1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 10:53:41 ID:aUFmJEFA
タケシ「サトシ今までありがとう」

サトシ「そんな事やめるんだタケシ!!!」

タケシ「思えばサトシにとっては初めてのジム戦の相手が俺だったな……」

タケシ「あれから15年……いろんな事があったな」 


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2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 10:58:44 ID:aUFmJEFA
タケシ「俺はおまえと出会えたこの星を守りたい」

タケシ「こうするしかないんだ……」


アルセウス「滅ビヨ人間」グワォン!!

人々「うぁーーー!!!!」


サトシ「他にも……他にも方法が!!」

タケシ「たしかにあるかもしれない。でもサトシ、それを探す時間がおれたちにはない」 

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:02:10 ID:aUFmJEFA
タケシ「そんな方法を探しているうちに、人々は死んでいく……こうしておまえとはなしてる間にも」

サトシ「……」

タケシ「俺の大爆発で神ごとこの星から消えるのが一番なんだ」

サトシ「だめだ!!!!」 

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:06:45 ID:aUFmJEFA
サトシ「別におまえじゃなくても、おまえのゴローニャがすれば!!!」

タケシ「またそうやってポケモンの力に頼るのか?」

サトシ「!?」

タケシ「おまえはいつもそうだ」

タケシ「世界が危機に陥るたびに人間が起因となり起きた事件をポケモンに頼り、ポケモンの力で解決してきた」 

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:11:35 ID:aUFmJEFA
タケシ「知ってるかサトシモンスターボールの秘密を」

タケシ「あのボールには催眠効果がある」

タケシ「あれに入ったポケモンは人間に服従するようになってるんだ」

サトシ「!?」

タケシ「人間たちはその機能を利用してポケモンどおしを無理矢理戦わせているんだ」 

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:17:20 ID:aUFmJEFA
タケシ「おかしいと思ったことはないか?」

タケシ「野生のポケモンはなぜすべて努力値が0なのか」

サトシ「それは……」

タケシ「野生のポケモンはあいてをきぜつさせたりしないんだ、絶対にね」

タケシ「努力値はポケモンが他のポケモンを気絶させることでたまる」

タケシ「しかし野生のポケモンはすべて努力値が0」 

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:19:56 ID:aUFmJEFA
タケシ「ポケモンは心優しい生き物だ」

タケシ「野生のポケモン同士で喧嘩くらいはする」

タケシ「でもなサトシ」

タケシ「相手を気絶させるまで痛めつけたりは決してしない」 

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:23:18 ID:aUFmJEFA
タケシ「ポケモンバトルはどうだ?」

サトシ「……」

タケシ「人間が命令を下し、相手を気絶させるまで戦わせる」

タケシ「どうおもう?」 

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:31:02 ID:aUFmJEFA
タケシ「洗脳されてるのはポケモンたちだけじゃない」

タケシ「おれたちもだ」

タケシ「ポケモンバトル中にあることを考えられないように頭をいじられてるんだ」

サトシ「さっきからなにを……いってるんだよ…?」

タケシ「逃げることは考えられないようになってる」

タケシ「逃げようと思考すると脳内には逃げちゃいけないという命令が出される」

タケシ「そしてトレーナーはポケモンが気絶するまで命令を出し続けなければならないんだ」 

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:35:23 ID:aUFmJEFA
タケシ「おまえとあえたこの世界は大切だ」

タケシ「でもこの世界はゆがんでる」

サトシ「そんなこと……」

タケシ「おまえにとってポケモンは何だサトシ?」 

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:39:15 ID:aUFmJEFA
サトシ「とも……だち」

タケシ「そう、友達に命令して戦わせるのがトレーナーなんだ」

タケシ「ポケモンマスターは最強の友達使いってことだ」

タケシ「おまえの夢だろ、サトシ」 

13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:42:09 ID:aUFmJEFA
タケシ「おまえにとって俺は何だ?」

サトシ「!?」

タケシ「俺をこの世界から時はなってくれサトシ……」

サトシ「俺は……タケシは……」

タケシ「俺たち友達だろ?」 

14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:46:33 ID:aUFmJEFA
サトシ「そんなこと……」

タケシ「友達(ポケモン)を扱うのがトレーナーだ」

タケシ「俺たちは最高の友達だろ?」

サトシ「でも…大爆発じゃタケシが……」

タケシ「俺の夢は育てることだ」 

15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:50:53 ID:aUFmJEFA
タケシ「最高の友達(ポケモン)を育てることだ」

タケシ「最高の友達が最高の友達を使ってくれたらそれは……ポケモンマスター」

タケシ「おまえにとって俺は最高の友達だよな?」

サトシ「」コクリ 

16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:55:42 ID:aUFmJEFA
タケシ「最高の友達を使えたときおまえはポケモンマスターになれる」

タケシ「おまえが俺を使えば最高の友達使いになれる」

タケシ「俺はポケモン(マスター)を育て上げることができる」

タケシ「二人の夢がかなう」

サトシ「でも大爆発じゃタケシが!!!」

タケシ「いいんだ」 

17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 11:58:10 ID:aUFmJEFA
タケシ「このゆがんだ世界を救って、」

タケシ「この世界から解放されて、」

タケシ「俺たち二人の夢がかなうなら、」

 『この命、惜しくはない』 

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 12:00:17 ID:aUFmJEFA
サトシ「……わかったよ」

タケシ「ありがとうサトシ」 

19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 12:03:20 ID:aUFmJEFA
アルセウス「グギャャァァアアア!!!!!」

サトシ「いけ、タケシ君に決めた!!!」

タケシ「アルセウス……頼むサトシ!!」

サトシ「タケシ!アルセウスに大爆発!!!!!!」


カッ!! 

20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/04/08(日) 12:07:24 ID:aUFmJEFA


こうして少年は
ポケモン=友達 の真理にたどり着き
親友=最高のポケモン
親友使い=ポケモンマスター
という究極理論で世界を救い夢をかなえたのだった

   ~END~