1: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 18:56:56.70 ID:gHY1dh+X0
P「チェンジ」

瑞樹「ひどいわ」 



引用元: 川島瑞樹「プレゼントよ!」 


 

2: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 18:57:53.94 ID:gHY1dh+X0
P「歳考えませんか?箱に入って待つなんて……大人でしょう?」

瑞樹「まだまだいけるわよ、何を言っているのかしら?」

P「いや。きついっすよ」

瑞樹「きつくないわ」

P「輿水さんの使ってた箱じゃないですか……」

瑞樹「借りたのよ」

P「服装もきついっすよ……」

瑞樹「P君、喧嘩売っているの?」

3: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 18:58:36.73 ID:gHY1dh+X0
P「今後の売り出し方輿水さんみたくしますよ?」

瑞樹「若い子には負けないわよ」

P「ほんとにスカイダイビングしますよ?」

瑞樹「エンジェルミズキってことね、わかるわ」

P「思ったより手がつけらんねぇ……」

瑞樹「いいじゃない、はしゃいだって」

P「そうですね、はしゃぎすぎないで下さいね。」

瑞樹「だから、ほら、私がプ・レ・ゼ・ン・ト」

P「いやいやいや、だからあなたは何を言っているんですか」

瑞樹「うふふ、幸子ちゃんに倣って、ね」

P「何言ってもだめだわこれ……」

4: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 18:59:06.94 ID:gHY1dh+X0
瑞樹「ほら、うれしいでしょ?」

P「いやぁ、あまり……」

瑞樹「ひどいわ」

P「いやいや、何でこんなことしてるんですか」

瑞樹「いいじゃない、はっちゃけたって」

P「方向がアウトなんですよ」

瑞樹「どこがよ」

5: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:00:07.00 ID:gHY1dh+X0
P「……あれ、もしかして、輿水さんより先越されそうで焦ってるんですか?」

瑞樹「何を言っているの?そんなわけないでしょ?」

P「震えながら言わないで下さい」

瑞樹「まだ……まだ大丈夫……売れ残ってなんか無いわ」

P「そんなに後がないんですか……?」

瑞樹「P君、言葉、手加減してちょうだい?」

7: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:00:43.38 ID:gHY1dh+X0
P「川島さんの方向性考え直しますか?」

瑞樹「話が重いわ」

P「何であなたクールで申請したんですかほんと」

瑞樹「どう見てもクールでしょ?」

P「キュート組をうらやましく見てるじゃないですか」

瑞樹「だって、最年長になっちゃうじゃない」

P「動機が不純すぎます」

8: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:01:18.63 ID:gHY1dh+X0
瑞樹「あなたはまだ若いからわからないのよ……」

P「わからないことはないですけど?」

瑞樹「あなたの思っているそれとは違うのよ」

P「気にするから気になるんですよ、考えなければいいんですよ」

瑞樹「気にしないとだめじゃない、生き残っていくためには」

P「十分お綺麗なのに……」

瑞樹「綺麗なだけじゃ勝ち進めないのよ!」

P「まぁ、それは否めませんけど」

瑞樹「でしょう?だから私はクールに行くのよ!」

P「それはともかく勝手に衣装引っ張り出して着てた件は始末書出さなきゃだめですよ」

瑞樹「……だめだったの?」

P「なので早く着替えてきて下さい」

9: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:01:47.44 ID:gHY1dh+X0
瑞樹「着替えてきたわ」

P「なんでわざわざ大胆なの選んだんですか。しかも若い子向けのを……」

瑞樹「いいじゃない、ちょっと焦ってるのよいろいろと」

P「まぁ、いいんですけどね。それよりも、この後予定ありますか?」

瑞樹「いいえ、特にないわよ」

P「アフターに用事無いってそろそろきつくないですかね」

瑞樹「失礼ね」

10: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:02:26.07 ID:gHY1dh+X0
P「和食のお店予約してるんで一緒に行きましょう」

瑞樹「唐突ね」

P「川島さんの誕生日に何もしてなかったのでその代わりです」

瑞樹「あ、あら、そんなに気を使わなくてもいいのに」

P「洋食だと翌日もたれる年頃かなと思いまして」

瑞樹「P君、言葉を選べって言われない?」

P「選んでこれです」

11: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:03:13.41 ID:gHY1dh+X0
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瑞樹「ごちそうさま」

P「どうでしたか?よく使ってるお店なんですよここ」

瑞樹「意外に大人っぽいお店知ってるのね」

P「普段子供っぽいってことですか?」

瑞樹「うふふ、冗談よ」

P「あぁ、あと川島さん、これプレゼントです」

瑞樹「あら……かわいいブレスレットね」

P「お似合いかと思いまして」

12: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:03:50.76 ID:gHY1dh+X0
瑞樹「ふふ、ありがとう」

P「気に入っていただけたようでなによりです」

瑞樹「ただの担当アイドルにここまでするなんて、何かあるのかしら?」

P「ただの気まぐれですよ、っていうか酔ってますね随分」

瑞樹「P君が飲まなかったからよ」

P「車なんで」

瑞樹「今度は一緒に飲みましょうね」

13: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:04:26.72 ID:gHY1dh+X0
瑞樹「ねぇ、このままどこか行かない?」

P「今川島さんの家に向かってるんですけど?」

瑞樹「二人で一緒に、夜のデートにでも」

P「酔ってるとはいえアイドルの言っていいことではないですよ」

瑞樹「……お堅いわね」

P「プロデューサーなので」

14: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:06:02.31 ID:gHY1dh+X0
P「着きましたよ」

瑞樹「zz……」

P「寝てます?」

P「無防備な格好晒さないで下さいよ、一応男の人の前ですよ?」

P「はぁ……このままだとキスしちゃいますよ?瑞樹さん」

瑞樹「zzz……」
チュッ
P「……ま、腕にキスしたぐらいじゃ起きませんよねぇ」

P「俺が胸を張れるくらい一人前になれたら、ちゃんと迎えにきますから」

P「それまで待ってて下さいよ、瑞樹さん」

15: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:06:58.82 ID:gHY1dh+X0
P「ほら、起きて下さい」ユサユサ

瑞樹「あ……夢かしら?」

P「川島さん寝ぼけてます?」

瑞樹「あら……寝ちゃってたのね。ごめんなさい」

P「明日も早いですからね、ちゃんとした場所で寝て下さい」

瑞樹「そうね……おやすみなさい」

P「おやすみなさい」

16: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:07:49.52 ID:gHY1dh+X0
翌日

楓「おはようございます、今日は……機嫌が良いですね」

瑞樹「おはよう。昨日いい夢を見られたのよ」

楓「どんな夢でしたか?」

瑞樹「私のところへね、「あなたに釣り合う一人前の男になりましたので、迎えにきました」っていって求婚される夢」

楓「ロマンチックですね、で、誰からされたんです?」

瑞樹「顔を見る前に目が覚めちゃったのよね」

P「おはようございます」

17: ◆DEybySVsP6 2013/12/06(金) 19:08:41.02 ID:gHY1dh+X0
瑞樹「おはようP君」

P「何かいいことでも?」

瑞樹「いい夢が見られたのよ」

P「そうですか」

瑞樹「だから、待ってるからね?」

P「……聞いてたんですか!?」

瑞樹「さぁ?なんのことかしらね、ふふっ」

楓「??」

瑞樹「さぁ、今日もトップを目指して頑張るわよ!」

P「ちょ、どこまで聞いてたんですか!?」


おしまい