たこす「それで、咲ちゃんは大会はどんなパーティででるんだじぇ？」

咲「私のパーティはこの子達だよ。」

サンダース
ブースター
グレイシア
シャワーズ
エーフィ
リーフィア

たこす「ブ・・・ブイズ！？」

咲「そう！かわいいでしょ？」

たこす「かわいいけど、でも大会だじぇ？」

咲「大丈夫だよ！絶対全国いくからね！」

――高校ポケモンインターハイ長野予選

実況「さあ！ついにベスト8がそろいました！！」

咲「とりあえずここまで何の問題もなく勝ってこれたけど」

咲「そろそろ強い人とあたりそうだな・・・」

咲「んー、次の相手は・・・？えっと、風越女子の福路さん？」

福路「はい、よろしくお願いします。」

咲「え？あ、はい。よろしくお願いします。」

実況「さあ高校インターハイ長野予選、準々決勝、対戦開始です！」

福路（さて相手のパーティは・・・。）

福路（ ・・・ブイズ！？これでここまでこれるなんて・・・）

福路（でも、手加減はもちろんしません。全力でいきますよ。）

咲「私は、ブースター！」

福路「私はガブリアスです！」

ガブリアスVSブースター
　
福路（さて、この対面では私が有利・・・ですが、ブイズでここまで来た相手。最初から本気でいかないと！）

カッ！

咲（きた・・・。これが部長の言ってた開眼・・・）

福路（――――このブースター覚えてる技が、オバヒ、ばかぢから、みがわり、かみつく。努力値がH6A252C252。個体値4V1U。

福路（そして相手の選出はブースター、サンダース、グレイシア―――ね。）

福路（相手のブースターに有効打はない。だから交換してくるはず！ここは 、グレイシアへの交代を読んで・・・）

さき「もどれブースター。いけグレイシア！」

福路（読みどおり！）

ふくじ「もどれガブリアス。いけロトム！（洗濯機）」

実況「福路選手！相手の交代を読んで、有利なポケモンに交代が決まりました！！」

福路（そして―――このグレイシア覚えてる技が冷凍ビーム、みがわり、ねがいごと、あられ――なるほどアタッカー型ではなさそうね）

福路（この先もすべて読みきってみせる！）

咲「ふーん。そいうこと」

福路（能力に気づかれた！？いや、それでも気づいたところでもう遅いわ。有利な状況には変わりない！）

福路「・・・なにかわかったんですか？」

咲「いやいやこの程度かと 思って」ニコッ

福路「っ！？」

福路（・・・どいういこと？ただのハッタリでしょうか？）

シャワーズVSロトム

福路（さてロトムの技はどうしましょうか・・・）

福路（10万ボルトかハイドロポンプか）

福路（後ろにサンダースがいることを考慮してもここは・・・）

咲「へぇ。その能力と先を読むセンスで勝ってきたってことなんだ。」

福路「・・・何か言いたいことでもあるんですか？」

咲「いやいや。でもポケモン勝負に必要ないんだよね。」

福路「？」

咲「先を読むって言うのはね！今それを教えてあげる！！」

咲「じゃあ、これは読めるのかな？？」

さき「もどれシャワーズ！」

さき「いけ！ブースター！」

福路「えっ！？ここでブースター！？どういうこと！？」

ブースターVSロトム

「ロトムの10万ボルト！」

ブースターにダメージ

咲「あははは。理解できないでしょ？」

福路（どういうこと？このままだと相手のブースターはただひんしになるだけ・・・。）

福路（と、とりあえずなみのりで・・・）

「ロトムのなみのり！」

「ブースターはたおれた！」

福路（普通に倒せ・・・た？無駄死に？どいういこと？）

咲（困ってるｗｗｗｗ困ってる福路さんかわいいよーｗｗ）

福路（本当に理解できない。勝負を捨てたの？）

咲（これだからポケモン勝負はやめれないよー！！！）

福路（でも有利なのは私・・・）

福路（このまま勝つわ！）

咲「次はサンダースで」

さき「いけ！サンダース！」

サンダースVSロトム

福路（サンダースですか・・・）

福路（ここはドロポン安定！）

咲「・・・なにを選んでも無駄だよ」

さき「サンダース！10万ボルト！」

福路（それくらい耐久に振ってるから余裕で耐えますよ！）

「きゅうしょにあたった！！」

福路（！！　まあこれくらいの不運は・・・）

「ビリビリッ」

「ロトムはマヒになった！」

福路（えっ！？）

「ロトムはからだがしびれてうごけない！」

福路（ッ！！）

「サンダースの10万ボルト！」

「ロトムはたおれた」

福路（こんなことが！！？）

福路（きゅうしょ、まひ、しびれるが連続でくる確立は・・・0.15625％。こんな偶然が重なるなんて・・・）

福路（ならガブリアスで・・・）

ふくじ「いけ！ガブリアス！」

サンダースVSガブリアス

さき「サンダース！めざめるパワー（氷）！」

「きゅうしょにあたった！」

「ガブリアスはたおれた」

福路（まさか・・・そんな・・・）

ふくじ「いけ！ウルガモス！」

咲「サンダースちゃん10万ボルトー」

「きゅうしょにあたった！まひになった！ウルガモスはしびれてうごけない！」

福路（偶然・・・じゃないってことなの・・・？）

福路（これが・・・清澄高校、宮永咲 ・・・）

「ウルガモスはたおれた」

福路「・・・」

福路「私の・・・まけ・・・ね」

咲「おつかれさまでした。」

福路「おつかれさまでした・・・。」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

咲「ふー、勝てた勝てた。」

咲「なかなかいい能力だけど、まだちょっと足りないかなー」

咲「もっと私を楽しませてくれる人はいないかな？」

咲「まあまずは次の対戦だよね。」

咲「次の対戦相手の試合でも見に行こうっと。」

咲「さて次の相手は――」

実況「さあ勝負もラスト！ここでどういった技を繰り出すのかー！？」

ガブリアスVSシャンデラ

池田「シャンデラごとき、じしんで1発だし！」

いけだ「ガブリアスのじしん！」

「しかしこうかはないようだ・・・」

池田「な！？シャンデラには効果抜群のはず！？なんでだし！」

モモ「・・・これでおわりっす」

「シャンデラのシャドーボール」

「ガブリアスはたおれた」

実況「決まったー！準決勝進出は鶴賀学園、東横桃子選手です!」

咲「・・・ふーん。少しは楽しめそうだね。」

咲「準決勝行ってきます！」

部長「勝ってくるのよ？」

咲「はい！」

部長「あ、それと次の対戦相手なんだけど・・・」

部長「気をつけて。あれは絶対何かあるわ」

咲「だと思います。さっきの対戦もなぜかガブリアスがじしんを撃っていた」

部長「そう。シャンデラは風船で浮いていたにも関わらず」

咲「もちもので ふうせんを持たせていれば地面タイプはすべて効果なしになる。」

咲「そんな初心者でも知っていることなのに、ベスト８の人がそれでもじしんを撃った。」

咲「これで何もないわけありませんからね・・・。気をつけていってきます」

部長「わかってればよろしい。いってきなさい！」

実況「さぁ！ベスト４！勝てば決勝の準決勝！」

咲「よろしくおね・・・ってあれ？対戦相手がまだ来てないんですけｄ」

モモ「ここにいるっすよ。よろしくお願いします。」

咲「あ、あれ？いつのまに・・・よ、よろしくお願いします。」

実況「さぁ準決勝開始です！」

モモ（さて相手のポケモンは・・・。まさかのブイズっすか。）

モモ（まあ誰相手でも 一緒っす。）

モモ（私は存在しない―――）

さき「いけ！エーフィ！」

もも「いけ！ゲンガー！」

ゲンガーVSエーフィ

咲（ふーん、ゲンガーね。まあここはサイキネ安定かなー、効果抜群取れるし。）

咲（へんなもちもの持ったりしてないよね。）

咲（まあここまで特に何にも違和感ないんだけど）

咲（・・・・・・・というか違和感どころか存在感すら感じないよー。）

モモ（――）

咲「エーフィ！ゲンガーにサイコキネシスお見舞いしちゃって！」

「エーフィのサイコキネシス！」

「しかしこうかはないようだ・・・」

咲「・・・・・・・・へ？」

咲（こうかなし・・・？）

モモ「ゲンガー、あくのはど うっす」

「ゲンガーのあくのはどう！」

「こうかはばつぐんだ！」

「エーフィはたおれた」

咲「―ッ！？ゲンガーがあくはをうってきた！？覚えられないはず！」

咲「ってことはこれはゲンガーじゃない！」

咲「・・・ゾロアーク！」

咲（見せ合いのときにゾロアークはいなかった・・・はず）

咲（いや？いたの？気づかなかっ・・・た？。まさか、そんなことが・・・）

モモ「焦ってるみたいっすね。」

モモ「ここからはステルスモモの独壇場っすよ！ 」

咲（多分、これはこの人能力。モモさんのすべての情報が薄くなっていく、消えていく力・・・。）

咲（でもエーフィがゲンガーに倒されたという私の情報は記憶に残っている。）

咲（なるほどね。これでさっきじしんを撃っていたことが納得できるよ。）

咲（これを打開するには・・・）

咲「ならブースターちゃんでいこう」

さき「いけ！ブースター！」

ブースターVSゾロアーク（ゲンガー）

モモ「何できても一緒っすよ」

モモ（さて、ここはなにがくるっすかね。）

モモ（このゾロアークはタスキをもってるっす）
（※タスキ→きあいのタスキ　持たせるとHP満タンからは1げきで倒されずにHP1だけ残る）

モモ（だからとりあえずあくのはどうで押しておくっすかね。）

モモ「ゲンガー、あくのはｄ」

ゴッゴッ
「ブースターはせんせいのツメで行動がはやくなった！」

咲「ブースターの先制だよ！」

モモ「！！　せんせいのツメっすか。持たせると先制できるけど、所詮２０％っす。何度も続かないっすよ。」

さき「ブースターかみつく！」

「こうかはばつぐんだ！」

「ゲンガーはゾロアークだった」


「ゾロアークはひるんでうごけない！」

モモ「なっ・・・」

モモ「でもまだっす！」

「ゴッゴッ」

「ブースターのせんせ いのつめ！」

モモ「こ・・・これは・・・」

「かみつく！」

「ゾロアークはたおれた――――」

――――――　―――　―――　―　―　―

実況「準決勝終了！！勝ったのは宮永咲！！！」

咲「ありがとうございました。」

モモ「・・・おつかれさまっす」

咲「楽しかったよ。また対戦しようね」

モモ（ずっとせんせいのつめが発動して私はかみつくでひるんでだだけ・・・）

モモ（この人とはもうしたくないっす・・・）

モモ「りょ、了解っす。」

モモ「でも私じゃ相手にならなかったっすけど、次の決勝は多分そううまくいかないっすよ。」

咲「え？なんでかな？」

モモ「だって多分決勝にくるのは―――」

実況「さあ！もう日も暮れて夜になりました！ついにインターハイ長野予選！決勝開始です！」

実況「それでは選手紹介です！ 」

実況「ここまで実力を見せ付けてきた新星ブイズ使い！清澄高校、宮永咲！」

咲（トイレ行きたい・・・）

実況「そしてー！その相手は！前回長野覇者！龍門渕高校、天江衣！！」

衣「わーい、ポケモンポケモン！」

咲「・・・子供が紛れてるけど、これが覇者？」

衣「子供じゃないころもだっ」

咲「かわいいー」なでなで

衣「なでるなー！」

衣「ふん！お前なんて一瞬で倒す！」スゥ

咲（あれ？空気が・・・？）

衣「今宵は満月・・・」

衣「力を存分に発揮できる！」ドッ！

咲（！？）ゾクッ

咲（この感じ・・・。この子も私と同じ・・・っ。）

実況「それでは決勝開始します！」

実況「決勝開始！」

さき「いけ！サンダース」

ころも「いけ！テラキオン」

サンダースVSテラキオン

咲（よし！初めから全力でいくよ！）ドッ!

衣（！！）

衣（澎湃たる気運！　来たか・・・！）

衣（さてこれは・・・。威力142程が来る。）

衣（しかし、此処は貰っても問題無いで有ろう。）

さき「サンダース！10万ボルト！」


「きゅうしょにあたった！！」

衣（ほう・・・。）

「テラキオンはたおれた」

衣（ダメージは低乱数47％だったはず・・・更に高乱数をツモってきたのか。）

衣（成程・・・）

衣「次はブラッキーだ。」

ころも「いけ！ブラッキー！」

サンダースVSブラッキー

咲（わー、ブラッキーだー。かわいいなー。・・・じゃない！）

咲（このまま10万でしびれさせて、何もさせずひんしにもって行くよ！）

さき「サンダース10万ボルト！」

「きゅうしょにあたった」

「ブラッキーはまひになった」

ゴッゴッ

「ブラッキーはラムのみでまひがなおった！」

咲（あうぅ。もちものラムかぁ。まあ仕方ないよね）

衣「ブラッキーつきのひかりだ」

「ブラッキーのつきのひかり！」

咲（！？ここで回復技？なんで？）

衣「・・・さて」

衣「月が顔を出した…」

衣「力が充盈してくる…」ゴゴゴ

咲（うっ・・・何これ・・・空気が・・・）

咲（これが狙いだったの？い、嫌な予感・・・。）

「サンダースの10万ボルト！きゅうしょにあった！」

「ブラッキーはたおれた」

咲（こっちの手持ちは3対。あっちは1対）

咲（ここまで特に問題なし・・・。）

咲（でもあの変な感じはいったい・・・）

衣「・・・ふん。無聊を託つ」

咲「えっ？」

衣「清澄の大将は厄介だと聞いてうきうきしてたけど

　乏しいな

　闕望したよ」

衣「・・・・・・そろそろ御戸開きといこうか」

咲（何言ってるよくわからない・・・）

ころも「いけ！カイリュー」

カイリューVSサンダース

咲（なんかすごいこといってたけど、私のめざぱ氷をきゅうしょで当てて終わる・・・。）

咲（なにかあるのかな？・・・って考えても仕方ない、終わらせるよ!）

「サンダースのこうげき!」

「めざめるパワー！」






「しかしこうげきははずれた」

咲「！？」

咲「はずれた！！？　命中率100％のめざめるパワーが！？」

咲（まさかこれは・・・・・・・ひかりのこな！！）

>>0�ひかりのこな→この道具を持たせたポケモンに攻撃するポケモンのわざの命中率が0.9倍になる）

衣「当てれまい。」

衣「然為れば、お前は即敗滅！」

ころも「カイリューりゅうのまい！」

「カイリューのこうげきとすばやさがあがった」

咲「お願い当たって！！サンダースめざぱ！」

「サンダースのめざめるパワー」

「しかしこうげきははずれた」

咲「っ・・・」

「カイリューのりゅうのまい」

咲（この感じ・・・。まるで足元から海に漬かっていっている感じ・・・）

「カイリューのりゅうのまい」

咲（まったく前に進むことができない感覚・・・）

「カイリューのりゅうのまい」

咲（これが・・・天江衣・・・！）

「カイリューのりゅうのまい」

衣「 さて。行くぞ」

衣「カイリュー！神速！」

「カイリューのしんそく！」

「サンダースはたおれた」

咲（どうしよう。ここから挽回する手段が見当たらない・・・）

さき「いけ!ブースター！」

咲（どうすることもできないの！？とりあえずかみつくで・・・）

「ゴッゴッ」

「ブースターはせんせいのツメでこうどうがはやくなった」

衣「甘い」

「カイリューのしんそく！」

咲（いくらせんせいのツメが発動してもツメの優先度は＋１、神速は＋２。意味が無いのくらいわかってる・・・）

咲（それに先制しても当たらなければ意味が無い・・・）

「ブースターは倒れた」

咲（だめだ・・・もう。動いても動いても、どんどん深みに 嵌っていく感覚・・・）

衣「無駄だ。幾ら足掻いても、前には進むことは不可能」

衣「間も無く終いだ」

咲（でもまだあきらめない！）

咲（どうしたら私の攻撃を当てることができる・・・どうしたら・・・）

さき「いけ！グレイシア」

咲（一応この子はタスキを持ってるけど・・・）

咲（身代わりも意味ないし。）

咲（かといってれいとうビームもあたらない）

咲（タスキで1回耐えたところで・・・）

咲（！！）

衣（・・・？　空気が変化した？）

咲（ある、1回耐えれるならまだチャンスは残っている！）

咲（動いて深みにはまるのであるならいっそのこと・・・）

衣「カイリュー神速！終焉だ！」

ころも 「カイリューのしんそく！」

「ごっごっ」

「グレイシアはきあいのタスキでたえた！」

衣「・・・無駄な足掻きだ」

咲（ここからだ！）

咲「いくよグレイシア！」

咲「霰！」

さき「グレイシアのあられ！」

「あられがふりはじめた」

衣「何？」

「あられがカイリューをおそう！」

咲「見せてあげる。私の力を！」ゴッ

衣「・・・ッ」

衣（なぜだ――

　不安がよぎる

　霰が降り始めて

　月に翳りを感じる――――）

衣（・・・）

衣「・・・終わらせろカイリュー！」

ころも「カイリューのしんそく！」


「しかしこうげきははずれた」

衣「何っ！？」

咲（ にやっ）

衣（霰が降ったことでグレイシアの雪隠れが発動したか・・・）

>>>0�ゆきがくれ→天気あられが ふりつづいているのとき、回避率が1.25倍になる）

さき「グレイシアねがいごと！」

>>>0�ねがいごと→次のターンHP半分回復）

「カイリューはあられでダメージ」

衣「もう一度神速！」

ころも「カイリュー！しんそく！」

「しかしこうげきはずれた」

咲「あてれまぃ！」

衣「ぐっ！戯言を！」

衣（まさか・・・まさか）

衣（力を水に身を任せたというのか・・・）

衣（いや・・・。衣の領域を破壊しようとするのではなく、溶け込んだと言うのが正解か・・・。）

咲（攻撃があたらないのであれば・・・）

咲（私も同じ土俵で戦うよ！）ゴッ!!

咲「グレイシア！みがわり！」

衣（ぐっ・・・・・・・・・・！ ）

衣（この気運・・・。やはり衣と同じ妖異幻怪の気形！！）

衣（否、衣以上か・・・。意図か不意図か、霰で月に翳りが生じ、さらにこの気運）

衣（最早勝負は決しているという訳か・・・）

衣（衣は今までの自分と同じ選択をした。

　　でも　これで――

　　この自分が敗衄するようなことがあるのなら…）


――――――　―――　――　―

咲「衣ちゃん」

咲「ポケモンって楽しいよね！」

衣「・・・何？楽しい？」

衣「衣とポケモンをして楽しいというのかお前は」

咲「うん！もちろん！こんなにわくわくした勝負したことないよ。」

咲「また・・・やろうね！！！」

衣（幾度と無く対戦をしてきた。みな衣の力に脅え、去って行った・・・）

――「ころもちゃんとやると絶対に勝てないからもういいよ」

　　「強すぎるんだよね・・・ごめん私じゃ釣り合わないから・・・」――

衣（しかし、お前は違うというのか）

衣（宮永咲――――――）


「あられがカイリューを襲う！」

「カイリューはたおれた」

実況「決まったー！！！優勝は清澄高校、宮永咲！！！！」

衣「・・・・・・」

咲「お、お疲れ様でした」

衣「・・・・」

衣「清澄のブイズ使い！！！」

咲「ひゃ！？私？」

衣「そうだ！」

咲「私のことは咲って呼んでいいよ？」

衣「わかった。咲は・・・」

衣「咲は衣とこれからもポケモン勝負をしてくれるのか・・・？」

咲「もちろんだよ！衣ちゃん！！いつでも大歓迎！」

衣「ほんとうか！？」

咲「本当だって！」

衣「ぅぅ・・・・ゃ」

衣「やったー！わーい！やったやったー！」

咲「負けたのによろこんじゃって・・・」

咲(かわいい・・・)

衣「ならいまだ！今日やろう！衣のうちで！」

咲「今日！？表彰とかあるよ！？」

衣「そ、そうか・・・」ショボン

咲「で、でもそういうの終わったらいいよ！今日行きたいな！」

衣「本当か！わーい！とーかにいってくる！！」トテトテ

咲（・・・かわいい）

～清澄控え室～

部長「おめでとう咲！あんたならできると思ってたわ！」

和「宮永さん優勝おめでとう。」

咲「ありがとうございます！」

たこす「咲ちゃん！これでついに全国だじぇ！」

咲（そうだ。全国・・・・・・・）

咲（おねえちゃんと当たるのかな・・・）

たこす「・・・咲ちゃん？」

咲「え？・・・あぁ！な、なんでもないの！」

たこす「じゃあ今 日はぱぱーっと、うちあげでもいくじぇ！！」

咲「あ！ご、ごめんなさい！今日はさっき予定を入れてしまって・・・」

部長「ははーん。さてはさっきの相手の龍門渕高校の子ね。」

咲「ごめんなさい！ぜんぜん先のこととか考えてなくて・・・」

部長「いいのよ気にしなくて。また今度やりましょ！」

咲「ありがとうございます。」

衣「咲！表彰終わった！」

咲「だね！」

透華「ハギヨシ車の準備を！」

萩原「すでに完了しております」

咲「咲、早く行こう行こう！」

咲「待って待って。まだ１日あるんだから急かさないの。」

衣「えー咲、明日帰っちゃうのー？」

透華「何ならずっといればいいですのに・・・」

咲「そんなずっとってｗさすがに無理でしょー。」

透華「無理なんかではありませんわ。ハギヨシ！」パチン

萩原「はいここに。」

スッ

つ契約書

咲「え？え？えええええぇぇええええ何これ！？」

透華「何って契約書ですわ」

咲「どういうことなの！？」

透華「簡単にいうとわたくしの屋敷に住めば万事解決、というわけですわ！」

咲「つまり衣ちゃんと一緒に住めるってことですよね？」

透華「そういうことになりますわね。まあすぐに決断なさらなくても・・・」

咲「契約します。」

透華「そう。まあすぐには・・・へ？」

咲「住みます。」

――車内

衣「わーいわーい」

咲（かわいい・・・）

透華「ふふ、友達が増えたから喜んでますわね、衣。」

衣「・・・違うぞと ーか」

透華「あら？何がかしら」

衣「友達が増えたからよろこんでるんじゃない！」

衣「家族が増えたからよろこんでいるんだ！」

咲「そうだよね！衣ちゃん！」

咲「これでいつでも一緒だよ――――」

SS、咲「ポケモンって楽しいよね！！」えんど