1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 10:52:19.90 ID:qWG7A4kP0
P「この日のために俺は日々演技の練習をしてきたんだ!」

引用元: P「アイドル達に本気でブチギレて反応をみてみる」 



 

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11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:18:18.78 ID:qWG7A4kP0
あずさ「す、すみません…道に迷ってしまいまして…」ペコリ

P「……」

あずさ「…そ、その本当にごめんなさい…」

P「何時間遅刻ですか?」

あずさ「こ、今後は絶対にこのような…」

P「これで何度目ですか?どれだけの人に迷惑かけましたか?」

あずさ「ごめんなさい……」

P「ごめんなさい…ですか。それなら行動で示してほしいですね。同じ事を何度も何度も…」

あずさ「…すみません」

P「ははは」

P「…謝ってりゃ許されると思ってんなよ」バンッ

あずさ「ヒッ…」ビクッ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:33:11.73 ID:qWG7A4kP0
P「ったく、俺がどれだけ迷惑してるか分かってるんですか?」

あずさ「わ、分かってるつもりです……ごめんなさい…」

P「へぇ…なるほど。分かりました、あずささんは俺が嫌いなんですね。だから俺を苦しめるためにこんなことを」

あずさ「ち、違います!」

P「あ?何が違うんだよ?」

あずさ「……」

P「……何とか言えやぁ!!!」バンッ

あずさ「……」ビクッ

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:41:20.99 ID:qWG7A4kP0
P「あんたマジで仕事なめてるでしょ。じゃないと説明がつかないもんな」

あずさ(こ…怖い……こんなに怒ってるプロデューサーさん初めて…)

P「……さっきからダンマリ決め込んでんじゃねぇぞ」

あずさ(…こ、言葉が…うまく…出ない…)

P「どうせこれからも同じこと繰り返すんだろ?そうなんだろ?」

P「俺が嫌いだからって陰湿すぎるっての」

あずさ「…そ…んな…」

P「あァ~?聞こえないですよ!?もっと大きい声で喋ってくれませんかぁぁ!?」

あずさ「……ぅっ…うぅ…ヒック」グスッ

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:48:31.44 ID:qWG7A4kP0
P「泣きゃ許されると思ってんのか?」

あずさ「ち…ちがいま゛…す゛…」ポロポロ

P「はぁ…女は良いよな。泣きゃ許されるんだから」

P「俺だってあずささんのミスを泣いて許してもらえるならいくらでも泣いてやるってのに」

あずさ(わ、私が…悪いのに……もっと言わなきゃいけないことがあるのに…)ポロポロ

P「はぁ……」

あずさ(い…嫌…これじゃもっとプロデューサーさんに嫌われちゃう…)ポロポロ

あずさ「…っ…ヒック…ぁっ…」ポロポロ

P「何言ってるんだよ。意味分かんねーんだよ」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:56:47.33 ID:qWG7A4kP0
P「あー、やってらんねぇ。もう帰って下さいよ」

あずさ「…っ…グスッ…」ポロポロ

P「当分顔も見たくないですからねぇ。特に今のグシャグシャな顔見るに堪えませんよ」

あずさ(顔も見たくない…そんなにひどい顔なの…私…)ポロポロ

P「ほら、早く帰って下さいよ。そこでボーッと立たれても邪魔でしかありませんから」

あずさ「……はぁっ…うっ…ヒック」ポロポロ

P「嗚咽もうるさいです。耳障り」

あずさ「……グッ…うぐっ…」ポロポロ

P「…帰れっつってんだろおがぁぁぁぁ!!!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 12:06:24.96 ID:qWG7A4kP0
あずさ「い゛…っ…いやです…!」グスッ

P「あ?邪魔で目障りで耳障りって言ってるんですけど」

あずさ「そ゛…そ゛れ゛でも゛…ヒック…いや…です…」ポロポロ

P「…あぁ、そうか。あずささんは俺の邪魔したいんでしたっけ」

あずさ「……」ブンブン

P「…そうですか。じゃあ俺がどこか行きますよ」

あずさ「……」ガシッ

P「離して下さいよ。うっとうしいんですが」

あずさ「い゛…い゛か゛な゛い…でぇ…お願い…グスッ…です…」ポロポロ

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 12:13:05.80 ID:qWG7A4kP0
P「……」バッ

あずさ「…ダメェ…!」ガシッ

P「……何なんですか」

あずさ「ごめんなさい…ごめんなさい…」ポロポロ

P「何回も聞きましたよ」

あずさ「二度と…グスッ…絶対に…何が…なんでも……ヒック…迷惑かけませんから…」ポロポロ

あずさ「キ゛ラ゛イ゛に゛……な゛ら゛な゛い゛でぇ…」ポロポロ

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 12:17:45.91 ID:qWG7A4kP0
P「…こんな邪魔されて嫌いにならないで…ですか?」

あずさ「…うっ……うぅ…」ポロポロ

P「あずささんに泣きながら腕を掴まれて嫌いになる?」

あずさ「……っ…っぅ…」ポロポロ

P「……」

P「嫌いになるはず無いじゃないですかああああああああああああああ」ギュウウ

あずさ「えっ……」ポロポロ

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 12:21:36.34 ID:qWG7A4kP0
P「ごめんなさい、全部演技でした」

あずさ「えっ?えっ?」ポロポロ

P「一度本気で怒ってみたらどうなるかどうなるかな~という好奇心から…」

あずさ「……」ポロポロ

P「…怒ってますか?」

あずさ「うっ…ぅぅぁあああああん…」ギュー

P「あ、あずささん!?」

あずさ「こ゛わ゛か゛った゛ん゛です゛よ゛おおおおおおおお、ばか゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああ」ポカポカ

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 12:29:11.55 ID:qWG7A4kP0
あずさ「プロデューサーさんに完全に嫌われちゃったって…私…わ゛た゛し゛ぃ゛…」ポロポロ

P「いやいや…どうしたらあずささんを嫌いになれるのか教えて下さいよ…」

あずさ「うぅぅぅぅ……」グスッ



P「お、落ち着きましたか?」

あずさ「…はい…演技とはいえ本当に傷つきました…」

P「す…すみません…」

あずさ「謝れば許されると思わないでくださいよ」

P「うぐっ…」

あずさ「…でも怒られてる時ずっと自分でもそうだなって思っていたんです」

あずさ「いつもいつもプロデューサーさんに迷惑をかけすぎてるって…それで嫌われても仕方がないかもしれないって」

P「あずささん…」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 12:36:54.15 ID:qWG7A4kP0
あずさ「…そうだ…こうしてくれませんか?」

P「はい?」

あずさ「私がこれから1カ月何も問題を起こさなかったら…どこかに連れて行って下さい」

P「えっ…そりゃ良いですけど…」

あずさ「約束ですよ!私絶対にプロデューサーさんに迷惑をかけませんから!」



P(なんと本当にあずささんはその後の1カ月一度も遅刻もしなかった)

あずさ「良い天気ですね~」

P「本当に公園でのんびりするだけで良いんですか?買いものとか遊園地とかでも…」

あずさ「良いんです。これだけで十分幸せですから…また1カ月遅刻しなかったらこうしてくれますか?」

P「…喜んでええええええ!」

終わりやん

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 13:07:59.85 ID:qWG7A4kP0
伊織「ったくざけんじゃないわよ、この伊織ちゃんを3分も待たせるだなんて。帰る時間が遅くなるじゃない」

P「ごめん…」

伊織「全く…いっつもあんたは私に迷惑かけてばっかで反省してるの?」

P「……」

伊織「たまには良いとこ見せなさいよねー」

P「……」

伊織「ドジでグズでおっちょこちょいで少しは成長してほしいわ」

P「……」

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 13:12:20.97 ID:qWG7A4kP0
伊織「…何黙り込んでるの?」

P「…ざけんな」ボソッ

伊織「えっ?」

P「ざけんじゃねえっつってんだよ!!」

伊織「…!!な、何よ!いきなり大声出さないでよ!!」

P「てめぇもいっつも喚いてばかりでうるせえんだよ!!!」

伊織「それはあんたがミスをするから…!」

P「あぁぁ!?」ドンッ

伊織「…!!」ビクッ

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 13:17:18.45 ID:qWG7A4kP0
P「3分待たせたぁ?俺がどれだけ忙しいと思ってるんだ!?」

伊織「そ、そんなのアイドル活動してる私に比べたら…」

P「あぁ~!?1人で何人プロデュースしてるか知ってるか!?俺は今にも身体がぶっ壊れそうなんだよ!!」

伊織「……」

P「それを3分遅れただの飲み物が違うだの小さなことで…」

P「一々お前はムカツクんだよ!!」バンッ

伊織「キャッ!」

174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 13:23:34.45 ID:qWG7A4kP0
P「正直なお前の態度にはうんざりしてるんだ。人をゴミみたいに言いやがって」

伊織「ご…ゴミだなんて…」

P「お前がどう思おうが俺がゴミ扱いされてると思ったらそうなるんだよ!!」

伊織「そ、そんなの知らないわよ!!」

P「大体その口の利き方…金持ちは敬語の使い方も知らねえのか?」

伊織「あ、あんたなんか尊敬に値しないからよ!」

P「…あ~、そうか分かった。じゃあ俺はお前のプロデューサー降りるわ」

伊織「え…?」

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 13:28:37.77 ID:qWG7A4kP0
P「俺なんかと一緒に仕事するの嫌なんだろ?喜べよ」

伊織「そ…そんな……そういうつもりじゃ…」

P「俺も負担が減るしな。一石二鳥だ」

伊織「ちょ、ちょっと待ってよ…何でそこまで…」

P「俺はお前のおかげで普段からストレスが溜まりまくってるんだよ。ちょうど良い機会だ」

P「事務所に戻ったら社長に伝えなきゃな」

伊織「お、落ち着きなさいよ!そんなこと出来る訳無いでしょ!」

P「そうかな?」

188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 13:34:00.76 ID:qWG7A4kP0
P「オッケー!社長も認めてくれたよ!」

伊織「う…嘘…でしょ…」

P「マジだよ!あぁ~、清々する!!じゃあな伊織!」

伊織「ま…待って!!」

P「あ?もう俺はお前に用なんて無いんだが」

伊織「わ…私はあんたじゃないと…」

P「俺じゃないと…最高だわ!ってか?」

伊織「ち…違うわよ!!私はあんたに……プロデュースしてほしいの!!」

193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 13:38:27.12 ID:qWG7A4kP0
P「はぁ?今更何言ってんだよ。自分がヤバくなったからご機嫌取りか?」

伊織「そ、そんなんじゃ…」

P「…じゃあ何だよ」

伊織「私は…私は…」

P「そういう所がまた気に入らねえ!!!はっきりしろやぁ!!」

伊織「ヒッ…!」ビクッ

P「もう俺に近寄んなよ。見てるだけでイライラするからな」

伊織「……」ジワッ

204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 13:44:15.79 ID:qWG7A4kP0
P「あ?泣いてんじゃねーよ」

伊織「な…泣いてなんか…」ゴシゴシ

P「あ~、そうか嬉し泣きか!そうだよな!無能な俺とおさらば出来るもんな!」

伊織「…チ…ガウ…」ポロポロ

P「いや~俺も泣きそうだよ!嬉しくて!伊織とサヨナラなんて感動だ!」

伊織「ど…どうして…?」ポロポロ

P「どうして?何がどうしてなんだよ。意味分からん」

210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 13:48:45.01 ID:qWG7A4kP0
P「普段から俺をボロクソに言うのは俺が嫌いだからだろ?」

伊織「……」フルフル

P「嫌いじゃないのにあんなこと言うのか?ははっ、お前ちょっと頭おかしいんじゃねえか」

伊織「…ヒグッ…うぅ…」ポロポロ

P「なんだ?普段の強気はどうしたんだよ?急に女々しくなりやがって」

伊織「っ…ヒック…」ポロポロ

P「泣きすぎてまともに喋れませーんってか?どれだけ俺との別れを喜んでるんだか」

伊織「ちがう…って…ばぁ…」ポロポロ

221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 13:55:02.02 ID:qWG7A4kP0
P「泣かれてもうざいだけなんだが」

伊織「……」ポロポロ

P「最後の最後まで俺に迷惑かけるんだな」

伊織「……ご…めん…うっ…」ポロポロ

伊織「…ごめん…な…さい…ご…めん…な…さい…」ポロポロ

P「何を謝っちゃってるんですかァ!?分からないんですがぁぁぁ!?」

伊織「い…ろ…いろ…い…ちゃ…って…ごめん…なさい…ゆるして…」ポロポロ

P「そうか…」

伊織「……うっ…グスッ…うぅ…」ポロポロ

P「……」

P「ははは!!遅すぎるんだよ、ばーか!」

228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 14:00:19.12 ID:qWG7A4kP0
P「今更何言われようと俺のお前に対する評価も変わらないしお前をプロデュースすることもない」

伊織「…ぁ…ぅぅ…」ポロポロ

P「もう俺と伊織は赤の他人だ」

伊織「い…やぁ…」ポロポロ

P「だからお前を見かけても無視するし、ましてや話しかけることもない」

伊織「そんなの…ダメ…なん…だからぁ…!」グスッ

P「さよなら、水瀬伊織さん」スタスタ

236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 14:05:15.43 ID:qWG7A4kP0
伊織「……」クイッ

P「…服が伸びたらどうすんだよ。ま、金持ちはそんなこと考えないか」

伊織「…服なんて…いく…らでも…あげる…から…」グスッ

P「はぁ?」

伊織「プロデューサー…を…やめな…いでぇ…」ヒック

P「別にやめないっつーの。お前のプロデュースをやめるだけで」

伊織「…わ…たしの……プロデューサーで…いて…」ポロポロ

P「しつこいんだよ!!何回言わせるんだ!!俺とお前は赤の他人だっつってんだろうが!!」

伊織「……いやぁ!!」ポロポロ

243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 14:09:55.37 ID:qWG7A4kP0
P「うるせえんだよ。ちょっと黙れよ」

伊織「だまら…ない……あんたが…私を…プロデュース…」グスッ

P「そーかい、じゃあな」

伊織「……」ガシッ

P「おい、いい加減にしろよ」

伊織「何でも…する…から……」ポロポロ

P「……」

伊織「もう…傷つく…ような…こと…言わないから…」ポロポロ

251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 14:13:53.25 ID:qWG7A4kP0
P「お前今何でもするって言ったよな?」

伊織「……ええ」グスッ

P「じゃあ今から俺のすること許せよ」

伊織「……」グスッ

P「……」ギュッ



P「うわあああああああああああああああ!!いおりいいいいいいいいいふわあああああああ!!」

伊織「えっ…ちょっ…」

255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 14:17:49.56 ID:qWG7A4kP0
P「実は全部演技だったのです」

伊織「はぁ…?」グスッ

P「怒ったら伊織がどう反応するかなって」

伊織「……」

P(あ、やばい。マジで怒ってる)

伊織「……」ヘナヘナ

P「ど、どうした?」

伊織「きゅ、急に力が…それに…あれ…?涙が…」ブワッ

P「お、おい大丈夫か?」

264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 14:21:55.41 ID:qWG7A4kP0
伊織「じゃあ…プロデューサーやめるってのも嘘なのね…」

P「はっ、その通りでございます」

伊織「…許さない」

P「ですよねー」

伊織「この…伊織ちゃんをあんな目に遭わせてくれるだなんて…」

伊織「相当な罰が必要ね」

P「命と仕事は奪わないでください…」

伊織「そうね…それじゃ」



伊織「あんたにはこれから一生私をプロデュースしてもらおうかしら」

おわりん

284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 14:49:37.01 ID:mb5aFvg+0
真「ど、どうですかねボクの作ったお弁当」

P「(ムッシャムッシャ)うん、悪くないぞ、むしろ美味いじゃないか」

真「本当ですか?なにか変なところとかありませんか!?」

P「ははは、大丈夫だって、真は良いお嫁さんになれるぞ」

真「えっ!ちょ、ちょっと何言ってるんですかプロデューサー!やだなぁ~もう!お嫁さんだなんて・・・(バシッ)」

P「痛っ!いや謙遜するなって、真はかわいいし結構気がつくタイプだし、男ならほっとかないよ」

真「もうっ!そんなに褒めないでくださいよプロデューサー!恥ずかしいじゃないですか~(バシバシ)」

P「あだっ、おいおい止めろって、おい真、ちょっ・・・・・・おい」

真「あっ、すみません・・・ちょっと強く叩きすぎちゃいました」

P「これが『ちょっと』かよ・・・いってえ・・・うわここ痣になってるよ」

真「わぁっ!ごめんなさいプロデューサー!今救急箱持ってきますから・・・」

P「いいって、いいからちょっとここ座れ」

真「あれ?救急箱どこにやったのかなあ、小鳥さんいっつも適当に片付けるから・・・」

P「座れっつってんだろ!!」

真「(ビクッ!!)は、はい!!」

293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 14:55:09.16 ID:mb5aFvg+0
P「おまえさあ、目上の人間を何気安く叩いてんの?」

真「あっ、それはその・・・つい思わず・・・」

P「思わず?確か先週も同じようなことしたよな」

真「それはプロデューサーが・・・」

P「あ?俺が何をしたよ」

真「その・・・へ、変なことばっかり・・・言う・・・から///(モゴモゴ)」

P「言いたいことがあるんならはっきりしゃべれよ」

真「あぅぅ・・・すみません」

P「すみませんじゃあねえんだよ!!」

真「ひっ・・・!」

P「おまえさ、俺のことなめてるよな?なめてるからこんなことできるんだよな」

真「なめてない・・・です」

P「なめてないならなんで平気で年上を叩けるんだよ」

真「それは・・・(ヒッ)・・・(グスッ)」

P「はっきり言えってのが聞こえねえのかよ!!!」

297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 15:02:15.91 ID:mb5aFvg+0
真「(ボソ)プロデューサーが・・・」

P「ああ!?」

真「プロデューサーが思わせぶりな態度ばっかり取るからじゃないですかぁ!!」

P「(ビクッ)お、おお・・・・・・」

真「(グシッ)ボクの気も知らないで・・・いっつもからかって・・・」

真「(グシュッ)ボクはプロデューサーが大好きなのにぃぃ・・・!」

真「どうして意地悪ばっかりするんですかぁ!!プロデューサーのばかあぁぁ!!!」

P「ま、真、落ち着け、俺が悪かった、謝るから」

真「ふー・・・ふー・・・(ヒック)・・・(ヒック)」

P「ほら、いい子だから、な?」

309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 15:15:01.66 ID:mb5aFvg+0
真「ぐすっ・・・ふぐっ・・・」

真「ゔあ゙あ゙あ゙ん゙プロデューサーに嫌われたああぁあ・・・」

P「へ?」

真「しかも・・・(ヒグッ)こんなタイミングでぇ・・・告白なんて」

真「一緒に居れるだけで良かったのにぃ・・・(グシッ)知られたくなかったのにぃ・・・」

P「ま、真、嫌ってなんかいないから、泣き止んでくれよ、な?」

真「やだぁ・・・(ヒック)見ないでくださいぃ・・・こんな顔・・・見せらr・・・」

P「ごめんって、俺も真の好きだから、泣き止めって」

真「(グスッ)・・・本当?」

P「ああ!本当だから!怒ったのも全部嘘だから!」

312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 15:24:05.61 ID:mb5aFvg+0
真「へへっ・・・(グシッ)やーりぃ・・・実は全部嘘泣きでしたぁ(ポロポロ)」

P「そ、そうか・・・」

真「(グスッ)ねえねえプロデューサー、騙されました?(ヒック)ボクの演技力に騙されちゃいましたぁ?」

P「(まだ真っ赤でグシャグシャに泣きはらした顔しといてよく言うよ・・・)」

真「ボクがプロデューサーのこと大好きって言うのも嘘ですからねっ!勘違いしないでくださいよっ!?」

真「プロデューサーなんかぜーんぜん好きじゃありませんからっ!!だから・・・明日からも普段通り接して下さいね?」


おしまい

553: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 22:53:03.47 ID:Sy2RVMz90
雪歩「ひぅうっ…い、いいい…犬っ…あ…」パタン

P「ゆ、雪歩!こらっ、この野良イヌがっ!あっちいけ、しっしっ!」

―――…

P「どうにか事務所までおぶってきたが…毎回これじゃあなあ…」

雪歩「う…うぅん…」クテー

P「まじめで素直な子だし余りキツくは言ってこなかったが…よし、決めた!」

P「…うん、これは飽くまで雪歩のためだ!演技の上達を確かめたいとか、雪歩の怖がるとこ見たいとかそういうんじゃないんだからねっ!……フヒッ」

555: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 22:59:21.87 ID:Sy2RVMz90
P「そうと決まれば早速…おい、雪歩。雪歩!」

雪歩「ふ…ふぁ……ひぅうっ!ぷ、プロデューサー…あ、あの、私」

P「街中で野良犬に吠えられてぶっ倒れたんだよ。はぁーあ、全く…」

雪歩「ご、ごめんなさいプロデューサー…私、またプロデューサーに迷惑ばっかり」

P「あぁ、迷惑だね。本当に毎度毎度大迷惑だよ」

雪歩「えっ…?」

562: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 23:06:37.60 ID:Sy2RVMz90
P「今まではきつくは言ってこなかったがな、お前はいつまでそんななんだ?」

雪歩「あ、あのっ…プロデューサー、ごめんなさい…」

P「ほらそれだ。いつもいつも男の人がダメだ、犬がダメだ…散々振り回しといて『ごめんなさい』?『すいません』?」

雪歩「……」

P「お前それで何でも済むと思ってるのか?」

雪歩「……」

P「…今度はだんまりか?いい加減にしてくれよ」

565: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 23:12:26.01 ID:Sy2RVMz90
雪歩「…なさい」

P「はぁ?何だ雪歩、もっと大きな声で言えよ」

雪歩「ごめんなさいっ…ごめんなさい…」ポロポロ

P「あのなぁ…口先だけ謝ってもらったって、何にもならないんだよっ!」

雪歩「ひぅうっ!?」ビクッ

P「ごめんなさいだぁ!?お前はそれ以外言う事が無いのかよ!」

雪歩「ひぐっ、ぐっ…ごめんっ、なさいっ…わ、わたしっ…わたしっ…」グスグス

571: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 23:23:46.12 ID:Sy2RVMz90
P「ちっ…またそうやって泣くのかよ。泣いて謝って、それで全部チャラか。都合がいいよなぁお前?」

雪歩「ぷっ、プロデューサーっ…私、そんなつもりじゃっ…えぐっ…ごめんなさいっ、ごめんなさいっ!」

P「もういいよ。お前とやってくのももう疲れたし…やめよう」

雪歩「や、やめるって…」

P「お前の担当やめるんだよ。限界だよ、お前をプロデュースするのは」

雪歩「い、いや…そんなの…」

P「いや、じゃないだろ。結局合わなかったんだよ、俺とお前は」

576: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 23:34:25.31 ID:Sy2RVMz90
雪歩「…っお願いですっ!わ、私っ、たくさんレッスンもしますっ!お、男の人やっ、犬嫌いだって頑張って直しますっ…だからっ、ひぐっ、だからっ…」ボロボロ

P「もう遅いよ、限界なんだよ限界。俺の方がストレスで参っちまうよ…じゃあな、プロデュースの引継ぎが律子にでも頼むから」

雪歩「…っ!」ギュッ

P「…なんだよその手は。離せよ、シワになるだろ?」

雪歩「おねがいです…わたし、一生懸命がんばりますからっ…ひぐっ…み、見捨てないでっ…くださいっ…」

P「…離せっつってんだよ」パシッ

雪歩「あぅっ…ぷ…ぷろ、でゅーさ…」

P「じゃあな、頑張れよ雪歩」

580: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 23:47:30.98 ID:Sy2RVMz90
バタン!

雪歩「ひぐっ…ぐっ…うっ…プロデューサー…ごめん、なさいっ…ごめんなさいっ…」

雪歩「うぅっ…うっ…私がっ、ダメダメだったから…やだだよぅ…見捨てないで…」グスグス…

P「……よし、頃合だな!ここら辺でネタばらしを「あれ?どうしたんですかプロデューサー」

P「え?ま、真…今日はドラマの撮影のはずじゃあ…」

真「いやぁ、天候不順で中止になっちゃって…あれ?この声…」

雪歩『うぇええっ、いやだよぅっ…こんなのやだよぅ…』

真「雪歩?…どうしたの雪歩?」

P「」

584: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 23:56:53.39 ID:Sy2RVMz90
雪歩「ま、真ちゃんっ…プロデューサーがっ、ぷろ…うっ、ひぐっ…」

真「よしよし…もう何も言わなくていいよ雪歩。落ち着いて」ポンポン

P「あ、あの…」

真「…ちょっとあっちのほうでお話しましょうかプロデューサー?」ポキポキ

P「あの、ちょっ…た、助けてくれ雪歩ぉおおお!!」

雪歩「ふぇ?ぷ、プロデューサー!?ま、真ちゃん待って!」

真「え?ま、まぁ雪歩が言うなら…ほらプロデューサー。ちゃんと雪歩に事情を説明してください」

P「あ、あー…説明というかなんというか…」

雪歩「…プロデューサー…」じい~っ

587: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 00:06:58.58 ID:0+tvRY2V0
P「ごめん!何と全部俺の演技でしたー!」

雪歩・真「え?」

P「いや、何というかつい出来心というか…ほら、よくあるじゃないか!小学生なんかが気になる子にいじわるしちゃうとか!」

雪歩「き、気になるって…」カァッ

真「…プロデューサーは遊びで雪歩をあんなに泣かせたんですか?」

P「ちょ、ちょっとやりすぎた感じはあります…ま、真?」

真「…プロデューサーのバカっ!あほっ!言っていいことと悪いことがありますよっ!!」

P「…弁解の仕様もございません…ごめんな雪歩、途中から俺もちょっとスイッチが…」

雪歩「あ、あんまりですぅ…ひぐっ、ふぇっ…」グスッ

590: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 00:15:42.25 ID:0+tvRY2V0
雪歩「ふぇええええ!!」

P「ゆ、雪歩…ごぇっ!?」

真「じゃあ、引き続きお話でもしましょうか…プロデューサー?」

P「ゆ、雪歩…真を止めっ…ぎゃあああっ!?ギブギブギブッ!折れるっ、折れるって!」

真「ギブならちゃんとタップしてくださいよ~?…まぁ出来るならですがね」

P「た、タップって何だよう…ぎゃぁあああ!雪歩おおおお!助けてくれー!!」

雪歩「うぇえええ!ふぇええええ!!」ビービー

真「まだまだ行きますよー!この前、プロレスでやってた新技をっ…」

P「やめてぇえええっ!!」


おわり

610: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 00:42:33.19 ID:ES6gdiOC0
真美「亜美~、このイタズラはちょっとヤバくない?」

亜美「ヘーキっしょ!さーて兄ちゃんはどんなリアクションを見せてくれますかな?」

P「?(まーたなんか悪戯しようとしてんのかあいつら)」

真美「止めようよ~兄ちゃん本当に怒ったらどうすんのさ→」

亜美「真美はいくじがないな→」

P「おはようございまー・・・」

亜美「今だ!(グイッ)」

P「うおおああっ!!(ガランゴロン)」

亜美「イエ→イ!大成功→!!」

P「・・・・・・・・・」

亜美「・・・ありゃ?」

612: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 00:46:42.95 ID:ES6gdiOC0
真美「ど、どうすんのさ亜美~兄ちゃんホンキで怒ってるっぽいよ~」

亜美「ここはひとまず・・・逃げるっきゃない!(スタコラ)」

真美「うあ~!!待ってよ亜美→→!!」

P「おいお前ら」

真美「ひえっ・・・・・・」

P「真美一人か、これはお前の仕業だな?」

真美「・・・あ、亜美っ!それは亜美がやっt」

P「口答えするな!!」

真美「(ビクッ)・・・!」

P「自分の罪を妹に転嫁か、美しい姉妹愛だな、あぁ?オイ」

真美「(そっか・・・真美がここで怒られとけば亜美は怒られなくて済むんだ・・・)」

真美「ごめんなさい・・・真美がやりました・・・」

613: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 00:49:27.47 ID:ES6gdiOC0
亜美「コソッ(うあうあ~・・・どうしよう・・・亜美も・・・亜美も謝らなくちゃいけないのに・・・)」

亜美「ガタガタ(足が動かないよ~・・・)」

P「毎度毎度朝来るたびにブルーな気分になる俺の気持ちがわかってんのか?」

真美「(謝るだけなら真美一人で十分だもんね・・・)」

真美「(ビクビク)・・・ごめんなs」

P「ごめんなさいじゃねーだろうがよ!!(バーン!)」

真美「(でもやっぱり怖いよ~~~・・・)」

P「子供だからって許される限界ってもんがあるんだよ!!!」

真美「(今日の兄ちゃんいつもと違うよ~・・・)」

617: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 00:51:51.98 ID:ES6gdiOC0
P「ちょっと待ってろ(ケータイトリダシポパピプペ)」

真美「?」

P「当事務所で御令嬢を預かっておりますPと申しますが・・・」

真美、亜美「(誰と話してるんだろう・・・?)」

P「今から伺いますので・・・はい・・・それでは(ピッ)・・・よし、行くぞ真美、ついてこい」

真美「う・・・うん」

亜美「(降りてっちゃった・・・)」

619: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 00:53:10.70 ID:ES6gdiOC0
P「行くぞ、車に乗れ」

真美「い、行くって・・・どこ?」

P「お前の両親の所に言って、直接この事を伝える」

真美「それって・・・」

P「それだけじゃない。アイドルも止めてもらう」

真美「ええっ!!」

P「当然だろ、お前みたいな手の掛かるアイドルをうちに置いておくのはもうウンザリだからな」

真美「・・・・・・」

620: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 00:55:06.89 ID:ES6gdiOC0
P「早く乗れ」

真美「・・・ヤダ・・・」

P「早く」

真美「ふぐっ・・・(フルフル)」

P「・・・何やってんだ、行くぞオラ(グイッ)」

真美「(ヒック)・・・行がな゙い゙」

P「いつまでそうやってしがみついてるつもりだ・・・(グイグイ)」

真美「(グシッ)兄ぢゃんの言うごと聞くから・・・(ヒグッ)もういたずらもしないからぁ・・・」

621: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 00:58:08.73 ID:ES6gdiOC0
P「チッ・・・最後まで手間かけさせやがる・・・」

真美「えぐっ・・・えっぐ・・・」

P「やっぱり妹の方も連れていくべきかな・・・」

真美「!」

真美「(テクテク…チョコン)」

P「そうそう、最初っからちゃんと言うとおりにすりゃいいんだ(バタン)」

ブロロロロ・・・

亜美「・・・行っちゃった」

622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 01:00:43.51 ID:ES6gdiOC0
喫茶店


真美「(グスッ)へへ・・・兄ちゃん!ここのパフェ美味しいNE!」

P「そうだろ?時々一人で食べに来ちゃうくらい美味いんだよ」

真美「ええ~、それってなんか寂しくない?」

P「ぐっ・・・まあ今日の真美は亜美をかばったりしてて偉かったぞ」

真美「ねぇねぇ!いつから真美じゃないって気づいてたの?」

P「仕掛けるところから見てたよ、そんでちょっと御仕置きとして脅かすつもりだったんだけど・・・」

真美「真美のユートーセーっぷりに感動しちゃったわけですな!」

P「ははっ、まあそんなところだ、この事、亜美には内緒だからな」

真美「うん!!」


おしまい

654: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 02:14:58.29 ID:RQ6tnzvG0
P「俺を悪者にして追い払って雪歩を助けて感謝されて」

P「それで満足かいい気分か、あー?」

春香「そんな…私はただみんなで楽しくアイドル活動がしたくて…」

P「ふーん楽しくアイドルねふーん…」

683: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 05:58:00.75 ID:JthdU3t3O
美希「おはよ~、ハニー!」

P(美希か、まあ最近は仕事先でのスキンシップがすぎたりしてるし少しお仕置きしてもいいよな)


美希「ハニー、何してるの?」ギュッ
P「何でもいいだろ、離せ」

美希「ハニー、なんだかそっけないの」
P「今忙しい、それに少しストレス溜まってるんだるんだ」

美希(ハニーがイライラするなんて珍しいの、お仕事大変そうだし疲れも溜まるよね・・)
美希「!」ピコッ



美希「ハニー!美希とデートしよ!」
P「は?」
美希「お出かけして遊んだら、リフレッシュできるの!」

684: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 06:14:30.66 ID:JthdU3t3O
P「人に見られたらどうするんだよ」
美希「それは・・じゃあ変装するの」


P「それでも危険性はある、見つかって変に報道とかされたらどうする」
美希「うーん、ミキはハニーとならいいかも」ギュッ




P「ふざけんなぁ!」バシッ
美希「え?」ドサッ


P「お前、アイドルやりたくないの?」グイッ
美希「ハ、ハニー・・!?」
美希(ハニーがぶった・・?)


P「アイドル、やりたくないのかって言ってんだよ」
美希「ハ、ハニー、落ち着いて?」
P「・・・」スッ
美希「や、やりたい・・の、もっとキラキラしたいの」

685: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 06:25:11.15 ID:JthdU3t3O
P「だったら普段仕事先でくっついてくるのやめろ」
美希「わ、わかったの。でも、一度気分転換した方が・・」

P「忙しいって言わなかった?休む暇も無いの、お前にかける時間も無い。大体この状況もお前のせいだよ」
美希「え・・?」


P「取引先がお前が俺にくっついてる所見ててさ、そんないわくつきのは使えないって」
美希「そんな・・」


P「大きな取引だったからな、責任取って今こうして休まず取引先探してるってのに何がデートだ。いい加減にしろ」
美希「ハニー・・ごめんなさいなの」


686: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 06:37:48.25 ID:JthdU3t3O
美希「ハニー、ごめんなさいなの・・」
P(ずいぶん大人しくなったな・・普段キツく言わない分ショックが大きいな)


P(しかしこれだけだと正直予想通りだな、もうワンアクション欲しい!もう一押ししよう、可哀想だけど)
美希「・・美希にできることないかな」
P「邪魔だからどっか行け」


美希「ハニー、ミキ・・」
P「ッ!」バン

美希「ひっ!」
P「元を辿ればそのハニーて呼び方だよな。もうそれ禁止な」
美希「い、いや!ミキもう仕事先でくっついたりしない!ちゃんと言う事聞くから!だから・・ハニー・・」

P「言う事聞くんだろ、じゃあそのハニーハニー言うのをやめろ」
美希「ハ、ハニィィィ・・」


P(泣いてしまった)

688: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 06:46:26.24 ID:JthdU3t3O
翌日
P「結局その日は美希が帰ってしまったからネタバラシができなかったが・・」
P(どうしよう、今考えたら取り返しのつかないことをしてしまったような)

ガチャ
律子「おはようございます」
P「おはよう。美希は?」

律子「美希なら、今日は予定は無かったはずなんですが。一人でTV局に行きましたよ、オーディションでも受けるんですかね」
P「はは・・」
P(まさか美希の奴、代わりの仕事を一人で探しに行ったのか?)


律子「プロデューサーさん、何か隠してません?」
P「そ、そんな事は・・」

律子「なら美希に電話して聞いてみます」
P「話します」

689: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 06:56:21.62 ID:JthdU3t3O
バチーン

律子「色々と言いたいことはありますが一言で言います、屑ですね」
P「はい、全くもってその通りでございます」ドゲザ

律子「確かに美希の態度には問題があります、ですが言い方というものがあります」
P「そうですね」ドゲザ
律子「まあ、貴方は遊びで怒鳴ったりははたいたりした訳で言い方以前の問題なんですけどね」
P「はい」ドゲザ


律子「アイドルの心の管理もプロデューサーの役割なんですよ。皆貴方の事を信頼してるんです、それなのに貴方がそんな態度を取ったら・・」
P「律子・・」ドゲザ



バタン
美希「ただいまなの!」
P「!」シャキッ
律子「お、おかえり!」

690: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 07:05:49.91 ID:JthdU3t3O
美希「ハ、・・プロデューサー」
P「美希、その・・」


美希「聞いて、今度○○の番組に出演できることになったの!」
P・律子「なん・・だと!?」

後からディレクターの方が来て、どうやら本当であることがわかった

どうやら美希はお偉いさんを片っ端から挨拶に回っていたようでプロデューサーでなくアイドルが自ら足で仕事を探すという行動と態度が目にとまっらしい


その後の仕事でも軒並み成功を納め、あっという間に大手に登りつめてしまった
謝る暇も無い間に

691: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 07:13:22.29 ID:JthdU3t3O
P「美希・・その・・」
P(今日こそ言おう)
美希「プロデューサーさん」

P「な、何かな」
美希「これで、失敗した仕事の埋め合わせできたよね?」
P「う、うん」イワナキャ
美希「ミキ、もう人前でくっついたりしない。仕事もちゃんとするよ、言う事も聞く」

美希「だから・・・ハニーって呼ばせて?」
P「はい!」イワナキャ
美希「グスッ、ありがとう・・。あらためて気づいたけど、美希はやっぱりハニーが近くにいないと駄目なの、私はハニーが・・」


P「ごめん、ドッキリでしたー!」ドゲザ


692: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 07:22:46.98 ID:JthdU3t3O
美希「え?」
P「来週の仕事・・」スッ
美希「これ、ミキのせいで破談になった・・」
P「いや、あれは嘘なんだ」


美希「え?」
P「美希にキレてみたらどうなるかって企画を試すための嘘だったんだ。あの取引は成立してたよ」
美希「・・・・・・・・は?」
P「全部ドッキリでした!すいません!煮るなり焼く好きにしてください!!」ドゲザ



美希「・・・」
P「美希さん?」チラッ
美希「・・・」ポロポロ
P「美希ィィィ!」


美希「良かった・・ハニーは・・ヒック・・ミキの事嫌いになったわけじゃないんだね?」
P「そんな事、初めから言ってないだろ?」
美希「ハニィィィ!!」ギュッ
P「ごめんな・・我慢させて、許してくれるか?」


美希「許さないよ?許すと思ったのかな、アハッ」
P「ですよねー」ダラダラ

693: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 07:35:42.51 ID:JthdU3t3O
ガチャ
美希「おはよ~なの、ハニー!」
P「おはよう・・マイエンジェル」


春香・千早・あずさ・真・雪歩「「「ブッ」」」

春香「ププププロデューサーさん?」
千早「今美希を・・」

真「マママイエンジェルって・・」


美希「そういうことだよ、ね、ハニー?」
P「はい、マイエンジェル」

あずさ「あ、あらあらあらあらあら~・・」
雪歩「ふ、ふぇ~~・・・」


これはかつての彼女のように自分勝手な俺への裁きであり、俺が受けるべき罰だ
しかし全く辛くはない、だって美希はエンジェルだからな

当たり前の事を言うだけだ
エンジェル、マイエンジェル
美希「ハニー、今度デートしよっ」
P「ああ、マイエンジェル」

fin
寝不足だから文章とか色々とご勘弁

725: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 11:08:07.15 ID:nVF5lOTP0
響「あー、今日も疲れたー」

P「……ちょっと来い響」

響「どうしたの?自分もう帰ろうと思うんだけど」

P「帰る?お前の尻拭いを全て俺にやらせてか?」

響「え?な、何の事?」

P「すっとぼけんな。お前あれだけ注意したのに収録にハム蔵連れて行っただろ」

響「う、うん…」

P「それも普通の番組ならまだしも…よりによって食事メインの番組で…」

響「……」

P「苦情入ったぞ。ハムスターの毛が料理に何本も入ってたってな」

響「ほ、本当…?ハム蔵のやつぅ…」

P「ハム蔵じゃないだろうがぁ!!!」バン

響「!!」

728: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 11:14:45.21 ID:nVF5lOTP0
P「何で収録に連れていくんだよ!?家で留守番させとけよ!!」

響「だ、だってハム蔵は家族だから…」

P「家族?他のみんなは収録に家族を連れていってるのか!?ああ!?」

響「……」

P「誰がどうやって責任取る?結局俺が番組スタッフ達に謝罪しなきゃならねーんだよ!!」

響「ご…ごめんなさい…」

P「はぁ…お前には伝えてなかったがこれで何度目になるかな」

響「ご、ごめん!ハム蔵にもしっかり言っておくから…」

P「ハム蔵じゃねえっつてんだろうがああ!!!」

響「うっ…」

P「飼い主のお前が悪いんだよ!!!責任持てないやつに動物飼う資格あると思ってんのか!?」

響「……」

732: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 11:22:27.11 ID:nVF5lOTP0
P「そんなに仕事よりハム蔵優先したいならアイドルやめるか?どうなんだ?」

響「そ、そんなの嫌だ…!皆の食べ物も買えなくなっちゃう…」

P「だったら持ち込むんじゃねぇよ!!」

P「これ繰り返して仕事が無くなったら一番困るのは他でもないハム蔵達だろうが!!」

響「ぅ…ぅん…本当に反省してる…」

P「どうせふりだけだろ?」

響「そ、そんな…自分もう絶対にしないから…!」

P「どうだか…お前には当分の間仕事入れないでおくよ。実際に仕事が無くなったらどうなるか味わえ」

響「そ、そんな……皆飢えて死んじゃうよ…」

P「ああ、何匹か死ぬかもな。可愛そうに、響のせいだ」

響「お、お願い…!自分仕事完璧にこなすからっ!ハム蔵も連れて行かないから…!」

733: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 11:26:10.11 ID:nVF5lOTP0
P「知らねーよ、そんなこと。身を以て仕事が無くなった時にどうなるかを体験すれば同じ過ちは起こらん」

響「だ…ダメ……だぞ…やめて…こんなの…プロデューサー…じゃ…ない」グスッ

P「俺は今まで我慢してただけ。もう限界だ」

響「き…気が…つ゛か゛な゛くて…ごめ゛ん゛…な゛さいぃ…」

P「謝るなら動物達に謝れ。知ったこっちゃない」  

響「うっ…うぅ…グスッ…」

P「確か疲れてるんだよな。もう話は終わりだ。帰っても良いぞ」

響「い…や゛…だ……」

735: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 11:31:23.18 ID:nVF5lOTP0
P「嫌だ?家に帰ったらお前の大好きなたくさんの家族が待ってるんだぞ」

響「うっ…グスッ…ヒッグ…」

P「……」

響「…エッグ…ヒグッ…」

P「あのさ、響はどうしたいの?ずっと泣いて立っとけば許されると思ってるの?」

響「ち゛…ち゛か゛う゛……じ、自分は…どうなっても…良い…どんな辛い仕事も完璧に…するから…」

響「……だか゛らぁ」

P「だから?」

響「皆をた゛す゛け゛え゛ぇぇ…」ポロポロ

737: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 11:35:28.62 ID:nVF5lOTP0
P「そんなに動物達が大事なのか」

響「…う゛ん゛…ヒック…グスッ…」

P「そうか…お前の家族だもんな…」

響「…ぁっ…ヒック…ウグッ…」

P「……」

響「…グスッ…プロ…デューサー…」

P「断る」

響「…うっ…そ゛…そんな゛ぁ…ヒッグ…」ポロポロ

738: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 11:38:20.46 ID:nVF5lOTP0
P「良いじゃないか。餌代も減るから響にとっても好都合だろ?」

響「い…イヤダァ…ヒック…」ポロポロ

P「そうだ、死んだ動物を生き残ってる連中の餌にすれば良いじゃないか!」

響「そ゛…そ゛ん゛な゛こ゛と゛…い゛わ゛な゛い゛でよ゛ぉ…」

P「同じ死ぬなら皆の役に立って死にたいだろうしな」

響「ふっ…ふぇええええええええん!」ポロポロ

742: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 11:45:02.90 ID:nVF5lOTP0
P「……」

響「ぅあああっ…うっ…うぅううう…」

P「響、下向いてないでこっち見てみろ」

響「うっ…クッ…ヒッグ…ェッ…ふぁっ…」

P「こっち見ろって」サッ

響「グッ…エッグ…ッハ…グスッ…」

響「ど…ドッキ゛リ゛…だい゛せ゛い゛こ゛う゛…?」

P「……」

響「……」

P「すいやせんでしたあ!!!」

響「……」

P「……」

響「うわっぁぁぁあぁぁぁあああん!!」ブワッ

P「うおああああああああああああ!!」

744: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 11:50:13.90 ID:nVF5lOTP0
響「じゃ…じゃあ…ハム蔵は特に問題起こしてなかったの…?」

P「はい。申し訳ありませんでした」

響「今まで何度もって言ったのは…?」

P「いえ、今までも特に苦情は来たことはありません」

響「ひ…酷いよ…演技でもあんな事言うなんて…」

P「返す言葉もございません…ごめんなさい」

響「……うがあああああああああ!!流石に腹立って来たぞ!!」

P「腹立つの遅くないか…」

響「もう悲しいのとムカムカと安心したので頭がおかしくなりそうだー!!」

747: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 11:56:12.46 ID:nVF5lOTP0
P「で、罰がペットの食事作りですか」カチャカチャ

響「自分1人だと結構大変だったからね、プロデューサーにはビシバシ働いてもらうぞー」カチャカチャ

P「これだけで良いのか?」

響「もちろんさー。手伝ってもらえるし一緒にいれるから一石二鳥ってやつだな」

P「一緒に?」

響「な、何でも無い!そんなことよりハム蔵これからも連れて行っていいんだよね?」

P「ああ、結構テレビ的には美味しいみたいだ。動物が苦手な人がいる場合は別だけど」

P「それに正直ハム蔵の方が響よりかしk」

響「何か言ったかー?」ニコッ

P「いえ」

ハム蔵(ったく、あれだけの事されたのにこれか。相変わらずバカだ)モグモグ

ハム蔵(まあ、その純粋でまっすぐで単細胞なところも魅力の一つ)ゴックン

ハム蔵(今回は響に免じて許してやるが…プロデューサー、次は無いぜ…)シーハー



おわりだぞ

808: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 15:54:24.20 ID:NozLrmIEO
―――――――――――――――――
――――――――――
―――――

~二ヶ月前事務所~

俺は今とてつもなく退屈だった…変わりようのない日常に
そんな変わりようのない退屈感は時間を刻み一つの悩みとして孤立していた

そんな中に舞い降りた好奇心……それは音無さんと仕事の合間に雑談をしていた時だった


小鳥「だったらあの子達の前で少し態度を変えて接してみたらどうですか?」

P「態度をですか?……それは興味ぶかい……」

あいつらとの態度を変えるとは、あいつらとのコミュニケーションを一つの仕事にする俺の日常にとってそのものを変えるほどの可能性があった
確かに興味ぶかい……あいつらとの関係がどれ程変わるか……

そんな好奇心にすでに飲み込まれていた


小鳥「でもあんまり過激なのはダメですよ?あの子達が可哀相です」

P「わかってますよ」

813: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 16:07:13.66 ID:NozLrmIEO

態度を変えると言ってもとりあえずは一人でいい……みんなをいっぺんにやると何かと面倒臭い事になる
それに一人一人やっていったほうが観測しやすい……


真「おはようございますプロデューサー!!」

P「あぁ、おはよう」

真「プロデューサー今日の服はどうですか?新しく下ろしたんです」

P「とっても可愛いよ?」

真「へへっ、ありがとうございます」

そんな中元気に挨拶をしてきたのは俺の自慢のアイドル真
可愛らしい容姿に男勝りな性格にオトメンな性格をもつ天使

こんな純情な彼女が嫉妬や、悲しみに溺れた時にどんな表情をするだろう
俺の性格が急に変わってお前を突き放したら………どうなるだろうか


………………ターゲットは決まった

815: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 16:18:56.29 ID:NozLrmIEO

ターゲットが決まったら後は内容だ……どうせやるなら面白い反応が見たい
それに適当にやっちまったら被験者であるコイツにも迷惑だ

……………どうせやるならとことんゲスになりつくす





そんな俺の概念の中、流れは俺の中で完全に決まった……

まず、真に告白し恋仲になる……これに至っては俺と真の中だ…あいつが俺の事を好きなのは確実だと踏んでいた

その後真との仲を完全まで深めぶちギレ破談……でもそれだけではあいつの反応は完全なものへとは成らない

だから最後に雪歩に乗り換える……此処が重要だ……ゲスな考えだと思われようと俺は構わない


……………………最悪謝ればなんとかなるだろう

818: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 16:31:26.69 ID:NozLrmIEO

決行は今日の真のドラマ収録の後

その時に俺が真に告白する……この時は真と二人きりになれる恰好のタイミングだ
確実に逃しはしない

………最高の余興を始めれると………その時俺は……思っていたんだ




――――――――――――――――――
―――――――――――
―――――

~ドラマ収録後~


いくら昼が暑いと言っても夜はサブい……俺は軽く鳥肌が立つ感覚を感じていた


真「すみませんプロデューサー、お待たせしました」

P「ようやく来た……か、俺は全然構わないよ?」

829: つかもうこれ埋まるだろ 2012/06/03(日) 17:05:11.40 ID:NozLrmIEO

少し待つくらいなんてことねぇよ……俺はずっと退屈に飲まれそうだったんだから
お前は俺を少しは楽しませてくれよ?


…………ゲームスタートだ


P「………待ってる間でもお前にもうすぐ会えるって考えるだけで時間を忘れる……だから待つくらいなんてことないよ?」

真「………えっ?」

そう返事をした真の顔はほんのり赤く染まっていた………相変わらずわかりやすい
………………もう一押しだな


P「お前にずっと言いたかった事があるんだ……」

真「言いたかった事ですか?」



P「俺はずっとお前の事が………好きだった」

真「んな!?///」

……………………完全に計画通りだ

832: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/03(日) 17:10:32.37 ID:NozLrmIEO

そっからなんやかんやで監禁に………



終わり






すまない会社から電話来ていまから会社いかなにゃらん