1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 21:37:39.54 ID:tSWbxe6b0.net
理樹「暑い……」

真人「なんだ理樹、この程度の暑さでへばっちまったのか?全く、普段から鍛えてねえからだぜ」

理樹「真人が部屋でずっと筋トレしてるせいで余計に暑いんだよ!」

真人「まあまあ、そう言うなよ理樹っちよう。一緒に筋トレすれば暑さなんか忘れちまうぜ?」

理樹「遠慮するよ……。ていうか、折角の夏なんだからもっと違う方法で夏を満喫しようよ」

真人「お、遊びか?いいねえ、付き合うぜ」

理樹「い、今から?いや、別にいいんだけどさ」

真人「うっし、じゃあまず誰か誘おうぜ!二人じゃ寂しいしな」

理樹「うん、じゃあ……>>5を誘おうよ」

引用元: 理樹「リトルバスターズと夏を満喫しよう」 



8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 21:46:51.07 ID:tSWbxe6b0.net
理樹「じゃあ笹瀬川さんを誘おうよ」

真人「笹瀬川?あぁ、鈴のライバルか」

理樹「そう」

真人「なんでまた笹瀬川なんだ……」

理樹「いや、いつもと違うメンバーで遊ぶのも新鮮かと思って……」

真人「ふぅん。ま、理樹が言うならいいや。じゃあまず、笹瀬川を探さないとな」

理樹「そうだね、まずは>>11に行ってみよう」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 22:00:32.99 ID:tSWbxe6b0.net
理樹「まず、女子寮に行ってみよう」

真人「ま、妥当だな。そこに居る確立が一番高いだろ」

理樹「じゃあ、行こうか」

~~~

理樹「さて、女子寮前に来たけど」

真人「どうやって笹瀬川を呼び出すんだ?」

理樹「連絡先も分からないし……困ったね」

真人「理樹なら女子寮の中入れるんじゃねえのか?」

理樹「いやいやいや」

真人「お、女子寮から誰か出て来たぜ?」

理樹「あれは……>>14さん?」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 22:19:40.08 ID:tSWbxe6b0.net
理樹「あれは……小毬さんだね」

真人「お、そういえば小毬は笹瀬川と同室だったような……」

理樹「あ、そういえば……」

真人「ちょうどいいじゃねえか。小毬に呼んできてもらえよ理樹」

理樹「そうだね。おーい小毬さーん」

小毬「ほえ?あっ、理樹君に真人君」

真人「よう」

小毬「こんにちは~。二人ともこんなところでなにしてるの?」

理樹「実は……笹瀬川さんを探してるんだけど……」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 22:23:09.50 ID:tSWbxe6b0.net
小毬「ふえ?さーちゃん?」

理樹「うん」

小毬「さーちゃんなら部屋にいるけど~、どうして?」

理樹「いや、一緒に遊ぼうと思って」

小毬「ふえ?理樹君と真人君と……さーちゃんで?」

真人「おうよ!」

小毬「ほわあ……いつの間にそんなに仲良しさんになったのですか」

理樹「いや、まだそこまで仲良くはないんだけど……」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 22:28:39.86 ID:tSWbxe6b0.net
小毬「ん~……?」

理樹「いや、鈴も普段からお世話に(?)なってるし、仲良くなるのもいいかなって」

小毬「なあるほど~。うんうん、みんなと仲良くなることはとても良いことですよ~」

真人「で、悪いんだが小毬。笹瀬川を呼んできてくれねえか」

小毬「うん、そーゆーことなら、おっけーだよ~。私に任せてください」

理樹「ごめんね小毬さん」

小毬「ううん、気にしないで~。じゃあすぐに呼んでくるからね~」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 22:32:26.27 ID:tSWbxe6b0.net
~~~

小毬「お待たせしました」

笹瀬川「…………」

理樹「や、やあ」

真人「うっす」

笹瀬川「…………」

小毬「ほら、さーちゃんも挨拶、挨拶~」

笹瀬川「神北さん……?」

小毬「ほえ?」

笹瀬川「すぅっ~~……!」

小毬「ふえ?深呼吸?」

笹瀬川「こ、れ、は、一体どういうことですのーーー!!!!?」

小毬「ほわあっ!?」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 22:37:38.06 ID:tSWbxe6b0.net
笹瀬川「あなたが、友達が待ってるっていうから着いてきたのに、なんでここにいるのがこの方達ですのーー!?」

真人「ま、まあ落ち着けよ」

笹瀬川「黙りなさい、この筋肉ダルマ!」

真人「んだとう?」

理樹「まあまあ、真人、押さえて押さえて」

小毬「ふえええ……だ、だって理樹君たちがさーちゃんとお友達になりたいって……」

笹瀬川「なぜわたくしが、棗鈴の仲間と友達になんか……!?」

理樹「あはは……」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 22:43:40.39 ID:tSWbxe6b0.net
理樹「いや鈴と仲良さげだから、僕たちも仲良くしようと思ったんだけど……」

笹瀬川「だ、れ、が!棗鈴と!!この口ですの!?そんな根も葉もないことを言うのは!?二度と口が聞けなくなるようにして差し上げましょうか!?」ムギュー

理樹「いひゃいいひゃい」

小毬「ほわ、理樹君の顔が大変なことに!」

真人「おいこら笹瀬川!理樹に手え出すんじゃねえよ!!」

笹瀬川「お黙りなさい、この筋肉!!」ガスッ!

真人「うごっ!?」

小毬「ふええ……い、痛そうだよ~」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 22:52:16.68 ID:tSWbxe6b0.net
小毬「まあまあ、さーちゃん落ち着いて~」

笹瀬川「これが、落ち着いていられますか!」

小毬「仲良くなることはいいことだよ~。理樹君とさーちゃんが仲良くなると、二人は幸せ。そして、さーちゃんと理樹君のお友達の私と真人君も幸せ」

笹瀬川「…………」

小毬「そして笑顔になって~、さーちゃんの周りの人たちがみんな幸せになるんだよ~。それはとっても素敵なことだよね~」

笹瀬川「……相変わらず、あなたは頭の中がお花畑ですのね」

小毬「ほ、ほわあ?お、お花畑?」

笹瀬川「でもまあ……たまには馬鹿たちとつるむのも悪くないかもしれませんわね」

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 22:56:55.93 ID:tSWbxe6b0.net
理樹「え?」

真人「お?」

小毬「じゃあ、さーちゃん」

笹瀬川「ふん……今日くらいは……あなたたちに付き合ってあげますわ」

小毬「やったー!ありがとう、さーちゃん~!」

理樹「ほ、本当にいいの?」

真人「まじかよ………」

笹瀬川「いいって言ってるでしょう?何度も同じことを言わせないでくださる!?」

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 23:04:48.34 ID:tSWbxe6b0.net
小毬(理樹君、理樹君)チョイチョイ

理樹「え?何?」

小毬(さーちゃん、あんな事言ってるけどね、理樹君たちに誘われて嬉しかったんだと思うよ)

理樹(え……?)

小毬(私、知ってるんだ。さーちゃんがグランドの反対側から私たちを羨ましそうに見てたこと)

理樹(そ、そうなの?)

小毬(うん。女子ソフト部ってね、強いけど部活動内は殺伐としてて、みんなで仲良く~ってことは絶対ないんだって)

理樹(…………)

小毬(だからね、私たちが楽しそうに野球してるのが……さーちゃんは羨ましかったんだと思うの)

理樹(…………)

小毬(さーちゃんは頑張り屋さんだから、私といる時は絶対に弱音は吐かないんだけど……部活に行く時は、ちょっと寂しそうな顔するんだ)

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 23:09:07.50 ID:tSWbxe6b0.net
小毬(さーちゃんだってほんとは私たちみたいに、みんなで楽しく遊びたいんだよ)

理樹(…………)

小毬(だから理樹君)

理樹(…………)

小毬(今日はさーちゃんを誘ってくれて、ありがとね)

理樹(…………)

真人「な、なんだよ、てめえ、人の筋肉ジロジロ見るんじゃねえよ。照れるぜ」

笹瀬川「ぶち殺しますわよ……!!」

理樹「笹瀬川さん!!」

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 23:14:28.43 ID:tSWbxe6b0.net
笹瀬川「っ!?な、なんですの……?」

理樹「今日は疲れて動けなくなるくらい遊びまくろうね!」

笹瀬川「は、はあ?」

真人「なんだよ理樹。今日はノリノリじゃねえか」

小毬「そうだよ、さーちゃん~!たまには思いっきり遊んだほうがいいよ~」

理樹「何言ってるのさ!小毬さんも一緒に遊ぶんだよ!」

小毬「わ、私も?いいの?」

理樹「もちろんだよ!いやっほぅううう!!」

真人「り、理樹が壊れちまった……」

笹瀬川「アホですわね……」

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 23:19:08.35 ID:tSWbxe6b0.net
~~~

理樹「えー、じゃあ改めて……」

真人「理樹、声が変だぜ」

理樹「ちょっと叫びすぎて声がガラガラになっちゃったけど、気にしないでね」

笹瀬川「ことごとく、アホですわね」

小毬「あははは~……」

理樹「で、今更だけど、何をして遊ぶかまだ決めてないよね」

真人「そうだな」

小毬「ふむう」

笹瀬川「せめてそれくらい決めておくものではなくて……」

理樹「あはは……じゃあ、夏を満喫するために>>38をしようよ」

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 23:26:19.82 ID:tSWbxe6b0.net
理樹「スイカ割りをしようよ」

真人「お、いいねえ!」

小毬「スイカ美味しいよね~!」

笹瀬川「え、こ、ここでするんですの……?」

理樹「あぁ、ここではちょっとね……」

真人「スイカ割りといえば海だろ!海行こうぜ!海!」

小毬「わーい、海~」

理樹「笹瀬川さんはどう?」

笹瀬川「い、今からですの!?ま、まあ大丈夫ですけど……」

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 23:29:58.35 ID:tSWbxe6b0.net
理樹「でも、問題があるよね」

真人「え?何だ?スイカ割りに足りないもの何かあるのか?」

理樹「いや、あるよね……」

笹瀬川「アホですわね」

小毬「スイカがないよ~」

真人「おおっ、盲点だったぜ……」

笹瀬川「どうするんですの?買いに行きます?」

小毬「あっ!そういえば、>>44がスイカ冷やしてた気がするよ~」

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 23:38:37.32 ID:tSWbxe6b0.net
小毬「はるちゃんがスイカを冷やしてた気がするよ~」

理樹「葉留佳さん?」

真人「そいつを奪い取っちまえばいいんだな?」

理樹「いいわけねぇから」

小毬「はるちゃんに、スイカ分けてもらいに行こうよ~。ついでに、はるちゃんも誘おう~」

真人「一気にうるさくなりそうだな……」

笹瀬川「あなたの暑苦しさに比べたらマシですわよ」

51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 23:46:29.92 ID:tSWbxe6b0.net
~~~

葉留佳「ありゃま、皆さんお揃いで?どしたの?」

小毬「こんにちは~、はるちゃん~」

葉留佳「やはは、こんにちは、こまりん」

小毬「はるちゃん、昨日スイカ買ったって言ってたよね~」

葉留佳「うん、冷蔵庫で冷え冷えシャキーン!ですヨ」

小毬「これからね~、みんなで海に行くんだけど~」

葉留佳「おお!海!いいですなー、青春ですなー!」

小毬「はるちゃんも一緒に来ない?それでー、はるちゃんのスイカでスイカ割りしよー」

葉留佳「なんとう!?それは、とっても楽しそうですネ!」

53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 23:52:05.59 ID:tSWbxe6b0.net
小毬「じゃあ、いこー!」

葉留佳「アイアイサー!」

理樹「ごめんね、突然。迷惑じゃなかった?」

葉留佳「全然全くそんなことないですヨ。どうせ暇だったしねー」

真人「しかし、この学校暇な奴ばっかだな」

笹瀬川「わたくしは今日は、た、ま、た、ま、暇だっただけですからね!勘違いしないでください!?」

葉留佳「あ、理樹君、もう一人>>56が暇してたと思うから誘ってもいいですかネ?」

60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/12(土) 23:59:01.52 ID:tSWbxe6b0.net
葉留佳「お姉ちゃんが暇してたと思うから誘ってもいいですかネ?」

理樹「ええ!?二木さんが暇してる!?」

真人「どうなってんだ今日は……!?雪でも降るんじゃねえか!?」

小毬「ほええ!?き、今日は雪が降るんですか!?」

笹瀬川「いや、降りませんわよ……」

佳奈多「失礼ね、あなたたち。私が暇じゃいけない訳?」

理樹「うわっ!?」

葉留佳「あ、お姉ちゃん」

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 00:05:57.94 ID:amSsr4xm0.net
葉留佳「お姉ちゃん、今から海行くんだけど、一緒に行きませんカ?」

佳奈多「海?今から?」

葉留佳「そう、今から」

佳奈多「このメンバーと?」

葉留佳「そそ」

佳奈多「…………」

理樹(なんだろう……二木さんがじっと僕を睨んでいる……)

佳奈多「行くわ」

葉留佳「やったー!」

小毬「わーい、かなちゃんも遊ぼう~」

佳奈多「直枝理樹、あなたが葉留佳に手を出さないように見張ってるからそのつもりで」

理樹「そ、そういうことね……」

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 00:10:04.68 ID:amSsr4xm0.net
~~~

葉留佳「海だー!」

小毬「遊ぶよー!」

真人「俺が一番だぜー!ひゃっほぅうう!!」ドッバーン

理樹「みんな元気いっぱいだね……」

笹瀬川「アホばっかりですわね……」

佳奈多「…………」ジーッ

理樹(視線が痛い……)

66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 00:16:13.34 ID:amSsr4xm0.net
理樹「じゃ、じゃあ、僕らはまずパラソル立ててレジャーシートを敷こうか」

笹瀬川「仕方ないですわね」

佳奈多「ふん……」ジーッ

~~~

理樹「あ、笹瀬川さん、そこの荷物取ってくれる?」

笹瀬川「これですの?」ヒョイ

理樹「あ、ありが……」ピト

笹瀬川(ッ!?て、手が……!!)

理樹「あ、ごごご、ごめ……!」

笹瀬川「い、いいい、いえ……」

佳奈多「…………」ジーッ

理樹(うわああああああ!見られてたあああああ!!)

69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 00:23:45.26 ID:amSsr4xm0.net
佳奈多「ふん……」

理樹「あ、あの、二木さん」

佳奈多「何よ変態」

理樹「えええ……」

佳奈多「校内じゃなくて良かったわね。校内だったら退学ものよ」

理樹「これだけで!?」

小毬「あ、理樹君ありがとー。パラソル立ててくれたんだねー」

葉留佳「海冷たくて気持ちいーですヨ!みんなも一緒に行こうよー!」

真人「そうだぜ理樹!俺と一緒にあの島まで全力クロールしようぜ!」

理樹「いや、無理だから……」

70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 00:29:01.18 ID:amSsr4xm0.net
小毬「あれ?さーちゃん?」

笹瀬川「な、なんですの?」

小毬「んー……?」

真人「ん?お前顔赤くねえか?」

笹瀬川「あ、赤くねえですわよ!」

小毬「熱あるの?それだったら……」

笹瀬川「ななな、ないですわよ!そそそそ、それより神北さん、オイルを塗るの手伝ってくださる!?」

小毬「え、あ、うん、いいけど……」

葉留佳「あれ?お姉ちゃん、ちょっと不機嫌?」

佳奈多「ふん、そんなことないわよ」

71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 00:34:51.40 ID:amSsr4xm0.net
~~~

葉留佳「いやー疲れましたネ」

佳奈多「あなたがはしゃぎすぎなだけでしょ」

葉留佳「えー、お姉ちゃんだって結構楽しんでたじゃない」

佳奈多「そ、そんなことないわよ」

笹瀬川「神北さん、もう大丈夫ですの?」

小毬「ふええ……もう、へいきー」

真人「ったくよう……気がついたら浮き輪から足だけ出して溺れてたからビックリしちまったぜ」

理樹「いやまあ、無事で良かったよ」

小毬「ふえええ……ごめんなさはあい……」

73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 00:40:16.52 ID:amSsr4xm0.net
葉留佳「じゃあ、みんな程よく疲れたところでスイカ割り大会ですヨ!」

真人「おっしゃ!待ってました!」

小毬「早く食べたいよ~」

笹瀬川「また太りますわよ」

小毬「ほえっ!?さーちゃん、またとか言わないでー」

佳奈多「…………」プニプニ

理樹(二木さんがお腹をつまんでる……)

葉留佳「じゃあまずは>>76から行ってみよー!」

77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 00:48:49.36 ID:amSsr4xm0.net
葉留佳「まずはこまりんから行ってみよー!」

小毬「ほわあっ!?わ、私?」

笹瀬川「ま、頑張りなさいな。はい、棒」ヒョイ

小毬「ふええ……よ、ようし!頑張るよ~」

真人「大丈夫かよ。間違って俺たちを殴ったりしないでくれよな」

小毬「そ、そんなことしないよー」

佳奈多「不安ね……」

理樹「そうだね……」

79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 00:53:08.54 ID:amSsr4xm0.net
~~~

小毬「ようし!目隠しもしたし、準備万端だよー」

葉留佳「はいはーい!じゃあ行きますヨ!レディー!」

葉留佳「ぼーん!!!」

真人「どうでもいいけど、何でさっきからあいつが仕切ってんだよ」

佳奈多「あの子が持ってきたスイカだから当然でしょう?文句でもあるの?」

真人「いえ……すみません……」

笹瀬川「神北さん!そのまま真っ直ぐ!真っ直ぐですわ!」

理樹「あぁ小毬さん!ちょっとずれた!左左!」

80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 00:59:47.91 ID:amSsr4xm0.net
葉留佳「いやー流石こまりん。面白いルートを進んでますネ」

真人「うおっ!小毬!そっちじゃねえよ!右だ!」

理樹「ち、違う違う左だよ!真人、左右ちゃんと分かってる!?」

真人「え、マジかよ。右ってこっちじゃねえの?」

小毬「ふ、ふえええ……どどど、どっちですかー?」

笹瀬川「もう見てられませんわね……」

佳奈多「あれは一種の才能なんじゃないかしら……」

小毬「う、うーん、も、もうここでいいやー。ええいっ」ポカッ

理樹(こ、小毬さんが>>83を叩いた!)

88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 01:08:09.81 ID:amSsr4xm0.net
小毬「ええいっ!」ポカッ

理樹「…………」

真人「…………」

葉留佳「あちゃー……」

佳奈多「…………」

笹瀬川「神北さん……」

小毬「ほ、ほえ……どどど、どしたのー?」

理樹「目隠しを取ってみると分かると思うよ……」

小毬「ふ、ふええ?」ヒョイ

女の子「…………」ガーン

小毬「ほわあっ!?」

93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 01:14:15.98 ID:amSsr4xm0.net
小毬「ご、ごごごごご、ごめんねえ……」オロオロ

女の子「……いいよ、もう崩すとこだったし」

小毬「ほ、ほえ……ほ、ほんとに……?」

女の子「うん」

小毬「ふええ……」

女の子「え、あ、お、お姉ちゃん泣かないで」

小毬「ふえええん!ごめんなさはあい……」

女の子「え、ええ?う、うん、あたしは大丈夫だから泣かないで、ね?」

真人「逆に慰められてやがる……」

笹瀬川「意味がわかりませんわ……」

理樹「あははは……」

97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 01:22:08.74 ID:amSsr4xm0.net
~~~

葉留佳「さて、では気を取り直して次行きますヨ!次!」

理樹「小毬さん、もう落ち着いた?」

小毬「ふええ……ごめんね、みんな」

笹瀬川「ほら、鼻水が出てますわよ。これでお拭きなさい」

小毬「グズグズ……さーちゃんありがとう」

佳奈多「ご両親は近くにいる?」

女の子「うん!あっち!ありがとうお姉ちゃん!」

真人「その、悪かったな。今度は俺の筋肉でもっとでかい砂の城作ってやっからよ!」

葉留佳「こらー!聞けー!次は>>100の番ー!」

104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 01:29:29.30 ID:amSsr4xm0.net
葉留佳「次はお姉ちゃんの番ー!」

佳奈多「え?私?」

葉留佳「そう!お姉ちゃんも折角海に来たんだからハジけないとダメですヨ!」

佳奈多「私あんまり興味ないんだけど……」

葉留佳「興味なくても私たちは興味あるの!ほらほら早くー!」

真人「二木がスイカ割りか……」

理樹「全く想像出来ない図だね……」

佳奈多「聞こえてるわよ、あなたたち」

小毬「ふええ……さーちゃん優しいね」

笹瀬川「なっ!そそそ、そんなことありませんわ!あ、あなたがドジなだけで……」

107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 01:35:43.38 ID:amSsr4xm0.net
~~~

葉留佳「さて、準備出来ましたネ」

佳奈多「ふん……」

理樹「流石、剣道部だね。構えが様になってる」

真人「え、あいつも剣道部だったのか?そいつはいい事を聞いたぜ。あとでいっちょお手合わせ……」

理樹「やめといた方がいいと思うよ……」

笹瀬川「あっという間に終わってしまいそうですわね」

小毬「ふわあ、かなちゃんカッコいいー」

葉留佳「では、お姉ちゃん!レディー!」

葉留佳「ズガシャーン!!」

110: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 01:39:46.07 ID:amSsr4xm0.net
佳奈多「…………」スッスッ……

真人「おお?すげー真っ直ぐに進んでるぜ」

笹瀬川「迷いがありませんわね……」

小毬「かなちゃんすごーい」

葉留佳「あれ、でもちょっとズレてきましたネ」

理樹「二木さん!ちょっとズレたよ!ちょっと右!」

佳奈多「黙りなさい」

理樹「ええええ……」

笹瀬川「あ、またちょっとズレましたわ」

111: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 01:44:05.88 ID:amSsr4xm0.net
真人「おい二木!だいぶズレたぞ!調整だ!」

佳奈多「うるさいわね。外野は黙ってて!」

理樹「ええええ……」

笹瀬川「それってスイカ割りとしてどうなんですの……」

小毬「あはは……かなちゃん、頑固だから~」

葉留佳「やはは……これはお姉ちゃんも失敗ですかネ?」

佳奈多「ふん、見てなさい」スッスッ

真人「おお?」

佳奈多「ここね、間違いない。えいっ!」ボカッ!

理樹(二木さんが>>115を叩いた!)

118: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 01:54:23.67 ID:amSsr4xm0.net
真人「うごっ……!!」

佳奈多「ん?割れないわね。えいっえいっ!!」ボカッボカッ!

真人「おいっ……!やめっ……!!ちょぎっ……!!」ボカッボカッ

佳奈多「固いスイカねぇ……!ええいっ!」ボカッボカッ!!

真人「うがあああああ……!!」ボカッボカッ

小毬「ほわあああっ!ま、真人君が死んじゃうー!」

葉留佳「あっはははは!真人君下半身が砂浜に埋まってきてるー!」

笹瀬川「まあ、手合わせ出来て良かったんじゃありません?」

理樹「真人が一方的に叩かれてるだけだけどね……」

佳奈多「えいっえいっ!」ボカアッ!!

真人「うがああああああああああ!!!」ボカアッ

122: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 01:58:19.81 ID:amSsr4xm0.net
~~~

葉留佳「やはははは!お姉ちゃん!面白かったですヨ!」

佳奈多「う、うるさいわね!」

真人「……頭には……筋肉が……ないんだ……ぜ……」ガクッ

小毬「うわああん!真人君が死んじゃったー!」

笹瀬川「気絶しただけですわよ……」

理樹「あはは……」

葉留佳「じゃあ次だね!次は>>125!」

130: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 02:04:42.08 ID:amSsr4xm0.net
葉留佳「じゃあ次はささみんだね!」

笹瀬川「さ、ささみん?」

理樹「葉留佳さん、その呼び方はどうかと……」

真人「ササミだと!?どこだ!?食わせろ!」

笹瀬川「死になさい!」ボカッ!

真人「ぐあっ……」

小毬「ま、真人君が死んじゃったー!」

佳奈多「気絶しただけよ」

葉留佳「いーじゃん、ささみん。可愛いよ?てか早くやろー!」

134: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 02:10:36.70 ID:amSsr4xm0.net
~~~

笹瀬川「用意出来ましたわよ」

理樹「ソフト部の主将だもん、運動神経は抜群だよね」

真人「そうだな。ま、俺には劣るがな」

理樹(もう復活したっ!?)

葉留佳「そろそろスイカ割ってくださいヨ?もうお腹ペコペコですヨ」

小毬「さーちゃん、頑張ってー」

佳奈多「さっきのは何がいけなかったのかしら……絶対に完璧だったはずなのに……」ブツブツ……

葉留佳「じゃあ行きますヨ!レディー!」

葉留佳「ドッカーン!!」

136: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 02:17:02.77 ID:amSsr4xm0.net
笹瀬川「………」ソローリ……

理樹「うお、笹瀬川さん、意外と慎重だね」

小毬「さーちゃん、負けず嫌いだからねー。絶対に割るつもりなんだよ」

葉留佳「おおっ!これで念願のスイカが食べられる!どこかの方向音痴とは訳がちが……むにゃっ」

佳奈多「黙りなさい」

葉留佳「いひゃいいひゃい!頬っぺたつねらにゃひで~」

真人「おおっ!?これはマジでいい感じなんじゃねえか?」

138: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 02:24:12.13 ID:amSsr4xm0.net
笹瀬川「………」ソローリ…

真人「しかし、慎重すぎねえか?」

理樹「でも、方向は合ってるよ」

真人「しかし、これじゃあスイカが割れる頃には日が暮れちまうぜ。おい、笹瀬川!もうちょっとペースを上げろ!」

笹瀬川「なっ!?お黙りなさい筋肉ダルマ!いいでしょう!すぐにでも割って差し上げますわよ!」スススー!

小毬「ふえー、さーちゃん速いー」

葉留佳「いひゃいいひゃい、もう許してー」

佳奈多「あなたの頬っぺ……プニプニね……」プニプニ

笹瀬川「ここですわ!ていっ!」パコッ

理樹(笹瀬川さんが>>141を叩いた!)

143: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 02:35:16.43 ID:amSsr4xm0.net
笹瀬川「…………」

理樹「…………」

真人「…………」

葉留佳「お姉ちゃんもうやめてー!」

佳奈多「っ!!ご、ごめん葉留佳……つい……」

小毬「さーちゃんすごーい!!」

笹瀬川「え?え?」

理樹「スイカは真っ二つだよ!すごいよ笹瀬川さん!」

真人「やるじゃねえか……見直したぜ」

145: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 02:42:32.04 ID:amSsr4xm0.net
笹瀬川「や、やりましたわー!!」

小毬「やったねさーちゃん!すごいよー!」

葉留佳「うう……スイカが食べられるのは嬉しいけど、最後にはるちんがズバシャーッ!と華麗にスイカを割ってみんなのヒーローになるはずだったのになぁ」

佳奈多「あなたにはどうせ無理だったから安心なさい」

葉留佳「うう……妹をいぢめる姉は良くないと思います」

理樹「残念だったね真人、スイカ割れなくて」

真人「全くだぜ……俺の筋肉でスイカを木っ端微塵にするつもりだったのによう」

理樹「真人に回らなくて良かったよ……」

146: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 02:50:23.50 ID:amSsr4xm0.net
~~~

「「いただきまーす!」」

小毬「冷たくて美味しいよ~」

笹瀬川「ふふん、勝利の味は格別ですわね」

葉留佳「真人君!タネをどっちが遠くに飛ばせるか勝負しない?」

真人「あん?テメー俺様に本気で勝てると思ってんのか?泣きべそかいたってしらねーぞ」

葉留佳「ぷっぷっぷっ!」

真人「うおっ!テメー!俺に向けて飛ばすな!」

葉留佳「やはは!真人君にホクロがいっぱいー!」

佳奈多「葉留佳、静かに食べなさいよ」

理樹「あはは……」

147: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 02:56:40.26 ID:amSsr4xm0.net
理樹(……いつもとはちょっとメンバーは違うけど……)

真人「テメー!こうしてやる!ぷっぷっ!」

葉留佳「わひゃあ!真人君ばっちい!」

佳奈多「井ノ原……?」ゴゴゴゴ

理樹(今日も楽しかったな……。こうしてどんどん、繋ぐ手が広がっていけば……)

笹瀬川「直枝さん……」

理樹「えっ?」

笹瀬川「お、お隣……よろしくて?」

理樹「あ、うん……」

148: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 03:01:30.46 ID:amSsr4xm0.net
理樹(どうしたんだろう笹瀬川さん……?ちょっと顔が赤いような……?)

笹瀬川「直枝さん……き、今日は……あ、あり……」

理樹(夕日のせいかな……)

笹瀬川「あ、あり……」

理樹「え?蟻?」

笹瀬川「違いますわよ!」

理樹「え、あ、ごめん」

笹瀬川「その……」

理樹「う、うん」

笹瀬川「今日はどうもありがとうございました……」

149: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 03:08:13.61 ID:amSsr4xm0.net
笹瀬川「今日は……おかげでとても楽しかったですわ……」

理樹「そう思ってくれたなら、嬉しいよ」

笹瀬川「…………」

理樹「…………」

笹瀬川「わたくしね……」

理樹「うん」

笹瀬川「正直……あなたたちが羨ましかったんですの」

理樹「……うん」

笹瀬川「ソフト部が辛いわけじゃありませんけど……でも、あなたたちみたいに楽しく、というわけではありませんから」

理樹「…………」

笹瀬川「わたくしも……あなたたちみたいにみんなで楽しく遊ぶ、ということに少なからず憧れを抱いていましたわ」

151: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 03:11:36.27 ID:amSsr4xm0.net
理樹「…………」

笹瀬川「だから今日は……わたくしの憧れが現実になって……」

理樹「…………」

笹瀬川「本当に嬉しかったんですの」

理樹「…………」

笹瀬川「ですから………」

理樹「…………」

笹瀬川「今日は本当にありがとうございました」

153: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 03:18:30.92 ID:amSsr4xm0.net
理樹「知ってたよ」

笹瀬川「え?」

理樹「小毬さんが全部教えてくれたんだ」

笹瀬川「神北さんが……」

理樹「うん、海に来る前にね」

笹瀬川「あの子はまた勝手に……」

理樹「小毬さんが教えてくれたから、僕は笹瀬川さんを今日はめいいっぱい楽しませてあげようと思ったんだ」

笹瀬川「…………」

理樹「だから……笹瀬川さんが今日を楽しんでくれたのなら、これ以上の幸せはないよ」

154: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 03:24:12.62 ID:amSsr4xm0.net
笹瀬川「グスッ……」

理樹「…………」

笹瀬川「あなたも……神北さんも……とんだお人好しですわね……」

理樹「そんなことないよ」

笹瀬川「…………」

理樹「お人好しなんじゃなくて、僕自身も幸せになれるから」

笹瀬川「ふふ……神北さんの、幸せスパイラル理論、ですわね」

理樹「ありゃ、知ってたんだ」

笹瀬川「ルームメイトですもの。当然ですわ」

小毬「ほわあ、理樹君もさーちゃんもすっかり仲良しさんですね」

155: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 03:30:09.09 ID:amSsr4xm0.net
笹瀬川「神北さん……」

理樹「はは……そうだね……」

小毬「うんうん、いいことだよ~。仲良しさんなら幸せいっぱい。幸せいっぱいなら、毎日がもっと楽しい」

理樹「毎日が楽しいと、僕たちはもっと幸せだよね」

小毬「そのとーりなのです!幸せはぐるぐる回るんだよー」

笹瀬川「幸せスパイラル、ですわね」

小毬「うんうん!さーちゃんは今、幸せ?」

笹瀬川「わたくしは……」

156: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/13(日) 03:35:17.51 ID:amSsr4xm0.net
真人「おう、なんだなんだ楽しそうじゃねえか」

葉留佳「およ?こまりんたちはそんな隅っこで何をやっているのですカ?一緒にタネ飛ばしやろうよー」

佳奈多「あなたスイカ全部食べたのに、どうやってタネを飛ばすつもりなのよ」

葉留佳「それはもちろん」ヒョイ

小毬「ほわあっ!わ、私のスイカがあ~」

葉留佳「やはは、こまりんのスイカ討ち取ったりー!」

小毬「うええええん!返してよー」

笹瀬川「直枝さん」

理樹「うん?」

笹瀬川「わたくし……今、とっても幸せですわ」



おわり