前回 【艦これ】幽霊鎮守府【コンマ・安価】望月「その5だよ……」

10: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/04(日) 23:44:51.30 ID:TZO6wHgI0
さぁてお次は

キャラ:早霜 オカルト耐性:49-20=29
キャラ:若葉 オカルト耐性:33-20=13(お守り所持)

この2人ですね。早霜はドッペルゲンガー以来かな?

さて2人は何をしているか……。イマイチ絡みが思いつかないので寮の部屋は別室でしょうね。
自由枠で同室にしてもいいですけどね!

↓1~3
1.訓練の片付け
2.提督何か頼まれた(業務内容もあれば)
3.談話室でだべってる
4.自由枠

引用元: 【艦これ】幽霊鎮守府【コンマ・安価】三日月「その5です……」 



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16: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/05(月) 00:14:23.04 ID:T5aN1cm00
>>12→>>13→>>11の流れで現場は談話室ですかね。

キャラ:早霜 オカルト耐性:49-20=29
キャラ:若葉 オカルト耐性:33-20=13(お守り所持)

──────────

若葉「……」

早霜「……」

若葉「こちらの方は終わったぞ」

早霜「こちらも……。ふふ、みなさんきれいに使ってくださるので、掃除が楽で、助かるわ」

若葉「まぁ、使っていない夕方から掃除というのはいただけないが……」

早霜「一度、昼間に大掃除をするのもいいかもしれないわね……」

─────

提督「ほい、掃除おつかれさん」

若葉「掃除もいいが、出撃は無いのか?」

提督「無いなぁ……。資材を備蓄しないとだしな。あとすまん、もう1個頼んでいいか?」

早霜「なんなりと……」

提督「工廠から開発終わったって連絡があったから、ちょっと確認行ってきてくれるか? それで今日はあがりだ」

若葉「了解した」

───談話室───

早霜「今日のお勤めも、終わったわね」

若葉「あとは寝るだけか」

早霜「そうね……、まだ少し早いけれど……」

若葉「何事も無く終わればそれがいい」

早霜「お茶でも入れましょう……」

↓2 早霜ダメージ判定
↓3 若葉ダメージ判定

20: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/05(月) 00:35:54.70 ID:T5aN1cm00


キャラ:早霜 オカルト耐性:29-90=-61
キャラ:若葉 オカルト耐性:13-21=-8

──────────

お茶をすすりながら、しばらく2人して話していると、

突然テレビのスイッチが入る。誰か目覚まし機能でも入れていたのだろうかと、2人で首をかしげる。

もしそうだとしてもこんな時間になぜ?

早霜「何……かしら?」

若葉「わからない……、私ではないが」

早霜「取り敢えず、消しておきましょう」

早霜が立ち上がろうとして、ふと動きを止める。

テレビの背後、人が入れそうもない隙間から、誰かがじっと覗いているのが見えた。

それはじっと……、早霜の目を覗き込むように……。

早霜「っ!?」

若葉「どうした?」

早霜「な、なんでも……、なんでも無いわ」

そう言ってみるものの、身体が震えているのは隠しようが無く、

表情は硬く、涙目になってしまっている。

若葉「幽霊……か?」

↓2 早霜ダメージ判定
↓3 若葉ダメージ判定

29: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/05(月) 22:10:36.22 ID:T5aN1cm00
キャラ:早霜 オカルト耐性:29-90-31=-92
キャラ:若葉 オカルト耐性:13-21-36=-44

──────────

若葉「そういえば……、談話室にも幽霊が出ると聞いた事がある」

早霜「し、知ってるけど……」

若葉「悪く無い」

早霜「私……幽霊とか嫌よ……? ひっ……!?」

部屋の灯りがチカチカと明滅し、ふっと消えてはまたともる、といった事を繰り返す。

その明滅して明るくなった瞬間に、あちらこちらに人影が見え、早霜が縮み上がる。

若葉「わ、わわ、悪く無い……」

早霜「ものすごく震えて見えるんだけどっ!? っ、きゃあああ!?」

↓2 早霜ダメージ判定
↓3 若葉ダメージ判定

33: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/05(月) 22:27:28.88 ID:T5aN1cm00
キャラ:早霜 オカルト耐性:29-90-31-88=-180 ドボン!
キャラ:若葉 オカルト耐性:13-21-36-38=-82
追撃+1 です。盛り上がって参りました……

──────────

若葉「あ……」

早霜「うあ……」

灯りが完全に消え、スイッチを操作してみても復旧する様子が無い。

早霜「外に……出られないでしょうか……」

涙声になりながら、ふらふらと早霜が談話室のドアへと向かう。

若葉「た、多分無理だろう……。こういうときは大体開かないと相場が決まっている……」

心なしか声が、身体が震えているがまだどうにか思考出来る若葉がそう答える。

早霜はその言葉を聞きながらも、ドアをゆっくりと押し開け……。

ギィと、きしむ音を立ててドアはあっけなく開いた。

早霜「開いた……!」

問題は、ゆっくりと開けたドアの隙間にピッタリと張り付くように覗き込む、何かが居たのだ。

ドアが開いたことで安心した早霜はそれを見て一瞬硬直してしまい……。

早霜「いやあああああああああ!?」

普段の早霜からは想像もつかない大音量で悲鳴を上げた。

↓2 早霜ダメージ判定
↓3 若葉ダメージ判定

37: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/05(月) 22:32:55.23 ID:T5aN1cm00
キャラ:早霜 オカルト耐性:29-90-31-88-69=-249
キャラ:若葉 オカルト耐性:13-21-36-38-46=-126

若葉のお守り回避判定!-126=難易度60です。60以上で回避!
↓2

41: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/05(月) 23:21:08.26 ID:T5aN1cm00
キャラ:早霜 オカルト耐性:29-90-31-88-69=-249
キャラ:若葉 オカルト耐性:13-21-36-38-46=-126

お守り回避判定=失敗!

──────────

その開けたドアの隙間から手を伸ばし、早霜をつかもうとしてくる何か。

それを必死で追い払おうと、そこらにあるものでそれを叩こうとする早霜。

早霜「あ、あああ、どこかに、どこかにいって!」

泣き叫びながら、両手で掴んだクッションを叩きつける早霜を呆然と見つめる若葉。

若葉「あ、ああ……」

こちらは早霜とは対象的に、脱力したようにぼうっと暴れる早霜の様子を見ながら、

目の焦点はあっておらず、身体を震わせ、カチカチという歯の鳴る音が当たりに響いている。

さらには若葉も、早霜も……その場で漏らしてしまっていた。

早霜「うわあああぁぁぁん……」

叩くのに疲れたのか、いつしか早霜はその場に座って泣き始めた。

↓2 騒ぎを聞きつけて来たのは?
1.安定の提督
2.のわっち
3.北上様
4.自由枠(いつも通りスルーしたりすることもあります)

51: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/07(水) 22:33:56.81 ID:0mARzU9t0
ガチャリというドアノブのひねられる音に2人がビクリと身体を震わせる。

ついで、ギィとゆっくりとドアが開かれるのを、2人は青ざめた顔でじっと見つめる。

提督「誰だこんなとこで暴れてるのは……?」

若葉「提督……?」

早霜「あ、ああ……司令……」

提督「珍しいな、お前らが暴れるなんて……。ああ……」

提督の司令が自分達の足元に向けられはっとする。

お互いのストッキングは濡れて不自然な色合いになり、かつ、足元にも水……果ては臭い

早霜はそれどころではなかったようだが、若葉はそれをハッキリ認識して、一気に赤面する。

提督にとんでもない所を見られてしまったと、がっくりと項垂れる。

提督「大丈夫か?」

若葉「若葉は……漏らしてしまった事を除けば、大丈夫……。早霜は……」

早霜「腰が抜けて……立てないわ……」

提督「はぁ……、仕方がない、風呂まで連れてってやるから、あとは若葉、任せていいか?」

若葉「問題ない」

早霜(横抱きは、ちょっと恥ずかしいわね……)

52: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/07(水) 22:49:01.77 ID:0mARzU9t0
提督「ポトフの作り方を教えてくれ?」

山風「おいしかった……」

山雲「私も知りたいですー」

神風「あ、私も」

如月「じゃあ、私もお願いしようかしら?」

提督「本場の作り方ならコマちゃんに聞いたほうが良い気がするが。確かフランスの家庭料理だし」

山風「そうだったの……?」

提督「まぁいいか、ヒマだし教えてやろう。食堂行くぞー」

提督達が執務室から出ていく。

早霜「いつもこんな感じなの?」←執務室組入り

曙「最近はだいたいこんなのよ。どっか行っちゃうことは少ないけど」

霞「私も作り方を習えばよかったかしら……」

大井(今日は提督の手料理にありつけるかしら……)

──────────

提督「材料は、ブロックベーコン、ソーセージ、キャベツ、かぶ、ジャガイモ、人参、玉ねぎ、セロリ。個人的にはセロリは外せない」

提督「準備その1まず野菜を大きめにぶつ切りにする。ベーコンもぶつ切りでいい。ソーセージはちょっといいのを使う」

山風「人参とか……皮は?」

提督「剥かないでいい。切ったら鍋に放り込む」ガンゴンガンガン←鍋に放り込む音

山雲「出来ました~」

神風「次は?」

提督「野菜が8割型浸かる程度に水を入れて沸騰するまで煮る」

如月「味付けはどんな感じかしら?」

提督「コンソメ固形1個、塩コショウ適量」バサバサバサ……

神風「はからないの!?」

提督「味見しながら好みの濃さにする。あとは野菜が柔らかくなるまで弱火放置で完成だ、後は食べる時に好みで粒入りマスタードを入れるぐらいか」

山風「簡単……」

提督「簡単だぞ、ただ油断してるとすっごい量になるが」

↓2 次の犠牲者の決定(1人)
↓3 オカルト耐性の決定

60: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/07(水) 23:08:02.96 ID:0mARzU9t0

キャラ:ポーラ オカルト耐性:2+20=22
これはポンコツ……。

↓1~3ぐらい さてポーラは……。
1.部屋飲み、一人で(or誰かと)飲んでる
2.提督の酒を飲んで怒られる
3.自由枠(だいたいいつも通りです)

66: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/07(水) 23:30:52.75 ID:0mARzU9t0
提督「……」

ポーラ「えーと、そのー……」

提督「……」

ポーラ「えっと、えーっと、提督ぅー? 何か言ってくれたほうが、ポーラ嬉しいかなーって……」

提督「……」

ポーラ「あう……」

提督「分かってるよな?」超いい笑顔

ポーラ「ハイ……」

提督「↓2」

1.便所掃除だゴルァ
2.倉庫送りだ!
3.クレーン吊るしの刑に処す!
4.自由枠(いつも通り)

69: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/07(水) 23:35:38.12 ID:0mARzU9t0
さて、ポーラの処遇が決まった所で、今日はここで休みます。
クレーンに吊るされるのは赤城以来ですねぇ。
軽めの特殊仕様にしましょうかね、ふふふ……。

明日はちょっと来れるか微妙です。

さて、今日もおつきあいありがとうございました。
お疲れ様です。

77: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/09(金) 23:05:10.28 ID:vC4ytexf0

さて、ポーラですが……。
参考までに赤城の時はダメージ判定2回*3でやり過ぎ感あったんですよねぇ。
これぐらいでどうでしょう?
何かあれば書いてもらってもOKです。
↓1~3
1.追撃回数+1
2.ゾロ目追撃無し・SW式クリティカル にする

81: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/09(金) 23:35:43.71 ID:vC4ytexf0
クリティカル式でいきます。

キャラ:ポーラ オカルト耐性:2+20=22

──────────

提督「はぁ……ったく。まぁもともと、アイツと飲もうと思ってた酒ではあるんだが……」

窓の外でクレーンに吊るされているポーラを見下ろしながら提督がため息を着く。

青葉「この時期の夜にクレーン吊るしは相当キツいような……。何のお酒だったんです?」

提督「まぁ寝る前には下ろしてやるつもりだ。ん、イタリア風に言えば、緑の妖精」

青葉「そんなお酒ありましたっけ?」

提督「アブサンの事だ。ホレ」

提督が空き瓶を机に置き、青葉がそれを手に取ってラベルを眺める。

青葉「アルコール度数85%ってかなりキツいですよね。スピリタスとかには負けますけど」

提督「飲みやすいぞ? そのせいで急アルでぶっ倒れるヤツが後をたたなかったらしいが。俺は水割りで飲む」

青葉「へぇ……。うわ、独特の臭いがしますねコレ」

提督「その匂いが気にいるヤツと、合わなくて二度と飲まないって言うヤツの2種類に別れるな、アブサンは。俺は前者」

↓2 ポーラダメージ判定

91: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/10(土) 00:24:52.37 ID:A8REq5ol0
キャラ:ポーラ オカルト耐性:22-157=-135

ワンパンKO

──────────

ポーラ「ううぅ……、寒くなってきた……」

そこそこの高さがあることと、海が直ぐ側な事もあり、強く、冷たい風が体温を奪っていく。

ポーラ「あれ……」

ふと周囲を見渡すと、前方に何かぼんやりと見える。

ポーラ「ピエロ……?」

徐々にハッキリとした形として見えて来ると、ハッキリそれとぁかる、ピエロ。

それは無表情にじっとポーラを見ている

ポーラ「あ……」

こんな所に居てはいけないのだ。そもそもあのピエロは宙に浮いているのだし、

何より暗闇で見るピエロというのは酷く不気味で恐怖心を煽る。

冷や汗をダラダラと流し、ピエロから視線を離せない。

少しでも何か動きがあれば、思い切り悲鳴を上げてしまいそうだった。

↓2 ダメージ判定

101: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/11(日) 00:41:15.95 ID:Q+eZYU2W0
キャラ:ポーラ オカルト耐性:22-157-26=-161

──────────

そのピエロはただただ、ポーラをじっと見ていたかと思えば、またその輪郭がぼやけ見えなくなっていく。

ポーラ「どっかいっちゃった……?」

どうにか悲鳴を上げずに済んだと大きく息を付いた瞬間……。

ポーラのすぐ目の前、3メートルほど先に唐突に、姿を表す。

無表情なピエロが、にやりと笑った気がした。

ポーラ「うやああああ!? やだやだ、助けて!? ザラ姉様あああ提督うううう!?」

ポーラ「ポーラ勝手にお酒飲んだりしないですからああ!?」

驚いたポーラは悲鳴を上げて、足をばたつかせ、暴れるものの、

落ちてはいけないと、しっかり結ばれたロープはきしむばかり外れずに、

揺らすものだから前後に揺れて、逆にピエロに近づいてしまい、なお大きく悲鳴を上げる。

↓2 ダメージ判定!

104: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/11(日) 01:07:31.00 ID:Q+eZYU2W0
キャラ:ポーラ オカルト耐性:22-157-26-67=-228

──────────

どうにか逃れようと必死に暴れる。

もう落ちたらどうしようとかそんなことは頭に無く、ただただこの場から逃れたい一心で縄から抜けようともがく。

ピエロは、一歩、一歩、何もない空中を歩き、ポーラに接近する。

ポーラ「あわ、わ……ポーラ、食べても美味しくないですよぉ!?」

暴れようとロープが緩むようなことはなく、為す術もないまま気づけばピエロは息がかかりそうな距離まで近寄ってきており、

ポーラの目を覗き込むように、動く。

ポーラ「あ、あ、……」

失禁し、ポタポタと足元にこぼしてしまいながらも、そちらを気にする余裕はなく、

ピエロの目から目が離せず……。

──────────

突然エンジン音があたりに鳴り響いた。

ポーラがはっとして一瞬そちらに視線を向け、次の瞬間にはピエロは消えており……。

ついでクレーンが動き、ポーラが地面に降ろされて行く。

下に待ち受けるのは……、青葉の乗ったフォークリフトと、それが運んできた湯の入ったドラム缶。

ポーラ「わひゃあああ!?」

青葉「はいはい、このまま着替えられる所まで運びますよぉー」

ポーラ「お風呂に入ったまま運ばれるなんて新感覚ですー!?」

青葉は手早くロープを切ると、そのままフォークリフトでポーラの入ったドラム缶風呂を何処かへ運んでいった……。

提督「やれやれ……、クレーンに誰か吊るすと幽霊に目をつけられる呪いでもあるのかね」

クレーンの操作席から出てきた提督は大きくため息をつくのだった。

105: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/11(日) 01:24:09.02 ID:Q+eZYU2W0
ポーラ「あのー……助けてもらってありがとうございました~」

提督「まー、クレーンは執務室からよく見えるからな」

着替えて改めて執務室にやってきたポーラがぺこりと頭を下げる。

提督「風呂に入ってちょっとは温もったか?」

ポーラ「ぬくもりましたけどぉー……、ポーラはやっぱりお酒が飲みたいなーなんて……」

提督「だと思ったよ」

提督が机の引き出しから酒瓶を取り出すとポーラの目の色が変わる。

漫画的に表現するなら、目の中にハートマークが描かれ、ついでにパタパタと振られる尻尾でも描かれている事だろう。

グラスに氷を入れ、酒と水を入れてかき回すと、透明だった酒が白濁した色に変わっていく。

ポーラ「アブサン……、ポーラが全部飲んじゃったのにまだあったんですねぇ……」

提督「一瓶誰かが勝手に飲むのは予想済みだ。もともとお前らと飲むのに買ってたんだがな」

ポーラ「うぅ、それは申し訳ない事をー……」

提督「ほれ」

ポーラ「わーい、提督さん大好きですー」

提督「調子の良いやつめ」

↓2 次の犠牲者の決定(2人まで)
↓3 オカルト耐性の決定
↓4 2人の場合2人目のオカルト耐性の決定

115: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/12(月) 21:56:07.93 ID:WMRkEshB0
巻雲「怖がりを克服したい?」

北上「随分殊勝な心がけだねぇ……。まぁ付き合っても良いけどさ」

野分(何で長門さんが居るんでしょう……。そういえば一時期、完全に部屋に引きこもってましたっけ、この人も)

高雄「で、幽霊が平気な私達に声をかけたと」

日向「提督から聞いたのかい?」

卯月「そうぴょん」

望月「卯月引っ張るなよー……。うあー、行きたくなーい!」

三日月「そ、そう言わないで行こうよもっち……」

春雨「あはは……、前は野分さんの怖い話も割りと平気だったんですけどねー……」

長門「よろしく頼む」

イケメンず(長門(さん)だけなんか異質だなぁ……)

北上「まぁいいか、この人数なら出ないだろうし、付き合ったげるよ。夕方から倉庫に行ってみようか。取り敢えず一旦解散」

──────────
─────────
────────

野分「北上さん、どういう風の吹きまわしですか?」

北上「んふふー……」

高雄(ろくでもないこと考えてる顔だわ)

巻雲「睦月型の子はやっぱり幽霊苦手なんだねー」

日向「何、瑞雲があるから問題ない」

北上「↓1~5」

1.出口を塞いでのわっちの超怖い話をきかせようと思うんだけどどう?
2.まぁ行くだけだしね。もっとも、頼みの綱は途中から一人ずつ居なくなるんだけどさー、なんてね
3.自由枠

君たちは、自由枠できれいな北上様にしてもいいし、もちろんもっとゲスくするのも自由だ。

121: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/12(月) 23:12:37.17 ID:WMRkEshB0
途中離脱3 怒りの球磨2ですねー。

──────────

北上「っていうのを思いついたんだけど」

野分「なるほど、怪談ではよくあるヤツですね」

巻雲「えぇー……、流石にかわいそうじゃないですかぁ?」

北上「んー、そうなんだけどさ、何ていうの?」

北上「提督もひたすら怖い思いをして慣れちゃったからこそ、今のオリハルコンメンタルがあるわけじゃない?」

高雄「まぁ……。それは私も聞きましたけど……」

日向「結局、皆で倉庫に行ってみた所で、克服出来るわけが無いと?」

北上「そゆこと。結局慣れるしかないんじゃない? ってね。それに怖いのが苦手でも5人も居れば平気でしょ」

──────────
─────────
────────

長門「では出撃だ」

一同「おー」

夕方も過ぎ、薄暗くなって来た廊下を倉庫に向かって歩いていく。

北上と野分が前を行き、真ん中に望月達が、後ろに巻雲、日向、高雄が後ろを歩く。

高雄(うーん……、北上さんの言う事も一理あるけど、実際どうなのかしら。まぁ、提督っていう前例があるものね)

考えながらも、高雄がはたと脚を止め、そっと物陰へと隠れ離脱する。

122: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/12(月) 23:13:17.26 ID:WMRkEshB0
望月「あれ? 高雄さんは?」

日向「高雄?」

巻雲「高雄さんは来てないですよ?」

北上「んー? どしたのー?」

望月「な、なんでもない……」

日向(確かに、戦闘にしても、その恐怖心は慣れれば薄れるからな)

ついで日向が、同じように途中で曲がり、居なくなる。

三日月「あれ? 日向さん?」

巻雲「はい?」

三日月「あ、あの、巻雲ちゃん、日向さんは……」

巻雲「やですよぉ、後ろに居るのは、巻雲だけですよー?」

ふにゃりといつも通りに笑う巻雲を見て、三日月は何も言えず、ガタガタと震えながら正面を向く。

するとそこには、北上の姿は無く……。他の4人も動揺している所を見ると、誰も消えた所を見て居ない……。

長門「き、北上!? 北上はどこに行った!?」

野分「はい? 北上さんですか?」

実際は、三日月の日向が居なくなったという発言に、全員が振り向いた所で隠れただけなのだが……。

皆動揺してしまってか、それに気づかない。

卯月「も、もうすぐ倉庫なのに……」

春雨「ま、巻雲ちゃんは消えたりしてない……よね?」

巻雲「やですよぉ、そんなことありませんよー!」

野分「ふふ、こんな調子では倉庫に着く頃には、真っ暗になってしまいますよ?」

そういって脚をすすめる野分にせかされるように、それぞれに歩き始めた所で、野分が振り返り、後ろ向きに歩きながらもう一度口を開く。

野分「皆さんの言うことを聞いてこんな怪談を思い出しました」

野分「怪奇現象界隈では人が消えるのは珍しい話しではありません。特に……、消えた人物が居た事すら忘れてしまう、何ていうことも」

卯月「ぴぃ!?」

野分「大人数なら大丈夫と心霊スポットに向かった面々が、いつの間にか一人また一人と居なくなる、そんな話も色々あります」

望月「うあー!? 聞きたく無いよ!?」

野分「ふふ、まぁ大丈夫じゃないでしょうか? 野分『一人』しか引率は居ない事ですし……」

野分がさらっと言った言葉に、皆が一斉に振り返るとそこには巻雲はおらず……。

野分「さぁ、着きましたよ? 目的の倉庫に……」

揃って青い顔をしてガタガタと震える面々に対して平然と、野分は倉庫のドアを開けた。


↓1~3 皆はどうなる?拾えそうなのを混ぜていく方向でいきます。

129: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/12(月) 23:56:32.14 ID:WMRkEshB0
野分「入らないんですか?」

長門「の、野分は消えないよな!?」

野分が倉庫に入っていくのを引き止めるように、長門がしがみつく。

野分「何を言っているんですか?」

春雨達もそれに続くように野分にしがみつこうとして、硬直し、一気に顔を青ざめさせていく。

野分「みんなココに居るじゃないですか……」

倉庫の中には、北上達が変わり果てた姿でそこに居て、デュラハンのように自分の首を抱えていたり、

手足に欠損があったり、お腹や胸に大穴が開いていたり……。

そして振り返った野分も……、その顔は焼けただれ、頬の肉はそげ、片目は潰れていて……。

卯月「うびゃああああ!?」

望月「────!?」

春雨「キャアアア」

長門「イヤアアアア!?」

三日月「ひゃああ!?」

──────────

北上「それにしてものわっち、よく最後1人になって抜けられたね?」

野分「ん、割りと楽でしたよ? 皆さん怯えて散漫になってましたから」

高雄「それはそうと、早く迎えに行ってあげましょうよ」

日向「そうだな、望月の例もある事だし」

巻雲「あれぇ……? ちょっと長門さんあぶな、むぎゅっ!?」

泣きながら走ってきた長門に巻雲が抱きつかれ、続いて何故か北上に睦月型の3人が抱きつき、

春雨は高雄に飛びついた。

北上「あーもー、コレだから駆逐艦は……」

野分「北上さん、そういいつつも、面倒見良いから好かれるんですよ」

──────────

北上「ってことで大惨事だったよ」

提督「まぁ、たしかに俺は慣れて何とかなった、ってのは事実だがなぁ……。ちょっと酷だと思うぞ、特にもっちと三日月には」

野分「時期尚早だったでしょうか」

提督「まぁ、大事には成らなかったし、もともとあっちから言い出したんだから俺からは何にも言わんが……」

高雄「でも、直後は大変でしたよね、装備スロットが全部埋まってましたし」

提督「俺より大変だったのは巻雲だろ……、長門に危うく部屋まで拉致られるとこだったし」

日向「幽霊より怖かったと言っていたしな」

巻雲「トラウマになるかと思いました……」

139: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/13(火) 23:54:12.56 ID:Hf3s9bd/0
キャラ:陸奥 オカルト耐性30+30=60

─────工廠─────

陸奥「うーん……」

艤装の第三砲塔を分解し、念入りに整備する。

流石にもう爆発する事は無いと思いたいが……。

結局不安にかられて、定期的に徹底的に整備するのだ。

提督からは、そこまで心配なのなら、第三砲塔から弾を抜けばいいのでは?

と言われたのだが……。

流石に主砲一基を遊ばせてしまうと投射出来る火力にかなり差が出てしまうため、断念した。

その気なら、主砲を下ろして別の物を積んでも良いとも言ってくれたのだが……。

陸奥「これで整備は終わりっと……」

↓2 ダメージ判定

142: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/14(水) 00:10:52.49 ID:C3yAKe+g0
陸奥 オカルト耐性60-17=43

──────────

陸奥「あら……?」

機械の影から、じっと見ている何かを見つける。

印象としては、近所の子供でも迷い込んだかのような……。

本当にそんな印象を受ける、見覚えのない子供。

もっとも、ここに子供が迷い込めるハズがないのだ、パッと考えておかしい。

新しい駆逐艦の子が来るなんていう話しは聞いていない。

一つため息を付いて踵を返し、見なかった事にしようと決め、作業服を着替えに更衣室へ向かおうとする。

どうせ噂の幽霊だろう。関わった所でロクなことにならないだろう。

それが陸奥の考えだった。

↓2 ダメージ判定

148: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/14(水) 00:32:14.04 ID:C3yAKe+g0
陸奥 オカルト耐性60-17-55=-12
「勝ったな」「ああ……」

──────────

陸奥「え……?」

更衣室に向かおうとドアを開けると、通路の角からその子供が顔を出している。

じっと陸奥の方を覗き込むそれと目が合ってしまい背筋に寒いものが走る。

作業服のまま自室に戻って着替えようかなどと考えながら、

その子供の横を足早に通り過ぎ、更衣室へと入る。

陸奥「見えてる事に気づかれて無いわよね……」

こちらが見えている事に気づかれると、厄介だとは提督から聞いた話し。

なるべく平静を装い、いつも通りに動く事にした。

↓2 ダメージ判定

157: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/14(水) 23:36:38.70 ID:C3yAKe+g0
陸奥 オカルト耐性60-17-55-58=-70

陸奥「早く着替えちゃいましょ……」

更衣室に入ってロッカーを開け、手早くいつもの服に着替える。

普段なら顔をあらったりする所だが、さっさとここから離れたいために、後に回し、

着替えだけ済ませるとそうそうに更衣室から外に出る。

そのドアを開けた瞬間……。

子供が……目の前に居る。

陸奥「──っ!?」

必死に悲鳴を飲み込むものの、その様子を見て子供がニヤリと笑う。

陸奥(気づかれた!?)

幽霊だからぶつかるまいと、そのまま子供をすり抜けて工廠から外に出ようと足早に歩き始める。

↓2 ダメージ判定

162: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/14(水) 23:44:57.46 ID:C3yAKe+g0
陸奥 オカルト耐性60-17-55-58-31=-101

ギリギリアウト、そこそこセーフ。

──────────

走りはしないものの、足早に歩く。

走るとろくなことにならないだろうとの考えからだ。

工廠の出口のドアノブを握り、一度背後を振り返る。

そこに幽霊の姿は無く、安堵して一つため息をつき、ドアを開ける。

子供「……みぃつけた」

陸奥「キャアアアア!?」

ドアのすぐ外にソレは居た。

先程までの生きた人間とそう変わらない姿ではなく、血みどろのそれが。

突如視界に飛び込んできたそれにとうとう悲鳴を上げ、一目散に駆け出した。

──────────
─────────
────────

陸奥「はぁ……はぁ……」

陸奥「大惨事ってほどじゃないけど、やっちゃった……」

陸奥「コレ……、脱いだらマズいわよねぇ……。このスカートじゃ」

濡れて気持ち悪い下着の感覚にため息をつきつつ、陸奥はやはり足早に、風呂場に向かった。

163: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/14(水) 23:57:34.45 ID:C3yAKe+g0
提督「そういえば、戦艦山城についての怪談は話したが、戦艦陸奥にも有るのを知っているか?」

卯月「え゙」

満潮「ちょ!?」

荒潮「あら……、興味はあるけれど……。どの程度怖いのかしら?」

提督「んー、そこまで怖く無いな」

春雨「な、なら大丈夫……かな?」

提督「陸奥が謎の爆沈をする直前の話しらしい」

提督「見回りか何かだったんだろうな。夜に第三砲塔から女が空を睨んでいるのを見た者が居るらしい」

提督「そして次の日……やはり夜に、第三砲塔の天蓋の上で、女と血塗れの女がもみ合い、女が転落し……」

提督「血塗れの女はそのまま、天蓋に染み込むように消えたそうだ……」

提督「その翌日、陸奥は謎の爆沈と言うかたちでその艦生を終える。その2人の女が何であったかは謎のままだ」

卯月「う、うーちゃんの艤装に変なやつが居たりしないぴょん!?」

神風「ちょ、ちょっと!? それ違う意味で凄いシャレにならないじゃない!?」

↓2 次の犠牲者の決定(2人まで)
↓3 オカルト耐性の決定
↓4 2人の場合2人目のオカルト耐性の決定

189: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/16(金) 00:26:51.41 ID:bkstqt+00
ふと……、大和、大鳳、大淀、大潮、大鯨、大井で大艦隊とか作れるなぁ、何て思いつきました。

──────────

提督「……ん?」

早朝、提督が波止場で煙草をふかしていると、沖合からやってくる者が見えた。

人数は3人、誰かまでは分からないが、そもそも今は誰も海に出て居ないはずだった。

提督「んー……、噂の大本営からの査察か?」

──────────

大和「おはようございます。お出迎えありがとうございます、抜き打ちの査察なので通知はしてなかったハズですけれど……」

提督「ただ単にこの時間にここで煙草を吸うのが日課なだけだよ」

提督「要件は?」

大淀「大和が言った通り査察になります、というのも、ここ最近急激に戦果が上がっている事についてですね」

大淀「ハッキリ申し上げますと、この鎮守府では艦娘に対する薬物使用を疑われています」

提督「ああ、そういうね。まぁどこでも自由に見てくれればいいよ」

大鳳「ん、ではそうさせていただきますね」

提督「んじゃ、俺は執務室に移動するから用事があればそっちに来てくれればいい」

──────────

↓2 3人が向かったのは……。

1.食堂で情報収集
2.駆逐艦寮に行ってみる
3.工廠に行ってみる
4.いつも通りの自由枠

192: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/16(金) 00:55:21.69 ID:bkstqt+00
大和「どういうことですか?」

提督「んー? 何がだ?」

大鳳「何かに酷く怯えた様子の子が何人か見られました」

大淀「それに、この執務室も何かおかしくないですか?」

提督「その怯えた連中が集まってるからな」

提督がぽんと満潮の頭に手を載せて撫でると、嬉しそうに笑う。

それを見た3人が、心底ありえない物を見たというような表情をする。

大和「皆、一体何におびえているんです?」

提督「ここには出るんだよ、コレがな」

提督が両手を前に出していわゆる幽霊のポーズをすると、それを見た大鳳が鼻で笑う。

大鳳「私達をバカにしてらっしゃるのですか? そんな物居るハズが無いじゃないですか」

提督「ま、信じるも信じないもお前ら次第だが、聞き込みをすればすぐ分かるんじゃないか?」

提督「居るなら見せろというなら、夕方ぐらいから本館2Fの倉庫にでも行ってみるといい、一番目撃情報が多い場所だ」

提督「が、正直行って行く事をオススメしない。『怯える艦娘』の仲間になりたくなければな。忠告はしたぞ?」

──────────
────────
──────

大淀「本当に行くんですか?」

大和「やめておいたほうが……」

大鳳「居やしないわ、そんなの」

提督から場所を聞き、倉庫に到着すると、大鳳は躊躇なくドアを開けて中に入っていく。

それを見た大和と大淀は、おっかなびっくりその後ろを付いていく。

──────────
さて、まず今回の仕様の決を取ります。
↓1~5
1.ダメージ倍
2.追撃増加+1 + SW式クリティカルとゾロ目追撃併用
3.ダメージを固定値で追加(コンマ+30ダメージ)
4.自由枠(面白そうなら)

205: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/16(金) 01:19:52.64 ID:bkstqt+00
大鳳 122-40=82
大淀 12-8=4
大和 38-46=-8

まだ幽霊さんはウォーミングアップ中らしいです。

さて、今日はここで切ります。
今日もおつきあいありがとうございました
お疲れ様です。

213: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/16(金) 23:34:23.50 ID:bkstqt+00
大鳳 122-40=82
大淀 12-8=4
大和 38-46=-8


──────────

大鳳「何の変哲もない倉庫ね」

大和「別に御札がベタベタ貼ってあったりはしないんですね」

大淀(御札が貼ってあったらしき痕跡はありますけど……、見なかったことにしましょう)

3人が倉庫に入るのを見ていたかのように、扉が勢い良く、大きな音を立てて閉まる。

その音に3人は振り返り、大鳳はすぐにドアを開けようとし、ドアが開かない事に気づく。

大鳳「開かない……」

大和「た、体当たりしてみます?」

大淀「そ、そうですね。お二人にまかせていいですか?」

大和と大鳳が頷き、ドアに思い切り体当たりを行うものの、それはびくともせず、

そもそも効いている手応えがなく、何度やっても開く気がしなかった。

↓1 大鳳ダメージ判定
↓2 大淀ダメージ判定
↓3 大和ダメージ判定

218: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/16(金) 23:44:25.73 ID:bkstqt+00
大鳳 122-40-20=62
大淀 12-8-78=-74
大和 38-46-74=-82

弱い所から攻略していく幽霊の鏡。

──────────

何度か体当たりを繰り返すうちに、バンバンと背後から音が聞こえてくる。

背後にある窓から聞こえる音を不審に思い、大和と大淀が振り返ると、

複数の手が窓を叩いている様子がハッキリと見えた。

そしてその動きが唐突に止まったかと思えば……

窓の上から突然現れた、逆さまの状態で血だらけの男が覗き込む

大和「きゃあああ!?」

大淀「っひい!?」

大鳳「今……、何か居ましたね」

大鳳「ともあれ、早くここから出る方法を探さないと」

顔を真っ青にしてガタガタと震える2人をよそに、大鳳はどこから脱出するべきかと考えを巡らせる。

219: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/16(金) 23:46:04.99 ID:bkstqt+00
コピペミス……安価先が貼れてませんでした

↓1 大鳳ダメージ判定
↓2 大淀ダメージ判定
↓3 大和ダメージ判定

225: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/16(金) 23:57:47.87 ID:bkstqt+00
大鳳 122-40-20-42=20
大淀 12-8-78-81=-155
大和 38-46-74-81=-163

──────────

大鳳「誰かが外から鍵をかけたというわけでも無さそうですし……」

大淀「いやああああ!?」

大和「きゃああああああ!!」

思い切り悲鳴を上げる2人の方を大鳳が振り返ると、そこには、

腐敗が進み、半分溶けたような無残な姿の何かが床におり、這い寄ろうとしていた。

それは大鳳の方を見るとニヤリと笑い、ゆっくりと溶けるように消えていく。

大淀「や、やや、やっぱり幽霊は居るんですって!」

大和「しゅ、主砲を! 主砲を持ってこないと!」

大鳳「今は艤装は工廠においてますからね……」

大淀と大和の様子を見て、このままではマズいと考え、もう一度ドアを開けようと、ドアに向き直る

↓1 大鳳ダメージ判定
↓2 大淀ダメージ判定
↓3 大和ダメージ判定

235: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/17(土) 00:31:46.50 ID:Cm/ovmYo0
大鳳 122-40-20-42-54=-34
大淀 12-8-78-81-59=-214
大和 38-46-74-81-91-6=-260

──────────

大和「ひ、ぃ……」

大和が目を見開き、足元へとゆっくりと視線を下ろしていく。

そこには自分の脚をしっかりと掴む、さきほどの死体。

脚をつかむ冷たい感触が嫌でもわかり、背筋に冷たいものが駆け上がる

大鳳「流石にマズいわ……」

大鳳もこの状況に恐怖感を感じ始め、身体は知らず震え始め、

余裕を失い必死にドアノブを回して部屋から出ようとする。

大淀「こ、こっちにこないでください!」

大淀は泣きながら大鳳にすがりつき、すっかり冷静さを失っているのが分かる。

そして唐突に幽霊が消え……、ガチャリとドアが開く。

提督「だからやめておけと言ったんだ……」

大和・大淀「きゃああああ!?」

大鳳「なっ!?」

顔を懐中電灯で下から照らした提督がそこに居た。野分と北上、そして青葉もその隣に居る。

北上「2人大破と……、大鳳は大丈夫そうだねぇ……」

青葉「見ちゃいました」

野分「2人はお風呂行きですね」

大和「ちょっと、こんな所写真で撮らないでください!?」

大淀「お、お嫁にいけなくなってしまいます!?」

提督「撮ってもらっといたほうがいいと思うがな。ソレ、除霊の出来るカメラだから」

提督からそう聞くと、漏らしてしまった2人もそれ以上抵抗できず、おとなしく青葉に写真を取られるハメになった。

──────────

提督「納得行ったか?」

大鳳「一応……、というかすいません、急な事なのに泊めていただいて」

提督「無理にでもさっさと帰ったほうが良かったと思うがな。また出る可能性もあったんだし」

大鳳「2人が動ける状況ではありませんでしたからね……。というか今現在もダメそうですが」

提督「だろうな。今朝方顔を見たが、ゾンビみたいな顔してたし」

大鳳「なので、陸路で帰ろうかと思います、あの状態で海路で行くのは危険過ぎます」

提督「それがいい、新幹線で寝てりゃ着く。が、金あるのか? ボチボチ要るぞ?」

大鳳「軍に請求を回せば大丈夫だとは思いますが……」

提督「ま、大本営が拝み屋でも回してくれるのを期待しとく」

大鳳「あはは、私が頭おかしいと言われて何処かに飛ばされるか、解体される未来が見えます」

提督「だろうなぁ、で、ここで何かされたと思われて、また次の査察が来るな」

大鳳「まぁ……、大和さんと大淀さんの状況を説明するのは骨が折れそうですけど、問題なしと言っておきますよ」

提督「それがまぁマシだろうな」

244: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/19(月) 00:10:10.57 ID:feU+/XZl0
さて……軽く更新します(´・ω・`)

本日のターゲットはこの方

キャラ:伊良湖 オカルト耐性=12+10=22
キャラ:間宮 オカルト耐性=55+10=65 お守り所持

さて、2人は……
↓2
1.食堂で仕事中
2.買い出しにいった帰り
3.いつも通りの自由枠

247: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/19(月) 00:35:16.78 ID:feU+/XZl0

伊良湖 オカルト耐性22
間宮 オカルト耐性65 お守り所持

──────────

伊良湖「あずきがきれてるなんて……」

間宮「書類に不備があって届かなかったみたいですね。明後日には届くので、取り敢えず次の分はこれで足ります」

伊良湖「書類に不備?」

間宮「ええ、ちょっと失敗してしまいまして……」

伊良湖「珍しい事もあるもんですね」

間宮「私だって失敗することもあります」

小豆の袋を抱えて、間宮が苦笑いする。

今日届くと思っていた小豆が届かず、業者に連絡を入れたのが夕方、

帰る頃にはすっかり日も落ちてあたりは暗くなってしまっていた。

伊良湖「うぅ、この時間にあんまり外を歩きたくない」

間宮「幽霊が出るらしいですね」

↓2 伊良湖ダメージ判定
↓3 間宮ダメージ判定

257: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/19(月) 23:42:02.10 ID:5MqrGfMQ0
伊良湖 オカルト耐性22-3=19
間宮 オカルト耐性65-35=30 お守り所持

──────────

間宮「伊良子ちゃん、気づいてますか?」

伊良子「はぇ!?」

間宮「出た……みたいですよ」

伊良子「や、やですよ!? 悪い冗談はやめましょうよぉ」

間宮「聞こえるんです、連れて行ってくれっていう声が……」

伊良子「ほ、ほんとにやめてくださいってば!?」

間宮「……、早く戻りましょう」

↓2 伊良子ダメージ判定
↓3 間宮ダメージ判定

261: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/19(月) 23:52:30.71 ID:5MqrGfMQ0
伊良子 オカルト体制22-3-9=10
間宮 オカルト体制65-35-78=-48

伊良子がワンチャンありますね

──────────

伊良子「ほ、本当に冗談じゃないんですか?」

足を速め、何度も振り返る間宮を見て伊良子が口を開く。

間宮「冗談だったらいいんですけどね──っ!?」

また、背後を振り返った間宮が言葉を失い、がたがたと震え始める。

伊良子「こ、こんどはどうしたんですか?」

間宮「本当に何かついてきちゃったみたいです……」

伊良子「ええー!?」

間宮「早く行きましょう……。後ろ、見ないほうがいいですよ?」

伊良子「大丈夫ですよ、私には何も聞こえないですしっ!」

↓2 伊良子ダメージ判定
↓3 間宮ダメージ判定

265: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/20(火) 00:15:19.41 ID:lxvDqnCk0
伊良子 オカルト体制22-3-9-48=38
間宮 オカルト体制65-35-78-45=-93


──────────

伊良子「ひゃああ!?」

間宮「い、伊良子ちゃんも見ました?」

伊良子「み、見ましたぁっ!? そこの暗がりになんかいましたっ!?」

間宮「それって、首が無かったですよね!?」

伊良子「なかったですぅう!」

間宮「や、やっぱり連れて来ちゃったあああぁぁぁ!?」

伊良湖「きゃああああ!?」

それから2人は無我夢中で走り……。

──────────
─────────
────────

間宮「い、嫌な汗かいちゃいました」

伊良湖「買い出しに行くだけでこんなに疲れるなんて」

間宮「ま、まぁどうにか逃げられたみたいですし……良しとしましょう」

267: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/20(火) 00:24:23.94 ID:lxvDqnCk0
駆逐古鬼「Zzz……」

提督「なんでこの子は俺の膝の上で寝ちゃうかねぇ……」

山雲「羨ましい……」

曙・霞・満潮(羨ましい)

如月「いや、あなた達は一緒に寝たりするでしょうに……」

大井(羨ましい)

提督「でもこうしてると深海棲艦とは思えないよなぁ」なでなで

駆逐古鬼「うぅん……司令官さん……」

卯月「そういえば、この子って司令官のこと『司令官』って呼ぶぴょんね」

提督「そういやそうだなぁ。別に特別なんかした覚えもないんだが」

山雲「わるさめちゃんは~、提督さんって呼んでたっけー?」

曙「どうだっけ……?」

──────────

さて、次の小ネタは予告通り幽霊による提督死亡ドッキリでいきます! いきます!

↓3 死亡ドッキリの犠牲者の決定! 駆逐艦からで。
駆逐古鬼、駆逐棲姫も込みでいいです。また、今までに死亡ドッキリを食らった子は安価下になります。

272: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/20(火) 00:30:17.14 ID:lxvDqnCk0
陽炎で決定ですっ。

個人的には神風と三日月も捨てがたいんですけどねぇ……。そのうち、というか近いうちにヤっちゃってもいいかしら?

さて、本編の犠牲者も決定しておきます。

↓2 犠牲者の決定(単独)
↓3 オカルト耐性の決定

284: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/20(火) 22:48:23.89 ID:lxvDqnCk0

陽炎、神風、三日月の3人がどこに居るかを決定します。そこに提督が現れて死ぬ感じ。3人で追跡ってのはちょっと不自然かなーなどと。

↓1~5
1.工廠で作業中
2.波止場で休憩中
3.鎮守府内を歩いている(予備艦待機室に入る提督を目撃する)
4.自由枠(いつも通り、面白そうなら拾ったりします。)

291: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/20(火) 23:43:36.26 ID:lxvDqnCk0
陽炎「ええー、ほんとに!?」

神風「本当よ、駆逐古鬼ってば、最近司令官の膝で寝るのがお気に入りみたいでー……」

三日月「なんだか猫みたいでかわいいですよね」

陽炎「その子とあんまり話したことないけど、いいなー」

神風「……まぁ割と膝に乗ってる子はいるけどね」

三日月「神風ちゃんもですね」

神風「あれ……」

陽炎「ええー……。あれ、司令?」

三日月「あの部屋は……、予備艦待機室ですね」

神風「そんな部屋あったっけ?」

三日月「ええ……、閉鎖されてたはずですけど、どうしたんでしょう?」

提督が予備艦待機室に入っていくところを見て3人が首をかしげる。

陽炎「ちょっと覗いてみる……?」

神風「ええ……、やめたほうが……」

──────────

↓3
提督の死に様は……。
1.首吊り
2.割腹自殺
3.自由枠(いつも通り)

298: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/21(水) 00:29:15.54 ID:9tQNvZzj0


──────────

薄く扉を開いて3人でドアの中を覗き込む。

そこでは提督が仏壇に向かっているのが見えた。

陽炎「お経……?」

神風「かな……?」

三日月「多分そうだと思いますけど……」

しばらくその後ろ姿を見ていると、提督が何かを取り出すのが見えた。

それは日の光に反射する短刀で……、提督は躊躇なく、それをそれを自分の腹へと突き立て、横へと引く

提督「ぐっ……」

突然の事に3人とも一瞬動く事が出来なかった。

陽炎「だめええ!?」

神風「い、今なら病院に運べば!」

三日月「司令かーん!!」

部屋に飛び込む3人、それと同時にぐらりと傾き、床に倒れ伏す提督。

提督「痛い……なぁ……」

陽炎「何でこんなことしたの!?」

真っ先に駆け寄り、抱き起こそうとした陽炎にすがりつき、ぼろぼろと涙をこぼす。

その袖を右手で握るものの、力を失い、その右手は地面に落ち、その左手からはころりと薬品の瓶が転がり落ちる。

三日月「……司令官、これ飲んだんですか!?」

神風「……こんなの飲んだら……死んじゃうじゃない!?」

陽炎「そんな……。……脈……無いわ……」

↓1~4 ダメージ判定。3人分纏めて!

307: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/22(木) 23:06:31.44 ID:jIrMrSav0
神風「ちょっと、冗談言わないでよ……!」

陽炎を押しのけて神風がその手を首に触れて見るものの、やはり脈はなく……。

三日月「う、あ……、うわああぁぁん」

まず最初に三日月が崩れ落ち、声を上げて泣き始め、

陽炎「司令! 司令ー! 返事してよ!」

神風「う……ぐすっ……、なんで自殺なんか……」

それに釣られるように2人が泣き始める。

自分だけならまだ、夢だと逃げる事も出来たかもしれない。

それでも3人一緒に見て、確認してしまい、提督の死を嫌が上にも現実として認識し、

3人は取り乱してしまう……。

↓1~7 提督に聞かれる恥ずかしい台詞とかどうぞ!

3人分なので多めに範囲を取ります。また、1人につき2回まで連投OKです。

例によって難しそうな物、場にそぐわなそうなものはスルーしたり改変したりします。

内容の重複は安価下になります。

320: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/23(金) 00:36:03.45 ID:h+b5xJDu0
陽炎「私もっともっと司令とお話したかったのに。それにまだ、まだ私司令に何にも返せてないのに!」

泣きながら、陽炎が叫び、提督の身体を揺さぶる。

三日月「とめられなくてごめんなさい、わかってあげられなくてごめんなさい、甘えてばかりでごめんなさい……」

三日月「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」

たいしてその隣の三日月は、光の消えた目でじっと提督を見つめ、ぶつぶつと壊れたようにつぶやく三日月。

神風「司令……官。私まだ、クリスマスもお正月も、一緒に過ごせてないのに……」

一見まともそうに見えるものの、目が座り、よく見るとまともでは無さそうな神風。

この3人では陽炎が一番マシかもしれなかった。

三日月「司令官、三日月は次はどうすればいいですか? 起きて下さい、司令官、司令官」

神風「言ったじゃない、大好きっていったじゃない。司令官が居なくなるなんて嫌、いやあああ……」

三日月「あ、そうです……。司令官のあの世への旅にお供すれば……」

神風「せめて、せめてあなたのぬくもりが消える前に私に……」

陽炎「うわああぁぁぁん!」

提督「神風、やめとけ、ソイツは俺じゃないから。それと三日月ぃ……、後追いなんぞしようとする子は営倉に放り込むぞ?」

提督「陽炎は今度秘書艦任すからその時な」

神風「司令官!?」

三日月「え、ええ!?」

陽炎「司令!?」

提督の声に3人が一斉に振り向いた瞬間、そこに倒れていた提督が消え失せる。

陽炎「あれ……?」

神風、三日月「しれいかーーーん!!」

陽炎は死体が消えた事にあっけに取られていたが、

神風と三日月は、我先とばかりに提督に飛びつき、泣き始める。

陽炎「っていうか、全部聞いてた?」

提督「丁度前を通りがかったら聞こえた」

陽炎「うわあぁぁぁ……!?」

提督「陽炎は別におかしい事は言ってないけど、神風に三日月、お前らなぁ……。こりゃおちおち死ねないな」

神風「だ、だって私、私は司令官の事大好きだもん!」

三日月「あわわわわ……」

陽炎「違うのぉ! ガチ泣きしたとこまた見られたのが恥ずかしいんだってばああ」

提督「やれやれ……、ま、暖かいココアでも入れてやるからついてこい」

327: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/23(金) 22:27:47.05 ID:h+b5xJDu0
さて、本編いきますよー。

キャラ:鬼怒 オカルト耐性:63

鬼怒は何をしているか?

↓2
1.部屋で寛いでいる
2.演習の片付け
3.提督から何か仕事を頼まれた(仕事の中身もあれば)
4.自由枠(いつも通りの自由枠)

330: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/23(金) 22:43:13.34 ID:h+b5xJDu0
キャラ:鬼怒 オカルト耐性:63

──────────

鬼怒「……」

夕方のグラウンドを無言で走り込む。

長良もこの時間になるとあまりトレーニングもしたがらず、

みんなと部屋に居たりすることが多くなった。

大鳳はちょくちょく付き合ってくれるのだが、今日は出撃で居ない。

結果、無言でひた走る事になっている。

鬼怒(……そういえば島風が走ってる所を変なお婆さんに追い抜かれたって言ってたなぁ……)

鬼怒(確か、ジェットばばあ? ……あれ?)

鬼怒(違ったような……。なんだっけ?)

↓2 ダメージ判定

335: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/23(金) 23:03:10.59 ID:h+b5xJDu0
キャラ:鬼怒 オカルト耐性:63-10=53

──────────

鬼怒「あ、そうだ、ターボばばあ!」

思い出してふっと立ち止まる。

そして思わずそんな物が周囲に居たりしないかと見渡して……。

鬼怒「まぁ居ないよねぇ……」

鬼怒「追い抜かれるだけだったら鬼怒は別にいいけど……」

鬼怒「あれ……?」

「ん?」

確かにグラウンドには自分しか居ないはずなのに、何故か今……

誰かが相槌をうったような気がした。

鬼怒「うーん……、なんだろ……?」

↓2 ダメージ判定

341: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/23(金) 23:20:50.07 ID:h+b5xJDu0
キャラ:鬼怒 オカルト耐性:63-10-40=13
目押しすればワンチャン?

──────────

鬼怒「これってもしかしなくても例の幽霊だよね……」

あまり幽霊は得意な方ではない……。

もっとも、一部例外を除いた駆逐艦達からみれば、夕方にもなってトレーニングしている鬼怒は

相当幽霊に強い方なのだが……。

「そうだね」

鬼怒「ねー、そうだよねー」

鬼怒(今素に返事しちゃったけど今のって絶対そうだよね!?)

鬼怒「疲れてるのかな……、今日は早めに切り上げて休もうかな……」

「それもいいかもね」

↓2 ダメージ判定

345: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/23(金) 23:28:43.95 ID:h+b5xJDu0
キャラ:鬼怒 オカルト耐性:63-10-40-30=-17

色々と惜しい!

──────────

鬼怒「そうだよね、じゃあ鬼怒はこれで」

「待ってよ……」

「私もつ・れ・てっ・て……」

鬼怒「やだあああ!?」

ハッキリと言葉が聞こえた時点で走りだし、鎮守府建家に飛び込むと、

食堂へと駆け込んでいく。

間宮「あら?」

鬼怒「ゆ、幽霊出たよー!?」

間宮「大丈夫ですよ、多分。これだけ人が居れば」

鬼怒「ほ、ほんとかな?」

間宮「大丈夫じゃなかったら、多分食堂には誰も居ないとおもいますし」

鬼怒「うわぁ、それはヤだなぁ……。せっかくだし、このまま晩御飯にして早めにやすも……」

346: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/23(金) 23:33:32.52 ID:h+b5xJDu0
提督「お茶がうまい……」ズズズ……

陽炎「でしょー? 入れ方習ったもん」

神風「しれっと執務室に居るのね……」

三日月「この前からちょいちょい来ますよね」

陽炎「そういう二人はずーっと居るじゃない」

神風「うふふ……」

駆逐古鬼「司令官ー、何かお手伝い出来る?」

提督「いや、今は特に無いな、仕事も一区切りついたとこだし」

駆逐古鬼「……」

提督「……」

陽炎(何この沈黙!?)

神風(見てれば分かるかな)

提督「お前も好きだなぁ……。ていうか口で言えばいいのに」

駆逐古鬼「だって恥ずかしいし……」膝に乗る

三日月(ていうか、言わなきゃ普通に艦娘だと思っちゃいそうな行動ですよね……)

駆逐古鬼「」スヤァ……

陽炎「寝ちゃった!? あの話本当だったんだ……」

↓2 次の犠牲者の決定(2人まで)
↓3 オカルト耐性の決定
↓4 2人の場合2人目のオカルト耐性の決定

357: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/25(日) 22:07:04.69 ID:RC1NGMa+0


さて、予告通りデート……というか砂糖生産とか日常系の小ネタやります(´・ω・`)
今日は愉悦よりも癒しとかほっこりが欲しい……
といっても、心霊現象は発生したりするんですけどねぃ、安価次第で

↓1~5
1.陽炎の秘書艦日
2.神風の秘書艦2日目
3.山雲と出かけたり日常系
4.自由枠(いつも通りの自由枠、が、今回の趣旨と違うものは蹴ります。面白そうなら次回のネタに回す場合はあります。)

362: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/25(日) 22:33:48.30 ID:RC1NGMa+0
陽炎の秘書艦日で決定ですね。
書けたら投下しますよー。

363: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/25(日) 23:01:31.09 ID:RC1NGMa+0
陽炎「司令っ。おはよ!」

提督「んあ? おはよーさん。わざわざ波止場まで来なくても執務室で待ってれば良かったのに」

提督「朝イチに波止場まで来たら寒いだろ」

陽炎「んー、まぁそうなんだけどさ、神風から朝一番はここで煙草吸ってるって聞いたから。煙草吸ってる司令の姿って珍しいし」

提督「まぁ、皆の前じゃなるべく吸わないようにはしてるしな」

提督が煙草を携帯灰皿へと落とし込み、蓋を閉める。

陽炎「何かその灰皿爆雷みたい」

提督「ああ、たしかにそうかもな。と……、そろそろ入るかね、寒い」

陽炎「はーい」

──────────

提督「さて、残念ながら今日は仕事があんまり無い」

陽炎「えー!? って言えばいいのか、やったぁー!って言えばいいのか……」

提督「俺的にはやったーだな。やっぱり仕事仕事だと疲れも溜まるしなぁ」

提督「何ならどっかに出かけてもいい」

陽炎「それって私も連れてってくれるの?」

提督「どっか行くならな」

陽炎「やったぁー!」

提督「行き先の希望とかあるか?」

陽炎「えーっとねー」

↓1~3 陽炎の行き先の希望。
神風の時と同じ三択を並べてみる。
1.提督に任せる(ご飯食べて適当にお店冷やかして帰るぐらい)
2.服を見に行きたい。
3.自由枠(いつも通り、面白そうなら拾う感じで。ガチデートというより、単に軽く出かけるって雰囲気を重視します)

367: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/25(日) 23:36:45.28 ID:RC1NGMa+0
陽炎「んー、服とか見に行ってみたいかも?」

提督「ん、ならついでにつれてってやろう。料理の材料を買い行くから」

陽炎「司令も好きだね、お料理」

提督「まぁ、人並みにはな。着替えてくるか?」

陽炎「んー、このままでいいかな。司令も軍服でいくんでしょ?」

提督「まぁな」

陽炎「なら私もコレで。あ……、でも長袖にしてパンスト履いてこようかなぁ」

提督「寒いしそれがいいかもな」

──────────

さて、今日はちょっと早いですが休みます。眠い……。
あまりできませんでしたが今日もおつきあいありがとうございました。
お疲れ様です。

370: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/27(火) 23:07:52.28 ID:7/BiQ2C20

陽炎「料理の材料ってどこに買いにいくの?」

提督「業務用スーパー。結局かなりの量になるしな」

陽炎「あぁ、たしかに……。執務室の子だけでも結構な数居るから……」

提督「まぁ、買うもんは決まってるからそっちはすぐ済む」

陽炎「そうなんだ」

──────────

陽炎「ほんと早かったね……」

提督「この前ほど買うもんも無いしなー。さて、次は陽炎の服屋か」

陽炎「やった!」

提督「はしゃがないように」

陽炎「そういえば、神風が司令に服を選んでもらったって聞いたけど」

提督「あー、そんなこともあったな」

陽炎「私のも選んでくれたりする?」

提督「俺が選ぶと大抵清楚系になるがな」

陽炎「それでもいいよー!」

↓1~3 服屋安価
提督の選んだ服とかイベントとか。

375: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/27(火) 23:36:58.13 ID:7/BiQ2C20
提督「んー、あえて捻って行ってみるか」

陽炎「ひねるの!?」

提督「コレとか」

陽炎「シャギーニットのワンピース? んー、これだと、重巡な人とか浜風とかのが似合いそうな……」

提督「じゃあ、あえてのコレ」

陽炎「メイド服!? 何でこんなものまで置いてあるの!?」

提督「ちょっと見てみたいと思った」

陽炎「……着てみるね?」

──────────

陽炎「ロングスカートなのはやっぱりこだわりなの?」

提督「こだわりってわけじゃないが、俺はそっちのが好きだがなぁ」

陽炎「へー」

提督「あとは初詣用に着物とかどうだ」

陽炎「着物!? このお店ほんとになんでもあるんだね!?」

提督「着物はいいぞー、着物は」

陽炎「司令ってほんとに着物好きだったんだ……」

──────────

陽炎「結局無難にワンピース買ってもらっちゃったけど……。これ結構恥ずかしいかも?」

提督「別に下にジーパン履いたっていいわけだし」

陽炎「まぁそうなんだけどさ」

提督「あとはちょっと遅めの飯食って帰るかね」

陽炎「どこで食べるの?」

提督「特に希望がなきゃファミレスだな。その後何か希望があれば付き合ってもいいが」

陽炎「うーん……」

↓1~3 陽炎の希望とか、帰り道イベントとか!

379: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/28(水) 00:10:16.49 ID:pY7dVri+0
提督「小洒落たカフェねぇ……」

陽炎「うん、この辺に無いかな?」

提督「まぁ無くは無いな」

陽炎(夕方だったら夜景のきれいなとこ!とか無茶ぶりしてみたんだけどなー)

─────カフェ─────

陽炎「サンドイッチ4人分とコーヒー2人分って……サンドイッチ多くない?」

提督「カフェだからなぁ。ただでさえ時間が遅いから腹も減ってるし」

陽炎「まぁ……確かに」

提督「そういえば陽炎は料理は得意だったな?」

陽炎「それなりには得意よ? クラムチャウダーとか作れるかな」

提督「それじゃあ今度手伝ってもらおうかな」

陽炎「でも、司令の方がお料理上手じゃない?」

提督「俺のは所謂男の料理だからなぁ。雑なんだよな」

陽炎「でも美味しいって聞くわよ、提督のご飯」

提督「あれ? 陽炎は食べた事なかったっけ?」

陽炎「うん」

提督「帰ったら何か作るか……」

陽炎「いいの!?」

提督「かまわんよ」

─────夕方日の落ちかけた頃~逢魔ヶ刻─────

↓1~3 帰り道イベントどうぞ

386: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/28(水) 23:19:18.87 ID:pY7dVri+0
提督「結局帰りはこの時間か」

陽炎「結構のんびりしちゃったしね」

陽炎「んー、でも、司令と一日デートなんていうと、妹がうるさそう」

提督「まぁ別にいいんだが……、神風の時はこのへんで幽霊が……っ!?」

陽炎「え? うひゃ!?」

背後から急に突き飛ばされて、提督が陽炎を押し倒す形で倒れ込む。

陽炎「んー!?」

陽炎(え、え、えええ!? ほぼ完全に事故だけど、司令と、司令とキスしちゃったー!?)

提督「……」

陽炎「え、えっと、司令?」

陽炎(当たり前だけど顔が近いよ!?)

提督「大丈夫か?」

陽炎「う、うん。大丈夫」

提督「やっぱり幽霊……だろうなぁ。後ろ、誰も居ないし」

陽炎「ちょ、ちょっとやめてよ!? ……!? な、なんか居るよ!?」

提督「ん、んー。アイツは別に悪さしそうな感じでもないな……。ほっとけ」

そう言われて頷くものの、やはり怖いものは怖いらしく、提督の腕をぎゅっと抱きしめるようにして歩く。

陽炎「ねぇ、後ろからの足音、増えてるんだけど……」

提督「いいからほっとけ」

──────────

嵐「陽炎姉もやるねぇ、デートなんてさ」

雪風「しれぇとお出かけなんて羨ましいですねー」

時津風「ほんとほんと、ついていきたかったのに」

天津風(せめてからかってやるんだから)

浜風「まぁ別にいいと思いますけど」

初風(私も司令とお出かけしたいなー)

不知火「そろそろ帰ってくる頃合いだと思うのですが……」

磯風「司令の晩御飯が食べられると聞いて」

秋雲(これは陽炎姉の薄い本が分厚くなるねー……)

野分(司令となら私も出かけた事はあるんですけどねー)

──────────

さて、察しのいい愉悦部諸兄は気づいておられるでしょう。

野分を除いた各々が大量の幽霊を見てどうなるか?

未登場の面々は、耐性が決定したいため省いています。

さぁ、ダメージ判定ですよ!

↓1,2,3,4!

394: ◆r3J8wr8gzWTW 2016/12/28(水) 23:43:51.53 ID:pY7dVri+0
52+43+63+47=205

大体期待値ってとこですね。

──────────

秋雲「おや、腕に抱きついちゃってまぁ、仲のいい……あれ?」

最初に気づいたのは秋雲。

提督と陽炎の後ろにゾロゾロと、ついてくる沢山の人、人、人。

そのどれ一つとってみても、土気色の顔をしていたり、体の部位が欠損していたり、

血まみれであったり……。この暗がりだというのに、遠目で見てもどれもこれも不自然にハッキリと見え……。

そしてハッキリと、この世のものではないと分かる代物だった。

秋雲「ぎゃあああ!? なんてもの連れて帰ってきてんのさああ!?」

秋雲が叫び、逃げ出すと、恐怖が一斉に皆に伝染したようで、叫び、逃げる者が続出する。

磯風「うわああ!?」

浜風「ちょ、ちょっとそれはどうかとおもうんですが!?」

時津風「ひゃあああああ!?」

雪風「幽霊はダメだとおもいますうぅっ!?」

不知火「──」気絶

初風「それはいやああ!?」

天津風「ひっ、ちょ、ちょっと冗談にしてはど、どど、度が過ぎて、て、ひゃあああ!」

嵐「お、俺が幽霊ぐらいでどうにかなるわけ、なるわけ、ぎゃー!?」

野分「お帰りなさい、司令、中々楽しいものを連れてますね。ん……消えましたか」

提督「相手にするとめんどいから放置してたら増えた」

野分「この分だと……少なくとも、半数は大破、お風呂行き確定ですね」

提督「陽炎は大丈夫か?」

陽炎「う、うん……」

野分「……、なんだか別の意味で大丈夫じゃなさそうですね。何かありました? さて……、野分は後始末をしてきますね」

野分「北上さんや高雄さんを借りても? 一人であれだけ捌くのは厳しいです」

提督「ん、任せる」

─────執務室─────

陽炎「何か一日あっという間におわっちゃった」

提督「そうだな」

陽炎「……」

↓1~3

事故って押し倒された、キスされた件ついてとか、腕にしがみついてた件とかについて、陽炎から提督に何か言う?

404: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/01(日) 01:41:06.57 ID:2ANFzGyO0
陽炎「ファーストキスだったのになぁ……」

提督「それは申し訳ないな、相手がこんなおっさんで」

陽炎「あ、口に出してた?」

提督「きっちりとな」

陽炎「それにしても……、ほんとに動揺しないよね、なんとも思わないの?」

陽炎「なんか、幽霊への対応とおんなじような……」

提督「……今更キスしたぐらいじゃ動揺せんよ」

陽炎「じゃあさっきのキスの味とか聞いても平然と答えられたりとか?」

提督「コーヒー味だったな」

陽炎「確かに直前にコーヒーのんだけどさ……」

陽炎「っていうか、話しがそれちゃってた! 別に司令がおっさんだなんていってないけど、なんていうの?」

陽炎「事故的にじゃなくてこう、ちゃんとしたかったなーって。……司令と」

最後の部分はぼそりと、つぶやくように、顔を真っ赤にしながら言う。

提督「まぁそういうもんだろうな、お前らぐらいの年頃だと」

提督「……誰にも言わないならちゃんとしてもいい。広まると面倒くさいからな」

陽炎「きっちり聞こえちゃってた!? んー……」

陽炎「↓1~3」 

408: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/01(日) 02:11:38.32 ID:2ANFzGyO0
陽炎「ちゃんとするってひょっとして◯◯◯◯◯◯とかっ!?」

提督「……それがよければそうするが?」

陽炎「興味あるかなーなんて……」

提督「仕方ないな」

陽炎に来るように促すと、膝の上に横向きに座らせて、

片手を背に回し、間近からじっと陽炎の目を覗き込む。

陽炎(司令の膝に座ったのも初めてなんだけど、というかこんなに近くから見つめられたら……)

気恥ずかしさから、耐えられずに目を閉じると、身体を引き寄せられ、唇を重ねられた感触がする。

陽炎(あ……、んっ!? )

陽炎(ていうか上手すぎ……!?)

──────────

陽炎「……」くたぁ……

提督「ちょっとやりすぎたか」

陽炎「な、なんでそんなに平然としてられるの!?」

提督「一応元妻帯者だしなぁ。」

陽炎「いやいやいや、それだけじゃないでしょ!?」

提督「さて、そろそろ降りてくれるか?」

陽炎「ん……、もうちょっと」

提督「まぁいいか……。気が済んだら降りてくれ」

409: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/01(日) 02:17:26.74 ID:2ANFzGyO0
キャラ;清霜 オカルト耐性84-30=64
キャラ:武蔵 オカルト耐性63+30=93

さて、次は本編いきましょうか。

今回はこの2人でしたね。
さて2人は何をしているか?

↓1~3
1.談話室で何か喋ってる
2.演習してるよ!
3.武蔵の自室に清霜がお邪魔してる
4.自由枠

417: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/03(火) 01:43:05.74 ID:N4zUVi4v0

キャラ;清霜 オカルト耐性84-30=64
キャラ:武蔵 オカルト耐性63+30=93

──────────

武蔵「アトミラール・グラーフ・シュペー?」

清霜「そうそう、戦艦主砲を積んだ巡洋艦だよ!」

清霜が持ってきた本を武蔵が覗き込む。

武蔵「基本排水量12000トン、満載排水量16000トンか……」

清霜「清霜も載せられないかなーって」

武蔵「んん……そうだな。46センチ砲は厳しいだろうが、シュペーのような比較的小さな戦艦砲なら載せられるかもしれないな」

武蔵「ただ、魚雷も、主砲も全部取り払って、その主砲1基だけ、でどうにかなるかどうか……と言った所か」

清霜「うーん……そっかぁ……」

武蔵「戦艦砲を撃つだけなら撃てるかもしれんし、提督に相談してみるといい。ドイツにはこんなやつがいる!ってな」

武蔵「さて、何か飲み物でも出そうか……」

↓2 清霜ダメージ判定
↓3 武蔵ダメージ判定

422: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/03(火) 01:54:06.31 ID:N4zUVi4v0
清霜 オカルト耐性64-13=51
武蔵 オカルト耐性93-66=27

追撃+1ですねぇ……。清霜イケメンで、武蔵大破な展開とか期待……

──────────

武蔵「ん?」

清霜「どうしたの?」

武蔵「いや……。冷蔵庫が開かないんだ」

冷蔵庫の扉に何かが支えているように、引っ張っても開かない。

ぐいぐいと思い切り引っ張って見ると、勢い良くそれは開き、中からゴロリと、人間の頭が転がり出てくる。

武蔵「……っ!? チッ……噂のアレか……」

清霜「アレ?」

武蔵「幽霊だな……。困ったな、あまり得意な方じゃないんだ」

清霜「清霜も、あんまり得意じゃないかなぁ……」

↓2 清霜ダメージ判定
↓3 武蔵ダメージ判定

427: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/03(火) 02:09:33.17 ID:N4zUVi4v0
清霜 オカルト耐性64-13-97=-46
武蔵 オカルト耐性93-66-26=1

新年の本編一発目から容赦ない幽霊さん

──────────

清霜「ねえ、なんだか変な臭いがしない……?」

武蔵「確かに……、血の臭い……?」

清霜「でもどこから……? うわあぁぁ!?」

清霜が周囲を見渡し、はたと硬直し、声を上げる。

清霜が見た先には、腐り果てた何か、人であったらしい物、としか言えない物があった。

それは不気味に蠢きながら、すうっと透き通っていき、消えていく。

武蔵「何を見た!?」

清霜「う、うええ、すごい気持ち悪い物見ちゃった……」

↓2 清霜ダメージ判定
↓3 武蔵ダメージ判定

439: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/04(水) 23:02:59.48 ID:ccTK1a8u0
清霜 オカルト耐性64-13-97ー44=-90
武蔵 オカルト耐性93-66-26-43=-42



──────────

清霜「な、なんかぐちゅぐちゅに腐った変なのが居たよー!?」

武蔵「くそ、殴り飛ばせればいいものを……!?」

清霜「ぎゃあああ!?」

武蔵「うおお!?」

2人揃って驚きの声を上げる。

その視線の先に居るのは、何時から居たのだろうか、2人に背を向けて、天井から首吊りの状態でぶら下がる男。

ロープのヨリが戻っていくのか、ゆっくり、ゆっくりと、2人の方へと正面を向けようとしていて……。

武蔵「見、見るんじゃない!」

清霜「うわあぁぁん!?」

↓2 清霜ダメージ判定
↓3 武蔵ダメージ判定

447: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/04(水) 23:25:51.20 ID:ccTK1a8u0
清霜 オカルト耐性64-13-97ー44-9=-99
武蔵 オカルト耐性93-66-26-43-96=-138

まさかの武蔵が先にドボン

──────────

武蔵「こっちを……見……!?」

その死体がこちらを向くと、その濁った目と目が合う

舌をだらりと垂らした口から腐臭を放つ液体をぼたぼたと落とし、目は飛び出た恐ろしい形相で

それは武蔵を見下ろしていた。

武蔵「うわあぁぁ!?」

清霜「───!?」

武蔵の本気の叫びを聞き、清霜が目をそむけ、そっちを見るまいとするものの……

↓2 清霜ダメージ判定
↓3 武蔵ダメージ判定

452: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/04(水) 23:55:13.38 ID:ccTK1a8u0
清霜 オカルト耐性64-13-97ー44-9-65=-164
武蔵 オカルト耐性93-66-26-43-96-15=-153

まぁ……ー99時点でドボン確定だったんですけどねぇ……。

──────────

武蔵「うお……あああ……」

清霜「ひいぃぃ……」

首吊りの死体のロープが切れ、ドサリと音を立ててそれが地に落ちる。

それはしばらくはピクリとも動かない、動いてはいけないはずだった。

それが、ゆっくりと顔を上げる。

そしてそれはゆっくりと手を伸ばし……

──────────

武蔵「は、はは……」

清霜「あうあう……」

武蔵「はぁ、何が戦艦武蔵だ、見ろこのザマを……」

清霜「清霜も……漏らしちゃった」

武蔵「なぁ清霜、戦艦といってもこの程度だ。無理に目指さなくてもいいかもしれんぞ?」

武蔵「逆に、清霜はこの武蔵と同じぐらい幽霊に耐えたんだ、ある意味私と同等かもな」

清霜「あ、あはは……」

453: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/05(木) 00:07:19.61 ID:uXz2ywdi0
提督「……」

初雪「また煙草?」

提督「初雪か」

初雪「最近、増えてない?」

提督「まぁ、ストレスも溜ま……」

初雪「?」

提督「いや、何でもない。そういえば今日はお前が秘書艦だったか?」

提督「お前が朝もはよから波止場に来るなんて思わなかったが」

初雪「うん。最初だから早く行けって部屋を追い出された。ここに居るから行って来いって」

提督「そういえば、初雪を秘書艦にしたことはなかったか」

初雪「その割に、レベルはカンスト間際だけどね」

提督「練度限界と言え練度限界と」

提督(相変わらずたまにあいつとダブって見えるんだよなぁ……。いや……、本当に『居る』のかね?)

初雪「……やっぱり私は苦手?」

提督「いや、そういうわけじゃない」

↓2 次の犠牲者の決定(2人まで)
↓3 オカルト耐性の決定
↓4 2人の場合2人目の耐性の決定

462: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/05(木) 22:47:49.31 ID:uXz2ywdi0
こんばんは。
本編1話、小ネタ1話(短いとはいってない)な、感じの今日この頃。

例によって小ネタ安価取ります。
今回は『23時に近い物』です。
1.うーちゃんで何か(提督と仕事中ect、案があればそれも合わせてどうぞ。採用するとは限りませんが)
2.女提督鎮守府の人々(誰かが遊びに来るとか)
3.大本営の査察再び
4.自由枠(いつも通り、極端に難しそうであったりするものはズレます)

477: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/05(木) 23:58:46.42 ID:uXz2ywdi0
提督「……」

大鳳「失礼します」

提督「んあ?」

大鳳「……、どこからええと、突っ込めばいいんでしょう」

大鳳「執務机に脚上げてるけど、律儀に靴を脱いでる所か、○○本読んでる所に急に来たのに平然としてる所か」

提督「前からでも後ろからでも突っ込んでくれればいいさ」

天津風「な、なんてこと言うの!?」

提督が脚を机から下ろし、○○本は執務机にポイと放り投げ、大鳳に向き直る。

その中身を天津風がちらりと見て、真っ赤になってそっぽを向いた。

長門「いや、せめて片付けたらどうだ? 隠しておかなくていいのか?」

提督「仕事が終わって休憩時間に何しようが俺の勝手。ついでにいうと、この程度で動揺して指揮官が務まるか」

提督「で、大本営が何の用事だ? っていっても察しはつくが」

大鳳「あはは……、やはり納得してもらえませんでしたよ……。と言うかよくわかりましたね?」

提督「ウチのは今更○○本ぐらいでとやかく言わないからな」

長門「他の所は、○○本なんて見つかった日には、何言われるかわかったもんじゃないって言ってる提督も居たがな」

提督「読んでて当然、それで健全。あるのが普通。だったら隠す必要も無い。そうすればそれが『普通』になる」

大鳳「なるほど」

天津風「って、何納得してるのよ!?」

提督「ま、見て回るなら好きにしてくれ」

大鳳「私は……今更見るべき所も無いんですけどね」

提督「しかしなーんでこう、しつこいかねぇ、大本営も」

大鳳「不適切な艦娘の運用については厳しいですからねぇ……。こと虐待等については」

長門「そ、それより、箪笥の上の駆逐艦人形はなんだ!? どこで買ったんだ!?」

提督「ウチの長門の作品だ。アイツの部屋にいきゃ全員分あるぞ」

天津風「それも凄いわね……、ヒマなのかしら……」

天津風(当初の予定じゃ私が話しを聞いて回る予定だったんだけど……、その必要も無さそう……)

さて、どこを見て回るか……。

↓1~3

1.長門の部屋へ
2.時間つぶしに演習でもさせてくれと言い出す
3.食堂で話しを聞きに行く
4.自由枠(いつも通りです)
同数の場合はコンマを見ます。

485: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/09(月) 00:55:59.53 ID:K3shSz3u0

大鳳 オカルト耐性122
天津風 オカルト耐性16
長門 オカルト耐性111

──────────

「人形を見たい? まぁ構わないが」

長門は、大本営からの3人を快く部屋へと招き入れ、

棚にかかったカーテンを開ける。

大鳳「!?」

長門「これは……見事だな」

天津風「私のお人形もある……」

大鳳「目が動いてません……? このお人形……」

「それは追視といって、そういう構造になってるんだ」

天津風「不思議ね、こんなにお人形があるのに、どこから見ても目が合わないなんて」

「いや、普通は目が合うハズ……!? うわああぁぁぁぁぁ!?」

天津風の言葉を聞いて長門がものすごい勢いで部屋から逃げ出す。

長門「確かに目が合わないな……」

天津風「普通は目が合うって、え? え!?」

大鳳「ま、また幽霊ですか!?」

ダメージ判定
↓2 大鳳
↓3 天津風
↓4 長門

すいません、今日の更新はこの1レスだけです。
お疲れ様です(´・ω・`)

493: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/10(火) 00:09:04.74 ID:+lpDJNE60
大鳳 オカルト耐性122-98=24
天津風 オカルト耐性16-42=-26
長門 オカルト耐性111-65=46

──────────

大鳳「う、動いてる……」

天津風「ぴ!?」

長門「ん……、確かに、これが大鳳の言っていた超常現象か……」

長門が逃げ去ったあとに取り残された3人の目の前で、

沢山の人形達が一つ、また一つと動きはじめ、中には表情を替え、3人に向き直り、不気味に笑う物もあった。

それらは可愛らしい外見のハズなのに酷く不気味で恐怖心を煽る。

事、大鳳は前回の事を思い出し、一気に背筋が寒くなる。

大鳳「まさか、またドアが開かないなんてことは……」

天津風「ちょ、ちょっと、そんなこと言わないで!?」

長門「確かめるか……?」

ダメージ判定
↓2 大鳳
↓3 天津風
↓4 長門

499: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/10(火) 00:24:32.34 ID:+lpDJNE60
大鳳 オカルト耐性122-98-36=-12
天津風 オカルト耐性16-42-10=-36
長門 オカルト耐性111-65-36=10



──────────

長門「開かない……!」

天津風「う、嘘でしょ!?」

天津風が慌ててドアノブを掴み、ガチャガチャとやるものの、それはピクリとも動かず、

閉じ込められたと知って天津風の顔色が蒼白に変わっていく。

大鳳「そ、それより、人形がこっちに!」

ガタリ、ガタリと音を立てて人形が棚から落ち、あるものはずるずると這いずるように

またあるものはゆっくりと歩いて3人に迫っていく。

やはりというかその姿を一言で言い表すなら不気味。

可愛らしい人形の面影などどこにもなく、ただ、それが異形にしか見えなかった。

長門「幽霊というのも趣味が悪い……!」

大鳳「う、うぅ……、だから来たくなかったのに……」

天津風「いやああ!?」

ダメージ判定
↓2 大鳳
↓3 天津風
↓4 長門

507: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/10(火) 00:51:06.02 ID:+lpDJNE60
大鳳 オカルト耐性122-98-36-91=-103
天津風 オカルト耐性16-42-10-90=-126
長門 オカルト耐性111-65-36-71=61

大鳳 幽霊鎮守府の大鳳も含めて3回目の登場でとうとうドボン


─────────

大鳳「う、うぅ、趣味が悪いっていうか普通に怖いんですけどっ」

天津風「ど、ドア、どうにか開かないの!?」

長門「い、いや、今必死にやっているんだがっ!?」

突然、3人の足首に、ぬるりというか、べたりというか、

湿った、冷たい何かに掴まれたような感触が走り、同時に3人が視線を足元へ向ける。

そこには、床から生えた手。

腐りかけたような、酷い色合いの皮膚の手が、3人の脚をしっかりと掴んでいた。

大鳳「きゃああああああ!?」

天津風「やだ!? やだああ!?」

長門「くっ!? なんだというんだ!」

大鳳と天津風が悲鳴を上げてへたり込むなか、ガチャリとドアが開き、長門が勢い良く振り向く。

提督「手遅れだったか、ウチのが物凄い勢いで逃げてくのが見えたから様子を見に来てみれば」

いまだ、感触は足首に残っているものの、提督が現れると同時にその手は消え、

人形たちも、何事も無かったかのように元の棚に佇んでいる。

そこに残るのは……、安堵にへたり込んだ3人と、2人分の水たまりだけだった。

提督「もうすぐ高雄が来るから、2人は風呂につれてってもらえ、長門は食堂に来るといい」

提督「何か飲むものでも用意しよう」

515: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/12(木) 22:36:35.49 ID:6nJoRW730
大本営大鳳「二、三日滞在するようとの指示ですけど、気が進まないですね……」

大鳳「幽霊はともかく、他に問題があるように思えません……し……?」

駆逐棲姫「♪」

大鳳(大問題が歩いてたー!? え? 今のって春雨ちゃんじゃ無いわよね!?)

────執務室────

大鳳「提督!?」

提督「しっ!」

大鳳(……駆逐古鬼が膝の上で寝てるー!?)

提督「ま、言っても信じないだろうが……」

提督「昼戦に強くなったのを不審に思ったのは大本営だけじゃなかったらしくてな……」

大鳳「まさか……」

提督「偵察に来て幽霊に遭遇し、漏らしたヤツを保護した。そしたら、何か懐かれたんだ」

大鳳「……、あぁでも、長門さんの部屋に助けに来てくれた時にドキッとしたので気持ちは分かる気がします」

提督「そういうもんかね。ま、人畜無害だから放置してる」

大鳳「大本営に報告とかは……?」

提督「別に規定に無いからしてない。戦場で銃一丁拾った所で別に報告もせんだろ」

大鳳「都合のいい解釈ですねぇ」

提督「解釈は都合よくするもんだろ。艦娘だって都合いい時だけ人で、都合いい時だけ兵器扱いだろうに」

大鳳「まぁ……、そうですよね」

↓2 さて初春は……
1.部屋で煙草吸ってる
2.提督と仕事とかしてる(何してるかもあれば)
3.自由枠

子日を巻き込んでもいいです。

520: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/12(木) 22:49:11.45 ID:6nJoRW730
っとその前に……
↓2 子日 オカルト耐性の決定
↓3 飛鷹 オカルト耐性の決定

526: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/12(木) 23:09:25.83 ID:6nJoRW730
初春 オカルト耐性:56-20=36
子日 オカルト耐性:44-20=24 お守り所持
飛鷹 オカルト耐性:4+20=24

─────────

飛鷹「いつもごめんなさいね、お邪魔しちゃって」

初春「話し相手にも良いし、子日も気にしないし、いつものことじゃ」

子日「お茶が入ったよー!」

飛鷹「ありがと。隼鷹がアレで結構部屋で煙草吸うとうるさいのよ」

子日「そうなの?」

初春「一番そういうあたり、大雑把そうに見えるがの」

2人が煙管をくゆらせ、3人寄ってのんびりとお茶を啜る。

子日「子日は匂い自体は気にならないけどなぁ」、

初春「この部屋は空気清浄機もあるしの」

飛鷹「そういえば有るわね……」

初春「提督からのもらいものじゃ」

飛鷹「そういえば花粉症が酷いって言ってたかしら」

子日「大きいのを買ったからって、いらなくなったのをもらったんだよね」

初春「ちとばかし、型は古いがちゃんと現役ぞ?」

ダメージ判定
↓2 初春
↓3 子日
↓4 飛鷹

532: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/12(木) 23:48:13.05 ID:6nJoRW730
初春 オカルト耐性:36-52=-16
子日 オカルト耐性:24-48=-24 お守り所持
飛鷹 オカルト耐性:24-1=23

─────────

初春「……いやな感じじゃのぉ」

飛鷹「え?」

子日「うわぁ……」

初春「まぁ、気づかんほうがよかろ……」

子日「提督をよんだほうがいいかな……?」

初春「どうせ邪魔されるじゃろ」

飛鷹「ちょっと、何の話!?」

キョロキョロと周囲を見回す飛鷹のすぐ背後、煙草の煙が

まるで人の顔のように見えたのを、初春と子日ははっきりと見ていた。

飛鷹「まさか、幽霊?」

初春「じゃの、漏らすハメに成らなければ良いがの」

子日「子日は幽霊苦手なのにー!」

ダメージ判定
↓2 初春
↓3 子日
↓4 飛鷹

546: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/16(月) 00:19:17.04 ID:wpyKPQbO0
初春 オカルト耐性:36-52-10=-26
子日 オカルト耐性:24-48-32=-56 お守り所持
飛鷹 オカルト耐性:24-1-14=9



─────────

飛鷹「いや、私も苦手なんだけどっ!?」

初春「取り敢えず取り乱して火事にでもなったら事じゃし、煙草の火を消してじゃな……」

灰落としに灰を叩き落とし、周囲を見渡す。

初春「な、なにもおらんかの?」

子日「あああ!? 窓に! 窓に!」

飛鷹「窓!?」

初春「何!」

飛鷹と初春が子日の言葉に窓の方を向いてもそちらには何もいない。

ただ子日は、そこに一瞬写り、すうっと消えていった見知らぬ男の顔をハッキリと見ていた。

子日「や、やっぱり提督を呼ぼうよ!」

ダメージ判定
↓2 初春
↓3 子日
↓4 飛鷹

552: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/16(月) 00:35:18.64 ID:wpyKPQbO0
初春 オカルト耐性:36-52-10-57=-83
子日 オカルト耐性:24-48-32-66=-122 お守り所持
飛鷹 オカルト耐性:24-1-14-16=-7

ほんとに力を溜めてましたねぇ……。
飛鷹さんはイケメンにはなれず。子日はドボン
追撃+1です

─────────

初春「ほんとに何か居たのかえ……?」

子日「居たよぉ!?」

飛鷹「この様子を見ると本当に居たみたいね……」

子日が内線を取り、提督に連絡を入れるものの……、

電話にはテレビの砂嵐のような音しか聞こえず、それに混じって時折、

うめき声のような物が聞こえてくる。

横で聞いていた初春もその声を聞いて背筋に寒いものが走ったのを感じた。

初春「や、やっぱりだめじゃの……」

子日「うわあぁぁん、提督ー!!」

飛鷹「で、でも履歴は残るんじゃないかしら……?」

初春「気づいて来てくれればいいがの……」

ダメージ判定
↓2初春
↓3子日
↓4飛鷹

557: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/16(月) 00:55:58.16 ID:wpyKPQbO0

初春 オカルト耐性:36-52-10-57-36=-119
子日 オカルト耐性:24-48-32-66-18=-140 お守り所持
飛鷹 オカルト耐性:24-1-14-16-40=-47

お守り回避判定。140=70以上で回避成功

↓2!

561: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/16(月) 01:15:30.46 ID:wpyKPQbO0
初春 オカルト耐性:36-52-10-57-36=-119
子日 オカルト耐性:24-48-32-66-18=-140 お守り所持
飛鷹 オカルト耐性:24-1-14-16-40=-47

回避した……だと……!?

─────────

提督「おーい、何かあったか?」

子日「提督!?」

飛鷹(こういうときってドアを開けると幽霊が……)

初春「い、いや、幽霊が出ての?」

初春がドアを開けると、幽霊ではなく、そこにはちゃんと提督が立っていた。

提督「それでか。ん、飛鷹も居るのか」

飛鷹「そうよ? 部屋で煙草を吸うと隼鷹がうるさいから、よくここにお邪魔させてもらってるの」

初春「それにしても来るのがえらく早かったの」

提督「そうか? まぁ……。落ち着いたみたいだし俺は戻るよ」

初春「すまんかったの」

ドアを閉めて初春が大きくため息をつく。

子日「やっぱり提督を呼んでよかったー」

初春「幽霊も居なくなったみたいだしの」

飛鷹「改めて一服しようかしら……」

初春「そうじゃの、お茶は冷めてしもうたが……」

煙草に火をつけた所でドアがノックされ、3人が首をかしげ、

子日がドアを開ける。

提督「何かあったか? 履歴があって、折り返して連絡入れても出ないから見に来たんだが……」

飛鷹・初春・子日「え?」

提督「どうした?」

子日「じゃ、じゃあさっきここに来た提督って誰!?」

初春「い、いや、幽霊が出てそれで子日が貴様に頼ろうといったのでの……」

飛鷹「そうそう、それで直前に提督が来てたんだけど……」

提督「そりゃ、良い幽霊かもな」

子日「提督、折角来てくれたからお茶入れるよー」

初春「まぁ折角来たんじゃから一服していくがよい。」

提督「ああ、ありがとう」

563: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/16(月) 01:34:55.32 ID:wpyKPQbO0
────談話室────

川内「提督って案外良いからだしてるよねぇ……」

朝雲「川内さんも一緒にお風呂入ったの!?」

神風(軽巡の人達と……!? うぅ、体格じゃ不利なのに……)

曙(あのクソ提督……!)

霞(また一緒に入ってって頼もうかなぁ……)

川内「んーん。早朝に乾布摩擦やってるの見かけたの」

神風「また古風な……」

曙「でも、そうすると朝の行動パターンってどうなってるのかしら……」

霞「起きる→乾布摩擦→波止場で煙草→仕事?」

神風(でも一緒に寝たときってそんなことしてたっけ……?)

川内「毎日ってわけじゃないみたいだよ?」

朝雲(なにげによく見てるなぁ……)


↓2 次の犠牲者の決定
↓3 オカルト耐性の決定

575: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/18(水) 22:57:30.48 ID:ef4C6nVM0
───執務室────

曙「カップ焼きそば……?」

大井「珍しいですね」(しかもこんな中途半端な時間に)

提督「ん、変なの見つけたんでな」

霞「……!? 何この甘い匂い、チョコレート!?」

卯月「……パッケにペヤングチョコレート味、って書いてあるぴょん」

神風「何その冒涜的な焼きそば!?」

提督「……あんまり美味しくないな。ショートケーキ味よりは食えるけど」

大井「そりゃそうでしょう……」

曙「そんなの食べるなら素直に間宮さんに何か作ってもらえばいいのに……」

─────────

さて、次の小ネタは卯月のでしたね。

次はどうする?
↓1~5
1.毎度おなじみの幽霊による提督死亡系ドッキリ
2.提督と仕事中に何かおきる
3.自由枠(面白そうなのがあれば拾います)

581: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/18(水) 23:13:49.23 ID:ef4C6nVM0
一応、艦娘は非常に取り憑かれづらいことにはなってるんですけどねー・・。

↓1~3 憑依されるのは誰? 取り憑かれてどんな感じになってるかも併記してください。

587: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/18(水) 23:28:12.53 ID:ef4C6nVM0
卯月「司令かーん!?」

提督「んー?」

卯月「なんか、皆が取り憑かれたみたいになっちゃったぴょん! 具体的には、睦月と弥生と三日月が!」

提督「どうなったんだ?」

卯月「睦月は何か、如月にくっついて離れなくなっちゃったぴょん!」

提督「ああ……、それで今日は如月が来てないのか……」

卯月「弥生と三日月は、なんか殺意マシマシで、深海棲艦絶対殺すマンに!」

提督「あんまり想像出来ないな、ソレ」

卯月「何とかならないぴょん?」

提督「御札があるから貼ってこい。頭でも胸でも尻でもどこでもいいから」

卯月「ええ、司令官は来てくれないっぴょん!?」

提督「んー、それだと行くまでも無いだろ。卯月に対してはふつうなんだろ?」

卯月「うー、まぁそうだけど……。まぁ行ってくるぴょん」

↓2誰のところに行く?

590: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/18(水) 23:49:17.74 ID:ef4C6nVM0
三日月「……」

卯月「三日月ー」

三日月「出撃はまだ?」

卯月「ま、まだぴょん。司令官に言っては来たけど」

三日月「一刻も早く出撃して一匹でも多く殺さないと……」

話は終わったとばかりに海の方を向く三日月の後頭部にお札を張る

卯月(司令官の話しじゃこれで大丈夫らしいけ、ど……?)

三日月「う、うえぇぇ……」

三日月が嘔吐するかのように胸を抑え、苦しそうな声を出す。

口から、幽霊が現れ……。その幽霊は鬼のような形相で卯月を睨みつけ、襲いかかってくる。

卯月「こっちくんなぴょんー!?」

↓2 卯月ダメージ判定
↓3 次は誰の所に行く?

598: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/19(木) 00:56:17.61 ID:7ZDy1Qwy0
睦月「如月ちゃん、どこ行くのさー」

如月「私は司令官のお手伝いにいかないといけないのー!」

睦月「いいじゃないいつも行ってるんだから、たまには睦月と仲良くしようよー」

如月「それはいいにしても、離れてよー!?」

卯月「うわぁ……、悲惨なことになってるぴょん」

睦月「よいではないかよいではないかー」

如月「良くないから! だめだからー!?」

卯月「さっさとお札を張らないと如月が襲われそうぴょん」

卯月「えい」

先ほどと同じように如月にお札を張ると、苦しそうに呻き、

嘔吐するように幽霊を吐き出す。

その女の幽霊はすっと滑るように卯月に近づき、首を締めようとしてくる。

卯月「み゙ぁああ!?」

必死にその手を避けて、脱兎のごとく逃げ出す。

卯月「これ、もう一回やらなきゃいけないぴょん……」

卯月「無理言ってでも司令官に来てもらえば良かった……うぅ……」

↓2 ダメージ判定



604: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/19(木) 23:51:18.37 ID:7ZDy1Qwy0
卯月「や、弥生が一番心配ぴょん……」

弥生「あっはっはっはっは!」

卯月「高笑いしながら演習場で主砲乱射してるとか……」

卯月「弥生ー!」

弥生「ん? 何? 戦場に出れるの? 早く行こう、すぐ行こう、ほらほら!」

卯月「う、う、えーい!」

卯月が真正面から弥生の顔めがけてお札を張り付ける、

やはりほかの2人と同じように苦しそうに胸を押さえ、口から幽霊を吐き出す。

卯月「もひかん……」

その幽霊は見事なモヒカンだった。そしてそのいかにもガラの悪い顔で卯月をにらみつけ……

卯月「ひ、ひいいぃぃ!?」

↓2 ダメージ判定

611: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/20(金) 00:19:34.09 ID:aFjZ0u5u0
卯月「しれいかぁーん……」

提督「終わったか? ほれ茶」

卯月「ありがと……、じゃなくて! すごい怖い目にあったぴょん!」

提督「んー? 殴りかかってきたとかか?」

卯月「口から出てきた幽霊に襲われたぴょん……。メンヘラ女だったりイカツイおっさんだったりモヒカンだったり……」

提督「モヒカン……、く……ぷっ……」

卯月「笑い事じゃないぴょん! むー!」

提督「膝の上に飛び乗るんじゃない、危ないから……。っていうか仕事終わってないんだが」

卯月「ぎゅーってするぴょん、あと今日は一緒に寝てほしいぴょん。一人で寝れる気がしないぴょん……」

提督「ま、そういいながら震えてるしそうなんだろうな」

卯月「ん、んー……。やっぱり司令官の膝は安心するぴょん」

提督「このまま寝るなよ?」

卯月「えへー……」

提督「寝る気だな? やれやれ……」

卯月「そういいながらも、無理にうーちゃんをおろしたりしない司令官が大好きぴょん」

提督「言ってろ」

618: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/22(日) 22:48:28.23 ID:7aeSHwbG0
さて、今日はどうしましょうかね・・。うーちゃんをいじめてほしい人もいるっぽいですが……。
悩んだときは安価ということで……

↓1~3
1.卯月がもっと怖い目に合う(提督の部屋に向かう途中を想定。シチュ等なにかあれば併記でお願いします)
2.本編をすすめる
3.自由枠

623: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/22(日) 22:56:28.05 ID:7aeSHwbG0
衣笠 オカルト耐性50+20=70

さて衣笠さんです。

↓1~3 いつものシチュ安価
1.提督に仕事を頼まれている。
2.自室で寛いでる。
3.談話室で誰かと話してる(まだ犠牲者になってない人から)
4.自由枠

631: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/22(日) 23:30:42.93 ID:7aeSHwbG0
衣笠 オカルト耐性50+20=70
鳥海 オカルト耐性73+20=93

─────────

衣笠「なんだって演習場横の倉庫の整理なんて……」

鳥海「まぁ、あんまり掃除もしないですから、たまにはやっておかないと」

衣笠「浮き標的なんかの在庫も数えとかないとだしねー……」

鳥海「たまになくなりますからね」

衣笠「それにしても薄暗くて嫌な感じよねー、蛍光灯古くなってるのかしら」

鳥海「そうかもしれないです、交換をお願いしておかないとですね」

衣笠「ただでさえ演習場はヤバイって話しもきくしねー」

↓2 衣笠 ダメージ判定
↓3 鳥海 ダメージ判定

637: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/22(日) 23:52:49.27 ID:7aeSHwbG0

衣笠 オカルト耐性70-94=-24
鳥海 オカルト耐性93-35=58

─────────

衣笠「ん、んん……、何か変な匂いしない?」

鳥海「え? 何か匂います?」

衣笠「うーん、気の所為……?」

衣笠が臭いの発生源を探そうと周囲をきょろきょろと見回す。

ポタリ、首筋に何か液体が落ちたのを感じ、上を見上げる。

そこに見えたのは靴底……。

衣笠「うひゃあああああ!?」

鳥海「な、何ですか!?」

衣笠「な、何か首を吊ってるヤツが居る!」

↓2 衣笠ダメージ判定
↓3 鳥海ダメージ判定

644: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/23(月) 00:09:41.51 ID:3bHoeQBg0
衣笠 オカルト耐性70-94-68=-92
鳥海 オカルト耐性93-35-5=53
これは鳥海イケメンクルー?

─────────

衣笠「ほんとにヤバいんだ、ここ……」

鳥海「とにかく倉庫から出ましょう」

じ、ジジジと、蛍光灯が鈍い音を立てて明滅し、ふっと消える。

衣笠「ひあああ!?」

鳥海「これは……」

その蛍光灯が明滅した時、衣笠には物陰に複数の人影が見えていた。

その人影は、誰も彼もがじっと衣笠を見つめていて、目が合うと、背筋が寒くなる。

鳥海「ん……開かないですね」

衣笠「うそでしょ!? ありがちな事ではあるけど!?」

鳥海「どうしましょうか……」

↓2 衣笠ダメージ判定
↓3 鳥海ダメージ判定

651: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/23(月) 00:21:04.34 ID:3bHoeQBg0
衣笠 オカルト耐性70-94-68-35=-127
鳥海 オカルト耐性93-35-5-6=47

\デデーン/ 衣笠、アウトー

鳥海さんは+47でイケメン確定です。

─────────

衣笠「ね、ねえ」

鳥海「なんですか?」

衣笠「な、何か触られてるんだけど、く、首のところ何かついてない?」

鳥海「気の所為です」

衣笠「で、でもなんか手で掴まれてるような感触が……!」

鳥海「気の所為です! すぅ……はぁ……。えええい!!」

鳥海が倉庫のドアに回し蹴りを叩き込むと、ドアが弾かれたように開く。

鳥海「開きました、出ましょう、あ……」

衣笠を振り返り漏らしてしまった衣笠を見てすっと目を反らす。

衣笠「ちょ、ちょっと、ノーリアクションだとそれはそれでツライんだけど!?」

鳥海「あ、あとの掃除はしておくので、お風呂にいってきて下さい!」

衣笠「は、はーい」

654: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/23(月) 00:28:33.77 ID:3bHoeQBg0
卯月「うーん、どこ行ったぴょん……」

荒潮「何やってるのかしらー……?」

提督「小銭落としたらしい。ポケットに穴開いてたとか」

満潮「そんな格好して探してると……」

提督「卯月」

卯月「?」

提督「パンツみえてんぞ」

卯月「ぴょん!?」

四つん這いになって小銭を探していた卯月は、慌てて立ち上がりお尻を抑え、顔を赤くして振り返る。

三日月(あざとい……)

神風「お茶が入りましたよー」

↓2 次の犠牲者の決定(3人まで)
↓3 オカルト耐性の決定

659: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/23(月) 00:36:09.90 ID:3bHoeQBg0
摩耶 オカルト耐性53+20=73

↓2 天龍の耐性の決定です

674: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/24(火) 23:18:21.58 ID:Q0foKVYz0
ではいつも通りの流れでいきますよ。
小ネタは……。
↓1~5 今回は数がダブったらコンマ値を見ますよー。

1.女提督鎮守府関連(簡単に内容併記してあると喜びます)
2.今日もまた提督が死ぬ(いつもの死亡ドッキリ)
3.卯月の続きを所望する
4.大本営の大鳳さん(簡単に内容併記してあると喜びます)
5.自由枠(内容次第でスルーしたり他と混ぜたりな、いつも通りの自由枠)

682: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/25(水) 00:14:39.42 ID:IrJbKW+N0
卯月「というわけで一緒に寝に来たぴょん」

提督「どういうわけだどういう。ていうかお前寝間着はどーした寝間着は」

卯月「ここで着替えようかなーって……、顔!? すごい顔になってるぴょん!」

提督「いや、ちょっと呆れてた。如月あたりの入れ知恵か?」

卯月「嬉しくないぴょん? うーちゃんの生着替えぴょんよー?」

提督「嬉しくないわけじゃ無いがなぁ。やれやれ……」

卯月「でもこのまま寝るのもいいかもしれないぴょん」

提督「別に止めはしないが、服にシワが……、まぁ、どうせ出撃したらよく破れるし一緒か」

卯月「そうぴょん。ちなみにサラシはまいてないぴょん」

提督「はぁ、まぁいい、寝るなら寝るで好きにしてくれ」

提督が布団に入ると、卯月は結局着替えずにいつもの服装のまま、布団に潜り込む。

卯月「司令官と一緒なら安心ぴょん」

提督「ちなみに俺と一緒に寝たからっていって、幽霊が出ないとは限らないからな?」

卯月「あああ、そういう事言っちゃだめぴょん!?」

卯月が提督の腕に抱きついて、ぎゅっと目を閉じる。

─────────

さて、夢を見るか、夜中に目がさめて幽霊に合うか……。
そこらは安価で決めるとして……

↓1~3
幽霊or夢

今日はここまでです。

それにしても皆さん卯月好きですねぇ。

しかし卯月がいつもの格好で腕にしっかり抱きついてるということは、手は生の太腿に……。

おい提督そこを変われ。

私含めてそう思う人は多いハズ

さてでは今日もおつきあいありがとうございました。
お疲れ様です。

691: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/27(金) 23:35:30.08 ID:yip6Wr7t0
卯月「う……?」

目が覚めると提督の私室に居た

提督はすでに起きているのか部屋にはおらず、外を眺めてみると明るいものの、人の気配はなくずいぶんと静かだ。

卯月「誰もいないぴょん……?」

波止場に視線を向けてみても、いつも朝にそこでタバコを吸っているという提督の姿は見えない。

自身の服装を確かめ、おかしくないのを確認してから、ゆっくりと部屋から出る。

卯月「ひゃっ!?」

部屋のドアを押し開けると、ぎ、ぎぃ……と、大きく軋み、耳障りな音を立てて開く。

以前はこんな音がしただろうか……。

─────────

さて……、卯月はまずは何に遭遇するか……

↓1~3
1.姉妹が襲い掛かってくる
2.誰かの死体を見る(誰の死体かとか、死にざまはどうかとか、あれば考慮するかも)
3.自由枠

695: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/27(金) 23:55:45.72 ID:yip6Wr7t0
卯月「あれ……? 水無月、そんなところで何やってるぴょん?」

ぼーっと立っているように見える水無月の後ろ姿に声をかける。

返事のないその肩をポンとたたくと、体がぐらりと傾き、ゆっくりと倒れこんでいく。

卯月「え……?」

受け身を取ることもなく床に倒れた水無月は、口から血を流し、白目を剥いていて……。

卯月「うわあぁぁ!? し、司令官を呼んでこなきゃ……!」

慌てて執務室へと走り、勢いよく駆け込む。

そこには弥生がよく如月や大井の居る席に座っていた。

ただ……、その目はえぐり取られたかのようで黒い穴が開いており、そこから血を涙のように流し、

ピクリとも動かず、両手はだらりと力なくおろされている。

卯月「う、う……うわあぁぁぁん!?」

↓2ダメージ判定
↓1~3 執務室から逃げ出した卯月が次に遭遇するのは……?
自由にどうぞ、よさげなのをチョイスします。

706: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/30(月) 00:24:29.57 ID:jC0JRjob0
卯月「もっち……?」

執務室から出た所で望月に出会い、ほっとするものの、

これまでのことを考えると嫌な予感しかしなかった。

望月「……」

望月は何も言わず、卯月が近寄ると……、その首が、ゴトリと、つまらない音を立てて床に落ちる。

卯月「いやあああ!?」

数歩後ずさった頃……、その首が取れ、血を噴水のように吹き上げる望月の身体が動く。

それは何かに操られているかのように、ぎくしゃくとした動きで卯月を追うように動き始める。

卯月「来ないで!? こないでえええ!!」

望月に背を向けて一目散に逃げ出す。

↓2 ダメージ判定
↓1~3 次に遭遇するのは何? これでラストです。

710: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/01/30(月) 01:05:48.01 ID:jC0JRjob0

卯月「もう嫌ぴょん……、うわあぁぁん、司令かぁーん……」

どうにか追いかけてくる首の無い望月から逃げ切り、その場にへたり込んで泣き始める。

三日月「ねぇ……、うーちゃん……」

卯月「三日……え……?」

三日月の身体には、弾痕と思しき穴がいくつも空き、

血をダラダラと流し、誰が見たって、生きているのがおかしい状況で、

三日月「何で?」

卯月「な、何がぴょん?」

へたり込んでいたため、逃げ場がなく、目の前まで来た三日月に、ただ震えているしかなく……。

問い返しても、まともな返事が帰って来ずに、近寄ってくる三日月に、ガタガタと震える。

三日月「何で私なのよおおお!?」

卯月「きゃあああ!?」

↓2 ダメージ判定

719: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/01(水) 19:08:14.89 ID:VrBCVSbX0
卯月「うびゃああ!?」

卯月が飛び起きると、部屋は真っ暗で、時計を見ると深夜2時過ぎ……。

卯月「司令官、司令官……? しれいかああぁぁぁん!?」

傍らに眠っていたハズの提督はそこにはおらず……。

思わず叫ぶように提督を呼ぶ。

ぐすぐすと泣きながら布団に顔を埋め、極力まわりを見ないようにしているとほどなく……

ガチャリとドアの開く音が聞こえた。恐る恐るそちらを見ると……。防寒着を羽織った提督の姿がそこにあった。

提督「何だ起きたのか……」

卯月「ど、何処行ってたぴょん!?」

提督「どこって便所。ついでに煙草」

卯月「うぅ、すっごい怖い夢を見たぴょん」

提督「そうか」

卯月の頭を撫でつつ、布団に視線を向けてため息をつく。

提督「着替え持ってきてて良かったな?」

卯月「う……。い、一緒にお風呂入ってほしいなーとか……」

提督「だろうと思ったよ」

─────────

さて、次は……

摩耶 オカルト耐性53+20=73
天龍 オカルト耐性1

この2人。さて2人は何をしているか……。

↓1~3
1.部屋で2人でゲームやってる
2.煙草吸ってるよ
3.訓練中!
4.自由枠(いつも通りの自由枠)

724: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/01(水) 19:32:54.65 ID:VrBCVSbX0

摩耶「しっかし何だなぁ……ここんところ深海棲艦がちょっと静かになってきたなぁ」

天龍「ウチに2人ほど居るのが原因な気がしないでもないけどな」

摩耶「この近辺のは幽霊にやられてる説もあるけどな」

天龍「お、おい、やめてくれよ……」

摩耶「天龍はそういうのからっきしだねぇ……」

煙を吐き出しながら摩耶がケラケラと笑う。

その様子をみて、天龍が苛立たしげに新しい煙草に火をつける。

天龍「うっせ、苦手なもんは苦手なんだよ!」

摩耶「そういえばここで出るって話しはあんまりきかないなぁ」

天龍「喫煙所に来るのがそもそも少ないからなぁ……。俺達も2日に一回ぐらいのもんだし」

摩耶「んーまぁそうだなぁ、ここの灰皿も掃除が週2で明日掃除のハズだけど、吸殻の量は数えられる程度だし」

天龍「この甘ったるい匂いの洋モク吸ってるのが誰かがいまだに謎なんだよなぁ……」

摩耶「しかしこうやって喫煙所でだべってると、サラリーマンみたいだな」

天龍「それもオッサンだろ」

摩耶「違いない」

↓2 摩耶ダメージ判定
↓3 天龍ダメージ判定

729: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/01(水) 19:48:11.41 ID:VrBCVSbX0
摩耶 オカルト耐性73 -73=0
天龍 オカルト耐性1-4=-3

何気に耐性数値0って初めて見たかもしれない。

─────────

摩耶「うわ……」

天龍「ん?」

摩耶「窓の外見んなよ?」

天龍「なんだよ」

摩耶「居た。あれ間違いないわ、幽霊だ」

天龍「嘘だろおい!?」

摩耶「そう思うんだったら窓の外覗いてみろよ。いやー……流石にあれはビビるな」

天龍「見、見ねぇよ!」

摩耶「……出るか」

天龍「そうだな……」

↓2 摩耶ダメージ判定
↓3 天龍ダメージ判定

735: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/01(水) 20:39:02.87 ID:VrBCVSbX0
摩耶 オカルト耐性73 -73-11=-11
天龍 オカルト耐性1-4-40=-43

─────────

摩耶「これ、ドアあかないっていうのがお約束だよなぁ」

天龍「いやいや、勘弁してくれよぉ……」

ドアの方を向くと、背後からがたがたと音が聞こえ、2人そろって背後を振り返ると……。

そこには、換気扇からにょっきりと顔を出して、じっと2人の方を見る顔。

天龍「うおわあああ!?」

摩耶「なーんか……、それは無いな……」

叫ぶ天龍とは対照的に、ビクっとしたものの、摩耶はその様子にじとりとした視線を向けて、

ドアの方に向き直ると、ぐっと押し開けようとする……。

↓2 摩耶ダメージ判定
↓3 天龍ダメージ判定

740: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/01(水) 20:55:39.08 ID:VrBCVSbX0
摩耶 オカルト体制73-73-11-66=-77
天龍 オカルト体制1-4-40-84=-127

あと2回追撃ですねぇ。これはオワタ?

─────────

摩耶「開かねぇな」

天龍「マジで?」

摩耶「マジで」

天龍「ええええ!?」

摩耶「慌ててもしょうがないからもう一本吸う……おわあああ!?」

天龍「な、なんだよ!? うわああぁぁ!?」

摩耶「何で灰皿の中にオッサンが居るんだよ!」

天龍「予想外過ぎる!?」

よく見かける、赤くて四角い灰皿の中に……オッサンの顔があった。

それは暫くの間、じーっと摩耶と天龍の方を見ていたが、徐々に薄くなって消えていく。

摩耶「いい加減にしろよ! クソが!」

↓2 摩耶ダメージ判定
↓3 天龍ダメージ判定

752: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/04(土) 19:28:52.41 ID:Rm42ys7H0
摩耶 オカルト体制73-73-11-66-29=-106
天龍 オカルト体制1-4-40-84-96=-223

─────────

摩耶「も、もう変なとこから出てきたりしないだろうな」

天龍「……」

摩耶「怖くて声も出ねぇかぁ?」

押し黙ってしまった天龍が、なんとも形容しがたい悲鳴を上げてドアのところまで後ずさる。

摩耶「うわあぁぁぁ!? どっから出てきてんだてめぇは!」

今度はさきほど灰皿の中に現れたおっさんと違い、いかにも幽霊といった感じの女が……。

天井の点検口からさかさまにぶら下がっていた。

それは摩耶や天龍と眼が合うとニタリといやーな感じに笑い、ゆっくりと消えていく。

天龍「ま、摩耶だって足がくがくじゃねぇか!」

摩耶「てめぇがいうなっ……!」

↓2 摩耶ダメージ判定
↓3 天龍ダメージ判定

757: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/04(土) 19:47:04.22 ID:Rm42ys7H0
摩耶 オカルト体制73-73-11-66-29-33=-139
天龍 オカルト体制1-4-40-84-96-6=-229

─────────

摩耶「さ、さすがにもうこないだろ」

天龍「もう無理……」

摩耶「天龍! アタシを残して逝くんじゃねぇ!?」

失禁しながら気絶した天龍を揺さぶりつつ、背後を振り返ると……。

換気扇と、灰皿と、天井から顔をのぞかせた幽霊3体と目が合う

摩耶「……」

そのまま摩耶は声も上げずに気絶した。

─────────

さて誰が発見するか……。

発見した人=甘ったるい洋モク(イメージ的には、ブラックストーンのチェリー)を吸ってた人物になります。(提督除く)
駆逐艦でもいいし、戦艦でもいい。
↓2

761: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/04(土) 20:05:55.09 ID:Rm42ys7H0
隼鷹「あーあ、今日も終わった終わった……」

隼鷹「あ?」

天龍「」

摩耶「」

隼鷹「はぁ、何でよりによってここで伸びてるかねぇ……」

取り敢えずとばかりに煙草に火をつけて、ゆっくりと煙を吐き出と、喫煙室中に甘い匂いが充満する。

くわえタバコのまま、喫煙室の奥にある内線を手に取って提督へと繋いだ。

隼鷹「あー、提督ぅー? 喫煙室なんだけどさ、天龍と摩耶がひっくり返って伸びてるよ」

隼鷹「えー? 一人じゃ無理無理、か弱い女の子よー? 運ぶの手伝ってくれればこの後風呂入る予定だから放り込むけどさ」

隼鷹「ははは、そいじゃ待ってるからよろしくぅー」

隼鷹「さーて、お迎えが来るまでのんびりしてますか……」

762: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/04(土) 20:13:04.12 ID:Rm42ys7H0

望月「ねぇ、司令官、ちょっと聞いていい?」

提督「んあ? なんだ藪から棒に」

望月「そこらに雑に置いてある○○本とは別にさぁ……、本棚に薄っぺらい○○本見つけたんだけど」

提督「あー、秋雲にもらったやつか」

望月「『ああいうの』が好きなの? 後生大事に置いてあるみたいだったけど」

提督「んー、普通だ。まぁ、折角書いて持ってきてくれた物を乱雑に扱ったら悪いだろ」

望月「ああ、なる……。てっきり──……」

ピッ!

望月「イテッ」

如月「昼日中からなんて話してるのよっ」

霞(あのピコピコハンマーどこから出したんだろう……)

曙(提督の○○が聞けるかと思ったのに)

↓2 次の犠牲者の決定
↓3 オカルト耐性の決定

773: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/04(土) 20:52:58.42 ID:Rm42ys7H0
磯波=オカルト耐性85-20=65
浦波=オカルト耐性78-20=58
お芋コンビは駆逐艦としては耐性高め。
磯波はSS界隈だと良くムッツリ扱いされてますが、ここの磯波はどうでしょうねぇ……。

さて、次の小ネタは……
↓1~5

1.女提督鎮守府関連(簡単に内容併記してあると喜びます)
2.今日もまた提督が死ぬ(いつもの死亡ドッキリ)
3.大本営の大鳳さん(簡単に内容併記してあると喜びます)
4.自由枠(内容次第でスルーしたり他と混ぜたりな、いつも通りの自由枠)
5.本編をすすめる

779: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/04(土) 21:39:26.87 ID:Rm42ys7H0
3票の1のなかからコンマ値を見ると……。
女提督死亡ドッキリですかね。
犠牲者は……2人ぐらいにしましょうか
↓2、3 犠牲者誰でも!

795: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/06(月) 23:50:46.91 ID:7qLgeqeW0
提督「また来たのか」

女提督「悪い!?」

提督「いいや?」

女提督「ていうか何、相変わらずロリコンなの? 駆逐艦の子が指輪はめてるの見たんだけど」

提督「さて……、どうだろうな? しかしまぁ、お前さんも丸くなったなぁ」

女提督「何がよ」

提督「前ほどキーキー言わなくなったと思っただけだ」

女提督「そうかしら? まぁ、あなた相手じゃ暖簾に腕押し、糠に釘で効かないからねぇ……」

提督「それだけか?」

女提督「…………駆逐艦の子に泣かれたのよ」

提督「まぁ、そんなこっちゃないかと思ったよ。意識してるかしてないか知らないが、高圧で怖いとこがあったからなぁ」

提督「で、連れてきたやつらはどこに行ったんだ?」

女提督「しばらく時間があるし、適当にぶらついてなさいって言っといたわ」

─────────

高飛車って難しいですねぇ……。『威圧的』らしいですが

さて……。

↓2 三隈と長門は鎮守府内のどこに居る? どこに居るかである程度シチュ(というか死にざま)が変わってきますよ

802: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/10(金) 00:04:17.41 ID:M7rxu+TO0
長門「私は行くぞ!」

三隈「だめですわー!」

駆逐艦寮に行こうとする長門の腕を三隈が必死に掴むものの、

戦艦の馬力にはさすがに勝てず、ずるずると引きずられていってしまう。

三隈「『また』駆逐艦の皆さんとの接触禁止命令を食らいますわよー!? というかさすがに他所様の子に手を出したらもっとひどいことになります! あら?」

長門「ん?」

三隈の疑問符に長門が視線をそちらに向けると、ひどく落ち込んだ様子の女提督がふらふらと歩いていた。

三隈「どうしたんでしょう?」

長門「執務室に挨拶に行っていたハズだが……」

三隈「あっちは確か……」

↓2 どこに向かっている?
1演習場
2波止場
3自由枠

805: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/10(金) 00:28:59.79 ID:M7rxu+TO0
長門「なぁ、何で隠れてついてきたんだ?」

三隈「なんとなく話しかけづらいですし……。ほら、提督のあんな表情見た事ないから……」

長門「しかし、何をしているんだ……?」

三隈「クレーンに上ってますわね……」

長門「まさか飛び降りる気じゃ?」

三隈「ええ!? 提督ー!!」

長門の言葉を聞いて三隈が慌てて駆け寄るが……。

クレーンの上まで登り切った女提督は、三隈の方を向いて少しの間止まるものの、

ゆっくりと傾き、倒れこむように……。空中へと身を投げる。

三隈「イヤアアアア!?」

空中を落ちる速度は嫌にゆっくりに見えて……。

ドシャリと、つまらない音を立てて地面に激突する。

長門「おい、提督!?」

三隈「どうして、どうしてこんなことを!? 目を開けてください!」

地面に激突して動かなくなった提督を揺さぶるものの、ピクリとも動かず……。

見るも無残な姿を2人にさらし続ける。

────────

↓1~3 ダメージ判定

さて……、今回も少しだけになってしまいましたがここまでです。

今日もお付き合いありがとうございました。

お疲れ様です。

810: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/11(土) 00:01:07.58 ID:tpZMkU7f0

さて、ダメージは……。

90+31+5=126

以上の結果を踏まえてどう行動するか……。

↓1~3
1.泣き崩れて動けなくなる。
2.後追いを考える。
3.提督のせいだと思い、執務室に特攻。
4.自由枠(自由枠)

815: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/11(土) 00:31:19.63 ID:tpZMkU7f0
────執務室────

女提督「それにしても、駆逐艦の戦力が充実してるわよね」

提督「水雷戦隊というのは好きだからな」

話している途中、物凄い足音とともに執務室のドアが壊れんばかりの勢いで開かれる。

そこに立っているのは武装した長門と三隈。

長門「貴様提督に何をした!」

三隈「三隈も怒ってしまいましたわ!」

提督「……、幽霊に化かされたか」

女提督「ちょ、ちょっと、私が何ですって……!?」

長門「貴様は……貴様は……!」

長門と三隈は女提督には目もくれず、主砲を提督へ向けようとする。

提督「攻撃を許可する。取り敢えず頭を冷やしてもらわんとどうにもならん」

いつも通り執務室で仕事をしたりくつろいでいた者が一斉に立ち上がり、砲を構える。

山雲「了解です~」シャッ

神風「むしろ私達が見えてないのかしらっ」シャッ

霞「間宮さんのアイスより甘いわ!」シャッ

長門・三隈「ぎゃあああ!?」ドーン

女提督「あ……、駆逐艦とその距離は……あーあ……」

イタリア「入渠ドックにつれていきますね?」

ローマ「私達の出番は無かったわねー……」

提督「ああ、頼む。お前さんも付いてってやれ、気がついてから暴れられてもかなわん」

女提督「はいはい……、あーあ、厄日かしら、全く」

提督「安心しろ、俺は毎日厄日だ」

816: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/11(土) 00:43:40.00 ID:tpZMkU7f0
長門・三隈「すいませんでした!」

目が覚めた後、土下座する2人に、ため息をつく女提督。苦笑する提督。

その様子を同情の視線で見るお互いの艦隊の面々の姿が執務室にあったという。

────幕間────

サラトガ「そういえばもうそろそろバレンタインデーですね」

金剛「バレンタイン? はて、なんでしたっけ?」

サラトガ「あら? 日本では……」

望月「サラトガさんちょっと!」

望月がサラトガの腕を掴み、金剛から引き離すように引っ張っていく。

望月「実はねぇ……、ウチの鎮守府、バレンタインでお菓子を提督に送るの、禁止になってるんだよ」

サラトガ「あら、そうなんですか?」

望月「ぶっちゃけ、提督1人に対して艦娘が何人居るかと考えれば……。まぁ、チョコレートそんな勢いで食べたら身体壊すでしょ」

サラトガ「確かに……、甘いもののとりすぎですね」

望月「で、金剛さんもその一人なんだけど……」

望月「違反者には厳しい罰則をつけると言い渡されてたにもかかわらず、チョコレート作りを強行して渡した子が何人か居るんだ」

望月「でまぁ、特にその子達の中ではバレンタインって無かったことになってるから」

サラトガ「oh...。一体何が……、というよりどんな罰則が……」

望月「知りたい……?」

↓1~3 知りたい? 知りたくない?

────────

と、今回はここまでです。

今日もおつきあいありがとうございました。

お疲れ様です。

822: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/14(火) 00:03:27.68 ID:9HmPY7/A0
望月「あれはもう、公開処刑といって差し支えなかったね」

サラトガ「公開処刑……」

望月「あれはホワイトデーだったよ。食堂でだったんだけどさ」

────────

提督「禁止だと言っていたバレンタインのチョコレートだが、作って俺に渡しに来た者がいる」

提督「厳罰に処すると書いた張り紙を各所掲示板に張り、かつ2月の1日に朝礼で全体に周知したにもかかわらずだ」

提督「ギリも本命も関係無しに全て禁止したハズなのだがな。よほど俺を病気にしたい者が居るらしい」

提督「が、まぁそういう行事ではあるしお返しはしようと思う」

────────

サラトガ「でもちゃんと、ホワイトデーのお返しあったんですね」

望月「そういって提督が作り始めたお菓子が問題だったんだよ」

サラトガ「え?」

望月「材料は色とりどりの包装紙から取り出されたチョコレート」

望月「それらを無造作に鍋に放り込み、湯煎して溶かして、固め直した物とか、ケーキの生地に練り込んだ物とか作って送り返したんだ。皆の前で」

サラトガ「え……、もしかしてもらったバレンタインにチョコレートを!?」

望月「しかもそのお菓子が、無駄にクオリティ高くてさ……。しかもそれ、青葉さんが撮影してたんだよね」

サラトガ「お、恐ろしい」ガタガタ……

望月「金剛さんの他って誰だったかなぁ……」

↓1~2 ぐらい 誰だっけ?

827: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/14(火) 00:22:59.92 ID:9HmPY7/A0
望月「榛名さんと霧島さんと大井さんは思い出した」

サラトガ「意外な人が!?」

望月「まー、霧島さんはあの時点では金剛さんと榛名さんの付き合いで渋々……だったみたいだからダメージ無かったみたいだけど」

望月「榛名さんはその場で崩れ落ちちゃうし、大井さんは後で物陰でしくしく泣いてるのを目撃しちゃってさー」

望月「他にも何人か居たハズ。いやぁ、厳罰っていいながら何事もないからおかしいとはおもってたんだよね。」

望月「あれで司令官も割りと愉悦部なんじゃないかなぁ……」

サラトガ「へぇ……。所で望月、その包みは?」

望月「んー? あたしの手製のお菓子だよ~? 来る?」

────執務室─────

望月「しれーかーん、そろそろ休憩の時間じゃない?」

提督「ん? ああ、そういえばそうだな」

望月「お茶請けもってきたからお茶入れてよー、洋菓子だから紅茶かコーヒーがいいかな」

提督「インスタントしかないぞ」

サラトガ「あ、じゃあ入れますね?」

提督「ん、チョコチップ入りのクッキーか。古新聞に包んで持ってくる雑さがお前らしい。手作りか?」

望月「そーだよー。甘いものが食べたくなって、在庫がなかったから作ったんだけど。作りすぎたからおすそ分けー」

望月「折角だから途中で会ったサラトガさんも連れてきちゃった」

サラトガ(普段同様のお茶請けとして出しちゃえば怒られないんですね……)

828: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/14(火) 00:26:40.28 ID:9HmPY7/A0
さて、お次は本編のこの2人!

磯波=オカルト耐性85-20=65
浦波=オカルト耐性78-20=58

さて2人は何をしているか……。

↓2

1.まだ新人の浦波の訓練に付き合ってる(演習場)
2.自室でお茶すすりながら薄い本について話してる。もしくは磯波秘蔵の薄い本が浦波に見つかる
3.いやいや、普通に話ししてますよ
4.自由枠

839: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/16(木) 18:21:06.60 ID:CEbDmbS+0
磯波=オカルト耐性85-20=65
浦波=オカルト耐性78-20=58

────────

磯波「今日の訓練はここまでです」

浦波「お疲れ様でした、磯波姉さん」

磯波「しかし……、映画のバトルシップでも見ましたか?」

浦波「あ、バレました?」

磯波「そりゃあ……、碇を下ろして急旋回なんてやりだしたらそうじゃないかと思いますよ」

浦波「あはは……」

磯波「でも、実際の所は強度的に結構無理があるので、千切れても知らないですよ? というか普通切れます」

喋りながら、訓練に使った艤装や道具の手入れを終わらせ、一息つく。

あたりは薄暗くなり、そろそろ夕食といった頃合いだ。

↓2 磯波ダメージ判定
↓3 浦波ダメージ判定

843: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/16(木) 18:41:13.27 ID:CEbDmbS+0
磯波=オカルト耐性65-69=-4
浦波=オカルト耐性58-51=7

────────

磯波「ひっ!?」

浦波「あれ?」

演習場を後にしようとして、背後で何かが崩れる音がして、2人して振り返る。

浦波「積み方が甘かったですかね?」

磯波「た、多分?」

そんなはずは無い、しっかり安定の確認もしたのだ。

磯波がふと思い出したのは、演習場は『ヤバい』という噂。

なんでも、ここから無数の人骨が出たとかなんとか……。

ぞわりと、背筋に薄ら寒い物を感じる。

浦波「はい、積み直し完了です!」

磯波「そ、それじゃあ、改めて戻りましょう」

早くここから立ち去るべく、浦波に戻ろうと促し、立ち去ろうとする。

↓2 磯波ダメージ判定
↓3 浦波ダメージ判定

848: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/16(木) 19:18:16.68 ID:CEbDmbS+0
磯波=オカルト耐性65-69-41=-45
浦波=オカルト耐性58-51-40=7



────────

浦波「今度こそ大丈夫です……よ?」

磯波「え……?」

また同じ所から、積んだ物が崩れる音。

2人して顔を見合わせて、ゆっくりと振り返ると……。

そこには、土気色をした顔があった。

その顔は暗がりだというのに妙にハッキリと見え、濁った目がギョロリと動き、2人を睨むように見据える。

磯波「きゃあああ!!??」

浦波「やだ!?」

↓2 磯波ダメージ判定
↓3 浦波ダメージ判定

852: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/16(木) 19:50:47.95 ID:CEbDmbS+0

磯波=オカルト耐性65-69-41-60=-105
浦波=オカルト耐性58-51-40-22=-55

追撃入りました

────────

浦波「な、なんでしょう今の!?」

磯波「あれ、絶対幽霊ですよね……」

2人して足早に演習場から出て鎮守府本館に戻ろうとする。

が……

浦波「あれ!?」

磯波「嘘……」

毎日と言っていいほど通る通路、それも目と鼻の先の距離なのに……。

2人はどうしてだか演習場へと戻ってきてしまう。

浦波「い、磯波姉さん、マズくないですか……?」

磯波「も、もう一回!」

踵を返して、演習場から出ようとするが……

↓2 磯波ダメージ判定
↓3 浦波ダメージ判定

856: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/16(木) 20:09:33.65 ID:CEbDmbS+0

磯波=オカルト耐性65-69-41-60-32=-137
浦波=オカルト耐性58-51-40-22-92=-147

2人ともドボン

────────

浦波「ま、また演習場に……」

磯波「そんな、そんなはず……」

浦波「きゃあぁ!?」

磯波「きゃあああ!?」

2人はすっかり暗くなった演習場の、墨でも流し込んだかのような真っ黒な海に浮かぶ……

無数の死体をハッキリと目撃し、一目散に逃げ出す。

────────
───────
──────

浦波「はぁ……はぁ……」

磯波「ふぅ……はぁ……」

どこをどう走ったかわからない、息を切らし、鎮守府本館に走り込み、ドアを締めるとその場に座り込んでしまう。

浦波「……やっちゃいました」

磯波「私もです……」

2人して顔を見合わせ、それからこの後の事を考えて大きくため息をつくのだった。

858: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/16(木) 20:28:10.95 ID:CEbDmbS+0
神風「作ってしまった……、私特製のチョコケーキ……」

食堂でテーブルに置かれた自作のチョコケーキを目の前にしてガックリとうなだれる。

というのも、提督に渡すつもりで作ったのに、禁止されているとは知らなかったのだ

それを知ったのは、つい先程、如月に言われての事なのだが……。

間宮に聞いてみたが、確かにそうらしいのだ。しかも、違反した場合……。

間宮「あら、提督、珍しいですね」

提督「お茶請けが切れたんで、羊羹でも余って無いかとね」

間宮「あー……。今ちょっと切らしてまして……」

神風には、チラと、間宮が自分に目配せしたのが見えた

神風「あの、司令官、チョコレートのケーキならあるんだけど……」

提督「いいのか?」

神風「う、うん。作ったはいいけど、処分に困ってた所だし……。一人でこんなに食べれないから」

提督「ん、それじゃあ、執務室に持ってきてくれるか? 神風の分もお茶出すしな」

神風「はい!」

────────

さて……。今回も恒例のイベント勢を盛大に歓迎する仕様にしましょうか。
wikiに台詞が出てるので、藤波も解禁します。

↓2 犠牲者の決定 伊13 伊14 藤波 松風から2人まで
↓3 オカルト耐性の決定
↓4 2人の場合2人目の耐性の決定

872: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/20(月) 01:00:48.78 ID:RZfhl+ud0
大本営の大鳳さんがやってくるらしいです。この人も地味に人気だなぁ。

さて、現在の案だと、以前の安価で、『憲兵の格好をして来る』っていうのがありましたが……。

↓1~3
1.憲兵の格好をしてこっそりくる
2.いつも通り普通に来る
3.自由枠

877: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/20(月) 01:17:13.05 ID:RZfhl+ud0
一人追加しましょうか。
今までに来た中から……。
大淀、天津風、大和、長門から1名
↓2

880: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/20(月) 01:30:18.43 ID:RZfhl+ud0
大鳳「無駄だと思うんですけどね」

大淀「というか無駄です。そこらへんで時間でも潰して適当な報告書作って帰ってもいいぐらいですよ」

大鳳「私もここの敷地に入りたく無いですよ……」

憲兵の格好をして、正門から鎮守府に入る。

まぁ、そうしろと指示されたのだからしょうがない。

前回も、天津風が大変なことになってしまったし、やはり大本営としては疑わしいのだろう。

大淀「どうします?」

大鳳「最近の様子について聞いて見ましょうか」

↓2 誰に出会う? 提督も有りです。

887: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/22(水) 00:59:50.15 ID:X6gj7AXW0
大鳳「あれは……春雨さんですね」

大淀「少し話しを聞いて見ましょうか……」

大鳳がポケットの中のICレコーダーのスイッチを入れる。

大鳳「すいません、少しいいですか?」

春雨「はい? 何でしょう?」

大淀「最近変わったことや悩み等ありませんか?」

春雨「んん、変わった事……」

大鳳「幽霊が出る等の噂も聞いてますし……、詳しい話しをきかせて貰えればと」

春雨「幽……霊……」

↓2 春雨のトラウマコンマ。コンマ%の恐怖値が蘇る……。春雨の場合25%ぐらいから危険域ですかね

894: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/22(水) 01:16:54.35 ID:X6gj7AXW0
99% 最早この場で漏らしかねないレベル。

なのですが……。

>>893 ゾロ目ボーナスがほしいと申したか……。ならば下記から選ぶ良い!

↓1~3
1.この場で漏らす
2.一時的狂気の発生
3.特に無し
4.自由枠

899: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/22(水) 01:24:48.54 ID:X6gj7AXW0

このスレには鬼が住んでいるようですね(歓喜)

さて、一時的狂気の種類は……。
↓1~3
1.失語症
2.激しい恐怖症
3.自由枠(混ぜたりスルーしたりがあります)

903: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/22(水) 01:37:49.27 ID:X6gj7AXW0
99% 最早この場で漏らしかねないレベル。

────────

春雨「詳しい話し……?」

そう聞かれて思い出そうとして……。

見た時の光景を、その恐怖を鮮明に思い出す。

白露と村雨の背後に居た得体の知れない何か、

窓に張り付くグシャグシャの顔……、掴まれた足……。

春雨「あ、あ……」

大鳳「あ、あの……!?」

春雨「うあああぁぁぁ!?」

頭を抱えて座り込み、いやいやと頭を振りながら、泣き始める。

大淀「ま、マズいですよね、コレ……」

大鳳「始末書待ったなしですね……。というか初手で最大級の地雷を踏んじゃいましたね……」

泣き止む様子もなく、とうとうその場で漏らしてしまった春雨を呆然と見ながら、2人の頬を冷や汗が伝う。

↓2 駆けつけてきたのは……

1.提督
2.鳥海・高雄
3.北上・野分
4.日向師匠

914: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/24(金) 00:44:21.87 ID:DQyBqYnm0
日向「憲兵がこんなところで何をしている?」

大鳳「あ……」

春雨「うわあぁぁん……」

春雨が日向に駆け寄ってすがりつき、日向は大鳳と大淀に対して厳しい視線を向ける。

日向「事と次第によってはただではすまないぞ?」

大淀「あ、いえ……、幽霊について聞き込みを……」

日向「それを聞いてどうするつもりかな? 陸軍がどうにかしてくれるとでも?」

日向「折角春雨も落ち着いてきたというのに」

大淀「どうするかは何とも……、私たちも指示されて調査に来ただけですので」

日向「まずは所属を明らかにしてもらおうか?」

日向「出来ないというなら……、不審者と見なして拘束させてもらおう」

大鳳(ど、どうしましょう)

大淀(ええと……、ここの提督なら話したらわかってもらえないですか……?)

────執務室────

提督「さて……、困ったことをしてくれたなぁ……」

大鳳「申し訳ありませんでした!」

日向「大淀から報告だ、大本営に苦情を入れたら、処遇はこっちに任せると返してきたらしい」

大淀「ええ……、そんな雑な……」

提督「んー……、一人戦力外にしてくれたからな……。最近ようやく遠征ぐらいはできるようになってたのに。ま、名物のアレでいいか」

大鳳「名物……?」

日向「用意しよう」

提督「ここで罰則といえばアレだ」

提督が窓の外を示す。そこには、クレーンにぶら下げられた赤城がいた。

提督「もしくは……、倉庫に叩き込むかどちらかだな」

大鳳・大淀「クレーンでお願いします!」

922: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/24(金) 01:17:09.14 ID:DQyBqYnm0
藤浪 オカルト耐性81-20=61
松風 オカルト耐性46-20=26

提督「鎮守府にようこそ。君たちの着任を歓迎しよう」

松風「いや、言ってることは真面目だけど……、執務室に布団をしいて寝てる子が居るせいで締まらないよ!?」

松風が視線を向ける先には、春雨が床に布団を敷いて寝ている他、応接セットのソファで三日月が毛布をかぶって寝ている。

藤波「自由でいいんじゃない……?」

提督「ああ……、ちょっと後遺症でな」

松風(ここってそんなキツい作戦があったりするのかな? 僕に耐えきれればいいけど……)

藤波(後遺症……?)

提督「幽霊が出るんだよ、ここは。2人とも手ひどく泣かされてなぁ」

松風「へ、へぇ、まぁ幽霊ぐらい……」

藤波「ええー、そーなんだ?」

提督「あと、新任の子は手厚く歓迎されることが多いから気を付けてくれ」

松風「だ、大丈夫、平気さ」

藤波(これ、絶対大丈夫じゃないよね……)

提督「何はともあれ、今日はもう日も暮れるし2人とも休んでもらって構わない。鎮守府内を見て回るならそれも自由にしていい」

提督「案内役が必要なら……、そうだな、2人の姉妹から誰か呼ぶがどうする?」

↓2
誰が来る? -100行った子は怖い場所は避けるので、倉庫や演習場の選択肢が無くなります。

941: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/28(火) 00:04:48.71 ID:4dv8Frsb0
藤浪 オカルト耐性81-20=61
松風 オカルト耐性46-20=26


────────

巻雲「司令官さまぁ? 巻雲をお呼びですかぁー?」

提督「2人に鎮守府を案内してやってほしいんだが、頼めるか?」

巻雲「了解しました! ついてきて下さいー」

元気よく返事をして巻雲が2人を連れて執務室から出て行く。

巻雲「2人とも、幽霊は大丈夫ですか?」

松風「え? ぼ、僕は平気だよ、うん」

藤波「んー、藤波はちょっと苦手……かなぁ」

巻雲「ふふ……」

巻雲は日が落ちた薄暗い廊下を2人を先導して歩いていく。

どこかを目指しているのか、巻雲は他愛ない話しをしながら迷いなく歩いていく。

巻雲「着きましたよ? この鎮守府を語る上で外せない場所です!」

藤波「ん? ただの倉庫じゃない」

松風「別にそんな変わった感じはしないけど……」

首を傾げながら倉庫に入った3人の背後でバタンと、一人でに扉が閉まる。

巻雲「ここが、一番幽霊が出るんですよ?」

振り返った巻雲の目元はメガネの反射で見えず、見える口元は薄く笑っているように見えた。

────一方執務室では……────

提督「さて……、そろそろ飯にするか……」

巻雲「司令官様ー? 夕雲姉さんと料理を作ったんですけど、いかがですかー?」

提督「……何?」

↓2 藤波ダメージ判定
↓3 松風ダメージ判定

SW式クリティカル+ゾロ目追撃+追撃1確定 です。

946: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/02/28(火) 00:17:19.53 ID:4dv8Frsb0

藤浪 オカルト耐性61-88=-27
松風 オカルト耐性26-80=-54

早速追撃+1

────────

藤波「え、どういう……」

松風「そ、そうなんだ、平気だっていっても、好き好んでこんな所に来たくは……」

2人の正面に立つ巻雲の方から、ピシリと、ガラスが割れるような音がする。

メガネにヒビが入り、両目から血を流し、ついで、口元から血が伝い……、

さらには、肌の色は徐々に青白く、所々どす黒いアザのような物が浮かび上がり、

醜い、死体のような姿へ変貌していく。

藤波「じょ、冗談でしょ!?」

松風「わ、わわわ、悪い冗談はやめなよ……」

巻雲「ふふ、あははは……」

↓2 藤波ダメージ判定
↓3 松風ダメージ判定

957: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/01(水) 19:24:52.59 ID:6jCjFeLK0
藤浪 オカルト耐性61-88-26=-53
松風 オカルト耐性26-80-10=-64

────────

「あはは、あはははははは……」

巻雲の姿をした何かは、狂ったように笑い続け、

口から流れる血のせいか、笑い声にごぼごぼと不快な音が混じる。

そして笑いながらもその顔は2人をにらみ……

松風「な、何さ、何なのさぁ!?」

藤波「と、取り敢えず逃げ、ひぃ!?」

その巻雲の姿は、徐々に徐々に薄くなって消えていく……。

松風「き、消えたあ!?」

藤波「あ、あれ!? ってことはそもそも巻雲姉が幽霊だったってこと!?」

↓2 藤波ダメージ判定
↓3 松風ダメージ判定

姉の呼び方が不明なので取り敢えず巻雲姉にしてます。

961: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/01(水) 19:40:38.20 ID:6jCjFeLK0
藤浪 オカルト耐性61-88-26-9=-62
松風 オカルト耐性26-80-10-21=-85

────────

松風「と、とにかくここから出よう」

藤波「ドアが開けばね……」

松風「いやいや、そんなことあるわけ」

松風がドアを開こうとするとそのドアはあっけなく開くものの、

薄くドアを開けてすぐ、思い切りドアを閉じる

松風「居る……」

藤波「え?」

松風「さっきの幽霊の巻雲が……ドアの前に居る……」

藤波「嘘……」

↓2 藤波ダメージ判定
↓3 松風ダメージ判定

969: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/01(水) 20:15:33.51 ID:6jCjFeLK0
藤浪 オカルト耐性61-88-26-9-73=-135
松風 オカルト耐性26-80-10-21-168=-253

────────

松風「どうしようか……?」

藤波「ドア開けたら走って逃げるしかないかな……?」

そういって藤波がもう一度ドアを開けようとするが、今度はドアが固定されたかのように開かない。

藤波「こ……の……! 何で開かないのさっ!」

藤波がドアと格闘する間に、不安そうに周囲を見渡す松風はそれを見つける。

松風「う、き、きゃああああ!?」

柄にもない可愛い悲鳴を上げる松風が指刺す先には、棚にズラリと並んだ首、それもその中に、

自分の姉妹の首が混じっている物だからたまらない。

藤波「うわあぁぁ!?」

悲鳴を聞いて振り返った藤波も、首を見て声を上げ、必死にドアを開けようとドアノブをガチャガチャとやる。

松風「う、うわあぁぁん、助けて、姉貴ぃ……」

ペタリと座り込んで大泣きする姿に、普段の凛々しさは微塵も無い。

↓2 藤波ダメージ判定
↓3 松風ダメージ判定

瞬間火力168でイケメンがキャラ崩壊しました。

973: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/01(水) 20:32:57.01 ID:6jCjFeLK0
>>971 CriticalHIT!!
↓藤波ダメージ追加判定!

976: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/01(水) 20:36:37.03 ID:6jCjFeLK0
>>975 CriticalHIT!! 
↓2 藤波にさらに追加判定どうぞ!

980: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/01(水) 20:51:59.88 ID:6jCjFeLK0

藤浪 オカルト耐性61-88-26-9-73-277=-350
松風 オカルト耐性26-80-10-21-168-72=-325

殺意高いですね、2人そろって―300代とか(白目)
でも6追撃にはなりませんでしたね。

────────

藤波「ちょ、ちょっと! 泣かないでよ!」

どうにか松風をなだめなければドアが開いても逃げられないと思い、

松風に近寄ろうとしたとたん、座り込むその背に不気味な物が見えた。

透き通った何者かが、松風の背にべったりとのしかかるように張り付いているのだ。

それを見て背筋が寒くなり、ついで自分の背後が気になり、ゆっくり、ゆっくりと視線を動かす。

その背後にはやはり……居た。

ニタリと笑う不気味な顔を、はっきりと見てしまった。

藤波「いやああああああああ!?」

松風「ぎゃああああ!?」

思い切り悲鳴を上げ、泣き叫びながらもう一度ドアに向かい、必死にドアを開けようとする。

そしてドアは……、開いた。

巻雲「大丈夫ですかー?」

藤波・松風「いぎゃああああああ!?」

巻雲が現れたのが決定打となったのかはわからない、2人そろって盛大に漏らし、

床に水たまりを作ってしまう。

提督「あぁ……手遅れか……」

その様子を見て、提督は大きくため息をついた。

981: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/01(水) 21:04:01.92 ID:6jCjFeLK0
提督「うーん……」

松風「……うぅ……昨日は全然眠れなかった」

藤波「着任そうそう情けないよ、とほほ……」

神風「大丈夫、司令官のそばに居れば大体大丈夫」

藤波「あと巻雲姉が怖い」

巻雲「それってひどくないですかぁ……?」

松風「───!?」

執務室のドアを開けて巻雲が現れると、松風と藤波がが脱兎のごとき勢いで、提督に駆け寄り、抱き着く。

巻雲「司令官様ぁー? 何とか言ってやってくださいよぉ」

提督「まぁ、こればっかりはしょうがないだろ……」

神風(松風……男前が台無しねー、すごいかわいいけど)

────────

さて、次の犠牲者の決定……と行きたいとこですが。
言ってたUちゃんの話を書くにあたり、その前にオカルト耐性を決定しておきたいので決定します。
決定したらそのままUちゃんの本編いきます。というかUと呂のセットでいきます

↓2 U-511 オカルト耐性の決定
↓3 呂500 オカルト耐性の決定

992: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/03(金) 18:44:50.05 ID:EgKQMclT0
埋まってない……。小ネタ行きますか。

────大本営の大鳳さん、その後……────

大鳳「」

霞(司令官、あの大鳳さんどうしたの?)

曙(なんかどす黒いオーラを背負ってるように見えるんだけど……)

提督「あぁ、今日付けでウチの所属だから仲良くしてやってくれ」

神風「え? どういうこと?」

提督「たかが査察もまともに出来ないのかーって、まぁ、左遷だな」

提督「ウチの子泣かせてくれてどう落とし前つけるんだオルァって大本営に苦情入れたのが決定打らしいけど」

日向「まさか、処分はうちに任せるというのは……」

提督「そっち所属にするから好きにしろってことだな」

大鳳「しくしく……」

────その頃鎮守府の大鳳さん────

大鳳「ただでさえ出番がないのに同一人物が来るなんてっ」

大鳳「しかもキャラがあっちのほうが濃いじゃない!」

大鳳「まさか、運でも改修してるのかしら……」

────春雨は……────

春雨「えへー」

島風「はい、草引き終わりー、ってあーあー、顔が泥だらけになってるよ!」

山雲「そろそろ春野菜の季節ですねー」

春雨「これは食べれるのー?」

山雲「それはまだですー」

島風「春野菜って何があったっけ?」

山雲「春野菜はですねー……」

時雨「山雲の家庭菜園にすっごく馴染んでるね……、田舎の親戚の家にいった子供みたい……」

夕立「島風が一緒なのが意外っぽい?」

時雨「ターボ婆に負けてから、山雲と仲良しになって、のんびりする良さを知ったらしいからね」

夕立「でもあのスカートでしゃがみ込むのはだめだと思うっぽい」

────────

執務室組で1レス小ネタやるので、大雑把な内容をどうぞ。

↓2
例(いちゃいちゃする、出撃中の一幕、日常等

995: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/03(金) 19:32:59.60 ID:EgKQMclT0
卯月「長月や菊月はいいぴょんねぇ……」

望月「長月は運いいし……でも、文月と皐月も幽霊には合ってないらしいね」

如月「もうあんな怖い目はしたくないわ……。恥ずかしい思いもね……」

三日月「でも、文月は執務室に居れるのが羨ましいって言ってましたよ」

望月「お気楽だねぇ……、一回幽霊に脅かされて見ればいいんだよ……」

如月「でも司令官は、皐月より後の真っ黒の制服の方が好きっていってたのよね」

卯月「それでこの前もっちの部屋にスネークしてたぴょん?」

三日月「流石にソレは姉としてどうなんですか……」

望月「いや、言えば制服ぐらい貸したげるけどさ……。どっちかいうと、長月と菊月じゃない?」

提督「そうそう、パンストがポイント高いな」

如月「本当に長月に言って服借りてみようかしら……」

卯月「いやいや、それもどうなのって話しぴょん」

望月「っていうか司令官、なんでしれっと会話に混ざってるのさ」

提督「工廠から帰ってきたら何の話しをしてるのかと思ってな」

三日月「ほんと、たまにすごい自然に会話に混ざってきますよね……」

如月「え、えええ!?」

望月「いや、反応遅っ……」

提督「それより、工廠いったついでにお茶請けもらってきたから休憩にするか?」

卯月「はーい」



996: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/03(金) 19:57:38.43 ID:EgKQMclT0
望月「埋めっと……」

提督「望月、何やってんだ?」

望月「んー、いつも見てるスレがそろそろ終わりなんで……」

提督「スレか、1000取れそうか?」

望月「どうだろうねー……初雪あたりも狙ってそうだし……」

提督「初雪もこのスレの住人だったのか……」

997: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/03(金) 20:00:42.25 ID:EgKQMclT0
初雪「……あとちょっと……」

吹雪「そろそろ演習行かないの?」

初雪「今ちょっと……具合が悪い……」

吹雪「具合悪そうには見えないよ!?」

初雪「多分もうすぐよくなる」

吹雪「どういうこと!?」

998: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/03(金) 20:04:26.39 ID:EgKQMclT0
幽霊A「埋めっと……」

幽霊B「幽霊の癖にパソコン弄るとか流石だよな俺ら」

幽霊A「1000取って今度こそのわっちのお漏らしをだな……」

野分「おや……、幽霊」

北上「ほんとだ」

幽霊A・B Σ( ゚Д゚) Σ( ゚Д゚)

幽霊A・B ( ゚Д゚ )( ゚Д゚ )

北上・野分「こっち見んな」

999: ◆r3J8wr8gzWTW 2017/03/03(金) 20:12:41.76 ID:EgKQMclT0
巻雲「談話室にまた幽霊が出たらしいですよー」

高雄「談話室はあんまり出現率高くないですけど……どんなのが居たんですか?」

日向「なんでもパソコンをいじってたらしいとか」

北上「見たの私達だけどね、何か、流石だよなー……とか言ってましたよ」

鳥海「ソレってもしかしてこんなやつじゃ……?」スマホぽちぽち……

          ∧_∧
    ∧_∧  (´<_`  ) 流石だよな俺ら。
   ( ´_ゝ`) /   ⌒i
   /   \./    | |
  /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/  FMV  / .| .|____
    \/____/ (u ⊃

野分「あ、コイツらです!」

日向「何でこんなのが幽霊やってるんだ……」


結局セルフサービスで埋めてしまった……。

>>1000はあけておきますね(´・ω・`)