1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 20:59:49.19 ID:UxopIE/ao


琴葉「お茶です。どうぞ」

P「ありがとう……」


ズズ……


P「うまーい。あったまるね!」

琴葉「冷たいお茶の方が良かったですか?」

P「いやいや、別に大丈夫だよ。わざわざご丁寧にありがとうございます」

琴葉「いえいえ、いつもお疲れ様です」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492603188

引用元: 【ミリマス】琴葉「優等生の休息」 



2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:01:26.78 ID:UxopIE/ao


P「さすが琴葉だ。すごいぞ偉いぞ」

琴葉「いえいえ、どういたしまして」

P「可愛いし気も利くし歌もダンスも得意と来た」

琴葉「もう、そんなに褒めても何も出ませんよ?」

P「琴葉さん、アイドルなんてやってたら売れちゃうんだろうなぁ~売れっ子なんだろうなぁ~」

琴葉「ふふっ、もうっ。実は私、ここだけの秘密なんですけど、アイドルやってるんです」


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:02:56.52 ID:UxopIE/ao

P「うぇっ!? まーじーでー?」

琴葉「しーっ、声が大きいですよ!秘密ですよ?秘密」

P「秘密?」

琴葉「ひ・み・つ です」

P「そうかーやっぱりなー。やっぱりそうだと思ってたんだよなぁー可愛いからなぁ」

琴葉「かっ、可愛いは禁止ですっ! 反則です。恥ずかしいからだめです」

P「なんで?」

琴葉「恥ずかしいからです」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:06:00.89 ID:UxopIE/ao

P「あれ、でも田中さんや田中さん」

琴葉「はいはい、なんでしょうか」

P「このニュース記事に載ってる田中琴葉さんっちゅうのは
 もしかして、もしかすると……」

琴葉「これは私のことですね」

P「これ、可愛くない?」

琴葉「かっ!? そ、そうですね!?」

P(……照れてる)

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:08:04.98 ID:UxopIE/ao

琴葉「でも、このステージ、誰が作ったか私知ってるんですよ」

P「……おいおいおい、ちょっと待てよ。分かった。わかったぞ!?」

琴葉「あ、もう分かっちゃいました?」

P「ス……?」

琴葉「スぅ?」

P「スティーブン・スピルバーグ!!」

琴葉「……ぶぶー。違います。惜しいですね」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:13:09.30 ID:UxopIE/ao

P「あー違ったか。あれだ、マイケル・ベイ!!」

琴葉「違います。とても惜しいです。あと1歩下がる感じです」

P「ジュリア?」

琴葉「ジュリアちゃんが私のステージをプロデュースしてくれてたら
   楽しいでしょうね! でも残念、今回のこのステージをプロデュースしたのは」

P「おお~?」

琴葉「プロデューサーなんです」

P「あ、俺? あーうんうん。した!俺だ!」

琴葉「ふふふっ」

P「はははは」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:15:16.87 ID:UxopIE/ao



エレナ「恵美ぃ~、あれ見てヨ」

恵美「ん~? あぁ~」

エレナ「さっきからずっとあんな感じ」

恵美「まーた、あのバカップルは……
    まあまあ、好きにやらせておきましょー」

エレナ「あとは若い二人に任せて、ってやつ?」

恵美「ちょっと違うけど、まあだいだいそんな感じかな。にゃはは」



8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:17:15.65 ID:UxopIE/ao

P「いやー、これ、俺? 琴葉さんこんなにキラキラしてるけど、え?これ俺?」

琴葉「プロデューサー、それは私です。プロデューサーはこの写真には写ってませんよ」

P「えぇっ!? なんで!?」

琴葉「何でって言われましても……そういえば何ででしょうね」

P「みんな興味ないからじゃない?」

琴葉「そんなことないですよ。みんなプロデューサーのこと興味津々ですよ!」


9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:19:10.84 ID:UxopIE/ao

P「えぇっ、本当に?」

琴葉「本当です。この前も街でプロデューサーのこと話してる人いました」

P「ちょ、まじ? 何駅? 何線?」

琴葉「大手町ですね」

P「あぁ~、それは多分悪口の方だなぁ」

琴葉「ええっ!? そうなんですか?」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:20:56.08 ID:UxopIE/ao

P「そうそう、俺も昔、そこで言われたもんね。
 プロデューサーって奴をプロデュースしてやる!って」

琴葉「不味いですね。それは確かに不味いですね」

P「でもさ、きっと琴葉のことはすごい褒めてると思うんだよ」

琴葉「例えば? どんな風にですか?」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:23:27.83 ID:UxopIE/ao

P「お嫁さんにしたいランキング第一位って」

琴葉「ええっ!それは嬉しいですね」

P「新橋でも琴葉は1位」

琴葉「わあ、嬉しいですね。他にはどこで1位ですか」

P「あー……、菊名とか」

琴葉「都内を飛び出しましたね」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:25:20.10 ID:UxopIE/ao

P「でも、渋谷になるとやっぱり所恵美になるんだよね」

琴葉「仕方ないです。恵美なら。わかります」

P「仕方ないよな」

琴葉「その主張をしたいだけで、渋谷区に引っ越す理由になります」

P「そんなにか」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:27:52.72 ID:UxopIE/ao

琴葉「ち、ちなみに……プロデューサーの中では
   お嫁さんにしたいランキングで1位を獲得してるのは誰になりますか?」

P「プロデューサーの中で、かぁ~。難しいですねえ」

琴葉「色々お料理得意な子や可愛い娘も勢揃いの765プロですけど、
    どうですか? 誰かお目当ての子はいますか?」

P「……た」

琴葉「あっ、高槻やよいちゃんですか?
   確かに、わかります。すごいですよね」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:30:36.80 ID:UxopIE/ao

琴葉「節約とかもバッチリしてくれそうですもんね。
    私も色んな所見習えるほどしっかりしてますからね」

P「……た」

琴葉「あ、もしかして、紗代子?」

琴葉「やっぱり真面目な彼女も素敵ですよね。
   ストイックに努力できるところは私も真似しないと」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:33:06.23 ID:UxopIE/ao

P「第一位は……ジャジャン! 田中琴葉です!!  
  田中さん、今のお気持ちは!?」

琴葉「はい、あのすごく嬉しいです」

P「この気持ちをまず帰って誰に伝えたいですか?」

琴葉「はい、本国のお母さんお父さんにまず伝えたいと思います」

P「おめでとうございます。見事満点合格です」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:34:40.01 ID:UxopIE/ao

琴葉「決め手は何だったんですか?」

P「可愛い所」

琴葉「えぇっ、即答ですか」

P「まあ他にない」

琴葉「他にも理由をあげてくださいよぉっ」

P「……」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:36:32.24 ID:UxopIE/ao

P「……」

琴葉「……」

P「無ぇな」

琴葉「もうっ、あるでしょう?ありますよね?ね?」

P「じゃあ琴葉なんだと思う? プロデューサーが選ぶ
 お嫁にしたいランキング第一位が琴葉に選ばれた理由」

琴葉「む、難しい質問をしますね」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:39:37.66 ID:UxopIE/ao

P「なんて言ったってあの、田中琴葉だからね」

琴葉「あの田中琴葉……」

P「あの、EXILEのスカウトも断ったという田中琴葉が」

琴葉「そんなことしてたんですか田中琴葉!? すごい度胸ですねえ」

P「そうだよ。最初765プロに転がり込んできた時は
  Gジャン着て、肩から袖なかったからね。ギザギザだったよ」

琴葉「選ばれた理由かぁ……難しい」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:41:53.83 ID:UxopIE/ao

P「じゃあヒントをあげる」

琴葉「いざという時、フェンシングで習った術で守ってくれそう!」

P「ヒント聞かないのね。ぶー!違います」

琴葉「ヒントください」

P「……」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:44:23.97 ID:UxopIE/ao

琴葉「あ、あれ?」

P「ものを頼む時の態度ってものがあると思うんですよ」

琴葉「えぇ~」

P「はい、琴葉お得意の猫のポーズあるでしょ」

琴葉「お、教えてください。お願いしま~す。にゃん」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:45:32.79 ID:UxopIE/ao

P「可愛いからです」

琴葉「……プロデューサーばかりずるいですよ」

P「何が」

琴葉「可愛い可愛いって。さっきからすごい恥ずかしいんですよ?」

P「琴葉が恥ずかしそうにしてるのがもっと見たい」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:47:11.25 ID:UxopIE/ao

琴葉「だめです。ここから先は普通の人は見れないんです」

P「えー!普通の人じゃないから琴葉のもっといいとこ見てみたいー」

琴葉「そんな飲みサークルみたいな掛け声でもだめですっ」

P「折り紙の金あげるから」

琴葉「……やっぱりだめです」

P「ちょっと考えるのか」

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:48:35.35 ID:UxopIE/ao

琴葉「でもやっぱり私いつもこんな風にプロデューサーに
   馬鹿みたいなお話に付き合ってもらってて……いつも申し訳ないなって」

P「えー、楽しくない?」

琴葉「……まあ、楽しいですけど」

P「じゃ、それでいいんだよ」

琴葉「そうでしょうか」

P「気楽にいこう気楽に」

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:50:55.89 ID:UxopIE/ao

琴葉「いつも恵美にも言われるんです。堅い~とかって」

P「そりゃあ恵美は柔らかすぎだけどね?」

琴葉「私、そんなにお堅いですか?」

P「んなことねえって~。ほら、スマイルスマイル」


むにぃぃ


琴葉「ほひぇ……」

P「ぷっ、はははは!」

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:53:03.99 ID:UxopIE/ao

琴葉「ひ、人のほっぺむにぃぃってした! なんで笑ったんですか!?」

P「可愛かったから。ほんとに」

琴葉「……むぅ。ほんとですか?」

P「ほんと」

琴葉「じゃあ許します」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:54:26.72 ID:UxopIE/ao

琴葉「でも、女性の顔をそんな風に急に触るなんて


むにぃぃ


琴葉「ほひぃ」

P「ははははは!!」

琴葉「こらぁ!」

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:58:00.80 ID:UxopIE/ao

P「琴葉、顔真っ赤だぞ」

琴葉「誰のせいですか!もう!んもう!」

P「そうやって恥ずかしがってたり、しながらも一生懸命な
 琴葉がみんな大好きなんだよ。ファンのみんなもシアターのみんなも」

琴葉「そ、そうですか。プロデューサーは?」

P「もちろん俺


むにぃぃ


P「ほひぃ」

琴葉「ぷっ、あははは!プロデューサー、変な顔!ふふっ、あははは!」

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 22:01:22.35 ID:UxopIE/ao

P「で? なんかあったのか?」

琴葉「うーん……もう大丈夫です」

P「そうか」

琴葉「少し学校のクラスのことで気になることがあったんです。
   恵美とエレナに話しても二人共気にしすぎって」

P「うん」

琴葉「確かに私、気にしすぎたのかもしれません。
    だからもういいんです。大丈夫です」

30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 22:04:09.19 ID:UxopIE/ao

琴葉「プロデューサーとお馬鹿な話いっぱいしたら
    なんかどうでも良くなってきたんですよ」

P「そっかそっか。まあ解決出来そうなら良かったよ」

琴葉「はい、あ、でもプロデューサー、私のこと本当にお嫁さんにしたいと思ってます?」

P「ん?」

琴葉「いくらおふざけの中とは言え、どうなんですか。ハッキリさせないと」


31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 22:05:43.27 ID:UxopIE/ao

P「思ってるよ。お嫁さんに欲しいのは琴葉だな」

琴葉「即答するんですね。ちょっと引きます」

P「なんででだよ。自分で聞いたんでしょうが」

琴葉「だ、だってこんな高校生に……」

P「それは確かに。気持ち悪いな」

32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/19(水) 22:12:39.27 ID:UxopIE/ao

琴葉「でも……悪くないですね」

P「あらまあ、ずいぶん上からな物言いですこと」

琴葉「だって、””あの””田中琴葉さんですから。ふふっ」

P「はいはい、今日レッスンまた恵美エレナと3人でな。
 たぶんもう2人は先行ってると思うから」

琴葉「はい、すぐ追いかけます! もう、二人共もう少し待ってくれればいいのに……」

P「いつまでも俺と一緒になってふざけてるからだよ」

琴葉「私なりのリフレッシュなんですよ。
    プロデューサーも時間あったらレッスン見に来てくださいね!いってきまーす」


ガチャ……バタン!




P「…………っっっっっはぁぁ~~~。
 可愛すぎんだろ……毎回毎回理性保つので精一杯だよ……」

エレナ・恵美「「 だよね 」」

P「いや、まだおったんかーい!!」



おわり