1: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 20:55:50.17 ID:+gvQnNfQ0
真美「はるちゃん! 夏だよ!」の続きです
こんにちは、投下していきます
・765アイマスssです
・完全にif物となります。
・書き溜め済みです
・細心の注意を払いますが誤字脱字の場合脳内補完お願いします
以上の項目でお願いします
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1528977349
引用元: ・春香「真美ちゃん! 夏だね!」
アイドルマスター 双海亜美&双海真美 1/8スケール ABS&PVC製 塗装済み完成品フィギュア
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2: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 20:56:51.79 ID:+gvQnNfQ0
春香「......」
春香「真美ちゃん大丈夫かな......?」
春香「......」
春香「......五分も遅れてる......」
春香「......まさか、何か事故に巻き込まれてたり......」
春香「......流石に考えすぎか...... たかが五分だもんね......」
真美「あ、はるちゃーん!」
春香「真美ちゃんっ!」ダキッ
真美「おふっ...... どしたのはるちゃん」
春香「真美ちゃんが遅れてるから...... 心配で......」
真美「そ、そっか...... ごめんね」
春香「うん......」ギュー
真美「えと...... あ、十分遅れちゃったのか......」
真美「十分......」
春香「......」ギュー
真美「......えへへ、ごめんね。次から気を付けるね」ギュー
春香「ううん。私に心配かけるのはいいの。でも事故とかに合わないように気を付けてね......?」
真美「......うん。わかった。ありがと......!」
春香「えへへ。じゃ、いこっか!」
真美「うん!」
3: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 20:59:01.14 ID:+gvQnNfQ0
春香「真美ちゃん、着替えとか持ってきた?」
真美「うん! 着替えとか......んっふっふ~」
春香「ふーん?」
真美「あ、おかーさんが花火買ってくれたんだ! 使いなさいって!」
春香「え、ほんとに!?」
真美「うん! これ!」
春香「えぇ、こんなに...... 悪いなぁ......」
真美「おかーさんがいつもお世話になってるしご飯とかも、って」
春香「そんなのいいのに......」
真美「いいじゃんいいじゃん! それよりね、これ見て! ねずみ花火だって! 真美やったことないよ~!」
春香「あー、ねずみ花火ね。これ面白いよ」
真美「えっ、ほんと!? 楽しみ~!」
春香「ふふ、私も~!」
4: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 20:59:40.51 ID:+gvQnNfQ0
春香「あ、真美ちゃん! こっちから行こうよ!」
真美「え? いいけど...... 川?」
春香「うん! 私、ここの川縁の道好きなんだ~」
真美「......きれいだね。川があって木の陰で涼しいし......」
春香「でしょ?」
真美「......」
春香「んー♪」
真美「......」
真美「ふふ......♪」
春香「......」ニギ
真美「......」ニギ
真美「あ! あそこに魚いるよはるちゃん!」
春香「ほんとだね......! 冷たい水泳いでて、気持ちよさそう......」
真美「あの魚も二匹だね!」
春香「そうだね。親子かな......?」
真美「......姉妹かも」ギュッ
春香「......そうだね♪」ギュー
真美「えへへ......」
5: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:00:42.78 ID:+gvQnNfQ0
春香「あそこのかき氷屋さんおいしいんだよ!」
真美「そーなの!? えっと......二百円......」
真美「真美食べてみたい! 買ってもいーい?」
春香「うん! 私も久しぶりに食べよっかな~」
真美「どうしよっかなー...... 味は、メロンといちごに......」
春香「レモンとりんごだね...... いちご食べたことあるから......メロンにしよ!」
真美「じゃあ真美はりんご!」
春香「よし! おじいさん、メロンとりんごください!」
「はいよ、メロンとりんごね。四百円!」
春香「はい」
真美「えっとえっと...... これ!」ジャラジャラジャラ
春香「じゅ、十円がいっぱい......」
「......」
春香「ま、真美ちゃん。今私が払うから、後で......」
「......こんなにいっぱいのお小遣いでわざわざ買ってくれてありがとな、お嬢ちゃん!」
真美「うん! どーいたしまして、おじーちゃん!」
「貯めるの大変だったろ?」
真美「うん。お風呂そーじして頑張ったんだ! でもはるちゃんと食べたかったから!」
春香「真美ちゃん......」
「そうか。そっちの子はお姉ちゃんか?」
春香「......あ、えと......」
真美「そーだよ! 真美のおねーちゃん!」
春香「......!!」
「はは、仲良しだな! 見た目は似てねえけど、伝わってくるよ」
「ちょっと待っててな!」
真美「うん!」
6: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:01:38.40 ID:+gvQnNfQ0
「はいよ! メロンにりんごな!」
春香「ありがとうございます...... あれ、こんなにおっきかったっけ?」
「ははは、サービスだよ。ありがとなお嬢ちゃんたち!」
真美「ほんと!? ありがと、おじーちゃん!」
春香「ありがとうございます!」
「いいってよ...... それより気ぃつけて帰りな」
真美「うん! ばいばーい!」
春香「はーい!」
7: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:02:51.01 ID:+gvQnNfQ0
真美「うーん! おいしー!」
春香「味がただのシロップだけじゃないんだよ。フルーツの味がするでしょ?」
真美「なるほど...... んー!」
春香「ふふ...... んー!」
真美「えへへ、はるちゃんのちょーだい!」
春香「いいよー、あーん!」
真美「あーん!」
春香「はい......ふふ......」
真美「うーん! メロンもおいしー!」
春香「私も真美ちゃんのもらっていい?」
真美「うん! はいあーん!」
春香「え、あ、うん...... あむ//」
真美「えへ、どー?」
春香「うん、おいしかった...... ありがと//」
真美「でしょー!」
春香「うん......♪」
8: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:03:30.85 ID:+gvQnNfQ0
真美「......溶けかけのやつ飲んじゃうのって、はるちゃんも?」ゴク
春香「......うん。お母さんには怒られるんだけど......つい......」ゴク
真美「だよね!」
春香「ふふ......」
真美「......えへ」ギュー
春香「......どーしたの?」ナデ
真美「さっきおじーさんに姉妹みたいに仲いーって言われたの嬉しくって」
春香「......私は真美ちゃんがお姉ちゃんって言ってくれたのが嬉しかったよ......」ナデ
真美「......だってはるちゃんは真美のおねーちゃんだもーん!」ギュー
春香「......あ、暑いから、あとちょっとね!」
真美「えへ、うん!」
春香「......ふふ//」ナデナデ
9: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:03:59.03 ID:+gvQnNfQ0
春香「やっと着いたね。はやく入ろ!」
真美「うん、そーしよ!」
ガチャ
春香「ただいまー!」
真美「はるちゃんのおかーさーん! 来たよー!」
「おかえりー! 真美ちゃんもね!」
春香「......お母さん何かしてるのかな......? ま、いこっか!」
真美「おじゃましまーす!」
春香「ふふ、どうぞ!」
10: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:04:31.56 ID:+gvQnNfQ0
春香「お母さん」
「えぇ、えぇ。そうなんですか! ふふ、それは嬉しいですね......!」
春香「あ、電話中か......」
「いま、来ましたよ。えぇ。可愛いですね、真美ちゃんは......」スッスッ
春香「あーうん、わかった」
真美「はるちゃんのおかーさん!」
「真美ちゃん、いらっしゃい! いま真美ちゃんのお母さんと話してるのよ」
真美「おかーさんと!?」
「そうよ。花火持ってきてくれたんだってね。ありがとね......」ナデナデ
真美「うん......! あ、真美もしゃべりたい!」
「いいわよ。はい」
真美「あ、おかーさん? 今真美着いたよ!」
「ふふ......」
11: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:04:58.33 ID:+gvQnNfQ0
「おかえり、春香」
春香「あ、うん」
「お茶用意してくれた?」
春香「うん。真美ちゃんのお母さんと話してたの?」
「ええ。丁寧に電話してきてくださってね」
春香「そうなんだ、よいしょっと」
「暑かったでしょ。居間で涼んでいきなさい」
春香「うん。そうするー」
12: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:05:42.68 ID:+gvQnNfQ0
真美「うん、うん。わかったー! じゃあねおかーさん! ばいばーい!」
春香「お母さんと電話してたの?」
真美「うん。ありがとうはるちゃん!」
春香「へ? なにが?」
真美「おかーさんが言いなさいって」
春香「そ、そうなんだ......」
真美「はるちゃんのおかーさんもありがとう!」
「うん? どうしたの?」
真美「おかーさんが言いなさいって」
「そう...... どういたしまして♪」ナデナデ
真美「んー......♪」
13: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:06:38.49 ID:+gvQnNfQ0
春香「真美ちゃん、お茶冷たいよ!」
真美「あ、うん。ありがと!」
春香「......ふぃー、やっぱり冷たいお茶はさいっこーだね......!」ゴク
真美「......んー!」ゴク
「結構遅かったわね...... 何かあったの?」
春香「あーうん。川の道歩いてきたんだ」
「あぁ、そうだったの。あんた好きだもんね......」
春香「うん。それに今涼しくて気持ちよかったし!」
「そう......」
真美「魚もいたんだよ!」
「あそこは鯉とかちょっと大きめの魚がいるからね...... 昔春香とよく見に行ったわね......」
春香「そうだね......」
「懐かしいわ......ふふ......」
真美「小さい頃のはるちゃん!? おしえておしえて!!」
春香「ちょっと! だめだからね!? お母さん!」
「いいじゃない別に......」
真美「えー! おねがいはるちゃん!」
春香「うぅ...... だ、だめ! 恥ずかしいから!」
真美「ぶー」
「春香はね、昔から寂しがり屋でね~」
春香「お母さん、怒るよ!」
「あー恐い。ごめんね真美ちゃん、また今度ね」
春香「今度もないからね!」
真美「寂しがり屋......」
14: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:07:18.41 ID:+gvQnNfQ0
「あら...... ふふ、真美ちゃんいいもの食べてきたのかしら......?」
真美「え......?」
春香「......あ」
「うーん...... もしかして......かき氷、かな?」
真美「な、なんで!? なんでわかったのっ!?」
「ふふふ、実は超能力でね......」
真美「超能力っ!? 真美にもっ! 真美にもできるかな!? 教えてくれる!?」
「んー、そうねー......」
春香「ちょっとお母さん、悪趣味だよ。真美ちゃん信じちゃってるじゃん......」
「ふふっ......ごめんなさいね真美ちゃん。これは超能力じゃないのよ......」
真美「え? で、でもどうやって......」
春香「真美ちゃん、べー」
真美「あっ! はるちゃんの舌みどり!」
春香「お母さんはこれで分かったってことだよ」
真美「......べー。ほ、ほんとだ! 真美の舌も変ないろ~!」
「でも真美ちゃん、なんの味を食べたの?」
真美「りんごだよ!」ベー
「りんごであんな色になるのかしら......」
春香「真美ちゃん、私のメロンもいっぱい食べたから......」
「ああ、なるほどね」
真美「うん! はるちゃん何回もあーんしてくれた!」
春香「......」ピクッ
「......ふ~ん......?」
春香「な、なに......?//」
「いーえ? 別に~?」
春香「もう! お母さん!!」
「なによ、怒っちゃって~。いいじゃない、真美ちゃん嬉しそうなんだから」
春香「お母さんの顔がムカつくの!」
「ふふ......」
春香「やめてその顔!」
15: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:08:05.84 ID:+gvQnNfQ0
真美「なんではるちゃんはわかったの?」
春香「昔お母さんに騙されたからだよ」
「小さい頃の春香はね、それはもうきれいにひっかかってくれてね...... ふふっ」
春香「んぐっ//」
「種明かしした後に友達に意気揚々と同じ事したら友達は知っててね......」
春香「......//」
「自信満々だった自分が恥ずかしくて泣いて帰って来たのよ~」
春香「おかーさん!!」
「ふふ...... あんまりかわいくてね。えーっと写真あったかしら......」
春香「ちょっ、お母さんやめてってばほんとに......」ギュッ
春香「真美ちゃん?」
真美「はるちゃん、おねがい。見せて?」
春香「ええ...... で、でも......」
真美「おねがい。この一枚だけでいいから...... おねがい......」
春香「............この一枚だけだよ?」
真美「っ! ありがとはるちゃん!」ダキッ
春香「もう......//」
16: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:09:27.43 ID:+gvQnNfQ0
「ほら、これよ~」
真美「うわー! はるちゃんちっちゃーい! か、かわいぃ~!」
春香「う......」
「泣いてるのに写真撮ったらそれにも怒っちゃってね。悪いことしちゃったわ......ふふ......」
真美「すっごくかわいい......」
春香「うぅ...... も、もういいでしょ?」
真美「待って、あとちょっとだけ......」
真美「......」ジー
「......」ジー
春香「はいっ! おしまい!」スッ
真美「あ......うん......」ショボン
「ケチねほんと。それくらいいいじゃないの」
春香「元はといえばお母さんが余計なこと話したからなんだけどね?」
「......ごめんってば。そんなにへそ曲げることじゃないでしょ?」
春香「ふん」
真美「ご、ごめんねはるちゃん。はるちゃんが嫌だったのに、真美......」
春香「あ......い、いいんだよ真美ちゃん。ちょっと、恥ずかしかっただけだから......」
真美「ほ、ほんと?」
春香「うん......」ナデナデ
真美「えへ、ありがとはるちゃん」
春香「ふふ......」
17: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:11:19.87 ID:+gvQnNfQ0
「......今撮りましょうか、写真」
春香「え?」
「今の写真だったら別に恥ずかしくないでしょ? それに真美ちゃんの分だって刷れるわ」
真美「わぁ! 真美もほしー!」
春香「そ、そうだね。それなら......」
「待っててね、たしかこの辺りに......」ゴソゴソ
真美「えっとえっと......」
春香「なにしてるの真美ちゃん?」
真美「どういうポーズが一番仲良しに見えるかなって......」
春香「......ふふっ、なにそれ?」
真美「えぇ~だって後でそう見えたいじゃん!」
春香「......もう仲良しだよ」ギュー
真美「......はるちゃんはこのかっこがいいの?」
春香「えぇー? どうだろ?」
真美「真美、はるちゃんに抱っこされてるのでもいいかも!」
春香「そう?」
真美「うん!」
春香「えへへ、そっか~♪」ナデナデ
18: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:12:45.03 ID:+gvQnNfQ0
「見つかったわよ~...... なにしてんの」
真美「あ、はるちゃんのおかーさん! いまポーズ考えてるんだ!」
春香「抱っこは恥ずかしいから、う~ん......」
真美「じゃあさ、この前の漫画の時のやつは?」
春香「え? あ、あれも恥ずかしいから......」
「......」
春香「やっぱり普通に並んで!」
真美「やだ!」
「......ちょっと春香、椅子に座りなさい」
春香「え、うん」
「真美ちゃんはそのまま春香のちょっと前に立って?」
真美「うん」
「うん、春香は真美ちゃんの肩に手を置いて」
春香「うん」
「......うん! いい感じだと思うわよ!」
真美「......そーかな? 仲良さそーに見える?」
「ええ、大丈夫よ」
真美「真美このポーズでいいよ! はるちゃんは?」
春香「うん、私もいいよ」
19: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:14:04.22 ID:+gvQnNfQ0
「じゃあ撮っちゃうわよ...... さん」
真美「はるちゃんとの思い出だから......」
春香「え......?」
「に」
真美「仲良く映りたいんだ......!」
春香「......!」
「いち」
春香「......そうだね......!」ギュッ
真美「っ! えへへ」ギュッ
「ふふ、はい、チーズ!」
パシャ
20: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:15:22.42 ID:+gvQnNfQ0
「じゃあもう一枚いくわよ......」
ピー
春香「ん? なんの音......?」
「あ! いけない! 鍋コンロにかけたままだったわ!」ダッ
春香「あらら」
真美「でも写真取れたよ!」
春香「ふふ、そうだね......!」
真美「あ、あのね真美......」ゴソゴソ
春香「うん?」
真美「じゃん! スマブラ持ってきたんだ! やろーよ!」
春香「あ、持ってきたんだ。いいよ、私弱いけど......」
真美「いいよいいよ、真美が教えてあげるー!」
春香「ふふ、お願いね」
21: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:16:16.20 ID:+gvQnNfQ0
「ほら、もうすぐでご飯よ! そろそろゲームは終わりにしなさーい」
真美「......うん、そうしよ......」
春香「あれ、もうそんな時間?」
「お皿並べるの手伝ってちょうだい」
真美「うん!」
春香「はーい」
真美「はるちゃんのおかーさん、今日のご飯はなにー?」
「ふふ、真美ちゃんが食べたがってたって聞いたからね」
真美「え?」
「カレーよ!」
真美「ぃやったー!! はるちゃんが教えてくれたの!?」
春香「うん! いっしょに食べたいなって」
真美「......っ!」ダキッ
春香「よいしょ」
真美「ありがとはるちゃん! 真美もいっしょに食べれてうれしーよ!」
春香「そう? ならよかった♪」
真美「うん! えへへ~!」ギュー
春香「ふふ......」ナデナデ
22: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:17:05.84 ID:+gvQnNfQ0
「......」パシャ
春香「......あ!」
「つい撮っちゃったわ、ごめんね」
春香「絶対現像しないでよ! もう//」
「はいはい♪」
真美「えっ真美ほしー!」
春香「だめ!」
真美「えー......」
春香「ほら、早くご飯食べよ?」
真美「......うん」
「真美ちゃん、あとで
春香「......」ギロ
「......花火楽しみに、ね?」
真美「あ、うん!」
23: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:17:50.89 ID:+gvQnNfQ0
「はい!」
真美「いい匂い~! あ、真美ポテトサラダも好きなんだ~!」
春香「私もなんだ~。いただきまーす!」
真美「いっただっきまーす!」
「よく噛むのよ、カレーは飲み込みやすいからね」
真美「......ん、ふぁい」モグモグ
春香「......んー!」モグモグ
「ふふ......」
24: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:18:56.25 ID:+gvQnNfQ0
春香「やっぱりさ」
真美「うん?」モグモグ
春香「クーラーの中で夏に食べるカレーもいいよね!」
真美「うん!」
春香「......どんなカレーが一番おいしいんだろ」
真美「う~ん......」
春香「やっぱり、すっごく高いカレーとかかな?」
真美「真美、高いカレーなんて食べたことないよ」
「そうねぇ...... やっぱりみんなで食べるカレ―じゃないかしら」
春香「なるほど......」
真美「真美もそう思う!」
「そうよねぇ、今もおいしいわよ」
春香「そうだね......」
真美「はるちゃんと食べるカレーが一番おいしーよ!」
春香「ふふ、ありがと......! 私も真美ちゃんと食べるご飯は毎回おいしいし、楽しいよ!」ナデナデ
真美「んふふ~」
「......ふふ」
25: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:20:10.14 ID:+gvQnNfQ0
春香「ごちそうさまでした」
真美「ごちそーさまでした!」
「はいお粗末様」
春香「真美ちゃん、アイスあるんだ! たべよ!」
真美「アイス! うん!」
「こら、お皿持ってってからにしなさい」
春香「はーい」
真美「はーい!」
26: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:21:17.96 ID:+gvQnNfQ0
「お皿洗うから花火は待っといてね」
春香「うん、わかった」
真美「なに話してるの?」
「ううん、何でもないのよ」
春香「真美ちゃん、アイス食べよ!」
真美「え、あ、うん!」
春香「はい!」
真美「ありがと~! ......あ、真美このトゲトゲのチョコのすき!」
春香「私も~。これたまに食べたくなるんだ」
真美「あとはパピコもよく食べるんだー、おかーさんよく買ってくるから」
春香「あぁ、分けやすいもんね」
真美「うん」ペロ
春香「......」ペロ
真美「......」パリパリ
春香「......」モグモグ
真美「......このアイスさ、チョコのとこ上手く中身のアイスといっしょに食べたくない?......あ」
春香「え?」モグモグ
真美「......ふふ、はるちゃんは先に食べちゃう派なんだね」
春香「あ......うん。なんか気になっちゃって、えへへ」
27: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:22:45.37 ID:+gvQnNfQ0
真美「......♪」ペロ
春香「......ん!」
真美「......どしたの?」ペロ
春香「ふふ......えっと、ティッシュは......」
春香「ついてるよ、ふふ......」フキ
真美「んぅー......ありがとー」
春香「んーん」
真美「......♪」ペロ
春香「あ、また垂れてるよ、ほら......」フキフキ
真美「え、どこ......あ、手かぁ......」
春香「ゆっくり食べるのもいいけど、溶けちゃってるよ。ふふ」
真美「んー」モグモグ
春香「また口についてる...... もう♪」フキフキ
28: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:23:17.90 ID:+gvQnNfQ0
「お皿洗い終わったわよ~」
春香「あ、終わったって。真美ちゃん、花火しよっか?」
真美「んう!」チゥー
「ふふ、そこまで味わってもらったらアイスの棒も本望でしょうね」
春香「私、花火取ってくるね!」
29: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:24:46.67 ID:+gvQnNfQ0
春香「いっぱいあるね~! どれからやる?」
真美「ネズミ花火はあとに残しときたいから、シャーってでるやつ!」
春香「私は線香花火を最後にやりたいから、それからやろっか」
真美「うん!」
「ちょっと、バケツ用意しなきゃダメでしょ」ゴト
春香「あ、忘れてた......」
「あんたがちゃんとしとかないと、ったく」
春香「ごめーん」
真美「ご、ごめんね、はるちゃんのおかーさん。真美も忘れちゃって......」
「ううん、本当はこんなにおっきいんだから春香がちゃんとするべきなのよ」
春香「ごめんね真美ちゃん」
真美「そんな......」
「でも、そうね。花火をするときは水を用意しとかなきゃだめよ?」
真美「うん、わかった!」
「いい子ね......」ナデナデ
真美「んふ~」
「それとね」
真美「うん?」
「春香は抜けてるとことか頼りないとことかあるから」
春香「うぅ......」
「真美ちゃん、いつか春香を助けてあげてね......」
真美「うんっ!」
「ありがとう......!」
真美「......っ!」ダキッ
春香「ど、どうしたの?」
真美「んー、なんとなく!」
春香「ごめんね、お姉ちゃんなのに......」
真美「ううん! いっしょに気を付けよー!」
春香「......うん......!」ギュー
30: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:26:28.66 ID:+gvQnNfQ0
「......はい、つけて~!」カチッ
春香「真美ちゃん先いいよ」
真美「うん......!」シュボ
春香「......わぁ!」
真美「きれい......!」
「......そうね...... ほら、春香も」
春香「うん!」シュボ
真美「あ、はるちゃんのは赤だね!」
春香「真美ちゃんのは黄色だね! 色違うんだね~」
真美「......~!」
春香「きれいだね......!」
「春香、私はお風呂入れてくるからあとお願いね」
春香「うん」
真美「はるちゃんはるちゃん! 次これやろーよ!」
春香「うん! どれどれ~?」
真美「このなんか上に出そうなやつ!」
春香「おぉ、初めて見るよ...... やろやろ!」
真美「きっとすごいよ!」
31: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:27:27.97 ID:+gvQnNfQ0
春香「ちょっと待ってね......」
真美「うん!」
春香「えっと...... この感じだと...... うん。大丈夫そうかな......」
真美「はるちゃん、まだ~?」
春香「あ、うん。やろっか!」
真美「うん!」
春香「一応真美ちゃんは離れといてね......」
真美「......はるちゃんはだいじょーぶ......?」
春香「うん、大丈夫!」シュボ
真美「は、早くこっち!」
春香「うわわわわ......!?」
春香「......あれ?」
真美「何も起きないね......?」
春香「うん...
シュボワァァァ
春香「わっ!!」
真美「すご! 光ってる柱みたい!」
春香「......きれい......!」
真美「きれー......!」
春香「思ってるより大きくてびっくりするよ~!」
真美「うん......!」
32: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:28:10.22 ID:+gvQnNfQ0
シュボボ
真美「あ、おーい! はるちゃんのおかーさん!」
「真美ちゃん、楽しんでる~?」
春香「あ、お母さん。上でなにしてるの?」
「真美ちゃんの布団をね...... ふふ、どう? 春香も花火なんて久しぶりでしょ......」
春香「うん、楽しいよ!」
「そ......!」
真美「見て見て~!」ブンブン
「きれいよ~! ふふ、真美ちゃんありがとね」
真美「振り回したら輪っかみたい!」ブンブン
春香「ほんとだ!」ブンブン
「ふふ......」
33: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:29:31.82 ID:+gvQnNfQ0
真美「はるちゃんはるちゃん、ネズミ花火しよっ!」
春香「うん! じゃあ前の道路にいこっか!」
真美「......え?」
春香「よし」
真美「......なんで道路にわざわざ来たの?」
春香「ふふ、それはね、ネズミ花火をやればわかるよ」
真美「ふーん......?」
春香「じゃあ火つけるけど、よく見ててね......!」
真美「うん......」
春香「......」シュボ
真美「......」
シュルルルルルルルルルル
真美「お、お、お、おおぉ!!?」
春香「あっはははっ!!」
シュルッ...
真美「お、お......お?」
春香「あはははっ! ......ふふ、驚くよね」
真美「......これがネズミ花火?」
春香「そうだよ。たぶん芝生だったらこんなに上手く回ってくれなかったと思うから......」
春香「ごめん、真美ちゃんがあんまり予想通りの反応だったから、笑っちゃった」
真美「......も、もっかい!」
春香「うん! あと二つあるからね」
真美「うん......!」
34: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:32:08.80 ID:+gvQnNfQ0
オ、オ、オ、オ、オ、オ、オオオオ!!!
アハハハ......!!
「ふふ、なにをそんなに笑ってるのかしら......♪」
35: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:33:25.14 ID:+gvQnNfQ0
春香「あ~、すっごい笑っちゃった......」
真美「おもしろかった~!」
春香「そうだね......ふふ......」
真美「もうあんまり残ってないね......」
春香「うん...... 線香花火しよっか......」
真美「うん!」
春香「つけるよ~」シュボ
真美「うん、ありがと!」
春香「真美ちゃん、火ちょうだい!」
真美「うん!」
春香「ありがと......!」
ジジジ
36: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:34:28.27 ID:+gvQnNfQ0
春香「私ね、この光が好きなんだ......」
真美「光?」
春香「うん。光。柔らかくて、優しい気持ちになれるから......」
真美「はるちゃんはいつも優しいよ?」
春香「えへへありがと。でもね、そうでもないんだよ......」
真美「え......?」
春香「私もね、たまに他の人に悪く感じちゃうときとかあるんだ......」
真美「......」
春香「なんで私が我慢しなきゃいけないんだろうとか、なんで私がそんなところまで考えなきゃいけないんだろうとか......」
真美「......はるちゃん」
春香「そんな......すごく嫌いな気持ち......」
春香「......あ、もう落ちちゃったね。もう一回やろっか......」
真美「......はるちゃんは、優しいからだよ......!」
春香「......そう、なのかな」
真美「そーだよ! 真美ははるちゃんが優しいことしってるよ......!」
春香「......ありがとう真美ちゃん」
真美「......ううん」ギュー
春香「......」ギュー
春香「ふふっ...... ありがとね......」ナデ
真美「......もー、だいじょーぶ......?」
春香「うん、真美ちゃん分補給できたから!」
真美「えへへ、じゃあ真美もはるちゃん分きゅーしゅー!」ギュー
春香「......」ナデナデ
真美「んぅ......」
37: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:35:58.84 ID:+gvQnNfQ0
ジジジ
真美「真美はね、線香花火あんまり好きじゃないんだ......」
春香「え、そうなの?」
真美「うん...... なんか夏が終わっちゃうみたいで、悲しくなるから......」
春香「そっか...... でもさ......」
真美「うん......?」
春香「夏が終わったら、秋が来るし冬も来るよ......? 私、真美ちゃんと雪遊びしたいなぁ」
真美「ま、真美もっ!」
春香「嬉しいな...... だから......ね? だいじょうぶ!」
真美「うんっ! ......あのね......」
春香「うん?」
真美「またこうやって、夏休みに遊べるよね?」
春香「もちろんだよ! 来年、ね?」
真美「うんっ!!」ギュッ
春香「......ん」ギュッ
38: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:36:45.46 ID:+gvQnNfQ0
「あらあらすっかり花火の焦げ臭い匂いね、二人とも......」
春香「え、そうかな?」
真美「んー」スンスン
春香「ちょ、ちょっと真美ちゃん!//」
真美「そうかも......」
「お風呂入っちゃいなさい、疲れたでしょ」
春香「はーい」
真美「はるちゃん、髪洗ってー!」
春香「あ、うん!」
「......ふふ......」
39: ◆pvi4t7el1QeD 2018/06/14(木) 21:38:09.18 ID:+gvQnNfQ0
春香「ふぅ......なんか今日はもう疲れたよ......」
真美「え、そう? 真美まだぜんぜん!」
春香「え、ほんと!?」
真美「......うんっ!」ショボショボ
春香「......目我慢してない?」
真美「してないよ!」
春香「......そっか、私はもうベッドに入るけど真美ちゃんは遊んでていいからね......」
真美「えぇ~!? ベッドなんて入ったら真美、絶対寝ちゃうよ~!! ......あ」
春香「......ふふっ、いいじゃん寝ちゃっても......」
真美「むぅ~」
春香「明日、遊ぼ? ね?」
真美「......うん、そーする......」
春香「ほら、おいで?」
真美「んー......」モゾモゾ
春香「ほら、今日は疲れたでしょ、もう寝よーね」
真美「んー、まだ。まだはるちゃんと話す......」
春香「しょうがないなぁ、どうしたの?」
真美「あのね、んーと......」
春香「んー?」ナデナデ
真美「あ、その撫でるのダメ......! だから、えーっと......」
春香「......」ナデ
真美「......ん...」
春香「......」ナデナデ
真美「......すぅ......」
春香「ふふっ......」ギュー
真美「んぅ...... はる...ちゃ......」
春香「......うん......?」
真美「......ゃすみ......」ギュ
春香「うん、おやすみ......」ナデ
真美「......すぅ......すぅ......」
春香「......ん~♪......」ギュー
次回 亜美「コーヒーぎゅーにゅー」 真美「亜美、花火見ながら飲も!」
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