1: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:26:41.02 ID:eb/jel7x0
小鳥「プロデューサーさん方、あけましておめでとうございます」
小鳥「ところで皆さん、みきいおは好きですか?」
小鳥「私は……大好きです」
小鳥「やよいおりも好きだけど、やっぱりみきいおは、私がアイマスで初めてハマったカップリングなんです」
小鳥「だから、今年はみきいおを流行らせようってことで、このSSを書くことにしました」
小鳥「はやれ、みきいお、はやれ……」
小鳥「作者の言葉を、音無小鳥が、代弁させていただきました」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390746400
引用元: ・小鳥「みきいおは好きですか?」
「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! 星井美希 眠り姫」 1/7スケール PVC&ABS製 塗装済み完成品フィギュア
posted with amazlet at 17.11.11
東京フィギュア (2018-03-31)
売り上げランキング: 42,515
売り上げランキング: 42,515
3: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:30:27.23 ID:eb/jel7x0
小鳥「……ふぅ、これで半分くらい、お仕事の整理は終わったかしら……」
P「やれやれ……疲れたっと」
小鳥「あ、プロデューサーさん、お疲れ様です」
P「おう、あー、だりぃなぁ、なんか眠いし」
小鳥「もう……そんなことばっかり言ってるから、凄腕だけど皆から信頼されないんですよ?」
P「いいんだよ、実際俺のおかげで、最近星井美希って言う奴は実力ついてきてるしな」
小鳥「実力ついても、お仕事無かったら意味ないんじゃ……?」
P「そこはメガネちゃんのやるところさ」
4: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:32:51.85 ID:eb/jel7x0
小鳥「でも、美希ちゃんは来てないですよね?」
P「……今日は、レッスンに来てねぇなぁ。伊織と、美希の二人でレッスンの予定だったが……」
ガチャッ
伊織「プロデューサー! どういうことよ! 美希の家に電話しなさい!!」
P「ちょ、おま、プロデューサーはお前らの手足じゃねぇんだぞ!? 自分で電話しなさい!」
小鳥(この人、なんでこんなにガキなのかしら)
伊織「……もー!! 仕方ないわね……美希が出なかったら、やっつけてやるんだから」
5: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:34:37.04 ID:eb/jel7x0
ポパピプペ
伊織「…………」
美希『もしもし?』
伊織「何普通に家にいるのよ!?」
美希『え? 何か問題あるの?』
伊織「大ありよ……」
美希『どんな?』
伊織「今日、私と美希、プロデューサーのレッスン受ける予定よ? それは?」
美希『知ってるよ』
伊織「…………はぁ?」
6: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:36:48.11 ID:eb/jel7x0
美希『でも、ミキはレッスンしなくても……』
プチッ
小鳥「あれ? もういいの?」
伊織「……プロデューサー、私美希の家に行ってくるわ」
P「おう、行って来い。地図やるよ」
伊織「……ありがとね」
伊織「美希のやつぅ……ぜぇったいに許さないわよ…………」
小鳥「行ってらっしゃい、伊織ちゃん」
伊織「行ってきます!!」
7: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:39:01.69 ID:eb/jel7x0
―美希の家―
伊織「……美希?」
美希「zzz」
伊織「起きなさい!」
美希「あいたっ! なんでミキの胸叩くの!?」
伊織「ふんっ、アンタがレッスン来ないのが悪いんでしょ?」
美希「……でこちゃん、もしかして……」
伊織「………………何?」
美希「自分に胸がないからって、ミキに嫉妬してるの?」
伊織「論点はそこじゃないの!!」
8: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:42:27.11 ID:eb/jel7x0
美希「じゃあ、何なの?」
伊織「さっきも言ったでしょ? 電話での内容よ……」
美希「別に、ミキはレッスンしなくても、もう十分お仕事あるし、いいの」
伊織「…………ねぇ」
美希「ん?」
伊織「それ、本気で言ってるの?」
美希「うん、そう、だけど……あれ? でこちゃん?」
伊織「いい加減にしなさいよ!! アンタ、自分がちょっと実力ついて売れ始めたからって、調子乗ってるんじゃないの!?」
美希「でこちゃんよりかは、確かに売れてるよね~、もしかして、嫉妬なの?」
伊織「もう!! 何よアンタ!! 私の話を真面目に聞く気はないわけ!?」
9: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:43:41.45 ID:eb/jel7x0
美希「でこちゃん、そんなに怒らないで? ミキ、笑ってるでこちゃんの方が好きだよ?」
伊織「……うっさい! もういい!!」
美希「え? でこちゃん?」
伊織「お邪魔しました!!」
10: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:46:42.47 ID:eb/jel7x0
―事務所―
P「……んで、帰ってきたと」
伊織「もう知らないわよ、あんな奴……」
小鳥「美希ちゃん、確かにちょっとずつ、お仕事が増えてるけど」
P「……はぁ、まったく仕方ねぇなぁ……15歳っつーのは、喧嘩してなんぼな時期だからねぇ……俺、もう帰るわ」
伊織「え、えぇ!? ちょっと!!」
P「じゃあな」
バタン
小鳥「……行っちゃったわね」
伊織「……なんか、ばかばかしくなってきたわ。私も帰る」
11: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:50:30.43 ID:eb/jel7x0
―翌日、伊織の家―
伊織「はぁ……昨日はあんまりよくない日だったわねぇ……」
新堂「お嬢様、本日は8時より、稽古がございます」
伊織「今から行く準備をするわ……って、あれ?」
新堂「……どうか、なさいましたか?」
伊織「……体が重くて、動かない……わね」
新堂「……少々、お待ちを……これで熱を測ってくださいませ」
伊織「…………えっ、嘘? 37度7分?」
新堂「……本日はお休みするよう、事務所にお伝えしておきます」
伊織「……そう、ね、そうするしかないかしら……」
伊織(昨日と言い今日といい、なんなのよ……)
13: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:54:11.70 ID:eb/jel7x0
―事務所―
小鳥「はい、もしもし……え、伊織ちゃんが? ……わかりました。お大事にしてください」
美希「……でこちゃん、どうしたの?」
小鳥「……熱でお休みですってよ」
美希「……今日は逆にミキだけなの……プロデューサーも来ないし……」
小鳥「プロデューサーさんは、別のアイドルのライブを見に行ってるわ。そこで勉強をしてくるんですって」
美希「ふーん……ねぇねぇ、そのお菓子は何?」
小鳥「あ、これ? さっき知り合いからもらったのよ。これ、気になるの?」
美希「……ひと箱もらいたいな」
小鳥「いいわよ。はい、どうぞ」
美希「えへへ、じゃあ、行ってきますなの」
小鳥「え? どこに?」
美希「でこちゃんちー。地図はもらったよー」
小鳥「……え?」
14: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:55:57.08 ID:eb/jel7x0
―伊織の家の前―
美希「うわぁ、大きいなぁ……」
美希(多分、これを押せばいいんだよね……)
ピンポーン
美希(割と普通な音なの。ちょっとがっかりって感じ)
15: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/26(日) 23:59:46.17 ID:eb/jel7x0
新堂「お嬢様、星井という方が、来客でいらっしゃっています。どうしますか?」
伊織「え? 美希が……?」
ピンポーン
伊織「しばらく無視ね。そいつとは今話したくないわ」
新堂「お伝えしましょうか?」
伊織「いや伝えちゃダメでしょ!」
ピンポーン
新堂「…………」
伊織「……我慢よ、我慢するの、私……けほっ、けほっ」
ピピピピピンポーン
新堂「連打しておられますね」
伊織「我慢よ……」
美希『でーこーちゃん!!』
新堂「およびになっていますが?」
伊織「まだ無視よ、あと、でこちゃんって言っただけで私ってわかるの、ちょっと悲しいわ」
16: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:02:21.27 ID:GqU3iq/B0
美希『でこちゃーん! でこちゃーん! でっこっちゃーん!!』
伊織「……そろそろ帰りなさいよ」
美希『でこちゃんのおっぱいは77センチー!! ミキは86センチー!!』
伊織「あいつ、なんちゅうことを……すぐに入れたげて!!」
新堂「か、かしこまりました!」
17: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:04:37.59 ID:GqU3iq/B0
美希「はぁ、やっと入れてくれたの。ミキ、叫ぶの疲れちゃったよ」
伊織「私もいろんな意味で疲れたわよ……まさか胸のサイズの話されると思ってなかったわ」
新堂「では、私はこれで失礼いたします」
伊織「ん、ありがとね、新堂」
パタンッ
伊織「……さてと、んで? 何の用?」
美希「お見舞いなの」
伊織「……どうして?」
美希「レッスンがプロデューサーいなくてできなくなっちゃったから」
伊織「自主練すればいいじゃない」
美希「でこちゃんいなかったら、やりたくないもん」
18: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:08:18.81 ID:GqU3iq/B0
伊織「……美希」
美希「とーにーかーくー、ミキ、今日はでこちゃんに全部あげるの!」
伊織「何よそれ……なにもいらな、げほっ、ごほっ」
美希「はっ! でこちゃん、大丈夫?」
伊織「ちょ、背中さするとか、いいから……げほっ、ごほっ」
美希「…………これ、飲んで」
伊織「……水?」
美希「ポカリ。風邪の時はこれなの」
伊織「…………ん、ありがと……あれ?」
美希「どうしたの?」
伊織「力はいらなくて、開かない……」
美希「でこちゃん可愛いの~、すりすり」
伊織「ちょ、やめなさい! 本気で恥ずかしい! いいから早く開けてよ!」
19: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:11:46.49 ID:GqU3iq/B0
美希「はい、どうぞ」
伊織「んくっ、んくっ……ごくん」
美希「どう? おいしい?」
伊織「まあまあ、ね……けほっ、こほっ」
美希「……でこちゃんの風邪って、ミキのせい?」
伊織「は?」
美希「ミキがレッスンに行かなかったから、でこちゃんが風邪引いちゃったのかなって……」
伊織「……そ、そうよ、バカ」
美希「……………………うぅ」
伊織「へ? ちょっと、泣くことないじゃない」
美希「だってぇ……ミキが、でこちゃん、の、具合、悪くさせちゃった、から……ぐすっ、えぐっ」
伊織「はぁ、何で病人が元気な人を励まさなきゃいけないのよ……よしよし」
20: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:14:31.62 ID:GqU3iq/B0
美希「ぐすん……ふぇ」
伊織「……落ち着いた?」
美希「でこちゃん、あったかいね」
伊織「まあ、熱でてるしね」
美希「ううん、違うよ。あったかいの……ぎゅー」
伊織「むぎゅっ、ちょ、逆に抱かれるとアンタの胸が苦し……」
美希「でこちゃん早く元気になーれ!」
伊織「ちょ……まじで…………やめ…………」
美希「ミキがおまじないしてあげるの! 病気よ病気よ、プロデューサーにとんでいけー!」
伊織「」
美希「……あれ、でこちゃん?」
21: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:18:32.48 ID:GqU3iq/B0
伊織「ぷはぁ、割と本気で死ぬところだったわ、風邪とか関係なしに」
美希「……ごめんね」
伊織「本当よ。……でも、アンタが実力あることは、私認めてるんだからね」
美希「……え?」
伊織「実力あるってことは、レッスンしたらもっと力が付くんでしょ? それってすごいことじゃない……私は、まだ全然足りないから、頑張ってるけど」
美希「そうなの? ……そっか、そういうことになるのかな?」
伊織「だから、イライラするのよ。レッスンしたら、アンタは誰よりも輝けるんだから」
美希「…………誰よりも、輝ける?」
伊織「私の知ってる中では、ね?」
22: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:22:32.51 ID:GqU3iq/B0
美希「でこちゃん……」
伊織「ま、また……でも、今回はゆるいわね、ちょうどいいわ。どうしたの?」
美希「ごめんね、ミキ、でこちゃんに胸が小っちゃいって、ひどいことばっかり言って。千早さんに怒られちゃうね」
伊織「そこじゃないでしょ……本当一回千早に怒られればいいのに」
美希「でもでも、ミキはでこちゃんのこと、大好きだから。でこちゃんにちょっと意地悪したくなるときとか、あるんだよ?」
伊織「その理屈はよくわからないけど、そうなのね?」
美希「うん、そうなの」
伊織「……反省した?」
美希「したの。もうサボるのはやめるね」
伊織「当たり前のことだからね。ごほっ、けふっ」
美希「えへへ」
伊織「……ねぇ」
美希「ん?」
伊織「何で私のベッドに入って来てるの?」
美希「ダメ?」
伊織「あと、そろそろ離しなさいよ……」
23: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:25:48.97 ID:GqU3iq/B0
美希「はい、離したよ」
伊織「ベッドから降りる」
美希「それはヤ」
伊織「このわがまま!」
美希「だって一人じゃこれ、おっきいでしょ? そんなことよりミキ、仲直りの印にでこちゃんとしたいことがあるの」
伊織「……まさか、アンタ、その手に持ってる赤い箱は……」
美希「ポッキー! 小鳥からの頂き物なのー!」
伊織「………………」
伊織「あぁ、具合悪くなってきたわ……ね、寝る、私もう寝る」
美希「え!? じゃあ、一緒に寝よ?」
伊織「そっちの方が嫌ね……わかった、わかったわよ」
美希「あはっ、一回やってみたかったんだよね」
24: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:27:32.47 ID:GqU3iq/B0
伊織「念のために聞いておくわね。ポッキーを?」
美希「? シェアだよ?」
伊織(シェア……そうやってごまかすのね……なるほど…………)
美希「ミキ、チョコいっぱい食べたいなぁ」
伊織「じゃあ、私先っぽチョコなしでいいわよ」
美希「そう? やったの!」
伊織(……まさかとは思うけど……)
25: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:33:19.11 ID:GqU3iq/B0
美希「はい、じゃあでこちゃん、そっち咥えて?」
伊織「……でちょ!?」
美希「はむっ。ほあ、はあくぅ」
伊織(………………準備速すぎよ。私は、まだ心の準備が……)
美希「? でこしゃん?」
伊織「……どうしてこれをやろうと思ったのよ……」
美希「小鳥言ってたの。なかなおいは、その人とのふえあいが大事だって」
伊織(ふれあいって……唇の?)
伊織「小鳥は死刑ね……」
美希「じゃあ、咥えて?」
伊織「……わかったよ。はむっ」
26: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:37:56.75 ID:GqU3iq/B0
美希「でこちゃん? どうしたの?」
伊織「ん? え、ああ、何でもないわよ?」
伊織(……なんて妄想してんのよバカ!! 私の脳みそバカ!!)
美希「でこちゃん、どうして自分の頭ポカポカ叩いてるの?」
伊織「はぇ!? な、なんでもにゃい!!」
美希「でこちゃんって、タマにすっごく変だよねぇ……ポキッと……はい」
伊織「あ、シェアって……半分こね?」
美希「? そうだよ? それ以外に何か……」
伊織「いや、ないわ。正解よ」
美希「えへへ、だよねー」
伊織「……ありがとね、美希」
美希「ううん、でこちゃんこそ、ミキを怒ってくれて、ありがとうなの」
伊織「……これで、仲直りね」
美希「……うん、そうだね」
伊織「……って、アンタ指チョコまみれじゃない!! やだ、ベッドに触んないで!!」
美希「でこちゃんうるさいの」
伊織「当然でしょうがぁ!!」
27: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:40:41.54 ID:GqU3iq/B0
―翌日、事務所―
伊織「おはようございマース」
小鳥「あら、伊織ちゃん、おはよう。もう大丈夫なのね」
伊織「ええ、元気モリモリ、スーパーアイドル伊織ちゃんの復活よ!」
美希「ミキも一緒だよ!」
小鳥「あら、二人とも、おとといと違っていい雰囲気ね。うふふ」
伊織「あれ? そういえばプロデューサーは?」
小鳥「……なんだか、風邪を引いちゃったらしくて……」
美希「……でこちゃん」
伊織「……アンタのおまじない……すごいわね……」
美希「…………ミキ、超能力者かもしれない」
小鳥「ん? 二人とも、どうしたの?」
―END―
28: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/27(月) 00:42:52.88 ID:GqU3iq/B0
終わりです。
風邪、ポッキー、ベタだったけど書いて満足。
みきいお流行れ。
皆みきいお書いてくれ。俺はもう書いたから。
いつでもみきいお募集中だから!!
おまけ
美希「でーこーちゃん♪」
伊織「でこちゃん言うな」
美希「凸ちゃん」
伊織「漢字にしてもダメ!!」
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。