1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 06:31:24.04 ID:w6L4Pl0Bi
P「健康飲料メーカーの新商品…赤汁」

P「ウチのアイドルに宣伝させたいらしく、試飲のために何本かくれたけど」


P「青汁のパクリかよ…味はどうなんだろうか」


ゴクッ


P「ぶっ!?」

P「ごほっ、ごほっ……不味っ!!」

引用元: P「えっ、俺死ぬの?」 



アイドルマスター プラチナスターズ - PS4
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5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 06:36:52.26 ID:w6L4Pl0Bi
P「青汁の比じゃない…」

P「あーあ、いい年して吹きこぼししゃったよ」

P「ワイシャツにもシミが……」


ドサッ


P「誰か来る前に綺麗にしないと……って」

P「ん?」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 06:44:11.10 ID:w6L4Pl0Bi
春香「ぷ、プロデューサーさん?」

P「ん、ああ春香か」

P(見られたぁ!春香ドン引きしてるよ!)


春香(うそ……だよね、そんな…)

P「あの春香…これはだな」

春香「ど、どういう事ですか?」

春香(血を吐くなんて、普通じゃない…!)

春香(病気?どうして…!)

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 06:51:26.49 ID:w6L4Pl0Bi
P「いや、俺が思ってたよりずっと不味かったみたいで」

春香「っ……!!」

春香「そんな…嫌ですっ!」


P(宣伝が?)

P「すまない…」

P「でも、もう決まったことなんだ…」

春香「そんなのって……あんまりですっ!」

春香「うぅっ……ぐすっ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 06:59:02.40 ID:w6L4Pl0Bi
春香「あと、どれくらいなんですか…」

P(収録がかな?)

P「あと一週間だな」

春香「!!」

春香「そ、そんな……」

P(そんなショック受けなくても)

春香「いくらなんでも、急すぎます…っ……」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 07:05:44.60 ID:w6L4Pl0Bi
P「まあ、気楽に……」

春香「っ…!」


バシン


P「痛っ!」

春香「プロデューサーさんの馬鹿っ!」

春香「大好きな人が死んじゃうのに、どうして気楽でいられるんですか!!」

P「…はい?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 07:13:17.84 ID:w6L4Pl0Bi
春香「嘘だって、言ってくださいよ」

春香「お願いですから…死なないで下さい……ぐすっ」

P「えっ、俺死ぬの?」

春香「えっ?」




P「誤解が解けたあと、春香は抱きついて離れませんでした」


fin

26: >>5あたりから分岐 2012/08/16(木) 07:16:33.56 ID:w6L4Pl0Bi
真「プロデューサー!大丈夫ですか!?」


タタッ


P「ん、ああ真か」

真「酷い…誰がこんな…」

P「いやその……」

真「事務所の人間…いや、プロデューサーに恨みを持ってる人なんて…」

真「一体誰ですか!?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 07:22:40.03 ID:w6L4Pl0Bi
P「ああ、営業先の人だよ」

真「っ…!!」

真「許せない…!」

P「そんな、大袈裟な」

真「喋らないで!今手当を…」

P(いや、怪我してないし…)

P「いや、無駄だと思うよ」

真「え……」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 07:28:44.67 ID:w6L4Pl0Bi
真「無駄って……どういう事ですか」

P「見ての通り、怪我はしてない」

真(確かに…目立った外傷は無い…)

真(という事は……!)

真「もしかして…その飲み物…」

P「うん、そうだよ」

真「…!!」

真(毒を飲ませたんだ…!)

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 07:36:24.10 ID:w6L4Pl0Bi
真「なんでプロデューサーが…」

P「ウチのアイドルに宣伝させたいらしくて…な」

P「何本か貰ったんだ」

真「………」

P「アイドル達が飲む前に、毒味をして」

P(毒かと疑う不味さだったから、毒味で間違ってないよね)

真(プロデューサーはボク達の代わりにコレを……!)

真「っ……」ギリッ

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 07:43:57.95 ID:w6L4Pl0Bi
P「大切なアイドル達だから、何かあったら困るからな…」

真「だからって!ボク達の代わりにプロデューサーが死ぬこと無いじゃないですか!」

真「プロデューサーがいなくなると、みんな悲しむんですよ……」

P「えっ、俺死ぬの?」

真「えっ?」




P「事情を説明したら、真はへたりこんで泣いてました」

P「女の子らしくて可愛かった」


fin

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 07:47:44.27 ID:w6L4Pl0Bi
雪歩「プロデューサー?」

P「ん、雪歩か」

雪歩「え、ええ…!?」

雪歩(血…!)

雪歩「きゅう…」


バタン


P「あぁ!雪歩!?」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 07:54:20.25 ID:w6L4Pl0Bi
………



雪歩「……う、ん」

P「ああ、気がついたか?」

雪歩「あ、プロデューサー…!!」

雪歩「あ、あの!」

P「うん?」

雪歩「あれ……夢だったのかな?」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 08:01:04.92 ID:w6L4Pl0Bi
P「夢?」

雪歩「はい、とっても怖い夢でした」

雪歩「私が事務所に入ると、プロデューサーが……」

雪歩(血を吐いて……)

P「あー、夢だった事にしておいてくれ」

雪歩「っ!!」

P(小っ恥ずかしい…)

雪歩(夢じゃなかった…!)

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 08:08:58.78 ID:w6L4Pl0Bi
雪歩「あの、事務所の皆には…」

P「とうぜん、秘密だ」

雪歩「どうして……」

P「誰も幸せにならんからな」

P(ジュース吹きこぼしたプロデューサーの汚名を着せられる)

雪歩「うぅ……」ジワァ

P「え!?」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 08:17:09.76 ID:w6L4Pl0Bi
雪歩「プロデューサー、死んじゃ嫌ですぅ!」

P「えっ」

雪歩「私も、事務所のみんなも泣いちゃいますぅ!」

P「えっ、俺死ぬの?」

雪歩「えっ?」



P「事情を説明すると、雪歩は過去最大クラスの穴を掘って埋まってしまった」

P「助けるのが大変だった」


fin

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 08:23:28.31 ID:w6L4Pl0Bi
美希「ハニー?」

P「あ、美希……」

美希(ハニーが……血?)

美希「ハニー……どういう事なの?」

P(怖っ!目がマジだよ)

P「これはだな……」




……

………

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 08:28:28.15 ID:w6L4Pl0Bi
……



P「……という訳だ」

美希「……き…」

P「ん?」

美希「ハニーの嘘つき!」

P「ええ?」

美希「ミキ、知ってるもん!」

美希「ハニーは優しいから、ミキや皆に心配させないようにしてるだけだって!」

P(心配もなにも…ジュース吹きこぼしたくらいで…)

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 08:34:13.79 ID:w6L4Pl0Bi
P「いや、嘘はついてないし…」

美希「じゃあ…美希の目を見て」


ジッ


P(真剣な表情の美希って、なんか新鮮だな)

美希「………」


チュ


P「!!」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 08:39:43.41 ID:w6L4Pl0Bi
P「え!?」

美希「ミキは、ハニーの事が大好きなの」

美希「だから、病気で死んじゃうかもしれないハニーの事を放ってはおけないの!」

P「えっ、俺死ぬの?」

美希「えっ?」



P「誤解を解いたあと、もう一度キスをしました」

P「ほのかに赤汁の味がしました」


fin

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 08:46:44.99 ID:w6L4Pl0Bi
千早「……っ!!」

P「あ、千早…!」

千早(プロデューサーが血を…?)

千早「あ…ぁ……ぁぁ!!」

P「いや違うぞ千早!」




千早「嫌ああぁぁぁ!!」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 08:56:03.39 ID:w6L4Pl0Bi
ギュ


千早「!!」

P「大丈夫、大丈夫だから…!」

千早「っ……」ギュウ

P「よしよし」



P「落ち着いたか?」

千早「………」コク

P(しばらく離れてくれそうにないな)

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 09:07:38.89 ID:w6L4Pl0Bi
P「あの……千早、そろそろ」

千早「…!!」


ギュゥー


P「いたた、わかったから!」

千早「……」

千早(だいぶ落ち着いた)

千早(けど、さっきのプロデューサーの吐血……)

P「千早?」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 09:12:24.74 ID:w6L4Pl0Bi
千早「プロデューサー」

P「うん?」

千早「病気なんですか……?」

P「えっ?」

千早「あんなに血を吐くなんて…」

千早「死んだり、しませんよね?」

P「えっ、俺死ぬの?」

千早「えっ?」



P「詳しく説明すると、少し怒られた後に優しくキスされました」


fin

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 09:19:56.67 ID:w6L4Pl0Bi
やよい「プロデューサー?」


P「あ、あぁやよい」

やよい(血…!)

P(ドン引きしてる…)

やよい「そ、その…大丈夫ですか?」

やよい(病気?)

P「大丈夫、ちょっと吹いただけだ」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 09:27:36.57 ID:w6L4Pl0Bi
P「床を汚して悪かった…今拭くから」

やよい(病気…プロデューサーが)


やよい「ぐすっ……ふぇ」


P「!?」

やよい「いやですっ!」

やよい「やだよ……ひっく…うぅ」

P「え?ええ!?」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 09:35:01.22 ID:w6L4Pl0Bi
やよい「死んじゃ嫌です!」

やよい「プロデューサー!お願いです!」

やよい「いやですー!」


ウワーン


P「えっ、俺死ぬの?」

やよい「…?」グスッ



P「事情を説明すると、やよいはまた泣き出した」

P「泣き止んだ後の微笑みに魂を抜かれました」


fin

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 09:41:11.16 ID:w6L4Pl0Bi
亜美「……え?」

真美「兄ちゃん?」


P「あ、やば」

P(よりによって!イジられるよ!)

亜美(血…だよね?)

真美(…!!)



P(なにこの沈黙…こわい)

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 09:48:20.25 ID:w6L4Pl0Bi
P(苦し紛れだが!)

P「い、イエーイ!ドッキリ大成功!」

亜美「え」

真美「え」

P「ふふふ、引っかかったな…」


亜美「な、な→んだ…」

真美「し、してやられたYO!」

亜美(絶対嘘だ)

真美(血を吐くなんて、相当ヤバいよ)

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 09:54:53.23 ID:w6L4Pl0Bi
P「さてさて、亜美真美に一泡吹かせる事も出来たし」

P「床を拭かないと…」

P(凌いだ!恥かかずに済んだ)


亜美(ねえ、真美…)

真美(うん、兄ちゃん…嘘ついてる)

亜美(どうして!?)

真美(かなり重い病気なのかも…)

亜美(そ、そんな…)

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 10:04:53.66 ID:w6L4Pl0Bi
P「さ、綺麗になった……」

P「ワイシャツのシミは…仕方ないか」


ポスッ


P「え?」

亜美「……」

真美「……」

P「どうした、急に抱きついてきて」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 10:11:42.02 ID:w6L4Pl0Bi
亜美「兄ちゃん…」

真美「本当の事言ってよ」

P(誰が吹きこぼしたなんて言うか!)

P「……言ったろ?ドッキリだって」

亜美「……っ!」

真美「嘘つきっ!」


バシン


P「痛っ!」

真美「絶対、ドッキリじゃないじゃん!」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 10:18:45.99 ID:w6L4Pl0Bi
亜美「兄ちゃん…死んじゃうの?」

真美「やだよ…そんなの!」

P「えっ、俺死ぬの?」

亜美「えっ?」

真美「えっ?」




P「事情を説明すると、両腕に抱きつかれた」

P「責任とってよねって言われたけど、取るべきだろうか」


fin

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 10:30:59.73 ID:w6L4Pl0Bi
伊織「っ………!」


P「あ、伊織…」

伊織「ちょっと…大丈夫なの?」

P「まあ、見ての通りだ」

伊織(見ての通りって……うそ)


P「みっともない所を見せちゃったな…ははっ」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 10:39:35.95 ID:w6L4Pl0Bi
伊織「……よ…」

P「ん?」

伊織「何で、今まで黙ってたのよ!」

伊織「そんなに、私が頼りないの?」

P(宣伝のオファーか?)

P「いや、つい最近決まったし」

伊織「そんな……」


P(にしても、ヤル気まんまんだな)

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 10:46:01.29 ID:w6L4Pl0Bi
P(この件は、伊織に任せるか)

P「伊織」

伊織「な、何よ!」

P「頼んだぞ」

伊織「…っ!!」

伊織「なによ……なんなのよ!」


伊織「訳わかんないわよ……っ!」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 10:53:34.77 ID:w6L4Pl0Bi
P(え、泣くほど嫌だったの?)

伊織「っ…く」

P「泣くなよ…」

伊織「だ、誰のせいだと思ってるのよっ!」


ポスッ

ギュウ


P「お、おい…!」

伊織「しばらく、このままでいさせて」

P「あ、ああ」



……

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 10:58:42.40 ID:w6L4Pl0Bi
……



P「落ち着いたか?」ポンポン

伊織「……ん」

P「そうか」


伊織「……わかったわよ」

伊織「私に任せて」

P「うん、任せた」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 11:04:14.01 ID:w6L4Pl0Bi
伊織「あんたが居なくなった後も、ちゃんとやるから」

P「ん?」

伊織「でも……その、最期まで私の側にいてね?」

P「えっ、俺死ぬの?」

伊織「えっ?」



P「事情を説明すると、しばらくバカって言われ続けた」

P「最後に、大好きって言われた」


fin

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 11:13:21.76 ID:w6L4Pl0Bi
律子「プロデューサー!?」

P「あ、律子…」

律子「喋らないで!今救急車を…!」


P「え?」

prrr

律子「…はい、はい!お願いします!」

P「え、ちょ…」

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 11:18:26.13 ID:w6L4Pl0Bi
P「呼んでも無駄だと思うけど…」

律子「ど…どういう事ですか?」

律子(手遅れって事?)

律子「嘘ですよね…?」

P「嘘も何も…見ての通り」

P(ピンピンしてるよ!)

律子「……!!」

律子「そんな……」

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 11:25:12.37 ID:w6L4Pl0Bi
ピーポー

ガチャ


P(来ちゃったよ…)

律子「……はい!この人が…!」

P「え?いや…だから…!」

律子「私も同行します!」


バタン

ピーポー




……

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 11:31:18.78 ID:w6L4Pl0Bi
P「救急車、初めて乗ったよ」

律子「……」

律子「お願いですから、死ぬなんてやめてくださいよ……」

P「えっ、俺死ぬの?」

律子「えっ?」

救急隊員「えっ?」



P「事情を説明すると、隊員も引くくらいの剣幕で説教された」

P「無事で良かったと抱きつかれた時は心臓が止まりそうでした」

162: >>159ミス 2012/08/16(木) 11:34:59.09 ID:w6L4Pl0Bi
P「救急車、初めて乗ったよ」

律子「……」

律子「お願いですから、死ぬなんてやめてくださいよ……」

P「えっ、俺死ぬの?」

律子「えっ?」

救急隊員「えっ?」



P「事情を説明すると、隊員も引くくらいの剣幕で説教された」

P「無事で良かったと抱きつかれた時は心臓が止まりそうでした」


fin

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 11:40:51.01 ID:w6L4Pl0Bi
響「プロデューサー?」


P「あ、響…どうした?」

響「どうしたもこうしたもないさ!」

響「大丈夫か!?」

P「いや、何でもないんだ」

P(あ、響に飲ませるのも面白いかも)


響「笑ってる場合じゃないぞ!」

響「こんなの…」

響(何か重い病気なのか…?)

174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 11:47:35.69 ID:w6L4Pl0Bi
響「そんなに酷いのか…」

P「腐ってるのかと疑うくらいに」

響「!!」

P(宣伝する飲み物の事をこう言うのは失礼だったか)

響(腐ってるって…そんな)


P「ま、まぁとにかく…皆には我慢してもらう事になる」

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 11:57:20.89 ID:w6L4Pl0Bi
響「そんなの、嫌だ!」

P「響……」

響「自分だけじゃない!皆だって…」


P(そんな嫌がらなくても…)

P「すまんな…でも仕方が無いんだよ」

響「っ……!」

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 12:03:20.59 ID:w6L4Pl0Bi
響「何で…何でプロデューサーが!」

響「死なないといけないのさ!」

P「えっ、俺死ぬの?」

響「えっ?」



P「事情を説明すると、わんわんと泣き出した」

P「毎日抱きしめないと許してくれないそうだ」


fin

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 12:10:38.96 ID:w6L4Pl0Bi
貴音「あ…あなた様?」


P「ん、貴音…」

貴音「その…それは…」

貴音(吐血…まさか……?)

P「ああ、恥ずかしい所を見られたな」

P(食べ物に厳しい貴音のことだ…怒られそうだな)

貴音(病に蝕まれているのですか…?)

187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 12:17:15.58 ID:w6L4Pl0Bi
貴音「あの、その…あなた様…」

P(何故か知らんがオロオロしてるな)

P(脅かしておこう)

P「ふふ…これは相当酷いぞ…」

貴音「…!!」

貴音「そ、そんな……」

190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 12:23:51.40 ID:w6L4Pl0Bi
貴音(このままでは……)

貴音「どうにか…ならないのですか?」


P「うん、どうにもならないな」

P(引き受けちゃったからなぁ)

貴音「っ……」スゥー

P「え!?」

P(泣くほど嫌なの?)

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 12:30:37.50 ID:w6L4Pl0Bi
貴音「あなた様…もう、手の施しようがないのですか?」

貴音「もはや、手遅れなのですか…?」

P「えっ、俺死ぬの?」

貴音「えっ?」



P「事情を説明すると、貴音は腰が抜けて立てなくたった」

P「お姫様抱っこをしてあげた」


fin

196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 12:37:35.98 ID:w6L4Pl0Bi
あずさ「……っ」

あずさ「大丈夫ですか!?」


タタッ


P「あ、あずささん…」

あずさ「今救急車を…!」

P「いえ、大丈夫ですから」

あずさ「え…大丈夫って……」

203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 12:46:18.64 ID:w6L4Pl0Bi
あずさ(どう考えても…大丈夫じゃないのに…)

あずさ「本当に、平気なんですか?」

P「はい」

P「少し吹いただけですから」

あずさ(血を吐くだけでも、普通じゃないんですよ…)

あずさ「と、とにかく横になって安静にして下さい」

P「え、本当に大丈夫ですって」

207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 12:53:16.16 ID:w6L4Pl0Bi
あずさ「お願いです、無理はしないで下さい……」

P(まあ、あまり無理して飲む事もないか)

P「はい…ではお言葉に甘えて…」


ポスッ


あずさ「………」

あずさ「プロデューサーさん…本当の事を言って下さい」

P「…?」

209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 13:03:17.19 ID:w6L4Pl0Bi
あずさ「このまま、何も言わずにお別れは辛いです」

あずさ「だから……例え死ぬ運命だったとしても」

あずさ「私も…お供しますから」

P「えっ、俺死ぬの?」

あずさ「えっ?」



P「事情を説明すると、あずささんは赤面してぱたぱたと走り去って行ってしまった」

P「見つけるのに時間がかかった」


fin

214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 13:16:05.97 ID:w6L4Pl0Bi
小鳥「ぷ、プロデューサーさん!?」


P「あ、音無さん」

P「すいません…恥ずかしい所を」

小鳥「そ、そんな……」

P「アイドル達には内緒にして下さいね」

小鳥「いいんですか…?」

215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 13:22:27.65 ID:w6L4Pl0Bi
P「みっともないでしょう」

P(ジュース吹きこぼしたプロデューサーなんて)

小鳥「そんな事…」

P「お願いします!」

P(俺のプロデューサーとしての矜恃がかかってる!)

小鳥「プロデューサーさんが…そう言うなら…」

P「ありがとうございます」

221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 13:30:19.59 ID:w6L4Pl0Bi
小鳥(吐血するほどの病気……)

小鳥(只事じゃない…!)

P(この赤汁…やっぱりやめた方がいいんじゃないかな)

小鳥「あの…この事は社長には」

P「え?……あぁ、一度相談しないといけません」

P「場合によっては、残念ですが…」

小鳥「…!!」

223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 13:36:13.83 ID:w6L4Pl0Bi
小鳥「そ、そんな…」

P(折角の仕事が流れるのは辛いが…)

P「それも仕方が無い事なんです」


小鳥「プロデューサーさんは…それでいいんですか?」

P「え?」

小鳥「アイドル達に何も言わずに」

小鳥「そのまま黙っているなんて、そんなの…!」

P「…そう、ですよね」

225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 13:41:42.64 ID:w6L4Pl0Bi
小鳥「皆にはちゃんと報告しないと…」

小鳥「何も聞かされずに、遺されたアイドル達が可哀想ですよ…」

小鳥「それに、知恵を出し合えばまだ生きていられるかもしれません」


P「えっ、俺死ぬの?」

小鳥「えっ?」



P「事情を説明すると、本当に良かったとさめざめ泣かれた」

P「責任をとってプロポーズしたら即オッケーだった」


fin

231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 13:45:39.78 ID:w6L4Pl0Bi


P「あーあ、床にも零れた」フキフキ

P「よし、綺麗になった」


ガチャ


高木「おー、お疲れ様」

P「あ、社長…お疲れ様です」

高木「ところで、赤汁は飲んだかね?」

P「え?」

高木「いやなに、間違えて腐っている物を送ってしまったそうだ」

P「……え?」

233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 13:47:51.62 ID:w6L4Pl0Bi
高木「もし誤って飲んでいたら…取り返しのつかない事になるかもしれないからね」

P「はい?」

高木「では、くれぐれも気をつけてくれたまえ」


バタン



P「えっ、俺死ぬの?」


END