1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 16:58:58.41 ID:SwwpN5P2d.net
提督「榛名は俺が何を頼んでも笑って受け入れてくれているが」

提督「と言っても出撃とか仕事の手伝いとかしか頼んだことは無いんだが、榛名にも受け入れられない一線てのはやっぱりあるんだろう」

提督「その一線がどこまでなのか試してみよう。まずは面白半分で…」

提督「>>3でもお願いしてみるか」

引用元: 提督「榛名はどこまで大丈夫なのか」 



3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 16:59:27.99 ID:2ienPDEdp.net
結婚

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 17:05:10.66 ID:SwwpN5P2d.net
提督「結婚をお願いしてみよう。そういえば練度は充分なのにまだしてなかったな」

提督「榛名、ちょっといいか?」

榛名「はい!なんでしょうか提督?」

提督「大事な話なんだが…聞いてくれるか?」

榛名「は、はい…!」

榛名(大事な…話って…まさか…)

提督「榛名、俺と…結婚してくれ」

榛名「……!」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 17:11:40.54 ID:SwwpN5P2d.net
榛名「結婚…言ってもらえるのをずっと待っていました…」

榛名「提督、ようやく決めてくれたんですね、榛名に…!ありがとうございます!榛名、感激ですっ!!ぐすっ…」

提督「お、おい大丈夫か?」

榛名「いえ…榛名は大丈夫です、嬉しくて…つい…ぐすっ…」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 17:21:21.15 ID:SwwpN5P2d.net
榛名「あの、提督、さっきの言葉…もう一度だけ言ってもらえないでしょうか?」

提督「さっきのって…結婚してくれか?」

榛名「はい!今度は場所を変えて…」

ー鎮守府二階、海の見えるテラスー

榛名「ここでお願いします!あ、左手は榛名の腰にまわして…右手は榛名の手をとって……では、お願いします」

提督(なんだこの少女漫画みたいなシチュは…)

提督「榛名…俺と…結婚、してくれ」キラーン

榛名「~~!!」ぎゅっ

提督(こういうシチュが望みだったのか…)

提督(次は>>23をしてみよう)

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 17:30:46.24 ID:SwwpN5P2d.net
提督「○○を…いや流石にキツいか…」

榛名「あ、提督おはようございます!指輪、つけてくれてるんですね。嬉しいです」

提督「そりゃもちろん、榛名との絆の証だからな。そうそう外さないぞ」

榛名「絆…ですか。提督との…うふふ…」

提督「ところで榛名、早速で何だが、今夜空いてるか?」

榛名「へ!?こ、今夜ですか?あ、空いてます…けど…」

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 17:39:48.20 ID:SwwpN5P2d.net
提督「その…俺と○○をしてもらいたいんだ」

榛名「○○を……。…………」

提督「は、榛名?その呆れたような目は…」

榛名「……提督はそういう趣味をお持ちだったのですね。榛名、知りませんでした…」

榛名「榛名にロウソクを○○○たり、ムチで打ったりしたいのですか?。いいですよ、少しくらい痛いのなら榛名、我慢します」

提督「え、いいのか?」

榛名「はい。提督に満足してもらうためなら、少しくらい痛くても榛名、がんばります!」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 17:56:23.31 ID:SwwpN5P2d.net
ー夜ー

提督「いいのか榛名?ムチで叩くぞ?」

榛名「は、はい…服の上からなら、たぶん大丈夫、ですから…」

ビシィッ!

榛名「ッ!!あ…!痛……ッ…!!ううっ…!」

提督「っと、悪い榛名、強くやり過ぎた!大丈夫か?」

榛名「……ご、ごめんなさい…ムチは、勘弁していただけませんか…!思っていたよりものすごく痛くて…」

提督「やっぱり○○は好きじゃないとキツいか…ごめんな榛名、もうやめよう。済まない」

榛名「い、いえ、大丈夫です…」ブルブル

提督(怖がらせてしまった…流石に痛いのは無理か)

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 17:58:50.14 ID:SwwpN5P2d.net
提督「しかし榛名の痛みに耐える姿には、何かそそられるものがあったな」

提督「次は>>37をやってみるかな」

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 18:00:57.81 ID:6bZfG6320.net
浮気

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 18:11:11.82 ID:SwwpN5P2d.net
提督「浮気をしてみよう。榛名は浮気しても許してくれるんだろうか」

金剛「ヘーイ提督ゥー!演習S勝利だったヨー!褒めてほしいデース」

提督「ああ。よくやってくれたな金剛、えらいえらい」ぎゅーっ

金剛「ン~~!テートクー!」ぎゅーっ

金剛「提督、よかったらこのあと私の部屋でお茶しませんカ?美味しい紅茶とクッキー用意してありマス!」

提督「ああ、行かせてもらうよ」

金剛「ヤッター!最近かまってくれなくて寂しかったんだヨー?テートクー」

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 18:20:20.76 ID:SwwpN5P2d.net
ー金剛の部屋ー

金剛「結局テートクは榛名とケッコンしちゃいましたネ。榛名が羨ましいデス」

提督「すまんな金剛…誰とケッコンするかはずっと悩んでいたんだが」

金剛「それって、ケッコンする意味でデスか?それとも戦力としてデスか?」

提督「ん?どういう意味だ?」

金剛「だから、ケッコンは戦いをより有利にするためのものと考えてたのか、それとも…強い絆を結ぶ相手を誰にするのかを迷ったのか、ってことダヨ」

提督「それは…両方だ、もちろん」

金剛「フーン……」

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 18:36:43.35 ID:SwwpN5P2d.net
金剛「ってコトは、私は魅力で榛名に勝てなかったんデスね…自信はあったんですケド」

提督「おいおい、俺は金剛のこともちゃんと候補として考えてたぞ。練度と強さ、それに…他にもいろいろ考えてから決めたんだ」

金剛「ウフフ…榛名はいい子デスからね。提督がなびいちゃうのも無理ないデスけど……やっぱり悔しいデス」

金剛「…言っちゃいますケド、テートクが榛名とケッコンしたの知った時から今までずーっと、胸が張り裂けるくらい苦しいデス。気が狂いそうデス」

提督「金剛…」

金剛「テートクはきっと私を選んでくれるって、ずっと思ってマシタから…余計に辛かったデス。ウフフ…私の妹なのに、榛名を…っと、何でもありまセーン」

提督「金剛…すまなかった。お前がそんなに苦しい思いをしてるとは…。なぁ金剛」

金剛「ん?何デスか?」

46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 18:45:33.65 ID:SwwpN5P2d.net
提督「これを…受け取ってくれないか」

金剛「えっ!?指輪…どうして?」

提督「実はな、最初に手に入れた指輪…金剛が旗艦で活躍した作戦の末にもらった最初の指輪は、榛名には渡していなかったんだ」

提督「榛名に渡したのは、明石から買った二つ目の指輪なんだ。ちょっと高かったけどな」

金剛「それで…その指輪はどうして榛名に渡さずに…」

提督「もちろん、本命に渡すためにとっておきたかったからだ。金剛、お前に渡すために」

金剛「う、嘘…て、テートク…!?」

50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 18:53:08.51 ID:SwwpN5P2d.net
提督「今日の出撃と演習でお前も練度最高に達してくれた。これでようやく金剛とケッコン出来る…」

提督「榛名とケッコンしたからって、お前のことをないがしろにしてたわけじゃない。辛い思いをさせて悪かった」

金剛「提…督……う、う……テーーーートクーーーーーーーー!!!!!」がばっ

金剛「テートク、提督…!!信じてたヨ、ずっと…!不安だったけど、ずっと提督のこと愛してたんだからネ…!!」ぎゅーっ

提督「ああ、金剛、俺もだ…!俺も金剛のこと、大好きだぞ!!ケッコンしよう!」

金剛「もちろんネ!テートクー!!バーニング、ラァァァブ!!」ぎゅ~っ

53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 19:01:11.75 ID:SwwpN5P2d.net
金剛「ね、提督、榛名と私どっちのが好き?」

提督「そんなの金剛に決まってるだろ…」

金剛「ほ、ホントに?本当に私が本命なんデスね?嘘じゃないんデスね!?」

提督「お前に嘘なんかつくわけあるか。じゃあ証拠、見せてやろうか?」

金剛「は、ハイ…!」

…チュッ

金剛「!!」

金剛「…提督……テートク…ありがとうネ…!」

56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 19:06:19.03 ID:SwwpN5P2d.net
ードアの前ー

比叡「きゃーっ、見ました!?提督お姉様にキスしましたよ!」

赤城「いきなりなんて大胆ですね…」

加賀「提督は○○○ですから」

比叡「ひゃあ、今度はお姉様から提督に…!あれ、榛名どこ行くの!?これからいいところなのに見てかないの?」

赤城「あっあ、金剛さん大胆…!」

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 19:17:10.48 ID:SwwpN5P2d.net
ー夕食時ー

一同「いただきまーす!」

提督「あれ?榛名がいないな」

赤城「榛名さんならさっき装備置き場で見ましたよ。自分の装備の調整してたみたいです」

加賀「それにしても提督はやることはやるんですね。金剛さんともう夜戦の約束までして」

提督「な、なんでそのことを…!」

赤城「か、加賀…!しー!」

加賀「あ、いけない」

69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 19:28:33.57 ID:SwwpN5P2d.net
提督「ふー、今日もご飯美味しかったな。ごちそうさまでした」

提督「しかし今夜はいよいよ金剛と…いかん、胸が高鳴って仕方ない」

金剛「ヘイ提督ぅ、そんな時は深呼吸して落ち着きまショー」

提督「うわ、後ろにいたのか!びっくりした…いや、そりゃ緊張するさ。お前は堂々としてるんだな」

金剛「フフ、こう見えても私もドキドキしてマスよ…それじゃ、また後で、ネ」

提督「お、おう…」

電「し、司令官さん。あの」

提督「ん、どうした電?コーヒー持ってきてくれたのか」

電「は、はい。そうです。どうぞ…」

73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 19:38:56.34 ID:SwwpN5P2d.net
提督「ありがとな。電は気が利くなぁ、いいお嫁さんになりそうだ」ごく

電「はわわ、そんな…!あ、司令官さん、コーヒーを飲み終わったら資材置き場に行ってほしいのです…榛名さんが呼んでるのです」

提督「榛名が?そうか分かったよ」

電「あ、あの…司令官さん、榛名さんに…何か、しましたか…?」

提督「何か…って、ケッコンはしたけど。どうかしたのか?」ごく

電「……な、なんでもないのです。きっと電の気のせいなのです。はわわわ…」たたた

提督「……?」ごくごく

80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 19:54:01.51 ID:SwwpN5P2d.net
ー資材置き場ー

提督「暗いな…それに外は寒い。うう」

提督「ふぁぁ…なんだか眠いな…榛名ー?いるのか?榛名ー」

榛名「…来てくれたんですね、提督」

提督「おお榛名…おいどうしたんだ、その目。真っ赤だぞ…」

榛名「……提督こそ、ずいぶん瞼が重そうですよ…眠いですか?」

提督「ああ、まあ…なんだかさっきより眠く……うう…」ふらり

榛名「提督、榛名が気持ち良く眠らせてあげますから…どうぞ、私の腕の中へ」

提督「うう……榛名…ありがと……温かいな…………すぅ……」

榛名「…………」さすさす

85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 20:04:51.86 ID:SwwpN5P2d.net
ー真夜中ー

金剛「提督遅いデース…むぅ……」

金剛「まさか約束忘れちゃったんデスか…?それともつい寝ちゃってそのまま…」

金剛「う~、いくら待っててもきりがないデース。呼びに行きマス!」

コンコン

金剛「あっ!?もぉテートクー、遅いデスよー!……あれ?比叡?」

比叡「お姉様、提督がどこにいるか知りませんか?編成のこと聞こうと思ったのに、夕食のあとからどこにもいないんですけど…」

金剛「もー、テートクってばどこに行っちゃったデース…」

90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 20:15:27.38 ID:SwwpN5P2d.net
ー海の上ー

ざああぁぁぁぁ…

提督「う……ん……?あれ…?」

榛名「お目覚めですか、提督?見てください、今夜は見事な満月ですよ」

提督「榛名……?あれ?なんで榛名が俺をおぶって……ん?!おい榛名!なんで海の上にいるんだ!?」

ざああぁぁぁぁ…

榛名「今夜は風も凪いでいます…海は穏やかですね。私の心も今はこの海のように静かです」

提督「榛名、何を言って…?いやそれより、どこへ行く気だ!?榛名!」

98: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 20:31:38.72 ID:SwwpN5P2d.net
榛名「どこへ…?どこへ行くんでしょうね、私たちは…ふふふ…」

提督「お、おい、榛名…散歩のつもりか?鎮守府の明かりも見えないが、ここは…」

榛名「…おそらく、鎮守府からは百キロ以上は離れたところだと思います。明かりが見えないのも無理はないですよ、提督」

提督「百…!?冗談だろ、榛名…なんでこんな…どこへ行く気なんだ…!?」

榛名「…………」

榛名「提督、榛名は提督のことが大好きでした。榛名のことを愛してくれているって信じていました。でも」

104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 20:45:33.60 ID:SwwpN5P2d.net
ざぁぁぁあぁ…

榛名「提督は…本当はお姉様のことが好きだと…あれは本心でしたよね。榛名には分かってしまいました…」

提督「み、見てたのか…?あれは……そうさ、本心だよ。でも、俺は榛名のことも…」

榛名「お姉様が本命なら、榛名はどんなに頑張ってもついででしかありませんよね?決して提督にとっての一番にはなれませんよね?」

提督「は、榛名…」

榛名「…榛名はそれがどうしようもなく悲しいです。かと言って、私が提督の本命になることも、お姉様と提督の仲を裂くことも、もう手遅れだと悟ってしまいました」

榛名「だから榛名はここに来ました。提督と一緒に」

113: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 20:57:19.40 ID:SwwpN5P2d.net
ざざざざ…ざざ…

提督「お、おい。船靴の音がおかしいぞ。まさか燃料切れか!?」

榛名「…はい、そろそろ燃料が切れます。燃料が切れたら、装備をつけていない今の私たちには妖精の加護もありませんから……海に沈むことになります」

提督「な……!じ、冗談だろ…おい…早く陸地を探さないと…!」

榛名「いいんです、このままで。榛名は最初からそのつもりでしたから」

提督「……何だよ、まさか……」

ざざ、ざっ、ががっ、がしゅっ…

榛名「…お姉様、みなさん、どうかお元気で」

榛名「提督…私と一緒に沈みましょう」

120: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 21:06:14.52 ID:SwwpN5P2d.net
ばしゃん!

提督「ぶはっ!はぁ、榛名、すまん!俺が悪かった…!頼む、やり直させてくれ、俺はお前とも金剛とも幸せに…ごぼっ」

榛名「もう提督の口からお姉様のことは聞きたくありません…提督、せめて今くらいは、私のことだけを愛してください…」がしっ

提督「榛名…!よせ、沈…がぼっ…!!」

ごぼごぼ…

榛名(提督、榛名は提督のことが、大好きですよ…)

ごぽ…ごぼ……
ごぼ……

132: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/18(火) 21:12:28.34 ID:SwwpN5P2d.net
提督と榛名が失踪してからしばらく後、新たに出現した強力な深海棲艦の報告があった。
鎮守府の艦娘たちは幾度かの戦いの末、これを撃沈した。
その深海棲艦にとどめを刺した金剛だけが気付いたことだが、その娘の薬指には自分と同じ指輪がはまっていたという。

BAD END