますけど私の声聞こえてます?」

P「律子だってCD出してるしライブでだってステージに立つじゃん…」

3: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:39:15.61 ID:0ijYlNk50
小鳥「ですよねー」
小鳥「と、いうことで律子さんにカバーしてほしい曲を発表したいと思います」

P「まあ、案ってだけだしね」

律子「案を聞くだけですよ、聞くだけ」

小鳥「それはジャカジャン!『S・O・S』です」


P「随分と懐かしいものを……」

律子「うわ、懐かしい。選曲と効果音に時代を感じますね…」

P「確か俺が小学校何年だったかの頃にNHKで放送してたな」

律子「私は入学する前くらいですね」

小鳥「……なんだか今の数秒で時代の流れを感じて泣きそうです」

5: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:39:48.19 ID:0ijYlNk50
春香「こんにちはー!」ガチャ

千早「こんにちは」

春香「集まってどうしたんです?」

小鳥「いいタイミングで来たわね春香ちゃん♪」

P「ナイスタイミングだぞ、千早☆」

律子「私は仕事があるのd」サッ

P「無粋…ここでアイドルの適正を考え、カバーアルバムを出す際の打ち合わせをしておくことが先行投資になると考えるよ、律子」

6: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:40:49.63 ID:0ijYlNk50
小鳥「そうですよ律子さん。私たちだけじゃあなくアイドルのみんなとも話し合いましょうよ」

律子(先行投資…先行投資、先行投資!)
律子「それじゃあまず春香から、カバーを歌うとしたら何がいいか考えて行きましょう」

春香「えっと、話が読めないんですけど……」

千早「もしかしてカバーアルバム発売が決まったんですか?」

P「まだだが…決まる可能性もある、ということだ」

小鳥(企画を社長に通したわけでもないのに)

7: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:41:22.69 ID:0ijYlNk50
P「まずは春香の意見を聞いてみようか」

春香「えっと、最近私もけっこう歌上手くなってきましたし今までと違う方向性の歌も歌ってみたいな、って思います」

P「例えば?」

春香「聖飢魔IIのEL DORADOとか結構イケると思うんですよ」


春香「この間の映画とかで閣下、なんて呼ばれたりもしたので歌えるかなーって」

千早「春香………」

春香「のヮの」

9: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:41:56.18 ID:0ijYlNk50
律子「聖飢魔IIを歌うのは春香にはまだ早いわ」

小鳥「私もちょっと難しいと思うわ…もう少し練習してからじゃないとちょっと…」

春香「のヮの」

P「俺もそう思うよ。やっぱり春香は清純系の歌の方が似合うと思うんだ」

千早「清純系ですか…確かに私もそうだと思います」

P「春香は一昔前の少女向けアニメのOPなんかはすごい似合うと思うぞ」

春香「例えばどんな歌が私には似合いますかね?」

P「『catch you catch me』なんかはすごい似合うと思うぞ」


10: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:42:31.41 ID:0ijYlNk50
小鳥「プロデューサーさん、なかなかやりますね」

律子「これは確かに納得です……春香にはぴったりですね」

春香「懐かしいなぁ…このアニメやってた時私五歳くらいで、このリボンも主人公の女の子に憧れて付けた面もあるんですよ」

小鳥「確かに春香ちゃん主人公の女の子に似てるわよね」

春香「実写化するとしたら主役は私ですよ私」

律子「問題は年齢ね」

11: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:44:28.57 ID:0ijYlNk50
千早「それじゃあこっちの『プラチナ』という歌はどうなんですか」


P「『プラチナ』は千早の方が合っていると思うよ。歌詞も千早にあっているし曲調も『catch you catch me』よりはカッコいい系だろ?」

律子「でも春香も千早も同じアニメのオープニングをカバーするっていうのはできないですしどうするんです?」

P「千早にはもっと適している歌があると思うんだ」
P「千早の持ち歌には青い鳥があるだろ?それに千早のイメージカラーは青だ。その歌声とも相まって儚くも力強いイメージをファンの人は持っている」

小鳥「もしかして鳥である私とのデュエットですか?」

春香「ははは、そんなわけないじゃないですか小鳥さん」

P「うん、まあ春香の言う通りだ」

12: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:45:01.89 ID:0ijYlNk50
律子「まさか安直に『Blue Bird』とかじゃあないですよね」

小鳥「そうそう、男性ボーカルの方の『Blue Bird』でもないですよね」

P「正直その二つともすごくいい曲ですし千早にも合うと思います…律子が挙げた方はですが」
P「そもそも小鳥さんが挙げてるのデュエット曲じゃないですか」

千早「私に合うカバー曲というのはどんな歌なんですかプロデューサー?」

P「ずばり『Little Bird』」


春香「確かに千早ちゃん、って感じだね」

小鳥「原曲の透き通るような声、素晴らしいですね。儚げな歌詞も千早ちゃんに合っていると思うわ」

千早「確かにこの歌はとても素晴らしいですね…」

P「二人とも納得してくれたみたいだね。それじゃあ他の人の曲でも」

14: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:49:13.47 ID:0ijYlNk50
亜美「おはおは→」

真美「もう激さむ侍だよ→」

伊織「ほんっと寒くて困っちゃうわ…」

やよい「おっはようございまーっす!一気に寒くなったもんね」

律子「タイミング完璧ね」

小鳥「んっふっふ~亜美ちゃん真美ちゃんいいところに来たわね。実は私、亜美ちゃん真美ちゃんがカバーしたら絶対ハマるって曲考えてるんです」

春香「本当かなぁ?」

千早「確かに今までの音無さんから行くと大変なものが…」

小鳥「今回は信用してください!」
小鳥「ズバリ行きますよ亜美ちゃんには『少年』」

小鳥「そして真美ちゃんには『LとR」



15: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:49:44.51 ID:0ijYlNk50
律子「確かに二人とも合っているように思いますね。歌詞の中の一人称を除いて」

千早「でもこれは音無さんにしてはとても素晴らしい選曲だわ」

伊織「黙って聞いてりゃなんなのよこれは」

春香「かくかくしかじか」

16: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:50:10.59 ID:0ijYlNk50
伊織「ふーん、カバーアルバムねぇ。なかなか面白そうじゃない」

小鳥「どう、亜美ちゃん真美ちゃん?なかなかいい選曲でしょう」

亜美「うーんとね、なんか亜美っぽくないって感じだよ→」

真美「そうそう。この歌確かに真美っぽいかもしれないけど真美こんな風に考えてないもん」

小鳥「え、ほんと?真美ちゃんごめんなさい」

真美「ええよ→ん」

P「なんだ、亜美と真美はもっと激しい系の歌うたいたいのか?」

真美「まあそりゃあねえ、旦那」

17: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:50:39.33 ID:0ijYlNk50
伊織「ふーん、カバーアルバムねぇ。なかなか面白そうじゃない」

小鳥「どう、亜美ちゃん真美ちゃん?なかなかいい選曲でしょう」

亜美「うーんとね、なんか亜美っぽくないって感じだよ→」

真美「そうそう。この歌確かに真美っぽいかもしれないけど真美こんな風に考えてないもん」

小鳥「え、ほんと?真美ちゃんごめんなさい」

真美「ええよ→ん」

P「なんだ、亜美と真美はもっと激しい系の歌うたいたいのか?」

真美「まあそりゃあねえ、旦那」

18: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:51:16.59 ID:0ijYlNk50
亜美「そりゃあそうですぜ奥さん」

真美「真美は『JOINT』とか歌えるなら歌いたいなー」


亜美「亜美はね→『God knows』とか歌いたいな→」


P「合わないことはないけどどうなんだろう……」

亜美「アイドルの希望を叶えてこそのプロデューサーっしょ!?」

真美「そうだよそうだよ!合わないわけじゃないんだから真美たちの希望を叶えてよね」


19: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:51:42.14 ID:0ijYlNk50
伊織「それより私とやよいの曲よね」

律子「伊織はなかなか難しそうよね…」

春香「やよいも中々難しいよね」

やよい「私の声質ってけっこう珍しいですもんね」

P「確かにやよいと伊織に合う歌っていうのはなかなか無いかもしれないな」

千早「あの、高槻さんには『ハッピーシチュータイム』なんかが似合うと思うのだけれど」


小鳥「ありね……」

伊織「なかなか良いじゃない」

20: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:52:23.75 ID:0ijYlNk50
やよい「私ってこういう歌のイメージですか、やっぱり?」ショボーン

千早「高槻さん可愛い」ボソッ

律子「…うーん、どうかしら」

春香「ですよね……」

伊織「二人ともどこがいけないの?」

P「ああ、結構いい選曲だと俺は思うぞ。おはよう朝ごはん!みたいな感じで明るいお料理の歌だろ、やよいに合うじゃあないか」

律子「それだったらやよいがカバーする必要あるんですか?」

春香「私もそれ思いました。原曲から舌足らずでやよいが歌ってるのと似た感じなのであえてカバーする必要も無いかな、って思います」

21: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:52:49.87 ID:0ijYlNk50
千早「言われてみると確かにそうかもしれないわね」

春香「ここで私がおすすめするのがこちら『After The Rain』です」

真美「このアニメ小学校の頃見てたよ」

春香「私も中学校の頃見てたよ!」
春香「やよいの声って結構特徴あって小さい子向けの歌ばかりになっちゃいがちですけどたまにはこういう歌も良いかなって思うんですよ」
春香「やよいの声が生かせる曲調ですし、いい仕上がりになると思いますよ」ドヤ

真美「はるるん今めっちゃ面白い顔してたよ」

亜美「ねえもっかいやってよ!」

春香「ええ?そんな顔してた?」

千早「フフッ、春香してたわよ」

23: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:53:31.58 ID:0ijYlNk50
律子「後は伊織ね…」

P「『グロウアップ』とかはどうだろう」

P「昔、真と雪歩に怪談話してただろ?それで思い出したんだけど」

律子「確かに合ってるかもしれませんね」

伊織「そうかしら……?」

真「僕と雪歩がどうしたんですか?」

雪歩「こんにちは…みんなどうしたんですか?」

伊織「実はかくかくしかじか」

25: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:56:00.98 ID:0ijYlNk50
真「なるほど…僕がカバーするんだったらすごく可愛い歌とかが良いですね!キャピピピピピーン、とした感じの。そういう歌ありますか」

小鳥「私が考えていた歌は『素敵な君』なんだけど……」


律子「真の要望とは真逆ですね」

真「ええ~こういうやつですか?」

雪歩「でも真ちゃん、とっても似合ってるよ」

真「ハハ、ありがとう雪歩」

27: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:57:03.52 ID:0ijYlNk50
亜美「でもまこちんたまには可愛い曲とかのほうが良いっしょ→」

真美「ねえねえ兄ちゃん、やよいっちはいつもと違う感じの歌なのにまこちんはいつも通りの歌で可愛そうだよ?」

伊織「でも真には似合ってるわよ、今の歌が」

やよい「でも真さんもたまには可愛い歌うたいたいだろうなーって」

P「そうだよなぁ…真だって可愛い歌うたいたいだろう?」
P「ここで俺の案だ…『そばかす』なんてどうだ?」


千早「可愛い要素も入れつつカッコいい要素も入ってますね」

雪歩「真ちゃん、カッコ可愛いよ、この曲を歌ったら絶対!」

28: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:57:38.73 ID:0ijYlNk50
真「ははは、ありがとう雪歩…あとは雪歩の歌を考えて、だね?」

雪歩「私の歌は何が良いんでしょうか…」

真美「んっとね、ゆきぴょんにおすすめなのは『NEVERLAND』かな→」


亜美「いいカンジだよね→」

真「だったら僕は『太陽が呼んでいる』を推すね」


律子「うーん、どうなんだろう?」

P「どちらも雪歩に合ってるか、と言われたら合っているような気もするしそうでないような気もする…」

小鳥「みんな全然わかっていないようね!雪歩ちゃんに合うのは『光の都』よ!」


30: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:58:51.48 ID:0ijYlNk50
P「確かに亜美真美真のよりは格段に雪歩に合うような気がするけど」

小鳥「詩的な歌詞が雪歩ちゃんにはとっても合うんですよぉぉぉお!!」

律子「わかりましたって、落ち着いてください」

響「はいさーい!みんなどうしたんだ?」

美希「あれ、みんな早いね?どうしたの」

貴音「美希、皆さんが早いのではなく私たちが遅いのです」

あずさ「ごめんね響ちゃん、美希ちゃん、貴音ちゃん。私が迷子になったばっかりに」

美希「気にしてないの。それよりみんなはどうしてそんなに集まって話してるの?」

真「かくかくしかじか」


32: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/02(土) 23:59:24.35 ID:0ijYlNk50
美希「へえ、みんなでどんな歌がカバーに合うかっていう話してたんだ」

小鳥「ええ、さっそくだけど美希ちゃんにはどんな歌が似合うかしら」

P「失恋ソング多かったからカバーするとしたらやっぱりそっち系の歌になるのかな」

春香「でもフェアリーの三人はカッコいい曲のイメージけっこうありますよね」

律子「一応みんな可愛い系の歌も持ってるんだけどね」

P「やっぱりオーバーマスターとかマリオネットとかのイメージ結構強いよな」

小鳥「We just startedとかも激しくてカッコいい系ですよね」

春香「美希は可愛い系カッコ良い系どっちもイケるもんね」

35: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:00:59.47 ID:rfSsrGM20
美希「美希的にはそろそろ失恋ソングじゃあない方がいいかな」

春香「私が考えたのは『Ash like snow』という曲なんだけど」


千早「なるほどね…確かに美希とは声質も合っているように感じるわ」

やよい「美希さん、って感じしますよね」

貴音「なるほど、こうした流れを経てカバーアルバムで歌う歌が決まっていくのですね」

響「ねえ、自分とか貴音とかあずささんの曲とかは?」

小鳥「うーん…三人とも中々難しいかもね」

P「でもやっぱり響がカバーするとしたら疾走感のある曲じゃないか」

亜美「ミキミキみたくガンダムの曲とかね」

37: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:03:20.35 ID:rfSsrGM20
真「ガンダムの曲って…ガンダムっていっぱいあるんですか?」

小鳥「勿論アニメ化されているのだけでも沢山よ!」

雪歩「響ちゃんに合うなら『CENTURY COLOR』とかどうですか」


小鳥「なかなか渋いものを持ってきたわね…」
小鳥「それなら私が推すのは『Resolution』よ」


P「なんで自分の好きな曲の押し付け合いみたいになってるんですかね…」

伊織「ガンダム曲限定で行くなら『INVOKE』とかも良い線行くんじゃないかしら」

39: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:03:57.71 ID:rfSsrGM20
小鳥「あれ、もしかして伊織ちゃんって意外とガンダム語れる?」

伊織「とにかく、雪歩と小鳥の上げた物よりは合ってるはずよ」

春香「響ちゃんはこの歌どう思うの」

響「この歌全部なかなか歌いごたえがありそうでいい感じだぞ」

千早「…私はこれを歌ってほしい『ignited』」


P「確かに他の候補よりは疾走感があるな」

真「響はこの中でだったらどれがいいの」

響「そう言われてもなかなか難しいぞ…」

美希「美希的には千早さんに賛成かな」

貴音「どれも素晴らしい歌ですから、選ぶのは響ですよ」

響「うーんとね、じゃあ千早の上げたやつにしようかな

40: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:04:35.40 ID:rfSsrGM20
小鳥「後は貴音ちゃんとあずささんのですね」

P「実は貴音にはもう歌ってほしい曲が決まってる」

律子「それはズバリ?」

P「『Real Force』だな」


P「フラワーガールとかの可愛い曲や風花みたいなカッコいい曲も貴音は持ってる…でも疾走感のあるカッコいい歌は今まであまりやったことってないだろ?」

小鳥「確かにそうですね…今までの貴音ちゃんの曲とは少し違うというか」

律子「この力強さを感じさせる歌詞とかもあってて良いですね」

春香「なんかけっこう貴音さん、って感じだよね」

やよい「はい!」

41: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:05:02.36 ID:rfSsrGM20
伊織「まああんたの選曲にしてはなかなか良いんじゃないかしら」

貴音「確かにこの歌は素晴らしいです。気に入りました」

小鳥「後はあずささんね」

P「あずささんって結構難しい気がする」

千早「それはあるかもしれないわ」

伊織「何歌っても違和感無さそうだから逆に難しいのね」

雪歩「うーん…

真「じゃあじゃあ、こういうのはどうです?」
カサブタ

42: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:05:31.63 ID:rfSsrGM20
伊織「これはあずさって感じじゃなくない?他にいい案が浮かぶわけじゃあないけど」

律子「あずささんに合う歌かぁ…」

P「あずささん明るいのもしっとりしたのも凄い似合うんだよねぇ…」

貴音「『扉をあけて』という歌はどうでしょうか?」


雪歩「四条さん、それすっごく懐かしいですぅ」

春香「えーっとね、その」

律子「残念ながらそのアニメのOPはもう春香がカバーするって決まってるのよ」

美希「なんだかとっても残念なの。二人で歌ったりするのも良いと思う

43: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:06:06.98 ID:rfSsrGM20
P「確かに一人一曲歌ったとしてもアルバムにするならもう少し余裕があるぞ!デュエット曲とかも入れるか?」

亜美「兄ちゃんそいつはいいアイディアっぽいよ!」

真美「んっふっふ~やよいっち、一緒にデュエットしようよ?

やよい「え?いいよ。どうしたの急に」

真美「いやぁちょっとね……んっふっふ~」

小鳥「……ちょっと今思いついたんですけど『Picnic』なんてどうです?」

44: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:06:35.86 ID:rfSsrGM20
あずさ「あーこれなんか聞いたことある気がするんですよね」

P「これまた物凄くマイナーな歌を…」

律子「これ土曜日の朝にやってたやつですか?」

真「なんか記憶の奥底に見てたような見てなかったような記憶が……」

雪歩「懐かしいですぅ」

あずさ「あ~思い出しました。これ土曜日の朝にやってたやつですよね?私、これ見て遅刻したこと何回もあります」

小鳥「これは誰もが通る道ですよね。私も経験ありますもん、うんうん」

P「オープニングの曲だけ聞いて学校に行くの辛くて辛くて」

小鳥「わかりますよそれ!」ガシッ

P「小鳥さん、握手痛いですって」

46: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:07:24.10 ID:rfSsrGM20
美希「ふーん。ねえ、このアニメ放送してたの1999年って書いてるけど」

律子「年齢から逆算すると……って小鳥さん、あなた中学生でなにやってるんですか」

小鳥「デュヒヒ……忘れておいてください」

やよい「確かに曲調はかなり明るい曲ですけど…」

伊織「なんか歌詞暗くない?」

春香「この歌学校の都市伝説かなんかで子供を捨てに行く歌、って聞いたことありますよ」

真「うへぇ…そういう歌だとしたらやっぱりこっちの『Close to your Heart』の方がよくないですか?」


律子「うーん、どうでしょう?聞き覚えがある、って点だったらこっちの『風がそよぐ場所』の方がそうだと思いますけどあずささんどう思います?」

47: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:07:53.32 ID:rfSsrGM20
あずさ「思い出でいったらこっちの風がそよぐ場所の方がイメージは強いですね」

貴音「それではこちらの方を?」

あずさ「それではそうしようかしら」

P「それじゃあ一応全員の曲は決まったわけか」

律子「いいえ、音無さんがまだです」

響「そういえばぴよ子がまだ決まってないのか」

小鳥「いやあ、私の歌なんかが入ってたら買った人も興ざめしちゃうんじゃないかしら?」

春香「そんなことありませんって」

律子「そうですよ!音無さんに似合う曲考えてきたんですよ」

49: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:08:27.14 ID:rfSsrGM20
小鳥「それってさっき私が律 律子「はい発表します」

律子「それじゃあ発表したいと思います…『踊るポンポコリン』」


真美「確かにぴよちゃんはぽんぽこりん、って感じだよね」

千早「ええ、とても似合っていますよ」

小鳥「初期のシュールで黒い話が…って違います」
小鳥「私歌いませんよ!」

春香「へえ」

あずさ「歌わないんですか」

小鳥(いや、これは歌いますって言わないとまずいかも…律子さんに抱きこまれているの?…そんな事より早く言わないと命の保証が…)
小鳥「勿論歌いますとも!喜んで」

54: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:12:06.07 ID:rfSsrGM20
P「アイドル全員がカバーする曲も決まったし、次はデュエットか」

律子「実は、デュエットで歌うならこの曲はこの二人にカバーしてほしいって思っていた曲があるんですよ」

亜美「あ!亜美も亜美も、考えてるよ」

P「ふむふむ…では律子選手、言いたまえ」

律子「はい、それは伊織とあずささんで『ユニバーサルバニー』です」


P「これほどナイス選曲は無いと思うな」

千早「確かに歌詞ともピッタリ合っているし」

55: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:12:41.67 ID:rfSsrGM20
春香「伊織は、っていうか竜宮小町はうさぎっぽいイメージありますよね」

美希「それは美希も思うな。律子良い選曲なの!」

律子「親指立てなくていいからさんを付けなさい」

美希「美希さんも思うな。律子良い選曲なの!」

千早「」ブッ

春香「ちょ、千早ちゃん大丈夫」

56: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:13:16.30 ID:rfSsrGM20
亜美「それじゃあ次は亜美と真美の番だね」

真美「それじゃあ発表するよ~『ハッピーシチュータイム』を亜美と真美とやよいっちで歌いたいな」

P「それってさっきやよいにカバーしてもらおうってなったとき没になった曲か」

真美「うん。やよいっちっぽすぎてカバーしなくても…ってなったけど亜美と真美が+されることによってすんごく可愛い感じになるっぽいよ?」

P「確かに良いパンチが聞いた良作品になるかもしれないな」

律子「やよいだけだったらパンチが足りないけど、亜美真美とのデュエットなら問題ない」

58: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:14:01.45 ID:rfSsrGM20
貴音「雪歩、それでは一緒にデュエットしませんか?」

雪歩「四条さん、私なんかで良いんですか?」

貴音「あなたが良いのです」

P「これは中々難しいかもしれないな」

小鳥「今思ったんですけど、二人の良さを引き出すなら可愛い系の曲の方が良いと思うんですよ」

律子「確かにこの二人のデュエットってあまり多くないですもんね」

小鳥「そこで私が考えたのは『Keep on』です」

あずさ「あらあら~また懐かしいものを」

60: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:16:04.71 ID:rfSsrGM20
P「朝のアニメなのにこの曲聞くと日曜日が終わったような錯覚に襲われてましたよ」

千早「なんだか今回のアルバムは懐メロが多い気がするわね」

雪歩「これ小さいときに聞いた気がします」

貴音「ええ、これなら二人で歌えそうです」

真「雪歩を貴音に取られちゃったな~」

響「ねえ真、自分とデュエットしてみない?」

真「え、本当?何歌おうか」

あずさ「そういうことなら二人に合う曲知ってるわ」
あずさ「『Dancing junk』っていう曲なんだけど」

63: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:17:31.49 ID:rfSsrGM20
小鳥「これこそ本当に私の懐メロですぅ!ってあずささんと微妙に年代違いません?」

あずさ「近所のお兄ちゃんにビデオで見せてもらったことがあるんですよ」

P「成程…ダンサンブルな曲ではないんだけど何となくスタイリッシュな曲で元気で太陽が似合う二人にはとても合ってると思う」

春香「それじゃあ私と千早ちゃんは何歌おうか?」

千早「それで考えていたんだけど『風になる』なんてどうかしら?」 

千早「これが主題歌になった映画の主人公に春香が似てるように思うの」

春香「そんなことないよ…」

64: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:17:59.62 ID:rfSsrGM20
やよい「あ、千早さん、それ私も思いました」

春香「ええ~?」

律子「容姿、っていうより行動とか言動が春香っぽいわね」

美希「うん。あの行き当たりばったりさは春香に違いない、って思ったよ」

真美「それどころか顔まで似てなかった?」

亜美「それにはるるんって猫好きそうだよね?」

春香「そんなことないよ?私は犬も猫もどっちも好きだよ?」

65: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:18:29.84 ID:rfSsrGM20
響「でも春香は犬っぽいよね」

伊織「うちの犬とは似ても似つかないけどね。春香が犬だったらよくていぬ美ってところかしら」

響「ちょっと、いぬ美が人間になったら春香より頭いいぞ!」

春香「ええっと、二人ともおふざけが過ぎない?」

響「……えと、ごめん春香」

伊織「私も酷いこと言っちゃった、ごめんなさい」

P「残るは…」

律子「私と」

美希「美希だけなの」

68: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:18:59.25 ID:rfSsrGM20
P「この二人が残ったか…本当は春香と千早に歌わせてみるのが面白かっただろうけど、『コネクト』なんてどうだ?」


あずさ「これとっても良いと思いますよ」

美希「美希もこの歌結構好きだよ」

亜美「小学校の時見ましたなぁ」

真美「これ結構好きだよ」

律子「こういう歌私に合うかな?」

貴音「大丈夫ですよ、とても似合っています」

P「ああ、二人に合ってると思うぞ」

69: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:19:41.44 ID:rfSsrGM20
律子「それなら良いですけど…」

P「さて、一応全員の曲がデュエットも合わせて決まったな」

小鳥「いいえ、まだですよまだ!全員で歌う曲が決まっていません!!」

律子「ああ、そういえば全員曲がまだでしたね」

春香「もう結構入れましたよ?大丈夫ですか??

70: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:20:11.11 ID:rfSsrGM20
小鳥「これを入れずに何を入れる、って話よ」

伊織「そう大口を叩くからにはしっかりした案があるんでしょうね」

あずさ「私もそれは聞きたいわ」

小鳥「待ってましたその言葉!ずばり『ヒャダインのじょーじょーゆーじょー』です!」


P「全員曲としてはありだな」

亜美「成程、こいつはアリですぜ」

律子「確かに765プロの中の良さを前面に押し出すような歌ですね」

71: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:21:11.17 ID:rfSsrGM20
雪歩「これならみんなで歌って楽しく盛り上げられそうですぅ」

P「でもこれ男性パートと女性パートあるけど大丈夫なのか」

小鳥「一番声の低い真ちゃんと」
小鳥「…………プロデューサーにやってもらいます!」

P「はぁ?無理無理、絶対無理だって。それに俺裏方だよ?」

律子「私も出出ますけど?」

P「それはほら、律子が元アイドルだったからで」

小鳥「私事務員なんですけど」

P「ほら、音無さんは可愛いから……」

小鳥「可愛いとかCDでわかるんですか?」

P「ンググ…」

小鳥「それじゃあこんな感じで良いですかね?」

74: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:25:34.47 ID:rfSsrGM20
1 catch you catch me 天海春香
2 little bird 如月千早
3 S・O・S 秋月律子
4 JOINT 双海真美
5 God Knows 双海亜美
6 After The Rain 高槻やよい
7 グロウアップ 水瀬伊織
8 そばかす 菊池真
9 光の都 萩原雪歩
10 Ash Like Snow 星井美希
11 Ignited-イグナイテッド- 我那覇響
12 Real force 四条貴音
13 風がそよぐ場所 三浦あずさ
14 踊るポンポコリン 音無小鳥
15 ユニバーサルバニー 水瀬伊織/三浦あずさ
16 コネクト 星井美希/秋月律子
17 ハッピーシチュータイム 双海亜美・真美/高槻やよい
18 Keep on 四条貴音/萩原雪歩
19 風になる 天海春香/如月千早
20 ヒャダインのじょじょーゆーじょー 765Proallsters

75: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:26:37.07 ID:rfSsrGM20
小鳥「こんなところかしらね」

P「よし、曲も決まったところで社長に企画出してみる」

伊織「ハァ?こんだけ話し合っといて社長に企画出してないってどういう事よ!」

響「もう企画は通ってるんじゃないのか?」

P「へ?俺は企画が通った時に誰に何をカバーしてほしいかって話してただけだぞ」

律子「そういえばそうでしたね…伝言ゲームみたいに伝えているうちになんだかおかしなことになってしまったみたいですね」

小鳥「そのこと忘れてました」

律子「さあ、仕事しなくちゃ」

真「ちぇっ、せっかく歌えると思ったのに」

雪歩「しょうがないよ真ちゃん…ねえ、こんどみんなで一緒にカラオケ行かない?」

真美「そいつはいいアイディアだぜ!今日決めた歌をバッチリ歌おう!」

76: ◆tQlkWc7J6s 2013/11/03(日) 00:27:03.19 ID:rfSsrGM20
美希「美希は今すぐにでもいってパーって発散したい気分なの」

P「みんなごめんよ…」

社長「おーい、みんな聞いてくれ!」バタン

P「社長?どうしたんですか慌てて」

社長「いやあ実は961プロと合同でカバーアルバムを出すことになってね。カバーしたい曲の意見を聞きに来たんだよ」

P「一緒にアルバム作る相手って誰ですか?」

社長「ん?勿論ジュピターさ」

Pカバーする曲って一体?」

社長「うむ、なんでも『バリバリ最強NO、1』という曲らしいんだがね」


小鳥「また懐かしいものを…」

P「あれ、これって殆ど懐メロアニソンカバーアルバムじゃないか?」

おしまい