1: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:29:40.20 ID:23qHAU/n0
①:櫻子「ぐーぐー」Zzzz 向日葵「またこの子は……」
向日葵「遊びに来たと思ったらすぐに寝てしまって……」
櫻子「ぐーぐー」
向日葵「まったくこの子ったら……」
櫻子「ぐーぐー」
向日葵「……」
櫻子「ぐーぐー」
向日葵(いつもギャーギャーうるさい癖に寝ている時は静かなのね)
櫻子「……」
向日葵(ふふっ)
櫻子「……」
向日葵(いつもは表情豊かなくせに寝ている時だけは穏やかな顔)
櫻子「……」
向日葵(こうして見てみると……やっぱり、櫻子も大人になっていきますのね)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497608979
向日葵「遊びに来たと思ったらすぐに寝てしまって……」
櫻子「ぐーぐー」
向日葵「まったくこの子ったら……」
櫻子「ぐーぐー」
向日葵「……」
櫻子「ぐーぐー」
向日葵(いつもギャーギャーうるさい癖に寝ている時は静かなのね)
櫻子「……」
向日葵(ふふっ)
櫻子「……」
向日葵(いつもは表情豊かなくせに寝ている時だけは穏やかな顔)
櫻子「……」
向日葵(こうして見てみると……やっぱり、櫻子も大人になっていきますのね)
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引用元: ・向日葵「さくひま、ひまさく短篇集」櫻子「キス!」
ゆるゆり 10thあにば~さり~ 日めくりカレンダー♪ ~そして11thへ~(仮)
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一迅社 (2018-05-18)
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2: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:33:52.32 ID:23qHAU/n0
向日葵(本当に綺麗----)
向日葵(髪はふわふわで気持ちよさそうですわ。肌は穢れを知らない雪みたいに綺麗。そして、くちびるは----)
向日葵「……」
櫻子「……」
向日葵「……」
櫻子「……」
向日葵「櫻子……起きてますわね? 顔真っ赤ですわよ」
櫻子「っ!」
櫻子「ちげーし! 向日葵が顔を近づけてきたから、て、てっきりキスしてくるのかなーって!」
向日葵「なっなななななな!? そんな事するわけないでしょう!」
櫻子「じゃあ、なんで顔を近づけてきたんだよ! 私が寝ている間に何をしようとしたの!?」
向日葵「違いますわ! そ、その、ただ、綺麗だなーって思っただけで!」
櫻子「き、きききききれい!!!?」
向日葵「ち、違いますのよ! これはちょっと勘違いが! そう櫻子の背後にあった床が綺麗だなーと思っただけで!」
ちなつ「あーーーっ! もう!」
向日葵「吉川さん!?」
櫻子「いたの!?」
ちなつ「そこはキスしなさいよ! タイトルでも『キス!』ってあるでしょ!」
向日葵・櫻子「なっ//」
あかり「え、えーと、とりあえず」
あかり「さくひま、ひまさく短篇集、はっじまるよ~」
① 終わり
向日葵(髪はふわふわで気持ちよさそうですわ。肌は穢れを知らない雪みたいに綺麗。そして、くちびるは----)
向日葵「……」
櫻子「……」
向日葵「……」
櫻子「……」
向日葵「櫻子……起きてますわね? 顔真っ赤ですわよ」
櫻子「っ!」
櫻子「ちげーし! 向日葵が顔を近づけてきたから、て、てっきりキスしてくるのかなーって!」
向日葵「なっなななななな!? そんな事するわけないでしょう!」
櫻子「じゃあ、なんで顔を近づけてきたんだよ! 私が寝ている間に何をしようとしたの!?」
向日葵「違いますわ! そ、その、ただ、綺麗だなーって思っただけで!」
櫻子「き、きききききれい!!!?」
向日葵「ち、違いますのよ! これはちょっと勘違いが! そう櫻子の背後にあった床が綺麗だなーと思っただけで!」
ちなつ「あーーーっ! もう!」
向日葵「吉川さん!?」
櫻子「いたの!?」
ちなつ「そこはキスしなさいよ! タイトルでも『キス!』ってあるでしょ!」
向日葵・櫻子「なっ//」
あかり「え、えーと、とりあえず」
あかり「さくひま、ひまさく短篇集、はっじまるよ~」
① 終わり
3: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:34:52.58 ID:23qHAU/n0
②:向日葵「赤ちゃんってどうやったらできるのかしら?」櫻子「へ?」
向日葵「杉浦先輩に聞いたら、キスをしたらできるって言ってましたわ。ちなみに櫻子。よく姉妹でおやすみのチューをやってると言ってましたが……。ね、ねぇ、その……お腹が少し大きくなったりしていないわよね?」
櫻子「できるわけねーだろ。もし、キスでできるんだったら、キス魔の池田先輩とか沢山できてるでしょ?」
向日葵「そういわれると……確かにそうですわよね。ホッとしましたわ」
櫻子「え?」
向日葵「あっ、いえ、では、どうやって赤ちゃんってできるのかしら?」
櫻子「……」
櫻子(だって----)
櫻子(キスで子供ができるんだったら、もうとっくに子供できてるし……)
向日葵「うーん、でも杉浦先輩はキスだと言ってましたし……」
櫻子(そもそも向日葵がダメなんだ。私の家でお泊り会とか……)
櫻子(あんな近くで寝ていて我慢できるわけないじゃん)
櫻子(私と同じベッドで真横で……あんな綺麗な顔で気持ちよさそうに寝息たてやがって……)
櫻子(近いから寝息が私に当たるんだよ!)
櫻子(だから、私は……ただ口を……唇を塞ぎたくて……)
櫻子(……)
向日葵「櫻子?」
櫻子「ひゃい!?」
向日葵「ど、どうしましたの? 顔が真っ赤ですわよ? あっ、風邪を引いたのね? まったくいつもあれだけ----」
櫻子「ちげーーーし!」
向日葵「じゃあ、なんで赤いの?」
櫻子「べ、別に癖になって何回もやってなんか!」
向日葵「え?」
櫻子「っ~~~~~~~~~~~~~!!!」
「な、なに、一人でテンパってますの!?」
「だから、ちがうのーーーーーっ!!」
② 終わり
向日葵「杉浦先輩に聞いたら、キスをしたらできるって言ってましたわ。ちなみに櫻子。よく姉妹でおやすみのチューをやってると言ってましたが……。ね、ねぇ、その……お腹が少し大きくなったりしていないわよね?」
櫻子「できるわけねーだろ。もし、キスでできるんだったら、キス魔の池田先輩とか沢山できてるでしょ?」
向日葵「そういわれると……確かにそうですわよね。ホッとしましたわ」
櫻子「え?」
向日葵「あっ、いえ、では、どうやって赤ちゃんってできるのかしら?」
櫻子「……」
櫻子(だって----)
櫻子(キスで子供ができるんだったら、もうとっくに子供できてるし……)
向日葵「うーん、でも杉浦先輩はキスだと言ってましたし……」
櫻子(そもそも向日葵がダメなんだ。私の家でお泊り会とか……)
櫻子(あんな近くで寝ていて我慢できるわけないじゃん)
櫻子(私と同じベッドで真横で……あんな綺麗な顔で気持ちよさそうに寝息たてやがって……)
櫻子(近いから寝息が私に当たるんだよ!)
櫻子(だから、私は……ただ口を……唇を塞ぎたくて……)
櫻子(……)
向日葵「櫻子?」
櫻子「ひゃい!?」
向日葵「ど、どうしましたの? 顔が真っ赤ですわよ? あっ、風邪を引いたのね? まったくいつもあれだけ----」
櫻子「ちげーーーし!」
向日葵「じゃあ、なんで赤いの?」
櫻子「べ、別に癖になって何回もやってなんか!」
向日葵「え?」
櫻子「っ~~~~~~~~~~~~~!!!」
「な、なに、一人でテンパってますの!?」
「だから、ちがうのーーーーーっ!!」
② 終わり
4: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:35:19.85 ID:23qHAU/n0
③:綾乃「え!?子供の作り方!?」向日葵「はい」
綾乃「そ、その……//」
向日葵「……」ドキドキ
綾乃(これは後輩からの相談。相談よ。ちょっと恥ずかしいけど、ちゃんと答えてあげないと。そうよ! 私は生徒会副会長! 可愛い後輩にちゃんと教えてあげないと、何か間違いがあってからでは遅いのよ!)
綾乃「キスだと思うわ!」
向日葵「き、キスですか」
綾乃「ええ、キスよ」
向日葵「……」
綾乃「……」
向日葵「……」
向日葵(や、ヤバいですわ……)
向日葵(この前、勉強に来た櫻子がうたた寝……いえ、ぐっすり寝ている時に一度だけ…………)
向日葵(ど、どどどどどどどどうしましょう!!!?)
向日葵(私、櫻子と赤ちゃんを養う経済力なんか……)
向日葵(……)
向日葵(櫻子との赤ちゃん……ふふっ、きっと生意気だけど可愛いんでしょうね)
綾乃「そ、その……//」
向日葵「……」ドキドキ
綾乃(これは後輩からの相談。相談よ。ちょっと恥ずかしいけど、ちゃんと答えてあげないと。そうよ! 私は生徒会副会長! 可愛い後輩にちゃんと教えてあげないと、何か間違いがあってからでは遅いのよ!)
綾乃「キスだと思うわ!」
向日葵「き、キスですか」
綾乃「ええ、キスよ」
向日葵「……」
綾乃「……」
向日葵「……」
向日葵(や、ヤバいですわ……)
向日葵(この前、勉強に来た櫻子がうたた寝……いえ、ぐっすり寝ている時に一度だけ…………)
向日葵(ど、どどどどどどどどうしましょう!!!?)
向日葵(私、櫻子と赤ちゃんを養う経済力なんか……)
向日葵(……)
向日葵(櫻子との赤ちゃん……ふふっ、きっと生意気だけど可愛いんでしょうね)
5: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:35:50.54 ID:23qHAU/n0
向日葵(ち、違います! 今はその妄想をしている時間じゃないですわ!)
向日葵(そう! 櫻子が悪いんですわ!)
向日葵(あんな可愛い寝息を立てて、目の前で寝られてたら、キスぐらいしちゃいますわ!)
向日葵(だから、全部櫻子のせいですわ!)
向日葵(そうね、まずは櫻子に養ってもらって、私は家事を……)
向日葵(ち、違います! 今はそんな夢のような生活は置いておいて)
綾乃「ふ、古谷さん?」
向日葵「ひゃいっ!?」
綾乃「ど、どうかしたの?」
向日葵「あっ、いえ、その……。あっ、その、ありがとうございました!」
綾乃「べ、別にいいの。でも、間違いがないようにね?」
向日葵「はい!」
向日葵(よく考えたら、私の中に赤ちゃんがいる気配はないですわ)
向日葵(ということは……櫻子のお腹の中に赤ちゃんが!?)
向日葵(これは確認の必要がありますわね……)
綾乃(ふぅ、ちゃんと言えてよかったわ)
千歳(うふふ。綾乃ちゃん可愛ええなー)
②のSSに続く
③ 終わり
向日葵(そう! 櫻子が悪いんですわ!)
向日葵(あんな可愛い寝息を立てて、目の前で寝られてたら、キスぐらいしちゃいますわ!)
向日葵(だから、全部櫻子のせいですわ!)
向日葵(そうね、まずは櫻子に養ってもらって、私は家事を……)
向日葵(ち、違います! 今はそんな夢のような生活は置いておいて)
綾乃「ふ、古谷さん?」
向日葵「ひゃいっ!?」
綾乃「ど、どうかしたの?」
向日葵「あっ、いえ、その……。あっ、その、ありがとうございました!」
綾乃「べ、別にいいの。でも、間違いがないようにね?」
向日葵「はい!」
向日葵(よく考えたら、私の中に赤ちゃんがいる気配はないですわ)
向日葵(ということは……櫻子のお腹の中に赤ちゃんが!?)
向日葵(これは確認の必要がありますわね……)
綾乃(ふぅ、ちゃんと言えてよかったわ)
千歳(うふふ。綾乃ちゃん可愛ええなー)
②のSSに続く
③ 終わり
6: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:36:32.02 ID:23qHAU/n0
④:向日葵「きゃっ」櫻子「!?」
千歳「あーっ! 古谷さんが転んだ拍子に櫻子ちゃんを押し倒して、そのままキスしとるー!」
向日葵・櫻子「っ~~~~~//」
ちなつ「二人とも大丈夫!?」
向日葵・櫻子「……」
ちなつ「って、いつまでキスしてるの!?」
向日葵「ち、違います! これは櫻子が気持ちよさそうにしてるから!」
櫻子「ち、ちげーし! これは向日葵が手を離してくれなくて!」
綾乃「∵」
④ 終わり
千歳「あーっ! 古谷さんが転んだ拍子に櫻子ちゃんを押し倒して、そのままキスしとるー!」
向日葵・櫻子「っ~~~~~//」
ちなつ「二人とも大丈夫!?」
向日葵・櫻子「……」
ちなつ「って、いつまでキスしてるの!?」
向日葵「ち、違います! これは櫻子が気持ちよさそうにしてるから!」
櫻子「ち、ちげーし! これは向日葵が手を離してくれなくて!」
綾乃「∵」
④ 終わり
7: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:37:35.18 ID:23qHAU/n0
⑤:京子「4番は3番にキス~」
ちなつ「えーと、誰?」
櫻子「はいはーい。私3番~」
向日葵「……4番ですわ」
櫻子「げっ、向日葵かよ……」
向日葵「『げっ』ってなによ! それはこっちのセリフですわ!」
櫻子「なんだと!?」
ちなつ「はいはい、どうでもいいから早くやってねー」
向日葵「……」
櫻子「……」
向日葵「じゃあ、行きますわよ」
櫻子「お、おう」
向日葵(って、私何を言ってますのーーー!?)
向日葵(『じゃあ、行きますわよ』ってどこに行きますの!?)
向日葵(ち、違いますわ。本当は櫻子から来てほしいのに……)
向日葵(そうですわ! よく考えたら、ほっぺにキスをすればいいんですわ! そうほっぺ! ほっぺなら!)
櫻子「……」
向日葵(無理ぃっーーーーーーーーー!!!!)
向日葵(なんで櫻子のほっぺは、そんなにぷにぷにしてますの!? そんなほっぺにキスしたらとろけて死んじゃうかもしれませんわ!)
向日葵(そ、そうですわ。場所は指定されていませんし、手の甲にキスすれば……)
櫻子「……」
ちなつ「えーと、誰?」
櫻子「はいはーい。私3番~」
向日葵「……4番ですわ」
櫻子「げっ、向日葵かよ……」
向日葵「『げっ』ってなによ! それはこっちのセリフですわ!」
櫻子「なんだと!?」
ちなつ「はいはい、どうでもいいから早くやってねー」
向日葵「……」
櫻子「……」
向日葵「じゃあ、行きますわよ」
櫻子「お、おう」
向日葵(って、私何を言ってますのーーー!?)
向日葵(『じゃあ、行きますわよ』ってどこに行きますの!?)
向日葵(ち、違いますわ。本当は櫻子から来てほしいのに……)
向日葵(そうですわ! よく考えたら、ほっぺにキスをすればいいんですわ! そうほっぺ! ほっぺなら!)
櫻子「……」
向日葵(無理ぃっーーーーーーーーー!!!!)
向日葵(なんで櫻子のほっぺは、そんなにぷにぷにしてますの!? そんなほっぺにキスしたらとろけて死んじゃうかもしれませんわ!)
向日葵(そ、そうですわ。場所は指定されていませんし、手の甲にキスすれば……)
櫻子「……」
9: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:38:04.50 ID:23qHAU/n0
向日葵(って、なんで目を閉じましたの!? え!? な、なんなんですの!? その覚悟を決めたみたいな表情は……)
櫻子「……」
向日葵(顔真っ赤で……か、かわいい……)
櫻子「……」
向日葵(そうですわ。これは王様ゲーム。王様のいう事は絶対。だから私がキスしても何も変じゃ……)
櫻子「……」
向日葵(櫻子……好き……)
櫻子「……」
向日葵(……)
向日葵「あっ、そうですわ! 今日は夕飯の買い物を頼まれていたんですの! 櫻子、帰りますわよ!」
櫻子「え?」
向日葵(やっぱり、ダメですわ。だって勿体ないですもの)
櫻子「向日葵ー。どこに行くの!?」
向日葵(だって私たちの初めてのキスは----)
向日葵(こんな所じゃなくて、ちゃんとしたところで----)
向日葵(ね? 櫻子。あなただってそう思うでしょ?)
櫻子「ちょっと待っててば! 向日葵ー!」
⑤ 終わり
櫻子「……」
向日葵(顔真っ赤で……か、かわいい……)
櫻子「……」
向日葵(そうですわ。これは王様ゲーム。王様のいう事は絶対。だから私がキスしても何も変じゃ……)
櫻子「……」
向日葵(櫻子……好き……)
櫻子「……」
向日葵(……)
向日葵「あっ、そうですわ! 今日は夕飯の買い物を頼まれていたんですの! 櫻子、帰りますわよ!」
櫻子「え?」
向日葵(やっぱり、ダメですわ。だって勿体ないですもの)
櫻子「向日葵ー。どこに行くの!?」
向日葵(だって私たちの初めてのキスは----)
向日葵(こんな所じゃなくて、ちゃんとしたところで----)
向日葵(ね? 櫻子。あなただってそう思うでしょ?)
櫻子「ちょっと待っててば! 向日葵ー!」
⑤ 終わり
10: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:38:45.88 ID:23qHAU/n0
⑥:ちなつ「わーい。結衣先輩が捨てたペットボトルー」
櫻子「でも、それ空っぽだよ?」ハテ
ちなつ「ふふふふふ。このペットボトルの口の部分を見てみて」
櫻子「え?」
ちなつ「ここにはね……。結衣先輩の唾液が一杯ついてるの!」
櫻子「へ、へぇ……」
ちなつ「あぁああああーーーー! 結衣先輩ーーーーー! 結衣先輩の味がしまーーーす」ペロ
* * *
櫻子(間接キスかー。ちなつちゃんは大人だなー)
向日葵「櫻子」
櫻子「え? なに?」
向日葵「まったく……私の話を聞いていなかったのね?」
櫻子「え?」
向日葵「はい、オレンジジュース」
櫻子「へ?」
向日葵「あなた言ってたでしょ? これを半分飲んだら私にもくれって。だから、半分残しておきましたわ」
櫻子(って、これストローじゃん!!!?)
櫻子(ということは、ストローの先端には向日葵の唾液が……)
櫻子(……)ゴクリンコ
櫻子(って、私キモっキモっキモっキモっキモ!!)
向日葵「ん? どうかしました? 顔が真っ赤ですわよ?」
櫻子「ち、ちげーし!!! べ、別に間接キスとか思ってねーし!!!!」
向日葵「えっ……あ……ぅ//」
櫻子「………………あっ」
「ちげーーーーーーしーーーーーーー!!!!!」
⑥ 終わり
櫻子「でも、それ空っぽだよ?」ハテ
ちなつ「ふふふふふ。このペットボトルの口の部分を見てみて」
櫻子「え?」
ちなつ「ここにはね……。結衣先輩の唾液が一杯ついてるの!」
櫻子「へ、へぇ……」
ちなつ「あぁああああーーーー! 結衣先輩ーーーーー! 結衣先輩の味がしまーーーす」ペロ
* * *
櫻子(間接キスかー。ちなつちゃんは大人だなー)
向日葵「櫻子」
櫻子「え? なに?」
向日葵「まったく……私の話を聞いていなかったのね?」
櫻子「え?」
向日葵「はい、オレンジジュース」
櫻子「へ?」
向日葵「あなた言ってたでしょ? これを半分飲んだら私にもくれって。だから、半分残しておきましたわ」
櫻子(って、これストローじゃん!!!?)
櫻子(ということは、ストローの先端には向日葵の唾液が……)
櫻子(……)ゴクリンコ
櫻子(って、私キモっキモっキモっキモっキモ!!)
向日葵「ん? どうかしました? 顔が真っ赤ですわよ?」
櫻子「ち、ちげーし!!! べ、別に間接キスとか思ってねーし!!!!」
向日葵「えっ……あ……ぅ//」
櫻子「………………あっ」
「ちげーーーーーーしーーーーーーー!!!!!」
⑥ 終わり
11: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:39:13.24 ID:23qHAU/n0
⑦:向日葵「櫻子の手を触ると赤くなって触らせてくれませんの」綾乃「そう」
向日葵「櫻子ともっと仲良くなりたくて手を握ったり、『好き』って呟いたりすると、櫻子が顔を真っ赤にさせて恥ずかしそうに走って逃げるんです。あぁっ、もうっ、たまりませんわ! 櫻子可愛すぎて!」
綾乃「え、えーと?」
向日葵「今の櫻子の反応も可愛いんですが、出来れば少しでも長く手を握ってたりするには、どうすればいいのかなーと思いまして」
綾乃「そんな事で私に相談しないで!」
向日葵「そんな事って、私真剣に悩んでますのに!」
綾乃「じゃあ、なんでキスはできるの!?」
櫻子「杉浦先輩! キスは別腹って知らないんですか?」ちゅっちゅちゅっちゅ
向日葵「もうっ。櫻子ったら……。杉浦先輩に相談している時くらいキスをやめてってあれほど」
櫻子「だってぇー」
綾乃「もういやーーーっ。真剣に話を聞こうとした私がバカみたいじゃない!!!」
ダダダダダ
千歳「綾乃ちゃん!? どこに行くん!? 綾乃ちゃーーーん」
⑦ 終わり
向日葵「櫻子ともっと仲良くなりたくて手を握ったり、『好き』って呟いたりすると、櫻子が顔を真っ赤にさせて恥ずかしそうに走って逃げるんです。あぁっ、もうっ、たまりませんわ! 櫻子可愛すぎて!」
綾乃「え、えーと?」
向日葵「今の櫻子の反応も可愛いんですが、出来れば少しでも長く手を握ってたりするには、どうすればいいのかなーと思いまして」
綾乃「そんな事で私に相談しないで!」
向日葵「そんな事って、私真剣に悩んでますのに!」
綾乃「じゃあ、なんでキスはできるの!?」
櫻子「杉浦先輩! キスは別腹って知らないんですか?」ちゅっちゅちゅっちゅ
向日葵「もうっ。櫻子ったら……。杉浦先輩に相談している時くらいキスをやめてってあれほど」
櫻子「だってぇー」
綾乃「もういやーーーっ。真剣に話を聞こうとした私がバカみたいじゃない!!!」
ダダダダダ
千歳「綾乃ちゃん!? どこに行くん!? 綾乃ちゃーーーん」
⑦ 終わり
12: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:39:40.37 ID:23qHAU/n0
⑧:櫻子「お小遣い全部使っちゃった……」
櫻子「というわけで、私に抱き着く1回100円。キスだったら1回1000円でどうっすか?」
綾乃「いや、どうっすか? って聞かれてもね……」
バサッ
綾乃「ん?」
櫻子「なにこれ?」
向日葵「私の通帳ですわ。100万ありますわ」
櫻子「え?」
向日葵「じゃあ、キスを100万回お願いしますわ」
櫻子「……へ?」
向日葵「では、杉浦先輩。生徒会の仕事も終わりましたし、お先します」
櫻子「む、無理! 100万回とか無理だから! やめろーーーー」
綾乃「∵」
⑧ 終わり
櫻子「というわけで、私に抱き着く1回100円。キスだったら1回1000円でどうっすか?」
綾乃「いや、どうっすか? って聞かれてもね……」
バサッ
綾乃「ん?」
櫻子「なにこれ?」
向日葵「私の通帳ですわ。100万ありますわ」
櫻子「え?」
向日葵「じゃあ、キスを100万回お願いしますわ」
櫻子「……へ?」
向日葵「では、杉浦先輩。生徒会の仕事も終わりましたし、お先します」
櫻子「む、無理! 100万回とか無理だから! やめろーーーー」
綾乃「∵」
⑧ 終わり
13: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:41:35.82 ID:23qHAU/n0
⑨:櫻子「誕生日おめでとう!」
櫻子「誕生日おめでとう。向日葵」
向日葵「覚えていてくれたのね。ありがとう櫻子」
櫻子「誕生日プレゼント何がいい?」
向日葵「え、えーと、急に言われても……そうね、櫻子ができる範囲で何がいいのかしら?」
櫻子「ね? ね? じゃあさ、びっくりさせてやるから、目を閉じてよ」
向日葵「?」
向日葵(なるほど、すでにプレゼントをバッグの中かどこかに用意してますのね。そして、私が目を閉じた後に目の前に用意して……。ふふっ、嬉しいですわ。プレゼントはなにかしら?)
チュッ
向日葵「えぇ!?」
櫻子「えへへ。これが誕生日プレゼントね」
向日葵「ななななななな!!!」
櫻子「あはははは。向日葵バカみたいに真っ赤ーっ」
向日葵「って、あなただって真っ赤じゃない!」
櫻子「誕生日おめでとう。向日葵」
向日葵「覚えていてくれたのね。ありがとう櫻子」
櫻子「誕生日プレゼント何がいい?」
向日葵「え、えーと、急に言われても……そうね、櫻子ができる範囲で何がいいのかしら?」
櫻子「ね? ね? じゃあさ、びっくりさせてやるから、目を閉じてよ」
向日葵「?」
向日葵(なるほど、すでにプレゼントをバッグの中かどこかに用意してますのね。そして、私が目を閉じた後に目の前に用意して……。ふふっ、嬉しいですわ。プレゼントはなにかしら?)
チュッ
向日葵「えぇ!?」
櫻子「えへへ。これが誕生日プレゼントね」
向日葵「ななななななな!!!」
櫻子「あはははは。向日葵バカみたいに真っ赤ーっ」
向日葵「って、あなただって真っ赤じゃない!」
14: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:42:02.41 ID:23qHAU/n0
櫻子「バーカ。これは夕日のせいだしー」
向日葵「私だって夕日のせいですわ!」
櫻子「ふーん」
向日葵「なによ」
櫻子「ね? ね? 嬉しかった?」ニコッ
向日葵「なっ----!」
櫻子「あははは。向日葵、嬉しそうな顔してる」
向日葵「してません!」
櫻子「じゃあ、誕生日プレゼント嬉しくなかったの?」シュン
向日葵「え? あ、いえ、それは………………ああ! もう正直に言いますわ! 嬉しかったですわ! できればもう一回して欲しいくらい!」
櫻子「へ?」
向日葵「な、なによ」
櫻子「あっ、いや~、そこまで言われると照れると言うか……//」
向日葵「あ、あなたが言えって言ったんでしょう!?」
櫻子「えーと、じゃあ……」
櫻子「もう一回する?」
向日葵「っ~~~~~//」
向日葵「私だって夕日のせいですわ!」
櫻子「ふーん」
向日葵「なによ」
櫻子「ね? ね? 嬉しかった?」ニコッ
向日葵「なっ----!」
櫻子「あははは。向日葵、嬉しそうな顔してる」
向日葵「してません!」
櫻子「じゃあ、誕生日プレゼント嬉しくなかったの?」シュン
向日葵「え? あ、いえ、それは………………ああ! もう正直に言いますわ! 嬉しかったですわ! できればもう一回して欲しいくらい!」
櫻子「へ?」
向日葵「な、なによ」
櫻子「あっ、いや~、そこまで言われると照れると言うか……//」
向日葵「あ、あなたが言えって言ったんでしょう!?」
櫻子「えーと、じゃあ……」
櫻子「もう一回する?」
向日葵「っ~~~~~//」
15: ◆xW69XHZIXl2A 2017/06/16(金) 19:43:11.92 ID:23qHAU/n0
* * *
「お姉ちゃんおかえりなさい」
「楓。ただいまですわ」
「お姉ちゃん?」
「ん? どうかしました?」
「すっごく幸せそうな顔……ううん、幸せそうな感じがするの。何かいい事あったの?」
「え? えーと、そうね……」
「きっと、素敵な誕生日プレゼントを貰ったからですわ」
「そうなんだ。お姉ちゃん、よかったね」
「はい♪」
終わり
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