薫「という訳なのよ・・・」

妙「あらま」

薫「妙さん教えて！！！どうすればお料理上手になるの！？」

妙「さぁ・・・ウチはなんも考えずに作ってるさかい・・・」

薫「コツみたいなのあるんでしょ！？」

妙「そんな大したことしてないんよ」

薫「マジかよ・・・」

燕「薫さんもしかして味見してないんじゃないですか？」

薫「味見？」

燕「味見しない人が作る料理は不味いって言いますよ」

薫「なるほど」ｶｷｶｷ

薫「るんるらんらるんるらんら」ｸﾞﾂｸﾞﾂ

弥彦「oh・・・」

薫「あら弥彦いいところに来たわね」

弥彦「今日も薫が飯つくんのかよ・・・」

薫「見なさいこの美味しそうな煮付けを」

弥彦「うわぁ・・・」

薫「はいあーん」

弥彦「い、いらねぇよ！！！やめてくれよ！！！！」

薫「味見しないさいよ！！！！！！！！！！」

弥彦「いらねぇって！！！！！！離せよ！！！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

薫「いいから味見しなさいって！！！！！！！！！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

弥彦「あぁぁぁあっぁあ・・・・！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

薫「噛むのよ！！！！！しっかり噛んで！！！！！！」

弥彦「うっうっ・・・うっうういうう」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

薫「まだよ！！！！！！！ちゃんと噛まないと味わかんないでしょ！！！！！！！！」

弥彦「ﾊｧﾊｧ・・・うっおっぉぉおお・・」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

薫「あーんして！！！！」

弥彦「ああぁあ・・・・」

薫「いいわ飲み込みなさい」

弥彦「ﾊｧﾊｧ・・・・ﾊｧﾊｧ・・・・」ｺﾞｸﾘｯ

薫「どうだった・・・？」

弥彦「・・・・ゴムの味がした」

薫「じゃあ味の微調整が必要ね」ｸﾞﾂｸﾞﾂ

薫「弥彦は味見係だからね」

弥彦「・・・・・」

――数時間後――

弥彦「もう許してくれ・・・」ｼｸｼｸ

薫「今度は力作よ！！！！！！！」

薫「ほらあーんして」

弥彦「・・・・・・・」

薫「口開けなさいよ！！！！！！！！」ﾊﾞｼｬｯ

弥彦「熱っ！！！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

薫「口！！！！！！！！！！」

弥彦「ああぁあぁ・・・」

薫「１００回噛むのよ」ｸﾞｲｸﾞｲ

弥彦「おっ・・・・おぉ」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「どう？」

弥彦「もうやめようぜ・・・薫はよく頑張ったよ・・・」

薫「ふにいいいいいいいいいいいいいい！！！！！」ﾊﾞｼｬｯ

弥彦「熱っ！！！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

――翌日――

薫「出てこい燕！！！！！！！！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯ

燕「どうしたんですか」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

薫「てめぇホラ吹きやがったな！！！！！！！！」

燕「どういうことですか・・・？」

薫「何が味見よ！！！！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

燕「いやっ！！！」

薫「味見したって不味い物は不味いんじゃない！！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

燕「やめてください・・・やめてください・・・」

薫「私はお料理上手になりたいの！！！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

燕「痛い・・・薫さん・・・」ｼｸｼｸ

薫「泣きたいのはこっちだわ！！！！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

妙「薫ちゃん！！！！！」

薫「なによ！！！！！！！！！！！！！」

妙「いっぺん落ち着き！！！！！落ち着こな」

薫「落ち着いていられますかってのよ！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

燕「うっ・・・・」ｼｸｼｸ

妙「薫ちゃん！！いっぺんウチが見たるさかいに！！！！」

薫「ほんと？」

妙「赤べこの厨房使わせたたるさかいにな。おいで」

薫「イヤフゥ～！！！！！！」

妙「大したこと教えれへんけどかんにんな」

薫「いいのいいの！！！！！」

燕「・・・・・・」

妙「まずなんか作ってみ」

薫「るんるらんらるんるらんら」ｸﾞﾂｸﾞﾂ

薫「出来ました」

妙「これは」

薫「魚の煮付けです」

妙「なるほど」

薫「どうぞ」

妙「・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「どうですか！！！！」

妙「アカンでこれは」

薫「はうあ！？」

妙「薫ちゃんゴム入れたんとちゃう・・・？」

薫「ふにいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

燕「痛い・・・痛い・・・・」

妙「今から教えたるから！！！！教えたるから！！！！！」

妙「まずお魚の下準備しよか」

薫「下準備？」

妙「ウロコとったり、内臓とりだしたり」

薫「ウロコってとるもんなんすね」

妙「・・・・まあやってみ」

薫「ふにいいいいいいいいいいいいいい！！！！」ｻｯｻｯｻｯ

妙「包丁使うのは上手やね薫ちゃん」

妙「じゃあ煮込むときの味付け考えよか」

薫「醤油でいいじゃん」

妙「醤油だけやと辛なるよ」

薫「でも家に醤油しかないんですけど」

妙「ここの物使ってええよ」

薫「でも家で作れなきゃ意味ないじゃないですか」

妙「そんなこと言われても・・・」

薫「なんなんですかホントに」

妙「怒らんといて怒らんといて・・・」

薫「醤油でなんとかならないんですか」

妙「じゃあ醤油にお砂糖と生姜入れよか」

薫「砂糖も生姜もないんですよ」

妙「お砂糖３袋生姜５つあげるから・・・」

薫「いいんですか！？ありがとう妙さん！！！！！」

妙「ええんよ・・」

薫「じゃあ教えてください！！！！」

妙「せやね」

燕「うわぁ・・・」

妙「じゃああとはお魚これで煮込むだけやね」

薫「イヤフゥ～！！！！！！」ｸﾞﾂｸﾞﾂ

――数分後――

薫「出来たわ！！！！！！」

妙「うまいこと出来てるんとちゃう？」

薫「じゃあ皆で大試食回よ！！！！！」

薫「はい！！燕ちゃん！！」ｽｯ

燕「ありがとうございます・・・」

薫「はい！！妙さん！！」ｽｯ

妙「ありがとうね」

薫「いただきまー！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

妙「・・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

燕「・・・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「美味しい！！！！！！！！」

妙「・・・・・」

燕「・・・・・」

薫「どうしたの二人とも？」

妙「・・・美味しいよ」

薫「でしょでしょ！！！！！！！！」

燕「不味いです」

薫「はうあ！？」

燕「なんと言っていいかわかりませんがゴムみたいな味がします」

妙「燕ちゃん！！！美味しいって言ったら帰ってくれるやろ！！！！！なにしてんねん！！！！！」

燕「でも私嘘はつきたくありません」

薫「ふにいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

燕「うぅ・・・・・」

薫「美味しいじゃない！！！！！！普通に！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

燕「薫さんの舌がおかしいんです・・・！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

薫「やったわね！！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

燕「まっずいです！！！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

薫「ふにいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

燕「薫さんには愛が無いんですよ！！！！！！愛が！！！！！」ﾊﾞｼｯ！！！

薫「うっ！？」ｶﾞｸｯ

燕「お妙さんに教えてもらったにも関わらずこんなゴムみたいな・・・」

燕「きっと料理に対する愛情がかけてるんですよ！！！！！！」

薫「燕ちゃん・・・」

燕「いやいや作ってるならやめた方がいいです」

薫「わかったわ・・・燕ちゃんの言う通りだった・・・」

薫「料理に対する愛情を養ってまた帰ってくるわ！！！！」

燕「頑張ってください」

妙「帰ってこんでええよ・・・」

薫「最近どう？」

煮付け「」

薫「面白いことあった？」

煮付け「」

剣心「何してるんでござるか薫殿」

薫「お料理に対する愛情を養ってるの」

剣心「それで煮付けとお話してるんでござるか・・・」

薫「愛って言ってもまずは友達からでしょ？」

剣心「なるほど」

薫「ねぇどっか行く？」

煮付け「」

薫「へーそうなんだ」

煮付け「」

剣心「うわぁ・・・」

薫「煮付け・・・///」

煮付け「」

薫「だめよ煮付けそんな///」

煮付け「」

薫「こんなところで・・・いや///」

煮付け「」

薫「みんな見てるわよ・・・///」

煮付け「」

薫「煮付けえええええええええ////」ﾁｭｯ

煮付け「」

左之助「されどゴムだぜ」ｽﾀｽﾀ

薫「ふにいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！！」

薫「あああああ馬鹿馬鹿しい！！！！！！」ﾊﾞｼｬｯ

煮付け「」ｸﾞﾁｬｯ

薫「こんなので料理うまくなるはずないじゃん！！！！！！！」

薫「また燕ちゃんにはめられたわ！！！！！！！！」

薫「もうどうすりゃいいの！！！！！！！！！」

剣心「薫殿はもうお料理しない方がいいでござるよ」

薫「なんで！！！！！！！」

剣心「人間センスってのがあって」

薫「じゃあ私センス無いってことなの！？」

剣心「いや・・・」

薫「いいえ！！！！私は諦めないわ！！！！！絶対メシウマ女になってみせる！！！！！！」

薫「頼る相手変えなきゃ！！！！！！」

薫「おい！！！！！！」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

蒼紫「っせー」

薫「おっす」

蒼紫「どこかで見た顔だな」

薫「なによそれ！！！！！！貴方本当に常識ないわね！！！！失礼じゃない！！！！」

蒼紫「(´º　　ω　　º`)」

操「あっ薫さん！！！！」

薫「操ちゃん久しぶり！！！！！！」

操「どうしたの薫さんわざわざ京都まで」

薫「ここ料亭よね」

操「そうだよ」

薫「頼みがあるの」

操「お料理上手になりたいの？」

薫「そうなの！！！！！」

薫「だからお願い！！！！私にお料理教えて！！！！！」

操「私は作ってないけどね」

薫「そうなの？」

操「お料理はね、蒼紫様達が作るの」

薫「ふーん」

蒼紫「悪いが俺達は忙しいんだ。帰れ」

操「えー教えてあげようよ」

蒼紫「教えてやろう」

蒼紫「料理に大切なのは味だけじゃない。見た目も重要だ」

薫「なるほど」

蒼紫「この大根一つでもこうきれいに切ると・・・・」ﾄﾝﾄﾝ

蒼紫「一つのアートとなる」ｷﾗｷﾗ

薫「これはすごいわ！！！！！」

蒼紫「味がだめなら見た目だけでもマスターしていけ」

薫「イヤフゥ～！！！！！」

蒼紫「ほらお前も大根でやってみろ」ｽｯ

薫「任せなさい！！！！！！」

操「頑張れ」

薫「出来たわ！！！！」

蒼紫「どれどれ」

薫「大根で泣いてる剣心の顔を作ってみたの」

蒼紫「やるじゃん」

操「すごーい！！！どこからどう見ても泣いてる緋村だよ！！！！！」

薫「次はこれ！！！悲しそうにうずくまる剣心よ！！！！！」

蒼紫「なるほど」

操「プロだよ薫さん！！！！！どう見ても悲しそうにうずくまる緋村そのものだよ！！！！！」

薫「どんなもんですか！！！！」

蒼紫「後で笑顔のマイプリティ操を作ってくれないか」

薫「私なんだか自信がついてきたわ！！！！！」

操「その息よ薫さん！！！！」

蒼紫「いいわこれ」

薫「取り敢えず見た目で勝負してみるわ！！！！！」

操「これだけいい見た目なら味なんかごまかせちゃうよ！！！！」

薫「でしょでしょ！！！！！！！」

蒼紫「寝顔も頼む」

薫「じゃあ帰って早速試してみるわ！！！！！」

操「頑張ってね！！！！！！」

蒼紫「寝顔も」

薫「ただいま！！！！！」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

剣心「はうあ！？」

弥彦「はうあ！？」

左之助「はうあ！？」

薫「なに私の留守中に美味しいもの食べてんのよ！！！！！！」

左之助「嬢ちゃんがいねぇからよぉ！！！ご飯作ってくれる人がいなくて仕方なく！！！」

剣心「拙者お料理の作り方を全部忘れてしまったゆえ！！！！！」

薫「私がいまから最高のお料理作るから今食べてるのは捨てて」

弥彦「もったいねぇだろ！！！！！！」

薫「捨てなさいってば！！！！！！！！！！！」

薫「はいはいはやくはやく！！！！！」ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬ

剣心「やめろでござる！！！！！！！！！！！！」

剣心「いい加減にしろでござる！！！！！！！！！！」

薫「なによ！！！！！！！！！！！」

剣心「薫殿は才能ないんでござるよ！！！！！！！！！！！」

剣心「いい加減自覚してほしいでござる！！！！！！！！！！！！！」

薫「はうあ！？」

弥彦「ほんとだぜ！！！！！！毎日食わされる俺たちの身になってみろよ！！！！」

左之助「金がなくて仕方なく食いにきてんだぞこっちはよぉ！！！！！！！！」

剣心「お料理は拙者がするでござるから薫殿は出稽古行ってればそれで」

弥彦「それが一番だぜ」

左之助「なるほどな」

薫「なによ・・・・」

薫「ふにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

左之助「お、おい嬢ちゃんどこ行くんだよ！？」

剣心「ほっとけあんなの！！！！！！」

薫「うぅうう・・・」ｼｸｼｸ

恵「なるほどね」

薫「わたしはみんなにおいしいおりょうりちゅくりかたじゅじゅうううううう！！！！」ｼｸｼｸ

薫「なにょにみなあわたしゅおことばかにゅするふへえええうぇえええ！！！！」ｼｸｼｸ

恵「お料理ねぇ・・・」

薫「わたしゅどおうしゅたらおういのおっっっぉお！！！！！」ｼｸｼｸ

恵「・・・・・しかたないわね」ｽﾀｽﾀ

薫「うっ・・・・うぅぅ」ｼｸｼｸ

恵「薫さんにこれをあげるわ」ｽｯ

薫「なあにこれ・・・」ｼｸｼｸ

恵「今回はただであげる・・・これをお料理に入れてみなさい」

薫「これを・・・」ｼｸｼｸ

恵「きっとみんな薫さんのお料理が大好きになるわ」

恵「でもこの事は誰にもいっちゃだめよ」

薫「・・・ありがとう恵しゃん」ｼｸｼｸ

薫「ただいま」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

左之助「おぉ嬢ちゃん悪ぃ・・・さっきはちと言い過ぎちまったぜ」

弥彦「ごめんな薫・・・」

剣心「まーたメシマズが帰ってきやがったでござるよ」

薫「私には秘策があるのよ」

剣心「秘策・・・？」

薫「まずこの煮付けをどうぞ」ｽｯ

剣心「ほう」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

剣心「ゲッホッゲッホッ！！！！！！！」

剣心「いつもとかわらんではござらんか！！！！！！！！！」

薫「はうあ！？」

左之助「やっぱりゴムだぜ」

弥彦「おう」

薫「恵さんまさか私を騙したのね！！！！！！！！！！！」

剣心「でもなんだか元気になってくるでござるな」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

左之助「確かになんか不思議な感じだぜ！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

弥彦「ゴムなんだけどうめぇ！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「はうあ！？」

剣心「おかわりでござる！！！！！！おかわりでござる！！！！！」

左之助「俺も俺も！！！！！！！！！」

弥彦「俺もおかわり！！！！！！！！！！」

薫「はーうーあー！！！！！！！！！？？？？？？？？」

薫「ありがとう恵さん！！！！！一瞬でも疑った罪な私を許して！！！！！」

剣心「ゴム最高でござる！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「まだまだあるからね！！！！」

剣心「イヤフゥ！！！！！！！！！！！」

――翌日――

剣心「薫殿おきろでござる！！！！！！！！薫殿！！！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼﾊﾞｼ

薫「なに！？」

剣心「朝ごはん朝ごはん朝ごはん朝ごはん朝ごはん！！！！！！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼﾊﾞｼ

薫「わかったわよ！！！わかったから！！」

剣心「楽しみでござるなサノ！！！！！！弥彦！！！！！！！」

左之助「待ちきれねぇよ！！！！！！待ちきれねぇ待ちきれねぇ待ちきれねぇ待ちきれねぇ！！！！！」

弥彦「この時を待ってたんだよ！！！！！！！！！！！！」

薫「イヤフゥ！！！！！これで私もメシウマ女ね！！！！！！」

薫「はいどうぞ！！！」ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

剣心「ハフハフ・・・・ハフハフ・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

左之助「んん！！！！・・・ｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ・・ハフハフ・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

弥彦「あっ・・・・ハフハフ・・・ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「そんなにがっつかなくてもまだ沢山あるわよ！！」

剣心「イヤフゥ～！！！！！！！！！！！」

剣心「おっほおおおおおおおおおいやふううううううううううううううううううううう！！！！」

左之助「いっひいいいいいいいいいいいいいいひっひっひいいいいいいいいひいいいいい！！！！！！」

弥彦「あひょあひょあひょあひょあひょおおおおおおおおいおおおおおおいおおおおおおお！！！！！」

薫「みんなはしゃぎすぎよ！！！！」

剣心「ふにいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！！！！」

左之助「なんだかすっげぇ気持ちいいんだぜ！！！！！！！！！やべぇよやべぇよやべぇよ！！！！！」

弥彦「なんだかわかんねぇけど体が軽いぜ！！！！！！！空飛べそう！！！！！！」

剣心「薫殿はお料理の神様でござるな！！！！！！！！！！！！！いにょおおおおおお！！！！！」

薫「まあそれほどでもあるわね！！！！！」

左之助「のってるかああああああああああい！！！！！！！！！」

弥彦「うええええええええええええええいいいいいいいいいいいいいおおひょおおおおおおお！！！！！」

薫「恵さん！！！！！！！」

恵「あら薫さん」

薫「あの粉もっとちょうだい！！！！」

恵「はい」ｽｯ

薫「ありがとう！！！！！」

恵「３円」

薫「はうあ！？」

恵「この前は特別タダだったのよ」

薫「そんな・・・」

恵「いやならいいのよ」

薫「結構するのね・・・」ﾁｬﾘｯ

恵「今度のは昨日調合した新型なの」

薫「ほーん」

恵「誰にもいっちゃだめよ」

剣心「サノ！！！！！！！！！！！」

剣心「聞いてるんでござるかサノ！！！！！！！！！！」

左之助「俺はこっちだよ！！！！」

剣心「はうあ！？」

左之助「おい！！！！！剣心逃げろ！！！！変な虫の大群が！！！！！」

剣心「どこでござるか！？」

弥彦「おいみんな見ろよ！！！！！ついに俺空を飛んだぜ！！！！！」

左之助「なにバカな事ってやがるんだ弥彦！！！！！はやく逃げろ！！！！！」

剣心「どっちのサノが本物でどっちのサノが偽物なんでござるか！！！！！」

弥彦「飛んでるじゃんか！！！！よく見ろよ！！！！！！」

左之助「ダメだ！！！！！虫に食い殺されるぞ！！！！！！」

薫「ただいま」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

剣心「うええええええええええええええいいいいいいいいいいいいい！？？？？！！！？！！」

左之助「来たぞ！！！！！！！！オオダヌキだ！！！！！！！！！！」

弥彦「蝶々さんが！？蝶々さんがこんな！？」

薫「元気ねみんな」ｽﾀｽﾀ

薫「そうよね！！！私のお料理食べてるんですもの！！！！」

剣心「はあああああ・・・はあああああああああああああああああ！！！！！！？？！？？！」

左之助「お願いだ！！！！！！食わねえでくれ！！！！！！！！食うなら剣心にしてくれ！！！！！！」

弥彦「待ってくれよ！！！！！！！！！！！！待ってくれよ待ってくれよ待ってくれよ！！！！」

剣心「あああああああああああほっひいいいいいいいいんにょほおおおおん！！！！！」

薫「元気すぎよ！！！」ﾆｯｺﾘ

薫「今晩御飯つくってあげるからね！！」

剣心「ハフハフ・・・ハフハフ・・・ｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

左之助「ああぁあぁぁぁいいわぁ・・・いいわぁ・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

弥彦「ｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ・・・ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「おかわり沢山あるからね！」

剣心「なんだか落ち着いてきたでござるな」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

左之助「ああなんであんなに怖かったんだろうな」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

弥彦「いいわこのゴム」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

剣心「それにしても薫殿よく頑張ったでござるなぁ」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

左之助「おう見直したぜ」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

弥彦「俺は信じてたけどな」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「ありがと！！！」

薫「そうだわ！！！！」ﾎﾟﾝｯ

剣心「どうしたんでござるか薫殿」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「これだけ美味しいものが作れるようになったんですもの！！！！」

薫「私主催のお食事会しましょうよ！！！！！！」

弥彦「お食事会？」

薫「そう！！！みんなにも私のお料理食べてもらうのよ！！！！」

左之助「なるほどな」

剣心「いいでござるなぁ」

薫「早速準備しなくっちゃ！！！」

薫「るんるらんらるんるらんら」

――数日後――

薫「みなさん！！！今日はお集まりいただきありがとうございます！！！！」

薫「私の最高のお料理をみなさんに食べてもらおうという旨趣で始めていきたいと思います！！！」

妙「ほんまに大丈夫なんやろか」

燕「きっとコツを掴んだんですよ」

操「楽しみだね蒼紫様！」

蒼紫「うん」

剣心「はやくしろでござる薫殿！！！！！！！！！！！」

左之助「もう挨拶なんかいらねぇから！！！！！！はやくしてくれ！！！！！！」

弥彦「はよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよはよ」

薫「待ちきれないようですし始めていきましょうか！！！！！」

斎藤「そんなにうまいのか」

剣心「言葉で言い表す事のできない不思議な美味しさでござる！！！！！！！！！」

雷十太「我輩結構お料理にはうるさいぞ」

刃衛「匂いはいいねぇ」

観柳「なーんか嗅いだことある匂いですねぇ」

左之助「おう最初はゴムみてぇな味がするけどよ。すんげぇうめぇから」

津南「サノが言うなら間違いないだろう」

志々雄「もう食っていいの？」

弥彦「いいと思うぜ」

縁「もう食ってるよ」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

縁「確かにゴムの味がするな・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「もう少し噛んでみて！！！！！」

縁「でもなんか・・・よくわかんないけどフワフワする・・！！！！」

縁「うまい！！！！！！！！」

薫「でしょおおお！！！！！！」

志々雄「これはうまいぞ！！！！！！！！！！まさに弱肉強食やで！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

左之助「ハフハフ・・・・ハフハフ・・・ｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

津南「おいサノがっつきすぎじゃないのか？みっともないぞ」

左之助「カツもはやくがっつけよ！！！！！なくなっちまうぞおおおおいおいおいおお！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

弥彦「ｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ！！！！！！ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

燕「弥彦ちゃん・・・」

弥彦「おう燕もはやく食えよ！！！！！！とられちまうぞ！！！！！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

蒼紫「ハフハフ・・・ハフハフ・・ｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

操「蒼紫様お行儀悪いなぁ・・・」

薫「スゴいわ！！！！！みんなまるで獣だわ！！！！！」

薫「これもすべて恵さんのおかげね！！！！！！」

薫「でもなんで恵さん来なかったんだろ」

剣心「これは拙者のでござるうううううううううううにゅおおおおぉおおおおお！！！！！！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

比古「馬鹿弟子が！！！！！！！！！少しは接待というものを覚えろはにゅおおおおおおおおおおおお！！！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

斎藤「時尾もはやく来い！！！！！！！なくなるぞ！！！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

時尾「もう３０皿キープしてますよ」

雷十太「うまい！！！！！！！うまいよおいしいよ！！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

由太郎「雷十太先生やめてくださいよ！！！！！！！！これ僕がキープしてたやつですよ！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

刃衛「うーん・・・この食感いいねぇ・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

観柳「素晴らしい！！！！！！！ぜひ家で薫さんを料理人として雇いたい！！！！！！！」

薫「こうしちゃいられない！！！！！はやく追加作らなきゃ！！！！」

縁「姉さん！？姉さんじゃないか！！！！！！！！！！！」

妙「燕ちゃんもはよ食べよし！！！！！！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

燕「ゴムなのにゴムなに！！！！！！！！ゴムなのに！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

蒼紫「よこせ！！！！！！！！」ｶﾞｼｯ

志々雄「やめろよ！！！！！！返せよ！！！！！！！」ｶﾞｼｯ

操「蒼紫様！！！！！こっちに追加が来てるよ！！！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

蒼紫「流石マイドラッグ操！！！！！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

左之助「うわああああああああああああああああああああああああああああ！！！！」

津南「どうしたサノ！？はうあ！？」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

剣心「こやつはサノではござらん！！！！！！！！拙者見たんでござる！！！！！！」ｶﾞﾂﾝｶﾞﾂﾝｶﾞﾂﾝ

剣心「こやつはサノの皮を被った悪魔でござる！！！！！！！」ｸﾞﾁｬｯ！！！！

左之助「かっ・・・・」ﾄﾞｻｯ

剣心「やったああああああああああああああああああはっははっははははああああ」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

蒼紫「はうあ！？」

蒼紫「マイプリティ操がいっぱいいる！！！！！！！！！！！！」

蒼紫「イヤフゥウウウウウウウウウウウウウウウウ！！！！！！！！！！！」ｷﾞｭｯ

雷十太「なんだ貴様！？はなれろ！！！！！！」ﾊﾞｼｯ

蒼紫「うわああああああああああああああああああああああああああああ！！！！」

蒼紫「酷いよ！！！！！！！酷いよマイプリティ操おおおおお！！！！！」

雷十太「うるさい！！！！！！とって食うぞ！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

蒼紫「お前マイプリティ操ではないな！！！！！！！この悪魔め！！！！！！」ｸﾞｻｯ！！！！

雷十太「うわああああああああああああああああああああああああああああ」ﾄﾞｻｯ

蒼紫「偽物は始末する」

由太郎「雷十太先生が美味しそうになってる！？」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

由太郎「美味しい・・・美味しいです先生！！！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

蒼紫「あああこれこそマイプリティ操！！！！！！」

刃衛「この感触いいねぇ・・・・」ﾄﾞｻｯ

斎藤「刃衛みたいなおにぎりが落ちてるぞ！！！！！！！！！」

弥彦「どけ！！！！！！！俺のだ俺のだ！！！！！！！」

燕「渡すか！！！！！！！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

燕「はうううううう！！！！！！！！！！！」ｶﾞﾌﾞｯ

弥彦「うわああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

燕「ﾌﾌﾌ・・・弥彦ちゃん美味しい・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

弥彦「あぁ・・・・あっ・・」ﾄﾞｻｯ

津南「動くなお前ら！！！！！！！！！！ここの飯は全部俺のものだ！！！！！！動いたら炸裂弾ぶっぱなすぞ！！！！！！」

志々雄「炸裂団子！？」

観柳「私によこせええええええええええええええええええ！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

津南「くるなあああああああああああああ！！！！！！！」

ﾄﾞｶｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱﾝ

観柳「うわああああああああああああああああああああああああああああ」ﾄﾞｻｯ

斎藤「観柳おにぎりもあるぞ！！！！！」

薫「追加入ったわよ！！！！！」

薫「はうあ！？」

薫「は――――――う―――――――あ―――――――――！？！？！？！？！？」

剣心「ﾊﾌﾊﾌ・・・ﾊﾌﾊﾌ・・・ｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｼﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

比古「」

縁「姉さんどこいくの！？いかないで姉さん！！！！！！姉さああああああん！！！！！」

志々雄「みんなずるい！！！！俺まだ一皿しかたべてないのに！！！！」

蒼紫「マイプリティ操おおおおおおおおおおおおお！！！！！！」ｷﾞｭｯ

斎藤「時尾おおおおおおおおおおおおおおお！！！！！」ｷﾞｭｯ

津南「サノお前なかなか美味しいじゃないか！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

操「さあお遊びはここまで！！！！！食べもの全部こっちによこしな！！！！！」

燕「ほうなるほど」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「なんでこうなったの！？」

薫「剣心ちょっと・・・・」

剣心「ああ薫殿によくにた小鬼でござるな・・・」

薫「なにいってんのよ！！！！これどうなってんの！？」

剣心「薫殿によくにた小鬼も一緒に妙殿みたいなおうどんを食べようでござる」ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ

薫「やめなさいよ！！！！！」

剣心「おいしい・・・おいしい・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「いい加減にしてよ剣心！！！！！！！！！」

燕「」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

燕「いただきます！！！！！！！」ｶﾞﾌﾞｯ！！！

剣心「ふにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

薫「ちょっと燕ちゃん！！！！！」

剣心「」ﾄﾞｻｯ

燕「・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「ちょ・・・・」

燕「薫さんによくにた小鬼さんもどうですか？」ｽｯ

薫「いや・・」

燕「緋村さんみたいなお饅頭です」

薫「・・・・・・」

薫「・・・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

燕「どうですか」

薫「おいしい・・・・」

薫「おいしいじゃない！！！！！！！！！」

薫「いままで自分のお料理っ食べたことなかったけど」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「こんなに美味しいなんて！！！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

燕「ではもう敵同士ですね・・・」

斎藤「時尾・・・・・」ﾁｭｯ

蒼紫「マイプリティ操が自ら俺にチューを！？」

志々雄「助けてくれ！！！！！！俺は美味しくない！！！！！！」

縁「姉さんをどこにやったんだ！！！！！！！！！！！！」ｸﾞｻｯ！！！！

志々雄「うわああああああああああああああああああああああああああああ」ﾄﾞｻｯ

縁「あれ！？よく見たら姉さん！？」

縁「な、なんてことを・・・・うわああああああああああああああああああああああああああああ」

操「美味しそうな蒼紫様だ！！！！！！」ｶﾞﾌﾞｯ

蒼紫「おっ」

―――そして―――

薫「ﾊﾌﾊﾌ・・・・ﾊﾌﾊﾌ・・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「・・・・・・・」ｺﾞｸﾘｯ

薫「・・・・・・・」ｷｮﾛｷｮﾛ

薫「もうなにもないわね・・・」

薫「・・・まだ食べたい・・・」

薫「作らなきゃ・・・・」ﾖﾛﾖﾛ

薫「あ・・・・粉がもうない・・・」

薫「粉・・・・」

薫「粉・・・・・・・」

薫「恵さん開けて！！！！！！！！！開けて開けて開けて開けて！！！！！！！」

薫「開けてえええええええええええええええええええ！！！！！！！！！」

恵「まぁ・・・」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

薫「恵さん！！！！！！粉！！！！！粉ちょうだい！！！！！」

恵「あなたどうしたの・・・血だらけじゃない・・・」

薫「粉！！！！！！！！！！粉粉粉粉！！！！！！！！！」

恵「３円」

薫「はいはい！！！！！！！はい！！！！！！！！！」

恵「ないしょよいいわね？」

薫「薫ちゃんお約束まもれまーす！！！！！！！！！！！！」

薫「粉だ！！！！！粉だ粉だ粉だ粉だああああああああ！！！！！！」

薫「はやくつくらないと・・・・」

薫「美味しいお料理・・・・・」ｸﾞﾂｸﾞﾂ

薫「ｳﾌﾌﾌﾌｼﾞｭ・・・・・」ｸﾞﾂｸﾞﾂ

薫「どうかしら・・・・・」ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ

薫「美味しい！！！！！！！！美味しい美味しい美味しい！！！！！！」

薫「ﾋﾟｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ！！！！！！！！！」

薫「あっぴゃらぴゃっぴゃああああああああ！！！！！！！！！」

薫「はいはいはい！！！！！！！！！！！！！」

薫「美味しい！！！！！！！！美味しい！！！！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「私はなんて最高なのおおおおおおおおおおお！！！！！」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ

薫「あっぴゃあああああああああああああああああああああああ！！！」ﾄﾞｻｯ

薫「・・・・・・」

剣心「薫殿起きないでござるな・・・」

左之助「俺たちがいいすぎだせいかもしれねぇな・・・・」

弥彦「薫・・・・・」

妙「薫ちゃんみんなのためにお料理上手になろうと思おてたみたいやしねぇ・・・」

燕「精神的に来てたんですかね・・・」

恵「私があげた味の素はどうなったのかしら」

薫「・・・・・・・」

薫「ほんとぉ・・・・そんなにおいしっかたぁ・・・うれしい・・・」

薫「」

おしまい(`º　　ω　　º´)