1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 15:53:15.82 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「は?ギャルゲーになる?」

博士「元々周りに女の子はたくさんおるんじゃ、攻略してみるといい」

コナン「よくわかんねーけど…」

博士「攻略するにはきちんとステータスを上げないとダメじゃぞ」

コナン「とき○モ的なシステムなんだな」

博士「頑張ってシナリオコンプするんじゃぞ~」

引用元: 博士「出来たぞ新一、世界がギャルゲーになる装置じゃ」 



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6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 15:56:13.58 ID:gUfIFX4H0.net
翌朝

コナン「あーねみぃ…」

蘭「こーら!コナン君、もう朝だぞっ!」ドスン!

コナン「わっ!蘭ねーちゃん僕の上に乗らないでよ!パンツ見えてるよ!」

蘭「朝食の支度してあるから、早く着替えておいで!」ほっぺツンツン

コナン(蘭はこんな事しない!ギャルゲー装置の力か!)

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 15:58:29.46 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「あっ今日トーストなんだ。シリアルが良かったなあ」

蘭「そ…そう。ごめんねコナン君」

コナン(しまった!選択肢を間違えた!)

蘭「早く学校行きなよ。食器片付けたいから」

コナン「明らかに好感度が下がってる…」

コナン「い、いってきまーす!」

ガチャバタン

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:00:31.75 ID:gUfIFX4H0.net
歩美「おっはよーコナン君!一緒に学校行こう!」

コナン「なんで俺ん家の前にいるんだ?いつもは途中で合流するのに…」

歩美「だってちょっとでも早く会いたかったんだもん!」

コナン(い、いいなあコレ…ベタだけど///)

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:02:45.13 ID:gUfIFX4H0.net
学校

コナン「おっす!灰原」

灰原「朝からうるさいわね…」

コナン「えっ?なんだよ、機嫌悪いのか?」

灰原「馴れ馴れしくしないでよ、誤解されちゃうじゃない」

コナン(灰原の攻略難易度高過ぎだろ!)

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:05:07.68 ID:gUfIFX4H0.net
放課後

和葉「あ、コナン君やん!久しぶり!」

コナン「和葉お姉ちゃん!どうして東京に?」

和葉「こっちの親戚の家に泊まりに来たんやけど、道に迷ってしもて…」

コナン「僕が案内してあげるよ!」

コナン(和葉ルートは服部とモメそうだなあ…)

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:08:50.14 ID:gUfIFX4H0.net
博士の家

博士「新一、一通りの女の子達とは会えたかの?」

コナン「まあな。しかし初日だから灰原なんて酷かったぜ」

博士「哀くんはクールキャラの位置づけじゃからの、最初は手堅く歩美くんあたりを攻略したらどうじゃ」

コナン「手堅いのは蘭じゃねーのか?ヒロインだぞ?」

博士「メインヒロインは攻略が難しいものなんじゃよ、ステータスも高いものが要求されるぞい」

コナン「そういうものなのか…」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:14:01.24 ID:gUfIFX4H0.net
翌日

コナン「歩美攻略に必要なステータスは「運動」と「気配り」か」

コナン「小学校のサッカークラブの練習に混じってりゃなんとかなりそうだな」

コナン「あとは…デートか…」

コナン「小学生の女の子はどこに連れて行けば喜ぶんだろうか」


歩美「コナン君おっはよー!」

コナン「おはよう歩美、日曜日って空いてるか?」

歩美「日曜日?どうして?」

コナン「ジャスコにでもいかないか?」

歩美「わーい!楽しみにしてるね!」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:18:20.37 ID:gUfIFX4H0.net
日曜日

歩美「コナン君!今日はよろしくね!」

コナン(小学生だけで行けるとこなんて公園かスーパーしかねーからな、なんとか中で遊べるといいけど)

歩美「歩美、ゲームセンター行きたぁい!」

コナン「よし、行くか。新しいシューティングゲームが入ってたはずだ!」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:21:14.09 ID:gUfIFX4H0.net
歩美「わあ、コナン君シューティング上手!」

コナン「ハワイで親父に習ったからな!」パンパン

歩美「歩美上手くできないや…」ショボン

コナン(はっ!選択肢ミスだ!女の子はシューティングじゃ喜ばないのか!)

コナン「プ…プリクラでも撮るか?」

歩美「え?いいの?」キラキラ

コナン(恥ずかしいけど、好感度を巻き返すには仕方ねえ…)

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:23:58.82 ID:gUfIFX4H0.net
歩美「コナン君、さっきのプリクラ、大切にするね///」

コナン(おお…なんかいい感じじゃね?!)

歩美「今日は楽しかったよ、ありがとう!」

歩美「また学校でね!」

コナン「えっ、もう帰るのか?」

歩美「ばいばーい」

コナン(そうか…親密度が低いから、まだ家まで送ったりできないのか…)

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:27:00.82 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「しかし、歩美一人を攻略してたんじゃつまんねーなあ」

コナン「あと一人くらい同時攻略したいけど…」

コナン「和葉あたりが無難かな…よし!」

プルルルル…

コナン「もしもし和葉ねぇちゃん?来週の日曜日ってヒマかな?」

コナン「よかったらショッピングに行かない?」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:33:32.93 ID:gUfIFX4H0.net
月曜日、学校

歩美「コナン君、おはよー!昨日はありがとう!」

コナン「おはよう歩美。おっ、ペンケースにプリクラ貼ったんだな」

歩美「二人の思い出だから…えへへ」

コナン(元々俺に好意あるキャラだからかな?すぐ親密度が高くなるのも楽しいな)

歩美「あのねコナン君、今週の日曜日、良かったらわたしの部屋にこない?」

コナン「えっ?!」

コナン(しまった…今週の日曜日はもう和葉との約束が…)

コナン「え、えっと…」

コナン(家!家デートだぞ!しかし…)

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:39:25.36 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「来週じゃダメか?」

歩美「えっ…うーん。ダメなの。ゴメンね、また今度誘うね」

コナン(しまったーーー!!!フラグ折れたーーー!!!)

コナン(ま、まあ歩美の好感度ならまたチャンスは来るだろう)

コナン(それより和葉の攻略法は…「運動」と「流行」のパラメータが必要なのか)

コナン(「運動」は歩美と被ってるからいいとして…「流行」はどうすればいいんだ…?)

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:43:22.94 ID:gUfIFX4H0.net
日曜日

コナン「おはよう和葉ねえちゃん!」

和葉「おはようコナン君。な、なんか個性的な服やなあ…」

コナン「えっ!?僕いつもの服だよ?」

和葉「せやかて、せっかくのお出かけやのに…」

コナン(…そ、そうか!和葉は「流行」パラが必要なオシャレキャラだぞ!普段の服でデートに来たから幻滅されたんだ!)

コナン(「流行」ってそういうことかよ…くっそ~スタートからつまずいちまった!)

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:50:02.73 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「あはは…えっと、そう!今日はオシャレな和葉ねえちゃんに、お洋服買うのアドバイスしてほしいんだ!」

和葉「そういうことやったら任せとき!お姉ちゃんがバッチリモテモテな服選んだるで!」

コナン(なんとかこの場はしのいだけど…)

コナン「和葉ねえちゃん、今日のスカートかわいいね!」

和葉「ホンマ?えへへ、嬉しいわあ。買ったばっかりやねんこれ」

コナン(よし!これは好感度上がった!)

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:53:30.72 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「ねえねえ、このジャケットどう思う?」

和葉「可愛いやん!試着してみたら?」

コナン「うん!」

和葉「このジャケットに大人用のサイズあったら、平次に買って行くんになぁ…」

コナン(うわっ!急に服部の話出た!やっぱりそのうちシナリオに出てきそうだな…)

42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 16:58:13.23 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「平次にいちゃんって、和葉ねえちゃんとどういう関係なの?」

和葉「へ、平次なんか…ただの幼馴染や…」

コナン(意味ありげなセリフだな~…ここでアタックしとくか!)

コナン「なんだ、幼馴染なんだ。僕安心しちゃった!」

和葉「えっ?」

コナン「あ、ううん…なんでもないよ!レジ行って来るね!」

和葉「コナン君…?///」

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 17:04:42.08 ID:gUfIFX4H0.net
和葉「今日はありがとう、コナン君」

コナン「ううん!僕の方こそありがとう!和葉ねえちゃんとデートできて嬉しかったよ」

和葉「な、なに言うてんの…おませさんやな!///」

コナン(あれ?なんか和葉チョロくね?)

和葉「また誘ってな。しばらく東京におるから」ナデナデ

コナン「うん!またね!」

コナン(普段は勝気なのに実はウブなお姉ちゃんキャラ…いいなあ~)

45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 17:09:09.95 ID:gUfIFX4H0.net
月曜日

コナン(早速、和葉に選んでもらった服で学校行くかな)

歩美「コナン君!急はなんかオシャレだね!」

コナン(へぇ、やっぱりパラメータ上がってるんだな。他のキャラにもコメントもらえるのか)

灰原「ふーん…馬子にも衣装ね」

コナン(は…灰原から話しかけられた!!待ってろよ~絶対攻略してやるからな!!)

49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 17:18:22.40 ID:gUfIFX4H0.net
火曜日 駅前

コナン「あっ、和葉ねえちゃんだ!」

コナン(その隣にいるのは…服部?!)

和葉「コナン君、日曜日ぶりやなあ」

平次「よぉクド……じゃなくてコナン、久々やなあ」

コナン「う、うん!あの…どうして平次にいちゃんがここに?」

平次「和葉のこと迎えに来たんや。なんやかんや心配やしな」

和葉「コナン君に余計なこと言わんで!」

平次「はあ?」

コナン(うーん…微妙な三角関係になってるような…なってないような…)

51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 17:21:30.29 ID:gUfIFX4H0.net
平次「余計なことってなんやねん、オレはお前のこと思って…」

和葉「そんな事コナン君に言わんでいいやん!誤解されたらどうすんの!」

平次「はあ~????」

コナン(あ…ちょっと優越感…ここで畳み掛けるぜ!)

コナン「和葉ねえちゃん、大阪に帰っちゃうの…?」ウルウル

和葉「コナン君…///」キュン

平次「…」

57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 17:31:07.20 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「せっかく仲良くなれたと思ったのに…」ウルウル

平次「どういうこっちゃ、和葉」

和葉「平次には関係あらへんよ、うちとコナン君の事やから」ツーン

平次「オラァ工藤!!お前和葉に手ぇ出しよったんか!!」ガシッ

コナン「うわわ、痛いよ!やめてよ平次にいちゃん!」ジタバタ

平次「なんとか言うてみい!!メガネねじり潰すぞ!!!」ガクガク

コナン「た、助けて和葉ねえちゃん!」

和葉「平次!いい加減にしいや!!」バキッ

平次「グエッ!!」

61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 17:36:54.70 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「うぇ~ん!怖かったよ~!えぐえぐ」

和葉「コナン君…ごめんなあ、うちのせいで…」ギュッ

コナン「わっ…///か、和葉ねえちゃんは悪くないよ!悪いのはそこの黒い人だよ!」

平次「く、黒い人って…オレか…」ゲホゲホ

和葉「コナン君、歩ける?ごめんな、家まで送るわ」

コナン君「和葉ねえちゃん…ありがとう」


コナン(すげー!マジで○○○シナリオだったのかよ!やべー楽しいわーこれ和葉ルートで確定かな…)

63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 17:40:10.78 ID:gUfIFX4H0.net
水曜日

歩美「コナン君!今週の日曜日は空いてる?歩美とまたゲームセンター行こうよ!」

コナン「え?うーん…」

コナン(もう頭の中和葉ルートだったしなあ…日曜日は和葉誘いたいなあ…)

コナン「ごめんな、日曜日は忙しいんだ」

歩美「え、また?…わかった。じゃあね…」

コナン(夜にでも和葉に電話すっかなー!ルンルン)

光彦「…」

69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 17:44:37.58 ID:gUfIFX4H0.net
光彦「コナン君!友人として君に一言言わせてください!」

コナン「あ?なんだよ光彦」

光彦「女性のお誘いをないがしろにしてはいけません!罰が当たりますよ!」

コナン「何言ってんだお前?光彦SSじゃねーからって調子のんなよ」

光彦「ボクは忠告しましたからね…もう知りませんよ」

コナン「あはは何言ってんだコイツ?」

72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 17:50:09.64 ID:gUfIFX4H0.net
放課後

歩美「コナン君、一緒に帰らない?」

コナン「わりーな、今日はサッカークラブの練習があるんだ」

歩美「そう…わかった。バイバイ」

コナン「さーて、パラメータあげるぞー!」

77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 17:54:29.65 ID:gUfIFX4H0.net
ドッカァァァン……

コナン「ん?なんだ今の音?」

コイツ「事件…じゃないな。ギャルゲのシステム音っぽかったぞ。明日博士に聞いてみるか…」

コナン「それより和葉に電話だぜ!」

プルルルル

コナン「もしもし?和葉ねえちゃん!」

和葉「もしもしコナン君?なんやコナン君の悪い噂が流れてるで」


コナン「えっ?」

和葉「コナン君が同級生の女の子傷付けたとか…ホンマやったら幻滅やわ…ちゃんと仲直りした方がええで。ほなな」

コナン「えええええ?!」

82: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 18:00:49.65 ID:gUfIFX4H0.net
博士の家

コナン「おい博士!どういうことだよ!!」

博士「おお新一、やってしまったようじゃな」

コナン「歩美の誘いを断ったせいか?!和葉どころか蘭まで冷たかったぞ!」

博士「ふむ。説明が遅くなってすまんの。ギャルゲーには女の子の「不満度」というシステムもあるんじゃよ」

博士「仲良くなった女の子に冷たくしていると、女の子の不満が爆発して、ゲームに悪い影響が出てしまうんじゃ」

コナン「さっきのドッカーンって音は、歩美の不満が爆発した音だったのか…」

博士「しかし、そうなる前にアドバイスがあった筈じゃぞ」

コナン「光彦じゃ説得力ねーんだよ…」

86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 18:11:26.03 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「げっ、女の子全員の好感度が下がってるじゃねーか」

博士「まだまだ巻き返せるぞい、とりあえず歩美ちゃんと仲直りすることじゃな」

コナン「めんどくせーなあ…」

コナン「ふーん、やっぱ今好感度が一番高いのは和葉なんだな。…ん?博士、プロフィール画面に空欄があるぜ!」

博士「まだ出会っていないキャラじゃ、ギャルゲーじゃから隠しキャラだっておるわい」

コナン「へぇー!楽しみだな!園子っていうオチな気もするけど…」

91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 18:17:12.09 ID:gUfIFX4H0.net
翌日

コナン「歩美!おはよう」

歩美「…おはよ」

コナン「ごめんな、最近歩美のことほったらかして」

歩美「いいよ、別に…」

コナン「お詫びに来週の日曜日、動物園にいかねーか?博士にチケットもらったんだ」

歩美「え、ホント?!嬉しいな!」

コナン「ふぅ…ひとまずなんとかなりそうだぜ」

95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 18:24:32.48 ID:gUfIFX4H0.net
日曜日

歩美「わあ~!動物さんがいっぱいだ!」

コナン「ふれあいコーナーがあるぜ、行ってみよう」

歩美「ウサギさんに触れるんだね!かわいいなあ~」

コナン「歩美の方が可愛いけどな」

歩美「えっ?///」

コナン「何赤くなってんだよ、早く行こうぜ!」

歩美「う、うん…///」

100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 18:27:56.36 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「今日は楽しかったな」

歩美「コナン君、誘ってくれてありがとう。あ、あのね…」

コナン「ん?」

歩美「帰り道…手を繋いでも、いい?」

コナン(キタ!!!ついに!!!)

コナン「あ、ああ…///」キュッ

歩美「///」


和葉「あれ?あそこにいるの、コナン君…?」

103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 18:32:31.28 ID:gUfIFX4H0.net
和葉「コナン君…どういうこと?」

コナン「へ?か、和葉ねえちゃん、どうしてここに!?」

歩美「あ、和葉お姉さん!こんにちは!今ね、コナン君と動物園に行ってきたの///」

和葉「…ふーん…そう…」

コナン「ああああの、ここここれはその…クラスメイトとケンカした仲直りっていうか…あの…」

歩美「コナン君、どうしてうろたえてるの?」ギュッ

コナン「歩美、手ェ離せよ!誤解されるだろ!」バッ

歩美「えっ…」

和葉「…」

106: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 18:38:16.28 ID:gUfIFX4H0.net
自宅

コナン「やっべえ~…なんで次から次にへとトラブルが起きるシステムなんだ…」

コナン「あの後2人とも無言で帰っちゃったし…」

コナン「フォローの電話かけたいけど、どちらか一人に絞らないとマズそうだなあ…」

コナン「ぶっちゃけ歩美はかなり攻略しやすいキャラだから、今回は和葉にしておくかな。歩美はもう2周目以降で攻略すればいいや」

プルルルル

108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 18:47:53.64 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「もしもし、和葉ねえちゃん?」

平次「よお、クソメガネ」

コナン「は、服部?なんで和葉の携帯に…」

平次「お前和葉のこと泣かしよったな?もう我慢ならん、お前に和葉は渡せへんわ」

コナン(あのアマ~服部に泣きつきやがったのかよ!)

116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 19:06:00.06 ID:gUfIFX4H0.net
服部「とにかく、もう和葉に近付かんといてくれ。ええな」

ガチャ、ツーツーツー

コナン「…はあ。明日歩美にフォロー入れておくかな…」

コンコン

コナン「はーい?蘭ねえちゃん?」

蘭「コナン君、和葉ちゃんとケンカしたって本当…?」

コナン「うっ…知ってるの?」

117: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 19:11:41.67 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「いや、ちょっと誤解されたっていうか…すれ違いっていうか…」

蘭「そう…。なんだかコナン君、最近雰囲気変わったね」

コナン「えっ、そうかな?どう変わったかな?」

蘭「ちょっと男らしくなったっていうか…んー、うまく言えないけど。あはは」

コナン「えへへ、照れるなー」

蘭「和葉ちゃんがコナン君の事褒めてたよ、こんど私ともデートしようよ」

コナン(お、おお…?フラグきたか…?)

123: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 19:21:14.95 ID:gUfIFX4H0.net
学校

コナン「おはよー」ガラガラ

光彦「見損ないましたよ、コナン君!」

ゲン太「歩美から聞いたぞ!ひどいぜコナン!」

コナン(あ…あのアマ~!!)

女子達(ヒドーイ…ヒソヒソ…歩美カワイソー…)

コナン「ちっ…」ガラガラピシャン!

灰原「…」

124: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 19:27:23.01 ID:gUfIFX4H0.net
屋上

コナン「ちぇっ、なんだよ。そういうゲームなんだからしゃーねーだろ…」

灰原「ふーん、そういう事だったのね…」

コナン「は、灰原?!」ビクッ

灰原「最近あなたの様子が変だと思ってたのよ、私自身もなんかあなたにイライラするし」

灰原「どうせ博士のくだらない発明でしょ」

コナン「お前、わかってるなら攻略難易度下げてくれよ」

灰原「無理よ、私の元々こういう性格だもの」

129: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 19:34:12.69 ID:gUfIFX4H0.net
灰原「それで?あなたはこれからどうプレイする気?」

コナン「どうもこうも、もうお前か蘭しかいねーよ。隠しキャラはまだ見つけられて無いしな」

灰原「隠しキャラね…街でも歩き回ってみればいいんじゃ無いの?ゲームなんだし」

コナン「それも面倒だなあ。今蘭がフラグ立ててるし」

コナン「あ、いや、だからといって蘭ルートに決めたわけではないんだけどさ」アセアセ

灰原「ふーん…、じゃあ楽しみにしているわ。探偵さん」クスッ


コナン「はあ…どうすっかなあ…」

134: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 19:41:22.20 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「しかし、蘭だと今からパラメータ上げるの相当キツイな。蘭は全てのパラメータが高くないと攻略できないのに、俺「運動」くらいしか高くないし」

コナン君「かといって灰原を攻略するにしても、「学力」が圧倒的に足りねえ…」

コナン「隠しキャラだとパラメータ不要…か…うーん…」

コナン「探しに行くか、隠しキャラ!」

137: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 19:49:12.22 ID:gUfIFX4H0.net
米花駅前

コナン「ゲームだからな、ブラブラしてりゃイベント起きるだろ」

コナン「わっ!」ドンッ

?「キャッ!」

コナン「ごめんなさい!僕ちゃんと前見てなくて…え?」

138: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 19:51:22.01 ID:gUfIFX4H0.net
妃絵里「あら、コナン君じゃない」

コナン(……え、ええ……まさか……)

妃「大丈夫?派手に転んじゃったわね」ナデナデ

コナン「あ、あの…僕…」

妃「あら、膝から血が出てるわ!事務所にいらっしゃい、手当てしてげる」

コナン(ふ、複雑ーーーー!!!)

141: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 19:56:28.83 ID:gUfIFX4H0.net
妃弁護士事務所

妃「はい。これでおしまい」

コナン「あ、ありがとう!えっと…」

コナン(やべー、何話していいかわかんねぇ!ガキの頃から知ってる人だから…)

妃「あら、緊張してるの?おばさん、前々からコナン君にはあんまり好かれてないわね」クス

コナン「そんなこと無いよ!おばさ…絵里さん美人だから…」モジモジ

妃「…あらあら、ありがとう。そんな事言ってもらえたの久々だわ」ナデナデ

コナン(お…俺のショタアタックがあんまり効いてない!!)

142: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:04:02.75 ID:gUfIFX4H0.net
コナン(何故だ…和葉はチョロかったのに…)

コナン(この人元々モテるらしいからな、一筋縄じゃいかないんだろうか。年齢差も完全に親子だし…既婚者だし…)

コナン(無理ゲーじゃねーの?これ…)

英理「どうしたのコナン君、難しい顔しちゃって」ツンツン

コナン(いや、俺は探偵だ!そして主人公だ!この謎もきっと解いて見せる!おっちゃんの名にかけて!)

コナン「英理さん、待ってて!僕すぐにあなたを落としてみせる!」

英理「え?…どうしたのコナン君?なにかのアニメのセリフかしら?それ」

147: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:09:04.66 ID:gUfIFX4H0.net
自宅

コナン「ねーねー蘭ねえちゃん!英理おばさんの好きなものってなーにー?」

蘭「え?お母さんの?うーん、ジゴバのチョコレートかなあ」

コナン「そっか!ありがとう!」

蘭「ねえコナン君、私とのデートの話だけど…」

コナン「ごめん、それは2周目でね!」

蘭「…に、にしゅうめ?何言ってるのかしら…?」

148: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:14:14.36 ID:gUfIFX4H0.net
デパート

コナン「えーと、ジゴバジゴバ……あった!」

コナン「はあああああ?!チョコレート5粒2000円ん?!俺の小遣いじゃ全然足りねえ…」

コナン「当てが外れた…どうすっかな…」

コナン「いや、俺は小学生なんだ。物で釣ろうってのが間違いだ。このベリーキュートなショタルックスで攻めるべきなんだ」

コナン「そうと決まれば、板チョコとでも買って行くかな!」

149: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:19:49.67 ID:gUfIFX4H0.net
妃弁護士事務所

ピンポーン

妃「あら、いらっしゃいコナン君」

コナン「英理さん!僕、この間のお礼に来たんだ!」

妃「これ…手作りチョコレート?」

コナン「うん!英理さんってチョコレート好きなんでしょ!ボク頑張っちゃった!」テヘヘ

妃「コナン君…///」キュン

コナン(きた!ここで畳み掛けるぞ!)

コナン「ねえねえ、一緒にたべていーい?」

妃「もちろん!奥の部屋へ行きましょうか」

150: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:22:42.94 ID:gUfIFX4H0.net
妃「美味しいわコナン君、ありがとうね」

コナン「えへへ~///英理さんに褒められると嬉しいなっ」ブリッコブリッコ

妃(か、かわいい…)

コナン「あれれ~?英理さん、チョコレートついちゃってるよ?」

妃「えっ?ほっぺたかしら?」フキフキ

コナン「ううん、ほら、指に…」スッ

妃「コ、コナン君!」

コナン「」ペロ

153: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:25:39.59 ID:gUfIFX4H0.net
妃「あ…///」

コナン「英理さんの指、すごく綺麗だね…」ペロ

妃「コ、コナン君…私…///」

コナン(来るか?来るか!?)

妃「無礼者!!!」バチーーーーン

コナン「ぎゃっ」ドサッ

妃「コナン君、いい度胸してるじゃない」

155: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:28:18.89 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「え、英理さ…?!」

英理「そんなに私のこと◯◯◯◯したいのかしら、この変態小学生が」ギュッ

コナン「うわっ!手、手を踏まないで!ハイヒールが痛いよ!」

英理「あらあら、さっきまでの威勢はどうしたのかしら?」クスクス

英理「いいわよ、好きなだけ舐めさせてあげるわ」ハイヒールヌギヌギ

コナン「え?あ…あの…」

157: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:31:25.49 ID:gUfIFX4H0.net
英理「なあに?手は舐められるのに足は嫌なの?根性の無い子ね」ゲシッ

コナン「はうっ///」

英理「いいわ、嫌ならお預けね」

コナン「ま、待ってください!」

159: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:35:51.15 ID:gUfIFX4H0.net
妃「最初からそう言えばいいのよ。ほら、そこにひざまずきなさい」

コナン(どうして…どうしてこんな事に…)

コナン「うう…」ペロ 

妃「あら、あなたの舐め方、あの男そっくりね」

コナン「あの男?」

妃「毛利小五郎よ、決まってるじゃない」ゲシッ

コナン(ぐっ…マジかよおっちゃん…)

コナン(でも、この人のメガネの奥の冷たい瞳に見つめられると…もう逃げられなくなってしまう…)

妃「うふふ、コナン君。これからたっぷり
可愛がってあげるわね」

コナン「え、英理様…」




~英理ルート ハッピーエンド~

163: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:41:57.18 ID:gUfIFX4H0.net
~2周目~

コナン「ふー、1周目はエライ目にあったぜ」

コナン「今回は蘭か灰原か…どちらにしてもパラメータあげておかなきゃな!」

コナン「パラメータを爆上げするには…おっ、「探偵」のコマンドがあるじゃねーか!これを使うっきゃねーな!」

コナン「よーし!やるぞー!」

169: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 20:58:24.22 ID:gUfIFX4H0.net
蘭「コナンくーん、朝だよー起きてー」

コナン「わあ、今日はトーストなんだね!僕トースト大好き!嬉しいな!」

蘭「あら///嬉しいわコナン君、たくさん食べてね!」

歩美「コナン君、おっはよー!」

コナン「おはよう歩美、今日も迎えに来てくれたのか?嬉しくてたまらないよ」

歩美「えっ、コナン君///」

172: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:00:25.23 ID:gUfIFX4H0.net
和葉「うーん、こっちが駅で…あっちがデパートで…?」

コナン「あっ、和葉ねえちゃん!今日もオシャレだね!ファッションビルならあっちの道だよ!」

和葉「あ、ありがとうコナン君///」


妃「あら、コナン君じゃない。おはよう」

コナン「人違いです」

179: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:06:43.13 ID:gUfIFX4H0.net
学校

コナン「よっ、灰原」

灰原「馴れ馴れしくしないでよ、誤解されちゃうじゃない」

コナン「今回はお前の凍りついたハートも溶かしてみせるぜ」

灰原(何言ってるのこの人…きっしょ…)

183: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:13:42.45 ID:gUfIFX4H0.net
放課後

コナン「さて、探偵コマンドといっても、特に何があるわけでもなかったけど…」

コナン「ただいまー」


小五郎「…とすると、今回の事件も私の力を貸して欲しい…そういうことですね?」

佐藤「はい。お願いします毛利さん!」


コナン「おお?!コマンドと新キャラが一気に来てるぞ!」

187: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:22:44.96 ID:gUfIFX4H0.net

コナン「ねーねーどうしたのー?」

小五郎「コラァ、引っ込んでろコナン!」

佐藤「まあまあ毛利さん、コナン君の意見も聞いてみましょうよ」

コナン「わーい!佐藤さんだーいすき!」

佐藤「コナン君ったら///」

コナン(ちょろいぜ)

193: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:37:45.42 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「うーん、この遺書変だよね~。暗号が隠されてるんじゃない?」

小五郎「なにぃ?…ハッ…そうか!」

佐藤「ええ、この頭文字を繋げると…」

コナン(この暗号…そうか!見えて来たぜ、事件の全貌が…)

196: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:40:11.79 ID:gUfIFX4H0.net
蘭「コナン君、また言い当てちゃったのね」

佐藤「本当にすごいわ、コナン君。将来優秀な探偵になると思うわ」

コナン「えへへ~それほどでもないよ~」

蘭「ううん、すごいよ。まるで新一みたい…」

コナン「えっ…」

蘭「…なんてね!ごめんね、お茶淹れて来るね!」

コナン(蘭…)

198: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:43:22.40 ID:gUfIFX4H0.net


蘭「コナン君、お風呂どうぞ」

コナン「うん…ねえ、蘭ねえちゃん…。」

蘭「どうしたの?」

コナン「新一にいちゃんと、僕って…そんなに似てるの…?」

蘭「んー、そうね、顔とか仕草とか、頭が良いところとか…似てるけど…どうしたの?」

コナン「ううん。なんでもない。おやすみ、蘭ねえちゃん」

蘭「う、うん。おやすみ…」

202: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:46:27.94 ID:gUfIFX4H0.net
歩美「わあ!コナン君またテスト満点だ!」

コナン(「学力」パラメータ上げまくってるからな!)

コナン「なあ灰原、昼休みヒマか?」

灰原「…まあ、忙しくはないけど」

コナン(よし!パラメーターのおかげで少しは相手にしてもらえるようになったぞ!)

204: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:49:37.29 ID:gUfIFX4H0.net
昼休み 屋上

灰原「どうしたの?改まってこんなところへ呼び出して」

コナン「いや、相談したいことがあってさ。今度の日曜日、一緒に海に行かねーか?」

灰原「海?まあ、いいけど…」

コナン「よし!じゃあ日曜日、米花駅前で待ってるぜ!」

205: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:52:47.39 ID:gUfIFX4H0.net
日曜日

コナン「よし、灰原もかなりパラメーターが必要だからな。ファッションも吟味してきたぜ」

コナン「お、灰原!こっちこっち!」

灰原「…で、なに?話って…」

コナン「それよりちょっと浜辺歩こうぜ、風が気持ちいいからさ」

灰原「なんなのよ…?」

207: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:56:11.27 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「実は最近、蘭が俺のこと「新一に似てる」って言い出してさ」

灰原「そう、女の勘はあなどれないものね」

コナン「なんつーか…そろそろ限界なのかもしれねーなーって…」

灰原「あら、打ち明けるの?ずっと隠し通してきたのに」

コナン「迷ってるから、相談してるんだよ」

灰原「私に言われても困るわ。私はそんな相手、いないもの…」

209: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 21:59:39.73 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「…そんなさみしい事言うなよ」

灰原「何よ、事実じゃない。私のお姉ちゃんのことだって知ってるくせに…」

灰原「打ち明けてあげたらいいじゃない。彼女ならきっと受け入れてくれるわ」

コナン「…」

灰原「決心が着いてよかったわね、工藤君」

コナン「そんな突き放した言い方…」

灰原「何よ、私になんて言って欲しいのよ?」

211: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 22:03:42.46 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「オレは…今の俺は…コナンだから…」

コナン「小さくなったコナンの気持ちを理解してくれる…同じ境遇にいるのは、世界でたった一人…灰原しかいないから…」

灰原「え…?」

コナン「…」

コナン「ごめんな、暗い話しちまって。忘れてくれ…。蘭の事も、少し愚痴りたかっただけなんだ。」

灰原「…そう…」

コナン「じゃあな、灰原!また学校で」


灰原(彼を理解出来るのが…世界で私一人だけ…)

214: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 22:10:20.59 ID:gUfIFX4H0.net
自宅

コナン(さて、灰原のフラグも立ててきたところだし!次は蘭かな。どーすっかなあ…)

コナン(蘭はやっぱり遊園地だな!トロピカルランド!)

コナン「ねーねー蘭ねーちゃん!次の日曜日、トロピカルランドに行かない?」

蘭「いいわよコナン君!ちょうどナイトパレードもやってるみたいね!」

222: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 22:22:58.67 ID:gUfIFX4H0.net
学校

灰原「おはよう、江戸川くん」

コナン「お、おはよう灰原!」

コナン(灰原から挨拶される日が来るなんて!一回のデートでも親密度が変わるもんだなあ)

灰原「あの後、結局どうしたのかしら」

コナン「蘭のことか?まだまだ打ち明けないさ。愚痴聞いてくれてありがとうな」

灰原「そう…よかった。」

223: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 22:26:17.15 ID:gUfIFX4H0.net
歩美「コナン君、相変わらずサッカー上手いねー」

コナン「まあ、これだけは元々得意だからな。捜査協力でパラメーターも上げまくってるし」

歩美「へ?パラ…?」

コナン「おっと、なんでもないなんでもない!」

コナン「そういえば警察の捜査は進展してんのかなあ…」

226: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 22:30:52.57 ID:gUfIFX4H0.net
そのころ毛利探偵事務所

佐藤「毛利さん!先日の遺書の暗号から解析した、犯人の取引の詳細が判明しました!」

小五郎「なにぃ?!」

佐藤「今週の日曜日、トロピカルランドで薬物の取引がある模様です!」

小五郎「よし、潜入捜査だ!危険だから蘭とコナンには知られないようにな!」

231: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 22:40:29.43 ID:gUfIFX4H0.net
学校

コナン「~♪」

灰原「どうしたの、ウキウキしちゃって。あの子とデートの約束でもしたの?」

コナン「ギクッ!な、なんだよ急に…」

灰原「探偵のくせに、私なんかに考えを当てられちゃダメじゃない。顔が緩んでるわよ」クスッ

コナン「…わりぃ、気をつけるよ」

灰原(デートか…ちょっとだけ羨ましい…けど…)

234: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 22:45:08.40 ID:gUfIFX4H0.net
博士宅

灰原「ただいま」

博士「おお哀くん、おかえり。…何かあったんかいの?」

灰原「え?」

博士「なんとなく機嫌が悪そうに見えたんじゃが…気のせいか。すまんの」

灰原(私、不機嫌なのかしら。確かに何故だかモヤモヤするけど…)

240: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 22:55:02.02 ID:gUfIFX4H0.net

学校

灰原「…で、どこに行くのよ?デート」

コナン「トロピカルランドだけど、どうしたんだ?いきなり」

灰原「別にいいじゃない。相談された身としてきになるだけよ」

コナン「でも、今までそんなこと…」

灰原「あら、聞いちゃダメなのかしら?」

コナン(もしかして灰原…俺のこと気になり始めてるフラグ?)

243: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 22:59:31.10 ID:gUfIFX4H0.net
日曜日 トロピカルランド

蘭「わあー!二人きりで来たの初めてだね!何の乗ろっか?」

コナン(初めてじゃねーけどな…)

コナン「ぼくジェットコースターがいいなー!」

蘭(ジェットコースター…新一と来た時に事件が起こったアトラクションだ…)

コナン「早くいこうよー!蘭ねえちゃん!」

245: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 23:05:49.59 ID:gUfIFX4H0.net
ジェットコースター

蘭「きゃーーーっ!!」ゴー

コナン「わーーーー!!…ああ?!」ゴー

コナン(今地上に…黒ずくめの男達がいたよような…見間違いか?)


トロピカルランド入り口

メグレ「怪しい人物を見つけたら、すぐ連絡を下さい!」

佐藤小五郎高木白鳥その他「了解!」

249: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 23:17:15.14 ID:gUfIFX4H0.net
そのころ灰原

灰原「…はあ、今頃工藤君はデートか…」

灰原(私、その事ばっかり考えてるわね…。子供になっても楽しそうな彼が羨ましいのかしら?)

コナン〔小さくなったコナンの気持ちを理解してくれるのは、世界でたった一人…灰原しかいないから…〕

灰原「…」

灰原(そんな風に言ってくれる人、初めてだったわ…)

灰原「やっぱり、私もトロピカルランドに行かなくちゃ」

灰原「気持ちの整理はつかないけど、このまま2人を見守って上げることなんて出来ないわ。」

灰原「私だって、工藤君が立った一人の理解者だから…」

253: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 23:25:53.34 ID:gUfIFX4H0.net
トロピカルランド

灰原(あら?なんだか物々しいわね…)

灰原(あそこにいるのは…お馴染みの刑事さんたちじゃない。何か事件でもあるのかしら?工藤君に知らせなくちゃ…)



蘭「あー面白かった!コナン君、ちょっと休憩しよっか?アイスでも食べる?」

コナン「わーい!僕チョコソフトがいい!」

蘭「買って来るわ、待っててね!」

255: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 23:30:48.37 ID:gUfIFX4H0.net
灰原「工藤君!!」

コナン「灰原?!どうしてここに…」

灰原「わ、私は…その…!そんな事より、トロピカルランドで事件が起こっているみたいよ!刑事たちが潜入捜査しているのを見たわ」

コナン「何?!」

灰原「毛利探偵もいたわよ、何も聞いてないの?」

コナン「いや…俺と蘭はなにも…」

コナン「そうだ!俺もさっき、黒の組織に似た奴らをみたんだ!」

灰原「なんですって?!」

256: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 23:36:00.70 ID:gUfIFX4H0.net
灰原「そんな偶然…」

コナン(いや、今はギャルゲーだからな。イベントとしてならいくらでもありうる…)

コナン「とにかく、黒の組織の奴らに見つからねーように捜査しねーと。蘭が戻ってきたら刑事達がいたことを話して…」

灰原「…いつごろ戻ってくるの?」

コナン「いつって…そういえば遅いな、蘭のやつ」

灰原「…まさか…」

260: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 23:42:04.21 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「おっちゃーん!」

小五郎「コナン?!どうしてお前ここにいるんだ?!」

コナン「そんな事より、蘭ねえちゃんとはぐれちゃったんだ!どこにもいないんだ!」

小五郎「なにぃ?!今日のトロピカルランドには凶悪犯がうろついてるってのに…みんなに連絡するか…」

261: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 23:46:26.18 ID:gUfIFX4H0.net
灰原「…工藤君、観覧車に乗らない?」

コナン「お前、なに言ってるんだよ、こんな時に!」

灰原「観覧車にのればトロピカルランドが一望できるわ。蘭さんも犯人も探しやすいんじゃない?」

コナン「…けど…」

灰原「見つけたらすぐに刑事達に連絡をとって急行してもらえばいいのよ」

コナン「…乗ってみるか…」

263: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 23:50:28.47 ID:gUfIFX4H0.net
観覧車

灰原「…いた?」

コナン君「いや、いない。黒の組織はともかく、蘭まで見つけられないなんて…」

灰原「…心配してるのね」

コナン「当たり前だろ」


灰原「……羨ましい」

コナン「えっ?」

264: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 23:54:05.46 ID:gUfIFX4H0.net
灰原「羨ましい…って言ったのよ。あなたに心配してもらえるあの子が…」

コナン「灰原?」

灰原「…私も…」

灰原「私がいなくなっても、探してくれるかしら?工藤君」

灰原「そんな風に必死になって、心配してくれる?」

コナン「…灰原、俺…」

灰原「…クスッ」

灰原「ごめんね、本気にしないで。そんなことより早く探してあげましょう」

コナン「…」

267: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/24(火) 23:59:22.18 ID:gUfIFX4H0.net
コナン「…いたっ!黒の組織だ!」

灰原「どこ!?」

コナン「あそこ…物陰だ。周囲を気にしてるな…」

灰原「刑事さん達に知らせないと…」

コナン「待て!黒の組織は自分たちの手で追いたい。もう観覧車も終点だ。あそこまで走ろう」

灰原「…相変わらず無茶するのね」

269: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 00:08:16.73 ID:OCuq2GYL0.net
コナン「なんでこんな物陰に…あの倉庫で何かしているのか?」

灰原「とにかく、今は見張りが誰もいないわ。中を覗いて見ましょう」

コナン「灰原、お前はここで待ってろ。俺が行く」

灰原「…ええ…」



コナン「ほんの少し倉庫の扉を開いて…ん?中に倒れてるのは…蘭!!」

灰原「キャアア!」ドスッ

コナン「灰原?!」

272: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 00:15:21.61 ID:OCuq2GYL0.net
ウォッカ「なんだあ?このガキ共は」

灰原「うぅ…は、離して!」

灰原(顔を見られないようにしなくちゃ…!!)

コナン「お、おいマジかよ…ってことは倉庫の中にいるのは…」


ジン「どうした?外が騒がしいぞ」


コナン灰原(ジン……!!)

273: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 00:24:06.43 ID:OCuq2GYL0.net
ウォッカ「なんだって今日は邪魔者が多いんだ?さっきの女子高生もそうだし」

ジン「子供を3人も殺すと面倒だ。見せしめに一人ボコって口封じしておくか」

コナン(蘭…気絶させられてるのか…)

コナン「俺だ!俺を殴れ!2人は解放しろ!」

ウォッカ「なんだ?このガキ」

ジン「生意気なガキだな。そんなやつの言うこと、聞くと思うか?」

コナン「なっ…」

ジン「お前に選ばせてやる。この女達のどちらをボコってほしいか、答えろ」

275: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 00:28:26.01 ID:OCuq2GYL0.net
コナン「だから俺を…」

ジン「話が聞けないなら3人とも殺すまでだ」

コナン「…」

コナン(そんな…どうしたらいいんだ…)

280: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 00:38:09.52 ID:OCuq2GYL0.net
コナン(ん?灰原が何か…)

灰原「…」パクパク

コナン(わ、た、し、を…え、ら、ん、で…?)

灰原「」ニッコリ

コナン(…灰原…)

コナン(灰原…お前には悪いけど…)



灰原(「私を選んで」…なんて、こんな意味で伝えたくなかったわね…)

灰原(私ってバカみたい…)

283: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 00:50:42.16 ID:OCuq2GYL0.net
コナン「…じゃあ、そっちの…小さい女の子の方…」

ウォッカ「オラ!こっちだ!」

灰原「ぐっ…」

コナン(…大丈夫だ、灰原)

コナン(もう既に、目覚めているから!)

蘭「ハアアアアッ!!」ドカーン

ウォッカ「グエッ!!」

灰原「うっ」ドサッ

ジン「な、なんだこの女?!」

284: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 00:53:38.07 ID:OCuq2GYL0.net
ジン「くっ…銃を…」チャキッ

コナン「させるか!」空き缶キック!

ジン「うわっ!くそッ!」ガシャン

コナン「灰原!落ちた銃を!」

灰原「ええ!」チャキッ

コナン「撃たれたくなければ解放するんだ!」

ジン「…くっ」

287: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 00:56:39.44 ID:OCuq2GYL0.net
ウォッカ「…」チーン

蘭「ふぅ…」

コナン「蘭ねえちゃん!大丈夫?!」

蘭「ええ、なんとか…」


ジン「…ふはは…俺が銃を一丁しか持ってないとでも思ってるのか?!」ジャキッ!

灰原コナン「なっ!!」

ジン「その妙に強い女さえ撃てば終わりだ!!」バキューン

コナン「ラーーーーーーーーン!!!」

291: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 00:59:58.46 ID:OCuq2GYL0.net
蘭「はあっ!」ヒョイ

ジン「避けた!?うそぉ!!??」

コナン(あ、焦った…そういや映画で銃避けてたもんな…)

灰原(…人間じゃないわ…)

蘭「オラァ!!」バキッドゴッ

ジン「やめて!痛い!髪の毛引っ張らないで!!」


コナン「ふぅ…なんとか一件落着だな」

295: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 01:08:04.44 ID:OCuq2GYL0.net
ごめんなさい俺がジン好きだからわざと可愛くしてあります



ジン「おい!ウォッカ起きろ!」ペチペチ

ウォッカ「うーん…あ、アニキ…」

ジン「とにかくあの女から逃げるぞ!」スタコラサッサー



コナン「ちっ…結局刑事達が来る前に逃げられちまった」

灰原「…私達の正体がバレ無かっただけでも良かったわ…」

296: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 01:14:15.76 ID:OCuq2GYL0.net
蘭「おとうさーーん!こっちこっち!」

小五郎「蘭!無事だったか!」




灰原「…それより、選んでくれたのね。わたしのこと」

コナン「へっ?あ…悪かったな!お前を選んだことで、蘭が攻撃するスキを作ったっていうか…その…」

灰原「なにうろたえてるのよ、私が自分で選ばせたんだもの。謝る必要ないわ」

コナン「そうだけどさ…」

301: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 01:26:30.17 ID:OCuq2GYL0.net
灰原「私はそれで、十分だわ」

灰原「早くあの子のところに行ってあげなさい」

コナン「灰原…俺…」



灰原「行かないの…?」

コナン「もう閉園の時間だ…最後にもう一回、観覧車乗らねーか?二人で…」

灰原(工藤君…?)

303: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 01:29:27.22 ID:OCuq2GYL0.net
観覧車

灰原「…どういうつもり?今更観覧車なんて」

コナン「いいからほら、下見てみろよ」

灰原「…!ナイトパレードが一望できる…」

灰原(キラキラして、すごく綺麗…)

コナン「ああ、すごい景色だろ?」

コナン「お前と見れて良かった…灰原」

306: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 01:33:05.01 ID:OCuq2GYL0.net
灰原「なに言ってるの?ふざけてるなら、わたし降りるわよ」

コナン「どうやって降りる気だよ…」

灰原「…じゃあ、どういう意味?」

灰原「あなたどうせ、わたしの好意なんか気付いてるんでしょう?名探偵さん」

灰原「それを知ってて慰めのつもりでそんなこと言ってるなら、もう死ぬまで口を聞かないわよ」

コナン「…」

灰原「ちゃんと答えてよ!工藤君…」

309: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 01:40:34.58 ID:OCuq2GYL0.net
コナン「…好きだ。灰原…」

灰原「…!」

コナン「お前と出会ってから、蘭への気持ちが幼馴染の友情だって気づいたんだ。」

コナン「それに、俺たちはもう運命共同体だろ?他の誰にもわからない、これは俺たちだけの運命だ」

コナン「お前となら、小学生からやり直したって幸せだよ」

灰原「工藤君…」

灰原「…ありがとう…」ギュッ

313: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/06/25(水) 01:45:51.35 ID:OCuq2GYL0.net
コナン(それから俺たちは公に付き合いを公表し、順調に成長し、大学を卒業してから同棲…)

コナン(俺は私立探偵事務所を開業、灰原は理系大学で好成績を収め、再び研究員の職についたようだ)

コナン(近々、父さんと母さんを見習ってレストランでプロポーズしようと思っている)


コナン(めでたしめでたし…)



コナン「と、思うだろ?」

コナン「ぶっちゃけあの時、パラメーター足りなくて、どのみち蘭に告白は出来なかったって事実は、もう墓場まで持っていこうと思う…」


~灰原ルート ハッピーエンド~