1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 00:07:19.74 ID:5M6DxPFc0
ハム蔵「チュー?」

響「ハム蔵、ピーナナッツあげるね!」

ハム蔵「チュー♪」

響「あはは、嘘だよー」パク

ハム蔵「チュッ!?」

響「これがエイプリルフールなんだよ、ハム蔵」

ハム蔵「チュー?」

響「よーし、早速765プロのみんなに嘘をついてくぞー!」

引用元: 響「今日はエイプリルフールだぞ」 


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 00:12:23.76 ID:5M6DxPFc0
ガチャ

響「はいさーい!」

春香「おはよう響ちゃん」

響(一人目は春香かー、どんな嘘をつこうかな)

春香「あ、そうだ響ちゃん。私響ちゃんにサーターアンダーギ―を作ってみたの」

響「ほんとっ!?」

春香「うん、あまり自信ないけど食べてみて、はい」

響「春香ー!自分全然食べてなかったからすっごく嬉しいよ!」ガサゴソガサゴソ

パカッ

響「いただきまー…あれ?」ピラ



エイプリルフールですよエイプリルフール! ―春香

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 00:16:03.02 ID:5M6DxPFc0
響「うぎゃー!やられたぞ」

春香「ごめんね響ちゃん、私今回はこのネタで行こうと思ってたの」

響「まさか春香が騙してくると思わなかったよ」

春香「えへへー。響ちゃんも頑張って(?)嘘をついてねー」タッタッタ




響「サーターアンダーギ―…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 00:21:40.97 ID:5M6DxPFc0
響「うー、駄目駄目!自分が騙さないと」

響「なんくるないさー!」

?「響、ハブだッ!」

響「ええっ!?どこ、どこ!」

シーン

響「どこにもいないじゃないか」



真「へへっ、響!エイプリルフールだよ」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 00:27:00.46 ID:5M6DxPFc0
響「真ー、びっくりさせないでよね!」

真「ごめんごめん、でもシンプルな方が引っ掛かりやすいでしょ?」

響「そうなのかなぁ」

真「ま、なんにせよ響は騙されちゃったってことで」

響「うぅ…ホントは自分が騙すつもりだったんだぞ」

真「それを聞いたらボクはもう騙されないもんね」

響「うぎゃ!言うんじゃなかった」

真「さーて、次は雪歩あたりに…じゃあね響ー」



響「0勝2敗だぞ…」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 00:36:03.68 ID:5M6DxPFc0
あずさ「あら、響ちゃん。おはよう」

響「あずささん、はいさーい」

響(あずささんなら騙せるぞ!よーし)

響「あずささん、服が破けてるぞ」

あずさ「まぁ、ほんとね」

響(ふふふっ、引っ掛かったっ!)

響「残念、うs あずさ「響ちゃんの服、ちょっとほつれちゃってるわよ」

響「えぇ!?どうしよう…」

あずさ「私が直してあげる、上着脱いで」

響「う、うん」スルスル

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 00:41:59.14 ID:5M6DxPFc0
あずさ「ありがとう、すぐに直すわね」パカッ

響「なんでソーイングセットなんて持ってるの?」

あずさ「あらー?なんでかしら?」スッ スッ

響「でも、ありがとうあずさ!」

あずさ「どういたしまして…さ、できたわよ」

響「もう?早いんだね」

あずさ「はい、響ちゃん」

響「ありがっ…ん?」



エイプリルフール

響「」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 00:48:13.34 ID:5M6DxPFc0
響「あれ…これは、ハム蔵?」

あずさ「ふふふ、ごめんね響ちゃん」

響「え?」

あずさ「ちょっとからかってみたの。そのアップリケ可愛いでしょ」

響「じゃ、じゃあほつれてなかったの?」

あずさ「私が見たところ、ほつれてなかったわ~」

響「…うぎゃー!またやられたー!」

あずさ「すぐにとれるようになってるから、安心して」

響「そうなんだ、よかったぁ」

あずさ「そのアップリケ、響ちゃんにあげるわね」

響「うん!ありがとあずささん!」

あずさ「じゃあね~」



響「…ってよくないぞっ!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 00:56:31.87 ID:5M6DxPFc0
響「自分が先に言ったのに!」

響「なんでみんなそんなにうまくだますのさ!」

?「な、何一人で言ってるんでs…のよ響さ…響」

響「ん?やよい?」

やよい(?)「はい!…って何言ってるのよ響s…響」

響「ん?どうしたのやよい?」

やよい「私はやよいじゃないです…わよ、伊織ちゃん…よ!」

響「は、はぁ?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:03:38.54 ID:5M6DxPFc0
やよい「だから私は伊織ちゃん… じゃなくって 伊織よ!」

響「さ、流石に、だまされな ガチャ

伊織「うっうー!響さんおはようございますっ!」

響「おはようやよい、じゃなくて…伊織?」

伊織「え?響さん、何を言ってるんですか?伊織ちゃんならそこにいるじゃないですか」

響「え…でも、あれ?んん?」

やよい「そうでs…そうよ響さ、響!私…じゃなくて、やよいがそっちでs…だわ!」

響「ええ!?ど、どうなってるの!?」

伊織(やよい、もうちょっと私の真似をして)

やよい(ごめんなさい、伊織ちゃん)

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:10:01.58 ID:5M6DxPFc0
伊織「うぅ、今日の響さん、なんかおかしいです」

響「自分がおかしいのか?でも伊織はこっちでやよいは…」

やよい「そうよ響さn、響!伊織ちゃんの顔を忘れちゃったわけぇ…?」

伊織(その調子よ、やよい)

響「じゃ、じゃあホントにこっちが伊織で、こっちがやよいなのか?」

伊織「そうです、間違いありません!」

響「た、大変だぁ…二人が入れ替わっちゃった…」


伊織(…にひひっ)

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:14:51.51 ID:5M6DxPFc0
千早「~♪」

タッタッタ

響「大変だぞ千早ぁ!」

千早「キャッ」

響「伊織が!やよいが!」

千早「ちょっと…どうしたの我那覇さん?」

響「入れ替わっちゃった!」

千早「…え?」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:20:27.50 ID:5M6DxPFc0
響「だから、やよいが伊織になって伊織がやよいになってうっうーで…」

千早(あぁ…エイプリルフールだったわね)

千早「我那覇さん、とりあえずサンピン茶でも飲んで落ち着いて、はい」

響「さ、さんぴん茶!?ありがとう!」

響「コクコク…ブッ!千早、このさんぴん茶腐ってるぞぉ…」

千早「そんなはずないわ、今日買ったんだもの」

響「だってすっごく酸っぱいぞ…?」

千早「だって、レモンティーだから」


響「れ、れもんてぃー?」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:24:51.88 ID:5M6DxPFc0
千早「ふふふ、今日はエイプリルフールでしょ?」

響「うぎゃっ!酷いぞ千早ー」

千早「ごめんなさい、でも騙してきたのは我那覇さんが先よ?」

響「ち、違うよ!嘘じゃないんだよぉ」

千早(我那覇さんって、すごく純粋なのかしら…)

千早「それじゃあ、私も見に行くわ」

響「う、うん、こっちだぞ」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:30:54.99 ID:5M6DxPFc0
ガチャ

千早「おはよう伊織、高槻さん」

伊織「おはよう千早…それと響、にひっ」

やよい「千早さん、おはようございまーす!」

響「ね?入れ替わってるでしょ?」

千早「どこもおかしいところはないけど…?」

響「そ、そんなことないよ、ねぇやよい?」

伊織「響、どうしちゃったの?まさかこの伊織ちゃんの顔を忘れちゃったわけ?」

響「い、伊織?そんな…伊織はこっちに」

やよい「えへへ…響さん、ごめんなさいっ」


響「あれ、やよいだ…なんで?」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:33:30.95 ID:5M6DxPFc0
やよい「響さんっ」

伊織&やよい「エイプリルフール!」

千早「…そういうことらしいわ」

響「…ま、ま、ま」



響「また騙された―!うぎゃーーー!」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:39:41.48 ID:5M6DxPFc0
響「うぅ…これで春香と真とあずささんとやよいと伊織と千早に騙された」

伊織「あら、良いペースじゃない、にひっ」

やよい「すみません響さん…伊織ちゃんと一緒に練習してたんです」

響「いいんだやよい…騙された自分が悪いんだ」

響(こうなったら他のみんなは絶対に騙してやるぞっ!)

千早(我那覇さん、頑張って)

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:43:59.63 ID:5M6DxPFc0
雪歩「うぅ…騙されちゃった」

真「ごめんね雪歩」

雪歩「ううん、いいよ真ちゃん」

雪歩「わ、私だって騙せるんだから」

真「あははっ、その意気だよ雪歩」


響「あ、真と雪歩!雪歩になら自分だって!」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:53:18.65 ID:5M6DxPFc0
雪歩「響ちゃん、おはよう」

響「はいさい雪歩」

真(雪歩が騙すのか、響が騙すのか…どっちだろう?)

響「雪歩、事務所のお茶が切れちゃったんだ、飲みたくても飲めなくて」

雪歩「あ、ちょうど私新しいお茶持ってきたから」

響「そうなのか?事務所でみんなが待ってるよ」

雪歩「うん、すぐ行くね…キャッ」ステーン

真&響「ゆ、雪歩!?」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 01:59:34.16 ID:5M6DxPFc0
雪歩「うぅ…痛い…」

真「大丈夫!?雪歩…ん?」

雪歩(真ちゃん、見ててね)

真(なるほど…頑張れ雪歩)

響「ゆ、雪歩!大丈夫か?」

雪歩「うん、大丈…痛っ」

響「ど、どこか痛むの?」

雪歩「ちょっと足を、挫いちゃったみたい…」

響「ええ!ちっとも大丈夫じゃないよ」

雪歩「ご、ごめん響ちゃん…事務所までおぶってもらえないかな」

響「うん!わかったぞ」


雪歩(やった、私やったよ真ちゃん!)

真(おめでとう雪歩!)

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 02:05:46.39 ID:5M6DxPFc0
響(うー、自分が嘘をついたから雪歩が怪我をしちゃった…)

響(事務所まで運んで、嘘だよなんて…言えないぞ)

響(謝らなきゃ)

響「ゆ、雪歩?」

雪歩「どうしたの、響ちゃん」

響「自分のせいで雪歩に怪我させちゃって…ごめん」

雪歩「き、気にしないで!私が勝手に転んだだけだから」

響「でも、自分があんなこと言わなければ…」

雪歩「大丈夫だよ、だって嘘だもん」

響「そう?ならいいけど…」

響「………」

響「ん?」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 02:10:15.03 ID:5M6DxPFc0
響「どういうこと、雪歩?」

雪歩「ごめんね響ちゃん、エイプリルフールだよ」

響「え、え、どこが嘘なの?」

雪歩「本当はわざと転んだだけだったの」

響「でも、足痛いでしょ?」

雪歩「それも嘘だから…ごめんね?」

真「響、残念だけど…」


響「う、う、う、うぎゃーーー!!!」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 02:16:23.48 ID:5M6DxPFc0
小鳥「―なるほどねぇ…大変だったわね響ちゃん」

響「ぴよ子ぉ!自分は悔しいぞ!」

小鳥「じゃあ今日は、ずっと騙され続けてるわけね?」

響「うん、やよいや雪歩にも騙されたんだよ」

小鳥「そうなの…じゃあ、貴音ちゃんはどうかしら?」

響「え?貴音?」

小鳥「そう、貴音ちゃんが響ちゃんを騙すようには思えないから…どうかしら?」

響「貴音…貴音かー!」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 02:26:11.67 ID:5M6DxPFc0
響「おーい、貴音ー!」

貴音「おはよう、響。一体どうしたのですか」

響「貴音、実は自分、沖縄に帰るんだ!」

貴音「なんと!誠ですか響?」

響「う、うん。そうなんだ!」

貴音(………?)

貴音「響、もう一度伺います、今の話は誠ですか?」

響「うっ…」

貴音「響?」


響「ご、ごめん貴音…自分嘘ついたんだ」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 02:30:06.77 ID:5M6DxPFc0
貴音「やはりそうでしたか」

響「でも、なんで分かったの?」

貴音「響の心が透き通っているからです」

響「透き通ってる…?えっ!?」

ペタペタ

響「す、透けてないぞ…びっくりしたぁ」


貴音「…面妖な」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 02:39:48.01 ID:5M6DxPFc0
響「貴音まで自分を騙すなんて…」

貴音「そういう意味で申したのではありません、響」

響「じゃあ、どういうこと?」

貴音「貴女が素直な人間ということですよ」

響「そ、そう?」

貴音「えぇ、ですから今日がエイプリルフールという行事があったとしても、無理をする必要はないのですよ」

響「うん…って知ってたの!?」

貴音「何がです?」

響「エイプリルフールのこと!」

貴音「ええ、小鳥嬢からお伺いしました」



響「ぴ・よ・子ーーー!!!」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 02:49:57.07 ID:5M6DxPFc0
律子「うるさいわよ、響」

響「り、律子」

律子「騙されるのは、貴女の長所よ。気にすることないじゃない」

響「長所じゃなくて短所だよぉ!って、騙されやすいわけじゃないぞ!」

律子「はいはい。そんなことよりプロデューサー知らない?」

貴音「おはようございます、律子嬢。プロデューサーは社長室に行かれましたが」

律子「そうなの、ありがと」スタスタスタ



貴音「なるほど、これがエイプリルフールということですか」

響「ええっ!?」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 02:54:54.88 ID:5M6DxPFc0
貴音「?こういう催しではないのですか?」

響「いや、あってるけど…」

響(自分も騙されたぞ)

響「でもそういう嘘をつくのは駄目だぞ貴音!」

貴音「はて、何がいけなかったのでしょう」

響「律子は多分仕事のことでプロデューサーに会いに行ったのに…」

響「軽い気持ちで嘘をつくのはよくないよっ!」

貴音「…ふふ」

ナデナデ

響「な、なんで撫でるんだよ貴音~」

貴音「それが貴女の長所だと、律子嬢も言ったではありませんか」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 03:01:18.27 ID:5M6DxPFc0
響「だから、騙されるのは長所じゃないぞ」

貴音「騙されることではなく、そのまっすぐな気持ちが響の長所なのですよ」

響「んー、よくわからないけどそれって褒めてるの?」

貴音「もちろんですよ」

響「へ、へへ…ならよかった」

響「って、こんなことしてる場合じゃないぞ、律子が社長室に行っちゃった」

貴音「大丈夫ですよ、プロデューサーは社長室にいます」

響「え?だってさっきは」

ナデナデ

響「うぎゃ、だからなんで自分の頭をなでるんだよー」

貴音「エイプリルフールです、響」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 03:08:06.37 ID:5M6DxPFc0
響「結局自分、誰一人騙せてないぞ」

響「あと、騙してないのは…」

美希「響、おはよーなの」

響「美希?はいさい」

響「美希…」

美希「…?どうしたの響?」

響「……そうか!」ティン

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 03:12:41.17 ID:5M6DxPFc0
響(貴音のやり方をやってみればいいんだ!)

―――――
―――


響「そういえば美希、プロデューサーが呼んでたぞ?」

美希「え、ハニーが?どこにいるの?」

響「今は社長室にいるはずだぞ」

美希「ふっふっふ、甘いの響…イチゴババロアなの」

響「えっ?」

美希「今日がエイプリルフールだってことくらい、知ってるの」

響「し、しまったぁ!」

美希「つまりは社長室以外のところにいるんだね、行ってくるね」タッタッタ

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 03:21:11.83 ID:5M6DxPFc0

―――
―――――

響(プロデューサーが呼んでないのに呼んでいるって嘘)

響(社長室にいると思わせて居ない、と思わせて居るって嘘)

響「か、完璧だぁ…」

美希「んー?もしもーし、響ー?」

響「そういえば美希、プロデューサーが呼んでたぞ?」

美希「え、ハニーが?」

響「今は社長室にいるはずだぞ」

美希「何言ってるの響、ハニーならそこにいるの」

響「えっ!?ホント!?」クルッ

美希「な~んてね、美希は騙せないよ響」

響「うぎゃっ!またやられたぞ」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 03:31:20.10 ID:5M6DxPFc0
響「もう騙したくも、騙されたくない」

響「頼むからみんな、嘘をつかないでほしいぞ…」




亜美「んっふっふ~♪真美、どうやらいおりんや、やよいっちよりもおいしいカモが居ますぞ→?」

真美「亜美、ここはちょっとお手本を見せるしかありませんな→」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 03:46:45.44 ID:5M6DxPFc0
亜美「ひびき→ん!大変、大変だよ→!」

響「あ、亜美?どうしたの?」

亜美「真美が、真美が…うあうあ→」

響「ま、真美がどうしたんだ?」

真美「ぅ…ひび…きん…」

響「真美!?何があったんだ!」

真美「お、お腹が…腹痛で…い、痛い」

響「おなかが痛いのか!?」

真美「こ、このままだと真美…」

亜美「真美っ!真美っ!」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 03:49:41.50 ID:5M6DxPFc0
真美「あ、亜美駄目だ…本当に痛くなってきた…」

亜美「真美!真美→!」

響「く、薬買ってくるね!」

亜美「あと、消化の為にコーラもよろ→」

響「え?なんでコーラなんだ?」

亜美「あ、真美は薬が苦手だから、甘いものでごまかさないといけないんだよ」

響「そ、そうなの?わかった、行ってくるね!」タッタッタ

亜美(これで、お使いの薬も買えて一石二鳥だね)

真美「亜美…助けて…」

亜美「んっふっふ→♪真美、ひびきんは行ったから、作戦成功だよっ!」



真美「ちがぅ、本当に痛いの…亜美」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 03:53:28.85 ID:5M6DxPFc0
亜美「おっと、まさか私まで騙そうったってそうはいかないぜぇ」

真美「違うの亜美、本当に痛いんだって…」

亜美「え、そうなの?大丈夫なの真美?」

真美「なんでこんなに…痛い痛いっ!」



亜美「ど、どうしよう…ま、待っててね真美、応援を呼んでくるから!」タッタッタ

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 03:59:14.01 ID:5M6DxPFc0
亜美「み、みんな→!大変なんだよ→!」

伊織「どうしたの亜美、血相変えて」

亜美「ま、真美が!真美が!」

真「真美がどうかしたの?」

亜美「うずくまって、急にお腹が痛くなって動けないんだよ!」

全員「………」

やよい「えー!早くたすけないt 伊織「はいはい、やよい。エイプリルフールよ」

亜美「え…?」

春香「すごいね、本当に手が込んでるというか…」

千早「えぇ、迫力があって素晴らしいわ」


亜美「え?」

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 04:07:18.53 ID:5M6DxPFc0
雪歩「一番楽しみにしてたもんね」

真「一番最初にそれをやられてたら、騙されちゃったなー」

亜美「え、演技じゃないよ!ホントのことなんだよ!」

あずさ「すごいわねぇ亜美ちゃん。私は入れ替わりで来ると思ってたけど」

伊織「入れ替わりはこっちでやったから、来たところで2番煎じよ」

春香「あはは、でも絶対分からなくなっちゃうよ」

亜美「もういいよっ!」ガサゴソガサゴソ

小鳥「そういえば亜美ちゃん、鎮痛剤、買ってきてくれた?」

亜美「あ…無いんだ…」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 04:15:13.81 ID:5M6DxPFc0
小鳥「あ、まだ買いに行って無かったの?」

亜美「どうしよう…どうしよう…」

ガチャ

P「おはようございまーす」

亜美「あ、兄ちゃん」

P「ん?どうしたんだ亜美?」

亜美「真美が…真美が…っ!」

P「真美がどうかしたのか?」

亜美「お腹が痛くて…うずくまって…」

真(ここは黙っておくのが吉だね)

春香(プロデューサーさんは多分信じると思うけど)

P「本当か?今どこにいるんだ?」キョロキョロ

千早「やっぱり…」

伊織「にひひっ」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 04:22:37.97 ID:5M6DxPFc0
P「ん、どうしたんだ?」

春香「プロデューサーさん、今日は何月何日でしょうか?」

P「今日は、4月1日だろ?」

真「何の日か知ってますか?」

P「エイプリルフールだろ?」

真「正解です、って知ってるじゃないですか」

P「あぁ、さっき律子に騙されたからな。ところで亜美、真美はどこだ?」

亜美「こ、こっちだよ兄ちゃん」タッタッタ

春香「プロデューサーさんは、嘘って分かってて引っ掛かってるんですか?」

P「いや、嘘かどうかなんて、分からないだろ?」

P「それにアイドルの健康管理は、プロデューサーの務めだしな」


タッタッタ

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 04:28:49.18 ID:5M6DxPFc0
タッタッタ

亜美「真美!真美ー!」

真美「うぅ…亜美…」

亜美「大丈夫?真美、真美」

P「真美、大丈夫か?」

真美「兄、ちゃん」

P「すごい汗かいてるな…亜美、コップに水を持ってきてくれ」

亜美「う、うん!」タッタッタ

P「真美、大丈夫か?」ピト

真美「兄ちゃんの手…冷たい…うぅ」

P「お前が熱いんだ、しっかりしてくれ」


タッタッタ

響「亜美ー!真美ー!買ってきたぞー!」

P「響?」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 04:33:37.42 ID:5M6DxPFc0
響「あれ、プロデューサーどうしたの?」

P「どうしたのって、真美の看病だ…それより響は?」

響「あ、そうだ!真美、薬とコーラ!」サッ

P「お、おい。コーラってなんだよ」

響「亜美が言ったんだよ、真美は薬苦手だからコーラと一緒に飲むって」

P「ジュースと飲むのはあまり良くないから却下だ」

響「そ、そうなのか?」


亜美「兄ちゃん、お水持ってきたよ!」

P「ありがとう!真美、薬、飲めるか?」

真美「う、うん…」


ゴクゴク

152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 04:41:03.01 ID:5M6DxPFc0
真美「のんだ…よ」

P「よし、ひとまず、仮眠室で寝かせよう…よいしょっと!」

亜美「真美、大丈夫?」

真美「ごめんね、亜美…ひびきん…」

響「このくらいどうってことないよ」

亜美「ううん、違うよひびきん」

響「え?違うって?」

亜美「最初に言ってた時…あの時は嘘だったんだ」

響「うぎゃー!自分また騙されたの!?でも真美は?」

亜美「ひびきんが言った後、本当にお腹がいたくなっちゃったんだよ」

響「え、じゃあ…騙されてないのか?」

P「そういうことでいいんじゃないか?」

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 04:46:15.29 ID:5M6DxPFc0
仮眠室

真美「スー…スー…」

響「つ、つまり自分を騙そうとしたら本当になっちゃったってこと?」

亜美「ごめんねひびきん…でも信じてくれてありがとう!」

P「そうだな、響が信じていなかったら今頃は、もっとひどくなってたかもしれない」

響「だって、真美が倒れてて…苦しそうだったから」

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 04:51:51.84 ID:5M6DxPFc0
貴音「それが、あなたの長所ということですよ」

響「貴音?」

律子「こんなことになってたとはね…真美は大丈夫なの?」

亜美「うん、今は寝てるよ」

P「律子と貴音は、社長と何を話してたんだ?」

律子「あー、それはほら…気にしない気にしない」チラッ

貴音「そうですね、今となっては無用かもしれません」チラッ


響「ん?どうかしたの?」

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 04:57:09.71 ID:5M6DxPFc0
数時間後

律子「ただいま戻りましたー」

P「おかえり律子、真美は大丈夫だったか?」

律子「はい、親御さんに引き渡す時も事情は説明しましたので」

春香「まさか本当だったなんて…亜美、嘘って言ってごめんね?」

千早「本当にごめんなさい」

やよい「ごめんなさい」

伊織「悪かったわ…ごめん」

亜美「い、良いよ。元はと言えば嘘だったんだから」

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 05:06:03.88 ID:5M6DxPFc0
P「まぁ、でも大事に至らなくてよかったよ」

亜美「うん!それもこれも、ひびきんのおかげだよ!」

響「え、そう?」

貴音「えぇ、響の素直な心が、真美を救ったのですよ」

響「そ、そうかな」

P「響もっと誇ってもいいぞ」

美希「むー、ハニーが響にとられちゃうの」

響「み、美希ぃ!」




社長室

高木「さぁ、きたまえ我那覇くん…見事に騙されてみせるぞ」

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 05:13:50.75 ID:5M6DxPFc0
響「さて、今年は何人騙せたのかな…」

春香×
真×
あずさ×
やよい×
伊織×
千早×
雪歩×
小鳥×
貴音×
美希×
亜美×
真美×

響「って全部騙されてたじゃないかー!」



響「来年のエイプリルフールはなんくるないさー!」


171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/01(月) 05:24:56.59 ID:5M6DxPFc0
社長室

高木「むぅ…そうか、我那覇くんが」

貴音「はい、そこで高木殿に一役かっていただきたく…」

律子「あの子の良いところだと思うんだけどね」

高木「わかる、私も我那覇くんくらいの時には、よく騙されたなぁ」

―中略―

高木「よし、じゃあ我那覇くんに言ってくれたまえ。社長なら騙されると、ね」

律子「はい、よろしくお願いします」


>>155の貴音と律子の言動。