2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/19(月) 01:15:53.05 ID:dFIeNLKf0
事務所

ガチャ

神崎蘭子「煩わっ…」

ガタッ

蘭子「ぃ!(…?)」キョロ

蘭子「(あれ、誰もいない…?)」

ギィ…

蘭子「!(ソファの方、かな)」トコトコ

蘭子「(あ…桃華ちゃん…)」

櫻井桃華「……」

蘭子「(寝てる…?)」

桃華「……っ」

蘭子「…」ジィ

桃華「ぁっ…」

蘭子「っ!」ドキ

桃華「すや……」

蘭子「…(かわいい)」

引用元: 桃華「まだ、どなたもいらしてませんのね……」 



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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/19(月) 01:31:13.52 ID:dFIeNLKf0
蘭子「(ちょ、っちょっとだけ…)」

蘭子「(ま、まだ誰も来ないよね)」キョロロ

蘭子「(髪、キレイ…」ナデ…

桃華「んっ…」

蘭子「~~(つい、さ、触っちゃった…)」

桃華「……Zzz」

蘭子「(……)」ドキドキ

蘭子「(もうちょっと、いいよ、ね…)」ソー

ナデナデ、ナデナデ
……


蘭子「(ま、まだ起きてない…)」

桃華「むにゃ…」

蘭子「(……そ、そろそろ起こそっ…)」スッ

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/19(月) 01:48:11.51 ID:dFIeNLKf0
パシ

蘭子「!?」

蘭子「(手、掴まれ…)」

桃華「ん~~」スリスリ

蘭子「(ひゃっ…くすぐったい)」

桃華「……」ペロッ

蘭子「(!??! ゆひ、◯◯られた!)」

桃華「」

パクッ

蘭子「!…(どうしよ、どうしよ? え、な、中に?)」

蘭子「……(す、すぐに抜いて、あ、あとで謝れば大丈夫、?)」

チロチロ…

蘭子「ぁ、うんっ…(うぅ~、だ、誰か来ちゃうよ~~)」

蘭子「あっ…!」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/19(月) 23:51:01.00 ID:wLiLQYuM0
続き

桃華「ん、ぅ…」ペロ

蘭子「」ゾクゾク…

蘭子「!…(な、なに、今の…?)」ハッ

蘭子「(へ、変なキモチ…、んっ…)」

蘭子「…(でも、嫌じゃない…?)」ブルッ

蘭子「(あ、あと少しだけ。桃華ちゃ…)」スゥ…

ガチャ

輿水幸子「みなさん、おはよう御座います!」

蘭子「ひぅ!」ビクゥ

幸子「ひゃぁっ!?」ビクッ

桃華「ん…、…、……っ?」

幸子「あ…ら、蘭子さん…?」

蘭子「あ、あのっ…な、何でもないよ…?」

幸子「?? …な、何がですか?」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/19(月) 23:53:05.47 ID:wLiLQYuM0
桃華「あら…?」パチッ

桃華「…んっ、蘭子さんに…輿水さん?」ポー

幸子「! (あ、桃華さんいらしたんですね…)」

桃華「おはよう御座いま…?」

ニチャァ…

桃華「!(お口まわり…べとべとですわ…?)」

蘭子「っ……」ソロ~リ

幸子「! 桃華さん、よければどうぞ?」スッ

桃華「よ、よろしいんですの?」

幸子「フフーン! 大丈夫ですよ! 」

桃華「ありがたく、使わせていただきますわね…」イソイソ

幸子「はい! …さて。」

幸子「(桃華さんは、御手洗いに行かれましたし…)」

幸子「そう、蘭子さ……って、あれ?」キョロキョロ

――

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/21(水) 00:38:31.01 ID:RTCvvTBl0
続き

お手洗い 個室

桃華「…(輿水さんには、ご迷惑を掛けましたわ)」ハァ…

桃華「(お借りしたハンカチは、綺麗にして返しませんと…)」

ギィィ……

桃華「…? (入口…ドアの音? どなたか入られましたのね?)」

桃華「んっ…そろそろ、出ましょ―!?」ガチャ

蘭子「! …あ、あの、ごめんね…?」

桃華「ひっ! …ひ、ひゃい?」

桃華「(吃驚しましたわ…神崎さん、なぜ、ここに?)」ドキドキ

蘭子「ちょ、っと…お願いがあるの、き、聞いてくれる?」ズィ

桃華「え、ええ…? …ど、どうしされまして?」ビクッ

桃華「(…? この違和感…なんでしょう?)」

蘭子「…! あ、ありがと! じゃあね…」パァァ

桃華「ここでは、何ですし…一旦、出ませんこ―」


蘭子「◯◯て?」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/23(金) 21:46:47.25 ID:xoFpFAcY0
続き

桃華「? …、……はい?」

蘭子「?」

桃華「神崎さん? (きっと、私の聞き間違いですわ…)」

桃華「…その、今、な…、◯◯て。と仰いましたか?」

神崎「うん。」

神崎「桃華ちゃんに、◯◯て欲しいの。」ニコ

桃華「ど、どういう意味で―」

神崎「……」ジィ

桃華「はひっ…」ビクゥ

桃華「(…こ、怖いですの)」ウルウル

神崎「ぁ……っ」ムラッ

神崎「」……スタスタ

桃華「! (近づいて…に、逃げませんと!)」クルリ

桃華「あっ!」

桃華「(つい、後ろに、こ、個室へ戻って…)」

蘭子「…」ピタ

―バタンッ、ガチャリ…

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/23(金) 22:48:41.25 ID:xoFpFAcY0
蘭子「…っ、て?」ニコニコ

桃華「ぁ、あ…(鍵を閉められ…)」

蘭子「? …触って?」スッ

桃華「ぇ…っ?」

桃華「手…? (私の目の前に…)」チラ

蘭子「……」ジロ

桃華「わ、分かりましたわ!」サッ…

ツー…

蘭子「~~」ゾクゾク

蘭子「桃華ちゃんの手が…私の……」ブツブツ

蘭子「…両手で、撫でて?」

桃華「…!」コクコク

サワサワ、ナデナデ

蘭子「えへへ…(イイキモチ……もっと!)」

蘭子「ゆひ、◯◯て? (噛んじゃった…)」

桃華「(ゆひ? …ゆ、指? ◯◯…!?)」

桃華「あの…! これ以上は…っ」ボソボソ

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/23(金) 23:00:01.13 ID:xoFpFAcY0
蘭子「…(桃華ちゃんのお口、温かかった…)」

蘭子「」スッ

チュプ…

桃華「んっ…(口。中に…)」

蘭子「…な、◯◯て?」

桃華「! (私、なんでこんなことに…)」

―ペロ

蘭子「」ハァハァ

蘭子「(両手で私の手、支えて、指。◯◯てくれて…る)」

蘭子「かわいい(かわいいよぉ…)」ナデナデ

桃華「…? (頭を、撫でられてますわ…?」

桃華「(…ゆ、許してくださるのでしょうか?)」チロチロ

蘭子「(桃華ちゃん、桃華ちゃ…)」

―RRRRRR……

蘭子「!」 桃華「!」

蘭子「……」サッ、ピッ

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/23(金) 23:18:21.09 ID:xoFpFAcY0
P『…お、神崎か? おはよう。』

蘭子『我が友(プロデュ―サー)…煩わしい』ボソ

P『え? 今、仕事で送迎に来たけど、どこで待ってる?』

蘭子『~~!』P『~~?』ペラペラ

桃華「! (夢中になられてる……)」ハッ

桃華「(い、今しか、ないですわ!」ダッ

蘭子『~~? ~~!』

桃華「あぅ…(手、手が震えて…)」カシャカシャ

ガチャ!

桃華「はぁ、はぁ…(か、か、神崎さんは…?」チラ

蘭子『~……』クルリ

蘭子「…、……ね」パクパク

桃華「……え?」

タッタッタッ―

――

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/24(土) 12:09:03.28 ID:YbrZd90H0
続き

桃華「(…あの日を境に。神崎さんは、所構わず…)」

桃華「(わ、私に、たくさんのお願いをするように)」

桃華「(最初の内は、戸惑い抵抗しましたわ…! でも…)」

桃華「(神崎さんの訴えかける眼と求められる欲求に、私は)」

桃華「(いつしか、流れのままに従っていましたの……)」

桃華「(それが、いつ終わるとも知れないものと気づかず―)」

――


―PPPPPP……

桃華「! (もう、時計が…お仕事の時間ですわ)」ウトウト

桃華「はぁ…(昨日のこと、どう致しましょう…?)」

桃華「(あの場は、切り抜けましたわ。でも、次は?)」

桃華「(こ、このことを、誰かに…?)……っ!」ハッ

桃華「…プロデューサーちゃまに。直接、相談し―」

ヴーヴーヴー

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/24(土) 12:14:12.27 ID:YbrZd90H0
桃華「あら? メールですの…随分早く、に……!?」ポチポチ

蘭子『あ、あのね。昨日は…ごめんね。私、迷惑掛けちゃったこと…』

蘭子『桃華ちゃんに謝りたいの。その、~時に事務所で待ってるね。』

蘭子『だから、今日は、すぐに、早く来て?


桃華「…神埼さんなりに、反省されてますのね……」

桃華「(こ、怖くないと言えば、ウソになりますけど)」ブルッ

桃華「私にだって、お聞きしたいことはありますし…」

桃華「! …そうですわ(会ってみないと分かりませんの!)」グッ

事務所

ギイィ……

桃華「お、おはよう御座います……!」

シ~ン……

桃華「すぅ、はぁっ……(神崎さんは…?)」キョロ

桃華「まだ、どなたもいらしてませんのね……」ホッ

蘭子「えへへ~、今日。来てくれたの!」スウゥ―

桃華「ひぁっ! …あっ、おはよう御座い―」ドキッ

蘭子「うん! 今日はね、あのね? 桃華ちゃんに…」

桃華「は、はい? (ようやく聞けますのね…)」


蘭子「―お願いが、あるの。」

桃華「……え?」

終わり