1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 20:42:43.74 ID:q/sUZJFe0
QB(僕がマミを魔法少女にしてから幾年も年がすぎた)

QB(その間に僕の中に芽生えた小さな物、それが)

マミ「QB、おりょうり出来たわよ!今日は特製のスープカレー!」

QB「ああ、ありがとうマミ、すぐ行くよ」

QB(この少女、巴マミを幸せに、大切にしたい、という気持ちだ)

マミ「はやくしないと冷めちゃうわよ~」

QB「ごめんごめん、考えごとをしていてね」

マミ「もうっ!いつもそればっかり!」

QB(僕の中にあるこの不可解かつイレギュラーなこの気持ち、でも、なぜか僕はこの気持ちを捨てたくはない)

マミ「どう?おいしい?」

QB「ああ、とても、とてもおいしいよ」

QB(でも僕は何をしたらいいかが分からない、この少女を幸せにしてあげたいけど、どうしたら幸せになってくれるか分からないんだ)

QB(……ああ、そうだ)

QB(人間のことは人間に聞いたらいい、>>5、ぼくはどうしたらいいんだい?)

引用元: QB「安価でマミを幸せにしてみせる」 



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5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 20:44:48.12 ID:MxprpY4m0
さやかちゃん

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 20:54:11.96 ID:q/sUZJFe0
QB(美樹さやか、確か彼女も他人を幸せにしたいから契約をしたんだっけ)

QB(うん、彼女ならいい情報を得ることができそうだ)

QB「マミ、ごちそうさま、申し訳ないけど少し出かけてくるよ」

マミ「そう、分かったわ、気をつけてね」

QB「うん、行ってくる、スープカレー、僕のために少し甘めにしてくれてありがとう」

マミ「ふふっ……ばれちゃった?」

QB「マミの料理を毎日食べてるんだから当然じゃないか、じゃあね」

マミ「いってらっしゃい」フリフリ

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 21:07:18.21 ID:q/sUZJFe0
さやほーむ

さやか「んーやっぱりこっちの方がいい感じ」

キュプッ

QB「やあさやか」

さやか「わっ!QB!いきなりでてこないでよ!」

QB「ごめんね、ところで何をしていたんだい?」

さやか「本当に反省しているのか、まあいいよ、音楽のききくらべをしていたんだ」

QB「ききくらべ?」

さやか「うん、こんど恭介に渡すCDはなにがいいか決めるためにね」

QB「どうしてそんなことをするんだい?」

さやか「そりゃあ少しでも恭介に楽しんでもらうためだよ」

QB(楽しませる、幸せにさせると近い言葉だ)

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 21:13:28.29 ID:q/sUZJFe0
QB「ねえさやか」

さやか「ん?なんだい?」

QB「どうすれば人は楽しんでくれるんだい?」

さやか「…………へ?」

QB「どうすれば人は楽しんでくれるんだい?」

さやか「…………なんでそんな事聞くのさ」

QB「それは…………」

さやか「それは?」

QB(……あれ?何でだろう?言いたくない)

QB「…………なんでもいいじゃないか」

さやか「…………ふーん」ニヤッ

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 21:16:07.99 ID:q/sUZJFe0
さやか「いいよ、教えてあげる、どうすれば人は楽しんでくれるのか」

QB「本当かい!?」

さやか「いい?それはね>>20よ!」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 21:17:58.59 ID:Q2+wpL0k0
QBを拳銃で撃つこと

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 21:27:00.05 ID:q/sUZJFe0
さやか「アンタを殺すことだよ!拳銃とかでべしゃっとね!」ブンッ!

QB「っ!」ヒョイッ!

さやか「なにさ!何一人でのこのこそんなこと聞きにきて!そんなイヤミ言っても私は魔女にはならないよ?」ブォン!

QB「っ!違う!そんなつもりはっ!」ヒョイ!

さやか「うるさい!でてけ!」ドガッ!

QB「キュプっ!……わかったよ」

さやか「二度と来るな!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 21:37:19.96 ID:q/sUZJFe0
街道

QB(……やれやれ、追い出されてしまったよ)

QB(さやか……言っていたな、僕を殺せば人はみんな楽しくなるって)

QB(人間はみんなそうなのかな?……マミですらも)

QB(……あれ?なにか、体じゃない、体のどこかが痛くなってきた……なんだろう、これ)

QB(……僕は何をしてるんだろう、止めてしまおうか、エネルギーも非行率的だ)

QB(……それはいやだな、それでも僕はマミを幸せにしてあげたい)

QB(……あれ?あそこにいるのは>>29じゃないか)

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 21:41:24.80 ID:wcjMCLJY0
あんこ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 21:50:13.60 ID:q/sUZJFe0
QB「やあ杏子」

杏子「おうQB、なんか疲れた顔してんな、……ははっ!んなわけねーか!」

QB「杏子は何をしているんだい?」

杏子「あん?見てわかるだろ!バイトだよバイト」

QB「どうしてそんなことするんだい?お金なら魔法でいくらでも手に入るじゃないか」

杏子「あー、アタシ一人ならそうしてたな、でも、今はゆまがいるから」

QB「どうしてゆまがいるとそんなことするんだい?」

杏子「おおう、今日はやけにつっかかってくるじゃねーか」

QB「興味があるからね」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 21:57:11.44 ID:q/sUZJFe0
杏子「あー、その、さ、なんか意味が通らないかもしれないけどさ」

QB「うん」

杏子「そりゃあたしはゆまを大切に思ってるからじゃねーか?」

QB「大切?」

杏子「ああ、大切にしたいから犯罪で手に入れた金でゆまを育てたくはねぇ」

QB(大切にする、幸せにすると似た言葉だ、これならきっと……)

QB「ねえ、杏子」

杏子「あん?」

QB「人を大切に出来る行動って、どんなのがあるんだい?」

杏子「……は?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:00:31.74 ID:q/sUZJFe0
QB「……?どうしたんだい?杏子」

杏子「いや、少したまげただけだ、いいぜ、答えてやるよ」

QB「本当かい!?」

杏子「いいか、その答えは、>>35することだ!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:01:46.36 ID:H9/OnMVT0
漫才

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:13:58.73 ID:q/sUZJFe0
杏子「そらゃ漫才だ漫才!漫才するのが一番だ!」

QB「漫才?コントをするのかい?」

杏子「ああ、それだ、しゃべって、しゃべって、わらいあう、それが大切にするってことじゃねぇのか?」

QB「しゃべって、わらいあう……」

杏子「ああ、そうすると、『もっとコイツと一緒にいたい』とか『コイツといて良かった』って思うんだ、あたしも、そして多分ゆまもな」

QB「いっしょにいたい……」

杏子「だからさ、相手のことを思って、冗談を話してやろうぜ、相手と、自分が笑いあう、それが『お互いを大切にしていること』じゃねえかと思うんだ」

QB「笑いあうこと……」

杏子「そうだよ、今だってそうだ」

QB「……?」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:22:29.19 ID:q/sUZJFe0
杏子「あたしがこうしてあんたを大切にして喋ってるのに、あんたは一つも笑いやしねぇ」

QB「……僕が大切?」

杏子「ああ、だからさ、さっきからしょぼくれた顔しないで笑えよ、あたし、おまえのあのきゅっぷいって顔、結構好きなんだぜ?」ニカッ!

QB「杏子……ありがとう!きゅっぷいっ!」きゅぷっ

杏子「おやくにたてたならよかった……ところでさ」

QB「なんだい?」

杏子「どうしてマミを大切にする方法とか聞きだしたんだよ」

QB「…………キュプッ?」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:27:52.92 ID:q/sUZJFe0
QB「き、杏子はどうしたんだい?僕はマミの事なんて一言も……」

杏子「いや、まるわかりだから、さっさと言えよ」

QB「ち、ちょっと用事を思い出したから僕はいくよ」

杏子「ちょっ!まてっ!」

QB「キュプッ!」

キュププププププッ!

杏子「ったく、いっちまいやがった」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:46:39.33 ID:q/sUZJFe0
街道

QB(……そうか、話をすること、そんなことが大切にすることだったのか)

QB(……あれ?ということは)

マミ「QB、おりょうり出来たわよ!今日は特製のスープカレー!」

マミ「どう?おいしい?」

マミ「いってらっしゃい」フリフリ

QB(ああ、僕は)

QB(マミにずっと大切にされてきたんだ)

QB(……あれ?)ポロッ

QB(これは……えっと、涙?)ポロポロ

QB(おかしいなあ、僕は別に目にうるおいを保つ必要なんてないのに)ポロポロ

QB(じゃあなんで、泣いているんだろう)ポロポロ

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:53:02.65 ID:q/sUZJFe0
QB(……分かれ道、か)

QB(右に行けばまどかの家、左にいけばほむらの家)

QB(……どちらに行こうか)

1、右(まどか)
2、左(ほむら)

>>57

57: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(-1+0:15) 2013/06/04(火) 22:56:00.04 ID:2b7KSyIX0
1

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:03:46.36 ID:q/sUZJFe0
まどほーむ

まどか「んしょ、んしょ、出来た!」

QB「やあまどか」

まどか「ふぇ?QB?どうしたの?」

QB「ちょっとまどかとおしゃべりで漫才しに来たんだ」

まどか「お、おしゃべりで漫才?……なんでやねん」

QB「……」

まどか「……」

QB「……なんか、ごめん」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:14:08.38 ID:q/sUZJFe0
QB「で、まどかは何をしているのかい?」

まどか「あ、ほむらちゃんのお人形を作ってたんだ」

QB「ほむらの人形をかい?」

まどか「うん、私がほむらちゃんの人形を作って、ほむらちゃんが私の人形を作って、交換するんだ」

QB「交換?自分の物は自分で作ればいいじゃないか、なんで交換なんかするんだい?」

まどか「そ、それは、その、ね?」

QB「まどか?」

まどか「その、私の作ったぬいぐるみをほむらちゃんに渡せば、私がいない間も私がほむらちゃんのことが好きだってこと、伝えられるから」

QB「好きを、伝える?」

まどか「う、うん……恥ずかしいなあ」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:21:23.93 ID:q/sUZJFe0
QB「好きを伝える……なんで、好きを伝えるんだい?」

まどか「そ、それはね、好きって伝えると、二人ともとっても幸せな気持ちになるからかなって」

QB「好きを伝えると幸せになるのかい!?」

まどか「う、うん、私と、あとたぶんほむらちゃんは」

QB「まどか!」

まどか「どうしたの?QB?」

QB「相手に好きと伝えるにはどうしたらいいんだい!?」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:29:10.04 ID:q/sUZJFe0
まどか「ふぇ?いきなりどうして?」

QB「僕はある人を幸せにしたいんだ!おねがいだ!好きの伝え方をおしえてくれ!」

まどか「……ふふっ」

QB「笑うなんてひどいじゃないか!」

まどか「だってQBたら必死なんだもん、よっぽどマミさ……その人が大切なんだね」

QB「そうなんだ!僕の大切な人なんだ!」

まどか「ふふっ、その人はうらやましいなあ、いいよ、教えてあげる」

QB「本当かい!?」

まどか「相手に好きと伝えるには>>75したらいいんだよ」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:30:17.13 ID:ixlXJxSM0
素直に直球に告白のお手本をまどっちが見せる

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:38:53.29 ID:q/sUZJFe0
まどか「でもQB、QBが私が言ったことをしたとして、その中の意味を理解することは出来るの?」

QB「……きゅぷい」ショボン

まどか「だ、大丈夫!大丈夫だよ!ついてきて!」

QB「どこにだい?」

まどか「公園、今からほむらちゃんにお人形渡しにいくんだ」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:48:35.40 ID:q/sUZJFe0
公園

QB「ついたようだね」

まどか「うん、あっ!もうほむらちゃんがいる!ほむらちゃーん!」

ほむら「あっ、まどか!」

まどか「ほむらちゃん、おまたせ!」

ほむら「いいえ、私も今来た所よ」

まどか「ティヒヒっならよかったよ、ほら、ほむらちゃんのお人形」

ほむら「ふふっ、私も、まどかのお人形」

まどか「……ねえ、ほむらちゃん」

ほむら「なに?まどか」

まどか「いまここで、もう一度告白してもいいですか?」

ほむら「ええ、もちろん、まどかの告白ならいつでも受け付けるわ」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:59:03.21 ID:q/sUZJFe0
まどか「ずっと私と一緒にいてくれたほむらちゃん、これからも、一緒にいてほしいです」

ほむら「当然、あなたのそばが私の居場所よ」

まどか「ずっと私を守ってくれたほむらちゃん、これからも私を見守っててほしいです」

ほむら「あなたとずっと共にいるから、あなたをずっとみつづけるわ」

まどか「ずっと、私の隣にいてくれたほむらちゃん、これからもわたしの隣にいてくれますか?」

ほむら「あなたの隣は誰にも渡さないわ」

まどか「わたしは、ほむらちゃんのことが好きです」

ほむら「わたしも、まどかのことが好きよ」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「まどか……」

チュ

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:08:59.39 ID:tKif7tZc0
街道

QB「はあっ!はあっ!」

QB(なんだろう、二人がキスを始めた瞬間に、とっさに逃げちゃったよ)

QB(……あれ?なにか、体が跳ねるような感じがする)

QB(キューって締め付けられるような感じで、心臓がドクンドクン動いて、苦しいけど、悪くない)

QB(なんなんだろう、この気持ちは)

QB(でも、好き……か)

QB(マミに言ってみたいけど、言いたくない、変な言葉だな……)

QB(ってあれ?ここは)

QB「マミと、僕の家だ、いつの間にか、帰ってきてたんだ」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:17:43.06 ID:tKif7tZc0
まみほーむ

QB「ただいまー」

マミ「おかえりなさい、ご飯もQBのお風呂も準備出来てるわよ」

QB「うん、いつもありがとう」

マミ「ふぇ?ふふっ、変なQB」

QB「何かおかしいかい?」

マミ「普段のQBなら『いつもありがとう』なんて言わないわよ、あ、でも最近は優しくなったかな?」

QB「まあ、そんな時もあるのさ、マミに伝えたいこともちょうどあったしね」

マミ「私に伝えたいこと?」

QB「ああ、まあ、日常会話のつもりで聞いてほしい、僕は」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:18:46.12 ID:tKif7tZc0
2 君がなによりも大切だ

3 君が誰よりも好きだ

>>106

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:21:38.75 ID:hWMh94Vh0
4君が痩せた方が好きだ

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:32:25.98 ID:tKif7tZc0
QB「き、君はもう少し痩せた方が好みだな!」

マミ「……えっ!」

QB(ああ、ぼくは何を言ってるんだ、頭に思ったことと全然ちがうことを)

マミ「きゅ~~べぇ~~!!」

QB(あっヤバい)

QB「し、しーらないっ!とにかくもう少しダイエットしたほうがいいよ!!じゃあねっ!」キュップイダッシュ!

マミ「まちなさーい!」

QB「じゃあねーーー!」

ピューーン!

マミ「全く!QBったらっ!」

マミ「……本当に言おうとしてたこと、聞きそびれたじゃない」

END

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:53:21.97 ID:tKif7tZc0
QB「マミ、僕はきみが、なによりも大切だ」

マミ「……へ?」

QB「やっと、分かったんだ、僕が何で君を幸せにしてあげたかったか」

マミ「ちょ……なにを、」

QB「マミ、僕は」

QB「君の家族になりたい」

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 01:07:01.69 ID:tKif7tZc0
マミ「か……ぞく……?」

QB「そう、家族さ」

マミ「……どうして?」

QB「マミは、性格もいいし美人だから友達がたくさんいたよね、でも、魔法少女の仕事を抱えた君はずっとひとりぼっちだった」

QB「でも、まどかやほむらのおかげで、ようやく本当の友達というものができた、彼女たちには感謝してるよ」

マミ「……ええ」

QB「でも僕は知っているよ、本当の友達が出来たことで、逆に君は、ひとりぼっちの時間に寂しさを覚えることが増えてしまった」

マミ「……」

QB「それに半分気づいた僕は、マミが何を悩んでいるかを気づくことはなく、ただマミを幸せにしたいと思って、行動を始めた」

QB「よく考えたら、単純なことだったんだ」

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 01:24:13.30 ID:tKif7tZc0
マミ「そうかもしれないわね、確かに私は、最近一人の時、あの日のドライブをよく思い出すわ」

QB「……」

マミ「確かに私は家族を欲しがっている、でも、QBを家族にするのは、いけないわ」

QB「……なぜだい?」

マミ「だって、私がQBを縛ってしまうもの」

QB「……縛る?」

マミ「だってQBは私の物じゃあない、魔法少女みんなのもの、それなのに私がQBをとってしまったら……」

QB「……マミ」

マミ「え?どうしたの?QB?」

QB「これが怒りという感情なんだね?」ゴゴゴゴゴ

マミ「……へ?」

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 01:34:45.22 ID:tKif7tZc0
QB「ねえマミ?」

マミ「は、はい」

QB「そこに正座しなさい!」

マミ「ヒッ!ハイっ!」

QB「ねえマミ?一つ大事なことを忘れてないかい?」

マミ「ごめんなさい!わかりません!なんでしょうか!」

QB「さっき縛るっていったよね?」

マミ「は、はい、言いました」

QB「それじゃあまるで、今まで僕がここにいたことさえも、マミが縛るからしょうがなくここにいたみたいじゃないか」

マミ「う……」

QB「僕はっ!自分から望んでっ!ここにいるんだっ!ほかの魔法少女なんか知るかっ!」

マミ「ひいいっ!」

138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 01:44:52.72 ID:tKif7tZc0
QB「今言うべきは、マミは僕と家族になりたいか!なりたくないか!それだけだよ!」

マミ「……りたい」

QB「もっと大きく!」

マミ「きゅうべえとかぞくになりたいっ!」

QB「君の願いは僕に届いたっ!今日から僕とマミは家族だ!」

マミ「……いいの?」

QB「どんとこいだよ!」

マミ「……グスッ、きゅうべえっ!ヒック!グスッ!きゅうべぇ!!ずっと!ずっと!寂しかったよぉ~~~~びぇ~~~ん!!!」ギュ!!!

QB「ちょっとマミ、抱くのはいいけど力強すぎ、きゅグハアッ!」

139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 01:54:54.19 ID:tKif7tZc0
それから

マミ「QB、お肉とお魚どっちがいい?」

QB「マミは煮魚が得意だからそれを食べたいなぁ」

マミ「それじゃあ今夜は煮魚にするわね!」

QB「そうだ、この前散歩してたらおっきい木イチゴの木を見つけたんだ、あとで一緒にサイクリングとかどうかな?風がきもちいいよ」

マミ「いいわね!じゃあ午後はサイクリングね!」

QB「じゃあ今のうちに用意をしておくよ」

マミ「……ねえQB」

QB「なんだい?」

マミ「私、幸せよ」

QB「僕もだよ」

マミ「ふふっ!私はQBが何よりも大切よ!」

家族END