少し後!
スタスタ
唯「あ!承太郎君とあずにゃんだ!」
律「どこ行ってたんだよ~!」
承太郎「こいつが迷子になってたんでな」
梓「すみません…」
花京院「僕達からとったら承太郎、君も迷子に変わりはないよ」フフッ
承太郎「その迷子が自力でお前らを見つけたんだ」
「褒めてくれてもいいんじゃあないか?」
律「開き直るなよ…」
澪「それじゃあみんな揃ったし、お参りするか」
スタスタ
唯「あ!承太郎君とあずにゃんだ!」
律「どこ行ってたんだよ~!」
承太郎「こいつが迷子になってたんでな」
梓「すみません…」
花京院「僕達からとったら承太郎、君も迷子に変わりはないよ」フフッ
承太郎「その迷子が自力でお前らを見つけたんだ」
「褒めてくれてもいいんじゃあないか?」
律「開き直るなよ…」
澪「それじゃあみんな揃ったし、お参りするか」
けいおん! 中野梓 1/8 完成品フィギュア 京アニショップ限定販売
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3: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/25(月) 21:49:52.05 ID:goNrUIDO
お参り後の神社の外!
唯「昨日と今日と楽しかったね~♪」
紬「そうね」
「すごく充実してたわ♪」
花京院「それじゃあ、名残惜しいがここで解散としようか」
憂「あの!承太郎さんに花京院さん!」
承花「?」
憂「これ、良かったら…」スッ
花京院「なんだいこれは?」
唯「昨日と今日と楽しかったね~♪」
紬「そうね」
「すごく充実してたわ♪」
花京院「それじゃあ、名残惜しいがここで解散としようか」
憂「あの!承太郎さんに花京院さん!」
承花「?」
憂「これ、良かったら…」スッ
花京院「なんだいこれは?」
4: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/25(月) 21:50:19.09 ID:goNrUIDO
憂「手袋です」
「うまくできてるか分からないんですけど…」
花京院「もしかしたら手編みかい?」
憂「はい」
「なのでお気に召すかどうか…」
花京院「……」パカッ
「すごくいいじゃあないか!」
「大切に使わせてもらうよ」
承太郎「花京院に同じだ」
「わざわざ悪かった、礼を言うぜ」
憂「いえ、こちらこそありがとうございます♪」
純「憂~、私には~?」
憂「ごめんね純ちゃん…」
純「あはっ、冗談だよ♪」
澪「それじゃあ解散するか」
梓「みなさん勉強頑張ってくださいね」
唯律「うぐっ…」
「うまくできてるか分からないんですけど…」
花京院「もしかしたら手編みかい?」
憂「はい」
「なのでお気に召すかどうか…」
花京院「……」パカッ
「すごくいいじゃあないか!」
「大切に使わせてもらうよ」
承太郎「花京院に同じだ」
「わざわざ悪かった、礼を言うぜ」
憂「いえ、こちらこそありがとうございます♪」
純「憂~、私には~?」
憂「ごめんね純ちゃん…」
純「あはっ、冗談だよ♪」
澪「それじゃあ解散するか」
梓「みなさん勉強頑張ってくださいね」
唯律「うぐっ…」
5: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/25(月) 21:50:44.23 ID:goNrUIDO
少し後!
花京院「楽しかったね…すごく」
和「そうね」
「勉強ばかりだったから、いい時間だったわ」
花京院「そうだね」
「軽音部のみんなには感謝しないと」
和「……」
「これ…」スッ
花京院「これは…?」
和「…クリスマスプレゼントよ」
花京院「!」
「開けてもいいかい?」
和「ええ」
花京院「それじゃあ…」パカッ
「これは…マフラーじゃないか!」
「ありがとう真鍋さん!」
和「喜んでもらえたみたいで良かったわ」フフッ
「私も休憩の時間を削ったかいがあったわね」
花京院「どういうことだい?」
和「勉強の合間にそれを編んでたの」
花京院「!」
「ありがとう!家宝にする!」
和「ふふっ、大げさすぎよ♪」ニコッ
花京院「楽しかったね…すごく」
和「そうね」
「勉強ばかりだったから、いい時間だったわ」
花京院「そうだね」
「軽音部のみんなには感謝しないと」
和「……」
「これ…」スッ
花京院「これは…?」
和「…クリスマスプレゼントよ」
花京院「!」
「開けてもいいかい?」
和「ええ」
花京院「それじゃあ…」パカッ
「これは…マフラーじゃないか!」
「ありがとう真鍋さん!」
和「喜んでもらえたみたいで良かったわ」フフッ
「私も休憩の時間を削ったかいがあったわね」
花京院「どういうことだい?」
和「勉強の合間にそれを編んでたの」
花京院「!」
「ありがとう!家宝にする!」
和「ふふっ、大げさすぎよ♪」ニコッ
6: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/25(月) 21:51:25.50 ID:goNrUIDO
その頃の空条家!
ピンポーン
承太郎(誰だ…?)
(そういえば、おふくろもジジイもまだ寝てたな…)
(やれやれ…)スタスタ
ガラッ
律「よっ!」
ピシャッ
ガラッ!
律「何で閉めるんだよ!」
承太郎「…用件はなんだ」
律「忘れ物したんだけど…」
ピンポーン
承太郎(誰だ…?)
(そういえば、おふくろもジジイもまだ寝てたな…)
(やれやれ…)スタスタ
ガラッ
律「よっ!」
ピシャッ
ガラッ!
律「何で閉めるんだよ!」
承太郎「…用件はなんだ」
律「忘れ物したんだけど…」
7: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/25(月) 21:52:00.74 ID:goNrUIDO
承太郎「忘れ物?そんなものなかったはずだが…」
律「これ…」スッ
承太郎「どういうことだ?」
律「ク…クリスマスプレゼント!」
「ジョジョに渡すの忘れてたからさ…」
承太郎「…嵐がくるな」
律「私も一応そういうところはちゃんとしてるんだ!」
承太郎「冗談だ」フッ
「礼を言うぜ」
律「いいってことよ♪」ニコッ
律「これ…」スッ
承太郎「どういうことだ?」
律「ク…クリスマスプレゼント!」
「ジョジョに渡すの忘れてたからさ…」
承太郎「…嵐がくるな」
律「私も一応そういうところはちゃんとしてるんだ!」
承太郎「冗談だ」フッ
「礼を言うぜ」
律「いいってことよ♪」ニコッ
8: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/25(月) 21:52:23.23 ID:goNrUIDO
承太郎「中身はなんだ?」パカッ
律「あ!ちょ!」
承太郎「…マフラーだな」
「これは結構いいものなんじゃあないか?」
律「…作った」
承太郎「…何?」
律「私が…作った」
承太郎「おいおい…お前はチマチマする作業が嫌いだったはずだぜ?」
律「うん…」
「すっげぇ嫌いだけど…」
「頑張れたっていうか…」ボソッ
律「あ!ちょ!」
承太郎「…マフラーだな」
「これは結構いいものなんじゃあないか?」
律「…作った」
承太郎「…何?」
律「私が…作った」
承太郎「おいおい…お前はチマチマする作業が嫌いだったはずだぜ?」
律「うん…」
「すっげぇ嫌いだけど…」
「頑張れたっていうか…」ボソッ
9: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/25(月) 21:52:48.78 ID:goNrUIDO
承太郎「最後が聞こえなかったんだが」
律「いいんだよ、聞こえなくて」
「そんじゃ、用はこんだけだから帰るな」
承太郎「…おい」
律「何だ?」
承太郎「お前に言いたいことがあるんだが…」
律「!」
(こ、これってまさか…)ドキドキ
承太郎「田井中…」
律(こ…告は
承太郎「お前が寝てる間にココアシガレットとベビーコーラをもらったぜ」
律「いいんだよ、聞こえなくて」
「そんじゃ、用はこんだけだから帰るな」
承太郎「…おい」
律「何だ?」
承太郎「お前に言いたいことがあるんだが…」
律「!」
(こ、これってまさか…)ドキドキ
承太郎「田井中…」
律(こ…告は
承太郎「お前が寝てる間にココアシガレットとベビーコーラをもらったぜ」
10: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/25(月) 21:53:39.92 ID:goNrUIDO
律「…え……?」
承太郎「ベビーコーラは当たりだったな」
「蓋は袋に入れておいた」
律「……」
承太郎「?」
「おい、どうし
ゲシッ
承太郎「いきなり蹴るなッ!」ジンジン
律「うるせーバーカ!」ベー
「そんじゃあまたな!」タタタタ
承太郎「待ちやがれッ!」タタタタ
律(くっ…早い!)タタタタ
(こうなったら!)クイッ ガサッ
承太郎「ベビーコーラは当たりだったな」
「蓋は袋に入れておいた」
律「……」
承太郎「?」
「おい、どうし
ゲシッ
承太郎「いきなり蹴るなッ!」ジンジン
律「うるせーバーカ!」ベー
「そんじゃあまたな!」タタタタ
承太郎「待ちやがれッ!」タタタタ
律(くっ…早い!)タタタタ
(こうなったら!)クイッ ガサッ
11: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/25(月) 21:54:42.18 ID:goNrUIDO
承太郎「おい田井中ッ!」クイッ
「…いない」
「見失ったか…」スタスタ
律(戻ったか…)
(誰かさん家の庭に隠れてなきゃやばかったな…)
(……)
(ジョジョ…マフラー使ってくれるかな…)
承太郎(くそ…寒いな…)スタスタ
(……)カサッ
(…マフラー持ってきちまったか)
(使わせてもらうか)パカッ
(……)グルグル
(…温かいじゃあないか)
律(…遠目からだけど見送るか)ヒョコッ
(!)
(ジョジョ…マフラー巻いてくれてる!)
「ジョジョー!」
「…いない」
「見失ったか…」スタスタ
律(戻ったか…)
(誰かさん家の庭に隠れてなきゃやばかったな…)
(……)
(ジョジョ…マフラー使ってくれるかな…)
承太郎(くそ…寒いな…)スタスタ
(……)カサッ
(…マフラー持ってきちまったか)
(使わせてもらうか)パカッ
(……)グルグル
(…温かいじゃあないか)
律(…遠目からだけど見送るか)ヒョコッ
(!)
(ジョジョ…マフラー巻いてくれてる!)
「ジョジョー!」
12: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/25(月) 21:55:17.60 ID:goNrUIDO
承太郎「ん?」クルッ
律「ありがとなー♪」
「また学校でな!」フリフリ
承太郎(でかい声出しやがって…)
「……」フリフリ
(…何であいつはお礼を言ったんだろうな)
(まあ、どうでもいいか)
(しかしマフラー5本か…)
(……)
(一週間飽きないぜ)
律「ありがとなー♪」
「また学校でな!」フリフリ
承太郎(でかい声出しやがって…)
「……」フリフリ
(…何であいつはお礼を言ったんだろうな)
(まあ、どうでもいいか)
(しかしマフラー5本か…)
(……)
(一週間飽きないぜ)
16: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:11:24.55 ID:QoV7xsDO
冬休み明けの最初の土曜の空条家!
承太郎「……」カキカキ
「……」カキカキ
「……」カキカキ
(…秋山と琴吹はいいとして……)
(平沢と田井中はちゃんと勉強してるんだろうな…)ピッピッ
唯『もしも~し』
『どうかしたの?』
『あ、まさか勉強教えてほしいとか!?』
承太郎「…お前に聞いてもどうしようもないだろう」
承太郎「……」カキカキ
「……」カキカキ
「……」カキカキ
(…秋山と琴吹はいいとして……)
(平沢と田井中はちゃんと勉強してるんだろうな…)ピッピッ
唯『もしも~し』
『どうかしたの?』
『あ、まさか勉強教えてほしいとか!?』
承太郎「…お前に聞いてもどうしようもないだろう」
17: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:11:51.79 ID:QoV7xsDO
唯『むっ!私だって頑張ってるんだよ~?』
承太郎「勉強してるってことか?」
唯『そうだよ~』
『さっき用事が終わったにも関わらずに!』
『私って偉いね~♪』
承太郎「平沢に言われたんだろう?」
唯『えへへ、まあそんなところ』
承太郎「あいつがいて良かったぜ」
「それじゃあ頑張ってくれ」
唯『うん!承太郎君も頑張ってね♪』
ピッ
承太郎(…一応やってるのか)
(…次は田井中だな)
承太郎「勉強してるってことか?」
唯『そうだよ~』
『さっき用事が終わったにも関わらずに!』
『私って偉いね~♪』
承太郎「平沢に言われたんだろう?」
唯『えへへ、まあそんなところ』
承太郎「あいつがいて良かったぜ」
「それじゃあ頑張ってくれ」
唯『うん!承太郎君も頑張ってね♪』
ピッ
承太郎(…一応やってるのか)
(…次は田井中だな)
18: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:12:15.22 ID:QoV7xsDO
ピッピッ
律『よっ、どうした?』
承太郎「ちゃんと勉強しているか気になってな」
律『!』
『し、してるぞ!もちろん!』
『姉ちゃん早く投げろよー』
承太郎「…勉強してるのに何を投げるんだ?」
律『あ…ティ、ティッシュ!』
『私の机の上にあるんだ!』
承太郎「…お前の部屋は弟と共有じゃあなかったはずだが」
律(やっべ…)
『あ、あれだよ!私の部屋に遊びにきてるんだ!』
承太郎「…さっき勉強してると言っていたはずだが」
『もう俺が操作するぞー!』
律『あ!ちょっと待て聡!』
(ってしまったァァアアアーーーッ!)
律『よっ、どうした?』
承太郎「ちゃんと勉強しているか気になってな」
律『!』
『し、してるぞ!もちろん!』
『姉ちゃん早く投げろよー』
承太郎「…勉強してるのに何を投げるんだ?」
律『あ…ティ、ティッシュ!』
『私の机の上にあるんだ!』
承太郎「…お前の部屋は弟と共有じゃあなかったはずだが」
律(やっべ…)
『あ、あれだよ!私の部屋に遊びにきてるんだ!』
承太郎「…さっき勉強してると言っていたはずだが」
『もう俺が操作するぞー!』
律『あ!ちょっと待て聡!』
(ってしまったァァアアアーーーッ!)
19: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:12:40.92 ID:QoV7xsDO
承太郎「…本当のことを言え」
「…何をしている」
律『OH!THAT'S A BASEBALLです…』
承太郎「……」
律『…勉強します』
承太郎「そうか。じゃあな」
ピッ
承太郎「……」
ピッピッ
律『何か言い忘れか?』
『ちょっとまたかよ姉ちゃん!早くしろよ!』
律『ちょ!』
「…何をしている」
律『OH!THAT'S A BASEBALLです…』
承太郎「……」
律『…勉強します』
承太郎「そうか。じゃあな」
ピッ
承太郎「……」
ピッピッ
律『何か言い忘れか?』
『ちょっとまたかよ姉ちゃん!早くしろよ!』
律『ちょ!』
20: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:13:05.16 ID:QoV7xsDO
承太郎「……」
律『さっき用事が終わりまして…』
承太郎「ああ」
律『息抜きに…』
承太郎「…平沢もさっき用事が終わったらしい」
「それでもあいつは勉強していたが」
律『…すみません』
承太郎「…俺は別にお前が落ちても構わないが」
「他の連中がうるさいと思うぜ」
「秋山なんかは泣き出すと思うが」
律『…はい』
承太郎「勉強するか?」
律『…はい』
承太郎「そうか」
「それじゃあ頑張ってくれ」
律『頑張ります…』
ピッ
承太郎(やれやれ…)
(しかし二人揃って用事か)
(受験前なのに忙しいやつらだぜ)
律『さっき用事が終わりまして…』
承太郎「ああ」
律『息抜きに…』
承太郎「…平沢もさっき用事が終わったらしい」
「それでもあいつは勉強していたが」
律『…すみません』
承太郎「…俺は別にお前が落ちても構わないが」
「他の連中がうるさいと思うぜ」
「秋山なんかは泣き出すと思うが」
律『…はい』
承太郎「勉強するか?」
律『…はい』
承太郎「そうか」
「それじゃあ頑張ってくれ」
律『頑張ります…』
ピッ
承太郎(やれやれ…)
(しかし二人揃って用事か)
(受験前なのに忙しいやつらだぜ)
21: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:13:35.15 ID:QoV7xsDO
試験一週間前の2年1組!
憂「純ちゃん何見てるの?」
純「これ」スッ
梓「お菓子作りの本…」
「純ってお菓子作るんだね」
純「梓、バレンタインというものを知ってるかね?」
梓「ああ、そういえばもうすぐだね」
憂「純ちゃんは誰かに渡すの?」
純「今のところジャズ研の先輩にあげよっかなって」
「梓は軽音部の先輩にあげないの?」
梓「そういえば渡したことない…」
憂「純ちゃん何見てるの?」
純「これ」スッ
梓「お菓子作りの本…」
「純ってお菓子作るんだね」
純「梓、バレンタインというものを知ってるかね?」
梓「ああ、そういえばもうすぐだね」
憂「純ちゃんは誰かに渡すの?」
純「今のところジャズ研の先輩にあげよっかなって」
「梓は軽音部の先輩にあげないの?」
梓「そういえば渡したことない…」
22: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:14:03.84 ID:QoV7xsDO
憂「今年は渡しちゃえば?」
純「そうだよ!絶対先輩達喜んでくれるよ~」
梓「うん…」
音楽室!
ガチャッ
梓「こんにちは~」
「あれ?花京院先輩達はいないんですか?」
紬「お家に帰っちゃったわ」
「これから最後の追い込みをかけるって」
梓「そうですか」
唯「who…?」
律「バンド名か?」
承太郎「それは『フー』じゃなくて『世界保険機構』だ」
唯「なるほど!」
澪「文字は一緒だけどどう間違えばそうなる…」
純「そうだよ!絶対先輩達喜んでくれるよ~」
梓「うん…」
音楽室!
ガチャッ
梓「こんにちは~」
「あれ?花京院先輩達はいないんですか?」
紬「お家に帰っちゃったわ」
「これから最後の追い込みをかけるって」
梓「そうですか」
唯「who…?」
律「バンド名か?」
承太郎「それは『フー』じゃなくて『世界保険機構』だ」
唯「なるほど!」
澪「文字は一緒だけどどう間違えばそうなる…」
23: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:14:33.70 ID:QoV7xsDO
律(勉強飽きたな…)
(そうだ!)ブチッ
承太郎(田井中…消しゴムをちぎって何する気だ)
律(……)スッ
承太郎(なるほどな…)スッ
(こいッ!)
律(くらえ!)ピンッ
承太郎(オラァ!)カキィーン!
律(ぐふぉっ…)スポン
唯澪紬「…フフッ」プルプル
澪(ピッチャー返しで律の鼻に…)プルプル
梓「……」
(バレンタインどうしよっかな…)
(改めて渡すのも何だかな…)
(そうだ!)ブチッ
承太郎(田井中…消しゴムをちぎって何する気だ)
律(……)スッ
承太郎(なるほどな…)スッ
(こいッ!)
律(くらえ!)ピンッ
承太郎(オラァ!)カキィーン!
律(ぐふぉっ…)スポン
唯澪紬「…フフッ」プルプル
澪(ピッチャー返しで律の鼻に…)プルプル
梓「……」
(バレンタインどうしよっかな…)
(改めて渡すのも何だかな…)
24: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:14:56.79 ID:QoV7xsDO
唯「?」
「あずにゃん、どうかしたの?」
梓「!」
「い、いえ!何でもないです!」
承太郎「暇ならギターでも弾いてたらどうだ?」
「俺達を気にする必要はないぜ」
澪「そうだぞ梓」
「私達が使わせてもらってる側なんだし」
梓「それじゃあ遠慮なく…」
ジャカジャカジャカジャン♪
律「~~♪」
唯「~~♪」
澪「勉強に集中しろ…」
「あずにゃん、どうかしたの?」
梓「!」
「い、いえ!何でもないです!」
承太郎「暇ならギターでも弾いてたらどうだ?」
「俺達を気にする必要はないぜ」
澪「そうだぞ梓」
「私達が使わせてもらってる側なんだし」
梓「それじゃあ遠慮なく…」
ジャカジャカジャカジャン♪
律「~~♪」
唯「~~♪」
澪「勉強に集中しろ…」
25: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:15:27.18 ID:QoV7xsDO
承太郎「もうそろそろ休憩するか」
紬「それじゃあお茶いれてくるわね♪」
律「よし、ドラム叩いてこよ!」スタスタ
唯「私も~」スタスタ
「出番だよ、ギー太!」
梓「何かすみません…」
澪「大丈夫だよ」
「音楽あったほうが雰囲気もいいし」
ジャカジャカダムダム♪
澪「……」スタスタ
承太郎「あいつもか…」
紬「それじゃあお茶いれてくるわね♪」
律「よし、ドラム叩いてこよ!」スタスタ
唯「私も~」スタスタ
「出番だよ、ギー太!」
梓「何かすみません…」
澪「大丈夫だよ」
「音楽あったほうが雰囲気もいいし」
ジャカジャカダムダム♪
澪「……」スタスタ
承太郎「あいつもか…」
26: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:15:57.91 ID:QoV7xsDO
承太郎「おい、こっちに来たらどうだ?」
梓「あ、はい」スタスタ
ジャカジャカダムダムベンベン♪
紬「はい、今日はクッキーよ♪」コトッ
承太郎「悪いな」
梓「ありがとうございます」
紬「本当はチョコレートにしたかったんだけど…」
承太郎「お前はチョコレートが好きだったか?」
紬「好きだけど…」
「ほら、もうすぐバレンタインじゃない」
承太郎「そういえばそうだな」
「去年のベルギーのチョコレートは今年も食えるのか?」
紬「ごめんね…勉強で忙しくて頼むの忘れてたの…」
承太郎「そうか…」
「まあ仕方ないな」
梓「あ、はい」スタスタ
ジャカジャカダムダムベンベン♪
紬「はい、今日はクッキーよ♪」コトッ
承太郎「悪いな」
梓「ありがとうございます」
紬「本当はチョコレートにしたかったんだけど…」
承太郎「お前はチョコレートが好きだったか?」
紬「好きだけど…」
「ほら、もうすぐバレンタインじゃない」
承太郎「そういえばそうだな」
「去年のベルギーのチョコレートは今年も食えるのか?」
紬「ごめんね…勉強で忙しくて頼むの忘れてたの…」
承太郎「そうか…」
「まあ仕方ないな」
27: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:16:22.95 ID:QoV7xsDO
翌日の2年1組!
純「梓も作るって決めたんだ」
梓「うん」
「ムギ先輩のチョコレートの差し入れもないみたいだし」
「一回ぐらいは渡そうかなって」
憂「いいな~、梓ちゃんの手作りチョコ」
梓「憂にも持ってくるよ」
憂「ほんと?ありがとう♪」
「私も持ってくるね」
梓「ありがとう、憂」
純「いいなぁ~、梓ちゃんの手作りチョコぉ~」
梓「純にはあげないよ?」
純「えっ!?」
梓「冗談だよ」フフッ
純「は…はは…」
(冗談に聞こえなかった…)
純「梓も作るって決めたんだ」
梓「うん」
「ムギ先輩のチョコレートの差し入れもないみたいだし」
「一回ぐらいは渡そうかなって」
憂「いいな~、梓ちゃんの手作りチョコ」
梓「憂にも持ってくるよ」
憂「ほんと?ありがとう♪」
「私も持ってくるね」
梓「ありがとう、憂」
純「いいなぁ~、梓ちゃんの手作りチョコぉ~」
梓「純にはあげないよ?」
純「えっ!?」
梓「冗談だよ」フフッ
純「は…はは…」
(冗談に聞こえなかった…)
28: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:16:53.65 ID:QoV7xsDO
試験当日の朝の平沢家!
ピンポーン
憂「はーい」
ガチャッ
憂「承太郎さん!」
「こんなに朝早くどうしたんですか?」
承太郎「平沢が起きてるか気になってな」
憂「わざわざありがとうございます♪」
梓「憂、唯先輩起きてる?」
憂「梓ちゃん!」
澪律紬「おはよう」
憂「澪さんに律さんに紬さん!」
ピンポーン
憂「はーい」
ガチャッ
憂「承太郎さん!」
「こんなに朝早くどうしたんですか?」
承太郎「平沢が起きてるか気になってな」
憂「わざわざありがとうございます♪」
梓「憂、唯先輩起きてる?」
憂「梓ちゃん!」
澪律紬「おはよう」
憂「澪さんに律さんに紬さん!」
29: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:17:25.27 ID:QoV7xsDO
澪「唯はもう起きてる?」
憂「これから起こしに…」
ピリリリ
憂「すみません」パカッ
和《おはよう》
《唯はもう起きたかしら?》
ピリリリ
花京院《おはよう》
《平沢さんはもう起きたかい?》
憂(お姉ちゃん…)
(愛されてるんだよね…?)
スタスタ
唯「あ、みんな~」
「おはよ~♪」
梓「唯先輩!」
「自分で起きれたんですね!」
唯「うーん…下が騒がしかったから…」
律「悪うござんした…」
憂(和ちゃんと花京院さんに返信しとかなきゃ)カチカチ
憂「これから起こしに…」
ピリリリ
憂「すみません」パカッ
和《おはよう》
《唯はもう起きたかしら?》
ピリリリ
花京院《おはよう》
《平沢さんはもう起きたかい?》
憂(お姉ちゃん…)
(愛されてるんだよね…?)
スタスタ
唯「あ、みんな~」
「おはよ~♪」
梓「唯先輩!」
「自分で起きれたんですね!」
唯「うーん…下が騒がしかったから…」
律「悪うござんした…」
憂(和ちゃんと花京院さんに返信しとかなきゃ)カチカチ
30: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:17:55.88 ID:QoV7xsDO
その頃の和!
ピリリリ
和(憂から…)パカッ
(唯は起きたみたいね)
ガヤガヤ
和(もうそろそろ会場ね)
花京院「……」スタスタ
和「!?」
「花京院君!?」
花京院「おや、真鍋さんじゃあないか」
和「何でここにいるのよ!」
「あなたは違う大学だったでしょ!?」
花京院「まさかそんなに驚くとはね」フフッ
「僕もここを受けることにしたんだ」
ピリリリ
和(憂から…)パカッ
(唯は起きたみたいね)
ガヤガヤ
和(もうそろそろ会場ね)
花京院「……」スタスタ
和「!?」
「花京院君!?」
花京院「おや、真鍋さんじゃあないか」
和「何でここにいるのよ!」
「あなたは違う大学だったでしょ!?」
花京院「まさかそんなに驚くとはね」フフッ
「僕もここを受けることにしたんだ」
31: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:18:20.55 ID:QoV7xsDO
和「…何も聞いてないわよ」
花京院「黙っていたからね」
「ドッキリってやつさ」
和「何でここにきたのよ…」
花京院「……」
「挑戦さ」
和「…そう」
花京院「そうそう、これをあげるよ」スッ
和「お守り…」
花京院「ああ」
「何の神様かは知らないが、あったほうがいいと思ってね」
和「……」フフッ
「ありがたくいただくわ」
「……」
「花京院君…」
花京院「何だい?」
和「落ちたら承知しないわよ!」ニコッ
花京院「真鍋さんもね」フフッ
花京院「黙っていたからね」
「ドッキリってやつさ」
和「何でここにきたのよ…」
花京院「……」
「挑戦さ」
和「…そう」
花京院「そうそう、これをあげるよ」スッ
和「お守り…」
花京院「ああ」
「何の神様かは知らないが、あったほうがいいと思ってね」
和「……」フフッ
「ありがたくいただくわ」
「……」
「花京院君…」
花京院「何だい?」
和「落ちたら承知しないわよ!」ニコッ
花京院「真鍋さんもね」フフッ
32: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:18:51.83 ID:QoV7xsDO
その頃の唯達!
唯「それじゃあここら辺でお別れだね」
梓「そうですね…」
憂「これお守りです」スッ
「良かったら…」
承太郎「悪いな、持っていくぜ」
澪「憂ちゃんの手作りか」
紬「すごくご利益がありそうね♪」
律「それじゃあ行きますか!」
唯「平沢唯、玉砕覚悟で行ってまいります!」
梓「玉砕しちゃダメじゃないですか…」
承太郎「もうすぐ電車の時間だ。急ぐぜ」
澪「そうだな」
「それじゃあ梓、憂ちゃん、また」
梓「あの…みなさん頑張ってください!」
憂「応援してます!」
唯「うん!」
唯「それじゃあここら辺でお別れだね」
梓「そうですね…」
憂「これお守りです」スッ
「良かったら…」
承太郎「悪いな、持っていくぜ」
澪「憂ちゃんの手作りか」
紬「すごくご利益がありそうね♪」
律「それじゃあ行きますか!」
唯「平沢唯、玉砕覚悟で行ってまいります!」
梓「玉砕しちゃダメじゃないですか…」
承太郎「もうすぐ電車の時間だ。急ぐぜ」
澪「そうだな」
「それじゃあ梓、憂ちゃん、また」
梓「あの…みなさん頑張ってください!」
憂「応援してます!」
唯「うん!」
33: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:19:32.42 ID:QoV7xsDO
スタスタ
憂「行っちゃったね…」
梓「うん…」
「私達は祈るしかないよ!」
憂「そうだね!」
「純ちゃんも呼んでお菓子作りしよっか♪」
梓「うん!」
「喜んでもらえるようなのを作らなきゃ!」
憂「ふふっ」ニコッ
憂「行っちゃったね…」
梓「うん…」
「私達は祈るしかないよ!」
憂「そうだね!」
「純ちゃんも呼んでお菓子作りしよっか♪」
梓「うん!」
「喜んでもらえるようなのを作らなきゃ!」
憂「ふふっ」ニコッ
34: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:20:29.96 ID:QoV7xsDO
バレンタインデー当日の2年1組!
ザワ…ザワ…
憂「何か…男子の空気が違うね…」
梓「うん…」
「何か…殺気立ってるというか…」
ガチャッ
純「二人共ー!渡してきたよー!」
ザワッ!
憂(今日一日中この空気なのかな…)
純「あれ?梓はまだ渡してないの?」
ドドドドドドドドドドドド
憂(クラスの緊張感が一気にはね上がった…)
ザワ…ザワ…
憂「何か…男子の空気が違うね…」
梓「うん…」
「何か…殺気立ってるというか…」
ガチャッ
純「二人共ー!渡してきたよー!」
ザワッ!
憂(今日一日中この空気なのかな…)
純「あれ?梓はまだ渡してないの?」
ドドドドドドドドドドドド
憂(クラスの緊張感が一気にはね上がった…)
35: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:21:23.04 ID:QoV7xsDO
梓「私はまだ…」
「何ていうか照れくさいし…」
純「それじゃあカバンとか机の中に入れとけばいいじゃん」
ゴソゴソスタスタスタスタ
憂(クラスの男子がみんな一人で外に…)
(机を空にしてカバンを全開にして…)
スタスタスタスタ
純「!」
「梓!廊下!」
唯「午後の紅茶飲みたいね~」
承太郎「リプトンだろう」
「何ていうか照れくさいし…」
純「それじゃあカバンとか机の中に入れとけばいいじゃん」
ゴソゴソスタスタスタスタ
憂(クラスの男子がみんな一人で外に…)
(机を空にしてカバンを全開にして…)
スタスタスタスタ
純「!」
「梓!廊下!」
唯「午後の紅茶飲みたいね~」
承太郎「リプトンだろう」
36: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:21:50.94 ID:QoV7xsDO
律「そこは紅茶花伝じゃね?」
澪「お前らムギの紅茶を忘れてないか?」
唯律承「!」
承太郎「盲点だったぜ…」
律「確かにムギの紅茶が一番だな!」
唯「うんうん、ムギティーが一番美味しいよ♪」
紬「あらあら、ありがとう♪」
梓(食べ物の話ばかり…)
純「渡しに行かないの?」
梓「…ん……」
澪「お前らムギの紅茶を忘れてないか?」
唯律承「!」
承太郎「盲点だったぜ…」
律「確かにムギの紅茶が一番だな!」
唯「うんうん、ムギティーが一番美味しいよ♪」
紬「あらあら、ありがとう♪」
梓(食べ物の話ばかり…)
純「渡しに行かないの?」
梓「…ん……」
37: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:22:15.14 ID:QoV7xsDO
昼休み!
憂「梓ちゃんまだ渡してなかったの?」
梓「うん…」
純「早く渡さないと承太郎先輩とか絶対に一杯貰ってるよ?」
憂「あ…去年お姉ちゃんが言ってた」
「承太郎さんすごかったって」
「確か紙袋5袋はあったらしいよ」
梓「ううん…6袋」
純「すご…」
「ていうかだったら尚更早く渡さないと!」
「去年はムギ先輩の差し入れがあったから良かったけど」
「今年は無いからみんなで食べちゃってるかもよ!?」
憂「梓ちゃんまだ渡してなかったの?」
梓「うん…」
純「早く渡さないと承太郎先輩とか絶対に一杯貰ってるよ?」
憂「あ…去年お姉ちゃんが言ってた」
「承太郎さんすごかったって」
「確か紙袋5袋はあったらしいよ」
梓「ううん…6袋」
純「すご…」
「ていうかだったら尚更早く渡さないと!」
「去年はムギ先輩の差し入れがあったから良かったけど」
「今年は無いからみんなで食べちゃってるかもよ!?」
38: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:22:38.90 ID:QoV7xsDO
梓「そんなに一度に食べないよ…」
純「早い者勝ちって言いたいの」
「……」
「渡してこよっかな」
憂「誰に?」
純「承太郎先輩と澪先輩」
「それと花京院先輩にも」
憂「!」
「それじゃあ私も行くよ」
梓「じゃあ…私も…」
憂純「……」ニヤッ
純「早い者勝ちって言いたいの」
「……」
「渡してこよっかな」
憂「誰に?」
純「承太郎先輩と澪先輩」
「それと花京院先輩にも」
憂「!」
「それじゃあ私も行くよ」
梓「じゃあ…私も…」
憂純「……」ニヤッ
39: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:23:03.25 ID:QoV7xsDO
3年2組!
コンコン ガチャッ
梓憂純「すみませ~ん…」
花京院「おや、どうしたんだい?」
憂「承太郎さん達いますか?」
花京院「承太郎達は職員室にいるよ」
「受験の結果を聞きにね」
純「それじゃあとりあえず花京院先輩に…」
「あ、あと和先輩呼んでもらっていいですか?」
花京院「?」
「ああ」
「真鍋さん、鈴木さん達が呼んでる」
コンコン ガチャッ
梓憂純「すみませ~ん…」
花京院「おや、どうしたんだい?」
憂「承太郎さん達いますか?」
花京院「承太郎達は職員室にいるよ」
「受験の結果を聞きにね」
純「それじゃあとりあえず花京院先輩に…」
「あ、あと和先輩呼んでもらっていいですか?」
花京院「?」
「ああ」
「真鍋さん、鈴木さん達が呼んでる」
40: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:23:30.51 ID:QoV7xsDO
和「あらあなた達」スタスタ
「何か用かしら?」
梓憂純「これ、良かったら食べてください!」スッ
花京院「これは…」
憂「バレンタインです♪」
「チョコレートケーキなのでお二人で分けてください」
和「ええ、ありがたくいただくわ」
花京院「ありがとう、三人共」
「少し背後からの視線が痛いが」フフッ
純「義理だから大丈夫ですよ」フフッ
花京院「それは残念だ」フフッ
憂「それじゃあ承太郎さん達にも渡さないといけないので…」
花京院「ああ、ありがとう」
「それじゃあ」
梓憂純「それでは失礼しました」ペコリ
「何か用かしら?」
梓憂純「これ、良かったら食べてください!」スッ
花京院「これは…」
憂「バレンタインです♪」
「チョコレートケーキなのでお二人で分けてください」
和「ええ、ありがたくいただくわ」
花京院「ありがとう、三人共」
「少し背後からの視線が痛いが」フフッ
純「義理だから大丈夫ですよ」フフッ
花京院「それは残念だ」フフッ
憂「それじゃあ承太郎さん達にも渡さないといけないので…」
花京院「ああ、ありがとう」
「それじゃあ」
梓憂純「それでは失礼しました」ペコリ
41: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:23:55.34 ID:QoV7xsDO
職員室!
ガチャッ
唯澪律紬承「……」
梓「あ…」
純「いた?」
梓「うん…」
さわ子「唯ちゃんとりっちゃんは第三志望に合格」
「澪ちゃんとムギちゃん、承太郎君は第二志望まで合格ね」
「相変わらず本番には強いわね」フフッ
承太郎「それだけが取り柄だ」
律「おい…」
ガチャッ
唯澪律紬承「……」
梓「あ…」
純「いた?」
梓「うん…」
さわ子「唯ちゃんとりっちゃんは第三志望に合格」
「澪ちゃんとムギちゃん、承太郎君は第二志望まで合格ね」
「相変わらず本番には強いわね」フフッ
承太郎「それだけが取り柄だ」
律「おい…」
42: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:24:34.46 ID:QoV7xsDO
さわ子「あとは第一志望の海洋大学ね」
「発表はいつだったかしら?」
承太郎「明日か明後日じゃないか?」
澪「明後日だろ…」
さわ子「そう」
「みんな受かってるといいわね」ニコッ
「それに試験も終わったし、卒業までのんびりしなさい♪」
承太郎「いつもみたいに過ごせばいいんだな」
さわ子「まあそうね…」
「発表はいつだったかしら?」
承太郎「明日か明後日じゃないか?」
澪「明後日だろ…」
さわ子「そう」
「みんな受かってるといいわね」ニコッ
「それに試験も終わったし、卒業までのんびりしなさい♪」
承太郎「いつもみたいに過ごせばいいんだな」
さわ子「まあそうね…」
43: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:25:02.93 ID:QoV7xsDO
梓「卒業か…」ボソッ
憂純「?」
紬「あら、梓ちゃん!」
タタタタ
唯「どうしたのあずにゃん?」
「何か用事でもあるの?」
梓「えっと…」
純「ほら、梓!」ボソッ
梓「うん…」
純「……」
「あのっ…」
澪承「?」
純「これ、受け取ってください!」スッ
澪「あ…ありがと…」
承太郎「悪いな」
純「先輩方もどうぞ」スッ
唯律紬「ありがとう♪」
律(澪達に比べてちっちゃくね…?)
憂純「?」
紬「あら、梓ちゃん!」
タタタタ
唯「どうしたのあずにゃん?」
「何か用事でもあるの?」
梓「えっと…」
純「ほら、梓!」ボソッ
梓「うん…」
純「……」
「あのっ…」
澪承「?」
純「これ、受け取ってください!」スッ
澪「あ…ありがと…」
承太郎「悪いな」
純「先輩方もどうぞ」スッ
唯律紬「ありがとう♪」
律(澪達に比べてちっちゃくね…?)
44: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:25:40.37 ID:QoV7xsDO
憂「あの、私からも…良かったらどうぞ」スッ
唯「おお!ありがとう、憂~♪」
澪律紬「ありがとう♪」
承太郎「悪いな」
紬「承太郎君去年の記録更新するんじゃない?」
律「今何袋あるんだ?」
承太郎「…8袋だ」
澪「すでに超えてるし…」
唯「おお!ありがとう、憂~♪」
澪律紬「ありがとう♪」
承太郎「悪いな」
紬「承太郎君去年の記録更新するんじゃない?」
律「今何袋あるんだ?」
承太郎「…8袋だ」
澪「すでに超えてるし…」
45: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:26:02.11 ID:QoV7xsDO
梓「……」
純「ほら梓も」ポンッ
唯「あずにゃんもチョコレート作ってきてくれたの!?」
梓「あの…えと…」
唯澪律紬「……」ワクワク
梓「……」
「…私…トイレに…」タタタタ
純「ちょっと梓!?」タタタタ
憂「梓ちゃん!」タタタタ
さわ子「青春ね~♪」
純「ほら梓も」ポンッ
唯「あずにゃんもチョコレート作ってきてくれたの!?」
梓「あの…えと…」
唯澪律紬「……」ワクワク
梓「……」
「…私…トイレに…」タタタタ
純「ちょっと梓!?」タタタタ
憂「梓ちゃん!」タタタタ
さわ子「青春ね~♪」
46: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:26:29.40 ID:QoV7xsDO
昇降口!
梓「……」
タタタタ
純「梓!」
憂「梓ちゃん…」
「そんなにはずかしがらなくても…」
梓「違うよ…」
憂純「え?」
梓「…卒業」
「…卒業…しちゃうんだなって」
憂純「……」
梓「みんな……」
「…いなくなっちゃうんだなって」
スタスタ
承太郎「…一生のお別れってわけじゃあないだろう」
梓憂純「!」
梓「……」
タタタタ
純「梓!」
憂「梓ちゃん…」
「そんなにはずかしがらなくても…」
梓「違うよ…」
憂純「え?」
梓「…卒業」
「…卒業…しちゃうんだなって」
憂純「……」
梓「みんな……」
「…いなくなっちゃうんだなって」
スタスタ
承太郎「…一生のお別れってわけじゃあないだろう」
梓憂純「!」
47: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:26:59.68 ID:QoV7xsDO
純(憂…)ソロソロ
憂(うん)ソロソロ
澪「そうだよ梓」
「ほんの少し会えないだけだ」
律「夏休みとか会えるしさ」
「大学生の夏休みは長いんだぞ~」
紬「そうよ」
「また私の別荘でお泊まりすればいいわ♪」
唯「あずにゃんの学園祭も見に行くし♪」
承太郎「夏フェスにも行くんだろう?」
「忘れちまったのか?」
憂(うん)ソロソロ
澪「そうだよ梓」
「ほんの少し会えないだけだ」
律「夏休みとか会えるしさ」
「大学生の夏休みは長いんだぞ~」
紬「そうよ」
「また私の別荘でお泊まりすればいいわ♪」
唯「あずにゃんの学園祭も見に行くし♪」
承太郎「夏フェスにも行くんだろう?」
「忘れちまったのか?」
48: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:27:28.29 ID:QoV7xsDO
梓「…忘れるわけ…ないじゃないですかッ…」
「私だって…会いに行きます…」
「受験勉強なんかより…みなさんと合宿して…」
「また…夏フェスに行きたいですッ…」
「私の演奏を…みなさんに聞いて欲しいですっ…」
律「これは来年も多忙だな~」フフッ
澪「本当、卒業しても関係ないな」フフッ
梓「!」
唯「あずにゃん」
梓「何ですか…?」
唯「ぎゅーっ」ギューッ
梓「!」
唯「いい子いい子♪」ナデナデ
梓「唯先輩…」
「私だって…会いに行きます…」
「受験勉強なんかより…みなさんと合宿して…」
「また…夏フェスに行きたいですッ…」
「私の演奏を…みなさんに聞いて欲しいですっ…」
律「これは来年も多忙だな~」フフッ
澪「本当、卒業しても関係ないな」フフッ
梓「!」
唯「あずにゃん」
梓「何ですか…?」
唯「ぎゅーっ」ギューッ
梓「!」
唯「いい子いい子♪」ナデナデ
梓「唯先輩…」
49: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:27:51.47 ID:QoV7xsDO
唯「はい、澪ちゃん」
澪「ああ、わかった」フフッ
「……」ギューッ
梓「!」
(澪先輩…)
澪「梓…梓は一人じゃないんだからな?」ナデナデ
梓「はい…」
澪「おい、律」
律「はいよ!」
「おらーっ!」ギューッ
梓(律先輩…)
律「よーしよしよしよしよし」ナデナデナデナデ
梓「もう…」フフッ
律「ムギ!」
紬「ええ」
「それじゃあ…」ギューッ
梓(ムギ先輩…)
紬「私一度梓ちゃんを抱きしめてみたかったの♪」
梓「そうですか…」フフッ
澪「ああ、わかった」フフッ
「……」ギューッ
梓「!」
(澪先輩…)
澪「梓…梓は一人じゃないんだからな?」ナデナデ
梓「はい…」
澪「おい、律」
律「はいよ!」
「おらーっ!」ギューッ
梓(律先輩…)
律「よーしよしよしよしよし」ナデナデナデナデ
梓「もう…」フフッ
律「ムギ!」
紬「ええ」
「それじゃあ…」ギューッ
梓(ムギ先輩…)
紬「私一度梓ちゃんを抱きしめてみたかったの♪」
梓「そうですか…」フフッ
50: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:28:52.48 ID:QoV7xsDO
紬「はい、承太郎君の番♪」
承太郎「やれやれ…」
「……」ナデナデ
梓(承太郎先輩…)
承太郎「お前にはあと何回一人じゃあないって言えばいいんだ?」ナデナデ
梓(何ていうか…くすぐったいな…)フフッ
(それでいて…落ち着く…)
「…何回でもです♪」
律「寂しがりやだな~、梓は」ニヤッ
紬「ハムスターみたいね♪」
唯「ハムにゃんだね~♪」
澪「もうそれ梓関係ないだろ…」
梓「あの…」
承太郎「何だ?」
梓「みなさんに渡した
キーンコーンカーンコーン
承太郎「やれやれ…」
「……」ナデナデ
梓(承太郎先輩…)
承太郎「お前にはあと何回一人じゃあないって言えばいいんだ?」ナデナデ
梓(何ていうか…くすぐったいな…)フフッ
(それでいて…落ち着く…)
「…何回でもです♪」
律「寂しがりやだな~、梓は」ニヤッ
紬「ハムスターみたいね♪」
唯「ハムにゃんだね~♪」
澪「もうそれ梓関係ないだろ…」
梓「あの…」
承太郎「何だ?」
梓「みなさんに渡した
キーンコーンカーンコーン
51: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:29:15.62 ID:QoV7xsDO
紬「あ、チャイムなっちゃった」
梓(タイミング悪…)
「それでは放課後に…」
唯「うん、またねあずにゃん!」
放課後の音楽室前!
梓「……」フゥー…
(…大丈夫…渡せる!)
ガチ… ゴンッ
唯「いたた…」ジンジン
梓「唯先輩!?」
「何でこんなところにいるんですか!?」
唯「あずにゃんの気配がしたから驚かせようと思って…」
梓(タイミング悪…)
「それでは放課後に…」
唯「うん、またねあずにゃん!」
放課後の音楽室前!
梓「……」フゥー…
(…大丈夫…渡せる!)
ガチ… ゴンッ
唯「いたた…」ジンジン
梓「唯先輩!?」
「何でこんなところにいるんですか!?」
唯「あずにゃんの気配がしたから驚かせようと思って…」
52: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:29:38.67 ID:QoV7xsDO
律「梓、そんなとこにつったってないで早く入れよ」
梓「あ、そうですね」
バタン
梓「その紙袋…何ですか…?」
「10個ありますけど…」
澪「それは今日のジョジョの戦果だよ」
梓「すご…」
「学園祭でだいぶファンが増えたんですかね…」
紬「そうかもね」
「はい、お茶♪」
梓「ありがとうございます」
律「そういえばムギ、今日のお菓子は?」
紬「今日は梓ちゃんが用意してくれてるみたいなの♪」
梓「え!?」
「何で知ってるんですか!?」
承太郎「誰でも気づくさ」
「あんなに騒いでたらな」
梓「はは…」
梓「あ、そうですね」
バタン
梓「その紙袋…何ですか…?」
「10個ありますけど…」
澪「それは今日のジョジョの戦果だよ」
梓「すご…」
「学園祭でだいぶファンが増えたんですかね…」
紬「そうかもね」
「はい、お茶♪」
梓「ありがとうございます」
律「そういえばムギ、今日のお菓子は?」
紬「今日は梓ちゃんが用意してくれてるみたいなの♪」
梓「え!?」
「何で知ってるんですか!?」
承太郎「誰でも気づくさ」
「あんなに騒いでたらな」
梓「はは…」
53: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:30:07.50 ID:QoV7xsDO
梓「あの…これなんですけど」パカッ
唯「チョコレートケーキだ!」
澪「すごいじゃないか梓!」
梓「ありがとうございます…///」モジモジ
「でも…承太郎先輩は…飽きたりとか…」
承太郎「そいつらに絶対にチョコレートを食うなと言われてな」
「飽きる以前の問題だ」
梓「そうですか!」パァッ
「良かったです♪」
唯「チョコレートケーキだ!」
澪「すごいじゃないか梓!」
梓「ありがとうございます…///」モジモジ
「でも…承太郎先輩は…飽きたりとか…」
承太郎「そいつらに絶対にチョコレートを食うなと言われてな」
「飽きる以前の問題だ」
梓「そうですか!」パァッ
「良かったです♪」
54: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:30:31.34 ID:QoV7xsDO
律「それじゃあ」
唯澪律紬「いただきま~す!」
承太郎「いただくぜ」
「…うまいじゃあないか」モグモグ
紬「うん、とてもおいしいわ♪」モグモグ
澪「そうだな、お菓子作りの才能あるよ梓は」モグモグ
唯「あずにゃん天才だよ!」モグモグ
律「これはいい嫁さんになるな~」モグモグ
梓「えへへ…///」
承太郎「今のうちにお返しをしとくか」スッ
梓「飴ですか…」
承太郎「不満みたいだな」
「それじゃあホワイトデーも兼ねてお前ら全員にプレゼントだ」スッ
唯澪律紬「いただきま~す!」
承太郎「いただくぜ」
「…うまいじゃあないか」モグモグ
紬「うん、とてもおいしいわ♪」モグモグ
澪「そうだな、お菓子作りの才能あるよ梓は」モグモグ
唯「あずにゃん天才だよ!」モグモグ
律「これはいい嫁さんになるな~」モグモグ
梓「えへへ…///」
承太郎「今のうちにお返しをしとくか」スッ
梓「飴ですか…」
承太郎「不満みたいだな」
「それじゃあホワイトデーも兼ねてお前ら全員にプレゼントだ」スッ
55: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:30:55.42 ID:QoV7xsDO
梓「これって…」
律「今日貰ったやつじゃないか」
「しかも一人一袋…」
澪「くれた人に悪いんじゃ…」
承太郎「糖尿病にはなりたくないんでな」
紬「確かに一人で食べたらなりそうね…」
承太郎「俺はこいつと平沢と鈴木のを食ったら十分だ」
「あとクラスのやつらの分だな」
梓「クラスの人達で思い出したんですけど、唯先輩達はあげてないんですか?」
唯「うん」
「本当はあげたかったんだけど…」
澪「受験勉強がな…」
梓「なるほど…」
律「今日貰ったやつじゃないか」
「しかも一人一袋…」
澪「くれた人に悪いんじゃ…」
承太郎「糖尿病にはなりたくないんでな」
紬「確かに一人で食べたらなりそうね…」
承太郎「俺はこいつと平沢と鈴木のを食ったら十分だ」
「あとクラスのやつらの分だな」
梓「クラスの人達で思い出したんですけど、唯先輩達はあげてないんですか?」
唯「うん」
「本当はあげたかったんだけど…」
澪「受験勉強がな…」
梓「なるほど…」
56: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:31:17.01 ID:QoV7xsDO
唯「それにしてもさわちゃん遅いね~」
澪「あ!」
律「どうしたんだ?」
澪「雪だ…」
梓「本当ですね…」スタスタ
「すごい…真っ白…」
スタスタ
律「うわ~、すげぇ…」
澪「ちょうどバレンタインに降るなんてな」
紬「すごい偶然ね…」
承太郎「雪が降ったのは、なるべくしてなった奇跡だ。偶然じゃあない」
「『選ばれた』…『奇跡』だ」
紬「そうかもね♪」
澪「あ!」
律「どうしたんだ?」
澪「雪だ…」
梓「本当ですね…」スタスタ
「すごい…真っ白…」
スタスタ
律「うわ~、すげぇ…」
澪「ちょうどバレンタインに降るなんてな」
紬「すごい偶然ね…」
承太郎「雪が降ったのは、なるべくしてなった奇跡だ。偶然じゃあない」
「『選ばれた』…『奇跡』だ」
紬「そうかもね♪」
57: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:31:49.85 ID:QoV7xsDO
梓「何か…いいですね」
「こうして先輩達といると…」
「何だか温かくて…心地いいです」
「あ、ココちゃんとスタプラちゃんもですけど」
唯澪律紬承「……」
唯「……」ドサッ
梓「おっと…」
「どうしました?」
唯「あったかあったかだよ、あずにゃん♪」ニコッ
梓「!」
「……」フフッ
「こうして先輩達といると…」
「何だか温かくて…心地いいです」
「あ、ココちゃんとスタプラちゃんもですけど」
唯澪律紬承「……」
唯「……」ドサッ
梓「おっと…」
「どうしました?」
唯「あったかあったかだよ、あずにゃん♪」ニコッ
梓「!」
「……」フフッ
58: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:32:13.01 ID:QoV7xsDO
律「あったかあったかー!」ギューッ
紬「あったかあったか~♪」ギューッ
承太郎「…離せ」
律「いいんだよ」
「みんなひっついてあったまるぞ!」
唯律紬「あったかあったかー♪」ギューッ
梓「あったかあったかです」ギューッ
澪「まったく」フフッ
承太郎「やれやれ…」フッ
紬「あったかあったか~♪」ギューッ
承太郎「…離せ」
律「いいんだよ」
「みんなひっついてあったまるぞ!」
唯律紬「あったかあったかー♪」ギューッ
梓「あったかあったかです」ギューッ
澪「まったく」フフッ
承太郎「やれやれ…」フッ
59: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:32:34.70 ID:QoV7xsDO
翌日の神社!
梓(憂はお百度参りしてるって言ってた…)
(……)ピラッ
(さようなら!野口英世さん!)ピラピラ
ガランガランガランガランガランガランガランガランガランガランガランガラン
梓「先輩達が絶対!絶対にッ!みんな揃って海洋大学に行けますように!」
「そして…」
「卒業式まで…みんなで笑って過ごせますように」
スタスタ
梓(うぅ…寒い…)スポッ
(……)カサッ
(ん…これ…承太郎先輩がくれた飴…)
(……)パクッ
(………)コロコロ
「……甘っ♪」
梓(憂はお百度参りしてるって言ってた…)
(……)ピラッ
(さようなら!野口英世さん!)ピラピラ
ガランガランガランガランガランガランガランガランガランガランガランガラン
梓「先輩達が絶対!絶対にッ!みんな揃って海洋大学に行けますように!」
「そして…」
「卒業式まで…みんなで笑って過ごせますように」
スタスタ
梓(うぅ…寒い…)スポッ
(……)カサッ
(ん…これ…承太郎先輩がくれた飴…)
(……)パクッ
(………)コロコロ
「……甘っ♪」
60: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:32:56.03 ID:QoV7xsDO
翌日の音楽室!
梓「まだかな…」
さわ子「待ってる方の身にもなってほしいわね…」
憂「合格した人がくるんですよね…?」
さわ子「ええ…」
純「大丈夫!みんな合格してるよ!」
憂「うん…」
ガチャッ
梓憂純さ「!」
花京院「おや…」
和「二年生はお揃いね」
梓「花京院先輩に和先輩!」
梓「まだかな…」
さわ子「待ってる方の身にもなってほしいわね…」
憂「合格した人がくるんですよね…?」
さわ子「ええ…」
純「大丈夫!みんな合格してるよ!」
憂「うん…」
ガチャッ
梓憂純さ「!」
花京院「おや…」
和「二年生はお揃いね」
梓「花京院先輩に和先輩!」
61: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:33:22.67 ID:QoV7xsDO
さわ子「確かあなた達…今日は…」
花京院「ええ、合格発表でした」
「…おかげさまで無事、合格でした」
和「私も合格でした」
さわ子「本当!?」
「良かったわね!おめでとう!」
憂「おめでとう和ちゃん!」ギューッ
「花京院先輩、おめでとうございます!」
梓純「二人共おめでとうございます!」
和「ありがとう、みんな」フフッ
花京院「ありがとう」
「あとは承太郎達か…」
梓「はい…」
花京院「ええ、合格発表でした」
「…おかげさまで無事、合格でした」
和「私も合格でした」
さわ子「本当!?」
「良かったわね!おめでとう!」
憂「おめでとう和ちゃん!」ギューッ
「花京院先輩、おめでとうございます!」
梓純「二人共おめでとうございます!」
和「ありがとう、みんな」フフッ
花京院「ありがとう」
「あとは承太郎達か…」
梓「はい…」
62: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:33:44.87 ID:QoV7xsDO
ガチャッ
梓憂純和さ花「!」
律「よっ、みんな」
純「みんな…」
唯澪律紬承「?」
梓「揃ってる!」
「唯先輩!」
唯「どうしたの、あずにゃん?」
梓「澪先輩!」
澪「どうした?」
梓「律先輩!」
律「おいおい、どうしたんだよ?」
梓「ムギ先輩!」
紬「なぁに、梓ちゃん?」
梓「承太郎先輩!」
承太郎「何だ?」
梓「みんな…」
「みんないる!」
律(点呼かよ…)
梓憂純和さ花「!」
律「よっ、みんな」
純「みんな…」
唯澪律紬承「?」
梓「揃ってる!」
「唯先輩!」
唯「どうしたの、あずにゃん?」
梓「澪先輩!」
澪「どうした?」
梓「律先輩!」
律「おいおい、どうしたんだよ?」
梓「ムギ先輩!」
紬「なぁに、梓ちゃん?」
梓「承太郎先輩!」
承太郎「何だ?」
梓「みんな…」
「みんないる!」
律(点呼かよ…)
63: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:34:31.99 ID:QoV7xsDO
さわ子「それで…結果は?」ニコッ
承太郎「平沢、秋山、田井中、琴吹、俺」
「軽音部5人、全員合格だ」
憂「お姉ちゃんっ!」ギューッ
「よ…良かった…」グスッ
唯「よしよし、ありがとね、憂♪」ナデナデ
憂「みなさんもおめでとうございます!」
純「おめでとうございます!」
さわ子「みんな受かるって信じてたわ」ニコッ
律「ありがとな、みんな!」
唯澪紬「ありがとう♪」
花京院「おめでとうみんな」
和「みんな揃って受かって良かった…」
「おめでとう」
承太郎「お前らもな」
紬「そうよ。あのK大に受かるなんて」
花京院「大したことじゃないさ」
律「謙虚ですな~」
承太郎「平沢、秋山、田井中、琴吹、俺」
「軽音部5人、全員合格だ」
憂「お姉ちゃんっ!」ギューッ
「よ…良かった…」グスッ
唯「よしよし、ありがとね、憂♪」ナデナデ
憂「みなさんもおめでとうございます!」
純「おめでとうございます!」
さわ子「みんな受かるって信じてたわ」ニコッ
律「ありがとな、みんな!」
唯澪紬「ありがとう♪」
花京院「おめでとうみんな」
和「みんな揃って受かって良かった…」
「おめでとう」
承太郎「お前らもな」
紬「そうよ。あのK大に受かるなんて」
花京院「大したことじゃないさ」
律「謙虚ですな~」
64: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:34:54.59 ID:QoV7xsDO
梓「みなさん…」
唯澪律紬承「?」
梓「おめでとうございますっ…」
「良かったです…」
「みなさん同じ海洋大学に行けて…」
「本当に…良かったです!」ニコッ
承太郎「ああ」
「良かったぜ…」
唯「ありがとう、あずにゃん♪」
澪「ありがとな、梓」
律「ま、当然だけどな♪」
「ありがとな!」
紬「ありがとう、梓ちゃん♪」
律「よーし!祝杯をあげるぞー!」
紬「お茶淹れてくるわね♪」
梓(結局いつもの放課後と変わらない…)
(でも…そんなところがいいよね)フフッ
唯澪律紬承「?」
梓「おめでとうございますっ…」
「良かったです…」
「みなさん同じ海洋大学に行けて…」
「本当に…良かったです!」ニコッ
承太郎「ああ」
「良かったぜ…」
唯「ありがとう、あずにゃん♪」
澪「ありがとな、梓」
律「ま、当然だけどな♪」
「ありがとな!」
紬「ありがとう、梓ちゃん♪」
律「よーし!祝杯をあげるぞー!」
紬「お茶淹れてくるわね♪」
梓(結局いつもの放課後と変わらない…)
(でも…そんなところがいいよね)フフッ
65: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:35:26.94 ID:QoV7xsDO
土曜日の空条家!
承太郎(チョコレートは平沢や鈴木に一袋ずつやって残り一袋になったが…)
(曽我部…まさか段ボールで送ってきやがるとは…)
(しかし…)
(いざ受験が終わると暇だな…)
ピリリリ
承太郎(…平沢か)パカッ
「何だ?」ピッ
憂『承太郎さんですか!?』
承太郎「ああ」
承太郎(チョコレートは平沢や鈴木に一袋ずつやって残り一袋になったが…)
(曽我部…まさか段ボールで送ってきやがるとは…)
(しかし…)
(いざ受験が終わると暇だな…)
ピリリリ
承太郎(…平沢か)パカッ
「何だ?」ピッ
憂『承太郎さんですか!?』
承太郎「ああ」
66: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:35:57.51 ID:QoV7xsDO
憂『お姉ちゃんが大変なんです!』
承太郎「…どういうことだ?」
憂『とりあえず急いで家に来てください!』ピッ
承太郎(何があったんだ…)
(平沢のあの取り乱しよう…ただ事じゃあないぜ)
(…急ぐか)
平沢家の玄関前!
承太郎(静かだな…)
(…呼ぶか)
ピンポーン
シーン…
承太郎(?)
承太郎「…どういうことだ?」
憂『とりあえず急いで家に来てください!』ピッ
承太郎(何があったんだ…)
(平沢のあの取り乱しよう…ただ事じゃあないぜ)
(…急ぐか)
平沢家の玄関前!
承太郎(静かだな…)
(…呼ぶか)
ピンポーン
シーン…
承太郎(?)
67: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:36:23.45 ID:QoV7xsDO
ピンポーン
シーン…
承太郎(なぜ誰もでないんだ…)
(…鍵は…)
ガチ…
承太郎(開いてるな…)
ガチャッ!
承太郎「平沢ッ!」
パァーンパァーンパァーン!
承太郎「!」
唯「承太郎君!」
憂「お誕生日!」
唯澪律紬和花「おめでとう!」
梓憂純「おめでとうございます!」
シーン…
承太郎(なぜ誰もでないんだ…)
(…鍵は…)
ガチ…
承太郎(開いてるな…)
ガチャッ!
承太郎「平沢ッ!」
パァーンパァーンパァーン!
承太郎「!」
唯「承太郎君!」
憂「お誕生日!」
唯澪律紬和花「おめでとう!」
梓憂純「おめでとうございます!」
68: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:36:46.78 ID:QoV7xsDO
承太郎「何だ…これは…」
「俺はそいつが危ないって聞いたから来たんだが…」
澪「実は、全部憂ちゃんの演技なんだ」
紬「憂ちゃんの演技すごかった~♪」
憂「えへへ♪ありがとうございます」
承太郎「…つまりこういうことか?」
「俺は平沢にいっぱいくわされた…」
梓「そういうことです」フフッ
承太郎「やれやれだぜ…」
唯「まあまあ、立ち話もなんだし入りなよ~♪」
承太郎「…そうだな」
「俺はそいつが危ないって聞いたから来たんだが…」
澪「実は、全部憂ちゃんの演技なんだ」
紬「憂ちゃんの演技すごかった~♪」
憂「えへへ♪ありがとうございます」
承太郎「…つまりこういうことか?」
「俺は平沢にいっぱいくわされた…」
梓「そういうことです」フフッ
承太郎「やれやれだぜ…」
唯「まあまあ、立ち話もなんだし入りなよ~♪」
承太郎「…そうだな」
69: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:37:10.92 ID:QoV7xsDO
リビング!
承太郎「…何だこれは」
「飾りつけに鍋まであるじゃあないか」
律「飾りつけは私達がやって、鍋は憂ちゃんが作ってくれたんだ」
承太郎「悪いな…何から何まで」
憂「いえ、いいんです♪」
澪「それじゃあ食べよっか」
和「そうね」
「それじゃあ飲み物をついで」
コポコポ
律「そんじゃあジョジョの誕生日と合格を祝して!」
「かんぱーい!」
唯澪紬梓憂純和花「かんぱーい!」
承太郎「…何だこれは」
「飾りつけに鍋まであるじゃあないか」
律「飾りつけは私達がやって、鍋は憂ちゃんが作ってくれたんだ」
承太郎「悪いな…何から何まで」
憂「いえ、いいんです♪」
澪「それじゃあ食べよっか」
和「そうね」
「それじゃあ飲み物をついで」
コポコポ
律「そんじゃあジョジョの誕生日と合格を祝して!」
「かんぱーい!」
唯澪紬梓憂純和花「かんぱーい!」
70: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:37:39.34 ID:QoV7xsDO
梓「どうせすぐなくなるでしょうし今のうちに具追加しときますか?」
澪「そうだな、そっちの方がいいかも」
梓「それじゃあ…」スッ…
紬「梓ちゃん!」
梓「は、はい!?」
紬「すぐに煮えるのは後でいれて!」
梓「は…はい…」
(びっくりした…)
律「もうそろそろあったまってき
紬「りっちゃん!」
「まだ灰汁を取ってないから食べちゃダメ!」
律「は、はい!」
憂「灰汁とりおわりました」
承太郎「それじゃあ肉団子でも
紬「承太郎君!」
「それはまだちゃんと煮て!」
承太郎「あ…ああ」
澪(な…鍋奉行だッ…)
澪「そうだな、そっちの方がいいかも」
梓「それじゃあ…」スッ…
紬「梓ちゃん!」
梓「は、はい!?」
紬「すぐに煮えるのは後でいれて!」
梓「は…はい…」
(びっくりした…)
律「もうそろそろあったまってき
紬「りっちゃん!」
「まだ灰汁を取ってないから食べちゃダメ!」
律「は、はい!」
憂「灰汁とりおわりました」
承太郎「それじゃあ肉団子でも
紬「承太郎君!」
「それはまだちゃんと煮て!」
承太郎「あ…ああ」
澪(な…鍋奉行だッ…)
71: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:38:59.77 ID:QoV7xsDO
鍋の後!
紬「おいしかった~♪」
律「そうだな…」
(怖かった…)
承太郎(…今日わかったぜ)
(琴吹を怒らせちゃあダメだな…)
唯「ここで私達から承太郎君にプレゼントがあります!」
承太郎「別に良かったんだが…」
花京院「みんなからの好意さ」
「喜んで受け取ったらどうだ?」
承太郎「まあ、そうだな」
紬「おいしかった~♪」
律「そうだな…」
(怖かった…)
承太郎(…今日わかったぜ)
(琴吹を怒らせちゃあダメだな…)
唯「ここで私達から承太郎君にプレゼントがあります!」
承太郎「別に良かったんだが…」
花京院「みんなからの好意さ」
「喜んで受け取ったらどうだ?」
承太郎「まあ、そうだな」
72: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:39:58.87 ID:QoV7xsDO
憂「あの…まずは私と純ちゃんからです」
純「憂と二人で選んできました」
憂純「誕生日おめでとうございます♪」スッ
承太郎「ああ」
「ところでこれは何だ?」
憂「開けてみてください」
承太郎「……」パカッ
「イルカのブローチじゃあないか」
「…礼を言うぜ」フッ
憂純「!」パァッ
唯「次は私達からだよ」
澪「軽音部と和、花京院とで買ってきたんだ」
純「憂と二人で選んできました」
憂純「誕生日おめでとうございます♪」スッ
承太郎「ああ」
「ところでこれは何だ?」
憂「開けてみてください」
承太郎「……」パカッ
「イルカのブローチじゃあないか」
「…礼を言うぜ」フッ
憂純「!」パァッ
唯「次は私達からだよ」
澪「軽音部と和、花京院とで買ってきたんだ」
73: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/26(火) 21:40:28.65 ID:QoV7xsDO
紬「梓ちゃん♪」
梓「はい」
「承太郎先輩、誕生日おめでとうございます♪」スッ
唯澪律紬和花「おめでとう!」
承太郎「ああ、悪いな」
花京院「承太郎、あけてみてくれ」
承太郎「そうだな」パカッ
「これは…帽子にコートじゃあないか」
紬「梓ちゃんがそれがいいんじゃないかって♪」
梓「承太郎先輩、ずっとそれ見てたので…」
「帽子はそのコートに合うかなって思って、みなさんと選びました」
澪「みんなすごく悩んだんだぞ」
唯「そうそう、血眼になって探したよ~」
承太郎「探しすぎだろう…」
和「それが冗談でもないのよ?」フフッ
律「ありがたく着るんだぞ!」
承太郎「ああ、ありがたくいただくぜ」
「…ありがとう」
梓「はい」
「承太郎先輩、誕生日おめでとうございます♪」スッ
唯澪律紬和花「おめでとう!」
承太郎「ああ、悪いな」
花京院「承太郎、あけてみてくれ」
承太郎「そうだな」パカッ
「これは…帽子にコートじゃあないか」
紬「梓ちゃんがそれがいいんじゃないかって♪」
梓「承太郎先輩、ずっとそれ見てたので…」
「帽子はそのコートに合うかなって思って、みなさんと選びました」
澪「みんなすごく悩んだんだぞ」
唯「そうそう、血眼になって探したよ~」
承太郎「探しすぎだろう…」
和「それが冗談でもないのよ?」フフッ
律「ありがたく着るんだぞ!」
承太郎「ああ、ありがたくいただくぜ」
「…ありがとう」
78: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:34:26.18 ID:Ti9QbgDO
数日後の音楽室!
梓(……)
(そういえば…この時期は先輩達学校に来ないんだ…)
(……)ゴソゴソ
ピラッ
梓(この写真…)
梓が入部した日!
ヤメロ! イイカライイカラ ジャアジブンデカクカラ!
梓「部長達どうしたんですか?」
紬「い、今から来るから大丈夫よ!」ギラギラ
唯「それとりっちゃんでいいよ!」ギラギラ
梓「さすがにそれは…」
「あの…空条先輩」
唯「承太郎君でいいよ!」ギラギラ
梓(……)
(そういえば…この時期は先輩達学校に来ないんだ…)
(……)ゴソゴソ
ピラッ
梓(この写真…)
梓が入部した日!
ヤメロ! イイカライイカラ ジャアジブンデカクカラ!
梓「部長達どうしたんですか?」
紬「い、今から来るから大丈夫よ!」ギラギラ
唯「それとりっちゃんでいいよ!」ギラギラ
梓「さすがにそれは…」
「あの…空条先輩」
唯「承太郎君でいいよ!」ギラギラ
79: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:34:48.90 ID:Ti9QbgDO
梓「あの…目は大丈夫ですか?」
承太郎「…何のことだ?」ギラギラ
梓「いえ…ずっと見開いてるっていいますか…」
唯「かわいい後輩をずっと見ていたいんだよ!」ギラギラ
紬「そうそう!」ギラギラ
梓「はあ…」
唯紬承「くッ…」クルッ
唯(まばたきがしたい…)パチパチ
紬(まばたきできないのがこんなに苦しいなんて…)パチパチ
承太郎(あと少しだ…我慢するぜ…)パチパチ
梓(何なんだろうこの人達…)
承太郎「…何のことだ?」ギラギラ
梓「いえ…ずっと見開いてるっていいますか…」
唯「かわいい後輩をずっと見ていたいんだよ!」ギラギラ
紬「そうそう!」ギラギラ
梓「はあ…」
唯紬承「くッ…」クルッ
唯(まばたきがしたい…)パチパチ
紬(まばたきできないのがこんなに苦しいなんて…)パチパチ
承太郎(あと少しだ…我慢するぜ…)パチパチ
梓(何なんだろうこの人達…)
80: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:35:13.94 ID:Ti9QbgDO
ガチャッ
律「お待たせ~」ギラギラ
「澪はお姉さんだからな」ギラギラ
澪「何のことだよ?」ギラギラ
律「家族写真ぽくするって言ったろ~?」ギラギラ
梓「家族写真?」
律「いやいや、何でもない」ギラギラ
「それじゃあ中野梓ちゃんの入部を記念して…」ジーッジーッ
「よし!」タタタタ
紬「……」スッ
梓「?」
「琴吹先輩、その赤ちゃんの人形…」
承太郎「……」ポンッ
梓「あ…」
パシャッ
戻って音楽室!
梓(みんなまぶたに目を描いてたやつだ…)フフッ
「…入部記念…か…」
律「お待たせ~」ギラギラ
「澪はお姉さんだからな」ギラギラ
澪「何のことだよ?」ギラギラ
律「家族写真ぽくするって言ったろ~?」ギラギラ
梓「家族写真?」
律「いやいや、何でもない」ギラギラ
「それじゃあ中野梓ちゃんの入部を記念して…」ジーッジーッ
「よし!」タタタタ
紬「……」スッ
梓「?」
「琴吹先輩、その赤ちゃんの人形…」
承太郎「……」ポンッ
梓「あ…」
パシャッ
戻って音楽室!
梓(みんなまぶたに目を描いてたやつだ…)フフッ
「…入部記念…か…」
81: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:35:37.13 ID:Ti9QbgDO
シーン…
梓(静か…)
(…私一人だから当たり前か)
(あ、ココちゃんとスタプラちゃんがいたか)
コンコン
梓(誰だろ?)
「はーい」
ガチャッ
承太郎「暇そうだな」
唯「あずにゃん、差し入れ持ってきたよ」
梓「え?」
澪「どうしたんだ梓?」
律「私達が来て嬉しいんだろ」ニヤッ
紬「あらあら♪」
梓(静か…)
(…私一人だから当たり前か)
(あ、ココちゃんとスタプラちゃんがいたか)
コンコン
梓(誰だろ?)
「はーい」
ガチャッ
承太郎「暇そうだな」
唯「あずにゃん、差し入れ持ってきたよ」
梓「え?」
澪「どうしたんだ梓?」
律「私達が来て嬉しいんだろ」ニヤッ
紬「あらあら♪」
82: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:36:08.54 ID:Ti9QbgDO
梓「え?え?」
「な、何で学校にいるんですか?」
承太郎「桜高の生徒が桜高にいたらダメなのか?」
梓「そういうことじゃなくて…」
「3年生は学校に来る必要はないんじゃ…」
唯「今日は大事なものが届く日なんだよ~」
梓「大事なもの?」
澪「まあ後でわかるよ」
梓「そうですか」
「な、何で学校にいるんですか?」
承太郎「桜高の生徒が桜高にいたらダメなのか?」
梓「そういうことじゃなくて…」
「3年生は学校に来る必要はないんじゃ…」
唯「今日は大事なものが届く日なんだよ~」
梓「大事なもの?」
澪「まあ後でわかるよ」
梓「そうですか」
83: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:36:40.77 ID:Ti9QbgDO
紬「はい、差し入れの日向夏♪」コトッ
唯「ムギちゃん、まだ皮の白い部分が残ってるよ?」
紬「ええ、その部分も一緒に食べるの」
律「どれどれ…」モグモグ
「すっぱァァアアアーーーーーッ!」
紬「ごめんなさい!言い忘れてたわ」
「お醤油につけてから食べるの」
「それから砂糖もかけてもいいわ」
澪「醤油?本当に大丈夫なのか?」
「砂糖ならまだわかるけど…」
承太郎「いや…うまいぜ」モグモグ
「九州醤油の甘さも際立ってな」
梓「本当だ…おいしい」モグモグ
唯「ムギちゃん、まだ皮の白い部分が残ってるよ?」
紬「ええ、その部分も一緒に食べるの」
律「どれどれ…」モグモグ
「すっぱァァアアアーーーーーッ!」
紬「ごめんなさい!言い忘れてたわ」
「お醤油につけてから食べるの」
「それから砂糖もかけてもいいわ」
澪「醤油?本当に大丈夫なのか?」
「砂糖ならまだわかるけど…」
承太郎「いや…うまいぜ」モグモグ
「九州醤油の甘さも際立ってな」
梓「本当だ…おいしい」モグモグ
84: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:37:08.03 ID:Ti9QbgDO
唯「そういえば、みかんにのりを巻いて醤油につけて食べたらイクラ味なんだよね!」
律「ああー、聞いたことあるな」
「プリンに醤油をかけたらウニの味とかな」
澪「マグロにマヨネーズと醤油で大トロなんてのもあるな」
梓「いろいろあるんですね」
コンコン ガチャッ
和「だいぶ盛り上がってるみたいね」
「何の話?」
承太郎「食べ合わせの話だ」
和「食べ合わせねぇ…」
「烏龍茶と炭酸水でビールみたいになるとか?」
承太郎「そんなところだ」
「そしてその話は本当なのか?」
律「ああー、聞いたことあるな」
「プリンに醤油をかけたらウニの味とかな」
澪「マグロにマヨネーズと醤油で大トロなんてのもあるな」
梓「いろいろあるんですね」
コンコン ガチャッ
和「だいぶ盛り上がってるみたいね」
「何の話?」
承太郎「食べ合わせの話だ」
和「食べ合わせねぇ…」
「烏龍茶と炭酸水でビールみたいになるとか?」
承太郎「そんなところだ」
「そしてその話は本当なのか?」
85: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:37:32.08 ID:Ti9QbgDO
和「試したことはないけど…」
「さすがに無理があるんじゃないかしら」
承太郎「そうか…」
花京院「そういえばキュウリに蜂蜜でメロンなんてのもあるな」
紬「たくさんあるのね~」
「今日家で試してみようかしら♪」
律「いや…やめた方がいいと思うぞ」
花京院「ああ、そうだ」
「はい、アルバムの見本だ。これを見にきたんだろう?」
梓「大事なものってアルバムのことですか?」
唯「そうだよ」
「チェックしとかないと!」
承太郎「そんなに気にすることじゃあない気がするが」
紬「女の子だし♪」
「さすがに無理があるんじゃないかしら」
承太郎「そうか…」
花京院「そういえばキュウリに蜂蜜でメロンなんてのもあるな」
紬「たくさんあるのね~」
「今日家で試してみようかしら♪」
律「いや…やめた方がいいと思うぞ」
花京院「ああ、そうだ」
「はい、アルバムの見本だ。これを見にきたんだろう?」
梓「大事なものってアルバムのことですか?」
唯「そうだよ」
「チェックしとかないと!」
承太郎「そんなに気にすることじゃあない気がするが」
紬「女の子だし♪」
86: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:37:58.09 ID:Ti9QbgDO
唯「澪ちゃん、りっちゃん、いくよ…」
澪律「ああ…」
ペラッ
律「おでこ光ってる!」
澪「何か変に写ってる!」
澪律「何でこの写真にしたんだ!」
和「私に言われても…」
梓「あの…唯先輩が…」
唯「……」ズーン…
承太郎「そんなに悪かったのか?」ジーッ
「くっ…」プルプル
澪「ふんッ!」ドゴッ
承太郎「ぐッ…」
澪律「ああ…」
ペラッ
律「おでこ光ってる!」
澪「何か変に写ってる!」
澪律「何でこの写真にしたんだ!」
和「私に言われても…」
梓「あの…唯先輩が…」
唯「……」ズーン…
承太郎「そんなに悪かったのか?」ジーッ
「くっ…」プルプル
澪「ふんッ!」ドゴッ
承太郎「ぐッ…」
87: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:38:22.74 ID:Ti9QbgDO
律「ゆ、唯は普通に撮れてるな!」
紬「そうそう!すごく唯ちゃんっぽくてかわいいわ!」
唯「私っぽいってどういうこと…」ボソッ
紬「えっ!?」
和「子供っぽいってことかしら」
律(直球…いや、豪速球だな…)
唯「ねえ…まだ見本ってことは写真かえれるんだよね…?」
「あずにゃん!私を撮って!」
花京院「さすがに無理がある」
「ちゃんとしたカメラじゃあないとダメだ」
唯「それじゃあちゃんとしたカメラ持ってくるから!」
和「残念だけど時間もないの」
「それに個人の希望を聞いてたらキリがないわ」
唯「そこを何とか!」
「だって卒アルだよ!?一生残るんだよ!?」
「ずっとずっと残っていくんだよ!?」
紬「そうそう!すごく唯ちゃんっぽくてかわいいわ!」
唯「私っぽいってどういうこと…」ボソッ
紬「えっ!?」
和「子供っぽいってことかしら」
律(直球…いや、豪速球だな…)
唯「ねえ…まだ見本ってことは写真かえれるんだよね…?」
「あずにゃん!私を撮って!」
花京院「さすがに無理がある」
「ちゃんとしたカメラじゃあないとダメだ」
唯「それじゃあちゃんとしたカメラ持ってくるから!」
和「残念だけど時間もないの」
「それに個人の希望を聞いてたらキリがないわ」
唯「そこを何とか!」
「だって卒アルだよ!?一生残るんだよ!?」
「ずっとずっと残っていくんだよ!?」
88: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:39:34.44 ID:Ti9QbgDO
22年後(唯の妄想)!
娘「ねえねえ、父さん」ツンツン
承太郎(父)「どうした?」
娘「父さんの卒アル貸してくれない?」
承太郎(父)「少し待ってろ」ゴソゴソ
「ほら、これだ」スッ
娘「ありがとう」ペラッ
「…父さんだけ帽子被ってる」
承太郎(父)「まあな…」
娘「この『平沢唯』って人…」
「前髪変…すごく…ぶっ飛んでるわ…」
音楽室!
唯「ってことになるかもしれないんだよ!?」
和「いいじゃない、すぐ覚えてもらえるし」
梓(和先輩もなかなか…)
娘「ねえねえ、父さん」ツンツン
承太郎(父)「どうした?」
娘「父さんの卒アル貸してくれない?」
承太郎(父)「少し待ってろ」ゴソゴソ
「ほら、これだ」スッ
娘「ありがとう」ペラッ
「…父さんだけ帽子被ってる」
承太郎(父)「まあな…」
娘「この『平沢唯』って人…」
「前髪変…すごく…ぶっ飛んでるわ…」
音楽室!
唯「ってことになるかもしれないんだよ!?」
和「いいじゃない、すぐ覚えてもらえるし」
梓(和先輩もなかなか…)
89: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:39:56.57 ID:Ti9QbgDO
花京院「そういえば困ったことがあってね…」
澪「どうしたんだ?」
花京院「この見本、今日中に山中先生に見せて明日返す予定だったんだが…」
梓「そういえば先生来てないですね」
律「ああ…」
「いい人…だったんだけどな…」
紬「そうね…」
梓「え…ど、どうかしたんですか…?」
澪「どうしたんだ?」
花京院「この見本、今日中に山中先生に見せて明日返す予定だったんだが…」
梓「そういえば先生来てないですね」
律「ああ…」
「いい人…だったんだけどな…」
紬「そうね…」
梓「え…ど、どうかしたんですか…?」
90: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:40:29.67 ID:Ti9QbgDO
紬「ごめんなさい…」
「私の口からはとても…」
梓「じ…承太郎先輩…?」ウルッ
承太郎「なぜあいつがッ…」ダンッ!
梓「ほ…本当に何が…」ウルウル
花京院「中野さん…落ち着いて聞いてくれ…」
梓「はい…」
花京院「山中先生は…」
梓「……」ゴクリ
花京院「かぜを…ひいたらしい…」
梓「……」
「…は?」
律「いぇーい!お芝居大成功!」
梓「変なことしないでください!」プクーッ
「私の口からはとても…」
梓「じ…承太郎先輩…?」ウルッ
承太郎「なぜあいつがッ…」ダンッ!
梓「ほ…本当に何が…」ウルウル
花京院「中野さん…落ち着いて聞いてくれ…」
梓「はい…」
花京院「山中先生は…」
梓「……」ゴクリ
花京院「かぜを…ひいたらしい…」
梓「……」
「…は?」
律「いぇーい!お芝居大成功!」
梓「変なことしないでください!」プクーッ
91: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:40:46.01 ID:Ti9QbgDO
唯「それにしてもさわちゃんがかぜひくなんてね~」
承太郎「バカはかぜをひかないはずだがな…」
澪「おい…」
唯「ん?」
「さわちゃんがチェックって事は、さわちゃんが写真交代っていったら交代なの?」
和「まあ…そうなるかしら」
「そのためのチェックだし」
唯(ということは…さわちゃんにお願いすれば…)
「さわちゃん家に行きます!行かせてください!」
承太郎「バカはかぜをひかないはずだがな…」
澪「おい…」
唯「ん?」
「さわちゃんがチェックって事は、さわちゃんが写真交代っていったら交代なの?」
和「まあ…そうなるかしら」
「そのためのチェックだし」
唯(ということは…さわちゃんにお願いすれば…)
「さわちゃん家に行きます!行かせてください!」
92: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:41:07.32 ID:Ti9QbgDO
昇降口!
花京院「本当に良かったのかい?」
唯「大丈夫だよ!」
紬「一人暮らしの先生の部屋…」
「何かいろいろ見れるかも」キラキラ
律「よし、行くぞ!」
澪「そう言うと思った…」
梓「あの…」
承太郎「何だ?」
梓「今日の放課後って音楽
キーンコーンカーンコーン
梓「あ…」
「…すみません、何でもないです」
「それでは」タタタタ
承太郎「…何なんだ」
花京院「さあね?」
花京院「本当に良かったのかい?」
唯「大丈夫だよ!」
紬「一人暮らしの先生の部屋…」
「何かいろいろ見れるかも」キラキラ
律「よし、行くぞ!」
澪「そう言うと思った…」
梓「あの…」
承太郎「何だ?」
梓「今日の放課後って音楽
キーンコーンカーンコーン
梓「あ…」
「…すみません、何でもないです」
「それでは」タタタタ
承太郎「…何なんだ」
花京院「さあね?」
93: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:41:44.18 ID:Ti9QbgDO
さわ子家への道中!
犬「わんっ!」クチャクチャ
澪「ヒィ!」ガクガク
唯「あ、この犬また会ったね」
承太郎「どこでコーヒーガムを手に入れてるか謎だぜ…」
律「お、もうそろそろさわちゃん家だ」
紬「学校からだいぶ近いわね」
承太郎「怠惰な面がよくでてるな」
犬「わんっ!」クチャクチャ
澪「ヒィ!」ガクガク
唯「あ、この犬また会ったね」
承太郎「どこでコーヒーガムを手に入れてるか謎だぜ…」
律「お、もうそろそろさわちゃん家だ」
紬「学校からだいぶ近いわね」
承太郎「怠惰な面がよくでてるな」
94: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:42:13.02 ID:Ti9QbgDO
さわ子家前!
律「ここだな」
唯「思ったより普通だね」
「クレイジーさ全開だと思ったのに」
律「失礼だな、おい…」
「そんじゃあ行
澪「ちょっと待て」グイッ
律「ぐへっ!」
「マフラー引っ張るなよ…」
「それで何だ?」
澪「いや…いきなり行ったら迷惑かなって…」
「プライベートもあるだろうし…」
律「ここだな」
唯「思ったより普通だね」
「クレイジーさ全開だと思ったのに」
律「失礼だな、おい…」
「そんじゃあ行
澪「ちょっと待て」グイッ
律「ぐへっ!」
「マフラー引っ張るなよ…」
「それで何だ?」
澪「いや…いきなり行ったら迷惑かなって…」
「プライベートもあるだろうし…」
95: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:42:38.84 ID:Ti9QbgDO
唯律紬「プライベート?」
澪「その…か…彼
承太郎「行くぞッ!」タタタタ
律「おもしろそうなことになってきた!」タタタタ
唯「早く行こう!」タタタタ
紬「行こう行こう♪」タタタタ
澪「みんな話聞かないし…」
「私の言葉は一方通行…」
「…歌詞できそう」
澪「その…か…彼
承太郎「行くぞッ!」タタタタ
律「おもしろそうなことになってきた!」タタタタ
唯「早く行こう!」タタタタ
紬「行こう行こう♪」タタタタ
澪「みんな話聞かないし…」
「私の言葉は一方通行…」
「…歌詞できそう」
96: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:43:03.31 ID:Ti9QbgDO
さわ子の部屋の近く!
律「えーっと…403は…ここだな」
「そんじゃあ呼ぶぞ」ポチッ
澪「律!ここ405!」
律「やべ!」タタ
承太郎「……」ガシッ
律「…逃げません」
シーン…
紬「留守みた
ガチャッ
承太郎「隠れろッ!」
ダダダダ
律「えーっと…403は…ここだな」
「そんじゃあ呼ぶぞ」ポチッ
澪「律!ここ405!」
律「やべ!」タタ
承太郎「……」ガシッ
律「…逃げません」
シーン…
紬「留守みた
ガチャッ
承太郎「隠れろッ!」
ダダダダ
97: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:43:35.82 ID:Ti9QbgDO
唯「ど、どうしたの!?」ボソッ
承太郎「見ろ…あいつだ」
さわ子「……」キョロキョロ
律「あぶねー…」
「何か警戒してるな…」
澪「本当に彼氏がいるとか…」
紬「さもありなん♪」
バタン
唯「閉じたね…行こう」
スタスタ
律「呼ぶぞ…」ポチッ
ピンポーン
承太郎「見ろ…あいつだ」
さわ子「……」キョロキョロ
律「あぶねー…」
「何か警戒してるな…」
澪「本当に彼氏がいるとか…」
紬「さもありなん♪」
バタン
唯「閉じたね…行こう」
スタスタ
律「呼ぶぞ…」ポチッ
ピンポーン
98: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:44:39.28 ID:Ti9QbgDO
さわ子「はーい」ガチャッ
唯「こういうものだッ!」バッ
バタン ガチャリ
澪「鍵まで閉められた…」
承太郎「田井中…目の前にドラムがあるぜ」
「ワンシンバルだがどうにかなるだろう」
「叩いたらどうだ?」
律「なるほど…」ニヤッ
「そんじゃあ遠慮なく!」
コンコンココンコンコンコンピンポーンコンコンココンコンコンコンピンポーンコンコンココンココンコンピンポンピンポーンコンコンコン
さわ子(……)プッツン
ガチャリ ガチャッ!
律「ぐほっ!」ゴツン
さわ子「うるさいッ!」
唯「こういうものだッ!」バッ
バタン ガチャリ
澪「鍵まで閉められた…」
承太郎「田井中…目の前にドラムがあるぜ」
「ワンシンバルだがどうにかなるだろう」
「叩いたらどうだ?」
律「なるほど…」ニヤッ
「そんじゃあ遠慮なく!」
コンコンココンコンコンコンピンポーンコンコンココンコンコンコンピンポーンコンコンココンココンコンピンポンピンポーンコンコンコン
さわ子(……)プッツン
ガチャリ ガチャッ!
律「ぐほっ!」ゴツン
さわ子「うるさいッ!」
99: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:45:00.00 ID:Ti9QbgDO
唯「さわちゃん!お願いがあります!」
さわ子「一体何よ…」
唯「大したことじゃないんだけどぉ~」
さわ子「じゃあまた明日」
唯「とても大事です!」ガシッ
その頃の2年1組!
純「へぇ~、お見舞いに行ったんだ」
梓「うん」
憂「それじゃあ今日はどうする?」
梓「まだわかんない…」
「先輩達帰ってくるかもしれないし」
憂「そっか」
「私はどっちでも大丈夫だから」
梓「ありがとう」
さわ子「一体何よ…」
唯「大したことじゃないんだけどぉ~」
さわ子「じゃあまた明日」
唯「とても大事です!」ガシッ
その頃の2年1組!
純「へぇ~、お見舞いに行ったんだ」
梓「うん」
憂「それじゃあ今日はどうする?」
梓「まだわかんない…」
「先輩達帰ってくるかもしれないし」
憂「そっか」
「私はどっちでも大丈夫だから」
梓「ありがとう」
100: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:45:23.73 ID:Ti9QbgDO
さわ子の部屋!
紬「私お茶淹れてきますね」スタスタ
さわ子「ごめんねムギちゃん」
承太郎「…普通の部屋だな」
「全然おもしろみがないぜ」
さわ子「何を期待してたのよ…」
律「彼氏とか」
さわ子「ふんッ!」ベシッ
律「いてっ!」ジンジン
唯「そうだ!私達がおもしろいこと発掘すればいいんだよ!」
律「なるほど!」
「そんじゃあ作業開始!」ゴソゴソ
紬「私お茶淹れてきますね」スタスタ
さわ子「ごめんねムギちゃん」
承太郎「…普通の部屋だな」
「全然おもしろみがないぜ」
さわ子「何を期待してたのよ…」
律「彼氏とか」
さわ子「ふんッ!」ベシッ
律「いてっ!」ジンジン
唯「そうだ!私達がおもしろいこと発掘すればいいんだよ!」
律「なるほど!」
「そんじゃあ作業開始!」ゴソゴソ
101: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:45:44.95 ID:Ti9QbgDO
さわ子「…何しにきたのよ……」
澪「すみません…」
さわ子「あ!承太郎君!そのクローゼットは…」
承太郎「何か言ったか?」ガチャッ
唯「さわちゃんの昔の衣装だ!」
「セクシーだね~」
律「澪ー、着てみるか?」
澪「そんなの着れるわけないだろ!」
さわ子「そんなのって…」
澪「す、すみません!」
承太郎「おい、こんなものがあったぜ」スッ
唯「さわちゃんの卒アルだ!」
紬「見たい!」ヒョコッ
唯「それじゃあ開けるよ…」パラッ
澪「すみません…」
さわ子「あ!承太郎君!そのクローゼットは…」
承太郎「何か言ったか?」ガチャッ
唯「さわちゃんの昔の衣装だ!」
「セクシーだね~」
律「澪ー、着てみるか?」
澪「そんなの着れるわけないだろ!」
さわ子「そんなのって…」
澪「す、すみません!」
承太郎「おい、こんなものがあったぜ」スッ
唯「さわちゃんの卒アルだ!」
紬「見たい!」ヒョコッ
唯「それじゃあ開けるよ…」パラッ
102: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:46:06.93 ID:Ti9QbgDO
律「さわちゃんいた!」
「うわー、若いな~」
紬「写真写りいいですね」
承太郎「人は数年でこんなに変わるんだな」
さわ子「…どういう意味よ」
唯「そうだ。さわちゃん、これ…」
さわ子「あら、アルバムの見本じゃない」
「わざわざこれを届けに来てくれたの?」
澪「はい」
「唯は違う目的もありますけど…」
さわ子「?」
「それじゃあこれからチェックするから少し待ってね」パラパラッ
「うわー、若いな~」
紬「写真写りいいですね」
承太郎「人は数年でこんなに変わるんだな」
さわ子「…どういう意味よ」
唯「そうだ。さわちゃん、これ…」
さわ子「あら、アルバムの見本じゃない」
「わざわざこれを届けに来てくれたの?」
澪「はい」
「唯は違う目的もありますけど…」
さわ子「?」
「それじゃあこれからチェックするから少し待ってね」パラパラッ
103: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:46:31.88 ID:Ti9QbgDO
唯「あの~、かえた方がいい写真が…」
さわ子「どれ?」
唯「その~…平沢唯って子の写真を…」
さわ子「何か問題でもある?」
唯「あるべきものが無いと言いますか…」
「主におでこのあたりに…」
「たぶん撮影の前の日に忘れてきてるのかな…」
さわ子「前髪のこと?」
「いいじゃない。唯ちゃんっぽくてかわいいわよ?」
唯「そう…かな…」ズーン
紬「この集合写真…」プルプル
さわ子「どれ?」
唯「その~…平沢唯って子の写真を…」
さわ子「何か問題でもある?」
唯「あるべきものが無いと言いますか…」
「主におでこのあたりに…」
「たぶん撮影の前の日に忘れてきてるのかな…」
さわ子「前髪のこと?」
「いいじゃない。唯ちゃんっぽくてかわいいわよ?」
唯「そう…かな…」ズーン
紬「この集合写真…」プルプル
104: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:47:13.07 ID:Ti9QbgDO
澪「どうし…」
「……」フフッ
「律が浮いてる…」プルプル
律「…そいつに持ち上げられてたからな…」
承太郎「…そんなこともあったな」
さわ子「まあ、集合写真はこれでいっか」
律「いいのかよ…」
「……」フフッ
「律が浮いてる…」プルプル
律「…そいつに持ち上げられてたからな…」
承太郎「…そんなこともあったな」
さわ子「まあ、集合写真はこれでいっか」
律「いいのかよ…」
105: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:47:41.32 ID:Ti9QbgDO
紬「それじゃあ先生が残りのチェックしてる間にご飯作ってきますね」
さわ子「あら、何から何までありがとう♪」
律「せっかくだし掃除とかもやるか!」
紬「そうね、それじゃあ私がご飯作るから…」
唯「私もご飯作りたい!」
さわ子「え!?」
澪「私も台所の方が…」
承太郎「じゃんけんでもするか」
さわ子「あら、何から何までありがとう♪」
律「せっかくだし掃除とかもやるか!」
紬「そうね、それじゃあ私がご飯作るから…」
唯「私もご飯作りたい!」
さわ子「え!?」
澪「私も台所の方が…」
承太郎「じゃんけんでもするか」
106: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:47:57.90 ID:Ti9QbgDO
さわ子(やばいやばいやばいやばい!)
(ムギちゃんは絶対に安心だわ…)
(澪ちゃんもたぶん料理はできる)
(りっちゃんもできるって前に聞いたわ…)
(承太郎君もやればできる…そういう子…)
(唯ちゃんは…)
(お願い!唯ちゃん以外の子が勝ってッ!)
律「じゃんけんぽいっ」
唯「あ!勝った!」
「それじゃあ本気を出してきます!」フンス
さわ子(終わった…)
(ムギちゃんは絶対に安心だわ…)
(澪ちゃんもたぶん料理はできる)
(りっちゃんもできるって前に聞いたわ…)
(承太郎君もやればできる…そういう子…)
(唯ちゃんは…)
(お願い!唯ちゃん以外の子が勝ってッ!)
律「じゃんけんぽいっ」
唯「あ!勝った!」
「それじゃあ本気を出してきます!」フンス
さわ子(終わった…)
107: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:48:18.73 ID:Ti9QbgDO
ピリリリ
さわ子「もしもし」
「どうかしたの、梓ちゃん?」
梓『あの、かぜは大丈夫ですか?』
さわ子「ええ、だいぶ良くなったわ」
梓『それなら良かったです』
『それと…承太郎先輩達はまだいますか?』
さわ子「ええ」
「みんなで家事をしてくれてるわ」
梓『それじゃあ戻ってくるの遅くなりますかね?』
さわ子「そうね」
梓『そうですか、わかりました』
『それではお大事にしてください』
『失礼します』
さわ子「はい、またね」ピッ
さわ子「もしもし」
「どうかしたの、梓ちゃん?」
梓『あの、かぜは大丈夫ですか?』
さわ子「ええ、だいぶ良くなったわ」
梓『それなら良かったです』
『それと…承太郎先輩達はまだいますか?』
さわ子「ええ」
「みんなで家事をしてくれてるわ」
梓『それじゃあ戻ってくるの遅くなりますかね?』
さわ子「そうね」
梓『そうですか、わかりました』
『それではお大事にしてください』
『失礼します』
さわ子「はい、またね」ピッ
108: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:48:40.49 ID:Ti9QbgDO
承太郎「中野か」
「何の話だ?」
さわ子「あなた達のことを気にしての電話よ」
「それで何であんたは寝転がってるわけ?」
承太郎「じゃんけんでビリだからお前の話し相手だ」
さわ子「何その罰ゲームみたいな扱い…」
承太郎「あいつらはよっぽどお前の役に立ちたいらしい」
「だからビリは家事をするなって罰ゲームさ」
「俺からとったらご褒美だが」
さわ子「そういうことね…」フフッ
(みんなが来てくれただけで十分なのに…)
「何の話だ?」
さわ子「あなた達のことを気にしての電話よ」
「それで何であんたは寝転がってるわけ?」
承太郎「じゃんけんでビリだからお前の話し相手だ」
さわ子「何その罰ゲームみたいな扱い…」
承太郎「あいつらはよっぽどお前の役に立ちたいらしい」
「だからビリは家事をするなって罰ゲームさ」
「俺からとったらご褒美だが」
さわ子「そういうことね…」フフッ
(みんなが来てくれただけで十分なのに…)
109: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:49:04.57 ID:Ti9QbgDO
承太郎「そういえば何でお前は軽音部の顧問をしているんだ?」
「吹奏楽部の顧問も掛け持ちだろう?」
さわ子「そっか、あの時はまだ承太郎君いなかったわね」
「唯ちゃん達が堀込先生に私の生徒時代の話を聞いて、それをネタに強制的に…」
承太郎「堀込は古文の堀込だろう?」
「そんなにこの学校にいるのが長いのか?」
さわ子「私が入学する前からいたらしいし…結構長いんじゃない?」
「吹奏楽部の顧問も掛け持ちだろう?」
さわ子「そっか、あの時はまだ承太郎君いなかったわね」
「唯ちゃん達が堀込先生に私の生徒時代の話を聞いて、それをネタに強制的に…」
承太郎「堀込は古文の堀込だろう?」
「そんなにこの学校にいるのが長いのか?」
さわ子「私が入学する前からいたらしいし…結構長いんじゃない?」
110: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:49:27.64 ID:Ti9QbgDO
承太郎「よく飽きないもんだな」
「しかし、よくお前も折れたな」
さわ子「まあ…おしとやかな先生で通すために唯ちゃん達で止めとかないとね…」
承太郎「他のやつもお前の本性に気づいてるんじゃあないか?」
さわ子「誰のせいよ…」
「そうだ、いいこと教えてあげよっか?」
承太郎「何だ?」
さわ子「堀込先生…実はカツラなの!」
承太郎「何ッ!?」
「まったく気づかなかったぜ…」
さわ子「これで少しは仕返しできたかしら」フフッ
承太郎「少しなんてもんじゃあないと思うぜ」フッ
さわ子「そう…ね…」バタッ
「……」スースー
承太郎(寝たか…)
(布団でもかけといてやるか)ファサッ
「しかし、よくお前も折れたな」
さわ子「まあ…おしとやかな先生で通すために唯ちゃん達で止めとかないとね…」
承太郎「他のやつもお前の本性に気づいてるんじゃあないか?」
さわ子「誰のせいよ…」
「そうだ、いいこと教えてあげよっか?」
承太郎「何だ?」
さわ子「堀込先生…実はカツラなの!」
承太郎「何ッ!?」
「まったく気づかなかったぜ…」
さわ子「これで少しは仕返しできたかしら」フフッ
承太郎「少しなんてもんじゃあないと思うぜ」フッ
さわ子「そう…ね…」バタッ
「……」スースー
承太郎(寝たか…)
(布団でもかけといてやるか)ファサッ
111: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:50:03.53 ID:Ti9QbgDO
それなりに後!
さわ子「ん…」パチクリ
「寝ちゃってたのね…」
「ごめんね承太郎君」
シーン…
さわ子(あら?)
(あ…みんなベランダに…)
(……)
「…静かになっちゃうわね」
(仕返し…か…)
(本当は感謝しないといけないけど…)
(あの子達が卒業して…)
(寂しい思いをさせられるから…)
(…仕返し…よね)
さわ子「ん…」パチクリ
「寝ちゃってたのね…」
「ごめんね承太郎君」
シーン…
さわ子(あら?)
(あ…みんなベランダに…)
(……)
「…静かになっちゃうわね」
(仕返し…か…)
(本当は感謝しないといけないけど…)
(あの子達が卒業して…)
(寂しい思いをさせられるから…)
(…仕返し…よね)
112: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:50:36.20 ID:Ti9QbgDO
ガラッ
承太郎「起きたか」
唯「紀美さん達が来たよ~」
さわ子「あ…」
ガチャッ
紀美「さわ子ー!」
「一人で寂しいんじゃなかったの?」
さわ子「ごめんごめん」
「忘れちゃってた」
澪「それじゃあ私達は失礼します」
紀美「一緒にご飯食べていけば?」
律「ここに10人は狭いんで」
さわ子「悪かったわね、狭くて」
紀美「そういえば軽音部はどうなるの?」
「また廃部になりそうとかないよね?」
承太郎「起きたか」
唯「紀美さん達が来たよ~」
さわ子「あ…」
ガチャッ
紀美「さわ子ー!」
「一人で寂しいんじゃなかったの?」
さわ子「ごめんごめん」
「忘れちゃってた」
澪「それじゃあ私達は失礼します」
紀美「一緒にご飯食べていけば?」
律「ここに10人は狭いんで」
さわ子「悪かったわね、狭くて」
紀美「そういえば軽音部はどうなるの?」
「また廃部になりそうとかないよね?」
113: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:50:57.50 ID:Ti9QbgDO
紬「えっと…」
紀美「まさか…」
さわ子「大丈夫!」
唯澪律紬承「?」
さわ子「大丈夫だから安心しなさい!」
(梓ちゃんだっている…)
(それに…みんながいた軽音部…)
「絶対にッ!私が廃部なんかにさせないわッ!」
紀美「まさか…」
さわ子「大丈夫!」
唯澪律紬承「?」
さわ子「大丈夫だから安心しなさい!」
(梓ちゃんだっている…)
(それに…みんながいた軽音部…)
「絶対にッ!私が廃部なんかにさせないわッ!」
114: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:51:28.84 ID:Ti9QbgDO
学校への道中!
律「さわちゃんやけに自信あったな~」
紬「入部希望者でもいるのかしら?」
唯「紀美さん達が入るとか!」
澪「ないだろ…」
「実は留年が確定してるとかな」
唯律「えっ!?」
承太郎「…あいつがあんなに自信を持って言い切ったんだ」
「どうであろうが俺はあいつを信じるぜ」
律「そうだな」フフッ
律「さわちゃんやけに自信あったな~」
紬「入部希望者でもいるのかしら?」
唯「紀美さん達が入るとか!」
澪「ないだろ…」
「実は留年が確定してるとかな」
唯律「えっ!?」
承太郎「…あいつがあんなに自信を持って言い切ったんだ」
「どうであろうが俺はあいつを信じるぜ」
律「そうだな」フフッ
115: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:52:07.42 ID:Ti9QbgDO
紬「学校に着いたわね」
ギュイーン♪
唯「このギターの音…」
「あずにゃんだ!」タタタタ
律「おらーっ!みんな行くぞー!」タタタタ
紬「おーっ♪」タタタタ
澪「待ってくれ!」タタタタ
承太郎「…やれやれ」フッ
「行くか」タタタタ
ギュイーン♪
唯「このギターの音…」
「あずにゃんだ!」タタタタ
律「おらーっ!みんな行くぞー!」タタタタ
紬「おーっ♪」タタタタ
澪「待ってくれ!」タタタタ
承太郎「…やれやれ」フッ
「行くか」タタタタ
116: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:52:30.78 ID:Ti9QbgDO
音楽室前!
唯「はぁはぁ…」
「……」ガチ…
純[もうちょっと練習しようよ梓~]
梓[でもこんな時間だし…]
純[新歓ライブでもう一曲演奏するんでしょ?]
[それにまだ唯先輩達帰ってこないんじゃないの?]
梓[さわ子先生はそう言ってたけど…]
憂[もうちょっと練習しようよ梓ちゃん]
[私も練習楽しいし♪]
唯「!」パァッ
承太郎「平沢、降りてこい」
澪「そうだぞ、練習の邪魔になっちゃうし」
唯「はぁはぁ…」
「……」ガチ…
純[もうちょっと練習しようよ梓~]
梓[でもこんな時間だし…]
純[新歓ライブでもう一曲演奏するんでしょ?]
[それにまだ唯先輩達帰ってこないんじゃないの?]
梓[さわ子先生はそう言ってたけど…]
憂[もうちょっと練習しようよ梓ちゃん]
[私も練習楽しいし♪]
唯「!」パァッ
承太郎「平沢、降りてこい」
澪「そうだぞ、練習の邪魔になっちゃうし」
117: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:52:57.02 ID:Ti9QbgDO
ガチャッ
梓「あ…唯先輩」
唯「!」
「に、逃げろー!」タタタタ
澪「練習頑張ってな!」タタタタ
律「新歓ライブ頑張れよ!」タタタタ
紬「梓ちゃん達なら大丈夫よ!」タタタタ
承太郎「じゃあな」タタタタ
梓「あのっ…!」
「……」フフッ
ジャカジャカジャンジャカジャカジャカジャカジャカ♪
ジャカジャカジャンジャカジャカジャカジャカジャカ♪
梓「あ…唯先輩」
唯「!」
「に、逃げろー!」タタタタ
澪「練習頑張ってな!」タタタタ
律「新歓ライブ頑張れよ!」タタタタ
紬「梓ちゃん達なら大丈夫よ!」タタタタ
承太郎「じゃあな」タタタタ
梓「あのっ…!」
「……」フフッ
ジャカジャカジャンジャカジャカジャカジャカジャカ♪
ジャカジャカジャンジャカジャカジャカジャカジャカ♪
118: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:53:18.24 ID:Ti9QbgDO
承太郎「……」タタタタ
律「速っ!」タタタタ
紬「負けてられないわ!」タタタタ
澪「ああ!」タタタタ
承太郎「……」タタタタ
唯「承太郎君行きすぎ!」
「こっちだよ♪」ニコッ
承太郎「!」
「ああッ!」タタタタ
律「速っ!」タタタタ
紬「負けてられないわ!」タタタタ
澪「ああ!」タタタタ
承太郎「……」タタタタ
唯「承太郎君行きすぎ!」
「こっちだよ♪」ニコッ
承太郎「!」
「ああッ!」タタタタ
119: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:54:19.24 ID:Ti9QbgDO
昇降口前の噴水前!
ジャカジャカジャカジャカ♪
タタタタタタタタ
唯澪律紬承「…」ピタッ
ジャカッ♪
承太郎「…」クルッ
ジャカッ♪
唯澪律紬「…」クルッ
ジャーン…♪
承太郎「せーのっ!」
ピョンッ!
ジャカジャカジャカジャカ♪
タタタタタタタタ
唯澪律紬承「…」ピタッ
ジャカッ♪
承太郎「…」クルッ
ジャカッ♪
唯澪律紬「…」クルッ
ジャーン…♪
承太郎「せーのっ!」
ピョンッ!
120: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/27(水) 21:54:43.79 ID:Ti9QbgDO
数日後の中庭!
トサッ
紬「ごめんなさい!今度は私が遅れちゃった…」
さわ子「早くしてね?」
「もうそろそろ職員室に行かないと…」
唯「大丈夫!次で成功させるよ!」
承太郎「せーのっ、でジャンプだ。いいな?」
梓「はい!」
紬「せーのっ」ピョンッ
律「澪は練習しなくていいのか?」
澪「私はノーミスだから大丈夫」
承太郎「それじゃあいくぜッ!」
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ
承太郎「せーのっ!」
唯律紬梓承「ッ!」ピョンッ!
パシャッ
澪(と…飛び遅れたァァァアアアアアッ!)
トサッ
紬「ごめんなさい!今度は私が遅れちゃった…」
さわ子「早くしてね?」
「もうそろそろ職員室に行かないと…」
唯「大丈夫!次で成功させるよ!」
承太郎「せーのっ、でジャンプだ。いいな?」
梓「はい!」
紬「せーのっ」ピョンッ
律「澪は練習しなくていいのか?」
澪「私はノーミスだから大丈夫」
承太郎「それじゃあいくぜッ!」
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ
承太郎「せーのっ!」
唯律紬梓承「ッ!」ピョンッ!
パシャッ
澪(と…飛び遅れたァァァアアアアアッ!)
124: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:05:01.51 ID:gaAwJwDO
卒業式前日の平沢家!
唯「……」シューッシューッ
「できた!」
「スカートのアイロンがけも慣れたら簡単だね~♪」
「タイツはいっか」
「ん…毛玉が…」
「糸が集まって固まれば毛玉になるこの概念!」
「何てね」エヘヘ
ピリリリ
唯「あ、承太郎君だ」ピッ
「もしもーし」
唯「……」シューッシューッ
「できた!」
「スカートのアイロンがけも慣れたら簡単だね~♪」
「タイツはいっか」
「ん…毛玉が…」
「糸が集まって固まれば毛玉になるこの概念!」
「何てね」エヘヘ
ピリリリ
唯「あ、承太郎君だ」ピッ
「もしもーし」
125: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:05:55.32 ID:gaAwJwDO
承太郎『田井中から伝言だ』
『部室に集まるようにってな』
唯「それじゃあ承太郎君、うちに来てくれない?」
承太郎『なぜだ?』
唯「たまにはいいかなって♪」
「ほら、一年生の時も会った時は二人で登校したし」
承太郎『まあ…明日で終わりだしな…』
『それじゃあ待っててくれ』
唯「うん!また後でね~♪」
『部室に集まるようにってな』
唯「それじゃあ承太郎君、うちに来てくれない?」
承太郎『なぜだ?』
唯「たまにはいいかなって♪」
「ほら、一年生の時も会った時は二人で登校したし」
承太郎『まあ…明日で終わりだしな…』
『それじゃあ待っててくれ』
唯「うん!また後でね~♪」
126: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:06:44.17 ID:gaAwJwDO
2年1組前の廊下!
憂「……」カタカタカタ
純「憂、何してるの?」
憂「お姉ちゃんにメール」
「明日の準備終わったかなって」
梓「明日…卒業式か…」
純「…先輩達…いなくなっちゃうんだね…」
梓「あ…」
憂「どうしたの?」
梓「唯先輩と承太郎先輩がいる…」
唯承 スタスタ
純「本当だ。どうしたんだろ」
梓憂「さあ?」
憂「……」カタカタカタ
純「憂、何してるの?」
憂「お姉ちゃんにメール」
「明日の準備終わったかなって」
梓「明日…卒業式か…」
純「…先輩達…いなくなっちゃうんだね…」
梓「あ…」
憂「どうしたの?」
梓「唯先輩と承太郎先輩がいる…」
唯承 スタスタ
純「本当だ。どうしたんだろ」
梓憂「さあ?」
127: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:07:38.45 ID:gaAwJwDO
音楽室!
ガチャッ
唯「お待たせ~♪」
律「よっ、二人共!」
紬「二人共座って?」
「お茶の用意できてるから♪」
承太郎「ああ、悪いな」ドスッ
唯「ありがとうムギちゃん♪」トスッ
唯承「……」ズズッ
承太郎「…うまいな」
唯「何だかぜいたくな気分だよ~♪」
澪「他にもやらないといけないことがありそうだけどな」
紬「もう明日は卒業式だもんね」
ガチャッ
唯「お待たせ~♪」
律「よっ、二人共!」
紬「二人共座って?」
「お茶の用意できてるから♪」
承太郎「ああ、悪いな」ドスッ
唯「ありがとうムギちゃん♪」トスッ
唯承「……」ズズッ
承太郎「…うまいな」
唯「何だかぜいたくな気分だよ~♪」
澪「他にもやらないといけないことがありそうだけどな」
紬「もう明日は卒業式だもんね」
128: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:08:31.77 ID:gaAwJwDO
唯「りっちゃん、承太郎君、はい!」スッ
律「ポッキーなんてどうするんだ?」
唯「げっし類での早食い対決だよ!」
紬「私もやる~♪」
澪「ムギもかよ…」
承太郎「お前はやらないのか?」
澪「私はいいよ…」
律「一番最初は練習な~」
「……」ポリポリポリポリ
律「ポッキーなんてどうするんだ?」
唯「げっし類での早食い対決だよ!」
紬「私もやる~♪」
澪「ムギもかよ…」
承太郎「お前はやらないのか?」
澪「私はいいよ…」
律「一番最初は練習な~」
「……」ポリポリポリポリ
129: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:10:10.47 ID:gaAwJwDO
唯「りっちゃんの顔おもしろ~い♪」
紬「本当ね♪」
澪「……」
唯「それじゃあ私達も練習しよっか」
承太郎「そうだな」
唯紬承「……」ポリポリポリポリ
律「お前らも人のこと言えないぞ~?」ニヤニヤ
澪「……」
「わ…私もやるぅ~…」
唯律紬承「……」ニヤッ
紬「本当ね♪」
澪「……」
唯「それじゃあ私達も練習しよっか」
承太郎「そうだな」
唯紬承「……」ポリポリポリポリ
律「お前らも人のこと言えないぞ~?」ニヤニヤ
澪「……」
「わ…私もやるぅ~…」
唯律紬承「……」ニヤッ
130: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:10:55.96 ID:gaAwJwDO
少し後!
律「何回やってもジョジョのトップは揺らがないな~」
承太郎「才能だ」
律「うわっ、いらねー才能…」
キーンコーンカーンコーン
澪「3限目が始まったな」
紬「そうね」
唯「ところでりっちゃん、何するの?」
律「ん?さあ?」
承太郎「何かするから呼んだんじゃあないのか?」
律「そんなことないぞ!」
承太郎「何で偉そうなんだ」ペシッ
律「いてっ!」ジンジン
律「何回やってもジョジョのトップは揺らがないな~」
承太郎「才能だ」
律「うわっ、いらねー才能…」
キーンコーンカーンコーン
澪「3限目が始まったな」
紬「そうね」
唯「ところでりっちゃん、何するの?」
律「ん?さあ?」
承太郎「何かするから呼んだんじゃあないのか?」
律「そんなことないぞ!」
承太郎「何で偉そうなんだ」ペシッ
律「いてっ!」ジンジン
131: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:12:04.23 ID:gaAwJwDO
唯「演奏でもしよっか」
澪「今は授業中だから後でな」
紬「ん~…何があるかしら…」
唯「それじゃあ軽音部すごろくをしよう!」
律「すごろくあったっけ?」
唯「今から作ります!」キュッキュッ
承太郎「何か止まるごとにイベントなんかはないのか?」
唯「あ…」
澪「考えてないのかよ…」
澪「今は授業中だから後でな」
紬「ん~…何があるかしら…」
唯「それじゃあ軽音部すごろくをしよう!」
律「すごろくあったっけ?」
唯「今から作ります!」キュッキュッ
承太郎「何か止まるごとにイベントなんかはないのか?」
唯「あ…」
澪「考えてないのかよ…」
132: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:12:44.85 ID:gaAwJwDO
律「才能の限界を感じる。3回休み」
紬「オーディションに落ちて立ち直れない。5回休み」
承太郎「バンドで食っていくと親の制止を振り切り学校を中退」
「しかし上手くいかず極貧状態」
「パンの耳で飢えをしのいでいたがついに倒れる。10回休み」
唯「ライブに遅刻しそうになって慌ててたらトラックにひかれる。振り出しに戻る」
澪「何だその辛いすごろく…」
「暗すぎるだろ…」
紬「オーディションに落ちて立ち直れない。5回休み」
承太郎「バンドで食っていくと親の制止を振り切り学校を中退」
「しかし上手くいかず極貧状態」
「パンの耳で飢えをしのいでいたがついに倒れる。10回休み」
唯「ライブに遅刻しそうになって慌ててたらトラックにひかれる。振り出しに戻る」
澪「何だその辛いすごろく…」
「暗すぎるだろ…」
133: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:13:12.55 ID:gaAwJwDO
唯「それじゃあ…」
「お茶を飲む、ケーキ食べる、飴舐める!」
澪「完璧なまでに軽音部すごろくだな…」
承太郎「平沢、ゴールがないじゃあないか」
唯「あっ」
「うーん…」
「私達の軽音ライフにゴールはないんだよ!」フンス
澪「いいこと言ったつもりか…」
律「あ、そういえば…」
「お茶を飲む、ケーキ食べる、飴舐める!」
澪「完璧なまでに軽音部すごろくだな…」
承太郎「平沢、ゴールがないじゃあないか」
唯「あっ」
「うーん…」
「私達の軽音ライフにゴールはないんだよ!」フンス
澪「いいこと言ったつもりか…」
律「あ、そういえば…」
134: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:13:42.45 ID:gaAwJwDO
3年2組!
ガラーン…
律「教科書置いたままだったよ」ゴソゴソ
承太郎「俺は置いておくぜ」
「来年の3年へのプレゼントだ」
澪「いいから持ってかえれ」
承太郎「やれやれ…」
紬「何だか…私達の教室じゃないみたいね」
澪「そうだな…こんなに広かったんだ…」
承太郎「……」ドサドサ
澪「ゴミ箱に捨てるな!」
ガラーン…
律「教科書置いたままだったよ」ゴソゴソ
承太郎「俺は置いておくぜ」
「来年の3年へのプレゼントだ」
澪「いいから持ってかえれ」
承太郎「やれやれ…」
紬「何だか…私達の教室じゃないみたいね」
澪「そうだな…こんなに広かったんだ…」
承太郎「……」ドサドサ
澪「ゴミ箱に捨てるな!」
135: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:14:17.61 ID:gaAwJwDO
唯「おお~、いっぱい出てきた!」ゴソゴソ
紬「唯ちゃん、それなぁに?」
唯「授業中にりっちゃんからきた手紙だよ」
律「そんなのやってたな~」
紬「唯ちゃん、それ全部ちょうだい!」キラキラ
唯「いいよ~」
「はい、紙袋にいれといたから」
紬「ありがとう♪」
澪(ムギ…よくわからない…)
紬「唯ちゃん、それなぁに?」
唯「授業中にりっちゃんからきた手紙だよ」
律「そんなのやってたな~」
紬「唯ちゃん、それ全部ちょうだい!」キラキラ
唯「いいよ~」
「はい、紙袋にいれといたから」
紬「ありがとう♪」
澪(ムギ…よくわからない…)
136: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:15:02.09 ID:gaAwJwDO
ガチャッ
花京院「やあ」
承太郎「花京院に真鍋じゃあないか」
「どうかしたのか?」
和「私達は生徒会室の片付けにきたの」
「あと明日読む原稿を見てもらおうかなって」
唯「おお…生徒会っぽい!」
花京院「みんなはどうしたんだい?」
紬「私達は遊びに♪」
花京院「そうか」フフッ
律「和達は今からさわちゃんのとこ行くの?」
和「ええ」
唯「それじゃあ私達も行こう!」
花京院「やあ」
承太郎「花京院に真鍋じゃあないか」
「どうかしたのか?」
和「私達は生徒会室の片付けにきたの」
「あと明日読む原稿を見てもらおうかなって」
唯「おお…生徒会っぽい!」
花京院「みんなはどうしたんだい?」
紬「私達は遊びに♪」
花京院「そうか」フフッ
律「和達は今からさわちゃんのとこ行くの?」
和「ええ」
唯「それじゃあ私達も行こう!」
137: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:15:28.13 ID:gaAwJwDO
職員室!
さわ子「……」ジーッ
「うん、いいんじゃないかしら」
和「ありがとうございます」
さわ子「一つ言うとするなら…」
「最後に『山中先生ありがとう』って書けば感動的になるわよ?」
承太郎「茶番の間違いだろう」
さわ子「最後まであんたはそうなのね…」
「それじゃあそれ教頭先生に持っていってね」
和「はい」
「行きましょうか」
花京院「ああ」
さわ子「……」ジーッ
「うん、いいんじゃないかしら」
和「ありがとうございます」
さわ子「一つ言うとするなら…」
「最後に『山中先生ありがとう』って書けば感動的になるわよ?」
承太郎「茶番の間違いだろう」
さわ子「最後まであんたはそうなのね…」
「それじゃあそれ教頭先生に持っていってね」
和「はい」
「行きましょうか」
花京院「ああ」
138: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:15:53.72 ID:gaAwJwDO
さわ子「それで、あなた達は何の用?」
承太郎「ッ!」プルプル
さわ子「?」
唯「さわちゃんにお茶のお誘いを!」
さわ子「気持ちだけ受け取っておくわ」
「まだ明日のためにやらないといけない仕事がたくさんあるし」
澪「そうですか…」
「それじゃあみんな、戻ろう」
唯「!」
「部室に行く前にあそこ行こうよ!」
承太郎「ッ!」プルプル
さわ子「?」
唯「さわちゃんにお茶のお誘いを!」
さわ子「気持ちだけ受け取っておくわ」
「まだ明日のためにやらないといけない仕事がたくさんあるし」
澪「そうですか…」
「それじゃあみんな、戻ろう」
唯「!」
「部室に行く前にあそこ行こうよ!」
139: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:18:01.34 ID:gaAwJwDO
生徒会室!
花京院「まさか承太郎達が来てるとはね」
和「ええ」
「まあ、相変わらず仲がいいってことかしら」フフッ
花京院「そうだね」フフッ
ガチャッ
唯「失礼しま~す!」
和「みんな!」
「一体どうしたのよ?」
承太郎「まっすぐ部室に戻るのもつまらないからな」
和「そう」
「軽音部みたいないいお茶は出せないわよ?」フフッ
承太郎「わかってるぜ」フッ
花京院「まさか承太郎達が来てるとはね」
和「ええ」
「まあ、相変わらず仲がいいってことかしら」フフッ
花京院「そうだね」フフッ
ガチャッ
唯「失礼しま~す!」
和「みんな!」
「一体どうしたのよ?」
承太郎「まっすぐ部室に戻るのもつまらないからな」
和「そう」
「軽音部みたいないいお茶は出せないわよ?」フフッ
承太郎「わかってるぜ」フッ
140: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:18:22.16 ID:gaAwJwDO
律「何か新鮮だな~、生徒会室」
花京院「結構な頻度で来てたはずだが」フフッ
律「こんなことを言いたくなるのが人間の性なんだよ」フフッ
花京院「そうか」フフッ
唯「ん?これ何だろ…」パラッ
「!」
「和ちゃんお見合いするの!?」
和「何のこと?」
唯「ほらこれ!」
和「ああ、それね…」
「生徒会長は毎年そうやって写真を残すことになってるの…」モジモジ
澪(の、和が照れてる!)
花京院「結構な頻度で来てたはずだが」フフッ
律「こんなことを言いたくなるのが人間の性なんだよ」フフッ
花京院「そうか」フフッ
唯「ん?これ何だろ…」パラッ
「!」
「和ちゃんお見合いするの!?」
和「何のこと?」
唯「ほらこれ!」
和「ああ、それね…」
「生徒会長は毎年そうやって写真を残すことになってるの…」モジモジ
澪(の、和が照れてる!)
141: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:19:11.51 ID:gaAwJwDO
律「しかしどっからどう見てもお見合い写真だなー」
承太郎「本当だな」
「このままいけるぜ」
唯「和ちゃん、メガネ貸して!」
和「いいけど…」スッ
唯「ふんっ!」スチャッ
「どう?生徒会長っぽい?」
承太郎「0には何をかけても0だな」
唯「生徒会長オーラ0ってこと!?」
承太郎「ああ」
紬(なるほど…)
(かけ算のかけると、メガネのかけるをかけたのね!)
承太郎「本当だな」
「このままいけるぜ」
唯「和ちゃん、メガネ貸して!」
和「いいけど…」スッ
唯「ふんっ!」スチャッ
「どう?生徒会長っぽい?」
承太郎「0には何をかけても0だな」
唯「生徒会長オーラ0ってこと!?」
承太郎「ああ」
紬(なるほど…)
(かけ算のかけると、メガネのかけるをかけたのね!)
142: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:19:44.94 ID:gaAwJwDO
唯「やっぱりダメか…」
「生徒会長はやっぱり和ちゃんだね」
「はい、メガネありがとう♪」スッ
和「どういたしまして」スチャッ
「それと、私はもう生徒会長じゃないわよ」
花京院「真鍋さんほど生徒会長が似合う人もいないと思うな」
紬「花京院君の言う通りね♪」
和「誉め言葉として受け取っておくわ」フフッ
「生徒会長はやっぱり和ちゃんだね」
「はい、メガネありがとう♪」スッ
和「どういたしまして」スチャッ
「それと、私はもう生徒会長じゃないわよ」
花京院「真鍋さんほど生徒会長が似合う人もいないと思うな」
紬「花京院君の言う通りね♪」
和「誉め言葉として受け取っておくわ」フフッ
143: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:20:55.21 ID:gaAwJwDO
澪「それじゃあもうそろそろお暇するか」
唯「そうだね」ガチャッ
「じゃあね、二人共!」
律「また明日な~」
澪「じゃあな」
紬「お邪魔しました~」
承太郎「またな」
バタン
和「……」
「一気に静かになったわね」
花京院「そうだね」
「本当に嵐というか何というか」フフッ
和「そうね」フフッ
「……」
「花京院君、お茶にでもしましょうか」
「私が淹れてくるから」ニコッ
花京院「そうか…すまない」フフッ
唯「そうだね」ガチャッ
「じゃあね、二人共!」
律「また明日な~」
澪「じゃあな」
紬「お邪魔しました~」
承太郎「またな」
バタン
和「……」
「一気に静かになったわね」
花京院「そうだね」
「本当に嵐というか何というか」フフッ
和「そうね」フフッ
「……」
「花京院君、お茶にでもしましょうか」
「私が淹れてくるから」ニコッ
花京院「そうか…すまない」フフッ
144: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:21:28.66 ID:gaAwJwDO
昼休みの購買前!
ザワザワ
承太郎「…今なら行けるぜ」
唯「りっちゃんゴー!」
律「自分で行け自分で…」
紬「あ、あれ!」
純「憂は用事あるから先に教室行ってるって」スタスタ
梓「用事って何だろうね」スタスタ
唯「あずにゃんに純ちゃん!」タタタタ
ザワザワ
承太郎「…今なら行けるぜ」
唯「りっちゃんゴー!」
律「自分で行け自分で…」
紬「あ、あれ!」
純「憂は用事あるから先に教室行ってるって」スタスタ
梓「用事って何だろうね」スタスタ
唯「あずにゃんに純ちゃん!」タタタタ
145: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:21:56.98 ID:gaAwJwDO
梓「あ、先輩方!」
「まだいたんですか?」
唯「あずにゃん冷たい…」
律「私達はもう過去の女!?」
承太郎「過去のやつはもう他人ってことか…」
梓「何言ってるんですか…」
「それで何の用ですか?」
承太郎「俺達の昼飯を買ってきてくれ」
梓「自分で行けばいいじゃないですか」
律「だって3年生がいるのおかしーし」
梓「…仕方ないですね~」
唯澪律紬「ありがとう!」
「まだいたんですか?」
唯「あずにゃん冷たい…」
律「私達はもう過去の女!?」
承太郎「過去のやつはもう他人ってことか…」
梓「何言ってるんですか…」
「それで何の用ですか?」
承太郎「俺達の昼飯を買ってきてくれ」
梓「自分で行けばいいじゃないですか」
律「だって3年生がいるのおかしーし」
梓「…仕方ないですね~」
唯澪律紬「ありがとう!」
146: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:23:00.32 ID:gaAwJwDO
梓「それで何がいいんですか?」
承太郎「俺はゴールデンチョコパンでいい」
梓「初っぱなからハードル高いんですけど…」
律「私はコロッケパンとメロンパンな!」
唯「私はクリームパンとチーズパン♪」
澪「私は三色サンドで」
紬「私も同じのを♪」
純「あ、澪先輩とムギ先輩のは私が買ってきます!」
澪紬「ありがとう」ニコッ
承太郎「俺はゴールデンチョコパンでいい」
梓「初っぱなからハードル高いんですけど…」
律「私はコロッケパンとメロンパンな!」
唯「私はクリームパンとチーズパン♪」
澪「私は三色サンドで」
紬「私も同じのを♪」
純「あ、澪先輩とムギ先輩のは私が買ってきます!」
澪紬「ありがとう」ニコッ
147: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:23:32.49 ID:gaAwJwDO
承太郎「中野」
梓「何ですか?」
承太郎「お前のおごりだろう?」
梓「違います」
承太郎「合格祝
梓「ダメです」
承太郎「卒業い
梓「まだ卒業してません」
承太郎「……」チャリン
梓「どうもです」
「あ、ゴールデンチョコパンが無かったら何がいいんですか?」
承太郎「お前に任せる」
梓「はあ…」
(これ以上なく困る返答だ…)
梓「何ですか?」
承太郎「お前のおごりだろう?」
梓「違います」
承太郎「合格祝
梓「ダメです」
承太郎「卒業い
梓「まだ卒業してません」
承太郎「……」チャリン
梓「どうもです」
「あ、ゴールデンチョコパンが無かったら何がいいんですか?」
承太郎「お前に任せる」
梓「はあ…」
(これ以上なく困る返答だ…)
148: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:24:03.26 ID:gaAwJwDO
音楽室!
ゴールデンチョコパン「…」ドドドドドドドドドドドド
唯「これがゴールデンチョコパン…」
澪「すごく威圧感があるな…」
梓「もしかして先輩達食べたことなかったんですか?」
承太郎「ああ…」
「しかし本当にあるとはな…」
梓「端っこの方に隠れてたんです」
紬「よく見つけたわね~♪」
承太郎「それじゃあいただくぜ」ビリッ
ゴールデンチョコパン「…」ドドドドドドドドドドドド
唯「これがゴールデンチョコパン…」
澪「すごく威圧感があるな…」
梓「もしかして先輩達食べたことなかったんですか?」
承太郎「ああ…」
「しかし本当にあるとはな…」
梓「端っこの方に隠れてたんです」
紬「よく見つけたわね~♪」
承太郎「それじゃあいただくぜ」ビリッ
149: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:24:31.31 ID:gaAwJwDO
唯「食べてみたいな~♪」キラキラ
澪「そうだな~」キラキラ
律「卒業までに一回は食べてみたかったんだ~」キラキラ
紬「私も~♪」キラキラ
承太郎「……」
「…一人一欠片だ」
律「まさか本当にくれるとは!」
唯澪律紬梓「いただきま~す!」
律「甘いな~♪」モグモグ
澪「チョコクリームがぎっしりだ♪」モグモグ
唯「パンももちもちだよ~♪」モグモグ
紬「すっごく幸せ~♪」モグモグ
承太郎「味は最高だな」モグモグ
「中野、これを平沢達にやってくれ」スッ
「これは食っておいた方がいいぜ」
梓(食べたことあるんだけど…)
(まあいっか♪)
「はい、ありがとうございます♪」ペコリ
澪「そうだな~」キラキラ
律「卒業までに一回は食べてみたかったんだ~」キラキラ
紬「私も~♪」キラキラ
承太郎「……」
「…一人一欠片だ」
律「まさか本当にくれるとは!」
唯澪律紬梓「いただきま~す!」
律「甘いな~♪」モグモグ
澪「チョコクリームがぎっしりだ♪」モグモグ
唯「パンももちもちだよ~♪」モグモグ
紬「すっごく幸せ~♪」モグモグ
承太郎「味は最高だな」モグモグ
「中野、これを平沢達にやってくれ」スッ
「これは食っておいた方がいいぜ」
梓(食べたことあるんだけど…)
(まあいっか♪)
「はい、ありがとうございます♪」ペコリ
150: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:26:08.65 ID:gaAwJwDO
5限目開始後!
唯「みんな何かやり残したことない?」
「ゴールデンチョコパンは食べたとして」
澪「そういえば私ココちゃんとスタプラちゃんに餌をあげたことなかった…」
律「ささやかだな…」
承太郎「ほら、餌だ」スッ
「スタープラチナの餌は貝だが触れるのか?」
澪「大丈夫、うちでもやってるし」
「それじゃあまずはココちゃんに」ポチャポチャン
ココ「……」モグモグ
澪「食べてる…!」キラキラ
唯「みんな何かやり残したことない?」
「ゴールデンチョコパンは食べたとして」
澪「そういえば私ココちゃんとスタプラちゃんに餌をあげたことなかった…」
律「ささやかだな…」
承太郎「ほら、餌だ」スッ
「スタープラチナの餌は貝だが触れるのか?」
澪「大丈夫、うちでもやってるし」
「それじゃあまずはココちゃんに」ポチャポチャン
ココ「……」モグモグ
澪「食べてる…!」キラキラ
151: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:26:30.42 ID:gaAwJwDO
紬「あとはスタプラちゃんね」
澪「うん」ポチャン
スタプラ「……」ウネウネ
「……」バキィ ムシャムシャ
澪「食べてくれてたぁ♪」ニコッ
律「スタプラちゃんって何か私達のに比べて速いよな」
紬「そうね」
「元気がありあまってるのかしら?」
承太郎「さあな」
律「あ、そういえば」
唯「どうしたの、りっちゃん?」
律「部費が余ってたんだ」チャリン
澪「…5円」
澪「うん」ポチャン
スタプラ「……」ウネウネ
「……」バキィ ムシャムシャ
澪「食べてくれてたぁ♪」ニコッ
律「スタプラちゃんって何か私達のに比べて速いよな」
紬「そうね」
「元気がありあまってるのかしら?」
承太郎「さあな」
律「あ、そういえば」
唯「どうしたの、りっちゃん?」
律「部費が余ってたんだ」チャリン
澪「…5円」
152: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:27:54.42 ID:gaAwJwDO
紬「リボンつけてみよう♪」ムスビムスビ
唯「何かご利益がありそうだね~♪」
「さわちゃんにあげる?」
澪「…それだけはやめた方がいい」
承太郎「中野にやればいいんじゃないか?」
律「そうだな」
「まあ…5円は嬉しくないだろうけど」
紬「『ごえんがあるよ』が買えるわ♪」
律「本当に駄菓子好きになったな…」
唯「ムギちゃんと承太郎君はやり残したことないの?」
承太郎「俺は中野が来てからでいい」
紬「う~ん…」
「とりあえず…」
「お茶にしない?」ニコッ
承太郎「そうだな」
唯「何かご利益がありそうだね~♪」
「さわちゃんにあげる?」
澪「…それだけはやめた方がいい」
承太郎「中野にやればいいんじゃないか?」
律「そうだな」
「まあ…5円は嬉しくないだろうけど」
紬「『ごえんがあるよ』が買えるわ♪」
律「本当に駄菓子好きになったな…」
唯「ムギちゃんと承太郎君はやり残したことないの?」
承太郎「俺は中野が来てからでいい」
紬「う~ん…」
「とりあえず…」
「お茶にしない?」ニコッ
承太郎「そうだな」
153: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:28:54.15 ID:gaAwJwDO
少し後!
澪「もう6限目かぁ」
唯「お茶を飲んだ回数今日が一番じゃない?」
承太郎「一日中いるからな」
紬「あ!」
律「どうしたムギ?」
紬「やり残したことあった!」
唯「なになに~?」
紬「前にホームセンターで買った、窓を綺麗にするクロスを使ってなかったの」
「……」ゴシゴシ
窓「……」ピカン
唯澪律「おお~!」
澪「どうせなら部室を全部きれいにしないか?」
承太郎「そうだな」
「悪くないと思うぜ」
唯「最後に部室をきれいにしてあげよう!」
律紬「おーっ!」
澪「もう6限目かぁ」
唯「お茶を飲んだ回数今日が一番じゃない?」
承太郎「一日中いるからな」
紬「あ!」
律「どうしたムギ?」
紬「やり残したことあった!」
唯「なになに~?」
紬「前にホームセンターで買った、窓を綺麗にするクロスを使ってなかったの」
「……」ゴシゴシ
窓「……」ピカン
唯澪律「おお~!」
澪「どうせなら部室を全部きれいにしないか?」
承太郎「そうだな」
「悪くないと思うぜ」
唯「最後に部室をきれいにしてあげよう!」
律紬「おーっ!」
154: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:30:28.81 ID:gaAwJwDO
掃除終了後!
紬「だいぶきれいになったね♪」
唯「そうだね~」
「荷物は増えちゃったけど」
律「自業自得だな」
承太郎「お前もな」
律「てへっ♪」
キーンコーンカーンコーン…
澪「…終わったな」
唯「ということは…」
「放課後だぁーっ!」
律「梓がきたら演奏するぞーっ!」
紬「その前にお茶しない?」
澪「またか?」
紬「だいぶきれいになったね♪」
唯「そうだね~」
「荷物は増えちゃったけど」
律「自業自得だな」
承太郎「お前もな」
律「てへっ♪」
キーンコーンカーンコーン…
澪「…終わったな」
唯「ということは…」
「放課後だぁーっ!」
律「梓がきたら演奏するぞーっ!」
紬「その前にお茶しない?」
澪「またか?」
155: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:31:19.80 ID:gaAwJwDO
承太郎「俺は賛成だな」
「最後の放課後だ」
「最後まで俺達らしくお茶を飲んでいたいぜ」
唯「!」
「最後…?」
承太郎「ああ」
「たぶん今日で最後だな」
唯「そ…そんな…」
「本当に今日で最後なの!?」
澪「…うん」
唯「な、何かしないと!」
紬「唯ちゃん、落ち着いて?」ギュッ
唯「うん…」
「私達も何か残せないかな…?」
「最後の放課後だ」
「最後まで俺達らしくお茶を飲んでいたいぜ」
唯「!」
「最後…?」
承太郎「ああ」
「たぶん今日で最後だな」
唯「そ…そんな…」
「本当に今日で最後なの!?」
澪「…うん」
唯「な、何かしないと!」
紬「唯ちゃん、落ち着いて?」ギュッ
唯「うん…」
「私達も何か残せないかな…?」
156: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:31:56.02 ID:gaAwJwDO
承太郎「…一つ聞いてくれ」
澪「なんだ?」
承太郎「俺のやり残したことだ」
律「何だ?」
承太郎「中野がいないが先に言っておくぜ」
「…俺達の歌を残しておくのを忘れていた」
唯澪律紬「!」
唯「歌…」
「そうだよ!私達にぴったりだよ!」
澪「なんだ?」
承太郎「俺のやり残したことだ」
律「何だ?」
承太郎「中野がいないが先に言っておくぜ」
「…俺達の歌を残しておくのを忘れていた」
唯澪律紬「!」
唯「歌…」
「そうだよ!私達にぴったりだよ!」
157: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:32:27.99 ID:gaAwJwDO
紬「でもよく思いついたわね?」
承太郎「…ジジイに頼まれていてな」
「なんでも最近買ったウォークマンで聞きたいらしい」
澪「でもどうやって録音するか…」
唯「カセットテープがあるよ!」
律「でもジョースターさん、カセットテープで聞けるのか?」
承太郎「昔カセットテープのウォークマンも持っていたから大丈夫だろう」
唯「よーし!」
「それじゃあ準備しよっか!」
承太郎「…ジジイに頼まれていてな」
「なんでも最近買ったウォークマンで聞きたいらしい」
澪「でもどうやって録音するか…」
唯「カセットテープがあるよ!」
律「でもジョースターさん、カセットテープで聞けるのか?」
承太郎「昔カセットテープのウォークマンも持っていたから大丈夫だろう」
唯「よーし!」
「それじゃあ準備しよっか!」
158: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:34:02.73 ID:gaAwJwDO
少し後の音楽室前!
梓(先輩達…まだお茶飲んでるかな…?)
ガチャッ
承太郎「遅いぜ」
梓「!」パァッ
律「ほら、早く準備準備~」
「みんな終わってるぞ」
梓「はい!」
「って演奏するんですか?」
紬「ええ、今までの曲を全部♪」
梓「全部やるんですか?」
澪「ああ」
「これがジョジョのやり残したことなんだ」
梓(先輩達…まだお茶飲んでるかな…?)
ガチャッ
承太郎「遅いぜ」
梓「!」パァッ
律「ほら、早く準備準備~」
「みんな終わってるぞ」
梓「はい!」
「って演奏するんですか?」
紬「ええ、今までの曲を全部♪」
梓「全部やるんですか?」
澪「ああ」
「これがジョジョのやり残したことなんだ」
159: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:34:57.17 ID:gaAwJwDO
梓「やり残したことって?」
承太郎「俺達の歌を未来へ遺す」
「『未来への遺産』ってやつだ」
「それに、ジジイにも頼まれていたからな」
「金をもらいたいもんだぜ」
梓「ということは録音するんですね!」
「それで最初は何を演奏するんですか?」
唯澪律紬承「…」
梓「考えてないんですか…」
承太郎「俺達の歌を未来へ遺す」
「『未来への遺産』ってやつだ」
「それに、ジジイにも頼まれていたからな」
「金をもらいたいもんだぜ」
梓「ということは録音するんですね!」
「それで最初は何を演奏するんですか?」
唯澪律紬承「…」
梓「考えてないんですか…」
160: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:35:35.02 ID:gaAwJwDO
机!
承太郎「それで最初だが…」
紬「最初は『ふわふわ』でいいんじゃないかしら?」
律「ん~、『カレー』とかは?」
澪「確かに最初はアップテンポな曲がいいかも」
唯「私達の音楽性から考えると…」
承太郎「音楽性と言っても大体が勇気だの愛だのの歌だがな」
澪「う、うるさい!///」
承太郎「それで最初だが…」
紬「最初は『ふわふわ』でいいんじゃないかしら?」
律「ん~、『カレー』とかは?」
澪「確かに最初はアップテンポな曲がいいかも」
唯「私達の音楽性から考えると…」
承太郎「音楽性と言っても大体が勇気だの愛だのの歌だがな」
澪「う、うるさい!///」
161: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:37:02.21 ID:gaAwJwDO
梓「最初は『ふわふわ』のインストなんかどうですか?」
唯「インスト?」
澪「インストゥルメンタルって言って、ボーカル無しなんだ」
唯「インストゥルメンタル…」
「何かかっこいい!」
承太郎「一つ言うなら俺が暇だな」
梓「ですね…」
唯「曲順決めるのも以外に難しいね~」
紬「お茶でも飲みながら考えよっか♪」
律「そうだな!」
唯「インスト?」
澪「インストゥルメンタルって言って、ボーカル無しなんだ」
唯「インストゥルメンタル…」
「何かかっこいい!」
承太郎「一つ言うなら俺が暇だな」
梓「ですね…」
唯「曲順決めるのも以外に難しいね~」
紬「お茶でも飲みながら考えよっか♪」
律「そうだな!」
162: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:37:58.39 ID:gaAwJwDO
梓「時間は大丈夫なんですか?」
承太郎「お前は今日一回も飲んでないだろう?」
梓「まあそうですけど…」
ラジカセ「……」
紬「!」
「~♪」ポチッ
唯澪律梓承「?」
紬「この時間も録音しとこうと思って♪」
澪「ジョースターさんびっくりするだろうな」フフッ
承太郎「これは他のやつも聞くんだが」
「遺す用のをジジイにコピーするんだからな」
澪「あっ!」
律「まあ、放課後ティータイムはファンキーでロックンロールなバンドで~」
「我が道を突き進むロックバンドっていうか~」
梓「もう何言ってるか意味わかりませんよ」フフッ
紬「そうね♪」フフッ
承太郎「お前は今日一回も飲んでないだろう?」
梓「まあそうですけど…」
ラジカセ「……」
紬「!」
「~♪」ポチッ
唯澪律梓承「?」
紬「この時間も録音しとこうと思って♪」
澪「ジョースターさんびっくりするだろうな」フフッ
承太郎「これは他のやつも聞くんだが」
「遺す用のをジジイにコピーするんだからな」
澪「あっ!」
律「まあ、放課後ティータイムはファンキーでロックンロールなバンドで~」
「我が道を突き進むロックバンドっていうか~」
梓「もう何言ってるか意味わかりませんよ」フフッ
紬「そうね♪」フフッ
163: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:38:54.05 ID:gaAwJwDO
唯「よし!」カチッ
「今のとこ聞いてみよっか」ポチッ
承太郎『遺す用のをジジイにコピーするんだからな』
澪『あっ!』
澪「あ…///」
律『まあ、放課後ティータイムはファンキーでロックンロールなバンドっていうか~』
『我が道を突き進むロックバンドっていうか~』
梓『もう何言ってるか意味わかりませんよ』フフッ
梓「!///」
紬『そうね♪』フフッ
カチャン
律「いい感じに録れてるな♪」
「今のとこ聞いてみよっか」ポチッ
承太郎『遺す用のをジジイにコピーするんだからな』
澪『あっ!』
澪「あ…///」
律『まあ、放課後ティータイムはファンキーでロックンロールなバンドっていうか~』
『我が道を突き進むロックバンドっていうか~』
梓『もう何言ってるか意味わかりませんよ』フフッ
梓「!///」
紬『そうね♪』フフッ
カチャン
律「いい感じに録れてるな♪」
164: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:39:46.33 ID:gaAwJwDO
澪「私の声…あんな感じなんだな」
梓「もうやめましょう!」
「録るのは曲だけにしましょうよ!」
唯「おもしろいじゃ~ん♪」ポチッ
梓「やめてくださいッ!」カチッ
唯「今のも録れてるかな~♪」ポチッ
梓『やめてくださいッ!』
唯律「怖~い♪」
承太郎「ジジイが聞いたらびびって死んじまうんじゃあないか?」フッ
梓「私…今まであんな感じで怒ってたんですね…」
律「梓は怖いんだぞ~?」
「ライブの時ジョジョも言ってたろ?」ニヤッ
梓「あ…」
「あ!」
「それよりも曲順決めましょう!」
梓「もうやめましょう!」
「録るのは曲だけにしましょうよ!」
唯「おもしろいじゃ~ん♪」ポチッ
梓「やめてくださいッ!」カチッ
唯「今のも録れてるかな~♪」ポチッ
梓『やめてくださいッ!』
唯律「怖~い♪」
承太郎「ジジイが聞いたらびびって死んじまうんじゃあないか?」フッ
梓「私…今まであんな感じで怒ってたんですね…」
律「梓は怖いんだぞ~?」
「ライブの時ジョジョも言ってたろ?」ニヤッ
梓「あ…」
「あ!」
「それよりも曲順決めましょう!」
165: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:40:57.17 ID:gaAwJwDO
結構後の音楽室!
ポロロンロンロンロンローン♪
ガチャッ
承太郎「……」タタタタ カチッ
さわ子「あら、録音してるの?」
承太郎「ああ、全曲な」
紬「先生来たしお茶にする?」
さわ子「大丈夫よ、続けて」ニコッ
律「それじゃあ次は『ふでペン』な!」
唯「その前にお花を摘みに行ってくるね」スタスタ
紬「私も行く!」スタスタ
澪「私も…」スタスタ
律「同じく~」スタスタ
梓「あ、私も行きます!」スタスタ
ポロロンロンロンロンローン♪
ガチャッ
承太郎「……」タタタタ カチッ
さわ子「あら、録音してるの?」
承太郎「ああ、全曲な」
紬「先生来たしお茶にする?」
さわ子「大丈夫よ、続けて」ニコッ
律「それじゃあ次は『ふでペン』な!」
唯「その前にお花を摘みに行ってくるね」スタスタ
紬「私も行く!」スタスタ
澪「私も…」スタスタ
律「同じく~」スタスタ
梓「あ、私も行きます!」スタスタ
166: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:41:41.79 ID:gaAwJwDO
さわ子「あら…」
「……」
承太郎「…今日職員室で…堀込を見たぜ」
さわ子「…どうだった?」
承太郎「…よく見たら…カツラだった」プルプル
さわ子「でしょ!?」
(ていうかそれで笑いをこらえてたのね)
「……」
承太郎「…今日職員室で…堀込を見たぜ」
さわ子「…どうだった?」
承太郎「…よく見たら…カツラだった」プルプル
さわ子「でしょ!?」
(ていうかそれで笑いをこらえてたのね)
167: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:43:07.86 ID:gaAwJwDO
少し後!
律「それじゃあ気をとりなおして!」
「『ふでペン~ボールペン~』!」
承太郎「いくぜ」ポチッ
キンコンカンコーン
『古文の堀込先生、お客様がおみえです』
さ承「ッ!」プルプル
唯澪律紬梓「?」
さわ子「じ、承太郎君。録音手伝おうか?」プルプル
承太郎「いや…大丈夫だ」フゥー
「それじゃあいくぜ!」ポチッ
紬「は…はっくしゅん!」
「ご、ごめんなさい!」
承太郎「いいさ、このままいくぜ」
唯澪律紬梓「おーっ!」
ジャーンジャーンジャーカジャーカジャカジャーンカジャーン♪
承太郎『ふでペーンFU FUー♪』
…
律「それじゃあ気をとりなおして!」
「『ふでペン~ボールペン~』!」
承太郎「いくぜ」ポチッ
キンコンカンコーン
『古文の堀込先生、お客様がおみえです』
さ承「ッ!」プルプル
唯澪律紬梓「?」
さわ子「じ、承太郎君。録音手伝おうか?」プルプル
承太郎「いや…大丈夫だ」フゥー
「それじゃあいくぜ!」ポチッ
紬「は…はっくしゅん!」
「ご、ごめんなさい!」
承太郎「いいさ、このままいくぜ」
唯澪律紬梓「おーっ!」
ジャーンジャーンジャーカジャーカジャカジャーンカジャーン♪
承太郎『ふでペーンFU FUー♪』
…
168: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:43:45.58 ID:gaAwJwDO
夜!
唯澪律紬梓承「……」グデッ
唯「とりおわったね…」
承太郎「ああ…」
「ジジイにもこの疲れを味わわせてやりたいぜ…」
紬「でもできたわね、私達のアルバム♪」
澪「初めてのアルバムがフルアルバムなんてな」フフッ
律「唯、ちょっとテープ貸して?」
唯「はい!」スッ
律「『放課後ティータイム☆』っと」カキカキ
梓「何で星を描いてるんですか?」
律「ノンノンノン♪」チッチッ
「私達のトレードマーク、ヒトデだ!」
梓「なるほど…」フフッ
唯澪律紬梓承「……」グデッ
唯「とりおわったね…」
承太郎「ああ…」
「ジジイにもこの疲れを味わわせてやりたいぜ…」
紬「でもできたわね、私達のアルバム♪」
澪「初めてのアルバムがフルアルバムなんてな」フフッ
律「唯、ちょっとテープ貸して?」
唯「はい!」スッ
律「『放課後ティータイム☆』っと」カキカキ
梓「何で星を描いてるんですか?」
律「ノンノンノン♪」チッチッ
「私達のトレードマーク、ヒトデだ!」
梓「なるほど…」フフッ
169: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/28(木) 21:44:16.12 ID:gaAwJwDO
澪「それじゃあ聞いてみるか」
さわ子「今日は遅いし一回だけよ?」
梓「そういえば部室きれいになってませんか?」
律「気づくのが遅い!」
唯「あ!新しいタイツ買ってない!」
承太郎「やれやれ…帰りに買いに行くか」
唯「ありがと~、承太郎君♪」
さわ子「今日は遅いし一回だけよ?」
梓「そういえば部室きれいになってませんか?」
律「気づくのが遅い!」
唯「あ!新しいタイツ買ってない!」
承太郎「やれやれ…帰りに買いに行くか」
唯「ありがと~、承太郎君♪」
173: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:05:34.15 ID:wRXgx6DO
卒業式当日の朝!
紬「……」
承太郎「琴吹」スタスタ
唯「おはよう、ムギちゃん!」スタスタ
紬「おはよう、二人共♪」
律「みんなー!」タタタタ
澪「ごめん、遅くなった!」タタタタ
承太郎「大丈夫だ」
「今からなら間に合う」
律「それにしても唯が先に来てるとは…」
唯「私には承太郎君がいるからね♪」
承太郎「…人を目覚まし代わりにするんじゃあない」
紬「それじゃあ行きましょうか♪」
紬「……」
承太郎「琴吹」スタスタ
唯「おはよう、ムギちゃん!」スタスタ
紬「おはよう、二人共♪」
律「みんなー!」タタタタ
澪「ごめん、遅くなった!」タタタタ
承太郎「大丈夫だ」
「今からなら間に合う」
律「それにしても唯が先に来てるとは…」
唯「私には承太郎君がいるからね♪」
承太郎「…人を目覚まし代わりにするんじゃあない」
紬「それじゃあ行きましょうか♪」
174: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:05:59.79 ID:wRXgx6DO
3年2組!
ガチャッ
さわ子「おはよう、みんな」
「みんな揃ってるかしら?」
花京院「承太郎、平沢さん、秋山さん、田井中さん、琴吹さんがまだです」
さわ子「またあの子達は…」
2年1組!
男生徒「それじゃあみんな卒業生につける花を持ったら廊下に並んでください」
「はい、中野さん」
梓「あ…ども…」
「……」スタスタ
ガチャッ
さわ子「おはよう、みんな」
「みんな揃ってるかしら?」
花京院「承太郎、平沢さん、秋山さん、田井中さん、琴吹さんがまだです」
さわ子「またあの子達は…」
2年1組!
男生徒「それじゃあみんな卒業生につける花を持ったら廊下に並んでください」
「はい、中野さん」
梓「あ…ども…」
「……」スタスタ
175: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:06:39.80 ID:wRXgx6DO
憂「梓ちゃん」タタタタ
梓「あ、憂に純」
純「もう卒業式か~」
「先輩達いなくなっちゃうんだ…」
梓「…そだね……」
律「急げー!」タタタタ
澪「ジョジョ階段大丈夫か!?」タタタタ
承太郎「ああッ!」タタタタ
唯「ごめんね…」
紬「早く行かないと!」タタタタ
梓「あ!」
憂「お姉ちゃん達だ!」
「お姉ちゃん承太郎さんに背負われてた…」
梓「あ、憂に純」
純「もう卒業式か~」
「先輩達いなくなっちゃうんだ…」
梓「…そだね……」
律「急げー!」タタタタ
澪「ジョジョ階段大丈夫か!?」タタタタ
承太郎「ああッ!」タタタタ
唯「ごめんね…」
紬「早く行かないと!」タタタタ
梓「あ!」
憂「お姉ちゃん達だ!」
「お姉ちゃん承太郎さんに背負われてた…」
176: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:07:23.63 ID:wRXgx6DO
梓「どうしたのかな…?」
純「さあ…」
「それにしても最後まで軽音部らしいね…」
憂「そうだね」
「それじゃあ行こっか」スタスタ
(お姉ちゃんどうしたのかな…)
梓「うん…」スタスタ
(唯先輩…大丈夫かな…)スタスタ
ゴツン!
梓「あいたっ!」
憂「梓ちゃん大丈夫!?」
梓「うーん…」
純「さあ…」
「それにしても最後まで軽音部らしいね…」
憂「そうだね」
「それじゃあ行こっか」スタスタ
(お姉ちゃんどうしたのかな…)
梓「うん…」スタスタ
(唯先輩…大丈夫かな…)スタスタ
ゴツン!
梓「あいたっ!」
憂「梓ちゃん大丈夫!?」
梓「うーん…」
177: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:07:50.53 ID:wRXgx6DO
3年2組!
ガチャッ!
澪「すみません、遅れました!」
さわ子「もう…何やってるのよ!」
承太郎「こいつが途中でこけて脚をすりむいちまってな」
さわ子「そう…唯ちゃんは大丈夫なの?」
唯「うん!」
姫子「それで、唯はいつまで承太郎君にひっついてるの?」ニヤッ
唯「あ、眺めがいいからつい…」エヘヘ
「ありがとう、承太郎君♪」スタッ
承太郎「ああ」
ガチャッ!
澪「すみません、遅れました!」
さわ子「もう…何やってるのよ!」
承太郎「こいつが途中でこけて脚をすりむいちまってな」
さわ子「そう…唯ちゃんは大丈夫なの?」
唯「うん!」
姫子「それで、唯はいつまで承太郎君にひっついてるの?」ニヤッ
唯「あ、眺めがいいからつい…」エヘヘ
「ありがとう、承太郎君♪」スタッ
承太郎「ああ」
178: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:08:13.22 ID:wRXgx6DO
さわ子「って唯ちゃん!タイツに穴開いてるじゃない!」
和「大丈夫です」
「唯、憂から替えのタイツをもらってるわ」
「着替えに行きましょう」
唯「うん!」
瀧「承太郎君」ツンツン
承太郎「どうした?」
瀧「これ、山中先生への寄せ書き」スッ
「承太郎君達まだ書いてなかったでしょ?」
承太郎「ああ、悪いな」
瀧「ううん、大丈夫♪」
和「大丈夫です」
「唯、憂から替えのタイツをもらってるわ」
「着替えに行きましょう」
唯「うん!」
瀧「承太郎君」ツンツン
承太郎「どうした?」
瀧「これ、山中先生への寄せ書き」スッ
「承太郎君達まだ書いてなかったでしょ?」
承太郎「ああ、悪いな」
瀧「ううん、大丈夫♪」
179: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:08:42.57 ID:wRXgx6DO
廊下!
唯和「……」タタタタ
校長「……」スタスタ
和「!」
「唯!」ガシッ
唯「和ちゃん、どうしたの?」
和「校長先生がいるから歩きましょう…」
(私あの人苦手なのよね…)
唯「あ、本当だ」
校長「おや…真鍋さんに軽音部の…平沢さん、だったかな?」
唯「はい…」
唯和「……」タタタタ
校長「……」スタスタ
和「!」
「唯!」ガシッ
唯「和ちゃん、どうしたの?」
和「校長先生がいるから歩きましょう…」
(私あの人苦手なのよね…)
唯「あ、本当だ」
校長「おや…真鍋さんに軽音部の…平沢さん、だったかな?」
唯「はい…」
180: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:09:07.01 ID:wRXgx6DO
校長「時間はあまりない気がするが…」
「ドミネ・クオ・ヴァディス?(どこへ行かれるのですか?)」
和「トイレへ…」
「この子のタイツが破れちゃったので」
校長「そうか」
「君達は先ほど廊下を走っていたようだが」
唯和「…」
校長「…時間がない」
「行きなさい。君達には会わなかったことにしましょう」
唯和「!」
「ありがとうございます!」タタタタ
「ドミネ・クオ・ヴァディス?(どこへ行かれるのですか?)」
和「トイレへ…」
「この子のタイツが破れちゃったので」
校長「そうか」
「君達は先ほど廊下を走っていたようだが」
唯和「…」
校長「…時間がない」
「行きなさい。君達には会わなかったことにしましょう」
唯和「!」
「ありがとうございます!」タタタタ
181: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:09:30.18 ID:wRXgx6DO
保健室!
ガチャッ
梓憂純「失礼しました」バタン
梓「まさか卒業式の日にこんなことになるなんて…」
憂「前髪で隠れてるから大丈夫だよ」
梓「そう?」
純「それにしても、卒業式無事に終わるといいね」
梓「ははっ…」ズーン…
ガチャッ
梓憂純「失礼しました」バタン
梓「まさか卒業式の日にこんなことになるなんて…」
憂「前髪で隠れてるから大丈夫だよ」
梓「そう?」
純「それにしても、卒業式無事に終わるといいね」
梓「ははっ…」ズーン…
182: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:10:08.30 ID:wRXgx6DO
中庭!
堀込「それじゃあ在校生は卒業生に花をつけてくれ」
承太郎「おい、桂小五郎って知ってるか?」
さわ子「今は桂ッ!ゴホン…桂さんの話はどうでもいいでしょ?」
堀込「空条!さっさと花をつけてもらえ!」
さ承「……」ニヤッ
男生徒1「空条先輩!良かったら僕が!」
女生徒1「いえ、私が!」
女生徒2「私がつけるのよ!」
梓「……」スタスタ
(あ…承太郎先輩大人気…)スタスタ
(ていうかまだ花つけてない人は…)スタスタ
堀込「それじゃあ在校生は卒業生に花をつけてくれ」
承太郎「おい、桂小五郎って知ってるか?」
さわ子「今は桂ッ!ゴホン…桂さんの話はどうでもいいでしょ?」
堀込「空条!さっさと花をつけてもらえ!」
さ承「……」ニヤッ
男生徒1「空条先輩!良かったら僕が!」
女生徒1「いえ、私が!」
女生徒2「私がつけるのよ!」
梓「……」スタスタ
(あ…承太郎先輩大人気…)スタスタ
(ていうかまだ花つけてない人は…)スタスタ
183: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:10:34.17 ID:wRXgx6DO
承太郎(やかましいな…)
「おい、トイレに行きたいんだが」
さわ子「先にすませなさいって言ったでしょ?」
「早く戻ってきなさいよ?」
承太郎「ああ」スタスタ
女生徒14「あの…空条先輩、花を…」
承太郎「頼む」
女生徒14「卒業おめでとうございます!」カチッ
承太郎「ああ」スタスタ
ギャーギャー
さわ子(この子達承太郎君がつけてもらったの気づいてないのかしら…)
(まあ…20人近くで口論してるし当然か…)
(あ、唯ちゃん達来た)
「おい、トイレに行きたいんだが」
さわ子「先にすませなさいって言ったでしょ?」
「早く戻ってきなさいよ?」
承太郎「ああ」スタスタ
女生徒14「あの…空条先輩、花を…」
承太郎「頼む」
女生徒14「卒業おめでとうございます!」カチッ
承太郎「ああ」スタスタ
ギャーギャー
さわ子(この子達承太郎君がつけてもらったの気づいてないのかしら…)
(まあ…20人近くで口論してるし当然か…)
(あ、唯ちゃん達来た)
184: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:11:17.96 ID:wRXgx6DO
少し外れ!
梓「……」スタスタ
承太郎(…中野じゃあないか)スタスタ
梓(承太郎先輩…)スタスタ
(…何ていうか…遠いな)スタスタ
(……)スタスタ
(誰かつけてない人…)スタスタ
(大体私がつける予定の人に誰かがつけてなければ!)ブーッ
承太郎「何ぶーたれてるんだ?」
「なかなかおもしろい顔じゃあないか」
梓「……」スタスタ
承太郎(…中野じゃあないか)スタスタ
梓(承太郎先輩…)スタスタ
(…何ていうか…遠いな)スタスタ
(……)スタスタ
(誰かつけてない人…)スタスタ
(大体私がつける予定の人に誰かがつけてなければ!)ブーッ
承太郎「何ぶーたれてるんだ?」
「なかなかおもしろい顔じゃあないか」
185: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:11:41.51 ID:wRXgx6DO
梓「!」クルッ
「承太郎先輩!?」
「何でここにいるんですか!?」
承太郎「散歩だ」
梓「散歩って…」
承太郎「どうだ、お前も付き合うか?」
梓「時間は大丈夫なんですか?」
承太郎「あと20分はある」
「十分あるさ」
梓「怒られても私のせいにしないでくださいよ?」
承太郎「言い訳用にお前を捕まえたんだ」
梓「何ですかそれ…」フフッ
「承太郎先輩!?」
「何でここにいるんですか!?」
承太郎「散歩だ」
梓「散歩って…」
承太郎「どうだ、お前も付き合うか?」
梓「時間は大丈夫なんですか?」
承太郎「あと20分はある」
「十分あるさ」
梓「怒られても私のせいにしないでくださいよ?」
承太郎「言い訳用にお前を捕まえたんだ」
梓「何ですかそれ…」フフッ
186: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:12:07.10 ID:wRXgx6DO
承太郎「…いい天気だな」
梓「はい…とっても」
承太郎「旅立ちの日にはうってつけの日だ」
「卒業式日和ってやつだぜ」
梓「!」
「……」
「花とかもきれいですね…」
承太郎「俺達の日頃の行いが良かったからかもな」
梓「良いとは正反対じゃないですか?」クスクス
承太郎「…言うようになったな」フッ
梓「はい…とっても」
承太郎「旅立ちの日にはうってつけの日だ」
「卒業式日和ってやつだぜ」
梓「!」
「……」
「花とかもきれいですね…」
承太郎「俺達の日頃の行いが良かったからかもな」
梓「良いとは正反対じゃないですか?」クスクス
承太郎「…言うようになったな」フッ
187: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:12:50.46 ID:wRXgx6DO
梓「…承太郎先輩」
承太郎「…どうした?」
梓「何で私がぶーたれてるってわかったんですか?」
承太郎「ずっとお前らばかり見てきたからな」
「それに背中ってやつは結構正直なもんさ」
梓「そうですか…」
「あの…もう一つ質問いいですか?」
承太郎「…何だ?」
梓「私は…ぶーたれてるだけでしたか?」
承太郎「……」
承太郎「…どうした?」
梓「何で私がぶーたれてるってわかったんですか?」
承太郎「ずっとお前らばかり見てきたからな」
「それに背中ってやつは結構正直なもんさ」
梓「そうですか…」
「あの…もう一つ質問いいですか?」
承太郎「…何だ?」
梓「私は…ぶーたれてるだけでしたか?」
承太郎「……」
188: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:13:19.09 ID:wRXgx6DO
梓「他に…何か考えてませんでしたか…?」
承太郎「…自分の胸に聞いたらどうだ?」
梓「わかんないんです…私の気持ちが…」
「いえ…わかってます」
「ただ…もしかしたら、わかったつもりなんじゃないかって…」
承太郎「……」
梓「…私…卑怯ですよね」
「…こういうことは自分で考えないといけないのに」
承太郎「…自分の胸に聞いたらどうだ?」
梓「わかんないんです…私の気持ちが…」
「いえ…わかってます」
「ただ…もしかしたら、わかったつもりなんじゃないかって…」
承太郎「……」
梓「…私…卑怯ですよね」
「…こういうことは自分で考えないといけないのに」
189: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:13:45.84 ID:wRXgx6DO
承太郎「…中野」
梓「…はい」
承太郎「お前は卑怯なんかじゃあない」
「それだけ言っておく」
梓「……」
承太郎「…」
「……」ブチッ!
梓「承太郎先輩!?」
「せっかく花つけてもらってるのに何してるんですか!?」
承太郎「やれやれ、どうやら枯れちまったみたいだぜ」
「お、中野、いいところに花を持ってるじゃあないか」
「良かったらつけてくれないか?」
梓「!」
梓「…はい」
承太郎「お前は卑怯なんかじゃあない」
「それだけ言っておく」
梓「……」
承太郎「…」
「……」ブチッ!
梓「承太郎先輩!?」
「せっかく花つけてもらってるのに何してるんですか!?」
承太郎「やれやれ、どうやら枯れちまったみたいだぜ」
「お、中野、いいところに花を持ってるじゃあないか」
「良かったらつけてくれないか?」
梓「!」
190: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:14:22.49 ID:wRXgx6DO
承太郎「早くしてくれ、時間がない」
梓「あ、はい!」カチッ
承太郎「悪いな」
梓「……」
「……バカ」ボソッ
承太郎「何か言ったか?」
梓「承太郎先輩のバカ!って言ったんです♪」ニコッ
承太郎「やれやれ、後輩にバカ呼ばわりされるとはな」フッ
唯「承太郎くーん!」タタタタ
「急がないと時間がないよ!」
承太郎「ああ」
唯「また後でね、あずにゃん!」タタタタ
承太郎「じゃあな」タタタタ
梓「はい!」
「……」
「……バカ…」
「…大好き」
梓「あ、はい!」カチッ
承太郎「悪いな」
梓「……」
「……バカ」ボソッ
承太郎「何か言ったか?」
梓「承太郎先輩のバカ!って言ったんです♪」ニコッ
承太郎「やれやれ、後輩にバカ呼ばわりされるとはな」フッ
唯「承太郎くーん!」タタタタ
「急がないと時間がないよ!」
承太郎「ああ」
唯「また後でね、あずにゃん!」タタタタ
承太郎「じゃあな」タタタタ
梓「はい!」
「……」
「……バカ…」
「…大好き」
191: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:14:43.49 ID:wRXgx6DO
体育館前!
タタタタ
律「お、きたきた」
「遅いぞー!」
承太郎「まだセーフだ」
「平沢、先生にあげる色紙だ」
「書いておいてくれ」
唯「うん♪」
さわ子「何やってるの、あなた達?」
唯澪律紬承「!」
澪「な、何でもないです…」コソコソ
紬「気にしないでください…」コソコソ
さわ子(…絶対に何かあるわね)
タタタタ
律「お、きたきた」
「遅いぞー!」
承太郎「まだセーフだ」
「平沢、先生にあげる色紙だ」
「書いておいてくれ」
唯「うん♪」
さわ子「何やってるの、あなた達?」
唯澪律紬承「!」
澪「な、何でもないです…」コソコソ
紬「気にしないでください…」コソコソ
さわ子(…絶対に何かあるわね)
192: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:15:12.68 ID:wRXgx6DO
体育館内!
唯「これどうしよう」
承太郎「…何か悪かったな」
紬「うちわにするとか?」
澪「卒業式にうちわはな…」
紬「それじゃあ扇子?」
律「よし、やっちまえジョジョ!」
承太郎「何回曲げればいいんだ?」
澪「絶対にやめろよ…」
唯「これどうしよう」
承太郎「…何か悪かったな」
紬「うちわにするとか?」
澪「卒業式にうちわはな…」
紬「それじゃあ扇子?」
律「よし、やっちまえジョジョ!」
承太郎「何回曲げればいいんだ?」
澪「絶対にやめろよ…」
193: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:15:31.96 ID:wRXgx6DO
唯「もうお腹に隠しとくよ」ゴソッ
澪「それしかないな」
ガヤガヤ
唯「何か講堂がいつもと違う…」
「卒業式…なんだね…」
承太郎「…らしいな」
律「まったく実感とかないよな~」
紬「本当ね…」
澪「それしかないな」
ガヤガヤ
唯「何か講堂がいつもと違う…」
「卒業式…なんだね…」
承太郎「…らしいな」
律「まったく実感とかないよな~」
紬「本当ね…」
194: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:16:00.67 ID:wRXgx6DO
少し後!
『それでは、第85回桜ヶ丘高等学校卒業式を執り行います』
『学校長式辞』
『起立』
校長『卒業生、ご家族のみなさん、卒業おめでとうございます』
『どうぞお座りください』
ガタガタッ
唯「……」モゾモゾ
澪律紬「……」チラッ
(気になって落ち着かないッ…!)
校長『改めて、卒業生、卒業おめでとう』
『君達はこれから進学、就職をして新たな道へと歩みだす』
『その新たな道で、様々なピンチが訪れるかもしれない』
『そういうときは「素数」を数えて落ち着くんだ』
『「素数」は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……』
『君達に勇気を与えてくれるはずだ』
澪律紬「!」
(素数を数えよう!)
(2、3…5、7、11…13…17…)
承太郎(何を考えこんでいるんだ、こいつらは…)
『それでは、第85回桜ヶ丘高等学校卒業式を執り行います』
『学校長式辞』
『起立』
校長『卒業生、ご家族のみなさん、卒業おめでとうございます』
『どうぞお座りください』
ガタガタッ
唯「……」モゾモゾ
澪律紬「……」チラッ
(気になって落ち着かないッ…!)
校長『改めて、卒業生、卒業おめでとう』
『君達はこれから進学、就職をして新たな道へと歩みだす』
『その新たな道で、様々なピンチが訪れるかもしれない』
『そういうときは「素数」を数えて落ち着くんだ』
『「素数」は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……』
『君達に勇気を与えてくれるはずだ』
澪律紬「!」
(素数を数えよう!)
(2、3…5、7、11…13…17…)
承太郎(何を考えこんでいるんだ、こいつらは…)
195: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:16:25.61 ID:wRXgx6DO
数十分後!
校長『最後になりましたが、ご家族の方に一つお話を』
律(素数…もうわからん…)
校長『崖に激突して死ぬツバメがいるそうだ…』
『そのツバメは得てして他のツバメよりも』
『とても上手にエサを捕獲したりするのだが…』
和(やっぱり…)
(この人一回話し始めたら終わるまですごく長いのよね…)
校長『最後になりましたが、ご家族の方に一つお話を』
律(素数…もうわからん…)
校長『崖に激突して死ぬツバメがいるそうだ…』
『そのツバメは得てして他のツバメよりも』
『とても上手にエサを捕獲したりするのだが…』
和(やっぱり…)
(この人一回話し始めたら終わるまですごく長いのよね…)
196: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:16:57.05 ID:wRXgx6DO
校長『宙返りの角度の危険の限界を親ツバメから教わっていないため』
『つい無謀な角度で飛行してしまう』
『だがその親は教えないのではなく』
『そのまた親から教わっていないので教えられないのだ』
純(長すぎッ!)
校長『彼ら一族は短命な者が多く』
『なぜ事故にあいやすいのか気づいてさえもいない』
『…私の言いたいこと、わかっていただけたでしょう』
『では、以上で私の言葉とさせていただきます』
『起立。礼』
唯澪律紬梓和憂純花(…やっと終わった)
『つい無謀な角度で飛行してしまう』
『だがその親は教えないのではなく』
『そのまた親から教わっていないので教えられないのだ』
純(長すぎッ!)
校長『彼ら一族は短命な者が多く』
『なぜ事故にあいやすいのか気づいてさえもいない』
『…私の言いたいこと、わかっていただけたでしょう』
『では、以上で私の言葉とさせていただきます』
『起立。礼』
唯澪律紬梓和憂純花(…やっと終わった)
197: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:17:30.02 ID:wRXgx6DO
承太郎「……」グーグー
紬「!」
「起きて!」ユサユサ
承太郎「…終わったか」
さわ子「!」
(…みんな承太郎君と唯ちゃんに注目してるわね)
(まさか…何か持ってきてる!?)
(……)ドドドドドドドドドドドド
澪「!」
(さわ子先生が怪しんでる!?)
紬「!」
「起きて!」ユサユサ
承太郎「…終わったか」
さわ子「!」
(…みんな承太郎君と唯ちゃんに注目してるわね)
(まさか…何か持ってきてる!?)
(……)ドドドドドドドドドドドド
澪「!」
(さわ子先生が怪しんでる!?)
198: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:17:59.22 ID:wRXgx6DO
『着席』
『卒業証書授与』
『クラスの代表は壇上に上がってください』
花京院「……」スタスタ
唯(あ!花京院君だ!)
さわ子(承太郎君は寝てたからかしら…)
(唯ちゃんは…)
(……)ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
澪(すごく気にしてるッ!)
『卒業生、起立』
承太郎「さっき着席させたばかりだろう」ボソッ
紬「まあまあ」ボソッ
澪(これは…唯に伝えないと!)
『卒業証書授与』
『クラスの代表は壇上に上がってください』
花京院「……」スタスタ
唯(あ!花京院君だ!)
さわ子(承太郎君は寝てたからかしら…)
(唯ちゃんは…)
(……)ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
澪(すごく気にしてるッ!)
『卒業生、起立』
承太郎「さっき着席させたばかりだろう」ボソッ
紬「まあまあ」ボソッ
澪(これは…唯に伝えないと!)
199: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:18:21.72 ID:wRXgx6DO
少し後!
キミ子「澪ちゃんから伝言。さわ子先生が失敗してるって」ボソボソ
唯「え!?」
(失敗!?何を!?)キョロキョロ
『着席』
『卒業生代表、答辞』
和「はい!」ガタッ
唯(和ちゃんの挨拶だ!)
和『答辞』
『本日は、私達の卒業式のためにお集まりいただき、ありがとうございます』
……
キミ子「澪ちゃんから伝言。さわ子先生が失敗してるって」ボソボソ
唯「え!?」
(失敗!?何を!?)キョロキョロ
『着席』
『卒業生代表、答辞』
和「はい!」ガタッ
唯(和ちゃんの挨拶だ!)
和『答辞』
『本日は、私達の卒業式のためにお集まりいただき、ありがとうございます』
……
200: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:18:49.01 ID:wRXgx6DO
卒業式終了後の中庭!
唯「守りぬいたよ!」フンス
澪「気になって仕方なかったよ…」
承太郎「まったくだぜ」
紬「承太郎君はほとんど寝てたじゃない」フフッ
律「夢にでも出てきたんじゃねーの」フフッ
唯「ていうか澪ちゃん、私も気になって仕方なかったんだよ」
唯「守りぬいたよ!」フンス
澪「気になって仕方なかったよ…」
承太郎「まったくだぜ」
紬「承太郎君はほとんど寝てたじゃない」フフッ
律「夢にでも出てきたんじゃねーの」フフッ
唯「ていうか澪ちゃん、私も気になって仕方なかったんだよ」
201: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:19:24.26 ID:wRXgx6DO
澪「何が?」
唯「さわちゃんの失敗って何?」
承太郎「気合い入れすぎて化粧でも失敗してたんじゃあないか?」
澪「…全然違う」
「私は『心配』って言ったんだけど…」
律「!」
紬「私のところまでは心配だったけど…」
律「まあまあ、ばれずにすんだしいいじゃん♪」
澪「間違えたのお前か…」
承太郎「お前は色紙を書いたのか?」
唯「まだだよ~」
紬「はい、ペン♪」スッ
唯「ありがと~♪」
「Hail 2 U!(君に幸あれ!)っと」カキカキ
澪「おい…」
(いろいろまずいだろ…)
唯「さわちゃんの失敗って何?」
承太郎「気合い入れすぎて化粧でも失敗してたんじゃあないか?」
澪「…全然違う」
「私は『心配』って言ったんだけど…」
律「!」
紬「私のところまでは心配だったけど…」
律「まあまあ、ばれずにすんだしいいじゃん♪」
澪「間違えたのお前か…」
承太郎「お前は色紙を書いたのか?」
唯「まだだよ~」
紬「はい、ペン♪」スッ
唯「ありがと~♪」
「Hail 2 U!(君に幸あれ!)っと」カキカキ
澪「おい…」
(いろいろまずいだろ…)
202: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:20:04.75 ID:wRXgx6DO
さわ子「……」スタスタ
承太郎「おい平沢……」
「ゆっくりとその色紙を隠すんだ」
唯「え?何で?」
さわ子「あら…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
承太郎「いいから早く隠せと言ってるんだ!」
「もうゆっくりじゃあない!」
「早く隠せッ!」
唯「え!?」
承太郎「チッ!」バッ ゴソッ
さわ子「あなた達早く教室に戻りなさいよ?」
唯「さ、さわちゃん!」
(危なかった…)
承太郎「おい平沢……」
「ゆっくりとその色紙を隠すんだ」
唯「え?何で?」
さわ子「あら…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
承太郎「いいから早く隠せと言ってるんだ!」
「もうゆっくりじゃあない!」
「早く隠せッ!」
唯「え!?」
承太郎「チッ!」バッ ゴソッ
さわ子「あなた達早く教室に戻りなさいよ?」
唯「さ、さわちゃん!」
(危なかった…)
203: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:20:30.70 ID:wRXgx6DO
さわ子「そうだ、承太郎君、あなた寝てたでしょ?」
承太郎「仕方ない」
さわ子「仕方なくないわよ!」
「それに唯ちゃんも何か隠してたでしょ?」
唯「え!?な、何のこと!?」
さわ子「ごまかそうとしない!」
律「まあまあ、教室行こうさわちゃん!」ガシッ
さわ子「ちょっと!引っ張らないの!」
承太郎「仕方ない」
さわ子「仕方なくないわよ!」
「それに唯ちゃんも何か隠してたでしょ?」
唯「え!?な、何のこと!?」
さわ子「ごまかそうとしない!」
律「まあまあ、教室行こうさわちゃん!」ガシッ
さわ子「ちょっと!引っ張らないの!」
204: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:21:02.28 ID:wRXgx6DO
3年2組!
唯「おお…卒業証書だ…」キラキラ
承太郎「……」スポンッスポンッ
紬「!」
「~♪」スポンッスポンッ
律「やっぱお約束だよな~♪」スポンッスポンッ
澪「何やってるんだ…」
唯「でもこれおもしろいよ~♪」スポンッスポンッ
花京院「確かにね」スポンッスポンッ
瀧「これも3年ぶりか~」スポンッスポンッ
和「案外早く感じたわね」スポンッスポンッ
姫子「うんうん」スポンッスポンッ
澪「……」
(一回だけ…)
「……」スポンッ
「……」
「……」スポンッスポンッ
唯「おお…卒業証書だ…」キラキラ
承太郎「……」スポンッスポンッ
紬「!」
「~♪」スポンッスポンッ
律「やっぱお約束だよな~♪」スポンッスポンッ
澪「何やってるんだ…」
唯「でもこれおもしろいよ~♪」スポンッスポンッ
花京院「確かにね」スポンッスポンッ
瀧「これも3年ぶりか~」スポンッスポンッ
和「案外早く感じたわね」スポンッスポンッ
姫子「うんうん」スポンッスポンッ
澪「……」
(一回だけ…)
「……」スポンッ
「……」
「……」スポンッスポンッ
205: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:21:48.92 ID:wRXgx6DO
さわ子「はい、お約束はそこまでにしてね」
「それじゃあみんな席について」
ゾロゾロガタガタ
さわ子「みんなの高校生活は今日で終わりになります」
「この三年間、楽しかったことや嬉しかったこと」
唯澪律紬和承花「……」
さわ子「悔しかったことや辛かったこと、悲しかったことがあると思います」
澪律承花「……」
「それじゃあみんな席について」
ゾロゾロガタガタ
さわ子「みんなの高校生活は今日で終わりになります」
「この三年間、楽しかったことや嬉しかったこと」
唯澪律紬和承花「……」
さわ子「悔しかったことや辛かったこと、悲しかったことがあると思います」
澪律承花「……」
206: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:22:20.89 ID:wRXgx6DO
さわ子「それらは、かけがえのない、とても大切な経験」
「そう…黄金のような経験よ」
「その経験を十分に生かしていってね」
唯澪律紬和承花「……」
さわ子「初めて受け持ったクラスが、あなた達みたいな…」
「黄金の精神を持った子達で良かったわ」
シーン…
さわ子「それじゃあ…みんな元気でね」
「解散…」
シーン…
風子「先生!」ガタッ
「私達から先生に贈りたいものがあります」
さわ子「え…?」
「そう…黄金のような経験よ」
「その経験を十分に生かしていってね」
唯澪律紬和承花「……」
さわ子「初めて受け持ったクラスが、あなた達みたいな…」
「黄金の精神を持った子達で良かったわ」
シーン…
さわ子「それじゃあ…みんな元気でね」
「解散…」
シーン…
風子「先生!」ガタッ
「私達から先生に贈りたいものがあります」
さわ子「え…?」
207: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:23:05.84 ID:wRXgx6DO
風子「今持ってるのは…」
承太郎「…俺だ」
風子「それじゃあ承太郎君、贈呈お願い」
承太郎「ああ」スタスタ
さわ子「な、何…?」
承太郎「俺達からお前に贈りものだ」スッ
さわ子「これ…寄せ書き…」
承太郎「…三年間…世話になったッ」ペコリ
さわ子「!」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
さわ子「ありがとう、みんな…」
「大切にするね」ニコッ
「卒業しても…遊びにきてね?」
シーン…
さわ子「……」フフッ
「ドゥーユゥーアンダスタンンンンドゥ!」
ハ、ハイッ!
承太郎「…俺だ」
風子「それじゃあ承太郎君、贈呈お願い」
承太郎「ああ」スタスタ
さわ子「な、何…?」
承太郎「俺達からお前に贈りものだ」スッ
さわ子「これ…寄せ書き…」
承太郎「…三年間…世話になったッ」ペコリ
さわ子「!」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
さわ子「ありがとう、みんな…」
「大切にするね」ニコッ
「卒業しても…遊びにきてね?」
シーン…
さわ子「……」フフッ
「ドゥーユゥーアンダスタンンンンドゥ!」
ハ、ハイッ!
208: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:23:30.55 ID:wRXgx6DO
2年1組!
梓「……」ポケー
憂「梓ちゃん?」フリフリ
純「おーい、梓ー!」
梓「……」ポケー
純「…日本人形」
梓「!」
「な、何!?」
純「やっと気づいた…」
「梓は部室に行くんでしょ?」
梓「…うん」
純「それならちゃんとしないと!」
「私はジャズ研の部室に行くからまたね」スタスタ
憂「バイバイ」フリフリ
梓「またね…」
梓「……」ポケー
憂「梓ちゃん?」フリフリ
純「おーい、梓ー!」
梓「……」ポケー
純「…日本人形」
梓「!」
「な、何!?」
純「やっと気づいた…」
「梓は部室に行くんでしょ?」
梓「…うん」
純「それならちゃんとしないと!」
「私はジャズ研の部室に行くからまたね」スタスタ
憂「バイバイ」フリフリ
梓「またね…」
209: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:23:57.29 ID:wRXgx6DO
憂「梓ちゃん、大丈夫?」
梓「うん…憂はこのあとどうするの?」
憂「私はお姉ちゃんのお祝いの準備をしないといけないの」
梓「お祝い…」
憂「そう、お祝い♪」
「…もうお姉ちゃんと一緒の制服を着ることはないんだ…」
「お姉ちゃんはいつも私の一歩先を歩いてる」
「…一歩…たった一歩なんだけど…」
「すごく大きな一歩なんだって…思い知らされる…」
「……」
梓「……」
「ごめん、憂!」ガシッ!
「私もちゃんとお祝いする!」
憂「!」
「うん♪」
梓「うん…憂はこのあとどうするの?」
憂「私はお姉ちゃんのお祝いの準備をしないといけないの」
梓「お祝い…」
憂「そう、お祝い♪」
「…もうお姉ちゃんと一緒の制服を着ることはないんだ…」
「お姉ちゃんはいつも私の一歩先を歩いてる」
「…一歩…たった一歩なんだけど…」
「すごく大きな一歩なんだって…思い知らされる…」
「……」
梓「……」
「ごめん、憂!」ガシッ!
「私もちゃんとお祝いする!」
憂「!」
「うん♪」
210: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:24:20.40 ID:wRXgx6DO
3年2組!
パシャッ
瀧「ありがとね~♪」
三花「ありがと~♪」
律「どういたしまして~」
アキヨ「あの…」
承太郎「どうした?」
アキヨ「私も一緒に…写真…いいかな…?」
唯「もちろん!」
「それじゃあ真ん中にどうぞ!」
アキヨ「!」
「ありがとう…!」
パシャッ
瀧「ありがとね~♪」
三花「ありがと~♪」
律「どういたしまして~」
アキヨ「あの…」
承太郎「どうした?」
アキヨ「私も一緒に…写真…いいかな…?」
唯「もちろん!」
「それじゃあ真ん中にどうぞ!」
アキヨ「!」
「ありがとう…!」
211: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:24:48.85 ID:wRXgx6DO
紬「それじゃあジョジョ立ちしよっか♪」
アキヨ「まさかあの変な立ち方…?」
「少し恥ずかしいかも…」
律「変って…」
承太郎「大丈夫だ、秋山だってできてるしな」
アキヨ「それじゃあやってみる…」
澪「何か簡単なの教えてあげたらどうだ?」
承太郎「そうだな」
「肩のストレッチで腕を頭の後ろにまわすのがあるだろう?」
アキヨ「こう…?」ドドドド
承太郎「そんな感じだ」
「それじゃあ花京院、頼むぜ」
花京院「ああ」
「はい、チーズ!」
パシャッ
アキヨ「まさかあの変な立ち方…?」
「少し恥ずかしいかも…」
律「変って…」
承太郎「大丈夫だ、秋山だってできてるしな」
アキヨ「それじゃあやってみる…」
澪「何か簡単なの教えてあげたらどうだ?」
承太郎「そうだな」
「肩のストレッチで腕を頭の後ろにまわすのがあるだろう?」
アキヨ「こう…?」ドドドド
承太郎「そんな感じだ」
「それじゃあ花京院、頼むぜ」
花京院「ああ」
「はい、チーズ!」
パシャッ
212: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:25:17.04 ID:wRXgx6DO
アキヨ「あの…どうもありがとう」ペコリ
「みんな…同じ大学に行くんだよね?」
唯「そうだよ♪」
アキヨ「大学でも…音楽続けてね」
「学園祭のライブ…すごく…おもしろかった!」
律(…ほめてんのか?)
「みんな…同じ大学に行くんだよね?」
唯「そうだよ♪」
アキヨ「大学でも…音楽続けてね」
「学園祭のライブ…すごく…おもしろかった!」
律(…ほめてんのか?)
213: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:26:09.55 ID:wRXgx6DO
廊下!
風子「先生、写真いいですか?」
さわ子「ええ、いいわよ♪」
澪「先生大人気だな…」
紬「後で部室に来てくれるかな…」
承太郎「あいつのことだ、来るに決まってるさ」
律「そうだな!」
風子「先生、写真いいですか?」
さわ子「ええ、いいわよ♪」
澪「先生大人気だな…」
紬「後で部室に来てくれるかな…」
承太郎「あいつのことだ、来るに決まってるさ」
律「そうだな!」
214: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:26:52.66 ID:wRXgx6DO
和「それじゃあ私達は生徒会室に寄って行くわ」
花京院「みんな…また」
承太郎「おい、花京院」
花京院「どうしたんだ、承太郎?」
承太郎「…たまには二人でゲーセンでも行くか」
花京院「!」
「ああ!それじゃあまた後で」
律「男の友情だな~」フフッ
澪「そうだな」フフッ
唯「和ちゃん、私達も一緒に帰ろう♪」
和「ええ、それじゃあまた後で」ニコッ
花京院「みんな…また」
承太郎「おい、花京院」
花京院「どうしたんだ、承太郎?」
承太郎「…たまには二人でゲーセンでも行くか」
花京院「!」
「ああ!それじゃあまた後で」
律「男の友情だな~」フフッ
澪「そうだな」フフッ
唯「和ちゃん、私達も一緒に帰ろう♪」
和「ええ、それじゃあまた後で」ニコッ
215: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:27:16.72 ID:wRXgx6DO
3年2組前!
女生徒「ありがとうございました」ペコリ
さわ子「どういたしまして」ニコッ
ガチャッ
さわ子「……」スタスタ
(教室…すごく…広いわね…)スタスタ
(……)クルッ
「ッ!」
センセイアリガトウ! オゲンキデ! マタアソビニキマス ヤマナカセンセイダイスキ! コンカツガンバッテネ!
さわ子(みんな…黒板にメッセージを…)ウルッ
《お前のクラスで良かったぜ。空条Q太郎》
さわ子(ふふっ…誰よQ太郎って…)ポタッ
(…どうすればいいの……)ポタポタッ
(消せないじゃないッ…)ポタポタッ
女生徒「ありがとうございました」ペコリ
さわ子「どういたしまして」ニコッ
ガチャッ
さわ子「……」スタスタ
(教室…すごく…広いわね…)スタスタ
(……)クルッ
「ッ!」
センセイアリガトウ! オゲンキデ! マタアソビニキマス ヤマナカセンセイダイスキ! コンカツガンバッテネ!
さわ子(みんな…黒板にメッセージを…)ウルッ
《お前のクラスで良かったぜ。空条Q太郎》
さわ子(ふふっ…誰よQ太郎って…)ポタッ
(…どうすればいいの……)ポタポタッ
(消せないじゃないッ…)ポタポタッ
216: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:27:40.60 ID:wRXgx6DO
音楽室!
紬「はい、お茶♪」コトッ
唯「ありがとう♪」
ガチャッ
律「よっ、梓♪」
梓「こんにちは」
「あ!すみません」
「最…今日くらい私がお茶淹れようと思ったんですけど…」
澪「気持ちだけで十分だよ」ニコッ
紬「そうよ♪」
「はい、お茶の用意できたわ♪」コトッ
梓「すみません、ありがとうございます」ペコリ
紬「はい、お茶♪」コトッ
唯「ありがとう♪」
ガチャッ
律「よっ、梓♪」
梓「こんにちは」
「あ!すみません」
「最…今日くらい私がお茶淹れようと思ったんですけど…」
澪「気持ちだけで十分だよ」ニコッ
紬「そうよ♪」
「はい、お茶の用意できたわ♪」コトッ
梓「すみません、ありがとうございます」ペコリ
217: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:28:22.33 ID:wRXgx6DO
承太郎「中野…一つ聞いてくれ」
梓「何ですか?」
承太郎「…これからのことについてだ」
梓「……」
「大丈夫です!」
承太郎「だが…」
梓「本当に大丈夫ですから!」
「新入部員もたくさん勧誘します!絶対に廃部なんかにさせません!」
唯澪律紬承「……」
澪「なあ、梓…」
梓「あ!そういえば私今までちゃんと先輩方にお礼を言ってなかったような…」
唯澪律紬梓承「……」
梓「何ですか?」
承太郎「…これからのことについてだ」
梓「……」
「大丈夫です!」
承太郎「だが…」
梓「本当に大丈夫ですから!」
「新入部員もたくさん勧誘します!絶対に廃部なんかにさせません!」
唯澪律紬承「……」
澪「なあ、梓…」
梓「あ!そういえば私今までちゃんと先輩方にお礼を言ってなかったような…」
唯澪律紬梓承「……」
218: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:28:50.77 ID:wRXgx6DO
梓「だからお礼の手紙を書いてきたんです」
「律先輩」スッ
律「さんきゅ」ニコッ
梓「澪先輩」スッ
澪「ありがとう」ニコッ
梓「ムギ先輩」スッ
紬「ありがとう♪」ニコッ
梓「唯先輩」スッ
唯「ありがと~♪」ニコッ
梓「承太郎先輩」スッ
承太郎「悪いな」
「律先輩」スッ
律「さんきゅ」ニコッ
梓「澪先輩」スッ
澪「ありがとう」ニコッ
梓「ムギ先輩」スッ
紬「ありがとう♪」ニコッ
梓「唯先輩」スッ
唯「ありがと~♪」ニコッ
梓「承太郎先輩」スッ
承太郎「悪いな」
219: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:29:24.31 ID:wRXgx6DO
唯「ねぇねぇ、今読んでもいい?」キラキラ
梓「あっ…えと…どうぞ!」
唯「何が書いてあるのかな~♪」
澪「おお…」
律「ははっ♪」
紬「あらあら♪」
承太郎「…お礼というより貶してないか?」フッ
梓「そ、そんなことないです!」スタスタ
「先輩方、ご卒業おめで…」
「あ…」
(…卒業証書……)
「……」ウルッ
梓「あっ…えと…どうぞ!」
唯「何が書いてあるのかな~♪」
澪「おお…」
律「ははっ♪」
紬「あらあら♪」
承太郎「…お礼というより貶してないか?」フッ
梓「そ、そんなことないです!」スタスタ
「先輩方、ご卒業おめで…」
「あ…」
(…卒業証書……)
「……」ウルッ
220: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:29:55.01 ID:wRXgx6DO
紬「梓ちゃん、どうかした…?」
澪「梓、大丈夫か…?」
梓「…卒業…しないでください」ポタッ
律「梓…?」
梓「部室片付けなくても…お茶ばっかり飲んでも叱らないから…」ポタッポタッ
唯「あずにゃん…」
梓「卒業…しないでよっ…!」ポタポタッ
「…っ……」グスッ
承太郎「……」スタスタ
「…大丈夫か?」ナデナデ
梓「すみ…ませんっ…」グスッ
「最後っ…なのに…」グシッ
澪「梓、大丈夫か…?」
梓「…卒業…しないでください」ポタッ
律「梓…?」
梓「部室片付けなくても…お茶ばっかり飲んでも叱らないから…」ポタッポタッ
唯「あずにゃん…」
梓「卒業…しないでよっ…!」ポタポタッ
「…っ……」グスッ
承太郎「……」スタスタ
「…大丈夫か?」ナデナデ
梓「すみ…ませんっ…」グスッ
「最後っ…なのに…」グシッ
221: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:30:21.43 ID:wRXgx6DO
承太郎「!」
「その額はどうしたんだ?」
紬「ケガしちゃったの!?」
澪「ぶつけちゃったのか!?」
梓「はいっ…」ヒック
「ごめんなさい…卒業式なのにっ…」グスッ
唯「私ばんそうこう持ってるよ」ペタッ
「はい、もう大丈夫!」
梓「ありがとうございます…」ポタッ
「泣かないつもりだったのに…」グシッ
「笑って…送り出そうって…思ったのにっ…」ヒック
承太郎「ああ」
「その額はどうしたんだ?」
紬「ケガしちゃったの!?」
澪「ぶつけちゃったのか!?」
梓「はいっ…」ヒック
「ごめんなさい…卒業式なのにっ…」グスッ
唯「私ばんそうこう持ってるよ」ペタッ
「はい、もう大丈夫!」
梓「ありがとうございます…」ポタッ
「泣かないつもりだったのに…」グシッ
「笑って…送り出そうって…思ったのにっ…」ヒック
承太郎「ああ」
222: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:30:51.13 ID:wRXgx6DO
梓「私…大丈夫です…」
「絶対…軽音部続けて…」
「ココちゃんとスタプラちゃんもいますし…」
唯「あずにゃん、そのことだけどね」
「少しお話があるんだ」
「お願い、承太郎君」
承太郎「ああ」ガチャッ
梓「何ですか…?」
律「まあまあ、待っとけって」
承太郎「……」スタスタ ドスン
「…お前には一年間、こいつらの世話を頼む」
梓「これって…唯先輩達のヒトデ…」
「絶対…軽音部続けて…」
「ココちゃんとスタプラちゃんもいますし…」
唯「あずにゃん、そのことだけどね」
「少しお話があるんだ」
「お願い、承太郎君」
承太郎「ああ」ガチャッ
梓「何ですか…?」
律「まあまあ、待っとけって」
承太郎「……」スタスタ ドスン
「…お前には一年間、こいつらの世話を頼む」
梓「これって…唯先輩達のヒトデ…」
223: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:31:18.31 ID:wRXgx6DO
澪「梓、みんなを水槽に入れてあげてくれないか?」
梓「はい…」ポチャンポチャンポチャンポチャン
紬「これで5匹ね♪」
梓「あの…これって…」
承太郎「お前は一人じゃあない」
「いつでも俺達が傍にいる」
梓「!」
澪「梓、聞いてほしい歌があるんだ」
紬「梓ちゃんのために作った歌なの♪」
唯「あずにゃん、こっちにおいで?」
梓「はいっ」ニコッ
梓「はい…」ポチャンポチャンポチャンポチャン
紬「これで5匹ね♪」
梓「あの…これって…」
承太郎「お前は一人じゃあない」
「いつでも俺達が傍にいる」
梓「!」
澪「梓、聞いてほしい歌があるんだ」
紬「梓ちゃんのために作った歌なの♪」
唯「あずにゃん、こっちにおいで?」
梓「はいっ」ニコッ
224: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:31:40.48 ID:wRXgx6DO
少し後!
律「それじゃあいくぞ!」
梓「あの…承太郎先輩は座ってていいんですか?」
承太郎「最初は暇だからな」
梓「はあ…」
カンカンカン
ジャカカジャーカージャーン♪
唯『ねぇ 思い出のーカケラに 名前をつーけて保存 するーなら♪』
『「宝物」がぴったりだね♪』
澪『そう ココロの容ー量が いっぱいになるーくらいに 過ごーしたね♪』
『ときめき色の毎日♪』
梓「……」ウルッ
律「それじゃあいくぞ!」
梓「あの…承太郎先輩は座ってていいんですか?」
承太郎「最初は暇だからな」
梓「はあ…」
カンカンカン
ジャカカジャーカージャーン♪
唯『ねぇ 思い出のーカケラに 名前をつーけて保存 するーなら♪』
『「宝物」がぴったりだね♪』
澪『そう ココロの容ー量が いっぱいになるーくらいに 過ごーしたね♪』
『ときめき色の毎日♪』
梓「……」ウルッ
225: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:32:05.54 ID:wRXgx6DO
律『馴染んだー制服ーと上ー履きー♪』
『ホワイトボードの落ー書ーきー♪』
承太郎「…もうそろそろ出番か」スクッ
「……」ポンッ
梓「あ…」
(帽子…私の頭に…)
紬『あしーたのー入りー口にー♪』
『置いてかなくちゃいけないのかーなー♪』
『ホワイトボードの落ー書ーきー♪』
承太郎「…もうそろそろ出番か」スクッ
「……」ポンッ
梓「あ…」
(帽子…私の頭に…)
紬『あしーたのー入りー口にー♪』
『置いてかなくちゃいけないのかーなー♪』
226: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:32:37.98 ID:wRXgx6DO
承太郎『でーもねー会えーたよー♪』
『すてーきなー天ー使にー♪』
梓「……」ウルウル
承太郎『卒業はー終わりじゃないー♪』
『これからーも仲間だから♪』
『いーっしょのー写真達 おそーろのーキーホールダー♪』
『いつまでーもー輝いてるー♪』
『ずっとそのえがーおありがーとう♪』
梓「……」グイッ
「……」プルプル
唯澪律紬承『駅のホーム 河原の道♪』
『離れてても同じ空見上ーげてーー♪』
『ユニゾンで歌おーーー♪』
梓「……」ポタッ…
「……っ」ポタ…ポタ…
『すてーきなー天ー使にー♪』
梓「……」ウルウル
承太郎『卒業はー終わりじゃないー♪』
『これからーも仲間だから♪』
『いーっしょのー写真達 おそーろのーキーホールダー♪』
『いつまでーもー輝いてるー♪』
『ずっとそのえがーおありがーとう♪』
梓「……」グイッ
「……」プルプル
唯澪律紬承『駅のホーム 河原の道♪』
『離れてても同じ空見上ーげてーー♪』
『ユニゾンで歌おーーー♪』
梓「……」ポタッ…
「……っ」ポタ…ポタ…
227: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:33:15.45 ID:wRXgx6DO
承太郎『でーもねー会えーたよー♪』
『すてーきなー天ー使にー♪』
『卒業はー終わりじゃないー♪』
『これからーも仲間だから♪』
梓「……」ポタポタ
「……」グスッ
承太郎『だーい好きって言うなら 大だーい好きって返すよ♪』
『忘れ物もうないよねー♪』
『ずっと永遠に一緒だーよーー♪』
梓「……」ポタッ…
ジャカジャーン♪
『すてーきなー天ー使にー♪』
『卒業はー終わりじゃないー♪』
『これからーも仲間だから♪』
梓「……」ポタポタ
「……」グスッ
承太郎『だーい好きって言うなら 大だーい好きって返すよ♪』
『忘れ物もうないよねー♪』
『ずっと永遠に一緒だーよーー♪』
梓「……」ポタッ…
ジャカジャーン♪
228: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:33:51.51 ID:wRXgx6DO
梓「……」パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
「お世辞にも上手いとは言えません」フフッ
唯澪律紬「え!?」
梓「でも…何か引き込まれるような演奏でした!」ニコッ
「アンコールです!」
唯澪律紬「!」パァッ
承太郎「やれやれ」フッ
「お前も一緒に演奏するぜ」
梓「はい!」ニコッ
「お世辞にも上手いとは言えません」フフッ
唯澪律紬「え!?」
梓「でも…何か引き込まれるような演奏でした!」ニコッ
「アンコールです!」
唯澪律紬「!」パァッ
承太郎「やれやれ」フッ
「お前も一緒に演奏するぜ」
梓「はい!」ニコッ
229: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:34:40.22 ID:wRXgx6DO
ガチャッ
唯「あ、和ちゃんに花京院君にさわちゃん!」
承太郎「お前らも俺達の演奏を聴いてくれ」
和さ「ええ」ニコッ
花京院「ああ」
「喜んで聴かせてもらうよ」フフッ
承太郎「それじゃあ『放課後ティータイム』…」
「いくぜオイッ!」ドッギャ―――z___ン!
唯「あ、和ちゃんに花京院君にさわちゃん!」
承太郎「お前らも俺達の演奏を聴いてくれ」
和さ「ええ」ニコッ
花京院「ああ」
「喜んで聴かせてもらうよ」フフッ
承太郎「それじゃあ『放課後ティータイム』…」
「いくぜオイッ!」ドッギャ―――z___ン!
230: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:35:12.88 ID:wRXgx6DO
一年後の海洋大学近辺!
承太郎「……」スタスタ
「……」スタスタ
「…!」トンッ
「…何だ?田井中に秋山」クルッ
律「お、わかったか」
「おはよーさん♪」
澪「おはよう、ジョジョ」
紬「おはよう、みんな♪」
律「お、ムギ。おはよう!」
梓「みなさーん!」タタタタ
「おはようございます!」
承太郎「ああ」
「どうだ、大学は慣れたか?」
梓「まあ…ぼちぼちです♪」
承太郎「……」スタスタ
「……」スタスタ
「…!」トンッ
「…何だ?田井中に秋山」クルッ
律「お、わかったか」
「おはよーさん♪」
澪「おはよう、ジョジョ」
紬「おはよう、みんな♪」
律「お、ムギ。おはよう!」
梓「みなさーん!」タタタタ
「おはようございます!」
承太郎「ああ」
「どうだ、大学は慣れたか?」
梓「まあ…ぼちぼちです♪」
231: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/10/29(金) 21:35:54.43 ID:wRXgx6DO
唯「みんな待ってー!」タタタタ
澪「寝癖ぐらい直せよ…」
唯「時間がなくて~」エヘヘ
承太郎「やれやれ」フッ
「それじゃあ…」
「行くか」
唯「うん!」
澪「そうだな」
律「ああ!」
紬「ええ♪」
梓「はい!」
完ッ
澪「寝癖ぐらい直せよ…」
唯「時間がなくて~」エヘヘ
承太郎「やれやれ」フッ
「それじゃあ…」
「行くか」
唯「うん!」
澪「そうだな」
律「ああ!」
紬「ええ♪」
梓「はい!」
完ッ
次回 承太郎「平沢達との奇妙な冒険」 前編
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