剣心「やはり失敗でござったか・・・」

剣心「まあ練習でござるし、わざと殺したわけじゃないからノーカンでござろう」

剣心「拙者はもう人斬りはやめたでござる」

剣心「そういえばサノが何か言いかけていたような気がしたでござったが・・・」

剣心「ま、いっか」

剣心「サノの死体はどこか山奥にでも捨ててくるでござる」

剣心「それよりも技の改良が必要でござるな」

剣心「このままではまた人斬りに戻ってしまうでござる」

弥彦「おーい剣心！大変だぜ！」ﾀｯﾀｯﾀｯ

剣心「弥彦良い所へござった」ｽﾁｬｯ

弥彦「薫のやつがこ・・・」

剣心「飛天御剣流！！！！！龍舞閃！！！！！」ｼｭｼｭｼｭｼｭｼｭｼｭ

弥彦「ぐああああああああああああああっ！！！！」ｻﾞｸｻﾞｸｻﾞｸｻﾞｸｻﾞｸｻﾞｸ

剣心「蒼紫の回天剣舞からヒントを得て考案した、相手に六連撃を与える技でござる」

弥彦「」ﾄﾞｻｯ

剣心「おろ？」

剣心「弥彦は背が低いから全部顔に入ってしまったでござる」

弥彦「」

剣心「改良が必要でござるな・・・」

恵「剣さんいるかしら？」

剣心「恵殿でもこの技なら大丈夫でござろう」ｽﾁｬｯ

恵「薫ちゃんが・・・・」

剣心「飛天御剣流！！！！！龍重閃！！！！！」ｼｭｼｭﾝｯ

恵「うぐっ！？」ｸﾞﾁｬ

剣心「サノの二重の極みからヒントを得て考案した、鞘で一撃目を与え瞬時に二撃目を与える技でござる」

恵「」ﾄﾞｻｯ

剣心「おろ？首が無い・・・・」

恵「」

剣心「二重の極みは逆刃刀でも可能だったでござる」

剣心「新しい技を編み出すのは難しいでござるなあ」

剣心「そういえば京都へ志々雄討伐へ行くよう言われていたんでござった」

剣心「死体は適当にそこら辺の山へ捨てて、さっさと京都へいくでござる」

――――京都――――

斎藤「遅かったな」

剣心「ちょっと野暮用でござる」

斎藤「そうか。よくあることだ」

剣心「そう、よくあることでござる」

斎藤「奴は必ず船で来るはずだ。港を張りこむぞ」

剣心「その前にお主に頼みがあるでござる」

斎藤「抜刀斎が俺に頼みごととは珍しいな」

剣心「新しい技を考案したんでござるが、試す相手がいないのでござる」

剣心「実践で失敗すると悪いから、今の内にお主で試させてほしいのでござるよ」

斎藤「いいだろう」

斎藤「ただし負傷して戦えなくなっては困るからまともには受けんぞ」

剣心「構わんでござる。拙者も殺したくはないでござる」

斎藤「まるでその技で簡単に俺を殺せるような言い方だな」

剣心「ははっ、まさか」

剣心「ではいくでござるよ」ｽﾁｬｯ

剣心「飛天御剣流！！！！！龍銃閃！！！！！」ﾊﾞﾝｯ！

斎藤「うっ！？」

剣心「比留間喜兵衛のピストルからヒントを得て考案した、飛龍閃をピストル並みの速さで放つ技でござる」

斎藤「」ﾄﾞｻｯ

剣心「お主ならこれくらい余裕でかわせるかもしれんでござ・・・・おろ？」

斎藤「」

剣心「またか」

志々雄「警察が港を張ってるかと思ったら妙に静かじゃねえか」

由美「そのほうが京都大火しやすくていいじゃありません？」

志々雄「だな」

剣心「ちょっとお邪魔するでござる」ﾋｮｲｯ

志々雄「てめぇは人斬り抜刀斎！？」

剣心「技を試す相手がいなくなってしまったでござるよ」

剣心「そこでちょっと協力してほしいでござる」ｽﾁｬｯ

志々雄「嫌ダメだ」

剣心「飛天御剣流！！！！！龍炸裂弾閃！！！！！」

ﾄﾞｯｶ―――――――――――――ﾝ！！！！！！！！

剣心「月岡殿の炸裂弾からヒントを得て考案した、よくわからないけど爆発する技でござる」

剣心「志々雄には逃げられたでござるが、このアジトで決着をつけるでござる」

由美「貴方一人で来るなんて大した自信ね」

剣心「さっさと志々雄の所へ案内するでござる」

由美「まずは十本刀一人ずつと戦ってもらうわ」

剣心「それはこちらとしても都合がよいでござる」

剣心「お邪魔するでござる」ｶﾞﾁｬ

案慈「ん？前に二重の極みを伝授した男が来るかと思ったが気のせいだった」

剣心「志々雄討伐用に考案した技をお主で試させてもらうでござる」ｽﾁｬｯ

案慈「丸腰に刀とは卑怯だな。貴殿に一つ昔話をしてや・・・」

剣心「飛天御剣流！！！！！龍炎閃！！！！！」ﾌﾞｵｯ！

案慈「あっちいいいいいいいいいい！！！！！」ﾒﾗﾒﾗ

剣心「火男の火炎吐息からヒントを得て考案した、刀に塗った油に引火させる技でござる」

案慈「あちちちちちちちちちちちちち！！！！！！！！！」ﾒﾗﾒﾗ

剣心「死んでない！成功でござる！！！！！！」

由美「志々雄様の技のパクリね・・・・」

剣心「なんだと！？」

剣心「せっかく考案したのにパクリは嫌でござる・・・・」

剣心「いやでござるうううううううううううううううううううう！！！！！！」

案慈「ぐふっ！！！！」ﾄﾞｻｯ

剣心「おろ？」

案慈「」

剣心「焼け死んだでござる」

剣心「失敗でござるな」

剣心「ふぅ・・・・しょせん志々雄なんかが使う技のパクリだし死んでもおかしくない」

剣心「拙者は不殺をつらぬき通すため、人を殺める技は使わないでござる」

宇水「いらっしゃい」

剣心「どうもでござる」

宇水「元新選組三番隊組長が来ると思ったが気のせいだった」

剣心「可笑しいでござる」

宇水「何が可笑しい！！」

剣心「技を考えども考えども一向に成功しないことでござる」

剣心「でもまだ志々雄討伐用の技があるから試させてもらうでござる」ｽﾁｬｯ

宇水「私の心眼ですべてお見通しだ」

剣心「飛天御剣流！！！！！龍飯綱閃！！！！！」ﾋﾞｭｯ！

宇水「ふっ、ただの空振り・・・・ぐふっ！？」ｻﾞｼｭｯ

剣心「石動雷十太の飛飯綱からヒントを得て考案した、真空の刃を飛ばす技でござる」

宇水「」ﾄﾞｻｯ

剣心「飛龍閃と違って刀を取りに行く必要が無い分便利な技でござ・・・・おろ？」

宇水「」

剣心「なにゆえこの者は目隠しなぞしておったのでござろうか・・・・」

剣心「いる・・・・」

由美「そこは方治の部屋で誰もいないわよ」

剣心「お邪魔するでござる」ｶﾞﾁｬ

蒼紫「来たか抜刀斎」

剣心「ここらでちょうどいい強さの相手が現れたでござる」

蒼紫「貴様を倒し俺は最強の名を手にする」ｽﾁｬｯ

剣心「是非お主には生きて操殿と再会してほしいでござる」ｽﾁｬｯ

蒼紫「いくぞ！」

剣心「飛天御剣流！！！！！龍心閃！！！！！」ｸﾜｯ！

蒼紫「うっ・・・・！？かはっ・・・・み・・・・」ﾄﾞｻｯ

剣心「鵜堂刃衛の心の一方からヒントを得て考案した、刀から気を発し金縛りにする技でござる」

蒼紫「」

剣心「たぶん急な心臓発作でござろう。拙者は関係ない関係ない」

剣心「さ由美殿、次の者の待つ部屋へ案内してもらうでござる」

剣心「・・・・おろ？」

由美「」

剣心「死んでる・・・・」

剣心「たぶん急な心臓発作でござろう」

剣心「志々雄ももっと健康な者を寄こしてくれないと困るでござるなあ」

剣心「急な心臓発作は怖いでござる」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

剣心「今度拙者も恵殿に健康診断してもらうことにするでござ・・・・あ」

宗次郎「やあ緋村さん、一人で来るなんて意外ですね」

剣心「また会えてうれしいでござる」

宗次郎「あれ？由美さんが案内役をしてたはずだけど・・・・」

剣心「ではさっそく・・・・」ｽﾁｬｯ

剣心「飛天御剣流！！！！！龍苦無閃！！！！！」ｼｭﾊﾟｯ

宗次郎「うっ！？」ｸﾞｻｯ

剣心「操殿の貫殺飛苦無からヒントを得て考案した、逆刃刀を苦無のように投げる技でござる」

宗次郎「」ﾄﾞｻｯ

剣心「顔に刺さってしまった・・・・コントロールが難しいでござる」

志々雄「来ると思ったぜ」

剣心「来ちゃったでござる」

志々雄「この世は弱肉強食、強ければ生き、弱ければ死ぬ」

剣心「そうか、拙者の技が失敗したのではなく、皆が技を受けきるに足る強さを持っていなかったのでござる」

志々雄「よくわかってるじゃねぇか」

剣心「ではいくでござる！」ｽﾁｬｯ

志々雄「シャアアアアアア！！！！」

志々雄「壱之秘剣！焔霊！！！」ﾌﾞｵｯ！

剣心「おっと危ない。面白い技だが、拙者の技のパクリでござろう」

志々雄「弐之秘剣！紅蓮腕！！！！」ﾎﾞﾝｯ！

剣心「これは龍炸裂弾閃の劣化パクリ技でござるな」

志々雄「さっきからパクリパクリって・・・・ならこれならどうだ！！！！」

志々雄「終の秘剣！！！火産霊神！！！！！！」ｸﾞｵｵｵｵｯ！

剣心「これは斬新！」ﾒﾓﾒﾓ

剣心「なら拙者もとっておきの技を使わせてもらうでござる！！！」ｽﾁｬｯ

剣心「飛天御剣流！！！！！龍回転式機関砲閃！！！！！」ｶﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

志々雄「うわあああああああああああああああああああああ！！！！！」ｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻ

方治「うわあああああああああああああああああああああ！！！！！！」ｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻ

剣心「観柳の回転式機関砲からヒントを得て考案した、一分間で二百回の突きをする技でござる」

剣心「ちょっと腕が疲れるでござる」

方治「」ﾄﾞｻｯ

剣心「おろ・・・・流れ突きが関係ない者にまで当たってしまったでござる」

剣心「ま、志々雄一派だしいっか」

志々雄「ぐっ・・・・」

剣心「さすが志々雄真実、まだ生きてるでござる！」

剣心「今思いついた新しい技をさっそく試すでござる！」ｽﾁｬｯ

剣心「飛天御剣流！！！！！！！龍火産霊神閃！！！！！！」ｸﾞｵｵｵｵｯ！

志々雄「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！」ﾒﾗﾒﾗ

剣心「志々雄の火産霊神からヒントを・・・・以下略でござる」

志々雄「」ﾄﾞｻｯ

剣心「終わったか・・・・」

――――そのころ葵屋――――

操「くっ・・・・神谷活心流から二人くらい協力があるかと思ったけど気のせいだったみたい」

鎌足「これなら志々雄様の野望も案外簡単に果たせそうね！」

「志々雄真実ならとっくに死んだでござる」

蝙也「誰だ！？」

剣心「全然苦戦しなかったゆえもう戻って来れたでござる」

操「緋村！」

才槌「志々雄様が死んだだとぉ？まさか貴様が・・・・？」

剣心「拙者は誰一人として殺してはござらん。皆不慮の事故で勝手に死んでいったでござる」

鎌足「志々雄様があんたみたいなやつに負けるはずがない！」

剣心「飛天御剣流！！！！！龍ﾋﾞｮｳ閃！！！！！」ﾋｭﾝｯ

鎌足「ぐはっ！」ﾌﾞｽﾘｯ

剣心「べしみの毒殺螺旋ﾋﾞｮｳからヒントを得て考案した、抜刀の勢いで毒を塗ったﾋﾞｮｳを飛ばす技でござる」

鎌足「くっ・・・・あ・・・・」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

剣心「死んでない！成功でござる！！！！！」

鎌足「」ﾊﾟﾀｯ

剣心「ちょっと毒が強すぎた、失敗失敗」

蝙也「くそっ！抜刀斎め！聞いてたよりずっとイカれてやがる！」

蝙也「だがこれならどうだ！」ﾄﾞｶｰﾝ！

操「あいつ、あんな高さまで飛んでる！？」

蝙也「さすがにこの高さまでは貴様も届くまい！」

剣心「飛天御剣流！！！！！龍伸閃！！！！！！」ﾋﾞﾖｰﾝ

蝙也「ふっ、そんなところから届くわけが・・・・ぐあっ！？」ｸﾞｻｯ

剣心「般若の伸腕の術からヒントを得て考案した、刀に縞模様を描いて伸びたように錯覚する技でござる」

蝙也「いや、今たしかに伸びたような・・・」ﾄﾞｻｯ

剣心「錯覚でござる」

操「凄いよ緋村！これならぱぱっと全員やっつけられそうじゃん！」

剣心「次はその達磨の様な男でござるな」

夷腕坊「ｳﾋｯ？」

剣心「そろそろ新技もつきてきたでござる・・・・」

剣心「しかたがない、秘策中の秘策を使うでござる」ｽﾁｬｯ

剣心「飛天御剣流！！！！！龍奈良閃！！！！！」ｽﾞﾊﾞｯ！

夷腕坊「のわあああああああああああああああああ！」ｽﾞﾀﾎﾞﾛ

剣心「今十勇士の真田雪村の凶牙・奈落刃からヒントを得て考案した、よくわかんない技でござる」

操「中から人が出てきたよ！」

外印「おのれぇ抜刀斎・・・・」

才槌「誰だあいつ・・・・」

外印「まさか抜刀斎がこんなに早く戻ってくるとは思わなかった！」

外印「ここは退却するしかあるまい」ｼｭﾀｯ

剣心「逃げる相手におあつらえ向きの技があったでござる」ｽﾁｬｯ

剣心「飛天御剣流！！！！！！龍蛇閃！！！！！！！」ｸﾈｸﾈｸﾈ

外印「うわああああああああああきめええええええええええええええええ！！！！！！」ｸﾞｻｯ

剣心「張の大蛇からヒントを得て考案した、後期型殺人奇剣に代わり拙者が蛇のように追いかける技でござる」

外印「」ﾄﾞｻｯ

剣心「ちょっと見た目が恥ずかしい技でござる///」

才槌「ぐぬぬ・・・・あんなキモい動きをしたヤツにことごとくやぶれるとは・・・・」

剣心「ずいぶん大きな背丈でござるなあ」

剣心「志々雄よりよっぽどラスボスっぽいでござる」

才槌「不二！抜刀斎など捻りつぶしてしまえ！」

不二「・・・・！」ﾄﾞｽﾝｯ！

剣心「おっと危ない。踏み潰されるとこだったでござる」

剣心「もう新技が尽きたでござる・・・・これでは倒せない」

「奥義も会得してないくせに何が新技だ」

剣心「その声は！？」

比古「やかましいから来てみれば、まさかこんなとこでかつての馬鹿弟子と再会するとはな」

才槌「また妙な奴が出てきおった・・・・不二！」

不二「・・・・！」ｸﾞｵｯ！

比古「飛天御剣流！！！！！九頭龍閃！！！！！」ｽﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

不二「・・・・ｯ！」ﾄﾞｼﾝｯ！

才槌「うわあああああああああああああ！！！！」

操「すごっ！何今の！？」

剣心「(新技開発に夢中で師匠のところへ奥義を授かりに行くのを忘れていたでござる)」

剣心「師匠！今の技を教えてほしいでござる！」

――――数日後――――

剣心「赤べこや拙者のゆかりのある者たちの家が襲撃されたでござる！」

剣心「そしてどういうわけか拙者一人で縁たちと戦う羽目になったでござる・・・・」

鯨波「抜刀斎！」ｶﾞﾁｬﾝ

剣心「来たか！アームストロング砲を撃たれる前に倒すでござる！」ｽﾁｬｯ

剣心「飛天御剣流！！！！！龍九頭龍閃閃！！！！！」ｽﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

鯨波「ぐおおおおおおおっ！？」ｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｸﾞｻｯ

剣心「師匠の九頭龍閃からヒントを得て考案した、見よう見まねの九頭龍閃でござる」

鯨波「」ﾄﾞｻｯ

剣心「師匠に奥義を教えてもらえなかったゆえ、独自に会得したオリジナル技でござる」

剣心「ただちゃんと教わってないからうっかり殺し・・・・勝手に死んだでござる」

戌亥「雷神車！！！」ﾄﾞｶｰﾝ！

剣心「せっかく守った道場が破壊されたでござる！」

戌亥「抜刀斎の首は俺が貰ったぜ！」

剣心「拙者がこの数日間ただ遊んでいたわけではないことを教えてやるでござる！」ｽﾁｬｯ

剣心「飛天御剣流！！！！！龍アームストロング砲閃！！！！！」ﾄﾞｶｰﾝ！

戌亥「ぐああああああああああああああああああああああ！！！！」

剣心「さっそく赤べこのときのアームストロング砲をヒントに新技を編み出したでござるよ」

戌亥「」ﾄﾞｻｯ

剣心「鞘をアームストロング砲に改造していたのでござる」

乙和「鞘を改造？ある意味抜刀斎も暗記使いだったということね」

剣心「いや、拙者は不殺の信念を貫くため、逆刃刀しか振らんでござる」

乙和「いや今のはもう刀ですら・・・・」

剣心「拙者はただのるろうに！もう人斬りはやめたでござる！！！！」ｽﾁｬｯ

剣心「飛天御剣流！！！！！龍雷神車閃！！！！！！」ｸﾞﾙｸﾞﾙﾄﾞｶｰﾝ！

乙和「ぐはあああああああっ！？」

乙和「」ﾄﾞｻｯ

剣心「さっきの男の技からヒントを得て考案した、意味不明な技でござる」

剣心「ふぅ・・・・なんとか三人倒したでござる」

八ツ目「抜刀斎ｨｯ！すでに俺が道場の中に潜んでいることに気付かないとは間抜けな奴だな！」

剣心「天井裏から声が！？」

八ツ目「この道場にいる奴は全員人質・・・・誰もいない」

剣心「皆事故死したでござる」

八ツ目「そうか、ご愁傷さまでした」

剣心「もう道場も壊されてしまったでござるし、道場ごとお主を倒すでござる！」ｽﾁｬｯ

八ツ目「え？」

剣心「飛天御剣流！！！！！龍飛空発破閃！！！！！」ﾄﾞｶｰﾝ！

八ツ目「ぐあああああああああああああああああ！！！！！」

剣心「蝙蝠みたいな男の技からヒントを得て考案した、龍炸裂弾閃の爆風で空へ舞い上がる技でござる」ﾌﾜｯ

剣心「着物を翼のように広がるよう改造しておいたのでござる」

八ツ目「本気で道場ごとやりやがった・・・・」ﾊｧﾊｧ

剣心「まだ生きてるでござる！」

剣心「この技はまだ終わりではない！」

剣心「さらに爆発を起こすことによって何度でも空高く飛ぶことが出来るのでござる！」ﾄﾞｶｰﾝ！

八ツ目「ぎゃあああああああああああああああああ！！！！！！」

八ツ目「」ﾄﾞｻｯ

剣心「・・・・ふぅ」ｼｭﾀｯ

剣心「今までの考案した新技はどれも人を殺める失敗作ばかり」

剣心「不殺をつらぬくには人を殺める技は使ってはいけないのでござる」

剣心「はやく完成させないとそろそろ敵がいなくなってしまう様な気がするでござる」

呉「外印の代わりと言われて来てみれば、抜刀斎とやらはイカれた男だな・・・・」

青龍「鞘がアームストロング砲になってるし」

朱雀「一瞬で人の技パクるし」

白虎「空飛んでるし」

玄武「居候宅爆破してるし」

剣心「拙者の目がおかしんでござろうか・・・・」

剣心「気球に乗ってる大柄な男が四人に分身してる気がするでござる」

剣心「でもたぶん敵ぽいっから倒すでござる」ｽﾁｬｯ

剣心「飛天御剣流！！！！！・・・・・・もう技がないでござる」

剣心「しかたがないでござる・・・・本当の本当に秘策中の秘策を出すでござる」

剣心「これだけは使いたくなかったでござるが致し方ない・・・・」

剣心「志々雄との戦いのあとの崩落するアジトからヒントを得て考案した・・・・・」

剣心「飛天御剣流！！！！！！龍基地崩壊閃！！！！！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

呉「ななななななな何がおこっこｋｋっこおおおお」

四星「あわっわわあああわっわわっわわわっわわわわわああ」

ﾄﾞｯｶ――――――――――――――――――ﾝ！

呉「」ﾄﾞｻｯ

四星「」ﾄﾞｻｯ

剣心「ボスを倒すとお決まりのようにアジトが爆発するように、辺り一帯を滅茶苦茶にぶっ壊す技でござる」

剣心「これで残すは縁、お主だけだ！」

縁「なんなんだこの男は・・・・もはや人の為せる業じゃない」

剣心「来なければこちらから行くぞ！」

縁「ちょっと待って！今行く！今行くから！」ｼｭﾀｯ

剣心「縁、巴のことで拙者に復讐に来たのでござろう？」

剣心「巴のことはすまなかったでござるm(__)m」ﾄﾞｹﾞｻﾞｯ

縁「え？あ、うん・・・・もう許しちゃおうかな」

剣心「しかし謝ってもお主の大切な姉はもう戻っては来ない・・・・」

剣心「拙者を斬りたくて斬りたくて仕方なく、それでここまで来たのでござろう？」

縁「あ、うん。そうですね」

剣心「ならここは潔く、真剣勝負で決着をつけるでござる！！！！」ｽﾁｬｯ

縁「え、でも怪我しちゃうと危ないし、やめとこうよ・・・・」

剣心「いや、拙者は不殺を信念に逆刃刀を振るうただのるろうに」

剣心「るろうにになって人を殺したことは、絶対にないでござる！！！！！」

剣心「死ぬのは拙者が負けたとき、拙者自身のみでござるよ」

縁「あ、うん。そうだよね。僕絶対死なないよね」

剣心「絶対に死なないでござる・・・・死ぬはずがないでござる・・・・」

縁「(さっきもう新技ないって言ってたしたぶん大丈夫だよな・・・・)」ｽﾁｬｯ

剣心「覚悟を決めたようでござるな？」

縁「あ、ああ・・・・」ｺﾞｸﾘｯ

剣心「では、尋常に・・・・参る！！！！！」

縁「虎伏絶刀勢！！！！！」ｻﾞｼｭｯ！

剣心「飛天御剣流！！！！！！！龍金閃！！！！！！」ｶﾞﾝｯ！

縁「うわああああああああああああ俺の○があああああああああああああああああ！！！！」ｸﾞﾁｬ

剣心「弥彦の末代祟りからヒントを得て考案した、逆刃刀で相手の○○をぶっ潰す技でござる」

縁「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！」

剣心「この技だけは使いたくなかった・・・・相手は絶対に死ぬだろうと予想していたでござる」

縁「」ﾄﾞｻｯ

剣心「拙者が殺したのではござらん。縁が勝手に死んだのでござる」

剣心「もう人斬り抜刀斎の時代は終わったんでござるよ・・・・」

剣心「それにあのときサノ達が拙者に言いかけたこと、今ならわかるでござる」

剣心「拙者の新技考案を知った薫殿は自分で技を試されることを恐れて出て行ってしまったのでござろう」

剣心「薫、君だけは生きてくれ・・・・」

こうして戦乱の世を生きた一人のるろうにの戦いは幕を閉じた

完