1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 22:12:38.73 ID:pPF7KG630
小鳥「って、見たことないんですよねー」
小鳥「履歴書にもPヘッドのままの写真しかないし……」
小鳥「みんなでプールに行った時も水着+Pヘッド」
小鳥「Pヘッドを外せない理由があるんですか?」
P「……誰にも言わないでくださいよ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385817158
小鳥「履歴書にもPヘッドのままの写真しかないし……」
小鳥「みんなでプールに行った時も水着+Pヘッド」
小鳥「Pヘッドを外せない理由があるんですか?」
P「……誰にも言わないでくださいよ」
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引用元: ・小鳥「プロデューサーさんの素顔」
THE IDOLM@STER MASTER ARTIST FINALE 765プロ ALLSTARS
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音無小鳥(滝田樹里)
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 22:17:21.91 ID:pPF7KG630
P「実は、俺……めちゃくちゃブサイクなんです」
小鳥「ええ!? そんなにスタイルがいいのに!?」
P「体つきは顔とは関係ありませんよ」
P「むしろ、体だけはだらしなくないように鍛えているんですけど、」
P「体が理想的になるほど、顔とのバランスが崩れて、逆効果に……」
P「ブサイクが、細マッチョなブサイクになったんですよ?」
P「ははは……逆に気持ち悪いでしょ、こんなの」
小鳥「ぴ、ぴよ……」
小鳥「ええ!? そんなにスタイルがいいのに!?」
P「体つきは顔とは関係ありませんよ」
P「むしろ、体だけはだらしなくないように鍛えているんですけど、」
P「体が理想的になるほど、顔とのバランスが崩れて、逆効果に……」
P「ブサイクが、細マッチョなブサイクになったんですよ?」
P「ははは……逆に気持ち悪いでしょ、こんなの」
小鳥「ぴ、ぴよ……」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 22:26:36.49 ID:pPF7KG630
小鳥「で、でも、声はいいじゃないですか」
小鳥「正直、かなりのイケメンボイスだと思いますよ?」
小鳥「みんなもよく、声がいい、声がかっこいいって言ってるじゃないですか」
P「声は、ですよ」
P「声がよくっても、俺はブサイクなんですよ」
P「それが全ての長所を台無しにするんです」
小鳥「正直、かなりのイケメンボイスだと思いますよ?」
小鳥「みんなもよく、声がいい、声がかっこいいって言ってるじゃないですか」
P「声は、ですよ」
P「声がよくっても、俺はブサイクなんですよ」
P「それが全ての長所を台無しにするんです」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 22:31:14.23 ID:pPF7KG630
小鳥「うーん。でも、プロデューサーさん、優しいじゃないですか」
小鳥「それに気配り上手だし」
小鳥「少しばかり顔が悪くても、わ、私は別に気にしな……」
P「――俺の顔を見た同級生は、気絶しました」
小鳥「え?」
P「中一の頃です。同級生にせがまれた俺は、ちょっとだけならとPヘッドを取ったんです」
P「すると、俺の顔を見るや否や、同級生の女子は全員気絶しました」
P「それ以来、彼女たちは露骨に俺を避け、視線をそらすようになりました」
小鳥「それに気配り上手だし」
小鳥「少しばかり顔が悪くても、わ、私は別に気にしな……」
P「――俺の顔を見た同級生は、気絶しました」
小鳥「え?」
P「中一の頃です。同級生にせがまれた俺は、ちょっとだけならとPヘッドを取ったんです」
P「すると、俺の顔を見るや否や、同級生の女子は全員気絶しました」
P「それ以来、彼女たちは露骨に俺を避け、視線をそらすようになりました」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 22:34:23.91 ID:pPF7KG630
小鳥「ま、またまたー! そんなことあるわけ」
P「高二の時の文化祭」
小鳥「え、え?」
P「体育館のステージで演劇をしたんですよ」
P「その時、転んだはずみにPヘッドがぽろり」
P「しぃんと、体育館が静まり返りましたね」
P「絶句とはこのことだと、俺は痛感しました」
小鳥「は、はは」
P「高二の時の文化祭」
小鳥「え、え?」
P「体育館のステージで演劇をしたんですよ」
P「その時、転んだはずみにPヘッドがぽろり」
P「しぃんと、体育館が静まり返りましたね」
P「絶句とはこのことだと、俺は痛感しました」
小鳥「は、はは」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 22:39:41.31 ID:pPF7KG630
P「大学生だった頃は!」
P「初めてできた彼女とキスをする瞬間!」
P「彼女はパニックになって逃げ出して!」
P「後日、『私では釣り合わないから、分かれよう』ってメールが!」
P「他にも、サークルでは顔についてイジられ、」
P「後輩は声もかけてくれない始末!」
P「うっ、うっ、ブサイクは罪なんだ……俺なんて生まれてきちゃいけなかったんだ……」
P「恥を忍んで行った美容外科でも、整形を断られたんですよ!」
P「もう、俺はPヘッドを外しません……うっ、う、ううぅ」
P「初めてできた彼女とキスをする瞬間!」
P「彼女はパニックになって逃げ出して!」
P「後日、『私では釣り合わないから、分かれよう』ってメールが!」
P「他にも、サークルでは顔についてイジられ、」
P「後輩は声もかけてくれない始末!」
P「うっ、うっ、ブサイクは罪なんだ……俺なんて生まれてきちゃいけなかったんだ……」
P「恥を忍んで行った美容外科でも、整形を断られたんですよ!」
P「もう、俺はPヘッドを外しません……うっ、う、ううぅ」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 22:44:03.70 ID:pPF7KG630
小鳥「プロデューサーさん……安易に質問をぶつけてすみませんでした」
小鳥「今夜は私がおごります。さあ、下(たるき亭)に行きましょう」
小鳥「顔のことを忘れるぐらいに、飲みましょうね」
P「うっ、うっ! こ、小鳥さん!」
P「小鳥さーん!」ウワーン!
<ヨシヨシ、オモイッキリナイテ、アシタハゲンキニナリマショウネ
<ハイッ、ウウ、ハイィ
???「……」
???「むふふ♪」
小鳥「今夜は私がおごります。さあ、下(たるき亭)に行きましょう」
小鳥「顔のことを忘れるぐらいに、飲みましょうね」
P「うっ、うっ! こ、小鳥さん!」
P「小鳥さーん!」ウワーン!
<ヨシヨシ、オモイッキリナイテ、アシタハゲンキニナリマショウネ
<ハイッ、ウウ、ハイィ
???「……」
???「むふふ♪」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/30(土) 22:51:01.30 ID:pPF7KG630
~翌朝~
亜美「ってわけで、兄ちゃんはブサメンだったのだよ!」
アイドル「「「えええええー!?」」」
真美「いやー、まさか、兄ちゃんが雰囲気イケメンだったなんて、驚きですなー」
亜美「Pヘッドを外したら、眼鏡が似合うイケメン顔が!」
真美「なんて妄想をしてた人! 残念でした~!」
真「そ、そんな……嘘だ……!?」
亜美「ってわけで、兄ちゃんはブサメンだったのだよ!」
アイドル「「「えええええー!?」」」
真美「いやー、まさか、兄ちゃんが雰囲気イケメンだったなんて、驚きですなー」
亜美「Pヘッドを外したら、眼鏡が似合うイケメン顔が!」
真美「なんて妄想をしてた人! 残念でした~!」
真「そ、そんな……嘘だ……!?」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 22:59:25.13 ID:pPF7KG630
春香「いや、そもそも、その話は本当なの?」
亜美「ダメだよ、はるるん。現実を認めなきゃ」
真美「真美たち、ちゃんと本人が言ってるのを聞いたもんねー」
あずさ「あらー……それは信ぴょう性が高いわねー……」
響「うぎゃー!? プロデューサーは『ふすま』みたいなオバケ顔だったのかー!?」
亜美「ダメだよ、はるるん。現実を認めなきゃ」
真美「真美たち、ちゃんと本人が言ってるのを聞いたもんねー」
あずさ「あらー……それは信ぴょう性が高いわねー……」
響「うぎゃー!? プロデューサーは『ふすま』みたいなオバケ顔だったのかー!?」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/30(土) 23:07:23.25 ID:pPF7KG630
千早「みんな騒ぎ過ぎよ。プロデューサーの顔の良し悪しなんて、大した問題じゃないわ」
律子「そうよ。気配り上手で仕事ができるプロデューサー。それで十分じゃないの」
貴音「人間にとって、大事なのは内面。それを忘れて、外見だけを気にしてはいけませんよ」
亜美「ぶーぶー。すましちゃってさ」
真美「みんなは気にならないの? プロデューサーのス・ガ・オ!」
伊織「そ、そりゃあ、気になるけど」
やよい「うっうー! 気になりますー!」
美希「美希も興味あるかなって感じ!」
真美「でしょー!?」
律子「そうよ。気配り上手で仕事ができるプロデューサー。それで十分じゃないの」
貴音「人間にとって、大事なのは内面。それを忘れて、外見だけを気にしてはいけませんよ」
亜美「ぶーぶー。すましちゃってさ」
真美「みんなは気にならないの? プロデューサーのス・ガ・オ!」
伊織「そ、そりゃあ、気になるけど」
やよい「うっうー! 気になりますー!」
美希「美希も興味あるかなって感じ!」
真美「でしょー!?」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/30(土) 23:17:34.28 ID:pPF7KG630
>>20
まさしくそれです
まさしくそれです
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/30(土) 23:21:47.97 ID:pPF7KG630
亜美「だから……ね?」
真美「みんなで協力して……兄ちゃんのPヘッド、取っちゃお?」
律子「真美!」
真美「ちょっとだけ! 一瞬だけだから!」
亜美「それに、りっちゃん。知ってるんだよー」
律子「な、何よ」
亜美「最近、Pヘッドをちらちら見てるでしょ」
真美「兄ちゃんの履歴書を、ぴよちゃんからこっそり見せてもらってたでしょ」
律子「なっ――!?」
亜美「気になるんでしょ? 兄ちゃんがどんな顔なのか」
真美「みんなで協力して……兄ちゃんのPヘッド、取っちゃお?」
律子「真美!」
真美「ちょっとだけ! 一瞬だけだから!」
亜美「それに、りっちゃん。知ってるんだよー」
律子「な、何よ」
亜美「最近、Pヘッドをちらちら見てるでしょ」
真美「兄ちゃんの履歴書を、ぴよちゃんからこっそり見せてもらってたでしょ」
律子「なっ――!?」
亜美「気になるんでしょ? 兄ちゃんがどんな顔なのか」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 23:24:41.10 ID:pPF7KG630
真美「千早お姉ちゃんも」
千早「」ピクッ
亜美「お姫ちんも」
貴音「」ピクピクッ
真美「手を貸してくれなくてもいいんだよ?」
亜美「見てるだけでいいの。Pヘッドは亜美たちが取るから、」
真美「邪魔さえしなければ――ね?」
アイドルたち「……」ゴクリ
千早「」ピクッ
亜美「お姫ちんも」
貴音「」ピクピクッ
真美「手を貸してくれなくてもいいんだよ?」
亜美「見てるだけでいいの。Pヘッドは亜美たちが取るから、」
真美「邪魔さえしなければ――ね?」
アイドルたち「……」ゴクリ
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/30(土) 23:29:51.08 ID:pPF7KG630
<イヤー、スミマセン
<イエイエ。カイダシグライハテツダイマスヨ
亜美「帰ってきた!」
真美「はい、じゃあ、みんなはその場で待機!」
亜美「ドアが開いて、みんなに注意が向いたところで――」
真美「真美たちは、給湯室からキョーシューをしかける!」
亜美「それで兄ちゃんの素顔の」
真美「ご開帳~♪」
<イエイエ。カイダシグライハテツダイマスヨ
亜美「帰ってきた!」
真美「はい、じゃあ、みんなはその場で待機!」
亜美「ドアが開いて、みんなに注意が向いたところで――」
真美「真美たちは、給湯室からキョーシューをしかける!」
亜美「それで兄ちゃんの素顔の」
真美「ご開帳~♪」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 23:32:53.28 ID:pPF7KG630
<サー、ゴゴカラモシゴトダ
亜美(3)
<ガンバルゾー
真美(2)
P「ただいまー」ガチャ
亜美(1)
アイドルたち「お、おかえりなさーい」
P「お、みんな揃ってい」
あまみ「「今っ!」」
P「るなああああっ!?」
亜美(3)
<ガンバルゾー
真美(2)
P「ただいまー」ガチャ
亜美(1)
アイドルたち「お、おかえりなさーい」
P「お、みんな揃ってい」
あまみ「「今っ!」」
P「るなああああっ!?」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 23:34:41.11 ID:pPF7KG630
小鳥(その時、私は見ました)
小鳥(給湯室から飛び出してきた二つの影を)
小鳥(プロデューサーさんの頭からもぎ取られたPヘッドを)
小鳥(そして――プロデューサーさんの、素顔を)
小鳥(給湯室から飛び出してきた二つの影を)
小鳥(プロデューサーさんの頭からもぎ取られたPヘッドを)
小鳥(そして――プロデューサーさんの、素顔を)
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 23:36:22.33 ID:pPF7KG630
春香「わ……あ……」
貴音「これ、は……」
あずさ「あ、ら……?」
小鳥(みんな、言葉もないようでした)
貴音「これ、は……」
あずさ「あ、ら……?」
小鳥(みんな、言葉もないようでした)
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 23:39:55.54 ID:pPF7KG630
響「う、うぎゃ~……」パタッ
雪歩「……う~ん」パタリ
美希「もう、ダメなの……っ」ヘチョン
小鳥(感極まった子たちは、気を失ったり、腰を抜かしてしまいました)
雪歩「……う~ん」パタリ
美希「もう、ダメなの……っ」ヘチョン
小鳥(感極まった子たちは、気を失ったり、腰を抜かしてしまいました)
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 23:42:46.18 ID:pPF7KG630
真「お、王子様……!」
律子「ほぅっ……」
千早「……」
小鳥(残った子たちも、皆一様に顔を真っ赤に染めて、陶然としていました)
律子「ほぅっ……」
千早「……」
小鳥(残った子たちも、皆一様に顔を真っ赤に染めて、陶然としていました)
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/30(土) 23:45:29.17 ID:pPF7KG630
小鳥(もちろん、私もです)
小鳥(明らかにされたプロデューサーの『美貌』に)
小鳥(指先一つ、動かせなくなってしまいました)
小鳥(真美ちゃんたちなんて、Pヘッドを持ち上げたまま)
小鳥(時が止まったかのように、笑顔のままで固まっていました)
小鳥(明らかにされたプロデューサーの『美貌』に)
小鳥(指先一つ、動かせなくなってしまいました)
小鳥(真美ちゃんたちなんて、Pヘッドを持ち上げたまま)
小鳥(時が止まったかのように、笑顔のままで固まっていました)
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/30(土) 23:52:17.67 ID:pPF7KG630
P「……っ!」
亜美「あっ!」
小鳥(最初に動いたのはプロデューサーさんでした)
小鳥(ハッと我に返ったかと思うと、亜美ちゃんたちの手からPヘッドを乱暴に奪い取り、)
小鳥(被るのもそこそこに、事務所から飛び出していきました)
小鳥(慌ただしく駆け下りていく足音)
小鳥(消えていくプロデューサーさんの香り)
小鳥(その日、プロデューサーさんはとうとう)
小鳥(事務所に帰ってくることはありませんでした)
亜美「あっ!」
小鳥(最初に動いたのはプロデューサーさんでした)
小鳥(ハッと我に返ったかと思うと、亜美ちゃんたちの手からPヘッドを乱暴に奪い取り、)
小鳥(被るのもそこそこに、事務所から飛び出していきました)
小鳥(慌ただしく駆け下りていく足音)
小鳥(消えていくプロデューサーさんの香り)
小鳥(その日、プロデューサーさんはとうとう)
小鳥(事務所に帰ってくることはありませんでした)
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/30(土) 23:57:31.39 ID:pPF7KG630
P(不覚にもPヘッドを奪われ、みんなの前で素顔を晒してしまった日)
P(その日から、俺のプロデューサー生活は憂鬱なものとなった)
P(あからさまに態度を変えるアイドルたち)
P(何かを言いたそうにしている小鳥さん)
P(事務所に入る前に聞こえるひそひそ話は、)
P(俺の前ではピタリと止まる)
P(ああ……本当に……)
P(どうして俺は、ブサイクなんだろう……)
P(親じゃない。祖父母でもない。ブサイクに生まれてしまった自分を、)
P(俺は誰よりも恥じて、恨んだ)
P(その日から、俺のプロデューサー生活は憂鬱なものとなった)
P(あからさまに態度を変えるアイドルたち)
P(何かを言いたそうにしている小鳥さん)
P(事務所に入る前に聞こえるひそひそ話は、)
P(俺の前ではピタリと止まる)
P(ああ……本当に……)
P(どうして俺は、ブサイクなんだろう……)
P(親じゃない。祖父母でもない。ブサイクに生まれてしまった自分を、)
P(俺は誰よりも恥じて、恨んだ)
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/01(日) 22:35:33.83 ID:VEofFvSo0
春香「プロデューサーさんの素顔。あれは……やばい!」
千早「確かに。直視した瞬間、心臓が止まりかけたわ」
真「ほんとだよー! もう、ドキーッ! ってして、そのまま気絶するかと思ったもん」
雪歩「私は気絶しちゃいましたけど……」
伊織「無理のないことだと思うわ」
千早「確かに。直視した瞬間、心臓が止まりかけたわ」
真「ほんとだよー! もう、ドキーッ! ってして、そのまま気絶するかと思ったもん」
雪歩「私は気絶しちゃいましたけど……」
伊織「無理のないことだと思うわ」
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/01(日) 22:38:52.60 ID:VEofFvSo0
響「イケメンにもほどがあるぞ!」
貴音「ええ。アイドルと比べても、遜色ないどころか……」
律子「圧倒的に上回ってるわね。プロデューサーが」
美希「とってもキラキラしてたの!」
貴音「ええ。アイドルと比べても、遜色ないどころか……」
律子「圧倒的に上回ってるわね。プロデューサーが」
美希「とってもキラキラしてたの!」
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/01(日) 22:42:57.24 ID:VEofFvSo0
小鳥「キラキラしてたというか……神々しくさえあったというか……」
律子「元カノさんは、あれを間近で見たのよね? パニックになるのもしょうがないと思うわ」
春香「ですね。現に、ほら。近くで見た亜美たちなんて……」チラ
亜美「」
真美「」
千早「まだ固まってるわ」
律子「元カノさんは、あれを間近で見たのよね? パニックになるのもしょうがないと思うわ」
春香「ですね。現に、ほら。近くで見た亜美たちなんて……」チラ
亜美「」
真美「」
千早「まだ固まってるわ」
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/01(日) 22:47:25.58 ID:VEofFvSo0
真「あずささんとやよいに至っては、まだ熱を出してるよ」
律子「あれだけ止めたのに、また見ちゃったのね?」
伊織「見たらダメよ、仕事に支障が出るわよ、って言っておいたのに……」
春香「うう、でも、私ももう一度見たい……」
律子「ダ・メ・よ!」
美希「ソファーにもう空きはないの」
律子「あれだけ止めたのに、また見ちゃったのね?」
伊織「見たらダメよ、仕事に支障が出るわよ、って言っておいたのに……」
春香「うう、でも、私ももう一度見たい……」
律子「ダ・メ・よ!」
美希「ソファーにもう空きはないの」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/01(日) 22:53:45.33 ID:VEofFvSo0
小鳥「しかし、困ったことになりましたよね」
律子「ええ。プロデューサーはどこかよそよそしくなったし――」
小鳥「765プロのみんなは、そわそわしているし」
律子「しかも、その様子を見て、あの人は妙な勘違いをしているようだし」
小鳥「ううーん。どうにかしなくちゃいけませんね」
律子「ええ。プロデューサーはどこかよそよそしくなったし――」
小鳥「765プロのみんなは、そわそわしているし」
律子「しかも、その様子を見て、あの人は妙な勘違いをしているようだし」
小鳥「ううーん。どうにかしなくちゃいけませんね」
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/01(日) 22:57:14.20 ID:VEofFvSo0
律子「……そうだ! いっそのこと、Pヘッド解禁、なんてのはどうでしょう?」
小鳥「ええ!? それはまずくないですか?」
律子「いえいえ。美食も続けば飽きが来る」
律子「見慣れることで、プロデューサーの美貌による弊害もなくなるんじゃないでしょうか」
律子「最初のうちは混乱も大きいでしょうが、このまま放置するよりはマシじゃないかと」
小鳥「なるほど……考えてみると、いい案かもしれませんね」
小鳥「ええ!? それはまずくないですか?」
律子「いえいえ。美食も続けば飽きが来る」
律子「見慣れることで、プロデューサーの美貌による弊害もなくなるんじゃないでしょうか」
律子「最初のうちは混乱も大きいでしょうが、このまま放置するよりはマシじゃないかと」
小鳥「なるほど……考えてみると、いい案かもしれませんね」
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/01(日) 23:00:59.04 ID:VEofFvSo0
小鳥「自分はブサイクだって思い込みがなくなれば、」
小鳥「プロデューサーさんの悩みも解消されますからね」
律子「ええ。真実が明らかとなった以上、しょうがありません」
律子「臭いものに蓋をしても匂いは漏れます」
律子「ここは前向きに! 攻めの姿勢で、問題解決に取り組みましょう!」
小鳥「おおー!」
小鳥「プロデューサーさんの悩みも解消されますからね」
律子「ええ。真実が明らかとなった以上、しょうがありません」
律子「臭いものに蓋をしても匂いは漏れます」
律子「ここは前向きに! 攻めの姿勢で、問題解決に取り組みましょう!」
小鳥「おおー!」
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/02(月) 01:01:02.10 ID:LjByzL+w0
P「ううう……社長直々に『事務所内では帽子・被り物禁止令』が下された」
P「従うしか……ないよなあ」
P「みんな、嫌がるだろうけど……社長命令だもんな」
P「慣れるしかないのかな。俺も、みんなも」
P「はあ……早く社長のように、顔にモザイクをかけれるようになりたいな」
P「従うしか……ないよなあ」
P「みんな、嫌がるだろうけど……社長命令だもんな」
P「慣れるしかないのかな。俺も、みんなも」
P「はあ……早く社長のように、顔にモザイクをかけれるようになりたいな」
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/02(月) 01:03:17.09 ID:LjByzL+w0
春香「おはようございまーす!」
P「あの元気な声は春香」
P「あいつの笑顔を曇らせるのは忍びないが――」
P「ええい! うじうじしていてもしょうがない!」
P「ここはこちらも笑顔で返して、せめて雰囲気だけは明るくいくぞ!」
P「あの元気な声は春香」
P「あいつの笑顔を曇らせるのは忍びないが――」
P「ええい! うじうじしていてもしょうがない!」
P「ここはこちらも笑顔で返して、せめて雰囲気だけは明るくいくぞ!」
87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/02(月) 01:08:19.70 ID:LjByzL+w0
P「は、春香! おはよう!」
春香「あ、おはようござ……っ!?」
春香「ぷ、プロデューサーさん! すが、素顔っ。Pヘッドはっ!?」
P「あ、ああ。事務所では被り物、禁止なんだって」
P「だかりゃ、う、うんっ! だから、Pヘッドも、な」
春香「そうなん、ですか~!」
P(うおお! 噛んだ! 恥ずかしい~!)
春香(カッコ良すぎて、は、話をするだけでも恥ずかしい~!)
春香「あ、おはようござ……っ!?」
春香「ぷ、プロデューサーさん! すが、素顔っ。Pヘッドはっ!?」
P「あ、ああ。事務所では被り物、禁止なんだって」
P「だかりゃ、う、うんっ! だから、Pヘッドも、な」
春香「そうなん、ですか~!」
P(うおお! 噛んだ! 恥ずかしい~!)
春香(カッコ良すぎて、は、話をするだけでも恥ずかしい~!)
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/02(月) 01:11:30.71 ID:LjByzL+w0
P「ご、ごめんな。変な顔で」
春香「いえ! こちらこそすみません。驚いたりして」
P「仕方ないって。俺みたいなブサイク、そうそういないもんな」
春香「いえいえいえいえいえ!」
春香「逆ですよ、逆!」
春香「いい機会だからハッキリ言いますけど、」
春香「プロデューサーさんのような美形、私、見たことないですよ!」
春香「いえ! こちらこそすみません。驚いたりして」
P「仕方ないって。俺みたいなブサイク、そうそういないもんな」
春香「いえいえいえいえいえ!」
春香「逆ですよ、逆!」
春香「いい機会だからハッキリ言いますけど、」
春香「プロデューサーさんのような美形、私、見たことないですよ!」
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/02(月) 01:16:18.09 ID:LjByzL+w0
P「……慰めてくれてるのか?」
春香「は?」
P「春香は優しいな」ニコッ
春香(うっ、弱々しい笑顔とイケボ……こ、腰が砕けそう)
P(うん……これなら、何とかやっていけそうだ)
春香「は?」
P「春香は優しいな」ニコッ
春香(うっ、弱々しい笑顔とイケボ……こ、腰が砕けそう)
P(うん……これなら、何とかやっていけそうだ)
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/02(月) 19:55:27.56 ID:LjByzL+w0
社長「諸君、おはよう」
P「あっ、社長。おはようございます」
P「そういえば、今日のスケジュールなんですけど……」
春香(はー、プロデューサーさん、横顔もかっこいいなー)ポー
千早「おはよう、春香」
春香「あっ、千早ちゃん、おはよう」
千早「Pヘッドを外したのね、プロデューサー」
千早「少し驚いたけれど、いいことだと思うわ」
千早「私たちに心を開いてくれたのね」
春香「うん……千早ちゃん?」
春香「顔を真っ赤にしながら、私のリボンを結んだり解いたりするのは止めてくれる?」
春香「気持ちは分かるけどさ」
P「あっ、社長。おはようございます」
P「そういえば、今日のスケジュールなんですけど……」
春香(はー、プロデューサーさん、横顔もかっこいいなー)ポー
千早「おはよう、春香」
春香「あっ、千早ちゃん、おはよう」
千早「Pヘッドを外したのね、プロデューサー」
千早「少し驚いたけれど、いいことだと思うわ」
千早「私たちに心を開いてくれたのね」
春香「うん……千早ちゃん?」
春香「顔を真っ赤にしながら、私のリボンを結んだり解いたりするのは止めてくれる?」
春香「気持ちは分かるけどさ」
102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/02(月) 19:57:45.01 ID:LjByzL+w0
真「おはようございまー……うわわっ!?」
伊織「おは……よ、う」
雪歩「あわわわわわわ……!」
春香「あっ、みんな揃ってきたみたいだね」
春香(まだPヘッドじゃないプロデューサーさんには慣れないけど、)
春香「今日も一日、はりきっていこー!」
伊織「おは……よ、う」
雪歩「あわわわわわわ……!」
春香「あっ、みんな揃ってきたみたいだね」
春香(まだPヘッドじゃないプロデューサーさんには慣れないけど、)
春香「今日も一日、はりきっていこー!」
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