1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 12:58:13.51 ID:FqXt8Hi+O
アスカ「なによそれ!本当に一週間で治るの!?」

リツコ「大事を取って一週間だから、そこまで心配しなくても大丈夫よ」

アスカ「心配なんかっ・・・わたしのご飯どうするか気になっただけよ!」

ミサト「まあ買ってくるしかないわね~」

アスカ「添加物たっぷりの外食なんていやよ!」

ミサト「じゃあ自分で作る?」

アスカ「くっ・・・」

リツコ「退院するまでは我慢しなさい」

アスカ「・・・入院するの!?」

ミサト「当たり前じゃない。目が見えないのよ?」

アスカ「目なんか見えなくったって家にいるくらいは出来るじゃない!」

ミサト「身の回りの世話はどうするの?お風呂は?トイレは?」

リツコ「離れるのが辛いのはわかるけど」

アスカ「そんなんじゃないっ!!」

引用元: アスカ「バカシンジが使徒に目をやられて一週間は見えない!?」 



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7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 13:06:07.32 ID:FqXt8Hi+O
シンジの病室
プシュッ

シンジ「・・・?誰ですか?」
アスカ(・・・本当に見えないんだ)

アスカ(・・・一週間もわたしのご飯を作らない罰として驚かしてやろ。うしし)ソロリソロリ

シンジ「あの、誰かいるんですか?」

アスカ(・・・なんでこうこいつのオドオドした顔ってそそるのかしら)ソロリソロリ

シンジ「・・・ん?」クンクン

シンジ「アスカ!アスカいるんでしょ?」
アスカ「だっ!?」

シンジ「やっぱり・・・」

アスカ「なっ、なんでわかったのよ」

シンジ「そりゃわかるよ。アスカだもん」

アスカ「へっ」ドキッ

シンジ「この鼻にツンと来る九州名産の黒酢みたいな匂いはアスカしかいないし」

アスカ「・・・」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 13:07:49.71 ID:FqXt8Hi+O
シンジは毎日見舞いにくる可愛いレイのおかげで順調に回復した

アスカはドイツに帰った


終わり

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 13:15:49.74 ID:FqXt8Hi+O
>>9
レイを悪く言うやつは許さないぞ!

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 13:22:18.37 ID:FqXt8Hi+O
アスカ(・・・一週間もわたしのご飯を作らない罰として驚かしてやろ。うしし)ソロリソロリ

シンジ「あの、誰かいるんですか?」

アスカ(・・・なんでこうこいつのオドオドした顔ってそそるのかしら)ソロリソロリ

シンジ「・・・」

シンジ「アスカ!アスカいるんでしょ?」
アスカ「だっ!?」

シンジ「やっぱり・・・」

アスカ「なっ、なんでわかったのよ」

シンジ「そりゃわかるよ。アスカだもん」

アスカ「なにそれ」

シンジ「こんないたずらする人アスカしかいないし」

アスカ「・・・あっそ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 13:27:32.40 ID:FqXt8Hi+O
シンジ「もう聞いてるかもしれないけど、一週間入院なんだって」

アスカ「ふーん」

シンジ「家事出来なくてごめん」

アスカ「まったく、あんたから家事取ったらなにが残んのよ」

シンジ「ほんとだよね」

アスカ「・・・あぁイライラする!」バンッ

シンジ「うわっ!急になんだよ」

アスカ「わたしが家事やるのはこの際仕方ないわ!でも!その間あんたがここでのんびり寝てるのはなんか頭くる!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 13:30:58.69 ID:FqXt8Hi+O
シンジ「そんなこと言われても」

アスカ「だから!あんたは今すぐ退院!うちでわたしに家事教えなさい!」

シンジ「えぇっ!?か、勝手に退院なんて出来るの?」

アスカ「リツコが大した怪我じゃないって言ってたし問題ないわ!」

シンジ「だからって」

アスカ「すぐ話つけてくる!」ダダダッ

シンジ「・・・僕の意思は」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 13:32:20.26 ID:FqXt8Hi+O
アスカの提案は普通に却下された

シンジは毎日見舞いにくる可愛いレイのおかげで順調に回復した

アスカはドイツに帰った


終わり
[

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 16:52:55.02 ID:FqXt8Hi+O
アスカ「うぉほんっ」

ミサト「どしたの?」

アスカ「シンジが退院したいって」

リツコ「シンジくんが?」

アスカ「そう。こんな辛気臭い部屋で見ず知らずの人に看病されるより自分の部屋のがいいって。家ならトイレだって一人でいけるし」

ミサト「そりゃそうかもしんないけど」

リツコ「身の回りの世話はどうするのかしら」

アスカ「それはわたしがなんとかするわ!バカシンジがどーーーーしてもって頼むから優しいわたしは断りきれなかったってわけ。やれやれ」

ミサト「・・・なーるほどねぇ。どうする?」

リツコ「学校は?」

アスカ「学校一週間いかなかったからってなんの影響もないわよ」

ミサト「ならいいんじゃない?」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 16:57:21.65 ID:FqXt8Hi+O
アスカ「というわけで帰るわよバカシンジ」

シンジ「ほんとに帰るの?さ、流石にこの状況じゃ入院してたいんだけど」

アスカ「もう決定事項なんだからうだうだ言わない!さっさと着替えろ!」

シンジ「着替えろって言ったって・・・」

アスカ「あっ・・・こほん、特別にわたしが手伝ってあげるから感謝しなさい」

シンジ「えぇっ!い、いいよ看護婦さんにやってもらうから」

アスカ「いいからさっさと脱げ!」グイッ

シンジ「あーーーーーーーーーっ!」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 17:06:31.69 ID:FqXt8Hi+O
シンジ「うっ・・・うぅっ・・・」

アスカ「いまさらパンツ見られたくらいで泣くんじゃないわよ。男のくせに」

シンジ「なんだよもう・・・」

アスカ「さて、じゃあ帰るわよ」

シンジ「・・・歩いて帰るの?」

アスカ「車まわしてもらったに決まってんでしょ?それとも歩いて帰りたい?」

シンジ「あ、歩くのは無理だよ」

アスカ「わかってるってのバカ」ギュッ

シンジ「えっ、な、なに?」

アスカ「手引かないで一人で歩けんの?」

シンジ「ご、ごめん」

アスカ「ありがとうくらい言いなさいよ」

シンジ「・・・ありがとう」

アスカ「ふんっ」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 17:10:10.31 ID:FqXt8Hi+O
バタン

アスカ「出して」

黒服「はい」

ブロロロ…

シンジ「・・・ね、ねぇアスカ」

アスカ「なによ」

シンジ「車の中ではさ・・・手、繋がなくてもいいんじゃ」

アスカ「急に揺れでもしたらどうすんのよ」

シンジ「あっ、うん・・・そうだね」

アスカ「ほんとあんたってバカね」ギュッ

シンジ「・・・」


シンジの病室

プシュッ

レイ「碇くん、具合は・・・」

レイ「・・・?」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 17:15:14.78 ID:FqXt8Hi+O
レイ「赤木博士」

リツコ「なに?」

レイ「碇くん、検査ですか?」

リツコ「もう済んだけど、どうして?」

レイ「病室に居ませんでした」

リツコ「あぁ、退院したわ」

レイ「退院、ですか?」

リツコ「入院してるより自分の部屋のほうがいいそうよ」

レイ「・・・碇くんが言ったんですか?」

リツコ「らしいわ」

レイ「・・・?」

リツコ「アスカから聞いたから」

レイ「・・・」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 17:19:23.48 ID:FqXt8Hi+O
ピンポーン

アスカ「ったく誰よこんな時に」

シンジ「ミサトさんかな?」

アスカ「ミサトならチャイムなんか押さないでしょ」

シンジ「それもそっか」

ピンポーンピンピピンポーンピンポーン

アスカ「だぁぁぁうっさいわね!!」


ガチャッ

アスカ「はいどちらさ・・・」

レイ「こんにち」
バタン

シンジ「誰だったの?」

アスカ「セールスよセールス」

ピピピピピピピピピピピピピンポーン

シンジ「す、すごい連打してるけど」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 17:26:16.43 ID:FqXt8Hi+O
アスカ「なんの用!?」

レイ「どうして閉めたの」

アスカ「セールスならお断り!さようなら!」

ガッ

レイ「どうして閉めようとするの」グググ

アスカ「あんたに用はないからよっ・・・!」グググ

レイ「わたしもあなたに用はないわ」グググ

アスカ「あっそうなら帰れば!?」グググ

レイ「碇くんに用があるの・・・」グググ

アスカ「ならわたしが聞いといてあげるわよ・・・!」グググ

レイ「直接言うから」グググ

アスカ「自動ドアに足挟むんじゃないわよ!壊れるでしょ!!」グググ

シンジ「アスカー?どうしたの?」

レイ「碇くん・・・っ!」

シンジ「綾波・・・?」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 17:34:02.66 ID:FqXt8Hi+O
アスカ「セールスよセールス!しつこいったらない!」

レイ「碇くん」

シンジ「やっぱり綾波の声だ!」

アスカ「ちっ・・・」

レイ「おじゃまします」




シンジ「どうしたの?綾波がうちに来るなんて珍しいね」

レイ「碇くんの看病をしにきたの」

アスカ「残念でしたーそれなら間に合ってるからはいさようなら」

レイ「あなたには言ってない」

シンジ「えっ・・・本当に?綾波が看病してくれるの?」

アスカ「っ!?」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/20(木) 17:36:14.12 ID:FqXt8Hi+O
シンジ「ジャイアニズムを極めたジャイアンアスカに看病されるなんて不安でしかたなかったけど綾波が来てくれるなんて!」

アスカ「えっ」

シンジ「出来ることなら一生看病してもらいたいくらいだ!」

レイ「わたしも一生碇くんの側にいたい」

シンジ「結婚しよう!」
レイ「・・・はい」


二人は末永く幸せに暮らした


アスカは尼になった


終わり