1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:08:18.55 ID:o3ABIELy0
ちひろ「何の事でしょう」

P「とぼけないで下さい。事務所にあんなデカいモノを置いといたら、嫌でも目に入りますってば」

ちひろ「ああ、あの装置の事ですか?アレは私の知り合いからデータを取ってあげるっていう名目で借りて来ただけですよ」

P「……」

ちひろ「危ないものじゃないですってば!……ただちょっと、ヘッドギアを被った人に夢を見て貰う装置ってだけで」

P「どんな夢なんですか?」

ちひろ「最終的には色んな夢を見られる様にするらしいですけど、今は新婚生活の夢だけだそうです」

P「何ですかそのデータ取り辛そうな設定は。もう一寸汎用性の高いシチュエーションだってあるでしょうに」

ちひろ「開発者の趣味です!」キリッ

P「なんじゃそりゃ……」

ちひろ「なので、今日はPさんに実験台になって貰おうと思いまして」

P「はあ……。毎度の事なんで慣れましたよ。で、相手は誰なんですか?ちひろさんですか?」

ちひろ「アイドルの皆に協力して貰う事になってます」

※このスレは参加型でつ
シチュエーションもロケーションもご自由に
たぶん設定がぶれるので、複数P制度の方がいいんですかね?

引用元: モバP「ちひろさんが妙なものを作った」 



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:18:17.00 ID:o3ABIELy0
早苗「――で、あたしを呼んだと」

P「ええ、折角の機会ですし。どうせなら早苗さんが良いかなって」

早苗「凛ちゃんとかまゆちゃんはどうなのよ?」

P「年下はちょっと……」

早苗「なら、瑞樹ちゃんとか志乃さんとか、礼子さんもいるじゃない」

P「俺は、早苗さんがいいんです」

早苗「……う、嬉しい事言ってくれるじゃない」ボフンッ

P「――じ、じゃあ始めますよ」ドキドキ

早苗「え、ええ」ドキドキ

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:23:26.93 ID:o3ABIELy0
―――――

早苗「ほらPくーん、早く起きろー!」

P「今日は日曜じゃないか……。少しくらいゆっくり寝させてくれても……」

早苗「全くもう。結婚したとたんにだらしなくなっちゃうんだから……」

P「いいじゃないか……」

早苗「駄目よ。休日くらい、家族と一緒に過ごしてくれなきゃ」

P「くれなきゃ?」

早苗「シメる♪」

P「ただちに起きさせていただきます」

早苗「結構結構♪さぁ、一緒にご飯作ろ?」

P「おう。そうだな」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:29:57.31 ID:o3ABIELy0
早苗「~♪」

P「楽しそうだね」

早苗「ま~ね。こうやって朝から一緒に居られるのって、実はけっこう久しぶりだし?」

P「そういえば、今月はずっと日曜も仕事だったもんな。……御免な?一人ぼっちにしちゃって」

早苗「良いの良いの。亭主元気で留守がいいって言うじゃない?」

P「それはそれで寂しいんだけどなあ。居なくて良いって事だろ?」

早苗「――それを聞いたPくんくらいには、あたしも寂しかったって事だよ。……っと、上の棚から胡椒取ってくれない?届かなくってさ」

P「あ、ああ分かった。ほいっと」

早苗「ありがと♪いやー男手があると楽で良いねえ!わざわざ踏み台持ってこなくていいし」

P「ん。――今度香辛料置く棚でも作ろうか?シンクの辺りに纏めておいた方が楽なんだろ?」

早苗「じゃあ、お願いしよっかな」

P「おう、任せとけ。……そしたら、メシ食い終わったら、ホームセンターにでも買い出しに行こうかね」

早苗「そうだね」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:34:24.87 ID:o3ABIELy0
P「いやー、食った食った。御馳走様!……にしても、早苗の料理は美味いなあ!」

早苗「ふふっ、お粗末様でした。旦那様にそう言って貰えると、嫁冥利に尽きるってものよね」

P「じゃあ、早速買い出しに行くか?」

早苗「……ううん、まだ良いよ」

P「?」

早苗「今はさ、Pくんといっしょに居たいかなって、そう思うんだ」

P「一緒じゃないか、いつも」

早苗「そうじゃなくって、ぬくもりを感じたいって言うのかな……」

早苗「Pくん、膝貸して?」

P「おう」

ポフンッ

早苗「こうやってさ、膝枕して貰って。ゆっくり雲が流れるのをみてたいって言うか……」

P「好きなだけ貸してやるぞ、俺の膝くらい」

早苗「じゃあ、お言葉に甘えさせて貰おっかな」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:42:03.68 ID:o3ABIELy0
P「――社長に言って、少し仕事を減らして貰うよ。大分貯金も出来たし、ただでさえオーバーワーク気味だって周りから言われてたし」

早苗「……ん」

P「休みが取れたらさ、一緒にどこか、遠くに出かけよう?旅館とかそういうのじゃなくても良いから、夫婦水入らずでのんびり出来るような場所に、さ」

早苗「……ん♪」

―――――

早苗「……うわあ」

P「何かごめんなさい。妙な事につき合わせちゃって」

早苗「ちょっと待って。今私、多分人前に出れないような顔してるから」

P「ええ、待ちますよ。いくらでも待ちます」

早苗「……ねえ、Pくん」

P「何ですか?早苗さん」

早苗「あの中のあたし、どうだった?」

P「どうと言われたら……可愛かったです」

早苗「――!!」ジタバタ

早苗「こ、こんなに恥ずかしい思いしたのは初めてだわ……!これは、せ、責任取って貰わないと、いけないわね……?Pくん?」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:43:06.15 ID:o3ABIELy0
おしまいっしょ!早苗さんR記念ってことで書いてみたんだがいかがだろうか?

本当はキノコ書きたかったのは内緒だ

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:47:02.16 ID:o3ABIELy0
さあおまいら書くんだ!
おいらはキノコ書いて来るから!

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:51:39.82 ID:o3ABIELy0
お前ら頼むから自給自足してくれ
おいらが過労死してしまう

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 20:07:24.05 ID:oMRf+UTJ0
李衣菜「わわわ私ですか!?」

P「ああ。お前がいいんだ」

李衣菜「ほらもっと可愛い娘とかいるでしょっ、私なんかゴニョゴニョ……」モジモジ

P「ロックな主婦になった李衣菜、気になります!」

李衣菜「!!」

李衣菜「やりましょう! さぁ! さぁさぁ!」グイグイ

P(チョロい)

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 20:15:49.23 ID:oMRf+UTJ0
―――

…ョー

P「ううん……」モゾ

…ヒョー

P「ん……朝……」

ッヒョー!

P「あと10分……」

ウッヒョー! ウッヒョー! ウッヒョー!

P「……」

ウッヒョー! ウッヒョー! ウッヒョー! ウッヒョー! ウッヒョー!

P「うるせええええ!! なんだこの目覚ましはああああ!?」バシッ

ガチャッ

李衣菜「あ、起きた? おはよ、Pさんっ」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 20:27:10.06 ID:oMRf+UTJ0
P「李衣菜! 何なんだよこの目覚まし! 昨日まで普通だったろ!?」

李衣菜「どうどう、Pさん。朝からロックだね!」

P「ロックじゃない、クロックの話!」

李衣菜「うまいっ」パチパチ

P「ああもう……変にテンション上がってるんだけど……」

李衣菜「へへ、どうかな? 私のクールな声で起きるのは」ドヤァ

P「ムカついた」

李衣菜「がーん!」

李衣菜「ひどいなー……せっかく私の声で起こそうと思ったのになー……」イジイジ

P「あー……すまん言いすぎたよ……。それなら直接起こしてくれたほうが」

李衣菜「あ、そう? じゃあそうしよっ♪」パッ

P「立ち直りが早い」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 20:34:57.47 ID:oMRf+UTJ0
李衣菜「さぁさ、朝ごh……こほん、ブレックファースト! できてるよ!」

P「なぜ英語なのさ」

李衣菜「カッコイイから! うーんロックだ!」

P「……」スタスタ

李衣菜「あぁん待ってー」トコトコ

P「……李衣菜、忘れてた」

李衣菜「ん? なーに?」

チュ

P「おはよう」

李衣菜「……はいっ、あなた♪」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 20:40:00.31 ID:oMRf+UTJ0
―――

李衣菜「……!」ゴロゴロゴロゴロ

P「おおおお!」

李衣菜「……!!」ゴロゴロゴロゴロ

P「素晴らしいね! だりーなかわいい!」

李衣菜「うわあああああああ」ゴロゴロゴロゴロ

P「李衣菜! 俺の嫁になってくれ!」

李衣菜「!?」ゴロゴロゴロゴロ

ガンッ!

P「あ、机に激突した」

李衣菜「ぐああああああ!!!」ジタンバタン

P「おお……ロックだ……」



おわり

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 20:51:46.57 ID:zX4SBb8OO
雪美「……」キラキラ

P「やりたいか?」

雪美「…やりたい」キラキラ

P「お嫁さんは大変だぞ?」

雪美「…大丈夫…」ギュッ




雪美「お婿さんと…一緒だから」ニッコリ

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:03:30.38 ID:zX4SBb8OO
―――

P「……う~ん、ん?」

P「あれ?真っ暗だぞ、バグか?」

雪美「…起きて……P………」

P「でも雪美は居る……バグじゃないのか?」

雪美「……P…こんなところで…寝てると……風邪、ひく……」

P(……なるほど、夜設定か)

P「――ああ、悪かった。もう少ししたら布団に戻るよ」

雪美「わかった……布団で待ってる……」

P「ん?」




雪美「今日、は…がんばる…」ニッコリ

P「」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:13:29.05 ID:zX4SBb8OO
雪美「P、脱いで……」ヌギヌギ

P「お、おい!?痛いこと一杯するんだぞ?」

雪美「私と……P……心から……繋がってる……」

雪美「…だから……痛みも……P、となら……受け入れられる……」

P「…雪美はこれから、他に好きな人ができたりするか――むぐっ」

雪美「……」チュー

P「……ぷはっ」

雪美「このキスの、相手……最初で最後……やくそく……」

P「……」

P(……バーチャルだし、いいか)ヌギヌギ

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:30:07.36 ID:zX4SBb8OO
雪美「…P」ギュウウウ

P「ゆ…雪美……」ギュッ

雪美「…P…私、お母さんに……なれる?」

P「立派なお母さんになれるさ」

雪美「……P…子供、欲しい?」

P「それはもうちょっと後かな」

雪美「…私は……欲しい」キラキラ

P「そ、そうか、ならもういいよね」

雪美「!?」

雪美「……P…ちょっと……離れて……」スッ

P(ん?)

P「どうしたんだ?雪美」

雪美「もう…終わったから……外、行こう?」

P「へ?」

雪美「…コウノトリさん……来るから」キラキラ

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:44:25.63 ID:zX4SBb8OO
P(性知識のあやふやな幼い娘だとこういった事が起こるのか……)

コウノトリ「」バッサバッサ

P(外にはゆりかご運ぶコウノトリとすっぽんぽんの俺達、さすが夢だな)

雪美「…見て、私と……Pの、子……」

P「はは、目はお母さん似だな」グッタリ

雪美「……」ニッコリ

雪美「……」ユッサユッサ

雪美「……」

雪美「……P」

P「どうした?」

雪美「もう一人……欲しい」キラキラ

P(また生殺し…)

P「でも、可愛いからいっか」

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:51:49.00 ID:KKZnITVa0
P「で?こっち側を俺がつければいいんですね?」

未央「おっはよーございまーす!」

P「あぁ未央おは…」

未央「あっ!これヘッドマウントディスプレイ?ってやつですよね!」

ちひろ「あっ」

P「えっ」

未央「わーい」ガチャ

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:55:01.81 ID:uCy27uVV0
P「う、うぅん…」

未央「………」ナデナデ

P「ん…」

未央「あ、起きた?」ナデナデ

P「ん?枕?」フニッ

未央「ひゃっ!」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:57:36.59 ID:OBXeniUE0
P「す、すまん…」

未央「い、いきなり女の子の太ももを触るなんて意外とエッチなんだね」

P「まさか…膝枕だとは思わなくて」

未央「いいよ…プロデューサーだったら…いいよ」

P「う…」

未央「えへへ……」

P「………」

未央「………」

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:02:39.78 ID:waf5KgkW0
未央「…寝てていいよ」

P「ん…」ゴロン

未央「お仕事頑張ってね」ナデナデ

P「…zzZ」

未央「……」チュッ

未央「え、えへへ…」 

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:05:34.19 ID:waf5KgkW0
ーーーーー
ーーーー

ちひろ「プロデューサーさーん…」

P「Zzz…」

ちひろ「プロデューサーさーん!」

P「ん…み、お……Zzz…」

未央「このまま寝かせといてあげましょう」ナデナデ

P「Zzz…」


おわろう

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:08:05.69 ID:/RJdLbrD0
P「―――――というわけだ茜。協力してくれないか?」

茜「えっ?私でいいんですか?Pさんっ!」

P「あぁ。俺は茜がいいんだ!嫌だったら無理しなくても・・・」

茜「いえ!やらせてもらいますっ!」

P「ありがとう!茜!」

茜「いえ、Pさんの頼みですからっ!!!」

P「それじゃぁ始めるぞ」

茜「はい!!!」

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:09:55.41 ID:/RJdLbrD0
――――――――――

P「うーん・・・」ゴロゴロ

Zzz・・・

・・・さーん

茜「Pさん!!!!!!起きてください!!!!朝ですよーーーーっ!!!」

P「オヌァ!?って茜か・・・おはよう」

茜「おはようございますっ!!!!朝ごはんできてますよーーーっ!!!!」

P「あぁ・・・ありがとうな茜。」

茜「いえいえ!!!Pさんのためなら!!!」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:11:42.90 ID:/RJdLbrD0
P「ところで茜。ちょっといいか?」

茜「どうしましたか?Pさん?」

P「ベーコンエッグ、サラダ、パンはいいとしよう」

P「だけどなんでプロテインをベーコンエッグに振りかけてあるんだ!?」

茜「体力をつけないとプロデュースなんてとてもできませんよっ!Pさんっ!」

P「いや・・・でも・・・このプロテイン・・・ココア味・・・」ウェー

茜「Pさんは私の料理・・・嫌いですか・・・?」ウルウル

P「うっ・・・いやそういうわけじゃないよ」

茜「案外合うんですよ?騙されたと思って食べてみてくださいっ!」ニッコリ

P「うん・・・それじゃぁいただくよ・・・」オソルオソル

パクッ

152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:13:25.40 ID:/RJdLbrD0
P(・・・アカン。想像以上にマズイ。しかしここでマズイと言ってしまうと茜が・・・)モグモグ

茜「どうですかっPさんっ!」キラキラ

P(男には貫かなければならないことがあるんだ!守りたい、この笑顔!)

P「あぁ!とても美味しいよ茜!」

茜「本当ですかっ!?」

P「嘘はつかないよ、茜。(ごめんなさい嘘付きました)」

茜「良かったです!作った甲斐ありました!」ニッコリ

P(あぁ・・・この笑顔・・・癒される・・・)

P「ご馳走様!かなり美味しかったぞ!(アカン。口がパッサパッサしとる)」

茜「Pさんにそう言ってもらえるととても嬉しいです!」ニッコリ

153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:15:43.83 ID:/RJdLbrD0
P「(あぁやっぱこの笑顔・・・いいなぁ・・・)茜、今日は日曜だからどこか行くか?」

茜「えっ!?いいんですか?ゆっくり休まないと・・・」

P「俺は茜とデートがしたいんだ!」ガシッ

茜「うううう~~~」マッカ

P「駄目か・・・?」

茜「いえっ!!!行きましょう!!!」

P「それじゃぁ支度しようか」

茜「はいっ!Pさ・・・あなた!!!」

P「おう!今日は1日中楽しむぞー!」

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:17:32.13 ID:/RJdLbrD0
――――――――――

茜「・・・・・」カオマッカ

P「ごめんな、付き合わせて」ナデナデ

茜「ぷ、ぷ、プロデューサーっ!!!」

P「おぉごめんな茜、つい癖で。いやぁ・・・本当に可愛かったなぁ・・・」ナデナデ

茜「うううう~~~、ボンバ―――――――っ!!」ドゴッ

P「ゴファッ!?」バタン



???(茜ちゃんも注意しておく必要があるわね・・・)

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:19:18.92 ID:o3ABIELy0
晶葉「……で、君は私に、この得体のしれない機械の臨床試験に付き合えと。そう言うのかな?」

P「ああ、そうだ」

晶葉「ふざけているのか?君は。私が作ったものならともかく、何処の馬の骨ともしれぬ輩の作った装置に身を任せるなんて危険な真似が、出来る訳無いだろう!」

P「ほう……怖いのか?自分より才能のある技術者かもしれない相手の発明が」

晶葉「……随分と安っぽい挑発だな。だが、そこまで言われて動かないというのも発明家の沽券に関わると言うものだ。――面白い、やってやろうじゃないか」

P「そうか。じゃあ早速やろう!」(ちょろいな)

晶葉「だ、だがちょっと待ってくれ。こ、心の準備と言うものがあるじゃないか。な?」

P(面倒だなあ……)「ちひろさん、お願いします」

ちひろ「は~い♪」

晶葉「ちょ、何をするんだちひろ!やめっ――」ガポッ

P「レッツゴー!」

161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:21:12.56 ID:o3ABIELy0
―――――

???「――きろ」

P「んお……?」

晶葉「起きろ、P」

P「どうしたんだ?まだ外真っ暗じゃないか」

晶葉「きょ、今日はデートする約束だっただろう?弁当の準備も出来てるし、早く行こうじゃないか!」ワクワク

P(いや、まだ午前0時なんだが……。いやまあ、それを言うのも野暮ってものか)

P「そうだな。何処行く?」

晶葉「富士山だ!」ドヤッ

P「……あ、はい」

晶葉「朝日を見るんだろう?ほらほら、早く行くぞっ」グイグイ

P「おう、さっさと出ないと間に合わんな」

P(にしても、積極的に外に出ようとする晶葉も珍しいな)

162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:22:43.11 ID:o3ABIELy0
晶葉「つ、疲れた……」ゼエゼエ

P「駄目じゃん」

晶葉「こっ、これでも鍛えたんだぞ……!木場さんやトレーナー達に頼み込んで……。そ、それと」

晶葉「ぴ、Pとの夜の運動で……///」ボンッ

P「」

晶葉「はっ、恥ずかしい事を言わせるなっ!」

P(自分で言ったんじゃないか……)

晶葉「……それにしても、不思議なものだな」

P「何がだ?」

晶葉「アイドルをやっていた頃は、君とこうやっているだなんて思ってもみなかったよ」

P「……そう、だな。俺も、お前と朝焼けを眺める事になるなんて、思いもしなかった」

晶葉「有難う。こんな堅物の私と一緒に居てくれて。――本当に、感謝しているよ」

P「こちらこそ。こんな俺についてきてくれて有難う」

晶葉「ふふ。――ほら、朝焼けが見えるぞ!」

P「ああ、そうだな。……とても綺麗だ」

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:24:23.58 ID:o3ABIELy0
―――――

晶葉「……ッ!///」カアァ

P「あ、晶葉?」

晶葉「帰るっ!私は帰るぞ!」

P「おっ落ち着け晶葉!お前この後レッスンじゃないか!」

晶葉「知らんっ!どのみち、こんな状態でレッスンを受けたところで身にならん!じゃないかっ」

P「そ、そう言うなって……」

晶葉「だ、大体っ!君の所為じゃないか!」

P「だから、済まなかったって……!」

晶葉「せっ、責任を取れと言っている!こうなった以上、最後まで面倒を見て貰うからなっ。覚悟しておけ!」

おしまい
(適当で)すまんな。正直晶葉に夜の運動って言わせたかっただけだったりする

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:28:12.22 ID:oMRf+UTJ0
加蓮「Pさん、私とやろっ?」クイクイ

P「え、加蓮はいいのか? 俺なんかで」

加蓮「Pさんがいいの。Pさんと結婚生活だよ? やるしかないでしょ!」

P「お前アイドルな?」

加蓮「ふふ、引退したらPさんに嫁ぐから問題なし!」

P「えっ」

加蓮「ええっとスイッチは……これかな?」ポチッ

P「えっ」

加蓮「♪」ワクワク

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:30:54.74 ID:oMRf+UTJ0
―――

縁側

P「ふう……いい天気だな」

加蓮「隣、失礼しますね。あなた」

P「おや、加蓮。今日は起きても平気なのかい?」

加蓮「ええ、おかげ様で。あぁ、やっぱり日向は暖かい……」

P「無理はしないでおくれよ。私より先に逝かれては淋しいからな」

加蓮「ふふふ、分かっていますよ」

P「どれ、この掛けを……」スッ

加蓮「そんな、要りません。あなたが冷えちゃうわ」

P「そう言わずに……ほれ」

加蓮「もう……昔から強引なんだから」

P「はは、昔から、か……」

加蓮「ええ、出会った時からずっと……」

180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:33:59.59 ID:oMRf+UTJ0
P「……」

加蓮「……」

P「なぁ、加蓮?」

加蓮「なに、プロデューサー?」

P「ふふっ……懐かしい呼び方だな」

加蓮「うん、そうだね……」

P「俺と一緒で、良かったか? ……幸せだったか?」

加蓮「……今更。後悔なんて微塵もしてないし……今だって、最高に幸せだよ」

P「そうか」

加蓮「うん」

ギュッ

185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:38:14.68 ID:oMRf+UTJ0
P「お前の手は、ずっと綺麗だな」

加蓮「プロデューサーが一番最初に褒めてくれたから。 ……待って、手だけ?」

P「おっと、悪い悪い。全部綺麗だよ、加蓮」

加蓮「調子いいんだから……」

P「もう少し、俺に付き合ってくれ」

加蓮「こちらこそ。あの世でも、ね?」

P「あぁ……ずっと、傍に」

加蓮「えぇ……うふふ」

P「ははは……」

ちひろ(ナレーション)「小さな一軒家に、ころころと幸せそうな笑い声が響いていた」

ちひろ「次の日、冷たくなった老夫婦がヘルパーにより発見された――」

ちひろ「互いに寄り添った姿、そしてその死に顔は、とても幸福そうだったそうな……」

188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:39:33.31 ID:oMRf+UTJ0
―――

加蓮「……」ポロポロ

P「……」ポロポロ

加蓮「ぐしゅ、Pさぁん……!」ウルウル

P「かれん……!」ウルウル

ダキッ

加蓮「幸せになろうねええええ!!」ギュー

P「幸せになろうなああああ!!」ギュー

凛「えっ」

奈緒「えっ」



おわり

196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:42:26.91 ID:8Ey5rjjF0
コレジャナイ感が漂うかもしれんけど杏


PiPi!
P「……ん?」

杏「……どしたの?」

P「事務所からメールが来た。……と、いうことらしいが。どうするよ?」

杏「面倒だなぁ……。やめとこうかな?」

P「そか」

杏「……」

P「……」

杏「…………寝てるだけでいいなら、やろうかな?」

P「そか」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:43:08.33 ID:8Ey5rjjF0
杏「……」

P「……」

杏「……それだけ?」

P「?」

杏「プロデューサーはさ、……どう思ってんの?」

P「ああ、俺のことは気にせずに杏の好きにしていいぞ。今日はスケジュールも空いてるし」

杏「むぅ。……そうじゃないんだけどな(ゴニョゴニョ)」

P「……とりあえず、どうするんだ?」

杏「まあ、やるよ。楽そうだし」

P「ああ。じゃあひとまずプロダクションに戻るか」

杏「うぇーい」

202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:44:04.26 ID:8Ey5rjjF0
――
――――

P(……)

P(…………)

P(杏はアイドルを引退し、アイドル時代の印税とゲーム雑誌の攻略記事やゲームのノベライズなどの原稿料で暮らしている)

P(アイドル時代の支持層もあるが意外に硬派なゲーム通としても支持を集め、収入は割と安定していたりする)

P(という設定が頭からわき上がってくる。機械に必要な記憶を補完する効果があるらしい)

P(どうやら今回はそのゲーム雑誌の攻略記事に関する部分をシミュレートするようだ)

杏「ほら、プロデューサー。はやくはやく」

P「お前、仕事嫌いだっただろ……」

杏「そりゃ外で動き回るような仕事はごめんだけどさ。ゲームやっててお金もらえるなんて杏の天職だよ」

P「そりゃーよござんしたね。そしてそんな仕事ばっかやらして悪うござんしたね」

杏「うむ、くるしゅうない。おらおらいいからはやく胡座かけー」

203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:45:09.06 ID:8Ey5rjjF0
P「はぁ……、ほらよ」

杏「ん。……へへへ」

P(杏は胡座をかいた膝?の上に乗ってゲームをするのがお気に入りのようだ)

杏「手は?」

P「あーはいはい」

P(そして手をお腹に回してやりゲーム開始の準備完了)

杏「……」

P(簡単にクリアできる序盤しばらくは無言。が)

杏「……ぬ、ぐ、……むぅ……。こいつ堅すぎ……。バランス悪いなぁこれ」

P(難所にさしかかると独り言が増えていく)

杏「ん……っと、ほ、はっ、よっ、……んっだぁ!!! やられたーっ!」

P(素人さんはおしりのお肉とかでPさんのpさんが刺激されるのではと考えるかもしれないが
  そこは杏なので大丈夫。というか盛り上がって悪戯してしまうと後が非常に怖いのでしない)

204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:45:52.32 ID:8Ey5rjjF0
杏「……」

P(なのでこの時間はもっぱら杏を眺めている)

杏「……ん、む……。はっ、と。……ぐっ……」

P(今回は調子がいいらしく、さっき苦戦していたところもクリアし、大ボスらしき敵と対峙している)

杏「ふ、ふふふ。いけるぞ、今回こそ……。……っ」

P(苦戦中の苦しそうな顔、力の入った真剣な顔、そして――)

杏「やった……。やったぞ! 勝った!」

P(クリアしたときの満面の笑顔)

P(……なんだかんだいっても、やっぱり可愛いんだよなぁ)

杏「ほら、見た? プロデューサー! やっぱり杏は上手いでしょ!」

P(まあ、んな恥ずかしいこと、言う気はないけどな)

P「ところで杏さんや」

杏「ん?」

P「二週目始まってるぞ」

杏「に゛ゃぁああああ!!!!」

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:46:35.16 ID:8Ey5rjjF0
――――
――

P「……はぁ」

杏「おはよ」

P「……おう」

杏「……? なに」

P「いや」

P(なんだかんだで、お前の隣にいられて幸せだななんて、言えるかい)

杏「にやにやしながら黙ってると通報されるよ、プロデューサー」

P「うっせ」

P(報われない稼業だねぇ、実に)

数年後、今とは違う形でそんな恥ずかしい台詞を口にすることを、今の彼には知るよしもない

おわり


なんか短かったわ

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:51:50.25 ID:XLJ+H9BS0
P「新婚といえばハネムーン、つまり新婚旅行ということでこの人に来てもらいました」パチパチパチパチ

芽衣子「おはようございまーす、って誰に言ってるのこれ?」

P「ただのノリだな」

芽衣子「そっか。それにしても随分とおっきな機械だねえ~」

P「次の課題は小型化かな。俺のじゃないけど」

芽衣子「それで、何で私なのかな?」

P「さっきも言った通り、新婚旅行のデータを取ろうということだ」

芽衣子「それだけ?」

P「ま、取り敢えずは」

芽衣子「むぅ」

P「どうした?」

芽衣子「んーん、何でもない!それじゃ早速始めよっか♪」

P「よしきたっ、じゃあこれ付けて」

芽衣子「うわぁなんだかドキドキするなぁ…」

P「いくぞー」ガチャン

215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:53:03.96 ID:XLJ+H9BS0
芽衣子「ほらほら!Pさん急いでってば!」

P「まあ待てよ、慌てなくもパリは逃げないぞ」

芽衣子「駄目だってば!Pさんと初めての旅行が海外なんだから!今まで一緒に行けなかった分も取り返さなきゃ!」

P「そうは言っても、もういい時間だしそれに…ふわぁ~あ…お互いそろそろ眠い時間だろうに」

芽衣子「そんなこと――、んんっ…あるかも…」

P「一睡もせず機内でずっと窓の外見てりゃそりゃ疲れるわな」

芽衣子「飛行機から見える景色眺めてると楽しくてあっという間だもんねぇ…」

P「とりあえずホテル行くか」

芽衣子「そうだね!」

217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:55:03.33 ID:XLJ+H9BS0
P「ここが俺たちの部屋か」

芽衣子「うわぁ!いい部屋だね!へへっ!」

P「さすが一流ホテルってだけあるな、さてベッドは――って」

芽衣子「うん?どうかしたの?」

P「見たところベッドは一台しかないんですがこれは一体…」

芽衣子「えーっ!嘘!あっ、ホントだ…おっかしーなー私確かにダブルって、あっ…」

P「おい」

芽衣子「ご、ごめん…そ、そうだフロント行って変えてもらおうっ!」

219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:56:09.91 ID:XLJ+H9BS0
フロントにて

芽衣子「――えーっと、だからっ!ノーダブルベッド!ウィアーオールメン!…じゃないけど…ツインルーム!」

フロント「――」ペラペラ

芽衣子「そうですか…」

P「どうだった?」

芽衣子「うーん…今観光シーズンみたいでツインルームはもう残ってないって…」

P「そっか、空いてないなら仕方ないな、ダブルで寝よう」

芽衣子「そ、そうだねっ、えへへっ!」

221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:57:30.50 ID:XLJ+H9BS0
P「しかし、芽衣子は頼りになるな、まさかフランス語が操れるとは…」

芽衣子「Pさんと旅行できるって思えば勉強だって楽しいよ!」

P「俺も一緒に勉強してれば良かったかもな」

芽衣子「でもPさん忙しそうだったし、つ、妻としてお、夫を支えなきゃーなんて、あははっ…」

P「そ、そぉだな、俺たちふ、夫婦になるんだもんな!」

芽衣子「そ、そうそう!お互いの足りないところを補うというか…」

P「……」

芽衣子「……」

P「と、とりあえず晩飯食おうか!」

芽衣子「そ、そだねっ!」

224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:59:09.93 ID:XLJ+H9BS0
P「ふぅ、今日着いたばかりだってのになんだかすごく大変だったな」

芽衣子「そうだね~」

P「そしてこのダブルベッドだ」

芽衣子「緊張するね」

P「でもこんな風に寝るのがこれから毎日続くんだよな、日本に帰っても」

芽衣子「うん…」

P「眠いか?」

芽衣子「ううん…そうじゃなくてね…えーっと、その…ごめんね…」

P「部屋のことか、もう気にしてないよ」

芽衣子「そ、そのことなんだけど、ね…?」

P「うん?」

芽衣子「本当はわざとダブルにしたの」

P「えっ?」

225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:00:03.49 ID:XLJ+H9BS0
芽衣子「Pさんはそういうのはまだ早いって、日本に帰ってからでもいいって言ってたけど、一緒の思い出たくさん作りたかったから…」

P「ごめんな…」

芽衣子「いや、いいの!全部私のわがままなんだから!」

P「いいんだよ、わがままで」

芽衣子「えっ…?」

P「そんなわがまま考えてみればこれからどんどん出てくるんだよ、時にはそれが元で喧嘩になることだってある

 その時のことを思うと今あんまり楽しすぎるとちょっと…って思ってな」

P「これくらいのことはお互い許さないとこれからもっと大変なことだってあるだろうしな、俺もその覚悟ができてなかったのかもしれない」

芽衣子「大丈夫だよ」

P「えっ?」

芽衣子「大丈夫だよ、きっと…喧嘩するのはきっと私たちが夫婦だって証拠だもん、どんなことがあったって楽しい思い出になるはずだよ」

P「…そうだな」

226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:00:47.71 ID:XLJ+H9BS0
芽衣子「ねっ…もっとそっちに来ていい?」

P「ああ…」

芽衣子「Pさんとの楽しい思い出、少しでもたくさん作りたいな…」

P「俺もだ」

芽衣子「だから、ね…?」






芽衣子「今度は三人で来よう…ね♪」

228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:02:03.33 ID:XLJ+H9BS0
P「お疲れ様でした」

芽衣子「うん…」

P「新婚旅行ってなると、やっぱああなるか…」

芽衣子「は、恥ずかしいよ…」

P「ちひろさんが用意したものだし、ろくなものにはならんとは思ってたがな…」

芽衣子「そうだね…」

P「今度のオフ、一緒にどっか行こうか?」

芽衣子「えっ、本当に?」

P「もちろん」

芽衣子「う、うん、そうだねっ!Pさんもたまには気分転換したほうがいいよ!」

P「泊まりがけで」

芽衣子「――!」

P「ん?」ニヤニヤ

芽衣子「わ、わわわわ私、今度の休みは惠ちゃんたちと約束してたんだった!せ、せっかく誘ってくれたのにごめんねPさん!」ピュー

P「ああ、気をつけてな」ニヤニヤ

234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:08:43.95 ID:zX4SBb8OO
ありす「お嫁さんですか?」

P「興味はあるか?」

ありす「いいえ、結婚のことは稼いだら考えるって決めてるので」

P「そうか、俺と雪美は楽しかったんだけどな」

ありす「…へー……あれ?」

P「どうした?」

ありす「夫役はプロデューサーさんだったんですか?」

P「ん、ああ」

ありす「……」

ありす「…でも」

P「ん?」

ありす「よくよく見れば表現の幅を広げる特訓にもなりそうですよね、やりましょうか」

P「仕事じゃないし嫌なら――」

ありす「いえ、やりましょう」

242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:18:30.62 ID:zX4SBb8OO
――

P「…ん、朝」

ありす「お、おはよー……Pさ……いやパ、パ、パーパ?」

P「……いや、何かスマンが」

ありす「謝らないで……」カァァ

P「普通でいいぞ?可愛いけど」

ありす「……//」ポフッ

ありす「助かります……お母さんのマネだったんですが、正直今のは…恥ずかしかったです」

249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:27:07.39 ID:zX4SBb8OO
ありす「…でもいいんですか?表現のレッスンのつもりだったんですが」

P「付け焼き刃だからな」

ありす「ハッキリ言いますね」

P「俺は着飾ったありすより、元のありすが好きだからな」

ありす「…ハッキリ言わないでください」

P「…だからさ、もっとありすらしさを見せてくれ」

ありす「私らしさ……?」




ありす「……」ヌギヌギ

P「…え、なんで脱いでんだ?」

ありす「…これが私らしさです」

ありす「プロデューサーさんのす……好きな私の………//」

P「」

252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:34:58.03 ID:zX4SBb8OO
ありす「本当は…本当はPさんと結婚したかったんです」

P「……」

ありす「ですが4年もプロデューサーさんの結婚相手が居ないなんて考える程、私は夢想家ではありません」

ありす「……生まれて来るのがもう少し早かったら、結婚に夢を持てたんでしょうね」

P「ありす……」

ありす「…この場だけでいいです」




ありす「名字を……下さい」

P「…あぁ」ヌギヌギ

257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:46:04.99 ID:zX4SBb8OO
ありす「…」グググッ

P「怖いか?」

ありす「……当たり前ですっ」

P「…」ナデナデ

ありす「…?」

ありす「…あ、頭だけじゃなくてもいいんですよ?」グググッ

P「…」

P「…」モゾッ

ありす(ひゃ……胸……!?)

P「……」サワサワ

ありす「~っ//」グググッ

P「――た」

ありす「……?」

P「乳花が立花だよ?」

ありす「…ブホッ!」

266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:56:35.35 ID:zX4SBb8OO
ありす「ごほっごほっ…せ、センスもムードも無さすぎですっ!」

P「いやぁ?緊張をほぐしてやろうと思ってな」

ありす「おまけにセクハラですよ……もうっプロデューサーさんは」

P「……」

ありす「ふふ……ば、馬鹿じゃないんですか……?」

P「…ああ馬鹿だな、ついでに単純だよな」

P「俺もそろそろ結婚しないともう後が無いのにな」




P「――結婚まで4年待とうなんて思い始めてしまった」

ありす「…えっ?」

270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:07:34.15 ID:G8w7GfRdO
ありす「私、口約束は信じないタイプなんです、保険を掛けさせて下さい」

P「……わかった」

ありす「……ファーストキスです」チュッ

ありす「急に私を置いていっちゃ嫌ですよ」

P「……あぁ」

ありす「私が有名になって私からプロデューサーさんが離れても探しに行きますよ」チュ-

P「あぁ」

ありす「……信じていいんですか」

「あぁ」

「ありがとう」


「大好きですプロデューサー」

276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:13:02.30 ID:VaFRqIPn0
マストレ「……何で私がこんな事を」

P「まあまあ、良いじゃありませんか」

マストレ「レッスンが有るんだがな……」

P「杏のでしょう?どうせあっちもレッスン無かったら泣いて喜びますし」

マストレ「仮にもプロデューサーの言う事とは思えんな。……ま、まあ君がそこまで言うのであれば、やらせて貰うとしよう」

P「じゃあ、早速行ってみましょう」

―――――

マストレ「お帰り、P殿。ご飯は出来ているぞ?」

P「ただーまー。……おおっ、美味しそうな匂いがする!」

マストレ「風呂も沸いているが、どうする?」

P「ご飯を戴くよ。冷めたら美味しさが損なわれるし」

マストレ「そうか。じゃあ準備して来るから、P殿は先に着替えを済ませておいてくれ」パタパタ

P「おう、了解!」

277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:13:48.23 ID:VaFRqIPn0
マストレ「ど、どうかな……?」

P「うん、美味かった!流石長女なだけあるな!」

マストレ「そ、そうか!……良かった」

P「……腹も膨れたし、そろそろ風呂に入ろうかな」

マストレ「うむ、そうするといい。明日も早いんだろう?」

P「ああ、まあね。――そうだ、一緒に入らないか?」

マストレ「なっ、……!?」

P「せっかく夫婦になったってのに、そういう事全然してないからなぁ。……駄目?」

マストレ「いっ、いや構わんが……」

P「よし、じゃあ早速!」


マストレ「暖かいな……」

P「うん。――にしても、お腹、少しばかり大きくなったね」

マストレ「もう5か月だからな。お腹の子が動くのも感じられるよ」

281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:20:13.99 ID:VaFRqIPn0
マストレ「……にしても、鍛えているとお腹が出にくいというのは本当だったんだな」

P「本当ならもっとお腹出てるもんな。弟が生まれる時とか覚えてるから分かるけど」

マストレ「……子供、楽しみだな」

P「そうだね。俺と君の子供だから、どちらに転んでも素質十分って訳だ」

マストレ「我が一族の最高傑作となるのか、それとも君の血を受け継いで最高のプロデューサーになるのか」

P「個人的には、子供はアイドルにしたいけどね」

マストレ「それもまた、悪くは無い……か。――っと、動いたぞ!」

P「ホントか!?――うーん、アイドルって単語に反応したのかな?」

マストレ「だとしたら、本当に将来有望だな。本格的に楽しみになって来たよ」

―――――

マストレ「……よし、結婚しようP殿」

P「はぁ!?」

マストレ「考えてみればそうだ。君と私、最高の遺伝子同士の組み合わせで出来る子供をアイドルにする、こんな完璧なプランが他にあるというのか?……という訳だちひろ殿。P殿は貰っていくぞ!」

P「ちょっ、待っ――」
おしまい

282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:21:04.29 ID:VaFRqIPn0
短かったな
孕みネタ無かったから書いてみたんだが、マストレとPの子供って確実に有能だなって思うわ

290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:26:32.03 ID:IEIU4xG/i
P「え…えー…どうしよっかなー…」

ちひろ「ほら、はやくはやく!」グイグイ

P「うわ!ちひろさん、何するんですか!」

ちひろ「今よまゆちゃん!スイッチ押して!」

まゆ「ちひろさん、ありがとうございます♪」

ポチッ

P「あっ」

292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:28:54.80 ID:IEIU4xG/i
・ ・ ・

ユサユサ

P「ん…何だ…?」パチッ

P「んー…?」

まゆ「おはようございます、ア・ナ・タ♪」

P「ああ…おはよう…」ムクリ

まゆ「朝ご飯できてますから、お顔洗ってきてくださいね」

P「ああ、わかった」

295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:30:51.15 ID:IEIU4xG/i






パシャパシャ

P「ふー、スッキリ」

P「えーっと…」

スッ

まゆ「はい、タオルですよ」

P「ありがとう」ゴシゴシ

まゆ「さ、朝ご飯にしましょう?」

P「ああ」

298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:33:07.00 ID:IEIU4xG/i






P・まゆ「いただきます」

パクッ

P「うん、相変わらず美味いな」モグモグ

まゆ「ふふ、ありがとうございます♪」

P「……えーっと…」

スッ

まゆ「はい、お醤油♪」

P「お、サンキュ」

タラー

P「…まゆは凄いな、俺の欲しいと思ったものをすぐ出してくれてさ」

301: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:35:39.60 ID:IEIU4xG/i
まゆ「ずっとPさんと過ごしてきたから、そのぐらいわかりますよぉ」

P「そんなもんかな?」

まゆ「そうですよぉ。あ、ご飯冷めちゃいますよ?」

P「そうだな、食べよう」モグモグ

まゆ「あ、ほっぺにご飯粒付いてますよぉ」

ヒョイパク

P「~~っ!」カァァ

まゆ「うふふ、Pさん、顔真っ赤ですよ」

P「この歳になってこんなことされるとは思わなくてな…」

304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:38:21.17 ID:IEIU4xG/i






P・まゆ「ごちそうさまでした」

P「あ…!やば…!そろそろ行かないと!」

まゆ「あ…ホントだ…スーツ一式そこに用意してありますよ」スッ

まゆ「あとこれ、お弁当です」スッ

P「ああ、ありがとう」

ワタワタ

P「……」アセアセ

P「…よし!行ってくるよ!」

305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:40:54.56 ID:IEIU4xG/i
まゆ「あ…!Pさん、ネクタイずれてますよ」

P「え!?マジか」

まゆ「まゆが直します」スッ

P「ああ、ありが…」

チュッ

まゆ「ふふ、行ってきますのキスですよ。最近全然シてくれないから、まゆからやっちゃいました♪」スッ

P「」

まゆ「ほら、Pさん早くいかないと遅刻しちゃいますよぉ?」

P「ハッ…!そうだな、行ってきます!」

まゆ「行ってらっしゃい」ニコッ

307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:43:08.12 ID:IEIU4xG/i
・ ・ ・

まゆ「Pさん…」

P「な…なんだ?まゆ?」

まゆ「いつか、幸せな家庭を築きましょうね♪」

おわり

316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:48:34.79 ID:/9SkLXNH0
楓さん


P 「おはようございます。」

楓「あぁ、Pさんちょうどいい所に。」

P 「ちょうどいい? って何ですかこれ。」

楓「ちひろさんが借りてきたそうです。何でも新婚生活の夢が見られるとか。」

P 「またあの人は変なものを……。こんなデカイの事務所に置いておいたら邪魔でしょうに。」

楓「確かに、ちょっと幅を取りますね。でも――。」

P 「でも?」

楓「面白そうだと、思いませんか?」

319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:49:54.66 ID:/9SkLXNH0
P 「………………」

楓「………………」

P 「もしかして、やりたかったりします?」

楓「私、丁度いい所にと言いました。」

P 「分かりました。仕事もあるんでちょっとだけですよ?」

楓「はい。」

320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:52:35.75 ID:/9SkLXNH0
・・・
・・・・
・・・・・



楓「起きてください。ねぇ貴方、遅れてしましますよ?」

P 「うーん、あと五分……。」

楓「もう、相変わらず朝は弱いんですから。起きないといつものやっちゃいます。」

P 「もうちょっと、あとちょっとだけ……。」

楓「仕方ないですね。それ、ふぅー。」

P 「ファ!?」

楓「起きましたか?」

P 「起きた起きた起きました。というか耳に息噴きかけるの止めてください。色んな意味で心臓バックバクです。」

楓「でも貴方、こうでもしないと起きてくれないですから。」

322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:55:28.11 ID:/9SkLXNH0
P 「ほら、最近寒いし。」

楓「夏は熱いからと言って起きないじゃないですか。」

P 「ふ、布団が俺を優しく包んでくれるし。」

楓「あら、起きて下されば私が包んであげますのに。」

P 「マジですかっ!」

楓「冗談です。」

P 「Oh……」

楓「さ、いい加減遊んでないで早く仕度をして下さいね。折角の朝ごはんが冷めてしまいます。」

P 「それは不味いな。楓さんの料理が冷めてしまうと一日のやる気が起きなくなってしまう。じゃあ、軽くシャワー浴びてきちゃいますね。」

楓「はい。タオルと着替えはいつもの所に置いておきますから。」

324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:58:26.96 ID:/9SkLXNH0
P 「さっぱりしたぁ~。やっぱり朝シャンを止められないですわ。」

楓「ああ、もう。ちゃんと髪を乾かしてから来てください。床に垂れちゃってます。」

P 「済みません。でも短いから直ぐに乾くと思って。」

楓「髪が乾いても体は冷えちゃいますよ。ただでさえ、ここの所冷え込んでるんですから。ほら、タオルかしてください。」

P 「はい。ごめんないさい。」

楓「よいしょっと。ちょっと届かないから屈んでください。はい、そこでいいです。そのままそのまま。」

ゴシゴシ ゴシゴシ

325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:01:45.84 ID:/9SkLXNH0
楓「ふぅ。これくらいで良いでしょう。後はちゃんとドライヤーを使って下さいね?」

P 「毎朝スミマセン。」

楓「そう思うのなら、もっとしっかりしてください。」

P 「でも、気持ちいいんですよ。楓さんに拭いてもらうの。」

楓「もう。そんなこと言われたら怒れないじゃないですか。昔から口だけは上手いんだから。」

P 「まぁ、仕事柄ね。でも楓さんを口説き落とすのに役立ったじゃないですか。」

楓「また勝手なこと言って。私は、ずっとPさんを想っていたのに。一向に気付く様子も無かったのは、どこの誰だと思っているんですか?」

P 「返す言葉もございません。」

楓「よろしい。さ、ご飯にしましょう。」

326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:04:34.68 ID:/9SkLXNH0
P 「やっぱり朝はご飯ですね。パンだとどうにも腹持ちが悪くて。」

楓「そうですね。私もご飯の方が好きです。用意は大変なのだけれど。」

P 「毎朝、おいしいご飯をありがとうございます。」

楓「いえいえ。でも、たまには早く起きて手伝って下さいね? 二人で台所に立つの、ちょっと憧れなんです。」

P 「分かりました。明日はいつもより三十分、いや一時間早く起きます。」

楓「私、起こしませんよ? 本当に大丈夫ですか?」

P 「任せて下さい!」

楓「じゃあ、程々に期待して待っています。約束、ですよ?」

P 「もちろん。ご馳走様でした。今日も美味しかったです。」

楓「はい、お粗末さまでした。」

330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:08:06.30 ID:/9SkLXNH0
楓「財布は持ちましたか? ハンカチは? 定期は忘れていませんか?」

P 「大丈夫ですよ。相変わらず心配性ですね。」

楓「そういう言葉はネクタイを真っ直ぐにしてから言って下さい。」

キュッキュッ

楓「これでよし、と。本当に忘れ物はないですか?」

P 「ええ、今度こそオーケーです。それじゃ、行ってきます!」

楓「はい。行ってらっしゃい。」

331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:12:34.80 ID:/9SkLXNH0
・・・・・
・・・・
・・・




ちひろ「おはようございます。楽しめましたか?」

P 「ち、ちひろさん!? いつからいたんですか?」

ちひろ「そりゃーもう最初からに決まってるじゃないですか。これ、私が借りてきたんですし。」

P 「そうだった……。」

ちひろ「で、どうでした? 楽しかったですか? ラヴラヴでしたか?」

P 「黙秘権を行使します。」

ちひろ「酷い。酷いわPさん。せっかく私が結婚まで遠そうなPさんのために借りてきたのに。」

P 「余計なお世話です。」

ちひろ「まぁ、私なら所有者権限のパスコードからバックアップデータを再生してモニタニング出来るんですけどねぇ。」

P 「この鬼ー! 悪魔! ちひろー!」

ちひろ「誰がですか、誰が。それより、いつまで放って置くんです? 楓さん。」

P 「え?」

334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:16:41.16 ID:/9SkLXNH0
楓「Pさん……。」

P 「楓さん。」

P 「ちょっと、恥ずかしいですね。こうして顔を合わせると。」

楓「はい。」

P 「どう、でしたか? 楓さんは。」

楓「えっと。Pさん、思った通り子供っぽい所がいっぱいでした。」

P 「面目ないです。」

楓「でも、私、Pさんのそうした所も好きです。」

楓「だから、いつか。いつの日かPさんのこと、貴方って呼ばせて貰います。」

P 「そ、それって?」

楓「さぁ、どういう意味でしょう。


                  ねぇ貴方?」


           おわり

  

341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:22:08.23 ID:JsYqfWAm0
美優「ど、どうしてもやるんですか……?」

P「すみません、三船さん。あの悪魔が……」

ちひろ「はーよ! はーよ!」

美優「うぅ、恥ずかしいです……それに私、全然結婚とか考えたことないし……」

P「ま、まぁまぁ。三船さんもとびきりの美人なんだから、勉強だと思えば……」

美優「勉強……」ジー

P「み、見つめないでください、俺だって照れますっ」

美優「あ、ご、ごめんなさいっ」

ちひろ「ほらほら、いちゃついてないでパパッとやりましょー!」カポッカポッ

P「え、ああ、はい……」

美優「……」ドキドキ

344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:25:06.11 ID:JsYqfWAm0
―――

病院

ピッ… ピッ… ピッ…

美優「……んしょ」フキフキ

美優「うん、これでおしまい。どうですか、スッキリしました?」

P「ああ、ありがとな美優。……この歳になって、嫁に体を拭いてもらうなんてなぁ」

美優「もう、そんなこと言って……。大丈夫……すぐよくなります」

P「迷惑かけるな。ふぅ……少し、疲れた。横になるよ」

美優「はい。お手伝いします」ニコ

347: すまんな 2013/01/19(土) 01:27:05.08 ID:JsYqfWAm0
―――
――


P「……」グーグー

美優「……まだ恩返しできてないんです」

美優「私に温もりをくれた、あなたに……」キュッ

美優「……お願い……」ポロ

美優「生きて……!」ポロポロ

350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:28:30.48 ID:JsYqfWAm0
―――
――


美優「あなた、あなたっ!」

医師「下がって奥さん! もう緊急処置室に入りますからっ!」

看護師「心拍、血圧ともに低下!」

医師「まずい……!」

美優「いや、いやぁっ! あなたぁぁぁっ!!」

―――
――

353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:31:52.73 ID:JsYqfWAm0
美優「ねぇ、あなた」

美優「あなたが居なくなって、もう何年かしら」

美優「私は大丈夫です。生きてます」

美優「……ホントは、すぐにでもあなたの傍に行きたかったですけどね。ふふ」

美優「……あなたとの想い出がたくさんありますから。短い時間でも、とても大切な時間が……」

美優「まだ、生きます。あなたに胸を張って、もう一度出逢うために……」

美優「……それじゃ、もう帰りますね。挫けそうになったら、また来ます」

美優「……またね、Pさん」

356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:33:32.66 ID:JsYqfWAm0
―――

美優「……」ギュー

P「三船さーん、ちょっと苦しいですー」

美優「……! ……!」フルフル

P「あー……。大丈夫ですって、俺今まで病気したことないですから」

美優「……ぐす」ギュー

P「これは仮想世界のことですよ。俺は生きてますから、ね?」

美優「……やだぁ……Pさぁん……」グスグス

P「三船さーん……」ナデナデ

美優「……やっ」ギュ

P「え?」

美優「みゆ、って呼んでくれないと、やっ!」ギュー

P「」キュン

361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:36:19.57 ID:JsYqfWAm0
P「……美優さん」ナデナデ

美優「ん」ギュー

P「死にませんよ、俺は」

美優「……はい」

P「貴女と一緒に、幸せになるまでは」

美優「!」

P「だから、美優さんを悲しませたりしませんよ!」

美優「……はい!」

ちひろ「……私もいるんですけどー」

P「美優さん……」

美優「Pさん……」

ちひろ「あのー、ちょっとー?」



おわり

373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:42:04.33 ID:nLbYKzIQ0
ちひろ「あ、そうそう。体験希望者が来てますよ」

P「まだそんな物好きな奴が居るんですか?」

木場真奈美「やあ」

P「Oh……」

真奈美「何やら面白そうなモノがあると聞いてね」

P(あんたか! 木場さんにリークしたのは!!)

ちひろ(ふゅ~、ふゅ~♪)

P(吹けてねぇよ!!)

真奈美「なんだい、コソコソと」

P「い、いえ! 木場さんがこういったモノに興味を示すとは思いませんでした」

真奈美「たまには良いじゃないか。所詮夢なんだろう?」

P「そうかも知れませんね……」

真奈美「フフッ」

P「ハ、ハハ……」

378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:45:30.41 ID:nLbYKzIQ0
――――――

P「ん~……おも……ん?」

真奈美「すぅ……すぅ……」

P(木場さん、じゃなかった、真奈美さんが俺に乗っかり気味に寝てる)

P「こうして見ると綺麗だよな、ホント」ナデ

P「普段はどちらかと言うと『カッコイイ』人だからなぁ」

真奈美「すぅ……ん……P、くぅん……」ギュッ

P「」

P(なんだ今の)

P「……あぁ、まだ4時か、暗いわけだ。もうちょっと寝よ……」ギュッ

真奈美「んふ……すぅ……すぅ……」

P「…………すぅ……」

383: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:48:37.63 ID:nLbYKzIQ0
―――

真奈美「P君、起きろ」ユサユサ

P「んぅ、ん、ふぁ~……ぉあ、おはよう、ございますぅ……」

真奈美「うん、おはよう」

P「真奈美さ~ん……」

真奈美「ん、どうした?」

P「……」ギュッ

真奈美「っ!?……こ、こら! 朝から何をっ!」

P「…………すぅ」

真奈美「」プチッ

真奈美「起・き・ろっ!!!」クワッ

P「ファッ!?」

真奈美「まったく、もうすぐ朝食が出来るから、顔を洗って来な」

P「ふぁい……」

386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:52:43.08 ID:nLbYKzIQ0
P「うわ、すげぇ……」

P「白米、みそ汁、塩鮭、出汁巻き卵にお新香。理想の朝食が目の前に……!!」

真奈美「和食とのご希望だったからね」

真奈美「さぁ、たんと食べてくれ」

P「いただきますっ」パンッ


P「あぁ、美味かった……ご馳走様でした」

真奈美「お粗末様でした」

P「洗い物は俺がやりますよ。真奈美さんは少し休んでいてください」

真奈美「では、お願いしようかな?」

P「はいっ」

388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:57:01.13 ID:nLbYKzIQ0
P「真奈美さん、お茶入れましたよ」

真奈美「悪いね」

P「ついでですよ」

真奈美「……なぁ、P君」

P「なんですか?」

真奈美「私たち、結婚、したんだな」

P「そうですよ。これからは、ずっと一緒です」

真奈美「うん……それでな、君に伝えておきたいことがあるんだ」

P「はい……?」

真奈美「お腹、少し大きく、なってないか……?」

P「……ん? …………え?」


P「ええええぇぇぇぇぇ~~~~~~!?」

391: >>389 ばれちゃった 2013/01/19(土) 02:00:19.85 ID:nLbYKzIQ0
P「ちょっ、まっ、いくら何でも早すぎでしょう!?」

真奈美「そうだ、早すぎなんだ!」


真奈美「なんで君のお腹は、2ヶ月前より大きくなってるんだ!?」プニッ


P「……ハッ!?」

真奈美「ジムへ行こう。幸い今日はオフ、みっちりしごいてやる」

P「」

真奈美「さっき連絡したら、ベテトレさんも時間が取れるらしいから、スペシャルメニューを頼んでおいたよ」

P「」

真奈美「最近、気にはなっていたんだが……」

真奈美「夫の体調管理も妻の勤めだからな、もう遠慮は無しだ」

P「ソーデスネ」

真奈美「覚悟決めてね、あなた?」

394: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:04:44.25 ID:nLbYKzIQ0
――――――

真奈美「なかなか楽しめたな。あな……プロデューサー君はどうだい?」

P「木場さん……」

真奈美「ん?」

P「俺、ダイエットします……」

真奈美「そ、そうか。良い心がけだな」

P「成功したら、俺とっ……!!」ギュッ

真奈美「っ!?」バキッ

P「げばらっ」

真奈美「あ、すまない、驚いてつい……」

P「……いえ、良いんです……ふ、ふふ……」

P(危なく口走るところだった……)


おわり

木場さんは良妻賢母になる。

406: おまけにちょい長いごめん 2013/01/19(土) 02:17:21.38 ID:/9a0xwJk0
早苗「…新婚生活ねぇ」

早苗「で、私を連れて来たってことは」

P「はい、まぁお察しの通りです。折角なので一回使ってみようかと」

早苗「はぁ…またよりにもよって、なんで私なのかな?」

P「…色々考えた結果、早苗さんが適任だったので…」

P「要らぬ誤解を生むような相手、これからの関係がギクシャクするかもしれない相手」

P「この二つ両方に当てはまらないのは、早苗さんだけなんですよ」

早苗「……むぅ」

407: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:20:50.16 ID:/9a0xwJk0
P「…まあ、無理に使う必要もない訳ですから…」ショボーン

P「早苗さんが嫌なら、もちろん…」ショボボーン

早苗「…」ハァ

早苗「…ああ、もうわかった!…いいわよべつに」

P「!!」

早苗「た、他意はなしでっ。変な想像したらシメる!」プイッ

P「はい!ありがとうございます!」ヤッター!

P「よーし、じゃあここをこうして…」カチカチ

早苗「…もう、しょうがないな♪」フフッ

………

P「…じゃ、準備はいいですか、早苗さん」

早苗「おっけー…いつでもいいよ」ドキドキ

P「じゃあ、行きます!スイッチオーン!」ポチ

―――――

408: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:25:56.96 ID:/9a0xwJk0
??「…君、P君…起きてP君!」ユサユサ

P「…う、うぅん…」モゾモゾ

早苗「P君ってば!早く起きないと遅刻するわよー!」

P「…あと5分…」

早苗「…もうっ、仕方ないんだから…」

早苗「…!」ピコーン

早苗「……ごめんなさい、P君…。時計止まってて、時間勘違いしてたみたいだわ…」

早苗「もう9時回ってる……遅刻、確定しました…」

P「ああ、そう……」

P「……って、えぇ!?」ガバッ

P「な、なななななんだって…!今日は薫達の大事なロケが…!」

時計「…7時00分やで」


P「………」

414: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:29:07.63 ID:/9a0xwJk0
早苗「はい、おはよP君♪」ニコニコ

P「…おはよう、早苗」

早苗「今日も余裕をもって起きれたねー、偉い偉い♪」

P「…はぁぁぁぁ」

P「やってくれるなぁ、もう」ワシャワシャ

早苗「うふふ…結婚してすぐは、朝の弱いP君をどうしたものかと思ってたけど…」

早苗「お姉さんも日々スキルアップしているのよっ」ブイ

早苗「ささ、早く立って降りてきてね!今朝ご飯準備してるから♪」ドタドタ

P「…敵わないなぁ…」

415: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:34:48.77 ID:/9a0xwJk0
早苗「~~♪」コトコト

P「…ポストに」スタスタ

早苗「…あ、朝刊ならテーブルの上に置いてあるよ?」

P「お、本当だ。助かるよ」ガサッ

P「………」

P(…コーヒーぐらいは自分で淹れようか)ガタ…

早苗「はい、コーヒー♪」コトッ

早苗「お魚すぐ焼けるから、もうちょいまってねっ」タタッ

P「…ありがとう」ズズッ

P「…おいしい」

早苗「~~~♪」

420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:40:57.20 ID:/9a0xwJk0
朝食後

P「…ご馳走様でした」

早苗「お粗末さまー。味が変とか、大丈夫だった?」

P「ああ、いつも美味しいよ。ありがとうな」

早苗「それが私の仕事だからね!それに…」

早苗「P君いつもキレイに食べてくれるからねー」

早苗「私も作り甲斐があるよ♪」ニコー

P(かわいい…はぁ、本当にいい奥さんを貰ったなぁ)シミジミ

早苗「?どしたの、P君?」

P「…いやぁ、うん。今日も俺の奥さんは可愛いなぁと思って」

早苗「…もう、何も出ないよっ?」カァ

P(家事とかにはすぐ慣れたのに、こういうのはまだ流せないのがなぁ)

P「何もいらないよ、早苗がいてくれればそれで」

早苗「!?ホントにっ、なになに急にっ」カァァ

422: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:46:59.91 ID:/9a0xwJk0
P「はは、ちょっとした意趣返し。嘘じゃないけど」ニヤリ

P「これに懲りたら、あんな心臓に悪い起こした方は控えてくれ」

P「…すごい効果的だから、よっぽどの時は頼むけど…」

早苗「…うん」

早苗「……」シュン

P(…予想以上に効いt)

早苗「…そ、その事なんだけどねっ」

P「…?」

早苗「P君、休日も忙しいからさ…」

早苗「私としては、朝の…こういう時間をもっと大切にしたいなぁ、って!」

P「……!」

早苗「…ごめんね、私のことばっかりで…P君も疲れてるのに…」ギュッ

早苗「…!」

P「いや…俺の方こそ、ごめん。…何もわかってなかったなぁ」ションボリ

425: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:50:29.91 ID:/9a0xwJk0
P「…これからは、今よりもっともっと早く帰ってくる。もっともっと早く起きるよ」

P「そして、もっともっと…」

早苗「…うん」グスッ


P「イチャイチャしよう!」ムッハー!

早苗「はい……はいっ!?」

P「だってそういうことでしょ!?大歓迎ですよ!さぁ早速…早苗さん…」チュー

早苗「そ、そういうことなんだけど…っ!待って待って……こらこの…


「「待てーーーーーーッ!!」」

P「!?」グワングワン

―――――

426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:52:43.82 ID:/9a0xwJk0
P「はっ!」

早苗「はぁーっ、はぁーっ…!」

早苗「な、なかなか凄まじいものを見せてくれたね、P君…!」カオマッカ

P「あ、あははは……すみませんでした…俺もここまでとは…」

早苗「…まさかこんな年になって赤っ恥かくとはね…」

早苗「うぅ…もうお嫁にいけないわ…」

P「え、俺…」ハーイ

早苗「そこ!自然に手を上げないっ!セクハラよ、もうっ」

P「す、すいません」

早苗「……ちょっと頭痛いから、仮眠室行くね」フラフラ

P「えぇ!?だ、大丈夫ですか…一緒に」

早苗「大丈夫だから!ひ、一人で行けるというか、一人にしてっ」ダッ

P「あっ…ああ、本当に申し訳ないものを見せたなぁ…半分くらい俺の妄想と内容が一緒だったし…」

P「最後の方とか完全に俺だったし…」

P「後でしっかり謝ろう…」

427: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:56:18.44 ID:/9a0xwJk0
仮眠室

早苗「…はぁーっ!」

早苗「…すごい恥ずかしかった…うぅ、まだ耳あつい…」カァ

早苗「半分くらい私の理想が映ってて、年甲斐もなく叫んじゃったよ…」

カワイイナァ…オキテPクン…キャッキャ…ウフフ…

早苗「~~~ッ!!」ジタバタ

早苗「…」ジタ…バタ…

早苗「…」ハァ

早苗「考えても仕方ないか…と、とりあえず…」

早苗「家事の練習をもっとしよう!」ウン


おわり

445: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 03:44:31.98 ID:/9a0xwJk0

495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 07:21:52.29 ID:MFyJVP560
志乃「これがそうなの?」

P「ええ」

志乃「夢を見れる機械、ちょっと面白そうね」

P「意外な反応ですね」

志乃「寝る前と寝てる時のことってよく覚えてないことが多いのよね…」

P「ああ、なるほどねぇ」

志乃「ここに座ればいいのね」

P「ええ、お願いします」

496: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 07:24:03.89 ID:MFyJVP560
――

P「……」バサッ

志乃「……」チクチク

P「……」バサッ

志乃「……?」チクチク

志乃「――っ!」チッ

志乃「んんっ」チュッ

P「大丈夫ですか?」バサッ

志乃「ええ、大丈夫」

P「気をつけてくださいね」

志乃「わかってる…ふう…気晴らしとはいえ…慣れないことはするものじゃないわねえ」

P「糸も通せなかった時よりは大分上手くなってますよ」

498: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 07:25:09.07 ID:MFyJVP560
志乃「ねえ…やっぱり、ダメかしら…?」クイッ

P「駄目です」

志乃「そうよね…」

P「我慢してください、俺も一緒ですから」

志乃「わかってる、その代わり…こっちを頂いてもよろしいかしら?」ゴソゴソ

P「わっ…またですか?」

499: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 07:26:13.35 ID:MFyJVP560
志乃「んっ…」ジュル

P「ん、なんだか…最近の志乃さんって…上手いというか…可愛いっていうか…うっ…」

志乃「んぐっ…だって…わかってても…辛いから……こうやって…んんっ…」

P「すいません…大したことしてあげられなくて…」

志乃「いいのよ…私があなたを一番に選んだんだから」

P「あっ、すいません…もう…!」

志乃「いいわ、きて…」

P「――っ!」

志乃「んんっ!――っはぁ…はぁ…」

P「あの、今度は俺が…」

志乃「ええ、お願いするわ…」

501: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 07:27:04.16 ID:MFyJVP560
志乃「ふふっ…喜んでるわ…」

P「そうなんですか?」

志乃「あと、もう少しね…」

P「そうですね」

志乃「全部終わったら一緒にワインを買いに行きましょう、今年生まれの…一番いいのを、ね?」

P「ええ」

503: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 07:28:35.02 ID:MFyJVP560
P「……」

志乃「……」

P「終わりましたね」

志乃「そうね」

P「……あの……」

志乃「ちょっと禁酒してくるわ」スタスタ

P「あっ、ちょっと!それって…!」



朝から申し訳ない

505: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 07:31:27.84 ID:VaFRqIPn0
おっちし!
伊集院姉さん書いてるが需要あんのかあの人……
存在が忘れられてる可能性すらあるというね

514: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 08:48:33.63 ID:JsYqfWAm0
智絵里「は、離してくださいー!」ジタバタ

ちひろ「まぁまぁ、まぁまぁ! ほら、プロデューサーさんも智絵里ちゃんとやってみたいって!」

P「むぐー! むぐー!」

智絵里「簀巻きになってますよぅ!? 恥ずかしいですー!」

ちひろ「ええい往生際が悪いっ。とりゃー!」

ぶんっ ドサッ

智絵里「ひゃうぅ……い、いたた……あっ!」

P「むごごー!」

ちひろ「さぁ、スイッチオーン♪」

515: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 08:50:41.82 ID:JsYqfWAm0
―――

とある一軒家

P「智絵里ー?」

P「ちーえーりー?」

P「おっかしいなぁ、どこにもいない……」

――♪

P「ん……? 外から歌声が……?」

―――

お庭だよ

智絵里「~~~♪」

P「……ここにいたか、智絵里」

智絵里「あ……Pさん。えへへ、見つかっちゃいました」

P「おいおい、かくれんぼしてたわけじゃないぞ?」

智絵里「ふふ、冗談です……」

517: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 08:52:31.08 ID:JsYqfWAm0
P「だいぶ、大きくなったな。このクローバー畑も」

智絵里「はい。……ごめんね、私の趣味なんかでお庭のスペース使っちゃって」

P「いいさ、智絵里が幸せなら。俺も見てて楽しいしな」ナデナデ

智絵里「あ……もう、また子供扱いです……」プクー

P「おっと、あ、いや……そんなつもりは」

智絵里「これも、冗談です♪」クスクス

P「……こんにゃろう」ナデナデ

智絵里「うふふ、Pさんったら……可愛いですねっ」

518: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 08:54:45.91 ID:JsYqfWAm0
P「智絵里にからかわれた……ぐすん」

智絵里「泣かないでください……ほら、クローバーですよー?」パッ

P「そんなんで騙され……騙されてやる」

智絵里「ふふふ……やっぱり幸せです。Pさんについてきて良かった」

P「智絵里?」

智絵里「えへへ、なんだか変ですね……昔は、捨てられないように、って頑張ってたはずなのに」

智絵里「……いつの間にか、Pさんについていきたいって思うようになったんですから。……ありがとうございます」

P「……こちらこそ。ありがとう、智絵里」

智絵里「はい、旦那さま♪」

519: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 08:58:49.01 ID:JsYqfWAm0
P「くあ、それは破壊力高いぜ……!」

智絵里「……えへ、ちょっと私も照れちゃうかも……」

P「……」

智絵里「……」

ギュッ

P「これからも、よろしく……な?」

智絵里「……はい。いつまでも、あなたの傍に……」

521: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 09:00:41.54 ID:JsYqfWAm0
―――

智絵里「ふわあああああ! 恥ずかしいですぅぅぅ!」

ズッバーン

ちひろ「きゃあっ!? 智絵里ちゃんのチョップでプロデューサーさんが解放されたっ!」

P「説明ありがとうございます、ちひろさん。そして、さようなら」ガシッ

ちひろ「あっ、ええっ!?」

智絵里「え、え、えええい!」バッ

ドッッ

P「ちえりんの クロスチョップ!」

ちひろ「」

P「効果は 抜群だ!」

522: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 09:03:51.70 ID:JsYqfWAm0
智絵里「ふえええ、Pさんんん……!」

P「よしよし、ごめんな智絵里……嫌だったろ、俺との結婚生活なんて」

智絵里「あぅ、いえ……そのぅ……」

智絵里「結構、良いかもって……えへ、えへへっ……」

P「智絵里は可愛いなぁ!」ナデナデ

智絵里「恥ずかしいですー……♪」ニコニコ

ちひろ「」


おわり

544: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 10:44:03.54 ID:CQ3hWSex0
美嘉「ほら、もう朝だってばー。早く起きなよP」

P「うーん…もう少し寝かせろよ美嘉ぁ…」

美嘉「はぁぁ…。コホン。ここでちゃんと起きたらご褒美シてあげてもいいんだけどなぁ~★」チラ

P「何ィィィィ!?」ガバッ

美嘉「嘘に決まってんじゃん★」

P「そんなこと言ってまだまだ顔赤らめちゃう辺りピュア可愛い」

美嘉「うっさい!////早くしないと朝ご飯片づけちゃうから!!///////」

P「この反応ですよ。」

548: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 11:00:55.35 ID:CQ3hWSex0
美嘉(全く…ちょっと言うとこれなんだから)ハァ

美嘉(で、でも…可愛いって今日も言ってくれた///)エヘヘ

美嘉(仕方ないから今日のお弁当のおかずは好きなもの入れたげよっと★)


トキメキドコマデモエスカレートー♪

 
P「エプロン巻いて台所で鼻歌交じりでお弁当とか作ってくれちゃうんです」

P「しかもすっごい笑顔で」

P「是れ良妻と言わずして何とすべきか」

556: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 11:24:12.14 ID:CQ3hWSex0
美嘉「よし!歯も磨いてあるし髭も剃ってあるし、寝癖も…あ、ここ跳ねてるよ」

P「その位大丈夫だって」

美嘉「ネクタイだって曲がってるし…ん、これでバッチリ★」

P「ありがとなー美嘉ー」ナデナデ

美嘉「あ、頭とか撫でないの!///もう子供なんかじゃないんだから!////」

P「の、割には満更でもなさそうじゃないか」ニヤニヤ

美嘉「くぅぅ…///ほら!さっさと仕事に行った行った!!」

560: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 11:34:07.28 ID:CQ3hWSex0
P「はいはい行きますよーっと。…ん?目なんか瞑ってどうした」

美嘉「だから…行って来ますの、その、アレだよ…///」

P「あー、なるほど。ちゅーか。キッスか。接吻か。」

美嘉「だ、だって!新婚だし、そr「んー」チュー

P「うっし美嘉成分補給完了。あ、新婚じゃなくなっても毎朝するからな。行ってくるわー!」

ドア「バタン!」

美嘉「い、いっれらっひゃいー///」プシュー

564: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 11:51:48.65 ID:CQ3hWSex0
―――

美嘉「ん…んぅ…。ここは…事務所?」

P「お、ようやく目が覚めたか美嘉」

美嘉「ぷ、プロデューサー!?///し、出勤したんじゃないの!?///」

P「何言ってんだお前は?この通り出勤してるぞ」

P「全く、ちひろさんが寝てる美嘉に変なことしてたみたいだったから制裁加えといたけど、大丈夫か?」


ちひろ ヤムチャー


美嘉「べ、別に大丈夫だよー!アタシはこの通りだし★」

P「そうか。それなら良かった」

570: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:18:17.67 ID:CQ3hWSex0
P「この後も外回りですぐ出なきゃいけないんだ。悪いな美嘉」

美嘉「ん…そっか。じゃあアレ、だね?」

P「アレ?アレってなn「はい、いってらっしゃい」チュー

美嘉「えっへへ★さっきのお返しだよ!////」


アー!!オネェチャンPクントナニシテンノー!!!!


P「お、おい、美嘉!お前

美嘉「あ、用事思い出したから!またねプロデューサー///」

美嘉(アタシの事…この先も、ずーっと見ていて欲しいな★)


おわり

572: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:20:21.66 ID:G9G0SYvW0
>>570おつ&さっちゃん


幸子のキャラについて独自解釈いれてます、コレジャナクてもご容赦ください


幸子「新婚生活を疑似体験できる装置、ですか?」

P「ああ。なんか事務所にあるらしい。どうする?」

幸子「ま、まあ? プロデューサーさんがどうしてもボクと一緒にやりたいって言うならボクも付き合ってあげてもいいですよ?」

P「んー、幸子がやりたくないならやめとくか」

幸子「え? え、いや……。別にやりたくないわけでもないですけど……」

P「やりたいわけでもないんだろ? 無理にやる必要もないさ」

573: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:21:33.27 ID:G9G0SYvW0
幸子「……あ、う……」(シュン……)

P「……」

幸子「……そ、その」

P「……」

幸子「……あのですね」

P「……」

574: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:22:14.93 ID:G9G0SYvW0
幸子「まあお仕事の参考にもなるし、やってみるのもいいかもしれないかなぁ、なんて」

P「……」

幸子「……」(ウルウル)

P「……まあ、今日はもう暇だしな」

幸子「! フフフやっぱりプロデューサーさんもボクのカワイさにメロメロなんですね! 強がらないで最初から言えばいいのに!」

P「はいはい幸子はカワイイ幸子はカワイイ」

幸子「わかってるじゃないですか! もう、プロデューサーさんってば素直じゃないんですから」

575: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:23:19.74 ID:G9G0SYvW0
――
――――
P(……ふむ、これでシミュレート開始か)

P(杏P先輩に聞いた話だと、設定とかが最初から頭に入ってくるらしいけど、それらしい情報は浮かばないなぁ……)

P(特に必要ないのか? それともその都度出てくるのか)

幸子「起きてください。プロデューサーさん」

P「……おう……」

幸子「ふふ、朝一番からボクのカワイイ顔を拝めるなんて世界一幸せな男の人ですよ?」

578: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:24:40.87 ID:G9G0SYvW0
P「ああ、おはよう幸子。今日もカワイイよ」

幸子「ふ、ふん! 当たり前のこと言われても嬉しくも何ともないですけど、プロデューサーさんもずいぶんいい感じになってきましたね!」

P「ああ、幸子に鍛えられたおかげでな」

幸子「えへん。感謝していいですよ」

P(……ふむ、幸子は20歳で引退し俺と結婚。プロダクションを立ち上げて、俺はそこのプロデューサーか)

P(出世してないじゃん俺……)

579: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:25:28.76 ID:G9G0SYvW0
幸子「はいどうぞ! 朝ご飯です」

P「……(むぐむぐ)」

幸子「ボクからあーんでご飯を食べさせてもらえるなんて世界広しといえどもプロデューサーさんしかいませんよ!」

P「……(むぐむぐ)」

幸子「しかもボクの手作りです! 全くプロデューサーさんは三国一の果報者ですね!」

P(恥ずかしくて味わかんない)

580: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:26:36.62 ID:G9G0SYvW0
P「じゃあ、いってくるぞー」

P(社長と平プロデューサーでは出勤時間も出勤日数も違う)

P(なので同じ家に住んでいても一緒に出ることは滅多にない)

P(まあその分家でいちゃついてるからいいんだけどね)

幸子「はい……」

P「? どうした」

幸子「あの……」

581: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:27:43.93 ID:G9G0SYvW0
幸子「……あんまり、アイドルの子とか見ないでください」

P「? なんでだ?」

幸子「だって、ボク……、アイドルの子と比べるともう若くないし……」

P「……」

幸子「プロデューサーさんも若くて可愛い子の方がいいのかなって……」

P「……こーら」

幸子「あうっ!」

605: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 13:36:29.13 ID:/8nXfRYi0
P「おーい頼子、もう朝だぞー」

頼子「うーん、ふぇPさん…?」

P「そうそうPさんですよ、早く準備しないと美術展始まっちゃうぞ」

頼子「え!?もうそんな時間なんですか…?急いで準備してきます!」

P「しかし頼子が寝坊とは珍しいな」

頼子「えっと…久々にPさんとお出かけだからなかなか眠れなくて…///」

P「oh…」

606: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 13:39:57.70 ID:/8nXfRYi0
~美術館~

P「は~初めて点描みたがすごいな。点だけであんな綺麗な絵を描けるんだな」

頼子「あの…Pさん」

P「ん?どうした」

頼子「折角の休日なのに私の趣味に付合ってもらって迷惑じゃないですか?」

P「なんだそんなことか。」

P「さっき頼子も言ってたがオレだって久々に頼子と出かるの楽しみだったんだぞ」

P「それに最近は仕事が忙しくてあまりゆっくり出来なかったからな」

P「こうやって2人でゆっくり美術品見て歩くのも心地いいんだ」

頼子「フフ、そうですか…よかった」ニコッ

P「ああもうカワイイな」

608: >>607その発想はなかったわ 2013/01/19(土) 13:44:51.50 ID:/8nXfRYi0
P「ふぅ、それにしても今日は楽しかったなぁ」

P「それに作品見てる時の頼子はキラキラして結局オレはそっちに目がいっちゃたなぁ」

頼子「Pさん、面と向かって言わないで下さい///…恥ずかしいです///」

P「あ~もう頼子はカワイイな」ワシャワシャ

頼子「ひゃう!?Pさん…くすぐったいです」

P「これからもさ、こうやって一緒に美術展に見に行こうな」ポンポン

頼子「はい…Pさん」

P「それといつかは子供も連れていけたらってそれはまだ気が早いか」

頼子「それでも…いつかは一緒にいきたいですねPさ、いえ"あなた"」ニコッ

609: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 13:47:04.67 ID:/8nXfRYi0
____


頼子「///」カオマッカ

P「oh…これは…」

ちひろ「いや~どうでしたかお二人とも!」

P「頼子、大丈夫そうか?」

頼子「はい……なんとか」

ちひろ「流石に無視はひどくないですか」ヨヨヨ

610: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 13:48:56.25 ID:/8nXfRYi0
P「そうだ頼子、こんなことの後になんだが今度一緒に美術館に行かないか」

頼子「えっ!?わ、わたしで良ければその…」

P「シュミレーションとはいえあの時の頼子、輝いてたからな。今後の参考になりそうだ」

頼子「そ、そうですか…」

頼子「あの、Pさん…これからも私を見守ってくださいね!」

P「おう、目指せ!トップアイドル!」

ちひろ「結局最後まで無視ですかそうですか」


おわり

616: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 13:55:11.90 ID:mjen9LX30
ちひろ「プロデューサーさん、誰としますか?」

P「誰と・・・って言われても、まだ事務所にアイドル来てませんからね。いっその事最初に来た子にしましょうか」

ちひろ「私はそれでも構いませんがいいんですか?男ならこう、欲望をぶつけたい子とかいるでしょうに」

P「正直言うとしこりが残った時の弁明の為です。俺はまだプロデューサーを続けたいので」

ちひろ「チキンですね」

P「あーあー聞こえません」

619: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 13:56:12.80 ID:mjen9LX30
ガチャ


安部菜々「おはようございまーす!ウサミンは今日も絶好調です♪」

P「よし、いいところに来たな菜々。ここに座れ」

菜々「うぇっ!?急にどうしたんですかって何ですかこれ!また晶葉ちゃんの発明ですか!?」

P「ちひろさんお願いします」

ちひろ「はいはい菜々ちゃん、おとなしくこれ被ってね」 カポッ

菜々「事務所に朝一で来たと思ったら何されるんですかナナ!ちょっとぐらい説明してくださいよ!」

ちひろ「じゃあ起動しますね。ポチッとな」

P「うおっ」

菜々「うわあああぁぁぁああぁ」

621: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 13:57:08.99 ID:mjen9LX30
-------------------------------------------




菜々「はぁ・・・」

P「どうした菜々。溜息なんか吐いて」

菜々「いや、最近Pさんとないなぁって」

P「ぶっ!!」

菜々「うわっ!大丈夫ですかPさん!ほら」 サスサス

P「ッゲホ・・・ゴホ・・・ありがとう。急にどうしたんだよ」

菜々「どうしたって言葉通りですよ。そりゃあ私はまだアイドル業や声優業を続けたいから子供はいいかなぁとは言いまし

たけど」

P「けど?」

菜々「何ていうか、最近持て余すんですよね」

P「持て余すって・・・」

622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 13:57:52.10 ID:mjen9LX30
菜々「こう、急にムラムラっとするというか、子供は別としてというか」

P「おいアイドル」

菜々「最近Pさんも忙しくなって構ってくれなくなったしー」

P「まぁ新しいアイドルが入ったからな」

菜々「皆若い子ですよね。ロシア人とのハーフの子でしたっけ?あの子キレイでしたねぇ」

P「あと超能力少女(自己申告)とか無くなった事務所から拾ってきた子とか。 あと百合っぽい奴とか(ボソッ」

菜々「皆若い子ですよねぇ・・・」

P「・・・そうだな」

625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 13:58:27.92 ID:mjen9LX30
P「・・・そうだな」

菜々「・・・・・・」

P「・・・・・・」

菜々「・・・やっぱりPさんはこんな過ぎた女より若い子の身体がいいんですか」

P「えっ」

菜々「菜々は今年で××歳だし」

P「うん知ってる」

菜々「肌も段々ハリが無くなってるし」

P「充分すぎると思うけど」

627: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 13:59:11.50 ID:mjen9LX30
菜々「最近ないのも実は事務所の若い子に誘惑されて」

菜々「Pさん♪あんな女忘れさせてあげますよ(裏声」

菜々「おう流石は俺のアイドルだぜ。今日も気持ちよくしてやるよゲヘヘ(裏声」

菜々「とかやってて一人寂しく自分を慰めるナナを尻目に」

P「えい。智恵理チョップ」 ビシッ

菜々「あうっ」

P「・・・菜々、そんなに俺は信用ないか」

菜々「・・・じゃあ、行動で示してくださいよ。今日はまだ時間ありますよ」

P「はぁ、しょうがないなぁ」 グイッ

菜々「あっ」

P「ほら」

菜々「・・・はい」

630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:00:49.48 ID:mjen9LX30
-------------------------------------------

菜々「うわあああぁぁぁああぁ」 ゴロゴロゴロ

ちひろ「まさか本番一歩手前まで見れるとは・・・
    もう少し止めるのが遅かったら取り返しがつかなかった」

P「あー。菜々、そのなんというかだな」

菜々「今すぐ忘れて下さい!ナナは17歳です!まだ先の事なんて考えません!」

P「ああうん。俺もそれでいいと思う」

菜々「ナナはウサミン星に帰ります!お疲れ様でした!」 ガチャバタン!

P「・・・まだ朝なんだけど」

<バタン!ツルッゴロンキャアアアァ  ウニャアアアアァァナナチャンガコロガッテキタニャ!

P「・・・・・・」

P「ちひろさん」

ちひろ「はい」

P「俺だけに続きを見せることはできませんか」

ちひろ「現実でやれや色ボケ共」

                          おわり

640: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:19:23.59 ID:FcwbDPjR0
椎名「ええっ?! 結婚生活ですかっ?!」

P「そうなんだよ……あ,別に断ってくれてもいいからな? 仕事ってわけじゃないし」

椎名「じ,じゃあやめとこっかなっ? ……ちょっと恥ずかしいし……」

ちひろ「あら残念。ところで法子ちゃん?」

椎名「あ,はい?」

ちひろ「ここに,某ドーナツ店全品3割引券があります!」ピラッ

椎名「やりますっ!!」カポッ

P「早っ?!」

ちひろ「よし! 2名様ごあんな~い♪」

P「えちょ,まだ心の準備が……アッ―!」ガポッ

-----

641: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:20:04.97 ID:FcwbDPjR0
-----
(あたしの大好きなもの。)

(甘くて,ふわふわで,まんまるで。いろんな味や色があって。)

(幸せな時間を私にくれる)

椎名「いらっしゃいませーっ! 今日はなんとなんと,新作が3種類もあるよ~!」

P「おーい法子ー。次の分,あがったぞー」

椎名「はーい,今行く~!」

椎名「とびきりあま~いチョコドーナツなんていかがですかー? 今なら作りたてが食べられまーっす!」

P「さてと,並べたらまた次の分を準備しないとな……」

(……私は今,アイドルをやめて)

(けれどそんな幸せを誰かに分けてあげる仕事を,Pさんとしています)

椎名「いらっしゃいませー! ドーナツ,美味しいよ~~っ!」

642: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:20:49.22 ID:FcwbDPjR0
椎名「ふああぁぁ~~~~……つーかーれーたー……」

P「お疲れさま。今日はそこそこ忙しかったからな。ほれ,紅茶」

椎名「ありがと,Pさん……」

椎名「はあ~,お客さんが沢山来てくれるのは嬉しいけど,忙しすぎてドーナツ食べる暇がないよ~……」

P「ははっ,とか言いつつよく作りながらつまみ食いしてるじゃないか」

椎名「ドーナツはねっ,もっとゆっくり,幸せを噛み締めながら食べるのがいいんだよっ」

椎名「あんなに味わう暇もないんじゃ,私の心は満たされないいぃ…」ゴロゴロバタバタ

P「こらこら,ジタバタしない」ペシン

椎名「ぎゃふっ」

643: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:21:32.44 ID:FcwbDPjR0
P「しょうがないなあ。……そんな法子のために,今日はとっておきのサプライズがあります!」ガサガサ

椎名「へっ? そ,それってまさか……!」

P「ふっふっふ……苦節数ヶ月,一から十まで俺プロデュース!」

P「さっきできあがったばっかりの俺オリジナルドーナ「いっただっきま~~っす♪」ツだァーーってオイせめて最後まで聞けい!」

椎名「~~美味しい~~~~っっっ♪」

P「ったく。ま,流石にまだ法子のドーナツにはぜんぜん敵わないんだけどさ」

椎名「もぐもぐ……んっ。ううん,そんなことないよ。こればっかりは勝てるわけないもん」

椎名「だってこのドーナツには,Pさんの私への愛がたーっぷり詰まってるもんねっ!」

P「ブッ,ゴホッゴホッ,は,恥ずかしいこと言うなよ……」

椎名「え,えへへ……」

P(言ってる自分も耳まで赤くしてるドナキチかわいい)

645: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:24:02.33 ID:FcwbDPjR0
椎名「……ね,Pさん」

P「なんだ?俺のぶんのドーナツはやらないぞ」

椎名「そうじゃないよっ! ……いや,それはあとでちょっともらうけど」

P(奪う気満々だった!)

椎名「……ここ。ちょっとこっちに座って?」

P「? まあいいけど」ススッ

椎名「よしよし。……よっ,と」ぽすっ

P「おっと。いきなりどうした? 疲れたのか?」

椎名「あ,ううんそうじゃないよ,大丈夫大丈夫!」

椎名「そ,そう! Pさんがなんか私の背もたれになりたそうな顔してたからっ!」

P(……どんな顔だ?)

647: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:25:01.81 ID:FcwbDPjR0
椎名「……んー,なんていうか」

椎名「Pさんの作ったドーナツを食べてたらね」

椎名「胸がきゅーーってなって,体の奥からふわふわ~~ってなって」

椎名「よくわかんないけどこうしたくなっちゃった。えへへ♪」

P「」

椎名「だ,だめかなっ?! もしかして私重い?重いかなっ!」

P「ぺろぺろ(大丈夫,重くないよ)」

649: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:26:29.07 ID:FcwbDPjR0
P「……なあ,法子」

椎名「ん~~? な~~に~~?」ユラユラ

P「ちょっと落ち着け! ……いやさ,お前,ホントにあの時アイドルやめて良かったのかなって」

P「って,それこそホントにいまさらだよな,ごめん」ハハ

椎名「ううん,いいよ。 私も何回も考えたことあるもん」

P「……」

椎名「……でもねっ」

椎名「何度あの日を思い返して,キラキラしたステージに立ってアイドルを続けてる夢を見ても…」

椎名「最後には今の,この場所に辿り着いちゃうんだっ」

椎名「私ね,きっといま,とっても幸せだよ♪」

P「法子……」

651: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:28:08.66 ID:FcwbDPjR0
P「そっか」

ギュッ

椎名「あっ……」

椎名「……うん,そうなんだよ」

(――私の大好きなものは,今も昔も変わらない)

椎名「ねっ,Pさん?」クルッ

P「えっ」

(甘くて,ふわふわで。 でも今だけはちょっと甘酸っぱい)

椎名「だいすき――だよっ――」

(この幸せな時間が,まだまだ続きますよう――――)

チュッ

----------

652: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:29:03.75 ID:FcwbDPjR0
----------

P「…………」

椎名「…………」ボーッ

P「…………」(てれてれ)

ちひろ(ニヤニヤ)

椎名「…………~~~~っっっ//」

椎名「ど,どどどっど,ど!」

P ちひろ「ど?」

椎名「ドーナツ!買ってきますっ//」ビシッ!

ダダッ ガチャッ バタン!

ちひろ「いやあ,それこそドーナツのようにあま~い内容でしたね! プロデューサーさん!」

P「ま,マンガか何かの影響ですかねえ~? ははっ……あははっ」

ちひろ「ロリコン」ボソッ

P「ちゃうねん……好きになった子がちょっと13歳だっただけやねん……」ブルブル

666: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:01:25.15 ID:FcwbDPjR0
キィ…

ちひろ「あら?」

椎名(チラチラ)

P「の,法子? どうした?」

椎名「あ,えっと,そのあのっ//」

椎名「プロデューサーも食べたいドーナツとか無いかな?と思って……」

P「……」フッ

P「そうだな,じゃあ……」

P「とびっきり甘いチョコドーナツなんかが,食べたいかな?」

椎名「――おっけーっ!まっかせといて♪」





ちひろ「……あれ?私のぶんは?」

おわれ

680: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:22:54.75 ID:tTtdKGlC0
肇「暖かいですね……」

P「絶好の釣り日和だな」

肇「ええ、せっかくの休日、お誘い頂いてありがとうございます」

P「水臭いな、夫婦なんだからこの程度当たり前だろ」

肇「それでもありがとうございます」

681: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:23:55.07 ID:tTtdKGlC0
P「そっか。でもごめんな」

肇「なにがですか?」

P「俺のためにアイドル引退してくれたのに、仕事であんまり一緒にいられなくて」

肇「でも、こうして一緒にいて下さるのですから、なにも不満はありませんよ」

P「……ありがとうな」

肇「どういたしまして。あっ、引いてますよ」

P「本当だな。よいしょ」

683: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:25:00.52 ID:tTtdKGlC0
肇「小物でしたね」

P「帰ったら天ぷら行きだ」

肇「ふふっ、では私の自信作のお皿に乗せる事にしましょう」

P「最高の贅沢だ」

肇「鯛が釣れたら一層華やかなお夕食になりそうですね」

P「華ならいつも食卓の時にいるじゃないか」

肇「?」

P「肇の事だよ」

肇「ま、またそう言う恥ずかしい事を……」

685: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:25:59.06 ID:tTtdKGlC0
P「実は言ってて俺も恥ずかしい」

肇「もう……担当してるアイドルの子に、同じ事言ってませんよね?」

P「言わないって。そんなキャラじゃないし」

肇「そうでしたね。っと、私も釣れました」

P「天ぷら二号だ」

肇「ええ。……ふわぁ」

687: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:26:52.70 ID:tTtdKGlC0
P「欠伸?」

肇「こう、ぽかぽかの陽気ですと、眠くなってしまいますね」

P「じゃあ、少し眠りな。俺の膝でよかったら貸してあげるから」

肇「少し時間が勿体ないですけど、貴方の膝の誘惑に負けます」

P「そこまで大層なものじゃないよ」

肇「私だけの枕ですから。では、失礼します」

689: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:27:33.74 ID:tTtdKGlC0
P「はいどうぞ。ご気分はどうですか、姫」

肇「極楽気分です」

P「そりゃなにより。起きたら大物をお見せするよ」

肇「期待しますね」

P「期待されました」

肇「ふふっ、ではお休みなさい」

P「いい夢を見るんだよ、肇」

肇「はい、あなた……」

691: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:29:10.55 ID:tTtdKGlC0
―――――――

肇「思いの外恥ずかしい事は恥ずかしいですが、なんと言いますか……」

P「うん。一緒に釣りとか、正直、今とあまり変わらなかったな」

肇「えっと、なんと言いますか、これからも宜しくお願いします?」

P「こちらこそ?」

肇「……」

P「……」

肇「ふふっ」

P「ははは」

ちひろ(茶化して空気を壊すべきか、空気を読んで空気になり続けるか)
ちひろ(どちらが正しい選択でしょうか)


終わり

696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:40:52.80 ID:u5ll7UMF0
 
蘭子「我が魂を呼び喚こせし声! (呼びました?)」

ちひろ「素晴らしいタイミングね、蘭子ちゃん!」

蘭子「何事か? (なになに?)」

ちひろ「まずはこれを見てくれる?」

蘭子「ば、縛されしセリヌンティウス!? (プロデューサーさんが縛られてるぅ!?)」

ちひろ「ええ……実は、彼はこの装置に囚われてしまったのよ……」

蘭子「ゆ、由々しき混迷…… (な、なんでそんな……?)」ワナワナ

699: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:46:32.39 ID:u5ll7UMF0
 
ちひろ「助ける術はただ一つ……蘭子ちゃんが同じくこれを着けて、プロデューサーさんを連れ戻すこと!」

蘭子「!!」

ちひろ「……どうする?」

蘭子「……運命の歯車は廻り始めているわ (……もちろん決まってます)」

ちひろ「さすが蘭子ちゃん。プロデューサーさんを、お願いね」ガシャガシャ

蘭子「約束されし道標! (任せてください、必ず!)」

ちひろ「それでは哀れな子羊一匹ごあんなーい」ポチッ

蘭子「えっ」

700: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:51:22.35 ID:u5ll7UMF0
 
―――――――


娘「やみにのまれよー」

P「ははは、もう覚えちゃったか」

娘「やみのまー?」

P「おう、闇飲まー」

娘「えへへ……」

蘭子「二人とも、出来ましたよー」

P「よしよし、ご飯食べようか」

702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:55:09.16 ID:u5ll7UMF0
 
蘭子「手は洗った?」

娘「うん!」

蘭子「よしよし。良い子」ナデナデ

娘「ママもいいこいいこー」ナデナデ

蘭子「ふふ……ありがとう」

P「良い子に育ったなあ……」

蘭子「私とあなたの子ですから。ねー?」

娘「ねー」

703: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:59:42.15 ID:u5ll7UMF0
 
P「もぐもぐ……蘭子の料理は美味しいなあ。素晴らしいお嫁さんだよ」

蘭子「ほ、褒めても何も出ませんから……」

娘「ママ、かおまっかー。おねつ?」ペタペタ

蘭子「ち、ちがっ、真っ赤じゃ……」

P「うへへへへ」

娘「うへへー」

蘭子「うう……は、叛旗の十字架! (い、いじめないでください……!)」

P「でた、堕天使の戯言!」

娘「ざれごとー!」

708: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:10:55.08 ID:u5ll7UMF0
 
蘭子「幼きかいなに、その言の葉は禁じられているわ! (こら、ママの真似しちゃ駄目!)」

娘「うー、じゅんぜんたるせいじょのみちびきー」

蘭子「な、我が業は断罪などされはしない! (ママが使うのはいいの!)」

娘「やー。わがことわりはとものものー」

蘭子「そんな事してもパパと結婚はできません! (天に逆らいし罪深き皇女よ!)」

P「混沌の黒き旋律 (コーヒー下さい)」

714: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:16:38.75 ID:u5ll7UMF0
 
蘭子「はい、ご馳走様でした」

娘「ごちそーさまー」

P「うむうむ、えらいぞ娘よ」

娘「んー……」ネムネム

P「お、お腹いっぱいで眠たくなったか?」

娘「うん……」

蘭子「片付けしておきますから。部屋に連れて行ってあげてください」

P「はいよ。お布団入るか」

娘「おふとんー……」ネムネム

717: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:20:11.80 ID:u5ll7UMF0
 
蘭子「ふう……あれ、もう寝たんですか?」

P「おう。今日はたくさん、遊んだからな」

蘭子「元気の良く育ってくれて……嬉しいです」

P「なんたって、蘭子と俺の子供だからな」

蘭子「ええ……もちろん。ところで……」

P「ん?」

蘭子「その……」

P「……歯切れが悪いな?」

蘭子「えっと……」モジモジ

718: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:24:28.59 ID:u5ll7UMF0
 
蘭子「ふ、再び天恵は舞い降りん……」

P「……」

蘭子「せせ、聖杯が満ちしこ、今宵に、その……た、魂の結合を……」モジモジ

P「……相変わらず恥ずかしがりやだな、蘭子は」

蘭子「ご、ごめんなさい……」

P「そういうところも可愛いよ。二人目も元気な子が生まれるように、頑張っちゃおうかな」

蘭子「はう……」ドキドキ

P「じゃ、ベッドいこうか」

蘭子「……っ」コクコクッ

723: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:30:10.44 ID:u5ll7UMF0
 
―――――――


蘭子「…………」プルプル

ちひろ「子羊の帰還ね……」

蘭子「か、神に叛く禁術ー!! (なんでこんな物あるんですかー!!)」

ちひろ「落ち着いて蘭子ちゃん」

蘭子「だだだ堕天使の受胎は、し、深奥の神秘!! (こどもとか、まだ早いですから!!)」

ちひろ「またまた。そんな事言って楽しんでたんじゃ……」



P(……え? 『まだ』?)

729: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:36:02.10 ID:u5ll7UMF0
 
おしまい

蘭子ちゃん他の人もかけください

736: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:44:34.95 ID:BNi3Ha+00
ちひろ「それで、誰にしましょうか」

P「次にドアから入ってきた人でいいですよ」

ちひろ「なるほど、運任せ、誰でもいいと」

P「人聞き悪いですね」

ちひろ「気のせいですよ」

P「……誰か来ましたね」

がちゃ

イヴ「どうも~☆」

P「……」

739: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:48:37.71 ID:BNi3Ha+00
ちひろ「イヴちゃん、これをつけて座ってもらえる?」

イヴ「なんですかぁ~?」

ちひろ「いいからいいから」

イヴ「あれ~」

P「……イヴでよかった」

ちひろ「ではプロデューサーさんも」

P「はい」

―――――

―――


741: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:54:53.53 ID:BNi3Ha+00
P「ただいまー」

イヴ「おかえりなさいです☆」

P「んー」

イヴ「ちゅー☆」

P「やっぱ誰かが迎えてくれるのは嬉しいな」

イヴ「誰かが帰ってくるのを待ってるのは嬉しいですよ~☆」

P「あはは、それで晩飯は?」

イヴ「今日はシチューですよ~☆」

P「よっしゃ」

イヴ「では召し上がれ?」

P「いただきます!」

743: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:59:09.79 ID:BNi3Ha+00






イヴ「食後の紅茶ですよ~♪」

P「ありがとう、やっぱ癒されるなー」

イヴ「うふふ☆」

P「……」

イヴ「紅茶美味しいですねぇ~」

P「なあ」

イヴ「はい?」

P「本当に国に帰らなくて良かったのか?」

イヴ「いいんですよぉ☆」

P「まぁサンタ業は続けてるけど、祖国が恋しくならないか?」

745: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:04:40.78 ID:BNi3Ha+00
イヴ「むー」

P「どうしたよ」

イヴ「貴方は何もわかってません~!」

P「いや俺を選んで残ってくれたのは嬉しいぞ? でもホームシックになったりさ」

イヴ「わかってませんね~♪」

P「は?」

イヴ「もうこの家が、私のお家なんですよ?」

P「そりゃ結婚してるからな」

イヴ「だからホームシックなんてありえません~!」

P「そ、そういってくれるのは嬉しいが」

イヴ「貴方がいて、私がいて……それだけで幸せです~☆」

P「……ありがとう」

749: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:08:33.14 ID:BNi3Ha+00
イヴ「そこで、相談なんですけど~」

P「一度実家に挨拶に行くか?

イヴ「ちがいます~!」

P「違うのか、言ってみろ」

イヴ「三年前のクリスマスに、Pさんと出会って」

P「懐かしい話だな」

イヴ「一昨年のクリスマスプレゼントは、Pさんの告白でした」

P「……恥ずかしいな」

イヴ「去年は、プロポーズでしたねぇ☆」

750: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:13:54.51 ID:BNi3Ha+00
P「もう結婚して1年になるのか……」

イヴ「それで、今年のクリスマスなんですけど~」

P「おう」

イヴ「家族をプレゼント☆ってのはどうですかぁ?」

P「イヴよ」

イヴ「はい~☆」

P「よくわかった、プレゼントしてやるから覚悟しろよ!」

イヴ「きゃー♪」



―――

―――――

752: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:19:54.48 ID:BNi3Ha+00
P「……」

イヴ「やぁん☆ こんなのはしたないです~」

ちひろ「あれ、これって両思いじゃ」

P「ごめんな」

イヴ「はい?」

P「ばれちゃったな」

イヴ「そうですね~☆」

ちひろ「え? え?」

P「今日は覚悟しておけよ?」

イヴ「やぁん☆」

おわれ

772: >>768 すまん 2013/01/19(土) 17:47:18.95 ID:GDPqtSDH0
 
P「なんで既にきらりが寝てるんですか?」

ちひろ「きらりちゃん、何の疑問もなくヘッドギアを被ってくれまして」

P「……きらりは純粋だなぁ」

ちひろ「言ってましたよ、きらりちゃん」

P「なんて?」

ちひろ「大きいものに悪い子はいない、って」

P「あー、機械、大きいですものね」

ちひろ「大きいですよね」

ちひろ「それで、これ、つけてください」

P「やっぱりですか」

ちひろ「いってらっしゃい」

774: >>773 感謝 2013/01/19(土) 17:49:32.93 ID:GDPqtSDH0
 
 ―――

 ―――――


きらり「♪にょわ≡☆、にょわミ☆、にょわ彡☆~♪」

 鼻歌にあわせて揺れている身体。

きらり「今日はPちゃんの大好きな皿うどんだにぃ」

 じゅわっと、フライパンに油を注ぐ音。

きらり「♪イカ~ エビ~ ブタさん肉~♪」

 あらかじめ切られていた材料が手際よくフライパンへと投入される。
 そこで、きらりは振り向いた。

きらり「Pちゃん?」

 台所に通じるダイニングで、リラックスした姿で座っているP。

775: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:51:38.01 ID:GDPqtSDH0
 
P「や、なんか、いいなあって」

きらり「?」

P「なんかこうやって、きらりが料理してる姿を後ろから見てると……」

きらり「あんまりじっと見られると、恥ずかすぃよ?」

P「おいおい、アイドルなんだから、見られることには慣れてるだろ?」

きらり「ファンのみんなとPちゃんは違うもん」

P「おーい、フライパン、焦げちゃうぞ」

きらり「にょわっ!?」

きらり「カマボコとキャベツともやし追加でばっちしだにぃ」

P「できた?」

776: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:53:41.85 ID:GDPqtSDH0
 
きらり「うん、できたぁ」

P「じゃ、食べようか。おっと、ビールビール」

きらり「あい、ビール」

P「きらりもな」

きらり「ちょっとだけだにぃ、きらりは酔っちゃうとくるんるんしちゃうよ?」

P「くるんるんしてもいいよ、俺が後かたづけするから」

きらり「ん~」

 すりすりと、身体を寄せ合わせながらテーブルにつく二人。

777: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:55:43.72 ID:GDPqtSDH0
 
きらり「あ~ん」
 
P「あーん」

 ぱくり

P「ん、美味い」

きらり「きらりもあーんして?」

P「ほら、あーん」

きらり「あーん」

 ぱくり

きらり「美味すぃ~☆」

P「きらりの作った飯だもの。美味しいのが当たり前じゃないか」

きらり「ん~☆」

 すりすり

779: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:57:49.76 ID:GDPqtSDH0
 
P「甘えたさんだな、きらりは」

きらり「きらりは、Pちゃんだけに甘えたさんなんだにぃ」

P「あーん」

きらり「あむあむ」

きらり「お返しにあ~ん」

P「あむあむ」

 この日の夕食、自分で自分の口に運んだ回数、0


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

780: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:59:55.08 ID:GDPqtSDH0
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

P「今日は、ちょっと寒いかな」

きらり「……Pちゃん、ハピハピだった?」

P「どうした? 突然」

きらり「きらりと一緒で、ハピハピだった?」

P「……当たり前じゃないか」

きらり「きらりもね、ハピパピだったよ」

P「違うだろ?」

きらり「にょわ?」

P「これからも、俺たちはハピハピだろ?」

782: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:01:56.80 ID:GDPqtSDH0
 
きらり「……うん」

P「いつだって、いつまでも、ハピハピだよ」

きらり「……」

P「きらり……」

きらり「」

P「……ハピハピだよ、きらり……」




 ―――――

 ―――

783: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:03:58.78 ID:GDPqtSDH0
 
ちひろ「あの……」

P「……」

きらり「……」

ちひろ「あの、なんで二人とも泣いてるんですか?」

P「……ちひろさん、これ、新婚生活の夢ですよね?」

ちひろ「ええ、ちゃんとここに……、あ」

きらり「なになに?」

ちひろ「設定が、60年間になってる」

P「おかしいと思ったよ!! 老夫婦の大往生まで行っちゃったよ!!」

きらり「きらりはハピハピだったよ?」

P「……」

きらり「Pちゃん、嫌だったんだにぃ……」

P「……嫌なわけないだろ」

きらり「にゅ~~☆ Pちゃん大好きミ☆」

                                              終われ

791: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:25:54.30 ID:UdgXeiyhO
投下、晩飯時とか知らない


洋子「プロデューサー、おはよっ♪」

P「おう、そろそろ来る頃合いだろうと思ってたぜ」

洋子「私のセンサーが、何やら楽しそうな気配を察知したんです!…その機械、特に怪しげですね」

P「素晴らしい感度だな、とりあえずそこに座りなさい」

P「詳しい説明は必要か?」

洋子「大丈夫大丈夫、ぶっつけ本番でいってみようっ!」

~~~~~~~~~~~~~~~

796: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:29:10.83 ID:5+bH+VCVO
ちひろ「前略、というわけで誰かと実験してくださいね!」

P「いや、何で僕が」

ちひろ「そのやりとりは終わってますよ?」

P「いつの間に!?」

ちひろ「前略のあたりで」

P(ああ、もう何言っても聞く気ないわ)

P「わかりましたよ……ちょっと待ってください」

ちひろ「話のわかるPさんには100MCでスタドリ15本買う権利を……」

P「黙って、どうぞ」

P「あ、すみません。やっぱり1万MC分下さい」

ちひろ「……ま、さっきのは聞き流しましょう」

797: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:30:16.48 ID:UdgXeiyhO
 カポーン…

洋子『pさん、湯加減はどう?』

P「ああ、良い塩梅だ…なんだけど、こんな寒い日は肩まで浸かりたいナーなんて」

P「…というか、半身浴にしてもお湯の量少なくないか?」

洋子『あっ、気付いちゃったかぁ~』

 スルスル……パサッ……

P「この音、ガラス戸越しに見える肌色のシルエット…まさか」

 カラララッ!

洋子「お待たせっ!2人で入ればイイ感じの量になっちゃったり?」

800: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:35:16.34 ID:UdgXeiyhO
P「ごめん、もう文句言わないから!ど、どうぞごゆっくり」ザバッ

 ガシッ!

洋子「ちゃんと温まらないと風邪引くよ!ほらほら、一緒に入ろっ」

P「…入るのはいいけどさ、タオルとか巻かないのか?」

洋子「もう見慣れちゃったでしょ?それに、今の私はpさんだけのものなんだからっ♪」セクシーポーズ!

801: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:40:35.90 ID:UdgXeiyhO
 カポーン…

洋子「ほらっ、やっぱりちょうどいい…ちょっとぬるくなっちゃったけど」

P「しかも洋子、背中合わせだと俺まで冷たいぞ」

洋子「こうなるまで床の上で組み敷いてたのは誰だったかなー?」チラッ

P「くっ…わ、悪かったよ」

洋子「よろしい♪それじゃ、せっかくだしお湯奮発しちゃおっか」キュキュッ

803: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:45:28.37 ID:UdgXeiyhO
~~~~~~~~~~~~~~~

P「…ふぅ…いいお湯だったぜ」

洋子「うう…ぶっつけ本番はハード過ぎたかも…」プルプル

P「ああもう、のぼせて火照った体を悩ましく横たえる洋子かわいかったなぁもう!」

洋子「ちょっとクールダウンしてきます…」フラァー

洋子「…あ、プロデューサー」

洋子「床暖房付きのお風呂なら、その…いいかなー…なんて」

P「……ほう」


洋子と幸せな入籍をして終了

821: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:23:23.56 ID:JsYqfWAm0
ちひろ「ってことで凛ちゃんもやりm」

凛「やる」

P「えっ?」

凛「やる。ほらプロデューサーも」キラキラ

P「お、おう」

ちひろ「ですよね! さぁどうぞー♪」

凛(プロデューサーと結婚、結婚……!)

823: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:26:14.63 ID:JsYqfWAm0
―――

公園

ハナコ「わんわんっ」トテチコ

凛「ふふ、ハナコ楽しそう」トコトコ

ハナコ「くうん」トトト

凛「あっちょっと! そんなに引っ張っちゃダメ……って」

ザワザワ

凛「あれ、人だかり? なんだろ」

824: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:28:14.91 ID:JsYqfWAm0
―――

凛「……へぇ、今人気のアイドルの、ドラマ撮影かぁ。……アイドル、懐かしいな」

ハナコ「へっへっ!」グイグイ

凛「もう、さっきからどうしたの? ダメだってば」

ハナコ「わふっ(ご主人のご主人!)」

凛「え……あ、Pさん!?」

アイドル「――!」ニコッ

P「――。――!」ナデナデ

アイドル「――!?」カァッ

凛「……あ……」

830: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:31:51.38 ID:JsYqfWAm0
凛(それからどうやって帰ったのか、覚えてない)

凛(頭がボーッとして……なんだか、すごく嫌な気分)

凛(ただの、アイドルとプロデューサーの関係……だよね。私達の時だって、そうだったもんね)

凛(……嫉妬、か。Pさんは私を選んでくれたのに……信じてる、はずなのに)

凛(ダメな奥さんだ、私)

――――!

お――り――凛!

P「おい、凛!」ユサユサ

凛「あ……おか、えり」

831: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:33:25.56 ID:JsYqfWAm0
P「どうしたんだよ……電気も点けないで」

凛「なんでも、ない……ごめんね、ご飯、すぐ作るから待ってて」スック

P「……凛」

凛「……なに?」

P「飯はあとでいいよ。ちょっと話、しよう」

凛「……、うん」

832: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:36:22.23 ID:JsYqfWAm0
カッチコッチ

P「……」

凛「……」

凛(どうしよ、空気が……)

P「……」

凛(Pさんも黙ったまま……怒ってる、のかな)

凛(私……やっぱり)ウル

P「凛」

凛「っ!」ビク

833: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:39:58.89 ID:JsYqfWAm0
P「……よしよし」ギュッ

ナデナデ

凛「え……」

P「何があったか知らないけど……俺は、凛の味方だよ。なんたって凛は、」

P「俺の自慢のお嫁さんだからなっ」

凛「!!」

凛「……うゅ」

P「って、凛?」

凛「う、ぅ……うゅぅぅ……うぇぇぇぇ……」グシュグシュ

P「え、なになに!? どうした凛、りーんー?」ギュー

凛「うぁ、あぁぁぁん……!」ギュー

836: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:43:14.88 ID:JsYqfWAm0
凛(子供みたいに泣いちゃった)

凛(ずっと抱きしめてくれて……ぽん、ぽん、って宥めてくれた)

凛(アイドルと楽しそうに会話してたのを見たこと、それに嫉妬したこと……全部話した)

凛(……でも、笑顔で聞いてくれた。私の気持ち、分かってくれてるんだね。あなたは)

凛「……」

P「……」ポン ポン

凛「もっと」

P「ん」ギュー

凛「うん、そう……ふふ」ギュー

凛(そうだよね……分かってくれるんだ……)

837: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:45:46.84 ID:JsYqfWAm0
P「今度、デート行こうな」

凛「……ん」

P「結婚してから一度もしてないしなー。凛も嫉妬しちゃうよな」

凛「ん」

P「……嬉しいよ。そんなに想ってもらえるなんてさ」

凛「うん」

P「俺も負けないくらい、凛を想ってるよ」

凛「うんっ」

843: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:54:40.11 ID:JsYqfWAm0
P「……さ、そろそろ」

凛「やだ」ギュー

P「あの」

凛「や」ギュー

P「……へいへい」ギュー

凛「……うん♪」

凛(あなたと結ばれて、本当に嬉しい……)

凛(幸せ……)

844: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:56:42.51 ID:JsYqfWAm0
―――

凛「」ペシペシペシペシ

P「あだだだだだ」

ちひろ「きゃー! きゃー! デレデレですねっ!」

P「いやぁえへへあだだだだだ」

凛「」ペペペペペペペペペペ

P「おおおおおりりりりりりんんんんん連打しすぎいいいいい」

凛(想像以上に恥ずかしかったあああああ)ペペペペペペペペペ



おわり

863: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:09:02.70 ID:5+bH+VCVO
―――――

のあ「なるほど、それで私に?」

P「えぇ、すみませんね。面倒なら断ってもらっても……」

のあ「そうね……。貴方となら今更そんなものを使わなくても――」

ちひろ「あっれー? こんなところにPさんの子供の頃のアルバムがあるぞぉー?」

ピクッ

ちひろ「普段なら30万MCで売るけど、この装置のサンプル取らせてくれたら、タダであげちゃうかもなぁー」

865: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:11:08.54 ID:5+bH+VCVO
P「ちょ、何でアンタそんなもの持って――」

のあ「P、早く装置を着けなさい」

P「何でもう準備万端なんですかー!」

のあ「……」

ゴゴゴゴゴゴ

P(あ、これゴネたら死ぬやつや)

ちひろ(あ、アカン、Pさんゴネたら巻き込まれる)

P「わ、分かりました」

ちひろ「じ、じゃあ、夢の世界へレッツゴー!」

866: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:13:21.48 ID:5+bH+VCVO
―――――

ゴオォォォォッ

のあ「P!」

P「こっちです、のあさん!!」

のあ「良かった。……怪我は?」

P「擦過傷が少々。あと軽い打撲が一ヵ所」

のあ「そう、後で診るわ」

P「のあさんは?」

のあ「無傷よ。敵のいないルートを走ってきたわ」

P「さすがですね、小隊長は」

のあ「茶化さないで。他は?」

P「残念ながら……」

のあ「……そう。撤退するわ」

870: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:15:05.91 ID:5+bH+VCVO
P「そんな命令出てま――」

ズギュウウゥゥゥゥン

のあ「ん、ふぅ……どうせここは捨てられてるの。あの程度の男の心が読めないわけないわ」

P「……ホント、さすがですよ」

のあ「いっそ海外逃亡も悪くないわね」

P「それよりここを抜けないと」

のあ「そうね。さて、包囲は――」

P「ガチガチですね。誰にも会わずって言うのは些か厳しい」

ベキベキィッ

のあ「3時の方向に穴があるわ」

P「……一応確認しますけど、そっちは」

のあ「えぇ、敵軍の拠点ね」

871: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:17:49.72 ID:5+bH+VCVO
P「ははは……。軽く言っちゃう辺り……」

のあ「当たり前よ。ここには誰がいるの?」

P「……高峯のあさんです」

のあ「貴方もよ。貴方がいるから、どんな困難でも、私は必ずやり遂げることができるわ」

P「……はは。プロデュースしてた時を思い出しますよ」

のあ「……そうね。あの時は楽しかったわ。何もかもが新鮮で……」

P「ぜぇんぶ終わったら、また皆と会いたいですね」

のあ「ふふっ……。それは、素敵ね」

875: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:19:21.14 ID:5+bH+VCVO
ズガガガガッ!

のあ「さ、行くわよ」

P「了解……。サポートします」

のあ「さあ、P。貴方の願いは? それがあれば、私はどこでも輝くことができるわ」

P「俺の願いは……のあさんに、俺の子供を産んでほしい」

のあ「……」

P「……のあさん?」

のあ「ああっ、P!」

ガバッ

P「ちょっ、のあさん! ここせんじょブッ……ん、ぷはっ……はぁ、はぁ」

P「ああ、もう! なるようになれだ!!」
バサッ

―――――

878: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:20:33.31 ID:5+bH+VCVO
P「……なんやあれ」

のあ「……ちひろ」

ちひろ「は、はひィっ!?」

スッ

のあ「……黙って受け取りなさい」

ちひろ「え、あ、はい……!?」

ズシッ

ちひろ「えっこれ……おかn―― あ、黙って、でしたね。こちら、約束の品です」

のあ「……確かに」

P「なんやこれぇ……」

882: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:23:50.45 ID:5+bH+VCVO
のあ「P」

P「は、はい?」

のあ「夢を夢で、終わらせる気はないわ」

P「え、それって――」

のあ「さ、今日はドラマの撮影ね? 行ってくるわ」

P「あ、ちょっ、のあさん!?」

885: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:30:31.83 ID:LFigon5TP
ちひろ「さあ、まだまだいきますよ!」

P「あっ、まだやるんですね、誰なんです?」

ガチャ

麻理菜「おはよう!Pくん!ちひろさん!」

P「麻理菜さんですか、それなら問題無さそうですね」

ちひろ「さーて、どうでしょうかねぇ!」ニヤニヤ

P「――というわけなんです、すみません付き合ってもらえますでしょうか?」

麻理菜「ふ~ん、オッケー!Pくんの頼みだしね!断らないであげる!」

P「ありがとうございます」

887: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:31:42.91 ID:LFigon5TP
「……くんっ…Pくんっ!」ユサユサ

P「んっ…」

麻理菜「ほらPくん早く起きなさい」

P「フワァ…ん~後五分…」

麻理菜「もうっ!馬鹿なこと言わないの!今日は私たちにとって大切な日になるのよ!」

P「ん~…」

麻理菜「ほらっ!ご飯出来てるよ!早く起きて!」

P「ご飯いらないからもうちょっと寝かせてぇ…」

麻理菜「駄目っ!」ガバッ

P「あぁ~!ふとんがぁ~!」

麻理菜「ほら、起きて顔洗って来なさい!」

P「ふわぁ~い…」

890: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:33:19.97 ID:LFigon5TP
P「すみません麻理菜さん、朝食なんか用意してもらって…」

麻理菜「料理は妻の仕事よ、それと、さん付けはやめてっていつも言ってるでしょ!」

P「すみません…でも俺本当に朝食べなくても大丈夫ですから、わざわざ俺の分まで作らなくても…」

麻理菜「なーに?朝からお説教聞きたい?どんなに忙しくも朝はちゃんと食べる!それと敬語は禁止!」

P「麻理菜さん結婚してから口煩くなりましたねぇ…」

麻理菜「Pくんがこんなにだらしない子だなんて思ってもみなかったからじゃないの!仕事の時はあんなにしっかりしてるのに…」

P「すみません…」

麻理菜「さっきから謝ってばかりで、威厳も無いし……」

P「すみません…」

麻理菜「わかってるならちゃんと直しなさい!」

――――
麻理菜「ほらPくんは助手席に乗って!今日は私が運転したげるから!」

P「今日も、ですね…」

麻理菜「まったく!結婚する前はいつもこんな調子で運転してたの?よく事故起こさなかったわね…」

P「そうですねぇ…はははっ…」

麻理菜「笑いごとじゃないわよ!もうっ!それじゃ、行くわよ!」

891: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:34:20.89 ID:LFigon5TP
初めて彼の部屋に入ったのは付き合うほんの少し前だった

というよりも、入った瞬間付き合おうと決心したと言っても過言じゃなかった

当時の彼の部屋はそれはもうひどい有様で、とても人間が住んでいたとは思えないような状態になっていた

それから私は彼の部屋の合鍵を無理矢理作らせて時折様子を見に行くという生活が続くようになった

朝はギリギリまで寝ていたいからと何も食べずに出勤して事務員からドリンクをもらい

夜は一番最後まで残って、帰ったら簡単に食事とシャワーだけ済ませる、

そんな生活をしていたと分かっていれば、ある日突然倒れたという話を聞いても何も思わなかっただろう

自分のプロデューサーで、弟と呼んでも差し支えない歳の子が倒れたと聞いて私は居ても立ってもいられなかった

……もっとも、それだけが理由だったわけではないと思うけれどね……

893: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:35:08.95 ID:LFigon5TP
麻理菜「そろそろ着くわよ、ほら、起きて」トントン

P「んっ……わっ、もうこんなとこか……」

麻理菜「準備はもう昨日で終わったのかしら?」

P「ええ、なんとか……後は麻理菜さんたちの頑張り次第です」

麻理菜「もうちょっとゆっくり起こした方が良かったかな?ごめんね、今朝はいつもよりも張り切っちゃって」

P「いいえ、いつも感謝してますよ」

麻理菜「きれいな海ね、波もすごく良い感じ……」

P「麻理菜さんの希望でしたからね、これだけは譲りませんでした」

麻理菜「ははっ!嬉しいね!そういうとこだけはしっかりしてるんだからっ!」

894: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:35:57.90 ID:LFigon5TP
彼が私をスカウトした時私は26だった

そんな歳の女にアイドルにならないかとそんな馬鹿馬鹿しいことを真面目な顔で尋ねてくる彼に最初は戸惑いを感じたけど

彼の真っ直ぐな目は私に力強い波のようなものを感じさせた

彼も私の中の波を感じていたのかもしれない

だからなのかもしれないけど、人の歳も考えてないのかと思わず口に出してしまうような恥ずかしい格好で仕事をさせられたこともあった

だけど仕事が終わってそれが私のアイドルとしての資質を見出してのことだと理解したとき

彼が私の思った以上に強烈な波を持っていたことを思い知らされた

そんなこともあっていつしか私もこの年下の男の子を一人の対等な男として見るようになり始めた

その矢先にあの事件である

あの一件は私の彼に対する信頼に深い失望を与えたと言ってもいい事件だった

それでも私は彼を見放す気にはなれなかった

だからこそ今こうして隣にいるわけだけど

896: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:37:09.91 ID:LFigon5TP
麻理菜「さっ、着いたわよ!」

P「控え室はあっちだな、行こうか、もう皆来ているみたいだし」

麻理菜「おはよう!みんな遅くなってごめんね!」

洋子「あっ、おはよう麻理菜、プロデューサー!」

夏樹「遅せぇぞ麻理菜さん、またプロデューサーか?しょうがねぇな!」

いつき「おはようございます!見てくださいプロデューサー!昨日やっと技が完成したんです!」

麻理菜「よしっ!三人とも、準備バッチリみたいだねっ!今日は私たちの初の単独ユニットライブ!最後まで突っ走るよ!」

三人「おうっ!」

麻理菜「それじゃ、行ってくるねPくん、じゃなかったプロデューサー!」

P「ああ、行ってこい、麻理菜!」グッ

麻理菜「はいっ!」

898: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:38:25.43 ID:LFigon5TP
いろいろあったけど、私は彼との家庭を築き

今こうしてステージに向かっている

だけどこれはゴールじゃない

これからの長い長い道のりのスタートラインなのだ……

そう私とPくんの

麻理菜「開けるわよ」

三人「……」コクリ

バンッ!

私たちの大波――ビッグウェーブ――は

カッ!

観客「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

まだ始まったばかりなんだから!

899: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:39:16.65 ID:LFigon5TP
ちひろ「つまんない」ボソッ

P「えっ?」

ちひろ「つまんないつまんないつまんないつまんないつまんないつまんないつまんないつまんないつまんないつまんないつまんなぁーーーい!」

P「何なんですか一体」

ちひろ「私が期待してたものと違う!何でさわやかな熱血モノみたいになってんですか!」

P「人の夢でしょ、ケチつけないでください」

ちひろ「しかもなに!?途中から変なモノローグつけて!私は新婚カップルの恥ずかしい夢をみてニヤニヤしたかっただけなのに!」

P「とうとう本性現しやがったよこいつ!」

ちひろ「なのになんなの!この敗北感は!胸糞悪いわ!今すぐ金返せ!ストライキよ!ストライキ!スートーラーイーキ!」

P「やかましい!」ゴッ

ちひろ「うぐっ…」ドサッ

P「すみません麻理菜さん、茶番に付きあわせてしまって」

麻理菜「いいわよ、私も結構楽しめたしね!それでさ…」

P「なんですか?」

麻理菜「Pくんはちゃんと朝ごはん食べてるかなって、ね!」                  おわり

903: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:44:48.62 ID:7DRzSbPV0
乃々「あの…嫌な予感がするから、帰りたいんですけど…」

P 「まあまあ、そういうな」

乃々「あうぅ…目を輝かせて…それ、なんですか?」

P 「ちひろさんが知り合いから借りてきた凄いものだぞ」
P 「なんでも新婚生活の夢が見れるらしい」

乃々「あの…その…何故それを良い笑顔で近づけてくるんですか…」

P 「レッツ新婚生活。ほい、ギアセット完了」

乃々「…むーりぃー…」

――――――

906: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:47:29.17 ID:7DRzSbPV0
乃々「プロデューサーさん…プロデューサーさん」

ゆさゆさ

P 「むにゃむにゃ」

乃々「うぅ…起きない。あ、あなた…朝…ですけど…」

P 「うん、おはよう。乃々」

乃々「…タヌキ寝入り…いぢめですか?」

P 「いや、新婚なんだからさ。昨日も朝はこう起こしてくれって言っただろ」

909: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:49:55.87 ID:7DRzSbPV0
乃々「恥ずかしくて…まだ、むーりぃー」

P 「まあ、徐々に慣れていこうな。もうご飯はできてるのか?」

乃々「あの…はい…一応」

P 「じゃあ、着替えたら行くから居間で待っててくれ」

乃々「わかりました…すぐ来てくださいね…」

――――――

911: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:52:20.91 ID:7DRzSbPV0
乃々「お口に合えば…いいですけど」

P 「うんうん、鮭、味噌汁、漬物、素晴らしい朝ご飯だ」

乃々「ま、まずかったらちゃんと言ってくださいね…自信ないんですけど…」
乃々「…あたたかいお茶も…どうぞ」

P 「ありがとな、どれどれ」

むしゃむしゃ、ズズッ

P 「うん、今日もいつも通りおいしいぞ」

乃々「よ…よかった」

912: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:54:37.35 ID:7DRzSbPV0
P 「乃々はちゃんと言えばやってくれるところが偉いな」

乃々「一応…料理や世話は好きでやってますから」
乃々「でも…拒否しても…押し切りますよね?」

P 「まあ、確かに」

乃々「うぅ…ひどいと思うんですけど…」

P 「でもアイドルはやってて良かっただろ?」

乃々「辞めたいって言っても…聞かぬ存ぜぬでしたよね…」 

P 「これほどの逸材はなかなかいないと感じたからな…あと」

913: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:56:38.71 ID:7DRzSbPV0
乃々「…あと?」

P 「ティンときてた、今思えばアレは恋だったのかもしれない」
P 「かわいいし、おもしろかったからな」

乃々「……」

P 「どうした俯いて? 顔真っ赤だぞ」

乃々「惚気とか…恥ずかしくなるんですけど…」

P 「好き好き好き好き」

乃々「…うぅ…むーりぃー」
乃々(でも…幸せだなあ)

――――――

916: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:59:00.44 ID:7DRzSbPV0
乃々「…お見送りはここまででいいんですか?」
乃々「…あ、鞄どうぞ」

P 「ありがと……事務所に行ったら大変なことになりそうだしな」

乃々「…何人かは目が笑っていませんでしたよね」
乃々「ちなみに…浮気したら…へこみますけど…」

P 「安心しろ、俺は乃々一筋だから」

乃々「あうぅ…真顔で言われると恥ずかしいですね…」

P 「本心を言っただけだ。行ってきます」
チュッ
乃々「ん…い、行ってらっしゃい…あなた」

――――――

919: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:01:24.94 ID:7DRzSbPV0
P 「なかなか良いものだったな」

乃々「穴があったら入りたくなるほど…恥ずかしいんですけど…」

P 「顔赤いぞ」

乃々「み、見ないで下さい…」

ちひろ(ふふっ…結婚しても今とそんなに変わらない関係みたいですね)
ちひろ(仲良きことは美しきかな)


おしまい

921: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:08:53.89 ID:IE6BO3lQP
P「zzzz.......」

聖來「おっはよーPさん!」ドーン

P「ぐッ!? げほっげほっ」

聖來「ほらー、朝だよ! 起きて起きて!」ユサユサ

P「くぅ、目覚ましにボディーブレスは止めろと毎朝言って……」

P「…………」

P「……もし、聖來さんや?」

聖來「ん? どうかした?」

P「外、暗くない?」

聖來「うん、まだお日様昇ってないし」

P「……今何時?」

聖來「えーっと、朝の6時過ぎってところかな」

P「……早過ぎやしませんかね」

924: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:13:58.99 ID:IE6BO3lQP
聖來「えー? でもわんこの散歩に行く時間だよ?」

P「いやそうかもしれないけど。けどたまの休みぐらいゆっくり寝させ……」

聖來「折角の休みなんだから、一緒に行こうよ! ほらほら、着替え持ってきたから着替えて着替えて」ポフン

P「少しは他人の話を……」

聖來「早く、早く!」ワクワク

P「……まったく」

926: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:18:09.32 ID:IE6BO3lQP
P「ただいまー」

聖來「ただいまー」

P「思ったより遠出しちゃったな」

聖來「あはは、わんこが久しぶりにPさんに遊んでもらってはしゃいじゃったから」

P「聖來もはしゃいでたしな」

聖來「Pさんもね」

P「バレバレか」

聖來「奥さんですから」フンス

P「朝ご飯どうする? 聖來さえ良ければ俺が作るけど」

聖來「あ、ホントに? じゃあアタシはその間にわんこにブラッシングしちゃおうかな」

P「らじゃ。冷蔵庫の有り物で適当に作っておくよ」

聖來「よろしくね!」

927: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:22:03.50 ID:IE6BO3lQP
聖來「ごちそうさま」パン

P「おそまつさま」カチャカチャ

聖來「あ、後片付けはアタシがやるよ!」

P「任せた」

聖來「任された! Pさん、今日の予定は?」

P「ん? 特に予定はないよ。久々の休みだし、二度寝でもしてゆっくりしようかな。聖來はどこか行きたいところでもあるのか?」

聖來「んーん。アタシも今日はゆっくりしようと思ってたし」

P「聖來らしくもない」

聖來「旦那さんののんびりが移ったんだよ」

P「そうか、それじゃ仕方ないな」

聖來「うん、仕方ない仕方ない」

928: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:26:01.85 ID:IE6BO3lQP
P(ぅ……横になったら一気に眠気が……)ウトウト

聖來「PさんPさん」

P「ん……? 洗い物は終わったのか?」

聖來「うん。それよりPさん、腕、貸して?」

P「……聖來は甘えん坊だな」スッ

聖來「わんこはご主人さまに構って欲しいんだよ」ゴロン

P「……そっか。じゃあ仕方ないな」

聖來「うん、仕方ない仕方ない」

931: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:30:20.44 ID:IE6BO3lQP
聖來「……Pさんゴメンね」

P「どうした急に」

聖來「無理させちゃって」

P「…………」

聖來「Pさん毎日仕事で疲れてるの知ってるのに、わがまま言って散歩に付き合って貰っちゃって」

P「……そんなことか」ギュッ

聖來「あ……」

P「わんこは、飼い主に甘えたいものなんだろ?」

聖來「……うん」

P「じゃあ聖來わんこが甘えてくるのも仕方ないんじゃないかな」

聖來「……仕方ないか」

P「そ。仕方ない仕方ない」

933: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:34:48.21 ID:IE6BO3lQP
P「俺こそごめんな。普段あんまり構ってやれなくて」

聖來「ううん。Pさん頑張ってるの知ってるし、Pさんが頑張ってくれるからアタシも頑張れるんだよ」

P「……そっか」ウトウト

聖來「……そうだよ」

P「…………」スヤスヤ

聖來「……おやすみ、Pさん」チュッ

934: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:37:58.49 ID:IE6BO3lQP
     ※


聖來「あ、あははー、は、恥ずかしいねこれ」

ちひろ「……砂糖吐きそうです」

P「アンタ人にやらせといて今更何を」

ちひろ「しかも途中でさりげなく自分を飼い主とか言って聖來さんをわんこ呼ばわりですよ。どういうことですかこれ」

P「なんで逆ギレしてるのこの人怖い」

聖來「PさんPさん」クイクイ

P「ん?」



聖來「これからも、聖來わんこをかわいがってね!」

   おしまい

939: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:46:09.59 ID:u5ll7UMF0
 
ルキトレ「はい、ワンツー、ワンツー!」

P「はぁ、はぁ……」

ルキトレ「あー、やり直しです」

P「え、そんな……出来てただろ!?」

ルキトレ「甘いですよ、プロデューサーさん。色々と駄目でした」

P「厳しいな、ルキトレちゃんは」

ルキトレ「もう何人、アイドルを鍛えたと思ってるんですかー?」

940: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:49:07.84 ID:u5ll7UMF0
 
P「はは、数え切れないくらいだ」

ルキトレ「誰かさんが、せっそー無しにスカウトしてきますからねぇ」

P「まったく困ったもんだな」

ルキトレ「もう。いつもいつも、可愛い女の子に声かけて……」

P「おいおい、そう拗ねないでくれ」

ルキトレ「私はレッスンで忙しいのに、旦那は若い子にナンパするのがお仕事なんて……」

P「おーい……そろそろ許してくれよ、頼む」

942: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:52:53.21 ID:u5ll7UMF0
 
ルキトレ「ふーんだ。許してませんから」ツーン

P「お互い忙しいのは分かってるさ。だから、レッスンにかこつけて会いに来たんだろ?」

ルキトレ「……それは、嬉しいですけど」

P「アイドルのために、俺も少しはダンスぐらい踊れなくちゃな。レッスン頼むよ」

ルキトレ「お嫁さんよりアイドルですかー?」ムスッ

P「当然、君のほうが大事だよ」

ルキトレ「そ……そういうことを真剣に言わないで下さい……」テレテレ

P「事実ですので」

ルキトレ「うにに……さ、さっさとレッスンしますよ! ほら!」

943: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:57:26.33 ID:u5ll7UMF0
 
P「ワンツー、ワンツー……」

ルキトレ「はい、またズレました! やり直しです!」

P「えー……やっぱダンスはあんま得意じゃないな」

ルキトレ「うーん。プロデューサーさん、運動が苦手でしたっけ?」

P「体力はあるんだがな……」

ルキトレ「やっぱり、私が付いてないと駄目なんですからっ」

P「ベッドの上でなら勝てたんだけど」

ルキトレ「……うぇっ!?」ビクッ

946: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 22:00:30.81 ID:u5ll7UMF0
 
P「ほら、あの夜すごく可愛かったじゃん? 呂律回ってなかったし」

ルキトレ「そ、そんなどうでもいいこと、忘れてくださいよ!」

P「いやいや。俺が初めてルキトレちゃんに勝った証ですので」

ルキトレ「あ、あれは……演技です、そう、演技! レッスンの一環ですよ!」

P「洗濯が大変なので演技でベッドをベトベトにしないでください。ベッドなだけに」

ルキトレ「~! もう知りません! 面白くもありません!」

P「あ、怒った……」

ルキトレ「つーん!」

948: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 22:03:37.58 ID:u5ll7UMF0
 
P「ごめんごめん。からかいすぎたな」

ルキトレ「もう怒りましたから!」

P「許してくれ。何でも言うこと聞くから」

ルキトレ「……っ」ピクッ

P「何でも聞くぞー? デートでも旅行でも、何でもだ」

ルキトレ「な…………何でも、ですか?」

P「うん。何でも」

ルキトレ「じゃ、じゃあ……」

951: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 22:08:10.04 ID:u5ll7UMF0
 
ルキトレ「そろそろ……こ、子供が欲しいかな、って……」

P「…………」

ルキトレ「な、なんで黙るんですかっ!」

P「昨日もしたじゃん……」

ルキトレ「き、今日から良い感じですから!」

P「はいはい。わかったわかった」ギュッ

ルキトレ「ふわっ……!?」

P「明日もシーツ、替えないと」

ルキトレ「も、もう……プロデューサーさんったら……」

954: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 22:12:04.36 ID:u5ll7UMF0
 
P「イチャイチャ」

ルキトレ「イチャイチャ」


「なあ、私達は何時までこうしていれば……?」

「まあ待て。我々の可愛い妹の成長ぶりを目に焼き付けておくんだ」

「べ、ベッドがベトベト……どんなプレイですかー!」

「お、落ち着け。あれは男性特有の冗談というデータがあってだな……!」


P「何か騒がしいな」

ルキトレ「~♪」

955: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 22:16:51.10 ID:u5ll7UMF0
 
ちひろ「お疲れ様でーす。あ、これスポーツドリンクです」

ルキトレ「あわわわわ…………!」ガタガタ


トレーナー「不潔ですふしだらです!」

ベテトレ「君は私達の言うことがどうしても聞けないみたいだな……!」

マストレ「大丈夫だ、まずはこれを飲むといい。私特製だ、すぐ素直になれる」


ルキトレ「もうお嫁にいけませんよー!」ダッ

ちひろ「大変ですねえ」

ベテトレ「そうそう、君とP殿にも話がある。おとなしく待っていたまえ」

ちひろ「…………」


おしまい

961: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 22:30:25.02 ID:G9G0SYvW0
P(……今日やたら甘えてたのはこれか)

P(前日に俺の担当しているアイドルの特集を見て、不安になったようだ)

P(こいつ、本当はネガ気質なんだよなぁ……)

P(普段は虚勢って言うか……。カワイイと思ってるのは本気なんだろうけど
  自信がないから逆に過剰にアピールしなきゃならないって言うか)

P(まあこういうところもカワイイんですけどね)

962: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 22:32:52.60 ID:G9G0SYvW0
P(こういう時は、じっと目を見つめて)

幸子「な、なんですか……?」

P「お前がカワイイ」

幸子「うぇっ!?」

P「俺は、お前がカワイイの」

幸子「……」

P「だから他のアイドルにそういう気持ちはもてません」

963: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 22:34:12.60 ID:G9G0SYvW0
P(魅力を感じられない、引き出せないってのは他のアイドルのプロデュースにはマイナスだったりもするんだが)

幸子「……な」

P「お前がそういうふうにしたんだよ。責任とれ」

P(かつての経験に基づき組み立てるシステマティックな理論によって
  一定の支持は集めるが爆発的人気には至らないアイドルを量産するだけのP
  それがどうやら俺の出世できてない理由だったらしい)

幸子「……な、な、ななな……」

P「んじゃ、いってくる」(チュッ)

幸子「」

P(でも仕方ないよね真っ赤になってる幸子カワイイもん)
――――
――

965: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 22:36:51.94 ID:G9G0SYvW0
P「……ん」

幸子「……お、おはようございます、プロデューサーさん」

P「お、おう、おはよう幸子」

P(やばい、顔熱い)

幸子「……あの!」

P「あ、ああ? どうした」

P(……幸子の顔も赤い、ような)

幸子「せ、責任、とってあげますから! もうちょっと待っててください!」

P「…………なっ」

その顔は、夢の覚め際に見た幸子の顔よりも真っ赤になっていたという。

おわり


正直すまんかった

986: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 23:01:07.41 ID:vl1WSr8c0
ちひろ「いや、その(どうしよう、入ったら何が出るか自分でもよくわからない…)」

P「今までさんざんやったじゃないですか、ちひろさんも一回くらい」

ちひろ「いやいや、どうしてそう乗り気なんですか」

P「ちひろさんだけ傍観者のまま逃げられるのがイヤだからですよ」ニコニコ

ちひろ(あ、詰んだ)

――――

起きて……起きて……

ちひろ「起きないとよくわかんないドリンクを飲ませちゃいますよ、Pさん?」

P「うわぁっ!?」

ちひろ「起きたか……残念」

P「せ、せめてスタドリとかエナドリとか既存のものにしてくれよ」

988: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 23:06:48.03 ID:vl1WSr8c0
ちひろ「え~、折角結婚したんですから特別なほうがいいじゃないですか」

P「そんな特別がなくても充分一緒にいるだけで特別だって……ち、ちひろ」

ちひろ「ふふ、まだ呼び捨てるのに慣れてないんですか?」

P「ちひろ……だって、俺のことをさん付けのままじゃないか」

ちひろ「わたしはいいんですよーさあご飯食べたら事務所に出勤です!」

P「朝から元気だなぁちひろさん」

ちひろ「こらっ、さん付けはダメだって言ったじゃないですか!」

P「はは、ごめんごめん」

992: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 23:16:03.82 ID:vl1WSr8c0
P(しかし意外とちひろさん料理上手いのは意外だったな……まあ元から色々やってのける人だったし、不思議じゃないか)モグモグ

ちひろ(褒め言葉として受け取っておきますよ、ふふ。あと呼び捨てでお願いしますってば)モキュモキュ

P(こいつ……直接脳内にだと!?)



P「なんてことがあってな?」

担当アイドル「はー、ちひろさんって家庭だとそんな感じなんですか」

P「ああ、仕事場だとちょっと雰囲気違うかな? 俺としてはいつも可愛いことには変わりないが」

担当アイドル「謎が多い人ですから、本当」

P「いやーでも相手を翻弄するのが得意な分、逆に驚かしたりすると反応がウブでなー」

担当アイドル「のろけですか……」

994: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 23:26:34.72 ID:vl1WSr8c0
キャッキャ

ちひろ(あ、Pさんだ)
ちひろ(やっぱり……アイドルと一緒にいて楽しそうだな)



P「さて、そろそろ仕事も終わりだな」
P「ちひろさーん」ガチャ

ちひろ「……」
P「あ、ゴメンまたさん付けで……」

ちひろ「ううん、いいの」

P「え?」

ちひろ「無理に呼び捨てにしてもらってたのは……少し……不安だったからかな」

996: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 23:29:12.47 ID:vl1WSr8c0
P「不安って」

ちひろ「結婚してくれたのは嬉しい……でも、どうして私なの?」
ちひろ「ドリンク売りつけたり、変な騒動起こしたり……」

ちひろ「アイドルのみんなは、若くて素直で可愛い子ばかりなのに……そう思うと、ちょっと不安で」

ちひろ「だから、少しでも気安く接してしてもらいたくて「ちひろさん」っ!」

ギュッ

ちひろ「あっ……」

P「俺は好きだよ。ちひろさんのこと、大好きだ。怪しくても、騒動を起こしても……俺を支えてくれた。一緒にいて楽しかった」
P「いや、今でも楽しいんだ」

P「だから……俺は大好きなちひろさんと結婚したんだ」

ちひろ「ぷ、ぷろでゅぅさぁさん……」

P「帰ろうか、俺たちの家に」

ちひろ「……ふふ、一緒にですねっ」

――――

997: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 23:34:54.45 ID:vl1WSr8c0
ちひろ「うあああああ恥ずかしすぎるぅ! 自分が対象になるのがこれほどとはぁ」

P「やべぇ……可愛すぎだちひろさん」

ちひろ「真顔、真顔でそんなこと言わないでぇ」

P「大丈夫です、絶対に幸せにします愛します、いや愛してますから!」

ガシッ

ちひろ「か、肩掴まれても困るんですけど……」
P「結婚しましょう」


ちひろ「…………は、はぃ……今後ともよろしくお願いします……/////」


ちひろEND