1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 09:28:39.13 ID:9RzHraI+P
京介「どれがいいんだ?」

桐乃「これ!」

京介「ん?今着てる奴か?別にいいけどちょっと汚いかもしれんぞ」

桐乃「肌の上から着てる訳じゃないんだから大丈夫でしょ、じゃあ借りてくね!」

京介「お、おい!……よく考えたらでかすぎて外で着れないだろ、何に使う気だ?」

──
─────

─その日の夜

桐乃「兄貴の匂い……」スーハースーハー

桐乃「……zzz」

引用元: 桐乃「兄貴ー、寒いからパーカー貸して」 


 

 
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 12:13:50.32 ID:PdrDCKmN0
瀬菜「高坂先輩、パーカー貸してくれませんか?」

京介「俺の?なんで?」

瀬菜「家にあるのはお兄ちゃんが管理してるので着れません」

京介「何だそれ怖ぇよ」

瀬菜「ですから、貸してくれませんか?」

京介「赤城になんか言われないだろうな…」

瀬菜「大丈夫ですよ、ですから早く」

京介「お、おう…ほら」

瀬菜「ありがとうございます、高坂先輩!」

瀬菜(やった、パーカー借りられた!これで…フヒヒ)

みたいな瀬菜ルートはよ

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 15:03:01.60 ID:PdrDCKmN0
桐乃「ねぇ」

京介「…あんだよ」

桐乃「ソレ、貸してくんない?」

京介「ソレじゃわかんねぇよ」

桐乃「ハァ?あんたが着てるパーカーに決まってんでしょ」

京介「分かるか!」

桐乃「いいから貸してよ」

京介「ヤダよ、何で俺が貸さなきゃなんねーんだよ」

こんなんでいいなら書いてくわ

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 15:18:55.80 ID:PdrDCKmN0
桐乃「いいから貸せ!」

京介「おい!引っ張るな伸びるだろうが!」

桐乃「ちょっとくらい伸びてもいいでしょ!」

京介「アホかお前は!」

桐乃「い・い・か・ら・は・や・く!」

京介「だー!わかった、わかったから離せ!」

桐乃「はやくしてよ」

京介「んだよ…ほら、あとで返せよ」

桐乃「ふん。あたし部屋に戻るから。絶対入ってこないでよ!」

京介「誰が入るかよ。なんなんだよアイツ、わっけわかんねぇ…」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 15:25:52.84 ID:PdrDCKmN0
--桐乃の部屋

桐乃「うへへへへ」

桐乃「京介の匂いが付いてるパーカーゲットしちゃった!」

桐乃「くんかくんか」

桐乃「うへへへへ」

携帯<デンワー

桐乃「ったく、こんなときに誰なの…あやせ?」

桐乃「もしもし、どったのあやせ?」

あやせ『あ、桐乃?今から加奈子と遊びに行ってもいいかな』

桐乃「あー、うん、いいよ」

あやせ『ありがとう桐乃、じゃぁ今から行くね』

桐乃「うん、わかった」

桐乃「いきなりなんて珍しいなぁ…。あ、パーカー隠さないと」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 15:33:08.39 ID:PdrDCKmN0
桐乃「ねぇ」

京介「あんだよ」

桐乃「今から加奈子とあやせが来るから、どっかいっててくんない?」

京介「あ?あやせと加奈子なら別に俺が居てもいいだろ」

桐乃「よくないの!」

京介「今日のお前はいつにもましてよくわかんねぇな…」

桐乃「いいから!」

京介「今からだと行くとこねぇし」

桐乃「ぐぬぬ…」

京介「…ちょっと散歩でもいってくら。なんかいるかよ」

桐乃「…アイス」

京介「あいよ、行ってくるわ」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 15:37:09.43 ID:PdrDCKmN0
桐乃「なによ、やさしいじゃん・・・うへへ」

桐乃「っと、お茶用意しないと」

<ピンポーン

桐乃「はーい」

あやせ「いきなりごめんね、桐乃」

桐乃「いいのいいの、入ってー」

加奈子「おじゃましまーす」

あやせ「お邪魔します」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 15:41:15.42 ID:PdrDCKmN0
--桐乃の部屋

あやせ「いつもきれいにしてるよね、桐乃って」

桐乃「そんなことないよー」

あやせ「加奈子も見習わないとダメだよ?」

加奈子「へいへーい」

桐乃「で、今日はいきなりどしたの?」

あやせ「ちょっと相談があって」

桐乃「相談?あ、先に飲み物取ってくるね」

あやせ「ありがとう」

加奈子「はやくしろよー」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 15:46:00.97 ID:PdrDCKmN0
あやせ「…ねぇ加奈子」

加奈子「あん?」

あやせ「ここ、お兄さんの匂いがするんだけど」

加奈子「はぁ?ここ桐乃の部屋だぜ?」

あやせ「そうだよね、気のせいだよね…でもベッドの下から…」

加奈子「ベッドの下?あ、パーカー落ちてね?仕方ねーからこの加奈子様がたたんでやんよー」

あやせ「加奈子、そのパーカーって…」

加奈子「桐乃のなんじゃねーの?趣味わりーけど」

あやせ「それ、お兄さんのだ」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 15:50:54.96 ID:PdrDCKmN0
加奈子「アイツの兄貴の?」

桐乃「おまたせ…って何してんの加奈子」

加奈子「パーカー落ちてたからたたんでやったんだよ。えらいっしょ?」

あやせ「ねぇ桐乃、なんでここにお兄さんのパーカーがあるの?」

桐乃「えっと、それは…」

あやせ「ここ、桐乃の部屋だよね?どうして?」

桐乃「ま、間違えてここに入ったんじゃないの?」

あやせ「ふぅん…間違えて…ね」

加奈子「あん?間違えて入ってたんならしゃーねーべ?」

桐乃「そう、仕方ない!」

あやせ「…なら仕方ないか」

加奈子「なんでこんなに空気がつめてーの?」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 15:57:42.49 ID:PdrDCKmN0
あやせ「…」

桐乃「…」

加奈子「なーんか居づれー空気だなオイ。なぁ、相談があったんじゃねーの?」

あやせ「あ、そうだったね」

桐乃「そ、相談ってなんなの?」

あやせ「お兄さんのことなんだけど」

桐乃「あ、アイツの?」

あやせ「お兄さんって黒猫さんと別れたんだよね?」

桐乃「う、うん、そうみたいだよ」

あやせ「今は付き合ってる人はいないんだよね?」

桐乃「ちょ、ちょっとまってあやせ、どうしてそんなこと聞くの?」

加奈子「好きだからじゃねーの?」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 16:02:44.52 ID:PdrDCKmN0
桐乃「はぁ!?」

あやせ「ちょ、ちょっと加奈子!」

加奈子「嘘ついてもしゃーねーべ?あたしも結構好きだし」

桐乃「ちょっ…」

あやせ「…加奈子、一体どういうことなの?」

加奈子「こえーよ!結構気が利くし、冴えねー顔してるけどよく見ると結構カッコイイじゃん?」

あやせ「…そう」

桐乃「あ、アイツはあたしの兄貴なんだし、その…」

加奈子「兄貴って当たり前だろ?」

あやせ「…ねぇ2人とも、ここは勝負しない?」

桐乃「勝負?」


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 16:06:13.04 ID:PdrDCKmN0
あやせ「うん、勝った人がお兄さんを好きにできるっていう条件で」

桐乃「そ、そんな勝手な」

加奈子「いーんじゃねーの?手っ取り早くて」

桐乃「加奈子まで…」

あやせ「あくまでお兄さんに決めてもらうことにしましょう」

加奈子「どーいうルールで行くんだよ?」

あやせ「そうね…皆で温泉に行って、そこでお兄さんに決めてもらいましょうか」

桐乃「お、温泉?」

あやせ「そう、温泉」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 16:30:04.66 ID:PdrDCKmN0
--温泉街

桐乃「わー、すっごいね」

あやせ「硫黄のにおいもするし、来たって感じがするね」

加奈子「なんかくせーし。さっさと旅館いかね?」

京介「…なぁ、」

桐乃「なに?」

京介「そろそろ説明してくんねーか?いきなり、今度の休みに温泉行くから。って言われてもだな」

あやせ「私とじゃいやなんですか?」

京介「イヤ、そういうわけじゃないんだけどさ」

加奈子「じゃあいーじゃねーかよ。細かいこと気にしてるとハゲるぞー」

京介「ハゲねーよ!俺は理由が知りてーんだよ!」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 16:32:18.22 ID:PdrDCKmN0
桐乃「いいじゃない。こーんなかわいい子3人も連れてるんだしさ」

京介「いや、まぁそうなんだけどよ…」

あやせ「まぁまぁ、今日は楽しみましょうよ」

京介「…そうだな、せっかく温泉に来たんだし、楽しむとするか!」

あやせ(うふふ…)

桐乃(京介はあたしのなんだから…)

加奈子「なぁ、温泉饅頭食いてー」

京介「あん?仕方ねーな」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 16:38:00.70 ID:PdrDCKmN0
--旅館

京介「…なぁ、でかくないか」

あやせ「せっかくですもの、いいところに泊まりたいじゃないですか」

京介「え?今日泊まるの?」

桐乃「いまさら何言ってんの?」

京介(やっべぇ、ドキドキしてきた…)

加奈子「饅頭うめー」

京介「…お前はいいよな」

加奈子「あん?やらねーぞ」

京介「くわねーよ!」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 16:42:44.73 ID:PdrDCKmN0
「はい、ご予約いただいておりました新垣様ですね。こちらへどうぞ」

--部屋

あやせ「うわー、広いですねお兄さん!」

京介「ほんとにここに泊まっていいのか…?」

桐乃「いいに決まってんでしょ」

あやせ「お兄さんは何も気にしないでくださいね」

京介「そうはいってもだな…」

あやせ「ね?」

京介(上目遣いは反則じゃねぇのあやせタン!)

京介「あ、ああ分かった」

桐乃「…キモ」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 16:46:39.23 ID:PdrDCKmN0
あやせ「さて、せっかくの温泉なんだし温泉に入りに行きましょう!」

京介「あ、ああそうだな」

桐乃「ここ露天風呂あるんだよねー」

あやせ「さぁ、行きましょうお兄さん!」

京介「ちょ、押すなって」

桐乃「うひひ、超楽しみー」

加奈子「あ、置いてくなって!」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 16:52:08.78 ID:PdrDCKmN0
あやせ「じゃあお兄さん、また後で」

桐乃「早く行こうよ」

加奈子「さっさとはいろーぜ」

京介「お、おう」


--露天風呂

京介「ま、さすがに混浴じゃないわな…混浴じゃないよな?」

京介「やっべぇ、ドキドキしてきたじゃねぇか…」

京介「…ええい!うだうだしていても始まらねぇ!」

京介「いざ!」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 16:55:50.78 ID:PdrDCKmN0
あやせ「ま、待ってましたよお兄さん」

京介「マイラブリーエンジェルあやせタンキターーー!」

あやせ「な、なんですかいきなり」

京介「いや、すまん、取り乱した…って前隠せ前!」

あやせ「で、ですが温泉ですし…」

京介「いいから隠せって!さすがにいろいろとマズイ!」

あやせ「なにがマズイんですか…?」

京介「早く!」

あやせ「わ、わかりましたよもう…」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 16:58:49.79 ID:PdrDCKmN0
あやせ「隠しましたよお兄さん」

京介「ったく…で、あの2人は?」

あやせ「順番です」

京介「順番?なんの順番なんだよ」

あやせ「気にしないでください。それより温泉につかりましょうよ」

京介「あ、ああそうだな」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:01:18.34 ID:PdrDCKmN0
あやせ「隣に行ってもいいですか?」

京介「…まぁいいけど」

あやせ「失礼しますね、お兄さん」

京介「あの、あやせさん?」

あやせ「な、なんでしょう?」

京介「あの…あたってるんですが…」

あやせ「あててるんです」

京介「そ、そうですか…」

京介(耐えろ俺の●●●!)

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:07:09.82 ID:PdrDCKmN0
あやせ「ねぇ、お兄さん」

京介「な、なんですか?」

あやせ「…なんでもありません」

京介(腕に抱きついてきてしかも上目遣い…生きててよかった…)

あやせ「きゅ、急に泣き出さないでください!」

京介「あ、ああスマン」

あやせ「ねぇお兄さん、1つ聞きたいことがあるんですが」

京介「あん?」

あやせ「桐乃がお兄さんのパーカーを持ってたんですが」

京介「ああ、なんか無理やり俺の着てるヤツを取っていってな」

あやせ「そうですか…」

京介「あやせさん、目がマジ怖いっす」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:10:50.85 ID:PdrDCKmN0
あやせ「っと…時間ですね」

京介「時間?」

あやせ「ええ、時間です。では後で」

京介「なんなんだ一体…」

京介(ああ、でもやわらかかったな)

京介「ってなに考えてるんだ俺!」

桐乃「なにキモイ顔してんの?」

京介「のわ!つ、次は桐乃か」

桐乃「文句でもあんの?」

京介「いんや、なんも。前隠せ前」

桐乃「い、いいじゃん別に」

京介「よくねぇよ!」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:14:56.87 ID:PdrDCKmN0
桐乃「あやせにデレデレしちゃってさ…バカ」

京介「…見てたのか」

桐乃「当たり前じゃん」

京介「なんてこった…」

桐乃「そんなことより、こっち来て」

京介「あんだよ」

桐乃「体洗ってあげるって言ってんの!」

京介「あ、ああ…前隠せ」

桐乃「いいじゃん。それよりここ座って」

京介「へいへい」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:18:23.91 ID:PdrDCKmN0
桐乃「ほら、背中洗うから」

京介「おう」

桐乃「…昔はこうやってお風呂入ったことあったっけ」

京介「ちっさいときなー。あのときのお前は可愛かったよ」

桐乃「…なに?今は可愛くないって言ってんの?」

京介「いでででで、強くこすんな!そんなこと誰もいってねぇよ!」

京介「お前は今も昔もかわんねぇよ」

桐乃「…そっか」


128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:22:44.92 ID:PdrDCKmN0
桐乃「ほら、前洗うからこっち向いて」

京介「いや、前は勘弁してくれ」

桐乃「いいじゃん、あたしが洗ってあげるんだから前向け!」

京介「いや、今はマズイんだって!」

桐乃「はぁ?意味わかんない。いいから早く前む…」

小京介「やぁ」

桐乃「ば…ば…バカじゃないの!?キモ!」

京介「うるせぇ!」

桐乃「うるさい!バカ!バカー!」

京介「あー…いっちまった」

京介「いや、助かったのか…?」

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:26:52.82 ID:PdrDCKmN0
加奈子「ちーっす」

京介「…まぁ、順番的に加奈子だろうとは思ったさ。前隠せ」

加奈子「んだよこまけーな。つーかあんまり見てなかったけど桐乃になにしたんだ?」

京介「なんでもねぇよ」

加奈子「お、泡だらけじゃん」

京介「桐乃に洗ってもらってた最中だったからな」

加奈子「ふーん、じゃあ加奈子が前洗ってやんよ」

京介「いらねーよ」

加奈子「んだよ、じゃあ頭でも洗ってやるか」

京介「なんで上から目線なんだお前は」

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:31:19.96 ID:PdrDCKmN0
加奈子「なんでもいいだろ?ほら向こうむけよ、洗えないだろ」

京介「ああ、頼むわ」

加奈子「ふんふふーん」

京介「意外とうまいな」

加奈子「だべ?」

京介「ああ、すっげー意外だわ」

加奈子「んだとー?ほらお湯かけるぜ」

京介「ああ」

加奈子「よし、どうだ、さっぱりした?」

京介「ああ、サンキューな」

加奈子「へへ、いいってことよ!」

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:36:15.48 ID:PdrDCKmN0
京介「んで、なんでこんなに順番に入ってくるんだよ?」

加奈子「理由はいえねー。言うとあやせに怒られっから」

京介「そうかよ」

加奈子「んでー、京介よー、加奈子に欲 したりしねーの?」

京介「するかバカ」

加奈子「んだよー、ちょっとぐれーしてもいいんだぜー?」

京介「ひっつくなって」

加奈子「ちょっとぐれーいーじゃん。ほれほれ」

京介「せ、背中にくっつくな!」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:38:29.35 ID:PdrDCKmN0
あやせ「加奈子くっつきすぎ!」

桐乃「…キモ」

加奈子「ちぇ、終わりかー」

京介「なんだったんだいったい…」

あやせ「いいじゃないですか、さぁみんなでゆっくりはいりましょう!」

京介「へいへい…」

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:51:11.22 ID:PdrDCKmN0
--部屋

あやせ「いいお湯だったね」

桐乃「うん、後でもう一回入りにいこっか!」

あやせ「そうだね」

京介「俺は疲れたぜ…」

加奈子「んじゃ、もっかい入りに行くか?」

京介「いや、マジ勘弁してください」

あやせ「あ、もうすぐ晩御飯の時間ですね」

加奈子「腹減ったー」

桐乃「もうちょっとなんだから我慢しなよ」

加奈子「へーい」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:56:57.60 ID:PdrDCKmN0
「お待たせしました、本日のお勧めでございます。ごゆっくりどうぞ」

加奈子「おー!超うまそうじゃん!」

あやせ「加奈子、はしたないよ」

京介「すげぇ豪華じゃね?」

あやせ「きにしないでください」

桐乃「んじゃ、いっただっきまーす」

「「「いただきまーす」」」

加奈子「うめー!」

あやせ「まったく、加奈子ったら…」

京介「いや、でもコレマジでうめぇよ」

桐乃「はー、超おいしい…」

あやせ「もぐ…あ、ほんとですね」

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 17:59:16.72 ID:PdrDCKmN0
加奈子「おい京介ー」

京介「あんだy…むぐっ」

加奈子「それうまくねー?」

京介「おま…お、たしかにうめーな」

加奈子「だべ?」

桐乃「…」

あやせ「…」

加奈子「おめーのソレちょっとくれよ」

京介「あ、コラてめぇ、俺の取るんじゃねぇよ」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:03:14.52 ID:PdrDCKmN0
あやせ「お、お兄さん!コレもおいしいですよ!」

京介「むぐっ」

桐乃「こ、コレもおいしいって!」

京介「むぐぐ」

あやせ「どうですかお兄さん!」

京介「そんなにたくさん食えねぇよ!」

あやせ「そ、そうですよね」

京介「でもまぁ全部うめぇな」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:07:34.30 ID:PdrDCKmN0
--食後

京介「も、もう食えねぇ…」

加奈子「食った…」

あやせ「おなかいっぱいですね」

桐乃「そうだねー」

京介「で、そろそろ聞かせてくれないか?」

あやせ「何をですか?」

京介「俺をここに連れてきた理由だよ」

あやせ「それは…」

桐乃「その…」

加奈子「いっちまおうぜー」

あやせ「…そうだね、実はですね」


158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:10:45.28 ID:PdrDCKmN0
-事情説明中

あやせ「と、いうわけなんです」

京介「おま…全員俺のこと」

あやせ「ええ。大好きです」

桐乃「あたしも。妹とか関係ない」

加奈子「加奈子も好きだぜー?」

京介「マジですか?」

桐乃「マジにきまってんじゃん」

京介「……」

加奈子「で、誰選ぶよ?」

京介「いきなり言われてもな」

加奈子「んだよ、ヘタレかよ?」

京介「ちげーよ!」

桐乃「じゃあなんなのよ」

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:14:00.81 ID:PdrDCKmN0
京介「いきなりすぎてだな…」

あやせ「こうしましょうお兄さん、私たちもう一度温泉に入ってきますから、その間に決めておいてください」

京介「…」

あやせ「いいですか?」

京介「ああ、分かった」

あやせ「じゃあ、いってきますね」

加奈子「もっかい風呂かよー」

桐乃「あとでアイス買ってあげるし」

加奈子「マジで?ラッキー」


162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:17:06.32 ID:PdrDCKmN0
京介「…どうしよう。マジで」

京介「どうにもならないんじゃね?選ばないとあやせに刺されそうで怖ぇ」

京介「…」

京介「電話して相談、してみるか。あいつに」

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:22:54.89 ID:PdrDCKmN0
麻奈実『そんなことになってるんだー』

京介「ああ、もうどうしていいか俺にはわからん」

麻奈実『んー、自分の気持ちに正直になったらいいとおもうよー?』

京介「やっぱそうなのかなぁ」

麻奈実『うん、きょうちゃんが選んたんだもの、皆納得してくれるよ』

京介「…わかった。サンキュー麻奈実」

麻奈実『ううん、私はいつでもきょうちゃんの味方だからね』

京介「ありがたいぜ」

麻奈実『じゃあ、がんばってね、きょうちゃん』

京介「ああ」


あやせ「戻りました」

桐乃「誰かと電話してたの?

京介「いや、別に」

加奈子「ふーん」

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:26:07.43 ID:PdrDCKmN0
あやせ「で、誰を選ぶか決まりましたか?」

京介「…ああ、決まった」

桐乃「全員とかなしだかんね」

京介「分かってる」

加奈子「まぁ、誰になっても加奈子は別にかまわねーし」

あやせ「じゃあお兄さん。誰を選んだんですか?」

京介「俺は---」

179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:31:55.43 ID:PdrDCKmN0
--加奈子だ


加奈子「は?」

あやせ「はい…?」

桐乃「は?マジで?」

京介「ああ、大マジだぜ」

あやせ「どういうことなんですかお兄さん」

京介「おちつけあやせ!理由があんだよ!」

あやせ「理由ってなんですか早く教えてくださいお兄さん」

京介「怖ぇ!マジ落ち着いてください!」

桐乃「あやせ、理由聞こうよ」

あやせ「…そうだね桐乃」

加奈子「んで、なんで加奈子なのさ?」

187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:38:12.45 ID:PdrDCKmN0
京介「一番話しやすいっていうか、そういう関係になっても楽しく過ごせそうなんだよ」

あやせ「私でも楽しく過ごせますよ」

京介「いや、なんつーか…あやせとじゃラフな付き合いはできそうにないんだよ」

あやせ「どういうことですか?」

京介「束縛されそうでな…実際今も超ビビリながら話してるんだぜ」

あやせ「…」

京介「桐乃は、妹だからな」

桐乃「妹だけどさ…」

京介「大事な妹なんだ、兄妹の関係でいたいんだよ」

桐乃「…そっか」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:40:42.42 ID:PdrDCKmN0
京介「だから、俺は加奈子を選んだ」

加奈子「見る目あんじゃねーか、さすがだぜ」

京介「本心だよ」

加奈子「へへ、なんか嬉しいな」

京介「ま、恋人としてよろしくな、加奈子」

加奈子「ったりめーじゃん!あ、そだ、ちょっとこっちむけよ」

京介「なん…」

加奈子「んっ…へへ、キスしちまった」

京介「…へっ、マセガキめ」


あやせ「桐乃ー…」

桐乃「あやせ、仕方ないよ…」

193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:48:26.07 ID:PdrDCKmN0
--数年後

加奈子「あの時私を選んだこと後悔してない?」

京介「あたりまえだろ?」

加奈子「そっか」

桐乃「遊びに来たよー!」

あやせ「お邪魔します」

加奈子「あ、いらっしゃーい」

桐乃「あれ、あの子は?」

京介「遊びに行ってるよ」

桐乃「ちぇ、せっかく会いにきたのに…」

あやせ「まったく…ずっとそうなんだから」



加奈子「ねぇ…こんな生活がずっとずっと続けばいいね」

京介「ああ、そうだな!」

加奈子編 おわり

196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:52:58.08 ID:PdrDCKmN0
--あやせだ


あやせ「ほ、本当ですかお兄さん!」

京介「ああ、本当だぜ」

桐乃「ま、あやせじゃ仕方ないか」

加奈子「ま、加奈子は誰でもよかったんだけどなー」

あやせ「嘘じゃないんですよね?」

京介「ああ、嘘じゃない」

あやせ「よかった…」

桐乃「よかったね、あやせ」

あやせ「うん!」

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:54:49.18 ID:PdrDCKmN0
桐乃「じゃあ、私たちちょっと買出し行ってくるね」

加奈子「存分にいちゃいちゃしろよな」

京介「ばっ…」

あやせ「もう!」

桐乃「にゃはは、いくよ加奈子」

加奈子「うーい」

199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 18:57:17.05 ID:PdrDCKmN0
あやせ「…2人ですね」

京介「あ、ああ、そうだな…」

あやせ「あ、あの…」

京介「な、なんだ?」

あやせ「その…キスしてくれませんか?」

京介「え…えええ!?」

あやせ「だめですか…?」

京介「…よし、分かった」

200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:00:44.62 ID:PdrDCKmN0
あやせ「…」

京介「…」

あやせ「…あの、お兄さん?」

京介「あ、ああ、スマン」

あやせ「…仕方ないですね。…んっ」

京介「んぐっ…」

あやせ「ん…んう…」

京介「…はっ、ちょ、あやせさん?」

あやせ「おにいさん…お兄さん…」

京介「こいつはやべぇな…」

202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:04:47.63 ID:PdrDCKmN0
あやせ「おにいさん、私…」

京介「お、おちつけあやせ!」

あやせ「落ち着いていますよおにいさん。凄く落ち着いています。ええそれはとっても」

京介「ぜんぜんおちついてねーよ!」

あやせ「お兄さん…」

京介「ま、まて」

あやせ「待てません。んっ…」

京介「んぐっ…」

204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:09:02.69 ID:PdrDCKmN0
あやせ「ん…ちゅ…はむ…」

京介「んぐ…ぐ…」

あやせ「あむ…」

京介(あ、もうどうでもいいかもしれない)

あやせ「はぁ…おにいさん…」

京介「あやせ…」


加奈子「ういーっす!ってあれ、早かった?」

あやせ「…」

京介「…」

桐乃「ちょ、加奈子はやいって言ったじゃん!」

205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:12:31.19 ID:PdrDCKmN0
あやせ「ふ…ふふふ…」

京介「あ、あやせさん?」

あやせ「ふふふ…」

加奈子「あれ、コレって死亡フラグってやつじゃね?」

京介「あ、あやせ…?」

あやせ「加奈子早かったね、何買ってきたの?」

加奈子「あん?アイスとーお菓子とージュースとー」

桐乃「お、怒ってないの?」

あやせ「怒るわけ無いじゃない」

桐乃「よかったー…」

207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:15:33.72 ID:PdrDCKmN0
あやせ「お兄さん」

京介「は、はい」

あやせ「また、今度ゆっくりしましょうね」

桐乃「ウチでやるのはやめてよ、バカ兄貴」

京介「なっ…」

あやせ「ああ、そうだ加奈子」

加奈子「なに?」

あやせ「今日はベランダで寝てね?」

加奈子「なにー?なんで加奈子がベランダで寝なきゃ」

あやせ「かーなーこー?」

加奈子「…はい」


208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:20:55.23 ID:PdrDCKmN0
--深夜

加奈子「うう、寒い…zzz」

桐乃「んー…ばか…zzz」

あやせ「…おにいさん」

京介「なんだ?」

あやせ「その…本当に私でよかったんですか?」

京介「当たり前だろ?いまさら何言ってんだよ」

あやせ「…浮気したらぶち殺しますからね」

京介「分かってるよ」

あやせ「本当ですか?」

京介「ああ」

あやせ「…信じます」

京介「ありがとうな」

212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:29:12.37 ID:PdrDCKmN0
--そして

あやせ「あなた、ご飯ができましたよ」

京介「ああ、すまねぇな」

娘「ごはんー!」

京介「おー、そうだぞー、ごはんだぞー」

私は京介と結ばれ、そして娘を授かりました。
いろいろと困難はあったけれど、親友や周りの人々に支えられて。
願わくば、この幸せが永遠に続きますように…。

あやせ編 おわり

226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:43:19.44 ID:PdrDCKmN0
>>166
--桐乃だ

桐乃「…うそでしょ」

あやせ「桐乃…」

加奈子「桐乃かー、んでも恋人になれなくねー?」

京介「…そうなんだよな」

桐乃「えと、あの…」

京介「ま、おいおい考えればいいじゃねぇか」

桐乃「う…し、仕方ない」

あやせ「よかったね、桐乃」

桐乃「うん、ありがとうあやせ…」

228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:47:13.48 ID:PdrDCKmN0
加奈子「うし、決まったし枕投げでもしよーぜ」

桐乃「…は?」

加奈子「選ばれたのが桐乃なら今までとかわんねーじゃねぇか…よ!」

桐乃「うぷっ…」

あやせ「加奈子…」

京介「おい、加奈子」

桐乃「やったなー!このー!」

加奈子「うひー、あたんねーよ!」

桐乃「ちょこまかすんじゃなーい!」

加奈子「ひひひ、それー!」

桐乃「わっ!」

あやせ「うぷっ…」

加奈子「あ、やべ」

230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:51:55.00 ID:PdrDCKmN0
--露天風呂

京介「ふいー、枕投げでいい汗かいたわ…」

桐乃「…ねぇ」

京介「あん?」

桐乃「なんで、私なの・・・?」

京介「なんでって…俺の大事なヤツだからに決まってんじゃねぇか」

桐乃「…そっか」

京介「ああ。妹だとか血が、とか関係ねーよ。桐乃は桐乃じゃねぇか」

桐乃「バカ…」

京介「ん?なんだって?」

桐乃「バカッ…んっ」

京介「ん…」

桐乃「…はぁ…。とりあえず、コレで我慢してあげる」

京介「…サンキューな」

231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:55:18.01 ID:PdrDCKmN0
桐乃「ねぇ…」

京介「あん?」

桐乃「もう一回、してもいい…?」

京介「…ああ」

桐乃「ありがと。…んっ」

京介「ん…」

桐乃「ん…ちゅ…ひた、らして…」

京介「おう…ん…く…」

桐乃「はむ…んっ…ちゅ…」

京介「んぐ…」

桐乃「…はぁ。ん、満足した」

京介「お前な…」

232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 19:57:32.06 ID:PdrDCKmN0
桐乃「先、あがるね」

京介「おう」

桐乃「それ、小さくしてからあがってきなよ」

京介「うるせーよ!」

桐乃「うひひ、部屋で待ってるからねー」

京介「ったく…あんなんされたらイヤでもでかくなるっつーの」

京介「…さて、どうしようか」

小京介「ん?」

233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 20:01:54.55 ID:PdrDCKmN0
--部屋

京介「ただいまーって…加奈子はどうした?」

あやせ「あ、お兄さん。加奈子ならあそこですよ」

加奈子「むぐー!むぐぐー!」

京介「布団で簀巻きにされてやがる」

桐乃「いやー、私も戻ってきたときびっくりしたわー」

あやせ「加奈子が悪いんですよ」

京介「ははは…」

あやせ「さて、私もお風呂入ってきますね」

京介「おう、いってらっしゃい」

桐乃「いってらっしゃい」

235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 20:06:46.57 ID:PdrDCKmN0
桐乃「加奈子ー、大丈夫?ほどいてあげよっか?」

加奈子「むぐー!」

桐乃「何言ってるかわかんないし…頭でも…よっと」

加奈子「ぷはー!マジあの女こえー!」

京介「お前が悪いんじゃねーのか?」

加奈子「加奈子は悪くねーよ!いいから全部解いてくれ!」

桐乃「はいはい…っと」

加奈子「はー、やっと自由になった…」

京介「おつかれさん」

加奈子「疲れたしもう寝る…おやすみ」

京介「おう、お休み」

桐乃「おやすみ」

237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 20:09:45.61 ID:PdrDCKmN0
加奈子「…zzz」

桐乃「寝るのはや!」

京介「疲れてたんだろ」

桐乃「あやせ相手にしてたからね」

京介「さて、もうすぐあやせも帰ってくるし、寝る準備でもするか」

桐乃「それなんだけどさ…」

京介「ん?なんだよ」

桐乃「一緒の布団で寝てもいい…?」

京介「おう、いいぜ」

桐乃「ありがと、京介」

239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 20:12:26.56 ID:PdrDCKmN0
あやせ「もどりましたーって…一緒の布団で寝るんですか!?」

京介「おう」

あやせ「破廉恥です!私たちもいるんですよ!?」

京介「おちつけ!何もしねーよ!一緒に寝るだけだよ!」

あやせ「本当なの、桐乃?」

桐乃「うん、寝るだけ」

あやせ「…わかりました。何も言わないでおきます」

京介「さっき言ってたじゃねぇか」

あやせ「なにか?」

京介「いえ、なにも」

243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 20:17:10.63 ID:PdrDCKmN0
--深夜

あやせ「桐乃…ふふふ…zzz」

加奈子「さされ…zzz」

京介「なんつー夢見てるんだ…」

桐乃「ね、京介」

京介「なんだ?」

桐乃「後悔、してないよね?」

京介「当たり前だろ。風呂でも言ったじゃねぇか」

桐乃「そっか…うへへ」

京介「ま、今日はゆっくりねようぜ」

桐乃「うん、分かった」

京介「おやすみ、桐乃」

桐乃「おやすみ、京介」

桐乃(いいにおい…大好きだよ、京介)

244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 20:21:14.65 ID:PdrDCKmN0
--翌日

京介「おし、帰る準備はできたか?」

加奈子「まってって、加奈子の髪留めしらねー?」

京介「そこにあんだろ?」

加奈子「おお、マジだ」

あやせ「よく見ないとダメだよ」

加奈子「へーい」

桐乃「ほら加奈子行くよー」

加奈子「まてって!…うし、行くか!」

京介「よし、じゃあ駅まで向かうか」

247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 20:24:35.15 ID:PdrDCKmN0
--駅

加奈子「ふいー、やっとついた…」

あやせ「15分くらいしか歩いてないでしょ?」

桐乃「加奈子はもうちょっと体力あったほうがいいかもね」

加奈子「うっせーなー」

京介「もうすぐ電車来るみたいだし、ちょっとジュースでも買ってくるわ」

桐乃「あ、あたしも行く」

加奈子「加奈子達のも買ってきてー」

京介「あいよー」

249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 20:30:58.19 ID:PdrDCKmN0
--電車内

あやせ「…zzz」

加奈子「…zzz」

桐乃「肩寄せあって寝てるね」

京介「なんだかんだ言って仲良いんだな」

桐乃「あたりまえでしょ」

京介「そうだな」

桐乃「ねぇ、京介」

京介「なんだ?」

桐乃「家着いちゃったらさ、キスとかできないのかな」

京介「どうだろうな、親父とお袋に見つかったらやべぇのは事実だからなぁ」

250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 20:32:37.10 ID:PdrDCKmN0
桐乃「そんなの…ヤだから」

京介「桐乃…」

桐乃「私は帰っても京介とキスしたいし、その先だって…」

京介「桐乃…」

桐乃「私は京介が好き。好きなんだから…」

京介「ああ、わかってる」

桐乃「…んっ」

京介「ん…」

桐乃「…いろいろ頑張ろうね、京介」

京介「ああ」


252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/11(月) 20:37:55.50 ID:PdrDCKmN0
--そして

桐乃「ねぇ京介」

京介「なんだよ」

桐乃「パーカー、貸してくんない?」

京介「しかたねぇな、ホラ」

桐乃「えへへ、ありがとう京介」

京介「ん」

桐乃「ね、京介。こっちむいて」

京介「ん?」

桐乃「んっ…ちゅ…」

京介「んん…」

桐乃「ふふ、またしようね、京介」

俺は思ったね。
俺の妹が最高に可愛いってな

桐乃編 おわり