1: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:02:15.24 ID:ed8RXvL50.net
~ラビットハウス

ココア「家も貧乏、胸も貧乏、心も貧乏…3貧じゃん♪あっはは♪」

リゼ「な!なに言い出すんだ急に!?」

チノ「ココアさん…ちょっと…」

ココア「えーっ?なんでー?だってそうでしょ♪」

ココア「ろくでもない家計に生まれたから家は貧乏、よって成長期に栄養不足で貧相な体つき…極めつけにおどおどした性格だから思ったことも言えず私達にをウソついてたしさー…」

ココア「ぜーんぶ当てはまるじゃん♪」

リゼ「こらっ!貧しいのはシャロのせいじゃないだろ!」

ココア「それだけじゃないよ♪あの子って性格悪いよねー?みんな気づいてるんでしょ?」

チノ「こ、ココアさん…」

引用元: ココア「シャロちゃんって全てにおいて貧乏だよね」 



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3: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:03:15.96 ID:ed8RXvL50.net
リゼ「おい!本当にそんなこと思ってるのか?」

ココア「あの子…自分がみんなの仲に入れないからってメイド喫茶みたいなところで働いていい気になってるじゃん♪」

リゼ「どこで働こうと構わないじゃないか!なんなんだよさっきから!怒るぞ!」

チノ「2人ともやめて下さい…」

ココア「どうせメイド服着て男に◯◯◯見せて注目浴びることで寂しさ紛らわしてんだよ♪」

リゼ「ココアっ!」ガタッ!

カランカラン...

リゼ「!?い、いらっしゃいませー♪…!?」

千夜「皆さんこんにちは♪」シャロ「お疲れさまー♪」

ココア「千夜ちゃん♪シャロちゃん♪来てくれたんだー♪嬉しー!」ニコッ

4: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:04:14.79 ID:ed8RXvL50.net
千夜「お茶の差し入れ持って来たんだけど迷惑だったかしら?」

ココア「ぜーんぜん♪ありがと~千夜ちゃん♪」

シャロ「お疲れ様ですリゼ先輩♪…アレ?お店忙しかったんですか?なんかありました?」


リゼ「あ……あ…あぁ♪大丈夫だ…暇してたんだよ…なぁ?」

チノ「え…えぇ…」

シャロ「…ん?」

ココア「シャロちゃーん♪来てくれたんだねー!!!」

シャロ「うわ!?相変わらずテンションたかいわねぇ」

ココア「"ともだち"が来てくれたんだもん♪当たり前だよーぅ♪」

ココア「ね?リゼちゃん♪」

リゼ「……あ…あぁ…そうだなぁ…」

7: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:06:17.34 ID:ed8RXvL50.net
~閉店

リゼ「今日は来てくれてありがとな…楽しかったよ」

シャロ「いいえこちらこそ♪リゼ先輩に喜んでもらえるなんて光栄です////」

千夜「こんどは皆さんも甘兎やシャロちゃんのお店にも遊びに来て下さいね」

チノ「えぇ是非…今日はおやすみなさい…」

シャロ「また今度ねー♪」

ココア「うん!まったねー♪」ニコニコ



ココア「…」フッ

チノ「…」

リゼ「…」

ココア「あーぁ…貧乏人って臭いよねー....お店掃除しよーっと」

ココア「あんなんと一緒にいる千夜ちゃんほんと尊敬するわー」スタスタ...

9: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:07:54.13 ID:ed8RXvL50.net
リゼ「おいっ!シャロに恨みでもあるのか?!」

ココア「リゼちゃん今日もお疲れ様♪どうしたの?急に♪」

リゼ「いい加減にしろよ!なんだよさっきの言い草!酷いじゃないか!」

ココア「えー?臭いから臭いって言っただけだよ?」

リゼ「このっ!…」チノ「ダメっ!!!」

リゼ「!?」

チノ「っ…ぃ…嫌です…ケンカ…しないで…」ウルウル...

リゼ「……その…シャ…シャロの気持ちとか…考えたことあるのか!?」

ココア「?逆にリゼちゃんはシャロちゃんの気持ちわかってんの?」

リゼ「…ぇ」

10: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:10:26.94 ID:ed8RXvL50.net
リゼ「そ、そりゃ…わたしの…後輩だし…大事に思ってるし…」

ココア「ふーん…それだけ?」リゼ「え?」

ココア「リゼちゃんさー…アイツと同類なの?」

リゼ「ど、どういう意味だよ…」

ココア「だからぁー....貧乏なくせにお嬢様気取りする為にあーいう素振りしたり…リゼちゃんとか誰かに守って欲しくてか弱い素振りする性悪◯◯◯と同類かってことー....」

リゼ「素振り!?わ、わたしは……そ、そういうことは…してない…けど…」

ココア「でしょ♪」

ココア「結局アイツの肩を持つ気ならアイツと同類になるしかないんじゃないのー?もう今日はこれくらいにしない?」

リゼ「ちょ!肩を持つって…ち、千夜はどうなんだよ!友達だろ!」

ココア「千夜ちゃんはあれフリでしょフリ♪千夜ちゃんほんと器用だからねー♪」

ココア「それに千夜ちゃんのポジションがいないとホントのイジメになっちゃうじゃん♪」キャハハ

11: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:12:49.16 ID:xaz2efu80.net
リゼ「で、でもシャロを仲間外れにするのは良くないだろ…ぁ…チノもそう思うだろ?」

チノ「…あぅ...」

リゼ「チノ…?」

ココア「チノちゃんは日頃から良く言い聞かせてるから私達のグループだよー♪ホントわたしの妹はエライなー♪」

チノ「…」

ココア「…それよりさぁ…この仲は大事だと思うよー?みんな女の子同士なんだからさぁ♪」

リゼ「で、でも…」

ココア「…リゼちゃんも普通の女の子でしょ?」

リゼ「ふ、普通の!おんな、のこ!?」

リゼ「わ、わたしは…(シャロ…)」

ココア「だったら私達に合わせといたがいいんじゃない?」リゼ「ぅ…」

ココア「あはっ♪仲良くしよーねー♪」

13: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:20:02.67 ID:6tmPGV/T0.net
フルール・ド・ラパン

チノ「あのスイーツのお店ですか?知ってます…とても美味しいですよね」

ココア「そーぅ♪リゼちゃんとも行ったよねー♪」

リゼ「あ、あぁ…やっぱり高いだけあるよなー」

千夜「まぁ、わたしもいってみようかなぁ」

ココア「ぜぇーったい行った方がいいよ♪お店もオシャレなんだよー♪」

シャロ「はぁい♪みんなおまたせしましたー♪」紅茶コトッ

ココア「シャロちゃんは行ったことある?駅前のスイーツ♪」

シャロ「ぇ…私…あのお店…行ったことない…」

ココア「えぇ~!?なんでー?行かなきゃ損だよぉー…なんで行かないの?」

シャロ「ぁ…わたし…その…」シュン

ココア「あ!察しー♪ダイエット?」

シャロ「ぁ…う、」千夜「シャロちゃん♪こんど一緒にいこ♪」

シャロ「うぅ...うん...」シュン...

ココア「………」ニコニコ

15: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:26:56.49 ID:jLTf9kdZ0.net
~ラビットハウス

ココア「シャロちゃんさーウザいよねー?」

チノ「そ、そうですね」

リゼ「…あぁ…(普通の女の子!普通の女の子!)」

ココア「…」

ココア「…てかほんとあのカッコ…コスプレ◯◯嬢だよねぇ♪『わたし可愛い』とか思ってんのかなぁ♪みんなそう思うでしょ?」

チノ「…え…そ、そうですねー…」

リゼ「せ、制服だからし、仕方ないんじゃないか?」

ココア「でもわかっててメイド服着てんでしょ?ほんとあざといよねー♪」

リゼ「そ、そうかー?…別にそんなふうにわ…(わたしは…普通の…女の子)」

ココア「いやらしいよねー?ホントあんなことやらないと稼げないなんて♪かわいそー♪」

17: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:28:43.40 ID:jLTf9kdZ0.net
リゼ「で、でもさぁー」

ココア「…リゼちゃん」

リゼ「!?」

ココア「なんでアイツかばうの?」

リゼ「い!いや…かばってるワケじゃ…(ふ、普通の女の子みたいに合わせないと)」アセアセ

ココア「リゼちゃんもハブるよ?」

リゼ「え!?あっ…わたしは…その(ど、どうしよぅ…)」アセアセ

ココア「なーんてね♪じょうだんだよーぅ♪」

ココア「でもお金持ちのリゼちゃんが仲良くしちゃうのは逆にシャロちゃんに悪いよー♪貧乏が余計映えるってー笑」

リゼ「そ、そうだよなー…はは…(さ、賛同しないと…嫌われちゃう...)」

23: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:34:07.45 ID:jLTf9kdZ0.net
ココア「ってことで…リゼちゃんもチノちゃんも今度からアイツのことシカトしてね♪」

リゼ・チノ「!?」

ココア「当然だよー♪シャロちゃんってきっと私達と友達でいることがツライんだと思うなー♪」

チノ「…こ、ココアさん…それは流石に…」

ココア「は?…………どうして?」

チノ「ぇ……その…このお店にも来られますし……無視は…」

ココア「ヌ!!!!!」腹パンドゴスチノ「!?う"ぐ!??」…ドサ

リゼ「!?チノっ!」

ココア「ハイ♪お姉さんの言うことはきかなきゃ♪」

ココア「…リゼちゃんも…ね?」

リゼ「ぅ…」ビクッ

チノ「ぅ"……ぁ……」

26: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:36:12.02 ID:jLTf9kdZ0.net
~夜


リゼ「はぁ…」

リゼ「教えてくれよワイルドギース...」

リゼ「これが…普通の女の子同士の繋がりなのか?」

リゼ「…」

リゼ「明らかに罪の意識を感じるだ...」

リゼ「…悪いやつをやっつけるってのは子供の頃から思っていたんだけど…」

リゼ「…シャロは悪いやつなんかじゃないぞ?…」

リゼ「…はぁ…明日からシャロと…どう接して行けばいいんだ?」

リゼ「…」

リゼ「あぁっ!眠れないよー!!」ジタバタ

35: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:44:19.81 ID:jLTf9kdZ0.net
~翌日

シャロ「さてお店開ける準備しなきゃ」

カランカラン...

シャロ「?ぁ…すいませんお店まだなんでs!?…え?」

ココア「シャロちゃーん♪」ガシッ

シャロ「わ!ココア…きゅ…急にどうしたの?」

ココア「シャロちゃんのお店見学させて♪」

シャロ「見学?ど…どういうこと?」

ココア「みんなのお店には行ったことあるけどちょっと仕事の裏側を見てみたくてね♪いいでしょ?」

シャロ「で…でもわたしこれから仕事r」

ココア「普通に仕事してて♪わたし見てるだけだから♪」

ココア「ね?」ニコ

シャロ「…(や、やりづらい…)

ココア「へへへー♪」

40: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 21:54:06.45 ID:jLTf9kdZ0.net
~閉店後

ココア「シャロちゃんごめんねー♪わたしのわがまま聞いてもらって」

シャロ「うぅん…ココアは喫茶店のことわかってるしお手伝いでもこのお店で働けるよ」

ココア「…」ニコニコ

シャロ「…?」

シャロ「…ぁ…まぁ…もしよかったらの話だけど…」

ココア「…働くわけないじゃん」

シャロ「え……ココア?」

ココア「はーぁ…」

ココア「アンタさぁー…調子のってるの?千夜ちゃんやリゼちゃんに媚びるのやめてよ...」

シャロ「えっ!?そ、そんなつもりないよっ」

ココア「あっはは♪自分で気づいてないんだぁ…そうだよねー♪自分のこと正当化しないと生きていけないもんねーシャロちゃんは♪」

シャロ「ちょ…ちょっとまって…」

シャロ「わ、わたし…ココアに何か嫌なことした…かな…」シュン

44: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 22:00:22.20 ID:jLTf9kdZ0.net
ココア「きやすく名前呼ばないでくれる?」キッ

シャロ「ぁぅ…ごめ…」

ココア「言っとくけど…リゼちゃんもチノちゃんも千夜ちゃんもアンタのことウザがってるからね?」

シャロ「!?そ、そんな…どうして…」

ココア「アンタが貧乏人で○○○だからでしょ?」

ココア「えへへ♪まぁこれからは貧乏人らしく貧乏人なお友達と一緒にいれば?」

ココア「じゃあね♪シャロちゃん♪」ニコッ



シャロ「ぁ…」

シャロ「…(わたし…が…)」

シャロ「…」ウルウル...

48: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 22:07:30.67 ID:jLTf9kdZ0.net
~翌日

リゼ「…(とりあえず普通の女の子同士は顔色を伺い話すことがポイントってことがわかったぞ)」

リゼ「…(あとは仲間内が笑顔のときはわたしも笑顔…と)」

リゼ「…よーし♪これでわたしも普通の女子高生だ!」

リゼ「…あ、向こうから歩いてくるの…シャロ…か…」



シャロ「ぁ…リゼせn」リゼ「…」スタスタ

シャロ「ぇ…」

リゼ「…(シャロ…悪く思うな…これは女の子になる為の訓練なんだ…)」スタスタ

シャロ「…(ほ、本当なんだ....みんなわたしのこと.....)」

シャロ「…」

シャロ「…ふぇ……ぅ…」ポロポロ

51: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 22:14:18.39 ID:APRgUO/u0.net
シャロ「…(どうしよぅ…とにかくみんなに謝らなきゃ…)」

シャロ「…(チノちゃんにココアとの中をとりもってもらわないと…)」

シャロ「…(でも…チノちゃんも…)」

シャロ「…(きっと嘘よね…チノちゃんに限って…そんなこと…)」

~ラビットハウス

シャロ「…ごめんくださぃ」

チノ「!?…ぁ…」

シャロ「…チノ…ちゃん…」

チノ「…」

シャロ「わたし…その…」ウルウル...

シャロ「…ココアに気に障ることしたかな?」

チノ「…」

54: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 22:19:11.38 ID:APRgUO/u0.net
チノ「…」

シャロ「お願い…教えて、わたs」チノ「あ、あなたは出禁です…お、お帰り下さい...」

シャロ「…ぅ…お願…い…」

チノ「…(ごめんなさい...ごめんなさい...ごめんなさい...)」

チノ「はやくお店から出て下さい...ウサギの糞の匂いがします...」

シャロ「……」



~お外

シャロ「…」

シャロ「…これから、どうしよぅ...」

シャロ「…」

シャロ「(………千夜)」

62: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 22:31:28.17 ID:ymv5jQL90.net
シャロ「千夜…そうよ…わたしには千夜がいるもん...」

シャロ「…はやくお家に帰ってr」男A「きみシャロちゃん?」

シャロ「え!?(だ、誰?)」

男B「間違いねーよw写真の子じゃん」

シャロ「わ、わたしに何か用ですか?…」

男B「お金払えば◯◯せてくれんでしょ?」

シャロ「!?な!誰ですかあなた?私そんなことしません…(に、逃げな…きゃ)」

男A「これ?なーんだ?」写真チラッ

シャロ「!?(私!?着替えて…お店の更衣室!…どうして?…)」

男A「この写真貰ったんだけどさー♪君お金に困ってるってきいたんだよねー♪」

シャロ「!?嫌...わ、わたし...(なんで…!?…ココア!?…こ、このあいだの…)」

男B「俺たちが援助してやるよw」

シャロ「そ、そんなこと…結構ですっ」

男A「あ!?お前の連絡先も学校も聞いてだぞ?写真ばら撒かれたくなかったらこっち来いよ!!」グイッ

シャロ「!?いやっ!!やめてっ!!!」

69: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 22:35:54.97 ID:ymv5jQL90.net
~夜

シャロ「……」トボトボ...

シャロ「……」

シャロ「……どうして…」

シャロ「……」

シャロ「……なんで…私だけこんな目に会うの…」

シャロ「……」

シャロ「……もう...ぃゃ...」

シャロ「……」

シャロ「…家に...帰ろ....」

シャロ「....」

シャロ「死のう.........」

80: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 22:46:36.41 ID:ymv5jQL90.net
~シャロの家

コンコン...

千夜「シャロちゃんいる?」

千夜「あのね、よかったらうちで夕飯食べない?作りすぎちゃって♪」

コンコン...

千夜「シャロちゃん…?…いないの?」

千夜「…(あ、開いてる)」

千夜「シャロちゃん…?」キィ...シャロ「…ぁ」

千夜「!?!?シャロちゃん!!!!だめぇっ!!!」ガシッ!

シャロ「きゃ!?」

ドサッ...

シャロ「…ぅ…千夜...」千夜「なんてことを…」

シャロ「…」

千夜「なにをするつもりなのっ!?」

シャロ「首を吊るのよっ!見ればわかるでしょ!」

93: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 22:56:37.13 ID:ymv5jQL90.net
シャロ「出てってよ…」

千夜「シャロちゃん…?…どうして…」

シャロ「出てって!!!みんなキライっ!私の不幸が楽しいんでしょ!!!わかったわよ!!!もう死ぬから!」ポロポロ...

シャロ「それで満足でしょっ!!!」ポロポロ....

千夜「シャロちゃん落ち着こう…わたしはシャロちゃんのこと好きよ?」

シャロ「うるさいっ!!!!ウソつきっ!!!千夜だって貧乏人と一緒にいたくないって思ってるんでしょ!」

千夜「…シャロちゃん」

シャロ「わたしが…みんなの中から消えれば…消えた方が…いいんでしょ...」ポロポロ...

千夜「…シャロちゃん」ギュ...
シャロ「…」

シャロ「もぅ…生きていたく…ないよ…」

千夜「…」

千夜「何があったか…わたしに話して...」

千夜「…昔からの約束でしょ」

101: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 23:06:43.34 ID:ymv5jQL90.net
~数日後

ココア「今日もいい天気だなぁー♪」

ココア「いい空気♪綺麗な街並み♪」

ココア「ゴミ掃除するとこんなに世界がキレイになるんだー♪」パァ

ココア「やっぱりこの街は善良な人間のみがr……あ♪」

ココア「千夜ちゃん♪」千夜「あら♪ココアちゃん…こんにちは」ニコッ

千夜「お買い物?」

ココア「ううん、お散歩にね♪てへへ♪…千夜ちゃんも?」

千夜「わたしはちょっとお店のお使いを」

ココア「そうなんだ♪シャロちゃんは一緒じゃないの?」

千夜「え?シャロちゃん?」

ココア「あぁ…ごめんね…よく一緒にいるイメージあるから♪」

千夜「まぁ♪…でもシャロちゃんとは小さい頃からの付き合いだもの」

千夜「そう思うのも無理はないわね…」ニコッ

105: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 23:15:39.41 ID:ymv5jQL90.net
千夜「シャロちゃんね♪…小さい頃から家が貧しかったの…私の両親が面倒を見ることもあったわ」

ココア「そ、そうなんだぁ…シャロちゃんのご両親出稼ぎ出てるもんね」

千夜「うん…それもそうだけど…シャロちゃん…家で暴力も受けてたの…」

ココア「え!?そうだったの?」

千夜「みんなには話してなかったわね…幼馴染の私しかしらないもの…」

ココア「ぁ…あ…」

千夜「シャロちゃんのことをよく知ってる…私しか…ね」

ココア「千夜ちゃん…そうだ♪わたしバイト行かないt」千夜「それが原因で子供の時から内向的になって友達もいなかったわ」

ココア「…うん」

千夜「小学生の時も…家が貧しいことを理由にイジメにあってね」

ココア「ち、千夜ちゃん?…その…わたしさ…」

千夜「給食費がなくなっなら…真っ先にシャロちゃんが疑われたわ」

122: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 23:33:04.43 ID:ymv5jQL90.net
ココア「し、シャロちゃん…ほんとかわいそー、ヒドイよねー」

千夜「…」ニコッ

ココア「あぁ…ごめんねバイトに行かなきゃいk」千夜「シャロちゃん毎日泣いてたわ…」

千夜「もう生きていたくない…いなくなりたいってね…」

ココア「…」

千夜「…わたしがいつも守ってあげたの…励ましてあげたの…」

千夜「どんなに苦しくても頑張って…成績も学校で1番になったし…バイトをできるほど人前に立つことも出来るようになったわ」

千夜「…いつか…シャロちゃんが言ってたの…みんなを見返すことよりも…どんな人とでも良い関係を気づけることが大事だって…」荷物ガサゴソ

ココア「千夜ちゃんごめん!わたし行かなきゃ!」

千夜「動くな…」日本刀スラッ

ココア「ひ…ゃ…!?」ビクッ

千夜「自分のことよりも相手を気にかけてくれる優しい子なの…とても好きよ…」

千夜「でもおかしいの…シャロちゃん最近…他人を信じられないっていうのよ?」

千夜「へんじゃない?」シャキッ

137: ◆frSaG0UIfo 2014/07/05(土) 23:48:11.04 ID:ymv5jQL90.net
ココア「ちょ、ちょちょ落ち着こうっ!」

ココア「あっああ、あの多分だけどね?このあいだね?シャロちゃんと二人で会ったの…本当よ♪…フルール・ド・ラパンでね♪」汗タラ...

ココア「も…もしかしたら…そこで、その…なんかシャロちゃんの気に障ること言ったかもしれないの…」

ココア「と、とりあえずバイトおわったらシャロちゃんとこ寄ろうかなーと思ってたの……前からね♪」

千夜「…」

千夜「…さっきココアちゃん言ったよね」

ココア「!?」

千夜「私とシャロちゃんがよく一緒にいるイメージあるからって」ニコッ

ココア「あ、っ…うん…」

千夜「あはは…そうでもないのよ…シャロちゃんは成長したの♪…あの子はね?小さい時から助けていた私を離れて…自立したいの♪」

千夜「…少し…寂しいわ…」ジリ...

ココア「…!?」ガクガク

千夜「…目線だけ…右をみなさい…」

千夜「…通りに車を停めてるの…乗って…」

千夜「……逃げたり、助けを読んだら斬る…」

153: ◆frSaG0UIfo 2014/07/06(日) 00:04:51.87 ID:+PtW0UMh0.net
~車内

ココア「…(はわわわわわわわわ...)」ガクガク

ココア「……」チラ

千夜「…」

ココア「…(どどどど、どうしよぅ…)」

ココア「……(逃げなきゃ...でもスキがないよぅ)」アセアセ

ココア「…」

ココア「千夜ちゃん、あのちょっとトイレ休憩しない?」

千夜「甘兎に向かってるの…もう少し待って…」

黒服「…っ!」腕グイッ!ココア「!?あ"!えっ"?!」ボキッ!!ココア「!?痛っき"あ"!?ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っ」

千夜「次に許可なく喋ったら殺す...」

ココア「ぅ"…ぁ"……...」ガクッ...

黒服「…お嬢…気を失いました」

千夜「…ほうっておいて」

千夜「……あぁ…可哀想な…私のシャロちゃん…」

169: ◆frSaG0UIfo 2014/07/06(日) 00:17:04.19 ID:XRqdNI1H0.net
一方その頃

リゼ「やっぱりダメだ!こんなことしてていいのか!?ココアの言いなりになってるじゃないか!」

チノ「で、でも…言うことを聞かないとイジメられるし…」

リゼ「シャロがどうなってもいいのか?シャロの人生なんてどうでもいいっていうのか?」

チノ「いえ…大体リゼさんこそ年上のくせに何も言えないじゃないですかっ!」プン

リゼ「なっ!………まぁケンカしても始まらない…善は急げだ…」カチャカチャ

リゼ「ココアの部屋どこだっけ?仕掛けてくる」

チノ「なんですか?それは?」

リゼ「C-4だ」

カランカラン

リゼ「いらっしゃいませー」

黒服「…リゼ様とチノ様ですね…千夜様のご招待です…車をご用意していますのでどうぞこちらに…」

リゼ・チノ「?」

182: ◆frSaG0UIfo 2014/07/06(日) 00:30:31.12 ID:XRqdNI1H0.net
~甘兎庵地下お説教部屋

ココア「………ん…?」

ココア「…え?ここ、!?痛っ!あ"」


千夜「目が覚めたようね…気分はどう?」ニコ

ココア「…いたい…腕が…折れ…ぅ…」

千夜「…わめかないで頂戴」

ココア「…うぅ」グスン

千夜「シャロちゃんからアンタ達の悪行を聞いた…」

千夜「反吐がでるわ!!!!」鞭パシィンッ!ココア「!い"っやぁぁぁあ"ぁっ!」

千夜「シャロちゃんはね…」

千夜「…もう外に出るだけで目眩を起こすくらい人を怖がってるのよ…」

ココア「ご…ぅ…ぁ…ごめんな…さい...」ウルウル...

黒服「残りの2名が着きました…」

千夜「…こいつの隣につないで…」

黒服「…かしこまりました…その前にお二人のr」千夜「はやくしなさいっ!グズっ!!」尻蹴りドガッ!黒服「っお"ン////」

202: ◆frSaG0UIfo 2014/07/06(日) 00:42:29.57 ID:m8/WsnSC0.net
~5分後

リゼ「ち、千夜聞いてくれ…ココアが私を唆したんだ…イジメようとなんてこれっぽっちも思ってないんだ」

チノ「なんでリゼさんだけ逃げようとしてるんですかっ!わたしなんて家でココアさんから暴力を受けてました!」

ココア「…(ぅ……私が…私が悪いんだ…)」

ココア「…ごめんなさい…みんなから優等生で可愛いくてチヤホヤされる…シャロちゃんが…羨ましくて…」ポロポロ

ココア「ごめんなさい…」ポロポロ...

千夜「黙れっ!!!!!!」

千夜「…ずるいよ」

千夜「…いいわけして許されることなの?…泣いて許されることなの?」

千夜「…救えない…」スッ

千夜「…」蝋燭ポタ...ポタ...

リゼ「!?っあ"っ熱っ!!やっ…やめてっ!!」

216: ◆frSaG0UIfo 2014/07/06(日) 00:53:23.13 ID:m8/WsnSC0.net
千夜「チノちゃん…」

チノ「!?は…い…」

千夜「あなたは何をしたの?」

チノ「わ、わたし…ぅ…」

千夜「泣いてもだめよ…悪いことをした人は相応の罪を償うの…そうよね」ギロ

ココア「っ!?」ビクッ

チノ「ぁ…ぁ…その…無視をして…お店を出入り禁止にしました…」ウルウル...

千夜「おい…」黒服「はっ!」

千夜「ガキは別室で◯◯せ…連れてって…」

黒服「かしこまりました…」

黒服「来い…」チノ「いやっ!?いやっっ!」ブルブル

リゼ「チノっ!?や、やめてっ!た、助けてやって…く、くそっ」

千夜「…」

千夜「あなた達の罰には意味があるのよ…」

232: ◆frSaG0UIfo 2014/07/06(日) 01:06:18.74 ID:m8/WsnSC0.net
~1時間後

千夜「シッ!!!」腹パンドゴッココア「gっ!……ぅ…」

千夜「……えいっ!!!」ドカッ…バギッ

ココア「…b……ぁg...」ガクッ...

リゼ「ココアっ!や、やめろ!もうやめろっ!!!」

千夜「…」クラッ...

黒服「お嬢…」千夜「平気よ…汚れたわ…ナックルダスター変えて…」

黒服「かしこまりました…」

リゼ「お願いだ…やめて…もう…ココア…死んじゃう…」

千夜「…」

千夜「…ココアちゃん…聞こえる?」

ココア「…」

千夜「…約束して…二度とシャロちゃんに近づかないと…」

千夜「…謝罪する資格すらないのよあなた」

241: ◆frSaG0UIfo 2014/07/06(日) 01:21:39.36 ID:gG/DJXO+0.net
リゼ「まって!!殴るなら私を殴れ!!!もうこれ以上r」千夜「命令しないでっ!」スタンガンバチッ!!リゼ「!?gぁ"あ"っ"」

千夜「…リゼちゃん…あなたは殺さない…」

リゼ「!?」

千夜「…どうしてあなたには手を出さないかわかる?」

リゼ「…(千夜...)」

千夜「やってほしいことがあるの…」

リゼ「…?」

千夜「…連絡して」黒服「はっ!」

黒服「…」ピ……ピ…prpr…

リゼ「…どういうことだ?何を?」

千夜「警察と消防をよんだわ…終わりにしましょ…」

千夜「シャロちゃんね…あなたのことが好きなの…私よりも…こんなにシャロちゃんが好きな私よりも…」

黒服「室内で怪我人が出ています至急…」

千夜「…リゼちゃん…シャロちゃんをお願いね…」ニコ

252: ◆frSaG0UIfo 2014/07/06(日) 01:34:15.37 ID:ktxxkVWn0.net
~1年後

シャロ「…」ボー....

リゼ「シャロ…ここにいたのか…早く病室に戻ろう…」

シャロ「…」

リゼ「…シャロ…そうだ♪…部屋で紅茶でもいれようか」

シャロ「…っ」ビクッ

シャロ「…ぅ……ぃ…ゃ.....」ポロ...ポロ..

リゼ「!?ご、ごめん…嘘だよ…部屋で休もう…」

リゼ「…千夜が戻ってきたらさ…3人でその…なんか…お店とか…」

シャロ「…死にたい……死に…た…」ポロ...ポロポロ..

リゼ「…また…やり直そうな…」

シャロ「…ふぁ……ぁ…ぁぁん…」ポロポロ...

リゼ「…(よく泣くなあ…千夜はシャロを褒めすぎだよ…)」

リゼ「…千夜早く戻ってこないかなぁ♪」

end