1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 16:29:53.69 ID:skFgcbwf0
アスカ「それに、なんでテンポ落としてるのについて来れない訳!?」

シンジ「仕方ないだろ・・・!!楽器が違うんだから!!」

アスカ「フン!センスゼロね!」

シンジ「アスカみたいに器用じゃないよ」

アスカ「アンタチェロやってたんでしょ?」

シンジ「それはそうだけど・・・」

アスカ「は~・・・この程度で手こずるなんて思いもしなかったわ・・・」

引用元: アスカ「もう!なんでいつもそこで間違えんのよ!」シンジ「だって」 



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 16:37:11.16 ID:skFgcbwf0
シンジ「・・・ごめん」

アスカ「文化祭までには完璧に仕上げるのよ!謝ってる暇があるなら練習!!」

シンジ「うん・・・」

~♪

アスカ「だーっ!!もう!なんでフレットのないチェロが弾けて、ギターが弾けないのよ!!」

シンジ(むっ)

シンジ「指板が細くて短過ぎて、感覚がちがうんだよ!!」

アスカ「そんな言い訳、通用しないわよ」

シンジ「大体アスカだって・・・自分が弾けるからって・・・」

アスカ「何よ!文句あるわけ?」

シンジ「やけにアーティキュレーション効かせたりさ!」

アスカ「ぐっ・・・」

シンジ「譜面に指示もないのに勝手にテンポ変えたりして!」

シンジ「譜面追ってる所なのについて行ける訳ないよ!!」

アスカ「そ・・・それは私が天才だから・・・」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 16:47:31.99 ID:skFgcbwf0
アスカ「迸る音楽性を抑えられないのよ!フン!」

シンジ「はぁ・・・ならソロでやってよね・・・」

アスカ「はぁ?なんでそうなる訳!?」

シンジ「アスカと合わせるのしんどいんだ・・・」

アスカ「この曲はデュオでないと盛り上がらないのよ!」

シンジ「だったら!」

アスカ「だー!うるさい!うるさい!!さっさと弾けー!!」

シンジ「大体なんでこの曲なんだよ・・・」

アスカ「何よ!文句あるの!?」

シンジ「大有りだよ!これピアノの連弾曲じゃないか!!」

つQuatre Mains (? quatre mains)

シンジ「イントロから運指が無茶苦茶だよ!!」

シンジ「連譜は多いし!」

アスカ「この天才の私がギターデュオに編曲したのよ!弾ける範囲の運指だわ!!」

シンジ「それはアスカが異常なんだよ!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 16:53:34.07 ID:skFgcbwf0
アスカ「~~~!!」

シンジ「大体なんでこの曲にしたのさ!!」

アスカ「気持ち良さそうだったから・・・」

シンジ「え?」

アスカ「アンタと一緒にこれ弾いたら気持ち良さそうだったからだって言ってんのよ!バカ!!」

シンジ「え・・・その・・・」

アスカ「うぅうう・・・2分半そこらくらい!私の為に我慢しなさいよ!!」

シンジ「もう・・・わかったよ・・・」

アスカ「もう一回、行くわよ?」

シンジ「うん・・・」

~♪

アスカ「・・・」

シンジ「今回はど・・・どうかな・・・?」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 16:59:28.37 ID:skFgcbwf0
アスカ「及第点・・・没個性・・・私がアンタに合わせてあげたのよ・・・」

シンジ「はい・・・」

アスカ「形だけでも出来てなかったらブン殴ってたわよ・・・」

シンジ「すいません・・・」

アスカ「でも」

シンジ「?」

アスカ「よくやった方ね・・・バカシンジの割には・・・」

シンジ「アスカ!」

アスカ「さ、今日は帰るわよ・・・」

シンジ「そうだね、もうこんな時間だ・・・ペンペンもお腹空かせてるだろうし」

アスカ「ミサトも帰ってるかもね」

シンジ「今日は何が食べたい?」

アスカ「何でもいいわよ・・・アンタも疲れてるだろうし、スーパーで安いの見つけて出来るものでいいわよ」

シンジ「じゃ、スーパー寄ろうか?」

アスカ「仕方ないわね!荷物はアンタが持ちなさいよ!」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 17:03:50.16 ID:skFgcbwf0
シンジ「あ、小松菜が安い」

アスカ「これとー!これとー!」ぽいぽい

アスカ「あ・・・これも要るわね!これとー・・・これ!!」ぽいぽい

シンジ「アスカ・・・それ、何?」

アスカ「え?」

シンジ「・・・戻して来なよ?」

アスカ「・・・」じっ

シンジ「戻して来なよ?」

アスカ「・・・」じっ

シンジ「晩ご飯抜きでもいいの?」

アスカ「ひゃうん!」ててー

シンジ「もう・・・」

アスカ「シンジ・・・?」

シンジ「何?」

アスカ「一個だけ・・・」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 17:10:07.02 ID:skFgcbwf0
シンジ「仕方ないなぁ・・・」

アスカ(ぱあああ)

シンジ(さっきまでとえらい違いだよ)

アスカ「~♪」

シンジ(ま、嬉しそうにしてるからいいか)

アスカ「あ!ミサトのおつまみも要るわね!!柿ピーと・・・!!」

シンジ「アスカ?」

アスカ「ひゃい!」

シンジ「・・・」

アスカ「・・・」じーっ

シンジ「もう・・・それで最後だよ?」

アスカ「~♪」

シンジ「あ、イワシが安い」

アスカ「ペンペン用?」

シンジ「うん」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 17:16:16.30 ID:skFgcbwf0
店員「ありがとーざいやしたー」

アスカ「ねぇシンジ?」てくてく

シンジ「何?」てくてく

アスカ「こうやって帰ってると私たちってどう見えるのかな?」てくてく

シンジ「え・・・何だよ急に?」てくてく

アスカ「何でもない~」てくてく

シンジ「うーん・・・兄妹とか?」てくてく

アスカ「えー!!」てくてく

シンジ「親戚?」てくてく

アスカ「もっと気の利いた事言えない訳ぇ?」てくてく

シンジ「?」てくてく

アスカ「もう!知らない!!」てくてく

シンジ「・・・」てくてく

アスカ「・・・」てくてく

シンジ/アスカ「ただいまー」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 17:21:59.75 ID:skFgcbwf0
ペンペン「クエー!クエっ!!クエー!!」(やっと帰ってきやがった、乾涸びるかと思ったぜ)

シンジ「ごめんね、ペンペン遅くなって・・・」

ペンペン「クエー!クエー!」(そんな事よりブツをよこせ!)

アスカ「お腹空いてるのかしら?」

シンジ「遅くなったからね・・・はい、ペンペン」

ペンペン「クエー?」(また安物か?)

アスカ「不満そうね?安いのバレてるんじゃない?」

シンジ「ペンギンにわかる訳ないよ」

アスカ「それもそうね」

ペンペン「アホー!アホー!!」

シンジ「え?」

アスカ「え?」

ペンペン「・・・」

シンジ「気のせいかな?」

アスカ「気のせいよ」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 17:26:30.49 ID:skFgcbwf0
アスカ「ミサトは~?」

シンジ「靴が無いからまだ帰ってないみたいだね」

アスカ「ふーん・・・」

シンジ「僕、夕飯作るから・・・」

アスカ「はーい」

シンジ「~♪」

アスカ「・・・」

シンジ「~♪」

アスカ(退屈ね・・・)

シンジ「~♪」

アスカ(チャーンス!)

アスカ(そーっと・・・そーっと・・・)

シンちゃんのお部屋

アスカ(何か面白いモノないかしら?)

アスカ(それにしても男の子の部屋って殺風景ね・・・)

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 17:33:42.25 ID:skFgcbwf0
アスカ(何か面白い漫画とか持ってない訳?)

アスカ(物色物色・・・)ガサゴソ

アスカ(!?)

アスカ(これって・・・????)ペラ

アスカ(~~~!!!)ペラ

アスカ(シンジったら!こんなのがシュミなわけ~!!!)ペラ

アスカ(ま、あいつだってアレで男の子だし・・・)ペラ

アスカ(何よ!私の方が100倍可愛いじゃない!!)パタン

アスカ(よーし・・・!!)

アスカの部屋

アスカ「あった!」

アスカ「これでシンジをおちょくってやるわ!!」

アスカ「私の可愛さに気付いて、精々身悶えなさい!!」

シンジ「アスカ~?もうすぐ出来るよ~?」

アスカ「今行く~!」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 17:42:48.14 ID:skFgcbwf0
シンジ「あ、もういいの?アスカ・・・って、うわああああ!!」

アスカ「何よ?」

シンジ「ちょっと・・・アスカ?それは・・・な・・・な・・・」

アスカ「あぁ?コレ?気分転換よ!」

シンジ「それに、そのカッコは・・・」ゴクリ

アスカ「どう?似合う?あんな本見てるより実物の方が目に良いでしょ!」

シンジ「あー!勝手に部屋に入ったんだ!!酷いよアスカ!!」

アスカ「アンタにあんなシュミがあったなんてね!」うりうり

シンジ「それは・・・あぁああああああ!!!!!はああああああ!!!!!!」

アスカ「何よ!世界ネコミミコス全集って?」うりうり

シンジ「うわぁああああ!!!!はぁあああああああ!!!!」

アスカ「ブスばっかり載っててバッカみたい!!私の方が300倍は可愛いニャ!!」

シンジ「はううううう・・・・」

アスカ(どうよ!この私の渾身のニャ!効果は抜群のはずよ・・・?)カァァ

シンジ「アスカ・・・」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 17:50:34.14 ID:skFgcbwf0
ネルフ本部

冬月「はじまったな」

碇「あぁ・・・」

マヤ「監視モニター最大望遠」

日向「主モニターに回します」

青葉「音声、良好です」

ミサト「別アングルのカメラもサブモニターに表示して」

日向「了解」

リツコ「上々ね・・・」

青葉「ペンギン、接近」

冬月「人語を理解するのか?」

ゲンドウ「あぁ・・・そのようだ」

『ペンペン「アホー!アホー!!」』

ゲンドウ「・・・殺れ」

ミサト「指令!!やめて下さい・・・」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 17:54:46.57 ID:skFgcbwf0
日向「葛城さんを探していますね」

ミサト「残念、私はここよ・・・」

リツコ「聞こえてないわよ?」

ミサト「・・・」

冬月「痛いな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

青葉「目標!調理をはじめました!!」

マヤ「心理グラフ、良好」

冬月「ごきげんだな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

ミサト「アスカが退屈そうね?」

日向「ペンギンはイワシに夢中ですし」

ミサト「ペンペン・・・」

日向「え?」

ミサト「ペンギンじゃないわ・・・ペンペンよ・・・」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 18:02:51.98 ID:skFgcbwf0
ミサト「今度ペンギンって言ったら殺すから」

日向(えええええええ!!!!!!)

マヤ「待って下さい!目標2が移動を開始!!」

リツコ「目標の動きを警戒している・・・?」

青葉「何を企んでいるんだ?」

ゲンドウ「主要監視対象を目標2に移行・・・主モニターを別アングルのカメラと連動させろ」

冬月「息子から目を離して大丈夫なのか?」

ゲンドウ「問題ない・・・総員、第2種警戒態勢・・・」

ミサト「了解!総員第2種警戒態勢!!」

マヤ「モニター、切り替わりました」

リツコ「仕事が速いわね?」

マヤ「先輩直伝のカメラワークですから!」

青葉「音声に若干のノイズがありますが・・・」

ゲンドウ「構わん・・・」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 18:09:03.83 ID:skFgcbwf0
日向「目標2、リビングを通過・・・」

リツコ「通路!早く!」

マヤ「はい!」

ミサト「これは・・・!?」

青葉「シンちゃんのお部屋・・・?」ボソッ

冬月「・・・」

ゲンドウ「・・・」

マヤ「・・・」

リツコ「・・・」

日向「・・・」

ミサト「?」

マヤ「信じられません・・・思春期の男の子にちゃん付け・・・?」

冬月「いたたまれないな」

ゲンドウ「あぁ・・・葛城一佐・・・後で話がある」

ミサト「~~~!!!!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 18:18:39.23 ID:skFgcbwf0
日向「目標2!シンちゃんのお部屋に侵入!!」

冬月「何?電気をつけないのか?」

青葉「相当警戒していますね・・・」

ミサト「暗視カメラ!急いで!!」

マヤ「暗視カメラ、切り替え終了」

リツコ「間に合ったわね・・・」

日向「目標2、本棚を物色!!」

青葉「思春期の男の子の本棚を物色するなんて・・・」

マヤ「どうかしています・・・うっ・・・」

ミサト「何が出て来てもおかしく無いわね・・・!碇指令!!」

ゲンドウ「総員、第2種戦闘態勢・・・」

冬月「早急ではないか?」

ゲンドウ「時計の針を自らの手で進める事は出来る・・・」

冬月「急いては事をし損じるぞ?」

ゲンドウ「問題ない・・・レイを呼べ」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 18:26:50.25 ID:skFgcbwf0
マヤ「待って下さい!様子が変です!!」

冬月「見つけたな・・・」

ゲンドウ「あぁ・・・ここまでは計画通りだ」

マヤ「目標2の心理グラフ・・・反転!」

リツコ「・・・何を見ているの?モニターを最大望遠にして!」

マヤ「ダメです・・・死角でモニター出来ません」

ミサト「チッ!」

青葉「これは・・・出方を見るしかないですね」

日向「食い入るように見つめています・・・」

マヤ「目標2、完全に沈黙・・・」

リツコ「まさか!ありえないわ!!」

ミサト「・・・シンちゃんのお部屋で一体何を見つけたって言うの・・・?」

冬月「ガフの扉か・・・?」

ゲンドウ「・・・」

マヤ「目標2!!再起動!!」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 18:40:54.96 ID:skFgcbwf0
青葉「例の本は手にしたままですね・・・」

日向「一体何を考えているんだ・・・」

マヤ「MAGIは回答不能を提示しています」

冬月「下らん事にMAGIを使いおって・・・」

青葉「目標2、回頭・・・シンちゃんのお部屋、出ます!」

ゲンドウ「追え・・・ここからは一言一句逃すな・・・」

冬月「ストーカーだな」

ゲンドウ「その為のネルフです」

マヤ「目標2、自室に籠りました・・・主モニター、切り替えます」

青葉「これは・・・!!目標2、衣服をジェットソン!」

ミサト「何ですって!?」

冬月「勝ったな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 18:50:40.69 ID:skFgcbwf0
ゲンドウ「目標2の手元を最大望遠・・・」

マヤ「了解」

冬月「ネコミミか?」

ゲンドウ「あぁ・・・間違いない・・・ネブカドネザルの鍵だ」

冬月「碇・・・老人が黙ってはいないぞ」

ゲンドウ「・・・」ニヤリ

ミサト「なんなの・・・あの格好・・・」

マヤ「ダメです!人の形を保持していません!!うっ・・・」

リツコ「獣化第2形態・・・」

青葉「これは・・・目標1の精神が持たないかもしれませんね」

日向「そのためにレイを向かわせたんだろう・・・?流石指令だ・・・」

青葉「定点カメラに反応あり!」

『シンジ「アスカ~?もうすぐ出来るよ~?」』

青葉「目標1、調理終了」

ミサト「式波アスカラングレー・・・発進!!」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 19:04:16.62 ID:skFgcbwf0
日向「目標!会敵!!近接戦闘に移行しました!!」

リツコ「いよいよね・・・」

マヤ「信じられません!!目標1の心理グラフが・・・」

ミサト「・・・無理もないわね・・・レイは?」

日向「あと5分で到着します」

ミサト「そう、間に合いそうね・・・」

マヤ「目標、共にシンクロ率上昇・・・120・・・130・・・ダメです!上昇率が桁違いです!!」

青葉「この状況・・・始まりかねませんね・・・」

マヤ「目標2、デストルドーを形成!!」

リツコ「まずいわ!!人に戻れなくなる!!」

冬月「外人ロリネコミミ・・・これがゼーレの切り札か・・・」

ゲンドウ「しかし我々にはそれも織り込み済みだ」

ミサト「シンジ君の内心はもうぐちゃぐちゃね・・・」

青葉「これは男には逆らえないですね・・・」

マヤ「不潔」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 19:12:31.96 ID:skFgcbwf0
葛城家

シンジ「アスカあああああ!!!!!」

アスカ(フフ・・・そうよシンジ・・・それでいいのよ・・・)

シンジ「うわああああああ!!!はああああああああああ!!!!!!」

アスカ「どう?この私の完璧なネコミミ!私と一つにニャりたいでしょ!!」カァァ

シンジ「はああああ!!!!!うわあああああ!!!!!!」

アスカ(落ちたわね・・・)ドキドキ

シンジ「・・・」

アスカ「え!?」

シンジ「アスカが悪いんだ・・・」

シンジ「全部・・・アスカが悪いんじゃないか・・・」

シンジ「そんなカッコして!!」

アスカ「ニャ!?」

シンジ「ずっと隠しておこうと思ってたのに・・・」

アスカ「にゃ・・・?にゃにお・・・?」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 19:21:20.89 ID:skFgcbwf0
シンジ「・・・アスカには関係ないよ」

アスカ「関係あるわよ!私に隠し事なんて、許さニャいんだから!!」

シンジ「そうやって・・・僕の事バカにするんだ・・・?」

アスカ「バカになんて・・・」

シンジ「語尾!!」

アスカ「ひゃい!」

シンジ「やるなら完璧にやってよ・・・」

アスカ「・・・にゃ・・・にゃにゃ・・・?」

シンジ「やるなら完璧にやれって言ってるでしょ!!」

アスカ「ひゃいぃい!!」

シンジ「いつもの強気なアスカはどこ行ったんだよ・・・?」

シンジ「ネコミミロリ外人強気語尾ニャが至高だって知ってるんでしょ!!」

シンジ「変に媚びないでよ・・・!!」

アスカ「わ・・・わかったニャ・・・」

シンジ「媚びるなって言ってるでしょ!!」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 19:28:45.18 ID:skFgcbwf0
アスカ「何よ!!何なのよ!!アンタが喜ぶと思ってやってるのに!!不満ニャ訳!!?」

シンジ「最初からわかってたんだ・・・」

シンジ「語尾と強気の両立が出来ないってこと・・・」

シンジ「だから僕の中でとどめておいたんだ・・・それなのに・・・」

シンジ「アスカがやっちゃった・・・アスカがあああああああああ!!!!!!!」

アスカ「シンジ・・・」

シンジ「アスカ・・・」

アスカ「シンジ・・・シンジぃいい・・・!!!」

シンジ「お手」

アスカ「にゃ」

I know, I know I've let you down
I've been a fool to myself
I thought that I could
live for no one else~

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 19:35:48.30 ID:skFgcbwf0
ネルフ本部

マヤ「私・・・もう見てられません・・・!!!」

ミサト「行きなさい!シンジ君!!誰かの為じゃない!!あなた自身の願いの為に!!」

冬月「やはり息子の覚醒はこの二人でなったな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

But now through all the hurt & pain
It's time for me to respect
the ones you love
mean more than anything~

シンジ「僕が教育してやる!!教育してやる!!教育してやる!!」

アスカ「にゃああああ!!!!」

So with sadness in my heart
(I)feel the best thing I could do
is end it all
and leave forever~

リツコ「シンジ君のデストルドーが・・・」

リツコ「このままでは個体生命が形を維持出来ない・・・」

青葉「なんて教育的指導だ・・・」ゴクリ

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 19:44:47.41 ID:skFgcbwf0
what's done is done it feels so bad
what once was happy now is sad
I'll never love again
my world is ending~

シンジ「はああああああ!!!!!うわああああああああ!!!!!!」

アスカ「にゃあああああ・・・・」

I wish that I could turn back time
cos now the guilt is all mine
can't live without
the trust from those you love~

日向「これでもまだ・・・理想に近づかないと言うのか・・・シンジ君」

マヤ「おええええっ・・・」

リツコ「マヤ!気をしっかり持って!!まだ・・・私たちには最後の希望が・・・!!」

I know we can't forget the past
you can't forget love & pride
because of that, it's kill in me inside~

シンジ「もっとだ・・・もっと・・・こうしてやる!!こうしてやる!!こうしてやる!!!」

アスカ「にゃああああああああ!!ふううううううう!!!!バカシンジぃいいい!!!!!!」

シンジ「あああああああああああああああ!!!!!!!」プチン

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 19:52:14.74 ID:skFgcbwf0
日向「綾波レイ、到着しました」

冬月「やはりな」

ゲンドウ「これでいい・・・全てはこれからだ」

青葉「綾波レイ、葛城家に侵入」

It all returns to nothing, it all comes
tumbling down, tumbling down,
tumbling down~

レイ「ダメ」ぐいっ

アスカ「・・・にゃあ?」ずるずる

レイ「そこはあなたの場所じゃない」ずるずる

シンジ「へ?綾波?」

レイ「二番目の子・・・」ずるずる

アスカ「にゃあ?」ずるずる

レイ「そこは私・・・」ぽいっ

アスカ「ふぎゃっ」どすん

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 19:58:06.31 ID:skFgcbwf0
レイ「あなたは外」カチャ

青葉「施錠、確認」

It all returns to nothing, I just keep
letting me down, letting me down,
letting me down
In my heart of hearts~

レイ「碇君・・・」

シンジ「・・・綾波?」

レイ「私とひとつになりたい?それはとてもとても気持ちのいい事なのよ・・・」

シンジ「ごめん・・・綾波じゃ・・・ダメなんだ・・・」

レイ「何故?」

シンジ「綾波は・・・ネコミミじゃないから・・・」

レイ「そう」

シンジ「・・・」

青葉「目標、完全に沈黙」

冬月「どういうことだ?碇」

ゲンドウ「・・・これでいい」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 20:05:16.18 ID:skFgcbwf0
レイ「・・・碇君」

シンジ「何?」

レイ「コレ・・・」ひょこ

シンジ「うわぁああああああああ!!!!はあああああああああああ!!!!!!!!!」

レイ「・・・犬しっぽ」カァァ

シンジ「あああああああああ!!!!!!!!!」

シンジ「うわぁああああ!!!!はぁあああああ!!!!」

ネルフ本部

青葉「デストルドー・・・増幅・・・もうダメです」

リツコ「終わったわね・・・何もかも」

マヤ「そんな・・・最後の希望が・・・」

ミサト「私たち・・・どうなるの・・・」

ゲンドウ「さぁ・・・ユイの元へ帰ろう」

冬月「そうだな」

シンジ「ああああああ!!!!!!!うわぁああああああああ!!!!!!!」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 20:12:37.74 ID:skFgcbwf0
リツコ「人の域に留めておいた犬が本来の姿を取り戻していく」

リツコ「人のかけた呪縛を解いて人を超えた犬に近い存在へと変わっていく」

リツコ「天と地と万物を紡ぎ相補性の巨大なうねりの中で自らエネルギーの疑縮体に変身させているんだわ」

リツコ「純粋にレイの願いを叶える・・・ただそれだけのために!」

リツコ「この世界の理を超えた新たな生命の誕生・・・代償として古の生命は滅びる」

リツコ「そう・・・セカンドインパクトの続きサードインパクトが始まる」

リツコ「世界が終わるのよ・・・」

開いたばかりの花が散るのを
「今年も早いね」と
残念そうに見ていたあなたは
とてもきれいだった
もし今の私を見れたなら
どう思うでしょう
あなたなしで生きてる私を
Everybody finds love
In the end.

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 20:15:58.54 ID:skFgcbwf0
カヲル「君の望む未来は本当にこんな形で良かったのかい?」

カヲル「まだやり直せる・・・」

カヲル「希望はあるよ・・・どんな時もね」

カヲル「・・・式波アスカラングレー」

続く

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 20:32:38.41 ID:skFgcbwf0
アスカ(・・・エコヒイキのやつ・・・いい雰囲気だったのに許さないんだから!)

アスカ(どうしよう・・・どうにかして中に入らないと・・・)

アスカ(鍵かけられてる!!)

アスカ(このまま・・・シンジと・・・?)

アスカ(悔しい!悔しい!悔しい!悔しい!悔し・・・)パシャ

アスカ「悔しい・・・!!」

アスカ「・・・ハッ!」

アスカ「知らない天井・・・」

アスカ「あれは・・・夢?」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 20:40:05.72 ID:skFgcbwf0
シンジ「アスカ!!良かった!!無事だったんだね!!」

アスカ「バカシンジ・・・」

シンジ「良かった・・・いつものアスカだ・・・」

アスカ「当たり前でしょ・・・なに言ってんのよ?」

シンジ「本当に・・・本当に心配したんだ・・・」

アスカ(シンジ・・・こんなに私の事・・・)

シンジ「よか・・・っ・・・た・・・」

アスカ「!!シンジ!?ちょっと!!シンジ!!?」

ミサト「大丈夫よ・・・」

アスカ「ミサト!」

ミサト「疲れて寝てるだけよ・・・3日間、ずっとつきっきりだったから・・・」

アスカ「・・・そう」

ミサト「自分に素直にならないと、後から後悔する事があるかも知れないわー」

アスカ「私も・・・そんな気がしてる」

ミサト「あら?良い傾向ね」

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 20:47:42.38 ID:skFgcbwf0
アスカ「・・・」

ミサト「私、ネルフにもどってるから・・・」

アスカ「うん、また後でね」

ミサト(戻れたらね~)

アスカ「・・・」

アスカ「・・・」なでなで

シンジ「・・・ん・・・う・・・ん」

アスカ「・・・バカ面して寝てる」なでなで

アスカ(そうだ、今のうちに)ごそごそ

アスカ(このチョーカー・・・)カチャ

アスカ(ふふ・・・これでアンタは私のモノよ・・・)

アスカ(なんて・・・少し子供っぽいかしら)なでなで

シンジ「ん・・・あ、ごめんアスカ・・・寝ちゃって」

アスカ「良いのよ、バカシンジ・・・それ、お礼」

シンジ「え?首の・・・チョーカー?」

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 20:54:41.05 ID:skFgcbwf0
アスカ「・・・」

シンジ「ありがとう・・・大切にするよ!!」

アスカ「そ・・・そんな大した物じゃないんだからね!!そう!首輪・・・犬につける首輪みたいな物よ!!」

アスカ「そんなに喜んで!バッカじゃないの?」

シンジ「いいんだ・・・ありがとう、アスカ」

ネルフ本部

冬月「はじまったな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

日向「いい雰囲気ですね」

青葉「羨ましいよ・・・全く」

ミサト「戻りました・・・様子は?」

マヤ「見ての通りです、いい感じですね」

リツコ「微笑ましいわね」

冬月「別段問題もなさそうだな」

ゲンドウ「あぁ・・・全て上手く行くだろう」

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 21:00:30.50 ID:skFgcbwf0
アスカ「それより・・・今日私、帰れるのかしら?」

シンジ「大丈夫みたいだよ」

アスカ「3日かぁ・・・身体がだるいわね」

シンジ「そうだろうね」

アスカ「帰ったらマッサージしなさいよね!!」

シンジ「え~・・・!!」

アスカ「嫌だっつーの?アンタは私のペットなんだから、言う事聞いてればいいの!!」

シンジ「はいはい、それだけ元気があれば大丈夫だね」

アスカ「さっさと荷物まとめて帰るわよ!」

シンジ「うん」

帰路

シンジ「・・・」じーっ

アスカ「?」

アスカ「何よそ見してんのよ・・・」

シンジ「いや・・・別に・・・」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 21:05:43.13 ID:skFgcbwf0
アスカ「ふーん・・・アンタ、あー言うのが趣味なんだ~?」

シンジ「えっ!違うよ!!珍しい格好してるなーって・・・それだけだよ!!」

アスカ「嘘!この浮気者!!」

シンジ「浮気って・・・それ、恋人同士が・・・」

アスカ「うるさーいっ!私みたいな超絶美少女と一緒に居ながら余所見するその神経が許せないのよ!!」

シンジ「言ってる事が滅茶苦茶だよ・・・」

アスカ「~~~!!!」

シンジ「ええええっ・・・」

アスカ「フン!あんなブスが着て可愛く見えるなら、私が着れば男なんてイチコロね!!」

シンジ「え?あんなの持ってないだろ?」

アスカ「買いに行くのよ!!ついて来なさい!!」

シンジ「えええええええええ~・・・!!!」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 21:11:32.28 ID:skFgcbwf0
ネルフ本部

日向「もぬけの殻ですね」

青葉「どこか立ち寄ってるんでしょう?」

冬月「暇だな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

ミサト「いつ帰るのかしら?晩ご飯今日は買って帰らないといけないかしら・・・」

リツコ「二人の身の心配より、自分の夕飯の心配とは・・・恐れ入るわ」

マヤ「ひどすぎます!!」

数分後

日向「目標、帰宅!」

冬月「やっと仕事ができるな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

青葉「何か手に持ってますね・・・」

リツコ「あれは・・・ショッパー?」

マヤ「いいなぁ・・・買い物デートして来たんですね」

141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 21:18:19.28 ID:skFgcbwf0
ミサト「アスカは手ぶらね」

リツコ「全ての荷物をシンジ君に持たせているのよ・・・」

ミサト「恐ろしい子」

冬月「おい碇、息子の首に何かついているぞ?」

ゲンドウ「モニター最大望遠、映像を回せ」

マヤ「これは・・・チョーカーです!」

青葉「あれじゃまるで・・・」

冬月「ペットだな」

ゲンドウ「セカンドチルドレンの抹殺を許可する・・・速やかに・・・」

ミサト「指令!」

ゲンドウ「・・・」

冬月「全く恥を晒しおって・・・お前が計画を潰してどうする」

青葉「アレ・・・アスカの趣味なのかな?」

日向「シンジ君が自分で選んだとは考えにくいですね・・・」

マヤ「かわいいじゃありませんか?」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 21:27:11.37 ID:skFgcbwf0
葛城家

ペンペン「クエー!クエーっ!!」(いつも遅いぞ!このクズ共!!)

シンジ「ペンペン、ただいまー・・・よっ・・・と・・・」どさっ

ペンペン「クエー!」(今日の貢ぎ物はそれか?)

シンジ「あ、ダメだよ・・・アスカの服が入ってるんだから」

ペンペン「クエ?クエー!!」(あ?くっだらねーモン買ってんじゃねーよダボが!!)

アスカ「3日前の秋刀魚でも与えておけば大人しくなるわよ」

ペンペン「アホー!アホー!シネー!ブスー!」ぎゃーぎゃー

アスカ「ぬぁんですってー!!このバカペンギーン!!」ぎゃーぎゃー

ネルフ本部

ゲンドウ「あのペンギンは人語を解するようだが?」

ミサト「ペンペンと言います」

ゲンドウ「彼を少尉に昇格する・・・私の言葉を代弁してくれた」

冬月「碇・・・見苦しいぞ・・・」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 21:33:48.15 ID:skFgcbwf0
アスカ「さて・・・じゃあ早速ファッションショーね!!」

シンジ「僕はご飯作っておくよ・・・」

アスカ「ダーメ!ちゃんと私を誉め讃えなさい!!ご飯はその後よ!!」

シンジ「わかったよ・・・」

アスカ「アンタにまだ見せてないのはそのためだったんだから!!」

シンジ「僕はただの荷物持ちだったって事だね」

アスカ「そうよ!文句ある?」

シンジ「別にないよ」

アスカ「じゃ、着替えて来るから!覗くなよ!エロシンジ!!」べっ

シンジ「そんな事しないよ!」

アスカ「失礼ね!私の裸に興味ないって言うの!!」

シンジ「もうー!わけわかんないよ!!」

アスカ「フン!着替えてこよーっと」

アスカ「~♪」

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 21:39:29.99 ID:skFgcbwf0
ネルフ本部

冬月「お前の息子に同情するぞ・・・碇」

ゲンドウ「あぁ・・・」

葛城家

アスカ「じゃーん♪」

アスカ「どう?可愛い?当たり前よね!私が着れば、何だって可愛くなるわ!」

アスカ「我ながら、さっきのブス共とはレベルが違うわね!」

シンジ「アスカ・・・」

アスカ「なによ?お褒めの言葉以外は受け付けないわ!!」

シンジ「可愛いよ・・・」

アスカ「へ?」

シンジ「可愛い!すっごくキュート!!」

アスカ「な・・・何よ・・・そんな褒めちぎったって・・・当たり前なんだから・・・」カァァ

アスカ「別に嬉しくなんて無いんだからね!!」ボッ

シンジ「いや・・・僕、ホントに可愛いと思うんだ!!」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 21:46:26.77 ID:skFgcbwf0
シンジ「そのネコミミも・・・ネコシッポも・・・どれもアスカにぴったりで!僕・・・僕・・・」

アスカ「へあ?」

シンジ「アスカ・・・アスカ・・・お願い・・・!!ちょっとで良いから・・・ね?」

アスカ「な・・・何よ!!気持ち悪いわね!!」

シンジ「語尾にニャってつけて?」

アスカ「な・・・なんでよ!嫌よ!!絶対嫌!!」

シンジ「そうなの・・・?」

アスカ「う・・・そんな落ち込まないでよ・・・」

シンジ「いいんだ・・・僕が無理なお願いするのがいけないんだ・・・ごめん」

シンジ「今の、忘れて」

アスカ「えっ・・・でも・・・アンタはそう言うのが好き・・・?なんでしょ?」

シンジ「いいんだ・・・無理にして貰っても・・・だから」

アスカ「し・・・仕方ないわね!!」

シンジ「いいの?」

シンジ(勝った)

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 21:52:59.29 ID:skFgcbwf0
ネルフ本部

マヤ「シンジ君に高エネルギー反応!」

リツコ「なんですって!?」

ミサト「アスカは!?」

マヤ「正常です」

青葉「しかし・・・シンジ君の興奮が尋常じゃありませんね」

マヤ「シンクロ率が300%を越えています」

リツコ「ありえないわ!」

ミサト「それにしてもあんな歯の浮く様な言葉をスラスラと・・・」

ミサト「いつものシンちゃんじゃないわね・・・」

冬月「血は争えんな・・・碇?」

ゲンドウ「・・・」

日向「この言葉攻め・・・見習う必要がありますね・・・」

青葉「末恐ろしいよ・・・全く」

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 22:00:23.07 ID:skFgcbwf0
マヤ「こんなに素直に気持ちを吐露されたら・・・誰だって・・・」

リツコ「そうね・・・その証拠に、アスカ・・・様子が変よ?」

マヤ「・・・!!これは・・・シンクロ率・・・急上昇・・・150・・・160・・・信じられません!!」

ミサト「口と心の中は違うって事ね・・・」

青葉「待って下さい!!シンジ君が・・・引きました」

冬月「息子め・・・揺さぶりをかける気か?」

リツコ「まずい!このままではアスカの精神が持たない!!」

日向「押してダメなら引いてみろ・・・」

青葉「どんな修羅場をくぐって来たと言うんだ・・・中学生だぞ!?」

ミサト「違うわね・・・」

リツコ「・・・天然」

マヤ「信じられません・・・」

冬月「勝ったな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

冬月「息子の覚醒と胎動・・・ゼーレが黙ってはおらんぞ?」

161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 22:08:53.45 ID:skFgcbwf0
葛城家

アスカ「今日だけは特別ニャ・・・」

シンジ「アスカぁあああ!!!僕・・・僕・・・」

アスカ「何よ?気持ち悪いわね!」

シンジ「気持ち悪くてもいい!!アスカぁああああ!!」

アスカ「~~~!!!」

アスカ「ホント、バカニャ・・・彼氏の要求を聞いてあげるのは、彼女の役目でしょ?」カァァ

シンジ「え?アスカ・・・今・・・なんて?」

アスカ「何回も言わせないでよ!恥ずかしいじゃない!!」

シンジ「アスカ・・・アスカああああ!!」だきっ

アスカ「ちょっと・・・苦しいニャ・・・」よしよし

シンジ「アスカ!!僕も・・・ずっと好きだった・・・」

アスカ「皆には内緒よ!!タダでさえ夫婦扱いされてうっとうしいんだから!!」

シンジ「うん!うん!」ぎゅー

アスカ「もう・・・お子様ね」なでなで

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 22:13:48.11 ID:skFgcbwf0
ネルフ本部

冬月「出来上がったな」

ゲンドウ「あぁ・・・」

ミサト「私の居ない所で・・・これからどんな目で見ればいいかわかんないわよ・・・」

リツコ「避妊はさせなさいよ?」

マヤ「・・・ひっ!」

冬月「生娘が発狂しかけているぞ・・・慎みたまえ」

リツコ「申し訳ありません、副司令」

青葉「見るに耐えませんね」

日向「腹が立って来ました・・・」

ミサト「こんな時、どんな顔すればいいのかしら?」

リツコ「笑えば良いんじゃなくて?」

ゲンドウ「冬月・・・少し任せた」

冬月「どうした?」

ゲンドウ「祝言の準備だ・・・」

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 22:20:51.10 ID:skFgcbwf0
冬月「気が早いな・・・まだ14歳だぞ?」

ゲンドウ「問題ない」

ミサト「問題しかないわ」

リツコ「頭おかしいわね、指令も・・・息子も」

日向「もうなんか爆発しろ」

青葉「この監視、必要なんですか?」

マヤ「嫌になって来ます」

ミサト「出来過ぎね・・・嫌な予感がするわ」

ゲンドウ「冬月・・・少し頼む」

セントラルドグマ

ゲンドウ「ユイ・・・もう少しだ・・・もうすぐそちらへ行く」

ゲンドウ「その時は・・・夢の2世帯同居と行こう・・・」

ネルフ本部

冬月「早かったな」

ゲンドウ「ユイに報告だけしてきた」

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 22:24:43.33 ID:skFgcbwf0
葛城家

シンジ「アスカ・・・アスカ・・・僕・・・もう」

シンジ「我慢出来ないよ・・・」

アスカ「・・・ご飯の準備、済ませてからにしなさいよ・・・」

シンジ「そんなの関係ないよ・・・」

アスカ「バカ・・・」///

ネルフ本部

ミサト「バカ・・・」///

リツコ「バカ・・・」///

マヤ「バカ・・・」///

日向「年増、発狂!」

青葉「もうやだこの組織」

I know, I know I've let you down
I've been a fool to myself
I thought that I could
live for no one else~

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 22:29:24.95 ID:skFgcbwf0
シンジ「アスカ・・・アスカ・・・アスカ・・・!!!!」

アスカ「シンジ!!・・・来て・・・んっ」

But now through all the hurt & pain
It's time for me to respect
the ones you love
mean more than anything~

マヤ「二人のシンクロ率が400%を突破!!」

リツコ「まずいわ!個体生命が形を維持出来なくなる!!」

So with sadness in my heart
(I)feel the best thing I could do
is end it all
and leave forever~

アスカ「ああああ!!シンジっ!!シンジ!!好きなの!!シンジっ!!!」

シンジ「僕も・・・僕もだよ!!アスカ!!アスカ!!」

シンジ「うわぁああああああああ!!!!!はああああああああ!!!!!!!!」

what's done is done it feels so bad
what once was happy now is sad
I'll never love again
my world is ending~

173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/02(日) 22:35:14.65 ID:skFgcbwf0
リツコ「人の域に留めておいた息子が本来の姿を取り戻していく」

リツコ「人のかけた呪縛を解いて人を超えた神に近い存在へと変わっていく」

リツコ「天と地と万物を紡ぎ相補性の巨大なうねりの中で自らエネルギーの疑縮体に変身させているんだわ」

リツコ「純粋に二人の願いを叶える・・・ただそれだけのために!」

リツコ「この世界の理を超えた新たな生命の誕生・・・代償として古の生命は滅びる」

リツコ「そう・・・セカンドインパクトの続きサードインパクトが始まる」

リツコ「世界が・・・?・・・え?」

マヤ「異常発生!」

葛城家

シンジ「うわあああああ!!!!!!あああああああああああああ!!!」ボンッ

シンジ「あ・・・あ・・・?」ひゅーひゅー

アスカ「シンジ!!シンジ!!嫌ぁあああああああ!!!!!!!!!」

ネルフ本部

日向「ね?爆発した」

終劇