1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 21:29:10.66 ID:kubOaqs/0
合同合宿、冬季
三年生は竹井久、福路美穂子、加治木ゆみのみ参加
池田「そうですし。この中では軽い方ですし」
一「僕なんか、衣と蒲原さん連れて遊園地に行けって…」
美穂子「私、そんなのやりたくありません!」
和「くじ引きで決めたから、仕方ないですよ。福路さん、サイコロ振って下さい」ピッ
美穂子「えっ…、あぁ、はい」ポチッ
三年生は竹井久、福路美穂子、加治木ゆみのみ参加
池田「そうですし。この中では軽い方ですし」
一「僕なんか、衣と蒲原さん連れて遊園地に行けって…」
美穂子「私、そんなのやりたくありません!」
和「くじ引きで決めたから、仕方ないですよ。福路さん、サイコロ振って下さい」ピッ
美穂子「えっ…、あぁ、はい」ポチッ
引用元: ・美穂子「上埜さんを怒らせる罰ゲームですって!?」池田「そうです」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 21:33:52.55 ID:kubOaqs/0
池田「私なんか、コーチに一日久保で呼ぶ+敬語禁止だし。間違いなく殴られるし」
和「私は…、照さんに咲さんの悪口言えって…。将来のお義姉さんなのにケンカ売るなんて…」
一「まだ二人ともマシだよ。死ぬ可能性とかないし。僕なんか命の危機だよ!?」
美穂子「私…やりたくない…」
池田「キャップのは大丈夫ですよ。謝ったら、許してくれますし叩かれる事もありませんし」
池田「キャップの親番からですね」
一「じゃあ、この麻雀で最下位の人が罰ゲームって事で」
和「私は…、照さんに咲さんの悪口言えって…。将来のお義姉さんなのにケンカ売るなんて…」
一「まだ二人ともマシだよ。死ぬ可能性とかないし。僕なんか命の危機だよ!?」
美穂子「私…やりたくない…」
池田「キャップのは大丈夫ですよ。謝ったら、許してくれますし叩かれる事もありませんし」
池田「キャップの親番からですね」
一「じゃあ、この麻雀で最下位の人が罰ゲームって事で」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 21:40:33.65 ID:kubOaqs/0
池田「まぁ…負けなきゃいいし」
一(僕は命の危機が迫ってるから、手品を少し使わせて貰うよ…)
和「負けられませんね」
美穂子「はぁ…、やりたくないわね…」
親番、美穂子
池田「ツモ!ラッキー!四暗刻だし!」
美穂子「ぐっ…、役満で親被りだなんて…」
一(僕は命の危機が迫ってるから、手品を少し使わせて貰うよ…)
和「負けられませんね」
美穂子「はぁ…、やりたくないわね…」
親番、美穂子
池田「ツモ!ラッキー!四暗刻だし!」
美穂子「ぐっ…、役満で親被りだなんて…」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 21:47:08.14 ID:kubOaqs/0
親番、一
一(チャンスだね。福路さんに振り込ませれば、一気に勝負が終えれる)
一「…」カチャカチャ→手品で無理矢理聴牌
美穂子「ま、負けられない」トン
一「ロン、跳満だよ。福路さんの飛びだね?」
美穂子「そ、そんなぁ…」グニャア
一(チャンスだね。福路さんに振り込ませれば、一気に勝負が終えれる)
一「…」カチャカチャ→手品で無理矢理聴牌
美穂子「ま、負けられない」トン
一「ロン、跳満だよ。福路さんの飛びだね?」
美穂子「そ、そんなぁ…」グニャア
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 21:53:48.17 ID:kubOaqs/0
美穂子「本当にやらないとダメなの?」カタカタ
池田「そうですね…。罰ゲームは絶対ですし。みんなそれなりの仕打ちを賭けて麻雀したわけですし」
一「まだマシですよ。衣と蒲原さんと、遊園地に行ったらジェットコースターの安全バーが故障とか容易に想像できますよね?」
和「元部長は謝れば、きっと許してくれますよ(正直負けなくて助かりました…)」
美穂子「はぁ…、上埜さんを怒らせるだなんて…、もう泣きそう」ポロポロ
池田(もう泣いてるし)
池田「そうですね…。罰ゲームは絶対ですし。みんなそれなりの仕打ちを賭けて麻雀したわけですし」
一「まだマシですよ。衣と蒲原さんと、遊園地に行ったらジェットコースターの安全バーが故障とか容易に想像できますよね?」
和「元部長は謝れば、きっと許してくれますよ(正直負けなくて助かりました…)」
美穂子「はぁ…、上埜さんを怒らせるだなんて…、もう泣きそう」ポロポロ
池田(もう泣いてるし)
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 22:00:54.39 ID:kubOaqs/0
ゆみ、久、美穂子の三人部屋
久「合宿来てくれて、ありがとうね」
ゆみ「いやいや、私も推薦で受かって暇してた所だ。問題ないよ」
久「美穂子も推薦で受かってるから、来てくれたのよね?」
美穂子「えぇ…、そうですね…」
美穂子(上埜さんが参加するって聞いたからですけどね)
美穂子(今から、上埜さんを怒らせる…。はぁ…こんなに胃が痛くなるのは人生で初めだわ…)
久「合宿来てくれて、ありがとうね」
ゆみ「いやいや、私も推薦で受かって暇してた所だ。問題ないよ」
久「美穂子も推薦で受かってるから、来てくれたのよね?」
美穂子「えぇ…、そうですね…」
美穂子(上埜さんが参加するって聞いたからですけどね)
美穂子(今から、上埜さんを怒らせる…。はぁ…こんなに胃が痛くなるのは人生で初めだわ…)
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 22:09:21.72 ID:kubOaqs/0
久「明日は一足早いクリスマスケーキがあるのよね?」
ゆみ「福路さんとハギヨシさんの合作だそうだ。二人とも料理の達人だから楽しみだな」
美穂子「えぇ…楽しみにしてて下さい」
池田『キャップ、早く言って下さいし』
和『元部長はムーミンって単語に過剰反応しますよ』
他三人は、別室でモニター中
美穂子「…はい」
久「そーいえば、美穂子って片耳に何つけてるの?音楽でも聴いてるの?」
ゆみ「福路さんとハギヨシさんの合作だそうだ。二人とも料理の達人だから楽しみだな」
美穂子「えぇ…楽しみにしてて下さい」
池田『キャップ、早く言って下さいし』
和『元部長はムーミンって単語に過剰反応しますよ』
他三人は、別室でモニター中
美穂子「…はい」
久「そーいえば、美穂子って片耳に何つけてるの?音楽でも聴いてるの?」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 22:15:22.06 ID:kubOaqs/0
美穂子「そう言えば、余った材料で違うケーキを作ったんですよ」
ゆみ「ほぅ…それは…」ゴクリ
久「わーい!二日連続ケーキだー」
美穂子「一年生と二年生には内緒ですよ?」
久「わかってるわよ」
ゆみ「ふふふ、我々だけで独占か…。すまないなモモ」
美穂子「えっと…これが加治木さんの分」
ゆみ「ありがとう」
美穂子「そして、いちご多めのが…。む、む、ムーミンさんの分」
久「私、苺好きなのよー。って…ん?んんん?」
ゆみ「ほぅ…それは…」ゴクリ
久「わーい!二日連続ケーキだー」
美穂子「一年生と二年生には内緒ですよ?」
久「わかってるわよ」
ゆみ「ふふふ、我々だけで独占か…。すまないなモモ」
美穂子「えっと…これが加治木さんの分」
ゆみ「ありがとう」
美穂子「そして、いちご多めのが…。む、む、ムーミンさんの分」
久「私、苺好きなのよー。って…ん?んんん?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 22:21:11.69 ID:kubOaqs/0
池田『言ったーーーーーーーー!?』
和『流石に元部長に面と向かってムーミンって言った人は知りませんね』
一『うわぁ…、竹井さんの顔が…、見る見る…』
久「ごめん、よく聞こえなかったわ。もう一度言ってくれるかしら?」
美穂子「は、はい。この苺の多いのは、ムーミンさんの分です」カタカタ
ゆみ「む、ムーミン?」
久「…今、なんつった?」ゴゴゴ
和『流石に元部長に面と向かってムーミンって言った人は知りませんね』
一『うわぁ…、竹井さんの顔が…、見る見る…』
久「ごめん、よく聞こえなかったわ。もう一度言ってくれるかしら?」
美穂子「は、はい。この苺の多いのは、ムーミンさんの分です」カタカタ
ゆみ「む、ムーミン?」
久「…今、なんつった?」ゴゴゴ
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 22:26:34.98 ID:kubOaqs/0
美穂子「む、むむむむムーミンって可愛らしいですよねーーーーー!!!!!」
ゆみ「あぁ…まぁ、それはそうだが…」チラッ
久「…」ゴゴゴ
美穂子「だだだだから!上埜さんじゃなくて、ムーミンさんなのデス!あはははははは」カタカタ
久「あのさ…、私、ムーミンって呼ばれるのすごく気にしてるんだけど」
ゆみ「福路さん、いい加減にしないか。いつもの聡明な君らしくないぞ」
ゆみ「あぁ…まぁ、それはそうだが…」チラッ
久「…」ゴゴゴ
美穂子「だだだだから!上埜さんじゃなくて、ムーミンさんなのデス!あはははははは」カタカタ
久「あのさ…、私、ムーミンって呼ばれるのすごく気にしてるんだけど」
ゆみ「福路さん、いい加減にしないか。いつもの聡明な君らしくないぞ」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 22:33:52.74 ID:kubOaqs/0
久「…いい加減にしなさいよ」バン
美穂子「ひ、ひぅ!?」
久「上埜って呼ばれるのは、まぁまだ許してたけどさ…。ムーミンは流石に無いわ」
ゆみ「そうだぞ。人が嫌がるあだ名はダメだと思う。蒲原をワハハと言う輩が私の学校には居るが、私はあまりいい気分ではない」
美穂子「…そんな事わかってますよ」ボソッ
美穂子「む…ムーミン!ムーミン!!ムーミン!!!!」
久「この…」
パチーン!
久「…最低。私、ケーキなんかもういらないから」
美穂子「…」ツーーー
美穂子「ひ、ひぅ!?」
久「上埜って呼ばれるのは、まぁまだ許してたけどさ…。ムーミンは流石に無いわ」
ゆみ「そうだぞ。人が嫌がるあだ名はダメだと思う。蒲原をワハハと言う輩が私の学校には居るが、私はあまりいい気分ではない」
美穂子「…そんな事わかってますよ」ボソッ
美穂子「む…ムーミン!ムーミン!!ムーミン!!!!」
久「この…」
パチーン!
久「…最低。私、ケーキなんかもういらないから」
美穂子「…」ツーーー
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 22:40:43.05 ID:kubOaqs/0
美穂子「うっ…、うっう…」ポロポロ
久「私、咲達の部屋に行くから」ガラガラ
ゆみ「あぁ…。福路さん、早く久に謝りたまえ」
美穂子「私だって!好きでこんな事してるわけじゃないですよ!!!!!!」
ガシャーン!
久の残して行ったケーキを投げる美穂子
ゆみ「お、おい!ここ、ホテルだから!暴れるなよ!」
美穂子「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」ポロポロ
久「私、咲達の部屋に行くから」ガラガラ
ゆみ「あぁ…。福路さん、早く久に謝りたまえ」
美穂子「私だって!好きでこんな事してるわけじゃないですよ!!!!!!」
ガシャーン!
久の残して行ったケーキを投げる美穂子
ゆみ「お、おい!ここ、ホテルだから!暴れるなよ!」
美穂子「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」ポロポロ
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 22:47:01.67 ID:kubOaqs/0
池田『うわぁ…、風越に来て二年。キャップが取り乱す所なんて見たの初めてだし』
和『元部長もカンカンに怒ってましたね。もし私のせいで咲さんがあんなにカンカン怒ってたとしたら、もう私生きていけないです』
一『仕方ないね。そろそろ、ネタばらしと行きますか』
・
・
・
久「えっ?罰ゲーム?」
池田「そ、そうだし…。キャップは悪くないんだし」
久「ふ~ん、あっそ。でも、私、今日はここで寝るから」プイ
和『元部長もカンカンに怒ってましたね。もし私のせいで咲さんがあんなにカンカン怒ってたとしたら、もう私生きていけないです』
一『仕方ないね。そろそろ、ネタばらしと行きますか』
・
・
・
久「えっ?罰ゲーム?」
池田「そ、そうだし…。キャップは悪くないんだし」
久「ふ~ん、あっそ。でも、私、今日はここで寝るから」プイ
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 22:51:21.10 ID:kubOaqs/0
三年生の部屋
モモ「いい湯だったっす」
佳織「先輩、大浴場空きましたーって!?」
睦月「う、ウムぅ!?」
ゆみ「二人ともいい所に来た!ちょっと、手伝え!」
美穂子「あぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁ!うわあぁぁぁぁぁぁぁあああぁ!」ジタバタ
佳織「は、はい!滅茶苦茶に荒らされてますね…。泥棒でも入ったんですか?」
睦月「わからん」
モモ「いい湯だったっす」
佳織「先輩、大浴場空きましたーって!?」
睦月「う、ウムぅ!?」
ゆみ「二人ともいい所に来た!ちょっと、手伝え!」
美穂子「あぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁ!うわあぁぁぁぁぁぁぁあああぁ!」ジタバタ
佳織「は、はい!滅茶苦茶に荒らされてますね…。泥棒でも入ったんですか?」
睦月「わからん」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 22:58:39.06 ID:kubOaqs/0
池田達は、ゆみちんにこっ酷く怒られました
池田「とほほ、これなら私がコーチに殴られた方が良かったし」
一「僕は…命が賭かってたから…」
和「反省してます」
・
・
・
三年生部屋
美穂子「ごめんなさい…。取り乱してしまって…」ポロポロ
ゆみ「久にはちゃんと説明したし、大丈夫さ。さて…、何とか寝るスペースは出来たかな」
ガチャ
美穂子「上埜さん!?」クルッ
優希「ごめんだじぇ。私だじぇ」
池田「とほほ、これなら私がコーチに殴られた方が良かったし」
一「僕は…命が賭かってたから…」
和「反省してます」
・
・
・
三年生部屋
美穂子「ごめんなさい…。取り乱してしまって…」ポロポロ
ゆみ「久にはちゃんと説明したし、大丈夫さ。さて…、何とか寝るスペースは出来たかな」
ガチャ
美穂子「上埜さん!?」クルッ
優希「ごめんだじぇ。私だじぇ」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:04:55.88 ID:kubOaqs/0
ゆみ「片岡さんか。どうした?」
優希「元部長が部屋変えて欲しいって。和ちゃんが拒否するから、私が来たじぇ」
美穂子「うっ…うえぇぇぇぇぇぇん」グスン
ゆみ「そうか…。まぁ、片岡さんがいいなら私達の部屋で寝てくれ」
優希「わかったじぇ。お姉さん、私の胸で泣くかじぇ?」
美穂子「わ、私、三年生なのに…。元キャプテンなのに…」グスグス
優希「恋に年齢は関係ないじぇ。私も京太郎に嫌われたら、多分一晩中泣くじぇ」
ゆみ「ふふふ、たまには恋バナもいいかもしれないな。君は須賀君が好きなのか」
優希「元部長が部屋変えて欲しいって。和ちゃんが拒否するから、私が来たじぇ」
美穂子「うっ…うえぇぇぇぇぇぇん」グスン
ゆみ「そうか…。まぁ、片岡さんがいいなら私達の部屋で寝てくれ」
優希「わかったじぇ。お姉さん、私の胸で泣くかじぇ?」
美穂子「わ、私、三年生なのに…。元キャプテンなのに…」グスグス
優希「恋に年齢は関係ないじぇ。私も京太郎に嫌われたら、多分一晩中泣くじぇ」
ゆみ「ふふふ、たまには恋バナもいいかもしれないな。君は須賀君が好きなのか」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:08:42.93 ID:kubOaqs/0
そして、久と美穂子は一度も会話しないまま、合宿が終わった。
帰りのバス
○○→美穂子、池田
○○ ○○
○○ ○○
○○ ●●→久、まこ
○→運転席ハギヨシ
池田「キャップ、来る時は竹井さんの隣に座ってたのに…」
美穂子「いいのよ…。華菜の隣でいいわ」
帰りのバス
○○→美穂子、池田
○○ ○○
○○ ○○
○○ ●●→久、まこ
○→運転席ハギヨシ
池田「キャップ、来る時は竹井さんの隣に座ってたのに…」
美穂子「いいのよ…。華菜の隣でいいわ」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:14:00.60 ID:kubOaqs/0
ピンピロリーン
美穂子の携帯にメールが届く
池田「キャップ、メールだし」
美穂子「使い方がよくわからないわ…。華菜、見てくれる?」
池田「わかりましたし」
久『クリスマス、違う予定入った。レストランの予約キャンセルしといて』
美穂子「…」グスン
池田「うわぁ…、直接言えばいいのに…」
美穂子「死にたい」ポロポロ
美穂子の携帯にメールが届く
池田「キャップ、メールだし」
美穂子「使い方がよくわからないわ…。華菜、見てくれる?」
池田「わかりましたし」
久『クリスマス、違う予定入った。レストランの予約キャンセルしといて』
美穂子「…」グスン
池田「うわぁ…、直接言えばいいのに…」
美穂子「死にたい」ポロポロ
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:20:14.78 ID:kubOaqs/0
そしてクリスマス当日
池田「キャップ、本当に待つんですか?」
美穂子「…えぇ。信じて待つわ」
池田「今朝、キャップの携帯から代わりにメール送信しましたけど、返事ないですし」
美穂子「でも…、待つから、私」
池田「今日は冷えるし。私達の風越のクリスマスパーティー来ればいいと思いますよ」
美穂子「…うん、上埜さんが行くって言うなら行くわね」
池田「はぁ…、風邪引かないで下さいよ」
美穂子「…わかってるわ。じゃあ、待ち合わせ時間だから」
池田「キャップ、本当に待つんですか?」
美穂子「…えぇ。信じて待つわ」
池田「今朝、キャップの携帯から代わりにメール送信しましたけど、返事ないですし」
美穂子「でも…、待つから、私」
池田「今日は冷えるし。私達の風越のクリスマスパーティー来ればいいと思いますよ」
美穂子「…うん、上埜さんが行くって言うなら行くわね」
池田「はぁ…、風邪引かないで下さいよ」
美穂子「…わかってるわ。じゃあ、待ち合わせ時間だから」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:27:30.80 ID:kubOaqs/0
夜18時
美穂子「…待ち合わせ30分前。緊張しますね」ブルブル
美穂子「街中、カップルでいっぱいね」
和「咲さん、もうすぐ映画始まりますよー」
咲「うん!その後はどこに行く?」
和「そうですね。今日、父が家に居ないんですが…」
ゆみ「モモー、モモー!」
モモ「ここっすよ!」ヒョイ
ゆみ「うおっ!?もうはぐれないように、手を繋ぐぞ?」
モモ「はいっす!喜んで」
美穂子「…待ち合わせ30分前。緊張しますね」ブルブル
美穂子「街中、カップルでいっぱいね」
和「咲さん、もうすぐ映画始まりますよー」
咲「うん!その後はどこに行く?」
和「そうですね。今日、父が家に居ないんですが…」
ゆみ「モモー、モモー!」
モモ「ここっすよ!」ヒョイ
ゆみ「うおっ!?もうはぐれないように、手を繋ぐぞ?」
モモ「はいっす!喜んで」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:33:46.67 ID:kubOaqs/0
夜19時
美穂子「電車遅れてるのかしら…」キョロキョロ
美穂子「そう言えば、華菜が今時は携帯で電車の時間とかチェック出来るって…」
美穂子「まぁ…私が携帯に触ると、ロクな事にならないし。我慢我慢」
夜20時
美穂子「うぅ~寒い」ブルブル
美穂子「ホットコーヒーを買いに行きましょう」
美穂子「…」フーフー
美穂子「…」ゴクゴク
美穂子「電車遅れてるのかしら…」キョロキョロ
美穂子「そう言えば、華菜が今時は携帯で電車の時間とかチェック出来るって…」
美穂子「まぁ…私が携帯に触ると、ロクな事にならないし。我慢我慢」
夜20時
美穂子「うぅ~寒い」ブルブル
美穂子「ホットコーヒーを買いに行きましょう」
美穂子「…」フーフー
美穂子「…」ゴクゴク
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:38:38.83 ID:kubOaqs/0
夜21時
美穂子「雪が少し降って来たわね…、寒い」カタカタ
モブA「あの人、ずっとあそこに居るね」
モブB「振られたんじゃね?www」
モブA「美人なのになwww可哀想にwww」
一方その頃
久「うー、寒い寒い。あそこで、休憩しましょうよ」チラッ
一「ふん、どーせ最初から行くつもりだったんでしょ?」
久「えへへ、バレたー。今日は混んでるかしらねぇー」
ラブホ照に行く二人
美穂子「雪が少し降って来たわね…、寒い」カタカタ
モブA「あの人、ずっとあそこに居るね」
モブB「振られたんじゃね?www」
モブA「美人なのになwww可哀想にwww」
一方その頃
久「うー、寒い寒い。あそこで、休憩しましょうよ」チラッ
一「ふん、どーせ最初から行くつもりだったんでしょ?」
久「えへへ、バレたー。今日は混んでるかしらねぇー」
ラブホ照に行く二人
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:43:56.33 ID:kubOaqs/0
夜22時
美穂子「…」カチカチ
男「おーす、お姉さん。暇してるんだろ?一緒に居酒屋でも行かね?」
美穂子「…ごめんなさい。私、人を待ってますので」カチカチ
男「だって、ずーとそこに居るじゃん?もう来ないって」
美穂子「き、来ます!」
同時刻
一「あっ…あん!ダメ!これ以上は…」
久「うぇへへ、良いではないかー良いではないかー。性なる夜だからね!」ニコッ
美穂子「…」カチカチ
男「おーす、お姉さん。暇してるんだろ?一緒に居酒屋でも行かね?」
美穂子「…ごめんなさい。私、人を待ってますので」カチカチ
男「だって、ずーとそこに居るじゃん?もう来ないって」
美穂子「き、来ます!」
同時刻
一「あっ…あん!ダメ!これ以上は…」
久「うぇへへ、良いではないかー良いではないかー。性なる夜だからね!」ニコッ
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:48:26.36 ID:kubOaqs/0
一「あっ、今日は日付が変わる前に屋敷に戻らないと」
久「なんで?泊まればいいじゃん」チュッ
一「そう言うわけには行かないよ。今年のサンタ役は僕だからね」
久「あぁ…、天江さんか」
一「そう言う事。じゃあ、出るね」
久「はぁー、クリスマスって言っても結局、私は一人なのね」ウルウル
一「嘘泣きはいいから。そーいえば、本命はどうしたの?」
久「ん?美穂子?確か、合宿の時に断ったはずだけど」
久「なんで?泊まればいいじゃん」チュッ
一「そう言うわけには行かないよ。今年のサンタ役は僕だからね」
久「あぁ…、天江さんか」
一「そう言う事。じゃあ、出るね」
久「はぁー、クリスマスって言っても結局、私は一人なのね」ウルウル
一「嘘泣きはいいから。そーいえば、本命はどうしたの?」
久「ん?美穂子?確か、合宿の時に断ったはずだけど」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:52:38.70 ID:kubOaqs/0
一「まだムーミンって言われた事怒ってるの?」
久「あぁ…、そう言えばそんな事言われたような」
一「福路さん、ものすごく後悔してたよ」
久「ふ~む、一に言われるまで忘れてたわね」
久「あれ?メールが来てる…」
一「行ってあげなよ。あの人の事だ、きっと何時間でも待ち続けるよ」
久「は?だって、待ち合わせ時間は数時間前だし、居るわけないわよ」
一「…居る方に、今月の給料を全部賭けてもいいかな」
久「あぁ…、そう言えばそんな事言われたような」
一「福路さん、ものすごく後悔してたよ」
久「ふ~む、一に言われるまで忘れてたわね」
久「あれ?メールが来てる…」
一「行ってあげなよ。あの人の事だ、きっと何時間でも待ち続けるよ」
久「は?だって、待ち合わせ時間は数時間前だし、居るわけないわよ」
一「…居る方に、今月の給料を全部賭けてもいいかな」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/22(土) 23:57:03.31 ID:kubOaqs/0
夜23時
美穂子「あと…一時間だけ待ってみましょう…」カチカチ
美穂子「ほ、ホットコーヒー10本目だけど…」ゴクゴク
美穂子「寒い」カタカタ
優希「おおっ、風越のお姉さんだじぇ」
京太郎「ん?そうだな、アレは。あぁー、頭に雪が積もってるよ…」
優希「元部長を待ってるのかな?あの人は…今日…」
京太郎「言うか?言ってやるのが優しさかもな」
優希「元部長に電話するじぇ!」
美穂子「あと…一時間だけ待ってみましょう…」カチカチ
美穂子「ほ、ホットコーヒー10本目だけど…」ゴクゴク
美穂子「寒い」カタカタ
優希「おおっ、風越のお姉さんだじぇ」
京太郎「ん?そうだな、アレは。あぁー、頭に雪が積もってるよ…」
優希「元部長を待ってるのかな?あの人は…今日…」
京太郎「言うか?言ってやるのが優しさかもな」
優希「元部長に電話するじぇ!」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 00:01:13.12 ID:TYawklrp0
夜23時30分
美穂子「…私、何やってるんだろ」カチカチ
美穂子「上埜さん怒らせて…、勝手に仲直り出来るとか…、許してくれるとか…」
美穂子「そんな風に思ってたけど…。これは罰なのかもしれないわね」
ザクザク…
久「んと…、お嬢さん。そんな所に居ると風邪引きますよ」
美穂子「えっ…、あっ…あ…」ポロポロ
久「ムーミン顔で良かったら…、エスコートするけど…」チラッ
美穂子「…私、何やってるんだろ」カチカチ
美穂子「上埜さん怒らせて…、勝手に仲直り出来るとか…、許してくれるとか…」
美穂子「そんな風に思ってたけど…。これは罰なのかもしれないわね」
ザクザク…
久「んと…、お嬢さん。そんな所に居ると風邪引きますよ」
美穂子「えっ…、あっ…あ…」ポロポロ
久「ムーミン顔で良かったら…、エスコートするけど…」チラッ
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 00:05:44.16 ID:TYawklrp0
美穂子「うぅ~~~~~、あの時は…あの時は…」ポロポロ
美穂子「本当にごめんなさい!!!!!!!!」ガバッ
久「ちょっと!こんな街中で、謝らないでよ!」キョロキョロ
美穂子「私ぃ…、わたしぃ…、ただ謝りたくて…」ポロポロ
久「謝るために、こんな寒空の下ずっと待ってたの?バカじゃん」
美穂子「ば、バカかもしれません!上埜さんを怒らせるなんて…、私、ホントにバカな事をしました」ポロポロ
久「あはは…、怒ったのは事実だけど…、メールでごめんなさいって言ってくれれば許したのに」
美穂子「本当にごめんなさい!!!!!!!!」ガバッ
久「ちょっと!こんな街中で、謝らないでよ!」キョロキョロ
美穂子「私ぃ…、わたしぃ…、ただ謝りたくて…」ポロポロ
久「謝るために、こんな寒空の下ずっと待ってたの?バカじゃん」
美穂子「ば、バカかもしれません!上埜さんを怒らせるなんて…、私、ホントにバカな事をしました」ポロポロ
久「あはは…、怒ったのは事実だけど…、メールでごめんなさいって言ってくれれば許したのに」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 00:11:17.18 ID:TYawklrp0
美穂子「メールの使い方、よくわかりません。今日のメールも華菜に頼んで…」
久「貴方ってそうゆう子だったわね。まぁ…、もう気にして無いわよ」
美穂子「良かった…、本当に良かった…」ヘナヘナ
久「レストラン、もうとっくに閉まったわね」
美穂子「いいんですよ。上埜さんと仲直り出来たのですから…。これが…サンタさんのクリスマスプレゼントです」
久「ふふっ、安いプレゼントね。さて…、かなり冷えてそうね…。クリスマスの夜に…ラーメンなんてどうかしら?」
美穂子「どこへでも行きますよ!」
久「じゃあ、行きましょうか。ってか呼び方、竹井か久にしてね」
美穂子「はい。じゃあ、久で」ニコッ
終わる
久「貴方ってそうゆう子だったわね。まぁ…、もう気にして無いわよ」
美穂子「良かった…、本当に良かった…」ヘナヘナ
久「レストラン、もうとっくに閉まったわね」
美穂子「いいんですよ。上埜さんと仲直り出来たのですから…。これが…サンタさんのクリスマスプレゼントです」
久「ふふっ、安いプレゼントね。さて…、かなり冷えてそうね…。クリスマスの夜に…ラーメンなんてどうかしら?」
美穂子「どこへでも行きますよ!」
久「じゃあ、行きましょうか。ってか呼び方、竹井か久にしてね」
美穂子「はい。じゃあ、久で」ニコッ
終わる
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 00:16:04.81 ID:TYawklrp0
>>134
おまけ
iPSチームエンド
夜20時
竜華「なんかさー、和から聞いた話と違うくない?」
憧「うぅ~寒い。ホントだね。いつまで経っても現れないね」ブルブル
美穂子「…」シュン
竜華「流石に可哀想やで…。こんなん殴る気にならん」
憧「そうだねー。ん!?」
竜華「どうしたん?」
憧「和につけてた発信器が…、家の方向に…!?」
おまけ
iPSチームエンド
夜20時
竜華「なんかさー、和から聞いた話と違うくない?」
憧「うぅ~寒い。ホントだね。いつまで経っても現れないね」ブルブル
美穂子「…」シュン
竜華「流石に可哀想やで…。こんなん殴る気にならん」
憧「そうだねー。ん!?」
竜華「どうしたん?」
憧「和につけてた発信器が…、家の方向に…!?」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 00:18:02.41 ID:TYawklrp0
和(うふっ、福路さん…利用させて貰いましたよ)
咲「どうしたの?和ちゃん。邪悪な笑みを浮かべて…」
和「い、いえ!なんでもありませんよ!さささ、どうぞどうぞ。咲さん」
咲「お、お邪魔しまーす」
咲「どうしたの?和ちゃん。邪悪な笑みを浮かべて…」
和「い、いえ!なんでもありませんよ!さささ、どうぞどうぞ。咲さん」
咲「お、お邪魔しまーす」
161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/23(日) 00:23:14.38 ID:TYawklrp0
和(さて…、計画は完璧です。福路さんの性格からして、後二、三時間は待っているでしょう)
咲「和ちゃんの部屋っていい匂いするねー」
和(ぐふっ…、媚薬効果のあるお香ですよ…)
和「咲さん、お話があります(真顔)」
咲「は、はい。何でしょうか…」ドキドキ
和「私は…、貴方が…す
ガシャーン!
美穂子「話は全て聞かせて貰いましたよ…」ゴゴゴ
竜華「この極悪ピンク!神が許しても、うちらが許さへんで!」
憧「和さぁ…、自分だけ抜け駆けずるくね?昔は、いい子だったのに…」
和「…ぐっ、もう少しだったのに!」
iPSエンド終わり
咲「和ちゃんの部屋っていい匂いするねー」
和(ぐふっ…、媚薬効果のあるお香ですよ…)
和「咲さん、お話があります(真顔)」
咲「は、はい。何でしょうか…」ドキドキ
和「私は…、貴方が…す
ガシャーン!
美穂子「話は全て聞かせて貰いましたよ…」ゴゴゴ
竜華「この極悪ピンク!神が許しても、うちらが許さへんで!」
憧「和さぁ…、自分だけ抜け駆けずるくね?昔は、いい子だったのに…」
和「…ぐっ、もう少しだったのに!」
iPSエンド終わり
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