2: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:18:16.53 ID:kJMe4UPIO



フレデリカ「テーマパーク欲しいよねー?」


杏「いや、いらないよ」


肇「振り雑過ぎません?」


フレデリカ「えっとねー、さっきテーマパーク特集やっててね」


文香「とても楽しそうな場所でしたので…」


肇「見てると行きたくなりますよね」


フレデリカ「アタシ達も開設したいなーって」


引用元: フレデリカ「テーマパークごっこ」 


 

3: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:19:19.05 ID:kJMe4UPIO


杏「普通そうはならないよ」


フレデリカ「でもほらー、あったら楽しいと思わない?」


杏「費用」


文香「現実的な問題は、考えないものとする」


杏「いやそこ考えないとダメでしょ」


フレデリカ「物理法則も考えないものとする!」


杏「殆どのアトラクション消えるよ」


肇「取り敢えず、どういったテーマパークにするか決めましょう」


杏「なんで乗り気なのさ」


4: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:19:58.05 ID:kJMe4UPIO


文香「全てフードコートのアトラクションパークと言うのは如何でしょうか…?」


肇「アトラクション要素あるんですか?」


フレデリカ「食券機の代わりにガチャ置いてみればいいんじゃないかなー?」


文香「食事すらもスリリングに楽しめる…悪くないですね」


杏「一等、焼肉食べ放題!」


フレデリカ「五等、フランスパン!」


肇「食事くらいは普通に食べさせて下さい」


文香「五等チケットを10枚集めると、焼肉食べ放題に…」


肇「なりませんから。と言うかやりませんから」


フレデリカ「今ならお得なセット販売も!」


肇「ありません」

5: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:20:27.39 ID:kJMe4UPIO



杏「そもそもテーマパークって言ってたけど、何かテーマ統一するの?」


フレデリカ「んっとねー、Fの付くものにしよっかなーって」


文香「…クマのフーさん…?」


肇「パクリ臭凄くありません?」


フレデリカ「ファインディングニ


杏「それはアウト。ヤバイ所にケンカ売らないでね」


肇「ふ…ファリーポッターなんてどうでしょう?」


杏「一つ前の自分のセリフ思い出せ」



6: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:21:16.19 ID:kJMe4UPIO


フレデリカ「後はいっぱいフルーツ食べたりしたいよねー」


肇「フルーツ狩りも、なかなか魅力的ですね」


文香「舟盛り…フリードリンク…」


杏「取り敢えずアトラクション考えない?」


フレデリカ「お化け屋敷!」


杏「お、割とまともな」


肇「茄子さんに協力して貰えれば、本格的なものが作れそうですね」


フレデリカ「参加者はみんなさっきの5等チケットが渡されててねー」


杏「落としたり失くしたらリタイア的なやつ?」


肇「そこに、空腹状態の文香さんを数体放流します」


杏「リアル鬼ごっこじゃん」


文香「私をなんだと思っているんですか…」


7: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:21:44.21 ID:kJMe4UPIO




フレデリカ「あとはねー、フリーフォールとかかなー」


杏「アトラクションも全部Fで統一なんだね」


文香「そんなアトラクションに乗っていては…落ち着いて、食事ができませんが…」


杏「アトラクション中は飲食禁止しようよ」


肇「乗客の皆さんには、五等チケットを持って頂いて…」


フレデリカ「そこにお腹の空いた文香ちゃんを」


杏「逃げられない恐怖」


文香「ですから、私をなんだと…」



8: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:22:43.96 ID:kJMe4UPIO


フレデリカ「フリーフォールって結構怖いよねー」


肇「安全だと分かっていても、やっぱり怖いものは怖いですからね」


文香「……?」


肇「文香さん。その、肇さんなら落ちたところで怪我しませんよね?みたいな表情やめて貰っていいですか?」


文香「失礼しました。陶器を落とすのは流石に怖いですか…」


肇「私の作った湯飲みがその程度で壊れるとでも?」


杏「いやまず持ったまま乗るなよ」


9: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:23:21.70 ID:kJMe4UPIO


フレデリカ「あとはねー…うーん…」


杏「アトラクション二つのテーマパーク」


文香「落ち着いて、専念出来ますね」


肇「食事に、ですか?」


文香「読書に、です」


杏「テーマパーク来てるんだから遊べよ」


10: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:23:50.99 ID:kJMe4UPIO


肇「そもそも、テーマになってるんですか?」


杏「じゃあ普通にアトラクションパークにしてある程度方向性決めればいいんじゃない?」


フレデリカ「SF系がいいなー」


杏「フレデリカちゃんのことだから少し不思議、とか?」


フレデリカ「サティスファクション!」


文香「最高のFをあなたに…」


フレデリカ「お前も笑顔にしてやろうか!」


杏「お化け屋敷とフリーフォールだけじゃ満足できないし笑顔になれないよ」


11: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:24:24.04 ID:kJMe4UPIO


フレデリカ「あ、あと船とか欲しいねー」


杏「手漕ぎボートとかスワンボートみたいなやつ?」


肇「いいですね。カップルからファミリーまで楽しんで貰えそうです」


文香「船に揺られてのんびりと読書…悪くありません」


杏「文香ちゃん割と酔うじゃん」


フレデリカ「その船に文香ちゃんを」


杏「放流しないで」


肇「では、池の方に」


杏「サメ映画じゃないんだから」


12: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:25:09.19 ID:kJMe4UPIO


フレデリカ「フリスビー、フラッグ、不思議の国の…」


杏「Fで統一って無理があると思うけどね」


肇「でしたら、係員は全て名前にFがある方だけにしてみたらどうでしょう?」


杏「それする意味ないしお客さんまったくたのしくないでしょ」


文香「では、入場可能なのは名前にFがある方のみにすれば…」


杏「なんで元から誰もこなさそうなのに余計客減らすのさ」


フレデリカ「そもそもテーマパーク作るお金ないもんねー」


文香「杏さんは、何を真面目に考えているんですか?」


肇「所詮空想なんですから、適当でいいんですよ?」


杏「殴っていい?」


13: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:25:51.95 ID:kJMe4UPIO


肇「仕方ありませんね。私が陶芸体験教室を開きます」


杏「お、わりと実現できそう」


フレデリカ「じゃーフレちゃんはトークショーかなー」


文香「私は、本の読み聞かせを…」


杏「…全部さ、いつも普通にやってるじゃん」


肇「……!」


文香「……!」


フレデリカ「……!?!?!!?!!?」


杏「いや、気付けよ。あとフレデリカちゃんは何も考えてないでしょ」


フレデリカ「感嘆符で太鼓の名人ごっこしてた」


14: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:26:23.13 ID:kJMe4UPIO


杏「そう言えばエンドリ来たね」


文香「杏さん、話を逸らすのは止めませんか?」


肇「いつもそうやって話が進まないんですから」


杏「…杏抜きで会話してみる?成り立たないよ?」


フレデリカ「おっと!それはアタシ達をバカにしてるのかなー?」


文香「余裕ですよ…ふふっ、杏さん抜きで完璧な遊園地計画を建ててみせます」


肇「あまり、私達をバカにしない事です」


杏「それじゃー決まったら呼んでね」


15: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:27:22.02 ID:kJMe4UPIO


~2時間後~


杏「割と真面目に話してたみたいだけどどーなった?」


フレデリカ「夕飯は豆乳鍋!」


杏「2時間かけて何話してたのさ!」

16: ◆TDuorh6/aM 2017/03/16(木) 16:30:01.96 ID:kJMe4UPIO

爆死記念
カウントミスなければこれで80話目です
お付き合い、ありがとうございました