（15:00）

ありす「今日のガシャ更新は何でしょうか…」

『アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージキャハッ！』

『SSR[ビビット★エゴイスト］的場梨沙　登場！！！』

ありす「ふあああああああああ！？！？！？！？！？！」ｺﾞﾛｺﾞﾛｶﾞｯｼｬｰﾝ

桃華「ありすさん！？」

ちひろ「だ、大丈夫ですか！？」

ありす「ももももも桃華さん！大変です！！！」

桃華「どうしたんですの？」

ありす「これです！これを見て下さい！」

桃華「デレステの画面ですわｎ…まああああああああ！！！？！？！？？？！？」ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ

ちひろ「桃華ちゃんまで！？そんなにですか！？」

ありす「…ちひろさんはこれをご存知だったんですか？」

ちひろ「ええ、まぁ…」

桃華「これは…落ち着いている場合じゃありませんわ！」

ありす「そうですね…」

桃華「これまでは梨沙さんにパーティータイムゴールドを着ていただいて『実質SSR！』とか『梨沙さんのための衣装！』などと言いながらMVを見ておりましたが…」

ありす「はい、これでついにSSRで私達『ももぺあべりー』が揃うことに…！」

桃華「ありすさん！」

ありす「桃華さん！」

桃華・ありす「やった～！！！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

ちひろ「あらかわいい」

ありす「こほん、では…とりあえず今ある分のジュエルを解き放ちます！」

桃華「ご武運を…！」

（ﾁｬｰﾁｬﾗｯﾁｬｯﾁｬｰ）

（ﾁｬｰﾁｬﾗｯﾁｬｯﾁｬｰ）

（ﾁｬｰﾁｬﾗｯﾁｬｯﾁｬｰ）

（ﾁｬｰﾁｬﾗｯﾁｬｯﾁｬｰ）

ありす「」ﾁｰﾝ

桃華「まさか一度もロードせず、SSR一枚たりとも出ないだなんて…」

ありす「おかしいです…今はSSR確率が3％…以前の2倍になっているはずですのに…」

桃華「…ちひろちゃま？」ﾁﾗｯ

ちひろ「ひぇっ！？そ、その…あくまで確率ですから！出る時は出ますし出ない時は出ない、そういうものですよ！」

ありす「梨沙さん…ううっ、諦めきれません！ちょっとコンビニでいちまんえんのブラックコーヒーを…！」

桃華「ありすさん、そんなところでまで見栄を張らないで結構ですわ」

ありす「見栄じゃないです！クールタチバナはブラックコーヒーくらい余裕です！」

桃華「あら、それでは本日のお茶は少し渋めに淹れてみましょうか？」

ありす「う”っ…」

桃華「うふふ、まぁ意地悪はそこそこにしまして…ありすさん」

ありす「…なんです？」

桃華「今ここで頑張りたい気持ちは痛いほどわかりますわ、でも…もう少ししますとデレステさんは2周年…この意味がわかりますわね？」

ありす「…そうか！スカウトチケットですね！？」

桃華「ええ！ここしばらく来てはおりませんし、2周年ではきっとあるでしょう！」

ありす「確かに…梨沙さんのためだけならそれを待つ方が遥かに安くつきます」

桃華「ね？」

ありす「でも…その少しの間だけでも待ちきれません…！」

桃華「ありすさん、ですが…」

（ガチャッ）

梨沙「おっはよ～！」

桃華「梨沙さん、ごきげんようですわ！」

ありす「おはようございます」

ちひろ「おはようございます、梨沙ちゃん」

梨沙「ねえねえ見た？見た！？アタシのSSR！」

桃華「ええ、拝見させていただきましたわ」

梨沙「アタシのセクシーさとキュートさを両立させた良い衣装よね！ああいうの作る人たち凄いわ！」

桃華「ええ、本当に良い衣装だと思いますわ」

梨沙「これでついにアタシもアンタ達と一緒に並べられるわね！」

桃華「…ええ、そうですわね！」

ありす「引ければですけど（白目）」

梨沙「ちょっとありす…なんか死にそうな顔してるけど大丈夫？」

ありす「梨沙さん…ごめんなさい…梨沙さんのSSRを引けませんでした…」

梨沙「いやまぁ…ガシャだしね、そういうこともあるわよ」

ちひろ「でもありすちゃんがこんなに落ち込んでいると、少しかわいそうだとは思いませんか？」

梨沙「それは思うけど…」

ちひろ「そうですよね、それで実は…衣装室にこの衣装をスタンバイしてあるんです！」

梨沙「えっ…？」

ちひろ「ありすちゃんのゲーム内ではまだ実現出来ないですけれど、せめて写真だけでも撮ってみませんか？」

桃華・ありす「…」ﾎﾟﾝ

ありす「梨沙さん、あの衣装を着た梨沙さんと写真が撮れたら、これからもまだ頑張れるかもしれません」

梨沙「アンタもいきなり何言い出すのよ！さっきまでそこまで深刻そうじゃなかったでしょ！？」

桃華「ああ、なんて可哀そうなありすさん…！」ﾖﾖﾖ

梨沙「アンタもいきなりクサイ芝居を始めない！」

ありす「梨沙さん！どうして写真を撮らせてくれないんですか！もういいです！アイドル辞め」

梨沙「言わせないわよ！？」ﾊﾞｼﾝ

ありす「わぷっ！」

桃華「梨沙さん、そのツインテールでツッコミを入れるのは感心しませんわよ？」

梨沙「良いじゃない、結構良い感じのツッコミになるのよ？」

ありす「お願いします梨沙さん…」ｳﾙｳﾙ

梨沙「うっ…」

桃華「ね？ちょっと写真を撮るだけですから！痛くしませんから！」ｶﾞｼｯ

梨沙「ちょっ…掴まないでよ…！」

ありす「1名様ご案内です！」ｶﾞｼｯ

梨沙「あっ！ありすアンタさっきのウソ泣きね！？」

梨沙「ちょっ…引きずらな…ちひろ助けなさい！」

桃華「…あっ、ちひろちゃま？よければカメラマンをお願いしたいのですけれど…」

ちひろ「ハイヨロコンデー！！！」

梨沙「良い返事ね！？」

（ｽﾞﾙｽﾞﾙ…ﾊﾞﾀﾝ！）

桃華「さあ梨沙さん、お着換えの時間ですわ♪」

梨沙「…ギャー！ちょっとどこ触って…」

桃華「大人しくしてくださいまし！」

ありす「いつも晴さんを着せ替えしているんですから、たまには良いでしょう！？」

梨沙「それとこれとは別よ～！！！」

（ﾊﾟｼｬｯ）

桃華「…はい、SSR衣装の梨沙さん完成ですわ！」

梨沙「ううっ…パパぁ…」

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

ありす「私もどうせですのでステージ衣装に着替えてみました！」

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

桃華「あら良いですわね、それじゃあわたくしも！」

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

梨沙「ったく…」

ありす「こう色々あるとついでに他の衣装も試したくなりますね」

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

桃華「それでしたらこれが良いですわ！」ﾊﾞｻｯ

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

梨沙「それってちょっと前のファッションショーのヤツ？」

桃華「わたくしずっと皆さんとこういったフリフリの衣装で揃いたかったんですの！」

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

ありす「ウェディング衣装も良いですね」

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

梨沙「アタシにはウェディング衣装ないわよ！」

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

ありす「晴さんのを流用してみては？」

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

梨沙「嫌よ！ウェディングドレスなんか着たらパパと結婚する日が遠のいちゃうじゃない！」

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

（ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ）

梨沙「あといい加減ちひろうっさい！」

ちひろ「あはは…ごめんなさい、つい夢中になってしまって」

梨沙「ったく…ほら、撮るなら撮るでさっさとするわよ！」

桃華「ええ！それではそれぞれ一番自信のある衣装で…」

ありす「はい」

ちひろ「じゃあポーズを決めて下さいね…はい、笑顔でお願いします…ももぺあー」

桃華・ありす・梨沙『べりー！！！』ﾆｺｯ

（ﾊﾟｼｬｯ！）

おわりです、お付き合いありがとうございました。

急に梨沙のSSRが来た嬉しさで勢いに任せて筆をとりました。

この調子でももぺあべりーの新曲をお願いしますちひろさん！