12: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 10:56:52.445 ID:F3ZsLWTXa.net
サザエ「カツオ・・・あんたそれ本気で言ってるの?」
カツオ「本気だよ姉さん、僕ノートは嫌なんだ」
サザエ「誰のおかげでこんな生活が出来てると思ってるの?」
サザエ「新しくメインスポンサーになってくれた日産のおかげでしょ!?」
カツオ「本気だよ姉さん、僕ノートは嫌なんだ」
サザエ「誰のおかげでこんな生活が出来てると思ってるの?」
サザエ「新しくメインスポンサーになってくれた日産のおかげでしょ!?」
14: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 10:59:33.719 ID:F3ZsLWTXa.net
カツオ「それはわかってるけど僕もう嫌なんだよ・・・」
カツオ「東芝がスポンサーを降りた途端、テレビや冷蔵庫も没収されるし・・・」
カツオ「メインスポンサーに依存してばかりいたらロクなことにならないよ」
カツオ「東芝がスポンサーを降りた途端、テレビや冷蔵庫も没収されるし・・・」
カツオ「メインスポンサーに依存してばかりいたらロクなことにならないよ」
15: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:03:13.062 ID:F3ZsLWTXa.net
波平「左様」
波平「カツオの言う通りだ」
サザエ「父さん・・・」
波平「日産も検査資格を持っていない連中が検査に携わっていたり、何かと不祥事が多い」
波平「決して安心はできん」
波平「カツオの言う通りだ」
サザエ「父さん・・・」
波平「日産も検査資格を持っていない連中が検査に携わっていたり、何かと不祥事が多い」
波平「決して安心はできん」
16: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:07:26.064 ID:F3ZsLWTXa.net
カツオ「父さんならわかってくれると思ったよ」
カツオ「姉さん、もう僕の好きなようにやらせてもらうからね」
居間を出て行くカツオ
サザエ「ちょっと待ちなさい、カツオ・・・」
波平「放っておいてあげなさいサザエ」
サザエ「・・・」
カツオ「姉さん、もう僕の好きなようにやらせてもらうからね」
居間を出て行くカツオ
サザエ「ちょっと待ちなさい、カツオ・・・」
波平「放っておいてあげなさいサザエ」
サザエ「・・・」
17: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:11:04.796 ID:F3ZsLWTXa.net
その日の夜
マスオ「いやあ、アマゾンがスポンサーになってくれたおかげで気兼ねなく買い物ができるよー」
サザエ「あなた、またこんなにたくさん買い込んで・・・」
サザエ「もう家中アマゾンのダンボールだらけよ」
マスオ「いいじゃないかあ、サザエ」
マスオ「アマゾン経由だとタダで買い物が出来るんだからサザエもどんどん使ったほうがいいよ」
マスオ「いやあ、アマゾンがスポンサーになってくれたおかげで気兼ねなく買い物ができるよー」
サザエ「あなた、またこんなにたくさん買い込んで・・・」
サザエ「もう家中アマゾンのダンボールだらけよ」
マスオ「いいじゃないかあ、サザエ」
マスオ「アマゾン経由だとタダで買い物が出来るんだからサザエもどんどん使ったほうがいいよ」
19: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:16:31.143 ID:F3ZsLWTXa.net
マスオ「これなんか見てくれよ、すごいだろう?」
サザエ「なあにそれ?」
マスオ「全自動うずら卵割り機さ」
マスオ「こうやって卵をセットして・・・ボタンを押すと・・・」
ウィーン
パカ!
卵が綺麗に割れ黄身が受け皿に落ちる
マスオ「すごいだろう?」
マスオ「これがあればもう卵割りに失敗することはないよ!」
マスオ「よし、もう一回だ」
・・・
サザエ「呆れた・・・」
サザエ「なあにそれ?」
マスオ「全自動うずら卵割り機さ」
マスオ「こうやって卵をセットして・・・ボタンを押すと・・・」
ウィーン
パカ!
卵が綺麗に割れ黄身が受け皿に落ちる
マスオ「すごいだろう?」
マスオ「これがあればもう卵割りに失敗することはないよ!」
マスオ「よし、もう一回だ」
・・・
サザエ「呆れた・・・」
20: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:20:39.961 ID:F3ZsLWTXa.net
その頃、カツオとワカメの部屋
カツオはパソコンをいじっている
ワカメ「ねえ、お兄ちゃん何してるの?」
カツオ「ネットで買い物をしてるんだよ」
ワカメ「アマゾンで?」
カツオ「・・・」
ワカメ「お兄ちゃん、あれほど新しいスポンサー企業のことを嫌ってたのにもう使ってるの?」
カツオ「・・・違うよ」
カツオ「楽天市場だよ」
カツオはパソコンをいじっている
ワカメ「ねえ、お兄ちゃん何してるの?」
カツオ「ネットで買い物をしてるんだよ」
ワカメ「アマゾンで?」
カツオ「・・・」
ワカメ「お兄ちゃん、あれほど新しいスポンサー企業のことを嫌ってたのにもう使ってるの?」
カツオ「・・・違うよ」
カツオ「楽天市場だよ」
23: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:25:25.968 ID:F3ZsLWTXa.net
ワカメ「アマゾンで買えば全部タダなのにどうして楽天市場なの?」
カツオ「別にいいじゃないか・・・」
ワカメ「ねえ、おにいちゃん」
ワカメ「いつまでも意地張ってないでもう少し素直になったら?」
カツオ「・・・」
ワカメ「私たちがこんな生活できるのもスポンサー企業のおかげしゃない!?」
カツオ「別にいいじゃないか・・・」
ワカメ「ねえ、おにいちゃん」
ワカメ「いつまでも意地張ってないでもう少し素直になったら?」
カツオ「・・・」
ワカメ「私たちがこんな生活できるのもスポンサー企業のおかげしゃない!?」
24: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:30:00.998 ID:F3ZsLWTXa.net
ドンッ!!!
机を叩いて立ち上がるカツオ
カツオ「ワカメ、君まで姉さんと同じことを言うのか!?」
ワカメ「急にどうしたのよお兄ちゃん・・・」
カツオ「君も見ただろ・・・」
カツオ「東芝がスポンサーから降りてすぐうちに家電の回収に来たのを・・・」
カツオ「思い出が詰まったテレビ、冷蔵庫、洗濯機、全部持っていかれた」
ワカメ「・・・」
机を叩いて立ち上がるカツオ
カツオ「ワカメ、君まで姉さんと同じことを言うのか!?」
ワカメ「急にどうしたのよお兄ちゃん・・・」
カツオ「君も見ただろ・・・」
カツオ「東芝がスポンサーから降りてすぐうちに家電の回収に来たのを・・・」
カツオ「思い出が詰まったテレビ、冷蔵庫、洗濯機、全部持っていかれた」
ワカメ「・・・」
26: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:33:49.679 ID:F3ZsLWTXa.net
カツオ「この家だけじゃない」
カツオ「伊佐坂先生やノリスケおじさんの家の家電も全部回収された・・・」
カツオ「スポンサーなんてそんなものなんだって僕は思った」
カツオ「所詮僕たちは良いように宣伝の道具に使われただけなんだ・・・」
涙を流すカツオ
カツオ「僕は・・・悔しい・・・」
・・・
ワカメ「おにいちゃん・・・」
カツオ「伊佐坂先生やノリスケおじさんの家の家電も全部回収された・・・」
カツオ「スポンサーなんてそんなものなんだって僕は思った」
カツオ「所詮僕たちは良いように宣伝の道具に使われただけなんだ・・・」
涙を流すカツオ
カツオ「僕は・・・悔しい・・・」
・・・
ワカメ「おにいちゃん・・・」
28: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:39:45.797 ID:JRyu9/Hea.net
カツオ「僕はスポンサーに頼らず自分の力で生きていきたいんだ」
カツオ「ごめんよワカメ、急に声を荒げたりして」
ワカメ「私のほうこそ、おにいちゃんの気持ちも考えずに・・・悪かったわ・・・」
カツオ「ごめんよワカメ、急に声を荒げたりして」
ワカメ「私のほうこそ、おにいちゃんの気持ちも考えずに・・・悪かったわ・・・」
29: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:46:00.794 ID:adix3HQua.net
翌日
外を歩くサザエとタラオ
タラオ「ママー、どこいくですか?」
サザエ「西松屋よ」
タラオ「にしまつやってなんですか?」
サザエ「子供用のお洋服が売ってるお店よ」
サザエ「これからタラちゃんの服を買いに行くのよ」
タラオ「わーい、にしまつや楽しみですぅー!」
外を歩くサザエとタラオ
タラオ「ママー、どこいくですか?」
サザエ「西松屋よ」
タラオ「にしまつやってなんですか?」
サザエ「子供用のお洋服が売ってるお店よ」
サザエ「これからタラちゃんの服を買いに行くのよ」
タラオ「わーい、にしまつや楽しみですぅー!」
30: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 11:51:37.108 ID:adix3HQua.net
・・・
タイコ「あらっ、サザエさん」
サザエ「あらタイコさん、お出かけ?」
タイコ「ええ、近くに西松屋が出来たのでイクラの服を買いに行くところなんです」
イクラ「バーブー」
サザエ「私たちもちょうど西松屋に行くところなのよ」
サザエ「一緒に行きましょう」
タイコ「ええ、そうしましょう」
タラオ「わーい、イクラちゃんも一緒ににしまつやですぅー」
イクラ「ハーイ、ハーイ」
タイコ「あらっ、サザエさん」
サザエ「あらタイコさん、お出かけ?」
タイコ「ええ、近くに西松屋が出来たのでイクラの服を買いに行くところなんです」
イクラ「バーブー」
サザエ「私たちもちょうど西松屋に行くところなのよ」
サザエ「一緒に行きましょう」
タイコ「ええ、そうしましょう」
タラオ「わーい、イクラちゃんも一緒ににしまつやですぅー」
イクラ「ハーイ、ハーイ」
31: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:00:03.363 ID:adix3HQua.net
その頃
カツオの小学校
中島「なあ磯野、いいのか?」
中島「せっかく日産やアマゾンがスポンサーになったのにそれを使わなきゃ勿体ないだろ?」
カツオ「・・・」
中島「うちのおじいちゃんなんて新車のスカイラインを買ってバンバン乗り回してるよ」
中島「僕だってアマゾンでたくさん買い物させてもらったしな」
中島「磯野ももっと・・・」
カツオ「いいんだ、僕は・・・」
カツオ「中島は好きなだけ買い物をすればいいさ」
スタスタ・・・
その場を立ち去るカツオ
中島「・・・磯野」
カツオの小学校
中島「なあ磯野、いいのか?」
中島「せっかく日産やアマゾンがスポンサーになったのにそれを使わなきゃ勿体ないだろ?」
カツオ「・・・」
中島「うちのおじいちゃんなんて新車のスカイラインを買ってバンバン乗り回してるよ」
中島「僕だってアマゾンでたくさん買い物させてもらったしな」
中島「磯野ももっと・・・」
カツオ「いいんだ、僕は・・・」
カツオ「中島は好きなだけ買い物をすればいいさ」
スタスタ・・・
その場を立ち去るカツオ
中島「・・・磯野」
32: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:04:43.944 ID:adix3HQua.net
夕方
磯野家
サブ「ちゃー、三河屋ですー」
サザエ「あら、サブちゃんご苦労様」
サザエ「今日は随分と遅かったわね」
サブ「すみません、今日から配達件数が増えたものですから道を覚えるのに手間取ってしまって・・・」
サザエ「配達件数が増えたってどういうこと?」
磯野家
サブ「ちゃー、三河屋ですー」
サザエ「あら、サブちゃんご苦労様」
サザエ「今日は随分と遅かったわね」
サブ「すみません、今日から配達件数が増えたものですから道を覚えるのに手間取ってしまって・・・」
サザエ「配達件数が増えたってどういうこと?」
33: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:12:26.488 ID:adix3HQua.net
サブ「今日から日産のNV350キャラバンを使って配達することになったんですよ」
サブ「配達地域を広げたので回るところが増えたんです」
サザエ「なんだ、そういうことだったの」
サブ「今日一日で配達ルートは覚えたので明日はいつも通りの時間に来られると思います」
サザエ「ありがたい話よね、私も今日西松屋でタラちゃんの服を沢山買い込んで来たのよ」
サザエ「スポンサー企業のおかげで本当に良い思いをさせてもらってもらってるわ」
サブ「配達地域を広げたので回るところが増えたんです」
サザエ「なんだ、そういうことだったの」
サブ「今日一日で配達ルートは覚えたので明日はいつも通りの時間に来られると思います」
サザエ「ありがたい話よね、私も今日西松屋でタラちゃんの服を沢山買い込んで来たのよ」
サザエ「スポンサー企業のおかげで本当に良い思いをさせてもらってもらってるわ」
34: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:14:49.598 ID:adix3HQua.net
サブ「ええ、うちとしても嬉しい限りです」
サブ「ただカツオくんはあまり良く思っていないみたいですね・・・」
サザエ「ええ、あの子は頑固なところがあるから・・・」
サザエ「まあ、きっとすぐに慣れるはずよ」
サブ「ただカツオくんはあまり良く思っていないみたいですね・・・」
サザエ「ええ、あの子は頑固なところがあるから・・・」
サザエ「まあ、きっとすぐに慣れるはずよ」
35: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:19:44.763 ID:adix3HQua.net
その夜
磯野家の前に止まる一台の車
運転席から波平が降りてくる
ガラガラ
・・・
波平「ただいま」
フネ「おかえりなさいお父さん」
フネ「今外で車の音がしましたけど」
波平「ああ、車を買ってきたんだ」
磯野家の前に止まる一台の車
運転席から波平が降りてくる
ガラガラ
・・・
波平「ただいま」
フネ「おかえりなさいお父さん」
フネ「今外で車の音がしましたけど」
波平「ああ、車を買ってきたんだ」
37: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:23:46.011 ID:adix3HQua.net
フネ「そんな急に車だなんて・・・」
波平「いや、すまん」
波平「母さんにも相談しようと思ったんだがな」
フネ「でも日産の車なら無料で買えますからね」
波平「いや、その・・・」
波平「買ったのはプリウスなんだ」
波平「いや、すまん」
波平「母さんにも相談しようと思ったんだがな」
フネ「でも日産の車なら無料で買えますからね」
波平「いや、その・・・」
波平「買ったのはプリウスなんだ」
40: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:29:11.603 ID:adix3HQua.net
フネ「プリウスって・・・トヨタの車じゃありませんか!?」
フネ「せっかく日産がスポンサーに付いてくださったのにどうしてそんな・・・」
波平「たしかに日産には感謝しておる」
波平「でもな、母さん」
波平「ワシは日産がスポンサーに付く前からこのプリウスを買うと決めておったんだ」
波平「自分が稼いだお金で本当に欲しいものを買う・・・」
波平「それが一番の喜びだとワシは思う」
フネ「せっかく日産がスポンサーに付いてくださったのにどうしてそんな・・・」
波平「たしかに日産には感謝しておる」
波平「でもな、母さん」
波平「ワシは日産がスポンサーに付く前からこのプリウスを買うと決めておったんだ」
波平「自分が稼いだお金で本当に欲しいものを買う・・・」
波平「それが一番の喜びだとワシは思う」
41: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:35:46.578 ID:adix3HQua.net
フネ「お父さん・・・」
波平「良いものがどれだけ無料で手に入ろうともな」
波平「それが本当に欲しいものでなければそこに喜びや愛着は生まれん」
波平「スポンサー企業に媚びるのはどうもワシの性に合わなくてな」
波平「このプリウスもローンを組んでやっと買ったものだがこの先も母さんや子供達に不自由はさせん」
フネ「・・・」
波平「ワシのわがままを許してくれ」
波平「良いものがどれだけ無料で手に入ろうともな」
波平「それが本当に欲しいものでなければそこに喜びや愛着は生まれん」
波平「スポンサー企業に媚びるのはどうもワシの性に合わなくてな」
波平「このプリウスもローンを組んでやっと買ったものだがこの先も母さんや子供達に不自由はさせん」
フネ「・・・」
波平「ワシのわがままを許してくれ」
43: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:43:19.233 ID:adix3HQua.net
翌日
サザエ「母さん、大変よ!」
フネ「どうしたんだい?そんなに慌てて」
サザエ「今ダイワハウスから電話があってこの家を無料で建て直してくれるんですって!」
フネ「本当かい!?」
サザエ「ええ、それに私たちが希望する間取りにしてくれるらしいわ」
サザエ「本当に今からワクワクするわ」
フネ「私も嬉しいけど、お父さん達がなんて言うか・・・」
サザエ「母さん、大変よ!」
フネ「どうしたんだい?そんなに慌てて」
サザエ「今ダイワハウスから電話があってこの家を無料で建て直してくれるんですって!」
フネ「本当かい!?」
サザエ「ええ、それに私たちが希望する間取りにしてくれるらしいわ」
サザエ「本当に今からワクワクするわ」
フネ「私も嬉しいけど、お父さん達がなんて言うか・・・」
45: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:48:24.074 ID:adix3HQua.net
サザエ「さすがに父さんやカツオも家を無料で建て直せるといえば喜ぶはずよ」
サザエ「こんなチャンスもう二度とないわ」
サザエ「二階だって作れるし、部屋も増えてキッチンやお風呂も最高のものに変えてもらえるのよ」
サザエ「父さん達だって絶対悪い気はしないわ」
フネ「そうだといいんだけどねえ・・・」
サザエ「こんなチャンスもう二度とないわ」
サザエ「二階だって作れるし、部屋も増えてキッチンやお風呂も最高のものに変えてもらえるのよ」
サザエ「父さん達だって絶対悪い気はしないわ」
フネ「そうだといいんだけどねえ・・・」
47: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 12:54:04.411 ID:adix3HQua.net
その夜
波平「ワシは反対だ」
カツオ「僕も嫌だよ」
・・・
サザエ「どうして!?無料で家が建て直せるのよ!」
サザエ「カツオ、あんた自分の一人部屋が欲しくないの!?」
・・・
カツオ「欲しいよ・・・でも・・・」
サザエ「だったら」
ワカメ「私も反対!!」
サザエ「ワカメまで・・・」
タラオ「僕も反対ですぅ」
サザエ「タラちゃん・・・」
波平「ワシは反対だ」
カツオ「僕も嫌だよ」
・・・
サザエ「どうして!?無料で家が建て直せるのよ!」
サザエ「カツオ、あんた自分の一人部屋が欲しくないの!?」
・・・
カツオ「欲しいよ・・・でも・・・」
サザエ「だったら」
ワカメ「私も反対!!」
サザエ「ワカメまで・・・」
タラオ「僕も反対ですぅ」
サザエ「タラちゃん・・・」
50: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 13:04:21.374 ID:adix3HQua.net
・・・
カツオ「思い出がたくさん詰まったこの家を取り壊すだなんて僕は嫌だよ・・・」
カツオ「もうこれ以上大事なものを失くしたくない・・・」
・・・
カツオ「この場所で食卓を囲って家族全員でたわいもない話をしたりさ・・・」
カツオ「とにかく僕はこの家が大好きなんだ」
・・・
サザエ「カツオ・・・」
カツオ「思い出がたくさん詰まったこの家を取り壊すだなんて僕は嫌だよ・・・」
カツオ「もうこれ以上大事なものを失くしたくない・・・」
・・・
カツオ「この場所で食卓を囲って家族全員でたわいもない話をしたりさ・・・」
カツオ「とにかく僕はこの家が大好きなんだ」
・・・
サザエ「カツオ・・・」
52: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 13:12:00.929 ID:adix3HQua.net
波平「ワシも同じじゃカツオ」
波平「なんだかんだこの家には長い間世話になっとる」
波平「建ててからずいぶんと時間は経ったがこの家はまだまだ元気じゃ」
波平「これからも役目を全うしてもらわんとな」
波平「ワシはカツオの気持ち、わかるぞ」
・・・
ワカメ「私もお兄ちゃんとお父さんに賛成!」
タラオ「ぼくもですぅー!」
タマ「ニャーン!」
波平「なんだかんだこの家には長い間世話になっとる」
波平「建ててからずいぶんと時間は経ったがこの家はまだまだ元気じゃ」
波平「これからも役目を全うしてもらわんとな」
波平「ワシはカツオの気持ち、わかるぞ」
・・・
ワカメ「私もお兄ちゃんとお父さんに賛成!」
タラオ「ぼくもですぅー!」
タマ「ニャーン!」
54: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 13:17:24.897 ID:adix3HQua.net
フネ「私もお父さんに賛成ですよ」
マスオ「サザエの気持ちもわかるけど僕もやっぱりこの家が好きだなあ」
サザエ「・・・」
サザエ「そうね・・・私どうかしてたわ」
サザエ「無料で建て直せるっていう言葉につられて大事なことを忘れてた」
サザエ「この家は・・・磯野家の象徴みたいなものですからね」
サザエ「わかった」
サザエ「明日ダイワハウスに断りの電話を入れておくわ」
マスオ「サザエの気持ちもわかるけど僕もやっぱりこの家が好きだなあ」
サザエ「・・・」
サザエ「そうね・・・私どうかしてたわ」
サザエ「無料で建て直せるっていう言葉につられて大事なことを忘れてた」
サザエ「この家は・・・磯野家の象徴みたいなものですからね」
サザエ「わかった」
サザエ「明日ダイワハウスに断りの電話を入れておくわ」
56: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 13:19:39.344 ID:adix3HQua.net
カツオ「姉さん・・・ありがとう」
ワカメ「じゃあこれからもこの家に住めるのね!」
タラオ「わーいですぅ!!」
波平「左様」
ワカメ「じゃあこれからもこの家に住めるのね!」
タラオ「わーいですぅ!!」
波平「左様」
58: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 13:22:57.091 ID:adix3HQua.net
翌日
ボディが凹んだプリウスを見て落胆する波平
波平「ワシの・・・」
波平「ワシのプリウスが・・・」
波平「この凹みは・・・ちょうど野球ボールくらいの大きさ」
波平「まさか・・・」
ボディが凹んだプリウスを見て落胆する波平
波平「ワシの・・・」
波平「ワシのプリウスが・・・」
波平「この凹みは・・・ちょうど野球ボールくらいの大きさ」
波平「まさか・・・」
61: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/01(木) 13:31:46.511 ID:adix3HQua.net
・・・
波平「どういうことだカツオ、説明しなさい」
カツオ「違うんだ、あれは中島が投げたボールで・・・」
波平「言い訳をするんじゃない!!」
カツオ「ひいぃ・・・」
・・・
カツオ「でもお父さん、しばらく車の運転してなかったんだし僕がこんなことしなくてもそのうちどこかにぶつけてたんじゃないの?」
波平「なに・・・」
カツオ「それにあの車ローンを組んでまで買うようなものじゃないと思うよ」
波平「・・・」
波平「バッカモーーーーン!!!」
完
波平「どういうことだカツオ、説明しなさい」
カツオ「違うんだ、あれは中島が投げたボールで・・・」
波平「言い訳をするんじゃない!!」
カツオ「ひいぃ・・・」
・・・
カツオ「でもお父さん、しばらく車の運転してなかったんだし僕がこんなことしなくてもそのうちどこかにぶつけてたんじゃないの?」
波平「なに・・・」
カツオ「それにあの車ローンを組んでまで買うようなものじゃないと思うよ」
波平「・・・」
波平「バッカモーーーーン!!!」
完
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