2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 12:43:19.87 ID:xA4eHVYC0
春香「亜美、真美!誕生日おめでとう!」

AS「「「「「おめでとー!」」」」」

亜美真美「「ありがとー!」

本日5月22日、765プロのムードメーカー、双海姉妹の誕生日を迎えた!

その記念すべき日を盛大に祝うため、春香たちは緑山へと集結した!

果して、2人にとってどんな誕生日になるのか!

春香「今日は力を合わせて、2人の好きなものみんなでやってあげようかと」

春香「2人の好きなものなんだったっけ?」

亜美「食べ物ってこと?」

春香「そうだね」

真美「まあハンバーグとか、唐翌揚げとか…」

春香「あと2人とも、焼きそば好きでしょ?」

亜美「え?」

真美「まあ確かに好きだけど…」

春香「だから今日は2人に焼きそばをおなか一杯食べさせてあげようかと!」

亜美真美の1番の大好物、焼きそば。

春香は、2人に焼きそばをおなか一杯食べさせたいのだ!

引用元: 春香「亜美真美の誕生日を盛大に祝おう!」 



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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 13:01:58.99 ID:xA4eHVYC0
真「焼きそばなら簡単に作れるよね?」

亜美「そうだよ」

真美「わざわざ屋外でやらなくても…」

春香「いや2人ともちょっと食うぐらいだと満足できないと思うから、豪華で巨大にいこうと思って」

豪華で巨大。春香が用意した、2人にふさわしい焼きそばとは…

春香「それではお願いします!」

春香の掛け声とともに、トラックが出現!

その荷台には…

千早「え?」

響「うわ!?」

美希「ペヤングなの!」

伊織「何盛りなのよこれ!?」

亜美真美「「なにこれ!?」」

春香「巨大ペヤングです!」

春香が用意したのは、大きな大きなペヤング焼きそば!

見たこともない光景に驚く一同!

真「ちゃんと湯切り口あるね」

春香「忠実に再現したからね」

このペヤングは、横1,0m、縦1,6m、高さ0,6m。

その大きさ、通常サイズの約1200倍!

これなら2人も大満足のはず!

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 13:39:46.12 ID:xA4eHVYC0
春香「じゃあフタ外してみようか」

春香たちがフタを外すと…

あずさ「あら?」

真「春香、中身がないけど…」

春香「さすがにこれだけぎっしりと1個もので麺っていうのはないので」

春香「と、いうことで…お願いします!」

続いてやってきたのは…

響「うわ!」

やよい「なんですかあれは!?」

美希「めちゃくちゃのっかってるの!」

春香「これが通常サイズのペヤングだね」

貴音「何人前なのですか」

春香「約1200かな?」

真美「金かけすぎでしょ…」

そして荷台をあげて、1200個のペヤングを地面へと落とした。

春香「はいじゃあ今から麺は麺、青のりは青のり、ソースはソースで分けていきます」

春香「そして麺を並べていきます」

春香「だから2人とも、もう間もなく食べられるからね」

亜美「いや間もなくじゃないっしょー!」

真美「かなり時間かかるっしょこれー!」

真「3分待ってて」

亜美真美「「3分!?」」

真「出来るまで3分かかるから」

この巨大ペヤングに使うのは、1200個のペヤング!

麺、かやく、ソース、ふりかけ、スパイスを分けて集めていく。

そして1200個分を余すことなく使って完成したものが2人のプレゼントとなるのだ!

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 13:51:25.05 ID:xA4eHVYC0
それでは、春香の指揮のもと、巨大ペヤング制作開始!

真「まず剥こうか」

春香「でもこれだけ風が強いと思ってなかったから…」

春香「みんな小さい袋が飛んでいかないよう気を付けてね」

この日の風速は24,1m/秒。

砂埃が舞う最悪のコンディション。

そのなかで無事完成させることはできるのか!

律子「流れ作業で行きましょうか」

真「じゃあ剥く人決めようよ」

雪歩「はい」

真美「これシアターの子たち呼んだ方がよくない?」

真「剥いて、次だれがやる?」

亜美「はるるんたちだけじゃ無理っしょー」

真「ソース誰やる?」

亜美真美「「スタッフ総出でやってよ!!」」

響「2人とも待っててほしいぞ!」

真「3分ね」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 15:05:41.93 ID:xA4eHVYC0
ようやく役割分担が終わり作業開始。

遅れを取り戻すため急ピッチで進める一同。

その途中美希が素早く仕分ける方法を発見しペースアップ。

そしてようやく麺を並べ終えた。

後はここにお湯を入れて待つだけだが…

千早「これだけの量のお湯どうやって用意するのよ」

春香「安心して千早ちゃん。みんなこっち来て!」

全員春香についていくと…

春香「溶鉱炉2台用意しました!」

クレーンにつるされた2台の溶鉱炉。

これに入った水をガスバーナーで瞬時に沸かすことで、500リットルのお湯を巨大ペヤングに入れることができるのだ!

この2台の溶鉱炉の間に、巨大ペヤングを慎重に運ぶ。

春香「準備万端だよ!」

春香「それではお湯、お願いします!」

ジャー!

貴音「迫力がありますね」

春香「はいストップ!」

春香「それじゃあみんな3分待ちましょう」

響「なんだかんだで3分だったな」

亜美「だいぶまったけどね」

※現在2時間経過

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 15:19:54.88 ID:xA4eHVYC0
3分後

真「はいじゃあシンクにお湯捨てて」

真美「いやその辺りでいいじゃん!」

春香「ボンってなるからびっくりしないでね」

亜美「それどころじゃすまないでしょ!」

今回最大の難関である湯切り。

クレーンにつるされた不安定なペヤングを湯切りすることはできるのか。

律子「麺が出ないようにしないとね」

春香「それじゃあお願いします」



……

まさかと思った…

目がくらんだ…

信じられなかった…

全員「「「「「…」」」」」

春香「…出ちゃったね」

亜美「どうすんのさもー!」

真美「さんざん待たせておいてさー!」

出ちゃった原因を春香はこう分析。

春香「端っこボルトで止めればよかったのかな…」

真「確かに湯切りするとき指で押さえるよね」

蓋をしっかりと閉じなかったため、隙間から麺が零れ落ちたのだ。

そこで春香が思いついたアイテムはボトル。

ボトルで四方をしっかり固定すれば隙間がなくなるはずと踏んだ。

そして…

春香「実はこんなこともあろうかと思って、もう1回分用意してあります!」

AS「「「イエーイ!」」」

亜美真美「「…」」

巨大ペヤング制作はパート2に突入!

今度は失敗は許されない!

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/22(火) 15:33:10.04 ID:xA4eHVYC0
これ以上2人を待たせるわけにはいかないと、先ほどの3倍以上のペースで作業する春香達。

そして運命の湯切りの場面へ。

今度は四方をしっかりとボルトで固定。

もう出ちゃったはみたくない!

アイドル達の祈りは届くのか!?

亜美「ほんと頼むよもう」

春香「それでは湯切りお願いします!」

ジャー!

真「出てないよ麺が!」

響「これはいったんじゃないか!」

最大の難関、湯切り、ついに成功!

アイドル達「「「やったー!!!」」」

湯切りを終えたペヤングにソース、ふりかけをかけながらまぜていき、ついに…

春香「巨大ペヤング完成しました!」

アイドル達「「「「イエーイ!」」」」

ついに巨大ペヤング完成!

春香「じゃあ私が2人の分よそってあげるから」つペヤング容器(通常サイズ)

春香「はいどうぞ」

亜美「いやこれだったら普通でよかったじゃん」

真「早く食べてよ」

真美「わかったよ」

ズルズル

春香「どう?」

亜美真美「「おいしいです!」」

アイドル達「「「「やったー!」」」」

その後巨大ペヤングはアイドル達、そしてスタッフ全員にいきわたり、余った分はシアター組にふるまわれたのであった。

終わり