斎藤「被害者は神谷薫17歳、職業は道場師範代か」

薫「」

斎藤「第一発見者は誰だ」

剣心「拙者でござる！！！！！」

斎藤「取り敢えず今日ここにいた人間を全て集めてこい」

弥彦「よ、呼んでくるよ」ｽﾀｽﾀ

警察A「何かで殴られた跡がありますね」

斎藤「撲殺か」

剣心「うぅ・・・薫殿・・・」

斎藤「おい抜刀斎、この死体を発見したときの状況を詳しく聞かせてもらおうか」

剣心「拙者なんとなく台所に行ったんでござる・・・・」

剣心「そしたら薫殿が死んでて・・・・」

斎藤「何か怪しい物や人物を見なかったか？」

剣心「いや・・・・」

斎藤「ほう」

――数分前――

剣心「るんるらんらるんるらんら」ｽﾀｽﾀ

剣心「薫殿何してるんでござるか」

薫「」

剣心「薫殿・・・？」

薫「」

剣心「こんなところで寝たら風邪ひくでござるよ」

薫「」

剣心「冷たい・・・」ﾍﾟﾀｯ

剣心「薫殿大丈夫でござるか！？薫殿！！！！！！！」ﾕｯｻﾕｯｻ

薫「」

剣心「うわああああああああああ死んでるでござる！！！！！！！！！！！」

斎藤「手がかりにはなりそうにないな」

剣心「すまないでござる・・・・」

弥彦「みんな呼んできたぜ」

志々雄「なんだなんだ」

縁「何かあったんですか」

斎藤「殺人だ、事情聴取させてもらうぞ」

操「殺人！？」

蒼紫「怖いよ操ﾀｿ！！！！！」ｷﾞｭｯ

左之助「やっぱり助からなかったか・・・」

恵「もう遅かったわ・・・」

雷十太「物騒だなぁ」

斎藤「これで全員か」

剣心「そうでござるな」

斎藤「なるほど」

斎藤「死亡推定時刻は今日の3時から5時の間か」

斎藤「その時間何をしていた？」

志々雄「俺はみんなでトランプをしてた」

縁「俺も志々雄サンと同じくトランプを」

雷十太「我輩もトランプを」

左之助「俺もトランプしてたぜ」

弥彦「俺もトランプしてた」

剣心「拙者もトランプを」

操「アタシもトランプを」

蒼紫「マイプリティ操を抱き締めてた」

斎藤「全員でトランプ、アリバイ成立か」

剣心「今日はみんなで集まってお泊まり会を開いていたんでござる」

斎藤「トランプ中に何か怪しい物や人物を見たとかは」

雷十太「そういえば我輩がおトイレに行ったとき」



雷十太「おトイレおトイレ」

雷十太「ぬん！！！！！！」ﾌﾞｼｬｱｱｱｱ

？？？「何でそうなるんでござるか！！！！！！！」

薫「そんなこと言われても困るわよ！！！！！！！！」

雷十太「なんだか騒がしいな」ﾌﾞｼｬｱｱｱｱ



雷十太「という感じの喧嘩するような声が聞こえたな」

斎藤「喧嘩するような声」

斎藤「詳しく聞かせて欲しい」

剣心「ちょっと」

斎藤「どうした」

剣心「拙者、雷十太殿が怪しいと思うんでござるが」

雷十太「はうあ！？」

斎藤「なぜだ」

剣心「普通人の家のおトイレに行くときはソワソワしているはず」

剣心「それなのにどうして正確に喧嘩の会話を把握してるんでござるか」

斎藤「確かに人の家のおトイレを使う時は汚さないようにとソワソワするものだな」

雷十太「我輩ソワソワなんてしない体質なだけで！！！！」

剣心「怪しいでござる」

斎藤「おい奥の部屋連れていけ」

警察「はい」ｸﾞｲｸﾞｲ

左之助「雷十太の野郎が犯人か」

斎藤「まだわからんな。これと言って証拠もない」

警察A「終わりました、彼が犯人の線は薄いかと」

斎藤「そうか」

雷十太「ほっ・・・」

剣心「・・・・・」

斎藤「これは迷宮入りだな」

蒼紫「本当に殺人なのか？」

斎藤「自殺の可能性もなくはないが」

剣心「うわああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！」

斎藤「なんだ」

剣心「雷十太殿が死んでる！！！！！！！！！！！！」

雷十太「」ﾀﾞﾀﾞｰﾝ

斎藤「はうあ！？」

左之助「いつの間に！？」

縁「ついさっきまでピンピンしてたのに！？」

斎藤「ダメだ・・・死んでる・・・」

剣心「拙者見たでござる！！！！！！！！！」

斎藤「犯人をか！？」

剣心「はっきりとは見えたなかったでござるが・・・・」

剣心「短い棒状のものを二本持ってたでござる・・・」

斎藤「短い棒状のものを二本」

志々雄「小太刀二刀流か」

蒼紫「えっ」

弥彦「小太刀二刀流と言えば蒼紫だよな」

蒼紫「お、俺は知らないぞ！！！！！！」

剣心「確かに御庭番臭がしてた気がするでござる」

蒼紫「蒼紫様知らない！！！！！！」

左之助「確かに蒼紫トランプで負け続けてたからな」

斎藤「動機はそれか」

蒼紫「(´；ω；`)」

操「蒼紫様じゃないよ」

剣心「操殿危ないでござる！！！！！！！」

操「蒼紫様はずっとアタシに抱きついてたからね」

斎藤「アリバイ成立か」

剣心「・・・・・・」

剣心「ふにふにぃっと」ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｯ

剣心「はうあ！？」

斎藤「どうした」

剣心「これはダイイングメッセージ！？」

雷十太「」ﾊﾞｯﾄｳｻｲﾊﾊﾝﾆﾝｼﾞｬﾅｲ

斎藤「なるほど」

左之助「剣心は犯人じゃねぇのか」

剣心「つまり拙者以外の誰かが！？！？！？！？」

弥彦「やっぱり蒼紫じゃねぇのか？」

蒼紫「(´；ω；`)ちゃう」

志々雄「もういい！！！！！！！」

斎藤「おいどこいくんだ」

志々雄「こんな殺人鬼のいるところに居られるか！！！！俺は部屋に戻らせて貰う！！！！」

斎藤「勝手な行動はやめろ、命取りになるぞ」

志々雄「うるせぇ！！！！俺はまだ死にたくないんだよ！！！！」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

縁「志々雄サン！！！！！」

斎藤「厄介だな」

剣心「拙者連れて帰ってくるでござる」ｽﾀｽﾀ

斎藤「神谷薫は誰かに怨まれていたとかそういうのはあるのか？」

左之助「さあ・・・嬢ちゃんはいい奴だったしな」

斎藤「仲が悪い奴がいるとか」

操「薫さんはフレンドリーだったし・・・」

斎藤「殺される理由も見つからないか」

斎藤「これは自殺の線も考えた方がよさそうだな」

弥彦「追い詰められてた様子はなかったけど・・・」

志々雄「怖いよ怖いよ・・・・」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

？？？「」ｷﾞｨ

志々雄「はうあ！？」

志々雄「な、なんだお前か・・・ビックリさせんなよ・・・」

？？？「お主か」

志々雄「何がだよ」

？？？「お主かもしれない」

志々雄「お、俺は犯人じゃないぞ！！！！」

？？？「・・・・・」ｽﾁｬｯ

志々雄「な、なんだよやめろよ！！！！！！」

？？？「ふにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！！」

志々雄「く、来るな！！！！！！！！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

ｶﾞﾂﾝｯ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

志々雄「うわああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！」　

斎藤「なんだ！？」

左之助「あの声は志々雄！？」

斎藤「何があったんだ！！！！！！！」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

剣心「あわわわわわ・・・・」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

斎藤「抜刀斎なにがあった！？」

剣心「拙者が来たときにはもう・・・」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

志々雄「」ﾒﾗﾒﾗ

斎藤「はうあ！？」

縁「志々雄サン！？」

蒼紫「見ちゃダメだ操ﾀｿ！！！！」ｷﾞｭｯ

志々雄「」ﾒﾗﾒﾗ

斎藤「また新たな犠牲者が・・・・」

剣心「拙者怖いでござる！！！！！！！！！！」

警察B「藤田さん、被害者の足元にこれが」ｽｯ

斎藤「紙切れか」ｽｯ

斎藤「人誅だと」

縁「」ﾄﾞｷｯ

斎藤「なんだ人誅って」

縁「俺じゃないぞ！！！！！！！」

剣心「えにちゃん・・・・」

縁「俺は何もしてない！！！！！！！」

左之助「そういやおめぇ剣心に怨みがあったんだよな」

縁「でも志々雄サンを殺す動機は俺にはない！！！！！！！！！」

剣心「えにちゃん・・・・拙者を怨むのは仕方ない・・・」

剣心「でも他人をこれ以上巻き込まないで欲しい」

縁「知らないってば！！！！！！！」

縁「俺じゃないよ姉さん！！！！！！！！！！」

斎藤「奥の部屋に連れていけ」

警察達「ははっ」ｽﾀｽﾀ

弥彦「なんでこんなことになっちまったんだ」

蒼紫「楽しいお泊まり会が・・・・」

操「せっかくお泊まりセット買い換えたのにね」

左之助「なるほどな・・・」

剣心「・・・・・」

剣心「薫殿・・・・・」

警察「よしもういいぞ」

縁「よかった・・・」ｽﾀｽﾀ

？？？「よお」ｽﾀｽﾀ

縁「この通り無実が証明されましたヨ」

？？？「動くな」ｽﾁｬｯ

縁「はうあ！？」

？？？「お主はお姉ちゃんっ子でござるからなぁ・・・信用できる」

縁「な、なんの真似だ！！！！」

？？？「拙者に協力しろ」

縁「貴様・・・・」

？？？「拙者に協力すればお主の命は保証してやる」

縁「ほ、ほんとか」

？？？「でも裏切ったら」ｽﾁｬｯ

縁「・・・・わかった」

縁「ただいま」

左之助「おうおめぇ無実が証明されたんだってな」

縁「うん・・・」

剣心「よかったでござるな」

斎藤「またハズレか」

縁「・・・・・」

剣心「これ以外犠牲者が出たら大変でござるよ・・・」

弥彦「まだこの中に犯人がいるんだもんな」

左之助「一体誰が・・・・」

蒼紫「(´；ω；`)」

操「よしよし」ﾅｾﾞﾅｾﾞ

斎藤「他に二人殺された以上自殺は考えられん」

斎藤「正に迷宮入りか」

斎藤「取り敢えずこちらももう少し調査にあたる」

斎藤「お前らはここから出るな」

警察達「調査開始」ｽﾀｽﾀ

左之助「しっかし物騒だぜ」

弥彦「トランプをやってただけでこんな」

恵「私も出ちゃだめなのかしら」

斎藤「ダメだ、後から来ようがなんだろうが共犯者かなにかかもしれん」

剣心「怖いでござるなぁ」

縁「・・・・」

蒼紫「お部屋で遊ぼう操ﾀｿ」

操「うん」

蒼紫「大怪獣しのもりん登場！！！！！」

蒼紫「この世界を焼き払ってくれるわ！！！！！！」

操「待て！！！！！」

蒼紫「はうあ！？」

操「正義の味方！！！マキマチール三世！！！！！」ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

蒼紫「出たなマキマチール三世め！！！！！」

操「悪は絶対に許さない！！！！！くらえ！！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

蒼紫「痛い痛い！！！！！」

縁「・・・・」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

蒼紫「あれ、どうしたんだえにちゃん」

操「一緒にマキマチール三世ごっこしたいの？」

縁「・・・・」

蒼紫「どったの」

縁「ごめん・・・」ｽﾁｬｯ

蒼紫「はうあ！？」

縁「俺はまだ死にたくないんだ！！！！！！！！！！」ｽﾁｬｯ

操「何する気なの！？」

縁「許してくれ！！！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ

蒼紫「やめろ！！！！！！！」ｷﾞｭｯ

縁「ふにいいいいいいいいいいいいいい！！！！！」ｻﾞｸｻﾞｸｯ！！！！

蒼紫「うわあああああああああああ！！！！！！！」

操「蒼紫様！！！！！！！！」

蒼紫「」ﾄﾞｻｯ

縁「ﾊｧﾊｧ・・・ﾊｧﾊｧ・・・」

操「あわわわわ・・・」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

縁「お前らを殺さないと俺が殺される・・・・」

操「よくも蒼紫様を！！！！」

縁「許してくれ・・・」ｽﾁｬｯ

操「(´；ω；`)」

縁「うぅ・・・・」

操「貫殺飛クナイ！！！！」ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭﾝｯ

縁「うっ・・・」ｸﾞｻｸﾞｻｯ

操「こ、来ないで！！！！」

縁「ﾊｧﾊｧ・・・ﾊｧﾊｧ・・・」

縁「ごめん！！！！！！！！！！！！」ｻﾞｸｻﾞｸｯ！！！！！

操「はうぅ・・・・」ﾄﾞｻｯ

縁「これで・・・これで・・・」

操「」

縁「後何人だったかな・・・」

？？？「傷を付けられたか」

斎藤「なに、新たな犠牲者だと」

剣心「蒼紫と操殿が！！！！！！！」

斎藤「目を離すことはできないな」

左之助「また犠牲者が！？」

弥彦「マジかよ！？」

縁「・・・・」

恵「ダメだわ・・・二人とも手遅れだわ・・・」

剣心「拙者犯人がわかったでござるよ」

斎藤「なんだと」

左之助「誰なんでい！？」

剣心「犯人はこの中にいる！！！！！」

志々雄真実　×

雪代縁

石動雷十太　×

緋村剣心

相楽左之助

明神弥彦

高荷恵

四乃森蒼紫　×

巻町操　　　×

斎藤一

イケイ剣心the緋村の事件簿

剣心「犯人は雪代縁さん貴方だ！！！！」

縁「はうあ！？」

左之助「えにちゃんが！？」

縁「待ってくれ俺は」

剣心「まずはその傷でござる」

剣心「クナイで刺された傷とお見受けする」

縁「それは・・・・」

剣心「それに貴方は拙者を怨んでいた、きっと友達同士楽しそうにしているのを見て拙者以外の人にも殺意をいだいたんでござろう」

縁「あぁ・・・うぅ・・・」

剣心「諦めろ」

斎藤「だがこいつの無実はさっき証明されたはずだ」

剣心「それは・・・」

剣心「その時担当だった警察もグルだったんでござる！！！！！！！」

警察A「はうあ！？」

斎藤「なるほど」

警察A「いえ私は何も！！！！！」

剣心「往生際がわるいでござるよ！！！！！！！！」

警察A「変な言いがかりはやめてくれ！！！！！！」

縁「くぅ・・・・」

斎藤「確かに証拠はないしな」

剣心「ぐぬぬ・・・・」

剣心「そうでござる！！！！！！！！！」

剣心「実はまだ共犯者がいるんでござる！！！！！！！」

斎藤「なんだと」

剣心「恵殿、貴女だ！！！！！」

恵「はうあ！？」

恵「なんで私が！？」

剣心「恵殿は被害者が出るたびに治療を行おうとしたでござるな」

恵「そりゃ一応医者だし・・・」

剣心「そして誰も助からなかった」

恵「傷が深かったり発見が遅かったりで」

剣心「生かすも殺すも恵殿しだいでござるからな」

恵「何がいいたいのよ！！！！！！！」

剣心「その場に残っている証拠いち速く消すことができるでござるし」

恵「私は何もやってないわよ！！！！！！」

剣心「薫殿が死んだ現場には少々傷がついていた」

剣心「踏み込んだ跡でござろうな、畳が一部破損している」

縁「・・・・」

剣心「そういう証拠をいち速く消せるのが恵殿」

恵「本当に知らないわよ！！！！！！！！！」

弥彦「おい剣心」

剣心「なんでござるか弥彦」

弥彦「その踏み込んだ跡っての見せてくれよ」

剣心「これでござる」

弥彦「なるほどな」

縁「うぅ・・・・・」

剣心「犯人はこの三人でござろう！！！！！！」

弥彦「不思議だな」

剣心「何がでござるか」

弥彦「この踏み込んだ跡左足なんだよな」

斎藤「左足だと」

弥彦「変な話だよなぁ」

剣心「・・・・」

警察「ダメダメ子供は調査の邪魔だ邪魔」

弥彦「はいはい」ｽﾀｽﾀ

縁「・・・・・」

斎藤「左足から踏み込む技か」

斎藤「天翔龍閃」

剣心「せ、拙者だと言いたいんでござるか！？」

斎藤「左足から踏み込む技といえばな」

剣心「拙者じゃないでござる！！！！！！！！！！」

剣心「犯人はえにちゃんに決まってるでござる！！！！！！！！！！」

剣心「そうでござろう！！！！！！！！！」

縁「・・・・・・」

剣心「なんとか言えでござる！！！！！！！！！」

弥彦「なるほどな」

左之助「こりゃわかんねぇな」

弥彦「えにちゃんは犯人じゃない」

弥彦「このままじゃ・・・・・」

ﾊﾞﾀﾝｯ　　　　　　　　　名探偵弥彦ナン

弥彦「よし」ｽﾀｽﾀ

左之助「怖いもんだぜ」

弥彦「おらあああああ！！！！！」ｶﾞﾂﾝｯ！！！！！！！！！！

左之助「」ﾄﾞｻｯ

弥彦「おいおめぇら」

斎藤「なんだ鳥頭」

弥彦「えにちゃんは犯人じゃねぇぞ」

斎藤「なんだと」

弥彦「犯人は他にいる」

剣心「これがあの眠りの極み・・・！？」

左之助「」

恵「じゃ、じゃあ誰が犯人なの！？」

弥彦「犯人は剣心だぜ」

剣心「はうあ！？」

剣心「何処にそんな証拠があるんでござるか！！！！！！」

弥彦「まずその左足から踏み込んだ跡が動かぬ証拠」

弥彦「そしてどの被害者も第一発見者が剣心なんだ」

弥彦「おかしいだろ」

剣心「ふにぃ・・・」

左之助「」

弥彦「俺の推理が正しければ剣心は薫を怨んでいたんだ」

弥彦「薫が働け働けうるさいのに嫌気がさしてたに違いねぇ」

剣心「言いがかりでござる！！！！！！！」

剣心「拙者サノが犯人だと思うでござる！！！！！！！！！」

弥彦「なんだと」

剣心「サノはきっと薫殿を怨んでいたんでござる！！！！！！！」

剣心「薫殿がゴムみたいなお料理しか作れないのに嫌気がさしてたに違いないでござる！！！！！」

弥彦「それはないな」

剣心「じゃあ弥彦が犯人でござろう！！！！！！！！！！」

弥彦「はうあ！？」

弥彦「んなわけねぇだろ！！！！！！！！」

剣心「弥彦も薫殿を怨んでいたんでござる！！！！！！！！」

剣心「神谷活心流とかいう糞雑魚流派を教えられて嫌気がさしてたに違いないでござる！！！！！！」

弥彦「言いがかりだそんなの！！！！！！！！」

左之助「」

斎藤「まて、俺は犯人が抜刀斎だと思うぞ」

剣心「なんででござるか！！！！！！！！！！」

斎藤「きっと抜刀斎はこの女を怨んでいたんだ」

斎藤「多分そうだ」

剣心「拙者じゃないでござる！！！！！！！！！！」

恵「私も剣さんが犯人だと思うわ」

剣心「はうあ！？」

恵「きっと薫さんが剣さんを追い詰めたんだわ」

恵「るろうにという身分の低さを良いことに好き放題こき使っていたのよ」

恵「そして我慢できなくなった剣さんはとうとう・・・・」

剣心「そんなことないでござる！！！！！！！！！」

弥彦「いやまてよ」

弥彦「もしかしたら犯人は斎藤なんじゃないか？」

斎藤「なんで俺なんだ」

弥彦「こういうのって案外警察が犯人だったりするもんだぜ」

斎藤「俺じゃない」

剣心「じゃ、じゃあ犯人はやっぱりサノだったんでござる！！！！！！」

剣心「きっと薫殿がサノの悪一文字をバカにしたんでござろう！！！！！！！」

弥彦「そうかも」

左之助「」

斎藤「いや、やっぱり抜刀斎が犯人だな」

斎藤「きっとあの女は宇宙からきた悪い宇宙人だったんだ」

斎藤「それを抜刀斎は見事倒したんだ」

恵「なるほどね」

剣心「拙者じゃないってば！！！！！！！！」

弥彦「やっぱり斎藤だろ」

弥彦「薫が実は○○○○○で時尾さんを襲おうとしたんだ」

斎藤「阿呆が」

剣心「じゃ、じゃあ薫殿が犯人でござる！！！！！！！」

剣心「きっと未亡人になった薫殿が未来からやってきたんでござる！！！！！」

剣心「いっそのこと居なかったことになりたいと過去の自分を殺したんでござる！！！！」

斎藤「じゃあ自殺か」

弥彦「それじゃ蒼紫達はなんで死んだんだよ！！！！！！」

剣心「きっと未来から未亡人になった蒼紫達がやってきて！！！！！！」

恵「もしかして！！！！！！！！！」

斎藤「どうした」

恵「実はこれは薫さんの死体じゃないんじゃない！？」

斎藤「なんだと」

恵「これはある研究で作られたクローン薫んだったのよ！！！！！」

斎藤「なるほど」

斎藤「ただ単にお蕎麦を喉に詰まらしたのかもしれん」

斎藤「内側からお蕎麦が膨張していって殴られた跡のようになったとか」

弥彦「いややっぱり犯人は縁だな」

弥彦「あいつ薫を自分の姉さんと照らし合わせやがったんだ！！！！」

縁「はうあ！？」

弥彦「シスコンだったあいつは姉さんを襲いたいと内心思ってたに違いねぇ」

弥彦「そして暴力に走っていきすぎちまったんだ！！！！！」

縁「それは違う！！！！！！！！！」

剣心「やっぱりえにちゃんではござらんか！！！！！！！！！」

剣心「薫殿をともちんに魔改造するつもりだったんでござろう！！！！！！」

斎藤「なんてやつだ」

縁「うぐぐ・・・・」

斎藤「これは迷宮入りだな」

弥彦「いや俺たちはここの縛られてたんだ」

斎藤「どういうことだ」

弥彦「犯人はこの中にいるとは限らない」

斎藤「なるほど」

剣心「わかった！！！！！！！！妙殿でござる！！！！！！！」

剣心「妙殿が熱々の牛鍋の煮汁を薫殿目掛けて飛ばしたのかもしれないでござる！！！！！！！」

弥彦「いや燕かもしれねぇ」

弥彦「なんかムシャクシャするとすぐ俺を殴ってくるんだあいつ」

斎藤「もしかして時尾かもしれん・・・」

斎藤「出来た女すぎて殺しを・・・」

斎藤「どうする取り敢えず時尾を逮捕するか」

弥彦「取り敢えず剣心をだな」

恵「ここは落ち着いてお茶を」

剣心「わかったでござる！！！！！！！！」

剣心「きっと薫殿はどっかのスパイだったんでござる！！！！！」

剣心「それでとうとうバレて殺されたんでござる！！！！！！！」

剣心「薫殿と接触のあった人物も殺していくつもりなんでござるよ！！！！！」

剣心「次は拙者達が危ない！！！！！！！！」

斎藤「なるほどな」

弥彦「辻褄があうな」

恵「でも一体誰が」

剣心「多分ともちんが犯人でござろう」

縁「はうあ！？」

剣心「きっとともちんと薫殿の家柄は代々対立してたとかでござろう」

剣心「ともちんが死んで同じグループのやつにも追い込みがかかったに違いない」

斎藤「なるほど」

弥彦「何て野郎だ！！！！！！！」

恵「何が巴よ！！！！！！！酷いわほんとに！！！！！！！」

剣心「ともちんは悪い子だったんでござる！！！！！！！！！！」

斎藤「阿呆だなその巴とかいうやつは」

縁「うわあああああああああああ！！！！！！！！」

縁「やめろやめろ！！！！！！！！！！」

縁「もういい！！！！！！！！」

縁「姉さんの悪口を聞き続けるくらいなら死んでやる！！！！！！」

剣心「はうあ！？」

縁「そうだよ俺が蒼紫と操を殺ったのさ」

斎藤「なんだと」

縁「そう、こいつにたのまれてな！！！！！！！」

縁「緋村抜刀斎！！！！！！！！！」

弥彦「なんだって！？」

恵「そんなバカな！？」

縁「さあ殺せよ！！！！！！！！」

剣心「くっ・・・・・」

斎藤「抜刀斎」

剣心「存じません」

縁「と、とぼけるな！！！！！！！！」

剣心「なんのことやら」

縁「ふにいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！！！」

剣心「とぅーとぅるっつー」

縁「嘘つき！！！！！！！！！！！！！」

剣心「聞こえませーん」

剣心「第一証拠がないでござろう」

縁「・・・・・」

剣心「しかも傷をつけられやがって！！！！！」

剣心「お前がうまくやりゃこんな手間かけなくてすんだのにでござる！！！！！！」

剣心「全部お前のせいでござる！！！！！！！！！！！！！！！」

剣心「ふにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！！！！！！」ｽﾁｬｯ

縁「うぅ・・・」

斎藤「なるほど」

剣心「はっ！？しまったでござる・・・」

斎藤「そんなことだろうと思ってたがな」

剣心「・・・・・・・」

斎藤「つまり悪いのは全部縁だということか」

縁「えっ」

斎藤「そういうことじゃないのか？」

剣心「そ、そうでござる！！！！！！！全部こいつが悪いんでござる！！！！！！」

斎藤「やはりな」

縁「ちょっと待ってくれよ」

斎藤「なんだ」

縁「俺はこいつに脅されてしかたなく殺しをやったんだ」

縁「それに俺が殺ったのは後の二人だけでそれ以外はこいつが」

斎藤「そうなのか？」

剣心「違うでござる」

斎藤「違うと言ってるぞ」

縁「嘘だ嘘！！！！！こいつ嘘ついてますヨ！！！！！」

斎藤「嘘だと言ってるぞ」

剣心「お主こそ嘘ついてるでござろう！！！！！！！」

斎藤「お主こそ嘘だと言ってるぞ」

縁「違うってば！！！！！！！！！！！！！！」

斎藤「迷宮入りだな」

剣心「犯人はこいつでござる！！！！！！！！！！！！！！」

縁「違うこいつだ！！！！！！！！！！！」

斎藤「うーん・・・」

弥彦「おいどうすんだよ」

恵「正に迷宮入りだわ・・・」

剣心「死ねでござる！！！！！！死ね！！！！！！！」

縁「お前が死ね！！！！！！！」

斎藤「落ち着け」

剣心「拙者お主を利用できるだけ利用しただけでござろう！！！！！！！」

縁「うるせぇ！！！！！！！！！」

斎藤「喧嘩するな」

斎藤「ここは公平にジャンケンで決めようじゃないか」

剣心「はうあ！？」

縁「ジャンケン・・・」

斎藤「公平だろ」

弥彦「なるほどな」

剣心「・・・・・いいでござるよ」

剣心「(最初はグーでパーを出せばいいんでござる・・・)」

縁「しかたない・・・・」

斎藤「では行くぞ」

剣心「最初は」

剣心「パー！！！！！！！」

縁「グー」

剣心「イヤフゥ～！！！！！！！！！！！！！！！！」

斎藤「縁の勝ち」

剣心「はうあ！？」

縁「っしゃ！！！！！！！」

剣心「なんででござるか！！！！！！！！！！！」

剣心「拙者はパーを出したんでござるよ！？」

剣心「紙は石につよいんでござる！！！！！！！！！！！」

斎藤「お前のはただの紙だろ」

縁「だが俺の石は隕石だったんだ！！！！！！！！！！」

剣心「はうあ！？」

斎藤「お前の敗けだな」

剣心「くそぉ・・・・くそぉ・・・」

斎藤「なぜこんなことをしたんだ」

剣心「全部・・・全部薫殿が悪いんでござる・・・！！！！！！」

剣心「薫殿が・・・・・」

剣心「ふにぃ・・・・・ふにぃ・・・・」ｼｸｼｸ

――数時間前――

剣心「薫殿薫殿薫殿薫殿！！！！！！！！」

薫「どうしたの？」

剣心「かわいいでござる薫殿！！！！はあああああかわいいいいいいい！！！！！」ｽﾘｽﾘ

薫「ちょっとやめてほんとに」

剣心「薫殿！！！！！！！！！！！！！」ｽﾘｽﾘ

薫「みんなでトランプしてたんじゃないの？」

剣心「薫殿拙者のものになってくれでござる！！！！！！！」

剣心「拙者のかわいいお人形さんに！！！！！！！！！！！！！！！」

薫「やめてったら！！！！！！」ﾄﾞｼｯ

剣心「うっ・・・」ﾄﾞｻｯ

薫「あっごめん剣心・・・」

剣心「やっぱり薫殿拙者のことが嫌いなんでござるな」

薫「いやそういうわけじゃ・・・」

剣心「やっぱり」

剣心「どうしてでござるか！！！！！！！！！」

剣心「拙者こんなにイケイケなのに！！！！！！！！！！」

薫「落ち着いて剣心！！」

剣心「薫殿、拙者以外に男がいるんではござらんか」

薫「いないわよ・・・」

剣心「サノか？弥彦か？斎藤か？蒼紫か？」

薫「いないったら！！！！！！！！」

剣心「前々からそんな気がしてたんでござるよ」

薫「いい加減にしてよね！！！！！！！！！！！そういうところが嫌いなの！！！！！」

剣心「嫌い・・・・」

薫「嫌い嫌い！！！！！！！！！！」

剣心「もうダメでござる！！！！！薫殿は毒されてる！！！！！！！！」ｽﾁｬｯ

薫「な、なにするの！？」

剣心「こんなの薫殿じゃない！！！！！！！！！！！！」ｶﾞﾂﾝｯ！！！！！！！！！！！！！！

薫「」

剣心「ﾊｧﾊｧ・・・・ﾊｧﾊｧ・・・・」

剣心「薫殿はきっと誰かのせいでこんな・・・・」

剣心「こんなこともあろうかと思ってたんでござるよ・・・・」

剣心「拙者色に染まった薫殿を・・・」

剣心「醜くどす黒く染め直した男が絶対この中にいる・・・」

剣心「殺してやる・・・・」

剣心「このお泊まり会も最初から仕組まれた罠だったんでござる」

剣心「薫殿を落としたかもしれない奴らを呼び込み一つに集めた」

剣心「でも拙者だって捕まりたくはない」

剣心「だから縁を利用しここにいる奴らを縁の手を使って消してもらう計画に路線変更した」

剣心「今思えばそれが命取りだったでござるな」

斎藤「なるほど」

剣心「うぅ・・・・・・」ｶﾞｸｯ

剣心「拙者ただ純粋に薫殿のことが好きだったんでござる・・・・」ｼｸｼｸ

剣心「どこで狂ってしまったんでござろう・・・・」ｼｸｼｸ

剣心「薫殿ぉ・・・・・」ｼｸｼｸ

剣心「嫌われてもしかたないでござるな・・・・」

弥彦「剣心・・・」

剣心「弥彦・・・もしえにちゃんがクナイで傷をつけられてなかったら今頃お主も・・・」

剣心「うぅ・・・・・」

弥彦「薫は剣心のこと嫌ってはいなかったと思うぜ」

剣心「いや嫌われてたでござるよ・・・・」

斎藤「さっき被害者の部屋から押収した日記だ」

剣心「日記・・・」

斎藤「ああ」

剣心「・・・・・」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

○月○日　

今日はお料理がゴムでした
剣心がゴムゴムうるさかったです
でもなんだかんだ言って完食してくれるは剣心だけ

○日☆日

剣心が朝から私にべったりでした
正直ウザいし熱いし最悪です
でもこれがないと１日始まった気がしません

○日×日

剣心がまたプロポーズしてきました
何回目でしょうか、はっきり言って気持ち悪いレベルです
そろそろOKしてあげてもいいかななんて

○月◇日

今日もお料理がゴムでした

剣心「・・・・・」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

斎藤「女ってのはそういうもんだ」

剣心「うぅ・・・・・」ｼｸｼｸ

斎藤「阿呆が」

剣心「薫殿・・・・・」

斎藤「お似合いだな」

斎藤「この男にしてこの女ありか」

剣心「薫殿は何も悪くないでござる・・・」

剣心「薫殿は・・・・・」　

斎藤「そうでもないさ」

剣心「拙者が全部悪かったんでござる・・・・」

斎藤「いや、奴はとんでもないものを盗んでいったぞ」

剣心「盗んでいった・・・？」

斎藤「お前の心だ」

剣心「・・・・・・」

剣心「うぅ・・・・・・」ｼｸｼｸ

剣心「薫殿・・・・」

剣心「最後にこの日記を拙者に見せてくれてありがとう・・・・」

剣心「ありがとう・・・・」ｼｸｼｸ

こうして愛に踊らされた男の悲しい事件が幕を下ろした

弥彦「ったく・・・こんなこったろーと思ったぜ」

斎藤「こんかいもお手柄だな」

弥彦「バーロー」

左之助「」

斎藤「俺ももっと家族サービスするか」ｽﾀｽﾀ

弥彦「思ったより被害者を最小限に押さえられてよかったぜ・・・」

弥彦「待ってろよ黒の組織め」

弥彦「真実はいつも一つ！！！」

おしまい