1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/18(火) 23:10:45.70 ID:YQQPYXxt0
P「…え?」

美希「今だから言うけどハニーって大して顔も良くないよね」

P「…」

美希「背もハンパだし、スタイルだって胴長短足って感じ」

P「…」

美希「お金も全然持ってないし、センスもないし、ただの冴えないおじさんなの」

P「悪かったな…」

美希「あふぅ…今日もレッスン疲れたの。バイバイ!プロデューサー」

ガチャ(ドアを閉じる音)

P「…おう。お疲れ様」


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美希「…」

引用元: 美希「ミキね、もうハニー飽きちゃった」 


アイドルマスター 星井美希 1/8スケール ABS&ATBC-PVC製 塗装済み完成品フィギュア
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6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/18(火) 23:19:01.17 ID:YQQPYXxt0
美希「…」



美希「これでいいのかな…popteen12月号に書いてあった…」

美希「押してダメなら引いてみるどころかツンツンしてみる作戦…」

美希「ミキ、あんなこと全然思ってないのに…」

美希「嘘ついて、ハニーのこと傷つけちゃった…」

美希「…嫌われちゃったかな…」

美希「…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/18(火) 23:24:38.59 ID:YQQPYXxt0
~事務所~


P「あんなふうに思ってたんだな…」

P「そりゃ冴えないおじさんだけどさ…」

P「…」

P「…」

P「…」

P「でもいいんだ!アイドルがプロデューサーを好きだなんて…スキャンダルになる前で!」

P「プロデューサーとして喜ぶべきだよな!うん!」

P「うん…」

P「…」

P「…」

P「…」


P「美希…」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/18(火) 23:34:02.83 ID:YQQPYXxt0
~次の日~

美希「…もうここまで来たら徹底的にやってみるの…」


ガチャ(ドアを開ける音)

P「おはよう!美希!」

美希「…おはようなの…」

P「なんだなんだ!元気ないぞ!今日はこれからタワレコにサイン会なんだからシャキッとしてくれよ?」

美希「…」

美希「プロデューサー朝からテンション高すぎって感じ…」

美希(全然効果ないよ…ハニーはミキのことなんてどうでもいいのかな…)

P「今日は俺と一緒に行動する予定になってるんだ、嫌かもしれないけどな…」

美希「…最悪」

P(美希…)

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/18(火) 23:45:39.71 ID:YQQPYXxt0
~TOWER RECORD 新宿店~

にぎ…にぎ…にぎ…にぎ…にぎ…にぎ…

P「すごい数のお客さんだな」

P「サインの抽選に当選できなかった人も一目見ようと来てくれたんだ…」

P「美希はすごいな、これだけの人を夢中にさせちゃうんだから!」

美希「ふん…当然だよ。ミキかわいいもん。プロデューサーなんかに言われなくたって知ってるよ」

P「…そうか」






スタッフ「星井さん、もうすぐサイン会初めますので準備しておいてください!」

美希「はい…」

P「美希、元気ないぞ?いつもの可愛い笑顔じゃないと…」

美希(プチ)

38: >>28もらった 2012/12/19(水) 00:10:33.51 ID:HVulLKh/0
美希「プ…プロデューサーがいるから元気でないの!もう1人で大丈夫だから!」

タッタッタッタッタッタ…

P「…」

P「美希…」



~事務所~

P「…」

P「はぁ…」

P(もう以前のように戻れないのか…)

P「…」


ガチャ(ドアを開ける音)

千早「あの…お疲れ様です。プロデューサー。」

P「千早…」

千早「!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 00:19:05.30 ID:HVulLKh/0
千早「プロデューサー、涙が…」

P(!)

P「す、すまん、なんでもないんだ…なんでも…」

千早「…」

P「…」(親指で涙を拭ってごまかす)

千早「…」

千早「星井さんと何かあったんですか?」

P「…ど、どうして?」

千早「やはりそうですか…今日レッスン中にみんなが噂してました。」

P「…」

千早「…良かったら話して頂けませんか?」

P「…」

千早「…お力になれるかもしれませんし」

P「実は…」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 00:43:56.02 ID:HVulLKh/0
千早「美希のことが好きだったんですね…」

P「ああ…どうやらそうらしい。こんなに胸が苦しくなるなんて…」

千早「…プロデューサー、あの、ソファにかけてくれませんか?」

P「…なぜ?」

千早「あの、何も聞かずに、その、ここ、ここ座ってください…」

P「…?」

ストン

P「なんだ?」

千早「目をつむって」

P「うん…」

千早「そのまま横になってください。」ストン

P「うん…」

P「…」

P「膝?」

千早「…はい、少しじっとしていてください…」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 00:49:06.47 ID:HVulLKh/0
P「…ん…耳…かき?」

千早「はい…」

P「どうして…」

千早「よく弟にしてあげてたんです。こうしてあげると元気になってたから…」

P「…」

カサ…カサ…

P「…」

千早「…ふー」

P「ん…」

千早「あまり汚れてなかったですね。さ、反対も」

P「うん…」

カサ…カサ…

P「…」

千早「…」

P(千早の香り…)

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 00:58:25.74 ID:HVulLKh/0
P「千早…ありがとう…元気でたかも」

千早「良かった…あ、ちょっと待って下さい、ここに大きいのが…」カリ…カリ…

P「…ふふ」

千早「どうしたんですか?」

P「千早は優しいな」

千早「…」カリ…カリ…

P「優しい子だ…」

千早「そんなことないです…」

P「そうかな…」

千早「はい…」

千早「…プロデューサーに付け入る隙ができただけです…」

P「…?」

千早「…プロデューサー」

千早「あなたが好きです」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 01:07:22.51 ID:HVulLKh/0
P「…」

千早「…」

P「…」

千早「…」

P「こんな俺のどこがいいんだ…?」

千早「惹かれた所なんてたくさんありますよ」カリ…カリ…

P「…」

千早「…おしまい…ふーーー」

P「ん…」

千早「プロデューサー…」

P「…」

千早「上、向いてください」

P「…」

P「あ…」

チュ…

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 01:16:27.37 ID:HVulLKh/0
ガチャ(ドアを開ける音)

P「!!」

千早「!!」

美希「ただいまな…」

P「…」

千早「…」

美希「…の」


美希「…」


美希「…ごめんなさい。邪魔しちゃったの」


ダッ!!


バタン!!(ドアを閉める音)


千早「美希…」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/19(水) 01:24:32.13 ID:HVulLKh/0
P「…」

千早「プロデューサー、追わなくてもいいんですか?」

P「ああ…」

千早「…」

P「…俺には千早がいる」

千早「…プロデューサー」

P「千早…」

千早「…二人の時にはこう呼んで欲しいな」

P「…?」

千早「ちぃ、って…」

P「…ちぃ。」

―――――――――――
―――――――
―――

美希「…あ、もしもし、律子…さん、ミキね。もうアイドルやめる。もう飽きちゃったんだ。アハハ
    いっぱい遊んで、彼氏つくって、人生楽しんじゃおうと思って…
    …え?泣いてなんて無いよ?ミキはね、ミキの人生はこれからだもん。」
END