1: cki2332 2017/01/11(水) 20:33:05.66 ID:ZIF1vjJm0
今更zeroにハマったので立てました
※snに関してはにわかなのでキャラが違うかもですがご了承ください
設定はzero本編の聖杯の災害から始まります
ループ系ですので嫌いな方は見ないことをお勧めします

切嗣「誰か!! 誰かいないのか!! 誰か!!」

切嗣「そんな...そんな、馬鹿な!! 確かに聖杯はセイバーの宝具で壊したはずだ」

切嗣「なんでこんな事になったんだ クソっ!! クソ!!」

???「もう一度やり直したいと願うか?」

切嗣「誰だ!!」

聖杯「もう一度やり直したいと願うか?」

切嗣「?! 聖杯だと?! 何故だ!!何故確かに拒んだはずの聖杯がなぜ僕に話しかけてきている」

聖杯「もう一度やり直したいと願うか?」

切嗣「なんだ同じことしか口にしないぞ...こいつ」

聖杯「もう一d」バンッ

切嗣「お前がこれをやったんだぞ!! お前に僕が願うと思っているのか!!」

聖杯「.....」

切嗣「もう何も喋らない...か」

切嗣「僕は....結局すべてを失ったんだな...」

切嗣「あぁ...あぁ...こんな事なら...聖杯なんぞに望みをかけなければ良かった」










SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1484134385

引用元: 切嗣「あぁ、今回もまた正義の味方になれなかったよ」 


Fate/Zero Blu-ray Disc BoxStandard Edition
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3: cki2332 2017/01/11(水) 20:57:23.73 ID:ZIF1vjJm0
聖杯「汝の望みしかと受け取った」

切嗣「なっ?!」

聖杯「今汝の望みは叶えられる」


切嗣「ま....まて!!」

アイリ「どうしたの?切嗣」

切嗣「な...何?!どうして生きているそれにここは...アインツベルンだと?!」

アイリ「酷い人 貴方が私をあの吹雪から助けてくれたというのに 私に死んでほしいのね」

切嗣「ちが...ちがう...だが確かに殺したはずだ」

切嗣「(確か聖杯が....クソ一体何がどうなっているんだ)」

アイリ「さっきから切嗣おかしいわよ?そんな事より今日は何を教えてくれるの?」

切嗣「何を言っている..僕には君に教えることなど何もない」

アイリ「昨日教えてくれたのに本当にどうしたの?切嗣」

切嗣「昨日....昨日だと?」

アイリ「ええそうよ昨日私にもっと人間のように怒ってもいいんだと言ったのは貴方じゃない」

切嗣「?!まさか....(まさか此処は過去の世界だととでもいうのか!!」





4: cki2332 2017/01/11(水) 21:19:33.19 ID:ZIF1vjJm0
アイリ「?やっぱり変よ切嗣」 体を寄せながら

切嗣「ッ...ち...近寄るな!!」

アイリ「え....」シュン

切嗣「グッ...あぁすまない だが今は少し一人に成りたいんだ本当にすまない」

アイリ「ごめんなさい...やっぱり私人形だものね...気持ち悪いわよね」




切嗣「いや...そういう事では アイリ「ごめんなさい!!」

切嗣「ま...(いや...まてよ..ここでアイリを殺しておけばあんな事は起こらずに済むのでは..)」

切嗣「(あぁ..そうだまたしても最愛のそして家族を亡くすことに成るがやるんだ...放置すれば自分ではなくとも誰かがアイリを使い聖杯戦争という殺し合いを初め同じ目にあう)」

切嗣「(ならばやるんだ...切嗣...あの聖杯でそうしたようにいつもして来たように)」









5: cki2332 2017/01/11(水) 21:21:38.52 ID:ZIF1vjJm0
2>>>題名がまったく思いつかなかったのでパクらせて貰いました

7: cki2332 2017/01/11(水) 21:26:48.45 ID:ZIF1vjJm0
>>6 書き込み初心者なので教えて頂き助かります<(_ _)>

8: cki2332 2017/01/11(水) 22:14:15.04 ID:ZIF1vjJm0
--------------------------------------------------------
次の日

切嗣「やぁ...アイリスフィール」

アイリ「昨日はその...ごめんなさい...どうしたんだろう私」

切嗣「気にすることじゃない...ごく自然な感情さ」

切嗣「あんなことを言われれば誰だってきづつく」

切嗣「それだけ感情豊かになったってことさ」

アイリ「そう...そういう事だったのね」

切嗣「あぁ...」

アイリ「でもね...でも私ね切嗣その...何なんだろう..怒りとは別の感情もあったの」

切嗣「(知っているさ...)」

アイリ「あのね....」

切嗣「(だからこそ...それを言う前にまた君を...)」

アイリ「切嗣?」

切嗣「さようなら...アイリ」

アイリ「キ,,,リ...ツ.........」

切嗣「これで...未来は救われる....」
---------------------------------------------------
アイリ「切嗣今日も何か教えてくれるの?」

9: cki2332 2017/01/11(水) 22:30:00.14 ID:ZIF1vjJm0
切嗣「(何故?なぜ?)」

アイリ「?」

切嗣「(また...戻ったのか...いやだが...何かおかしい)」

アイリ「新婚旅行でも教えてくれるってのもおかしいわねフフフ」

切嗣「(新婚旅行?!なんだこれは僕は知らないぞ!!)」

アイリ「士郎達今頃キャッキャッウフフとやってる頃でしょうね」

切嗣「(ますます訳が分からない何だこれは)」

アイリ「切嗣?」

切嗣「....お前は誰だ?」

アイリ「やだわぁ切嗣アイリスフィール・フォン・アインツベルンに決まってるでしょ?」

切嗣「僕は知らないぞ...こんな...こんな奴は知らないぞ」

アイリ「....ええ...そうでしょうね」

10: cki2332 2017/01/11(水) 22:52:38.94 ID:ZIF1vjJm0
アイリ「聖杯の中ですもの」

切嗣「......」

アイリ「また私を殺したわね切嗣...言ったでしょ一生呪われ続けろって」

切嗣「あぁそういう事か無限に君を殺し続け尚且つ殺さなければまた絶望をたたきつけるってことか」

アイリ「大体その通りだけど一つだけ救いわあるわよ?」

切嗣「君との契約かい?」

アイリ「ええ理解が早くて助かるわ」

アイリ「だから、今私を救えば助けかるけど?どうする?」

切嗣「イエスというとでも思うかい?」

アイリ「言うわ絶対ねだって貴方は人間だから」


12: cki2332 2017/01/11(水) 23:47:22.53 ID:ZIF1vjJm0

明日といったなあれは嘘だ。思いついてきたんで投下します





切嗣「いうものか二度とあんな...あんな!!」

アイリ「ええでも言う羽目になるわ」

切嗣「それはどういu バッ

アイリ「ねぇ切嗣」

切嗣「あぁ...ごめんねすこし体調が悪いんだ」

アイリ「あらそうだったのごめんさなさい切嗣」

切嗣「いやいいんだ...」

切嗣「(さて...アイリを殺しても戻ってしまうという事が確定した今僕のやるべきことは確定した)」

切嗣「やはり聖杯戦争に参加するしかない」

切嗣「(僕が死ぬかもしれないがこのループから逃れられ尚且つ多数を助けられるなら十分すぎる代償だろう)」

切嗣「(全ての人類を救うことは出来ないがだが聖杯があんなものならば祈ることなど何もない)」

切嗣「(さぁ....始めよう聖杯戦争を)」



13: cki2332 2017/01/12(木) 00:04:47.32 ID:GWpfHNhw0
--------------------------------------------------------
アインツベルン城 上空

綺麗「ふふふふ面白くなってきたな」

ギル「我らも過去へ戻っているとも知らずにとんだ間抜けズラよくっくっくくははははははははははっはは」

綺麗「まさか衛宮切嗣の過去へ戻されるとはなだが之もよい余興だ」

綺麗「今度こそ衛宮切嗣という男を倒し私が聖杯をもらう」

ギル「だが聖杯戦争に参加しなかったらどうする気だ言峰」

綺麗「その時は衛宮切嗣が聖杯戦争に参加するまで見るだけのこと」

ギル「ほう...」

綺麗「なぁに心配せずとも衛宮切嗣はこようあれはそういう男だ」
-----------------------------------------------------------------------------
切嗣「さて....前回では確かセイバーが出てくるんだったかな..今回はアサシンが良いところだな」

切嗣「確かアサシンのマスターは言峰綺麗...ならば奴から先に片付けなければならない」

切嗣「かといって奴とアヴァロンなしで殺り会えば即死必須困ったものだ」


14: cki2332 2017/01/12(木) 00:36:08.58 ID:GWpfHNhw0
切嗣「妥協してキャスターでもいいがキャスターの暴走はあまりにも酷かった」

切嗣「となるとやはりセイバーが一番バランスがいいか」

切嗣「あぁ...いやだなぁ...」

切嗣「仕方ないがこれも正義のためだ」
---------------------------------------------

切嗣「-----------告げる」

切嗣「抑止の輪より来たれ、天平の守りてよ」
ピカァ

???「貴方が...今回のマスターか」

切嗣「?!」

剣「我はサーヴァント セイバー 呼び声に従い参上いたしました」

切嗣「嫌馬鹿なセイバーだが....しかし貴様は....」

剣「静かに!!何か来るようです!!」





15: cki2332 2017/01/12(木) 00:49:38.95 ID:GWpfHNhw0
切嗣「ここはアイツベルン城だ結界が張られて他のものは来れるはずはない」

剣「すいません...言ってみたかったのです」

切嗣「(これはあのセイバーより使えなさそうだ)」

剣「しかしマスター私にお任せあれ!!この私でアレば聖杯など一日せずして陥落いたしましょう!!」

切嗣「令呪をもって命ずる僕がいいと言ったとき以外喋るな」

剣「!!!!!!!!」

切嗣「(これで少しは静かになったな....しかし困った確かに優秀なサーヴァントであるが僕が嫌いなタイプのサーヴァンとに変わりはない)」

剣「!!!!!!!!!!!」

------------------------------------------------------------



18: cki2332 2017/01/12(木) 23:15:39.12 ID:GWpfHNhw0
車の中
切嗣「(さて…前回の聖杯戦争では…セイバーにアイリを介護させマスターのように思わせ聖杯としての機能を隠すという計画だったが…)

剣「!!!!!」アイリに体をボディビルダーの様に見せながら

アイリ「あの…切嗣…その……」

切嗣「あぁ…分かっているよ……すまない舞弥後ろに行っててくれるかな…アイリを助手席に乗せたい」

舞弥「ええ分かりました切嗣」

切嗣「すまない」

切嗣「(この通り何故か自分の体を見せたがる変態だ…だからアイリも怖がって近付こうとしない)」

アイリ「切嗣…私あのサーヴァントちょっと苦手だわ」

切嗣「(やれやれ…こうなってしまっては前回のような手は使えないな)」






19: cki2336 2017/01/12(木) 23:28:27.00 ID:GWpfHNhw0
切嗣「(しかし妙だ何故こんなサーヴァントがアヴァロンにより呼ばれたんだ…)」

切嗣「(前回はアーサー王だった筈だが…)」

剣「!!!!!!!!!!!!!!」

剣「!!!!!!!」

剣「!!!!!!!!!」

切嗣「(こいつはどう見てもアーサー王じゃない何よりこんな体を見せつける”男”などではなかった)」

切嗣「(聖杯が関わっていた時点で只の巻き戻りではない事は予想していたが……)」

剣「!!!!!!!!!!!!!!!!」胸筋をピクピクさせながら

切嗣「(何にせよあのセイバーより令呪による会話すらしたくないな)」

20: cki2332 2017/01/12(木) 23:49:14.38 ID:GWpfHNhw0
切嗣「(まぁ…そんな事はどうでもいい事だ…それより新しい策を考えなければ…)」

切嗣「(前回の聖杯戦争では…アイリと別行動で僕は奇襲を仕掛ける作戦だったがアイリがこの調子だと無理なようだな)」

切嗣「(更に前回は聖杯だけを追い求めていたが今回は被害を最小限にとどめ前回と同じ道を辿る必要がある)」

切嗣「(厄介だが一度戦っている相手だ…彼らの弱点は既に知っている…簡単な事だ…)」

アイリ「ねえ切嗣…」

切嗣「なんだい?」



22: cki2332 2017/01/13(金) 00:58:00.08 ID:xby5AVGx0
アイリ「厚かましいかもしれないけど…その…ちょっとホテルで休憩しない?」

アイリ「私ちょっと疲れちゃった」

切嗣「あぁ…そうしようか…」

アイリ「ありがとう切嗣」満面の笑顔で

切嗣「…僕も休憩をしたかったところだちょうど良かったよ」

切嗣「(そんな顔を…しないでくれ…)」

-----------------------------------------------

???「正義なら何でも良かった」

???「だから悪を殺し尽くした」

???「だからそこにはいつも一人だけだった」

???「ある人が正義でないと言っただから…殺した」
--------------------------
チュンチュンチュン
切嗣「…(寝てしまっていたのか…あの夢は……)」








26: cki2332 2017/01/14(土) 00:45:10.15 ID:jgSOiixy0
切嗣「大丈夫だ…必ず聖杯は僕が勝ち取るよ」

アイリ「ええ…それは分かっているわ…けど…」

切嗣「けど…なんだい?」

アイリ「朝からそんな話しなくてもいいんじゃないのかって思うの…」

アイリ「だって聖杯戦争は夜始まるのでしょ?なら…今はただ貴方と普通の会話を楽しみたいの」

切嗣「あ…あぁそうだね 僕も焦りすぎていたすまない」

アイリ「ふふっ大丈夫よ切嗣の気持ちもわかるもの」

切嗣「それじゃぁ何を話そうか」


-----------------------------------------
遠坂

時臣「常に優雅であれば冷静な判断が出来そしていざという時常に有利な状況に働くと思わないか?綺麗」

綺麗「ええ…そうですね」




30: cki2332 2017/01/14(土) 01:42:22.45 ID:jgSOiixy0
時臣「わかってくれるか綺礼」

綺礼「えぇ…」

綺礼「(ふっ…又してもこの男は私が裏切ると気づいていないとは…呑気な男だ)」

時臣「さて…今日呼んだのは君に頼みたい事があって呼んだんだ」

綺礼「頼みたい事…ですか」

時臣「暫くの間この家を任せたい」

綺礼「どこか行かれるのですか」

時臣「師匠の指令でね…ロンドンに行くことになったんだ」











33: cki2332 2017/01/14(土) 21:28:57.40 ID:jgSOiixy0
綺礼「聖杯戦争に参加せずに…ですか?」

時臣「私も聖杯戦争に参加して聖杯を手に入れたいのは山々なのだが師匠から早々に冬木市から撤退しろと言われてね…」

綺礼「それならば召喚したサーヴァントはどうするのですか?」

時臣「君に託す事にするよ」

綺礼「…(前回であれば聖杯戦争に参加した上で私に決してサーヴァントを託すような事はしなかったが…ふっ…どうあれ…手に入るならば都合がいい)」
-----------------------

時臣「それじゃサーヴァントも預けたし後は任せる」

綺礼「其れでは…また…」

時臣「あぁ…」

綺礼「…」

ギル「良いのか?殺さなくても」

綺礼「なに…聖杯戦争に参加しないのだ殺すまでもなかろう」

ギル「随分と甘いのだな」






35: cki2332 2017/01/14(土) 21:57:42.54 ID:jgSOiixy0
綺礼「ふっ…ならばお前がアレをやるか?」

ギル「あんな雑種などやった所で何もなるまいよそれより…」

???「ん?僕の顔に何かついていますかギルガメッシュ」

ギル「いや…何貴様が現界するとはは思わなかったぞ…エルキドゥ」

ランサー(エルキドゥ)「久々の再会の言葉がそれですかギルガメッシュ…相変わらずですね」

ギル「ふっ…たわけ王である俺が変わってどうするよ」

ランサー(エルキドゥ)「ふふっそうですね」

綺礼「楽しそうな会話の所悪いがランサー全陣営のサーヴァントを偵察しろ」

ランサー(エルキドゥ)「やれやれ君のマスターはサーヴァントの扱いが酷いね」

ギル「なに…言峰は面白い男だお前もそのうち気にいるぞ」

ランサー(エルキドゥ)「君も君だね…んじゃちょっといってくるよ」

36: cki2332 2017/01/14(土) 22:19:13.81 ID:jgSOiixy0
ギル「言峰ランサーである彼奴を偵察に向かわせるとは何を考えている」

綺礼「何直ぐに分かることよ…」

ギル「ふっ…まぁよかろう」

綺礼「(衛宮切嗣…餌はくれてやったぞ…)」
----------------------------
切嗣「それじゃ…言って来るよ…君とは少しの間だけ会えないが君は君の安全だけを考えて行動してくれそして出来るだけ目立たないようにしてくれ」

アイリ「ええ分かったわ其れじゃぁね切嗣」

切嗣「舞弥…くれぐれもアイリと逸れるなよ…」

舞弥「ええ分かっています切嗣…どうかご無事で」

切嗣「(さて…まずはどの陣営から潰すか…)」

切嗣「(起源弾が一番効きやすいケイネスから仕留めてもいいな…それにあの魔術は危険すぎる…早めに処理していた方がいいだろう…)」


37: cki2332 2017/01/14(土) 22:35:13.03 ID:jgSOiixy0
剣「!!!!!!」

切嗣「…(こいつの能力も見ておきたいし…な…)」

剣「!!!!!!!!!!!!!!!!!」

切嗣「(ん?…なんだ…さっきから異常に空を指差して…)」
ヒューン!!
切嗣「な… タイm…剣「ガキーン

???「やるな…」

切嗣「…アーチャーのサーヴァントか」

アーチャー「セイバーのマスターいきなりで悪いがその命貰うぜ」

切嗣「…(ギルガメッシュではないな……僕のサーヴァントがアーサー王でなかった時点で察してはいたがやはり全てのサーヴァントが変わっているか)」


38: cki2332 2017/01/14(土) 23:06:06.66 ID:jgSOiixy0
剣「!!!!!」

弓「ん?なんだもしかしてお前喋られないのか」

弓「そうか令呪を使われたな…ひでぇ事しやがるマスターだ其れじゃ宝具も撃ちようがねぇな」

弓「まぁいい 引け目を感じるがやらせて貰うぜ」
ヒュンヒュンヒュンヒュン

剣「ふううぬうううああぁあああああ!!」ギンガンガィンガン

切嗣「!?」

弓「!?」

切嗣「(馬鹿な…絶対命令権である令呪だぞ!?令呪を破る事なんてどんな英霊であっても破れる事はないはずだ…このセイバーは一体…)」

剣「ふぅ↑久々の我が声!!うむ!!流石いい声だ!!」






39: cki2332 2017/01/14(土) 23:33:14.22 ID:jgSOiixy0
剣「さらに見よこの肉体美!!」

弓「…」

剣「見とれすぎて何も言えぬか!!ふははは」

弓「(こいつはなんなん…)」

ヒュン
弓「!?」

剣「何をしている既に戦は始まっているぞ?考え事などしていると一瞬でその体は塵になるぞ」

弓「チッ」

ビュン

弓「!!!」

剣「どうしたどうした弓兵など所詮近づけばただの虫と変わらなずぞふははは」

40: cki2332 2017/01/14(土) 23:42:00.19 ID:jgSOiixy0
弓「(この速さ…なんなんだ…)」

剣「ほれほれほれほれほれほれほれほれほれほれほれほれ」

弓「ぐっ…くっ…」

剣「もっと!!もっと!!血をみせろ!!ふはははは」

弓「っ…(このままでは負ける…やるしかない!!)」

剣「ふはははひははは!!」

弓「…我が天秤よ…」

切嗣「…!マズイ」

切嗣「セイバー戻れ!!」

剣「ひはははははははははははは」

41: cki2332 2017/01/15(日) 00:07:50.37 ID:/DLB6WrH0
切嗣「(制御が効いていないだと!?…あれではまるでバーサーカーではないか)」

弓「我が手に幸運の籠を…」

剣「はははひひひひひひひひひ」

弓「(必中必死の甲皮の矢)ストレングスパイル」
シュゥーンドーーン

切嗣「くっ…ぐっ…うおお…」

弓「ふっ流石に死んだだろう…後はセイバーのマスター剣「…」シュゥ…




48: bki2332 2017/01/15(日) 23:32:24.93 ID:/DLB6WrH0
弓「馬鹿な!?俺の宝具が貫いていないだと!?」

剣「ふふふ…ひひひひ…ががが…はははははははははは」

弓「しかも俺の宝具を片手で受け止めるなど貴様本当にセイバーか!?」

剣「ひひひひひはははははははは」

弓「こんな…こんな化け物じみた英霊なんぞ聞いたことがない!!」

剣「シュウ…

弓「!!よく見れば傷が治っている…こいつはまさか…いや…だがしかし…くっ…一旦引かせて貰うぜ!!」シュバッ

剣「はははは…はは…ふぅ↑」

切嗣「ぐ…(危なかった…あのままでは…やられていた…)」

剣「おおっと…大丈夫ですか?マスター」

切嗣「…(やはり喋っているな…更に言えば理性もある…このサーヴァントについては最知っておく必要があるか…)」




49: cki2332 2017/01/16(月) 00:11:02.91 ID:MTe8Lzjk0
------------------------------------
弓「すまねぇ…マスター仕留め損なった」

ケイネス「宝具まで使ってか!!」

弓「…」

ケイネス「宝具を敵に見せただけでは飽き足らず霊力まで消耗して帰って来るとは!!」

弓「だが…」

ケイネス「だが…なんだ?お前はボロボロに負けているではないか!!もういいお前には今後一切無断での宝具使用を禁ずるいいな?」

弓「あぁ…」

ケイネス「分かったなら外の警備でもしてこい!!この役立たずめが!!」

弓「(チッ…俺がこんな扱いを受けるのもあのセイバーのせいだ
次あったら確実に殺してやるぜ)」







52: cki2332 2017/01/17(火) 01:04:00.00 ID:EWuutcwm0
とある小屋
切嗣「…さて…と…」カチッスパー

切嗣「(セイバーが戦闘中に狂化及び令呪無視…か…)」

切嗣「(サーヴァントのクラス変更なんて聞いたことがないが…このセイバーは何かしら特別なサーヴァントなのか…)」

切嗣「(…今はまだ情報が少なすぎるか…)」

切嗣「(取り敢えず各マスターの攻略をしつつセイバーの扱いを決めるとするか)」

切嗣「(先程の戦闘でアーチャーの正体は分かった…必中必死の甲皮の矢…百発百中で尚且つ七枚重ねた甲冑を一矢で貫通させたと言われる養由基に間違いないだろう…)」

切嗣「(先程の戦闘では圧倒的にこちらが有利だったためあのアーチャーのマスターを先に特定して仕留めたいところだ)」




53: cki2332 2017/01/17(火) 01:41:30.75 ID:EWuutcwm0
切嗣「(幸いあの辺りはケイネスの家にも近かった事もありあのアーチャーがケイネスの物である確率が高い…故に…万全の策を用いてケイネスに挑める訳だ…)」

切嗣「それでは今回はこちらから赴いてやろう…ケイネス…」

-------------------------------
ケイネス「あの愚かもののせいで最初から不利な状況になるとはこれではケイネス アーチボルトの名が汚れてしまう」

ケイネス「セイバーとは暫く…戦いを見送るべきか…だが……」

ケイネス「取り敢えずまだ逆転できるすべはある例えサーヴァントが能無しだったとしてもセイバーのマスターさえ殺せさえすれば勝機はある…」






56: cki2332 2017/01/17(火) 22:38:19.49 ID:EWuutcwm0
今日も張り切って投下していきます

???「で?勝率は如何程かなケイネス・エルメロイ・アーチボルト君」

ケイネス「な…なななな…誰だ!?」

???「まぁ名乗ってやってもいいだろうどうせお前死ぬしな」

ケイネス「死ぬ?何をバカな事をこの私が死ぬはずないだろう!!それより名を名乗れ!!」

???「やれやれせっかちな野郎だ ゼルレッチと言えば分かるか?」

ケイネス「ま…まさかカレイドスコープ(万華鏡)のキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグか!?」

ゼルレッチ「やれやれその名は嫌いだと言うにまだその異名がついているとはな」

ケイネス「な…なななな何故ここにいる」
















57: cki2332 2017/01/17(火) 23:09:00.29 ID:EWuutcwm0
ゼルレッチ「俺が居たい時に居たい場所にいて悪いか?」

ケイネス「き…貴様分かっているのか!!貴様がいる時点でこの世界にどれ程の影響力を与える事になるか」

ゼルレッチ「そんなのいつもの事だ気にする必要はない。其れよりお前死んで死んで死にまくるぞ」

ケイネス「さっきから何を言っている」

ゼルレッチ「ただの忠告だ何、別に気にしなくてもいい」

ケイネス「何!?」

ゼルレッチ「気にしてもしなくてもお前は死ぬしな 只お前があのセイバーのマスターと協力し会えば別だがな」

ケイネス「私にセイバーのマスターと共闘しろというのか!?」

58: cki2332 2017/01/18(水) 01:05:22.65 ID:DBkyHXis0
ゼルレッチ「何、もしもの話だ決めるのはお前自身だ」

ケイネス「決めるもなにも有るはずないだろう!!絶対に」

ゼルレッチ「そうか…まぁ一応忠告したからな後は自由にしろじゃぁな」ヒューン

ケイネス「なんだったのだ…一体…いきなり私が死ぬだったり死にたくなければセイバーのマスターと協力しろと言ったり」

ケイネス「だが…もし仮にも言っていることが事実だとすれば…」

---------------------------------
ケイネスの家前
切嗣「…(さてケイネスの家の前まで着いたはいいが妙だ)

切嗣「(見張りやそれらしい気配が全くしなかったケイネス程の魔術師が家の周りに易々と魔術師を招き入れるなどしない筈だ)」

切嗣「(それに今は聖杯戦争中もあって警戒も厳重になっているはずだが…門が開いているこれは罠か?それとも…もう襲撃された後なのか?)」

切嗣「(どちらにしろ都合がいい…)」

切嗣「(罠であれば奴の魔力を使っての攻撃だろう…ならば起源弾の効力が発揮できる…後者であればラッキーだったくらいだろう)…」

切嗣「それではいくか…」


61: cki2332 2017/01/19(木) 21:49:54.46 ID:qI0iypEM0
切嗣「…」スッ

キィ…(扉を開ける音)

切嗣「扉の前で待ち受けて襲ってくると思っていたが何もないか」

切嗣「…奴がここまで僕を招待するって事は……」

キィーン

切嗣「やはり罠か!!(タイムアルターダブルアクセル!!)」スッ

ドゴオオオオオン

ケイネス「避けたか…だが妙だ…何故か避けられ事を知っていた気がする…」

ケイネス「…やはり奴の言っていたことは…いいや…それでも!!私はー」

切嗣「ケイネス!!」カチッ ダダダダダダダダダ

ケイネス「貴様!!銃を使うか!!やはり貴様だけとは!!」

切嗣「(さっきから何を奴は言っている?)ダダダダダダダ

ケイネス「貴様だけは殺す殺す殺すころ」

切嗣「(それに先ほどから奴の金属状の液体が不規則になってきてい)

ケイネス「あああああああああアアアアアア」

切嗣「な!?」

ケイネス「アタマがぁアタマがぁああああアタマガァ割れる割れる割れる割れる割れる割れる」ガンガンガンガン

切嗣「(どうしたって言うんだ一体!?)」

ケイネス「割れる割れる割れるワレルワレルワレルワレル」













62: cki2332 2017/01/19(木) 22:10:08.76 ID:qI0iypEM0
切嗣「(僕はまだ何もやっていないぞ!?なんだこれは!?)」後退りしながら

ケイネス「アアア”ア”ア”ウッ……オウェ」ドパッ ジュゥ…

切嗣「なっ!?く…黒い泥だと!?馬鹿な!?まだ聖杯から溢れても居ないはずの泥がなぜ!?」

ケイネス「エエエエエエエエアアアアア」ドパッドバッドボドボドボドボ ジュウ……ジュウ…

切嗣「なっ!?広がって行っているだと!?」

切嗣「奴も聖杯の器としての可能性があったのか!?いや…だが…」

ケイネス「ゴボッゴボボボボボボボボボボ」 ジュウ…ジュウ…ジュウ…

切嗣「くそっ!!考えている暇はないか!!!!どうにかして奴を止めなければ!!」

66: cki2332 2017/01/21(土) 01:33:12.01 ID:oYoi9qEu0
切嗣「(だが如何すれば泥は止まるというんだ)」

切嗣「(奴を殺せば前の様に泥の汚染が広まる可能性がある)」

切嗣「(奴を野放しにしていればそれでも泥の汚染が広まるだけだ)」

切嗣「(こうなれば舞弥に一人でもこの冬樹市から逃がすように...)」

切嗣「(いやそれではダメか)」

切嗣「(あの泥は一気に吐き出されれば人の速さなど超えた速度で汚染していく)」

切嗣「くっ...八方塞がりってやつか...」

???「おやおやお困りかい?セイバーのマスターさんよ」

切嗣「...アーチャー...か...」

弓「おいおいその反応はなんだ」

弓「今お前は敵のサーヴァントに見つかったんだぜ?」

弓「それにお前は自分のサーヴァントを連れていない」

弓「要するにだお前は今隙だらけなんだぜ?」

弓「もっと焦ったらどうだ」二ヤッ

切嗣「...(マスターを失ったサーヴァントは自らの魔力が持つまで現界出来るんだったか)」

切嗣「(流石にあれを相手にしながら泥の侵攻は防げないか...)」

切嗣「ここまでか...煮るなり焼くなりしろ」

弓「そうかいならお言葉通り殺してやるよ」ギぃ 

弓「お前らにはムカついてたんだ」

弓「だから次あったらよ」

弓「殺そうと思ってたんだよ!!」スパーン















67: cki2332 2017/01/21(土) 02:04:44.81 ID:oYoi9qEu0
切嗣「....セイバー第二の令呪をもって命じるアーチャーを倒せ」ボソッ

剣「ふん」ガキン

弓「なっ!?」

剣「やはり遅いですな....」 ズバン

弓「が...ハッ..汚ねぇ....」 シュウウン

切嗣「...(慣れてるさ...もう)」

切嗣「続けて第三の令呪をもって命じるセイバー宝具を使いケイネスを...殺せ」

剣「分かりました!!マスター」

剣「私が後悔の懺悔」

切嗣「(結局どうしようもないなら...せめて泥がこの冬樹市だけで留まるようにするしかない....)」

剣「全て戻すこと之叶わぬ」

切嗣「(結局の所これが......最善なのだ....)」

剣「故に私は未来へ希望を与えいる」

剣「デウ ???「エヌマ・エリシュ!!」

剣「ぐはっ」ガキーン

切嗣「な?!」

切嗣「(鎖だと?!)」

???「ふぅ....危ない危ない冷や冷やしましたよ全く」

???「マスターも無茶苦茶ですね....」

切嗣「(マスター?こいつも誰かのサーヴァントなのか?)」

切嗣「(それよりもこれは不味い!!令呪を僕は全て使いケイネスは殺せていない!!)」





68: cki2332 2017/01/21(土) 02:38:35.95 ID:oYoi9qEu0
切嗣「もういよいよ打つ手.......ぐ.......う」

切嗣「(体の中から何かがあがっ...て)」

切嗣「ウォエ.....」びちゃっジュゥ...ジュゥ...

切嗣「(聖杯の泥........が?!)」

切嗣「エエォォォオ」どぼっどぼどぼ

???「へぇ....これの為だけに僕を偵察にさせたのか」

???「確かに面白い男だね...こと..」

切嗣「(だれ...................)」どぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ
--------------------------------------------------------------------------------------------------
「もう...これで何人目だろう」
「後何回だ...」
「後何人だ.....」
「私の”正義”を邪魔するものは」
-------------------------------------------------------------------------------
とある小屋

切嗣「八ッ」

切嗣「ハァハァハァハァ」

切嗣「!!」バっ

切嗣「僕は....僕の中から聖杯が出てきて....」

切嗣「!!冬樹市は!!冬樹市はどうなったんだ!!」ドン 扉を思いっきり開ける音


切嗣「え?」

冬樹市の夜の光景

切嗣「な...なぜだ!?あれ程の泥で汚染されないのか?それとも小規模で済んだのか?!」

69: cki2332 2017/01/21(土) 03:16:36.55 ID:oYoi9qEu0
切嗣「だ....ダメだ....頭が追い付いて....」 手の甲を見る

切嗣「令呪が....二画ともに残って....はは...」

切嗣「はははははは」

切嗣「いや...実にリアルな夢だった...」

切嗣「あの聖杯による地獄の再現とは」

切嗣「僕も余裕が無くなってきているのかな」

切嗣「もしあれが聖杯の呪いの付加で毎日見せられる夢だとしたら堪ったものじゃないな...」

切嗣「ふっ..まぁだが所詮夢だ後々なれてくるか」

切嗣「さて..と十分な睡眠とは言えないが少しは眠れたんだ」

切嗣「ケイネスの家へ行くか...」
---------------------------------------------------------------------

73: cki2332 2017/01/22(日) 03:26:19.85 ID:d/33Ux8H0
ケイネスの家付近

切嗣「....」コツコツコツコツ

切嗣「...(ここに来るまでに何も起きない..)」

切嗣「...ただの...偶然だろう」コツコツコツ

ケイネスの家前

切嗣「......」ピタッ

切嗣「扉が....開いてい....る」

切嗣「ここまで一致しているのか...」

切嗣「流石に...偶然...ではすまなくなったか..」

切嗣「(僕は戻ってきているのか?)」

切嗣「(だが戻っていると考えても僕が戻る原因はアイリが関わってだけの事じゃないのか)」

切嗣「(あの状況は寧ろ聖杯にとってみれば外へ出られるのだから都合がいいんじゃないのか?)」

切嗣「(分からない...何故戻される羽目になっているんだ)」

切嗣「(聖杯は一体なにを考えている..)」

切嗣「(聖杯について考えても仕方がない...)





74: cki2332 2017/01/22(日) 03:45:00.25 ID:d/33Ux8H0
切嗣「(今は兎に角...戻されている原因を見つけなければ)」

切嗣「(あの時僕はセイバーに令呪を全て使い)」

切嗣「(クラス不明のサーヴァントに襲われ)」

切嗣「(....その後僕は..泥を吐き出して...)」

切嗣「(吐き出して....意識が飛んだんだ..)」

切嗣「(考えらえる原因としたら令呪の全使用だけか?)」

切嗣「(だが...そうなるとケイネスの対策をどうすればいい)」

切嗣「(ケイネスに聖杯としての可能性があるんだ)」

切嗣「(そんな奴を宝具なしで倒せば聖杯が器を得てしまう

75: cki2332 2017/01/22(日) 04:21:00.29 ID:d/33Ux8H0
切嗣「(そうなれば聖杯がクラス不明のサーヴァントにより持ち出され厄介な事になってしまう)」

切嗣「(かと言ってセイバーに宝具を使わせても令呪を一画消費してしまい後々不利な状況が続いてしまう)

切嗣「(となると作戦は変更になるがケイネスは諦めて他のマスターから攻略を...)」
キィーン

切嗣「しまっ ヒューン

どごおおおおおん

切嗣「ぐぅ.....」

ケイネス「扉が開いている前で留まるとは賢明な判断だが」

ケイネス「私とてそれを考えなかった訳ではないぞ?」

切嗣「(しまった....奴は頭の切れる奴だった...)」

切嗣「(あそこで考え立ち止まるなら僕でも後ろから殺る)」

切嗣「(くそっしかし致命傷は避けられたが左腕が切られてしまった)」

切嗣「(状況的に完全に僕が不利だ)」

切嗣「(こうなれば少し早いが令呪を使って奴を早々に倒す!!)」

切嗣「令呪を
キィーン

切嗣「くっ....タイムアルタートリプルアクセル!!」

切嗣「(やはり早々簡単には令呪を使わせてくれないか)」

78: cki2332 2017/01/22(日) 21:09:21.98 ID:d/33Ux8H0
切嗣「ぐっ...くっ...」ドパ

切嗣「(それにやはりタイムアルターのせいで流血が激しくなってしまった)」

切嗣「(使うとしたら後1、2回程度にしなければ動けなくなってしまう)」

ケイネス「まるですばしっこいゴキブリのような男だな貴様」

ケイネス「だが既にその腕の流血では逃げることも隠れることも出来まい?」」

切嗣「...」

ケイネス「ここまでだなセイバーのマスターよ」

切嗣「いいや...まだだだよ」っ閃光手榴弾 

ケイネス「な....」

ピカァ

ケイネス「ぐぬぬぬぬぬおのれぇ...」ビキビキ

ケイネス「それでも貴様魔術師か!!」

ケイネス「いけ!!!探せ!!奴を炙り出して殺すのだ!!」

切嗣「はぁ...はぁ....はぁ...はぁ...ぐっふっ」どぱどぱどぱどぱ

切嗣「はぁ...はぁ...なんとか...奴から..隠れる事は.....ぐっ」ドばっ

切嗣「出来たか...はぁ...はぁ.....」ドババ

切嗣「っ...今の内に.....はぁ...はぁ...」

79: cki2332 2017/01/22(日) 21:30:57.79 ID:d/33Ux8H0
切嗣「令呪を...はぁ...用いて...はぁ...はぁ...命じる」

切嗣「セイバー...ケイネスを...倒...せ」
キィーン 

切嗣「見つかっ...」

バーン ギぃぃン

剣「呼ばれて直ぐ出る私流石かっこいいなぁ!!」

剣「そう思ないか?マスターよ!!」

切嗣「はぁ...はぁ...いいから奴をやれ...」

剣「おおっとそうでしたな」

剣「マスターはそこで待ってて良いですぞおおお!!すぐ殺ってきますのでふははははは」シュッ

切嗣「後はセイバーに任せるとして取り敢えず僕は..はぁ..はぁ..早く止血しないとな...」

--------------------------------------------------------------------
ケイネス「ぐぬぬぬうううううう!!又しても避けられたか!!!!!あの害虫めがああああ!!!」

ケイネス「こうなれば!!!アーチャー!!!宝具の解放を許す!!!!全力で奴を殺せ!!」

弓「はいはいっと」

弓「(ふっ...糞マスターに命令されるのは癪だが都合がいいぜ!!)」

弓「あの時の恨み今晴らして

剣「どぅうおおおおおおおおお!!!!!」シューンドン!!

弓「な..」シュバッバっバっバっ

弓「へぇ...そっちから来てくれるとは有り難い....ねぇ!!!!!」シュパシュパパパパパパパパパ

剣「ふんんんんんんん」 シュックルリンシュシュシュシュシュ

弓「ちょこまかと動きやがって!!!!うざってえええええ!!!!!」

剣「ふははははははははは私が一度戦っている相手だ」

剣「お前の矢など既に見切れておるわ!!!」

83: cki2332 2017/01/24(火) 01:21:30.15 ID:YuU2PGHj0
弓「くそっ奴に勝つにはどうすりゃいいってんだ」

剣「私には勝てるはずもなかろうがふははははははははは」ばっシューン

弓「くっ....う...うおわああああああ」

剣「なんだ?逃げ腰かその程度で英霊とは...とんだ恥者だなぁはははははひはははははあ」

剣「ほれ!!もう追いつい ドン!!グサッ

剣「あはは...は?ごふっ...」がくん

弓「確かに英霊としては"私”は恥者かもしれませんねぇ...」

剣「....お主....今の今まで...ごふっ....偽って...がふっ..おったな..」どばっ

弓「偽って?いえいえ偽ってはいませんよ」

弓「あれも私の”宝具の一種”ですよ」

剣「げほっ...ごほっ...こんな矢など...」ぐぐぐびしゃびしゃ

弓「無駄ですよ無駄...貴方神性の方でしょ?」

剣「お主...すで......」どしゃ...シュゥウン.....

弓「やはりこのやり方に限りますね....さて後は」
-------------------------------------------------------------------------------

切嗣「なんとか...止血が間に合ったが...」時計を見る

切嗣「あれから20分以上たっている....おかしい」

切嗣「奴であれば...1分も掛からないはずだが....」

切嗣「様子を見に.....」

切嗣「(令呪が.....消えた...だと?)」

切嗣「(そんな馬鹿な?!何かのイレギュラーでも起きたのか?!)」

切嗣「(それとも既に謎のクラスのサーヴァントに襲撃されたのか?!)」



84: cki2332 2017/01/24(火) 02:12:14.62 ID:YuU2PGHj0
切嗣「くそっ....これはとんだミスだ...」

切嗣「このままではあの泥が....泥...」

切嗣「(そういえば僕は令呪を全て使ってはないにしろ)」

切嗣「(令呪を全て使った扱いと同じ筈だぞ....なのにあの胸から来るような泥は来てはいない...)」

切嗣「(それにケイネスの泥も.....)」

切嗣「(まて...何か引っかかる点があるぞ...)」

切嗣「(何故ケイネスの泥がまだ起きていないのに謎のクラスのサーヴァントがセイバーをやる?)」

切嗣「(奴は最後に無茶苦茶だと言っていた...つまり咄嗟の命令だった可能性が高い)」

切嗣「(更に僕はケイネスを殺ろうとしていた)」

切嗣「(もし、あの時点でケイネスを守ろうとしていたのだと考えるとするとそんな僕を放っておく理由があるか?)」

切嗣「(いや普通ならそんなリスクを背負おうとは思わないだろう...)」

切嗣「(寧ろそんな奴がいれば余程無能な奴ぐらいだ)」

切嗣「(ならば普通に考えればあの時ケイネスではなく」

切嗣「(ケイネスから出た泥を見て、そんなケイネスを殺そうとするセイバーを咄嗟に止めに入ったに違いない)」

切嗣「(故に泥が出ていない今回考えられないが原因は一つしかないだろう」

切嗣「ケイネスのサーヴァント.....奴か...」




88: cki2332 2017/01/25(水) 01:06:31.02 ID:/g63EJRQ0
切嗣「(しかしどうやってセイバーを奴が倒せたんだ?)」

切嗣「(セイバーはどう考えてもあの英霊に負ける要素はなかったはずだ..が......!!)」

切嗣「しまった!!!」ざっ

弓「おい、元セイバーのマスターさんよ俺からは逃げられないぜ?」

切嗣「くっ....」

弓「さて..ここで問題だ」

切嗣「.....いきなり一体何をしたい」

弓「問題だと言っているだろ?黙って聞け」

切嗣「......」

弓「どうして俺は此処に現れたでしょうか?」

切嗣「それは僕を殺すためだろ」

弓「ではどうして殺すはずの人間に今俺は話かけていると思う?」

切嗣「お前がそういう趣味だからだろ」

弓「では...どうしてこんな質問をする意味があるんだろうな?」

切嗣「それは..........」

弓「それはな、既に”目的”は達成してるからだよ」

切嗣「目的?一体何のことだセイバーを殺す事と僕を殺すことじゃないのか?」

弓「あぁそうだな本来はそうだな....」

切嗣「本来はだと?」

弓「あぁ..そうだまぁ...今は違うってことだ」

切嗣「違う?さっきからお前何.....!!」

弓「言ってることは既に分かってるはずだぜ?ききっ」

切嗣「お前!!それでも英雄なのか?!」くるっだっだっだ(走る音)

弓「そうだな...英霊じゃないかもな」ニヒッ(下種な笑い方}



92: cki2332 2017/01/25(水) 23:45:46.26 ID:/g63EJRQ0
切嗣「はぁはぁ....はぁはぁ....はぁはぁ...」ぽたっ....ぽたっ

切嗣「はぁ....はぁ....はぁ...」ぽた..ぽた...ぽた

切嗣「はぁ.....はぁ...」バンッ

ジュゥ...ジュゥ...ジュゥ...ジュゥ.....

切嗣「やはり...か!!」

切嗣「僕は必然的に泥が出るなら聖杯が必ずでると思っていただが!!」

切嗣「どうしてあの汚染された泥が聖杯だけからでると思っていたんだ!!」

切嗣「そもそも泥はアンリマユの呪いみたいなものだ...」

切嗣「呪いに実態はないが移す事はできる」

切嗣「どうやったかは知らないがケイネスに何故かこの時点に呪いが移されたと考えるなら」

切嗣「奴が死ねば泥を吐き出すことは明確だったんだ...」

切嗣「くそっ!!先入観に囚われすぎて本質を見失っていた」

切嗣「...泥が吐き出された今...セイバーもいない今もう打つ手は..」


93: cki2332 2017/01/26(木) 00:11:37.79 ID:wlnY7PCL0
ズルッ...ズルッ...

切嗣「ん?なんだ?この音は..」

ぴちゃ...ぴちゃ,,,ぴちゃズルッズルッびちゃびちゃ....人の影

切嗣「!!な....!?この泥の中生きている奴がいるのか!?」

ズルッズルッズルッズル....

切嗣「こっちへ来....」

「あ”ぁぁぁぁあああああああああああああ”」

切嗣「死徒だと?!何故こんな所に?!」

切嗣「な....は....え?」

ワンピースの格好をした使徒「あ”ぁぁぁぁああああぁぁあぁぁあああああ”」

切嗣「シャー......レイ?」

切嗣「あ...あああああああああああああ...あああああああああ」

切嗣「どうして...どうして...今に...今になっ...」 

コートをした使徒「うぅぁぁぁ”ぁぁ”ぁぁぁ”」

切嗣「?!なん...だ....これ...わ?」

切嗣「夢か?!夢なら覚めてくれ!!!頼む!」

切嗣「どうして...どうしてなんだ..どうして今になってあの二人が」

切嗣「う....おえっ...おえっおええ」びちゃびちゃびちゃびちゃ」

切嗣「うっぅううう.....」

切嗣「はぁ...はぁ...はぁ..ごくん」




96: cki2332 2017/01/27(金) 00:23:34.48 ID:BF81lDfl0
投下しています

切嗣「う...うう...うう...」

切嗣「くそ!!くそ!!!何なんだ何なんだよ!!!!」どんどん

切嗣「どうしてなんだ!!!どうしてそんな...そんな姿になってまで僕に今このタイミングで見せつけに来たんだ!!!」

切嗣「もう一度...もう一度僕が...僕が殺さなければならないのか!!もう一度今度は確実に手を下せっていうのか?!」

シャーレイ(使徒)「あ”あ”あ”あ”あ”」

ナタリア(使徒)「あうぁあああ”ああああ”」

切嗣「な....なぁ!!頼むから...頼むから何か何か言ってくれよ!!!ナタリア!!シャーレイ!!!!!!!!!」

シャーレイ(使徒)「あ”あ”あうああああああああああ」」

ナタリア(使徒)「ああああ”ああああ”う”う”あああああ」

切嗣「そんな...僕に...僕にこんなこんなぁ...」銃口を向ける

切嗣「こんな...こんなぁ!!残酷な...残酷なことがある...あるだなんて!!!」ぐぐぐぐ

切嗣「い...いやだ!!嫌だ!!...嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だあああ」ぐぐぐぐぐぐぐ

バンッ

シャーレイ(使徒)「あぅぁぁぁぁあぁ」

バンッ

ナタリア(使徒)「うぅぁぁぁぁぁ」

バンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッカチッカチッカチッカチカチカチ

シャーレイ(使徒)「....ぁぁぁ...」

ナタリア(使徒)「...ぅぅぁぁ...」

切嗣「あ....ああ...ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

切嗣「う....うわあああああああああああああああああああああ」

切嗣「うあああああ...え?」

今まだ殺してきた者の使徒「あ””う””ぁ”””ぁぁぁあぁああ”ぎぎぎぎあ”あ”あ”」

切嗣「は...はははは...あははははははははあははははははははっはあはあははははあはっははあははは」ドスッ(足から崩れ落ちる)







97: cki2332 2017/01/27(金) 01:08:28.59 ID:BF81lDfl0
切嗣「こんな......こんなの......どうしようもないじゃ..........ない......か....」

切嗣「もう..無理だ.....無理だよ....ははは.........」

ゴソッ(服の中から弾丸を取り出す)

切嗣「弾丸は予備の弾丸が一発......はは....これはナタリアから教えて貰ったんだったな....」

切嗣「自殺用の為に一発は必ず残しとけ....か.....ははは.....懐かしいな.....」カチッ

切嗣「こんな地獄からは......さようなら......だ.....」ぐぐぐぐぐぐ

         ダァン
-----------------------------------------------------------------------

「一人を友人を悪にした故に殺した」

「他人も大多数も悪にした故に殲滅した」

「私は悪であればよかった、それでも悪は嫌だ」

「正義でなければよかった、それでも正義でないと嫌だ」

「だから正義を遂行し続けた」

「そして私は何も見えなくなった」」

---------------------------------------------------------------------------
とある小屋

切嗣「.........」パチリ

切嗣「......もう...何が現実で何が虚像なのか....何が....何が何だか....」

切嗣「....もう一度やり直せる.....だから?だからどうしたって言うんだ!!!!!!!!」

切嗣「この愚か者め!!!このっ!!このっ!!!!」バンッバンッバンッバンッ(壁を叩きながら)

切嗣「何故だ!!何故だ衛宮切嗣!!なぜ割り切れなかった!!何故あの時手が動いてしまった!!!」

切嗣「どうして!!!どうして僕は!!!!!制御しなかった!!!!何故だ!!何故だああああああああああ!!!」

切嗣「はぁ...はぁ....はぁ....はぁ」

101: cki2332 2017/01/27(金) 23:10:47.53 ID:BF81lDfl0
      ドスッ(地面へ倒れる音)

切嗣「一人を殺せば...それ以上の犠牲を出さずに助ける事が出来る」

切嗣「だから....僕は愛する人でも殺したさ....」

切嗣「今回だってその為に殺したはずなのに...」

切嗣「全てを無意味にしてしまった....一番やっては行けなかった」

切嗣「寧ろ此れでは惨殺と何が変わらない?」

切嗣「一人だって救えちゃいない...」

切嗣「意味のない只の殺戮だ...愛する人を只...殺した」

切嗣「それも...この手で...この目で苦しむのを見ながら」

切嗣「確実にやってしまった....」

切嗣「これから同じよう...に.....無意味な殺戮を繰り返しながら僕は....」

切嗣「悪だ...僕は只の悪だ.....聖杯となんら変わらない悪だ」

切嗣「僕は...僕はどうすれば......」
      ピカァァァァァン

切嗣「なん....だ?!」

???「汝、抗う力が欲しいか?」

切嗣「これ....わ?」

???「我は世界の意思そのもの我と契約せしめれば汝に聖杯に抗う力を与えん」

切嗣「力...を?聖杯を超える力をくれるのか?」

世界の意思「汝に力を与えれば、故に我と契約する事となりて、故に世界の意思そのものになる」

切嗣「世界の意思...?つまり僕は力を受ければ世界の意思と同調することになるのか?」

世界の意思「世界の意思つまり、汝の魂受け継ぐことなり」

切嗣「...つまり死んだら世界に囚われるってことか.....」

世界の意思「再度問おう汝、我と契約せしめるか?」




102: cki2332 2017/01/27(金) 23:36:29.07 ID:BF81lDfl0
切嗣「(もうこの意味のない殺戮を止めることが出来るなら.....)」

切嗣「いいだろう...契約してやる」

世界の意思「汝、契約は此処に成立す」

シュゥウウウン

切嗣「.....これで何か変わったの...か?」

切嗣「とにかく是で....もう無意味な惨殺をしなくて済むのか..」

切嗣「.....それならば....もう終わらせに行こう....」

 ぷるるるるぷるるるるるる

切嗣「舞弥か?あぁ僕だ急だが今すぐアイリと合流したい....あぁ..ああそこで待っててくれ」

切嗣「.......やっと...やっとあぁ...やっと僕の聖杯戦争が終わる....」

----------------------------------------------------------------------------------
ブーン

車の中

アイリ「どうしたの?急に切嗣」

舞弥「きっと何かよくない事があったのでしょう」

舞弥「大丈夫ですよ切嗣の考えです何か策があるのでしょう」

アイリ「....そうだといいけれど...」

舞弥「ほら着きましたよ」



106: cki2332 2017/01/29(日) 00:44:53.65 ID:Oda2VPBl0
ガチャッ

アイリ「有難う舞弥...」

舞弥「いえ、気にする必要はないですよ」

アイリ「それじゃ...行ってくるわ」

舞弥「....切嗣......」



アイリ「切嗣どこ?」

切嗣「こっちだアイリ」

アイリ「どうしたの切嗣?何かあったの?」

切嗣「....あ...あぁ..そうだね...言峰綺麗が今君を狙っていると知ってね」

アイリ「言峰綺麗が?!」

切嗣「あぁ....それで君にちょっとこの首飾りをつけてもらいたくてね」

アイリ「その首飾りわ?」

切嗣「只のお守りだよ....君を守ってくれる....あぁそう守ってくれるね...」

アイリ「そう、じゃ切嗣つけて」

切嗣「あぁ......」

切嗣「(この首飾りには、着けて5秒後に爆発する用施してある...)」

切嗣「(だから...僕がこの首飾りを着ければアイリを.........)」

切嗣「(これも....これも....人類の未来のためだ)」

アイリ「どうしたの?切嗣?着けないの?」

切嗣「あ...あぁつ....着けるよ」

切嗣「(迷うな...迷うな...今まで散々やってきたことだろ...)」

切嗣「(あの時のような思いよりは...あんな思いよりは...)」

スッ

アイリ「有難う切嗣 」

切嗣「(5....)」

アイリ「ねぇ切嗣...」

切嗣「(4....)」

アイリ「似合ってる?」

切嗣「(3.....)」

切嗣「あぁ....とても」

切嗣「(2....)」

切嗣「似合っているよ」

切嗣「(1.....)」

切嗣「アイリ.....」

アイリ「よかっ バァアアアアン

びちゃびちゃびちゃぶちゃ

切嗣「........これで.....後は...」

シュゥゥン




107: cki2332 2017/01/29(日) 00:56:48.56 ID:Oda2VPBl0
アイリ「久々ね...切嗣また、私を殺したわね」

切嗣「......そしてまた、僕は君を殺す」

アイリ「ふふふふとんだ冗談ね...忘れたのかしら」

アイリ「私は貴方に永遠の苦痛の呪いを与えているのよ?」

アイリ「私をもう一度殺したところで貴方はこの永遠からは逃れられることはできない」

切嗣「それは...どうかな?」

アイリ「どういう意味かしら?」

切嗣「僕が君....いやお前以上の力をそしてお前を確実に殺せる手段があるとしたら?」

アイリ「ふ...ふふふふふあはははははははは」

アイリ「それこそ無理ね」

アイリ「私には実態が有るわけじゃない」

アイリ「だから殺されるという概念と死という概念は存在しないわ」

アイリ「例え英霊であったとしても私を殺すことなんて出来ないわ」

切嗣「...そいつはどうかな?」カチッ

アイリ「.......へぇ...もしかして貴方契約を結んだのね」

切嗣「....もう少し焦ったらどうなんだ」

アイリ「やってみなさい...ふふふふふふふふ」



108: cki2332 2017/01/29(日) 01:19:10.62 ID:Oda2VPBl0
切嗣「(なんだ...この違和感は....)」

切嗣「(おかしい...確かに僕は力を受け取っている筈だ...)」

切嗣「(しかも世界との契約だぞ....それ程の確実な契約な筈だ...)」

切嗣「(なのに...こいつは...落ち着き過ぎている....)」

アイリ「どうしたの?もしかして怖気づいちゃったの?ふふふふふふふふふふ」

切嗣「怖気づくものか....」

切嗣「(迷っていたとしても仕方ない...是で終わるんだ...是でもう)」
ドォォン

びしゃ

アイリ「あはっ..よく....やったわ切嗣.......これで貴方は真に.......永遠を手に入れられるわねあはははは」

切嗣「永遠?何を....」

アイリ「そう...真の...私の呪いの意味を理解して....もう一度...ここへ....くるわ」

切嗣「今...お前を殺したんだ...それはない」

アイリ「そう...だから...もう一度貴方は此処へそして...」

どぉおん...どぉおん...シュゥウウウウン

切嗣「終わったの.....か?」






114: ◆YmjwHbXvbg 2017/01/29(日) 21:17:22.09 ID:Oda2VPBl0
ゼルレッチ「故にお前のせいで余計終わらなくなった」

切嗣「....誰だ貴様」

ゼルレッチ「そうだな...まぁ気まぐれの老神父だ」

切嗣「(怪しすぎる...少し探りを入れてみるか...それに先ほどの言葉も気になる)」

切嗣「老神父だと?ならば聖堂協会の者か?」

ゼルレッチ「神父だからといって聖堂協会の連中と同じにしてもらっては困る」

ゼルレッチ「だからと言って魔術協会側の連中でもないがな」

ゼルレッチ「俺は俺自身であり、どこにも所属しようとは考えていない」

ゼルレッチ「と...話が逸れてしまったな」

切嗣「(どこにも所属していない?...フリーの魔術師か?そんな奴が何故...まだ...分からないな...もう少し探ってみるか)」

切嗣「それで老神父とやらが僕に何用だ」

ゼルレッチ「何、お前があれを殺した件についてだ」

切嗣「...どういう事だ?」

ゼルレッチ「時間がない...と言うよりも時間という概念が消失したに近しいか」

切嗣「.....(時間がない?何故あの中の者を殺したぐらいで...)」

ゼルレッチ「複雑な話になるが...そういえば貴様は、”固有時結界”が使えるんだったよな?」

切嗣「(何故出会って間もないこいつが僕の魔術の仕組みを...いいやそれより)」

切嗣「....それが...どう関係している...」

ゼルレッチ「貴様の魔術、固有時結界は、使用者が加速すれば本来の時間へ戻った時、加速した分だけ世界の修正力を受けるだろ?」

ゼルレッチ「それではだ...お前があの聖杯の中身を殺した事、それにより何が生じたと思う?」

切嗣「(生じた?あいつを殺した事と...僕の固有時結界..)」

切嗣「........いや...まさかだが、あり得ないだろ...」

ゼルレッチ「...あり得るんだよ」






115: ◆YmjwHbXvbg 2017/01/29(日) 22:10:18.01 ID:Oda2VPBl0
ゼルレッチ「さて..分かりやすいようにまずは最初の聖杯の方についてから話してやる」

切嗣「......」

ゼルレッチ「そもそも本来の聖杯は、魔術師が根源へ至る道の為に作ったものだ」

ゼルレッチ「その為に望みを叶える願望器として機能をさせていた」

ゼルレッチ「だが、聖杯が穢れた後では歪んだ形で願望を叶えるという代物になってしまった」

ゼルレッチ「ここまでは知っての通りだ」

ゼルレッチ「だが、本来の聖杯にも問題はあった」

ゼルレッチ「何故ならばその願いを叶えるという点にのみ皆が望むがどう行った手段でどう叶えるかは聖杯自身が決めるという事だからだ」

ゼルレッチ「つまる所、言い方によって歪んだ形でないにしろ本当に心から望んだものになるかと言われればそうとも言えない」

ゼルレッチ「そして今回、貴様はあの無理矢理やり直しを叶えた聖杯が穢れたものだと思っていたが実は違う」

ゼルレッチ「あれは泥を吐き出した後どういう訳か紛れもなく本物の聖杯になり、衛宮切嗣お前を見定めたのだ」

ゼルレッチ「だが、先ほど言ったようにお前は、そうとうも知らず”聖杯に望みをかけなければ良かった”という望みを言ってしまった」

ゼルレッチ「故に聖杯は、”聖杯に望みをかけなければ良かった”という望みを叶える為にお前が穢れた聖杯の呪いを抱えたまま」

ゼルレッチ「全てを聖杯に望みを本格的にかける前の時へと戻した」

ゼルレッチ「故に、パラドックスが生じ、呪いは本来の呪いから”呪いが発動されればまた、過去へと戻る”という呪いへと変わってしまった」

切嗣「だが...それではやはり、おかしい何故呪いまで過去へとついてくる?」

切嗣「全てを過去へと戻したならば呪いもまた解除され聖杯へと帰還するはずだ....」

切嗣「それに、呪いは発動されればというが発動という事は何か条件が必要だったのか?」

切嗣「そして何故...過去へと戻るという事になる...」

ゼルレッチ「そう一気に聞くな」

ゼルレッチ「だがそうだな、まずは呪いが過去へと戻された原因そして呪いの発動について説明してやる。」

ゼルレッチ「感謝しろよ?」

切嗣「いいから早く言え」

ゼルレッチ「若い奴らはこれだから....全く」

ゼルレッチ「まぁ...いい説明してやるよ」

ゼルレッチ「そもそも全てを戻すのはいいがお前自身は記憶を覚えているだろう?」

切嗣「あぁ..だがそれとどう関係している」


116: ◆YmjwHbXvbg 2017/01/29(日) 23:19:15.60 ID:Oda2VPBl0
ゼルレッチ「聖杯は、叶えたものの記憶がなければ叶えたとならない為叶えたものの記憶は保持させるだろう」

ゼルレッチ「だがここで問題が生じた世界の修正力をどうするか」

ゼルレッチ「それはな、叶えたその状態の人間を保持したまま、そしてそれ以外の者は前の状態で戻す」

ゼルレッチ「これはその状態の人間を送るのだから只のタイムスリップであるとして修正力は受けないこととしたんだ」

ゼルレッチ「故に、その状態つまり呪いを受けた状態でお前は過去へ戻される」

ゼルレッチ「そしてこのせいで本来呪いは死ぬまで苦しみ続けるだけという概念から」

ゼルレッチ「衛宮切嗣が苦しい状況になったら、苦しませながら死ぬという事になってしまった」

ゼルレッチ「そして最後の質問だ」

ゼルレッチ「過去へ戻るという事は要するにこの呪いが二つ存在する」

ゼルレッチ「だがここで、本当の聖杯の影響もあり事実と虚像という二つに分かれ不思議な事にもう一方は殺そうとし、もう一方は、生かそうとする」

ゼルレッチ「つまり綱引きだ...死ねば過去に戻しなかったことへ、そして戻れば死へ」

ゼルレッチ「全くめんどくさい構造の出来上がりだ」

122: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/01(水) 00:01:33.12 ID:r5Xn5QXJ0
ゼルレッチ「さて...」

切嗣「待て、何故お前は不明な言い方を所々する...」

切嗣「そこまで詳細に話すなら細かい部分も普通なら言えるはずだ」

切嗣「...お前何か僕にまだ..黙っておきたいことでもあるのか?」

ゼルレッチ「それを今話したとして状況は変わらないと思うが?」

ゼルレッチ「それよりも話を早く進めて今の状況の確認をしておいた方が良いと思うがな」

切嗣「あぁ...そうだなだが詳しく話さなければ後々に役立つ情報かどうかそして本当に信用に値する情報かどうか」

切嗣「それが事実無根である証明となるかどうかが分からない」

ゼルレッチ「...やはり貴様は思っていた以上に賢い男らしいな」

ゼルレッチ「だが今は話を進めさせてくれ」

ゼルレッチ「何せ俺にも今回ばかりは見ておくだけでは済まなくなってしまったからな」

切嗣「....どうやらお前にも訳ありらしいな」

切嗣「(見ておくだけ.....か.....大体のこいつの正体は掴めてきた)」

切嗣「いや..すまない話を続けてくれ」

ゼルレッチ「感謝する」

ゼルレッチ「...さて話を戻すが、先ほど言った構造が出来上がった事により世界にはとある均衡が生まれた」





123: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/01(水) 00:20:11.98 ID:r5Xn5QXJ0
ゼルレッチ「それは時間が必ず一定の間隔で戻るというものだった」

ゼルレッチ「何故か?それは簡単な原理だった」

ゼルレッチ「苦しい状況と言うものは必ずと言っていいほど同じ場面で起こりうるからだ」

ゼルレッチ「同じ状況に同じ人物がそれをどうにかしようとする」

ゼルレッチ「例え前回の内容を知っていたとしても運命から逃れる事はできない」

ゼルレッチ「必ず、その時間で苦しんだと記憶されればその時間で苦しむという風に設定されるからだ」

ゼルレッチ「もしこれに抗うとしたら、それは感情のない人間にしかなしえない」

ゼルレッチ「どんな手法どんな手段を用いた所で必ず抗うには、苦しむという感情が必要になってくる」

ゼルレッチ「故に絶対の法則であった」

ゼルレッチ「そうしてみると、この世界は衛宮切嗣という男により積んでいたように見える」

ゼルレッチ「だが、世界は世界が留まる事を許さなかった」

ゼルレッチ「その為衛宮切嗣に力を貸した」

ゼルレッチ「だが、これが大きな間違いとなった」



127: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/02(木) 01:05:17.63 ID:JbiOfr720
切嗣「僕が、爆弾で実像..お前の言う事実を殺したからか」

ゼルレッチ「そうだ、爆弾..之に魔術、魔法、魔力の類が入っているならば良かったん...だが」

切嗣「生憎...僕は彼女だけは普通の殺し方をしなければ為らない」

切嗣「と言う自己暗示染みた物に掛かっていたため普通の爆薬を入れてあったそう言いたいんだろ?」

ゼルレッチ「あぁ..そうだな付け加えるならお前はあの時完全に考える余裕が無くなっていた」

ゼルレッチ「世界の意思との契約、そしてその後の軽はずみな回答を選んでしまっていたからな」

ゼルレッチ「話を戻すがその行動を世界も予想していなかった」

ゼルレッチ「魔術師が普通の爆弾でしかも力を受け取っているのにそれを使わずして、敵を殺さなかったのだからな」

ゼルレッチ「しかも憎んでいるにも関わらずにだ」

ゼルレッチ「これには、流石の世界でも戸惑いを隠せなかったのか衛宮切嗣との契約を直ぐに切ろうとしたが」

ゼルレッチ「契約を切るためには衛宮切嗣自身が死ぬ必要があった.....だが」

ゼルレッチ「それを実行する前に虚像の方を、力を使い弾丸で射貫いてしまった」

ゼルレッチ「この為つまり何が起きたかここまで言えば納得出来るか今の現状況が」

切嗣「あぁ...つまり僕が奴を殺ったことで、一定の時間に戻ってきた時間に修正力が働き」

切嗣「時間という概念自身がデタラメになり、存在意義を無くしているのか」




128: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/02(木) 03:05:48.08 ID:JbiOfr720
ゼルレッチ「ようやく納得いったか」

切嗣「いや未だ不明な部分がありすぎて納得もいってはない」

切嗣「それにお前自身まだ信用はしてはいない」

ゼルレッチ「...そうなって当然と言えば当然か」

ゼルレッチ「だがもしこれが全て事実であったとしたらどうする?」

切嗣「そうならば、僕は自らの行いを呪いながら悔やんで泣き崩れるだろうね」

ゼルレッチ「そうか...ならば、もう既にこの部屋しかこの世界が無いと言ったら貴様はどうなるかな」

切嗣「待て、どういう意味だ」

ゼルレッチ「そのままの意味だ」

ゼルレッチ「この部屋301号室この一部屋しかない」

切嗣「いや...なぜそうなる!!」

ゼルレッチ「時間が消えるのだ世界もまた同時に消える」

ゼルレッチ「時間が存在しない世界はそれはもはや世界と呼べない」

ゼルレッチ「止まり続ける世界などもはや無に等しい何かだ」


129: cki2332 2017/02/02(木) 03:27:33.96 ID:JbiOfr720
切嗣「確かにそうだろうだがアレはお前が僕を

ゼルレッチ「ならば窓を開けてみるがいい」

切嗣「どういう意味だ」

ゼルレッチ「窓を見ればわかる」

切嗣「...(終わったんだ、あの時に今回こそ終わったんだ)」バっ

切嗣「..あ...あああまたかまた僕は失敗していたのか」がくッ

ゼルレッチ「だから先程から丁寧に説明してやったし、何より貴様自身も納得したもので話していると思っていたがな...」

切嗣「納得?納得など出来る訳がないだろ」

切嗣「地獄の様な聖杯が地獄を見せる聖杯が愛した人を次こそはと殺しておきながら」

切嗣「結果が一番最悪な失敗だと?信じてたまるものか」

ゼルレッチ「.....哀れだな」

ゼルレッチ「貴様には失望した」


134: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/03(金) 00:30:47.80 ID:qh8W6seR0
切嗣「失望でもなんでもしてくれてもいい」

切嗣「...もうお前も僕も終わりだろ」

ゼルレッチ「いや?」

切嗣「な...どういう事だ」

ゼルレッチ「そう簡単に終わらせるな」

ゼルレッチ「そもそも、なんの為に貴様に状況の説明をしたと思っている」

切嗣「.....それは、僕に自分の行いの罪深さを思い知らせる為じゃ...」

ゼルレッチ「ハァ...そんなの世界が終わった今じゃ意味を成さねぇよ」

切嗣「では...他に何が..」

ゼルレッチ「策だこの状況を無かったことにする策だ」

ゼルレッチ「それが貴様でなければ出来ない為状況の説明をする必要があっただけだ」

切嗣「僕にしか出来ない策...」

ゼルレッチ「あぁそうだ」



135: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/03(金) 01:16:27.39 ID:qh8W6seR0
切嗣「だがそんな事可能...なのか?」

ゼルレッチ「可能だがそれは貴様次第だ」

ゼルレッチ「貴様が途中で諦めれば世界はこの無の世界へ一直線だ」

切嗣「.....聞かせろその策とやらを」

ゼルレッチ「...今から教える魔術によって64年前へと戻りアインツベルン側のマスターとし第三次聖杯戦争へと参加し聖杯を解体しろ」

切嗣「64年前へだと?!可能なのかそんな事」

切嗣「それに...そんな魔術があるならば第二魔法レベルだぞ?!」

ゼルレッチ「.....あるこの魔術事態は理論としては元から考えつかれてきたことだ」

ゼルレッチ「ただ人の魔力では到底達する事は不可能な事だった為」

ゼルレッチ「誰も実行に移そうとは思わなかったが」

ゼルレッチ「世界との契約...これは契約したものの魔力は英霊と同じ又はそれ以上の魔力が得られてな」

ゼルレッチ「この魔術がそのくらいの魔力がある今の貴様だったら使用可能だ」

切嗣「...世界との契約は切れてはいなかったのか..」

ゼルレッチ「死なない限り世界が消えようが永久に残るそういう契約だそいつは」

ゼルレッチ「で...だ今から魔術を教える訳だが貴様には契約書を書いてもらいたい」

切嗣「また契約か」

ゼルレッチ「大事な事だ諦めるのならばこの場で死んでもらっても同じだからな」

切嗣「...よかろうどちらにしろ罪を償うならもはやこの方法しかないしな」







136: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/03(金) 01:53:08.18 ID:qh8W6seR0
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
契約書「一、 いついかなる時も、聖杯だけの解体を目的とし、いついかなる時も、決して聖杯に対し之このこと以外はできない」

契約書「二、 聖杯の解体を行うまで決して令呪の全使用をしない」

契約書「三、 自殺及び之に伴う行いを決して行う事はできない」

契約書「四、 失敗をすれば成功するまで行い続けなければならない」

契約書「本項目を理解した上で私、衛宮切嗣は同意する」

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
切嗣「ほら...受け取れ」

ゼルレッチ「....うむ...よかろう確かに此処に契約は成立した」

ゼルレッチ「では今から魔術を教える」

ゼルレッチ「まずこの魔術の呼び方は時間探索経路・向後(タイムサーチ・アフタ)と時間探索経路・従前(タイムサーチ・ビフォア)この二つがある」

ゼルレッチ「そのまんまの意味で向後を使えば未来へ従前を使えば過去へと行ける」

ゼルレッチ「この魔術は片方を使えば約2週間後に自動的に片方が使われるという二つで一つの魔術で有ることを注意してくれ」

切嗣「あぁ分かった」

ゼルレッチ「それでは次に初動させる条件だ」

ゼルレッチ「それはこの砂時計の砂で先ず魔方陣を描き魔力を魔方陣に込めることで完成される」

切嗣「シンプルなんだな」

ゼルレッチ「あぁシンプルだ」

ゼルレッチ「だがこれにはもう一つ条件があり、空間そうだな部屋の中密室の空間が必要だという事を忘れるな」

切嗣「あぁ」

ゼルレッチ「後、分かってはいると思うがやはりこの魔術も第二魔法だ誰かに見つかるような真似だけはするなよ」

切嗣「わかっている」


139: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/03(金) 23:11:46.57 ID:qh8W6seR0
ゼルレッチ「それで、最後に聖杯の解体についてだがこいつを使え」っ(星の形をした時計)

切嗣「こいつは?」

ゼルレッチ「解体術式を組み込んである」

ゼルレッチ「星の形をしているのはこの形が一番この術式にあっているからだ」

切嗣「で、どう使えばいい」

ゼルレッチ「聖杯が出現したらその瞬間にこいつを聖杯の1m範囲内へ投げ入れればいい」

ゼルレッチ「それだけで、発動する」

切嗣「成る程...」

ゼルレッチ「よし、それじゃ行って貰うが最後に質問でもあるか?」

切嗣「二つだけ」

ゼルレッチ「二つもかなんだ」

切嗣「一つは僕のサーヴァントは引き続きあのセイバーか?」

ゼルレッチ「あぁそうだ」

切嗣「そうか..」

切嗣「では、最後にこの術式の自動時間は無くすことは可能か?」

ゼルレッチ「可能だ」

ゼルレッチ「一つを発動した後に、もう一つを期間内で発動すれば自動時間はなくなる」

ゼルレッチ「故にお前は過去へ戻ったならば一度この術式を発動しておいた方がいい」

切嗣「分かった」

ゼルレッチ「では手をここへ」

切嗣「.....」

140: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/03(金) 23:30:11.56 ID:qh8W6seR0
ゼルレッチ「よし、では一気に魔力を送り64年前に行くことだけ考えろ」

切嗣「.....うっくっうう」

シュゥウンドゥウン

ゼルレッチ「......」

切嗣「くぅ....うっ...ぐっ」

どどどどどどどどどど

切嗣「ぬぅぅぅ....ぐううううう」

ピカーンシュイン

ゼルレッチ「成功した....か」

ゼルレッチ「さて...貴様にもあちら側に飛んでもらうぞ言峰綺麗」

シュヮヮヮン

言峰綺麗「....」

------------------------------------------------------------------------------------------



141: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/03(金) 23:43:24.56 ID:qh8W6seR0
64年前 古びた家

女の子「ふふふお父様に駄目って言われてたけれど」

女の子「今日こそは、この魔術成功させるんだから」

女の子「ハァあああああ」

ピカァぁぁああ

女の子「ハァあぁぁぁぁよしもう少しで!!」

ピカン

女の子「?!え?やだ嘘」

ドゴおおおおおおン

女の子「きゃあああああああああああ」

がらがらガシャーンバタバタバタ

女の子のお父さん「どうした?!」

女の子「うええええええええん」

女の子のお父さん「また、勝手に魔術を使っていたな?全く...」

女の子「違うの魔術はもう少しで成功しそうだったのでも...でも」指差し

切嗣「ぐぅ...あっカ八っ」



146: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/04(土) 22:36:18.26 ID:18U3IUPQ0
女の子のお父さん「誰だ貴様!!」

女の子のお父さん「お前はあちらへ行ってなさい」

女の子「うん」たったった

切嗣「はっ..はっ...はっ」ぐぐぐ

女の子のお父さん「何者だと聞いている!!」

切嗣「(予想以上に魔力の消費及び、体への負荷が)」

切嗣「(駄目だ意識が保て....)」

切嗣「あ...うっ」バタン

女の子のお父さん「お...おい」

女の子のお父さん「えええ...」

女の子のお父さん「ど....どうしようか...」

女の子「お父さん終わったの?」

女の子のお父さん「いや...それが」

女の子「倒したの?お父さんさっすが」

女の子のお父さん「いや...何故か途中で倒れてしまってな...」

女の子「えええ...」




147: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/04(土) 23:00:38.83 ID:18U3IUPQ0
女の子「どうするのお父さん....」

女の子のお父さん「いや....なぁ...このままってのも邪魔だしな...」

女の子「外に捨てる?捨てちゃう?」

女の子のお父さん「こら、流石にそんな事言うもんじゃない」

女の子「ええ...でもぉ」

女の子のお父さん「きっとお腹が空いて居たんだろう...時代が時代だしなぁ..」

女の子のお父さん「寝床と食事の用意をして上げよう...せめてもの慈悲だ」

女の子「うん..分かった」

女の子のお父さん「お前のような物わかりのいい娘を持って全く幸せ者だよ」よしよし

女の子「ふふふふふふ」
--------------------------------------------------------------------------------------------
「目が赤く腫れている」

「これを最早人と呼べるのか」

「化け物染みた体は、ぬちょぬちょと声を立てていた」

「私はそれでも只、正義という希望に覆い縋っていた」

「ある日魔術師がきた」

「マーリンという男だった」

--------------------------------------------------------------------------------------------
切嗣「はっ....ここは」

女の子のお父さん「目覚めたかい?」

切嗣「...僕は一体」

女の子のお父さん「君は、私の自室で倒れてしまったんだ」

148: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/04(土) 23:32:08.02 ID:18U3IUPQ0
切嗣「...(しまった..やってしまった)」

切嗣「急ですまないが僕が、その...倒れてから何日たっている?」

女の子のお父さん「え...と2日と3日ぐらいかな」

切嗣「(くそっ...もうそんなに立つのか!!)」

切嗣「(まずい..早くアインツベルン城へ行かなければ)」

切嗣「急に家に入ってきて倒れておいてなんだが、僕はこれでお邪魔させて貰うよ」

切嗣「すまなかった」

女の子のお父さん「待ちなさい」

切嗣「...」

女の子のお父さん「君が焦っている理由は、聖杯戦争への参加の為だろ?」

切嗣「(最悪だ)」

女の子のお父さん「君が眠っている間に手の甲を見せてもらってね...」

切嗣「.....これは...」

女の子のお父さん「言い逃れは不可能だよ」

女の子のお父さん「なんせ私にもあるんだからね」

切嗣「(ついてなさすぎる)」

切嗣「ならば何故生かす必要があった」

女の子のお父さん「生かす?何を言っているのかね」

女の子のお父さん「まだ、聖杯戦争は始まってはいないだろうに...」

切嗣「(始まっていない?...どういう事だ)」

152: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/06(月) 00:24:12.59 ID:iGuL6a2E0
切嗣「(まさか、時期を間違えたのか?)」

切嗣「(だが、確か64年前の聖杯戦争は冬の時期に行われていたはず...)」

切嗣「(場所までは定かでは無かったがそれだけは確かな筈だ...)」

切嗣「(恰好から見るにどうやら冬の時期で間違いは無さそうだが..)」

女の子のお父さん「今回の聖杯戦争は日にちの取り決めが行われて、来年の10月5日になっただろうに...」

切嗣「....来年だと?」

女の子のお父さん「あぁ...来年だとも」

切嗣「まて...それでは今日は西暦何年の何月何日だ?」

女の子のお父さん「西暦1930年12月5日だな」

切嗣「(どういう事だ..確かに奴は64年前の聖杯戦争だと言っていたが来年だと63年前じゃないか..)」

切嗣「(何かが...この64年前に起きそして、本来の聖杯戦争を一年早める結果に至ったのか?)」

女の子のお父さん「ふむ...どうやら君は勘違いをしていたらしいな」

女の子のお父さん「まぁいいかそんなことは...」

女の子のお父さん「さて...君を呼び止めた理由だが」

女の子のお父さん「私と手を組んでくれないか?」

切嗣「....何故いきなり家に現れた奴と手を組む?」

女の子のお父さん「...聖杯戦争で生き残った者は、少ないという...今回細かなルールが決められたといってもね」

女の子のお父さん「きっと...沢山の人が死ぬ事になるだろう...」

女の子のお父さん「私は死ぬわけにはいかない...娘がいる」

女の子のお父さん「母親は既にあの娘を生んだ後...爆撃によって私の前で死んだんだ...」

女の子のお父さん「あの娘を一人にしたくない...今は明るいがきっと私が死んだら娘は、全てを恨んでしまう」

女の子のお父さん「そんな事はさせたくないんだ....」








153: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/06(月) 02:18:37.25 ID:iGuL6a2E0
切嗣「言い分は分かったがそれならば、早々に全ての令呪を使い聖杯戦争から抜ければ良いだろう」

女の子のお父さん「そうはいかないんだ...」

切嗣「....理由は何だ?それに名前も知らない奴と手を組める訳がない」

女の子のお父さん「理由は話せないが...取り敢えず自己紹介がまだだったね...」

女の子のお父さん「私は....シュレイド・コール・カストールという者だ」

切嗣「(カストール?)」

切嗣「(聞いたことのない名だ....外部の魔術師か?)」

切嗣「それなら一応僕の名も明かしておこう」

切嗣「衛宮切嗣だ」

シュレイド「衛宮....どこかで...」

シュレイド「まぁいいか...それでどうだろう...私と手を組んではくれないかな」

切嗣「すまないが無理だ」

切嗣「休ませて貰ったのは感謝しているが僕にも行くべき所があってね」

シュレイド「それじゃ..どうして私の家に忍びこんだのかだけ最後に教えてくれるかな」

切嗣「魔術の暴走...それだけだ」

シュレイド「そうか...ならば行くといい」

切嗣「もっと詳しく聞かないのか?」

シュレイド「今は詳しく聞いても仕方ないだろう...特にどこの魔術師か分からない今は」

シュレイド「それに娘も家にいるんだ」

シュレイド「家で問題を起こせば娘が怯える」

切嗣「....なら僕はもう行かせてもらうよ」

ガラっ

女の子「お父さん!!終わった?」

切嗣「!!!」

シュレイド「こら、勝手に入って来るんじゃないと何度も」

切嗣「イリヤ......?」

女の子「?」

切嗣「いや何でも無いすまない」






157: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/07(火) 00:09:41.33 ID:KmHM9liF0
切嗣「お邪魔した」

シュレイド「何か気が変わるような事があったらまた、来てくれていい」

シュレイド「その時は歓迎するよ」

切嗣「いいや...きっと次会うときは敵同士だ、それはない」

シュレイド「そうか...残念だ」

切嗣「しかし、いつか例はさせて貰うよ何かの形で」

シュレイド「期待しないで待っているよ」

切嗣「それじゃあな」

シュレイド「あぁ」

----------------------------------------------------
女の子「お父さん結局あの人の事何か分かったの?」

シュレイド「うん...なんとなくだけどきっと彼が一番厄介な人物で間違いないよ」

女の子「でもお父さんは負けないよね?」

シュレイド「あぁ...負けないともお前の為にも....妻の為にも」

女の子「うん、信じてる...」

シュレイド「.....」よしよし

女の子「....」

-------------------------------------------------

切嗣「...(しかしあの娘...どう見てもイリヤそっくりだった...)」

切嗣「(ここにいる筈はない筈だが...)」

切嗣「(まぁいい..どちらにしろあの親子も僕の邪魔をするなら排除しなければならないんだ..)」

切嗣「(出来るだけ情は移さないようにしなければ...)」


158: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/07(火) 00:30:10.35 ID:KmHM9liF0
切嗣「(しかしどうやらあの魔術は必ず使った場所に行くものじゃない見たいだな)」

切嗣「(ここがまさかドイツだったとは...)」

切嗣「(自分の思った場所に行けるかはアインツベルン城へ行ったときにでも試してみるか)」

コツコツコツ

切嗣「.......」

コツコツコツコツ

切嗣「..........」

コツコツコツコツコツ

切嗣「(あの家から出たときから分かったが誰かに付けられているな...)」

切嗣「(この時代はスパイ活動が活発だったから..当たり前と言えば当たり前か....)」

切嗣「(だがいい...このまま路地裏まで誘い出して、目的を聞くだけだ...)」

切嗣「..........」

コツコツコツ

切嗣「.......」

コツ

切嗣「誰だ....」

覆面の男「....あの家で何をしていた...」

切嗣「....あの家ではお茶をごちそうになっていただけだ」

覆面の男「.....」スッ

切嗣「.....」

覆面の男「....」バっ

ガシッドンっ

覆面の男「なっ」

切嗣「舐めてもらっては困る」

覆面の男「ほぉ...相当な手慣れと見える」

覆面の男「貴様もこちらと同じ口か」

切嗣「残念だが僕はただ殺すだけの奴らとは違う」

159: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/07(火) 00:55:47.98 ID:KmHM9liF0
覆面の男「こんな時代にまだそんな事を言える奴がいるとは...全く」

ドンガッ

切嗣「はっ..」

覆面の男「甘い奴だ」

切嗣「ぐっ....」

切嗣「(こいつ....相当な...それもエリートと行った所のスパイだな...だが)」

覆面の男「ふっ...」

切嗣「(タイムアルタースクエアアクセル)」

カチッ

覆面の男「っ...」ぐッ

切嗣「ふぅ...(世界との契約のお陰で四倍速でも難なくいけるか)」

切嗣「さぁ今度はこちらの質問を答えて貰うぞ」

切嗣「何故僕を尾行していた」

覆面の男「......」

切嗣「(流石スパイといった所か...)」

覆面の男「...ウェエルトンビエル」ぐりん

切嗣「なっ...」

ガシッドンガン

切嗣「(....魔術師...いや魔術使いか)」

覆面の男「その質問をしたという事は貴様もやはり既に奴について知っているな?」

切嗣「...残念だが本当にお茶を飲んでいただけだ」

163: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/08(水) 23:37:30.70 ID:S5Lj8QSw0
覆面の男「いいや...そもそも奴が人を招きいれること自体が珍しいんだ...そんな筈はない」

切嗣「招き入れる事がない?」

覆面の男「ここから先の情報が聞きたいんだったら黙って俺に殺されな」

切嗣「その必要はない」どぅん

バっ

覆面の男「ちっ...」

切嗣「お前が僕に勝つことは決してありえないからね」

カチッドンっ

覆面の男「くっ」トン

切嗣「ふっ」

覆面の男「なっ」ガクン

切嗣「煙草による魔術結界...」

切嗣「流石にこれは読めなかったかな」

覆面の男「いつの間に...」

切嗣「敵であるお前に教える事は何もない」

切嗣「さて、この結界の中に閉じ込められたら答えるまで出られないぞ」

切嗣「この意味が分かるな?」

覆面の男「嘘つきめ...答えた瞬間結界を圧縮して殺すんだろ?」

切嗣「.....」

覆面の男「ほらやはりな」

164: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/08(水) 23:52:55.43 ID:S5Lj8QSw0
覆面の男「殺されるのにわざわざ教えると思うか?」

切嗣「(やはりそう簡単に聞き出す事はできない...か)」

切嗣「そうだな...ではこれならどうかな?」

モクモクモクモク

覆面の男「煙による窒息ギリギリの拷問...」

覆面の男「それがどうした?」

切嗣「これが只の煙なら僕だってこんなに余裕じゃないさ」

覆面の男「む...うっこれはっ...」

切嗣「魔術で作った自白剤入り煙さ...」

切嗣「しかもかなり強力な...ね」

切嗣「拷問と自白剤...さて両方を受けているお前に耐えられるかな」

覆面の男「き...貴様、悪魔にでも魂を売った..うぐっ...か」

切嗣「.....そんな事はどうでもいいだろ?」

覆面の男「うぐっ..」

切嗣「さて...そろそろ効いてきた頃かな」

切嗣「何故彼が人を招きいれる事が珍しいんだ?」」

覆面の男「それは...あいつは....人一倍警戒心が強いからだ」

覆面の男「はぁ..はぁそれに...奴は普通じゃない...」

覆面の男「はぁ...それを恐れて奴は基本的に一人を好む...」

切嗣「普通じゃない?彼はどういう奴なんだ」

覆面の男「これから...先は聞いてない」

切嗣「...そうか..ならお前の雇い主を教えろ」

覆面の男「....そ...それは」

切嗣「言えないか...そうかならもっと自白剤を投入するしかないな」

覆面の男「や...やめ」

切嗣「なら早く言え」

165: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/09(木) 00:01:58.46 ID:so9eCrbN0
覆面の男「う....ううう」

切嗣「どうした?そんなにこの自白剤が気に入ったのかな」

覆面の男「言えない...それを言ったら俺は消されてしまう」

切嗣「....今ここで履けば死ぬのだけは遅らせる事は出来るぞ?」

覆面の男「ち...違う存在事消されてしまう」

切嗣「存在事?」

覆面の男「それは...それだけは嫌だ」

切嗣「そうか...なら」

モクモクモクモク

覆面の男「あが...あがががが」

切嗣「さて、これで更に口が軽くなっただろ?」

切嗣「言え」

覆面の男「あががががががが」

切嗣「(これ以上は無理...か)」

切嗣「残念だ...」ぎゅっ

覆面の男「あがっ...」ふっ

切嗣「...(情報はあまり聞き出せなかったがどうやらシュレイド・コール・カストール何やら訳アリらしいな)」

170: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/09(木) 23:31:00.04 ID:lEfmSkr60
切嗣「だが、まぁ取り敢えず今は...」

切嗣「セイバー」

剣「おお、マスター久しぶりですなぁ...」

切嗣「...久しぶり?」

剣「ん?何か間違えておりますかな?」

切嗣「いや...いい」

切嗣「それより、周りの確認をしてきてくれ」

剣「了解いたしました」シュッ

切嗣「(久しぶりと言うにはまだ2、3日程度しか立っていないが...)」

切嗣「(奴の間隔は良くわからないな)」

切嗣「(まぁいい...取り敢えずはこいつをどうにかしなければな)」

------------------------------------------------------------------------------------
数分後

剣「戻りましたマスター」

切嗣「周りに魔術を使えそうな奴はいたか?」

剣「ええ..数人程度」

切嗣「やはりか....」

切嗣「(ここでこの男を処理するのはやはり不味いな...煙もまだ結界の中だしな)」

切嗣「....セイバーお前の騎乗スキルはどのくらいある?」

剣「?可笑しなことを効きますなマスターであれば私のステータスなど既にご存知であったかと...」

切嗣「いいや...最初から何故かお前のステータスは見えていなかったよ」

剣「そうでしたか...まぁいいでしょう」

剣「私の騎乗スキルはB-といった所でしょう」

切嗣「(B-...か其処まで高いとは言えないが逃げるには十分かな..)」




171: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/09(木) 23:54:03.72 ID:lEfmSkr60
切嗣「(この結界を解除して煙が上に上るまで約1分)」

切嗣「(それまでに車を奪いこいつらを探している仲間から存在を築かれずに街をでる)」

切嗣「(強引な手だがこれが最もな手だろう..)」

切嗣「さて...それでは実行に移るとするか...」

切嗣「セイバーこの服を着ろ」

剣「ほほう之はまた...」

切嗣「時間がない早くしてくれ」

剣「おおう申し訳ありません」

剣「着ましたぞマスター」

切嗣「僕と横にならんで歩けそして出来るだけ気配を消してくれ」

剣「気配もですか?」

切嗣「目立つなという事だ」

剣「なるほどマスターの命令です分かりました」

切嗣「それでは行くぞ」

剣「はい」

切嗣「(さて...どの車が一番いいかな...)」

切嗣「(...!!この車は...之にするか)」

切嗣「セイバー...この車に乗るぞ」ボソッ

剣「はい...」

ガチャン

切嗣「セイバースピードを兎に角だせ」

切嗣「そしてアインツベルンまで決して止まるな」

切嗣「いいな?」




172: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/10(金) 00:17:52.11 ID:rbQpQneI0
剣「分かりました」

剣「では、行きますぞ!!」
ブルルドゥン

切嗣「(さて...これでアイツの仲間はどう出るかな)」

切嗣「(存在事抹消できるレベルの奴らだ)」

切嗣「(そう簡単に町から出られる訳がないだろうな....)」

剣「マスター...前方1キロメートル付近にサーヴァントと思わしき魔力が在りますがどうしましょうか」

切嗣「(サーヴァント...そうかそう来たか)」

切嗣「それならばそのサーヴァントとの距離を出来るだけ話しながら町からでろ」

剣「了解しました」

切嗣「(サーヴァントまでか...相当存在を知られたくないらしいな)」

剣「...あの..マスター先ほどから物凄い勢いで近づいてきているのですが」

切嗣「(相手は恐らくライダークラスか..)」

切嗣「(だがここで戦うのは得策ではない)」

切嗣「(まだ、地理の把握も済んでいない状態で戦えば逃げ切ることなど不利すぎる)」

切嗣「(どうしたものか...)」

剣「マスター500メートルまで追いつかれました」

切嗣「どうにかこの町から抜け出す事は出来ないか?」

剣「ギリギリいえ恐らくですが、この町から抜け出すには最低でも後10分は必要です」

切嗣「(10分...出発して十数秒そこらで500メートルも接近されている状況では流石に不可能か..)」

切嗣「セイバーそのサーヴァントとセイバーどちらが強い?」

剣「サーヴァントだけなら私です」

切嗣「...サーヴァントだけという事は他にもまだ付いてきているのか?」

剣「はい...50人近くは確認しています」

切嗣「(50...軍隊でも持っているのか....)」

切嗣「(流石にサーヴァントだけならまだしも50人もの魔術師相手に立ち回ることは無理だ...)」

切嗣「(だが...ここで諦める訳にはいかない)」

切嗣「(あんな未来だけはもう二度とごめんだ)」

176: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/11(土) 00:40:00.34 ID:R2PdgtS30
切嗣「セイバー僕が運転する」

剣「しかしマスター私の騎乗スキルのお陰で、この車を操作できてはいますが交代しますと運転が止まりますぞ」

切嗣「考えがある兎に角セイバー僕がこの町から出るまで何とかサーヴァントだけでも食い止めろ」

剣「其処まで言うのならば」シュッ

切嗣「タイムアルタークインティプルアクセル」ガシっ

切嗣「(本来であればこの魔術は使用者だけにしか使用できない...だが)」

キュイイイン

切嗣「(今の僕であれば、物体に対して有効)」

切嗣「(だが、サーヴァント..しかもライダークラスならば普通車とレース車いいやそれ以上の差がある)」

切嗣「(セイバーがしくじればその時点で僕は、負けが確定だろう)」

切嗣「セイバー頼みとは...以前の僕では考えられないな」カチッスパっ

------------------------------------------------------------------------
ドゥうううううううん

軍服姿の男「そろそろかライダー」

騎「残り200m」

騎「直ぐにでも着きます」

軍服姿の男「そうか」

軍服姿の男「どんな奴かは知らないが私を知ろうとする輩だ」

軍服姿の男「捕まえたら直ぐにでも拷問にかけ新しい実験の土台にしてやる」

騎「...」

軍服姿の男「楽しみだ」

騎「ん?」キキィイ

軍服姿の男「どうした?」

騎「あちらのサーヴァントです」

軍服姿の男「あれが!!ほほぉ」

軍服姿の男「鍛え抜かれた筋肉中々どうして...」

軍服姿の男「欲しい!!!」





177: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/11(土) 00:59:05.03 ID:R2PdgtS30
軍服姿の男「いい..良いぞ!!気分が高揚してきた」

軍服姿の男「ますます奴のマスターを殺したくなってきた」

騎「ですが、あのサーヴァントはどうやら私達の足止めが目的かと...」

軍服姿の男「飛ばせ!!!飛ばして奴のマスターだけに兎に角近づけ!!」

軍服姿の男「マスターなど使い者にならんがサーヴァントは有効活用せねば!!!」

軍服姿の男「でなければ勿体ない!!!」

騎「...御意」 ドルんどるン

剣「む?...どうやら私を無視してマスターを先にやる気かだが」

シュッ

剣「ふん!!」ガガガガン

ボコッ

きュうきぃぃいぃ

剣「これで、此処から先は行くことはできまい!!」

軍服姿の男「おおおお!!!地面を陥落させるとは!!!ますます欲しい!!!」

騎「マスター...そうも言ってられません此れでは先に行くことは...」

軍服姿の男「何を言っている!!道ならあるではないか!!」

騎「民家...ですか」

軍服姿の男「民衆が一人二人死のうが関係ない!!」

軍服姿の男「マスターから奴を奪う方が圧倒的な戦力になる!!」

軍服姿の男「いけ!!やれ!!!」

騎「一般人を巻き込めば...聖堂協会に目をつけられますが..」

軍服姿の男「奴らがなんだ!!奴らなど所詮魔術が使える程度の一般人!!」

軍服姿の男「今はあのセイバーを手に入れる方が先だ!!」

騎「御意に..」

ぶるんぶるるるるん




181: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/12(日) 00:10:43.47 ID:drTgHBui0
剣「む...奴ら民家に向かって一体...」

ドゥン!!

剣「まさか民家を突っ切ってマスターの元に行く気か!!」

ドゴォン

剣「させぬ!!」っ(剣を投げる)

バりぃいん

軍服姿の男「ほっはっ剣を投げてきた!!ますます気に行った」

騎「マスター」

軍服姿の男「私の事を気にする必要はない!!さっさといけ」

騎「御意」

ドォオオオン

民家に住んでいる人「え?嘘」

グシャ

軍服姿の男「はっ情けない民衆め」

ブーン

剣「奴らなんてや...」

民家に住んでいる人「あ...ああそんなあんまりだ...」

剣「...」ビキッ

民家に住んでいた人「おい頼む起きてくれ、起きてくれよ」

民家に住んでいた人「約束だったじゃないか...此処から亡命したら幸せになろうって」

民家に住んでいた人「なぁ...頼む起きて起きてもう一度笑ってくれよ」

剣「ぐっ...ぐぉぉぉ」ビキッビキッ

剣「うぉおおおぅおおおおおおお」ビキッビキビキビキビキ

シュン




182: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/12(日) 00:45:17.01 ID:drTgHBui0
軍服姿の男「くくくっどうやら民家に突撃することまでは予想出来なかったようだな!!」

軍服姿の男「だがっ!!いい!!無知であり力だけが取り柄な奴の方が奪った時扱いやすい!!」

軍服姿の男「さぁこれで残すはマスターのみ!!」

ボコッ

軍服姿の男「うん?」

騎「マスター奴です奴が車の上にいます」

軍服姿の男「追ってきたのか!!なんて奴だこのライダーに追いつくとは!!」

軍服姿の男「こいつがどんな能力があるか見てみたくなった!!」

軍服姿の男「ライダー適当な場所で戦闘だ!!ハハハハハ」

騎「御意」

---------------------------------------------------------------------
切嗣「(あれから1分)」

切嗣「(そろそろ煙が上空に上がる頃か)」

切嗣「(しかし煙が上がる前にサーヴァントによる探知スキルを使い仲間が倒れた瞬間僕を特定するとは相当頭のいい奴か)」

切嗣「...もしかすると僕はとんでも無い奴を敵に回しているのかな...」

切嗣「だが、どんな奴が相手でも絶対に聖杯戦争で聖杯を解体するまでには死ねない...」

切嗣「.........」ブーン

ヒューバババン

切嗣「なんだ?!」

キキィ

ガチャ

切嗣「矢?」

???「ん?何でお前がこんな所にいる?セイバーのマスターさんよ!!」

切嗣「なっ?!アーチャー?!」

弓「かかっこの時代でテメェに会うとは思わなかったぜ」

切嗣「(何故奴がここに...そういえば疑問に思っていたがセイバーも何故この時代についてこれるんだ..)」

切嗣「何故お前がここにいる?」

弓「それはこっちのセリフなんだがなぁ...」

切嗣「答えろ」

弓「相変わらずだなぁ...」

切嗣「....」






186: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/12(日) 23:15:37.17 ID:drTgHBui0
弓「はぁ...ったく黙り込んでりゃ俺が”又”教えるとでも思ってんのか?」

切嗣「又?又とは何だアーチャー」

弓「又と言えば二度目って意味だが分かってんだろ意味ぐらい?」

切嗣「いやそういう事を聞いているんじゃない」

切嗣「何故又となるんだ」

切嗣「僕は一度もお前から教えられていない」

弓「ん?...ああそうか」

弓「今のはなしだ」

切嗣「は?」

弓「又じゃねぇな」

弓「初めてだったな」

切嗣「何を...」

弓「そんな事より俺に狙われてるぜ?良いのかい?そんな所で突っ立っていて」

切嗣「話がまだ途中だ!!」

弓「そうかい」

弓「それなら遠慮なくやらせてもらうぜっ!!」シュッ

切嗣「くっ」

切嗣「タイムアルタークインティプルアクセル」

切嗣「(くそっ奴の目的原理が良くわからない)」

切嗣「(前は自分のマスターを殺して僕にわざと泥の真実に気づかせ)」

切嗣「(今回はこれだ)」

切嗣「(こいつの行動には奇妙な何かがある)」

切嗣「(それに、今回はまだ聖杯戦争中では無いのにどうしてマスター同士の殺し合いが始まるんだ)」

切嗣「(この時代の聖杯戦争は色々と可笑しすぎる)」

187: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/12(日) 23:35:01.65 ID:drTgHBui0
切嗣「これでは、丸で聖杯戦争前の前哨戦では...」

弓「はっサーヴァント相手にそんな所に隠れるとは...なっ!!」シュバッ

切嗣「なっ...」

ドォン

切嗣「グっ...はぁはぁはぁはぁ」

切嗣「(之ではいつまでも持たない!!かと言ってセイバーを戻すわけには)」

弓「おいおいだからよぉ...隠れても無駄だって言ってんだろ?」シュン

切嗣「なっ」

切嗣「(不味い!!)」

弓「気づくのがおせぇ!!」しゅん

切嗣「タイムアルターセクスタプルアクセル!!」

ドドドン

弓「ちっ...また外したか」

弓「この俺が二度も生身の人間相手に外すとは...こうなりゃ..」

切嗣「ハァハァハァハァ」

切嗣「(今のは危なかった)」

切嗣(また、危うく左腕を無くす所だった)」

切嗣「(おそらく奴は次は確実に仕留めてくる...)」

切嗣「(コンテンダーを奴にぶち込んでみるか)」

切嗣「(今の僕ならば魔力は奴並みにあるはず恐らくいや、必ずダメージは通る筈だ)」



188: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/13(月) 00:01:13.12 ID:ISJFc6gW0
弓「おい!!セイバーのマスターさんよ」

弓「俺は生身の人間相手に宝具を撃つのは気が引けるんだよなぁ...」

弓「だからよぉ...普通に出てくればさっきの話の続きをしてやるよ」

切嗣「(奴は一度僕相手に撃っている確実に僕を誘っている...)」

切嗣「(恐らく誘い出た所で宝具を撃つんだろう)」

切嗣「(だが、これはチャンスでもある)」

切嗣「(奴が撃つのにかかる時間は恐らく1秒にも満たないだろう..)」

切嗣「(だが、宝具を撃つ時奴は隙だらけになる)」

切嗣「(そこを狙うしかない)」

切嗣「(恐らくタイムアルターの限界、十倍速で、一気に決める)」

切嗣「すぅ....ふぅ...」

弓「俺も暇じゃねぇ..」

切嗣「(3)」

弓「早く」

切嗣「(2)」

弓「なんてな」シュバッ

切嗣「なっはっ?!」

弓「俺が正攻法でやるものかよ」

弓「なんてったってアーチャーだぜ」二ぃ

ドぉおおおおおおおん
--------------------------------------------------------------------------------

192: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/14(火) 00:50:50.87 ID:TIuuLA/q0
ガァンズガン

剣「がぁあああああああ」

軍服姿の男「ほら何処を狙っている?ここだここだぞ」

騎「マスター危ないですのでおさがり下さい」

剣「ふぅふぅふぅふぅ」

軍服姿の男「大丈夫だ奴はライダー貴様しか先程から狙っていないようだしな」

騎「それは、招致しておりますが」

騎「あれはどうやら”バーサーカー”ですので油断はできません」

軍服姿の男「違うぞライダー奴はセイバーだ紛れもなく...な」

騎「それは....」

剣「ぐおああああああああああ」ぶんぶんぶん

騎「っと」シュ

軍服姿の男「奴の行動にはなライダー」

剣「ががががあああああががあ」ドンドン

騎「くっ」シュバシュババ

軍服姿の男「何かしらの理念、規則性が感じられる行動があり」

騎「エーテルソーティ」ドごッ

剣「ぐぐぐおおおおあああああああ」バンバン

軍服姿の男「尚且つ、理性と知恵がある」

騎「がっ」ずぅううん

剣「おおおおおおおおおおおお」どしどしどし


193: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/14(火) 01:04:38.53 ID:TIuuLA/q0
騎「ぐほっ」ずざざざざ

軍服姿の男「バーサーカーとは本来理性、知恵などないものだ」

剣「うぼぉおおおおおぁぁああ」ガシっ

騎「やめっ」

剣「ふんぬううううおおおおおお」ぶんぶん

騎「おぼっは」

軍服姿の男「だが奴にはそれがある」

軍服姿の男「それに、奴は剣を使って戦うようなサーヴァントだ」

軍服姿の男「これらの情報よりセイバーに間違いはない」

剣「ヴぃぁあああああぁぁああ」

騎「ぐぉぁぁぁぁぁぁ」ズサァ

軍服姿の男「分かったな?ライダー」

騎「分かり...ました...マスター」

軍服姿の男「手ひどくやられたな」

騎「すい...ません......マス....ター」

軍服姿の男「分かってはいたことだ」

軍服姿の男「だが奴はまだ全力を出し切ってはいない」

軍服姿の男「もう一踏ん張りしてもらうぞライダー」


197: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/14(火) 23:58:12.07 ID:ajvZ5Wcb0
騎「御...意」

軍服姿の男「汝」

剣「ぁぁぁあああああ」シュン

騎「我が闇」

軍服姿の男「永遠の時において」

剣「ひぃがああああ」ドシッ

騎「永遠の日の目を見る事あらず」

軍服姿の男「故に、彼の者」

剣「じぃいいいぁぁあああああ」ダっダっダっ

軍服姿の男「永久に孤独なり」

軍服姿の男「解放せよ真なる名を」

騎「我が名はノインテーター吸血鬼なり」ズぉおおおん

剣「ぁぁあああああ」ずざざざざざ

軍服姿の男「ふっふふふふうははははははは!!」

軍服姿の男「これぞ我がドイツの魔術にして最高峰の魔術結界!!」

軍服姿の男「本来はライダーとして騎乗スキルの格を上げる為人格を固定し」

軍服姿の男「私とライダーがこの詠唱を唱え真名を開放する事により筋力にすべての魔力を注入し、戦闘に特化した形へと変貌させる」

軍服姿の男「おおお!!なんたる技術なんたる魔術!!」

軍服姿の男「なんと我がドイツの魔術は素晴らしき事か!!」

軍服姿の男「さぁ!!どうする!!どう来る!!見せろ!!お前の真の力!!」

198: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/15(水) 00:21:17.89 ID:kex6+A9T0
剣「がぁ...があああああ!!!!」ビュゅううん

ガシッ

騎「その程度ではないでしょう?」パンッ

剣「ぐはぁああ...」ドンガンッゴロゴロゴロゴロ

騎「どうしました?」

騎「あぁ...もしかして吸血されているから力が出せないのですか?」

剣「が...ハァ...ハァ」

騎「範囲吸血」

騎「マスター以外でしたら私の100m圏内あらゆる者を吸血しますからね」

騎「さぞ辛いことでしょう」

剣「が...ががぁぁ」ぐぐ

軍服姿の男「私の見立てではライダーのそれを遥かに凌駕出来る筈だ」

軍服姿の男「遠慮するな!!とことんやれ!!やるのだ!!」

剣「が.....ぐがぁああ」

軍服姿の男「くっ....ライダー!!もっと痛めつけてやれ!!」

騎「御意にマスター」

ガシッぐぐぐ

剣「がぁぁぐぁぁぁあ」

騎「今から直接あなたから魔力を吸わせていただきます」

騎「全力をださなければ貴方は消滅するかもしれませんね」

剣「がふぁぁっぁっぁああ」びゅううう

軍服姿の男「いいぞ!!ライダー!!その調子だ!!」

199: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/15(水) 00:49:36.77 ID:kex6+A9T0
「もうよいだろうアドルフ」

アドルフ「んんんんんん?」

神装礼服を来た男「直ぐにサーヴァントを引き上げさせろ」

アドルフ「誰かと思えば聖堂協会の言峰璃正じゃないか」

アドルフ「何かようかね?」

璃正「やりすぎだルールを忘れたかアドルフ」

アドルフ「ルールなら守っているではないか現に目撃者は私の軍が全て射殺している筈だ」

璃正「そういう事ではない」

璃正「サーヴァント同士の戦いを街中でやるのは禁止だと言っておいただろう」

璃正「それに聖杯戦争はまだ始まってはいないのだ勝手な行動は辞めていただきたい」

璃正「もしルールが守れないんであれば聖杯戦争の参加資格を無くしたとみなし聖堂協会は今すぐ全力で殺しにかかるがよろしいかな」

アドルフ「忘れているようだがなサーヴァントがいるのだお前らなどに勝ち目はないだろうに邪魔をしないでいただきたいのだが」

璃正「...はぁ...貴様こそ忘れているようだが殺しにかかるというのは全サーヴァントのマスターを使いお前を殺しにかかると言う意味だ」

アドルフ「ふんっ...貴様脅しているつもりか」

璃正「聖杯戦争前から敗退したいのであれば好きにするがいい」


204: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/16(木) 01:04:08.57 ID:K6K+Ws/I0
アドルフ「.....」

璃正「......」

アドルフ「チッ...わかった分かった」

アドルフ「今は引いてやる」

璃正「賢明な判断感謝を」

アドルフ「くそっ気に入らないやつらめ...」

アドルフ「聖杯戦争が終わったら聖堂協会の奴らを根絶やしにしてやる」

アドルフ「ライダー」

アドルフ「聞こえていたな撤退だ」

ライダー「仰せのままに」

アドルフ「閉じよ汝の門」

ライダー「...」スゥ

剣「が...がああ」

アドルフ「お前はいずれ必ず私の者にしてやる」

アドルフ「待っておけ」

アドルフ「行くぞライダー」

ライダー「御意」

ぶぅううん

剣「ああ....」スゥ

剣「..何という奴らだ...民を犠牲に自らの欲望渇望の為だけに行動するとは..」

剣「あれで軍を指揮する指導者だと言うのか...」

剣「いや、それよりもマスターの元に戻らねば」シュン
---------------------------------------------------------------------------------------





209: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/18(土) 00:45:06.64 ID:x4Nb/ku/0
シュゥウウゥウ

切嗣「あがっ......」

弓「流石に避けきれなかったようだな」

切嗣「ごふっ」ドバッ

切嗣「(駄目だもう...動くこともタイムアルターを発動する力もない)」

弓「意外とあっけないものだったな」

弓「もう少し持ってくれると期待してたのによ」

切嗣「(せめて...奴だけでも...)」

切嗣「.....」ぷるぷるぷるぷる

弓「おお、おおまだそんな力が残っているとは怖いねぇ...」

弓「だが無駄だお前はそのトリガーを引けない」

切嗣「...........」がちっがちがち

弓「あの衝撃だその銃も壊れるに決まってんだろ」

弓「最後の一服でもしてた方がよっぽどいいと思うぜ」

弓「はっははは」

切嗣「お..............ま........え」

弓「あん?」

切嗣「..........」

切嗣「.........」ガクッ

弓「死んだか」

弓「さて、これで命令通りマスターは殺せたし報告しに帰るとするか」

210: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/18(土) 01:03:54.42 ID:x4Nb/ku/0
ひゅううう

切嗣「............」

切嗣「......」

コツ...コツ...コツ

「間に合わなかったか」

「だけど、まだ死んで浅そうだこれなら」

剣「マスター!!!」

「おや、どうやらサーヴァントも来たみたいだ」

「丁度いい手伝ってもらおう」

剣「む.....貴殿は....?!」

剣「何故貴殿がこんな場所に?!」

「何処かで出会った事があったかな」

剣「い....いえお気にせず」

「?可笑しなサーヴァントだね」

「それより、少し手伝ってくれないかな」

剣「!!マスター!!」

「このままじゃ本当にあの世に行ってしまうよ」

「だから君の力を借りたいんだけど」

剣「マスターの為でしたら!!私を思う存分使ってください!!」

「ははっ君はこのマスターと違って明るいんだね」

剣「えええ....」

剣「なんせ私は貴方に教えて貰いましたからね」ボソッ
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211: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/18(土) 01:32:22.19 ID:x4Nb/ku/0
「私はマーリンを殺そうとしたが」

「奴は笑いながら私の攻撃全てを交わした」

「そして、ある程度交わし終わると丸でそれがお遊びで有ったかのように」

「奴はまた明日来るよといい帰っていった」

「そして次の日もまた同じように奴はやってきた」

「そして私も全力で殺そうとしたがやはり殺せなかった」

「そして更に次の日も次の日も」

「毎日奴はやってきた」

「そして来る日も来る日も」

「私は奴を殺そうと模索し、計画していた」

「でもそんな日々は私にとって楽しい日々でもあった」

-----------------------------------------------------------

切嗣「ん......ん.....?」

切嗣「僕は...一体....」

「やぁ二度目...だね切嗣君」

切嗣「シュレイド・コール・カストール...」

切嗣「此処にいるという事は又助けてもらったという事か...」

シュレイド「....その事なんだけど」

シュレイド「正直君には謝らなければならないね」

シュレイド「こうなった原因は紛れもなく私だ」

切嗣「いや...いい」

切嗣「それよりも、もう出させて貰うよ」

シュレイド「やめといた方がいいよ」

切嗣「何故....ぐっ?!」

シュレイド「今の君は心臓がない」

シュレイド「なれるまでは此処にいた方がいい」

切嗣「心臓がないだと?!」

212: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/18(土) 01:53:11.59 ID:x4Nb/ku/0
シュレイド「あぁ...君は辛うじて今自らの魔力により動いている状態だよ」

シュレイド「要するにほぼサーヴァントと同じ状態になっているんだ」

シュレイド「違っているのは魔力供給をする必要がないって事ぐらいかな」

切嗣「....」さわっ

切嗣「(確かに心臓の鼓動音も聞こえない)」

シュレイド「心臓がないんだ魔術回路もその分を作らなければならないから」

シュレイド「後2、3日程度は動く事は出来ないと思っていいよ」

切嗣「(2、3日....くっ...)」

シュレイド「後、魔術の使用は極力避けた方がいいよ」

シュレイド「魔術を使用しすぎると本当に死んでしまうからね」

切嗣「どのくらいの魔力を使うとダメか分かるか?」

シュレイド「残念ながら、それは個人差があるからね」

シュレイド「分からないよ」

切嗣「そうか」

シュレイド「ただ君の体にはサーヴァントの魔力も入れてあるからある程度なら持つとは思う」

切嗣「....」


216: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/19(日) 00:39:12.83 ID:UcqqguU00
切嗣「一つ....訪ねたい」

シュレイド「ん?なにかな?」

切嗣「君は、家族以外の他の者を寄せ付けないと聞いた」

切嗣「なのに、初めて会った時もそうだったが如何して見ず知らずの赤の他人である僕を」

切嗣「ここまで助けるんだ?」

切嗣「普通なら放っておくはずなのに」

シュレイド「...誰からその事を聞いたのか大体察しは付くけど」

シュレイド「んーまず、私が他の者を寄せ付けないと言うには語弊があるかな」

シュレイド「私は寄せ付けないんじゃなくて、寄り付けないんだよ」

切嗣「寄り付けない?それはコミュニケーションが取れないとかそういう意味でか?」

シュレイド「ハハ確かにそれもあるかもね」

シュレイド「でも、私が寄り付けない理由は他にあるんだよ」

切嗣「.....それは普通じゃないから.....か?」

シュレイド「っ....普通じゃない....か」

シュレイド「切嗣君、僕からも一つ訪ねよう」

シュレイド「普通って一体何を以って普通だと思う?」

切嗣「それは...人間でと言う意味か?」

シュレイド「そうだね...いやこの際全ての万物に対してにしようか」

切嗣「そうだとすると、当たり前に其処にそれがある」

切嗣「つまり、常に当てはまった型に収まっている者だと思う」


217: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/19(日) 00:58:30.66 ID:UcqqguU00
シュレイド「確かにうん、そうだね」

シュレイド「それじゃ型に嵌って無い人は何て言うだろうね」

切嗣「異常者だろうな」

シュレイド「確かに、そう呼べるかもねでは、人で言う型は何だろうね」

切嗣「それは....」

シュレイド「言えないよね」

シュレイド「何故なら人は決まった型なんて存在しない」

シュレイド「いいや、動物息をしている者全てに決まった型は存在しえないんだ」

シュレイド「だってそうだろう...同じ者は一人としていない」

シュレイド「合わせる事は出来ても、24時間同じ行動をするやつなんていない」

シュレイド「そうなると、全員どう考えても異常者だと言ってもいいんじゃないかな」

切嗣「それは、行動面だけの話で、胎盤で生まれ二足歩行し話せて生きているなら人間である普通で....」

シュレイド「君は今凄い矛盾を言っていることが分かっているよね」

シュレイド「それだと、例えば人工授精なんか出来た時それで生まれた人を人である普通と呼ぶはずだよ」

シュレイド「でも実際は人はそれを普通とは呼ばないはずさ」

切嗣「....」

シュレイド「だから普通じゃないからって事にこだわる必要はない筈なんだ」

シュレイド「だけど」


221: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/20(月) 01:40:10.88 ID:vCOU8U3I0
シュレイド「人は多数の人たちの共通認識においての許容範囲内だけを勝手に普通だと決めつけ」

シュレイド「許容範囲から逸脱したものを異常者、異端者と人は呼ぶんだ」

シュレイド「だからね、切嗣君私は人に寄せ付けないんじゃないんだ」

シュレイド「人が私に近寄ろうとしないから寄り付くことが出来ないんだよ」

切嗣「....それじゃ...それこそ何故僕を助けたんだ」

シュレイド「単純な事だよ、誰も近寄らない筈の私に近づこうとした者が居たんだ」

シュレイド「正直言って空き巣でも何でも近寄ってくれただけで、うれしかったんだ」

シュレイド「そんな人を死なせたくなかったそれだけだよ」

切嗣「....君は優しすぎる」

切嗣「それだと聖杯戦争で生き残れないぞ....」

シュレイド「分かっているさ」

シュレイド「だからあの時、君に協力を持ち込んだだけどね...」

切嗣「それではやはり、君の奥さんが死んでというのはでっち上げだったか」

シュレイド「ハハッやっぱりあんなこじ付け設定じゃばれてしまうか」

シュレイド「そうだよ、君の同情を誘うための嘘だよ」



222: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/20(月) 01:54:06.55 ID:vCOU8U3I0
シュレイド「実際には妻は生きてる」

シュレイド「けど、まぁ今は色々あってね妻は此処にはいないんだ」

切嗣「娘を置いてか?」

シュレイド「まぁそれも色々に含まれているから余り深くは聞かないでくれると助かるかな」

切嗣「わかった」

シュレイド「さて...と積る話もしたことだし、僕は夕飯の支度をしてくるよ」

切嗣「あぁ..」

シュレイド「あ...それと夕飯の支度をしている間にもしかしたら」

シュレイド「娘が君に興味津々なご様子だったから」

シュレイド「もし来たら、少しだけ話相手になってはくれないかな」

シュレイド「あの子も、友達がいないんだ相談相手とかになってやってくれると助かるよ」

切嗣「ふっ...二回も助けて貰ったんだ断る義理はない」

シュレイド「助かるよ」

シュレイド「それじゃちょっとやって来るね」

切嗣「あぁ」



226: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/21(火) 01:49:41.58 ID:Jc3x13Ga0
バタン

切嗣「(しかし、こちらに来て何一つまだ目的を達成出来ていない...)」

切嗣「(このままでは、アインツベルンへ行くまでに時間探索が発動し兼ねないな...)」

切嗣「(だが、今の僕に使えるのか?)」

きぃ

切嗣「ん?」

女の子「.....」

切嗣「(彼の娘か、気軽に声でも掛けてみるか)」

切嗣「やぁ」

女の子「ず...随分なご身分ね」

切嗣「え」

女の子「お...お父さんに助けて貰ってお礼の一つもまともに言えないなんて」

切嗣「そういえばそうだったね」

切嗣「後でちゃんとお礼はするよ」

女の子「そ...それでも紳士なのかしら」

切嗣「そんな事より、僕に何か用があってきたんじゃないのかな」

女の子「話をそらしたわね」

切嗣「まぁまぁ」

女の子「で...でもそ...そうよ」

女の子「貴方に用があるの」


227: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/21(火) 01:59:10.07 ID:Jc3x13Ga0
切嗣「何かな?」

女の子「わ...私にあの魔術を教えなさい」

切嗣「また、急だけどあの魔術って何だい?」

女の子「あの魔術っていえばあの魔術よ」

切嗣「分からないなどの魔術だろう」

女の子「意地悪」

女の子「貴方は意地悪さんだわ」

切嗣「(やれやれ本当何処かのお嬢様に似ているな)」

切嗣「悪かった意地悪したのは悪かったよ」

切嗣「でもちゃんとハッキリ伝えないと分からないだろう?」

女の子「む....」

切嗣「....さしずめ君が言いたいのはこの家に入ってきた時の魔術のことだろう?」

女の子「っ...分かってるじゃない!!」

切嗣「ごめんごめん」

切嗣「だけど、あの魔術を教える事は出来ないんだよ」

女の子「どうしてよ」

切嗣「んーそうだねあの魔術を使うと悪い人に狙われちゃうからかな」

女の子「わ...悪い人に?」

切嗣「そうだよとっても怖い悪い魔術師に襲われちゃうんだ」

女の子「むー」

231: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/22(水) 01:39:59.27 ID:P1nXLIGH0
切嗣「そもそも何で君はあの魔術を使えるようになりたいんだい?」

女の子「....言えない」

切嗣「....まぁそこまで深くは聞かないよ」

切嗣「それより、あの魔術は教えられないけど」

切嗣「んーお花なんてあるかな?」

女の子「お花?」

切嗣「そうお花」

女の子「んーあっ!!」

女の子「ちょっと待ってて」

切嗣「うん」

がたっごと

切嗣「(ふっしかし子供って言うのは本当に可愛いな)」

切嗣「(...イリヤ....あの子にもう一度逢いたいな...)」

女の子「持ってきたわ!!」

切嗣「早かったね」

切嗣「その花は?」


232: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/22(水) 02:02:52.49 ID:P1nXLIGH0
女の子「ずっと前に、お父さんと一緒に育ててた花なの」

女の子「冬から春の時期に咲く花でキンセンカって言うんだって」

切嗣「キンセンカ....絶望.....」

女の子「どうしたの?」

切嗣「いや....何でもないよ」

切嗣「それよりその花を此処に置いてくれるかな」

女の子「うん」

切嗣「(昔父さんがやってた魔術...)」

切嗣「(父さんを殺してからも、この魔術の事だけが気がかりで昔沢山試したんだったっけな....)」

切嗣「(これを僕が教えることになるなんてな...)」

ブーンシュッ

切嗣「よし、出来た」

女の子「何をしたの?」

切嗣「この花の時間を止めたんだ」

切嗣「だからこの花が枯れる事はないよ」

女の子「!!すごい!!」

女の子「ねぇ早く教えて!!その魔術!!」

切嗣「うん、教えるだけど之が出来るかは性質にもよるから出来なかったからって僕を責めないでくれよ」

女の子「分かったわ!!」

切嗣「ふふっ..それじゃまずね...」

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

236: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/22(水) 18:37:54.54 ID:P1nXLIGH0
???「雨は降りやむ」

???「そして雨は降る」

???「悲しい悲しい連鎖」

???「それをどうしてくれるの?」

民間人「ひっ...もう許してくれ」

民間人「悪かった」

???「何を許そうと言うの?」

???「何を許せばいいの?」

民間人「だれか助けて!!助けてくれ!!!」

???「あぁ悲しい悲しい連鎖」

民間人「あばっ」

???「あぁ美しい貴方は大好き」

民間人「ばばばばっばあああかおあこあこ」

???「美しい雨」

パチパチパチ

アドルフ「相変わらず素晴らしき拷問術」

アドルフ「御見それいたします、メルトル・コール・カストール婦人」

メルトル「あひっ....」


237: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/22(水) 18:55:11.43 ID:P1nXLIGH0
メルトル「今日はもう終わり?」

アドルフ「いえいえ、まだまだおりますよ」

メルトル「それなら早く次を頂戴」

メルトル「気がくるってしまいそうなの」

アドルフ「直ぐにでもお持ちしますよ」

アドルフ「ですが今日はその前に、この方とお話してもらいたく存じます」

メルトル「話?いやよ?頭がイカレてしまうわ」

アドルフ「まぁまぁ...お話を聞いてもらえれば、いつもの倍は持ってきますので」

メルトル「本当に?」

メルトル「嘘だったら、貴方を今度こそ拷問するわ」

アドルフ「ははっ私が嘘をついた試しなどありませんでしょ?」

メルトル「そうね、そうだったわ」

メルトル「私何を言ってるのかしら」

アドルフ「.......」

アドルフ「ハハハハ」

アドルフ「....おい、今日の投入量倍増にでもしたか?」

兵士「はい、昨日倍増にしておけと仰られたので...」

アドルフ「...お前、後で私の自室にこい、褒めてやる」

兵士「は...はい!!有り難き幸せです!!」


241: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/24(金) 02:04:07.84 ID:mpW0X3VY0
アドルフ「さて、お待たせして申し訳ない」

???「いや、いい」

???「それより早く彼女と話がしたい」

アドルフ「分かりました」

アドルフ「おい」

兵士「ハッ」

ドンドンドンガラガラガラ

アドルフ「それでは、紹介させていただきます」

アドルフ「婦人」

アドルフ「こちらの方の名前は....」

???「衛宮切嗣と言う者だ」

---------------------------------------------------------------------------------
シュレイドの家

女の子「んー....」

女の子「もう...駄目」バタン

切嗣「うん、今日はこのくらいにしておこうか」

女の子「うう...貴方はあんな簡単に出来たのに....うう...」

切嗣「僕だって最初は簡単に出来なかったさ」

女の子「本当?」

切嗣「本当さ」

女の子「それじゃ毎日練習してたら出来るようになるかな?」

切嗣「きっとなるよ」

女の子「それじゃ毎日練習してみる!!」

242: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/24(金) 02:34:41.37 ID:mpW0X3VY0
切嗣「ハハハ」

シュレイド「エミン御飯が出来たから下においで」

エミン「はーい」

切嗣「(....エミン......)」

切嗣「君は、エミンって言うのか」

エミン「うん」

切嗣「それじゃ...今度からエミンって呼んでもいいかな」

エミン「いいよ!!」

エミン「それじゃちょっと下に行ってくるね」

切嗣「行ってらっしゃい」

切嗣「.......」

切嗣「セイバー」

剣「....」すぅ

切嗣「敵は何だった」

245: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/25(土) 21:42:46.73 ID:0dCbc6560
剣「一人は、アドルフという名のライダーのマスターの男、そしてもう一人は」

剣「エーデルフェルトという名のアーチャーのマスターの女性です」

切嗣「アーチャーのマスターにはちゃんと”僕が死んだ”と伝わったか?」

剣「恐らく問題はありませぬ」

剣「マスターのご指示通り確実に正確にマスターを殺しましたので」

切嗣「賭けではあったがどうやら全て上手く行ったか」

切嗣「(契約書...)

切嗣「(あれは、全体の文から僕が聖杯を壊すまで死ねないと読み取れていた)」

切嗣「(つまり、必ず僕が死ねば何かしらの形で蘇らされるそういう風に思えていた)」

切嗣「(そして、アーチャー戦の時ワザと確実に死ぬためにアーチャーの攻撃と同時に、セイバーに令呪を使い)」

切嗣「(投擲で必ず殺せと命じた)」

切嗣「(そして、僕はシュレイド...彼により蘇った)」

切嗣「(こうも...上手くいくとは...な)」

切嗣「よし、セイバー」

剣「....」じっ

切嗣「ん?どうしたセイバーその花なんか見て」

剣「い...いえ何でもありませぬ」

切嗣「まぁいいセイバー次は、シュレイド..彼のサーヴァントがどんな奴か分かるか?」









246: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/25(土) 21:55:30.79 ID:0dCbc6560
剣「そ...それは分かりかねます」

切嗣「彼は、僕にサーヴァントの魔力がいれてあると言っていた」

切嗣「その時のサーヴァントを見ていないのか?」

剣「その....魔力を使ったサーヴァントは私ですので」

剣「見ておりませぬ」

切嗣「お前が?」

剣「はい」

切嗣「...彼に手を貸したのか?」

剣「そうしなければ、本当にマスターは死んでしまわれる直前でしたので」

剣「他にサーヴァントらしき実態も感じられませんでしたので、私の魔力を差し上げました」

切嗣「(サーヴァントらしき者がいなかった?)」

切嗣「(...妙だな普通あんな危険地帯見たいな場所にサーヴァントなしで、マスターだけが飛び込んで行かない筈だぞ)」

切嗣「(それにいくら聖杯戦争前だからといってもサーヴァントを近くに置かずに外出は....)」

切嗣「本当に周りにそれらしき者は感じられなかったのか?」

剣「間違いはありませぬ」

剣「彼以外の魔力はありませぬでした」

切嗣「....アサシンの可能性は考えられないのか?」

剣「私のスキルに気配感知スキルがあるのでその可能性もありませぬ」

247: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/25(土) 22:04:14.10 ID:0dCbc6560
切嗣「(という事は、本当に単身で僕を助けに来ていたのか)」

切嗣「(彼は聖杯戦争に向いていないどころか)」

切嗣「(殺し合い事態に向いていない)」

切嗣「(なのに...一体何故聖杯戦争に参加しているんだ...)」

ガタ

切嗣「!!セイバー今はこの話はまた後でやる」

切嗣「いいな」

剣「はい」

コンコン

シュレイド「切嗣君、ご飯を持ってきたんだけど開けて...は無理そうだから切嗣君のサーヴァント君開けてくれないかな」

剣「はい」

ガチャッ

シュレイド「ありがとう」

剣「い...いえ」

切嗣「声が聞こえていたか」

シュレイド「古い家だからね内容までは聞こえなかったけど君と、サーヴァント君が話ている声は聞こえていたよ」

切嗣「そうか...」


252: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/26(日) 20:16:33.98 ID:gcgNACdt0
シュレイド「よいしょっと...」コトッ

切嗣「ん...いい匂いだ」

シュレイド「グヤーシュとパンだよ」

切嗣「グヤーシュ?」

シュレイド「トマトスープに角切りの牛肉を入れた物さ」

シュレイド「まぁでも、家は羊肉なんだけどね」

コぽぽぽぽ

シュレイド「はい、どうぞ」

切嗣「ありがとう、いただくよ」

スッごくッ

切嗣「旨い...」

切嗣「(羊肉が、口で溶けるように入っていく)」

ハムっむしゃむしゃ

シュレイド「ハハハどうやら口に合ったようだね」

数十分後

切嗣「ふぅ...」

切嗣「美味しかったよありがとう」

シュレイド「それは良かったよ」

シュレイド「異国の人っぽそうだし、口に合うかどうか心配だったんだ」


253: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/26(日) 20:38:31.27 ID:gcgNACdt0
シュレイド「あ...後娘の相手有難う」

シュレイド「君は、子供の扱いが上手いんだね」

シュレイド「娘が君について絶賛していたよ」

切嗣「まぁ、あのくらいの娘が僕にもいるからね」

シュレイド「君も既婚者だったか」

切嗣「まぁ...ね」

シュレイド「だとすると、君の家族はおいてきたって事かな」

シュレイド「連絡とかしなくて大丈夫かな?」

切嗣「....大丈夫だ」

シュレイド「そうかい...ならいいけど」

切嗣「所で...なんだがシュレイド」

シュレイド「なんだい?」

切嗣「未だ、共闘するという選択肢は残っているか?」

シュレイド「ふむ...どういった心変わりだい?」

切嗣「いや、敵に襲われた時分かったが」

切嗣「この地の事を知らないまま一人では不利だと思ってね」

シュレイド「ふむ...でもあの時君は行くべき所があると言っていたけれどそっちは良いのかな?」

切嗣「いや、そっちもこの体が上手く動かせるようになったら行くつもりだけど」

切嗣「今、共闘関係を結んでおいてもいいかなと思ってね」

シュレイド「ふーむ....」





257: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/27(月) 14:11:46.51 ID:Lzh2yk5E0
切嗣「(考えている?)」

シュレイド「まぁ...いいか」

シュレイド「どんな理由であれ共闘関係を結んでくれるのは有難いよ」

シュレイド「それじゃ結ぼうか共闘関係を」

切嗣「あぁ」

シュレイド「んじゃ結ぶにあたって、之の紙に君の指紋を指印してくれるかな」

切嗣「分かった」

ギュっ

シュレイド「うん、ありがとう」

シュレイド「これで正式に、共闘関係の成立だね」

シュレイド「これからよろしくね」

シュレイド「切嗣君」

切嗣「こちらこそ宜しく頼む」

ガタガタがたっ

コンコン

エミン「お父さん」

シュレイド「ん?どうしたんだいエミン」

エミン「来たわ」

シュレイド「あれ、もうそんな時間だったか」

切嗣「?」

シュレイド「急ですまないが切嗣君ちょっと私は外に出てくるよ」

シュレイド「恐らく明日の朝くらいに戻ると思う」

切嗣「明日の朝か」

切嗣「分かった」

シュレイド「あれ?聞かないんだね何しに行くのとか」

切嗣「生憎他人のプライベートに首を突っ込むつもりはないんでね」

シュレイド「そうか」

シュレイド「僕がいない間に何か魔術の訓練がしたいとかだったら家にあるもの使ってかまないよ」

シュレイド「後エミンの事も頼んだよ」

切嗣「分かったよ」

シュレイド「それじゃ後はよろしくね」






258: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/27(月) 14:48:12.10 ID:Lzh2yk5E0
ガチャ バタン

剣「マスター聞いておりませぬぞ」

剣「何故あの方と共闘関係を?」

切嗣「...それより、セイバーさっきの話の続きをするぞ」

剣「その事も大事ですが今は理由をお聞かせ願いたい!!」

剣「何故!!何故なのですか!!マスター殿!!」

切嗣「....何故其処まで熱くなっている?」

剣「あ....いえ..申し訳ありませぬ」

剣「只、私も知らぬまま自分勝手な計画の立て方はお辞め頂きたいのです」

剣「既にマスターは残り令呪が一画しかありませぬ」

剣「之がどういった意味かお分かりの筈です」

剣「マスターが一人で計画を実行すればいざと言うとき私はマスター殿を守れる自信がありませぬ」

切嗣「...(確かに、こいつの考えにも一理あるが)」

切嗣「(恐らく教えた所で従わないだろう)」

切嗣「(僕の今やろうとしているやり方は邪道もいい所だからな..)」

切嗣「(だが、だからと言って教えなければ、命令に従わなくなるだろうな...)」

切嗣「(どうしたものか)」

剣「マスター殿...」

切嗣「....いいだろう」

切嗣「彼と共闘関係を結んだのは単純に彼の娘が僕の娘と似ていたから」

切嗣「彼には死んでほしくないと思ったからだよ」

切嗣「悲しむ姿は見たくないんでね」

切嗣「それに、二度も助けて貰っているんだお礼ぐらいはしなければいけないだろう?」

剣「...本当にそれだけの理由なのですな?」

切嗣「あぁ偽りはない」

剣「....分かりました信じましょう」

剣「これからは、計画をちゃんと話て行動していただきたい」

切嗣「分かったよ」



259: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/27(月) 15:11:24.74 ID:Lzh2yk5E0
剣「うむ」

切嗣「ハァ..それで、もうさっきの続きの話をしてもいいか?」

剣「大丈夫です」

切嗣「それで、何だがお前に先程感知スキルがあると言っていたが」

切嗣「どの程度の範囲なんだ」

剣「んむ....どの程度と仰られますと」

剣「ギリギリ認知出来る範囲までの事でよろしいのですかな」

切嗣「いや、それでは駄目だ」

切嗣「ギリギリの範囲だと恐らくアサシンにだけは、気づけない筈だ」

切嗣「奴らの気配遮断は並みのものではないと思っている」

剣「流石はマスター殿ですな」

剣「確かにギリギリですと認知能力も薄くなり、気配遮断されれば気づけませぬ」

切嗣「それでは、はっきりと認知できる距離を教えてくれ」

剣「分かりました」

剣「はっきりと認知出来る距離でしたら300mまでくらいです」

切嗣「(300...やはりアサシンにしては幾らマスターを守るとは言っても充分に遠すぎる距離だ)」

切嗣「(先ほどの考えは確定的な物か...)」

切嗣「よし、分かった」

切嗣「次はセイバー気配感知スキルを常に使い続ける事は可能か?」

剣「ええ...寧ろ気配感知スキルは常に使っております」

切嗣「ならば僕がこの家にいるまでもし、サーヴァントらしきものが300m圏内に入ったら報告しろ」

剣「理由をおたずね致します」

切嗣「...分かった」

切嗣「この家を守るためだよ」

切嗣「もしもの事があったら大変だろ?」

剣「分かりました」


260: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/27(月) 15:35:08.89 ID:Lzh2yk5E0
切嗣「それじゃ外の警備をしながらサーヴァントらしき者が来たら行ってくれ」

剣「分かりました」シュン

切嗣「(やはり、セイバークラスは扱いにくいな)」

切嗣「(それに、話すだけで疲れる)」

切嗣「(それにしても、本当に疲れた)」

切嗣「(あの、聖杯聖杯戦争以来からまともに休息も取れていなかったしもう、今日は休ませて貰おう)」

バタン

切嗣「(まともな睡眠などいつぶりだろうか...)」

切嗣「(この体が動けるようになるまでは暫くはちゃんとした睡眠をとろう...)」

切嗣「(動けるようになれば又、気の引けない戦いに身を落とす事になるだろうし....な....)」

切嗣「zZZZ」

コンコン

エミン「ねぇ...そういえば貴方まだ名前を教えて貰っていなかったわ」

エミン「それとお花しら...」

エミン「寝ちゃってる...」

エミン「起こさないようにそおっとそおっと...」

エミン「!!」

エミン「あ...この花やっぱりここに置いてきちゃってたんだ...」

ギュっ

トコトコ

きぃパタン

エミン「ふぅ...あの人も相当疲れてたみたいね...」

エミン「.....私も、もう寝ようかな...」

エミン「久しぶりに一人で寝るな...」

エミン「う.....」

エミン「ううう....お父様、お母様」

エミン「どうして、こうなっちゃったんだろう...」

エミン「また、家族で過ごしたいよ....うううう」




261: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/27(月) 16:05:50.85 ID:Lzh2yk5E0
エミン「何で私の家族ばっかりこんな目に...ひぐっうぐっ」

ガタッ

エミン「誰?!」

エミン「あれ...誰もいない...」

エミン「気のせいなのかな....」

剣「.....」

剣「私は、まだ貴方の悲願を思っております」

剣「エミンお嬢様」

---------------------------------------------------
「マーリンとの日々のある日突然私にマーリンはお土産があると言ってきた」

「私は勿論そのお土産を構うことなくマーリンを殺そうとしていたがそれを介さず」

「彼は袋からそのお土産を取り出した」

「それは、目が痛くなるほど輝かしい剣と、鞘だった」

------------------------------------------------------
ちゅんちゅんちゅん

切嗣「うん....あ....朝か」

切嗣「そういえば、朝にはシュレイドは帰ると言っていたな」

切嗣「もう既に帰ってきているのかな」

切嗣「帰ってきているのなら話をしたいところ何だがな」

切嗣「ぐっ....うぐっ」

切嗣「まだ動けないか...」

切嗣「セイバー」

剣「はい」

切嗣「シュレイドが帰ってきているかどうか見てきてくれ」

剣「分かりましたぞ」



266: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/28(火) 21:02:57.72 ID:1VEaNso60
切嗣「さてとセイバーが見てきてくれる間に、これからの計画の整理でもしておくか」

切嗣「何か書くものはないかな」キョロキョロ

切嗣「お...あそこのデスクの上に、よさそうな紙があるな」

切嗣「だが遠いな...」

切嗣「本当に体が動かないのは不自由だ」

切嗣「仕方ないシュレイドが来た時にでも取って..」

ガチャ

切嗣「ん?」

猫「ニャォ」

切嗣「猫?」

切嗣「(鮮やかな白だな...)」

切嗣「(だがどうしてこんな所に)」

猫「ニャォン」シュッ

切嗣「うおっ」

猫「ニャ-」ぺろぺろ

切嗣「やめ...やめろ」

猫「ニャーニャー」ぺろぺろ

切嗣「うぶっ」

シュン

剣「マスター殿シュレイド殿がおられまし...」

切嗣「ぶふっぶぐっ」

猫「ニャーン」ペロペロ

剣「ハッハッハ随分懐かれておりますなマスター殿」」














267: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/28(火) 21:21:19.43 ID:1VEaNso60
切嗣「むぐぐぐ」

剣「おおっと眺めている場合ではありませんでしたな」

剣「今お取りしますぞ」

猫「ニャ?」

剣「よこいせっ」

猫「にゃにゃにゃ」

剣「ほーらよしよし」

剣「このお方は今大事が用があるのでリビングに戻ってくだされ」

猫「ニャー...」トコトコ

切嗣「う..ベトベトだな」

剣「朝から散々でしたなマスター殿」

切嗣「やれやれ...それより、シュレイドは今家にいるんだな?」

剣「はい、間違えありませぬ」

切嗣「(セイバーのサーヴァントの気配感知の報告はなし...か)」

切嗣「(帰ってきた時にサーヴァントの感知の報告をすると踏んでまだ、帰ってきてないものかと思ったが...)」

切嗣「(まぁいい)」

切嗣「それじゃ、二度手間になるがシュレイドを呼んできてくれ」

剣「分かりましたぞ」




268: ◆YmjwHbXvbg 2017/02/28(火) 21:37:58.25 ID:1VEaNso60
数分後

剣「呼んできましたぞ」

シュレイド「やぁ切嗣君僕に用があるらしいね」

シュレイド「なんだい?」

切嗣「あぁ、少し話しておきたい事があってな」

切嗣「...とその前に濡れたタオルを貰えないか?」

シュレイド「うん?どうしたんだい?」

切嗣「おそらく君の家の猫だろうが真っ白な猫に顔中舐められて少し臭いから顔を拭きたいんだ」

シュレイド「あぁ玉に家に入りに来るあの真っ白な猫か」

切嗣「君の家の猫ではないのか?」

シュレイド「ん?ああ野良猫だよあの猫は」

シュレイド「1年前位に餌をあげたら玉に家に遊びに来るようになってね」

シュレイド「基本的には何処にいるのかは知らないよ」

シュレイド「だけどおかしいな顔を舐めるような事はしない上品な感じの猫なんだけどな」

シュレイド「発情期にでも入っているのかな」

シュレイド「まぁいいか」

シュレイド「直ぐに持ってくるよ」

切嗣「すまない頼む」





272: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/01(水) 16:46:04.59 ID:WnsBJnkk0
シュレイド「持ってきたよ切嗣君」

切嗣「ありがとうシュレイド」ゴシゴシ

シュレイド「それで、話って何かな」

切嗣「これからについてだ」

シュレイド「ふむ」

切嗣「僕は、この体が動けるようになったらとある所に行くつもりなんだが」

切嗣「その前に、聖杯戦争までにどう言った立ち回り方をするべきか計画をするべきだと考えている」

シュレイド「確かに、そうすれば聖杯戦争前から有利な状況で挑めるからね」

切嗣「そう、その通りだ」

切嗣「それと僕は一度襲われているんだ」

切嗣「もし、万が一...いやない事を祈るが僕が死んでいない事を敵のマスターに知られたらもう一度襲われる事になるだろう」

切嗣「その時に、お互いのサポートが出来れば最善だと思ってね」

シュレイド「...いや、そのことは恐らく大丈夫だと思うよ」

切嗣「なぜだ?」

シュレイド「後で言おうと思っていたんだけど昨日家を出た理由は聖堂協会から呼ばれたからなんだ」

切嗣「そうだったのか...」

シュレイド「そう、そこでね正式に追加ルールとして聖杯戦争前の戦闘を行ったものが居れば即聖杯戦争への参加資格を無くすと決まったんだ」

シュレイド「これをもし、強行手段で破るものが居れば他のマスター達と協力して破ったマスターを殺して新しいマスターを作ると言っていたよ」

切嗣「(...この代でこのルールがやっと追加されていたのか)」

切嗣「(通りで...奴ら躊躇がなかったわけだ)」

切嗣「なら、そこはいいとして其れでもやはり計画は立てるべきだ」

シュレイド「そうだね」





273: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/01(水) 17:06:18.22 ID:WnsBJnkk0
切嗣「そこで何だが君のサーヴァントのクラスを教えてくれないかな」

シュレイド「...どうしてだい?」

切嗣「いや、お互いのサーヴァントのクラスも知らないままサポートも何もないだろ?」

シュレイド「.....」

切嗣「どうしたんだ?まさかサーヴァントをまだ、召喚してない訳ではないだろう?」

シュレイド「召喚していない訳ではないよ...うん」

切嗣「では何か言えない理由でも?」

シュレイド「いや...それが分からないんだよ」

切嗣「分からない?バーサーカークラスで分からないとかでは無くてか?」

シュレイド「そうなんだよ...ちゃんとステータスの確認とかもやってみたけど良くわからないんだ」

切嗣「(バーサーカーでないとすると何だ...)」

切嗣「(そんなクラス他にいた覚えはないが..)」

切嗣「それじゃ分かった取り敢えずサーヴァントを出してもらっていいか?」

シュレイド「うん、構わないよ」

シュレイド「来なさい」

フゥッ

クラス不明の鯖「マスターさん...何か及びですか」

シュレイド「うん」

シュレイド「紹介しようこちら衛宮切嗣さんだよ」

クラス不明の鯖「こちらの方が...よろしくお願いしますね」ニコッ

切嗣「これが君のサーヴァントか」

274: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/01(水) 17:25:55.24 ID:WnsBJnkk0
切嗣「(見た目だけで言うなら白い、丸で百合の花のような如き女性だ)

切嗣「(と言うより英霊に全く見えない)」

切嗣「(それに、何故ワンピース姿?)」

切嗣「...確かに、ステータスは、見たことがない数値だな」

シュレイド「だろう?」

シュレイド「だからこのサーヴァントをどう扱えばいいか困っていたんだ」

シュレイド「それに、真名も分からないから何と呼べば良いかも分からないんだよ」

切嗣「(蘇生魔術を扱えるこの人が分からないとなると相当な者か..)」

切嗣「分かった、取り敢えずこのサーヴァントが何が出来るかだけ教えてくれ」

シュレイド「言いずらいんだけど...恐らく魅了だけ...じゃないかな」

切嗣「......は?」

シュレイド「いや...本当に多分そのくらいだと思う」

切嗣「いや...馬鹿な」

切嗣「仮にも英霊だぞ?」

切嗣「それにそれは特性だろ...」

切嗣「僕が聞いているのは戦いの中で有効活用できそうなものだ」

シュレイド「ごめんね切嗣君...本当にこのサーヴァントはそれしか出来ないらしいんだ」

クラス不明の鯖「本当です」


275: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/01(水) 17:35:46.82 ID:WnsBJnkk0
切嗣「(だ...駄目だ予想以上に駄目だ...使えなさすぎる)」

切嗣「ま...まぁいいその魅了がどれだけの者かだけ見せてくれ」

クラス不明の鯖「よろしいのでしょうか?」

シュレイド「うん、いいよ」

シュレイド「多分見せないと始まらないと思う」

クラス不明の鯖「分かりました」

クラス不明の鯖「ふぅううう....」

シュわわあん(花が咲いただけ)

切嗣「......」

シュレイド「.......」

剣「.......」

クラス不明の鯖「あ...あれ?」

切嗣「悪かったシュレイド」

シュレイド「う...うんこっちこそ何かごめんね」

クラス不明の鯖「何故効かないの?あ...あれ?」

切嗣「取り敢えず、僕のセイバーと君の使える魔術だけで考える事にしようか」

シュレイド「そうだね...」





279: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/02(木) 16:11:15.42 ID:7oLQAsIZ0
クラス不明の鯖「ちょ..ちょっと待ってくださいませ」

クラス不明の鯖「も...もう一度チャンスを下さい」

切嗣「それで何だが、シュレイドの使える魔術を事細かに教えてくれないか?」

シュレイド「う..うん分かったよ」

クラス不明の鯖「あ....あのぉ...」

シュレイド「私が使える魔術は、幻影、と治癒そして、蘇生術かな」

切嗣「そうか...そうなると、実際に戦いとなったら使えそうなのは幻影くらいか」

クラス不明の鯖「......」ジー

シュレイド「ちょ...ちょっとすまない切嗣君」

切嗣「ん?どうした?」

シュレイド「と....取り敢えず話辛いから私のサーヴァントを元の場所に戻してもいいかな?」

切嗣「元の場所?」

シュレイド「彼女の自室があるんだよ」

切嗣「(サーヴァントに自室?)」

切嗣「まぁいいよ戻して構わない」

シュレイド「ありがとう」

シュレイド「という事で、もう君の自室に戻ってていいよ」

クラス不明の鯖「はい.....」フゥ




280: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/02(木) 16:49:52.68 ID:7oLQAsIZ0
シュレイド「話を区切って悪かったね」

切嗣「まぁ、確かに少し話辛かったし判断は間違っていないよ」

シュレイド「そういってくれると助かるよ」

切嗣「では、さっきの続きなんだが」

切嗣「幻影魔術は自分以外の幻影も出来るか?」

シュレイド「出来るよ」

切嗣「そうか..じゃぁ大体何体までだったら出せる?」

シュレイド「そうだね...大体4、5体が限界かな」

切嗣「4、5体か充分だ」

シュレイド「そうなのかい?」

シュレイド「サーヴァント相手にこの数は私は少ないと私は思うんだけど」

切嗣「いいや充分な数だ」

切嗣「サーヴァントだけを相手にするのであれば確かに少ないが、聖杯戦争はマスターとサーヴァント」

切嗣「この両者の関係がある」

切嗣「マスターを倒せばサーヴァントがサーヴァントを倒せばマスターが再起不能に出来る」

切嗣「だから、そこをついてマスターだけを狙う」

切嗣「その時に、幻影が4、5体もいれば敵のマスターを攪乱するのには、充分な数であり、更に」

切嗣「失敗しそうなった時にも二人づつの幻影が二つ出来る為囮としても充分多すぎるくらいの数だ」

シュレイド「なるほど....」

切嗣「それに、その位の幻影が出来るなら敵のサーヴァントを一つの幻影を使い如何にもマスターの元に行けない振りをすることだって可能だ」

シュレイド「騙すことで、圧倒的な状況的有利が可能となる訳か」

シュレイド「確かに...そうなると充分な数だね」



281: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/02(木) 17:14:38.84 ID:7oLQAsIZ0
シュレイド「ただ...」

切嗣「ただ?」

シュレイド「倒されても勿論消えるし、時間制限もあって、魔術を張るのに大幅な時間が掛かると言う欠点があるんだよこの魔術」

切嗣「時間制限と、魔術を張る時間を詳しくいいか?」

シュレイド「分かった」

シュレイド「まず、時間制限何だけど」

シュレイド「4、5体も出すと10分立てば自動消滅だよ」

切嗣「それでは、もし一体だったとしての最長時間は計算から察するに50分か一時間くらいか?」

シュレイド「いいや、15分が限界だね」

切嗣「15分か...」

シュレイド「この魔術事態が魔力消費が激しいからね」

シュレイド「限界を超えすぎると私が動けなくなる」

シュレイド「次に魔術を張る時間なんだけど」

シュレイド「3時間かかる」

切嗣「発動時間が限界で15分で張る時間が3時間か...とことん釣り合わないんだなその幻影魔術」

シュレイド「僕もそう思って改良を長年やってきたんだけど上手く行かないんだよね...」

切嗣「まぁいいか」

切嗣「だとすると、その魔術は敵が攻めて来れば使えないと思っていいか...」

シュレイド「なんか期待を裏切るようで悪かったね」

切嗣「いや謝る必要はない」




282: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/02(木) 17:39:33.37 ID:7oLQAsIZ0
切嗣「寧ろ今のうちに弱点を知れてよかった」

切嗣「いざ戦いの時になって知りませんでした...じゃ幾ら命があっても足り無さそうだしな」

シュレイド「ハハッそうだね先に言っておいて正解だったかな」

切嗣「....となるとだ」

切嗣「幻影魔術にこういう弱点があるならば一応念のため治癒魔術と蘇生魔術についても聞いておいていいか?」

シュレイド「あぁうん分かったよ」

シュレイド「んじゃ...まずどっちから説明すればいいかな」

切嗣「治癒魔術からだ」

シュレイド「分かった治癒魔術からだね」

シュレイド「治癒魔術は基本的な傷を治すだけに限らず病気や毒も直せる」

切嗣「万能タイプの治癒魔術か」

シュレイド「そうだね」

切嗣「弱点はあるか?」

シュレイド「これに関してはないね」

シュレイド「腕に魔術刻印を刻んでいれば即発動できるよ」

切嗣「そうか...じゃ...蘇生魔術について次は教えてくれ」

シュレイド「蘇生魔術の方はね」

シュレイド「必ず成功はしない魔術だよ」

切嗣「必ず成功しない?」

シュレイド「そう、これは単に相手方の魔力に依存しているんだ」

シュレイド「魔力が少なければ少ないほどこちらに帰ってはこれない確率が高いよ」


283: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/02(木) 17:47:52.46 ID:7oLQAsIZ0
シュレイド「ただ、魔力を分け与えられる人物がいるなら話は別だけどね」

切嗣「僕にやったように...か」

シュレイド「そうだね、魔力を人一人ぶん分け与えられる人物がいるならその人から魔力を貰って」

シュレイド「必ず蘇生は成功するよ」

シュレイド「まぁそんな人大抵はサーヴァントくらいしか居ないから大抵自力の魔力になるんだけどね」

切嗣「そうか....」

シュレイド「後これもやっぱり時間が大幅にかかるね」

シュレイド「半日以上は蘇生できたとしても寝ている状態さ」

切嗣「基本使うとしたら敵が周囲にいない時ぐらいか...」

シュレイド「そうなるね」

切嗣「よし分かった」

切嗣「君の魔術についてはその辺でいい」

切嗣「今から少し考えたいからあのデスクにある紙をとってもらえないかな」

シュレイド「分かったよ」スッ

シュレイド「はいどうぞ」

切嗣「あぁ...ありがとう」


284: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/02(木) 18:05:27.18 ID:7oLQAsIZ0
切嗣「(さて...恐らく彼と共闘する場合幻影を使った戦い方が基本となるんだろう)」

切嗣「(となると交戦一方しかも、失敗は許されない)」

切嗣「(攻めて来られたらセイバーがいるとは言え恐らくシュレイドのサーヴァントがあれだ...)」

切嗣「(そうなったら恐らく彼の聖杯戦争敗退は濃厚だ)」

切嗣「(それでは彼と組んだ意味はなさない)」

切嗣「(もう少し使えるサーヴァントだったら良かったんだがな....)」

切嗣「(まぁ贅沢は言えないか)」

切嗣「(そうなると...)」カキカキカキ

----------------------------------------------------------------------------
リビング

アミン「あーあ...つまんないなぁ....」

アミン「お父さんはあの人とずっと話込んでるし...」

アミン「お花にあの人から教えて貰った魔術使っても中々成功しないし...」

アミン「暇だわ...」

猫「ニャォ」

アミン「あ...また勝手に入ってきてたのね」

アミン「いけない子ね」だきっ

猫「ニャォん」

アミン「ジー」

猫「...」

アミン「....そういえば貴方前から思ってたけど」

アミン「綺麗な瞳」







285: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/02(木) 18:19:51.35 ID:7oLQAsIZ0
アミン「何だか吸い込まれちゃいそう...」

アミン「それに...貴方の瞳何だか....」

アミン「お母様の瞳に似ているわ」

猫「ニャー」するっ

アミン「あっ...」

猫「にゃーニャー」

アミン「こら私が見てるのに急に逃げ出さないでよ」

猫「ニャァ」招き

アミン「ん?何?」

猫「ニャーニャー」ダっ

アミン「あっ!!何なのよもう私をからかったりして!!」

猫「ニャー」招き

アミン「こうなったら絶対捕まえてやるんだから」

アミン「覚悟しなさい」

猫「ニャー」ダっ

-------------------------------------------------
切嗣「よし、出来たこんな物だろう」

シュレイド「ん?早かったね」

切嗣「あぁ君が事細かく教えてくれたお陰で順調に計画が練れたよ」

シュレイド「それは良かった」

シュレイド「それじゃ見せて貰ってもいいかい?」

切嗣「ほら」

シュレイド「ふむ」

シュレイド「なるほど....成る程」

シュレイド「ん?切嗣君」

切嗣「どうした?」

シュレイド「いや、この計画書にサーヴァントについて何一つ書かれていないんだけど」

シュレイド「これは?」

286: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/02(木) 18:38:14.66 ID:7oLQAsIZ0
切嗣「あぁ、それはね」

切嗣「サーヴァントだけは、それぞれの自由にその時その時の対処にしようと思ってね」

シュレイド「何かそうしなければ行けない理由でもあるのかい?」

切嗣「いやないよ」

切嗣「サーヴァントはどうせ敵サーヴァントと当たれば嫌でも戦わせる事になるんだ」

切嗣「だから別に書く必要性はないと思ってね」

シュレイド「なるほど...」

切嗣「さて他に何もなければこれで行こうと思うんだけどどうだろうか」

シュレイド「うん、いいと思うよ」

切嗣「それじゃ...もし万が一聖杯戦争までに新しい魔術が使用できるとか時間の短縮が可能になったとかあった場合は」

切嗣「直ぐにでもいってくれ」

切嗣「計画に付け加えるよ」

シュレイド「分かった」

ゴーンゴーン

シュレイド「おっともうこんな時間か」

切嗣「ん?また何かあるのか?」

シュレイド「ん?いや昼食の準備をしようと思うんだけど...」

切嗣「昼になると鐘がなるのか?この地域は」

シュレイド「うんそうだよ異国の人には珍しいかも知れないけどここは昼の時間になると協会から鐘が聞こえるんだ」

切嗣「そうだったのか」

シュレイド「エミンもお腹を空かせているだろうし準備をしてくるよ」

シュレイド「後で、又君の分ももってくるからね」

切嗣「あぁありがとう」

ガチャバタン

290: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/03(金) 18:53:46.69 ID:aszcRU2/0
切嗣「ふぅ...」

切嗣「(さて...内心上手く立てれるか心配だった彼との計画を立てれたことだし)」

切嗣「(次は、装備の確保を何とかしなければな)」

切嗣「(コンテンダー及びキャリコの喪失はデカすぎた代償だ...)」

切嗣「(特にコンテンダーは起源弾を撃つのに重要な役割のある銃だっただけに痛い損失だ)」

切嗣「(もう一度コンテンダーが手に入るならいいが1965年に製造されている為それは不可能)」

切嗣「(となると似た形状の銃を何とか手に入れなければならないが....)」

切嗣「(この時代にどんな銃があったのかまでは把握していない)」

切嗣「(まぁ...だが幸いな事にここはドイツだそれも第二次世界大戦前の)」

切嗣「(この時代のドイツは武器発明に長けていたとよく聞く)」

切嗣「(どこかに、武器を作ってくれそうな所を探してそこに一度依頼してみればもしかしたら可能性があるかも知れない)」

切嗣「(アインツベルンへは後3、4日遅れそうだが時代が時代だいくら、マスター同士の殺し合いが禁止されていようが武器がなければ安心はできない)」

切嗣「(よし...そうなればコンテンダーの形状を書いておく事にしておこう)」

数十分後

切嗣「起源弾の形状に合わせてほしいからここを...いや...駄目か」

切嗣「これだと...玉詰まりを引き起こしやすく...」

コンコン

シュレイド「ご飯を持ってきたよ切嗣君」

切嗣「あ...あぁ」

切嗣「セイバー」

剣「分かりましたぞ」

ガチャ

切嗣「随分早かったな」

シュレイド「エミンが中々帰ってこないから、先に切嗣君にと思ってね」

切嗣「外に遊びにでも行っているのか?」





291: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/03(金) 19:20:04.36 ID:aszcRU2/0
シュレイド「多分ね」

切嗣「それは大丈夫なのか?」

シュレイド「多分大丈夫だよ」

シュレイド「あの子が行くのはどうせこのの家の周りの林ぐらいしかないしね」

シュレイド「それに、私の家の周りには人が寄ってこないからね」

シュレイド「寄ってくるとしたらあの白い猫くらいなものさ」

切嗣「いや、お前達を監視している者たちもいるだろう」

切嗣「それは大丈夫なのか?」

シュレイド「あぁあの人達は手出しは出来ないから大丈夫だよ」

切嗣「そうか」

-------------------------------------------------------------


エミン「まてー」

猫「ニャー」

エミン「うう...すばしっこいわね...」

猫「ニャニャー」招き

エミン「ああもう!!なんなのよ!!」

エミン「さっきから、つかまりはしない癖に私が止まったらそうやって煽って!!」

猫「ニャォん」招き

エミン「うっ...いい度胸ね貴方がその気なら私だって考えがあるんだから」

エミン「今まで使わないでおいたけど...とう!!」シュン

猫「ニャ?!ニャにゃにゃ?!」

エミン「(ふふん!!私の姿が見えないでしょふふ)」

エミン「(このまま後ろからそおっと)」

猫「ニャァ!!」ダっ

エミン「え?!あっ!!」

猫「ニャァ」

エミン「貴方...やるわね...」


292: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/03(金) 19:43:33.87 ID:aszcRU2/0
エミン「こうなったら全力で貴方を捕まえてあげるわ...」ダっ

猫「ニャー」ダっ

数分後

エミン「ぜぇ...ぜぇ...ぜぇ」

エミン「やっと追い詰めたわ...」

猫「ニャおおおん」

エミン「ふっふふふ」

エミン「さぁ観念して、つかまりなさい」

猫「にゃああああああ」

エミン「ほら...ほら」

猫「にゃ...にゃぁぁぁ」

エミン「やっ!!」ガシ

猫「にゃぁぁあぁああ...」

エミン「ふぅ...やっと捕まえたわ」

エミン「これに懲りたら私を煽らない事ね!!」

エミン「それにしても、此処どこかしら...」

エミン「こんな奥深くまで行ったこと無いわ....」

エミン「取り敢えず多分あっちから来たはず...」

エミン「あっちにまっすぐいってみよう」

数分後

エミン「迷ったわ...」

エミン「完全に迷ってるわこれ」

エミン「だって...こんな...こんなおんぼろ屋敷見たことないものおおおおお!!」




293: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/03(金) 20:10:00.13 ID:aszcRU2/0
エミン「ハハッふふ...まさか...私の庭だと思ってた林でまさか迷う事になるなんて...」

          ぐぅ

エミン「それに、お腹空いたし...帰りたい...もう」

猫「ニャー」顔ポリポリ

エミン「貴方ね...貴方のせいで迷ったのに呑気でいいわね....」

エミン「ううっ...駄目だわ...もう怒る気力もないわ」

エミン「貴方....いつも私の家に来ているのだから道くらい分かる筈でしょ...」

エミン「私の家に案内して...」

   ガサッ

猫「!!ニャー」ダっ

エミン「あっ...何処に...」

「弱弱しい小娘だ...之が奴の言う”器”だと?」

エミン「え....だ....誰?貴方達....」

「ふっ....見た目は弱弱しくても中身は、立派な器な筈だギルガメッシュ」

-------------------------------------------------------------------------------
リビング

カァカァカァ

シュレイド「ん...?あれ...もう夕方か..おかしいなエミンが昼食をぬいて夕方まで遊ぶなんて...」

シュレイド「流石に探しに行ってきた方がいいかも知れないな...」

コンコン

シュレイド「切嗣君」

切嗣「ん?何だ?」

シュレイド「ちょっとまだエミンが帰ってきてない見たいだからちょっと探しに行ってくるよ

切嗣「あぁ分かった」

シュレイド「例のごとく家にあるものは自由に使っていいからね」

切嗣「あぁ」


294: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/03(金) 20:27:15.72 ID:aszcRU2/0
数十分後

シュレイド「やれやれ全く...どこに行ったんだ」

シュレイド「いつも、あの子が花を持ってくるから毎日ここで遊んでたと思ったんだけど....」

シュレイド「もう少し、奥の方にも確か同じようなのが花が沢山咲いている所があったな」

シュレイド「そっちの方に行ってみよう...」

更に数分後

シュレイド「あれ...こっちにもいない....」

シュレイド「何か...あった..?」

シュレイド「いやでも...まさか...奴らがあの子に手を出すわけはないし...それじゃ契約が....」

シュレイド「最悪の結末を考えるのは良そう......それよりもう少し、探して....」

猫「ニャー」

シュレイド「あ...お前は...」

猫「にゃーにゃニャー」

シュレイド「うん?もしかして...あの子の場所を知っているのかい?」

猫「ニャー」ダっ

シュレイド「あっ!!」

シュレイド「ちょ...ちょっと!!」ダっ

数十分後

シュレイド「はぁ...はぁ...はぁ」

シュレイド「この歳になって走らされる羽目になるなんて....」

猫「ニャァゴ」

シュレイド「ちょ...ちょっと待ってくれないか少し休憩を」

バキッ

シュレイド「ん?何か踏んで?」




295: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/03(金) 21:00:16.18 ID:aszcRU2/0
シュレイド「これは!!!」

----------------------------------------------

切嗣「よし...コンテンダーの設計図はこんな物だろう」

切嗣「(...しかしおかしいな、シュレイドが出て行ってから4時間は立っている気がするが...帰ってきている気配がない?)」

切嗣「....セイバー」

剣「はい」

切嗣「シュレイドは帰って来ているか?」

剣「いえ、一度も帰って来てはおりませぬ」

剣「マスター殿がその紙になにやら書いておりましたので私は外を見張っておりましたが、シュレイド殿が出て行ったきりですぞ」

切嗣「....そうか」

切嗣「(子供探しに4時間も....いやだが彼は大丈夫だと言っていたし)」

切嗣「(念のためだ)」

切嗣「セイバー...取り敢えずシュレイドを探してきてはくれないか?」

剣「ですが...」

切嗣「僕の事はいいどうせ今は、マスター同士の殺し合いはないと分かっているんだ」

切嗣「それよりも、シュレイド彼が帰ってこないと僕は夜心配で眠れなさそうだ」

剣「其処まで言うのならば...分かりましたぞ」シュッ

数分後

剣「シュレイド殿ー」

剣「シュレイド殿ー」

剣「おかしいですな....」

剣「この林は其処まで広くはない筈...こんなに、大声を出して居れば気づかぬ筈はないのですがな」

剣「シュレイド殿ー」

ガサッ

剣「む...何奴」

クラス不明の鯖「....」

剣「お主......」







296: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/03(金) 21:40:54.49 ID:aszcRU2/0
剣「マスター殿はどうした?」

クラス不明の鯖「......」

剣「どうしたのだ?」

クラス不明の鯖「.....」ふぅ...バっ

ガキン

剣「何の真似ですかな.....アサシン」

アサシン「あれ.....」

剣「マスターは騙せても私を騙す事は出来ませぬぞ」

剣「貴方はステータスを巧妙に隠しておりましたがな」

アサシン「ふぅ...」フワァ

キィン

剣「なんの真似ですかな?我々は共闘関係にある筈ですぞ」

アサシン「はぁ...」シュぅ

バキン

剣「それに、聖堂協会のルールをお忘れになっておるのですかな?」

アサシン「破棄...です」

剣「やっと口をお開きになられましたな」

剣「はて...どういう事ですかな...破棄とは」

アサシン「...第三次聖杯戦争...」

剣「なっ!?」

アサシン「......」ひぅう

スッ

剣「くっ...やり辛い」

剣「それで....聖杯戦争が始まったと言うのですか?」

アサシン「.....ふぅ」

剣「またか!!させぬぞ!!」ドゴン

アサシン「.....」シュわわわん

剣「くっぬ!!泡の様に消える!!」






297: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/03(金) 21:52:31.32 ID:aszcRU2/0
剣「どこへいった!!!」

アサシン「ふぅ...」

剣「そこですかな!!」ドォン

アサシン「....」シュワン

剣「またか!!」

剣「こうなれば!!」ぶおおおおお

アサシン「....ん?」

剣「うおおおおおおおおお」バーン

アサシン「あ...わ....」よろよろ

剣「ふっ!!地形を崩してしまえばこの程度よ!!はあああ!!」

アサシン「ふゎ....」シュ

剣「なっ?!」

アサシン「おわ.....」

アサシン「あ.....ここで...終わり」

剣「なぬ?!」

アサシン「さようなら」

剣「戦闘の途中破棄ですと?!」

アサシン「ふはぁ...」シュワン

剣「ま.....待つのだ!!」ぶん!!

アサシン「....」シュわわん

剣「ぐぬっ....逃がしてしまったか....」

剣「しかし不味いですな...此のことを早くマスター殿に伝えねば」シュバッ

-----------------------------------------------------


301: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/04(土) 18:25:16.01 ID:53KQOFrC0
切嗣「....遅い」

切嗣「(流石に遅すぎる)」

切嗣「(あれから、10分...)」

切嗣「(奴には気配感知スキルもある)」

切嗣「(それなのに...10分もか?)」

切嗣「(いや...ありえない)」

切嗣「(だとすると....やはり何か良くない事が起きたか?)」

切嗣「(だがだからと言って...僕は今は一歩も動けない)」

切嗣「セイバーを信じて待つしかない...か」

ガタン

切嗣「(ん?もしかして誰か帰ってきたのか?!)」

コト...

切嗣「(上がってくる...シュレイドか?)」

切嗣「(だがセイバーは...まだ)」

ゴトッコトッガンッ

切嗣「(ん?妙だな...上がって来るにしては遅すぎる...)」

バンッゴトカタッ

切嗣「(それに...なんだ...これは壁によりながら登って来ているのか?)」

切嗣「(上がるたびによ垂れかかって登ってくるような音だ)」

ゴトッ...ぴたっ

切嗣「(扉の前で止まった....誰だ?)」

ガチャッ

切嗣「ゴクッ(なんだ....何故か冷汗が)」

バタン

エミン「あぅ....あぁ」

切嗣「!!エミン!!」

エミン「あ.....す」

切嗣「明日?それにしてもエミンどうした?!」



302: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/04(土) 19:05:34.92 ID:53KQOFrC0
切嗣「どうしてそんな傷だらけなんだ?!」

切嗣「それにお父さんはどうした?!」

エミン「お.....ヵ...........」

シーン

切嗣「おい!!エミン!!エミン!!」

切嗣「(これはどう考えても異常事態だ!!)」

剣「マスター!!!!」

切嗣「っ!!セイバー!!」

切嗣「何があった!!」

剣「不味いです!!始まってしまいましたぞ!!聖杯戦争が!!」

切嗣「な....?!どうして急に!!」

剣「私も理由は分かりませぬが急いでマスターこの家を出ますぞ!!」

切嗣「この家から....まさか?!」

剣「そのまさかです....恐らくマスター殿貴方は裏切られましたぞ!!」

切嗣「彼が裏切った?!彼が聖杯戦争の引き金を引いたのか?!」

剣「その話は取り敢えず逃げてからにしましょうぞ!!」

剣「ここは、場所をしられておりますので直ぐに敵に攻められますマスター殿!!」

剣「そうなれば、一貫の終わりですぞ!!」

切嗣「あ...あぁそうだな...僕も色々急すぎて気が動転していた」

切嗣「分かったセイバー取り敢えず彼女を一先ず何処へでもいい全く魔力の気配がなく出来るだけ安全な場所へ逃げてくれ」

剣「マスター殿はどうするのです?!」

切嗣「僕の予想じゃ恐らく敵は一人では来ない...複数で来る筈だ」

切嗣「そうなったら、どうせ二人を抱えてお前が逃げた所でつかまってしまう」

切嗣「そうならない為に、追跡を根絶させる用魔術結界を貼るから先に、安全な場所へ彼女を連れて行った後でその場所まで連れて行ってくれ」

剣「成る程...わかりましたぞ!!」ガシッ

切嗣「頼んだぞ...セイバー」

剣「はっ!!」

剣「マスター殿!!どうぞご無事で!!」シュン


303: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/04(土) 19:37:50.73 ID:53KQOFrC0
切嗣「さて...」ゴソッ

切嗣「ふっ...まさかこの砂時計をここで使う羽目になるとはな」

切嗣「セイバーには、ああいったが恐らく、逃げ切れる場所なんて不可能だ」

切嗣「アドルフ...エーデルフェルト彼ら彼女らは正直言って格が違い過ぎる」

切嗣「アドルフに関しては、恐らくあのアドルフ・ヒトラーその人だ」

切嗣「まさか、聖杯戦争に参加していたとは思わなかったが」

切嗣「軍を指揮できそうなこの時代のアドルフと言ったらこの人以外に思い付きはしない」

切嗣「彼はIQが異常に高かったとも聞くし、まずどんな結界を張ろうとも逃げ延びるのは無理だろう」

切嗣「となると...この時間を移動できる魔術で逃げるのが手っ取り早い」

切嗣「第二魔法なんて希少すぎる魔術をどれだけIQが高かろうがまさか使えるとは思わないだろうしな」

切嗣「それに尚更時間移動も出来るとは...予測不可能だろう」

切嗣「まぁ...丁度今の状態でこの魔術が使えるか試しても見たかったし丁度いいと言えば丁度いいか」

切嗣「確か、使うとしたら未来でなければ行けないよな」

切嗣「でないと、恐らく重複して未来へ飛ばされる羽目になるだろうしな....」

切嗣「奴にその説明は聞かなかったが」

切嗣「ま...取り敢えず時間もないしセイバーが戻ってくるまでに発動しておくか」

数分後

切嗣「こんなものか」

切嗣「それじゃ....やるか」

切嗣「はぁあああ!!」

切嗣「(次は、三日後のアイツベルンへ次は....)」

シュゥぅン

切嗣「ぐうっ...」

ドドド

切嗣「くっぅ.....」

シュイン.....ドフッ

切嗣「なっ?!」

バチバチバチバチ

切嗣「しまった!!まさか失敗か?!」

どおおおん しゅぅうぅう


304: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/04(土) 20:19:07.08 ID:53KQOFrC0
切嗣「ごほっごほっごほっ」

もくもく

切嗣「くっ...煙で前が見えない....」

切嗣「ゴホッゴホッ」

切嗣「う....堪らないなこれは....窓を...」ガラッ

ひゅふぅううう

切嗣「ふぅ...やっと煙が晴れてきたか...」

切嗣「しかし失敗してしまうとは....やはり魔力が足りなかったか?」

切嗣「く...しかしこの魔術までもが使えなくなったとは....」

切嗣「本当とことんあのアーチャーとの戦いは避けるべきだったな...」

切嗣「状況は完全に不利...か」

切嗣「こうなればセイバーに言ったように結界を貼って少しでも敵の数を少なくして後は運頼みでいくか...」

切嗣「捕まった時は....まぁ...失敗すれば、成功するまでと言った契約の第4項目が何かしらの影響で働く筈だ...」

切嗣「なんとか...なればいいが.....」

切嗣「それよりセイバーはいつまで時間を掛けているんだ?」

切嗣「早くしなければ、敵が来ると言うのに...」

ガタッ

切嗣「!!(くっ...予想より早かったな)」

切嗣「(令呪はあと一画しかないこの場は何とか)」ざっ

切嗣「(な...体が動く?)」

切嗣「(今まで体が動かそうとすると痛みが襲ってきたがそれがない...)」

切嗣「(まさか体内の魔術回路構成がこのタイミングで間に合ったのか?)」






308: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/06(月) 20:44:16.60 ID:+JJzbteF0
切嗣「(しかし...何故こんな急に)」

タッタっタ

切嗣「(いや、考えるのは後だ)」

切嗣「(動けるならば早く下の茂みに降りよう)」

切嗣「(狭いこの部屋で身を隠すよりは捕まる確率は減る筈だ)」

スッ

ひゅううう

ゴロン 

切嗣「(よし、これで後はセイバーが戻ってくるまでどうにかして、隠れ続けなければ....な....)」

タッタっタッ

切嗣「!!」

兵士1「...」スッ

兵士2「.....」スッ

兵士3「....」スッ

兵士1「クリア」

兵士2「こちらも、クリア」

兵士3「問題なし、こちらもクリア」

兵士1「よし、此処で待機だ」

兵士2「了解」

兵士3「了解」

コソッ

切嗣「(あ...危なかった)」

切嗣「(あと少し遅れていたら確実に包囲されていた....)」

切嗣「(運が良かった...か)」


309: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/06(月) 21:07:51.49 ID:+JJzbteF0
切嗣「(だが、こうも短時間で包囲を完成してしまうとは)」

切嗣「(やはり侮れない)」

切嗣「(兎に角一刻も早くこの家付近から出なければ)」

切嗣「(いなかったとなれば即座に....)」

切嗣「(いや、駄目だ出られない)」

切嗣「(恐らく、この家を包囲している時点で部隊を編成しこの林全体までも包囲を完成させている可能性が高すぎる...)」

切嗣「(それだけの時間が、僕があの魔方陣を書いている間の時間にあった)」

切嗣「(僕がこのことを思いつくんだ)」

切嗣「(あの覆面の男に拷問をした時でさえ)」

切嗣「(直ぐに、敵に気づける様に計画をしていた男がそれを思いつかない訳がない)」

切嗣「(....くっどうする)」

切嗣「(僕が家にいなかったとなれば、即座に探索を開始するぞ...)」

切嗣「(いっそこのまま、タイムアルターを使い続けて強引に突破するか?)」

切嗣「(町までつければ何とかなるが)」

切嗣「(しかし...あれは、元々一時的に加速させる代物)」

切嗣「(そんな真似をすれば恐らく途中で持たなくなり切れるか、切れた直後に最悪の場合体がねじ切れる)」

切嗣「(それでも...それでも捕まったとしたら恐らく死よりも恐ろしい事が待っている予感がある)」




310: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/06(月) 21:52:32.27 ID:+JJzbteF0
切嗣「(それに先程は、楽観視したが契約の何かしらの影響が働いたとしても)」

切嗣「(もし、あの契約にも令呪のような制限があったり、必ずいい結果として働くものではないとしたら...と考えるとやはり捕まりたくはない)」

切嗣「(だとするなら、もうこれしかない)」

切嗣「(天頼みだ...どうか僕の体持ってくれよ)」

切嗣「すぅ...ふぅ...」

切嗣「(タイムアルターダブルアクセル!!)」

ダっダっダっ

-------------------------------------------------------------
一方そのころ

下水道

剣「...うむ...汚らしいですが、一応この場所ならば魔力の反応もありませぬし誰もきなさそうなので安全ですな...」

剣「よっこいっせ」

剣「しかし、どうしてあの方が...何があったのか...」

ぶるぶる

剣「干渉に浸っている場合ではありませぬな」

剣「早くマスターもこの場所につれてこねば」

剣「...っとその前に、エミンお嬢様...今は此れで我慢をしてくだされ」シュワン

エミン「うう...あぁ...」

           シュぅ

剣「うむ...これでよいだろう」

剣「それでは!!」シュバ

シュン

ダっだっダっ

剣「大分遅くなっておる」

剣「マスター殿が捕まっておらねば良いのですが....」

311: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/06(月) 22:37:25.00 ID:+JJzbteF0
剣「もし、万が一マスタ殿が捕まればこの私の身に変えても守らねば」

剣「で、なければマスター殿は私の様に....」

剣「む?おかしいですな...付近にマスター殿の反応が」

切嗣?「.......」

剣「なぬ?!あそこにおられるのは、マスター殿!?」

剣「動けるよになっておられたのか」

剣「マスター殿!!!」

---------------------------------------------------------------------


切嗣「はぁ...はぁ...はぁ」

切嗣「(これは予想以上にきつい)」

切嗣「(体が軋みを上げている)」」

切嗣「う...ごくっ...はぁ...」

切嗣「(それに、心臓が破裂しそうだ)」

切嗣「(一旦休憩を....いや...だめだ)」

切嗣「(今は一分一秒でも時間が惜しい)」

切嗣「(ここで、止めれば逃げ切れない)」

切嗣「はぁ.......はぁ.............はぁ」

切嗣「(だが、これは........逝きそうだ)」

切嗣「(こんなに辛いものなのか....)」

切嗣「はぁ......ふぅ......!!!」

切嗣「(町だ!!町が見えてきた!!)」

切嗣「(よし、ここで!!)」

ずぅうううん

切嗣「うぐぅううううううううううう!!!!!」

切嗣「が.......................はぁ」

切嗣「(体の力が抜けていくようだ)」

切嗣「(だが)」

切嗣「はぁ..........はぁ」





312: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/06(月) 23:08:31.66 ID:+JJzbteF0
切嗣「(体がねじ切れ無く済んだか....よかった)」

切嗣「(後は暫くあの兵士達の動きを観察しながら休憩をしよう)」

切嗣「ふぅ.....」

切嗣「(しかし...どうして、シュレイドは僕を裏切った)」

切嗣「(そんな素振り一度も見せてこなかったぞ...)」

切嗣「(いや、それが元々の策だったのか?)」

切嗣「(だが、仮にもし裏切る予定だったとしても、わざわざ死んだ人間を助けるのか?)」

切嗣「(自分でやらないと気が済まないとかいうサイコパス野郎だったらまだ分かるが...)」

切嗣「(彼がそんな奴にはどうしても見えない)」

切嗣「(寧ろ虫一匹殺せそうにない人物に見えたんだがな....)」

切嗣「(それに一つおかしいのがエミンだ)」

切嗣「(彼女のあの鞭で打ちつけられた様な傷だらけの裸の体を見ると何者かに拷問か何かをやられて逃げて帰ってきたように見える)」

切嗣「(彼女一人でそいつから逃げられるような魔術使いにも見えない)」

切嗣「(つまり、誰かの助けが無いと逃げる事は出来ない筈だ)」

切嗣「(エミンを助けそうな人物は父親であるシュレイドか僕のセイバーしかいないが)」

切嗣「(セイバーはあり得ないな)」

切嗣「(そうだとしたら、恐らく抱きかかえて一緒に帰ってくる筈だ)」

切嗣「(セイバーはああ筋肉だらけの変態でも中身は立派なセイバークラスの硬派な奴だ」

切嗣「(そんな奴は大抵、お伽話のように助けた奴は抱きかかえて帰ってくる)」

切嗣「(一人で返すような外道な真似はしないだろう)」

切嗣「(となると、シュレイドだけに絞られる)」







313: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/06(月) 23:23:00.86 ID:+JJzbteF0
切嗣「(そんな奴がサイコパスで有る筈はない)」

切嗣「(もし、サイコパスだとするなら先ず助けないし寧ろ状況を楽しむだろう)」

切嗣「(だとすると、やはり林に入ってからの事が気になるな)」

切嗣「(魔術が成功するなら戻って確認が出来るんだが....)」

切嗣「(出来ないものは仕方がない)」

切嗣「(よし、まぁ取り敢えず休憩も済んだし再開するか)」

切嗣「(先程から見ていると兵士の動きに変化はなしか)」

切嗣「(あそこにずっと立っているな)」

切嗣「(完全に林から逃げ出すものを見の逃がさない構えか)」

切嗣「(恐らく作戦としては、網で魚を追い込みもう一方の網を事前に魚の後方に設置して誘いこむ追い込み漁的な作戦か)」

切嗣「(単純だが厄介すぎる作戦だな)」

切嗣「(タイムアルターを使えたからと言って姿が見えなくなるような物でもないし....)」

切嗣「(どうにか、奴らの注意を他に付けられないものか...)」

317: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/07(火) 22:53:35.96 ID:4LUKtFBI0
切嗣「....どうするか」ボソッ

猫「ニャァゴ」

切嗣「!!!」ビクッスッ

兵士4「ん?」

兵士5「どうした?」

切嗣「.....」ドックンドックン

兵士4「いや、今奥の方から猫みたいな鳴き声が聞こえなかったか?」

兵士5「こちらでは聞こえなかったが...念の為確認しに行こう」

兵士4「ok」

切嗣「(不味い..奴らこちらに来るつもりだ)」

切嗣「(どうする?!ここは灯りがともってて後ろに逃げられる場所がないぞ)」

コツコツ

切嗣「(くっ...こうなったら)」

コツコツピタっ

兵士4「.....」スッ

兵士5「......」スッ

兵士4「そっちはいたか?」

兵士5「こちらはいない」

切嗣「....」コソッ

兵士4「こちらも...!むぐっ」

切嗣「....ひゅっ」ビしゃ

兵士5「どうし...」

切嗣「.....」グシャ

切嗣「ふぅ...(なんとか凌ぎ切ったな)」






318: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/07(火) 23:26:45.14 ID:4LUKtFBI0
切嗣「(二人だけで来てくれて助かったと思うべきか)」

切嗣「(だが、何故この猫がここへ...)」

猫「...」トコトコスリスリ

切嗣「(初めて出会った時もそうだが妙に僕に懐くな)」

切嗣「(この猫の好きそうな匂いでも出しているのか僕は...)」

切嗣「(まぁいい、今は一応こいつらの装備を拝借しておくことにしよう)」

切嗣「(武器がないよりはいいだろう)ゴソッゴソ

切嗣「(手榴弾が二つにこれは...ルガーか)」

切嗣「(弾丸は...)」スチャッ

切嗣「(結構あるな...当たり前か)」ストッ

切嗣「(それと....後は..あの長銃か...)」

切嗣「(流石にあの長銃はもってはいけないな)」

切嗣「(逃げるのに邪魔になるし、何より目立つしな)」

切嗣「(よし、まぁ取り敢えずまだ、弾丸の予備なんかもあるみたいだがこのくらいにしておこう)」

切嗣「(あまりとり過ぎても逆に重くなりすぎて逃げづらくなる)」

切嗣「(さて、それじゃ...もう一度兵士たちの...と思ったが今がチャンスだな)」

切嗣「(こいつらを殺ったことにより、他の兵士達の死角になる場所が出来た)」






319: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/08(水) 00:07:12.11 ID:BoZ07QXx0
切嗣「(あの死角を使ってタイムアルターで今の内に包囲網を抜けださせて貰おう)」

切嗣「(タイムアルタートリプルアクセル)」シュン

切嗣「(右は...)」ダっダっ

切嗣「(よし、見てない)」ダっだッだ

切嗣「(左は...)」ダっだッタ

切嗣「(こちらも見ていない)」ダっだっだ

切嗣「(よし!!!一気にこのまま!!)」スゥ...

ズキィン

切嗣「が...うっ」

切嗣「(頭が.....まさか...)」

ずきぃんジジジ

切嗣「(周囲の光景も...くっ....これは切れ...始めている?!)」

ジジジッズキィイン

切嗣「(ぐぁ....頭が割れそうだ...)」

ズキィンズキィンジジババジジ

切嗣「(こんな...こんな.....所で...駄目だ!!)」

ズキィイいいいいいいイインバりぃいん

切嗣「ぐ....ああああああああああ」

市民「な....なんだ?!」

切嗣「頭が.....頭がぁ...あがああがああああああああ」

市民「お....おい!!お前どうした?!」

切嗣「ひゅう...ひゅぅ....ひゅぅ...」

市民「こ...こいつ泡を吹いて....」









320: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/08(水) 00:49:13.96 ID:BoZ07QXx0
切嗣「はぁ......はぁ..........はぁ」ヨロヨロ

切嗣「はぁ....はぁ......」

市民「お....おいあんた大丈夫かよ?」

切嗣「...」ギロリ

市民「うっ....折角声かけてやったのに.....」

切嗣「.....」

市民「し....知らねーぞ....もう!!」たったった

切嗣「い.......一般市......市民.....だ......た」

切嗣「そ.......そうか.......僕は......」

切嗣「も....う......も.....う.....町に............」

切嗣「ま.......だ体は......動ける」

切嗣「安全.......そうな......場所....へ」

切嗣「.....はぁ....」ヨロヨロヨロ

切嗣「はぁ........」ヨロヨロ

切嗣「はぁ....」ヨロッドスッ

???「衛宮切嗣」

切嗣「.....どぅ......し.....」

???「休むがいい」

切嗣「.....」フッ

-------------------------------------------------

アドルフ「...おい!!貴様どういう事だ!!見つからなかったぞ!!」

???「それはおかしい...絶対に体が動かないからいる筈なんだがね」

アドルフ「だが!!私の兵を以てしても見つからなかったぞ!!」

???「へぇ....それだと本当に分からないな」

アドルフ「き....貴様ぁ!!私を空かっているのかシュレイド・コール・カストール!!!」

シュレイド「さぁ...どうだろうね」

シュレイド「私は、あくまでもあの家にいるという事しか分からないよ」

シュレイド「彼がどんな行動をするのかまでは把握はしてないね」










321: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/08(水) 01:13:53.66 ID:BoZ07QXx0
シュレイド「というより寧ろ感謝してほしいぐらいなんだけどね」

シュレイド「敵の位置を正確に教えて」

シュレイド「それに付け加え聖杯戦争だって君の為に早めにして上げたんだけど」

アドルフ「ぐっぬうううき....さまぁ....」カチ

シュレイド「お?やるの?私をやるのかい?」

シュレイド「いいよやってもその代わり君の敗退は確実にしてあげるけどね」

アドルフ「ちぃ...く..ちぃ」

アドルフ「ふん!!」スッ

シュレイド「ハッハッやっぱり敗退したくないみたいだね」

シュレイド「えらいえらい」

アドルフ「糞が!!!覚えておけよ!!」バン

アドルフ「いくぞ!!」

兵士「ハッ...」

兵士「それでは、シュレイド様」パタン

シュレイド「ふふっ丸で小物の言うセリフだな」

シュレイド「しかし、切嗣君...そうか...彼は逃げ出せたのか」

アサシン「.....」シュワワン

シュレイド「分かっているよ...こっちへおいで」

アサシン「......」

シュレイド「よし....よし」

アサシン「////」

シュレイド「(切嗣君....娘を救ってやってくれ)」

---------------------------------------------------------------------------


325: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/08(水) 22:13:19.86 ID:BoZ07QXx0
「切嗣....」

「おきて、切嗣」

切嗣「んぅ....誰だ?」

「もう、切嗣ったら本当朝弱いんだから」

切嗣「アイ....リ?」パチリ

猫「ニャァ」

切嗣「っ?!」ビクッ

猫「にぁぁ”」ぴょん

切嗣「は....はぁ...はぁ」

切嗣「な....何だあの猫か....」

切嗣「ハァ...アイリの声が聞こえた気がするが...」

「ふっ...無事、目覚めたようだな」

切嗣「誰だ!!」

コツコツコツ

切嗣「(聖堂協会の服...一体...)」

綺礼「ふふふっ...あの時以来だな...衛宮切嗣」

切嗣「なっ?!言峰...綺礼!!」バっ

 ガチャン

切嗣「ぐぅ!!」

切嗣「(鎖だと?!)」

綺礼「話合いにならぬのでな」

綺礼「拘束させてもらった」

切嗣「どうして貴様が此処にいる!!」









326: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/08(水) 22:40:22.75 ID:BoZ07QXx0
綺礼「愚問だな衛宮切嗣」

綺礼「お前が行ける場所に私がいけぬ筈はない」

綺礼「たった、それだけの事だ」

切嗣「ふざけるな!!ここは過去だぞ!!」

切嗣「いくらなんでも無茶苦茶すぎる理屈だ!!」

切嗣「それに、貴様は確かにあの時殺したはず!!」

綺礼「ふ...ふふふふそれは、私の人形だったんじゃないのか?」

切嗣「人形?いや、そんな筈はない確かにあれは紛れもなく貴様自身だった!!」

綺礼「それは、確かに確認したのか?」

綺礼「それは、本当に私だったという確信があるのか?」

切嗣「くっ....」

綺礼「まぁいい..確かにあれは、私自身だった」

切嗣「ならば何故?!」

綺礼「聖杯だよ」

切嗣「聖杯?...どういう事だ!!」

綺礼「あの泥の聖杯から命を授かったのだよ」

切嗣「なに?!」

綺礼「最早心臓はないが、生きてはいる貴様と同じ身だ」

切嗣「貴様...どこまで!!」

綺礼「ふっふふふふはっははははっ」

綺礼「そうだその顔が見たかった」

綺礼「その悩み苦しむ宿敵の姿、実に愉悦」

綺礼「はっはははは」

切嗣「くそっ....」



327: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/08(水) 23:11:19.45 ID:BoZ07QXx0
切嗣「(この鎖さえ壊せれば...)」

綺礼「はははははぁ..」

綺礼「はぁ...さて、愉悦も嗜んだことだ」

綺礼「いきなりだが、本題に入らせて貰う事にしよう」

切嗣「本題?何を言っている」

綺礼「そのままの意味だ今までは私の只の愉悦を嗜む為の言わばお遊びだ」

綺礼「ここからが本題、いや衛宮切嗣へのプレゼントというべきか」

切嗣「言っている意味が理解できないな」

切嗣「貴様が僕にプレゼント?」

切嗣「爆薬の材料一式でもくれるとでもいうのか?」

綺礼「ふっ爆薬ではないが貴様にはもっといいものをやる」

コツスッ

切嗣「?!僕の右手を掴んで何をする気だ?!」

綺礼「いいから見ておけ」

シュゥぅ

綺礼「....終わったぞ」

切嗣「僕に、何をした?!」

綺礼「右手を見てみるがいい」

切嗣「右手だと?」ガチャッ

切嗣「.....」ガチャガチャ

切嗣「.....」ガチャ

綺礼「何をやっている?」







328: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/08(水) 23:30:36.14 ID:BoZ07QXx0
切嗣「貴様わざと言っているだろう」

綺礼「ハハハハハっ良い見ものだふふふはっはっは」

綺礼「拘束されて、手を見ろと言われて見れない」

綺礼「どんな気分なのだ?フフフハハハ」

切嗣「くそっ...だが、言峰綺礼やることが大分幼稚だな」

切嗣「蘇って知能レベルが落ちたんじゃないのか?」

綺礼「ふっ拘束されているのにも随分とよく言ってくれる」

綺礼「流石は我が宿敵」

綺礼「だが、これは只の余裕と言うものだよ衛宮切嗣」

切嗣「貴様、本当に先ほどから何がしたい」

切嗣「僕との、決着をつけたいなら早くやればいいだろ」

切嗣「何故やらない」

綺礼「いやいや、すまないすまない」

綺礼「ついつい貴様を見ると絶望のどん底へ叩き落としたくなる」

綺礼「だが、今は貴様との決着を着けたいわけではない」

切嗣「なら、何が目的だ」

綺礼「貴様と同じ目的だよ衛宮切嗣」

切嗣「.........は?」

切嗣「冗談を言うな貴様程の男が僕と同じ目的?」

切嗣「馬鹿を言うな」

切嗣「貴様は聖杯を欲していたくせに何故僕と同じ目的を持つ」







329: ◆YmjwHbXvbg 2017/03/08(水) 23:56:16.54 ID:BoZ07QXx0
綺礼「私が聖杯を欲していた?いや、とんだ冗談だな」

綺礼「私は私の愉悦たる何かさえ見つかればそれで良かったのだよ」

綺礼「元々聖杯自体には関心がない」

切嗣「それは、嘘だな」

切嗣「聖杯自体に関心がない訳じゃないだろ」

切嗣「寧ろ聖杯という得体の知れない何かを以てしてそれがどれ程の物か関心を持っていた筈だ」

切嗣「でなければ聖杯戦争なんて物には参加しない」

切嗣「愉悦なんてものは、生きていくうえでいずれ見つける事は出来るだろ普通であれば」

綺礼「私がその普通であると?」

切嗣「違うのか?」

綺礼「ふふふふふはっははは」

切嗣「(本当に、こいつは良く笑うな)」

綺礼「実に面白い衛宮切嗣そうかお前はそう思っていたのか私の事を」

綺礼「いや、あっけに取られた」

綺礼「貴様であれば私の本質について見破っているものばかり」

綺礼「貴様も私の父と何ら変わらないな」

綺礼「まぁいい今日は何だか気分がいい」

綺礼「貴様に私の至った本質の正体について教えてやろう」

切嗣「貴様の至った本質?興味ないな」

綺礼「まぁ、そう邪険にするな」

綺礼「聞かせてやると言っているのだ」

綺礼「貴様の至らなかった答えだぞ?聞いておいても損はないだろう?」


次回 切嗣「あぁ、今回もまた正義の味方になれなかったよ」 中編