1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 20:23:04.94 ID:Gpr07BTq0
菜々「いいですね! 苺美味しいですもんねっ」

麗奈「はぁ? 苺なんて穫って何が楽しいのかさっぱりね」

由愛「あ、た、楽しそう…です…」

奈緒「仕事じゃねぇのかよ…」

紗南「あたし苺好きだよ!」

輝子「フ、フヒヒ、わ、私もいっていいのかな…?」

引用元: モバP「苺狩りにいこう」 



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 20:26:40.90 ID:Gpr07BTq0
P「なんだ奈緒は苺キライなのか?」

奈緒「キライじゃねぇけど…」

P「そうだよな。奈緒、かわいいもの好きだもんな」

奈緒「はぁっ!? ち、ちげぇよ!」

紗南「あれ、でもこの前ぬいぐるみ見てにやにやしてたよね?」

奈緒「っ!」

P「ニヤニヤ」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 20:32:27.44 ID:Gpr07BTq0
麗奈「アタシは行かないわよ! そんな幼稚なことこのレイナサマがするわけないでしょッ!」

P「いや、人数で予約してあるから。強制だから」

麗奈「はァ!? アタシにもなんかこうっ、誘い方ってもんがあるでしょうが!」

P「はー? じゃあれいなさまはいちごがりいかないんですかねー」

麗奈「え、えっとォ……」

紗南「えー行こうよ! 楽しいよ!」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 20:35:56.83 ID:Gpr07BTq0
麗奈「そ、そこまでいうなら仕方ないわね! 行ってあげるわよ!」

紗南「わぁーいっ!」

菜々「よかったねぇ、みんな一緒だよ。キャハっ☆」

由愛「楽しみ、です…っ」

P「よーし車に乗れー」

輝子「フフフー誰にも話しかけられないボッチのショウコですよ~」

P「ほら輝子も乗った乗った」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 20:40:56.40 ID:Gpr07BTq0
P「全員乗ったな? 忘れ物ないな?」

奈緒「Pさん事務所のカギしめた?」

P「………。さぁ出発だ!」

麗奈「さっさと確認してきなさいよッ!」

P「すまんちょっと見てくる」ガチャ

菜々「奈緒ちゃん、お母さんみたい☆」

紗南「おかーさーんトイレー!」

奈緒「やめろぉっ!」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 20:46:54.78 ID:Gpr07BTq0
P「おい! 鍵ちゃんとしまってたぞ!」バタン

奈緒「逆切れすんなよ! よかっただろ!」

由愛「よ、よかった…です」

菜々「ねー☆ それじゃあご主人様、出発ですっ!」

麗奈「レイナサマをいつまで待たせるのよ! 早く出なさい!」

P「はいはい、じゃ行くぞー」

輝子「フヒヒアッハッハ! ゴートゥーヘェールっ!」

P「縁起悪いこと言うなよ輝子」

輝子「あっはい、すいません、ちょっと嬉しくなっちゃって、はい」

15: >>12有り難う 2013/01/20(日) 20:54:16.35 ID:Gpr07BTq0
紗南「ねープロデューサーさーん」

P「どうしたー紗南ートイレかー?」

奈緒「プロデューサーさんそれセクハラだから」

紗南「ううんー苺狩りってどこ行くの?」

P「ちょっと高速乗っていったところ。けっこう近くだよ」

由愛「みんなとおでかけ…嬉しい…」

麗奈「あの車なに抜かしてんのよ! ほらもっと速く走りなさい!」バシバシ

菜々「運転の邪魔しちゃだめだよー麗奈ちゃん」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 21:01:32.45 ID:Gpr07BTq0
由愛「苺狩り、って…苺食べられるんですか…?」

菜々「えっ、由愛ちゃん苺狩りしたことない? ナナ、小学校のときにやったけどなぁ」

奈緒「そうなのか? あたしんとこは無かったなぁ」

P「菜々、芋掘りとかもやったことある?」

菜々「あぁありますよ! けっこう大変なんですよねー芋掘り」

P「最近ああいうのないらしいぞ」

菜々「あはは…そ、そうなんですかぁー」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 21:06:57.17 ID:Gpr07BTq0
奈緒「菜々って物知りだよなぁ」

由愛「そう…なの…?」

菜々「えっ、そうかなぁっ? えへへ」テレリ

奈緒「あたし二槽式洗濯機なんてぜんぜん知らなかったよ」

菜々「!?」

麗奈「にそうしき? なによそれ」

P「洗濯と脱水は別々の槽でやってたんだ、懐かしいな」

紗南「ふーん」ピコピコ

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 21:11:17.95 ID:Gpr07BTq0
麗奈「そういえばアンタら同い年だったわね」

奈緒「そうなんだよ」

菜々「えぇ~っと、あっ、その、おばあちゃんに古い洗濯機があってぇ…」

由愛「おばあちゃん…う、ウサミン星にいるの…?」

P「由愛は可愛いなぁ」

輝子「フヒヒ…」

菜々「おっおばあちゃんは! そ、そう! ウサミン星の片田舎で暮らしてて…」

麗奈「ウサミン星ってずいぶん遅れてるのね!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 21:16:32.37 ID:Gpr07BTq0
菜々「えぇっとね、ウサミン星は…っ」

奈緒「………」

菜々「あぁっ奈緒ちゃん振り返ってじとっとした目で見つめないで!」

輝子「フ、フヒヒ…」

由愛「な、奈緒さん、あぶないよ…?」

奈緒「ん、そうだな。ありがと由愛」ナデリ

由愛「えへ…」

P「あぁ俺も由愛なでなでしたいなぁ!」

麗奈「うるッさいわねいきなり!」バシンッ

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 21:22:17.84 ID:Gpr07BTq0
P「そういや、紗南がさっきから静かだけど寝てるのか? 菜々」

菜々「えっあっ、いえ、ゲームしてるだけです」

紗南「んー? 呼んだー?」ピコピコピコ

奈緒「紗南、酔うぞ」

紗南「へへーんゲームやってるあたしは無敵だよー」ピコピコ

麗奈「無敵といえばアタシ! レイナサマよ! アーッハッハ、ぅげほげほっ!」

由愛「れ、麗奈ちゃん、だいじょうぶ…?」

輝子「無敵といえばカエンタケ…フヒヒ」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 21:28:51.66 ID:Gpr07BTq0
菜々「紗南ちゃんは何のゲームやってるの?」

紗南「クラッシュバンデ●クーだよ!」ピコピコ

菜々「あぁプレステのソフトがPSPでできるんだっけ。ゲームウォッチとか懐かしいなぁ」

紗南「菜々ちゃんスマブラやるの?」

菜々「?」

奈緒「隠しキャラだから知らないんじゃない?」

紗南「え、ゲームやったら隠しキャラとかぜんぶ出すよね?」

P「お前ら噛み合ってないぞ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 21:36:10.94 ID:Gpr07BTq0
麗奈「アタシはゲームなんかでは満足できないわね! やっぱり自分でいたずらするのが一番よッ」

由愛「れ、麗奈ちゃん、いたずらはよくないよ…」

輝子「そうだそうだー」ボソボソ

P「菜々、携帯ゲームといえばなんだ?」

菜々「えーっ、ちっちゃなテトリスとかかなりやりこみましたよ!」

紗南「あー菜々ちゃんって落ちゲー好きなのか」

菜々「たまご●ちとかもそうだけど、学校に持っていって没収されたりとかよくありましたよね!」

奈緒「あぁたまご●ち何年か前にケータイのアプリで出たやつな」

菜々「!? そ、そそそ、そうそれそれ!」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 21:40:45.32 ID:Gpr07BTq0
P「今思うとファミコンのコントローラーってめちゃ持ちにくいよな」

奈緒「スーファミなら見たことあるけどなぁ」

由愛「…?」

P「菜々ならわかってくれるよな!」

菜々「いやーそれをいうなら初代ゲームボーイとかもこれでボーイかよって感じでしたよねー」

紗南「初代…って何?」

菜々「あはは…わぁーきれいな景色! ね! 由愛ちゃん!」

由愛「う、うん…きれい…」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 21:48:20.00 ID:Gpr07BTq0
奈緒「なぁ、前から思ってたけど菜々ってさ…」

菜々「あッ! な、なんの話だっけそうそう苺狩りだよねうんうん苺狩りは楽しいよーっ!」

麗奈「ホントなんでしょうね。レイナサマは簡単には満足しないわよ!」

菜々「いやぁーきっと麗奈ちゃんも楽しんじゃうようん苺美味しいし!」

由愛「苺…楽しみ…」

奈緒「………」

輝子「フ、フヒヒ…」

紗南「菜々ちゃん今度スマブラやろうよスマブラ! 何使うの? ドンキー?」

菜々「え? ドンキーは樽を転がしてくるんだよね。動かすのはマリオでしょ?」

紗南「??」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 21:55:20.70 ID:Gpr07BTq0
P「もうちょっとだけど、サービスエリア寄ってくか」

菜々「あ、はい! ナナちょっとお花を摘みたいかなーって!」

由愛「あっ、わ、私もお手洗いに…」

P「麗奈と紗南はどうする?」

紗南「あたしはいいやー」ピコピコ

麗奈「アタシも待ってるわ。早く戻って来なさいよね!」

奈緒「あたしには訊かないのか?」

P「奈緒おおおおお便所おおおおおっ!」

奈緒「ぶっとばすぞ!」バキィッ

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 22:06:32.72 ID:Gpr07BTq0
麗奈「ちょっとアンタ、なんか喋りなさいよ」

輝子「えっ」

麗奈「紗南ってばずっとゲームやってるし、退屈でしょ!」

輝子「あ、はい……え、えっと…き、キノコ好き?」

麗奈「キノコ! あんな地味ぃーなもの、レイナサマには似合わないわ!」

輝子「は、派手なキノコもあるよ…ヤブレベニタケとか、カンゾウタケとか…」

麗奈「じめじめしたところにひっそりちんまり生えてるんでしょ? もっとどかんときなさいよ!」

輝子「の、ノウタケとかなら一抱えくらいまで大きくなる…」

紗南「~♪」ピコピコピコ

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 22:14:56.17 ID:Gpr07BTq0
P「コーヒーうめえ。……ん?」

由愛「あ……プロデューサーさん」

P「景色眺めてたの? なんかちょっと走っただけですぐ自然いっぱいになったな」

由愛「は、はい…あの…山のうえに、雪が積もってて、きれいだなって…」

P「おーほんとだ、きれいだな」

由愛「その…ちょっとだけ、待ってもらっても、いいですか…?」

P「ん? あぁいいよ、まだコーヒーあるし。何すんの?」

由愛「ちょっと…スケッチだけでも…」パラッ

P「ほおー」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 22:25:32.02 ID:Gpr07BTq0
輝子「見た目は食欲を誘うドクササコだけど、く、クリチジンとアクロメリン酸を保有していて
   食べると4、5日で発症、悪心や、お、嘔吐から始まって手足の末端が紅潮、痺れと疼痛が起きる…
   手足の指先が赤く腫れて、ぐ、グローブのようになってしまって、火箸で刺すような激痛が一ヶ月以上も続く…」
   あまりの激痛に自殺してしまうひともいるらしい…フヒヒ」

麗奈「」

菜々「たっだいまー☆ おや? 麗奈ちゃんどうしたのかなっ?」

輝子「た、たぶん、キノコ、す、好きになってくれたと、お、思うよ?」

菜々「そうなの?」

紗南「よっしゃダイヤゲット!」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 22:36:38.81 ID:Gpr07BTq0
P「じゃ、もうちょっとしたら戻ってこいな。待ってるから」

由愛「は、はい…」シャッシャッ

P「ごっそさん、っと」ガラン

P「おっと、あそこにいるのは奈緒じゃないか。お土産見てるのか?」コソコソ

奈緒「へへっ…かーわいいなぁこれ…買っちゃおうっかな…」

P「やっぱり奈緒はかわいいもの好きなんじゃないか!」

奈緒「わひゃあぅっ!? ぷ、プロデューサー! びっくりさせんじゃねぇよっ!」

P「商品をそんなに握り締めてはいけない」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 22:42:29.40 ID:Gpr07BTq0
奈緒「あっあたしは別にっ、好きとかじゃねぇし…」

P「なんで? いいじゃん」

奈緒「に、似合わないだろ…あたし、こんなのだし…こういうのはもっと、菜々とかさ、そーゆーヤツがお似合いなんだよ」

P「………」

奈緒「なぁ、そうだろ。なんか言ってくれよ」

P「奈緒は可愛い!」

奈緒「はッ!?」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 22:45:41.52 ID:Gpr07BTq0
P「奈緒はかわいいから、かわいいグッズを持っててもおかしくない! 奈緒はかわいいから!」

奈緒「だぁーっ! か、かわいいとか連呼すんなッ! 恥ずかしいだろうが!」

P「ちょっと待ってろ」スタスタ

奈緒「へ?」

アリガトウゴザイマシター

P「それ、持って帰れ」スタスタ

奈緒「え!?」

P「買って来たから」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 22:51:43.23 ID:Gpr07BTq0
P「じゃあそろそろ車に戻るぞー」

奈緒「おいっ、ちょっと待てよ!」

P「なんだよもーまだなんかあんの?」

奈緒「あ、あのっ……その、ぁ、ありがと…嬉しい…」

P「ハハハ、奈緒はかわいいなぁ!」スタスタ

奈緒「こっこのっ、かわいいって言うなぁっ!」ダッ

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 22:58:00.75 ID:Gpr07BTq0
P「やぁやぁ待たせたな、すまんすまん」

由愛「だ、だいじょうぶです…私も、今戻って来ました…」

菜々「どして奈緒ちゃんは顔真っ赤にしてるのかなっ?」

奈緒「うるせえっ見るんじゃねぇっ!」

輝子「フヒヒ…耳までタマゴタケみたい…」

紗南「よしっ今日はここまで! さぁ今度はリアルレースゲームだね! スタートダッシュだ!」

麗奈「」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:03:16.70 ID:Gpr07BTq0
紗南「プロデューサーさん、ゴーゴー!」

菜々「爆走兄弟!」

由愛「ご、ごー…!」

P「はいよー。で、麗奈はどうしたんだ?」

由愛「れ、麗奈ちゃん…」パタパタ

麗奈「はっ! キノコを頭にはやしてまともに歩けなくなる夢を見ていたわ…」

輝子「た、楽しそう…」

麗奈「悪夢よ」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:12:55.40 ID:Gpr07BTq0
P「うっし、着いたぞ」

輝子「ビニールハウスがいっぱい…」

奈緒「すげーなこれ」

菜々「あっ『イチゴ狩り』って書いてありますよ! ほら!」

P「じゃちょっと待ってて」



P「ほいコレ人数分」

菜々「わぁーっ今ってこういう容器とか配ってるんですね!」

麗奈「なによしょぼいわね…」

由愛「これは…なにを入れるのかな…」

紗南「苺のヘタと、こっちはコンデンスミルクかな」

P「あったりー。よし、ハウスに入るぞ」

「はーい!」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:20:38.52 ID:Gpr07BTq0
奈緒「おぉ…けっこう広いな」

由愛「ぜんぶ苺…すごいです…っ」

麗奈「ふ、ふーん。まぁまぁね!」

輝子「フヒ…キノコないかな」

菜々「へぇーっ高い位置で栽培して、穫りやすくしてあるんですね!」

紗南「で、これを何個穫ったらクリアなの?」

P「クリアとかはないけど、時間制限はいちおうあるからな。そんじゃ苺狩りはじめー」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:27:31.63 ID:Gpr07BTq0
紗南「ひゃっほー! 由愛ちゃん行こっ!」

由愛「う、うん…麗奈ちゃんも…」

麗奈「仕方ないわね! 仕方なくだからね!」

奈緒「おっ、けっこう簡単に穫れるんだなぁプチ

菜々「ん~っ美味しいですっ! この美味しさをウサミン星に電波で届けよう! ピピッ!」

P「喜んでくれたようで何より」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:32:57.13 ID:Gpr07BTq0
菜々「プロデューサー! プロデューサーは穫らないんですか?」

P「ん? いや俺は頭数に入れてないから」

奈緒「なんだ、そうなのかよ。い、いっしょに摘めるのかと思ってた…」

菜々「えぇーっそうなんですかぁ! じゃあ、プロデューサーさん!」

P「どした」

菜々「はい、あーん♪ですよ、ご主人様っ☆」

奈緒「ちょっ、おいそれはっ」

P「おーありがとな」パクッ

菜々「どうですか? 美味しいですか?」

P「んーうまいな苺とか久々に喰ったけど」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:37:12.49 ID:Gpr07BTq0
菜々「ふふっ、ナナの愛がたーっぷりですから!」

P「うんうん、練乳な」

奈緒「おいッ!」

P「なんだ奈緒おっきな声だして」

奈緒「…っ、くっ口開けろよ!」

P「えっ何こわい」

奈緒「いいからホラっ! 黙って喰えっ!」ガッ

P「むぐう!」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:41:52.83 ID:Gpr07BTq0
奈緒「ど、どうだ? うまいだろ」

P「ぉぉぅ…苺が喉に詰まって死ぬかと思ったわ!」

奈緒「えっ、あ、ご、ごめん…あたし、ぷ、プロデューサーさんに…」

P「でも奈緒ちゃんの指は美味しかったです!」

菜々「やだぁーっプロデューサーったらヘンタイみたいですよ☆」

P「指ごと苺つっこんでくるんだから仕方なかろう…」

奈緒「ぅあ…は、恥ずかしいーッ!」バチィッ ダッ

P「いいパンチ!」バターン!

菜々「きゃあーっプロデューサーっ!?」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:48:34.28 ID:Gpr07BTq0
紗南「これだ! でかい! 10ポイント!」

由愛「あ…これ、かわいい…」

麗奈「むぐむぐ…なによ、美味しいわね…」

紗南「んっ? 麗奈、まだそんだけか! あたしはもう8個ゲットしたよ!」

由愛「さ、紗南ちゃん…ゲームじゃないから…」

麗奈「なんですって…? このアタシが負けるなんて有り得ないッ!」

由愛「れ、麗奈ちゃんまで…」

紗南「はっはっはー! あたしに勝とうなんて十年早いね!」プチッパクッ

麗奈「負けないわよ!」プチッパクッ

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:54:38.32 ID:Gpr07BTq0
由愛「苺…美味しいな…。……? きゃあっ」

紗南「由愛!? どうしたの? まさか床が抜けるトラップ!」

麗奈「そんなわけないでしょ! バッカじゃないのッ」

由愛「は、ハチさんが…いるの…」

紗南「あっは! ミツバチだよ、だいじょうぶだいじょぶ。ねぇ麗奈」

麗奈「ひぃ……」

紗南「えっ麗奈もしかしてハチ怖いの?」

麗奈「やだぁハチ怖いよぅ…!」

紗南「おおっレイナサマがこんなに怯えるとは!」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:00:32.99 ID:Pl2mp6x+0
由愛「ハチさん、怖いよね……」

麗奈「うぅぅ…」

P「どうしたー?」

紗南「あぁちょっとハチが…ってプロデューサーさんこそどうしたの!? 顔が!」

P「気にすんな。で、ハチ? 麗奈、だいじょうぶか?」

麗奈「ふえぇ…」ペトッ

P「わーおこんな麗奈見たこと無い」

麗奈「おしっこいきたい…」

由愛「あ、わ、私、いっしょにいってきます…!」

P「頼んだ」

紗南「あっはっは! 麗奈もかわいいトコあるね!」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:07:33.11 ID:Pl2mp6x+0
菜々「あれー? 輝子ちゃんこんなとこにいたの、って地面に這いつくばって何してるの…?」

輝子「フヒヒ…キノコを見つけたから、ヒダを観察してる…」

菜々「えぇっ苺は!?」

輝子「フハハハッ! そんなものより今はキノコ! キノコだぜェっ!」ガバッ

菜々「楽しそうだからいっか…」

輝子「ヒダは垂生で密…フヒヒ…きれいな色してやがるぜ…」

菜々「これ完全に不審者だよね☆ ピピッ!」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:12:39.46 ID:Pl2mp6x+0
P「おう、紗南けっこう喰ってんな。苺うまいか?」

紗南「あっうん! すっごく美味しいよ!」

紗南(ぷ、プロデューサーとふたりっきりだ…なんだかドキドキしてきちゃった)

P「けっこうミツバチ飛んでるんだな。まぁちょっかい出さなければ刺されんだろ」

紗南「あ、あのさっ!」

P「んー?」

紗南「い、苺食べ、ない?」

P「おぉ、もらうもらう。優しく頼む」

紗南「? う、うん!」プチッ

紗南「はい、あーん!」

P「あー」パクッ

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:19:01.39 ID:Pl2mp6x+0
紗南「どうかな? HP回復する感じ?」

P「いやどんなんだよ。や、うまいよ。菜々じゃないけど、紗南の愛を感じるな!」

紗南「ば、ばかっ」

P「?」

奈緒「……」ジトーッ

紗南「わぁっびっくりした!」

奈緒「あたしのときはそんなこと言ってくれなかった…」

P「ちょ、ちょっと奈緒さん? 怖いですよ?」

奈緒「あたしのときはそんなこと言ってくれなかった…」プチッ

P「あの、目が据わってますけど…え、なにこれ怖い」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:23:36.78 ID:Pl2mp6x+0
奈緒「プロデューサーさん!」

P「はいっ!」

奈緒「…ぁ、あーん…」ソロリ

P「えっ、あっ、はい、あーん…」

P(なにこのじっくり責められてる感。緊張するんですけど)

奈緒「ぇ、ぇぃっ!」ポイッ

P「むご」パクリ

紗南「猛獣にエサあげるみたいだね」

奈緒「ど、どうだ? うまいか? あ、愛を感じるか…?」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:28:30.56 ID:Pl2mp6x+0
P「当たり前だ!」

奈緒「!」

P「奈緒のくれる食べ物はうまいにきまってるだろ! 俺に毎日みそ汁を作ってくれ!」

奈緒「おっ、お、そ、それって…」

紗南「わぁープロポーズ!」

P「冗談だ!」

奈緒「もう死ねぇーっ!」ドカッバキィッ ダッ

P「ボディ!」バターン!

紗南「かいしんのいちげき! じゃ、なくて、プロデューサーさぁんっ!」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:33:48.11 ID:Pl2mp6x+0
麗奈「………」

菜々「二人ともおかえり☆ …麗奈ちゃんどうしたの?」

由愛「あっ…えっと…」

麗奈「ふ、フフ……」

菜々「?」

麗奈「アーッハッハッハ! アッハッハぐっげほっげほごほっ!」

由愛「わぁっ麗奈ちゃん…! だいじょうぶ…?」

麗奈「アタシはレイナサマよ! これくらい、ヨユーだわ!」

菜々「あっハチだ」

麗奈「こっこわくなんかないんだから! こんなちっぽけな虫…!」プルプル

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:41:52.34 ID:Pl2mp6x+0
―――
――


P「さぁって、そろそろ帰るかー」

「はーい!」

P「……菜々、輝子を探して来てくれ」

菜々「かしこまりました!」ピョンコピョンコ

P「忘れ物ないなー。確認したやつから車のってけー」

紗南「あー美味しかった!」

由愛「美味しかった、ね…!」

麗奈「このアタシを満足させるなんて、なかなかやるじゃない!」

奈緒「苺食べ過ぎたぁ、一ヶ月は苺いらねぇ」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:48:05.08 ID:Pl2mp6x+0
P「おっ、見つけて来たか」

輝子「ご、ごめん…キノコを追っていったら山に入り込んじゃって…フヒ」

P「隣のトト○かよ。っていうか菜々よく見つけたな」

菜々「ウサミン星からの電波通信で見つけました!」

P「輝子がそこ乗るなら、菜々は助手席だな」

菜々「行きはいちばん後ろでしたから、帰りは景色を存分に楽しめそうです☆」

P「まだなんとか日もあるしな。よーし帰るぞー」

輝子「フヒヒ…今日はいい日だった…キノコ狩り…」

P「苺狩りな」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:54:22.21 ID:Pl2mp6x+0
P「………。静かだな」

菜々「ふふっ、みんな寝ちゃいましたね♪」

奈緒「…苺みそ汁…うう…」

紗南「…むにゃ…へへ…トゥルーエンドだぁ…」

麗奈「…いちご…すき……」

由愛「…みんなといっしょ…むにゃむにゃ」

輝子「…フヒ…友達いっぱい…うれしい…ぐー…」

P「菜々も眠かったら寝ていいんだぞ?」

菜々「ナナはへいきですっ☆」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:00:00.22 ID:Pl2mp6x+0
P「菜々は今日、楽しかった?」

菜々「はいっもちろん!」

P「そっか。思いつきで決めたけど、それなら良かったよ」

菜々「突然だったからびっくりしましたけどね☆ でも、」

P「?」

菜々「ナナはプロデューサーとなら、どこでも楽しいですよっ!」

P「……じゃ、次はさくらんぼでも行こうか」

菜々「はい☆」



おしまい