4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/11(水) 23:39:41.47 ID:7enlbi8/0
何の事はなく日々を浪費して、適当な10代が終わって、別にやりたいこともないし

何かの目標も無い、どこにでもそんな人が居る様な。

どこにも「あたし」は居ないそんな人生。

ひとつは「あたし」を探し続けて、人生中途半端でバッドエンド。

もひとつは「あたし」を探すのは諦めて、実家の和菓子屋ついで。

そのうちどこかで結婚して。ハイ。これで大団円。

うん。後者はきっとシアワセな人生に違いない。

でもそれって?

   そこに「あたし」は居ますか?

                    満ち足りた幸せですか?

「あたし」、塩見周子はここでいつも考えが行き詰ってしまう。

「ふぅー!おなかすいたーん!」

考えるのをやめた後の独り言も溶け込む深夜二時、駅前通にあたしは居た。

いや、正確には居なかったかな?と心の声に微笑してしまう。

手持ちも多くないしファーストフードで何か食べて帰ろうか、

家で何か探して食べて寝てしまおうか。

趣味のダーツももう行って来てしまったし、時間をつぶせるものはもうない。

とりあえずおうちかえろうかな?

独り言にもならない心の声だった。


引用元: 【モバマス】満ち足りた幸せ【ss】 

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5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/11(水) 23:40:46.14 ID:7enlbi8/0
【live控え室】

・ワァ・・・

・・ワァーワァー!

・・・ワァーワァーワァー!!

「そんな時、「あたし」を見て叱ってくれたのはPさんだったっけ・・・」

「唐突だな。」

「でもまぁ・・・なつかしいな。」

「んんー?なになに?深夜に「あたし」を叱った挙句、

いきなり口説き落としてきた人の思い出の感想がそれなわけー?」

「ばっ!ちがうぞ!」

「ふふっPさん動揺しすぎ。」

「そこはわかってますやーん♪んでー♪わかってて言ってますやーん♪」

「周子おまえな・・・、でもまぁ・・・なんだ・・・

原石ってほんとにあるんだなーとは思った。」

「うわ・・・くさっ・・・」

「うっせ!!うっせ!!」

「あのときは・・・」

・・・

・・



6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/11(水) 23:41:39.52 ID:7enlbi8/0
「おじょうさん・・・って年でもないかな?

こんな深夜にお一人様、車通りの減ってきた駅前通は感心しないなぁ?」

街灯だけが照らす世界の訪問者、一名。

「んー?しゅーこちゃんにお説教ですかぁ?」

暇だしかまってみるのもいいだろう。

「ははは、そりゃぁこんな時間に駅前通でぼーっとしてる子を見たらほっとけないね」

テンプレートのような回答。

「それはおにーさんもこんな時間にふらふらしてんじゃん。」

「ふむ、まったくもってその通りだ。」

「きみ少し時間いいかな?」

「見ての通り暇ですけど?」

「ちょっとまっててね!」

・・・5分後。

「おまたせ。」

「あたしのあまりの可愛さにつられてしっかり戻ってくるなんて♪ヒトメボレってとこr・・・うひゃぁ!」

「隣いい?コーヒー飲める?ブラックだけど。」

「冷たい缶コーヒーを顔に押し付けんな!飲むけど!隣は勝手にどうぞ!」

初対面の人に缶コーヒー押し付けるとはなかなかいい度胸してるじゃん・・・。

 アーヨッコラセット・・・・・カシュ・・・フウ・・・


7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/11(水) 23:42:42.20 ID:7enlbi8/0
「まぁ・・・なんだ・・・実はほっとけない半分、つられた半分かな。」

「ナンパへたくそでしょ?」

「ナンパじゃないやい!」

「俺、実はCGプロダクションってとこのプロデューサーをやってるPって言うんだけど。」

「ふ、ふーん・・・」

「な、なんだよー!その意味ありげな「ふ、ふーん・・・」は!!」

「いやー、実在する職業なんだなーと。」

「目の前に居るんだが・・・それはいいとして。」

「単刀直入に言おう、周子ちゃんだったかな?君の事をアイドルの原石として一目惚れだった。俺にプロデュースさせてくれないか?俺がトップアイドルにしてみせるから!返事はすぐじゃなくてもいいから!連絡先これ(紙切れ)だから!じゃ!」

「あっ、ちょっと!」

行ってしまった、・・・まぁ暇つぶしにはなったかな?

街灯だけが照らす世界に紙切れ一枚。

それにしても・・・

「・・・・マジで一目惚れかよ・・・」

街灯が返事をしてくれる訳もなく。

かーえろっと。やはり独り言にはならなかった。

そして夜が明ける。


8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/11(水) 23:45:11.08 ID:7enlbi8/0


・・

・・・

コーヒーを買う合間にに書きなぐった感のある紙切れ、なんとなく。

そう、なんとなく気になって連絡してみたのが1年前の話。

今、私はCGプロダクションの一員になった。

            満ち足りた幸せですか?

今なら言える気がする。

ここに「あたし」はちゃんと居て、和菓子屋もついでなければ、結婚もしていない。

ましてや、中途半端でもないし大団円になんてなってない。

でも、満ち足りない幸せなら満たすまで。

そう・・・だって「あたし」は・・・。

「・・・・・うひゃぁ!」

「おんなじ反応すんのな、ほら水。」

「う、うるさい!飲むけど!」

「飲んだら行って来い、みんながお前を待ってるぞ?」

「わかってるって!」



そうだね、行ってきます。



「あたしは・・・アイドル、アイドルの塩見周子「あたし」だから!」



9: 1 2013/12/11(水) 23:48:27.98 ID:7enlbi8/0
以上です。





短め、かつ駄文にお付き合いいただきましてありがとうございます。



しおみーとpの出会いってこんな感じじゃないかなーと妄想してたら

気づいたらキーボード叩いてました。