2: ◆b72I1I/FhE 2017/03/28(火) 23:22:36.94 ID:DEoSSaBg0
モバP(以下P)「………………」ズーン
ちひろ「プロデューサーさん、おはようございます!」
P「…………」
ちひろ「…あれ、プロデューサーさん?」
P「…………おはようございます」
ちひろ「…あの、何かあったんですか?」
P「その、昨日までシンデレラフェスあったじゃないですか」
ちひろ「あ、そういえばそうですね。……あっ」
P「…………」
ちひろ「…幸子ちゃんが出なかったんですか?」
P「………はい」
ちひろ「……ちなみに、どれくらい」
P「10万です」
ちひろ「……そうですか」
ちひろ「プロデューサーさん、おはようございます!」
P「…………」
ちひろ「…あれ、プロデューサーさん?」
P「…………おはようございます」
ちひろ「…あの、何かあったんですか?」
P「その、昨日までシンデレラフェスあったじゃないですか」
ちひろ「あ、そういえばそうですね。……あっ」
P「…………」
ちひろ「…幸子ちゃんが出なかったんですか?」
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ちひろ「……ちなみに、どれくらい」
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ちひろ「……そうですか」
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3: ◆b72I1I/FhE 2017/03/28(火) 23:24:30.83 ID:DEoSSaBg0
ガチャ
幸子「おはようございます!カワイイボクを朝から楽しめるなんて皆さんは幸せですね!」フフーン
ちひろ「あっ、幸子ちゃん……おはようございます」
P「……幸子…………」
幸子「うわぁ!何ですかプロデューサーさん!すごく顔色が悪いじゃないですか!」
ちひろ「幸子ちゃん、それは…」
P「フェス限定SSR幸子……」
幸子「えっ?」
P「フェス限定SSR幸子が手に入らなかったんだ!!自称・スウィートヒロイン輿水幸子が!!今回で3回目のフェスだ!今までに何十連もしてきた!だのに!!」
P「今回も………フェス限幸子を………手に入れることができなかったんだ……」
幸子「……」
P「笑顔でクレープを食べる幸子も……」
P「楽しそうに沢山のプレゼントに囲まれる幸子も……」
P「俺の元には…………来てくれなかったんだ………」
幸子「おはようございます!カワイイボクを朝から楽しめるなんて皆さんは幸せですね!」フフーン
ちひろ「あっ、幸子ちゃん……おはようございます」
P「……幸子…………」
幸子「うわぁ!何ですかプロデューサーさん!すごく顔色が悪いじゃないですか!」
ちひろ「幸子ちゃん、それは…」
P「フェス限定SSR幸子……」
幸子「えっ?」
P「フェス限定SSR幸子が手に入らなかったんだ!!自称・スウィートヒロイン輿水幸子が!!今回で3回目のフェスだ!今までに何十連もしてきた!だのに!!」
P「今回も………フェス限幸子を………手に入れることができなかったんだ……」
幸子「……」
P「笑顔でクレープを食べる幸子も……」
P「楽しそうに沢山のプレゼントに囲まれる幸子も……」
P「俺の元には…………来てくれなかったんだ………」
4: ◆b72I1I/FhE 2017/03/28(火) 23:25:39.29 ID:DEoSSaBg0
幸子「……」スタスタ
P「俺は……幸子のプロデューサー失格だ……」ギュッ
P「………えっ?」
幸子「………」ギューッ
幸子「プロデューサーさんの前にいるのは誰ですか?」
P「幸…子……」
幸子「プロデューサーさんを抱きしめているのは誰ですか?」
P「幸子…!」
幸子「そうです。ボクです」
幸子「カワイイボクのSSRを手に入れられなくて悲しむのはすごくよくわかります。何たってボクはカワイイですから」
幸子「でも、この暖かさは本物です。衣装だって、言ってくれればプロデューサーさんのためならいつでも着てあげますし、ダンスだって踊ってあげます」
幸子「何より、そのSSR用の撮影中の時、プロデューサーさんもその場に居たじゃないですか。画像なんかじゃない、本物をプロデューサーさんは目の前で見たんですよ?」
P「……」
幸子「プロデューサーさんはもっとボクを見るべきです。画面越しじゃない、本当のボクを見てください。課金なんかするより、そのお金でボクをもっと色んな所に連れて行ってください!」
P「俺は……幸子のプロデューサー失格だ……」ギュッ
P「………えっ?」
幸子「………」ギューッ
幸子「プロデューサーさんの前にいるのは誰ですか?」
P「幸…子……」
幸子「プロデューサーさんを抱きしめているのは誰ですか?」
P「幸子…!」
幸子「そうです。ボクです」
幸子「カワイイボクのSSRを手に入れられなくて悲しむのはすごくよくわかります。何たってボクはカワイイですから」
幸子「でも、この暖かさは本物です。衣装だって、言ってくれればプロデューサーさんのためならいつでも着てあげますし、ダンスだって踊ってあげます」
幸子「何より、そのSSR用の撮影中の時、プロデューサーさんもその場に居たじゃないですか。画像なんかじゃない、本物をプロデューサーさんは目の前で見たんですよ?」
P「……」
幸子「プロデューサーさんはもっとボクを見るべきです。画面越しじゃない、本当のボクを見てください。課金なんかするより、そのお金でボクをもっと色んな所に連れて行ってください!」
5: ◆b72I1I/FhE 2017/03/28(火) 23:26:48.18 ID:DEoSSaBg0
P「幸子……!!!」ギューッ
幸子「わわっ、もう…プロデューサーさんはボクが居ないとダメダメですねぇ!フフーン
!」
P「幸子…すまなかった…お前の言うとおりだ…手のひらの小さな画面ばかり見ていて……幸子自身を見ることを忘れていた……こんなに近くに、本当に欲しかったものが居たのに、それに気づかずにいた……」
幸子「ぅ…ほ、本当に欲しいものって…///」
P「幸子!今日はラジオの収録までまだ少し時間があるな!ランチでもブティックでも映画館でも遊園地でも、どこにでも連れて行ってやる!さぁ駐車場へ急ぐぞ!」ダダダ
幸子「わわわっ、待って下さいプロデューサーさん!!」タタタ
ちひろ「……」
ちひろ「みなさんも、課金は程々にしましょうね?当たればいいんですが、当たらない時は引き際も大切ですよ?あなたの隣の担当さんを悲しませないためにも、ね?」
ライラ「終わりですよー」
幸子「わわっ、もう…プロデューサーさんはボクが居ないとダメダメですねぇ!フフーン
!」
P「幸子…すまなかった…お前の言うとおりだ…手のひらの小さな画面ばかり見ていて……幸子自身を見ることを忘れていた……こんなに近くに、本当に欲しかったものが居たのに、それに気づかずにいた……」
幸子「ぅ…ほ、本当に欲しいものって…///」
P「幸子!今日はラジオの収録までまだ少し時間があるな!ランチでもブティックでも映画館でも遊園地でも、どこにでも連れて行ってやる!さぁ駐車場へ急ぐぞ!」ダダダ
幸子「わわわっ、待って下さいプロデューサーさん!!」タタタ
ちひろ「……」
ちひろ「みなさんも、課金は程々にしましょうね?当たればいいんですが、当たらない時は引き際も大切ですよ?あなたの隣の担当さんを悲しませないためにも、ね?」
ライラ「終わりですよー」
6: ◆b72I1I/FhE 2017/03/28(火) 23:27:44.84 ID:DEoSSaBg0
おまけ
P「今日も営業つかれた……俺たち社畜に春休みなんて存在しねぇしな…」
P「………」
P「……まゆぅ…」ボソッ
まゆ「呼びましたかぁ?」ヒョコッ
P「…! まゆ…!」
P「まゆぅうぅぅ…」ギュウ
まゆ「ふふ…お疲れ様ですPさん…」ギュウ
まゆ「今夜はいっぱいまゆに甘えて下さいねぇ?」
P「まゆ……まゆ……」
まゆ「うふふ…?」
P「今日も営業つかれた……俺たち社畜に春休みなんて存在しねぇしな…」
P「………」
P「……まゆぅ…」ボソッ
まゆ「呼びましたかぁ?」ヒョコッ
P「…! まゆ…!」
P「まゆぅうぅぅ…」ギュウ
まゆ「ふふ…お疲れ様ですPさん…」ギュウ
まゆ「今夜はいっぱいまゆに甘えて下さいねぇ?」
P「まゆ……まゆ……」
まゆ「うふふ…?」
7: ◆b72I1I/FhE 2017/03/28(火) 23:28:36.66 ID:DEoSSaBg0
P「はぁ……まゆ……好き……」
まゆ「まゆもPさんのこと好きですよぉ…?」
P「………ままゆ」
まゆ「うふふ」
P「ままゆ……ままゆママ………ママゆ……」
まゆ「もうっ、なんですかぁそれ」クスクス
P「まゆは…暖かくて…ママみたいで…ママゆなんだ……」
まゆ「まゆはママゆ、ですかぁ?」
P「ママ………」
まゆ「うふふ……」
まゆ「まゆもPさんのこと好きですよぉ…?」
P「………ままゆ」
まゆ「うふふ」
P「ままゆ……ままゆママ………ママゆ……」
まゆ「もうっ、なんですかぁそれ」クスクス
P「まゆは…暖かくて…ママみたいで…ママゆなんだ……」
まゆ「まゆはママゆ、ですかぁ?」
P「ママ………」
まゆ「うふふ……」
8: ◆b72I1I/FhE 2017/03/28(火) 23:29:27.07 ID:DEoSSaBg0
_________
晶葉「…って感じで、仮想世界…つまり夢で好きなアイドルに思いっきり甘えまくれる装置を開発したんだ」
P「ママゆ……ママゆ……」スヤァ
まゆ「Pさん…夢の中でもまゆにいっぱい甘えて、まゆをいっぱい愛してくれてるんですねぇ…?」
晶葉「ああ。本人に最初に誰に甘えたいか聞いたら真っ先にまゆを指名したぞ」
まゆ「そうですか…うふふ、嬉しいです。Pさん…??」
まゆ「あ、これって例えばまゆがPさんを指名したりできるんですか?」
晶葉「ああ、好きなアイドルとは言ったがデータさえあれば実質誰でも可能だ」
晶葉(それで私も助手に数時間甘え続けたからな……)
晶葉「…って感じで、仮想世界…つまり夢で好きなアイドルに思いっきり甘えまくれる装置を開発したんだ」
P「ママゆ……ママゆ……」スヤァ
まゆ「Pさん…夢の中でもまゆにいっぱい甘えて、まゆをいっぱい愛してくれてるんですねぇ…?」
晶葉「ああ。本人に最初に誰に甘えたいか聞いたら真っ先にまゆを指名したぞ」
まゆ「そうですか…うふふ、嬉しいです。Pさん…??」
まゆ「あ、これって例えばまゆがPさんを指名したりできるんですか?」
晶葉「ああ、好きなアイドルとは言ったがデータさえあれば実質誰でも可能だ」
晶葉(それで私も助手に数時間甘え続けたからな……)
9: ◆b72I1I/FhE 2017/03/28(火) 23:30:14.42 ID:DEoSSaBg0
まゆ「じゃあPさんのとなりの機械を借りますねぇ」
晶葉「よし。ベッドに寝てそれを頭に装着してくれ」
まゆ「はぁい」
晶葉「よし、いくぞ。スイッチオン」ウィィン
まゆ「………」
晶葉「よし。ベッドに寝てそれを頭に装着してくれ」
まゆ「はぁい」
晶葉「よし、いくぞ。スイッチオン」ウィィン
まゆ「………」
10: ◆b72I1I/FhE 2017/03/28(火) 23:30:49.96 ID:DEoSSaBg0
P「まゆ……まゆ……」スヤァ
まゆ「Pさん……Pさん……」スヤァ
晶葉「……………」
晶葉「あれ?これ装置いらなくないか?」
ライラ「おわりですよー」
まゆ「Pさん……Pさん……」スヤァ
晶葉「……………」
晶葉「あれ?これ装置いらなくないか?」
ライラ「おわりですよー」
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