1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:41:14.36 ID:sD/mgEVC0

★注意☆


・グランブルファンタジーSSです

・キャラ崩壊注意

・グラン=団長と表記します



以上がダメな方はブラウザバック推奨です



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523526074

引用元: グラン「古 戦 場 か ら 逃 げ る な」  



グランブルーファンタジー(5) (サイコミ)
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:42:25.67 ID:sD/mgEVC0

ビィ「今月の古戦場の開催日が決定したな!」

ビィ「今回は光有利の古戦場だぜ。オイラ達の団は光に強いの揃ってるから今回は大活躍間違いなしだな」

ビィ「目指せ勝利! 目指せAクラス! 取ってやろうぜ金剛石!」


ビィ「古戦場頑張ろうな相棒! へへっ♪」


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:43:15.23 ID:sD/mgEVC0

団長「あぁ^~~ナルメア姉ちゃん疲れたよぉ~!」

団長「風パでコナンコラボに出てくるガトリング砲狩るのに疲れたぁぁ~」

ナルメア「お疲れ様団長ちゃん。コナンコラボを頑張って周回して偉い偉い♪」

ナルメア「よかったら、お姉さんが膝枕してあげよっか?」

団長「お願いします!!」ガバッ


ナルメア「はい。どうぞ♪」

団長「あぁ^~~ナルメア姉ちゃんのお膝気持ちいいんじゃぁ~」

ナルメア「もっとお姉さんに甘えてもいいからね♪」

団長「あぁぁ^^~~~」



ビィ「おい! ゴルルァァ!!? 人の話聞いてんのか!!」

団長「あん?」


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:45:08.02 ID:sD/mgEVC0

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:45:58.02 ID:sD/mgEVC0

ビィ「なにまったりしてんだよ!? 古戦場もうすぐ開催する時期だろうが!」

団長「おっ、そうだな」

ビィ「他人事みたいな反応するな!! ほら、色々と準備することあるだろう?」


ビィ「お前は団長なんだし、他の団員達に方針を提示したりとか、攻撃隊長や防衛隊長を誰にするかを決めたりとか―――」


団長「その必要はない」

ビィ「え」



団長「そんな事前準備なんて必要ねぇよ」

団長「何故なら俺たちは―――」



6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:46:30.60 ID:sD/mgEVC0


団長「団サポオンリー団に所属してるからだぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!!!!!!!!」



ビィ「!?」




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:47:45.52 ID:sD/mgEVC0

団長「団サポの使用のみを目的として結成された騎空団。それが団サポオンリー団!」

団長「団サポオンリー団はいいぞ~? なにせ古戦場に参加しなくてもいいのだから」


団長「ノルマもない。朝活もない。肉集めをしなくてもOK」

団長「初心者歓迎。リアルが優先。パネルミッション目当てだけでもいいのよ?」

団長「ポーション、ドラ、風見鶏! 常時起動で快適戦闘!」


団長「嗚呼、これぞ素晴らしき! 団サポオンリー団!! yeah!」


団長「みんなも団サポオンリー団に入って、のんびり楽しくグラブろうぜ♪」

ビィ「な、なんてこった………」


8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:49:20.47 ID:sD/mgEVC0

ビィ「団サポオンリー団だとぉ………そんなクッソ緩い低空団に入っていたなんて………」

団長「おい!! 侮辱は許さんぞ!! 団サポオンリー団をバカにするんじゃねぇ!!」

ビィ「だが事実だろうがッ!! 団サポ団なんかに入ってちゃ古戦場勝ち抜くことできないだろ!!」

団長「そりゃまぁね。でも、別にそれでもいいしー」

ビィ「なっ、なにぃ!?」


団長「俺、古戦場に熱心に参加する気ないんで。せいぜい天聖器集め目的で走る程度?」

団長「そういうプレイスタイルなのでしてー」

ビィ「いやいや走れよ!! 折角の古戦場だってのによ!」 


団長「人のプレイスタイルにケチつけないでくれませんか?」

団長「別にグラブルは古戦場が全てなわけじゃないだろ!」

ビィ「そ、それは………」

団長「騎空士それぞれに楽しみ方があるんだ。それに口出しするのは野暮ってもんだろ」

ビィ「そ、そうだけどよぉ………」


9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:50:34.28 ID:sD/mgEVC0

団長「はい論破」

団長「それじゃ俺、ナルメア姉ちゃんとまったりるするから」


団長「ナルメア姉ちゃ――ん!!」抱きっ

ナルメア「ウフフ♪ もう、団長ちゃんは甘えん坊さんね♪」


ナルメア「そうそう。お姉さん、団長ちゃんのためにケーキ焼いてきたの」

ナルメア「一緒に食べる?」ニコッ


団長「食べりゅうううううううう!!!!」


ビィ「ああもう!! なんて腑抜け様だよぉ………」


10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:51:28.34 ID:sD/mgEVC0

団長「ケーキうま。ケーキうま」モグモグモグ

ナルメア「いっぱい食べてね♪」


ビィ「なぁー、考え直してくれよぉ相棒………古戦場、ちゃんと参加しようぜ?」

ビィ「そんで頑張って金剛手に入れようぜ? なぁ?」

団長「金剛な~………そう言われても、俺もうヴァルナを3凸済みだし」

ビィ「無凸のマッチョ(ティターン)とリア充(セピュロス)を持ってるじゃねぇかお前! 金剛で凸れよ!」

団長「いうて土と風の神石編成揃えるのも難しいしなぁ~……マグナ編成で十分かなって」

ビィ「神石以外にも金剛使うべき石いくつか持ってるだろ? シヴァとかアテナとか」



11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:52:41.55 ID:sD/mgEVC0

団長「それはそうと、甘いケーキばっか食うと珈琲が欲しくなるな」


団長「サンダルフォン、珈琲プリーズ!」

サンダルフォン「やれやれ、しょうがないな」


サンダルフォン「ほら、ブラックだぞ特異点」スッ

団長「ありがと茄子!!」ズズッ


団長「おおう………地獄のようにドス黒く苦いブラックだぜ………」

サンダルフォン「甘いケーキに合うだろう」

団長「確かに珈琲の苦さがケーキの甘さを引き立てる! アカン、これじゃ無限に食べれるぞ!」

ナルメア「まぁ、団長ちゃんったら凄い食べぷっり♪」

サンダルフォン「フッ、まるでどこぞの蒼き少女のようだな」

団長「おいおい、いくらなんでもルリアと比べるのは酷いっしょ。あはははは♪」



ビィ「だから人の話を聞けぇぇぇぇぇ!!!!!!」



12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:53:51.65 ID:sD/mgEVC0
サンダルフォン
https://i.imgur.com/lwXDMdf.png

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:55:08.54 ID:sD/mgEVC0

団長「もううるせぇなぁ。さっきからよぉ」

サンダルフォン「相変わらずやかましいトカゲだ」

団長「ほんそれ」


ビィ「古戦場戦えよぉ~~! お前の強さなら結構いいとこイケルって」

団長「えぇ~~そんなことないよぉー。僕ちんまだ始めたばっかの初心者ですしー」

ビィ「ランク130越えしてる癖に、初心者とかぬかしてんじゃねぇ!!」


ジャンヌ「ビィ様の仰る通りだぞ。団長殿」

団長「あっ、ジャンヌ」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:57:52.99 ID:sD/mgEVC0


ジャンヌ「ランク130越えで、フツルス武器や無垢剣をも作成したことあるキミが初心者なわけないだろう?」

ジャンヌ「そんな自称初心者アピールはやめるべきだ」

ジャンヌ「見ていて痛々しいし。新規の間口を狭めることになりかねない」

ジャンヌ「コンテンツの寿命を縮めかねない行為だぞ? 実に恥ずべきことだ」


団長「た、確かにその通りだ………ごめんなさい」ションボリ

ジャンヌ「わかればいいんだ」ニコリ


ビィ「へへっ、流石はジャンヌだぜ! ジャンヌもオイラと同じく古戦場に参加した方がいいと思うよな?」

ジャンヌ「いえ、ビィ様。それは個人の自由でしょう。強制してやらせるようなことではありません」

ビィ「ぐおおおお!!??」


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 18:59:21.90 ID:sD/mgEVC0

ビィ「チクショー……ジャンヌなら味方になってくれると思ったのに」


団長「ジャンヌも一緒にケーキ食おうぜ?」

ジャンヌ「い、いいのか?」

団長「当たり前だよなぁ?」

ナルメア「ジャンヌちゃんの分もたくさんあるわ。さぁ、食べて食べて♪」

サンダルフォン「珈琲をもう一杯淹れておこう」

ジャンヌ「あ、ありがとう………なら、お言葉に甘えて同席しよう」

団長「ジャンヌはこう見えてケーキとか好きだもんなぁ? プロフにもそう書いてあるし。実に女の子らしいね」

ジャンヌ「か、からかわないでくれ………///」


アハハハハ♪


ビィ「ああもう! だからまったりしてんじゃねー!!」





17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:00:51.34 ID:sD/mgEVC0

ビィ「なぁ、相棒よ。お前が古戦場を嫌がる理由もわかる」

ビィ「長時間張り付いてなきゃいけないし。ギスブルの原因にもなったりするし」


ビィ「でもせっかくの多人数でプレイするコンテンツなんだぜ? 参加しなきゃ損だろ?」

ビィ「勲章が溜まれば金剛だけでなく、キャラ確チケとかももらえるわけなんだしよぉ」


ビィ「だから相棒、頼むから考えるだけでもしてくれ………」


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:02:30.80 ID:sD/mgEVC0

団長「グレアちゃん、俺と一緒に夜明けの珈琲でもいかがかな?」

グレア「えっ、夜明けって………えっ、ええぇぇ!?///」


グレア「だ、駄目だよ団長さん……わ、私今、マナリア学園で学園祭で忙しいし……///」

団長「なんならアンちゃんも加えて3人でさぁ~。一緒に夜明けのシュワシュワ珈琲飲もうよ」

グレア「あ、アンもって……だ、団長さんってば!///」」


ナルメア「団長ちゃん! そういうことお姉さん以外の人としちゃいけません!!」

サンダルフォン「シュワシュワ珈琲の味は正直微妙だぞ」



ビィ「だから人の話を聞け―――ッッッ!!!!!!!!」



20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:05:27.79 ID:sD/mgEVC0


ジャンヌ「団長、少しはビィ様の話を考慮してくれないか?」

ジャンヌ「あまりにも哀れだ………」

団長「うーん……そう言われてもなー」


ナルメア「というか、古戦場なんて団全員が一丸となって頑張らなきゃ勝てないイベントよね?」

グレア「あっ、そうか。仮に団長さんがやる気起こしたところで、他の団員の皆さんが参戦してくれなきゃ意味ないってことだね」

ビィ「そ、それは………」


サンダルフォン「団サポオンリー団に所属してる奴らだ。特異点と同じく、古戦場に興味ない者しかいないんじゃないのか?」

ビィ「う、うぐ………」



21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:07:05.66 ID:sD/mgEVC0

団長「その通りだぜ? みんな純粋に団サポ目当てで所属してるんだ」

団長「古戦場なんか絶対に走らないと思うぞ?」

団長「団チャも全然利用してないしなぁ。それに団員名簿見ると―――」チラッ



団長「ブフッwww」

ビィ「ん?」


団長「ダーハハハハハッwwwwwギャハハハハッハwwww」

ビィ「な、何だよ? 何爆笑してんだ?」


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:07:53.44 ID:sD/mgEVC0

団長「ねぇ、見てよこれwwwwwブフフフフフwwww」スッ

ナルメア「なになに? どうしたの団長ちゃん?」チラッ


ナルメア「ブフッ!!wwww」

サンダルフォン「おふぉwwww」

ジャンヌ「こwwwれwwwwわwwww」

グレア「アハハハハっwwwwお、可笑しい………クフフッwww」


ビィ「えっ、本当なんだよ!? 何でそんな爆笑してんだ!?」


23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:08:49.19 ID:sD/mgEVC0



団長「いやさ。騎空団の団員名簿見たらさ」



団長「25日もログインしてねぇ人たくさんいたわwwwww」


ビィ「クビにしろよ!!」


24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:11:14.58 ID:sD/mgEVC0

ビィ「な、なんて酷い有様だよぉ………お前、団を放置し過ぎだろ!!」

ビィ「20日以上ログインしてない奴らとかグラブルもうやってないだろ!! さっさとクビにしろよ!」


団長「いや、そうとは限らんぞ? 入院してるかもしれないじゃん。もしくは海外出張とか」

グレア「そういえば、病院内だとスマホとか禁止されてるんだよね?」

サンダルフォン「単純に仕事で忙しくてやる暇ないというのもあるかもな」


ナルメア「そういうことまで考えてあげるなんて、団長ちゃん優しい~♪ 偉い偉い♪」ナデナデ

団長「でへへへへ」


ビィ「いや……それでも20日以上ならクビにしてもいいだろうよぉ………」


25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:12:22.47 ID:sD/mgEVC0

団長「それはそうと、なんかしょっぱいもの食いたくなってきたな」

ジャンヌ「確かに。ケーキみたいな甘いものを食くすと、何故かしょっぱいものを口にしたくなるな」


イッパツ「なぁらぁ~~、ラーメン行きましょうよっと!」

グレア「わっ、イッパツさん!? いつの間に………」


イッパツ「ラーメン食べに行きましょよ~~ぉ。団長さぁっん?(ねっとり)」

イッパツ「この辺にィ、美味いラーメン屋の屋台あるらしいんですよぉぉ~(ねっとり)」

団長「あ、イキてぇなぁ」

イッパツ「行きましょうよぉぉぉ~」


27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:14:06.06 ID:sD/mgEVC0

イッパツ「じゃけんこれから行きましょうねぇぇ~」

団長「おっ、そうだな」


団長「そんじゃイッパツ奢ってね?」

イッパツ「え」


団長「だって言いだしっぺだし。それに年長者ダルルオッ?」

イッパツ「ま、まぁ団長さん一人ぐらいなら奢っても………」


28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:15:16.23 ID:sD/mgEVC0

ナルメア「団長ちゃんが行くならお姉さんもいくわ♪」

イッパツ「ファッ!?」

サンダルフォン「ラーメンか………少し興味がある」

ジャンヌ「私も共に行こう。ご馳走になる。ありがとうイッパツ」

イッパツ「やめてくれよぉ!」


グレア「団長さん、私も一緒に行ってもいいかな………?」

団長「もちろん! なんならアンちゃんも呼んでいいぞ」


イッパツ「ブルゥァァァァァァァァァ!!!???(若本ボイスの悲鳴)」


アハハハハハハハ ハハハハハハ♪


ビィ「ええい、お前らいい加減にしろぉぉぉぉ!!!!!」




29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:17:20.26 ID:sD/mgEVC0

ビィ「何だってんだよぉ!! どいつもこいつも腑抜けやがって!!」

ビィ「やる気あんのかてめぇら!! グラブルナメてんじゃねぇぞ!!」


団長「なーにイキりながらキレてんだこいつ?」

イッパツ「○○じゃないッスかね?」

ビィ「うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:18:28.97 ID:sD/mgEVC0

団長「ってか急にどうしたんだよお前? お前だって今まで古戦場の時は一緒にのほほんと過ごしてたじゃないか」

ビィ「そ、それは………」

ナルメア「確かにおかしいわね。いつものビィちゃんなら団長ちゃんと一緒に古戦場をのほほんと過ごしてたのに」

グレア「まるで別人かのように古戦場に意気込んでいるよね」

ジャンヌ「別人………」



ビィ「………………」



サンダルフォン「ま、まさか………」



31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:19:40.38 ID:sD/mgEVC0

ビィ?「ちっ、どうやらバレちまったようだな」


ビィ?「ハァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」


団長「!?」



オイラ「オイラぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」



団長「ギャアアアアアアア!!?? お前かよぉぉぉぉッッ!!??」



33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:22:34.11 ID:sD/mgEVC0

サンダルフォン「こいつは確か……エイプリルフールの!?」

ナルメア「別世界のビィちゃん!?」

オイラ「チッ、完璧に擬態していたのに、少しはっちゃけ過ぎちまったぜ………」

ジャンヌ「ビィ様の偽物だと!? な、なら本物のビィ様は一体どこに!?」

オイラ「へっ、この世界のオイラなら今頃どこぞの倉庫で縛られて放置されてるだろうよ」

ジャンヌ「な、なんてことを…!」


団長「おい!! エイプリルフールはとっくに終わってんだぞ!! カエレ!!」


34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:23:44.28 ID:sD/mgEVC0

オイラ「おっと、そうはいかねぇなぁ………オイラの野望を達成するためにはよぉ」

サンダルフォン「野望だと?」

オイラ「そうだ! オイラはこの世界で古戦場に参加して、オイラこそが最強だってことを全空に知らしめるんだ」


オイラ「そして、オイラは全空統べる王となる!」ドン!!


団長「まーたそのパターンか」

グレア「それで団長さんにしつこく参加するよう言ってたんだ………」


35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:24:42.37 ID:sD/mgEVC0

オイラ「だがバレちったもんはしょうがねぇ。こうなりゃ力づくでお前達を従わせるだけだぁ!」

団長「な、なにぃ!?」


オイラ「オイラァ!!」


ドゴォッ!!


団長「ぐはっ!?」ドンガラガッシャーン



ナルメア「団長ちゃん!?」

サンダルフォン「な、なんてパワーだ………あの特異点を一撃だと!?」


36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:26:07.18 ID:sD/mgEVC0

オイラ「オラオラオラオラ!! ひれ伏すがいいんだぜ!! ちっぽけな存在どもよぉ!」

オイラ「あいつみたいになりたくなければなぁ~………フハハハハハハ!」


ナルメア「よくも団長ちゃんを……別世界のビィちゃんといえど許せない!!」


37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:26:33.98 ID:sD/mgEVC0

ナルメア「斬る!! ハァッ!!!」ズバッ

オイラ「うおっと!?」


ジャンヌ「加勢する!! デヤァァッ!!」ズバズバッ

オイラ「ぐおおお!?!?」


グレア「竜の力ッ!!」ズダダダッ!!??

オイラ「がふっ!?」


サンダルフォン「アイン・ソフ・オウルッ!!」ピカァァ

オイラ「ぬおおおおお!!??」


ドカドカドカドカドカ―――ンッ!!!!!!


オイラ「ギヤァァァァァァ!!???」


イッパツ「わお、みなさんお強いですねぇ~。たまたま、戦闘に自信あるメンバーが集まっててラッキーでしたぁっ~」


38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:27:53.79 ID:sD/mgEVC0

サンダルフォン「手応えあり………」

ジャンヌ「やったか!?」


「………………」


オイラ「ふぅ、少しはやるじゃねぇか。おかげで肩こりが治ったぜ」ムクリ


サンダルフォン「なっ!? 効いてないだと!?」

グレア「そ、そんな………全力でやったのに」


39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:28:52.82 ID:sD/mgEVC0
オイラ「今度はこっちから行くぜ!!」

オイラ「デスビィ――ムッッ!!」ピカァァ


チュド―――ンッ!!!!!


全員『うわああああッッ!!??』


ジャンヌ「な、なんて禍々しい一撃だ………」

ナルメア「うっ……くっ………」


オイラ「フハハハハハハハ! 所詮、雑魚は雑魚ってわけだぜぇ」



40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:30:14.32 ID:sD/mgEVC0

イッパツ「な、なぁんてことでしょうかぁッ! みなさんがたぁったの一撃でぇ!?」


イッパツ「こうなりゃ~、僕もぉ加勢をばぁ」スッ

オイラ「オラァ!! このラーメン親父が! おめぇにはこれを食らわせてやるよぉ!!」


つ冷麦


イッパツ「ぬわぁぁぁぁん!? 冷麦ィ!? しかもめんつゆなしの生ァ!?!?」

オイラ「一昨年のお歳暮の余りだオラァ! 食いやがるんだぜ!!」

イッパツ「ブルゥァァァァァァァァァ!?!?!?!」


41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:30:59.39 ID:sD/mgEVC0

イッパツ「」バタリ


グレア「い、イッパツさん!!」

ジャンヌ「む、惨い………鼻の穴から麺が飛び出てる………」

サンダルフォン「外道がッ!!」


オイラ「何とでもほざくがいいぜ。ふへへへ」



42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:33:29.71 ID:sD/mgEVC0

オイラ「さてと、これでこの騎空団はオイラのものとなったわけだ。さぁ、オイラに服従するんだぜ!!」

オイラ「オイラが団長になったからには古戦場にはバシバシ参加してもらうぜ」

オイラ「勿論ノルマは設定する!」

オイラ「リアルなんかクソ食らえ! 古戦場優先! 就職してる奴はいますぐニートになれ!」

オイラ「朝ダッシュも当然やってもらう。サボったりなんかしたらTwitterやSNSで名前晒すからなぁ?」


サンダルフォン「な、なんという独裁政治………」

グレア「こんなの酷い……酷すぎるよぉ!」


43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:34:14.73 ID:sD/mgEVC0

オイラ「ハッ、おとなしく従うことだな」

オイラ「もう団サポ団の上であぐらをかく生活は終わりだ!!」

オイラ「今日からお前達はガチ団としてグラブってもらう。覚悟しとくんだぜ!」


団長「そんなことにはさせん………!」スッ


ナルメア「団長ちゃん!!」


44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:36:42.96 ID:sD/mgEVC0

オイラ「ほう、オイラの一撃を食らってなお立つか。その根性だけは褒めてやるぜ」

オイラ「だが、所詮は団サポ団の雑魚。これ以上痛い目にあいたくなきゃおとなしく従うがいいぜ?」


団長「確かに団サポオンリー団は、ガチ団や天上団に比べればえらい温いだろうさ。それは否定しない」

団長「だがしかし! イコール雑魚の集まりと、一括りで侮辱する事だけは許せん!!」


団長「大変身!『ザ・グローリー』!!」ピカァァァァ!!


オイラ「な、なにぃ!?」

グレア「アレは……この前実装された新ジョブのグローリー………」


45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:38:09.95 ID:sD/mgEVC0

団長「この団サポ団を、お前のような変態ナマモノの好きなようにはさせん!!」

団長「団長として、この団は俺が守る!!」


オイラ「おもしれぇ………来いやぁッッ!!!」



46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:39:11.43 ID:sD/mgEVC0
団長「うおぉぉぉッッ!!『グロリアス・アーツ』!!!」ピカァァァァ!!

団長「そして『コルミロス』!! 『ドゥプレクス』!!」


オイラ「くっ! 自己バフの重ね掛けか!」


団長「気が高まる………溢れるぅ………!!」

団長「うおおおおぉぉぉぉぉぉッッッ!!!」ドゴォン!!



ナルメア「す、凄い………団長ちゃんの全身から凄まじい剣気が迸ってる………」

サンダルフォン「あれがグローリーの力………!」


47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:40:19.47 ID:sD/mgEVC0
団長「行くぞビィ!! 追撃諸々のバフを受けたグローリーの力を思い知れ!」

団長「セイヤァァァッッッ!!!!!」


ズバッズバッズバッ!!


オイラ「ぐわあああッッ!!??」


ドンガラガッシャーン!!


ジャンヌ「おおっ!」

ナルメア「あのビィちゃんを切り伏せたわ! 流石は私の団長ちゃん♪」


48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:41:24.35 ID:sD/mgEVC0

オイラ「や、やるじゃねぇか……中々の素殴り力だずぇ………」

オイラ「今度はオイラの番だ!! オイラララララァッッッ!!!」ドガガガガガガガガ


団長「なんの! カウンター!!」ザシュッ!!


ズドンッ


オイラ「ぐぶごぉ!? お、オイラの攻撃をかわした上にカウンターだと!?」


団長「俺がいま装備してるのはグローリーだけが装備できる剣、『リディル』だ」

団長「『リディル』をメイン装備してる時に限り、敵単体の攻撃を一回かわして威力二倍のカウンターを叩きこむことが出来る」

オイラ「そ、そんな効果が!?」


49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:42:55.24 ID:sD/mgEVC0

団長「そして再び俺のターン!! 『剣神解放』!!」ピカァァァッ

オイラ「な、なにぃ!?」


団長「『リディル』の『剣神解放』の効果は味方全体にTA率200%上昇のバフを付与する!」

団長「よって確定TAの3連撃をお前に叩きこむことが出来るというわけだ!」

オイラ「な、なんだと!?」


団長「食らえ三連撃!! ドラララララァァッッ!!」ズバッズバッズバッ!!!

オイラ「ぐわぁぁぁぁッッ!?」


ナルメア「団長ちゃんが押しているわ!」

ジャンヌ「グローリーの力を完璧に使いこなせている………これならば!」

グレア「が、頑張れ団長さん!!」

サンダルフォン「決めろ、特異点!!」


50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:43:33.64 ID:sD/mgEVC0

オイラ「ハァ……ハァ……ま、まだだ! まだオイラは負けてねぇ!!」

オイラ「くたばれこの野郎!! デスビィ――ムッ!!」ピカッ

団長「!!」


チュドーン!!! ドガガガガガ!!


サンダルフォン「直撃した!?」

ナルメア「団長ちゃ――ん!!!」

ジャンヌ「いくら団長殿でも、あの攻撃をまともに食らっては………」

グレア「そ、そんな………」ガクッ



51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:44:22.23 ID:sD/mgEVC0

オイラ「フン、少し焦っちまったが、所詮はこんなものか」

オイラ「まぁ、団サポ団の雑魚にしては頑張った方だと思うぜ」


団長「ま、まだだ………まだ戦いは終わっていない!!」ムクリ

オイラ「な、なにぃ!?」


ナルメア「立った! 団長ちゃんが立ち上がったわ!」

ジャンヌ「あの攻撃を耐えきったのか!?」


52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:45:01.73 ID:sD/mgEVC0

オイラ「ば、バカな!? 攻撃はモロに食らったはず! なのにどうして!?」

団長「俺の装備してる『リディル』には『魔獄』のエムブレムを付与してある」

オイラ「エンブレムだとぉ!? お前、アスタロトを周回したのか!?」


団長「この『魔獄』のエムブレムの効果により、相手から受けるダメージを20%軽減することができる!!」

オイラ「そ、それでオイラの攻撃を耐えたということか!!」


団長「俺のターン!!」



53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:45:55.24 ID:sD/mgEVC0

団長「さっきの連撃で奥義ケージはもう満タンだ………ビィ! 貴様はこれで終わりだ!!」

オイラ「!!」


団長「奥義!! <星河一天>!!」ズバッズバッズバッズバッ!!!


オイラ「くぎゅあああああああ!!???」


ドカドカドカーン!!!


オイラ「ぐふっ………」バタリ



サンダルフォン「や、やった!」

ナルメア「団長ちゃんが勝ったわ♪」


54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:47:00.47 ID:sD/mgEVC0

オイラ「な、何故だ……何故オイラが団サポ団如きに………」


団長「テメーの敗因はたった一つだぜ」

団長「テメーは団サポ団を、舐めすぎた」


オイラ「ぐっ、ぐっそ~………!!」


55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:47:55.53 ID:sD/mgEVC0

オイラ「み、認めねぇ……認めるものか!!」

オイラ「こんな雑魚共にオイラが………えあぁぁぁぁぁッス!!!!!」

オイラ「ハァァァァァァァァァッッッ!!!!!!」ズゴォォォン!!


団長「な、なにぃ!?」


ナルメア「ビィちゃんの気がどんどん膨れ上がってる!?」

サンダルフォン「まだこんな力が………!?」


56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:48:53.78 ID:sD/mgEVC0

オイラ「オイラは最強だァァァァァッッッ!!!!」ズゴゴゴゴゴ

オイラ「さぁ、第二ラウンド開始だぜ………」

団長「ぐっ………!」


オイラ「お前だけはぜってぇに許さねぇ……覚悟しろッッ!!」

オイラ「氏ねやぁぁぁぁぁl!!!!!!!」ブオンッ


57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:50:13.02 ID:sD/mgEVC0

ガシッ!


オイラ「あん? 一体誰だ!? オイラの邪魔をする奴ァ!!」チラリ



カタリナ「ビィきゅ~~~ん♪」ハァハァハァハァハァ


オイラ「」


58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:52:01.52 ID:sD/mgEVC0

キャタリナさん
https://i.imgur.com/d36btC4.jpg


59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:53:27.24 ID:sD/mgEVC0

オイラ「あ、姐さん………」ガタガタガタ

カタリナ「もう、こんな所で何していたのかな~? さっさとお家に帰ろうね~♪」

オイラ「ま、待ってくれ! オイラは古戦場で――」

カタリナ「ワシャシャシャシャシャシャ♪」ナデナデナデナデ


オイラ「ギャアアアアアアアアッッッ!!!??」


カタリナ「それじゃ、帰ろっか♪ ビィきゅぅぅ~~~ん♪」


オイラ「」



ブオン



グレア「い、行っちゃったね」

ジャンヌ「一体何だったのだろうか………」


団長「結局このオチか………」


60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:54:29.00 ID:sD/mgEVC0
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団長「やれやれ。まったくえらい目にあったな」

グレア「イッパツさん、大丈夫ですか?」

イッパツ「ま、まだ鼻から冷麦が………ウブホェ!!」ズルッズルッ

ジャンヌ「本当、信じられない事件だった…」

サンダルフォン「あれが異世界の紅き竜………まるで邪神のような輩だったな」


団長「でもこれで一件落着だ! これで古戦場はみんなでのほほんとダラダラ出来るぞ――♪」


61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:55:39.10 ID:sD/mgEVC0

イッパツ「それじゃ団長さん、今度こそラーメン食べにいきまっしょい!」

イッパツ「ラーメンラァ~~メン!! じゃけん早く食べにいきましょうねぇぇ~~」

団長「よーし! じゃあみんなでいくか!」


団長「イッパツの奢りでな」


イッパツ「ブルゥァァァァァァァァァ!!!!???」



62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:57:01.53 ID:sD/mgEVC0

ジャンヌ「しかし団長殿、本当にこれでよかったのか?」

団長「ん? なにが?」


ジャンヌ「あの異世界のビィ様の言うように、本当に古戦場に参加しなくていいのか?」

ジャンヌ「今のキミの実力ならば通用すると私も思うのだが………」

団長「ああ。いいんだよ」


団長「前にも言った通り。人それぞれのプレイスタイルってもんあるしね」

団長「俺はこうしてのほほんとプレイするのが一番性にあってるんだ」


団長「だからいいんだよ。これで」


ジャンヌ「………そうか。キミがそう言うのならそれでいいな」ニコリ


63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:58:02.96 ID:sD/mgEVC0

ナルメア「団長ちゃーん。はやくはやくー♪」

グレア「早くラーメン食べにいこう?」

サンダルフォン「急げよ特異点。奢ってもらうのだから待たせると悪いだろう?」

イッパツ「ブルゥァァァァァァァァァ!!???(悲鳴)」


団長「はいはい。今行くよー!」タッタタタッ




団長「あれ?」ピタッ


ナルメア「どうしたの団長ちゃん?」

団長「いや、なんか忘れてるような………?」


64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/12(木) 19:58:35.96 ID:sD/mgEVC0
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本物のビィ「うううっ、オイラいつまで縛られたままでいるんだぁ~……」

ビィ「だ、誰か助けてくれよぉ~!」




終わり