1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 00:53:10.192 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「ケガはありませんか!?」

たっくん「…ねぇよ」

マミさん「ああ…良かったです
よそ見をしていて…本当にすみません!」

たっくん「もういいから謝んじゃねぇよ!
周りに変な目で見られるだろうが!」

引用元: 乾巧「いてっ」マミさん「ごめんなさい!」 



3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 00:56:02.349 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「ふーふーふーふーふーふーふーふー…」

マミさん「あ、あの…そんなにふーふーしなくても…」

たっくん「俺の勝手だろうが」

マミさん「ああ…それもそうですね」

たっくん「侘びなんかいらないっつったろ
子供が余計な気使うもんじゃねぇよ」

マミさん「いえ、ほんの気持ちですし
それに…」

たっくん「?」

マミさん「私もちょうど紅茶が飲みたかったので」

たっくん「……ハァ…」

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 00:58:02.137 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「俺はこんな洒落た喫茶店は苦手なんだ、飲んだら帰るからな」

マミさん「ええ、構いません」

たっくん「ったく…ふーふーふーふーふーふーふーふー…」

マミさん「あの…」

たっくん「ふーふーふーふー……?」

マミさん「よろしければ、ふーふーしましょうか?」

たっくん「いらねぇよ!余計なお世話だ!」

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:02:34.614 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「自己紹介がまだでしたね、私は巴マミと言います
見滝原中学の3年生で…」

たっくん「ちょっと待て、何勝手に進めてんだ
俺が名乗る義務は無い」

マミさん「構いませんよ、私が勝手に名乗っただけですから」

たっくん「……お前変わってるな」

マミさん「たぶん、お互い様かと」

たっくん「……………」

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:05:23.170 ID:gomg3UDrd.net
店員「ありがとうございましたー」

マミさん「では、これで
本当に申し訳…」

たっくん「もういいよ、じゃあな」

マミさん「…………」

マミさん「不思議な人…何だかほっとけないっていうか…」

マミさん「…………」

マミさん「また、会えるかしら
………なーんてね♪」

マミさん「!!!!」

マミさん「この気配…魔女ね」

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:08:47.235 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「……………」

たっくん「……ガキの癖に…妙に大人びたやつだったな」

ケイタロス「たたたたたたたたっくん!」

たっくん「うるせぇよ!何だよ!」

ケイタロス「ウオオオオルフェノクが!!!!」

たっくん「わかったから!で、どっちだ!?」

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:10:42.112 ID:gomg3UDrd.net
魔女「アハハハハハハハ」

QB「この魔女はなかなか手強いね」

マミさん「そう思ってるならちょっとは手を貸したらどう?」

QB「僕に戦闘能力は無いよ」

マミさん「わかってる、言ってみただけ」

マミさん「…やっぱり、一人ってキツいわね」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:14:15.534 ID:gomg3UDrd.net
オルフェノク「どけぇ!!オラァ!!」

たっくん「派手にやりやがって…(STANDING BY)変身!!(COMPLETE )」

ファイズ「うああああ!!!!っらぁ!!!」

オルフェノク「ぐはっ!!!!」

ファイズ「っらぁ!!!おら!!」

オルフェノク「ぐ…つ、強い…!」

ファイズ「おい待て!おい!」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:18:29.918 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「どこ行きやがった…」

(ウフフフフ…)

ファイズ「あん?」

(アハハハハ…)(ウフフフフ…)

ファイズ「……何だこりゃ」

マミさん「危ない!!!」

ファイズ「!?」

マミさん「間一髪ね…」

ファイズ(こいつ…!確かさっきの…)

マミさん「これは魔女の結界…そしてこれを作り出したのはお裁縫の魔女
あなた、あと一瞬避けるのが遅れてたら全身くまなく縫われてたわよ」

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:21:50.365 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「魔女…?何の話だ」

マミさん「一般人が知らないのも無理は無いわ…というかあなた、何その格好…」

ファイズ「それはお互い様だろ
お前こそ何なんだそれは、ふざけてんのか?」

マミさん「あ、あなたに言われたくないわ!そんなよくわからない仮面かぶって…」

ファイズ「らちがあかねぇ、俺は忙しいんだ」

マミさん「ちょっと待って!あなた一人では危険よ!」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:23:58.522 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「………………」

マミさん「………………」

ファイズ「どこ行きやがったあいつ…」

マミさん「もしかして、誰かとはぐれたの」

ファイズ「そんなところだ」

マミさん「魔女の結界内は非常に危険よ、早く見つけてあげましょ」

ファイズ「ああ、そうだな……!?」

マミさん「こ、これは……」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:28:06.840 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「さっきのオルフェノク…
全身糸まみれ……いや、全身に糸を縫い込まれてる」

マミさん「なに、これ…砂?」

マミさん「きゃっ!?体が崩れ…いやあああああ!?」

ファイズ「おい、落ち着け!!おい!!」

マミさん「…はぁ、はぁ
ご、ごめんなさい
こんな死に方初めて見たから」

ファイズ「ああ、俺も初めてだ
こんな酷い殺され方はな」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:30:51.339 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「とにかく、あなたは早くここから逃げて!」

ファイズ「ふざけんな!お前はどうするんだよ!?」

マミさん「私には魔女を倒す役目があるの!」

ファイズ「何言ってんだ!おら行くぞ!」

マミさん「ちょ、痛い!離して!」

QB「彼女の言っていることは本当だよ、仮面ライダーファイズ…乾巧」

ファイズ「………何だ、お前」

マミさん「仮面…ライダー?」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:37:11.227 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「仮面ライダーか…言い得て妙だな
で、何故俺の名前を知っている?」

マミさん「ちょ…あの…QBに驚かないの?何で喋れるのかとか……」

ファイズ「俺には関係無い」

QB「やはり君は面白いよ乾巧
さすがはオリジナルの中でも特に強い力を持つ個体だ」

ファイズ「!!!お前…!!!」

マミさん「やめて!QBに何するの!?」

ファイズ「やつは俺のことを知っている!捕まえて何故知っているか吐かせる!」

マミさん「お願いやめて!QBは私のお友だちなの!だから…乱暴な真似はやめて!」

ファイズ「………チッ」

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:40:10.956 ID:gomg3UDrd.net
QB「落ち着いたようだね
では僕はこれで失礼するよ
僕も色々と忙しいからね」

マミさん「ちょ…QB!一緒にいてくれないの?」

QB「大丈夫、彼は僕よりも頼りになるよ
そうだよね?仮面ライダーファイズ」

ファイズ「………てめぇ……」

マミさん「………………」

QB「それじゃあ
幸運を祈るよ」

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:43:17.674 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「おい、これからどうする?」

マミさん「……そうね
まずは魔女を見つけないことには」

ファイズ「おい、危ねぇ!」

マミさん「きゃっ!?」

魔女「アハハハハハハハ」

ファイズ「こいつが…魔女…」

マミさん「どいて!!」

ファイズ「うおっ!?いきなりぶっぱなすな!危ねぇだろ!」

マミさん「怖いなら下がってて!足手まといよ!」

ファイズ「………野郎…!」

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:49:43.826 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「(READY)(EXCEED CHARGE)はぁっ!!」

魔女「!?ア、ハハ、ハハ、ハ…」

マミさん「動きが止まった!?何、あの赤いひか…」

ファイズ「たああああーっ!!!!」

マミさん「!!?」

魔女「ア」

魔女「ハ……」

魔女「ヴァァアアア!!!………」

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:49:59.675 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「………やった…」

ファイズ「ふう…」

マミさん「すごい…あなたすごいじゃない!!何今の技!?」

ファイズ「うるせぇ」

マミさん「ねぇ教えて!あなた何者なの!あなたがいれば百人力よ!お願い、一緒に魔女と戦って!」

ファイズ「ふざけんな!俺も色々と忙しいんだよ!」

ファイズ「!」

ファイズ「何だ?景色が…」

マミさん「魔女の結界が晴れたのね…」

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:52:38.983 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「じゃあな、俺行くわ」

マミさん「あ、あの!せめて名前だけでも!」

ファイズ「……さっきあの猫が言ってただろうが」

マミさん「え?……仮面ライダーファイズ」

ファイズ「そっちじゃねぇよ!」

マミさん「……乾…巧?」

ファイズ「……ああ」

マミさん「………たっくん!またね!」

ファイズ「!!!お前は啓太郎かよ!!!!!!」

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 01:56:53.491 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「…あー…」

ケイタロス「どうしたのたっくん?やけに疲れてるけど」

たっくん「いや、何でもねぇ…」

真理「働かないから体が怠けてるんでしょ!ほら、働いた働いた!」

たっくん「お前!俺だって色々大変だったんだからな!」

真理「ど・う・だ・か!はいこれ、宅配行ってきて!マンションだから部屋番間違えないでね!」

たっくん「何で俺が!お前か啓太郎が行けばいいじゃねぇか!」

真理「あたしも啓太郎も手が離せないの!ほら、行った行った!」

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:03:39.984 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「……チッ、何でこんなこと…これ終わったらバックレるか」

ピンポーン

マミさん「はーい」

たっくん「お、お前は!?」

マミさん「あ、あなたは…!先日は失礼しました」

たっくん「だから謝んじゃねぇよ!ていうかお前あの後どうしたんだよ!」

マミさん「どう…って…………
………普通に家に帰りましたよ」

たっくん「………お前、昨日のこと覚えてないのか?」

マミさん「もちろん覚えてますよ
私の不注意であなたにぶつかってしまって…」

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:11:33.692 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「………」

たっくん「そういやそうだったな
ほらこれ」

マミさん「あ、どうも
というか、菊地クリーニングで働いてたんですね」

たっくん「ああ、一応な」

マミさん「良かったらお茶でもいかがですか?ちょうど沸いたところなので」

たっくん「いや…」

マミさん「大丈夫、アイスティーもありますよ」

たっくん「お前馬鹿にしてんのか!」

マミさん「ふふっ♪まぁまぁ、ちょっとぐらい休憩してもバチは当たりませんよ」

たっくん「……………」

マミさん「そういえば、お名前を聞いてませんでしたね」

たっくん「……………」

45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:20:33.573 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「木場さんはどうしてクリーニング店で?」

たっくん「特に理由なんかねぇよ、成り行きだ」

マミさん「でも男の人がクリーニング店で働くなんて、何だか素敵です
心が綺麗な人しか務まらない気がします」

たっくん「…かもな」

マミさん「木場さんって、やっぱり変わってますね」

たっくん「だから余計なお世話だ」

マミさん「ふふふっ…いえ、私も少し変わってるので
何だか親近感わいちゃって」

たっくん「…………そうか」

49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:28:38.396 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「私、両親が交通事故で死んでしまって…それ以来ずっと一人なんです」

たっくん「…………」

マミさん「ずっと孤独で…仲間がほしくて…でも、なかなかうまくいかなくて
つい気を張ってしまうんです」

マミさん「学年も上ですし、先輩としてしっかりしなきゃって…」

マミさん「ごめんなさい…何だか愚痴っぽくなっちゃって…」

たっくん「いいよ…俺も少しお前と似てる」

マミさん「え?」

たっくん「俺も両親がいない
一人で過ごしてきた時間の方が長かったからな」

たっくん「今はうるさいのが周りをうろついてるが…まぁそれも悪くないと思えてきた」

マミさん「……そう、素敵なお仲間がいらっしゃるのね」

50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:31:06.360 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「邪魔したな」

マミさん「いえ、私からお誘いしたんですから」

たっくん「じゃあな」

マミさん「あ、あの!」

たっくん「あん?」

マミさん「ま、また…その………」

マミさん「………また、クリーニング頼んでもいいですか?」

たっくん「……フッ、ああ!いつでも持ってこい!」

マミさん「…ありがとうございます♪」

52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:33:43.421 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「………木場勇次さん…」

マミさん「……木場マミ………」

マミさん「や、やだ!私ったら恥ずかしい!」

QB「マミ!魔女だ!」

マミさん「きゃっ!きゅ、QB!いつから居たの!?」

QB「君が嬉しそうにアイスティーをグラスに注いでる時からかな」

マミさん「……………」

54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:36:19.972 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「…………」

たっくん「……!?」

たっくん「この感じ……まさか」

魔女「グウエエエエ!!!!」

たっくん「(STANDING BY)おいおい冗談じゃねぇぞ!(COMPLETE)」

ファイズ「うおおおおお!!!!」

56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:42:21.151 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「もう誰か結界に飲み込まれてる!?」

マミさん「………って、あれは!?」

ファイズ「がっ!っつ~、何だこりゃ!かてぇ!クソッ!!オラァ!!」

マミさん「また会ったわね、たーっくん♪」

ファイズ「お前!!」

マミさん「なってないわねぇ!こうやるの、よっ!」

魔女「グゲエ!!!!!」

ファイズ「何で弱点がわかった?」

マミさん「経験かしらね」

マミさん「一気に決めるわよ!」

ファイズ「何仕切ってんだよ…
頭きた、こいつでぶん殴ってやる(READY )」

マミさん「ティロ!!」

ファイズ「(EXCEED CHARGE)はあっ!!!!!」

マミさん「フィナーレッ!!!!!!」

57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:48:33.596 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「何なんだこいつらは…」

マミさん「さぁね、どこから来るのかはわからないけど、私たちの敵であることは確かよ」

ファイズ「そうか…はっきり敵だとわかるならやりやすいな」

マミさん「?」

ファイズ「気にするな…こっちの話だ」

マミさん「でも何だか嬉しい」

ファイズ「あ?」

マミさん「私たち、共に戦う仲間みたい」

ファイズ「みたいも何もさっき一緒に戦ったじゃねぇか」

マミさん「うふふ♪そうねっ」

ファイズ「なんだよ気持ちわりぃ…」

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:52:49.643 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「あれから1ヶ月か…」

ケイタロス「たっくん、最近巴さんのとこからクリーニング依頼来ないね」

真理「残念だったわね巧ぃ~
ピッチピチの女子中学生に逃げられちゃって」

草加「良くないなぁ、援助交際は」

たっくん「うるせえ!!!!そんなんじゃねえっつってんだろ!!!!」

草加「そんなこと言いつつ君は女子中学生のあれやこれやを堪能しているんだろう?」

真理「サイッテー」

ケイタロス「ちょっと…いくらたっくんでもさすがにそれは」

たっくん「ざっけんな!!!!!」

真理「配達までには帰ってきてよねー」

61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:58:25.800 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「ったく…人の気持ちも知らないで…」

マミさん「木場さん!」

たっくん「木場!?」

マミさん「木場さん!お久しぶりです」

たっくん「!!…あ、ああお前か
驚くだろうが」

たっくん(木場の名前借りてたの忘れてた)

マミさん「最近クリーニング持っていけなくてすみません…私も忙しくなっちゃって」

さやか「あ、この人が木場さん?初めましてー!マミさんの一番弟子のさやかちゃんです!」

まどか「あ…あの…初めまして…
鹿目まどかです…」

62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 02:58:35.936 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「弟子?」

マミさん「あ、あー!いや、その!」

マミさん(ちょっと美樹さん!木場さんには秘密なんだから!)

さやか(すんませーん)

マミさん「そ、その…二人にお料理を教えてて…」

たっくん「料理!?大変だな」

マミさん(ふう…)

64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:01:55.320 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「じゃ、じゃあこれから家でお料理教室なので…」

たっくん「おう、頑張れよー」

さやか「さいならー」

まどか「さ、さようなら…」

たっくん「あんな若いうちから料理とか大変だな…」

たっくん「…………だがまぁ…一人ぼっちよりは……良いよな」

ほむら「果たしてそうかしら」

たっくん「!?何だお前?」

67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:04:58.020 ID:gomg3UDrd.net
ほむら「もうこれ以上巴マミに関わらない方がいいわ、乾巧…いえ」

ほむら「仮面ライダーファイズ」

たっくん「何でそれを……」

ほむら「ファイズ…あなたは優しすぎる」

たっくん「……………」

ほむら「あなたは巴マミの運命に耐えられない
悪いことは言わない、もうあの人には関わらないことね」

たっくん「おい待………」

たっくん「………消えた……!?」

69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:12:21.870 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「何なんだ一体…」

QB「やあ」

たっくん「お前は!」

QB「巴マミとの交流は楽しかったかい?」

たっくん「どういうことだ?」

QB「ファイズ
君は本来この時間軸にはいなかったイレギュラーな存在だ」

たっくん「……何を言って……」

QB「最初に言っておくが、君に巴マミは救えない」

たっくん「何だと!?マミに何が起こるって言うんだよ!!おい!!」

QB「僕の首を絞めたところで何の解決にもならない
とりあえず君がこちらの世界の住人と関わりを持ったのはまずかったよ
僕らの計画が狂う恐れすらある」

たっくん「計画…?」

QB「ファイズの…いや、仮面ライダーの力はそれほどまでに未知数だ」

70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:14:55.050 ID:gomg3UDrd.net
QB「くれぐれも僕らの邪魔をしないでくれよ
そうすれば時空の歪みは自然と元に戻る」

たっくん「………時空の歪みだと……」

QB「おっと、もう行かなきゃ
巴マミの最期だ」

たっくん「!!!!」

たっくん「……マミ!!」

72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:16:46.945 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「ここが魔女の結界ね…」

まどか「早く、さやかちゃんが中に…」

マミさん「落ち着いて鹿目さん
美樹さんも、病院の方たちも…私が救ってみせる」

マミさん「……………」

マミさん「行くわよ」

まどか「はい!」

73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:21:43.177 ID:gomg3UDrd.net
たっくん(マミ……!!)

たっくん「!!草加……!」

草加「何やら一人でコソコソしてると思ったが、まさか魔女なんてものに関わってるとはね」

たっくん「そこをどけ、草加!」

草加「随分急いでるようだが、果たして君一人で大丈夫かなぁ?」

たっくん「どういう意味だ!?」

草加「俺も手伝うよ
君の大事な人を救う手助けをね」

たっくん「マミは…そんなんじゃねぇよ
…………ただ……」

草加「…………ふん」

76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:28:16.080 ID:gomg3UDrd.net
たっくん「ここだ、恐らくここが魔女の結界の入り口」

草加「さすが化け物同士、わかるんだね」

たっくん「………(STANDING BY)変身!(COMPLETE)」

草加「ふんっ…(STANDING BY)変身!(COMPLETE)」

ファイズ「マミ…!待ってろ!」

77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:33:40.812 ID:gomg3UDrd.net
ほむら「うう…」

ファイズ「お前…どうした!?」

ほむら「私も…あの人を止めようとした」

ファイズ「!」

ほむら「でもダメだった…あの人の運命は変わらない」

ファイズ「そんなことねぇ!!!!」

カイザ「君、もしかして暁美ほむらちゃんかなぁ?」

ほむら「……そうよ
それが何か?」

カイザ「ちょうど良かった
君を消すのが交換条件だったんだ(READY)」

ファイズ「!?」

カイザ「(EXCEED CHARGE)悪く思わないでくれ」

ほむら「!?」

80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:42:48.485 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「…ッ!!」

カイザ「何の真似だ」

ファイズ「こいつは関係ねぇだろ!」

カイザ「君こそ俺にも暁美ほむらにも関係無い
早く愛する巴マミのところへ行けよ」

ファイズ「ぐっ…!」

(BATTLE MODE)

ファイズ「!!」

ほむら「きゃっ!」

オートバジン「…………」

ほむら「あ…ありがとう…」

ほむら(巴マミの拘束リボンを破壊するなんて…何て攻撃力…)

ファイズ「ここは任せたぞ!」

オートバジン「……………」

ほむら「……あなた…さっき交換条件と言ったわね
あなたの本当の目的は何?仮面ライダーカイザ…草加雅人!」

82: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:46:53.513 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「はぁ…はぁ…マミ!!」

マミさん「たっくん!?どうしてここに?」

ファイズ「マミ!!」

マミさん「心配しないで!私、もう一人じゃないもの!」

マミさん「美樹さんがいる!鹿目さんがいる!そして、たまにしか会えないけどたっくんもいる!」

マミさん「こんな幸せなことってない!私もう何も怖くない!」

86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:54:37.984 ID:gomg3UDrd.net
カイザ「本当の目的…?ククク…決まってるだろ」

ほむら「…やはりそういうことね
ならばあなたをここから動かす訳にはいかない」

カイザ「それは無理なんじゃないかなぁ?」

ほむら「………」

カイザ「はっ!!」

ほむら「!?」

カイザ「フェンシングもたまには役に立つもんだ」

ほむら(歯車をピンポイントで……!)

87: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:55:02.050 ID:gomg3UDrd.net
カイザ「しばらく眠っててくれないかな(EXCEED CHARGE)」

ほむら「!!!!!!」

ほむら「きゃああああああ!!!!!」

オートバジン「………」

カイザ「チッ!まだお前がいたか
仕方無い(BATTLE MODE)」

サイドバッシャー「…………」

カイザ「こいつと遊んでてくれ
………ククク、待っていろ薄汚い化け物め」

88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 03:57:55.240 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「決めるわよ!ティロ!!

お菓子の魔女「………」

マミさん「フィナーレ!!」

お菓子の魔女「!!!!」

マミさん「やった!」

お菓子の魔女「グニュニュニュ」

マミさん「!?」

さやか「あ…ああ…」

まどか「え…」

ファイズ「マミ!!!(COMPLETE)(START UP)」

89: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 04:00:31.628 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ(間に合え…!間に合え…!)

ファイズ(マミ……マミ……!マミ!!!!)

(3…)

マミさん「え…」

(2…)

ファイズ「マミィ!!!」

(1…)

(TIME OUT)

91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 04:05:15.485 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「………え……」

ファイズ「間に合……ったな…」

マミさん「い…いやあああああああああ!!!!!!巧ぃぃいいい!!!!」

さやか「あ…ああ……」

まどか「あの人……あ、あ、足が……」

マミさん「巧…どうして…どうして私なんかのために…」

お菓子の魔女「………」

ファイズ「お喋りは後だ…!(READY )」

マミさん「そんな!無茶よ!」

ファイズ「まだこっちの足は生きてる!(EXCEED CHARGE)」

お菓子の魔女「…………!」

ファイズ「うらあああああ!!!!!」

92: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 04:09:36.728 ID:gomg3UDrd.net
ファイズ「はぁ…はぁ…はぁ…」

マミさん「いや…巧…死なないで…」

ファイズ「はぁ……死ぬかよ…片足無くしたぐらいで」

マミさん「巧…いや…ダメよ…私なんかのために…どうして…ごめんなさい…ごめんなさい…」

ファイズ「だから…謝るなっつってんだろ」

マミさん「!」

マミさん「木場…さん?」

たっくん「木場は俺の友人の名前だ…俺の本当の名前は…」

マミさん「ううん…言わなくてもわかってる…たっくん……」

カイザ「………(EXCEED CHARGE)」

マミさん「!!!!!」

96: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 04:13:32.776 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「何をするの…!?」

カイザ「今のを避けるのか、意外とやるな」

たっくん「草加……お前………」

カイザ「白い猫に教えられてね」

カイザ「君を葬る絶好のチャンスがあると」

マミさん「猫…?」

たっくん「あいつか…」

カイザ「まぁ彼も君を疎んでたようだし、利害の一致ってとこかな」

カイザ「無駄話は終わりだ
化け物を成敗してハッピーエンドといこうじゃないか」

マミさん「……さない」

カイザ「?」

98: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 04:18:30.059 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「許さない!!!!!」

カイザ「な…………」

マミさん「巧は私が守る!」

カイザ「何だ……これは……戦艦の主砲クラスだぞ…!?」

さやか「でっかー…」

まどか「マミさん…怒ってる…」

マミさん「ティロ!!!!」

カイザ「やめろおおおお!!!!」

マミさん「フィナーレッ!!!!!!!!!!!」

カイザ「ぐわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 04:21:57.766 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「色々ありがとう……た、巧」

たっくん「あれだけたっくんたっくん呼んどいてそれはねーだろ」

マミさん「……ふふっ、それもそうね
それより、左足…………」

たっくん「ああ、これぐらい3日寝てれば治る
大したこと無い」

さやか「いやー、一瞬足喰われちゃったかと思ってさやかちゃん焦りましたよー」

まどか「お大事にしてください」

たっくん「ああ」

マミさん「あ、あの…巧……」

たっくん「あ?」

106: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 04:25:24.646 ID:gomg3UDrd.net
マミさん「私…あなたと、その…お、お、お付きあ………」

たっくん「マミ、俺のそばにいてくれ」

マミさん「!!!」

たっくん「ずっとな
もう俺たちは一人じゃない」

マミさん「巧………!!!」

さやか「いい話だねぇ~」

まどか「本当に!何かお祝いしなきゃ!」

QB「婚約指輪をプレゼントなんてどうかな?」

まどか「え~…でも私たちそんなお金もってないよ…」

QB「大丈夫、今ならゴニョゴニョ…」

109: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 04:29:09.526 ID:gomg3UDrd.net
まどか「うん!よし、決めた!私契約する!
願いは二人への婚約指輪のプレゼント!」

ほむら「ええええええええええええええええええ!!!!???」


――――――……


真理「巧!巧!ほら起きて!」

啓太郎「配達の時間に遅れるよ!」

巧「あれ?マミは?婚約指輪は?」

真理「マミ?あたし、真理なんだけど」

巧「マミって…ほら、見滝原中学の…」

啓太郎「見滝原?なにそれ聞いたことないよ!」

巧「………っかしーな…」

112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/08(水) 04:33:49.141 ID:gomg3UDrd.net
ほむら(ループしたことで仮面ライダーファイズが存在する世界からは切り離された…)

ほむら(でも、私の戦いは終わらない…)


―――――…


草加「相変わらずだな君は」

巧「うるせえ、おらどけよ
配達行ってくる」

巧「………ん?何だこりゃ?
おーい啓太郎!お前伝票置きっぱなしにするなよ!」

巧「何々………巴……ミ?」

巧「掠れて読めねぇな…ま、いいか」



終わり