1: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 21:24:32.29 ID:fDO+hdOs0
欲望と巨万の富の渦巻く町ヨークシン。
オリジナル主人公で、ヨークシンドリームオークション期間中に、目的を達成しましょう。
主人公の設定は安価で決定します。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481891071

引用元: 【ハンター×ハンター】逆風のヨークシンオークション【安価】 


 

劇場版 HUNTER X HUNTER The LAST MISSION
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売り上げランキング: 22,388
2: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 21:25:58.62 ID:fDO+hdOs0
【ルール一覧】
1、名前、性別、年齢、職業、ヨークシンへ来た目的、ステータス、性格、念能力、特殊技能を安価、もしくはコンマで決定します。

2、下ネタ、趣旨にそぐわない安価(右に行くか左に行くかを聞いている安価で空を飛ぶなど)は、再安価となります。

3、安価の内容によっては、コンマで成功判定を行います。

4、世界観との違いが大きすぎる安価(オークションにドラゴンボールが出品など)
物理的、常識的、知識的に不可能な安価(ビルを一撃で壊す。空から直径100メートルの便器が落ちてきた。
理由は無いけれどクロロの能力が把握できたなど)は無効となります。

5、この物語開始時には、ゴン、キルア、クラピカ、レオリオなどは新人ですので、主人公との面識はありません。

6、タイトルに逆風の、とあるように有り得ないトラブルが頻発します。

7、死亡、または職業毎の条件でゲームオーバーとなります。コンティニュー回数は3回まで。ゲームオーバールートに入ったと作者が判断する地点まで巻き戻します。

8、ヨークシンオークション終了時までに、目的を達成することがクリア条件です。

3: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 21:26:56.93 ID:fDO+hdOs0
では、性別から。男か女かでお願いします。
>>4

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 21:36:43.84 ID:pT5x9F1bO

5: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 21:39:35.08 ID:fDO+hdOs0
性別は、女性に決まりました。
次に、名前を決定します。姓は必要ありません。
>>↓1

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 21:40:26.38 ID:2NQ47LBfo
ヴォルト

8: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 21:43:55.92 ID:fDO+hdOs0
性別:女、名前:ヴォルトになりました。
次に、年齢を決めましょう。
青年、大人、中年の三択です。>>↓1

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 21:44:19.38 ID:kvgXq8340
大人

11: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 21:49:36.52 ID:fDO+hdOs0
年齢は大人。25歳から30歳の間となりました。
次に職業を決めましょう。
職業は【孤独な賞金首】、【フリーのプロハンター】、【ネオンのボディーガード】から選択できます。
各職業の利点と欠点を説明します。
【孤独な賞金首】
利点・・・犯罪行為に関する制限が撤廃されます。フリーのプロハンターを選んだ場合、法律や良心の呵責。マフィアでも、組織の掟により一定のライン以上     の犯罪行為は行えないようになっています。性格や状況により多少の変動はありますが、自由に犯罪を行えるのは賞金首だけです。
     この職業の目的は、特定の品物の入手、ターゲットの殺害の2つから選んでいただきます。
欠点・・・警官や民間人などに正体がバレると、非常に危険な状況となります。場合によっては賞金首ハンターに追われることも・・・。
     また、犯罪組織に所属しない一匹狼の賞金首なので、大部分の人物(マフィア含む)の好感度判定にマイナス補正が付きます。

12: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 21:51:23.69 ID:fDO+hdOs0
変な、行間になってしまいました・・・。
【フリーのプロハンター】
利点・・・ハンター証を持っている唯一の職業です。ハンターネットへのアクセスや、ハンター証を担保に大金を借りられる、社会的信用が得やすい、などハンターならではのメリットが多々あります。ただし、ハンター証が質流れするなどして、証を紛失したらゲームオーバーです。

欠点・・・フリーのハンターですので、開始時の人脈はゼロから始まります。
登場人物と協力関係を結ぶことで有利になる要素が多いので、早めの人脈構築をお勧めします。

13: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 21:54:22.77 ID:fDO+hdOs0
【ネオンのボディーガード】
利点・・・序盤から、強力な念能力者の仲間たちを有しています。クラピカを始めとする念能力者たちの協力を早い内から得られるのは大きなメリットです。
     成り上がりのノストラード組ですが、マフィア社会での影響力は決して低くはないのでマフィア社会のバックアップが得られます。
     ただし、目的は自由には選べません。
     この職業の主目的は、ネオンとライト・ノストラードの護衛。小目的として、幻影旅団の討伐や盗品の奪還などが状況に応じ発生します。
欠点・・・欠点はネオン・ノストラード。この一言です。ネオンの機嫌を損ねると、原作以上に突拍子もないことをしでかす可能性があります。
     また、クラピカが仲間に入っている時点で、幻影旅団との衝突は避けられないでしょう。ネオン及びライト・ノストラードの死亡。または、ネオンの念能力がクロロに奪われるとゲームオーバーです。

15: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 21:58:02.39 ID:fDO+hdOs0
>>↓1~>>↓5までの多数決で決定します。

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 21:58:45.14 ID:2NQ47LBfo
プロハンター

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:00:49.42 ID:kvgXq8340
ネオンのボディーガード

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:00:51.31 ID:rTZ88cQs0
プロハンターで

19: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 22:02:00.57 ID:fDO+hdOs0
書き忘れましたが、プロハンターの目的も、特定の品物の入手、賞金首の討伐の二つから選んでいただきます。
この書き込みは、安価では飛ばすものとします。

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:16:20.35 ID:4SCHigqUo
ネオンのボディーガード

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:18:37.12 ID:OAwWxSt1O
ネオンのボディーガード

22: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 22:26:49.59 ID:fDO+hdOs0
多数決の結果、職業は【ネオンのボディーガード】に決定しました。
それでは、主人公がその職業の中で、どのような立ち位置にいるのかをコンマで決めましょう。

コンマ00~30:新入り+1、31~70:古株+2、71~99:団長+3
役職の横の数字は後ほど使用します。 
>>↓1 


23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:27:18.19 ID:2NQ47LBfo
こんま

24: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 22:34:01.39 ID:fDO+hdOs0
コンマの結果、新入りとなりました。
次にステータスを決定しましょう。
ステータスはコンマで決定します。様々な行動の成功判定をコンマで決定しますが、能力値が高いほど判定に有利になります。
平均的なプロハンターを基準とすると、1~3で苦手、4~6で人並み、7~8で優秀、9で超一流となります。
能力値の最低値は1、最大値は9です。コンマで0が出た場合、能力値5として扱います。

>>↓1 一の位〈〈肉体〉〉念を考慮しない肉体の力です。筋力や耐久力に関わります。
>>↓1 十の位〈〈知力〉〉知識量、思考力です。鑑定や推理の成功率に関わります。
>>↓2 一の位〈〈精神〉〉痛みへの耐性、冷静さの維持などに関わります
>>↓2 十の位〈〈技術〉〉隠密や、鍵開け、スリなどの成功率に関わります
>>↓3 一の位〈〈練度〉〉オーラを利用する技術です、顕在オーラに関係します
>>↓3 十の位〈〈オーラ〉〉オーラの総量です、潜在オーラに関係します
>>↓4 一の位〈〈魅力〉〉キャラクターとのコミュニケーションに関わります。
>>↓4 十の位〈〈幸運〉〉運によるコンマ判定で補正がかかります。

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:34:42.45 ID:4SCHigqUo

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:38:23.96 ID:2NQ47LBfo
てい

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:42:09.54 ID:+G1TI0jl0
どうだろう

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:42:49.24 ID:2M8Q6qNeo
99

32: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 22:48:17.37 ID:fDO+hdOs0
ステータスは以下のようになりました。
〈〈肉体〉〉 5
〈〈知力〉〉 4
〈〈精神〉〉 6
〈〈技術〉〉 9
〈〈練度〉〉 4
〈〈オーラ〉〉5
〈〈魅力〉〉 4
〈〈幸運〉〉 2
さて、役職の隣にあった数字を思い出していただけるでしょうか。
新入りは+1。つまり、一つの能力値を2だけあげることができます。そのステータスを安価で決定しましょう。
>>↓1

33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:49:37.14 ID:2NQ47LBfo
+1だけど2上がるの?
なら幸運

34: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 22:53:20.47 ID:fDO+hdOs0
>>33 たとえば、団長で+3なら、3つのステータスを2だけ上げることができます。その分、難易度は上がりますが。
最終ステータスは以下のようになりました。
〈〈肉体〉〉 5
〈〈知力〉〉 4
〈〈精神〉〉 6
〈〈技術〉〉 9
〈〈練度〉〉 4
〈〈オーラ〉〉5
〈〈魅力〉〉 4
〈〈幸運〉〉 4

次に性格を決めましょう。
3つ安価をとってそれらを合成して決めます。ただし、ゴンが好きなど、特定の人物との関係を指定する安価(仲間想いなど人物を特定していなければOK)や、明らかに性格を表していないものなどは、そこだけ再安価で対応します。また、レオリオのような性格など、それ一つでキャラの全てが決まってしまう安価もご遠慮下さい。
例)仲間想い、嫉妬深い、音楽が好き、カルトの狂信者など


36: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 22:55:12.53 ID:fDO+hdOs0
>>↓1~>>↓3

37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:55:22.24 ID:igLaA1ZHo
物の分解と組み立てが好き

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:56:25.73 ID:IqHRL1la0
処女である、恋人募集中

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:56:39.56 ID:2NQ47LBfo
ヘビースモーカー

40: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 23:02:07.23 ID:fDO+hdOs0
>>35さん、すみません。本文と安価指定を別々に投稿してしまいました。
性格は
物の分解と組み立てが好き
処女である、恋人募集中
ヘビースモーカー  
となりました。この後、3つのキーワードを元に作者がキャラ作りをします。

次に、念能力を決めましょう。
系統を決定してください(ただし、特質系はバランス調整が難しいので無しにします)
>>↓1

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:02:53.41 ID:IqHRL1la0
強化系

43: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 23:08:01.02 ID:fDO+hdOs0
系統は強化系に決まりました。
念能力を完全に安価で決めてしまうと、バランスが崩れる可能性が大きいので少し特殊な決定の仕方をさせていただきます。
では、はじめに主人公が得意とする戦闘スタイルは?
暗殺、正面戦闘、補助のいずれかから選んでください。

44: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 23:08:56.12 ID:fDO+hdOs0
すいません。>>↓1で。

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:10:58.63 ID:2NQ47LBfo
得意な事が技術で強化系だとどれが良いか

暗殺かなー

47: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 23:13:42.07 ID:fDO+hdOs0
能力は強化系の中でも、放出系寄りですか?
それとも、変化系寄りでしょうか?
勿論、純粋な強化系のみでもOKです。
>>↓1

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:14:56.27 ID:4SCHigqUo
変化系寄り

51: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 23:18:16.69 ID:fDO+hdOs0
強化系の能力を使うからには、何かを強化しなければなりません。
強化の対象は、体、道具? 
>>↓1

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:18:52.27 ID:2NQ47LBfo
道具だな

53: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/16(金) 23:26:26.26 ID:fDO+hdOs0
大分、固まってきましたね。
それでは>>↓1~>>↓8で、どのような道具を強化するのかのアイデアをお願いします。
細かすぎる設定はご遠慮いただきたいですが、暗殺に関係しており、且つ、ある程度その道具について説明をいただけると嬉しいです。
例)神字が書かれた手裏剣など。
それを元に、作者がいくつかの念能力を考案し、安価で決定という形をとりたいと思います。

多くの安価を取りたいので、一人につき、1回まで重複可能ということにいたします。

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:31:53.73 ID:2NQ47LBfo
ピッキングツール
相手のオーラや具現化した物とかに使うと、一時的に解除して無効化出来る
強化されてるので普通に刺さる

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:32:34.06 ID:5eY92NXBO
トランプ

56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:33:53.78 ID:igLaA1ZHo
巻き煙草

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:34:48.79 ID:IqHRL1la0
剣を強化して良く切れる名刀作り出せる、たまにこずかい稼ぎで強化名刀を売っている

58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:36:02.55 ID:2NQ47LBfo
ナイフ
めっちゃ良く切れる、それだけ

59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:39:05.03 ID:kvgXq8340
毒入りのビン

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:42:01.68 ID:ZH37OcDnO
薄い布や紙切れ

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 23:59:13.20 ID:l7sHk9SqO
爆弾。
変化系もあるので、威力だけでなく爆発音も念による特殊な音で相殺する。

65: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 00:33:53.36 ID:BvPB6WVi0
お待たせしました。3つの念能力を作ってきましたので、それぞれの説明をいたします。
一つ目
【杯に毒は満てり(ソクラテス・カクテル)】毒ビンを元にしました。
強化+変化系能力
何らかの液体にオーラを流し込み、変化系の発で液体に込められたオーラを猛毒に変える。
その毒は、体内の毒素分解機能が一切効かず、既存のいかなる薬品でも解毒できない上に
化学的に検出されることもない。常人なら即死、どんなに強い肉体を持っていても数分で死に至る。

制約・・・毒は自分から200m以上離れた場合、または能力者が死亡及び意識を失った場合、自動的に分解されてしまう。
     一度に、毒化させることができる液体は1Lまで。ただし、生物の体液を毒化させる事は出来ない。

二つ目
【炎上愛煙家(バーニン・スモーク・アイラブユー)】葉巻タバコと爆弾を元にしました。
強化+放出+変化系能力
葉巻タバコの煙に、体内でオーラを含ませて吐き出す。煙の中に含まれているオーラは任
意のタイミングで炎に変化させることができ、上手く使えば、大きな建物を短時間で炎に
包むことも可能。ただし、容量の関係から、操作系の要素を入れることが出来なかったた
め、基本的に煙は風まかせ(普通の煙よりは、念の影響で拡散しにくいようになっている)。
だが、能力者の器用さと、数年間の訓練により、今では炎を鎧のように纏うことも可能。
も可能。

制約・・・この能力による炎は自分にも影響を与えるので、熱を防ぐために常に念で強化した雨合羽を着ることになる。
     タバコの銘柄は癖が強く玄人好みで知られるブラック・ムーン限定。タバコ専門店でしか買えない。

66: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 00:36:48.39 ID:BvPB6WVi0
三つ目
【人体鍵開け師(ボディ・ピッカー)】ピッキングツールを少しアレンジさせていただきました。
強化系+変化系
能力者が、未開の奥地に住む部族に伝わる医術を、持ち前の器用さで独自に改良した念能力。極細の長い針を人間の精孔に突き刺し、閉じたり、逆に開いたりできる。
操作系の能力ではなく、原理的には電気針療法に似ている。
ただし、どちらの効果も、十数分しか続かない。
精孔を閉じた場合は、その精孔がある部位のみ(右腕や左足など)、硬も堅もできなくなる。人体には複数の精孔があるので、戦いの中で全て閉じきるのは不可能に近い。
逆に開いた場合は、潜在オーラを100%使えるようになるが、体への負荷を抑える為のリミッターを無理やり外すので、開かれた者は、戦いが長引くほど深刻なダメージを受ける。閉じるより開く方が難しいので、開く場合は対象者の協力が不可欠。
制約・・・特になし

67: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 00:38:44.70 ID:BvPB6WVi0
では、多数欠で主人公の能力を決定いたします。
>>↓1~>>↓5

68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 00:39:49.06 ID:nfXAZWkw0
3つ目 人体鍵開け師

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 00:42:14.27 ID:UjSWjuZjo
毒ビン好きだけど、性格と合わせると3つ目かなぁ

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 00:45:57.45 ID:wgHK7DS6o
2

71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 00:49:49.39 ID:IRFu5RJC0
3かな

72: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 00:58:42.27 ID:BvPB6WVi0
3を選択した方が三人になったので、主人公の念能力は【人体鍵開け師(ボディ・ピッカー)】に決定しました。
最後の項目になります。主人公の特殊能力を一つ設定しましょう。
暗殺、戦闘、交渉、特殊知識の四項目から一つを選択してください。
特殊能力にはランクがあり、コンマで判定します。選択された分野とランクを元に、3つの選択肢を用意致します。

00~35 Eランク。35~60 Dランク。60~75 Cランク。75~90 Bランク。91~99 Aランクとなります。
Eランク・・・ちょっとした得意技。
Dランク・・・実生活に役立つ技能。
Cランク・・・専門家レベルの技能。
Bランク・・・天才的な技能。
Aランク・・・世界でも数人しか持っていないような技能。
>>↓1

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 01:02:03.20 ID:UjSWjuZjo
特殊知識

75: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 01:07:10.85 ID:BvPB6WVi0
少し説明が足りず申し訳ありません。安価では、四項目から一つ選び、同時にコンマ判定もするという意図でした。
今回は>>74の方の安価を採用致します。
特殊知識:ランクE

76: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 01:19:05.07 ID:BvPB6WVi0
候補1
ヨークシン好き
主人公はヨークシンに旅行に行くのが好きです。
ヨークシンに土地勘があります。

候補2
ブラックリスト知識
主人公は有名な賞金首の顔を把握しています。
初対面でも、Aランク賞金首なら見逃すことはないでしょう。

候補3
運転知識
主人公はいくつかの乗物の運転が得意です。
バイク、中型車、大型車の運転技能にボーナスが付きます。

それでは、以上の中から一つ選択してください。>>↓1

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 01:20:36.69 ID:wgHK7DS6o
運転

78: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 01:25:54.50 ID:BvPB6WVi0
特殊能力は運転知識に決まりました。
いよいよ、キャラ設定も最後です。主人公の善悪を安価で決めてください。
やや悪、中立、やや善から選択できます(悪は、賞金首専用項目であり、善はプロのハンターしか選べません)
この安価は、性格や物語の展開に大きな影響を与える重要な項目です。
>>↓1

79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 01:32:08.66 ID:4yhTv8g40
中立

80: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 01:35:55.89 ID:BvPB6WVi0
これにて、全てのデータが出揃いました。
新たなる旅人はこの世界にどのような爪痕を残すのでしょうか。
再開は、明日の夜になると思います。

83: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 16:36:30.71 ID:JD75cv4l0
本編の開始は、夜8時くらいからを考えていますが、とりあえず決まった設定を整理します。

【名前】ヴォルト
【性別】女
【年齢】25~30歳
【性格】物の分解と組み立てが好き。処女である、恋人募集中。ヘビースモーカー。
【善悪】中立
【職業】ネオンのボディーガード:新入り
【得意系統】強化系(変化系寄り)
【念能力】
『人体鍵開け師(ボディ・ピッカー)』
<強化系+変化系>
能力者が、未開の奥地に住む部族に伝わる医術を、持ち前の器用さで独自に改良した念能力。極細の長い針を人間の精孔に突き刺し、閉じたり、逆に開いたりできる。
操作系の能力ではなく、原理的には電気針療法に似ている。
ただし、どちらの効果も、十数分しか続かない。
精孔を閉じた場合は、その精孔がある部位のみ(右腕や左足など)、硬も堅もできなくなる。人体には複数の精孔があるので、戦いの中で全て閉じきるのは不可能に近い。
逆に開いた場合は、潜在オーラを100%使えるようになるが、体への負荷を抑える為のリミッターを無理やり外すので、開かれた者は、戦いが長引くほど深刻なダメージを受ける。閉じるより開く方が難しいので、開く場合は対象者の協力が不可欠。
<制約>・・・特になし
備考・・・針を刺すのは直接でも、投擲でも構わないが、投擲の場合は成功率が大幅に下
がる。狙える精孔は、両腕、両足。胴体にある3つのの精孔。四肢の精孔を閉じると、そ
の部位は硬、堅ができなくなる。胴体の精孔を閉じると、敵のオーラが三分の一ダウンす
る。
また、念能力と言うより医療の範疇だが、激痛が走るツボ、疲労を取るツボ、食欲がわく
ツボ、痛みを感じにくくするツボも知っている。

【特殊技能】
運転知識
主人公はいくつかの乗物の運転が得意です。
バイク、中型車、大型車の運転技能にボーナスが付きます。

84: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 16:49:53.71 ID:JD75cv4l0
ステータスを忘れてました。
〈〈肉体〉〉 5
〈〈知力〉〉 4
〈〈精神〉〉 6
〈〈技術〉〉 9
〈〈練度〉〉 4
〈〈オーラ〉〉5
〈〈魅力〉〉 4
〈〈幸運〉〉 4

85: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 17:12:06.31 ID:JD75cv4l0
ルール補足説明
1、このssでは、行動の種類によっては、コンマ一桁で成功判定を行いますが、目標値を設定した上で
 下方ロールを行います。
基本的には、その行動に関係するステータスを目標値としますが、相手のステータスや状況により
プラス、マイナスの補正が付きます。
コンマ一桁が0だった場合、アクシデントとして無条件で失敗。普通の失敗よりも重大な結果となります。
コンマ一桁が1だった場合、大成功となります。普通の成功よりも良い結果が得られます。
 なお、目標値がマイナスの場合、自動的に失敗。10以上だった場合、自動的に成功します。

2、攻撃力や防御力など、ダメージ判定に関わる数値は、いくつかのステータスを計算式に当てはめて求めます。
  全て、書く事は出来ませんが、肉弾攻撃力を例に上げてみます。
  肉弾攻撃力=【肉体】+(【練度】×【オーラ】×【強化系適正】)÷3 (小数点以下四捨五入)
  主人公の場合ですと、5+(4×5×100%)÷3=12 となります。
  肉弾防御力も同じです。
  【強化系適正】は六性図から求め、変化系の場合80%。具現化系の場合60%です。
  HPなどの形で、数値化はしませんが、相手の攻撃力と、自分の防御力の差で軽傷か大怪我かなどのコンマ判定に補正がかかります。

3、上記の計算式はあくまで基本で、武器の有無や、硬の使用(カウンターを食らうと、大怪我のリスクはありますが)で
  補正がかかります。

4、今回の主人公の場合、基本の四大行に加え、応用技は硬、堅、凝、流、隠、周が使えます。

87: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 19:51:55.29 ID:JD75cv4l0
これはー・・・、うん、こっちかなぁ
あれ? でもそうしちゃうと、左手の薬指はどこに行ったんだろ。
あっ、そうかぁ。さっきの小さな骨は薬指の欠片か。直せるかなぁ。
顔も結構ズタズタだし。パックの上から、化粧すれば少しは誤魔化せ・・・無理か。

ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅ。

黒い髪を、適当にハサミで切ったようなベリーショートの女性が、赤く染まったテーブルの前に立っている。
背は150cm程度だろう。その小ささと、どことなく無邪気な印象を与える童顔は、彼女を本来の年齢よりも若く見せることが多かった。
無論、彼女が【念能力者】として、常人よりも若さを保っているせいでもあるわけだが。

88: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 19:57:41.69 ID:JD75cv4l0
おぞましい音が響き渡る地下室にノックの音が響いた。

「ヴ、ヴォルトさん、今よろしいでしょうか?」

この声は、私が今、地下室を使用させてもらっている病院の事務員だ。
名前は――、ルーチャって感じの響きだった気がする。オーチェかもしれないけど。

少し、事務員には目の毒かもねぇ。ドアを開ける前に、テーブルをカーテンで隠しとこう。

「なぁにぃ? まだ、閉院時間じゃないはずだけど」

「いえ、その。なんと言いますか。当院としましては、今回の仕事を最後にヴォルトさんに病院の施設の使用を最後にしていただきたいのですが・・・」

「えぇ! 二ヶ月前は、世の中に必要な仕事ですから喜んで施設をお貸しします、なんて言ってたじゃん。 こっちは高い使用料払ってんだからさぁ。一方的に出てけってどういうことよ!」

「ひぃっ!!」

つい、らしくもなく声を荒らげてしまった。素人相手に念で威嚇するようなことはしないが、自分の大声に事務員の女性は今にも泣き出しそうになっている。

89: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 20:08:10.22 ID:JD75cv4l0
少し、驚かせてしまったかな。今度は出来るだけ穏やかに声をかけよう。

「あー、怒鳴ったりしてゴメンネ。でも、実際さぁ、私の仕事をあなた達に負担させたりはしてないじゃない。 掃除だって運搬だって全部自分でやってるよ? お金の問題だったら20%位は上乗せしてもいいからさぁ」

「そ、そうじゃないんです。 ま、毎日毎日、粉々になったり、ズタズタに拷問されていたり、有り得ない形をしていたり! そんな遺体が、あなたが来てから月に十件以上も持ち込まれるようになったんですよ。 病院の規則で、あなたが持ち込んだ遺体も霊安室に保存していますけど、それを見たベテランの法医学の先生もノイローゼで二人休職しているんです。みんな、その内もっと恐ろしい、例えば、危険なウイルスに感染した遺体も持ち込まれるのではって不安が抑えきれなくなっているんです」

一度、恐怖に泣きかけた反動か。今度は、畳み掛けるように一方的に喋ってくる。

「ちょっ、それは大いなる誤解だって。ちゃんと衛生対策は万全に――」

「とにかくっ! 病院としてはこれ以上あなたに、施設を貸せません。今ある遺体の処理が全て終わったら、もう来ないでくださいっ」

90: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 20:13:51.31 ID:JD75cv4l0
入ってきた時の遠慮がちのノックが嘘のように、扉が乱暴に占められた。
だいぶ、情緒が不安定になってしまっているように感じる。

事務員でこれでは、医局員の中では更に不安が高まっているのだろう。

もう、ゴネて居座れるレベルじゃあないなぁ。
こうなったのは、別に初めてではないし、もう病院の限界を感じ取れるようにもなってきた。

力なく天井を見上げ今までの経緯を回想する。

91: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 20:21:07.36 ID:JD75cv4l0
ハンター証を取った時は嬉しかった。
その後、ひょんなことから受けた、行方不明になったハンターの死体捜索の依頼が予想外にうまくいって、その分野の仕事が沢山入ってくるようになったんだよなぁ。

金払いがいいから引き受けてたら、いつの間にか、遺体ハンターなんて呼ばれるようになってたっけ。

この仕事は割と気に入っている。
親しい人の死体を持ち帰ってあげた依頼人はみんな泣いて喜ぶ。これでやっと区切りを着けて前に進めるって。

孤児だった私にはイマイチわからないけど、なくしたジグソーパズルのピースをやっと見つけたような感覚なのかな。

それなら、私にも分かる。パーツが揃わないのって、すごく気持ち悪いもんねぇ。

92: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 20:23:10.32 ID:JD75cv4l0
この病院で、やっていた遺体修復、エンバーミングはまぁ顧客サービスってやつだ。

やっぱり依頼人の目に触れたらやばいからね。
大切な人の、犯罪者に無残に殺された遺体だの、危険な生物に食われて半分消化された遺体だのを、さ。
最悪、依頼人が取り乱して報酬を受け取るのに苦労する羽目になる。

最新医学だの薬学だのはよくわからないけれど、人体に関する知識ならある。

昔、ちょっとした事情で1年程、ある部族で古代医療の手解きを受けたから。
まぁ、そのちょっとした事情が原因で、ハンター証も無くしちゃったわけだけど。

93: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 20:28:34.83 ID:JD75cv4l0
だけど私が、健気にひどい状態になっている遺体を修復してるのに、何故か他の人は不気味がるだけだ。

生きてる人間ならともかく、死体をいじってるだけなんだから、裁縫やプラモデルの組立と大して違わないと思うんだけど。
始めは、少し臭いとかが気になったけど、慣れれば結構楽しくなってくる。

好きなことを続けられるんじゃなくて、続けることで好きになるって誰の言葉だっけ。
割と真を射ている気がする。

「ふぅ。 ま、いっか」
これも良い区切りかも知れない。

94: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 20:35:51.56 ID:JD75cv4l0
明日、千耳会で遺体探し以外の仕事を探してみよっと。
ハンター証を無くしても仕事は紹介してくれるはずだ。

そろそろ、独り身が寂しくなってきたし、出会いがありそうな、沢山人がいる職場がいいなぁ。
出来れば、私の仕事にも引かないような人がいる可能性がある職場、そんな都合の良いところがあるといいけど。

ぐっちゅ。ぐっちゅ。ぐっちゅ。

地下室に、再び肉をいじる音が響き出す。
その音はどこか、楽しげに弾んでいるようだった。




〈〈逆風のヨークシンオークション〉〉主人公

■■■■■■■■■■■■■■■■■■
“見つけた遺体は千以上 【屍漁りの麗人】”

ヴォルト
<遺体ハンター>
■■■■■■■■■■■■■■■■■■

99: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 21:08:57.78 ID:JD75cv4l0
広大な庭に壮麗な屋敷。庭には多数の番犬が放たれていて、この屋敷に住む人物の用心深さが分かる。

「お金は、やっぱりある所にはあるんだなぁ」

ハンターである、ヴォルトの稼ぎでも、ここまで大きな屋敷には住めない。
ヴォルトが大きな鉄の門扉に備え付けられたブザーを押すと、中から老人の声が聞こえてきた。

「どちら様でいらっしゃいましょうか」

「千耳会で依頼を受けて来た、ヴォルトです」

「それを証明するものをお持ちでしょうか?」

相手は、ブザーについているカメラからこちらを見ているようだ。

相手が求めているであろうハンターライセンスは持っていない。
一応運転免許証は持っているが、それを出そうか?

それとも、ハンターライセンスを無くしたことを説明するしかないかな?
他に方法もなさそうだし・・・。

あなたはどうする>>↓1

100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 21:14:02.24 ID:wrzlX9dE0
仕方ないのでライセンスを無くしたのを説明する

103: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 21:28:11.89 ID:JD75cv4l0
「あの、ダルツォルネ様。ハンター証を紛失したという女性が参りましたが、いかがいたしましょうか」

「ふん、だらしのない奴だ。証を紛失するとは・・・」

新人ハンターの5人の1人は、一年以内に証を紛失すると言われているが、多くの場合
それは、注意力がないハンターとう烙印となる。

お嬢様のボディーガードは、注意力が何より重要な仕事、千耳会にしか依頼を出していないため
今日面接があることを知っているということはハンターを装った暗殺者である可能性は低い。

ただ、無能では試験するだけ無駄か・・・?



いや、少し早計すぎるか。証を無くしていても実力があるハンターも存在しないわけではない。

せっかく集めたハンターをただで帰すのも勿体無いし一応試験だけはするか・・・。

「期待は出来んだろうがな」

――ヴォルトは門前払いを免れました。

老人がブザーのマイクから話しかける。

「どうぞお入りください」

104: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 21:33:49.83 ID:JD75cv4l0
ヴォルトが、執事らしい老人についていくと、大きな部屋へ通された。

部屋には、自分の他に5人の人間がいる。

ヴォルトは大きなソファに腰掛けると、ブラック・ムーンという葉巻タバコを取り出しシガーカッターで吸い口を切る。

マッチで火を点けた煙草を咥え、甘ったるい煙を口の中で転がした。

まだ、面接の開始時間まで10分くらいある。
ただ、待つのも暇だしなにかしようかな?

――部屋の中には、トチーノ、センリツ、スクワラ、バショウ、ヴェーゼの5人がいます。
>>1↓

105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 21:37:42.04 ID:iSYlvQ9AO
センリツ

107: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 21:41:05.84 ID:JD75cv4l0
ふと、ある一人がヴォルトの目にとまった。
男か女かはいまいち分からないが、とにかく目立つ姿をしている。

どんな、人なのかなぁ。
気になったヴォルトは話しかけてみることにした。

どんな話題がいいだろうか?
>>↓1

108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 21:47:12.79 ID:ueGffo7o0
可能なら
向こう(センリツ達)がヴォルトを知ってるかとか
ヴォルトの方で見覚えがある/名前を知ってる
とかの判定欲しかったです

安価下

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 21:54:42.56 ID:SAFwCJpho
簡単な挨拶と自己紹介から、センリツの体(の違和感)について

110: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 22:05:37.07 ID:JD75cv4l0
>>108さん。それは、確かに行った方がいいですね。ヴォルトもハンターとしてそこそこベテランになりますし。
センリツとの会話に移る前に、ヴォルトがここにいるハンターに知られているかの判定を行いましょう。
ヴォルト自身は、誰とも組まずに仕事をする上、他のハンターの知識もあまりないので、誰も知らないとします。
コンマで他のハンターがヴォルトのことを知っているかの判定を行います。

>>↓1 センリツ 一の位 目標値3
>>↓1 バショウ 十の位 目標値3
>>↓2 トチーノ 一の位 目標値3
>>↓2 ヴェーゼ 十の位 目標値3
>>↓3 スクワラ 一の位 目標値1
>>↓3 クラピカ 十の位 目標値4

遺体ハンターであるヴォルトは、賞金首を倒したりと言った派手な活躍はしないので、ハンター内でも知名度は低めです。
スクワラはアマチュアハンターなので、更に目標値を低めに、クラピカはクルタ族の遺体である緋の目を探していることから
少し、目標値を高くしました。
ダルツォルネは既に、ヴォルトの名前を聞いていますが反応が無かったので知りません。

111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 22:08:26.06 ID:3Z110R9Yo

112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 22:09:01.17 ID:QiX+5F6E0
えい

113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 22:12:44.77 ID:ueGffo7o0
00

114: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 22:15:55.58 ID:JD75cv4l0
センリツ 一の位 目標値3 出目 6 失敗
バショウ 十の位 目標値3 出目 0 失敗(本来大失敗ですが、知られていないより下がないので普通の失敗とします)
トチーノ 一の位 目標値3 出目 7 失敗
ヴェーゼ 十の位 目標値3 出目 1 大成功
スクワラ 一の位 目標値1 出目 7 失敗
クラピカ 十の位 目標値4 出目 7 失敗


116: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 22:28:29.48 ID:JD75cv4l0
「こんにちわぁ。私、ヴォルトって言うの。これから仲間になるかもしれないしよろしくね」

ヴォルトは、無難に挨拶から始めることにした。

「こんにちは、私はセンリツ。――お互いに、面接に通ればいいわね」

その声で、センリツが女性であることをヴォルトは理解した。

「あはは、そーだね。私、こういう護衛込みの仕事って始めてだから緊張しちゃうなぁ」

「そう・・・」

センリツの耳には、特に嘘を言っている時の心音は聞こえなかった。
これから試験で争うかも知れない相手に、自分の経験の無さを正直に話すとは・・・。

単なる馬鹿か、よほどの自信家か・・・頭のネジが飛んでいるかだ。

「ところで、あなたとっても小さいけど特別な部族か何か? その髪型も変わっているし」

・・・少なくとも、あまり礼儀は知らないらしい。

「あなたに話すようなことではないわ。そろそろ試験が始まるし、集中でもしていたら?」

――初対面で、女性に容姿について聞いたことで、センリツの心情を損ねました。

(ヴォルトっていうと、もしかして屍漁りのヴォルト! 危険な野獣の胃袋の中や、テロリストの縄張りでも、必ず遺体を回収するハンター。
能力は知らないけど、手ごわいライバルにも、心強い仲間にもなるかもね)

――ヴェーゼは、ヴォルトの名前だけではなく、その活躍もある程度知っています。

118: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 22:44:28.75 ID:JD75cv4l0
時間ぎりぎりになって金髪の少年? が入ってきた。
容姿は中性的だが、どちらかというと男性的だ。

「お待たせしました。契約に関する説明を行います」

老執事が、リモコンでモニターのスイッチを入れる。

一人の男が、現れる。
彼が依頼人だろうか? でも、過去のケースでは、命を狙われる立場にあるような用心深い依頼人は、簡単には姿を現さないことも
あった。もしかしたら、偽物かも知れない。

その後、正式契約の条件としてリストにある品物をどれか一つ手に入れてくるように指示された。
一応、所持するだけなら合法の品のようだ。
手に入れようとすれば、非合法な行為を行う必要がある品も多いが。

ヴォルトは遺体ハンターとしての経験と知識から、合法的に比較的容易に手に入れることができそうなものを幾つか見つける。

119: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 22:46:33.35 ID:JD75cv4l0
その後解散となり、バショウが、扉を開けようとするが何故か開かない。

「一つ、伝え忘れたが。――強いことが雇用の最低条件だ。その館から無事でられるくらい<最低>な」

扉から複数の剣が突き出て、多数の黒いローブを来た人間が部屋になだれ込んできた。

その内一人が、拳銃であなたを狙う。

周囲に適当な遮蔽物もない。

回避判定を行います。
『依存ステータス』
技術 9
『補正項目』
不意打ち -1

目標値8
>>↓1

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 22:47:43.64 ID:SAFwCJpho
ひらり

121: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 22:53:36.32 ID:JD75cv4l0
【銃弾の回避】

目標値 8
出目  4 成功

この程度の、銃弾をかわせないようでは、ヴォルトは今まで生き残っていない。
肉体的にも、念の技術においても、突出したものを持たないヴォルトにとって動体視力と
身軽さは、まさに生命線と言ってもいい物だ。
数歩、後退しつつも、敵の銃弾を最小限の動きで躱す。

ヴォルトに剣を持った3人の人間が飛びかかってくる。
ヴォルトはどうする?
>>↓1

122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 22:56:55.98 ID:UjSWjuZjo
取り敢えず一体に人体鍵開け師を使って様子を見てみる

123: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 23:03:54.74 ID:JD75cv4l0
ヴォルトは、【人体鍵開け師】を使用することに決めた。
この者たちも、ノストラード組の一員なら、殺してしまうのはまずいだろう。
とりあえず、相手の怯みを狙ってみるべきだ。

ヴォルトは、目にオーラの集中させる凝により、相手のオーラを見る。
相手が纏うオーラの僅かなゆらぎから、正確に精孔の位置を見抜く超絶技巧をヴォルトは努力の末に身につけていた。

しかし、相手を凝で見たヴォルトは、この黒ローブの集団は人間ではなく、念の塊だということに気が付く。
だとすれば【人体鍵開け師】は使用できない。
どうするべきか。
>>1↓

124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 23:20:16.67 ID:UjSWjuZjo
取り敢えず距離をとって周囲の様子を見てみる

125: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 23:25:56.25 ID:JD75cv4l0
ヴォルトが、どのような意図を持って敵と距離をとろうとしているのか
コンマで判定します。

推理判定を行います。
『依存ステータス』
知力 4
『補正項目』
なし

目標値 4

126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 23:27:56.93 ID:wrzlX9dE0
直下で?

127: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 23:42:03.57 ID:JD75cv4l0
すいません、指定忘れてました。直下です。

【推理】

目標値 4
出目 3 成功

ひい、ふう、・・・、数は11体か。
さっき見た限りでは、具現化系ではなく放出系。

放出された念は、能力者から離れる程、操作するのが困難になるはず。
ってことは、この部屋の中に能力者がいるね。

ヴォルトは、部屋で最も高い位置にある天井のシャンデリアに向かい跳躍した。

そこから、部屋中で戦闘が繰り広げられているのが見える。

金髪の少年が、放たれた銃弾を鎖で受け止めたのを見る。
手元の動きを見る限り、自動で攻撃を防ぐ念能力ではなく、技術のみで行った防御。

それに、ヴォルトは内心で賞賛を送った。

(なかなかやるじゃん。ま、私程ではないけどねぇ)

こと技術において絶対の自身を持つヴォルトにとって、先ほどの防御はそこそこやる、程度の驚きしか生まない。

(そぉしてぇ、この部屋の中で唯一狙われていないヤツはぁ)

ヴォルトの目が、トチーノを捉えた。

ヴォルトはどうする>>↓1




128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 23:50:37.78 ID:TJkdoQJeO
後ろに降り立って黒いローブの近くへ蹴り飛ばす

129: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/17(土) 23:58:25.80 ID:JD75cv4l0
攻撃の命中判定を行います。
『依存ステータス』
技術 9
『補正項目』
不意打ち 1
敵の技術差 -1

目標値 9

>>↓1

130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/17(土) 23:58:55.75 ID:AiSTUvON0
ほい

131: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/18(日) 00:07:06.71 ID:v1Axgsth0
【攻撃の命中】
目標値 9
出目  5 成功

ちなみに、補正にある、敵との技術差というのは、ヴォルトとトチーノの技術ステータスが、1しか差がないという
わけではありません。
基本、命中判定は敵の技術により妨害補正を受けますが、X=【自分の技術】-【相手の技術】で求められる数値が4~6の場合、-1の妨害補正を
受けるという仕組みになっています。

もう、零時もまわりましたので、本日はこれまでとします。
続きは明日の夜の予定です。

137: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/18(日) 19:51:34.38 ID:6v2CvPE80
――ダメージを与えることが目的ではないので、ダメージ判定は無しとします。

たん。

軽やかな音をたて、トチーノの後ろに降り立ったヴォルトは
トチーノを、剣を持つ一体の黒ローブの元へと押すように、蹴り飛ばした。

完全に不意をつかれたトチーノは、流れるようなヴォルトの動きに対応できない。

「がっ」

ヴォルトの唐突な行動に、部屋の中にいた他のハンターの視線がヴォルト、そしてトチーノに集中する。
トチーノが、黒ローブを巻き込み地面に転がる。
しかし、トチーノが黒ローブに接触したのにも関わらず、この人形は一番近くにいる
トチーノを無視して他の人間の攻撃に向かった。

(なるほどな、そういうことかよ。さっき殴った感触で、念の塊だということはわかっていたが・・・。)

バショウが、トチーノとの距離を詰め首に手刀を突きつけた。

「今すぐ、こいつらを止めろ。3秒だけ待つ。いーち・・・」

「わ、わかった。すぐに止める」

黒ローブたちは、服の中身が抜けたことで地面へと崩れ落ちる。

「ところで、嬢ちゃん。どうして、こいつが動かしているってわかったんだ?」

ヴォルトは全員に、判断の理由を説明した。

(この短時間でそこまで推理したのか――。オレは、あいつらが念の塊だということにも気付けていなかった)

――誰よりも早く、この襲撃のカラクリに気がついたことで、ここにいるメンバーからの評価が上がりました。

138: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/18(日) 20:03:47.36 ID:6v2CvPE80
「こんなに早くバレるとは思わなかったぜ。 ま、君たち5人の力なら館から脱出できるだろ。 がんばりな。」

5人・・・つまり、この中にもう一人潜入者が居るってことかな?

私たちを混乱させる為のブラフの可能性もあるけど、この試験がこんなもので終わりっていうのは呆気なさすぎる。
事実の可能性もあるわねぇ。

だが、金髪の少年が、鎖のついた指を突き出すと、潜入者がいるか調べると言い出した。

その鎖は、髪を後ろで束ねている長身の男の前で揺れる。

「お前が、潜入者だ」

少年の、その判断に最初に話しかけたセンリツという女性も、賛成する。
センリツは異常に耳がいいのか、長身の男の心音の乱れを聞き取ったと言っている。

6人中、2人が賛成――。確定では無いがこの男が潜入者である可能性は高いように感じる。

このまま、成り行きに任せてみようか。それとも、確信を得るため私も尋問に参加しようか。

ヴォルトはどうする>>↓1

139: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/18(日) 20:23:34.77 ID:n6Sh0eTmO
成り行きに任せる

140: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/18(日) 20:44:43.79 ID:6v2CvPE80
結局、バショウという男と、ヴェーゼという女ハンターの念能力で長身の男は口を割った。

彼はスクワラという名前の、操作系の念能力者で数匹の犬を操る能力を持つようだ。

館の中の罠を把握したヴォルトたちは、無事脱出に成功した。


とりあえずは全てうまくいった、かな。
リストの品物の入手はなんとかなりそうだし、他のメンバーの念能力もだいたい把握出来た。

センリツの耳の良さが、念能力によるものじゃなければ、まだ隠し技を持っていそうだけど。
クラピカっていう子も、まだ全ての能力は見せていないように感じる。それに、あの子からはある種の臭いを感じた。

大切なものを奪われた復讐に、執念を燃やす者の臭い。依頼人の中にも、同じような執念を持つ者はいた。

・・・だけど、強すぎる想いは爆発的な力を生み出すモチベーションとなる一方で、目を曇らせ破滅へと導きもする。

あの子は、どんな結末を辿るんだろうなあぁ。



クラピカがどんな理由で、強い執念を燃やしているかをヴォルトはまだ知らない。

例え、知ったとしてもしてもヴォルトにはその感情は理解できないだろう。
今までの人生で、誰一人、大切な人などいなかった彼女には。

屋敷の門を出て、ヴォルトは歩き出した。
お気に入りの煙草を加えて、空を見ると、夕暮れ時の薄紫色に染まっていた。


144: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/18(日) 21:28:33.50 ID:6v2CvPE80
面接のとき、モニターに映っていた男に5人それぞれが入手してきた品を見せる。

「OK。5人とも正式に採用だ。 オレは、護衛団団長ダルツォルネ、よろしく」

やはり、この男は本当のボスでは無かったようだ。

「さて、諸君らには早速任務についてもらう。
それは、ヨークシンまでのボスのガード! 無事にボスをホテルの部屋まで送ること」

そこから、ダルツォルネは任務の内容を説明した。
ヨークシン郊外にあるリンゴーン空港までは、専用の飛行船で35時間かけて移動。
空港からホテルまでは車で90分。
ヴォルトたち新入りの配置は、陣形の最も外側。

「さて、説明はこんなところだが、何か質問は?」

>>1↓ヴォルトはどうする?


145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/18(日) 21:43:07.75 ID:fOhJTRi2o
襲ってくる奴らは[ピーーー]気で戦って良い?
それとも出来るだけ捕獲した方が良い?

146: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/18(日) 22:05:05.69 ID:6v2CvPE80
「はいはーい。私質問ありまーす」

静まりかえっていた部屋に、ヴォルトの緊張感のない声が響く。

少し、ダルツォルネが顔をしかめたが言葉には出さず、ヴォルトの発言を促す。

「もし敵に襲われるとするじゃないですかぁ。その場合、全て殺しちゃってもいいんですか?
それとも、出来るだけ生け捕りにして雇い主の情報を引き出します? マフィアって報復を重要視するんですよね」

「我々は、系列の組員とは目的が違う。 一番重視するべきはボスを守ること。 そのために、無用なリスクは極力避けろ。 殺せる時には殺しておけ」

だが、とダルツォルネは付け加える。

「情報を引き出すことがボスの安全の確保に繋がることもある。 反撃されてもボスに危険が及ぶ可能性がない時は、尋問することもあるが
 それを決めるのはオレだ。 基本、ボスに近づく者は全て殺せ」

「りょうかい」

私としては、その方が助かる。生け捕りより殺す方が難易度は低いし。

その後、あのクラピカって子が、敵の心当たりを質問してリーダーに威圧混じりに心得を教えられてた。

クラピカの言うことにも一理ある。危険な森林に入るときとかは、そこに住む危険生物の情報を仕入れておくのが基本だから。

でも、人間は時に自然よりも複雑怪奇。
下手に先入観に凝り固まると大きな間違いの元になるのは確かだ。




147: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/18(日) 22:33:23.97 ID:6v2CvPE80
「来な、諸君。ボスを紹介しよう」

ダルツォルネに続いて5人は屋敷の廊下を歩いていく。

途中に、人の死体が埋め込まれたキャンバスが設置してあった。

ダルツォルネによると、敵の偽情報に踊らされてボスを危険にさらした罪で始末されたらしい。

要するに、このまま生かしておくよりも、殺して見せしめにでも使った方が有意義と思われただけのことだろう。

ヴォルトは特に恐怖も、嫌悪感も感じない。
ただ・・・。


うーん、死体を飾る趣味ってやっぱり理解はできないなぁ。
そんなに、綺麗なものでもないと思うけど・・・。


ヴォルトにとって遺体は、愛でる対象でも、嫌悪する対象でもない。

どんな状態の遺体を見ても、その心に一切の波風の立つことはない。 だからこそ、遺体ハンターなどという仕事を続けられた。



――人は、死体を見てその人物の死に様を連想する。

苦痛に顔を歪めた死体なら、その人が味わった苦しみを。 薄らと微笑んだ遺体なら、その人の最期が安らかであったことを。

でも、それはあくまでも錯覚に過ぎない。

死体を見たものがどのようなことを感じるかは、当人の死への恐れ、あるいは、羨望を反映しているだけなのだから。




やっと、ボスの部屋の前までついたようだ。

「ボス、新入りを連れてきました」

「どうぞ」

扉の先には、一人の少女がベッドに腰掛けていた。

ノストラード組の組長は、初老の男性だと聞いていたけれどその娘かな?

「ふーん、この人たちが新人さん? これからよろしくね」



これが、組長の娘であり護衛団のボス、ネオンとヴォルト達の最初の出会いとなった。



――目的発生 ネオンをヨークシンオークション期間中護衛する。




153: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/20(火) 20:25:17.26 ID:6mboqsTs0
ヴォルトたちが、ヨークシン行きの飛行船が出る飛行場へ着くと、そこには既にノストラード組の
専用飛行船が、準備されていた。

見たところ大きさはかなりの物で、一般旅客便ならば200人以上は入る容量があるだろう。
これを、ネオンと付き人、護衛団の20人足らずで独占するというのだからノストラード組の財力が伺える。

タラップを上り、飛行船に入ると少人数で利用することを前提に設計されているとわかった。


船内は2層構造で廊下と、幾つかの部屋で構成されている。船の2層部分は全てネオンのプライベートルームとなっており、新入りたちは
2人と3人に分かれて、一層の部屋に待機することになった。

ヴォルトは2人部屋と3人部屋のどちらを希望する>>↓1

154: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/20(火) 20:27:21.11 ID:TKfQJsQ+0
2人部屋

155: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/20(火) 20:31:50.88 ID:6mboqsTs0
誰と相部屋になるか、コンマで判定します。

00~25  ヴェーゼ
26~50  センリツ
51~75  バショウ
76~99  クラピカ

156: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/20(火) 20:32:41.47 ID:S41Nq/0w0
ほい

157: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/20(火) 20:44:30.65 ID:6mboqsTs0
出目 47
センリツに決定しました。

結局、センリツと同室に決定した。

初対面のとき、ちょっと地雷踏んじゃったぽいし、気まずいなぁ。

部屋は要人の宿泊は想定されていないからか、質素な作りだった。二つのベッドが2メートルほど離れて置いてあり、その他には小さな文机と
金庫しか置かれていない。

枕元にあった金庫に貴重品をしまうとベッドに腰掛ける。

ふと見るとセンリツも同じようにして座っていた。


やっぱり、気まずいぃ。

煙草が吸えるなら、それで時間が潰れるんだけど、リーダーに船内は禁煙って言われちゃったし・・・。



ヴォルトは、沈黙に耐えられずセンリツに話しかけることにした。

話題はどうする>>↓1

158: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/20(火) 20:55:00.82 ID:+bxwaUYfo
素直に謝ってコーヒーでも奢る

160: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/20(火) 21:23:31.73 ID:6mboqsTs0
やっぱり、この先長い付き合いになるかもしれないんだし、気まずいままじゃあダメだよね。


ヴォルトは、初対面のときの失礼について謝罪することにした。


「あの、センリツちゃん。 始めてあったときはごめんね。 いきなり不躾な質問なんかして・・・、私失礼でした」


ふう、とセンリツは息を一つ吐くと、笑みを作った。


「――いいわよ。 私も、物事を悪く取りすぎていたみたいね。 私はもう気にしないから、あなたも気にしないで」

「ホント! ありがと、センリツちゃん。 あ、そうだコーヒーでも入れるね。それとも紅茶がいい?」

「コーヒーの方がいいわね。角砂糖は一つ、ミルクはなしで。
というか私を、センリツちゃんなんて呼ぶ人なんて、あなたの方が珍しいんじゃないかしら」

「そうかな・・・。 まあ同年代くらいの女の子には、基本ちゃん付けでよんでるから。 あなた、筋肉のつき方や、肌の状態から見て
多分20代半ば、ってところでしょ?」

「・・・よくわかったわね。この姿になってからは、もっと老けて見られることが多いのに」

「あはは、人の体については、ちょっと色々知ってるから」

「えっ、ちょっと待って。 てことは、まさかあなたも20代半ば?」

「まぁね、若く見られることはあるけど」

「若く見えるってレベルじゃないと思うけど・・・。バショウなんて、あなたのこと10歳前半って思ってたわよ!」


思った以上に、センリツちゃんとの会話は弾んだ。

これなら、残りの空の旅を快適に過ごせそうだ。

162: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/20(火) 21:39:46.10 ID:6mboqsTs0
センリツちゃんと話すうちに、誤解は解けて、気まずい思いをすることもなくなった。

夕食も食べたし、シャワーも浴びて寝衣にも着替えた。

あとは、ただ寝るだけなんだけど・・・。



あーあぁぁぁ。ダメだ、全然眠れない。 私の体の奥が波打って煙草を求めてしまっている。

センリツちゃんのベッドを見ると、彼女はもう寝息を立てていた。

これじゃ、話でもして気を紛らすこともできないかぁ・・・。



そうして、悶々とすること数十分。 もう限界だ。

リーダーに怒られたって構うものか。


センリツちゃんを起こさないように、そっと部屋を出る。

目指すは、機関室。

昼間、船の中を見回った際に、この船の機関室には、船外との換気装置が備え付けられていることに気がついた。

あそこで取り入れた空気をダクトから船内に運び。同時に、船内の空気を、排出している。

排気設備をうまく利用すれば匂いを残さずに煙草が吸えるはずだ。

あとは、朝にシャワーを浴びて、歯を磨けばよほど鋭い鼻を持っていない限りバレる心配は無い。

バレても、その程度の微弱な匂いなら、昨日船外で喫煙したときに着いたとシラを切ればいい。



私は足早に、しかし静かに機関室へと向かった。

163: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/20(火) 21:55:34.07 ID:6mboqsTs0
夜の機関室には、飛行船のタービン音と、ダクトを通る風の唸りだけが響いていた。

この音は、昼間にも聞いたはずなんだけど、どことなくもの寂しげに趣を変えたような気がする。

この部屋に限らず、船内全てのドアは光が漏れ出さないようになっているので、この部屋の照明を付けている。

暗闇で煙草を吸ったせいで、落とした灰に気がつかなかったら最悪だから。



煙草、特に葉巻を吸うとき肺に入れるのはあまり好きじゃない。

肺ではなく、喉を動かすようにゆっくりと葉巻を吸うと、口の中に甘さと苦味が混じりあった何とも言えない味が広がる。

それを、舌の上で幾度か転がした後、排気ダクトに向けて吐き出す。

黒い穴に、吸い込まれていく紫煙を眺めているとヴォルトの全身を、ゆったりとした幸福感が包んだ。




不意に、ドアノブが回る音が、室内に響いた。

まさか、バレた!?


一体誰だろう。どうやって言い訳しよう、という思考が一瞬の内に駆け巡ったが、そこにいたのは一人の少女。


私の護衛対象であり、雇い主。

ネオン・ノストラードだった。



168: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/20(火) 23:10:40.69 ID:6mboqsTs0
「げぇっ。 ボ、ボスどうしたんですかこんなところに!?」

確か、ボスは自室で就寝していたはずだ。
出口の扉の前を、護衛団が見張っているから、一人で船内を歩き回れるはずがない。

「ちょっとぉ、私を見て『げぇっ』はないでしょ。一応あなたの雇い主だよ」

ネオンはその後少し考えて、正確にはパパだけどね、と付け加えた。

「ところで、どうやって部屋から出たんですか? 確かあの部屋の前には、見張りがいたはずですけど」

「えっへっへぇ、そこは頭の使いどころですよ新人さん。 この飛行船って太いダクトがそこら中に通っててね、私の部屋からも格子を外せば
入ることができるの。 そこを通ってこの近くまできたのよ。 少し狭い上に、埃っぽいけどね」


「な、なるほど。でも、そんな危ない遊びはしないほうがいいと思いますよ。 ボスに何かあったら、大変なことになりますし」

ネオンは、その言葉に少し表情を顰めた。

「知ってるよ。 どこに行くにも、何をするにも、人の後をぞろぞろ付いてきてさ。 うっとおしいって言ったら、ボスの身に何かあれば
っていうだけ。 何がボスの身に――よ。 私に何かあって困るのは自分たちだから心配してるだけでしょ!」


その言葉は否定できないなぁ。 能天気で、悪趣味なだけの子だと思っていたけど、割と鋭いようだ。


「ま、飛行船の中だし、特に危ない人とかはいないでしょう。 少し、誰も見張っていないところに散歩してみたくなっただけよ」

「そう、ですか。 でも、戻るときはダクトからじゃなく、普通に戻ったほうがいいですよ」

「そうだね。 膝とかに埃ついちゃって最悪。 なんで、一人で部屋から出るのにこんな事しなきゃならないんだろ」


それは、あなたの念能力が、かけがえのない貴重なものだからです。もちろん声には出さないけど。


手で、服を軽く払いながらボスが落ち込んだ声を出している。


性には合わないけど、私は今この人に雇われてるわけだし、少しフォローをしておくかなぁ。


「それも、御父君がボスのことをそれだけ心配しているということですよ。 中々おりませんよ、一人娘を守るためでも、ここまでする方は」



「・・・それって、パパが『私』を心配しているって意味?」


表情は、微笑みに近い形を維持している。

だが、ネオンの目からは今までの子供めいた輝きは消え、鋭い眼光が宿っていた。

不意な変化に思わずヴォルトはたじろく。




ネオンの問いかけを肯定するべきか。

それとも、沈黙を保つべきか。






172: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/20(火) 23:45:15.20 ID:6mboqsTs0
では、最終決定をしてください。

>>↓1

173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/20(火) 23:46:02.19 ID:uNnrRjyio
肯定

174: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/21(水) 00:05:32.43 ID:Kw2e+Rgk0
「え、ええ。御父君は、ボスのことを大変気にかけておられます」


「・・・そっか、うん。えへへ、分かりきったこと聞いちゃったね」

そう、わかりきっている。

雇われた身である以上、私はこう答えるしかない。



ネオンの父、私たちの直接の雇い主、ライト・ノストラードは『娘』と言うより『娘の力』を失うことを恐れていることは誰にもわかる。

だって、本当にネオンを大切にしていれば、命を狙われる危険すらある裏社会の占い師なんてさせるわけがないから。


でも、私はそれを答えるわけにはいかない。証は無くしても、ハンターとしての矜持くらいある。

雇われた者として、直接の雇い主の不利になることなど言えるはずもないのだ。



「じゃあね、『新人さん』。 眠くなっちゃったしもう寝るよ」


「おやすみなさいませ、ボス」


飛行船は夜の雲の下をゆっくりと、進んでいる。

欲望と富の渦巻く都市、ヨークシンを目指して。


そこで起こる出来事が、ノストラード組に、何をもたらすのか。

それは、まだ誰も知らない。







178: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/22(木) 20:18:10.18 ID:X/9tYXDT0
夕暮れの小学校。

校舎前にあるベンチに座り、私は図書館で借りた文庫本を読んでいた。

内容は、よくある少年探偵物。

沢山の友人に囲まれ、ピンチに陥っても機転と幸運で切り抜ける。 実際はこんなにうまくいくはずが無いと、子供ながらに思うが
今は、最悪の気分を忘れる為に本を読んでいるだけだ。

このくらいのくだらない内容でちょうどいい。

「あのぉ、隣座ってもいいかなぁ」

「はぁ?」

そこに、いたのは私と同じクラスの女。
今まで、あまり話したことはないが、もう十歳以上だというのに、舌っ足らずな幼い喋り方をする奴だ。

一応、私と違い孤立はしていないようだが友人グループの中では一番下に見られているようで、よく馬鹿にされている。

別に、私には関係無いけど。

「別のベンチも空いているから、そっちに座れば」

「いやぁ、それじゃダメっていうかぁ。 あなたとお話したくて」

「私は別に話したくないけど」

「ホント、ちょっとで終わるから、ね」

「・・・勝手にすれば」

あの時拒絶しなかったのは、心が弱っていたからだろうか。

それとも、彼女の瞳に毒気を抜かれたのかも知れない。

真正面から覗いたその瞳は、今までに見たことの無いような澄んだ青色をしていたから。

179: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/22(木) 20:31:48.37 ID:X/9tYXDT0
「どうなったの? あの後」

彼女が言う、あの、とは私がクラスメートの女子を殴り、流血沙汰を起こしたことか。

クラスメイトからの人気もあり、教師からの評価も高いが、実は影で、立場の弱い生徒を取り巻きたちと攻撃することで
自分の求心力を保っている女。

私も、度々嫌がらせを受けていたが我慢の限界を超えて、今日ついにやってしまった。


「別に、予想通りの展開になったって感じだね。 担任は、私があいつを妬んで一方的に殴ったって方向に持っていきたいみたいだし
他の生徒も私がいきなり殴りかかったって証言してるみたい。 まあ、巻き込まれたくないのか、そもそも興味も無かったのかは知らないけど」

「でも、私はあなたは悪くないと思うなぁ。 あの子、ホントに酷いし何でみんな、あんな奴の味方するのかわかんないよ」

「あいつの方が人気があるからでしょ。 ノリが良くて、明るくて、男子とも普通に接することができて、友達想いで、いじめが好き。
実際、私みたいに暗い奴より、あいつに味方したほうが圧倒的に得だね」

「そんなのって・・・」

彼女は、何も言えずに俯く。

それを見て、思い出したことがあった。

こいつ、騒動の後、担任がその場にいた全員に何があったか聞いていた時に私を庇うようなこと言ってたっけ。

まあ、弱々しすぎて、殆ど無視されてたけど。

181: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/22(木) 20:41:13.02 ID:X/9tYXDT0
「そろそろ日が暮れちゃうよぉ。あなた帰らなくていいの?」 

「別にいいわ。 どうせ帰っても、今日のことで怒鳴られるだけだし。 多分夕食も抜きね」

人の話を聞かないということでは、孤児院の職員も担任といい勝負だ。 彼らにとって正しいかどうかより、面倒が少ない方が優先なのだろう。

わざわざ学校に、掛け合って事実関係を確認するようなことは絶対にしない。

彼らは親ではなく、所詮、雇われ職員だから。

もし、私に親がいたら。

そんな想像を、昔はよくしていたが、惨めな気分になるだけだと悟ってからは辞めてしまった。



ぐぅぅ。

お腹が鳴る。騒ぎを起こしたのがランチタイムの最中。

そこから、放課後まで一時間以上説教されていたせいで、今日は昼食を食べていない。

「あ、もし良かったら私、サンドイッチ持ってるから食べて。 昼に食べる予定だったんだけど、あなたが心配だったから結局食べてなくて・・・」

「下らない同情はしないで。 アンタに恵まれる義理はないわよ」

「ううん。私もあの子に昔、いじめられてたから、あなたがやり返したのを見て、ホントに凄いなって思ったんだぁ。 だからこれは、そのお礼」

「・・・私はお礼は言わない。 勝手にくれただけだから」


ランチボックスを開けると、色とりどりの果物とクリームが挟まれたサンドイッチがあった。
小さな、沢山の種類のそれを見て、手間暇をかけた事が伺える。

こんな物を作ってもらえる彼女を少しだけ、羨ましく思ってしまった。

私が、それを頬張る様子を彼女は、嬉しそうに微笑みながら見つめている。

変わった奴だ。 下手に私に関わったら、こいつもロクなことにならないかもしれないのに。

クラスメイトの名前なんて興味なかったけど、コイツの名前くらいは覚えておこうかな。

「ごちそうさま。――アンタ、なんて名前だっけ」

「私は、エミリ。 よろしくね、ヴォルトちゃん」

185: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/22(木) 21:15:39.42 ID:X/9tYXDT0
目を開けると、そこには白い天井があった。

この夢を見るのも、久しぶりだ。

何故か、私が忘れかける度にエミリは夢に現れる。

別に、友達とかじゃないのに。

横を見ると、センリツちゃんはいない。

どうやら、私よりも早くに起きて、食堂にいったようだ。



顔を冷水で洗い、服を着替える頃には、飛行船はヨークシン郊外のリンゴーン空港に近づきつつあった。

食堂へいくと、そこにはリーダー等、護衛団の面々が揃っている。

食事をしながら、空港からヨークシンにあるホテルまでの護衛について説明される。

護衛団は、ボスを中心とする車列を組み、ホテルまでの安全を確保する。

新人である私の担当は、車列の最も後方を、もう一人の新人と共に固めること。

私の同乗者は――。

同乗者を決めるコンマ判定を行います。

00~25  ヴェーゼ
26~50  センリツ
51~75  バショウ
76~99  クラピカ

186: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/22(木) 21:20:19.82 ID:X/9tYXDT0
>>↓1です。

187: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/22(木) 21:22:56.09 ID:yKm8SeHSo

188: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/22(木) 21:25:19.45 ID:X/9tYXDT0
出目 9
ヴェーゼに決定しました。

189: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/22(木) 21:36:42.44 ID:X/9tYXDT0
荒野の中を、蛇のように横切る道路を、ヴォルトが運転する車は走っていく。

助手席には、ヴェーゼという女ハンターがいた。

彼女とは、あまり話したことは無いが、キスをした相手を180分間、奴隷にすることが出来るという恐ろしい能力を持っている。

「あなた、遺体ハンターのヴォルトでしょ」

唐突にヴェーゼが、訪ねてきた。

「え、まあ、そうだけど。知ってるんだぁ、私のこと」

「まあね。昔あなたに仕事を依頼した人と、依頼で関わったことがあるから」

一旦会話が途切れ、しばらく無言のまま車は進む。

「あなたは、遺体回収以外の仕事はしないって噂を聞いたんだけど、今回の依頼を受けたのはどういう風の吹き回し? ふふ、もしかして
あの娘のコレクションと何か関わりがあったりして」

冗談めかしているけど、本当に疑われているかんじだなぁ。


ここは、どう答えようか・・・。


191: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/22(木) 21:55:00.62 ID:X/9tYXDT0
では、時間になりましたので決定を。
どのように答える?>>↓1

192: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/22(木) 21:59:38.26 ID:XXd18VSDO
正直にありのままを

193: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/22(木) 22:10:04.59 ID:X/9tYXDT0
「あはは、そんな深読みしなくてもいいって。 ちょっと、仕事の都合で病院とトラブっちゃってさ。ここは一つ、違うタイプの仕事もしてみようって
思っただけ。 この職場なら、変に気味悪がられもしないだろうし」

「そうだったの。 ここのボスの趣味だいぶ変わってるし、この仕事を受けているのは何か事情があるハンターが多いかもって思ってね。
ちょっと、興味本位で聞いてみただけよ」

「ふふ、そういうあなたはどうなのよぉ。私が教えたんだから、自分だけ秘密ってのはなしだよぉ」

「お金よ、お金。 千耳会に出されていた依頼のうち、金払いが一番いいのがここだったってだけ」


ふうん、お金かあ。

やっぱり、世の中お金も大事だよね。 遺体回収の依頼も、生命保険や遺産相続絡みが結構あったし。

話している内に、ヨークシンシティの影が地平線に浮かんできた。


194: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/22(木) 22:29:44.09 ID:X/9tYXDT0
「組長、今回の占いで気になることが・・・」

ダルツォルネは、ライト・ノストラードに、オークション会場を何者かが襲撃し、死亡者が多数出るという占いの結果を報告する。

「・・・よし、とにかくネオンを会場には連れて行くな。ネオンが欲しがるものは金を惜しまず手に入れろ。競売はお前たちだけで落札するんだ」

「承知いたしました」









「諸君、任務ご苦労。 早速だが、次の仕事に入ってもらう」

ダルツォルネの前には、護衛団全員が揃い話を聞いている。

「地下競売には、我々護衛団のメンバーが参加することになった。 コルコ王女の全身ミイラ、俳優ソン・リマーチの使用済みティッシュ
DNA鑑定書付き、クルタ族の眼球 通称 緋の眼。 以上の3つだ」

そして一つ注意が、と付け足す。

「オークション会場を何者かが襲うという情報が入っている。 いかなる不測の事態をも臨機応変に対処し、「目的物の入手」を大前提に行動せよ」

その後の説明によると会場はセメタリービル。マフィアン・コミュニティーにより厳重に守られており、今まで殆ど問題は起きていないようだ。

「競売担当は三人一組。絶対に些細な揉め事も起こすな。仲間以外との会話も慎め。 メンバーは、トチーノ、イワレンコフ、それから・・・」

そういえば、新人のヴォルトは、試験の時も緊急事態に冷静に対処していたし腕も確かなようだ。

言動に多少不安があるが、アクシデントが起こる可能性が高い今回の地下競売は実力重視で行くか・・・。

「ヴォルト、お前に任せる」

203: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/23(金) 20:31:50.36 ID:XdWkQ8WA0
それと、申し訳ありません。
この先、本格的な戦闘を行う場面が出てきますが、その前に新しいステータス<<感覚>>を導入したいと思います。

今まで唐突な攻撃は全て【不意打ち】とし、回避に-1の補正を加えていましたが、今後は不意打ちの成功は<<感覚>>
により、コンマ判定を行います。

また、罠の発見や、敵の強さの看破など直感が関わる判定に影響します。
回避や命中は、今まで通り<<技術>>で判定します。

【感覚】 >>↓1 コンマ一桁 0の場合は5と読み替える。

205: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/23(金) 20:41:17.19 ID:XdWkQ8WA0
出目9
ステータスは以下のように決定しました。

〈〈肉体〉〉 5
〈〈知力〉〉 4
〈〈精神〉〉 6
〈〈技術〉〉 9
〈〈感覚〉〉 9
〈〈練度〉〉 4
〈〈オーラ〉〉5
〈〈魅力〉〉 4
〈〈幸運〉〉 4

209: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 20:21:41.32 ID:tImi5Z/p0
セメタリービルの入口にある、金属探知機を潜りエントランスホールの中に入った。

拳銃などある程度サイズの大きい金属製品を探知するタイプだったので、服の中に仕込んである長針は
探知されずに済んだようだ。

競売が始まるまで、二十分ほど間があるのでホールで待機しながら、辺りを軽く見渡す。

リーダーの話では、ボスの占い情報によって、会場内の警備をより厳重にすることが決定されたらしいが、ヴォルトの目から見ると大したことはない。

警備役のマフィアらしき男たちが、所々でホール内を警戒しているが、大部分は戦闘のプロとは言えないようだ。
隠し銃で武装しているが、それを意識しすぎて、遠目からでも違和感が丸出し。
隠している意味をなしていない。

そこそこ鍛えられた念能力者なら、簡単に突破できる警備レベルだろう。






214: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 20:46:01.48 ID:tImi5Z/p0
世界中のマフィアを敵に回そうというのだ。

襲撃者は間違いなく、腕に自信を持ったかなりの実力者。
警備が思ったより当てにならない以上、できる限り自衛の策を練らなければ。

ふと、ヴォルトは襲撃者の侵入経路が気になる。

「トチーノさん。ここに入る時に、入場券を渡していたけどそれって偽造の心配はないの?」

「それに関しては心配ないさ。 あの入場券は単なる紙に見えるけど、内部に小型のチップが仕込んであるって話だ。
国家レベルの技術力を持っていないとコピー出来るものじゃない。
それに、入場券は1つの組織に付き1枚まで。例え、偽造できても同じ組織の入場券が二枚となれば矛盾が生じるようになっている」

「だが、襲撃者が紛れ込んでいない保証にはならないぜ」

口を挟んだのは、護衛団の中で一番の巨漢、イワレンコフだ。

「どっかの馬鹿が、入場券を奪われてたらかなりヤバイ。 俺たちみたいに、部下に代理で行かせる組も多いからな。
偽造に関しては警戒しているが、だからこそ本物の入場券を持っている人間なら簡単に入れるってわけだ」

「なるほど」

彼は厳つい見た目とは裏腹に、頭も切れるようだ。

「私も侵入時は強行突破は避けるかなぁ。 セメタリービルの周りには競売に参加する人以外立ち入り禁止だけど
多くの組は、遠巻きに会場の様子を伺ってるし。派手に騒ぎすぎると、すぐに人が集まっちゃうもんねぇ」

話をしている内に、時間が来たことを知らせるベルがなった。
アナウンスの音声が響く。

「ご来場の皆様、長らくお待たせいたしました。 もうじき競売を開始します。 所定のお席へご着席ください」

重厚な音を立てて、オークションホールの扉が開かれた。

215: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 21:00:27.27 ID:tImi5Z/p0
オークションホール内の席に座る。 
私たちに割り当てられた席は、ホールの出口に比較的近い席だ。

ここなら不測の事態が起こった時も逃げやすいだろう。

これから、地下競売が始まる。

この競売で、どれだけ高額の物を競り落とすかは、マフィアンコミュニティからの評価に直結するため
お互いを牽制しあうような視線が、飛び交っている。

その時ステージ脇から二人の男が、進行役のテーブルへと近づいていく。

ヴォルトはその二人を見て・・・

【危機感知】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
感覚 9

『補正項目』
なし

目標値 9

>>↓1

216: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 21:01:05.35 ID:qenbtifF0
勝った!

217: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 21:03:00.34 ID:tImi5Z/p0
目標値 9
出目  5 成功

219: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 21:22:37.85 ID:tImi5Z/p0
ヴォルトは、その二人の男を見て全身が総毛立つのを感じた。

間違いない、奴らはここにいる全員を殺そうとしている。

身のこなしから、相当の実力者。念能力者ではないと考えるのは希望的観測が過ぎるだろう。

「トチーノ、あいつら襲撃者。 多分勝てないから、何かアクションを起こした瞬間に逃げるよ。 イワレンコフにも伝えて」

隣の席に座っていたトチーノだけに聞こえるような小声で話しかける。

その普段のヴォルトとは異なる切羽詰まった話し方に、トチーノが目だけをヴォルトの方に向け様子を伺う。

トチーノは、試験の時にヴォルトに、あっという間に追い詰められた為にヴォルトの洞察力を高く評価している。


ヴォルトの眼差しを見たトチーノは、彼女が本気であることを悟り、イワレンコフに同じことを伝えた。

巨漢の男と、目つきの鋭い小柄の男が進行役のテーブルに着く。

「皆様ようこそお集まりいただきました。 それでは、堅苦しい挨拶は抜きにして」

そこまで言ったところで、巨漢の男のオーラが膨れ上がったことを、彼らを凝視していた三人は察知する。

その時には三人は、既に出口へ向けて走り出していた。

「死ぬといいね」

巨漢の男の十指から、無数の念弾が発射された。

【回避判定】
『依存ステータス』
技術 9

『補正項目』
事前察知 +1

目標値 10 自動成功

220: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 21:25:25.81 ID:jDgqp6ys0

222: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 21:33:24.97 ID:tImi5Z/p0
ヴォルト達は間一髪で念弾を回避するが、一時的に射線から逃れただけだ。

早くオークションホールから、脱出しなくては。
 
三人は、閉ざされている出口の扉へと近づく。

「俺に任せろ」

イワレンコフが、左腕にオーラを移動させ扉に突進した。


【伏兵の感知】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
感覚 9
『補正項目』
ドア越し -3

目標値 6

223: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 21:33:56.23 ID:tImi5Z/p0
>>↓1

224: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 21:35:01.42 ID:TEHSXTEW0
a

225: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 21:47:36.46 ID:tImi5Z/p0
【伏兵の感知】
目標値 6
出目  2 成功

このドアの向こうに敵がいる!

数々の死線を潜り抜けた、ヴォルトの直感が扉の向こうに潜む殺意を感知した。

イワレンコフは、今まさに扉を突き破ろうとしており、もはや止まれないだろう。

ヴォルトはどうする?

238: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 22:10:39.73 ID:tImi5Z/p0
>>↓1 ヴォルトはどうする?

239: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 22:14:11.95 ID:+LlYk8St0
イワレンコフを盾にし、逆に相手の隙を突き攻撃。

242: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 22:22:18.43 ID:tImi5Z/p0
もう、イワレンコフは止まれない。

私に出来ることは、イワレンコフに攻撃してくるであろう敵を迎撃することだけだ。

ついに、イワレンコフがドアを突き破った。

【タイミング】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
幸運 4

『補正項目』
なし

目標値 4

>>↓1

243: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 22:24:12.11 ID:vLjckkup0

248: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 22:45:32.97 ID:tImi5Z/p0
【タイミング】
目標値 4
出目  1 大成功!


イワレンコフが扉を突き破り、外へ転がり出る。

ヴォルトも、イワレンコフのすぐ後に続くが、出口の横から一人の女が棒状の物を振りかぶりイワレンコフに
振り下ろそうとしているのに気が付く。

ヴォルトは、右足にオーラを集中させ強烈な蹴りを繰り出した。

相手は、イワレンコフに攻撃する体勢でいる為に反応が遅れた。


【攻撃の命中】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
技術 9

『補正項目』
不意打ち +1

目標値 10 自動成功


【敵のダメージ】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
敵の肉体 5

『補正項目』
攻防力差 +1

基準値 6 
※ダメージ判定の際は、基準値を設定し、出目との差でダメージ量を求めます。
 目標値の時とは異なり、数字が高いほど良い結果が出ます。
 なお0は、出目10として扱います。

>>↓1

249: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 22:46:22.97 ID:Z4awxmmJ0
a

250: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 23:04:58.08 ID:tImi5Z/p0
【敵のダメージ】
基準値 6
出目  7 中傷

ヴォルトの横合いからの蹴りは、相手へと真っ直ぐに突き刺さった。

黒髪のその女は、咄嗟に右腕でガードしたものの、十分に攻防力を移動させることが出来なかったようだ。

ヴォルトの足に、黒髪の女の腕の骨が軋む音が伝わる。蹴りの衝撃は胸部まで届いたようだ。

感触からして骨は折れてはいないようだが、確実にヒビは入っただろう。

吹き飛ばされ地面を転がる黒髪の女を見て、ヴォルトは再び走り出す。

「た、助かったぜ」

イワレンコフが礼を言ってくるが、少しでもタイミングが遅ければ、彼は頭を砕かれていた。

助かったのは、彼の運の良さによるところも大きい。

「二人共、とにかく逃げるぞ」

三人はエントランスホールに向かっていた。

254: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 23:21:11.51 ID:tImi5Z/p0
「うっ、これは!」

三人がエントランスホールへ到着すると、そこでは警備のマフィア三十人近くが既に殺されていた。

遺体に近づいて詳しく観察する暇は無いが、どうやら斬り殺されたであろう遺体と、一見外傷のない遺体の二種類がある。

外傷が無い様に見えると言っても、口から泡を吹き出し、苦痛に歪んだ形相をしていることから生きていないことは一目瞭然だが。

しかしそれに構っている場合ではない。

三人は、ヴォルトが先頭となってホテルの外へと繋がる出口へと進んでいく。


【危機感知】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
感覚 9

『補正項目』
??? -2

目標値 7

255: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 23:21:38.88 ID:tImi5Z/p0
>>↓1

256: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/24(土) 23:22:10.67 ID:vLjckkup0

258: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 23:25:32.00 ID:tImi5Z/p0
【危機感知】
目標値 7
出目  7 成功

259: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/24(土) 23:51:41.80 ID:tImi5Z/p0
ヴォルトの全身に鳥肌が立つ。

「止まって!」

「うぉっと」

ヴォルトの鋭い声に反応し、トチーノとイワレンコフがたたらを踏む。

「どうしたんだ。 もうすぐ出口だぞ!」

イワレンコフが、いきなりの停止に疑問をぶつけるがヴォルトは聞いていない。

ヴォルトは、自身の感じた違和感の正体を確かめるため、目にオーラを集める凝を用いて周囲を探った。

すると、自分たちの十メートル程前方の床にオーラを発見する。

数本の、非常に細い糸のようなオーラ。

見え方からして変化系の念能力者が作ったものだろう。

「凝をして周囲を警戒。この近くに念能力者がいるわ。オーラを糸状にすることができるみたい」

「わかった」「ああ」

本来、新人のヴォルトが指揮することは不自然だが、文句は出ない。

ここは一歩間違えれば死が待っている修羅場。
二人は、この場にいる仲間の中で最も直感に優れているのはヴォルトだと無意識のレベルで認めていた。

「あ~あ、バレちゃったか」

「結構、鋭いのがいるみたいだな」

静まり返ったエントランスに男女の声が響く。

三人から死角になっている、柱の影から黒髪を後ろで束ねた男と、女が出てきた。
男が持っている剣は、確かジャポンで使われている剣、カタナ。
よく見れば、二人共ジャポン風の格好をしている。


ヴォルトたち三人は、この二人を突破しなければセメタリービルを脱出できないことを悟った。

267: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/25(日) 18:50:11.32 ID:DAjHPalZ0
ヴォルトの念能力【人体鍵開け師】について、精孔を開く場合の説明が足りなかったので補足説明をします。

自分にも、他人にも使用可能。ただし、体の数箇所に針を刺すので発動まで5秒程かかります。
自分のオーラを100%引き出せるようになり、一時的にステータス〈〈練度〉〉が10となります。

ただし、無理矢理リミッターを外す副作用として、精巧を開かれた者は、効果が切れた後、最低でも十時間以上能力値が大幅にダウンする上
オーラを使い果たし強制的に絶状態になります。

もし使用後に連戦になると、勝利は絶望的になりますので、ヴォルトの最後の切り札としての扱いです。

自身への使用は、生死に大いに関わりますので、本当に使用するか否かの多数決を行います。


ちなみに、今の状況で仲間に使用すると、イワレンコフの場合は一時的に旅団とも渡り合えるレベルの近接戦闘力になり
トチーノの場合は、体外に大量のオーラを出せるようになり、黒子の戦闘力が上昇します。

なお、ヴォルトの善悪は中立ですので、故意に仲間を犠牲にする安価は無効となります(仲間が危機の時に、自分の逃走を優先することはできます)。




273: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/29(木) 19:34:14.19 ID:oTk+DZEp0
「念の為、入口を固めておいて正解だったなマチ」

「油断するんじゃないよノブナガ。フェイタン達から生き残ったってことは、かなりの念能力者だ」


「いいじゃねえか、折角の大仕事なんだからよ。お粗末な警備蹴散らして終わりじゃあ拍子抜けってヤツだ。
 おい、オレらは地下競売のお宝目当てだから、お前らに用はないんだが今逃げられると困るんだわ。 金庫を破る時間があるからな」

そう言うとノブナガと呼ばれた男は、ヴォルト達と入口の経路上で腰を低くし、カタナに手を当てる。

「先に言っておく。俺の間合いに入ったら斬るぜ」

マチも戦闘の構えを取る。凝で周りにあの糸が張っていないのは確認したが、格闘戦でもかなりの腕前を持つ気配が伝わってくる。

逃げようにも、このセメタリービルのどこに奴らの仲間が潜んでいるかわからない上に、大人しく見逃してくれる相手でもなさそうだ。

戦うしかない、ヴォルトはどうする?

280: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/29(木) 20:10:15.24 ID:oTk+DZEp0
再安価です。 >>↓1 ヴォルトはどうする?

282: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/29(木) 20:26:26.43 ID:KCk8RKK50
>>271でいこう

271: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/25(日) 23:36:42.95 ID:LpiMLRrz0
もし可能であればトチーノ開放して強化黒子展開、その隙にイワレンコフも解放して、残った黒子とあわせて強行突破か?
効果が十数分で切れて体に強烈な反動来るとなると、逃走用の車の運転のために、ヴォルト自身に能力使うのは不味そう

283: ◆1WEjI0bkj6 2016/12/29(木) 20:46:05.33 ID:oTk+DZEp0
オークション会場にいた三人が何時追撃してくるかわからない為、戦いを長引かせるわけには行かない。

ヴォルトは、切り札を使う決意をした。

あくまでも目的は、相手を倒すことではなく逃げること。

その為にはトチーノの出す黒子に盾になってもらうのが一番現実的か。

試験の時の強さでは、彼らを攪乱することは出来ないだろうがトチーノの精孔を開けば可能性はある。

その為にはまず・・・。

ヴォルトは、マチとノブナガに少し近づいて話しかける。

「ねえ、あなた達一体何者なの? マフィアンコミュニティーに手を出すなんてよほどの犯罪者でも、いや犯罪者だからこそ
 その恐ろしさは知っているはずだけど」

話しながら、ヴォルトは左手を後ろに回して空中に念で字を書く。

(私に作戦あり。トチーノ、私がやることに抵抗しないで。イワレンコフは時間稼ぎ)

極力、腕を動かさず素早く書いたので字は歪んでいるが、二人はなんとか読めたようだ。


【説得成功】二人が、ヴォルトの作戦を信用するかのコンマ判定を行います。
『依存ステータス』 
魅力 4

『補正項目』
信頼度 +3

目標値 7
>>↓1 

284: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/29(木) 20:46:51.36 ID:G2RDtvcA0
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