静「一生のお願いだ・・・頼むもう一度だけ」

八幡「えーとじゃあ・・・け、結婚してください？」

静「違う！もっと心込めろ！」

八幡「えー・・・」

静「うっ・・・」

八幡(うあわ泣き出しちゃったよかわいい)

静「お願い｣ｳﾙｳﾙ

八幡「結婚してください！」

八幡(つい勢いでマジになってしまった)

静「挙式は早めに挙げたいだが構わないよな？」

八幡「え？」

静「新婚旅行は昔から南国がいいと決めていたんだ」

八幡「ははっ。早く相手見つかるといいですね」

静「何を言っているんだ？八幡が今求婚してきただろう？」

八幡(俺も一瞬マジになってしまったがこの人はいつまでマジになってるんだ)

八幡(しかも下で呼ばれてるし・・・)

静「まさか今のも冗談だというのか？」

八幡「えーと、はい冗談っす」

静「」

八幡「平塚先生・・？」

静「ラーメンでも食べに行かないか？」

八幡「あーこのあと部活あるんですよだか」

静「人で遊んでおいて逃げるのか？」

八幡「今日休部でした。はい喜んで行きますよ」

八幡(こえーよ)

静｢｣ﾄｺﾄｺ

八幡(無言でいるのが辛いなんて生まれて初めてだろ)

静「ここだ」

八幡「ここって明らかにラーメン屋じゃないっすよね」

静「ああ>>45だ」

八幡「なんでラブホなんかに来たんですか早くラーメン食べたいんですけど」

静「最近のラブホはルームサービスも豊富でな。ここのは美味いんだ」

八幡「なんでそんなこと知ってるんですか？まさか常連ってことは・・・」

静「ネットで見て以来一人でよく来ている」

八幡「それはそれで悲しいっすね」

静「さていつまでも突っ立ってないで入るぞ」

八幡「いやでも流石にまずいんじゃ」

静「いいから行くぞ」

八幡(ラブホなんて一生入らないだろうと思っていたのにこうも簡単に入るとは)

静「比企谷、205室だ」

八幡(うわなにこれ。すげぇ緊張する)



静「ふむこの部屋だな」

八幡「さっさと食べて帰りましょう。見たいアニメあるんで早く帰らないといけないんすよね俺」

静「そう・・なのか・・・」

八幡(なんでこの人悲しそうにしてんの)

静「さて、では頼むとするか」

八幡「俺は平塚先生のオススメでいいです」

静「・・・」

八幡「どうしたんすか？」

静「ここでは静と読んでくれないか？」

八幡「は？」

静「ここだけででもいいから夫婦というものを感じてみたいんだ・・・ダメか？」

八幡(うわぁもうだめだこの人)

静「お願い｣ｳﾙｳﾙ

八幡「で？静さんのオススメは？」

静「・・・！私のオススメは味噌だな！ここのは(ry」

八幡(かわいくてつい下で呼んでしまった・・・しかも説明長い)

静「・・・という訳だ」

八幡「じゃあそれでいいですよ」

静「あとここでは敬語もやめてもらえないか？」

八幡「え、えーとなんとなく分かってはいるんですけど何でですかね？」

静「分かっているのに聞くなんて酷いやつだな。もちろん夫婦を楽しむだけだ」

八幡「ですよね」

静「で、どうなんだ比企・・・八幡？」

八幡「ちょっと待ってくださいなんで苗字じゃないんですか」

静「お前が静と呼ぶんであれば当たり前だろう？それともあなたの方がいいか？」

八幡(もうやだ帰りたい)

八幡「・・・もう八幡でいいっすよ」

静「ではここでは八幡と呼ぶ。あと敬語も禁止だ」

八幡「分かりまし・・・分かったよ」

静「ふふっいい感じの夫婦だな」

八幡「そうっす・・・そうだね。いい感じの夫婦みたいだね｣ﾎﾞｿｯ

静「ではルームサービス呼ぶぞ。味噌でいいんだな？」

八幡「そ、そうだよ味噌だよ」

ﾋﾟﾛﾋﾟﾛ
静「味噌ラーメン二つお願いします。はい二つで」


八幡(本当だったら今頃奉仕部で本読んでいただろうがどうしてこうなってしまった・・・)

静「15分ほどで来るそうだ」

八幡「そ、そうかじゃあそれまで宿題やってるわ」

静「なっ！仕事は家庭に持ち込む夫は嫌いだ！」

八幡「えー」

八幡(この人もう末期だ)

静「せっかく二人なんだから普通二人でできることをするべきじゃないのか？」

八幡「た、例えばなに？」

静「そ・・・それは>>63とか」

八幡「ああ夫婦ごっこですからね15分あればすぐそこのおもちゃ屋で人形買って来れますね。俺行ってきますよ」

静「ああ頼んだぞ八幡」

八幡「もちろんお代は平塚先生持ちですよ」

静「ああもちろんだ」


10分後


八幡「買ってきましたよ」

静「おお早かったな。では今からまた夫婦開始だ」

八幡「ちょっと待ってください。この子名前どうするんすか」

静「そうだな・・・」

八幡「適当に決めちゃいましょう。もうラーメンきちゃいますよ」

静「じゃあ>>80に似ているから>>80で」

八幡「あー確かに似てますね」

静「じゃあこの子は雪乃と呼ぼう」

八幡「そ、そうっすね」

八幡(完全に病んでるようにしか見えん)


ﾄﾝﾄﾝ


静「ラーメンが来たみたいだな。今から夫婦再開だ」

八幡「分かり・・・分かったよ」

静「どうだ八幡？なかなかいけるだろう？」

八幡「うん以外と美味い」

静「ふふっ雪乃にはまだラーメンは早いな。後でママのおっぱい飲ませてあげるからねー」

八幡(怖いからマジで)

静「雪乃は可愛いなぁ。でもそろそろ二人目も欲しいかな・・・」

八幡「ははは」

八幡(生徒の前で何を言っているんだ)



静「ふう。ご馳走様」

八幡「ご馳走様」

八幡「じゃあそろそろ俺は帰りますんで。小町も待ってるだろうし」

静「八幡・・・もう帰るのか？」

八幡「えっ？ラーメン食べるだけって最初に」

静「人形まで買ってきたんだもう少しくらい夫婦ごっこに付き合ってくれてもいいんじゃないか？」

八幡「でももうこんな時間ですし・・・」

静「お願いだ･･･｣ｳﾙｳﾙ

八幡「三人で遊ぶか！パパ頑張っちゃうぞー」

静「八幡！」

八幡(だめだこの人可愛いすぎる)

静「3人でなにをする？」

八幡「そうだな。雪乃の立つ練習でもするか」

静「そうだな。雪乃のためにもなるな」

八幡(なんかすまんな雪ノ下)

静「よーし、雪乃、パパとママがいるここまで立ってくるんだぞ」

八幡「が、頑張れー雪乃ー」

八幡(なんで俺人形に応援してるんだろう)

静「頑張れ！雪乃！」

八幡(なんでこの人恥も躊躇いもないんだ)

静「よくできたなー！雪乃！」

八幡(え？人形まだあっちじゃん怖いこの人)

八幡「よ、よくやったな雪乃」

八幡(なんか疲れたな)

八幡「ちょっと俺横になってるわ。雪乃と遊び終わったら呼んでくれ」

静「じゃあママたちももう寝ようか」

八幡「ちょ！なに入ってきてるんすか先生！」

静「ん？夫婦なんだから当たり前だろう？あとなんだ？先生って？」

八幡(だめだ・・・完全に自分の妄想の世界に入ってる)

八幡(どうするかなんか怠くて帰る気力もない・・・)

静「じゃあ電気けすぞ」

八幡(もういい寝よう。寝て忘れようこんなこと)

八幡(・・・？)

八幡(どこだここ？)

八幡(ああ・・・思い出してしまった)

八幡(平塚先生寝てるみたいだし今のうちに逃げるか)

ｻﾞｰｻﾞｰ

八幡(なんだこの音は？)

ｶﾞﾁｬ

八幡(誰かくる？)

静「ん？起きたか八幡？」

八幡「ちょっと平塚先生なんでバスタオル一枚なんですか着てくださいよアホなんすか」

静「夫婦なんだから寝るときは裸派なのは知っているだろう？それに先生ってなんだ？」

八幡(まだ続いてるのかよ帰りたい)

静「八幡もシャワー浴びたらどうだ？」

八幡「そうっすね浴びたら帰ります」

静「帰るってどこにだ？ここが八幡と雪乃と私の家だろう？」

八幡「いや設定とかじゃなくてそろそろ小町も心配するだろうし」

静「家には連絡しておいたから大丈夫だ。だから設定とか言うな」ボソっ

八幡「は、はい」

八幡(アカン)

ｻﾞｰｻﾞｰ

八幡「そういうえばここラブホだったな・・・「ｺﾞｼｺﾞｼ

八幡「出たら即刻寝よう。平塚先生怖すぎる・・・」

静「お。浴び終わったか八幡」

八幡「う、うんいい湯だったよ」

八幡「もう疲れたから寝るわ」

静「え？>>110は？」

八幡「いやでも俺すごい眠いし」

静「ラーメンに入れた睡眠薬だな」

八幡「は？」

静「さっきのラーメンに睡眠薬を少し入れておいた。設定から逃がさないようにな｣ﾎﾞｿｯ

八幡(流石に犯罪だろ)

静「じゃあそろそろ始めるとするか」

八幡「ちょっと平塚先生流石にダメですって！」

静「うるさい！」

八幡「ちょ・・・」









八幡「はっ！」

小町「お兄ちゃん！遅刻するよ！」

八幡「なんだ夢オチか・・・くぅ～w」


終わり