1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 21:36:58.205 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「はあ、はあ……し、神父様、助けてください!」

神父「これは、怪我をしているではないですか」

勇者「僕は平気です! でも仲間達が死んでしまって」

神父「ふむ、それは大変ですね」

勇者「神父様、どうか僕の仲間を生き返らせてください!」

神父「では代金を」

勇者「お、お金は……い、今はなくて……で、でも後で必ず払いますから!」

神父「勇者よ、それは戒律で禁じられているのです」

勇者「そ、そんな! お願いします神父様! どうか助けてください!」

神父「仕方がありませんね。では>>3していただきましょう」

引用元: 神父「勇者♀よ、仲間を生き返して欲しいなら>>3しなさい」 



3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 21:37:48.138 ID:7/G2cREna.net
国王暗殺

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 21:41:48.218 ID:sTgxAgtv0.net
神父「仕方がありませんね。では国王暗殺していただきましょう」

勇者「ええ!? な、なぜそんなこと!?」

神父「それは話す必要がありますか?」

神父「これは取引ですよ、勇者。あなたの仲間の命を救う代わりに国王を殺す」

神父「簡単な話でしょう?」

勇者「そ、そんな事できません!!」

神父「ではあなたの仲間はこのまま放置され、蘇生さえ不可能な状態になるでしょう」

勇者「そ、そんな……」

神父「無論、何の支援もなく国王を暗殺しろとは言いませんとも」

勇者「支援? それはいったい……」

神父「>>14ですよ」

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 21:42:50.635 ID:plENXY5m0.net
仲間の蘇生

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 21:46:56.235 ID:sTgxAgtv0.net
神父「仲間の蘇生ですよ」

勇者「え?」

神父「あなたも口約束では不安でしょう。早速蘇らせましょう」

神父「ささやき……いのり……えいしょう……ねんじろ!」

戦士「う、うぅ……」 ムクリ 魔法使い「ぐ……っ」 ムクリ 僧侶「……っ」

神父「これでこちら側は約束を果たしましたよ」

勇者「で、でも……ま、まだ僕は依頼を受けるとは言っていません!」

勇者「そ、それに、このまま逃げることだってできます」

神父「それは不可能ですよ」

勇者「ど、どうしてですか?」

神父「逃げられないよう彼らには>>30

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 21:48:53.870 ID:plENXY5m0.net
今ここで死んでもらいます

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 21:58:03.135 ID:sTgxAgtv0.net
神父「逃げられないよう彼らには今ここで死んでもらいます。ふん!!」 ズザサ

戦士「ぎゃ!?」 ブシャア 魔法使い「ぐぇ!?」 バタン 僧侶「が……っ」 ドサリ

勇者「な……何をするんですか!!? い、いったい何を……!」

神父「彼らを逃げられないようにしたまでの事ですよ」

勇者「あなたは、いったい何がしたいんですか!? 訳が分からない!!」

神父「理由など必要ですか?」

神父「私には彼らを容易に生き返らせる事も、容易に殺す事もできる」

神父「それだけの事ではないですか」

勇者「……僕が国王を暗殺すれば、本当に仲間を生き返らせてくれるんですね?」

神父「ええ、もちろんですとも」

勇者「わかりました、依頼を受けます」

神父「ありがとうございます、勇者殿! では餞別にこれを」

勇者「これは>>48

52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:05:31.954 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「これは……!? な、何をするんですか!?」 パッ

神父「はは、私のこれに触れると幸運が舞い込むと言われていましてね」

勇者「……いっぺん死んで来い、このクソ神父!!」

神父「ふふ、その調子で国王もスパスパと殺していただけるとありがたいですね」

神父「ではよろしくお願いしますよ、勇者殿」

勇者「くっ、なんでこんな事に……」


勇者「……」 スタタ

兵士「……ん、今何か……」

兵士「いや、気のせいか」

勇者(ふう、どうにか王の部屋までは来れた……)

勇者(ひとまず中の様子を窺おう……) スッ

王様「……」

勇者(暗くてよく見えない……何をしてるんだ?)

王様「>>56

56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:07:54.838 ID:XAvyymqXa.net
鬱だ死のう

61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:13:04.676 ID:sTgxAgtv0.net
王様「鬱だ死のう」

勇者(えええええええ!?)

王様「いくら国の窮地とはいえ、あのような年若い娘に大任を背負わせ」

王様「ろくな支援もできずに暗殺者のように魔王を殺しに行かせるなど」

王様「無能な国王であるわしが全て悪いのじゃ……」

王様「今死ぬのがわしにできる最後の国王の務めに違いあるまい……」

王様「神よ、どうかこの国の未来を頼みます……」 スッ

勇者「お、お待ちください国王!!」 ガチャ

王様「お前は、勇者? なぜここにお前がいるのじゃ?」

勇者「そ、それは今は関係ありません! とにかく王様、死んではいけません!」

王様「だが、わしのような無能はさっさと死ぬべきなのじゃ。もはや希望もない」

勇者「私にできる事があれば言ってください! 助けになりますから!」

王様「ううむ……では>>65

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:14:52.851 ID:/oC0smuA0.net
神父を暗殺してきてくれ

76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:18:14.873 ID:sTgxAgtv0.net
王様「ううむ……では神父を暗殺してきてくれ」

勇者「え?」

王様「この国の教会にいる神父じゃ。あの神父さえ死ねばわしも生きる希望を持てる」

勇者「あの、その、ええと……お、王様とその神父には、いったい何の関係が?」

勇者「せ、せめて理由くらい知らなければ、そのような事はできません」

王様「うむ、それもそうであるな」

王様「では話そう。実はあの神父は>>80

80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:20:09.901 ID:YzJF+On60.net
かつて魔王を蘇生した

93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:27:30.777 ID:sTgxAgtv0.net
王様「では話そう。実はあの神父はかつて魔王を蘇生したのじゃ」

勇者「え……そ、そんな話、僕は聞いたことありません!!」

王様「そうであろう。わしらはその事実を隠ぺいしたのじゃからな」

勇者「どうしてそんな事を……」

王様「公表すれば我が国は間違いなく各国から非難を受け、魔王討伐の生贄にされるであろう」

王様「そしてすべてが解決したとしても、邪悪な国として滅ぼされるは必然」

王様「あの神父は自身の犯した過ちを棚に上げ、わしを脅迫して協力させたのじゃ……!」

王様「更に、奴はこの秘密を他国に売り渡そうと画策しているのじゃ……」

王様「もはやわしにできるのは、己の命を断って責任を取る以外にないのじゃ……」

勇者「許せない……ダメです王様、奴の思い通りにしてはいけません!」

王様「すまぬな、勇者よ……せめてお前にはこの事実を伝えておくべきじゃった……」

勇者「……いいえ、仕方がない事だったと思います」

勇者「わかりました王様、僕が必ず神父を打ち取ってみせます!」

王様「うむ。だが勇者よ、あの神父は強い」

王様「お前に>>96を授けよう」

96: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:28:56.129 ID:nSzgYpzv0.net
世界樹の葉三枚

109: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:35:35.913 ID:sTgxAgtv0.net
王様「お前に世界樹の葉三枚を授けよう」

勇者「いいのですか?」

王様「構わぬ。本来これは王家が不慮の死を遂げた時に使う物だが、今はお前に必要なものであろう」

王様「頼んだぞ、勇者よ」

勇者「はい、王様!」


勇者(とはいえ、まずは一度冷静に考え直そう)

勇者(蘇生直後を狙われたとはいえ、神父は強い)

勇者(万全の状態で4人掛かりなら勝てるとは思うけど、不安もある)

勇者「……よし、この世界樹の葉で>>113

113: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:36:36.870 ID:GC4WBG1s0.net
商会を興そう

117: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:42:55.090 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「……よし、この世界樹の葉で商会を興そう」


商人「お話とは何ですかな、勇者殿?」

勇者「実はこれをお渡ししたくてまいりました」

商人「これは……世界樹の葉!?」

勇者「大商人のあなたでもこれはなかなか手に入らないでしょう?」

勇者「自分自身、そして家族に何かあった時のために喉から手が出るほど欲しいのでは?」

商人「して、望みは?」

勇者「出資を。商会を興します」

商人「……考えさせていただきたい」

勇者「もう1枚、あると言ったら?」 スッ

商人「……わかりました、いいでしょう。協力しましょう、勇者殿」

商人「それで勇者殿、いったい何を扱うつもりで?」

勇者「>>120を」

120: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:44:09.573 ID:dXs29cYy0.net
薬(大麻)

126: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:52:25.268 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「薬を」

商人「薬、ですか? 薬とはまさか……」

勇者「これは必要な事なのです」

商人「ううむ、ですが……」

勇者「商人さん、僕は王様と繋がりがあります」

商人「それは、つまりこの事業は」

勇者「世界樹の葉を僕が何処から手に入れたか考えればわかるでしょう?」

勇者「あくまで王国主導ではなく、民間で行われた……」

勇者「そういう状況さえあれば、後はどうとでもなるのです」

商人「……なるほど、ひとまずは信用いたしましょう」

商人「仮にそれが嘘であったとしても、あなたがこの国の勇者であるという事実は揺るぎない」

商人「私も私でそれを利用させていただきましょう」

勇者「ええ。お互いに」

129: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:54:57.188 ID:sTgxAgtv0.net
勇者は商人のバックアップもあり大麻ビジネスを起業、短期間で軌道に乗せた。

王国では徐々に大麻が広がり、勇者は少なくない富を手に入れた。


勇者「よし、このお金で>>132

132: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:56:19.430 ID:/oC0smuA0.net
違う事業にも取り組んで見る

136: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:57:17.548 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「よし、このお金で違う事業にも取り組んでみよう」

勇者「取り組む事業は>>140

140: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 22:58:26.984 ID:nSzgYpzv0.net
家事代行

146: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:10:49.579 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「取り組む事業は家事代行だ」


商人「勇者殿、お話があるのですが」

勇者「どうも商人さん、どうかしましたか?」

商人「……勇者殿が、また何やら妙な商売をしていると聞きましてな」

コンコン

勇者「どうぞ」

ガチャ

メイド「失礼します。お茶をお持ちしました」 カチャ

商人「……で、これはどういうつもりなのですかな?」

勇者「そうですね、商人さんにならいいでしょう」

勇者「実は、この家事代行業は隠れ蓑に過ぎません」

商人「なんですと?」

勇者「彼女達には別の目的のために情報を集めてもらっていました」

商人「それはいったい?」

勇者「>>148です」

148: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:12:29.181 ID:rAoV8TAz0.net
神父の就寝時刻を知るため

154: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:19:29.200 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「神父の就寝時刻を知るためです」

商人「神父の?」

勇者「実は僕は、神父の暗殺を国王から依頼されているのです」

商人「なんと、それはまたいったいなぜ?」

勇者「秘密です。僕にも言えない事は多いので」

勇者「あの神父はただ者ではありません。ヘタに近付けば僕が暗殺しようとしている事にも気付きます」

勇者「気付かれないよう、自然に情報を集めるのが必要があったのです」

商人「ううむ、とはいえ少々大掛かりすぎるというか、無駄が多いように思えますが」

勇者「僕にも僕の考えがありますので。秘密ですが」

商人「ふむ、秘密ですか。まあ仕方がないでしょう」

商人「しかし私に話したという事は?」

勇者「ええ、これから暗殺を実行します」

商人「就寝時間を調べた、という事は寝ている隙に?」

勇者「ええ、寝ている隙に>>158

158: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:20:53.442 ID:6JFeELX50.net
明かりをつける

171: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:26:39.468 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「ええ、寝ている隙に明かりを付けます」

商人「明かり?」

勇者「ええ、眠っていられないほどの明かりを……」


神父「すぅ……すぅ……」

神父「ん……?」

神父(なんだ、妙な気配が……)

勇者「やれ!!」

キュアアアアアアアアアアアン

神父「ぐっ、ぬああああああ!?」 バチバチバチ

神父「い、いったい何がっ、ぐぅ!!?」 ミシミシ

勇者「身動きが取れないでしょう?」

神父「ゆ、勇者、な、何を……!!」

勇者「何をしているか、今の状況を考えれば分かるんじゃないですか?」

神父「ひ、光属性の、結界……っ」

勇者「正解です。10人以上の術者がここを囲んでいます」

181: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:32:17.429 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「滅びたはずの魔王をあなたが蘇生させたと聞いたので調べさせてもらいました」

勇者「食事の好み、生活の習慣、人との付き合い……」

勇者「ほんのわずかな違いですが、魔王蘇生前後であなたの態度が変わったという人がいました」

勇者「あなたは本物の神父ではありませんね」

神父「く……くく、いいや……本物の神父だとも……身体はな……」

勇者「入れ替わりではなく、乗っ取りですか……」

神父「そうだとも……この神父の心は、まだ生きているぞ……?」

神父「どうする、勇者よ。私ごとこの神父を殺すのか? くくく……」

勇者「>>185

185: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:33:10.426 ID:8KkI5J8Qd.net
結界を解きます

192: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:41:40.215 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「では結界を解きましょう」 スッ

シュゥゥゥゥ

神父「ほう。何が目的だ?」

勇者「>>196

196: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:42:54.576 ID:TBwoGomz0.net
どちらにせよあなたはもう身動きがとれないんだ…

203: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:51:53.966 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「どちらにせよあなたはもう身動きがとれないんだ……」

神父「何、ぐっ!?」

メイド「全員、手を緩めるな!」 メイド戦闘部隊「はい!」

勇者「魔術で存在を殺しきるよりもその肉体ごと殺す方が簡単でしょう?」

神父「きっ、さま、それでも勇者かぁ!?」

勇者「もちろんです。ではさようなら」 ザシュッ

神父「がはぁ!?」 バタッ

勇者「……戦闘部隊、魔術部隊そのまま待機。様子を見る」

メイド戦闘部隊「はい!」 メイド魔術部隊「はい!」


それからしばらくしても、神父は息絶えたままだった……。

205: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:55:08.754 ID:sTgxAgtv0.net
王様「勇者よ、よくやってくれた。礼を言う」

勇者「いえ、当然の事をしたまでです」

王様「それにしても、まさか神父が身体を奪われていたとは……」

王様「思えば、魔王復活もそのせいだったのであろうな……」

神父「本当に申し訳ありません、王様」

王様「よい。思えばわしも、もっと他にするべき事があったはずなのじゃ……」

王様「すべてはわしの心の弱さが招いた事よ……」

王様「神父は無事世界樹の葉で復活、勇者の仲間達も神父が辛うじて蘇生できた」

王様「これですべてよしとしようではないか」

211: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:59:03.387 ID:sTgxAgtv0.net
勇者「王様、僕はそろそろ旅立たねばなりません」

王様「そうか。すまぬな、お前にばかり重荷を背負わせてしまって」

勇者「いえ、僕は平気です。だって僕は勇者ですから」

勇者「それと王様、僕から提案があるのですが」

王様「なんだ、申してみよ」

勇者「それは……」


心の弱い王様の心労を減らすため、勇者は依存性の低い大麻をメイドを通じて王様に横流し。

復活した神父も国を支えるようになり、メイド達も影ながらその手伝いをした。

その後魔王を倒した勇者が、王国の影の支配者と呼ばれたかは知らない。

212: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/17(土) 23:59:53.941 ID:sTgxAgtv0.net
人多くてビックリした。おわりっす