1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:29:07.40 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「(しかも優しくて運動神経もバツグンなんて!あーん付き合いたい)」

俺「…」

美少女「……………あ、あの!イケメン君」

イケメン「ん…美少女ちゃん?」

美少女「えへへ、あの、何の本読んでるの?」

イケメン「ああ…これはね、ミステリー物で……えーと、美少女ちゃん読書好き?」

美少女「あ……んーん…あんまり……あっ、け、けど、ミステリーは興味あるかも!」

イケメン「本当?そうか…良かったら放課後一緒に書店行かないか。オススメなら紹介出来るよ」

美少女「!! ぜ、ぜひぜひ!」

イケメン「楽しみにしててくれ。俺はこれでも結構詳しいんだ」ニコッ

美少女「はい!」メロメロ

俺「…」

引用元: 美少女「イケメン君かっこいいなぁ」俺「…」 



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4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:36:30.89 ID:rXlKmblJ0.net
俺「…」

イケメン「おーい俺」

俺「ん?」

イケメン「いつもの放課後の書店通いに今日美少女ちゃんも来るって」

俺「アホ」

イケメン「えっ」

俺「俺は今日行かねーよ」

イケメン「えっ、な、なんで」

俺「鈍い」

イケメン「???」

俺「とにかく俺は行かないから。頑張れ」

イケメン「いや…まあ…分かった……?」

俺「…」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:41:07.74 ID:rXlKmblJ0.net
翌日

俺「……」

イケメン「あーあ、数学はキッツいよな」

俺「よく言うぜ。良い点取ってる癖に」

イケメン「この前はギリギリ君に勝ったからな」

俺「うるせぇたまたまだよ。さてと昼飯…」

美少女「あの!イケメン君!」

イケメン「あ、美少女ちゃん」

俺「…」

美少女「はい、約束のお弁当!」にこっ

俺「…」察し

イケメン「! ありがとう!美味しそうだな」

美少女「えへへっ♪……」ギロリ

俺「」

俺「」退散

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:47:10.35 ID:rXlKmblJ0.net
俺「……」

俺「学食にカウンター席があって良かった…」

先輩「おや」

俺「」ビクリ

先輩「珍しいなぁ?」ニヤニヤ

俺「…」

先輩「おっ、無視か?へーえ?無視かぁ、そうかぁ」

俺「……てっきり人違いかと」

先輩「あはは、相変わらずだな。それで?」

俺「席追い出されました」

先輩「なるほど、はははは」

俺「笑わないで下さいよ…マジで」

先輩「笑うとも。大方あのイケメンだろう?」

俺「うす」

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:50:58.46 ID:rXlKmblJ0.net
俺「それにしてもよく食べますね」

先輩「お腹が減ったら食べるに決まってる」

先輩「そうそう、お前は自分の弁当はどうするつもりかな」

俺「…適当に処理しますよ」

先輩「そうかそうか」

俺「……じゃ。失礼します」ごちそうさまでした

先輩「昼休みはまだ残ってるけど頑張れよー」

俺「……」

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 00:57:25.90 ID:rXlKmblJ0.net
俺「……」

イケメン「……」読書

俺「……それそんなに面白いの?」

イケメン「あっ、おお、びっくりした…」

俺「つーかさっきの美少女ちゃんは?」

イケメン「ああ、お弁当を渡して貰って少し話したらすぐ行っちゃって…」

俺「確か約束がどうとか言ってたな」

イケメン「昨日一緒に帰った時にね」

俺「羨ましい奴」

イケメン「…?」

俺「馬鹿野郎。…それで?美味かった?」

イケメン「勿論。そうそう、毎日自分でお弁当作ってるらしい」

俺「…」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:02:02.44 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「よし終わった…俺!今日は帰れる?」

俺「美少女ちゃんは?」

イケメン「いいや」

俺「そうか…帰ろう」

美少女「………」ジロジロ

俺「(滅茶苦茶タイミング見計らってるわ)」

俺「羨ましい奴」

イケメン「えっ?」

俺「何でもない」

イケメン「何だよ」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:05:22.03 ID:rXlKmblJ0.net
俺「何でもないっての」

イケメン「気になるだろ」

美少女「…!イケメン君!」

俺「…」

イケメン「美少女ちゃん」

美少女「へへっ♪校門で逢うなんて偶然だね…?」

イケメン「そうだな…一緒に帰ろうか?」

美少女「喜んで♪」にこにこ

俺「…」

イケメン「どうした俺?」

俺「…いいや」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:10:12.22 ID:rXlKmblJ0.net


美少女「それでね、そこに塩を入れると美味しくなるの」

イケメン「本当に?!」

美少女「ふふっ。驚いたでしょ。くすくす」

イケメン「凄いな。そんなに料理上手だと良いお嫁さんになれるよ」

美少女「!?」

俺「…」

美少女「わ、わあっ、なに言ってるのイケメン君!?」

イケメン「…?」

俺「……コイツめ」

イケメン「えっ?俺まで…俺が何言ったんだ」

俺「鈍い」

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:15:58.74 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「…そう言えば…俺と美少女ちゃんが話してる所あんまり見ないな」

俺「(おい)」

美少女「……そ、そうだね…」

イケメン「……そうだ、今度みんなでどこかに行かない?」

俺「…」あちゃー

美少女「あ、あは、賛成!」

俺「俺はやめ…」

イケメン「まあまあそう言わずにさ」

俺「…」あちゃー

美少女「……」チッ

俺「」…

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:20:24.39 ID:rXlKmblJ0.net
翌日

俺「マジで俺も行くの?」

イケメン「そりゃそうだろ」

俺「あのさぁ…分かってる?お前」

イケメン「何が」

俺「美少女ちゃんはお前に惚れてんだよ。だから俺は完全に邪魔者なの」

イケメン「はは、まさか」

俺「嘘じゃねえよ」

イケメン「そんな事ないって。あのクラス一可愛い美少女ちゃんがさ」

俺「…」クラス一イケメンのお前がさぁ!

俺「もう知らないからな。後々こじれても俺は知らないぞ」

イケメン「はいはい」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:23:34.32 ID:rXlKmblJ0.net
俺「(結局映画か。まぁ無難だけどさぁ)」

俺「(さて…時間ギリギリに行こう)」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:27:20.31 ID:rXlKmblJ0.net
俺「………」

俺「…」

美少女「あっ!イケメ……」

俺「イケメンじゃないな」

美少女「……」

俺「(また露骨に不機嫌になって)」

俺「(つーかイケメン早くしろよ嫌がらせかおい)」

美少女「………」

俺「…どうせイケメン目当てだろ?今日」

美少女「うわ、喋った」

俺「…」傷つく

俺「…とにかく。大丈夫だって、俺もフォローするから」

美少女「…ふん。だと良いけど」

俺「(言外に邪魔したらぶっころすと)」傷つく

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:30:51.14 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「遅れて悪い!」

美少女「!! イケメン君!!」ぱあああ

俺「…」

イケメン「俺だけ遅刻だな…はは……二人とも、少しは仲良くなれた?」

俺「ま、まあまあな」

美少女「ええ!さ、行きましょ!」

俺「…」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:36:23.16 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「♪」イケメンの隣

イケメン「恋愛映画か…あんまり見ないから楽しみだな」中央

美少女「大丈夫大丈夫!絶対面白いからぁ♪」

俺「…」隅

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:39:17.13 ID:rXlKmblJ0.net


美少女「……」

イケメン「……」

俺「……」

美少女「へへ、ちょっと感動しちゃった」

イケメン「あぁ…俺、少しこういうのに弱くて…」

美少女「あ、ちょっとウルウルしてる」

イケメン「えっ、そうか?」

美少女「もうイケメン君ってばかわいい!」

俺「(ポップコーン美味しかった)」

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:43:43.31 ID:rXlKmblJ0.net
俺「しかしちょうどいい上映時間で良かったな、昼食ぴったり」

美少女「ね、イケメン君何取る?」

イケメン「スパゲッティにしようかな…」

美少女「あー、私もそうする!」

俺「……」

俺「そうそう、俺クーポン券持ってきたから…」

美少女「あっ!パフェも食べたいなぁ」

イケメン「ははは、後にしなよ」

俺「…」

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:46:19.17 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「ん、ちょっとお手洗い行って来るから」

俺「…」

美少女「行ってらっしゃーい」

俺「…」シベリア

美少女「……」シベリア

俺「…」

美少女「はぁ……」

俺「…何かごめんな」

美少女「は?」

俺「」

俺「…」

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:52:46.68 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「あーあ、何食べよっかなぁ」

美少女「…あっ」ぽとっ

俺「あ…はい」(ハンカチ拾う)

美少女「……ふん」

俺「……」

美少女「……」

俺「(「何でイケメン君じゃないの?何でキモいのにハンカチ触られなきゃいけないの?」)」

美少女「……ねぇ」

俺「あ、はい」

美少女「ちょっと手伝って欲しい事があんだけど」

俺「あ、はい」

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 01:59:13.49 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「ただいま…あ、料理来てたんだ」

美少女「ほらほら!早く食べましょ?冷めちゃう」

イケメン「そうだな」

俺「頂きます」

美少女「」もぐもぐ

俺「(食べ方マナー良いな…)」

イケメン「……うん、美味しい」ニコッ

美少女「うんうん!ここ来て正解!」

イケメン「店を選んだ俺に感謝しないとな」

美少女「あ、ありがとうね!俺君!」ニコニコ

俺「ど、どうも…」(笑顔こわい)

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:03:11.66 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「さて…デザート、取る?」

美少女「んーとね…私ね、イチゴパフェかチョコパフェが食べたいの」

イケメン「俺も何か取ろうかな…パフェか…パフェ……」

美少女「…」ギロリ

俺「」分かってます怖いって

俺「そ、そうだイケメン!イケメンがイチゴかチョコ取るのは?」

イケメン「えっ?」

美少女「ふえっ?」

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:07:06.04 ID:rXlKmblJ0.net
俺「ほらさ、美少女ちゃんがどっちにしようか悩んでるだろ?」

イケメン「ああ……あぁ!」

俺「だから二人で片方ずつ取って、それを分け合うとかどうよ」

イケメン「なるほど!そうするか!」

美少女「えっ、い、いいの…?」

イケメン「平気平気。俺もパフェ食べたかったんだ。よし、すいませーん」

美少女「……」まあ及第点ね

俺「…」

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:10:12.65 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「~♪」

イケメン「~、~?」

美少女「~!」

俺「(二人で仲良くパフェつつき合ってんなぁ)」

ブ-ッ ブ-ッ

俺「………?」メール?

俺「………」

俺「!!」ばっ

先輩「」ニヤニヤ

俺「」

俺「(な、なんでここに居るんすか)」

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:12:36.66 ID:rXlKmblJ0.net
俺「(後日絶対にネタにされるな…)」はぁ

美少女「ん!美味しかった!」

イケメン「俺も。ただ虫歯が恐いね」

美少女「ふふふっ、やめてよー」

俺「」クーポンあるよ

55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:16:13.44 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「えーと…今は…」

俺「2時」

イケメン「あ、サンキュー」

美少女「少し時間があるわね…」うーん

俺「……どっか、その辺の店回らね?」

イケメン「!それ良いな」

俺「食いついたな」

イケメン「俺も少し書いたい物があるからさ」

美少女「そうと決まれば行きましょ」

俺「」あ、クーポンあるよ

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:19:26.79 ID:rXlKmblJ0.net
俺「雑貨店は見てて楽しいな……」

美少女「……あっ」ばったり

俺「」まずい

美少女「…ちょっと待って」

俺「えっ?」

美少女「イケメン君の好みを聞きたいんだけど。あなたなら知ってそうだし」

俺「ああ、なるほど」

63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:23:35.05 ID:rXlKmblJ0.net
俺「これとかよさげだな」

美少女「ふぅん…」

俺「あいつ意外と地味なのが好きだからな」

美少女「イケメン君…はぁ…」メロメロ

俺「まぁあのお人好しなら何貰っても喜ぶだろうけど」

美少女「うん…えへへ…」

俺「(あいつめ羨ましい)」

64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:26:54.41 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「さてと…お財布どこかな…………あれ?」

俺「?」

美少女「………」

美少女「……は、ハンカチ……」

俺「……」嫌な予感

美少女「な、ない」

俺「………」

美少女「……ない、ない、どこにも」

美少女「あれ、ええと、いや…え…」

俺「というかよく気づいたな」

美少女「黙れ!ちょっと、うわ、もしかして…」

俺「」だっ

美少女「ない…やっぱり………あれ?お、俺君?」

66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:29:55.39 ID:rXlKmblJ0.net


俺「はぁ…はぁ…」

美少女「……」

俺「ほら、忘れ物、はぁ」

美少女「……あ、あり…がと」

俺「」疲れた

美少女「……そ、それとこれとは別だから。さ…早いとこ買わないと…」すたすた

俺「」死ぬ苦しい

先輩「…やぁ」

俺「」

68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:33:36.58 ID:rXlKmblJ0.net
先輩「若いのは良いねぇ?」

俺「」先輩だって学生でしょうがつーか神出鬼没過ぎ

先輩「うんうん、言いたい事は分かる」

俺「」ぜえぜえ

先輩「ま、さっきのレストランは偶然だ。本当にな」

先輩「しかしあの中でえらく疎外感があったなぁ?」にやにや

俺「ぜ、ぜえ、げほっ!けほっ」

先輩「あっ、ちょっ…大丈夫…?」さすさす

俺「あ…あざす……ごほっ」

70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:37:32.07 ID:rXlKmblJ0.net
俺「はぁ…おさまった…」

先輩「なるほど…先程もの凄い勢いで店を出たと思ったらそういう…」

俺「もう当分走りたくない」

先輩「ははは。ま、とにかく楽しむ事だ。それじゃ」

俺「先輩はこれから?」

先輩「ああ、買い物だが……もしかして付き合ってくれるのかな?」

俺「あ、いや…聞いただけです……では」

先輩「そうか……」

先輩「何だ……期待させといて…」

72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:41:52.43 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「今日は楽しかった」

俺「まあな」

美少女「…………ね、イケメン君…」

イケメン「……?」

美少女「あのね、これ…良かったら…」

イケメン「…キーホルダー……?」

美少女「受け取ってくれる…かな…?」

イケメン「あ…あぁ……ありがとう……でも…」

美少女「…でも?」

イケメン「その、俺もキーホルダーをあげようと思ってて…あはは、被っちゃったな」

美少女「!!」

74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:44:53.51 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「どうぞ」

美少女「んーん、嬉しい!ありがとう!」

イケメン「俺も」

俺「え?あ、さんきゅ…」

イケメン「3つおそろいの奴を買ったんだ。ほら」

美少女「! おそろい…」

俺「…」(もはや眼中にないな)

イケメン「……じゃ、俺こっちだから!またな!」

美少女「……」ぽーっ…

俺「…」

75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:46:55.11 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「……」

俺「……それじゃ」

美少女「へへ…イケメン君と…おそろい…」

俺「…あの」

美少女「ふふ…」

俺「……」


俺「…」

77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:50:34.48 ID:rXlKmblJ0.net
俺「(この前の一件以降本当に積極的になった)」

美少女「イケメン!ねぇ!一緒にご飯食べない?」

イケメン「良いよ。おかず交換しない?」

美少女「へへへ。そう言うと思ってね……じゃーん!」

イケメン「!! 稲荷…」

美少女「ふふふふっ。好物でしょ」

イケメン「何で知って…」

美少女「それは…まあ…ね!えへへ♪」

俺「(頑張ってるなぁ)」

80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:55:16.66 ID:rXlKmblJ0.net
先輩「おーいおい楽しそうだなぁあの二人はぁ」

俺「……はぁ」

先輩「ん?どうした先輩さんが来てやったというのに」

俺「…何用ですか」

先輩「それはもう素敵な食事のお誘いで…」

俺「…」ほら

先輩「弁当箱が空っぽ……!?」

俺「俺にかかればこんなものだよ」

先輩「……結構引く…」

俺「」傷つく

83: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 02:59:19.96 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「……ねぇ」

俺「だからもう……ん?」

先輩「ん?」

美少女「食べ物のネタが尽きちゃったの。もしまだあったら教えてくれない?」

俺「ああ、うん、多分あるけど」

美少女「……その人は?」

俺「せんぱ

先輩「飼い主だ」

美少女「…ぷっ」

俺「おい」

先輩「あはは」

84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:03:11.62 ID:rXlKmblJ0.net
俺「あとは揚げ物全般が好き…それと、うずらの卵」

美少女「ふんふん」

先輩「熱心だなぁ。まさにお熱」

美少女「ちょっと…!もし聞こえたら…」

先輩「くくく大丈夫大丈夫。ま、上手く行くと良いなぁ?」

俺「何で俺を見る」

先輩「さぁ?」

美少女「…ん。ありがとね。はい、これ」

俺「…稲荷?」

美少女「お礼と言ったら何だけど。あげる。じゃあね」

俺「…」

先輩「……」

俺「おい食うなよ?」

88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:06:57.91 ID:rXlKmblJ0.net
先輩「いやぁ…それにしても可愛いね。アイドル的存在、なのかな?」

俺「その実かなり黒いすけどね」

先輩「そういう所も可愛いじゃないか」

俺「先輩の方が可愛いと思いますよ…」

先輩「……えっ?」

俺「いーや何でも」

先輩「あの…いや…今…えっと……」

俺「ほらもうチャイム鳴りますから帰れ」


90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:11:29.47 ID:rXlKmblJ0.net


イケメン「俺」

俺「?」

イケメン「その、相談がある。良かったら乗って欲しい」

俺「何だよそれ。言ってみろよ」

イケメン「………これ」

俺「………手紙?」

イケメン「……手紙だ」

93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:15:25.84 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「今朝靴箱に…」

俺「それって」

イケメン「…多分」

俺「中身は?」

イケメン「屋上に来てくれと…」

俺「マジか…」知ってた

イケメン「……」

俺「…それで?」

イケメン「いや、名前がなくて…誰からか…」

俺「うーん…」アホ!!

イケメン「いたずら……かもしれない」

俺「…」

95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:17:47.77 ID:rXlKmblJ0.net
俺「とりあえず行けよ」

イケメン「まあ…そうだな」

俺「多分大丈夫だ」

イケメン「…本当に?」

俺「あぁ、信用しろって」

イケメン「……」

イケメン「ふふっ。君はいつでも頼りになるな」

俺「…」

俺「ば、馬鹿言うな」

100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:20:55.76 ID:rXlKmblJ0.net
俺「………」

俺「…………」

「あの!………好き…です……!」

「えっ…」

「つ、つき、付き合って下さい!」

俺「…」

「…」

「………いや……その……すまない、美少女ちゃんを…そういう風に見た事は…」

俺「…」

101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:24:09.12 ID:rXlKmblJ0.net
「あっ…ま、待っ……!」

がちゃっ ばたんっ

俺「!」

美少女「……ッ!?」

俺「……」

美少女「聞い……てたの………」

俺「……イケメンから、イタズラかもしれないって頼ま

バッチーン

美少女「最低……!!」

美少女「」だっ


俺「」

イケメン「びしょ……あ……俺…」

俺「」

105: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:27:10.55 ID:rXlKmblJ0.net
翌日

俺「…」まだ腫れてる

イケメン「…」

俺「あれで良かったの?」

イケメン「……分からない」

俺「おい、ハッキリしないのは良くないだろ」

イケメン「……」

美少女「イケメン君!!」

俺「」

イケメン「」

美少女「あの、これ、クッキー焼いたの!あげる!」

イケメン「え、ええと、あ、ありが…」

たったったっ…

俺「……」

107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:29:17.98 ID:rXlKmblJ0.net
イケメン「………」

俺「……あぁ。まだ諦めてないと」

イケメン「」

俺「おいおいどうすんの?」

イケメン「え、ええと………」

俺「ま、あとは自分で頑張れよ」じゃ

イケメン「」

108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:32:08.51 ID:rXlKmblJ0.net


俺「ヤバい忘れ物」

俺「あんなにかっこつけた癖に…イケメン帰ってるよな…」

俺「…」

がちゃ

美少女「…………、……?」

俺「…………………」

美少女「……………………」

俺「……………」シベリア

109: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:36:33.39 ID:rXlKmblJ0.net
俺「……いや……忘れ物……」

美少女「……」ふい

俺「……」

美少女「……」

俺「……」ごそごそ

美少女「…どんな理由があったにしても、聞いてたことは事実よ」

俺「……」

美少女「………私ね、まだ諦めないから」

俺「…」

美少女「だからね、その為に手を貸しなさい」

俺「…………」

俺「嫌だと言ったら?」

美少女「社会的にころす」

俺「喜んで手伝います」

114: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:40:29.68 ID:rXlKmblJ0.net


美少女「まずね、イケメンはまだ私の事を意識してくれてなかった」

俺「確かにな。戸惑ってる感じだし…要は脈がないとも限らない…と」

美少女「そう。根気よく続けるの」

美少女「さてと…」(ドリンクバーおかわり)

俺「あ、俺コーラで」

美少女「はぁ……はいはい」

117: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:44:16.89 ID:rXlKmblJ0.net
俺「でもこれからどうするんだよ」

美少女「何が?」

俺「もし避けられたら…とか」

美少女「それは……」

俺「…考えてなかったのかよ」

美少女「う、うるさい」

俺「まず無理に近寄るのはやめた方が良い」

美少女「じゃあどうするのよ」

俺「慌てんな。慌てたら負ける」

美少女「……あ、あなたにしてはまともね…」

俺「…」ひどい

119: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:48:07.27 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「はぁ…イケメン…」

俺「…前々から思ってたけど面食いだなぁ」

美少女「ズバズバ言うじゃない」

俺「あ、ご、ごめん」

美少女「…」

美少女「…だって、最初はそうかもしれないけど、その、喋ってるうちに…だんだん……」

俺「…」

美少女「そばに居ると楽しいもん…」

俺「……」

121: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:53:06.82 ID:rXlKmblJ0.net
俺「……そろそろ帰る」

美少女「そ…私も帰ろうかしら」

俺「……」

美少女「……イケメンなら、こういう時家まで送ってくれるのに」

俺「……俺が?」

美少女「はっ。別にあなた
程度じゃイケメンの代わりにはならないけど」

美少女「まぁ身代わりにはなるんじゃない?」

俺「随分物騒だな…おい」

美少女「……冗談よ。ふふ」

俺「…」笑った

俺「……先外で待ってる」

美少女「ん」

122: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:56:27.45 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「……」

美少女「…あ″」




美少女「ちょ、ちょっと!何さりげなく奢らせてんのよ!!」

俺「あはは忘れてたわ」

美少女「わざとよね!?」

俺「じゃ、行くか」

美少女「もう…!」

123: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 03:58:57.05 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「はぁ…寒い……」

俺「……」

俺「……あ」

美少女「え?」

俺「イケメン…」

美少女「」(慌てて後ろに隠れる)

俺「……………行った」

美少女「ほっ…」

俺「偶然装って顔合わせれば良かったのにな」

美少女「慌てるなって言ったのは誰よ…」

124: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:00:56.89 ID:rXlKmblJ0.net
俺「……」

美少女「……また来週もだからね…」

俺「それじゃ金が持たない」

美少女「別に図書館とかでも良いでしょ?」

俺「あぁ」

美少女「ふん…」

俺「……」

美少女「……」

125: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:03:00.85 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「……その」

俺「何か」

美少女「……すこしは、気が楽になった……かも」

俺「それは良かったな」

美少女「……かも、だから」

俺「……」

美少女「……」

美少女「……ここ」

俺「じゃあな」

美少女「……ばいばい…」

128: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:07:26.42 ID:rXlKmblJ0.net


美少女「ああんもう!何でぇ!?」

俺「落ち着けよ」

美少女「あなたにはわからないわよ!あの人全く揺れてくれないのよ!?」

俺「分かったから落ち着け美少女ちゃん」

美少女「はぁ、はぁ、はぁ」

俺「俺もフォローするように頑張るから」

美少女「あの人本当に女の子に興味あるのかしら…」

俺「いやあるよ」

美少女「……まさか……俺君を…!?」

俺「先走んな。あいつ普通に○○○持ってるし」

美少女「!!」

俺「」しまった

129: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:11:24.60 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「それでね、話しかけようとした時にタイミング悪く先生が…」

俺「(もはや愚痴だろ…)」

美少女「はぁ……」

俺「(聞いてあげるけど)」

美少女「………ねえ」

俺「何?」

美少女「前々から思ってたけど、あなた服のセンスなさすぎ」

俺「……………」

美少女「一緒に居て恥ずかしいくらい。今度見繕ってあげる」

俺「…………………………」

137: \(^o^)/ 2015/02/11(水) 04:19:11.89 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「もう!遅い!」

俺「まだ5分も早いよ」

美少女「5分前行動って知ってる?」

俺「知らない」

美少女「はーあ。じゃ、行きましょ」

俺「……そう言えば、いくらかかんの?服って」

美少女「3万とか?」

俺「」

美少女「嘘よ。ま、女の子の場合はホントだけど」

143: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:22:05.07 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「んー。これとか似合うんじゃない?」

俺「そう?分からねえ」

美少女「でしょうね」

俺「……じゃ、これで」

美少女「えぇ…」

俺「いや、何となく気に入った」

美少女「あっそ……あっ」

俺「?」

美少女「あの服!欲しい!」だっ

俺「」待って

144: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:24:29.10 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「んっふふー。どう?」くるり

俺「良いんじゃねーの」

美少女「……」

俺「あ、いや、可愛い!ほら、フリルの所とか!」

美少女「…別に。ふん」

俺「そもそもデートに来た訳でもないだろ…」

美少女「知ってるわよ!むしろあなたこそ勘違いしてないでしょうね?」

俺「もちろん」

145: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:28:03.40 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「…………」

俺「(そう言えば最近先輩と会ってないな…)」

美少女「…あっ、あのアイス美味しそう」

俺「(先輩…)」

美少女「……俺?」

俺「あ、うん?」

美少女「…あの、アイス」

俺「あぁ、良いな。こんな時期に食べるのもどうかと思…思ったけど美味しそうだし!」

美少女「でしょ♪」


149: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:30:49.52 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「~♪」

俺「(あれ以来だいぶマシになったな。かなり凹んでたし)」

美少女「次は何しようかな?ね」

俺「ゲーセン」

美少女「……」

俺「冗談だよ」

美少女「……」

俺「……」

美少女「……」

俺「冗談だってば」

152: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:34:36.41 ID:rXlKmblJ0.net
俺「UFOキャッチャー行こう」

美少女「…ぬいぐるみ?」

俺「悪いかよ」

美少女「ぷくく」

俺「馬鹿にすんな、見てろ一発で取ってやる」

美少女「……」

俺「………」

美少女「……ふふっ。あはははっ!ばーか!」

俺「……み、ミスは誰だってあるし…」

154: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:36:49.54 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「次私ね!」

俺「無理無理。これ設定がキツいし…」

美少女「……」

俺「…あっ…」

美少女「ゲット~♪」

俺「……」

美少女「やーい!下手くそ」

俺「………」

美少女「うふふふふ。くすくす」

155: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:39:40.07 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「…ん。はい」

俺「……え?良いの?」

美少女「だって、そもそも私こんな趣味悪いの要らないもの」

俺「ああそう…ありがとう…」

美少女「感謝して欲しいわね」

俺「ありがとうございます」

美少女「あ、今度はこれどう?」

俺「あ、それは天井だからやめとけ。マジで金吸われる」

156: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:45:15.18 ID:rXlKmblJ0.net


美少女「……」

俺「……」

美少女「な、なんか、不思議な感覚ね」

俺「まあ…ゲーセンは音も光も凄いもんな…」

美少女「……」

俺「……」

美少女「……」

俺「……」

美少女「……じゃ」

俺「ああ、また」

160: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:48:47.07 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「イケメン、ノート見せてくれない?」

イケメン「はい。分からない所があったら聞いてくれよな」

美少女「うん。ありがとう」

俺「(振り出しか)」

俺「………」

161: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:51:41.46 ID:rXlKmblJ0.net
先輩「……」

俺「先輩」

先輩「わっ!!わあぁぁあっ!?」

俺「…また酷い反応しますね」

先輩「いや、え、あ、俺…」

俺「久しぶりです…」

先輩「そ、そうだね、はは、は……」

俺「隣…」

先輩「い、いいよ、いいとも」

俺「どうも…」

先輩「……」

163: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 04:55:50.16 ID:rXlKmblJ0.net
俺「…何か様子おかしくないですか」

先輩「」びくり

先輩「そんな…何言ってるんだ、そんな訳ないだろう」

俺「……」

先輩「こ、こほん。ところでまた学食とは……ハブられた、という事かな?」

俺「いえ。ここなら先輩に会えると思って」

先輩「………」

俺「いや…そういう意味ではないと…多分」

先輩「ご、ごちそうさま!ごちそうさま!!ボク課題があるから、じゃ、じゃあね!」

俺「…」

169: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:01:07.18 ID:rXlKmblJ0.net


俺「……」

先輩「……」

先輩「や、やあ…」

俺「…どうも」

先輩「またここか。ふふ…昨日は少し騙されかけたけど、もう通じないぞ?本当はハブられ…」

俺「とりあえず座って」

先輩「あ……そうだな……」

俺「先輩」

先輩「ん?なんだ。ははぁ…さては言い訳か。いいじゃないか、聞くだけ聞いてやろう」

俺「先輩」

先輩「は…はい」

俺「今日の放課後一緒に帰りません?」

173: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:05:14.38 ID:rXlKmblJ0.net


美少女「ねぇ、俺」

俺「?」

美少女「今日空いてる?」

俺「あぁ、悪い。空いてない」

美少女「あ…そう…ふーん……何で?」

俺「いろいろ」

美少女「…色々?」

俺「そう。じゃあな」

美少女「う、うん。ばいばい」

美少女「……」

178: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:11:13.05 ID:rXlKmblJ0.net
俺「………」

先輩「……」こそ

俺「…何隠れてるんですか。普通にバレてるし」

先輩「す、スタイル良いのが災いしてしまったかな。ふふふ」

俺「はあ…」

先輩「大きいのも考えものという事かな?」

俺「置いて行きますよ」

先輩「おいおい酷いじゃないか女の子を置き去りなんて。それでも男か君は」

俺「相手すんのダルい…」

先輩「ははは、嬉しいなぁ」

183: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:16:57.01 ID:rXlKmblJ0.net
俺「……」

先輩「さて…近況を聞きたいな、先輩としては」

俺「特に。普通につまらないです」

先輩「そう切り捨てなくてもなぁ」

先輩「君にとっては面白みに欠けてても、ボクにとってはなかなか興味深いかもしれないだろう」

俺「…好きな人が出来た、とか」

先輩「ふんふん……へ?」

俺「………」

先輩「えっ…ちょっ…と……え…?」

187: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:21:29.10 ID:rXlKmblJ0.net
先輩「な、なに、も、もう一回」

俺「好きな人が出来た」

先輩「だっ誰!誰誰!!?」

俺「ち…近い近い」

先輩「あっ、ぼ、ボクとしたことが…でも、誰なのか、その…」

俺「先輩、好きです」

先輩「…………」

俺「好きです」

先輩「わー!!わーわー!!」

194: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:25:45.77 ID:rXlKmblJ0.net
先輩「はぁ、はぁ」

俺「…落ち着きました?」

先輩「え、えっと、ええと」

俺「……」

先輩「あ、あぁ!日頃の分の仕返しでからかってるのか!随分と憎らしく…」

俺「先輩。本気です」

先輩「………」

俺「返事を下さい」

先輩「………あ……あの……」

先輩「ボクで…良ければ…………お願い……します…」

俺「」ぎゅっ

先輩「あっ!」

俺「……ーーーー」

先輩「んっ……ーーー」

199: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:29:47.97 ID:rXlKmblJ0.net
俺「……」

先輩「もう、君ってばぁ」ぎゅっ

俺「朝一番から流石に暑苦しいんですけど…」

先輩「うりうり。照れてる?そうか照れてるのかぁ♪」

俺「はぁ…まあそんな所も好きですよ」

先輩「え……いやぁ……えへ…へへ…」

俺「可愛い」

美少女「……あれ?」

俺「うん?」

205: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:33:01.76 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「………は……?」

俺「…あ、あぁ。実は昨日から付き合い初めて」

先輩「へへ…将来の嫁です…なーんて」

俺「本気?」

先輩「私はいつだって本気だ」

俺「俺は歓迎ですけど」

先輩「ふふふ。大好き」

美少女「な……俺………?」

美少女「あっ……待っ……」

208: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:34:18.27 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「…………」

美少女「……………」

美少女「俺……?」

美少女「……………」

美少女「……………」

美少女「ウソ…」

213: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:38:57.78 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「俺が…俺が、そんな、そんな」

美少女「………」

美少女「…は、ははっ」

美少女「何気にしてんのよ私。あんなのどうだっていいじゃない。私が好きなのは…」

美少女「好き……なのは……」

美少女「………」

美少女「だって…好き…なの…は、好き、好きって…だれ…」

美少女「わたしは、…」

美少女「……………う…うぅ″…っ」

美少女「あたまが、いたい……だれ、だれなの……わたしの、好き、だれ、どこ、どこ」

218: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:42:33.77 ID:rXlKmblJ0.net
美少女「あぁっ、あっ、だれ、なに、うそ?だれが、うそついてるの?」

美少女「わたし?わたしが?うそ、そんなのうそ!だって!わたしは、あっ、ぁぁっ、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

美少女「ああああぁっああっ…!くるし、くるしい、たすけて、だれか」

美少女「おれ、おれ」

美少女「おれ………おれ……どこ………どこにいるの……どこ……ねぇ……やだあぁ……」

224: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/02/11(水) 05:48:23.31 ID:rXlKmblJ0.net
先輩「俺……」

俺「何です」

先輩「……その、キス、…して…」

俺「……………」

先輩「ん……………、ぷはっ…」

俺「……」ぎゅっ

先輩「………へへ…すき………俺……大好き…」ぎゅう

俺「俺も」

先輩「うん、うん…ずっと、えへへ、そばに、いて…やくそく」

俺「約束する……ん……」

先輩「~~~~♪」